JP6541784B2 - 表示制御装置及び表示制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、複数のアプリケーションのコンテンツを一つの表示画面上に表示する表示制御に関する。
複数のアプリケーションのコンテンツを一つの表示画面上に同時に表示することが従来行われている。例えば特許文献1では、カーナビゲーションの画面上に重ねて表示するウィジェットを管理し、ウィジェットがカーナビゲーションの表示物を妨げないよう配慮した制御を行うことが示されている。
とりわけ、カーナビゲーションは、安全又は安心等の観点から、利用者と常に対話し続ける要求仕様を持つことのあるサービスであるため、その表示が他のアプリケーションのコンテンツにより妨げられないようにする必要がある。
また、特許文献2には、複数の表示情報を重ねて表示する際に、文字及び画像の透過率をそれぞれ制御することにより視認性の向上を図ることが示されている。
特開2011−099739号公報 特開2013−92593号公報
しかし、どちらの提案も表示制御方法が限られており、制御ルールに沿った表示物とする必要があるため、様々なアプリの組み合わせ表示を適切に行えるものではなかった。本発明は上述の問題に鑑み、1つの画面上に複数のアプリのコンテンツを表示するにあたり、両アプリのコンテンツを視認しやすくすることを目的とする。
本発明の第1の表示制御装置は、第1アプリケーションの表示内容である第1コンテンツ及び第2アプリケーションの表示内容である第2コンテンツの同一画面における組み合わせ表示制御を行う表示制御装置であって、第2アプリケーションごとに予め定められた第2コンテンツの入力に関する属性を含むコンテンツ属性を取得するコンテンツ属性取得部と、コンテンツ属性に基づき、第1コンテンツの表示領域である第1ウィンドウ及び第2コンテンツの表示領域である第2ウィンドウの表示配置を設定する表示配置設定部と、を備える。
本発明の第2の表示制御装置は、第1アプリケーションの表示内容である第1コンテンツ及び第2アプリケーションの表示内容である第2コンテンツの同一画面における組み合わせ表示制御を行う表示制御装置であって、第1コンテンツの表示領域である第1ウィンドウ及び第2コンテンツの表示領域である第2ウィンドウの表示配置を取得する表示配置取得部と、第2アプリケーションごとに予め定められた第2コンテンツの入力に関する属性を含むコンテンツ属性を取得するコンテンツ属性取得部と、配置情報及びコンテンツ属性に基づき、第1コンテンツを変更するコンテンツ制御部と、を備える。
本発明の第1の表示制御方法は、第1アプリケーションの表示内容である第1コンテンツ及び第2アプリケーションの表示内容である第2コンテンツの同一画面における組み合わせ表示制御を行う表示制御方法であって、第2アプリケーションごとに予め定められた第2コンテンツの入力に関する属性を含むコンテンツ属性を取得し、コンテンツ属性に基づき、第1コンテンツの表示領域である第1ウィンドウ及び第2コンテンツの表示領域である第2ウィンドウの表示配置を設定する。
本発明の第2の表示制御方法は、第1アプリケーションの表示内容である第1コンテンツ及び第2アプリケーションの表示内容である第2コンテンツの同一画面における組み合わせ表示制御を行う表示制御方法であって、第1コンテンツの表示領域である第1ウィンドウ及び第2コンテンツの表示領域である第2ウィンドウの表示配置を取得し、第2アプリケーションごとに予め定められた第2コンテンツの入力に関する属性を含むコンテンツ属性を取得し、配置情報及びコンテンツ属性に基づき、第1コンテンツを変更する。
本発明の第1の表示制御装置は、第1アプリケーションの表示内容である第1コンテンツ及び第2アプリケーションの表示内容である第2コンテンツの同一画面における組み合わせ表示制御を行う表示制御装置であって、第2アプリケーションごとに予め定められた第2コンテンツの入力に関する属性を含むコンテンツ属性を取得するコンテンツ属性取得部と、コンテンツ属性に基づき、第1コンテンツの表示領域である第1ウィンドウ及び第2コンテンツの表示領域である第2ウィンドウの表示配置を設定する表示配置設定部と、を備える。従って、様々なアプリの組み合わせ表示を適切に行う事が可能である。
本発明の第2の表示制御装置は、第1アプリケーションの表示内容である第1コンテンツ及び第2アプリケーションの表示内容である第2コンテンツの同一画面における組み合わせ表示制御を行う表示制御装置であって、第1コンテンツの表示領域である第1ウィンドウ及び第2コンテンツの表示領域である第2ウィンドウの表示配置を取得する表示配置取得部と、第2アプリケーションごとに予め定められた第2コンテンツの入力に関する属性を含むコンテンツ属性を取得するコンテンツ属性取得部と、配置情報及びコンテンツ属性に基づき、第1コンテンツを変更するコンテンツ制御部と、を備える。従って、様々なアプリの組み合わせ表示を適切に行う事が可能である。
本発明の第1の表示制御方法は、第1アプリケーションの表示内容である第1コンテンツ及び第2アプリケーションの表示内容である第2コンテンツの同一画面における組み合わせ表示制御を行う表示制御方法であって、第2アプリケーションごとに予め定められた第2コンテンツの入力に関する属性を含むコンテンツ属性を取得し、コンテンツ属性に基づき、第1コンテンツの表示領域である第1ウィンドウ及び第2コンテンツの表示領域である第2ウィンドウの表示配置を設定する。従って、様々なアプリの組み合わせ表示を適切に行う事が可能である。
本発明の第2の表示制御方法は、第1アプリケーションの表示内容である第1コンテンツ及び第2アプリケーションの表示内容である第2コンテンツの同一画面における組み合わせ表示制御を行う表示制御方法であって、第1コンテンツの表示領域である第1ウィンドウ及び第2コンテンツの表示領域である第2ウィンドウの表示配置を取得し、第2アプリケーションごとに予め定められた第2コンテンツの入力に関する属性を含むコンテンツ属性を取得し、配置情報及びコンテンツ属性に基づき、第1コンテンツを変更する。従って、様々なアプリの組み合わせ表示を適切に行う事が可能である。
本発明の目的、特徴、態様、および利点は、以下の詳細な説明と添付図面とによって、より明白となる。
実施の形態1に係る表示制御装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る表示制御装置のハードウェア構成を示す図である。 アプリ管理情報を示す図である。 禁則マスク管理情報を示す図である。 表示モード管理情報を示す図である。 ウィンドウ管理情報を示す図である。 ウィンドウ管理番号に対応した表示配置を示す図である。 OSの起動処理を示すフローチャートである。 副アプリの起動処理を示すフローチャートである。 副アプリの切替処理を示すフローチャートである。 OSの終了処理を示すフローチャートである。 主ウィンドウの作成処理を示すフローチャートである。 副ウィンドウの作成処理を示すフローチャートである。 副アプリの終了処理を示すフローチャートである。 描画制御管理情報の生成処理を示すフローチャートである。 禁則マスクの更新処理を示すフローチャートである。 表示有無に関する禁則マスクの更新処理を示すフローチャートである。 表示比率に関する禁則マスクの更新処理を示すフローチャートである。 表示領域に関する禁則マスクの更新処理を示すフローチャートである。 表示変化に関する禁則マスクの更新処理を示すフローチャートである。 入力リソースに関する禁則マスクの更新処理を示すフローチャートである。 表示制御装置による画面表示例を示す図である。 AVアプリを副アプリとしたときの2画面表示例において配置状態に応じた表示配置の変化を示す図である。 実施の形態2に係る表示制御装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態2のカーナビアプリの構成を示すブロック図である。 描画制御管理情報を示す図である。 表示物の更新処理を示すフローチャートである。 表示領域の更新処理を示すフローチャートである。 規制フラグの更新処理を示すフローチャートである。 GUI表示フラグの更新処理を示すフローチャートである。 主要情報移動フラグの更新処理を示す図である。 地図表示フラグの更新処理を示すフローチャートである。 地図表示モード選択フラグの更新処理を示すフローチャートである。 自車位置移動フラグの更新処理を示すフローチャートである。 地図表示物表示フラグの更新処理を示すフローチャートである。 副アプリのコンテンツ属性と地図表示物表示フラグとの対応表を示す図である。 表示制御装置による画面表示例を示す図である。 ウィンドウの表示配置にあわせて主要情報の大きさを変更する画面表示例の図である。
