JP6542600B2 - 非接触型充電器 - Google Patents

非接触型充電器 Download PDF

Info

Publication number
JP6542600B2
JP6542600B2 JP2015141415A JP2015141415A JP6542600B2 JP 6542600 B2 JP6542600 B2 JP 6542600B2 JP 2015141415 A JP2015141415 A JP 2015141415A JP 2015141415 A JP2015141415 A JP 2015141415A JP 6542600 B2 JP6542600 B2 JP 6542600B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mounting portion
charger
contact type
type charger
contact
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2015141415A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017028748A (ja
Inventor
弘一朗 尾崎
弘一朗 尾崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP2015141415A priority Critical patent/JP6542600B2/ja
Publication of JP2017028748A publication Critical patent/JP2017028748A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6542600B2 publication Critical patent/JP6542600B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、非接触で被充電機器に電力を供給する非接触型充電器に関する。
スマートフォン等の電気を動力とする機器の機能は年々向上し、便利になってきているが、機能向上に伴って電力消費量が増えている。それ故、コンセントに繋がるコネクタを装着して電力の供給を受けて電気を蓄える、いわゆる「充電」を頻繁に行なわなければならない状況にあるが、頻繁な充電に際しては、コネクタの着脱が繰り返し行なわれるため、コネクタ側または差込口側に接触不良が生じやすいという問題があった。
このような問題に対し、例えば、特許文献1には、被充電機器に対して非接触充電を行なうための1次側伝送コイルを筐体内に備えた非接触充電手段と、上記被充電機器を余裕を持って載置可能な面積の略平板形状を有する載置部と、上記1次側伝送コイルに対応する上記載置部上の位置に設けられ、上記被充電機器の2次側伝送コイルに対応する位置に設けられた所定のマークを映すための鏡面部とを有する非接触型充電器が提案されている。
特開2008−301553号公報
このような非接触型充電器の載置部には樹脂が利用されているが、樹脂は機械的特性が低く耐傷性が低いために、充電のための載置の繰り返しによって載置部に傷が付きやすく、美観を損ねることがあった。また、樹脂は熱伝導率が低く、被充電機器に備わる畜電池の充電時に生じる熱が籠りやすいため、この籠った熱により被充電機器の正常作動を妨げたり、故障要因となったりすることがあった。それ故、非接触型充電器には、美観を長期間に亘って維持することができるとともに、放熱特性に優れていることが求められている。
本発明は、上記要求を解決すべく案出されたものであり、美観を長期間に亘って維持することができるとともに、放熱特性に優れた非接触充電器を提供することを目的とする。
本発明の非接触型充電器は、被充電機器の載置部を含む筐体と、筐体の内部に電力伝送部とを備える非接触型充電器における前記載置部は、セラミックスからなり、内部が中空形状である。
本発明の非接触型充電器は、美観を長期間に亘って維持することができるとともに、放熱特性に優れる。
本実施形態の非接触型充電器の一例を示す断面図である。 本実施形態の非接触型充電器の載置部の外表面の一例を示す、(a)および(b)は部分平面図であり、(c)は、(a)のA−A線および(b)のB−B線における断面図である。 本実施形態の非接触型充電器の他の例を示す、(a)は平面図であり、(b)は断面図である。 本実施形態の非接触型充電器のさらに他の例を示す断面図である。
