JP2011112908A - 変倍光学系および撮像装置 - Google Patents

変倍光学系および撮像装置 Download PDF

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Abstract

【課題】変倍光学系において、大口径比とコンパクト性を維持しながら、近年の高画素化に対応可能な高い光学性能を有する。
【解決手段】変倍光学系1は、物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、絞りと、正の屈折力を有する第2レンズ群G2とを備える。第1レンズ群G1の最も物体側には像側に凹面を向けた負レンズが配置され、第1レンズ群G1の最も像側には物体側に凹面を向けるとともに像側の面が非球面である非球面レンズが配置され、該非球面レンズの物体側直前には像側に凸面を向けた正レンズが配置される。第1レンズ群G1の最も像側の非球面レンズの像側の面は、軸上光束2の最外光線3が通る位置より外側で、光軸近傍に比べて正のパワーが強い部分を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、変倍光学系および撮像装置に関し、より詳しくは、ビデオカメラや電子スチルカメラ等に使用可能で、特に監視カメラ用途として好適に使用可能な変倍光学系および該変倍光学系を備えた撮像装置に関するものである。
従来、防犯や記録等の目的で監視カメラが用いられている。このような監視カメラ用の光学系としては、小型かつ安価に構成可能で、低照度の撮影条件下でも被写体を特定できるように大口径比であり、高い光学性能を有することが要求される。また、近年では変倍機能付きの監視カメラの需要が高まっていることから、変倍光学系が主流になりつつある。監視カメラに使用可能な変倍光学系としては、例えば、下記特許文献1、2に記載されているような、負の屈折力を有する第1レンズ群と正の屈折力を有する第2レンズ群により構成される2群ズームの光学系が知られている。特許文献1、2には、第1レンズ群が全て球面レンズで構成された、全体として6枚構成または8枚構成の変倍光学系が記載されている。
特開2006−251437号公報 特開2006−91643号公報
ところで、上記分野のカメラの多くにはCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子が搭載されている。近年では撮像素子の高画素化が進み、これに伴い、監視カメラ用途においてもより高画質な映像が望まれるようになっている。特に100万画素以上の撮像素子に対応可能な高性能の変倍光学系を望む声が高まっている。しかしながら、従来の光学系では、監視カメラ用途に必要な大口径比とコンパクト性を維持しつつ、近年の高画素化に対応可能なより高性能の光学系を実現することは困難であった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、大口径比とコンパクト性を維持しながら、近年の高画素化に対応可能な高い光学性能を有する変倍光学系および該変倍光学系を備えた撮像装置を提供することを目的とするものである。
本発明の変倍光学系は、物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、絞りと、正の屈折力を有する第2レンズ群とが配されてなり、第1レンズ群と第2レンズ群の光軸方向の間隔を変化させることにより変倍を行い、該変倍に伴う像面位置の補正を第1レンズ群を光軸方向に移動させることにより行うように構成された変倍光学系であって、第1レンズ群の最も物体側には像側に凹面を向けた負レンズが配置され、第1レンズ群の最も像側には物体側に凹面を向けるとともに像側の面が非球面である非球面レンズが配置され、該非球面レンズの物体側直前には像側に凸面を向けた正レンズが配置され、前記非球面レンズの像側の面が、軸上光束の最外光線が通る位置より外側で、光軸近傍に比べて正のパワーが強い部分を有することを特徴とするものである。
なお、上記の「非球面レンズの物体側直前には像側に凸面を向けた正レンズが配置され」とは、当該の非球面レンズと像側に凸面を向けた正レンズとの間に光学要素が無いことを意味する。
なお、上記の「像側に凹面を向けた負レンズ」、「物体側に凹面を向ける」、「像側に凸面を向けた正レンズ」は、当該レンズが非球面レンズの場合は近軸領域におけるものとする。
なお、上記「軸上光束」は、仕様に基づいた最大径まで光束を入射させたときのものである。また、上記「軸上光束の最外光線」とは、軸上光束に含まれる光線のうち、光軸に垂直な方向において光軸から最も離れた光線のことである。