<A.実施の形態1>
<A−1.構成>
図1は、本発明の実施の形態1に係る表示制御装置100の構成図である。表示制御装置100は、副アプリ1,2,3、カーナビアプリ4、描画制御部5、ライブラリ群6及びOS(Operating System)7を備えている。
以下、表示制御装置100は車両に搭載されるものとして説明するが、これに限らない。
カーナビアプリ4は主アプリ(第1アプリケーション)の一例である。他のアプリを主アプリとしても良いが、ここではカーナビアプリ4を主アプリとして説明する。本明細書で主アプリとは、通信拡張部41を備えたアプリのことを言う。通信拡張部41は、主アプリにのみ使用が許された特別なプログラムの命令セットである。カーナビアプリ4は通信拡張部41を用いて、副アプリのウィンドウ配置に関する指示を描画制御部5に対して行うことが出来る。
副アプリ1,2,3(第2アプリケーション)は同時に動作することも可能であるが、どれか一つが選択され、選択された副アプリのコンテンツが主アプリのコンテンツと共に後述のディスプレイ93に表示される。なお、副アプリの数は図1に示す3つに限らない。
描画制御部5は、アプリ要求検出部51、イベント検出部52、ウィンドウ管理部53及び描画制御管理情報格納部54を備えている。そして、主アプリたるカーナビアプリ4のウィンドウ(主ウィンドウ)、及びそれと共に表示される副アプリのウィンドウ(副ウィンドウ)の、表示配置を制御する。
アプリ要求検出部51は、カーナビアプリ4又は副アプリ1,2,3経由で発生したウィンドウに関するイベント(アプリ起動、終了など)を受信する。イベント検出部52は、OS7経由で発生したウィンドウに関するイベントを受信する。OS7経由で発生するイベントとは、例えばユーザ操作等によるウィンドウの切り替えである。
ウィンドウ管理部53は、アプリ要求検出部51及びイベント検出部52からウィンドウに関するイベントを取得し、これらイベントの検出をトリガーとしてカーナビアプリ4及び副アプリのウィンドウ配置を生成又は更新する。この際、ウィンドウ管理部53は描画制御管理情報格納部54からコンテンツ属性を含む描画制御管理情報を取得し、さらに配置条件をイベント検出部52又はカーナビアプリ4の通信拡張部41から取得する。そして、これらの情報に基づきウィンドウ配置を決定する。すなわち、ウィンドウ管理部53は、別アプリのコンテンツのコンテンツ属性を取得するコンテンツ属性取得部と、コンテンツ属性に基づき、主ウィンドウ及び副ウィンドウの表示配置を設定する表示配置設定部として機能する。
ライブラリ群6はウィンドウマネージャ61を備えている。ウィンドウマネージャ61は、描画制御部5で設定したウィンドウ配置に基づき、実際にウィンドウの作成を行う。ウィンドウマネージャ61が作成したウィンドウに従ってカーナビアプリ4及び選択された副アプリが表示を行う。
描画制御管理情報格納部54は、HDD(Hard Disk Drive)などの記憶媒体により構成され、描画制御管理情報を格納している。この描画制御管理情報は、表示制御装置100と有線又は無線で接続された外部の記憶装置から随時取得するものである。描画制御管理情報は、アプリ管理情報、表示モード管理情報及びウィンドウ管理情報を含む。これらの詳細は後述する。
OS7は、イベント生成部71を備えている。イベント生成部71は、ユーザがアプリに関する操作を入力した場合に、その情報を取得してイベントを生成する。
図2は、表示制御装置100のハードウェア構成図である。表示制御装置100は、CPU(Control Processing Unit)などのプロセッサ91、RAM(Random Access Memory)などのメモリ92、ディスプレイ93、入力インタフェース(I/F)94、NIC(Network Interface Controller)などの通信インタフェース(I/F)95、映像入力96を備えて構成される。カーナビアプリ4、副アプリ1,2,3、アプリ要求検出部51、イベント検出部52、ウィンドウ管理部53、ライブラリ群6及びOS7は、プロセッサ91がメモリ92に格納されたプログラムを実行することによって実現する。ただし、これらは、例えば複数のプロセッサ91が連携して実現されても良い。
<A−2.描画制御管理情報>
次に、描画制御管理情報格納部54に格納された描画制御管理情報について説明する。描画制御管理情報は、ウィンドウ管理情報、表示モード管理情報、アプリ管理情報及び禁則マスク管理情報を含んでいる。
アプリ管理情報は、アプリ毎のコンテンツ属性と選択可能な表示モードとを紐付ける情報である。コンテンツ属性に応じた禁則処理が働き、選択可能な表示モードが制限される。アプリ管理情報の例を図3に示す。図3では、アプリA〜Eの夫々について、コンテンツ属性と表示モードとを示している。アプリA〜Eは、別アプリである。入力に関するコンテンツ属性として、GUIの有無、ジェスチャの有無、リモコンの有無がある。また、表示に関するコンテンツ属性として、常時表示の有無、表示領域が広いか標準か、表示比率が縦横のいずれか、表示変化の激しさ等がある。このように、コンテンツ属性とはアプリ毎に予め定められた、表示態様に影響を与えるコンテンツの特徴を意味する。但し、後述するようにコンテンツ属性はデフォルト値からユーザが変更することは可能である。
例えば、アプリAはソフトウェアキーボードであり、GUI有、ジェスチャ有、リモコン有、表示有無:常時無、表示領域:広、表示比率:横、表示変化:穏となる。これらコンテンツ属性に、禁則マスク管理情報で定められる禁則ルールを適用し、アプリ毎に選択可能な表示モードが定まる。
こうしたアプリのコンテンツ属性は、例えばアプリに付随するメタファイルとして用意されており、アプリのダウンロードの際に取得される。
禁則マスク管理情報の例を図4に示す。先ほど述べたコンテンツ属性に対して、選択できない表示モードを示している。図4の例では、常時表示有りの場合にmode Aが「0」となっており、mode Aが選択できないことを表している。
アプリAの場合、GUI、ジェスチャ、リモコンが有りであるためmode H,Iが選択不可となる。さらに、表示領域が広いためmode F,G,H,Iが選択不可となる。また、表示比率が横であるため、mode J,K,Lが選択不可となる。結果、選択可能な表示モードはmode A,B,C,D,Eである。このように、選択可能な表示モードが複数存在する場合には、その中から任意の表示モードがアプリ管理情報に選択可能な表示モードとして記録される。あるいは、ユーザが一の表示モードを選択しても良い。図3の例では、選択可能な表示モードとしてmode Aが設定される。
表示モード管理情報は、配置状態に対する表示配置を表示モード毎にウィンドウ管理番号で表す情報である。図5に表示モード管理情報の例を示す。配置状態とは、配置に関する大まかな条件であり、例えば副アプリのウィンドウを選択状態とする「副アクティブ」、副アプリのウィンドウを最大にする「副最大」、主アプリのウィンドウを選択状態とする「主アクティブ」、主アプリのウィンドウを最大にする「主最大」が挙げられる。こうした配置状態の情報は、通信拡張部41によってカーナビアプリ4側からウィンドウ管理部53に送られる他、ユーザの入力操作を検出したイベント生成部71からイベント検出部52を介してウィンドウ管理部53に送られる。
図5の例で説明すると、mode Aでは、「副アクティブ」及び「副最大」の場合にウィンドウ管理番号が「1−1−1」、「主アクティブ」及び「主最大」の場合にウィンドウ管理番号が「0−1」と定められる。
