JP6542524B2 - 画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像処理装置、画像処理方法、およびプログラムに関する。
画像の鮮鋭化を行う場合、例えば、入力される画像信号(以下、「入力画像信号」と示す。)に対して画像の輪郭を抽出する線形フィルタ(filter)を適用し、線形フィルタを適用した結果をゲイン(gain)として入力画像信号に対して加算(または減算)することによって、画像の輪郭部分の鮮鋭感を向上させることが多い。演算の結果である画像(以下、「出力画像」と示す場合がある。)は、階調が空間内で局所的に変化する輪郭部分の画素値の勾配を急峻にすることによって、入力画像信号が示す入力画像(処理対象の画像)と比べて鮮鋭度の高い画像となる。
しかしながら、上記のように線形の演算のみによって鮮鋭化のための計算を行う場合には、画素の勾配が存在する部分のみではなく、当該部分の周囲の画素に影響を及ぼしうる。そのため、上記のように線形の演算のみによって鮮鋭化のための計算を行う場合には、例えば、輪郭部分に縁取りをしたようなオーバーシュート(overshoot)やアンダーシュート(undershoot)が発生する可能性がある。また、オーバーシュートやアンダーシュートが発生した場合には、出力画像の品質(画質)が低下する。
このような中、オーバーシュート、アンダーシュートの発生を抑制する技術が開発されている。オーバーシュート、アンダーシュートの発生を抑制する技術としては、例えば下記の特許文献1に記載の技術や下記の特許文献2に記載の技術が挙げられる。
特開2008−047950号公報 特開2010−226260号公報
上記のように、オーバーシュートやアンダーシュートが発生する場合には、出力画像の品質が低下する。一方で、処理対象の画像に含まれる細い線や点のような部分の頂点においてオーバーシュート、アンダーシュートが抑制されてしまうと、出力画像に十分な鮮鋭感を与えることができない。そのため、高画質化を図るためには、入力画像信号に応じて、オーバーシュートやアンダーシュートを持たせることが好ましい。
ここで、例えば特許文献1に記載の技術では、入力画像信号の注目画素の周辺の画素の画素値を基に、最大値と最小値の範囲を超えないように出力画像の画素値を制限する。よって、例えば特許文献1に記載の技術を用いる場合には、画素値の勾配を急峻にしつつオーバーシュート、アンダーシュートを抑制することができる可能性がある。
しかしながら、例えば特許文献1に記載の技術では、細い線や点が存在する場合にも同様にオーバーシュート、アンダーシュートを抑制してしまう。そのため、例えば特許文献1に記載の技術を用いたとしても、出力画像に十分な鮮鋭化の効果を与えることはできない。
また、例えば特許文献2に記載の技術では、二次微分および注目画素の周辺画素の画素値からゲインを決定することによって、オーバーシュートやアンダーシュートの許容量に近い「線形変化度」を求めて強調処理を行っている。よって、例えば特許文献2に記載の技術を用いる場合には、画素値の勾配を急峻にしつつオーバーシュート、アンダーシュートを抑制することができる可能性がある。
しかしながら、例えば特許文献2に記載の技術では、細い線や点が存在する場合にも同様にオーバーシュート、アンダーシュートを抑制してしまう。そのため、例えば特許文献2に記載の技術を用いたとしても、例えば特許文献1に記載の技術を用いる場合と同様に、出力画像に十分な鮮鋭化の効果を与えることはできない。
上記のように、特許文献1に記載の技術や特許文献2に記載の技術のような既存の技術を用いたとしても、処理対象の画像の高画質化を図ることができるとは限らない。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、処理対象の画像の高画質化を図ることが可能な、新規かつ改良された画像処理装置、画像処理方法、およびプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の第1の観点によれば、入力される画像信号に基づいて、上記画像信号を調整するためのゲインを注目画素ごとに算出するゲイン算出部と、上記注目画素ごとに、上記画像信号の画素値と対応する上記ゲインとを加算する加算部と、を備え、上記ゲイン算出部は、上記注目画素ごとの上記画像信号の一次微分の結果を示す第1の値と、上記注目画素ごとの上記画像信号の二次微分の結果を示す第2の値とを用いて、上記注目画素ごとに上記ゲインを算出する、画像処理装置が提供される。
かかる構成によって、入力される画像信号が示す入力画像(処理対象の画像)に応じて、入力画像に最適なオーバーシュート、アンダーシュートの量を調整することが可能となる。よって、かかる構成によって、処理対象の画像の高画質化を図ることができる。
また、微分は、一の画素と上記一の画素に隣接する少なくとも1以上の画素との空間的な差分をとることであり、上記注目画素ごとの上記第1の値は、上記注目画素を含む複数の画素それぞれにおける一次微分値の絶対値の、平均値であり、上記注目画素ごとの上記第2の値は、上記注目画素を含む複数の画素それぞれにおける二次微分値の絶対値の、平均値であってもよい。
また、上記注目画素ごとの上記第1の値は、一次微分に対応する上記平均値に、設定されている第1の係数を乗じた値であり、上記注目画素ごとの上記第2の値は、二次微分に対応する上記平均値に、設定されている第2の係数を乗じた値であってもよい。
また、微分は、一の画素と上記一の画素に隣接する少なくとも1以上の画素との空間的な差分をとることであり、上記注目画素ごとの上記第1の値は、上記注目画素を含む複数の画素それぞれにおける一次微分値の絶対値の、最大値であり、上記注目画素ごとの上記第2の値は、上記注目画素を含む複数の画素それぞれにおける二次微分値の絶対値の、最大値であってもよい。
また、上記注目画素ごとの上記第1の値は、一次微分に対応する上記最大値に、設定されている第1の係数を乗じた値であり、上記注目画素ごとの上記第2の値は、二次微分に対応する上記最大値に、設定されている第2の係数を乗じた値であってもよい。
