JP6542734B2 - 印刷装置及び印刷方法 - Google Patents

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Description

本発明は印刷装置及び印刷方法に係り、特に記録媒体を吸着して搬送する印刷装置及び印刷方法に関する。
印刷装置において、記録媒体を裏面から吸着して搬送することが行われている。このような印刷装置において、処理の内容及び/又は記録媒体の状態に応じて吸着力を変更する技術が知られている。
例えば、特許文献1には、読み取りセンサの走査領域において、印刷媒体の移動が可能な吸着力によって印刷媒体を吸着するため、印刷の際と読み取りの際との印刷媒体の吸着圧力を変更する装置が開示されている。
また、特許文献2には、静電吸着する吸着力発生部に、静電吸着力を制御可能な複数の吸着領域が設けられており、印刷媒体の裏面の状態に応じて吸着力を制御する装置が開示されている。
特許文献1及び特許文献2における印刷媒体は、本明細書における記録媒体に相当する。このように、記録媒体を吸着して搬送することで、印刷時の搬送性能を確保することができる。
特開2015−123590号公報 特開2011−195295号公報
印刷装置では、印字ヘッドによって記録媒体に印字した画像を読み取り、読み取った画像データから印字ヘッドの印字特性の補正量を求め、求めた補正量で印字ヘッドを補正することが行われている。しかしながら、記録媒体を支持する支持面に複数の凹形状及び/又は凸形状が施されている場合には、吸着された記録媒体の表面にその形状が現れてしまうことで、読み取った画像データが適切なデータとならず、印字特性の補正量を適切に求めることができない場合があった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、搬送性能と読取及び補正性能を両立する印刷装置及び印刷方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために印刷装置の一の態様は、複数の凹形状及び凸形状の少なくとも一方の形状を有する支持面に記録媒体の記録面の反対面を接触させて支持する支持部と、支持部によって支持された記録媒体を第1の単位面積当たりの吸着力で支持面に吸着する吸着部と、支持面に吸着された記録媒体を搬送経路に沿って搬送する搬送部と、搬送経路に対向して配置され、搬送経路の印字位置において記録面に入力データに基づく画像を印字する印字部と、印字部よりも搬送経路の下流側において搬送経路に対向して配置され、搬送経路の読取位置において記録面を読み取る読取部と、読取部の読取結果に基づいて印字部及び読取部の少なくとも一方を補正する補正部と、読取位置における吸着部の単位面積当たりの吸着力を制御し、少なくとも補正部において読取結果を用いる画像を読取部が読み取る場合は吸着部に第1の単位面積当たりの吸着力よりも小さい第2の単位面積当たりの吸着力で記録媒体を吸着させる、又は吸着部の吸着を停止させる制御部と、を備えた。
本態様によれば、第1の単位面積当たりの吸着力で記録媒体を吸着し、少なくとも補正部において読取結果を用いる画像を読取部が読み取る場合は吸着部に第1の単位面積当たりの吸着力よりも小さい第2の単位面積当たりの吸着力で記録媒体を吸着させる、又は吸着部の吸着を停止させるようにしたので、安定して記録媒体を搬送することができ、さらに補正部において用いる読取結果が支持面の凹形状及び凸形状による影響を受けることない。したがって、搬送性能と読取及び補正性能を両立することができる。
印字部は、インクを付与して記録媒体の記録面に画像を印字するインクジェットヘッドを備え、さらに、読取部の読取結果に基づいて画像の欠陥を検知する欠陥検知部を備え、制御部は、欠陥検知部において読取結果を用いる画像を読取部が読み取る場合は記録面に付与するインク量が少ない領域ほど読取位置における吸着部の単位面積当たりの吸着力を小さくすることが好ましい。これにより、読取結果が支持面の凹形状及び凸形状による影響を受けることなく、画像欠陥を適切に検知することができる。
制御部は、印字した画像のインク量が少ないほど吸着部の単位面積当たりの吸着力を小さくするタイミングを早くして読取位置における吸着力を小さくすることが好ましい。これにより、読取結果が支持面の凹形状及び凸形状による影響を受けることなく、画像欠陥を適切に検知することができる。
支持面は、記録媒体の搬送方向に直交する方向に分割された複数の領域を有し、制御部は、複数の領域毎に吸着部の単位面積当たりの吸着力を制御することが好ましい。これにより、吸着力を適切に制御することができる。
支持面は、記録媒体の搬送方向及び搬送方向に直交する方向に分割された複数の領域を有し、制御部は、複数の領域毎に吸着部の単位面積当たりの吸着力を制御することが好ましい。これにより、吸着力を適切に制御することができる。
読取部の読取結果を強調表示する表示部と、ユーザが読取位置における吸着部の単位面積当たりの吸着力及び吸着力を小さくするタイミングの少なくとも一方を調整する調整部と、を備えることが好ましい。これにより、読取結果における支持面の凹形状及び凸形状による影響を適切に排除することができる。
吸着部は、支持面に形成された吸着穴から気体を吸引して記録媒体を吸着する吸引部を備えることが好ましい。このような吸引部を備えた吸着部であっても、読取結果に対する支持面の凹形状及び凸形状による影響を適切に排除することができる。
搬送部は、外周面に吸着された記録媒体を回転することで搬送経路に沿って搬送する搬送ドラムを備えることが好ましい。また、支持面は、複数の凹形状及び凸形状の少なくとも一方の形状を有するジャケットを備えることが好ましい。このような搬送部であっても、読取部の支持面の凹形状及び凸形状による影響を適切に排除することができる。
読取部は、複数の光電変換素子を備え、補正部は、読取部の読取結果に基づいて複数の光電変換素子の感度を補正することが好ましい。読取結果に対する支持面の凹形状及び凸形状による影響を適切に排除することができるので、複数の光電変換素子の感度を適切に補正することができる。
また、印字部は、複数の記録素子により画像を印字し、補正部は、読取部の読取結果に基づいて、記録素子に対応する入力データを補正することが好ましい。さらに、印字部は、複数の記録素子により画像を印字し、補正部は、読取部の読取結果に基づいて、複数の記録素子の駆動条件を補正してもよい。読取結果に対する支持面の凹形状及び凸形状による影響を適切に排除することができるので、複数の記録素子に対応する入力データ及び/又は複数の記録素子の駆動条件を適切に補正することができる。