これらウィンドウ管理番号と実際の表示配置との対応関係は、ウィンドウ管理情報により定義されている。ウィンドウ管理情報の例を図6に、ウィンドウ管理番号に対応した表示配置の例を図7に示す。ウィンドウ管理情報は、各ウィンドウ管理番号に対して、ウィンドウ数、副アプリのウィンドウサイズ(副サイズ)、副アプリのウィンドウ位置(副位置)、主アプリのウィンドウサイズ(主サイズ)、主アプリのウィンドウ位置(主位置)、副アプリのウィンドウが主アプリのウィンドウに重なる場合の、両ウィンドウの前後関係、副アプリのコンテンツが主アプリのコンテンツを透過する率(前面透過率)を定めている。これらの情報により、図7に示すように表示配置及びウィンドウの干渉箇所における透過率が定まる。
<A−3.動作>
図8は、OS7の起動処理を示すフローチャートである。OS7の起動処理では、まず電源をオンし(ステップS1)、それからOS7を起動する(ステップS2)。その後、主アプリ(カーナビアプリ4)を起動する(ステップS3)。
図9は、副アプリの起動処理を示すフローチャートである。副アプリの起動処理では、副アプリの起動を行う(ステップS11)。ここでは、既に図8のフローに沿ってOS7と主アプリが起動していることを前提にしている。なお、副アプリが起動した後に、主アプリが起動することも可能である。ここでは副アプリの起動について述べたが、副アプリの終了処理についても同様で、副アプリ単体で行われる。また、複数の副アプリが同時に起動していても良い。この場合、最後に起動した副アプリが選択状態となり、主アプリと同時に表示される。
図10は、副アプリの切替処理を示すフローチャートである。副アプリの切替処理では、副アプリの切り替えが行われる(ステップS21)。例えば、副アプリが既に起動している状態で、新たな副アプリが起動した場合、新たな副アプリに切り替えが行われる。また、起動中の全ての副アプリを一覧表示し、その中からユーザが任意の副アプリを選択できるようにしても良い。この場合、ユーザの入力操作に従って副アプリの切り替えが行われる。
図11は、OS7の終了処理を示すフローチャートである。OS7の終了処理では、まず起動中のいずれかの副アプリを終了する(ステップS31)。依然、副アプリの起動数が0でなければ(ステップS32でNO)、ステップS31に戻り起動中の副アプリを終了する。副アプリの起動数が0になれば(ステップS32でYES)、主アプリを終了する(ステップS33)。そして、OS7を終了し(ステップS34)、表示制御装置100の電源をオフにする(ステップS35)。
図12は、主ウィンドウの作成処理を示すフローチャートである。以下、主アプリ(カーナビアプリ4)のウィンドウを主ウィンドウと呼ぶ。主ウィンドウの作成処理では、まず描画制御部5の初期化を行う(ステップS51)。ここでは、描画制御部5による2画面処理を初めて行うため、描画制御部5を動作させるために必要な情報をそろえる。
次に、ウィンドウ管理部53が描画制御管理情報から、主ウィンドウパラメータを取得する(ステップS52)。ここでの主ウィンドウパラメータは、主アプリを全画面で表示するためのパラメータであり、例えばウィンドウ管理情報「0−1」を取得する。
そして、ステップS52で取得したパラメータに従って主ウィンドウを作成し(ステップS53)、主ウィンドウのアクティブ化を行う(ステップS54)。具体的には、ウィンドウ管理部53が主ウィンドウの作成指示をウィンドウマネージャ61に対して行い、それに従いウィンドウマネージャ61がウィンドウの作成及びアクティブ化を行う。
図13は、副ウィンドウの作成処理を示すフローチャートである。以下、副アプリのウィンドウを副ウィンドウと呼ぶ。副ウィンドウの作成処理では、まず副アプリのコンテンツ属性から、主アプリとの組み合わせ表示が可能か否かを判断する(ステップS61)。組み合わせ表示が不可の副アプリであれば、副ウィンドウを生成せず処理を終了する。組み合わせ表示が可能な副アプリであれば、2ウィンドウ(主ウィンドウ及び副ウィンドウ)のパラメータを描画制御管理情報から取得する(ステップS62)。具体的には、ウィンドウ管理部53がアプリ管理情報から副アプリが選択可能な表示モードを取得し、更に副アプリ及び主アプリの配置条件を取得して、表示モード管理情報から配置状態に応じたウィンドウ管理番号を取得する。
その後、ステップS62で取得したパラメータに従って2ウィンドウを作成し(ステップS63)、副ウィンドウのアクティブ化を行う(ステップS64)。具体的には、ウィンドウ管理部53が2ウィンドウの作成指示をウィンドウマネージャ61に対して行い、それに従いウィンドウマネージャ61がウィンドウの作成及びアクティブ化を行う。
図14は、副アプリの終了処理を示すフローチャートである。副アプリの終了処理は、ユーザの入力操作又は副アプリから終了要求がなされることにより行われる。まず、終了要求が副アプリに関するものであるかを判断する(ステップS71)。終了要求が主アプリに関するものであれば(ステップS71でNO)、OSの終了処理を行う(ステップS30)。この処理は図11で既に説明したため、ここでの説明は省略する。
副アプリの終了要求であれば(ステップS71でYES)、副アプリの終了処理を行う(ステップS72)。次に、副アプリの起動数が0より多い、すなわち1以上の副アプリが起動していれば(ステップS73でYES)、副アプリの選択更新を行う(ステップS74)。すなわち、起動中の副アプリを1つ選択する。
そして、主ウィンドウ及びステップS74で選択した副アプリのウィンドウについてのパラメータを描画制御管理情報から取得する(ステップS75)。
その後、ステップS75で取得したパラメータに従って2ウィンドウを更新し(ステップS76)、副ウィンドウのアクティブ化を行う(ステップS77)。具体的には、ウィンドウ管理部53が2ウィンドウの作成指示をウィンドウマネージャ61に対して行い、それに従いウィンドウマネージャ61がウィンドウの作成及びアクティブ化を行う。
ステップS73で副アプリの起動数が0の場合は、主ウィンドウパラメータを描画制御管理情報から取得する(ステップS78)。その後、ステップS78で取得したパラメータに従って主ウィンドウを更新し(ステップS79)、主ウィンドウのアクティブ化を行う(ステップS80)。
図15は、描画制御管理情報の生成処理を示すフローチャートである。ウィンドウ管理部53は、描画制御管理情報生成要求を受けると、新規の生成要求か否かを判断する(ステップS81)。例えば、副アプリをダウンロードした場合、ウィンドウ管理部53は、当該副アプリのコンテンツ属性を新規に生成する要求を受け付ける。また、ダウンロード済みの副アプリがアップデートされることによりコンテンツ属性が変化することがある。この場合、コンテンツ属性の変更要求がウィンドウ管理部53になされる。また、本来、描画制御管理情報の中のアプリ管理情報は、副アプリ毎にメタ情報として与えられたデフォルト値が描画制御管理情報格納部54に記憶されている。しかし、例えばコンテンツ属性の表示領域を、デフォルトの「標準」から「広」に変更するといったコンテンツ属性の変更要求を、ユーザの入力操作によって行うことも可能である。
コンテンツ属性の新規生成要求を受けた場合には(ステップS81でYES)、コンテンツ属性を生成する(ステップS82)。具体的には、メタファイル等から副アプリのコンテンツ属性を取得し、これを描画制御管理情報格納部54のアプリ管理情報に記憶する。
コンテンツ属性の変更要求を受けた場合には(ステップS81でNO)、コンテンツ属性の変更を行う(ステップS83)。具体的には、描画制御管理情報格納部54のアプリ管理情報においてコンテンツ属性を変更する。
コンテンツ属性の生成又は変更が終わると、次に禁則マスクの更新を行う(ステップS84)。禁則マスクの更新とは、禁則マスク管理情報に記載された禁則ルールに従い、ステップS82,83で作成、変更したコンテンツ属性から選択可能な表示モードを決定することである。
図16は、禁則マスクの更新処理を示すフローチャートである。禁則マスクの更新処理では、まずmode A〜Lの禁則マスクをリセットする(ステップS91)。そして、表示有無(ステップS92)、表示比率(ステップS93)、表示領域(ステップS94)、表示変化(ステップS95)、入力リソース(ステップS96)に関して禁則マスクの更新処理を順次行い、最後に選択可能表示モードを決定する(ステップS97)。ここでは、禁則マスクがセットされていない表示モードの中から任意の一つの表示モードを選択可能表示モードとして決定する。
