JP6542707B2 - ガスセンサ - Google Patents

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Description

本発明は、被検出ガスの濃度を検出するガスセンサ素子を備えたガスセンサに関する。
ディーゼルエンジンやガソリンエンジン等の内燃機関の吸気系統(例えば、吸気管や吸気マニホールド等)にガスセンサを取り付け、特定ガスの濃度をモニタして燃焼状態等を制御することが行われている。従来、このガスセンサは、ガス検出素子を主体金具の内部に保持し、主体金具よりも先端側に突出したガス検出素子の先端部を金属筒状のプロテクタで覆うと共に、主体金具よりも後端側に突出したガス検出素子の後端部を金属の外筒で覆った構造となっている(特許文献1)。
この外筒は、例えば図7に示すようにして主体金具に接続される。
まず、主体金具500の後端部に、外筒1100の先端側を圧入する(図7(a))。このとき、外筒1100の内径d0は、主体金具500の後端部の外径dxよりも小さいので、所定の圧入荷重で外筒1100を外径dxまで押し広げながら圧入を行う。そして、外径dxまで拡径した外筒1100をさらに圧入してゆく(図7(b))。外筒1100は主体金具500の外面500eを摺動しながら圧入される。
外筒1100の先端部1100fが主体金具500の鍔部570に当接すると圧入深さが位置決めされるので、この状態で主体金具500への外筒1100の圧入(仮固定)が終了する。最後に、外筒1100の圧入部の外側から全周溶接により溶接部Wを形成し、固定が完了する(図7(c))。
特開2009−198422号公報(図1、図3)
ところで、上述の圧入荷重が外筒1100の座屈強度を超えると外筒1100が破損してしまうので、圧入荷重が高くなるような場合は、外筒1100を予め焼きなまして圧入荷重を低下させたり、圧入の代わりに外筒1100を径方向外側から内側に向かって加締める加締め固定を採用せざるを得ず、生産性の低下やコストアップに繋がるという問題がある。
そこで、本発明は、ガスセンサ素子を保持する主体金具に金属製の筒体を外嵌する際の圧入荷重を低減することができるガスセンサを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明のガスセンサは、軸線方向に延び、自身の先端側に被測定ガス中の特定ガス成分を検出するための検出部を有するガスセンサ素子と、前記ガスセンサ素子の径方向周囲を取り囲み、該ガスセンサ素子を保持する主体金具と、前記主体金具の先端側又は後端側に外嵌した状態で溶接される金属製の筒体と、を備えるガスセンサであって、前記筒体は、前記主体金具の外表面に設けられて前記筒体に向かって径方向に窄まるテーパ部に締まり嵌めされていると共に、当該テーパ部で溶接されていることを特徴とする。
このガスセンサによれば、主体金具の先端側又は後端側の外表面を筒体に向かって径方向に窄まるテーパ部とすることで、筒体を外嵌(圧入)する際、テーパ部の面に沿って筒体が徐々に拡径されるので、テーパ部を設けずに筒体を圧入する場合に比べ、筒体がテーパ部と滑らかに接することとなり、圧入荷重を低減することができる。
又、テーパ部を設けずに筒体を圧入する場合、筒体や主体金具の製造公差によっては、筒体の内径と主体金具の外径との差が設計値よりも大きい状態で筒体が主体金具に外嵌されるため、圧入荷重が過大になるおそれがある。そこで、テーパ部を設けて圧入荷重を低減することで、製造公差による圧入荷重の増大を抑制できる。
本発明のガスセンサにおいて、前記テーパ部から前記筒体とは前記軸線方向の反対側に向かう前記主体金具の外表面には、前記テーパ部の最大外径よりも大径の拡径部と、前記テーパ部と前記拡径部との間に形成され前記テーパ部の最大外径よりも小径の縮径部が設けられ、前記筒体の端部は、前記拡径部に当接すると共に前記縮径部と非接触であってもよい。
主体金具への筒体の圧入深さを位置決めするため、主体金具の外表面にテーパ部の最大外径よりも大径の拡径部を設けることがある。この場合、金属加工上、テーパ部と拡径部との接続部位には隅肉部が形成され、圧入された筒体が拡径部に到達する前に隅肉部に接してしまい、位置決めが不安定になる。
そこで、テーパ部と拡径部との間に縮径部を設けることにより、筒体の端部が隅肉部に干渉することなく主体金具の拡径部に確実に当接し、筒体の位置決めを確実に行うことができる。