なお、面のある点におけるパワーとは、ある点における該面の法線と光軸との交点をとり、該交点と上記ある点とを結ぶ線分の長さを曲率半径としてRとおき、面の物体側の屈折率をN1とし、像側の屈折率をN2としたとき、(N2−N1)/Rで表されると考えることができる。その際に、曲率半径Rの符号は、上記交点が面の像側にあるときを正とし、面の物体側にあるときを負とすることにする。
なお、上記の「光軸近傍より正のパワーが強い」とは、光軸近傍で正のパワーを持ち軸上光束の最外光線が通る位置より外側でそれより強い正のパワーを持つ場合に限らず、光軸近傍で負またはゼロのパワーを持ち軸上光束の最外光線が通る位置より外側で正のパワーを持つ場合も含むものとする。
なお、上記の「軸上光束の最外光線が通る位置より外側」は有効径の範囲内におけるものであり、有効径の範囲より外側は含まれないものとする。
本発明において、ある面の「有効径」とは、仕様に基づいて最大径まで軸上光束および軸外光束を入射させたとき、これら光束に含まれる光線の中で最も外側の光線の光線高で決まる径である。なお、仕様は、F値、画角、像高等であり、所定の光線を遮光する絞りの径も含むものとする。
本発明の変倍光学系においては、第1レンズ群の前記非球面レンズのe線における屈折率をNe4としたとき、下記条件式(1)を満たすことが好ましい。
Ne4>1.75 (1)
本発明の変倍光学系においては、第1レンズ群は、物体側から順に、像側に凹面を向けた負レンズと、像側に凹面を向けた負レンズと、像側に凸面を向けた正レンズと、物体側に凹面を向けるとともに像側の面が非球面である非球面レンズとが配されてなる4枚構成とすることが好ましい。
本発明の変倍光学系においては、絞りが変倍時に固定されているものであることが好ましい。
本発明の変倍光学系においては、第1レンズ群の前記正レンズの像側の面の近軸曲率半径をRaとし、第1レンズ群の前記非球面レンズの物体側の面の近軸曲率半径をRbとしたとき、下記条件式(2)を満たすことが好ましい。なお、Ra、Rbの符号は、物体側に凸の面形状の場合を正、像側に凸の面形状の場合を負とするものとする。
(Ra+Rb)/(Ra−Rb)>4.5 (2)
本発明の変倍光学系においては、第1レンズ群の前記非球面レンズの像側のレンズ面に関して、下記条件式(3)、(4)を満たすことが好ましい。
sag10−sag7<0 (3)
sag10/sag7>2.5 (4)
ただし、
sag10:変倍光学系が広角端に設定されているときのレンズ面の有効径における点と、該レンズ面と光軸との交点を通り光軸に垂直な面との光軸方向の距離
sag7:変倍光学系が広角端に設定されているときのレンズ面の有効径の7割の径における点と、該レンズ面と光軸との交点を通り光軸に垂直な面との光軸方向の距離
なお、sag10、sag7の符号は、それぞれ有効径の点、有効径の7割の径における点が、レンズ面と光軸との交点を通り光軸に垂直な面より像側にある場合を正とし、物体側にある場合を負とするものとする。
本発明の撮像装置は、上記記載の本発明の変倍光学系を備えたことを特徴とするものである。
本発明によれば、物体側から順に負の屈折力を有する第1レンズ群と、絞りと、正の屈折力を有する第2レンズ群とを備え、第1レンズ群と第2レンズ群の光軸方向の間隔を変化させることにより変倍を行い、該変倍に伴う像面位置の補正を第1レンズ群を光軸方向に移動させることにより行うように構成した変倍光学系において、第1レンズ群の構成を好適に設定し、特に第1レンズ群の最も像側に非球面レンズを配置してこの非球面レンズの形状を好適に設定しているため、コンパクト性と大口径比を維持しながら、近年の高画素化に対応可能な高い光学性能を保持する変倍光学系を実現することができる。
また、本発明の撮像装置は、本発明の変倍光学系を備えているため、コンパクト性に優れ、低照度での撮影が可能であり、高画質の映像を得ることができる。
本発明の一実施形態にかかる変倍光学系の構成と軸上光束の光路を示す断面図 条件式(3)、(4)を説明するための部分拡大図 光学機能面の例を示す図 本発明の実施例1の変倍光学系のレンズ構成を示す断面図 本発明の実施例2の変倍光学系のレンズ構成を示す断面図 本発明の実施例3の変倍光学系のレンズ構成を示す断面図 本発明の実施例4の変倍光学系のレンズ構成を示す断面図 本発明の実施例5の変倍光学系のレンズ構成を示す断面図 本発明の実施例6の変倍光学系のレンズ構成を示す断面図 本発明の実施例7の変倍光学系のレンズ構成を示す断面図 図11(A)〜図11(F)は本発明の実施例1の変倍光学系の縦収差図 図12(A)〜図12(I)は本発明の実施例1の変倍光学系の広角端における横収差図 図13(A)〜図13(I)は本発明の実施例1の変倍光学系の望遠端における横収差図 