図17は、表示有無に関する禁則マスクの更新処理を示すフローチャートである。常時表示有、すなわちアプリ管理情報のコンテンツ属性の「表示有無」が「常時有」であれば(ステップS101でYES)、mode Aの禁則マスクをセットし(ステップS102)、処理を終了する。それ以外の場合は(ステップS101でNO)、そのまま処理を終了する。
図18は、表示比率に関する禁則マスクの更新処理を示すフローチャートである。アプリ管理情報のコンテンツ属性の「表示比率」が「縦」であれば(ステップS111でYES)、mode A〜Iの禁則マスクをセットし(ステップS112)、処理を終了する。それ以外(例えば「表示比率」が「横」)の場合は(ステップS111でNO)、mode J〜Lの禁則マスクをセットし(ステップS113)、処理を終了する。
図19は、表示領域に関する禁則マスクの更新処理を示すフローチャートである。アプリ管理情報のコンテンツ属性の「表示領域」が「標準」であれば(ステップS121でYES)、mode H,Iの禁則マスクをセットし(ステップS122)、ステップS123へ移行する。それ以外(例えば「表示比率」が「広」)の場合は(ステップS121でNO)、禁則マスクを変更せずステップS123へ移行する。
次に、コンテンツ属性の「表示領域」が「広」であれば(ステップS123でYES)、mode F〜Iの禁則マスクをセットし(ステップS124)、処理を終了する。それ以外(例えば「表示領域」が「狭」)の場合は(ステップS123でNO)、禁則マスクを変更せず処理を終了する。
図20は、表示変化に関する禁則マスクの更新処理を示すフローチャートである。アプリ管理情報のコンテンツ属性の「表示変化」が「激」であれば(ステップS131でYES)、mode C,E,F,I、Kの禁則マスクをセットし(ステップS132)、処理を終了する。それ以外(例えば「表示比率」が「緩」)の場合は(ステップS131でNO)、禁則マスクを変更せず処理を終了する。
図21は、入力リソースに関する禁則マスクの更新処理を示すフローチャートである。アプリ管理情報のコンテンツ属性の「リモコン」が「無」でなければ(ステップS141でNO)、処理を終了する。「リモコン」が「有」ならば(ステップS141でYES)ステップS142へ移行する。そして、コンテンツ属性の「GUI」が「有」ならば(ステップS142でYES)、ステップS143でmode H,Iの禁則マスクをセットしてステップS144へ移行する。「GUI」が「無」ならば(ステップS142でNO)そのままステップS144へ移行する。ステップS144ではコンテンツ属性の「ジェスチャ」が「有」であるかを判断し、「有」ならばステップS145でmode F,G,H,Iの禁則マスクをセットして処理を終了する。「無」ならばそのまま処理を終了する。
<A−4.画面表示例>
図22は、表示制御装置100による画面表示例を示す図である。図22(a)は、主アプリであるカーナビアプリ4の主ウィンドウ110を全画面に配置した表示例である。主ウィンドウ110には、自車位置アイコン108や道路107を含む自車の誘導画面が表示されている。これは、ウィンドウ管理番号「0−1」の表示配置である。
図22(b)は、カーナビアプリ4とAVアプリ(副アプリ)との2画面表示例である。AVアプリは図3のアプリ管理情報でアプリEとして示されたものであり、選択可能な表示モードはmode Gである。AVアプリがアクティブな状態にあり、ウィンドウ管理番号「3−7B」の表示配置になる。すなわち、主ウィンドウ110が右側に、副ウィンドウ111が左上に配置される。これにより、主ウィンドウ110と副ウィンドウ111の両方を明瞭に視認することが出来る。また、AVアプリのコンテンツ属性「表示比率:横」に従い、副ウィンドウ112が横長に配置されるため、適切な表示配置となっている。
図22(c)は、副アプリがWebアプリである場合の2画面表示例である。Webアプリは図3のアプリ管理情報でアプリDとして示されたものであり、選択可能な表示モードはmode Lである。AVアプリがアクティブな状態にあり、ウィンドウ管理番号「5−7」の表示配置になる。すなわち、主ウィンドウ110が右側に、副ウィンドウ112が左側に配置される。これにより、主ウィンドウ110と副ウィンドウ111の両方を明瞭に視認することが出来る。また、Webアプリのコンテンツ属性「表示比率:縦」に従い、副ウィンドウ112が縦長に配置されるため、適切な表示配置となる。
図22(d)は、副アプリがソフトウェアキーボードである場合の2画面表示例である。ソフトウェアキーボードは図3のアプリ管理情報でアプリAとして示されたものであり、選択可能な表示モードはmode Aである。ソフトウェアキーボードがアクティブな状態にあり、ウィンドウ管理番号「1−1−1」の表示配置になる。すなわち、主ウィンドウ110の前面に副ウィンドウ113が配置され、前面透過率が35%に設定される。これにより、表示画面の全面を使ってソフトウェアキーボードを利用できると共に、主ウィンドウ110も視認でき、適切な表示配置となる。
図22(e)は、副アプリがランチャである場合の2画面表示例である。アプリ管理情報からランチャの選択可能な表示モードがmode Fと定まり、ランチャがアクティブな状態にあるため(副アクティブ)、ウィンドウ管理番号「3−1−1」の表示配置になる。すなわち、主ウィンドウ110が全面に表示され、主ウィンドウ110の左上部分にランチャ用の副ウィンドウ113が重なって表示される。そして、前面透過率が35%に設定される。ランチャは静止アイコンの表示がメインとなるため、AVアプリと異なり表示変化は緩やかであり、主ウィンドウ110の視認の妨げになりにくい。そこで、主ウィンドウ110に重ねて副ウィンドウ114を表示する配置とする。
図22(f)は、副アプリがアドレス帳である場合の2画面表示例である。アプリ管理情報からアドレス帳の選択可能な表示モードがmode Kと定まり、アドレス帳がアクティブな状態にあるため(副アクティブ)、ウィンドウ管理番号「5−1−1」の表示配置になる。すなわち、主ウィンドウ110が全面に表示され、左側にアドレス帳用の副ウィンドウ115が主ウィンドウ110に重なって表示される。そして、前面透過率が35%に設定される。ランチャと同様、アドレス帳も表示変化が緩やかであるため、主ウィンドウ110の視認の妨げになりにくい。そこで、主ウィンドウ110に重ねて副ウィンドウ115を表示する配置とする。
図23は、AVアプリを副アプリとしたときの2画面表示例において配置状態に応じた表示配置の変化を示す図である。図23(a)は、配置状態が「副アクティブ」である場合の表示例であり、ウィンドウ管理番号が「3−7B」の表示配置となる。これは図23(b)と同様である。カーナビアプリ4が起動した後にAVアプリが副アプリとして起動すると、配置状態は「副アクティブ」となる。
車両が右折する交差点に近づいたときなど、カーナビアプリ4で誘導する必要が生じたときには、主ウィンドウ110の視認性を高めるために配置状態が「主アクティブ」に遷移する。この場合、ウィンドウ管理番号が「3−7F」の表示配置となる(図23(b))。図23(a)に比べ、主ウィンドウ110と副ウィンドウ111の重なりが解消され、主ウィンドウ110の視認性が高まっている。
カーナビアプリ4を視認する必要性が低くなったときは、図23(c)に示す表示配置となる。例えば、車両が目的地に到着した場合や、停車してギアがパーキングに入ったとき等には、カーナビアプリ4を視認する必要性が低いため、配置状態が主ウィンドウ110を一部視認させつつ副ウィンドウ111を最大限に表示する「副最大」となる。そして、ウィンドウ管理番号「2−7B」の表示配置となる。
カーナビアプリ4を視認する必要性が高くなったときは、図23(d)に示す表示配置となる。例えば、事故情報又は渋滞情報などのVICS(登録商標)情報を受信した場合には、VICS情報の表示のために、主ウィンドウ110の視認スペースを広く確保する必要がある。そのため、配置状態は「主最大」となり、ウィンドウ管理番号「0−1」の表示配置となる。