本発明のガスセンサにおいて、前記テーパ部のうち前記筒体と締まり嵌めされている部位よりも前記筒体に向かう部位は、前記筒体と離間していてもよい。
このガスセンサによれば、テーパ部の一部のみが筒体に圧入されるので、圧入荷重をさらに低減することができる。
この発明によれば、ガスセンサ素子を保持する主体金具に金属製の筒体を外嵌する際の圧入荷重を低減することができる。
本発明の実施形態に係るガスセンサの構成を示す斜視図である。 図1のA−A線に沿う断面図である。 ガスセンサを取付け対象体に取り付けた状態を示す図である。 主体金具へ外筒を接続する各工程を示す工程図である。 主体金具の外表面に縮径部を設けない場合の、テーパ部と外筒との位置関係を示す図である。 曲線テーパであるテーパ部を示す断面図である。 従来のガスセンサの主体金具へ外筒を接続する各工程を示す工程図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るガスセンサ200の斜視図、図2は図1のA−A線に沿う断面図、図3はガスセンサ200を取付け対象体300に取り付けた状態を示す図である。なお、図1は、ガスセンサ200の先端側から見た下面図である。
なお、ガスセンサ素子10の軸線O方向(1点鎖線で示す。)を上下方向として図示し、ガスセンサ素子10の後端部12側をガスセンサ素子10(及びガスセンサ)の後端側、その反対側にあるガスセンサ素子10の検出部11(図2参照)側をガスセンサ素子10(及びガスセンサ)の先端側、として説明する。又、軸線O方向に垂直な方向を適宜「径方向」と称する。
又、図2においては、簡便のため、接続端子30、31を3本のみ表示し、コネクタ端子60を1つのみ表示しているが、実際には、接続端子30、31及びコネクタ端子60は複数本(本発明の実施形態では、各5本づつ)設けられている。
図1に示すように、ガスセンサ200は、ガスセンサ素子10(図示せず)と、ガスセンサ素子10の検出部11を覆う外側プロテクタ100と、ガスセンサ素子10を保持する主体金具50と、主体金具50の後端側に配置される高分子材料からなる基体部120と、主体金具50と基体部120とを接続する金属製の外筒110と、を有する。
外筒110が特許請求の範囲の「筒体」に相当する。
基体部120は、円筒状で後端側が閉じた本体部123と、本体部123の一側面から径方向外側に延びる一個の半円状のフランジ部121と、本体部123の他の側面から径方向外側に延びる略矩形状のコネクタ部125とを有している。フランジ部121とコネクタ部125とは、本体部123の周方向に約90度異なって配置されている。そして、これら本体部123、フランジ部121及びコネクタ部125は成形性のよい絶縁性の高分子材料(樹脂)、例えばPPS(ポリフェニレンサルファイド)により一体に形成されている。又、コネクタ部125は、径方向外側に向く開口部125hを有する雄コネクタであって、開口部125hにて外部装置の相手コネクタ(この例では、雌コネクタ)を径方向に差抜可能になっている。
フランジ部121には取付け孔121hが1つ開口し、取付け孔121hの内面に接して金属円筒状のカラー80がインサート成形されて一体に固定されている。そして、図3に示すように、カラー80にねじ310を挿通し、このねじ310を取り付け対象体300(例えば、内燃機関の吸気系統)に設けたねじ孔にねじ止めすることで、ガスセンサ200を取り付け対象体300に取り付けることができる。
又、主体金具50には周方向に沿って凹溝50b(図2参照)が形成され、この凹溝50bにシール部材(Oリング)90が外嵌されている。従って、取付け対象体300の開口300hにガスセンサ200を先端側から挿入して取り付けた際、シール部材90が取付け対象体300の開口300hの壁面で潰され、取付け対象体300とガスセンサ200(主体金具50)との間をシールするようになっている。
一方、外筒110の後端側に基体部120がインサート成形されて一体化している。
さらに、外側プロテクタ100の側面には複数個のガス導入孔115が設けられ、外側プロテクタ100の先端の中央には1個のガス排出孔116が設けられている。
次に、図2を用いてガスセンサ200の各構成部分についてさらに詳細に説明する。