図14(A)〜図14(F)は本発明の実施例2の変倍光学系の縦収差図 図15(A)〜図15(I)は本発明の実施例2の変倍光学系の広角端における横収差図 図16(A)〜図16(I)は本発明の実施例2の変倍光学系の望遠端における横収差図 図17(A)〜図17(F)は本発明の実施例3の変倍光学系の縦収差図 図18(A)〜図18(I)は本発明の実施例3の変倍光学系の広角端における横収差図 図19(A)〜図19(I)は本発明の実施例3の変倍光学系の望遠端における横収差図 図20(A)〜図20(F)は本発明の実施例4の変倍光学系の縦収差図 図21(A)〜図21(I)は本発明の実施例4の変倍光学系の広角端における横収差図 図22(A)〜図22(I)は本発明の実施例4の変倍光学系の望遠端における横収差図 図23(A)〜図23(F)は本発明の実施例5の変倍光学系の縦収差図 図24(A)〜図24(I)は本発明の実施例5の変倍光学系の広角端における横収差図 図25(A)〜図25(I)は本発明の実施例5の変倍光学系の望遠端における横収差図 図26(A)〜図26(F)は本発明の実施例6の変倍光学系の縦収差図 図27(A)〜図27(I)は本発明の実施例6の変倍光学系の広角端における横収差図 図28(A)〜図28(I)は本発明の実施例6の変倍光学系の望遠端における横収差図 図29(A)〜図29(F)は本発明の実施例7の変倍光学系の縦収差図 図30(A)〜図30(I)は本発明の実施例7の変倍光学系の広角端における横収差図 図31(A)〜図31(I)は本発明の実施例7の変倍光学系の望遠端における横収差図 本発明の実施形態にかかる撮像装置の概略構成を示す斜視図
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態にかかる変倍光学系1の構成例を示す断面図であり、後述の実施例1の変倍光学系に対応している。図1においては、左側が物体側、右側が像側であり、無限遠の距離にある物体からの軸上光束2も合わせて示してある。
変倍光学系1は、光軸Zに沿って、物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、開口絞りStと、正の屈折力を有する第2レンズ群G2とを備え、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2の光軸方向の間隔を変化させることにより広角端から望遠端への変倍を行い、その変倍に伴う像面位置の補正を第1レンズ群G1を光軸方向に移動させることにより行うように構成されている。図1に示す例では開口絞りStは変倍時に固定されている。なお、図1に示す開口絞りStは必ずしも大きさや形状を表すものではなく、光軸Z上の位置を示すものである。このような負のパワーが先行する構成は、広角化に適し、バックフォーカスの確保も比較的容易であるという特長を有している。
図1では、変倍光学系が撮像装置に適用される場合を考慮して、変倍光学系の結像面Simに配置される撮像素子5も図示している。また、変倍光学系を撮像装置に適用する際には、レンズを装着するカメラ側の構成に応じて、光学系と結像面の間にカバーガラス、プリズム、赤外線カットフィルタやローパスフィルタなどの各種フィルタを配置することが好ましいため、図1では、これらを想定した平行平板状の光学部材PPを第2レンズ群G2と撮像素子5との間に配置した例を示している。
変倍光学系1の第1レンズ群G1は、最も物体側には像側に凹面を向けた負レンズが配置され、最も像側には物体側に凹面を向け、像側の面が非球面の非球面レンズが配置され、該非球面レンズの物体側直前には像側に凸面を向けた正レンズが配置されるように構成される。第1レンズ群G1を少なくとも上記3枚のレンズを有する構成とすることで、小型化を図りながら、コマ収差および像面湾曲を低減して高性能な変倍光学系を実現することができる。小型化を重視する場合は、第1レンズ群G1を上記3枚のレンズで構成することが好ましい。
しかし、光学系のさらなる高解像化を図る場合には、第1レンズ群G1は3枚よりも多いレンズ枚数で構成するようにしてもよい。例えば図1に示す例の第1レンズ群G1は、物体側から順に、像側の面が凹面である負のレンズL1と、像側の面が凹面である負のレンズL2と、像側の面が凸面である正のレンズL3と、物体側の面が凹面であり像側の面が非球面である負のレンズL4とが配された4枚構成である。第1レンズ群G1をこのような4枚構成とすれば、上述した3枚構成のものに比べ、コマ収差および像面湾曲をより抑制することができ、高画素化した撮像素子に対応可能な高解像で高性能の変倍光学系を実現することができる。