上記目的を達成するために印刷方法の一の態様は、複数の凹形状及び凸形状の少なくとも一方の形状を有する支持面に記録媒体の記録面の反対面を接触させて支持し、支持された記録媒体を第1の単位面積当たりの吸着力で支持面に吸着する吸着工程と、支持面に吸着された記録媒体を搬送経路に沿って搬送する搬送工程と、搬送経路に対向して配置された印字部によって、搬送経路の印字位置において記録面に入力データに基づく画像を印字する印字工程と、印字部よりも搬送経路の下流側において搬送経路に対向して配置された読取部によって、搬送経路の読取位置において記録面を読み取る読取工程と、読取工程の読取結果に基づいて印字部及び読取部の少なくとも一方を補正する補正工程と、読取位置における吸着工程の単位面積当たりの吸着力を制御し、少なくとも補正工程において読取結果を用いる画像を読取工程で読み取る場合は吸着工程に第1の単位面積当たりの吸着力よりも小さい第2の単位面積当たりの吸着力で記録媒体を吸着させる、又は吸着工程の吸着を停止させる制御工程と、を備えた。
本態様によれば、第1の単位面積当たりの吸着力で記録媒体を吸着し、少なくとも補正部において読取結果を用いる画像を読取部が読み取る場合は吸着部に第1の単位面積当たりの吸着力よりも小さい第2の単位面積当たりの吸着力で記録媒体を吸着させる、又は吸着部の吸着を停止させるようにしたので、安定して記録媒体を搬送することができ、さらに補正部において用いる読取結果が支持面の凹形状及び凸形状による影響を受けることがない。したがって、搬送性能と読取及び補正性能を両立することができる。
本発明によれば、搬送性能と読取及び補正性能を両立することができる。
インクジェット印刷装置の全体構成を示す概略図 インクジェットヘッドをノズル面側から見た図 図2の一部拡大図 搬送ドラムの全体構造を示す斜視図 搬送ドラムの内部構造を示す分解斜視図 セラミックスジャケットの表面を示す図 図6の7−7断面図 用紙の伸縮変形の吸収を示す模式図 インクジェット印刷装置の電気的構成を示すブロック図 搬送ドラムの搬送面の分割された複数の領域を示す図 印刷方法の工程を示すフローチャート 給紙部から搬送部に用紙が給紙される様子を示す図 搬送される用紙の先端側が印字位置に到達した様子を示す図 領域Aが読取位置に到達した様子を示す図 領域A及びAが読取位置に到達した様子を示す図 PageSync信号の変化と各領域A、A、A、A、及びAの吸着圧力の変化を示すタイミングチャート 濃度むら補正テストチャートの読取画像データ 濃度むら補正テストチャートの読取画像データ インクジェット印刷装置の電気的構成を示すブロック図 搬送ドラムの搬送面を示す図 印刷方法の工程を示すフローチャート 用紙に印字された画像の一例を示す図 搬送面の領域毎の吸着圧力を示す図 印刷方法の工程を示すフローチャート インクジェット印刷装置の全体構成を示す概略図
以下、添付図面に従って本発明の好ましい実施の形態について詳説する。
<インクジェット印刷装置の全体構成>
図1は、本実施形態に係るインクジェット印刷装置10の全体構成を示す概略図である。同図に示すように、インクジェット印刷装置10は、用紙1(記録媒体の一例)の記録面に画像を印刷するシングルパス方式のラインプリンタであり、給紙部20、搬送部30、印字部40、読取部60、及び排紙部70等を備えている。
搬送部30は、搬送ドラム100を備えている。搬送ドラム100は、用紙1を保持する搬送面102(支持面の一例)及び回転軸104を有している。また、搬送面102の回転軸104を挟んで対向する位置には、用紙1の先端を把持するための2つのグリッパ106が設けられている。
また、搬送ドラム100の搬送面には、多数の吸着穴110(図4参照)が一定のパターンで形成されている。給紙部20から導入された用紙1は、グリッパ106によって先端を把持され、回転する搬送ドラム100の搬送面102に巻き掛けられる。さらに用紙1は、吸着穴110から吸引されることにより、搬送ドラム100の搬送面102に記録面の反対面が搬送面102に吸着され、保持される。搬送ドラム100は、搬送面102に用紙1を保持し、回転軸104を中心に図1において左回りに回転することで、用紙1を搬送経路に沿って搬送する。搬送経路の印字部40に対向する位置である印字位置P及び読取部60に対向する位置である読取位置Pを通過した用紙1は、排紙部70から排出される。搬送ドラム100にはグリッパ106が2箇所に備えられているため、搬送ドラム100は1回転で2枚の用紙1を搬送することができる。
印字部40は、4つのインクジェットヘッド42M、42K、42C、及び42Yを備えており、インクジェットヘッド42M、42K、42C、及び42Yは、それぞれ搬送ドラム100の用紙1の搬送経路に沿って一定の間隔で上流側から順に配置されている。また、インクジェットヘッド42M、42K、42C、及び42Yは、それぞれ搬送ドラム100と対向するノズル面44M、44K、44C、及び44Yを備えており、各ノズル面44M、44K、44C、及び44Yには、それぞれマゼンタインク(Mインク)、ブラックインク(Kインク)、シアンインク(Cインク)、イエローインク(Yインク)を吐出するための複数のノズル48(図3参照)が、用紙1の全幅にわたって形成されている。
各インクジェットヘッド42M、42K、42C、及び42Yは、各ノズル面44M、44K、44C、及び44Yが、搬送ドラム100の搬送面の各ノズル面44M、44K、44C、及び44Yと対向する位置の接線の方向と平行になるように保持されている。
インクジェットヘッド42M、42K、42C、及び42Yは、インクジェット印刷装置10の印字制御を統括する印字制御部76(図9参照)の制御により、入力画像データ(入力データの一例)に基づいて各ノズル48からインクを吐出し、搬送ドラム100によって搬送される用紙1の記録面に画像を印字する。
搬送ドラム100の搬送経路の印字部40の下流側には、読取部60が配置されている。読取部60はインラインセンサ62を備えている。
インラインセンサ62は、用紙1の全幅に対応する長さを読取可能な複数の光電変換素子62S(図9参照)が配置されている。インラインセンサ62は、用紙1が読取位置Pを通過する際に用紙1の記録面に光を照射し、反射された光から用紙1の記録面に記録された画像を読み取り、読取画像データに変換する。
なお、印字部40と読取部60との間の搬送方向の距離は、用紙1の搬送方向の長さよりも短い。したがって、搬送中の用紙1は、印字位置Pと読取位置Pとの両方の位置を跨ぐ場合がある。
<インクジェットヘッドの構成>