以下、本実施形態の非接触型充電器について図面を参照しながら説明する。なお、各図において、同様の部材においては、同様の符号を付すものとする。
図1は、本実施形態の非接触型充電器の一例を示す断面図である。本実施形態の非接触型充電器10は、被充電機器の載置部3を含む筐体1と、筐体1の内部に電力伝送部2(例えば、コイル)とを備える。そして、図1においては、電力伝送部2を制御するための制御基板4を筐体1の内部に示す例を示している。また、電力伝送部2と制御基板4とをつなぐ配線、制御基板4と外部電源(図示しない)とをつなぐ配線を備えている例を示している。
そして、本実施形態の非接触型充電器10は、載置部3がセラミックスからなる。このように、載置部3がセラミックスからなることにより、従来の樹脂と比較して優れた機械的特性により高い耐傷性を有しているため、美観を長期間に亘って維持することができる。また、セラミックスは、従来の樹脂と比較して、熱伝導率が高く、被充電機器に備わる畜電池の充電時に生じる熱が籠りにくい、すなわち放熱特性に優れているため、被充電機器の正常作動を妨げたり、故障要因となることが少ない。
なお、セラミックスとは、ビッカース硬さ(HV1)が9.0GPa以上であり、熱伝導率が2W/m・K以上であるものであり、具体的には、アルミナ質セラミックス、ジルコニア質セラミックス、アルミナ−ジルコニア質複合セラミックス、窒化珪素質セラミックスなどのことである。ここで、ビッカース硬さ(HV1)はJIS R 1610−2003、熱伝導率はJIS R 1611−2010に準拠して測定すればよい。
そして、本実施形態の非接触型充電器10においては、載置部3が、ジルコニア質セラミックスからなることが好適である。このように、載置部3がジルコニア質セラミックスからなるときには、機械的強度が高いことから、載置部3の薄肉化を図ることができるため、電力伝送部2との距離を近づけることが可能となる。なお、ジルコニア質セラミックスとは、ジルコニア質セラミックスを構成する全成分100質量%のうち、安定化剤成分の酸化物およびハフニアを含むジルコニアの含有量が85質量%以上であり、JIS R
1601−2008に準拠した測定における3点曲げ強度で750MPa以上のものである。
また、ジルコニア質セラミックスは、顔料を加えることによって様々な色調を呈する載置部3とすることができる。ここで顔料とは、例えば、ニッケル、コバルト、セレン、クロム、チタン、鉄または銅等の酸化物のことであり、これらの少なくとも一種を加えることにより、緑色、青色、黄色、赤色または黒色等の各種色調とすることができる。なお、顔料の含有量は、例えば、ジルコニア質セラミックスを構成する全成分100質量%のうち、合計で0.5質量%以上10質量%以下である。
また、載置部3をアルミナ質セラミックスにより形成すれば、低い作製コストでの形成が可能であり、ジルコニア質セラミックスと同様に顔料を加えることにより、様々な色調を呈する載置部3とすることができる。
なお、セラミックスを構成する成分については、載置部3から所定の大きさの試料を切
り出し、X線回折装置(XRD)を用いて測定し、同定することによって確認することができる。また、含有量については、走査型電子顕微鏡(SEM)に付設のエネルギー分散型X線分析器(EDS)、ICP発光分光分析装置(ICP)、蛍光X線分析装置(XRF)を用いることによって確認することができる。
次に、図2は、本実施形態の非接触型充電器の載置部の外表面の一例を示す、(a)および(b)は部分平面図であり、(c)は、(a)のA−A線および(b)のB−B線における断面図である。
図2に示すように、被充電機器側である載置部3の外表面に、複数の突起3a,3bを備えていることきには、放熱特性がさらに向上することから、被充電機器に備わる畜電池の充電時に生じる熱が籠りにくいため、被充電機器の正常作動を妨げたり、故障要因となったりするおそれをより少なくすることができる。また、被充電機器と載置部3の接触面積が減ることとなるため、美観をさらに長期間に亘って維持することができる。なお、突起3a,3bの高さおよび間隔としては、例えば10μm以上10mm以下である。
また、被充電機器の載置に際し、被充電機器に傷をつけず、突起3a,3b自体が欠けないように、図2(c)に示すような断面において突起3a,3bの角部はR面であることが好適である。さらに、電力伝送部2に対応する位置に突起3a,3bを配置すれば、被充電機器の位置決めとしても用いることができる。