ガスセンサ素子10は公知であるような軸線O方向に延びる略角柱状をなし、酸素濃度の検出を行う検出素子と、その検出素子を早期活性化させるために加熱を行うヒータとが互いに貼り合わされた積層体である。検出素子は、ジルコニアを主体とする固体電解質体と、白金を主体とする一対の電極とを、中空の測定室が一部に形成された絶縁層を介して積層した構成をなしている。この検出素子は、より具体的には、固体電解質体の両面に形成された一対の電極の一方を外部に晒すと共に、他方の電極を測定室に配置した酸素ポンプセルと、固体電解質体の両面に形成された一対の電極の一方を測定室に配置すると共に、他方の電極を基準ガス室に配置した酸素濃度測定セルとを有してなり、酸素濃度測定セルの出力電圧が所定の値になるように、酸素ポンプセルの一対の電極間に流す電流を制御することで、測定室内の酸素を汲み出したり、測定室内に外部から酸素を汲み入れたりする構成をなしている。
なお、酸素ポンプセルのうち、一対の電極、及び、固体電解質体のうちでこれら電極に挟まれる部位は、酸素濃度に応じた電流が流れる検出部11をなす。一方、ガスセンサ素子10の後端部12には、検出素子からの出力を取り出すためや、ヒータに電力を供給するための5つの電極パッド12a(図2ではそのうちの2つがガスセンサ素子10の第2面10b側に配置され、第1面10aに残りの3つが配置される。)が形成されている。これら電極パッド12aは、接続端子30,31にそれぞれ接続される。
そして、ガスセンサ素子10の軸方向中央よりやや先端側には、絶縁性セラミック(例えばアルミナ)からなり、概略短円筒状に形成されたセラミックホルダ21が、自身の内部にガスセンサ素子10を挿通させ、検出部11を自身より先端側へ突出させた状態で配置されている。
ガスセンサ素子10は、その周囲を筒状の主体金具50に取り囲まれて保持されている。この主体金具50はSUS430等のステンレス鋼からなる。具体的には、主体金具50の内周には段部54が形成されており、この段部54に、ガスセンサ素子10を挿通したセラミックホルダ21の先端側周縁部が係止されている。更に、主体金具50の内周にはシール材22が、自身をガスセンサ素子10に挿通させた状態で、セラミックホルダ21の後端側から装填されている。そして、シール材22を後端側から押さえるように、筒状のスリーブ23が主体金具50内に嵌め込まれている。スリーブ23の後端側外周には、円環状の加締めパッキン29が配置されている。
一方、主体金具50の外周後端側には、縮径された後端部59が形成され、後端部59より先端には径方向外側に段状に拡径する拡径部57が形成されている。拡径部57には周方向に沿って凹溝50bが形成され、この凹溝50bにシール部材(Oリング)90が外嵌されている。さらに、拡径部57よりも先端側には、拡径部57より小径で、かつ後述する外側プロテクタ100及び内側プロテクタ102が係合される先端係合部56が形成されている。他方、後端部59の後端側には、主体金具50内にガスセンサ素子10を加締め保持するための加締め部53が形成されている。
主体金具50の加締め部53が、加締めパッキン29を介してスリーブ23を先端側に向けて押圧するように加締められている。加締め部53の形成によって、スリーブ23を介して押圧されたシール材22は、主体金具50内で押し潰されて細部にわたって充填され、このシール材22によって、セラミックホルダ21およびガスセンサ素子10が主体金具50内で位置決めされ、気密に保持される。
一方、ガスセンサ素子10の検出部11の外周面は、多孔質状の保護層15により被覆され、検出部11のうち外部に晒される電極を吸気等による被毒や被水から保護している。そして、主体金具50の先端係合部56には、外側プロテクタ100及び内側プロテクタ102が嵌められ、レーザ溶接によって固定され、内部に収容された検出部11を保護している。外側プロテクタ100にはガス導入孔115が形成されており、内側プロテクタ102にはガス導入孔117が形成されている。又、外側プロテクタ100の先端の中央には1個のガス排出孔116が設けられている。
外筒110は、後端側が段部を介して拡径する例えばステンレス製の円筒状をなし、この段部を含む外筒110の後端側に基体部120がインサート成形され、段部は基体部120が外筒110から抜けるのを防止する。
そして、基体部120から露出する外筒110の先端側が、主体金具50の後端部59に形成されたテーパ部59tに外嵌され、このテーパ部59tで外筒110の外側から全周レーザ溶接等で溶接部Wが形成されている。これにより、基体部120が主体金具50に接続(固定)されている。テーパ部59tについては後述する。