インクジェットヘッド42M、42K、42C、及び42Yは、同様の構成であるので、ここでは代表してインクジェットヘッド42Mについて説明する。図2は、インクジェットヘッド42Mをノズル面44M側から見た図であり、図3は図2の一部拡大図である。
インクジェットヘッド42Mは、17個のヘッドモジュール46−1〜46−17をX方向に沿ってつなぎ合わせた長尺状の構造を有し、ノズル面44Mには用紙1の全幅に対応する長さにわたって複数のノズル48が2次元状に配置されている。複数のノズル48は、液滴吐出素子としてピエゾアクチュエータ48S(記録素子の一例、図9参照)をそれぞれ備え、ピエゾアクチュエータ48Sを駆動することでノズル48からインクを吐出させる。なお、ノズル48からインクを吐出させる方式は、サーマルジェット方式等を用いてもよい。
各ヘッドモジュール46−1〜46−17は、交換可能に構成されており、それぞれインクジェットヘッド42Mにおける短手方向の両側からヘッドモジュール支持部材50によって支持されている。また、インクジェットヘッド42Mの長手方向における両端部は、ヘッド支持部材52によって支持されている。
<搬送ドラムの構成>
図4は、搬送ドラム100の全体構造を示す斜視図であり、図5は、搬送ドラム100の内部構造を示す分解斜視図である。
搬送ドラム100は、搬送面102を構成する表面に多数の吸着穴110が形成されたセラミックスジャケット108と、ドラム吸着溝112を備えたドラム本体114と、を備えており、ドラム本体114にセラミックスジャケット108が装着されて構成されている。
ドラム本体114の周面に設けられたドラム吸着溝112の端部には、ドラム本体114の内部に設けられる不図示の真空流路と連通するドラム吸着穴116が設けられている。
図6はセラミックスジャケット108の表面(搬送面102を構成する面)を示す図である。同図に示すように、搬送面102には、多数の吸着穴110(凹形状の一例)及び多数の突起118(凸形状の一例)が規則的に配置されている。
また、図7は図6の7−7断面図である。セラミックスジャケット108は、搬送ドラム100の搬送面102を構成する表面側の吸着穴層108Aと、ドラム本体114と接触する裏面側の流路溝形成層108Bとから構成されている。吸着穴層108Aには、吸着穴層108Aを円形状に貫通する多数の吸着穴110が形成され、吸着穴110が形成されていない部分の搬送面102側には円柱形状の突起118が形成されている。
また、流路溝形成層108Bによってジャケット吸着溝120が形成される。ジャケット吸着溝120は、ドラム吸着溝112と各吸着穴110とを連通させている。
なお、ここではドラム本体114に多数の吸着穴110及び多数の突起118が形成されたセラミックスジャケット108を装着したが、セラミックスジャケット108を用いず、ドラム本体114に多数の吸着穴110及び多数の突起118を形成してもよい。
また、吸着穴110は円形状に貫通するものに限らず、四角形状や多角形状に貫通していてもよい。また、突起118についても円柱形状に限らず、半球形状(ドーム形状)や四角柱形状、多角柱形状とすることもできる。
不図示の真空流路と連通する真空ポンプ126(図9参照)を駆動すると、ドラム吸着溝112及びジャケット吸着溝120を介して、用紙1を吸着保持するための吸着圧力が吸着穴110に発生する。
<読取部における読み取りの問題点>
搬送ドラム100とインクジェットヘッド42M、42K、42C、及び42Yとの距離は、1.0〜2.0ミリメートル程度である。したがって、少しでも用紙1に浮きが発生すると、印字が正常にできないだけでなく、インクジェットヘッド42M、42K、42C、及び42Yと用紙1とが接触し、インクジェットヘッド42M、42K、42C、及び42Yを破壊する可能性もある。このため、用紙1を搬送面102に吸着しながら搬送を行っている。
ここで、既に裏面が印字されている等の場合には、用紙1が部分的に伸縮し、正常に吸着することが困難である。したがって、インクジェット印刷装置10では、搬送ドラム100のセラミックスジャケット108に吸着穴110と突起118とをあるパターンで配置することで、用紙1の伸縮変形を吸収して吸着し、搬送性能を実現している。図8は、用紙1の伸縮変形の吸収を示す模式図である。このように搬送面102に凹凸形状を形成することにより、用紙1が有する変形を凹凸形状で吸収でき、シワや浮きを発生させることなく、用紙1を搬送面102に密着させることができる。
しかし、このセラミックスジャケット108に配置された吸着穴110と突起118との配置パターン(以下、単にセラミックスジャケット108のパターンと表記する)は、インラインセンサ62の読み取りに非常に大きく影響することがわかった。すなわち、用紙1の変形の吸収量が大きくなればなるほど、その変形している部分への光の照射角がばらついてしまい、読み取りを正常に行うことができない。さらに、用紙1を透過してセラミックスジャケット108のパターンが見える影響も加わり、セラミックスジャケット108のパターンに対応した読み取りムラが発生する。このムラが発生した読取画像データを用いて印字部の補正又は画像欠陥の検知を行うと、異常な値が出力されることになる。この問題のために、セラミックスジャケット108のパターンを用紙1の搬送性のために最適化することができなかった。
<第1の実施形態>
図9は、インクジェット印刷装置10の電気的構成を示すブロック図である。同図に示すように、インクジェット印刷装置10は、前述の搬送部30、印字部40、及び読取部60の他、CPU(Central Processing Unit)72、搬送制御部74、印字制御部76、読取制御部78、記憶部80、ユーザインターフェース82、及び画像処理部84等を備えている。
搬送部30は、搬送ドラム100、ロータリエンコーダ122、信号生成部124、真空ポンプ126、及び吸着機構128−1〜128−10を備えている。
ロータリエンコーダ122は、搬送ドラム100の回転角度に応じたエンコード信号を出力する。信号生成部124は、ロータリエンコーダ122のエンコード信号に基づいて、用紙1が印字位置Pを通過しているタイミングをL(0)レベル、それ以外のタイミングをH(1)レベルとする印字タイミング信号であるPageSync信号を生成し、出力する。
真空ポンプ126(吸引部の一例)は、搬送ドラム100の不図示の真空流路の内部を吸引して排気するポンプである。