より詳しくは図1に示す例の第1レンズ群G1は、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の負のレンズL1、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の負のレンズL2、両凸形状の正のレンズL3、近軸領域で像側に凸面を向けたメニスカス形状の負のレンズL4の4枚からなる。このように、第1レンズ群G1の最も物体側に2枚の負レンズを配置することで、第1レンズ群G1を上記3枚構成にしたものと比較して、第1レンズ群G1に必要な負のパワーを分散することができ、また、これら2枚の負レンズをメニスカス形状とすることでコマ収差および像面湾曲の収差補正に有利となる。
変倍光学系1の第1レンズ群G1の最も像側に配置される非球面レンズのレンズL4については、このレンズのe線における屈折率をNe4としたとき、下記条件式(1)を満たすことが好ましい。
Ne4>1.75 (1)
条件式(1)を満たすことで高屈折率の材料を選択でき、高屈折率の材料を選択しない場合に比べてレンズL4の曲率半径の絶対値を大きくすることができるため、よりいっそうコマ収差を抑制することができる。
変倍光学系1の第1レンズ群G1の像側から1番目には物体側に凹面を向けたレンズL4が配置され、2番目には像側に凸面を向けたレンズL3が配置される。これらレンズL3、L4は、図1に示す例のように近接配置して、その間に像側に凸面を向けたメニスカス形状の空気レンズを構成することが好ましい。
そして、レンズL3の像側の面の近軸曲率半径をRaとし、レンズL4の物体側の近軸曲率半径をRbとしたとき、下記条件式(2)を満たすことが好ましい。条件式(2)を満たすことにより、コマ収差および像面湾曲を良好に補正することが可能となり、解像度の高い高性能の光学系を実現することが容易となる。
(Ra+Rb)/(Ra−Rb)>4.5 (2)
さらに、条件式(2)に代えて下記条件式(2−2)を満たすことがより好ましい。条件式(2−2)を満たすことで、条件式(2)を満たすことにより得られる効果をさらに高めることができる。
(Ra+Rb)/(Ra−Rb)>4.8 (2−2)
また、変倍光学系1では、レンズL4の像側の面は、軸上光束2の最外光線3が通る位置より外側(光軸から離れる方向の側)の領域4において、光軸近傍よりも正のパワーが強い部分を有するように構成される。これにより、軸外収差、特にコマ収差を良好に補正することが可能となり、小型で解像度の高い高性能の光学系を実現することが容易となる。
レンズL4の像側の面形状としては例えば、光軸から周辺に向かうに従い、正のパワーが強くなるように構成してもよく、あるいは、領域4内の一部分のみで光軸近傍よりも強い正のパワーを持つようにしてもよい。
また、レンズL4の像側のレンズ面に関して、下記条件式(3)、(4)を満たすように構成することが好ましい。
sag10−sag7<0 (3)
sag10/sag7>2.5 (4)
ただし、
sag10:変倍光学系1が広角端に設定されているときのレンズL4の像側のレンズ面の有効径における点P10と、該レンズ面と光軸Zとの交点Oを通り光軸Zに垂直な面Hとの光軸方向の距離
sag7:変倍光学系が広角端に設定されているときのレンズL4の像側のレンズ面の有効径の7割の径における点P7と、該レンズ面と光軸Zとの交点Oを通り光軸Zに垂直な面Hとの光軸方向の距離
図2に、上記sag10、sag7、点O、点P10、点P7を例示する。図2は、レンズL4の断面の光軸Zより下側を示す部分拡大図である。光軸Zに垂直な方向における光軸Zから点P7までの距離は、光軸Zから点P10までの距離の7割である。なお、条件式(3)、(4)におけるsag10、sag7それぞれの値の符号は、点P10、点P7それぞれが点Oより像側にある場合を正とし、物体側にある場合を負とすることにする。
条件式(3)、(4)を満たすことにより、軸外収差、特にコマ収差を良好に補正することが可能となり、小型で解像度の高い高性能の光学系を実現することが容易となる。
より好ましくは、条件式(3)に代えて下記条件式(3−2)を満たすことである。
sag10−sag7<−1.5 (3−2)
また、より好ましくは、条件式(4)に代えて下記条件式(4−2)を満たすことである。
sag10/sag7>2.8 (4−2)
また、さらにより好ましくは、条件式(4−2)に代えて下記条件式(4−3)を満たすことである。
sag10/sag7>3.5 (4−3)
上記条件式(3−2)、(4−2)、(4−3)を満たすことで、条件式(3)、(4)を満たすことにより得られる効果をさらに高めることができる。
なお、条件式(3)、(4)で有効径を用いているが、仮に有効径が不明の場合は、光学素子としての機能を果たす範囲である光学機能面の径を代用することが考えられる。