また、上記ゲイン算出部は、上記注目画素ごとに上記第1の値と上記第2の値とを加算した加算値を用いて、上記注目画素ごとに上記ゲインを算出してもよい。
また、上記ゲイン算出部は、上記画像信号から設定されている周波数成分が抽出された信号と、上記注目画素ごとの上記加算値とを、上記注目画素ごとに乗じて、上記注目画素ごとに上記ゲインを算出してもよい。
また、上記目的を達成するために、本発明の第2の観点によれば、入力される画像信号に基づいて、上記画像信号を調整するためのゲインを注目画素ごとに算出するステップと、上記注目画素ごとに、上記画像信号の画素値と対応する上記ゲインとを加算するステップと、を有し、上記ゲインを算出するステップでは、上記注目画素ごとの上記画像信号の一次微分の結果を示す第1の値と、上記注目画素ごとの上記画像信号の二次微分の結果を示す第2の値とを用いて、上記注目画素ごとに上記ゲインが算出される、画像処理方法が提供される。
かかる方法が用いられることによって、入力される画像信号が示す入力画像(処理対象の画像)に応じて、入力画像に最適なオーバーシュート、アンダーシュートの量を調整することが可能となる。よって、かかる方法が用いられることによって、処理対象の画像の高画質化を図ることができる。
また、上記目的を達成するために、本発明の第3の観点によれば、コンピュータを、入力される画像信号に基づいて、上記画像信号を調整するためのゲインを注目画素ごとに算出するゲイン算出手段、上記注目画素ごとに、上記画像信号の画素値と対応する上記ゲインとを加算する加算手段、として機能させ、上記ゲイン算出手段は、上記注目画素ごとの上記画像信号の一次微分の結果を示す第1の値と、上記注目画素ごとの上記画像信号の二次微分の結果を示す第2の値とを用いて、上記注目画素ごとに上記ゲインを算出する、プログラムが提供される。
かかるプログラムが用いられることによって、入力される画像信号が示す入力画像(処理対象の画像)に応じて、入力画像に最適なオーバーシュート、アンダーシュートの量を調整することが可能となる。よって、かかるプログラムが用いられることによって、処理対象の画像の高画質化を図ることができる。
本発明によれば、処理対象の画像の高画質化を図ることができる。
既存の技術を用いた場合の処理結果の一例を示す説明図である。 既存の技術を用いた場合の処理結果の一例を示す説明図である。 画像を鮮鋭かつ高品質にユーザに見せるための理想的な画像の鮮鋭化に係る処理の一例を説明するための説明図である。 第1の実施形態に係る画像処理装置の構成の一例を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る画像処理装置の動作の一例を説明するための説明図である。 第1の実施形態に係る画像処理装置の動作の一例を説明するための説明図である。 第1の実施形態に係る画像処理装置の動作の一例を説明するための説明図であ 第2の実施形態に係る画像処理装置が備えるゲイン算出部を構成する周波数成分抽出部の構成の一例を示すブロック図である。 図4に示す第1の実施形態に係る画像処理装置100が備える周波数成分抽出部106を構成するBPFの特性の一例を示している。 第2の実施形態に係る画像処理装置が備えるゲイン算出部を構成する周波数成分抽出部を説明するための説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、画像は、通常二次元の信号として表現されるが、以下では、説明の便宜上、一次元の信号を用いて説明を行う。
また、以下では、処理中の注目画素の水平方向に隣接する画素を、「左の画素」や「右の画素」と示す場合がある。本発明の実施形態に係る画像処理方法に係る信号処理は、画像の垂直方向、水平方向にそれぞれ順に適用することによって、二次元の画像を処理することが可能である。本発明の実施形態に係る画像処理方法に係る信号処理が垂直方向に適用される場合には、隣接する画素である「左の画素」、「右の画素」を、「上の画素」、「下の画素」と読み替えて、後述する信号処理と同様の信号処理が行われる。
(本発明の実施形態に係る画像処理方法)
まず、本発明の実施形態に係る画像処理方法について説明する。以下では、本発明の実施形態に係る画像処理方法に係る処理を、本発明の実施形態に係る画像処理装置が行う場合を例に挙げて、本発明の実施形態に係る画像処理方法について説明する。
上述したように、既存の技術を用いたとしても処理対象の画像の高画質化を図ることができるとは限らない。
図1、図2は、既存の技術を用いた場合の処理結果の一例を示す説明図である。図1は、特許文献1に記載の技術を用い、画像の鮮鋭化でよく用いられるLaplacian演算子を適用して線形処理を行った場合の処理結果の一例を示している。また、図2は、特許文献2に記載の技術を用い、画像の鮮鋭化でよく用いられるLaplacian演算子を適用して線形処理を行った場合の処理結果の一例を示している。
図1に示すA、図2に示すAに示す階段状の「入力」(図1のA、図2のAにおける“pixel値(入力)”)に対して既存の技術を用いて処理が行われる場合には、図1に示すA、図2に示すAにおいて“pixel値(出力)”で示されるように、オーバーシュート、アンダーシュートを持たずに、かつ入力画像の勾配を急峻にした出力画像が得られる。
また、図1に示すB、図2に示すBに示す山状の「入力」(図1のB、図2のBにおける“pixel値(入力)”)のような、画像における細い線(あるいは点)を示す部分に対して既存の技術を用いた処理が行われる場合には、線の両端のアンダーシュートを抑制することが可能である。しかしながら、画像における細い線(あるいは点)を示す部分に対して既存の技術を用いた処理が行われる場合には、図1のBの“R”や図2のBの“R”に示すように、同時に鮮鋭化のために残しておきたい頂点部分のオーバーシュートまで抑制してしまう。よって、既存の技術を用いる場合には、結果として細い線や点を鮮明に表現することができない。