吸着機構128−1〜128−10(吸着部の一例)は、搬送面102における吸着穴110の吸着圧力(単位面積当たりの吸着力の一例)を制御する。前述のように、搬送ドラム100は1回転で2枚の用紙1を搬送することができる。図10に示すように、搬送ドラム100の搬送面102は、用紙1をそれぞれ搬送するA面側及びB面側を有している。また、A面側は用紙1の搬送方向に直交する方向に1次元的に分割された複数の領域A、A、A、A、及びAを有している。同様に、搬送面102のB面側は、用紙1の搬送方向に直交する方向に1次元的に分割された複数の領域B、B、B、B、及びBを有している。
吸着機構128−1〜128−10は、領域A、A、A、A、A、B、B、B、B、及びBの各領域にそれぞれ対応し、各領域における吸着穴110の吸着圧力を制御可能に構成されている。例えば、真空ポンプ126から不図示の真空流路、ドラム吸着穴116、及び各領域における吸着穴110との間の経路に領域毎に不図示の弁を設け、この弁を制御することで、各領域における吸着穴110の吸着圧力を制御することができる。
図9の説明に戻り、CPU72は、インクジェット印刷装置10の各部を統括制御する。
搬送制御部74は、搬送ドラム100の回転及び真空ポンプ126の排気を制御する。また、搬送制御部74は、各領域に対応してそれぞれ設けられた吸着機構128−1〜128−10を制御することで、搬送ドラム100の吸着穴110の吸着圧力を搬送面102の領域毎に制御し、少なくとも読取位置Pにおける吸着圧力を制御する。
印字制御部76は、記憶部80に記憶された画像データに基づいて印字部40のインクジェットヘッド42M、42K、42C、及び42Yを制御し、用紙1に画像を印字させる。読取制御部78は、読取部60のインラインセンサ62を制御し、用紙1の記録面に記録された画像を読み取らせる。
記憶部80は、用紙1に印字するための画像データが記憶されている。また、インラインセンサ62によって取得された読取画像データを記憶する。
ユーザインターフェース82は、ユーザがインクジェット印刷装置10を操作するための入力部82I及び表示部82Dを備えている。本実施形態では、画像データ及び各種の情報を表示するディスプレイとしての表示部82Dと、全面が透明でディスプレイに重ねられており、ユーザからの入力を受け付ける操作パネルとしての入力部82Iと、から構成されるタッチパネルが用いられる。ユーザは、ユーザインターフェース82を操作することで、インクジェット印刷装置10に所望の画像を印字させることができる。
画像処理部84は、画像解析部86、感度補正部88、不吐出補正部90、及び濃度補正部92を備えている。画像解析部86は、インラインセンサ62から取得した読取画像データを解析する。
感度補正部88は、画像解析部86の解析結果に基づいて、インラインセンサ62の光電変換素子62Sの感度を補正する。
不吐出補正部90は、画像解析部86の解析結果に基づいて、インクジェットヘッド42M、42K、42C、及び42Yから曲がり又は不吐出等のインクの吐出が異常なノズル48である不良ノズルを特定し、不良ノズルからの吐出を停止し、代替ノズルとして不良ノズルに隣接するノズル48を用いて印字させるように入力画像データを補正することで、印字部40を補正する。
濃度補正部92は、画像解析部86の解析結果に基づいて、インクジェットヘッド42M、42K、42C、及び42Yの各ノズル48について濃度のばらつきを取得し、ノズル48毎にピエゾアクチュエータ48Sの駆動条件を補正する。
なお、画像処理部84は、インクジェット印刷装置10に内蔵するのではなく、インクジェット印刷装置10と通信可能に接続された不図示のコンピュータとして構成してもよい。また、不図示のコンピュータから印字するための画像を取得してもよい。
図11は、第1の実施形態に係る印刷方法の工程を示すフローチャートである。ここでは、搬送面102のA面側において搬送する用紙1にテストチャートを印字する場合について説明する。
最初に、搬送面102のA面側の複数の領域A、A、A、A、及びAにおいて、各吸着穴110から第1の吸着圧力(第1の単位面積当たりの吸着力の一例)である20kPaで用紙1を吸着し、搬送する(ステップS1、吸着工程の一例、搬送工程の一例)。図12は、給紙部20から搬送部30に用紙1が給紙される様子を示す図である。
用紙1が印字位置Pに到達すると、PageSync信号がLレベルになる。印字部40は、PageSync信号のLレベルを検知し、用紙1に画像を印字する(ステップS2、印字工程の一例)。ここでは、不吐出検出用テストチャート及び濃度むら検出用テストチャートを印字する。20kPaの吸着圧力で用紙1を吸着搬送しているため、用紙1を安定して搬送することができ、テストチャートを適切に印字することができる。図13は、搬送される用紙1の先端側が印字位置Pに到達した様子を示す図である。
次に、領域A、A、A、A、及びAについて、読取位置Pにおける吸着穴110の吸着圧力を順次第2の吸着圧力(第2の単位面積当たりの吸着力の一例)である10kPaに変更して用紙1を吸着する(ステップS3、制御工程の一例)。
図14は、領域Aが読取位置Pに到達した様子を示す図である。この状態では、領域Aの吸着圧力を10kPa、領域A、A、A、及びAの吸着圧力を20kPaとしている。また、図15は、用紙1の領域Aが読取位置Pを通過し、領域A及びAが読取位置Pに到達した様子を示す図である。この状態では、領域A及びAの吸着圧力を10kPa、領域A、A、及びAの吸着圧力を20kPaとする。
ここで、搬送制御部74は、インラインセンサ62が読み取り開始のトリガ信号として使用しているPageSync信号を利用して吸着圧力の制御を行う。図16は、PageSync信号の変化と各領域A、A、A、A、及びAの吸着圧力の変化を示すタイミングチャートである。
本実施形態では、PageSync信号の立下りが入力されてから100マイクロ秒後にインラインセンサ62が読み取りを開始する。また、吸着機構128−1は、PageSync信号の立下りが入力されてから80マイクロ秒後に吸着圧力を徐々に小さくする。その後、吸着機構128−2〜128−5は、順に吸着圧力を小さくする。
吸着圧力は、用紙1の厚さが0.2ミリメートル未満の場合の標準値である20kPaから、10kPaまで徐々に変化させる。また、吸着機構128−1〜128−5は、吸着圧力を小さくしてから40マイクロ秒後に、吸着圧力を20kPaに徐々に戻していく。
なお、吸着圧力を徐々に変化させるのではなく、急激に変化させてもよい。また、読取位置でのみ吸着圧力を小さくしてもよい。したがって、PageSync信号の立下りが入力されてから100マイクロ秒後に、吸着圧力を20kPaから10kPaに変化させてもよい。