図3(A)〜図3(C)に光学機能面の例を示す。図3(A)〜図3(C)は、外形形状の異なるレンズL41、L42、L43の光軸(不図示)を含む断面図であり、各レンズの右側の面について光学機能面の範囲KKを例示するものである。図3(A)のレンズL41では右側の面全面が光学機能面である。図3(B)のレンズL42は周辺近傍に取り付けのための段差が形成されており、レンズ42ではこの段差より内側の領域が光学機能面である。図3(C)のレンズL43は周辺部で面取りがなされており、この面取りより内側の領域が光学機能面である。
なお、上記ではレンズL4の像側の面について説明したが、レンズL4は物体側の面も非球面としてもよく、この場合には、より高性能化を図ることができる。
次に、変倍光学系1の第2レンズ群G2の構成について説明する。この第2レンズ群G2は、例えば図1に示すように、物体側から順に、物体側の面が非球面であるレンズL5と、いずれか一方が正レンズで他方が負レンズの2枚のレンズを接合してなる接合レンズLCと、像側の面が凹面である負のレンズL8と、物体側の面が凸面である正のレンズL9とを備えるように構成することができる。第2レンズ群G2を上述したレンズL5、接合レンズLC、レンズL8、レンズL9を含むように構成することにより、球面収差、コマ収差、像面湾曲を抑制することができ、コンパクト性と大口径比を維持しながら、近年の高画素化に対応可能な高い光学性能を実現することができる。
なお、図1に示す例の第2レンズ群G2の接合レンズLCは、物体側から順に、負のレンズL6および正のレンズL7を配置したものであるが、負レンズと正レンズの順番を逆にして接合レンズLCを構成してもよい。また、小型化を重視する場合は、第2レンズ群G2は図1に示す例のように5枚のレンズからなることが好ましいが、上記5枚以外のレンズを備える構成も可能である。
より詳しくは図1に示す例の第2レンズ群G2は、近軸領域で物体側に凸面を向けたメニスカス形状の正のレンズL5、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の負のレンズL6および両凸形状の正のレンズL7の接合レンズ、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の負のレンズL8、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の正のレンズL9の5枚からなる。なお、第2レンズ群G2の最も物体側に配置されるレンズL5は、図1に示す形状に限定されず、例えば近軸領域で両凸形状であってもよい。また、レンズL5は像側の面も非球面としてもよい。
この第2レンズ群G2の最も物体側に配置されるレンズL5の物体側の非球面は、中心部から周辺に向かうに従い正のパワーが弱くなる形状、または、中心部から周辺の間に変曲点をもち、中心部から変曲点の間では中心部から離れるに従い正のパワーが弱くなり、変曲点から周辺の間では周辺に向かうに従い負のパワーが強くなる形状とすることが好ましい。第2レンズ群G2の最も物体側に非球面のレンズL5を配置して、その物体側の面形状を上記のような形状とすることにより、球面収差を低減して監視カメラ等に必要とされる例えばF値が1.3程度の大口径比を確保することができるとともに、小型に構成しながら高性能化を実現することができる。
変倍光学系1が例えば屋外等の厳しい環境において使用される場合には、最も物体側に配置されるレンズには、風雨による表面劣化、直射日光による温度変化に強く、さらには油脂・洗剤等の化学薬品に強い材料、すなわち耐水性、耐候性、耐酸性、耐薬品性等が高い材料を用いることが好ましく、さらには堅く、割れにくい材料を用いることが好ましい。以上のことから最も物体側に配置される材料としては、具体的にはガラスを用いることが好ましく、あるいは透明なセラミックスを用いてもよい。
変倍光学系1が厳しい環境において使用される場合には、最も物体側に配置されるレンズに限らず、他のレンズもガラス材料からなるようにしてもよい。また、変倍光学系1が厳しい環境において使用される場合には、保護用の多層膜コートが施されることが好ましい。さらに、保護用コート以外にも、使用時のゴースト光低減等のための反射防止コートを施すようにしてもよい。
図1に示す例では、レンズ系と結像面との間に光学部材PPを配置した例を示したが、ローパスフィルタや特定の波長域をカットするような各種フィルタ等を配置する代わりに、各レンズの間にこれらの各種フィルタを配置してもよく、あるいは、いずれかのレンズのレンズ面に、各種フィルタと同様の作用を有するコートを施してもよい。