又、基体部120は、主体金具50の後端側に突出したガスセンサ素子10の後端部12側を囲むカバーとなっている。さらに、コネクタ部125の内部には、外部装置と電気的に接続するコネクタ端子60が保持されている。コネクタ端子60を含むコネクタ部125はインサート成形により形成されている。
さらに、本体部123の内部には、先端に向かって延びる略升状のセパレータ部127が一体に形成され、各接続端子30、31を保持している。なお、接続端子30、31の一端にバネ片30f、31fが設けられ、対応するコネクタ端子60の端部60aと電気的に接続されるようになっている。このようにして、ガスセンサ200内部のガスセンサ素子10と外部装置とを電気的に接続する。
次に、図4を参照して、主体金具50への外筒110の接続方法について説明する。なお、図4は、主体金具50へ外筒110を接続する各工程を、軸線O方向に沿う断面から見た工程図である。
まず、図4(a)に示すように、主体金具50の後端部59の外表面には、後端側(外筒110側)に向かって径方向に窄まるテーパ部59tが形成されている。なお、図4の例ではテーパ部59tは直線テーパとなっている。又、テーパ部59tの最後端t1よりも後端側には、主体金具50の径方向にさらに窄まる面取り部50dが形成されている。又、本実施形態では、圧入前の外筒110の内径d0に対し、テーパ部59tの最後端t1の最小外径d1、最先端t2の最大外径d2が、d1<d0<d2に設定されている。
なお、テーパ部59tの最先端t2から先端側(外筒110と軸線方向の反対側)に向かう主体金具50の外表面に、テーパ部59tの最大外径d2よりも大径の拡径部57と、テーパ部59tと拡径部57との間に形成されテーパ部59tの最大外径d2よりも小径の縮径部50sが形成されている。この縮径部50sは、断面半円状に窪む断面形状をなしている。
そして、主体金具50のテーパ部59tに、外筒110を先端側から圧入してゆくと、d1<d0であるために、最初は外筒110がテーパ部59tに非接触で挿入される(図4(a))。やがて、テーパ部59tの外径d3がd0に等しくなった時点で外筒110がテーパ部59tに接触し、テーパ部59tの面に沿って外筒110が徐々に拡径されながら先端側へ圧入される(図4(b))。
そして、主体金具50のテーパ部59tよりも先端側に位置する拡径部57に、外筒110の先端部110fが当接することで圧入深さが位置決めされ、この状態で主体金具50への外筒110の圧入(仮固定)が終了する(図4(c))。このとき、外筒110の内径はd3よりも大きな径からd2までの範囲の大きさに拡径される。これにより、外筒110の先端部110fよりも後端側の部位Pが、主体金具50のテーパ部59tのうち自身の外径がd3からd2までの範囲の大きさの部位と接している。
次に、外筒110の圧入部の外側で、部位Pよりも後端側を全周溶接して溶接部Wを形成し、固定が完了する(図4(d))。
このように、主体金具50の後端部59の外表面をテーパ部59tとすることで、外筒110を外嵌(圧入)する際、テーパ部59tの面に沿って外筒110が徐々に拡径されるので、テーパ部を設けずに(軸線O方向に平行に延びる外面に摺動させて)外筒110を圧入する場合に比べ、外筒110がテーパ部59tと滑らかに接することとなり、圧入荷重を低減することができる。
又、テーパ部を設けずに外筒110を圧入する場合、外筒110や主体金具50の製造公差によっては、外筒110の内径と主体金50具の外径との差が設計値よりも大きい状態で外筒110が主体金具50に外嵌されるため、圧入荷重が過大になるおそれがある。そこで、テーパ部59tを設けて圧入荷重を低減することで、製造公差による圧入荷重の増大を抑制できる。
ここで、溶接部Wはテーパ部59tの位置に形成されている必要がある。これは、主体金具50の外表面と外筒110の内面との距離がテーパ部59t以外の部位では大きくなるので、テーパ部59t以外の部位で溶接すると溶接不良が生じるおそれがあるからである。
なお、上述のようにd1<d0<d2に設定すれば、最初は外筒110がテーパ部59tに非接触で挿入されるので、圧入荷重をより一層低減することができる。又、d1<d0<d2に設定すれば、製造公差でd0が設計値よりも小さくなっても、テーパ部59tにd1<d0となる部位が存在するので、テーパ部59tの面に沿って外筒110を圧入することができ、製造公差による圧入荷重の増大を抑制できる。