このように、搬送制御部74は、吸着機構128−1〜128−5を制御することで、読取位置Pの位置に到達前及び通過後の領域の吸着圧力を第1の吸着圧力である20kPaとし、読取位置Pの位置を通過中の領域の吸着圧力を第1の吸着圧力より低い第2の吸着圧力である10kPaとする。
そして、インラインセンサ62は、読取制御部78の制御により、読取位置Pにおいて用紙1の余白部及びテストチャートを読み取り、読取画像データに変換する(ステップS4、読取工程の一例)。読取位置Pでは、印字位置Pの吸着圧力より小さい10kPaの吸着圧力で用紙1を吸着搬送しているため、取得される読取画像データは、セラミックスジャケット108のパターンによる影響が排除されている。
最後に、読取部60の読取結果に基づいて、印字部40及び/又は読取部60の補正を行い(ステップS5、補正工程の一例)、本フローチャートの処理を終了する。具体的には、感度補正部88は、用紙1の余白部の読取結果に基づいてインラインセンサ62の光電変換素子62Sの感度を補正する。また、不吐出補正部90は、不吐出検出用テストチャートの読取結果に基づいて入力画像データを補正することで印字部40を補正する。さらに、濃度補正部92は、濃度むら検出用テストチャートの読取結果に基づいて入力画像データを補正することでノズル48毎に備えられたピエゾアクチュエータ48Sの駆動条件を補正する。
なお、B面側の搬送についても同様の制御を行う。
図17及び図18は、濃度が一様な画像のインラインセンサ62における読取画像データを示す図であり、図17は吸着圧力が20kPaの場合の強調画像を示し、図18は吸着圧力が10kPaの場合の強調画像を示す。
図17に示すように、吸着圧力が20kPaの場合は、読取画像データにセラミックスジャケット108のパターンが視認される。一方、図18に示すように、吸着圧力が10kPaの場合は、読取画像データにセラミックスジャケット108のパターンは視認されない。このように、少なくとも読取部60の読取タイミングにおいて単位面積当たりの吸着力を下げることで、セラミックスジャケット108のパターンによる影響が排除され、用紙1に記録された画像を適切に読み取ることができ、テストチャート印字時の読取及び補正性能を確保することができる。したがって、セラミックスジャケット108のパターンを用紙1の搬送性のために最適化することができ、搬送性能と読取及び補正性能を両立することができる。
本実施形態では、読取位置Pに到達前及び通過後の領域の吸着圧力を第1の吸着圧力とし、読取位置Pを通過中の領域の吸着圧力を第1の吸着圧力より低い第2の吸着圧力としたが、読取位置Pに到達前の領域の吸着圧力を第1の吸着圧力とし、読取位置Pを通過中及び通過後の領域の吸着圧力を第1の吸着圧力より低い第2の吸着圧力としてもよい。また、第2の吸着圧力をゼロにする、すなわち吸着を停止する態様も可能である。
ここでは、読取結果を感度補正部88、不吐出補正部90、及び濃度補正部92の少なくとも1つで用いるテストチャートの画像を読取部60が読み取る補正用の印字について説明したが、出荷する印刷物を印字する本刷り及び本刷りのための試し刷り等の印字時には、通常の吸着圧力である20kPaで全面吸着することで用紙1を安定搬送する。
また、本実施形態において行う補正は、感度補正、不吐出補正、及び濃度補正に限定されず、設置調整の補正印字時にも適用可能である。
設置調整の補正印字の一例として、インラインセンサ62の読取位置調整及び不吐補正最適化がある。
読取位置調整は、インラインセンサ62の読取画像データの画素位置とインクジェットヘッド42M、42K、42C、及び42Yの各ノズル48の番号(位置)との関係を算出する。これを実施することで、インラインセンサ62の読取画像データからノズル48の位置を特定することができるようになり、その後の検知や補正が可能となる。
また、不吐補正最適化は、不良ノズルが発生した際に、不吐出補正部90において不良ノズルに隣接するノズル48の吐出量を調整することで補正を行うが、この際の調整量を事前に算出する処理である。
<第2の実施形態>
図19は、第2の実施形態に係るインクジェット印刷装置12の電気的構成を示すブロック図である。なお、図9に示すブロック図と共通する部分には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
同図に示すように、インクジェット印刷装置12は、吸着機構128−1〜128−30、インク量算出部94、吸着圧力決定部96、及び欠陥検知部98を備えている。
吸着機構128−1〜128−30は、搬送面102における吸着穴110の吸着圧力を制御する。
図20は、搬送ドラム100の搬送面102のA面側を示す図である。同図に示すように、搬送面102のA面側は、用紙1の搬送方向に直交する方向に3分割、用紙1の搬送方向に5分割の計15分割に2次元的に分割された複数の領域A11、A12、A13、A21、A22、A23、A31、A32、A33、A41、A42、A43、A51、A52、及びA53を有している。
吸着機構128−1〜128−15は、この15分割された領域にそれぞれ対応し、各領域における吸着穴110の吸着圧力を制御可能に構成されている。また、搬送面102のB面側についても同様に2次元的に15分割されており、吸着機構128−16〜128−30は、この15分割された領域にそれぞれ対応し、各領域における吸着穴110の吸着圧力を制御可能に構成されている。
図19の説明に戻り、インク量算出部94は、印字する画像のインク量を算出する。ここでは、用紙1に印字する画像全体を用紙1の搬送方向に直交する方向に3分割、用紙1の搬送方向に5分割の計15分割し、分割した領域毎のインク量をそれぞれ算出する。領域毎のインク量とは、印字部40において印字する際に、各領域に対して各ノズル48から吐出するインク量の総和である。
吸着圧力決定部96は、インク量算出部94において算出されたインク量に基づいて、15分割された各領域が読取部60において読み取られる際の吸着圧力を決定する。
また、欠陥検知部98は、画像解析部86の解析結果に基づいて、印字された画像の欠陥を検知する。画像解析部86は、インラインセンサ62の読取画像データと記憶部80に記憶された画像データとを比較して印字された画像を解析する。
図21は、第2の実施形態に係る印刷方法の工程を示すフローチャートである。ここでは、搬送面102のA面側において搬送される用紙1に本刷り用の画像を印字する場合について説明する。