次に、本発明の変倍光学系の数値実施例について説明する。実施例1〜7の変倍光学系のレンズ断面図をそれぞれ図4〜図10に示す。図4〜図10において、左側が物体側、右側が像側であり、上段に広角端におけるレンズ配置を示し、下段に望遠端におけるレンズ配置を示し、光学部材PPも合わせて示してある。図4〜図10に図示されている開口絞りStは必ずしも大きさや形状を表すものではなく、光軸Z上の位置を示すものである。
実施例1の変倍光学系のレンズデータを表1に、各種データを表2に、非球面データを表3に示す。同様に、実施例2〜7の変倍光学系のレンズデータ、各種データ、非球面データを表4〜表21に示す。以下では、表中の記号の意味について、実施例1のものを例にとり説明するが、実施例2〜7のものについても基本的に同様である。
表1のレンズデータにおいて、Siの欄には最も物体側の構成要素の面を1番目として像側に向かうに従い順次増加するi番目(i=1、2、3、…)の面番号を示し、Riの欄にはi番目の面の曲率半径を示し、Diの欄にはi番目の面とi+1番目の面との光軸Z上の面間隔を示している。また、Nejの欄には最も物体側の光学要素を1番目として像側に向かうに従い順次増加するj番目(j=1、2、3、…)の光学要素のe線(波長546.07nm)に対する屈折率を示し、νdjの欄にはj番目の光学要素のd線(波長587.6nm)に対するアッベ数を示している。なお、曲率半径の符号は、物体側に凸の場合を正、像側に凸の場合を負としている。レンズデータには、開口絞りStおよび光学部材PPも含めて示しており、開口絞りStに相当する面の曲率半径の欄に(開口絞り)という語句を記載している。
表1のレンズデータにおいて、変倍時に間隔が変化する面間隔の欄にはそれぞれ可変1、可変2と記載している。可変1は第1レンズ群G1と開口絞りStとの間隔であり、可変2は開口絞りStと第2レンズ群G2との間隔である。
表2の各種データに、広角端と望遠端における、e線に対する全系の焦点距離、F値、全画角、可変1、可変2の値を示す。レンズデータおよび各種データにおける角度の単位としては度を用い、長さの単位としてはmmを用いているが、光学系は比例拡大又は比例縮小しても同等の光学性能が得られるので、他の適当な単位を用いることもできる。
表1のレンズデータでは、非球面は面番号に*印を付しており、非球面の曲率半径として近軸の曲率半径の数値を示している。表3の非球面データは、これら非球面に関する非球面係数を示すものである。表3の非球面データの数値の「E−n」(n:整数)は「×10−n」を意味し、「E+n」は「×10」を意味する。非球面係数は、以下の式(A)で表される非球面式における各係数KA、Bm(m=3、4、5、…)の値である。
Zd=C・h/{1+(1−KA・C・h1/2}+ΣBm・h … (A)
ただし、
Zd:非球面深さ(高さhの非球面上の点から、非球面頂点が接する光軸に垂直な平面に下ろした垂線の長さ)
h:高さ(光軸からのレンズ面までの距離)
C:近軸曲率半径の逆数
KA、Bm:非球面係数(m=3、4、5、…20)
Figure 2011112908
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Figure 2011112908
実施例1の変倍光学系の概略構成は以下のとおりである。実施例1の変倍光学系は、物体側から順に、第1レンズ群G1が、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の負のレンズL1、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の負のレンズL2、両凸形状の正のレンズL3、近軸領域で像側に凸面を向けたメニスカス形状の負のレンズL4の4枚構成であり、第2レンズ群G2が、近軸領域で物体側に凸面を向けたメニスカス形状の正のレンズL5、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の負のレンズL6および両凸形状の正のレンズL7の接合レンズ、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の負のレンズL8、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の正のレンズL9の5枚構成であり、非球面はレンズL4の像側の面およびレンズL5の両側の面に施されている。