但し、d1<d0<d2は必須ではなく、d1>d0であっても、テーパ部59tに外筒110が接触した後はテーパ部59tの面に沿って外筒110が徐々に拡径されるので、圧入荷重が低減する点では変わらない。
ところで、本実施形態では、主体金具50への外筒110の圧入深さを位置決めするため、主体金具50の外表面にテーパ部59tの最大外径d2よりも大径の拡径部57を設けている。この場合、図5に示すように、金属加工上、テーパ部59tと拡径部57との接続部位には隅肉部P1が形成され、圧入された外筒110が拡径部57に到達する前に隅肉部P1に接してしまい、位置決めが不安定になる。
そこで、テーパ部59tと拡径部57との間に縮径部50sを設けることにより、外筒110の端部が隅肉部に干渉することなく主体金具50の拡径部57に確実に当接し、外筒110の位置決めを確実に行うことができる。
又、図4(d)に示すように本実施形態では、テーパ部59tのうち外筒110と締まり嵌めされている部位よりも外筒110に向かう部位(主体金具59と軸線O方向の反対側に向かう部位)は、外筒110と離間している。
このようにすると、テーパ部59tの一部のみが外筒110に圧入されるので、圧入荷重をさらに低減することができる。
なお、テーパ部59tとは、主体金具50(テーパ部59t)と外筒110との接点である部位Pを含む直線の点t1、t2の間の線分(図4(a))をいう。
又、図6に示すように、主体金具70の後端部79に形成されtがテーパ部79tが曲線テーパである場合、外筒110との接点(部位)Pを含む曲線の部位Pより先端側(外筒110と軸線方向の反対側)の変曲点をt3とし、部位Pより後端側(外筒110側)で軸線Oに垂直な水平部79Lと曲線との接続点をt4とする。そして、点t3、t4の間の曲線をテーパ部79tとする。
本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の思想と範囲に含まれる様々な変形及び均等物に及ぶことはいうまでもない。
例えば、筒体としては外筒110の他、プロテクタ(外側プロテクタ100及び内側プロテクタ102)を用いることができる。この場合、プロテクタは主体金具50の先端側に外嵌されるので、先端係合部56を先端に向かって径方向に窄まるテーパ部とする。
また、上記形態では、外筒110の後端側に高分子材料からなる基体部(カバー)120を接続し、主体金具50よりも後端側に突出したガスセンサ素子10の部位の一部を外筒(筒体)110で覆ったが、例えば特許文献1のガスセンサのように、外筒110自体がガスセンサ素子10の後端側全体を覆うようにしてもよい。
また、上記形態ではセンサ素子を、横断面が長方形(矩形)の帯板状のものとしたが、本発明のガスセンサに使用されるセンサ素子は、横断面が正方形のものであっても、筒状のものであってもよい。さらに、上記においては全領域空燃比ガスセンサにおいて具体化したが、本発明に係るガスセンサは、その他のガスセンサにおいても具体化できる。
10 ガスセンサ素子
11 検出部
50、70 主体金具
57 拡径部
59t、79t テーパ部
50s 縮径部
110 筒体(外筒)
110f 筒体の端部
200 ガスセンサ
O 軸線
W 溶接部
d2 テーパ部の最大外径

Claims (3)

  1. 軸線方向に延び、自身の先端側に被測定ガス中の特定ガス成分を検出するための検出部を有するガスセンサ素子と、
    前記ガスセンサ素子の径方向周囲を取り囲み、該ガスセンサ素子を保持する主体金具と、
    前記主体金具の先端側又は後端側に外嵌した状態で溶接される金属製の筒体と、
    を備えるガスセンサであって、
    前記筒体は、前記主体金具の外表面に設けられて前記筒体に向かって径方向に窄まるテーパ部に締まり嵌めされていると共に、当該テーパ部で溶接されていることを特徴とするガスセンサ。
  2. 前記テーパ部から前記筒体とは前記軸線方向の反対側に向かう前記主体金具の外表面には、前記テーパ部の最大外径よりも大径の拡径部と、前記テーパ部と前記拡径部との間に形成され前記テーパ部の最大外径よりも小径の縮径部が設けられ、
    前記筒体の端部は、前記拡径部に当接すると共に前記縮径部と非接触である請求項1記載のガスセンサ。
  3. 前記テーパ部のうち前記筒体と締まり嵌めされている部位よりも前記筒体に向かう部位は、前記筒体と離間している請求項1又は2に記載のガスセンサ。
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