最初に、インク量算出部94は、用紙1に印字するための画像データを記憶部80から取得する(ステップS11)。ここでの画像データは、出荷する印刷物のための本刷り用の画像データである。次に、インク量算出部94は、取得した画像データについて、用紙1の搬送方向に直交する方向に3分割、用紙1の搬送方向に5分割の計15分割した領域毎のインク量をそれぞれ算出する(ステップS12)。なお、画像データをRIP(Raster Image Processor)処理する際に各領域におけるインク量を算出しておき、算出したインク量を画像データとともに記憶部80に記憶させておいてもよい。
続いて、吸着圧力決定部96は、ステップS12において算出されたインク量に基づいて、読取部60において読み取られる際の各領域の吸着圧力を決定する(ステップS13)。ここでは、インク量を3段階に分けて、その段階に応じてインク量が少ない領域ほど吸着圧力を小さくするように、20kPa、15kPa,及び10kPaのいずれかの吸着圧力を設定する。
インクが付与された用紙1は、インク量が多いほど伸縮が大きくなるため、この伸縮変形を吸収するためにより大きい吸着圧力で吸着する必要がある。したがって、インクジェット印刷装置12は、インク量が相対的に多い領域ほど大きい吸着圧力で吸着し、インク量が相対的に少ない領域ほど小さい吸着圧力で吸着する。
なお、吸着機構128−1〜128−30がそれぞれ対応する領域のインク量だけでなく、その領域に隣接する領域のインク量を考慮して吸着圧力を決定してもよい。
次に、搬送面102のA面側の15分割した領域において、各吸着穴110から第1の吸着圧力である20kPaで用紙1を吸着し、搬送を開始する(ステップS14)。さらに、用紙1が印字位置Pに到達すると、印字部40が用紙1に本刷り画像を印字する(ステップS15)。20kPaの吸着圧力で用紙1を吸着搬送しているため、用紙1を安定して搬送することができ、画像を適切に印字することができる。
続いて、15分割した領域について、搬送制御部74は、読取位置Pにおける吸着穴110の吸着圧力をステップS13において決定した吸着圧力(第2の単位面積当たりの吸着力の一例)に変更して用紙1を吸着する(ステップS16)。
図22は、用紙1に印字された画像の一例を示す図である。同図に示す例では、インク量が相対的に少ない領域P、インク量が相対的に多い領域P、及びインク量が相対的に中程度の領域Pを有している。
図23は、吸着圧力決定部96で決定した、搬送面102のA面側の15分割した領域毎の読取部60において読み取られる際の吸着圧力を示す図である。同図に示すように、領域A11、A12、A13、A21、A22、A23、A31、A32、A33、A41、A42、A43、A51、A52、及びA53の吸着圧力は、それぞれ10kPa、10kPa、15kPa、10kPa、10kPa、15kPa、15kPa、20kPa、15kPa、20kPa、20kPa、20kPa、20kPa、20kPa、及び20kPaである。
領域A13、A23、A33、A43、及びA53は、それぞれインク量が相対的に中程度の領域Pに対応しており、インク量は同程度であるが、吸着圧力はそれぞれ15kPa、15kPa、15kPa、20kPa、及び20kPaに設定されており、同じ吸着圧力ではない。これは、各領域のインク量だけでなく、X方向に隣接する領域の吸着圧力とのバランスの関係で異なった値となっている。
第1の実施形態と同様に、搬送制御部74は、インラインセンサ62が読み取り開始のトリガ信号として使用しているPageSync信号を利用して吸着圧力の制御を行う。すなわち、PageSync信号の立下りが入力されてから100マイクロ秒後にインラインセンサ62が読み取りを開始するのに対し、吸着機構128−1〜128−3は、PageSync信号の立下りが入力されてから80マイクロ秒後に領域A11、A12、及びA13の吸着圧力を徐々に決定された吸着圧力にする。さらに、吸着機構128−1〜128−3は、吸着圧力を変更してから40マイクロ秒後に、領域A11、A12、及びA13の吸着圧力を徐々に第1の吸着圧力に戻していく。
吸着機構128−4〜128−6、128−7〜128−9、128−10〜128−12、及び128−13〜128−15についても、領域A21、A22、A23、領域A31、A32、A33、領域A41、A42、A43、及び領域A51、A52、A53の吸着圧力を順次制御する。
このように、用紙1に付与するインク量が少ない領域ほど読取位置Pにおける吸着圧力を小さくする。また、インク量が少ない領域ほど吸着圧力を小さくするタイミングを早くしてもよい。例えば、インク量が相対的に多い領域については、PageSync信号の立下りが入力されてから80マイクロ秒後に吸着圧力を徐々に小さくし、インク量が相対的に少ない領域については、PageSync信号の立下りが入力されてから40マイクロ秒後に吸着圧力を徐々に小さくしてもよい。
次に、インラインセンサ62は、読取制御部78の制御により、読取位置Pにおいて用紙1に印字された本刷り用の画像を読み取り、読取画像データに変換する(ステップS17)。ここでは、インク量に応じて吸着圧力が小さくなっているため、読取画像データは、セラミックスジャケット108のパターンによる影響が排除されている。
最後に、インラインセンサ62の読取画像データと記憶部80の本刷り用画像データとに基づいて、用紙1に印字した画像の欠陥を検知し(ステップS18)、本フローチャートの処理を終了する。例えば、読取画像データと本刷り用画像データとの差分画像を算出し、差分画像を解析することで画像の欠陥を検知する。
B面側の搬送についても同様の制御を行う。
このように、20kPaの吸着圧力で用紙1を吸着搬送しているため、用紙1を安定して搬送することができ、本刷り画像を適切に印字することができる。また、少なくとも読取部60の読取タイミングにおいてインク量に応じて単位面積当たりの吸着力を下げることで、セラミックスジャケット108のパターンによる影響が排除され、用紙1に記録された画像を適切に読み取ることができ、テストチャート印字時の読取及び補正性能を確保することができる。したがって、セラミックスジャケット108のパターンを用紙1の搬送性のために最適化することができ、搬送性能と読取及び補正性能を両立することができる。
<第3の実施形態>
図24は、第3の実施形態に係る印刷方法の工程を示すフローチャートである。本実施形態では、インクジェット印刷装置12において、ユーザが吸着圧力及び/又は吸着圧力の変更タイミングを修正する。
第2の実施形態と同様に、画像データの印字及び読み取りを行う(ステップS21)。
次に、ユーザは、ステップS21において用紙1に印字した画像を目視評価する(ステップS22)。
ここで、ユーザは、セラミックスジャケット108のパターンと思われるムラ(等ピッチで全幅に現れる)が視認される場合に、ユーザインターフェース82に読取画像データを表示させる(ステップS23)。