実施例2、3の変倍光学系の概略構成は、レンズL5が近軸領域で両凸形状である点が実施例1のものと異なり、その他は実施例1のものと同様である。実施例4、5の変倍光学系の概略構成は、レンズL5が近軸領域で両凸形状である点、非球面がレンズL4の両側の面およびレンズL5の両側の面に施されている点が実施例1のものと異なり、その他は実施例1のものと同様である。実施例6の変倍光学系の概略構成は、レンズL4が近軸領域で両凹形状である点、レンズL5が近軸領域で両凸形状である点、非球面がレンズL4の両側の面およびレンズL5の両側の面に施されている点が実施例1のものと異なり、その他は実施例1のものと同様である。実施例7の変倍光学系の概略構成は、第1レンズ群G1が物体側に凸面を向けたメニスカス形状の負のレンズL12、像側に凸面を向けたメニスカス形状の正のレンズL3、近軸領域で像側に凸面を向けたメニスカス形状の負のレンズL4の3枚構成である点、レンズL5が近軸領域で両凸形状である点、非球面がレンズL4の両側の面およびレンズL5の両側の面に施されている点が実施例1のものと異なり、その他は実施例1のものと同様である。
実施例1の変倍光学系の縦収差図を図11(A)〜図11(F)に示し、横収差図を図12(A)〜図12(I)、図13(A)〜図13(I)に示す。図11(A)〜図11(C)はそれぞれ、広角端における球面収差、非点収差、ディストーション(歪曲収差)の各収差を示し、図11(D)〜図11(F)はそれぞれ、望遠端における球面収差、非点収差、ディストーションの各収差を示す。図12(A)〜図12(E)は広角端における各画角でのタンジェンシャル方向の横収差を示し、図12(F)〜図12(I)は広角端における各画角でのサジタル方向の横収差を示す。図13(A)〜図13(E)は望遠端における各画角でのタンジェンシャル方向の横収差を示し、図13(F)〜図13(I)は望遠端における各画角でのサジタル方向の横収差を示す。球面収差図では、e線に関しては実線で、波長460nmに関しては破線で、波長615nmに関しては一点鎖線で、波長880nmに関しては二点鎖線で示している。非点収差図では、サジタル方向については実線で、タンジェンシャル方向については点線で示している。その他の収差図では、e線に関する収差を示している。球面収差図のFno.はF値を意味し、その他の収差図のωは半画角を意味する。球面収差図および非点収差図の横軸の目盛りの単位、横収差図の縦軸の目盛りの単位としてここではmmを用いているが、図面ではその記載を省略している。
実施例2〜7の変倍光学系の収差図についても同様に添付図面に示す。実施例2の変倍光学系の縦収差図を図14(A)〜図14(F)に示し、広角端における横収差図を図15(A)〜図15(I)に示し、望遠端における横収差図を図16(A)〜図16(I)に示す。実施例3の変倍光学系の縦収差図を図17(A)〜図17(F)に示し、広角端における横収差図を図18(A)〜図18(I)に示し、望遠端における横収差図を図19(A)〜図19(I)に示す。実施例4の変倍光学系の縦収差図を図20(A)〜図20(F)に示し、広角端における横収差図を図21(A)〜図21(I)に示し、望遠端における横収差図を図22(A)〜図22(I)に示す。実施例5の変倍光学系の縦収差図を図23(A)〜図23(F)に示し、広角端における横収差図を図24(A)〜図24(I)に示し、望遠端における横収差図を図25(A)〜図25(I)に示す。実施例6の変倍光学系の縦収差図を図26(A)〜図26(F)に示し、広角端における横収差図を図27(A)〜図27(I)に示し、望遠端における横収差図を図28(A)〜図28(I)に示す。実施例7の変倍光学系の縦収差図を図29(A)〜図29(F)に示し、広角端における横収差図を図30(A)〜図30(I)に示し、望遠端における横収差図を図31(A)〜図31(I)に示す。ただし、実施例7の球面収差図は、e線、波長460nm、波長615nmに関する収差を表している。
実施例1〜7の変倍光学系における条件式(1)〜(4)に対応する値を表22に示す。なお、表22に示す値は、基準波長をe線とし、上記した各仕様データに基づいて光束を入射させたときのものである。
Figure 2011112908
以上のデータから、実施例1〜7の変倍光学系は全て、条件式(1)〜(4)を満たし、コンパクトな構成で、広角端でのF値が1.3程度の大口径比を維持しつつ、広角端での全画角が125°〜137°と比較的広角であり、各収差が良好に補正され、広角端および望遠端ともに高い光学性能を有することがわかる。また、実施例1〜6の変倍光学系では、可視域だけでなく、近赤外域でも良好に収差補正されている。
図32に、本発明の撮像装置の一実施形態として、監視カメラの概略構成図を示す。図32に示す監視カメラ10は、略円筒状の鏡筒の内部に配置された本発明の実施形態にかかる変倍光学系1と、変倍光学系1によって結像された被写体の像を撮像する撮像素子5とを備える。撮像素子5の具体例としては、変倍光学系1により形成される光学像を電気信号に変換するCCDやCMOS等を挙げることができる。撮像素子5は、その撮像面が、変倍光学系1の像面に一致するように配置される。鏡筒の上方には、開口絞りStの絞り径を変更するための絞りツマミ12が設けられている。鏡筒の下方には、変倍光学系1の倍率を変更するためのズームツマミ13と、変倍光学系1のフォーカスを調整するためのフォーカスツマミ14が設けられている。