図3は、画像を鮮鋭かつ高品質にユーザ(user)に見せるための理想的な画像の鮮鋭化に係る処理の一例を説明するための説明図である。図3における“pixel値(入力)”は、入力画像の画素の画素値の一例を示しており、“pixel値(出力)”は、出力画像の画素の画素値の一例を示している。
画像を鮮鋭かつ高品質にユーザに見せるためには、入力画像を処理することによって、下記に示すような特徴を有する出力画像が得られる必要がある。
・画像の輪郭に相当する画素の画素値の勾配が入力画像に対して急峻であり、かつオーバーシュートやアンダーシュートが小さいこと(図3のA)
・画像の線や点に相当する画素の画素値の頂点部分が、入力画像よりも大きな振幅を持つこと(図3のB)
例えば図3に示すように、理想的な画像の鮮鋭化に係る処理を行うためには、勾配部分ではオーバーシュート、アンダーシュートを抑制しつつ、頂点部分でのみ適度なオーバーシュート、アンダーシュートを許容する演算が必要となる。
そこで、本発明の実施形態に係る画像処理装置は、入力される画像信号が示す入力画像(処理対象の画像)の局所的な形状に応じて、入力画像に最適なオーバーシュート、アンダーシュートの量を調整する。
より具体的には、本発明の実施形態に係る画像処理装置は、入力される画像信号に基づいて、画像信号を調整するためのゲインを注目画素ごとに算出する(ゲイン算出処理)。
ここで、最適なオーバーシュート、アンダーシュートの量は、画素値の並びの一次微分と二次微分の関係から設定することが可能である。本発明の実施形態に係る微分とは、例えば、一の画素と当該一の画素に隣接する少なくとも1以上の画素との空間的な差分をとることをいう。本発明の実施形態に係る微分演算の一例については、後述する。
よって、本発明の実施形態に係る画像処理装置は、注目画素ごとの画像信号の一次微分の結果を示す第1の値と、注目画素ごとの画像信号の二次微分の結果を示す第2の値とを用いて、注目画素ごとにゲインを算出する。本発明の実施形態に係るゲイン算出処理、本発明の実施形態に係る画像信号の一次微分の結果を示す第1の値、および本発明の実施形態に係る画像信号の二次微分の結果を示す第2の値それぞれの具体例については、後述する。
また、本発明の実施形態に係る画像処理装置は、注目画素ごとに、画像信号の画素値と対応するゲインとを加算する(加算処理)。注目画素ごとに画素値と、入力される画像信号に基づく入力画像の形状に応じたゲインとが加算されることによって、例えば下記の両立が実現される。
・入力画像における階段状に画素値が変化する部分の周囲での画質劣化につながるオーバーシュート、アンダーシュートを抑える。
・入力画像における細い線や点の頂点部分でのオーバーシュート、アンダーシュートを許容する。
したがって、本発明の実施形態に係る画像処理装置は、処理対象の画像である入力画像の鮮鋭化を図ることが可能であるので、処理対象の画像の高画質化を図ることができる。
(本発明の実施形態に係る画像処理装置)
次に、上述した本発明の実施形態に係る画像処理方法に係る処理を行うことが可能な、本発明の実施形態に係る画像処理装置の構成の一例について説明する。
[1]第1の実施形態に係る画像処理装置
[1−1]第1の実施形態に係る画像処理装置の構成例
図4は、第1の実施形態に係る画像処理装置100の構成の一例を示すブロック図である。図4では、入力画像信号を“入力”と示し、本発明の実施形態に係る画像処理方法に係る処理が行われた処理後の画像信号を“出力”と示している。
画像処理装置100は、例えば、ゲイン算出部102と、加算部104とを備える。
画像処理装置100は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサ(processor)や各種処理回路などで構成され、画像処理装置100全体を制御する制御部(図示せず)などを備えていてもよい。制御部(図示せず)を備える場合、画像処理装置100では、制御部(図示せず)がゲイン算出部102および加算部104の役目を果たすことも可能である。
なお、ゲイン算出部102と加算部104との一方または双方が、制御部(図示せず)とは別体の処理回路(例えば、専用の処理回路、または、汎用の処理回路)などで実現されてもよいことは、言うまでもない。また、ゲイン算出部102と加算部104との一方または双方における処理は、プロセッサなどで実行されるプログラム(program)(ソフトウェア)により実現されてもよい。
[1−1−1]ゲイン算出部102
ゲイン算出部102は、上記ゲイン算出処理を主導的に行う役目を果たし、入力画像信号に基づいて、ゲインを注目画素ごとに算出する。
ゲイン算出部102は、例えば、周波数成分抽出部106と、一次微分演算部108と、二次微分演算部110と、平均値算出部112A、112Bと、調整部114A、114Bと、乗算部116とを備える。
周波数成分抽出部106は、例えばBPF(Band-Pass Filter)やHPF(High-Pass Filter)などの線形信号処理に用いられるフィルタで構成され、入力画像信号から設定されている周波数成分の信号を出力する。設定されている周波数成分としては、例えば、入力画像信号の主に中域から高域の周波数成分が挙げられる。図4では、周波数成分抽出部106から出力される信号を「gain0」と示している。
周波数成分抽出部106を構成するフィルタとしては、例えば、下記の数式1の右辺に示すBPFが挙げられる。
Figure 0006542524
ここで、上記数式1の右辺の演算子は、線形畳み込みを表わしている(後述する他の数式においても同様である。)。具体例を挙げると、上記数式1における入力が、注目画素a2を中心とする[a0,a1,a2,a3,a4]という並びの画素の画素値である場合、上記数式1より“gain0=−1/4・a0+1/2・a2+−1/4・a4”となる。
なお、周波数成分抽出部106を構成するフィルタは、上記の数式1に示すBPFに限られず、任意の線形フィルタを使用することが可能である。