さらに、ユーザは、表示された読取画像データに対してコントラスト、最大値、及び最小値の少なくとも1つをユーザインターフェース82によって調整し、読取画像データを強調表示させる(ステップS24)。例えば、8bit(0〜255)で表示されている読取画像データに対して、0〜50の階調値表示にする。
そして、ユーザは、その強調表示された画像と用紙1の本刷り用画像とを比較し、実際にムラがセラミックスジャケット108のパターンの写りこみと対応しているか否かを確認する。対応しているようであれば、吸着圧力及び/又は吸着タイミングの調整を行う(ステップS25、ステップS26)。
吸着圧力の調整は、ユーザインターフェース82(表示部の一例)に図23に示す吸着圧力の2次元配列を表示させ、ユーザが対応する箇所をユーザインターフェース82(調整部の一例)によって変更することで実施する。図23に示す例において用紙1の右下部分でムラが発生したと仮定すると、領域A43及びA53における吸着圧力を、20kPaから15kPaに変更する。
また、吸着タイミングの調整は、やや遅い、標準、やや早い、及び早いの4段階程度を予めユーザインターフェース82に選択可能に表示しておき、ユーザが適宜変更できるようにする。セラミックスジャケット108のパターンのムラが発生する場合には、吸着圧力を小さくするタイミングを早くすることで、ムラの発生を低減することができる。また、ジャムが発生する場合は、吸着圧力を小さくするタイミングを遅くすればよい。
これらの調整は、B面側についても同様に反映される。
このように、印字した画像をユーザが目視評価し、セラミックスジャケット108のパターンの写りこみがある場合は吸着圧力及び/又は吸着タイミングの調整を行うことで、セラミックスジャケット108のパターンによる影響を読取画像データから適切に排除することができる。
<第4の実施形態>
ここまでは、搬送部30として、搬送面102に用紙1を保持する搬送ドラム100を備えた例を用いて説明したが、搬送部30はドラム搬送に限定されず、例えばベルト搬送等を用いることができる。
図25は、第4の実施形態に係るインクジェット印刷装置14の全体構成を示す概略図である。同図に示すように、インクジェット印刷装置14は、用紙1の記録面に画像を印刷するシングルパス方式のラインプリンタであり、給紙部20、搬送部30、印字部40、読取部60、及び排紙部70等を備えている。
搬送部30は、ローラ150及びローラ152の間に無端状の搬送ベルト154が巻き掛けられた構造を有している。搬送ベルト154は、ゴム及び/又はウレタンから形成されている。また、搬送ベルト154は、X方向の幅が用紙1のX方向の幅よりも広く、外周面が搬送面160となる。搬送面160は、印字部40に対向する位置である印字位置P及び読取部60に対向する位置である読取位置Pにおいて水平面をなすように構成されている。
搬送部30は、ローラ150及びローラ152の少なくとも一方に不図示のモータの動力が伝達されることにより、搬送ベルト154の搬送面160に保持された用紙1を、印字部40、読取部60の順に搬送する。
搬送部30には、搬送ベルト154の内側に吸着機構128−1〜128−2が設けられている。また、搬送ベルト154には、多数の吸着穴156が貫通しており、吸着穴156が形成されていない部分の搬送面160側には突起158が形成されている。吸着機構128〜128−2により搬送ベルト154の吸着穴156の気体を吸引して負圧にすることによって、用紙1は記録面の反対面が搬送面160に吸着され、保持される。
印字部40は、4つのインクジェットヘッド42M、42K、42C、及び42Yを備えている。インクジェットヘッド42M、42K、42C、及び42Yは、それぞれ搬送ベルト154の用紙1の搬送経路に沿って一定の間隔で上流側から順に配置されている。インクジェットヘッド42M、42K、42C、及び42Yの構成は、第1の実施形態と同様である。インクジェットヘッド42M、42K、42C、及び42Yは、印字位置Pを搬送される用紙1の記録面に対して各ノズル48からインクを吐出し、用紙1の記録面に画像を印字する。
搬送ベルト154の搬送経路の印字部40の下流側には、読取部60が配置されている。読取部60はインラインセンサ62を備えている。インラインセンサ62の構成も、第1の実施形態と同様である。インラインセンサ62は、読取位置Pを搬送される用紙1の記録面を読み取り、読取画像データに変換する。
なお、印字部40と読取部60との間のY方向の距離は、用紙1のY方向の長さよりも短い。したがって、搬送中の用紙1は、印字位置Pと読取位置Pとの両方の位置を跨ぐ場合がある。
このように構成されたインクジェット印刷装置14は、吸着機構128−1が印字位置P、吸着機構128−2が読取位置Pにおいて用紙1を吸着する。また、その吸着圧力は、本刷り用の画像を印字する際は吸着機構128−1、吸着機構128−2ともに第1の吸着圧力である20kPaに設定されており、テストチャートを印字する際には、吸着機構128−1は第1の吸着圧力である20kPa、吸着機構128−2は第2の吸着圧力である10kPaに設定される。これにより、インラインセンサ62によって取得される読取画像データは、搬送ベルト154の吸着穴156及び突起158からなるパターンによる影響が排除される。
したがって、セラミックスジャケット108のパターンを用紙1の搬送性のために最適化することができ、搬送性能と読取及び補正性能を両立することができる。
<その他>
ここでは、真空ポンプ126を用いた負圧吸着によって用紙1を支持面に吸着する例を用いて説明したが、支持面を帯電させて用紙1を静電力によって吸着する帯電部を備える態様も可能である。例えば、公知の静電ドラムを使用することができる。
また、搬送面に凹形状である吸着穴と凸形状である突起が設けられた例を用いて説明したが、搬送面には複数の凹形状及び凸形状の少なくとも一方の形状を有していればよい。
本発明の技術的範囲は、上記の実施形態に記載の範囲には限定されない。各実施形態における構成等は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、各実施形態間で適宜組み合わせることができる。
1 用紙
10,12,14 インクジェット印刷装置
20 給紙部
30 搬送部
40 印字部
42M,42K,42C,42Y インクジェットヘッド
44M,44K,44C,44Y ノズル面
46−1〜46−17 ヘッドモジュール
48 ノズル
48S ピエゾアクチュエータ