次に、図3は、本実施形態の非接触型充電器の他の例を示す、(a)は平面図であり、(b)は断面図である。図3に示すように、載置部3の周囲の位置に放熱部材5を備えているときには、非接触型充電器20の放熱特性がさらに向上する。なお、ここで放熱部材5とは、載置部3を介して被充電機器から伝わる熱を放散可能なものであり、載置部3よりも熱伝導率の高い部材である。例えば、載置部3がジルコニア質セラミックスからなるときには、放熱部材5は、アルミナ質セラミックス、窒化珪素質セラミックスなどの高熱伝導セラミックスや、銅やアルミニウムなどの金属が挙げられる。なお、放熱部材5は、載置部3の周りに位置していればよいものであり、図3に示すように、必ずしも載置部3を囲むように位置していなければならないものではない。
次に、図4は、本実施形態の非接触型充電器のさらに他の例を示す断面図である。図4に示すように、載置部3が中空形状からなるときには、充電時に電力伝送部2が発する熱を被充電機器へ伝えにくくすることができる。また、載置部3が中空形状からなるときには、非接触型充電器30の軽量化を図ることができる。なお、載置部3の内部においては、全面に亘って中空形状でもよいが、支柱や隔壁を設けて部分的な中空形状であってもよい。
また、載置部3の内部である中空形状の部分が、例えば、20kPa以下の低圧空間であれば、さらなる断熱効果を有することができるため好適である。
次に、本実施形態の非接触型充電器の作製方法の一例として、図1に示す非接触型充電器10の作製方法を説明する。
まず、黒色を呈するジルコニア質セラミックスからなる載置部3の作製方法について説明する。安定化剤(イットリア)およびハフニアを含むジルコニア原料粉末、着色剤として、酸化鉄粉末、酸化クロム粉末、酸化コバルト粉末を用意する。また、バインダ、溶媒等を用意する。そして、各種所定量秤量して混合することによりスラリーを作製する。ここで、着色剤の添加量としては、例えば、ジルコニア粉末と着色剤粉末の合計100質量%のうち、0.5質量%以上10質量%以下とすればよい。
次に、成形方法としては、このスラリーを用いてドクターブレード法により成形体を形成したり、スラリーを噴霧乾燥することによって造粒した顆粒を用いて、粉末圧延法、粉末プレス法、冷間静水圧加圧成形(CIP)法により成形体を形成したりすればよい。また、上述した原料を用いて坏土に調整すれば、押出し成形法による成形体の形成も可能である。
また、上述した何れかの方法により成形体を得た後、レーザー加工、ドリル加工、マシニング加工を施すことにより、所望形状の成形体としてもよい。
次に、得られた成形体を脱脂した後、バッチ炉や連続トンネル炉に入れて、大気雰囲気にて1300℃以上1550℃以下で焼成することにより、ジルコニア質セラミックスからなる載置部3を得ることができる。なお、焼成後に研削加工を施したり、バレル研磨による鏡面加工等を施したりしてもよい。
また、載置部3の外表面に、複数の突起3a,3bを備えるには、所望形状の金型を用いて成形したり、成形体の時点でレーザー加工、ドリル加工、マシニング加工などの加工処理を施したり、または、焼結後に研削加工やブラスト加工を施せばよい。
そして、筐体1内に電力伝送部2と制御基板4とを備えた後、得られた載置部3を公知の接着剤を用いて接合することにより、図1に示す例の非接触型充電器10を得ることができる。
また、載置部3よりも熱伝導率の高い放熱部材5を用意し、筐体1内に電力伝送部2と制御基板4とを備えた後、接着剤を用いて筐体1と放熱部材5、放熱部材5と載置部3を接合することにより、図3に示す例の非接触型充電器20を得ることができる。
さらに、図4に示す例の非接触型充電器30を得るには、中空形状の載置部3を用意し、非接触型充電器10と同様の方法で作製すればよい。なお、中空形状の載置部3とするには、凹部を有する成形体と、凹部を覆うことが可能な板状の成形体を用意し、接合部分に上記スラリーを塗布した後に焼成したり、凹部を有する焼結体と、凹部を覆うことが可能な板状の焼結体を用意し、接着剤で接合したりすればよい。また、板状の成形体2枚と枠状の成形体とを用いて、上記スラリーを接合剤として積み重ねた後に焼成しても中空形状の載置部3とすることができる。
また、中空形状の載置部3の内部を低圧空間とするには、焼結体同士を接合する際に、低圧環境とすることが可能なグローブボックスなどを利用して接合すればよい。
以上、本発明について詳細に説明したが、本発明は上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更、改良等が可能である。また、本発明の非接触型充電器は、スマートフォンのみならず、電気シェーバーや電動歯ブラシなど電気を動力とするものに用いることができることは言うまでもない。
1:筐体
2:電力伝送部
3:載置部
10,20,30:非接触型充電器