このように、主アプリであるカーナビアプリ4の状態に応じて配置状態が遷移し、配置状態に応じて表示配置が定まる。ここで配置状態は、カーナビアプリ4から通信拡張部41を通じてウィンドウ管理部53に入力される。そして、ウィンドウ管理部53が表示モード管理情報を参照し、配置状態に対応した表示配置を決定する。従って、ユーザがウィンドウの設定操作をしなくとも、主アプリの状態に応じて表示配置が自動的に設定される。また、ここで設定される表示配置は、コンテンツ属性及び配置状態に応じて予め設定されたものが選ばれるため、コンテンツ属性及び配置状態を考慮した最適な表示配置が実現する。
<A−5.変形例>
図1では、カーナビアプリ4及び副アプリ1,2,3が表示制御装置100の内部にある構成を示した。しかし、表示制御装置100の外部端末で動作するアプリを副アプリとして扱っても良い。この場合、表示制御装置100の映像入力96が外部端末のディスプレイからアプリの映像信号を受信し、表示制御装置100の通信I/F95が外部端末の通信I/Fからアプリの制御信号を受信する。
また同様に、外部端末で動作するアプリを主アプリとして扱っても良い。この場合、外部端末の通信I/Fから受信するアプリの制御信号によって、副アプリのウィンドウ配置に関する指示を描画制御部5に対して行う。
以上の説明では、カーナビアプリ4、副アプリ1,2,3、アプリ要求検出部51、イベント検出部52、ウィンドウ管理部53、ライブラリ群6及びOS7は、プロセッサ91がメモリ92に格納されたプログラムを実行することによって実現された。しかしこれに代えて、アプリ要求検出部51、イベント検出部52、ウィンドウ管理部53は、当該動作をハードウェアの電気回路で実現する信号処理回路により実現されても良い。ソフトウェアのアプリ要求検出部51、イベント検出部52、ウィンドウ管理部53と、ハードウェアのアプリ要求検出部51、イベント検出部52、ウィンドウ管理部5とを合わせた概念として、「部」という語に代えて「処理回路」という語を用いることもできる。
<A−6.効果>
実施の形態1に係る表示制御装置100は、カーナビアプリ4(第1アプリケーション)の表示内容である第1コンテンツ及び別アプリ(第2アプリケーション)の表示内容である第2コンテンツの同一画面における組み合わせ表示制御を行う表示制御装置であって、第2コンテンツのコンテンツ属性を取得するコンテンツ属性取得部(ウィンドウ管理部53)と、コンテンツ属性に基づき、第1コンテンツの表示領域である第1ウィンドウ及び第2コンテンツの表示領域である第2ウィンドウの表示配置を設定する表示配置設定部(ウィンドウ管理部53)と、を備える。従って、別アプリのコンテンツ属性を考慮して両ウィンドウに干渉が生じないよう最適な表示配置とすることができる。また、コンテンツ属性さえ取得すればいかなる別アプリに対しても、最適な表示配置を設定することができる。
また、表示制御装置100は、第1、第2コンテンツの配置条件を取得する配置条件取得部(ウィンドウ管理部53)をさらに備え、表示配置設定部は、コンテンツ属性及び配置条件に基づき、表示配置を設定する。従って、「副ウィンドウ(第2ウィンドウ)を最大にして表示する」や、「主ウィンドウ(第1ウィンドウ)を最大にして表示する」といった配置条件に沿って最適な表示配置を設定することができる。
また、表示配置設定部は、予め定められた複数の配置パターンの中から選択した配置パターンにより表示配置を設定する。従って、両ウィンドウの干渉が生じるような配置を排除し、最適な表示配置を設定することができる。
配置条件取得部は、カーナビアプリ4(第1アプリケーション)からの制御信号により配置条件を取得する。従って、ユーザが操作を行わなくとも、カーナビアプリの動作状況に応じて最適な表示配置を設定することができる。
また、表示配置は第1、第2ウィンドウの位置及び大きさを含むので、これらを最適に設定することができる。
さらに、表示配置は第2ウィンドウの透過率を含むので、これを最適に設定することができる。
実施の形態1に係る表示制御方法は、第1アプリケーションの表示内容である第1コンテンツ及び第2アプリケーションの表示内容である第2コンテンツの同一画面における組み合わせ表示制御を行う表示制御方法であって、第2コンテンツのコンテンツ属性を取得し、コンテンツ属性に基づき、第1コンテンツの表示領域である第1ウィンドウ及び第2コンテンツの表示領域である第2ウィンドウの表示配置を設定する。従って、別アプリのコンテンツ属性を考慮して両ウィンドウに干渉が生じないよう最適な表示配置とすることができる。また、コンテンツ属性さえ取得すればいかなる別アプリに対しても、最適な表示配置を設定することができる。
<B.実施の形態2>
<B−1.構成>
実施の形態1では、主アプリと副アプリの表示をするにあたり、両アプリの使い勝手を損なうようなウィンドウの干渉を防ぐために、表示配置の制御を行った。これに対して実施の形態2では、所与の両ウィンドウの表示配置に対して、主アプリの表示内容が適切に視認されるよう、表示内容の制御を行う。
図24は、実施の形態2に係る表示制御装置101の構成を示すブロック図である。表示制御装置101は、実施の形態1に係る表示制御装置100の構成から描画制御部5を排し、描画制御管理情報格納部8を設けたものである。
図25は、実施の形態2の主アプリであるカーナビアプリ4の構成を示すブロック図である。カーナビアプリ4は、表示物管理部42、表示生成部43、制御部44、情報取得部45、イベント取得部46及び表示I/F47を備えている。
表示物管理部42は、表示物を管理する。図25はカーナビアプリ4の表示物の例を示しており、主要情報として現在位置、誘導情報及び周辺情報等を、地図の種類として2D表示、3D表示、2画面表示等を、地図の構成要素として地形、道路及び建物等を管理し、またGUIを管理している。
表示生成部43は、制御部44の制御に従い表示物を生成する。
情報取得部45は、描画制御管理情報格納部8から描画制御管理情報を取得して制御部44に出力する。
制御部44は、主ウィンドウ及び副ウィンドウの表示配置及び副アプリのコンテンツ属性に基づき、カーナビアプリ4のコンテンツを変更する。
イベント取得部46は、ユーザ操作イベントや、表示物更新イベント等をOSから取得する。
表示I/F47は、表示制御装置101内部又は外部の表示器(図示せず)に映像を出力する。
<B−2.描画制御管理情報>
次に、描画制御管理情報格納部8に記憶されている描画制御管理情報について説明する。図26は、描画制御管理情報を示している。この描画制御管理情報は、制御部44がカーナビアプリ4の表示物を制御するための情報であり、副アプリ毎にウィンドウ(副ウィンドウ)の表示配置とコンテンツ属性とを示している。
ウィンドウの表示配置は、ウィンドウの左上頂点の座標と、ウィンドウのサイズとで示される。また、透過処理が「act」と示されたアプリは、透過処理が行われることを示している。コンテンツ属性としては、ジャンル、文字の有無、画像の有無、アイコンの有無がある。例えば、アプリAのコンテンツ属性は文字が「act」と示されており、文字が有ることを示している。
ウィンドウの表示配置は、副アプリのダウンロード時に描画制御管理情報格納部8に記憶された固定の情報でも良いし、実施の形態1のウィンドウ管理部53が作成したものを用いても良い。また、コンテンツ属性は、例えばアプリに付随するメタファイルとして用意されており、アプリのダウンロードの際に描画制御管理情報格納部8に記憶される。また、図26には主アプリのウィンドウ(主ウィンドウ)の配置を示していないが、実際にはここに主ウィンドウの配置情報が記録される。
<B−3.動作>
実施の形態2におけるOS7の起動処理は、実施の形態1(図8)と同様であるため、説明を省略する。
図27は、表示物の更新処理を示すフローチャートである。制御部44がイベント取得部46を介して表示物更新イベントを取得すると(ステップS151)、表示生成部で地図表示(ステップS152)、GUI表示(ステップS153)、主要情報表示(ステップS154)を順に行う。これらの表示は、後述する規制フラグに従って行う。
ここで、表示物更新イベントとは、例えばカーナビアプリ4が自車位置周辺地図を表示する場合には、1秒間に10回のタイミングで定期的に発生する。
図28は、表示領域の更新処理を示すフローチャートである。表示領域更新イベントは、副アプリの起動又は切替が行われたときに発生する。制御部44は、情報取得部45を介して表示領域更新イベントを取得すると(ステップS161)、描画制御管理情報から主ウィンドウ及び副ウィンドウの表示配置を取得する(ステップS162)。この描画制御管理情報も、情報取得部45を介して取得する。すなわち、情報取得部45は、主ウィンドウ及び副ウィンドウの表示配置を取得する表示配置取得部として機能する。
次に、制御部44が主ウィンドウのうち副ウィンドウと重なる領域(干渉領域)を算出し(ステップS163)、次いで主ウィンドウのうち副ウィンドウと重ならない領域(非干渉領域)を算出する(ステップS164)。干渉領域があれば(ステップS165でYES)、副アプリのコンテンツ属性を情報取得部45を介して描画制御管理情報から取得し(ステップS166)、ステップS167へ移行する。干渉領域がなければ(ステップS16でNO)、そのままステップS167へ移行する。ステップS167では規制フラグを更新する。すなわち、情報取得部45は、副アプリのコンテンツ属性を取得するコンテンツ属性取得部として機能する。
図29は、主アプリのコンテンツに関する規制フラグの更新処理を示すフローチャートである。規制フラグの更新処理では、GUI表示フラグの更新処理(ステップS171)、主要情報移動フラグの更新処理(ステップS172)、地図表示フラグの更新処理(ステップS173)、地図表示モード選択フラグの更新処理(ステップS174)、自車位置移動フラグの更新処理(ステップS175)、地図表示物表示フラグの更新処理(ステップS176)を順に行う。
図30は、GUI表示フラグの更新処理を示すフローチャートである。GUI表示フラグの更新処理では、まずGUI表示フラグをdisableにする(ステップS181)。次に、主アプリの表示領域がCより大きいか否かを判断する(ステップS182)。ここで、Cは閾値である。表示領域がC以下ならば(ステップS182でNO)、そのまま処理を終了する。しかし、表示領域がCより大きければ(ステップS182でYES)、干渉領域の有無を判断する(ステップS183)。干渉領域があれば(ステップS183でYES)、そのまま処理を終了する。一方、干渉領域が無ければ(ステップS183でNO)、GUI表示フラグをenableに更新する(ステップS184)。すなわち、主ウィンドウの表示領域がC以下の場合や、C以上であっても別ウィンドウと干渉する場合には、GUI表示フラグをdisableとし、GUIを表示しないことにより、GUIの表示が見切れてしまうような状況を防止する。
図31は、主要情報移動フラグの更新処理である。主要情報は、表示の優先順位の高い情報としてアプリ毎に予め定められている。例えば、カーナビアプリにおいては、自車位置アイコン、誘導情報、周辺住所及び緊急情報(渋滞情報、事故情報)等である。主要情報移動フラグの更新処理においては、まず主要情報移動フラグをdisableにする(ステップS191)。
次に、干渉領域の有無を判断する(ステップS192)。干渉領域が無ければ(ステップS192でNO)、そのまま処理を終了する。干渉領域が有れば(ステップS192でYES)、次に透過の有無を判断する(ステップS193)。透過が有る場合、すなわち主ウィンドウに別ウィンドウと干渉する領域があっても別ウィンドウを透過する場合には(ステップS193でYES)、そのまま処理を終了する。透過しない場合には(ステップS193でNO)、非干渉領域の面積がDより大きいか否かを判断する(ステップS194)。ここで、Dは、前述の閾値Cより小さい閾値である。
非干渉領域の面積がD以下であれば(ステップS194でNO)、そのまま処理を終了する。一方、非干渉領域の面積がDより大きければ(ステップS194でYES)、主要情報移動フラグをenableにして(ステップS195)、処理を終了する。
このように、干渉領域があって透過がない場合に、非干渉領域の面積が一定程度確保できる場合には、主要情報の移動を可能にすることにより、主要情報の視認性を向上させることができる。また、ステップS194で非干渉領域の面積がD以下であるが一定以上ある場合に、非干渉領域において主要情報を時分割で表示させても良い。また、主要情報の再配置の際に、その表示形式(色、形、大きさ、動き等)を変更しても良い。
図32は、地図表示フラグの更新処理を示すフローチャートである。地図表示フラグの更新処理では、まず地図表示フラグをdisableにする(ステップS201)。
次に、主ウィンドウの表示領域の面積を閾値Bと比較する(ステップS202)。ここで閾値Bは、前述の閾値Cより大きい閾値である。表示領域の面積が閾値B以下であれば(ステップS202でNO)、そのまま処理を終了する。一方、表示領域の面積が閾値Bより大きければ(ステップS202でYES)、ステップS203に進む。
ステップS203では、干渉領域の有無を判断する。干渉領域が無ければ(ステップS203でNO)、地図表示フラグをenableに書き換えて(ステップS206)、処理を終了する。干渉領域が有れば(ステップS203でYES)、ステップS204に進む。
ステップS204では透過の有無を判断する。干渉領域において透過が有れば(ステップS204でYES)、地図表示フラグをenableに書き換えて(ステップS206)、処理を終了する。透過が無ければ(ステップS204でNO)、ステップS205に進む。
ステップS205では、非干渉領域の面積を閾値Bと比較する。非干渉領域の面積がBより大きければ(ステップS205でNO)、地図表示フラグをenableに書き換えて(ステップS206)、処理を終了する。非干渉領域の面積がB以下であれば、そのまま処理を終了する。
図33は、地図表示モード選択フラグの更新処理を示すフローチャートである。地図表示モード選択フラグの更新処理では、まず地図表示モード選択フラグをdisableにする(ステップS211)。次に、主ウィンドウの表示領域の面積を閾値Aと比較する(ステップS212)。ここで閾値Aは、前述の閾値Bより大きい閾値である。表示領域の面積が閾値A以下であれば(ステップS212でNO)、そのまま処理を終了する。一方、表示領域の面積が閾値Aより大きければ(ステップS212でYES)、ステップS213に進む。
ステップS213では、干渉領域の有無を判断する。干渉領域が無ければ(ステップS213でNO)、地図表示モード選択フラグをenableに書き換えて(ステップS214)、処理を終了する。干渉領域が有れば(ステップS213でYES)、そのまま処理を終了する。すなわち、表示領域の面積が閾値A以上確保され、かつ干渉領域がない場合に限って、任意の地図種類に対して2画面表示を許容する。ここでは、干渉領域がない場合に、一律に地図種類を制限しているが、透過の有無に応じて選択できる地図の種類を変更してもよい。例えば、透過が有る場合は、詳細地図や特殊(写真)地図表示を禁止し、透過がない場合は、さらに3D地図を表示することとしても良い。
図34は、自車位置移動フラグの更新処理を示すフローチャートである。自車位置移動フラグの更新処理では、まず地図表示モード選択フラグをdisableにする(ステップS221)。次に、干渉領域の有無を判断する(ステップS222)。干渉領域が無ければ(ステップS222でNO)、そのまま処理を終了する。干渉領域が有れば(ステップS222でYES)、ステップS223に進む。
ステップS223では、透過の有無を判断する。干渉領域において透過が有れば(ステップS223でYES)、そのまま処理を終了する。透過が無ければ(ステップS223でNO)、ステップS224に進む。
ステップS224では、非干渉領域の面積を閾値Bと比較する。非干渉領域の面積がB以下であれば(ステップS224でNO)、そのまま処理を終了する。非干渉領域の面積がBより大きければ(ステップS224でYES)、自車位置移動フラグをenableに書き換えて(ステップS225)、処理を終了する。非干渉領域の面積がB以下であれば、そのまま処理を終了する。
すなわち、干渉領域が有り、透過が無いが、非干渉領域の面積が有る程度確保されている場合にのみ、自車位置の移動を許可する。これにより、干渉領域から非干渉領域へ自車位置を移動し、視認性を高めることが可能になる。
図35は、地図表示物表示フラグの更新処理を示すフローチャートである。地図表示物は、例えば地名、地形、道路、建物、標識、POI、ランドマーク及び渋滞情報である。こうした地図表示物を、主ウィンドウ及び副ウィンドウの表示配置と、副ウィンドウのコンテンツ属性とに応じて更新する。地図表示物表示フラグの更新処理では、まず地図表示物表示フラグをenableにする(ステップS231)。
次に、干渉領域の有無を判断する(ステップS232)。干渉領域が無ければ(ステップS232でNO)、そのまま処理を終了する。干渉領域が有れば(ステップS232でYES)、ステップS233に進む。
ステップS233では、透過の有無を判断する。干渉領域において透過が無ければ(ステップS233でNO)、そのまま処理を終了する。透過が有れば(ステップS233でYES)、ステップS234に進む。
ステップS234では、副アプリのコンテンツ属性に応じて地図表示物表示フラグを更新する。図36は、このステップにおける、副アプリのコンテンツ属性と地図表示物表示フラグとの対応表を示している。例えば、副アプリのコンテンツ属性が「文字:アクティブ」である場合、地図表示物のうち地名の表示フラグはdisableとなる。すなわち、副ウィンドウに文字が表示される場合、副ウィンドウと干渉する主ウィンドウの部分に地名が表示されると、地名と文字が重なって表示され視認しがたくなるため、主ウィンドウでは地名の表示をしないことにより、視認性の低下を防ぐ。また、副アプリのジャンルが「キーボード」である場合、副ウィンドウが主ウィンドウの全面に重複して表示されることを想定し、道路以外の表示を禁止する。このように、副アプリの表示物と類似する表示物が存在する、または副アプリの用途から明らかに地図上の表示物が副アプリの表示物と干渉すると判断できる場合、主ウィンドウ上の表示物を非表示とすることにより、視認性の低下を防ぐ。
<B−4.画面表示例>
図37は、表示制御装置100による画面表示例を示す図である。図37(a)は、主アプリであるカーナビアプリ4の主ウィンドウ110を全画面に配置した表示例である。この状況では副ウィンドウが表示されていないため、主ウィンドウ110ではデフォルトの表示が行われる。主ウィンドウ110には、主要情報として、現住所アイコン105、誘導情報アイコン103、時刻アイコン121が表示され、その他に自車位置アイコン108、POI109、道路107、地名120が表示されている。また、GUIとして、メニュー画面アイコン106と地図方向選択アイコン104とが表示されている。図37(a)では地図方向選択アイコン104が「N」と表示され、現在ノースアップで地図が表示されていることを示している。ユーザがこのアイコンにタッチすることにより、ノースアップとヘディングアップとを切り替えることができる。
図37(b)は、主ウィンドウ110が全面に配置され、Webアプリの副ウィンドウ112が主ウィンドウ110の前面の左側に配置された状態を示している。この場合、主ウィンドウ110は左部分が副ウィンドウ112と干渉しているため、GUIが非表示になる。また、透過がなく、非干渉領域の面積がDより大きいため、主要情報である現住所アイコン105及び時刻アイコン121が非干渉領域に移動している。デフォルトの配置のままでは、現住所アイコン105の一部と時刻アイコン121は副ウィンドウ112に隠れて視認できないが、図37(b)のように主要情報を移動することにより、視認性が向上する。
図37(c)は、主ウィンドウ110が全面に配置され、ランチャの副ウィンドウ114が主ウィンドウ110の前面の左側に配置された状態を示している。この場合、主ウィンドウ110は左部分が副ウィンドウ112と干渉しているため、GUIが非表示になる。但し、図37(b)とは異なり透過があるため、現住所アイコン105や時刻アイコン121は副ウィンドウ112を通して視認可能である。従って、主要情報の移動はない。
図37(d)は、主ウィンドウ110が全面に配置され、AVアプリの副ウィンドウ111が主ウィンドウ110の大部分を覆って配置された状態を示している。これは、実施の形態1のウィンドウ管理番号「2−7B」の配置に相当する。この場合、主ウィンドウ110は左部分が副ウィンドウ111と干渉しているため、GUIが非表示になる。そして、図37(b)と同様透過がないが、主ウィンドウ110はその大部分を副ウィンドウ111で覆われており、非干渉領域の面積がD以下であるため、主要情報の移動は行われない。
図37では主要情報の移動例を示したが、ウィンドウの表示配置にあわせて主要情報の大きさを変更しても良い。図38は、ウィンドウの表示配置にあわせて主要情報の大きさを変更する画面表示例である。図38(a)は、主アプリであるカーナビアプリ4の主ウィンドウ110を全画面に配置した表示例であり、図37(a)と同様である。
図38(b)は、主ウィンドウ110が画面の右半分に、AVアプリの副ウィンドウ111が画面の左上にそれぞれ配置された状態を示している。これは、実施の形態1のウィンドウ管理番号「3−7B」の配置に相当する。この場合、主ウィンドウ110は一部分が副ウィンドウ111と干渉しているため、GUIが非表示になる。また、現住所アイコン105及び誘導情報アイコン103等の主要情報を、図38(a)におけるよりも小さく表示している。
このように主要情報を小さく表示することにより、図38(c)に示すように副ウィンドウ111が大きくなった場合でも、現住所アイコン105及び誘導情報アイコン103等の主要情報が副ウィンドウ111に隠れず、視認することができる。比較例として、図38(d)に、主要情報の表示サイズを変更しない場合の画面表示を示す。この場合、副ウィンドウ111が大きくなることによって主ウィンドウ110の主要情報が隠れてしまう。
<B−5.変形例>
以上では、主アプリと別アプリを組み合わせて表示するにあたり、与えられたウィンドウの表示配置に対して、主アプリの表示内容を制御することについて説明した。しかし、実施の形態2を実施の形態1と組み合わせることも可能である。すなわち、実施の形態1で示したように、副アプリのコンテンツ属性及び両アプリの配置状態に基づき、両ウィンドウの表示配置を決定し、決定した表示配置に対して、主アプリの表示内容が適切に視認されるよう、表示内容の制御を行っても良い。この場合、制御部44は、実施の形態1のウィンドウ管理部53(表示配置設定部)により設定された表示配置及び副アプリのコンテンツ属性に基づき、カーナビアプリ4のコンテンツを変更するコンテンツ制御部として機能する。
<B−6.効果>
実施の形態2の変形例に係る表示制御装置は、ウィンドウ管理部53(表示配置設定部)により設定された表示配置及び第2コンテンツのコンテンツ属性とに基づき、第1コンテンツを変更する制御部44(コンテンツ制御部)を備える。従って、主ウィンドウと副ウィンドウの最適な表示配置に加え、主ウィンドウのコンテンツの視認性を向上させることができる。
実施の形態2に係る表示制御装置は、第1アプリケーションの表示内容である第1コンテンツ及び第2アプリケーションの表示内容である第2コンテンツの同一画面における組み合わせ表示制御を行う表示制御装置であって、第1コンテンツの表示領域である第1ウィンドウ(主ウィンドウ)及び第2コンテンツの表示領域である第2ウィンドウ(副ウィンドウ)の表示配置を取得する表示配置取得部(情報取得部45)と、第2コンテンツのコンテンツ属性を取得するコンテンツ属性取得部(情報取得部45)と、配置情報及びコンテンツ属性に基づき、第1コンテンツを変更するコンテンツ制御部(制御部44)と、を備える。従って、主ウィンドウと副ウィンドウの所与の表示配置に対して、主ウィンドウのコンテンツの視認性を向上させることができる。
また、表示配置は、第1、第2ウィンドウの位置及び大きさを含むので、これらを最適に設定することができる。
また、表示配置は、第2ウィンドウの透過率を含むので、これを最適に設定することができる。
また、コンテンツ属性は、画像の有無、文字の有無及びアイコンの有無のいずれか一つを少なくとも含む。従って、制御部44は、これらの情報に基づき、例えば副ウィンドウのコンテンツと類似する主ウィンドウのコンテンツを非表示とすることにより、両ウィンドウの視認性を高めることができる。
また、制御部44(コンテンツ制御部)は、第1コンテンツの少なくとも一部(例えば主要情報)の表示位置を、副ウィンドウ(第2ウィンドウ)と重ならない位置に移動することにより、主ウィンドウの視認性を高めることができる。
また、制御部44(コンテンツ制御部)は、第1コンテンツであるGUIの表示又は非表示を、表示配置に基づき切り替える。従って、例えば主ウィンドウの表示領域が小さい場合にはGUIを非表示とすることによって、主ウィンドウの視認性を高めることができる。
実施の形態2に係る表示制御方法は、カーナビアプリ4(第1アプリケーション)の表示内容である第1コンテンツ及び副アプリ(第2アプリケーション)の表示内容である第2コンテンツの同一画面における組み合わせ表示制御を行う表示制御方法であって、第1コンテンツの表示領域である主ウィンドウ(第1ウィンドウ)及び第2コンテンツの表示領域である副ウィンドウ(第2ウィンドウ)の表示配置を取得し、第2コンテンツのコンテンツ属性を取得し、配置情報及びコンテンツ属性に基づき、第1コンテンツを変更する。従って、主ウィンドウと副ウィンドウの所与の表示配置に対して、主ウィンドウのコンテンツの視認性を向上させることができる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
この発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての態様において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
1〜3 副アプリ、4 カーナビアプリ、5 描画制御部、6 ライブラリ群、8 描画制御管理情報格納部、41 通信拡張部、42 表示物管理部、43 表示生成部、44 制御部、45 情報取得部、46 イベント取得部、47 表示I/F、51 アプリ要求検出部、52 イベント検出部、53 ウィンドウ管理部、54 描画制御管理情報格納部、61 ウィンドウマネージャ、71 イベント生成部、91 プロセッサ、92 メモリ、93 ディスプレイ、95 通信インタフェース、96 映像入力、100,101 表示制御装置、103 誘導情報アイコン、104 地図方向選択アイコン、105 現住所アイコン、106 メニュー画面アイコン、107 道路、108 自車位置アイコン、110 主ウィンドウ、111〜115 副ウィンドウ、121 時刻アイコン。

Claims (15)

  1. 第1アプリケーションの表示内容である第1コンテンツ及び第2アプリケーションの表示内容である第2コンテンツの同一画面における組み合わせ表示制御を行う表示制御装置であって、
    前記第2アプリケーションごとに予め定められた前記第2コンテンツの入力に関する属性を含むコンテンツ属性を取得するコンテンツ属性取得部と、
    前記コンテンツ属性に基づき、前記第1コンテンツの表示領域である第1ウィンドウ及び前記第2コンテンツの表示領域である第2ウィンドウの表示配置を設定する表示配置設定部と、を備える、
    表示制御装置。
  2. 前記第1、第2コンテンツの配置条件を取得する配置条件取得部をさらに備え、
    前記表示配置設定部は、前記コンテンツ属性及び前記配置条件に基づき、前記表示配置を設定する、
    前記コンテンツ属性は、前記第2アプリケーションごとに予め定められた前記第2コンテンツの表示に関する属性を含む、
    請求項1に記載の表示制御装置。
  3. 前記表示配置設定部は、予め定められた複数の配置パターンの中から選択した配置パターンにより前記表示配置を設定する、
    請求項2に記載の表示制御装置。
  4. 前記配置条件取得部は、前記第1アプリケーションからの制御信号により前記配置条件を取得する、
    請求項2に記載の表示制御装置。
  5. 前記表示配置は、前記第1、第2ウィンドウの位置及び大きさを含む、
    請求項1に記載の表示制御装置。
  6. 前記表示配置は、前記第2ウィンドウの透過率を含
    前記表示配置設定部は、前記第2ウィンドウと前記第1ウィンドウを重ねる場合、重なった領域で前記第1コンテンツが視認可能なように前記第2ウィンドウに透過率を設定する
    請求項5に記載の表示制御装置。
  7. 前記表示配置設定部により設定された表示配置及び前記第2コンテンツのコンテンツ属性に基づき、前記第1コンテンツを変更するコンテンツ制御部をさらに備える、
    請求項1に記載の表示制御装置。
  8. 第1アプリケーションの表示内容である第1コンテンツ及び第2アプリケーションの表示内容である第2コンテンツの同一画面における組み合わせ表示制御を行う表示制御装置であって、
    前記第1コンテンツの表示領域である第1ウィンドウ及び前記第2コンテンツの表示領域である第2ウィンドウの表示配置を取得する表示配置取得部と、
    前記第2アプリケーションごとに予め定められた前記第2コンテンツの入力に関する属性を含むコンテンツ属性を取得するコンテンツ属性取得部と、
    前記表示配置及び前記コンテンツ属性に基づき、前記第1コンテンツを変更するコンテンツ制御部と、を備える、
    表示制御装置。
  9. 前記表示配置は、前記第1、第2ウィンドウの位置及び大きさを含
    前記コンテンツ属性は、前記第2アプリケーションごとに予め定められた前記第2コンテンツの表示に関する属性を含む、
    請求項8に記載の表示制御装置。
  10. 前記表示配置は、前記第2ウィンドウの透過率を含む、
    請求項9に記載の表示制御装置。
  11. 前記コンテンツ属性は、画像の有無、文字の有無及びアイコンの有無のいずれか一つを少なくとも含
    前記コンテンツ制御部は、前記第1ウィンドウが前記第2ウィンドウと重なる干渉領域を有する場合、前記コンテンツ属性に基づき、前記第1コンテンツである地図表示物の表示又は非表示を切り替える、
    請求項8に記載の表示制御装置。
  12. 前記表示配置は、前記第2ウィンドウの透過率を含み、
    前記コンテンツ制御部は、前記第1ウィンドウが前記第2ウィンドウと重なる干渉領域を有する場合、前記第2ウィンドウの透過率に基づき、前記第1コンテンツの少なくとも一部の表示位置を、前記第2ウィンドウと重ならない位置に移動する、
    請求項8に記載の表示制御装置。
  13. 前記表示配置は、前記第2ウィンドウの透過率を含み、
    前記コンテンツ制御部は、前記第1ウィンドウが前記第2ウィンドウと重なる干渉領域を有する場合、前記第2ウィンドウの透過率に基づき、前記第1コンテンツであるGUIの表示又は非表示を、前記表示配置に基づき切り替える、
    請求項8に記載の表示制御装置。
  14. 第1アプリケーションの表示内容である第1コンテンツ及び第2アプリケーションの表示内容である第2コンテンツの同一画面における組み合わせ表示制御を行う表示制御方法であって、
    前記第2アプリケーションごとに予め定められた前記第2コンテンツの入力に関する属性を含むコンテンツ属性を取得し、
    前記コンテンツ属性に基づき、前記第1コンテンツの表示領域である第1ウィンドウ及び前記第2コンテンツの表示領域である第2ウィンドウの表示配置を設定する、
    表示制御方法。
  15. 第1アプリケーションの表示内容である第1コンテンツ及び第2アプリケーションの表示内容である第2コンテンツの同一画面における組み合わせ表示制御を行う表示制御方法であって、
    前記第1コンテンツの表示領域である第1ウィンドウ及び前記第2コンテンツの表示領域である第2ウィンドウの表示配置を取得し、
    前記第2アプリケーションごとに予め定められた前記第2コンテンツの入力に関する属性を含むコンテンツ属性を取得し、
    前記表示配置及び前記コンテンツ属性に基づき、前記第1コンテンツを変更する、
    表示制御方法。
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