50 ヘッドモジュール支持部材
52 ヘッド支持部材
60 読取部
62 インラインセンサ
62S 光電変換素子
70 排紙部
72 CPU
74 搬送制御部
76 印字制御部
78 読取制御部
80 記憶部
82 ユーザインターフェース
82D 表示部
82I 入力部
84 画像処理部
86 画像解析部
88 感度補正部
90 不吐出補正部
92 濃度補正部
94 インク量算出部
96 吸着圧力決定部
98 欠陥検知部
100 搬送ドラム
102 搬送面
104 回転軸
106 グリッパ
108 セラミックスジャケット
108A 吸着穴層
108B 流路溝形成層
110 吸着穴
112 ドラム吸着溝
114 ドラム本体
116 ドラム吸着穴
118 突起
120 ジャケット吸着溝
122 ロータリエンコーダ
124 信号生成部
126 真空ポンプ
128−1〜128−30 吸着機構
150 ローラ
152 ローラ
154 搬送ベルト
156 吸着穴
158 突起
160 搬送面
〜A 領域
11〜A13 領域
21〜A23 領域
31〜A33 領域
41〜A43 領域
51〜A53 領域
〜B 領域
P 用紙
〜P 領域
読取位置
印字位置
S1〜S5 印刷方法の工程
S11〜S18 印刷方法の工程
S21〜S26 印刷方法の工程

Claims (13)

  1. 複数の凹形状及び凸形状の少なくとも一方の形状を有する支持面に記録媒体の記録面の反対面を接触させて支持する支持部と、
    前記支持部によって支持された記録媒体を第1の単位面積当たりの吸着力で前記支持面に吸着する吸着部と、
    前記支持面に吸着された記録媒体を搬送経路に沿って搬送する搬送部と、
    前記搬送経路に対向して配置され、前記搬送経路の印字位置において前記記録面に入力データに基づく画像を印字する印字部と、
    前記印字部よりも前記搬送経路の下流側において前記搬送経路に対向して配置され、前記搬送経路の読取位置において前記記録面を読み取る読取部と、
    前記読取部の読取結果に基づいて前記印字部及び前記読取部の少なくとも一方を補正する補正部と、
    前記読取位置における前記吸着部の単位面積当たりの吸着力を制御し、少なくとも前記補正部において読取結果を用いる画像を前記読取部が読み取る場合は前記吸着部に前記第1の単位面積当たりの吸着力よりも小さい第2の単位面積当たりの吸着力で前記記録媒体を吸着させる、又は前記吸着部の吸着を停止させる制御部と、
    を備えた印刷装置。
  2. 前記印字部は、インクを付与して前記記録媒体の前記記録面に画像を印字するインクジェットヘッドを備え、
    さらに、前記読取部の読取結果に基づいて前記画像の欠陥を検知する欠陥検知部を備え、
    前記制御部は、前記欠陥検知部において読取結果を用いる画像を前記読取部が読み取る場合は前記記録面に付与するインク量が少ない領域ほど前記読取位置における前記吸着部の単位面積当たりの吸着力を小さくする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記制御部は、前記印字した画像のインク量が少ないほど前記吸着部の単位面積当たりの吸着力を小さくするタイミングを早くして前記読取位置における吸着力を小さくする請求項2に記載の印刷装置。
  4. 前記支持面は、前記記録媒体の搬送方向に直交する方向に分割された複数の領域を有し、
    前記制御部は、前記複数の領域毎に前記吸着部の単位面積当たりの吸着力を制御する請求項1から3のいずれか1項に記載の印刷装置。
  5. 前記支持面は、前記記録媒体の搬送方向及び前記搬送方向に直交する方向に分割された複数の領域を有し、
    前記制御部は、前記複数の領域毎に前記吸着部の単位面積当たりの吸着力を制御する請求項1から3のいずれか1項に記載の印刷装置。
  6. 前記読取部の読取結果を強調表示する表示部と、
    ユーザが前記読取位置における前記吸着部の単位面積当たりの吸着力及び吸着力を小さくするタイミングの少なくとも一方を調整する調整部と、
    を備えた請求項1から5のいずれか1項に記載の印刷装置。
  7. 前記吸着部は、前記支持面に形成された吸着穴から気体を吸引して前記記録媒体を吸着する吸引部を備えた請求項1から6のいずれか1項に記載の印刷装置。
  8. 前記搬送部は、外周面に吸着された前記記録媒体を回転することで前記搬送経路に沿って搬送する搬送ドラムを備えた請求項1から7のいずれか1項に記載の印刷装置。
  9. 前記支持面は、複数の凹形状及び凸形状の少なくとも一方の形状を有するジャケットを備えた請求項8に記載の印刷装置。
  10. 前記読取部は、複数の光電変換素子を備え、
    前記補正部は、前記読取部の読取結果に基づいて前記複数の光電変換素子の感度を補正する請求項1から9のいずれか1項に記載の印刷装置。
  11. 前記印字部は、複数の記録素子により画像を印字し、
    前記補正部は、前記読取部の読取結果に基づいて、前記記録素子に対応する入力データを補正する請求項1から10のいずれか1項に記載の印刷装置。
  12. 前記印字部は、複数の記録素子により画像を印字し、
    前記補正部は、前記読取部の読取結果に基づいて、前記複数の記録素子の駆動条件を補正する請求項1から11のいずれか1項に記載の印刷装置。
  13. 複数の凹形状及び凸形状の少なくとも一方の形状を有する支持面に記録媒体の記録面の反対面を接触させて支持し、前記支持された記録媒体を第1の単位面積当たりの吸着力で前記支持面に吸着する吸着工程と、
    前記支持面に吸着された記録媒体を搬送経路に沿って搬送する搬送工程と、
    前記搬送経路に対向して配置された印字部によって、前記搬送経路の印字位置において前記記録面に入力データに基づく画像を印字する印字工程と、
    前記印字部よりも前記搬送経路の下流側において前記搬送経路に対向して配置された読取部によって、前記搬送経路の読取位置において前記記録面を読み取る読取工程と、
    前記読取工程の読取結果に基づいて前記印字部及び前記読取部の少なくとも一方を補正する補正工程と、
    前記読取位置における前記吸着工程の単位面積当たりの吸着力を制御し、少なくとも前記補正工程において読取結果を用いる画像を前記読取工程で読み取る場合は前記吸着工程に前記第1の単位面積当たりの吸着力よりも小さい第2の単位面積当たりの吸着力で前記記録媒体を吸着させる、又は前記吸着工程の吸着を停止させる制御工程と、
    を備えた印刷方法。
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