本発明の実施形態にかかる変倍光学系1は、前述した長所を有するため、本実施形態の撮像装置は、コンパクト性に優れ、低照度の条件下でも良好に撮影可能で、近年の高画素化した撮像素子を用いて高画質の映像を得ることができる。
以上、実施形態および実施例を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記実施形態および実施例に限定されず、種々の変形が可能である。例えば、各レンズ成分の曲率半径、面間隔、屈折率、アッベ数、非球面係数等の値は、上記各数値実施例で示した値に限定されず、他の値をとり得るものである。
また、撮像装置の実施形態では、本発明を監視カメラに適用した例について図を示して説明したが、本発明はこの用途に限定されるものではなく、例えば、ビデオカメラや電子スチルカメラ等にも適用可能である。
1 変倍光学系
2 軸上光束
3 最外光線
4 領域
5 撮像素子
10 監視カメラ
12 絞りツマミ
13 ズームツマミ
14 フォーカスツマミ
G1 第1レンズ群
G2 第2レンズ群
L1、L2、L3、L4、L5、L6、L7、L8、L9、L12 レンズ
LC 接合レンズ
PP 光学部材
St 開口絞り
Z 光軸

Claims (7)

  1. 物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、絞りと、正の屈折力を有する第2レンズ群とが配されてなり、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の光軸方向の間隔を変化させることにより変倍を行い、該変倍に伴う像面位置の補正を前記第1レンズ群を光軸方向に移動させることにより行うように構成された変倍光学系であって、
    前記第1レンズ群の最も物体側には像側に凹面を向けた負レンズが配置され、前記第1レンズ群の最も像側には物体側に凹面を向けるとともに像側の面が非球面である非球面レンズが配置され、該非球面レンズの物体側直前には像側に凸面を向けた正レンズが配置され、
    前記非球面レンズの像側の面が、軸上光束の最外光線が通る位置より外側で、光軸近傍に比べて正のパワーが強い部分を有することを特徴とする変倍光学系。
  2. 前記第1レンズ群の前記非球面レンズのe線における屈折率をNe4としたとき、下記条件式(1)を満たすことを特徴とする請求項1記載の変倍光学系。
    Ne4>1.75 (1)
  3. 前記第1レンズ群が、物体側から順に、像側に凹面を向けた負レンズと、像側に凹面を向けた負レンズと、像側に凸面を向けた正レンズと、物体側に凹面を向けるとともに像側の面が非球面である非球面レンズとが配されてなる4枚構成であることを特徴とする請求項1または2に記載の変倍光学系。
  4. 前記絞りが変倍時に固定されているものであることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の変倍光学系。
  5. 前記第1レンズ群の前記正レンズの像側の面の近軸曲率半径をRaとし、前記第1レンズ群の前記非球面レンズの物体側の面の近軸曲率半径をRbとしたとき、下記条件式(2)を満たすことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の変倍光学系。
    (Ra+Rb)/(Ra−Rb)>4.5 (2)
  6. 前記第1レンズ群の前記非球面レンズの像側のレンズ面に関して、下記条件式(3)、(4)を満たすことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の変倍光学系。
    sag10−sag7<0 (3)
    sag10/sag7>2.5 (4)
    ただし、
    sag10:前記変倍光学系が広角端に設定されているときの前記レンズ面の有効径における点と、該レンズ面と光軸との交点を通り光軸に垂直な面との光軸方向の距離
    sag7:前記変倍光学系が広角端に設定されているときの前記レンズ面の有効径の7割の径における点と、該レンズ面と光軸との交点を通り光軸に垂直な面との光軸方向の距離
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載の変倍光学系を備えたことを特徴とする撮像装置。
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