一次微分演算部108は、一次微分値の絶対値を注目画素ごとに算出する。
上述したように、本発明の実施形態に係る微分とは、例えば、一の画素と当該一の画素に隣接する少なくとも1以上の画素との空間的な差分をとることを意味し、一次微分演算部108は、例えば下記の数式2に示すように、BPFを入力と畳み込んで一次微分値の絶対値d1を得ることが可能である。
Figure 0006542524
二次微分演算部110は、二次微分値の絶対値を注目画素ごとに算出する。
二次微分演算部110は、例えば下記の数式3に示すように、各画素の一次微分値d1の絶対値を用いて上記数式2と同様のBPFを用いた演算を行うことによって、二次微分値の絶対値d2を算出する。
Figure 0006542524
なお、二次微分値d2の絶対値の算出方法は、上記数式3に示す演算により算出する方法に限られない。
例えば、二次微分演算部110は、二次微分フィルタを直接適用して(すなわち、一次微分演算部108を経由せずに)二次微分値の絶対値d2を算出することも可能である。一例を挙げると、二次微分演算部110は、例えば下記の数式4に示すように、周波数成分抽出部106において用いられるBPFの符号を反転したBPFを用いて二次微分値の絶対値d2を算出することが可能である。
Figure 0006542524
平均値算出部112Aは、注目画素を含む複数の画素それぞれにおける一次微分値の絶対値d1の平均値d1_avgを算出する。
例えば、平均値算出部112Aが、注目画素、左の画素、および右の画素の合計三画素分の平均値d1_avgを算出する場合には、平均値算出部112Aは、下記の数式5により平均値d1_avgを算出する。
Figure 0006542524
なお、平均値算出部112Aは、4画素以上の一次微分値の絶対値d1の平均値を、平均値d1_avgとして算出してもよい。また、平均値算出部112Aは、重み付け平均などの任意の平均値算出方法によって、平均値d1_avgとして算出することも可能である。
平均値算出部112Bは、注目画素を含む複数の画素それぞれにおける二次微分値の絶対値d2の平均値d2_avgを算出する。
例えば、平均値算出部112Bが、注目画素、左の画素、および右の画素の合計三画素分の平均値d2_avgを算出する場合には、平均値算出部112Bは、下記の数式6により平均値d2_avgを算出する。
Figure 0006542524
なお、平均値算出部112Bは、4画素以上の二次微分値の絶対値d2の平均値を、平均値d2_avgとして算出してもよい。また、平均値算出部112Bは、重み付け平均などの任意の平均値算出方法によって、平均値d2_avgとして算出することも可能である。
調整部114Aは、例えば下記の数式7に示すように、各注目画素の平均値d1_avgに係数1(第1の係数)を乗じる。ここで、下記の数式7に示す“grad_w”は、注目画素ごとの画像信号の一次微分の結果を示す第1の値の一例に該当する。
係数1(第1の係数)は、例えば、予め設定されている固定値、または、画像処理装置100のユーザのユーザ操作などによって調整可能な可変値である。係数1の具体例については、後述する。
Figure 0006542524
調整部114Bは、例えば下記の数式8に示すように、各注目画素の平均値d2_avgに係数2(第2の係数)を乗じる。ここで、下記の数式8に示す“peak_w”は、注目画素ごとの画像信号の二次微分の結果を示す第2の値の一例に該当する。
係数2(第2の係数)は、例えば、予め設定されている固定値、または、画像処理装置100のユーザのユーザ操作などによって調整可能な可変値である。係数2の具体例については、後述する。
Figure 0006542524
乗算部116は、例えば乗算器で構成され、上記数式7に示す“grad_w”(一次微分の結果を示す第1の値の一例)と、上記数式8に示す“peak_w”(二次微分の結果を示す第2の値の一例)とを用いて、注目画素ごとにゲインgainを算出する。
より具体的には、乗算部116は、例えば、上記数式7に示す“grad_w”(一次微分の結果を示す第1の値の一例)と、上記数式8に示す“peak_w”(二次微分の結果を示す第2の値の一例)とを加算した加算値(以下、単に「加算値」と示す場合がある。)を、一次微分と二次微分の関係を示す値として用いて、注目画素ごとにゲインgainを算出する。具体例を挙げると、乗算部116は、例えば下記の数式9に示す演算により注目画素ごとにゲインgainを出力する。
Figure 0006542524
ここで、上記数式9に示す正規化係数は、上記数式9の右辺の桁を揃えるためのものである。例えば、画素値が8[bit](0〜255の整数値)で表される場合には、正規化係数=256に設定される。
なお、上記数式9に示す正規化係数は、画素値の表記方法に依存して設定されるものであり、例えば画素値が0〜1の浮動小数点で表される場合には不要である。
例えば上記数式9に示すように、乗算部116は、周波数成分抽出部106出力されるgain0(入力画像信号から設定されている周波数成分が抽出された信号)と、注目画素ごとの上記加算値とを注目画素ごとに乗じて、注目画素ごとにゲインgainを算出する。
ゲイン算出部102は、例えば図4に示すように、周波数成分抽出部106、一次微分演算部108、二次微分演算部110、平均値算出部112A、112B、調整部114A、114B、および乗算部116を備えることによって、ゲインgainを注目画素ごとに算出する。
なお、第1の実施形態に係る画像処理装置が備えるゲイン算出部102の構成は、図4に示す構成に限られない。
例えば、ゲイン算出部102は、平均値算出部112A、112Bそれぞれの代わりに、最大値算出部(図示せず)を備えていてもよい。
平均値算出部112Aの代わりに備えられる最大値算出部(図示せず)は、注目画素を含む複数の画素それぞれにおける一次微分値の絶対値d1_avgの、最大値を選択し、当該最大値を出力する。また、平均値算出部112Bの代わりに備えられる最大値算出部(図示せず)は、注目画素を含む複数の画素それぞれにおける二次微分値の絶対値d2_avgの、最大値を選択し、当該最大値を出力する。
また、ゲイン算出部102は、例えば、図4に示す構成、または平均値算出部112A、112Bそれぞれの代わりに最大値算出部(図示せず)を備える構成において、調整部114A、114Bを備えない構成であってもよい。
調整部114Aを備えない構成をとる場合、上記数式7に示すように、各注目画素の平均値d1_avg(または、上記最大値)が、注目画素ごとの画像信号の一次微分の結果を示す第1の値に該当する。また、調整部114Bを備えない構成をとる場合、上記数式8に示すように、各注目画素の平均値d2_avg(または、上記最大値)が、注目画素ごとの画像信号の二次微分の結果を示す第2の値に該当する。
また、調整部114A、114Bを備えない構成をとる場合、乗算部116は、例えば、“grad_w”、“peak_w”の代わりに、各注目画素の平均値d1_avg(または、上記最大値)、および各注目画素の平均値d2_avg(または、上記最大値)を用いて、上記数式9と同様の演算を行うことによって、注目画素ごとにゲインgainを算出する。
[1−1−2]加算部104
加算部104は、上記加算処理を主導的に行う役目を果たし、注目画素ごとに、入力画像信号の画素値と対応するゲインgainとを加算する。加算部104は、例えば加算器で構成される。
加算部104は、例えば下記の数式10に示す演算を行い、本発明の実施形態に係る画像処理方法に係る処理が行われた画像信号を出力する。
Figure 0006542524
加算部104から出力される画像信号は、表示デバイス(device)に伝達されて表示画面に画像が表示されてもよいし、記録媒体に画像データ(data)として記録されてもよい。表示画面への表示制御や、記録媒体への記録制御は、例えば制御部(図示せず)や外部装置により行われる。
画像処理装置100は、例えばゲイン算出部102と加算部104とを備えることによって、本発明の実施形態に係る画像処理方法に係る処理(ゲイン算出処理、および加算処理)を行う。
[1−2]第1の実施形態に係る画像処理装置100の動作の一例
次に、画像処理装置100における動作の一例を示す。以下では、図1のAや図2のAに示す階段状の「入力」に対する動作と、図1のBや図2のBに示す山状の「入力」に対する動作とを説明する。
まず、画像処理装置100は、線形処理により得られる“gain0”を、上記数式1により算出する。
次に、画像処理装置100は、一次微分値の絶対値d1を、例えば上記数式2により算出する。また、画像処理装置100は、二次微分値の絶対値d2を、例えば上記数式4により算出する。
図5は、第1の実施形態に係る画像処理装置100の動作の一例を説明するための説明図であり、一次微分値の絶対値d1と二次微分値の絶対値d2との挙動の一例を示している。図5のAは、階段状の「入力」に対する一次微分値の絶対値d1と二次微分値の絶対値d2との挙動の一例を示している。また、図5のBは、山状の「入力」に対する一次微分値の絶対値d1と二次微分値の絶対値d2との挙動の一例を示している。
図5のAに示すように、階段状の「入力」に対しては、勾配の中央付近を中心に一次微分値の絶対値d1が支配的である。
また、図5のBに示すように、山状の「入力」に対しては、山の両側の勾配部分では一次微分値の絶対値d1が大きく、山の頂上部分では二次微分値の絶対値d2が大きな値を持つ。
図5のA、および図5のBに示す一次微分値の絶対値d1と二次微分値の絶対値d2との挙動は、一次微分値の絶対値d1が「入力」の一次微分に対応する値であり、二次微分値の絶対値d2が「入力」の二次微分に対応する値であるという特徴を如実に表している。
次に、画像処理装置100は、例えば上記数式5および上記数式6によって、平均値d1_avgおよび平均値d2_avgを算出する。
ここで、上記数式5および上記数式6は、周辺3画素に対して平滑化を行っていることと等価であり、一次微分値の絶対値d1と二次微分値の絶対値d2との局所的な振幅をなだらかにすることに相当する。よって、上記数式5および上記数式6により得られる平均値d1_avgおよび平均値d2_avgは、一次微分が優勢で勾配の度合いが大きい個所と、二次微分が優勢で頂点に近い個所を表す信号と考えることができる。
図6は、第1の実施形態に係る画像処理装置100の動作の一例を説明するための説明図であり、“平均値d1_avgと平均値d2_avgとの挙動の一例”、および“grad_w(一次微分の結果を示す第1の値)とpeak_w(二次微分の結果を示す第2の値)との挙動の一例”を示している。図6のAは、階段状の「入力」に対する“平均値d1_avgと平均値d2_avgとの挙動の一例”および“grad_w(一次微分の結果を示す第1の値)とpeak_w(二次微分の結果を示す第2の値)との挙動の一例”を示している。また、図6のBは、山状の「入力」に対する“平均値d1_avgと平均値d2_avgとの挙動の一例”および“grad_w(一次微分の結果を示す第1の値)とpeak_w(二次微分の結果を示す第2の値)との挙動の一例”を示している。
図6のAに示すように、階段状の「入力」に対しては、全体に平均値d1_avgが大きい。一方、図6のBに示すように、山状の「入力」に対しては、特にその頂点付近で平均値d2_avgが平均値d1_avgと同じ程度まで大きくなる様子が分かる。
よって、例えば、上記数式7に示す係数1(第1の係数)や、上記数式8に示す係数2(第2の係数)を調整することによって、勾配の急峻化と頂点の強調の度合いを調整することが可能となる。
例えば、係数1=0.4、および係数2=0.6とすると、grad_w(一次微分の結果を示す第1の値)とpeak_w(二次微分の結果を示す第2の値)とは、図6のA、図6のBに示す挙動をとる。なお、本発明の実施形態に係る係数1(第1の係数)が0.4に限られず、また、本発明の実施形態に係る係数2(第2の係数)が0.6に限られないことは、言うまでもない。
図6のAに示すように、階段状の「入力」に対しては、画像の強調処理を行いたい輪郭付近において勾配の度合いを表わすgrad_w(一次微分の結果を示す第1の値)が大きくなっていることが分かる。また、図6のBに示すように、山状の「入力」に対しては、画像の強調処理を行いたい輪郭付近において頂点付近において頂点の度合いを表わすpeak_w(二次微分の結果を示す第2の値)が大きくなっていることが分かる。
上記数式7および上記数式8に示す演算より、本発明の実施形態に係る画像処理方法が奏する一の効果として、効果としての頂点の強調と、副作用としてのオーバーシュート、アンダーシュートの量の低減とを、容易に調整できる。
例えば、上記数式7において係数1を0.4よりも大きくすれば、画像処理装置100は、多少のオーバーシュート、アンダーシュートを許容することと引き換えに、頂点の挙動を大きく変えずに勾配の傾きをより急峻にすることができる。また、上記数式8において係数2を0.6よりも大きくすれば、オーバーシュート、アンダーシュートの副作用を抑制しつつ、頂点を強調することができる。
画像処理装置100は、上記数式1により算出される“gain0”、上記数式7により算出される“grad_w”、および上記数式8により算出される“peak_w”を用いて、例えば上記数式9に示す演算を行うことによって、注目画素ごとにゲインgainを算出する。
図7は、第1の実施形態に係る画像処理装置100の動作の一例を説明するための説明図であり、上記数式1に示す線形処理により算出される“gain0”と、上記数式9により算出される“ゲインgain”との挙動の一例を示している。図7のAは、階段状の「入力」に対する“gain0”と“ゲインgain”との挙動の一例を示している。また、図7のBは、山状の「入力」に対する“gain0”と“ゲインgain”との挙動の一例を示している。
図7のAに示すように、画像処理装置100は、階段状の「入力」に対しては、図1のAや図2のAに示す既存の技術が用いられる場合と同様に、勾配をより急峻にすることで、画像の鮮鋭化を行えることが分かる。
また、図7のBに示すように、画像処理装置100は、山状の「入力」に対しては、山の周囲のアンダーシュートを「入力」の画素値51に対して「出力」は画素値44と小さく保ちつつ、頂点の画素値が「入力」の画素値204から「出力」の画素値230と大幅に増加させている。よって、図7のBより、画像処理装置100が、入力画像における線や点をより鮮明にしていることが分かる。
上述したように、画像処理装置100は、階段状の「入力」に対して大きな影響を持つ係数2(第2の係数)と、山状の「入力」に対してより大きな影響を持つ係数1(第1の係数)とを個別の調整することが可能である。よって、画像処理装置100は、係数1(第1の係数)と係数2(第2の係数)とを調整することによって、画像の鮮鋭化をより柔軟に行うことができる。
[1−3]第1の実施形態に係る画像処理装置100が奏する効果の一例
本発明の実施形態に係る画像処理方法を行うことが可能な、第1の実施形態に係る画像処理装置100は、既存の技術を用いる装置と比較して、例えば下記のような効果を奏する。
・輪郭協調を行う画像処理において、オーバーシュート、アンダーシュートの副作用を抑制しつつ、線や点などの鮮明感を増すために、局所的に大きなゲインを持たせることができる。
・階段状の画素値の変化部分と、山状の画素値の変化部分の強調度合いを独立して制御することができる。
また、第1の実施形態に係る画像処理装置100は、フレームメモリなどの大規模なデバイスを用いずに、局所的な入力画像の情報に基づいて入力画像に対してより適した画像鮮鋭化を施すことができる。
また、第1の実施形態に係る画像処理装置100は、特性の調整も係数の変更によって容易に行えるので、例えば使用状況に応じて所望の画像の強調処理の程度や内容が異なる場合にも、単一の処理アルゴリズムによって、簡単に特性の調整を行うことができる。
[2]第2の実施形態に係る画像処理装置
なお、本発明の実施形態に係る画像処理方法を行うことが可能な、本発明の実施形態に係る画像処理装置は、第1の実施形態に係る画像処理装置100(変形例に係る構成も含む)に限られない。
例えば、本発明の実施形態に係る画像処理装置は、図4に示す周波数成分抽出部106の構成を、他の構成に置き換えることによって、強調対象とする周波数帯域を調整することも可能である。そこで、次に、第2の実施形態に係る画像処理装置として、強調対象とする周波数帯域を調整することが可能な画像処理装置の構成について説明する。
なお、第2の実施形態に係る画像処理装置は、図4に示す周波数成分抽出部106の構成以外は、第1の実施形態に係る画像処理装置100(変形例に係る構成も含む)と同様である。よって、以下では、第2の実施形態に係る画像処理装置が備えるゲイン算出部を構成する周波数成分抽出部202を主に説明する。
図8は、第2の実施形態に係る画像処理装置が備えるゲイン算出部を構成する周波数成分抽出部202の構成の一例を示すブロック図である。周波数成分抽出部202は、例えば、第1BPF204Aと、第2BPF204Bと、乗算器206A、206Bと、加算器208とを備える線形フィルタで構成される。
図9は、図4に示す第1の実施形態に係る画像処理装置100が備える周波数成分抽出部106を構成するBPFの特性の一例を示している。図9は、上記数式1に示すBPFの特性を示している。図9の横軸に示す“1”は、ナイキスト(Nyquist)周波数を示している。
図9に示すように、画像処理装置100が備える周波数成分抽出部106を構成する上記数式1に示すBPFは、ナイキスト周波数の半分程度の領域にピーク(peak)を持つBPFである。
一方、入力画像の特性によっては、異なる周波数帯域の輪郭を強調したい場合がある。上記のような場合には、例えば図8に示すように複数のBPFを有する線形フィルタを用いて周波数特性を調整することによって、上述した階段状の「入力」と山状の「入力」とに対する応答を独立に調整できるという特長を失うことなく、強調対象とする周波数帯域の調整を行うことが可能である。
例えば、「入力」に比較的低周波成分が多く、ナイキスト周波数の30[%]から50[%]程度の領域に強調処理を施したい場合を例に挙げる。上記の場合、周波数成分抽出部202は、輪郭強調したい周波数帯域の信号を取り出すフィルタを有していればよい。
具体的には、上記の場合、周波数成分抽出部202は、例えば下記の数式11の右辺に示すような線形フィルタで構成される。
ここで、下記の数式11において[−1 −3 1 6 1 −3 −1]に示すフィルタが、第1BPF204Aの一例に該当する。また、下記の数式11において[−3 −1 2 4 2 −1 −3]に示すフィルタが、第2BPF204Bの一例に該当する。
また、下記の数式11に示す係数3、係数4としては、例えば、予め設定されている固定値、または、画像処理装置100のユーザのユーザ操作などによって調整可能な可変値が挙げられる。係数3、係数4としては、例えば0.5が挙げられるが、係数3、係数4の例は、0.5に限られない。
Figure 0006542524
図10は、第2の実施形態に係る画像処理装置が備えるゲイン算出部を構成する周波数成分抽出部202を説明するための説明図であり、図8に示す周波数成分抽出部202を構成する線形フィルタの周波数特性の一例を示している。図10の横軸に示す“1”は、ナイキスト周波数を示している。
図10に示すAは、上記数式11の第1項のフィルタの周波数特性を示しており、図10に示すBは、上記数式11の第2項のフィルタの周波数特性を示している。また、図10に示すCは、上記数式11に示す線形フィルタの周波数特性を示している。また、図10は、係数3および係数4が0.5である場合の周波数特性を示している。
図10に示すAに示すように、上記数式11の第1項のフィルタは、ナイキスト周波数の30[%]あたりにピークを持っており、また、図10に示すBに示すように、上記数式11の第2項のフィルタは、ナイキスト周波数の45[%]あたりにピークを持っている。よって、上記数式11の第1項のフィルタと上記数式11の第2項のフィルタとの線形結合である、上記数式11に示す線形フィルタは、図10のCに示すように、ナイキスト周波数の30[%]から50[%]にゲインを持つ線形フィルタとなっていることが分かる。
なお、第2の実施形態に係る周波数成分抽出部202の構成は、図8に示す構成の線形フィルタ、および上記数式11で表される線形フィルタに限られない。例えば、第2の実施形態に係る周波数成分抽出部202は、所望の周波数特性を持つ任意の構成の線形フィルタで構成されていてもよい。
例えば図10に示すように、第2の実施形態に係る画像処理装置は、所望の周波数特性を持つ線形フィルタで構成される周波数成分抽出部202を備えることによって、様々な周波数特性を持つ入力画像の高画質化を図ることが可能である。
また、第2の実施形態に係る画像処理装置は、第1の実施形態に係る画像処理装置よりも、より柔軟性を持った処理を行うことも可能である。
例えば、上記数式7、上記数式8、上記数式9、および上記数式11を組み合わせることによって、下記の数式12が得られる。ここで、下記の数式12に示す“bpf1”は、例えば下記の数式13で表され、下記の数式13は、ナイキスト周波数の30[%]あたりにピークを持つBPFを示している。また、下記の数式12に示す“bpf2”は、下記の数式14で表され、下記の数式14は、ナイキスト周波数の45[%]あたりにピークを持つBPFを示している。なお、下記の数式12に示す“bpf1”、“bpf2”が、下記の数式13、数式14に示す例に限られないことは、言うまでもない。
Figure 0006542524
Figure 0006542524
Figure 0006542524
上記数式12を参照すると、周波数特性と輪郭の形状の強調度合いを見ながら係数A〜係数Dを独立変数として調整することが可能である。よって、第2の実施形態に係る画像処理装置は、上記第1の実施形態に係る画像処理装置よりも、フィルタ設計に柔軟性を持たせることができる。
また、第2の実施形態に係る画像処理装置は、基本的に第1の実施形態に係る画像処理装置と同様の構成を有するので、上述した第1の実施形態に係る画像処理装置が奏する効果と同様の効果を、奏することができる。
以上、本発明の実施形態として、画像処理装置を挙げて説明したが、本発明の実施形態は、かかる形態に限られない。本発明の実施形態は、例えば、PC(Personal Computer)やサーバなどのコンピュータ(computer)や、タブレット(tablet)型の装置、携帯電話やスマートフォン(smart phone)などの通信装置、テレビ受像機、モニタなどの表示デバイスなど、画像信号を処理することが可能な、様々な機器に適用することができる。
(本発明の実施形態に係るプログラム)
コンピュータを、本発明の実施形態に係る画像処理装置として機能させるためのプログラム(例えば、“コンピュータを、ゲイン算出部に相当するゲイン算出手段、および加算部に相当する加算手段として機能させることが可能なプログラム”)が、コンピュータにおいて実行されることによって、処理対象の画像の高画質化を図ることができる。
また、コンピュータを、本発明の実施形態に係る画像処理装置として機能させるためのプログラムが、コンピュータにおいて実行されることによって、上述した本発明の実施形態に係る画像処理装置が用いられることにより奏される効果を、奏することができる。
また、上記では、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記では、コンピュータを、本発明の実施形態に係る画像処理装置として機能させるためのプログラム(コンピュータプログラム)が提供されることを示したが、本発明の実施形態は、さらに、上記プログラムを記憶させた記録媒体も併せて提供することができる。
100 画像処理装置
102 ゲイン算出部
104 加算部
106、202 周波数成分抽出部
108 一次微分演算部
110 二次微分演算部
112A、112B 平均値算出部
114A、114B 調整部
116 乗算部

Claims (9)

  1. 入力される画像信号に基づいて、前記画像信号を調整するためのゲインを注目画素ごとに算出するゲイン算出部と、
    前記注目画素ごとに、前記画像信号の画素値と対応する前記ゲインとを加算する加算部と、
    を備え、
    前記ゲイン算出部は、前記注目画素ごとの前記画像信号の一次微分の結果を示す第1の値と、前記注目画素ごとの前記画像信号の二次微分の結果を示す第2の値とを用いて、前記注目画素ごとに前記ゲインを算出するものであり、
    前記ゲイン算出部は、画像信号が入力される一次微分演算部と、これにより得られた一次微分の結果または画像信号が入力される二次微分演算部と、画像信号が入力される周波数成分抽出部とを含み、
    前記一次微分演算部及び前記二次微分演算部、並びに、前記周波数成分抽出部は、注目画素及び左右に連続する画素からなる奇数個の画素の値を用いて、線形フィルタ処理を行うものであり、
    前記ゲインは、ナイキスト周波数の30〜50%の周波数領域にピークを有することを特徴とする、画像処理装置。
  2. 微分は、一の画素と前記一の画素に隣接する少なくとも1以上の画素との空間的な差分をとることであり、
    前記注目画素ごとの前記第1の値は、前記注目画素を含む複数の画素それぞれにおける一次微分値の絶対値についての平均値に、設定されている第1の係数を乗じた値であり、
    前記注目画素ごとの前記第2の値は、前記注目画素を含む複数の画素それぞれにおける二次微分値の絶対値についての平均値に、設定されている第2の係数を乗じた値であることを特徴とする、請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記ゲインが、下記数式9により算出される、請求項2に記載の画像処理装置。

    Figure 0006542524
    上記数式9にて、

    Figure 0006542524
    上記数式7〜8にて、d1_avg及びd2_avgは、4画素以上の一次微分値の絶対値d1の平均値であり、
    上記数式9にて、gain0は、前記周波数成分抽出部により得られたものである。
  4. 前記周波数成分抽出部では、画像信号に第1の線形フィルタ処理を行って得られた第1ゲインに第3の係数を掛け合わせたものと、画像信号に第2の線形フィルタ処理を行って得られた第2ゲインに第4の係数を掛け合わせたものとが、足し合わされることを特徴とする請求項2または3に記載の画像表示装置。
  5. 微分は、一の画素と前記一の画素に隣接する少なくとも1以上の画素との空間的な差分をとることであり、
    前記注目画素ごとの前記第1の値は、前記注目画素を含む複数の画素それぞれにおける一次微分値の絶対値についての最大値に、設定されている第1の係数を乗じた値であり、
    前記注目画素ごとの前記第2の値は、前記注目画素を含む複数の画素それぞれにおける二次微分値の絶対値についての最大値に、設定されている第2の係数を乗じた値であることを特徴とする、請求項1に記載の画像処理装置。
  6. 前記ゲイン算出部は、前記注目画素ごとに前記第1の値と前記第2の値とを加算した加算値を用いて、前記注目画素ごとに前記ゲインを算出することを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 前記ゲイン算出部は、前記画像信号から設定されている周波数成分が抽出された信号と、前記注目画素ごとの前記加算値とを、前記注目画素ごとに乗じて、前記注目画素ごとに前記ゲインを算出することを特徴とする、請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 入力される画像信号に基づいて、前記画像信号を調整するためのゲインを注目画素ごとに算出するステップと、
    前記注目画素ごとに、前記画像信号の画素値と対応する前記ゲインとを加算するステップと、
    を有し、
    前記ゲインを算出するステップでは、前記注目画素ごとの前記画像信号の一次微分の結果を示す第1の値と、前記注目画素ごとの前記画像信号の二次微分の結果を示す第2の値とを用いて、前記注目画素ごとに前記ゲインが算出され
    前記ゲインを算出するステップでは、画像信号が入力される一次微分演算部と、これにより得られた一次微分の結果または画像信号が入力される二次微分演算部と、画像信号が入力される周波数成分抽出部とを用い、
    前記一次微分演算部及び前記二次微分演算部、並びに、前記周波数成分抽出部は、注目画素及び左右に連続する画素からなる奇数個の画素の値を用いて、線形フィルタ処理を行うものであり、
    前記ゲインは、ナイキスト周波数の30〜50%の周波数領域にピークを有することを特徴とする、画像処理方法。
  9. コンピュータを、
    入力される画像信号に基づいて、前記画像信号を調整するためのゲインを注目画素ごとに算出するゲイン算出手段、
    前記注目画素ごとに、前記画像信号の画素値と対応する前記ゲインとを加算する加算手段、
    として機能させ、
    前記ゲイン算出手段は、前記注目画素ごとの前記画像信号の一次微分の結果を示す第1の値と、前記注目画素ごとの前記画像信号の二次微分の結果を示す第2の値とを用いて、前記注目画素ごとに前記ゲインを算出し、
    前記ゲイン算出手段は、像信号が入力される一次微分演算部と、これにより得られた一次微分の結果または画像信号が入力される二次微分演算部と、画像信号が入力される周波数成分抽出部とを含み、
    前記一次微分演算部及び前記二次微分演算部、並びに、前記周波数成分抽出部は、注目画素及び左右に連続する画素からなる奇数個の画素の値を用いて、線形フィルタ処理を行うものであり、
    前記ゲインは、ナイキスト周波数の30〜50%の周波数領域にピークをすることを特徴とする、プログラム。
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