Claims (4)

  1. 被充電機器の載置部を含む筐体と、該筐体の内部に電力伝送部とを備える非接触型充電器であって、
    前記載置部は、セラミックスからなり、内部が中空形状であることを特徴とする非接触型充電器。
  2. 前記載置部が、ジルコニア質セラミックスからなることを特徴とする請求項1に記載の非接触型充電器。
  3. 前記載置部の外表面に、複数の突起を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の非接触型充電器。
  4. 前記載置部の周りの位置に、放熱部材を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の非接触型充電器。
JP2015141415A 2015-07-15 2015-07-15 非接触型充電器 Expired - Fee Related JP6542600B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015141415A JP6542600B2 (ja) 2015-07-15 2015-07-15 非接触型充電器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015141415A JP6542600B2 (ja) 2015-07-15 2015-07-15 非接触型充電器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017028748A JP2017028748A (ja) 2017-02-02
JP6542600B2 true JP6542600B2 (ja) 2019-07-10

Family

ID=57946788

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015141415A Expired - Fee Related JP6542600B2 (ja) 2015-07-15 2015-07-15 非接触型充電器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6542600B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4915578B2 (ja) * 2007-06-20 2012-04-11 パナソニック株式会社 非接触型給電装置
JP2010245323A (ja) * 2009-04-07 2010-10-28 Seiko Epson Corp コイルユニット及び電子機器
WO2013077450A1 (ja) * 2011-11-25 2013-05-30 株式会社Ihi 移動式電力供給装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017028748A (ja) 2017-02-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3560703B1 (en) Ceramic shell, mobile terminal and method for manufacturing ceramic shell
KR102062358B1 (ko) 적층 구조체, 반도체 제조 장치용 부재 및 적층 구조체의 제조 방법
JP6472384B2 (ja) 断熱膜、および断熱膜構造
KR20140137016A (ko) 냉각판, 그 제조방법 및 반도체 제조 장치용 부재
EP3315476A1 (en) Ceramic substrate and mounting substrate using same, and electronic device
WO2021031752A1 (zh) 陶瓷制品及其制备方法和电子设备
JP6542600B2 (ja) 非接触型充電器
CN106233474A (zh) 波长转换接合构件、波长转换散热构件及发光装置
TW201841868A (zh) 藉由熱壓成形的燒結陶瓷保護層
CN103274709B (zh) 一种陶瓷承烧板
KR102407421B1 (ko) 소성 지그
JP6512401B2 (ja) 反応焼結炭化珪素部材
CN102026935B (zh) 氧化铝陶瓷
KR20130029114A (ko) 로고를 갖는 휴대전자기기용 지르코니아 세라믹 케이스 제조방법
KR20120116381A (ko) 세라믹히터 삽입형 방열플레이트 제조방법
KR20120071098A (ko) 세라믹히터 방열플레이트 제조방법
CN110015910B (zh) 烧成用承烧板
JP2014148436A (ja) 焼成治具の製造方法
EP3075447A1 (en) Duct member
KR20190050298A (ko) 외장 하우징 구조체 및 이의 제조 방법
KR20220036865A (ko) 복합 소결체, 반도체 제조 장치 부재 및 복합 소결체의 제조 방법
JP2019117030A (ja) 焼成用セッター
KR20140081558A (ko) 자성체 복합 시트 및 그 제조방법
CN108475575A (zh) 包括含有被动热管理装置的至少一个感应器的电子设备
JP6401012B2 (ja) セラミック基体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180514

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190219

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190305

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190417

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190514

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190613

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6542600

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees