JP6540476B2 - 電極体を有する二次電池 - Google Patents

電極体を有する二次電池 Download PDF

Info

Publication number
JP6540476B2
JP6540476B2 JP2015232472A JP2015232472A JP6540476B2 JP 6540476 B2 JP6540476 B2 JP 6540476B2 JP 2015232472 A JP2015232472 A JP 2015232472A JP 2015232472 A JP2015232472 A JP 2015232472A JP 6540476 B2 JP6540476 B2 JP 6540476B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductive member
positive electrode
negative electrode
secondary battery
active material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015232472A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017098205A (ja
Inventor
石井 勝
勝 石井
平 齋藤
平 齋藤
悠史 近藤
悠史 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2015232472A priority Critical patent/JP6540476B2/ja
Publication of JP2017098205A publication Critical patent/JP2017098205A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6540476B2 publication Critical patent/JP6540476B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Description

本発明は電極体を有する二次電池に関する。
携帯電話、ノート型パソコンなどのモバイル機器に係わる技術開発及び生産増加に伴い、エネルギー源となる二次電池の需要が増加している。特に、電気自動車(EV)、ハイブリッド自動車(HV)、プラグインハイブリッド自動車(PHV)等の車両の駆動用高出力電源として今後ますます需要の増加が期待されている。
しかし、従来の二次電池には、外部衝撃によって電池容器が押しつぶされる場合など、二次電池に過度な貫通衝撃が加えられる際には、正極と負極の間のセパレータが破断し、短絡が発生し発熱する虞があった。
そこで、例えば特許文献1では、電池容器内の電極体の外側に、活物質層を有しない電極(短絡用電極)と、短絡用電極と電極体最外周との間に配置された絶縁層を備える二次電池が提案されている。この二次電池によれば、貫通衝撃が加えられた場合において、短絡用電極と、電極体の最外周に最も近い正極または負極のいずれかの電極との短絡パスを形成することにより発熱を抑制でき、貫通衝撃に対しての二次電池の安全性を向上させることが出来る。
特開2013−41824号公報
しかしながら、例えば、外部衝撃により電池の構成要素同士が接触した場合や電池容器と電池の蓋体を溶接した際に、微細な金属片などの導電性の異物が電池容器内に発生する虞がある。従来の技術においては、発生した異物が、短絡用電極と、絶縁層との間に混入する虞があり、混入した異物が絶縁層を貫通することによる内部短絡が発生する虞があった。内部短絡が発生すると、短絡電流に伴い、電池の性能低下などが発生する可能性がある。
そこで、本発明は二次電池における上記従来の課題を解決するべく創出されたものであり、異物による内部短絡の発生を抑制した二次電池を提供することを目的とする。
ここに開示される二次電池において、正極と、負極と、正極と負極の間に介在しているセパレータと、を積層した電極体と、前記電極体を収納する電池容器と、前記電極体の積層方向において、前記電極体と前記電池容器との間に配置された内部部材と、を備える。前記内部部材は、前記正極と導通している第1の導電部材と、前記負極と導通している第2の導電部材と、第1の導電部材と第2の導電部材の間に介在している絶縁部材とを有する。ここで、前記第1の導電部材は、前記絶縁部材と対向している面のうち、少なくとも外縁部が互いに接着されており、前記第2の導電部材は、前記絶縁部材と対向している面のうち、少なくとも外縁部が互いに接着されていることを特徴とする二次電池。
このような構成によれば、前記第1の導電部材と前記絶縁部材との間、および前記第2の導電部材と前記絶縁部材との間における異物の混入を防止でき、異物による内部短絡の発生を抑制することが可能である。
また、ここに開示される二次電池の好ましい一態様においては、前記第1の導電部材または前記第2の導電部材いずれかが電池容器である。
このような構成によれば、第1の導電部材または第2の導電部材の厚み分だけ電池容器内に電極体を充填する空間が存在するため、よりエネルギー密度の高い二次電池を得ることが可能である。
また、ここに開示される二次電池の好ましい一態様においては、前記第1の導電部材が、正極集電箔であり、前記第2の導電部材が、負極集電箔である。
このような構成によれば、内部部材を電極体とは別に用意する必要がなく、電極体と内部部材の接着箇所が必要ないため、より安全性が高く、エネルギー密度の高い二次電池を得ることが可能である。
本発明の一実施形態において処理される二次電池の内部構造を、該二次電池の幅方向より模式的に示す断面図である。 本発明の一実施形態において処理される二次電池の内部構造を、該二次電池の厚さ方向より模式的に示す断面図である。 本発明の一実施形態において処理される二次電池の電極体の全体的な構成を示す模式図である。 本発明の一実施形態における二次電池の接着状態を示す模式図である 本発明の一実施形態における二次電池の内部構造を、該二次電池の幅方向より模式的に示す断面図である。 本発明の一実施形態における二次電池の構成を示す模式図である。
以下、本発明の二次電池の代表的な実施形態につき、図面を用いて詳しく説明する。ここで説明される実施形態は、当然ながら特に本発明を限定することを意図したものではない。また、本明細書において特に言及している事項以外の事柄であって本発明の実施に必要な事柄は、当該分野における従来技術に基づく当業者の設計事項として把握され得る。また、各図は模式的に描かれており、例えば、各図における寸法関係(長さ、幅、厚さ等)は実際の寸法関係を反映するものではない。
まず、本実施形態に適用される二次電池100の構造について、図1および図2を用いて簡単に説明する。なお、本明細書において「二次電池」とは、正負極間の電荷の移動により充放電が実現される電池を指し、代表的な例としてリチウムイオン二次電池等があるが、これらの二次電池に限定されるものではない。また、本実施形態において、捲回電極体の例を示すが、本発明はこれに限らず積層型の電極体を用いてもよい。
図1に示す二次電池100では、大まかにいって、扁平形状の電極体20と非水電解液(図示せず)と内部部材200(図示せず)とが扁平な角形の密閉構造の電池容器(即ち外装容器)30に収容されている。電池容器30は、一端(電池の通常の使用状態における上端部に相当する。)に開口部を有する箱形(即ち有底直方体状)のケース本体32と、該ケース本体32の開口部を封止する蓋体34とから構成される。電池容器30の材質としては、例えば、アルミニウム、ステンレス鋼、ニッケルめっき鋼といった軽量で熱伝導性の良い金属材料が好ましく用いられ得る。
また、図2に示すように、内部部材200は、第1の導電部材110と、第2の導電部材120と、第1の導電部材110と第2の導電部材120の間に介在している絶縁部材130とを有している。また、前記第1の導電部材110と前記絶縁部材130と対向している面の少なくとも外縁部が互いに接着されており、前記第2の導電部材120と前記絶縁部材130と対向している面の少なくとも外縁部が互いに接着されている。なお、外縁部については、図4の説明と共に後述する。
第1の導電部材110や第2の導電部材120の材質としては、導電性を有する物であれば特に制限はないが、好ましくはアルミニウム、ステンレス鋼、ニッケルめっき鋼といった軽量で熱伝導性の良い金属材料が好ましく用いられ得る。また、絶縁部材130の材質としてはポリオレフィン系樹脂であるポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)、エンプラであるポリフェニレンスルファイド(PPS)やフッ素化樹脂共重合体であるペルフルオロアルコキシフッ素樹脂(PFA)などの単独または複合の合成樹脂が用いられ得る。
ここで、第1の導電部材110は正極50と、第2の導電部材120は負極60と、それぞれ電気的に接続(導通)されている。なお、本実施の形態の説明および図2において、第1の導電部材110は、第2の導電部材120よりも電極体との位置が近いように記載されているが、実際はそれに限らず、第1の導電部材110と第2の導電部材120の位置関係は、入れ替わっていてもよい。
また、図1に示すように、蓋体34には外部接続用の正極端子42および負極端子44と、電池容器30の内圧が所定レベル以上に上昇した場合に該内圧を開放するように設定された薄肉の安全弁36と、非水電解液を注入するための注入口(図示せず)が設けられている。また、電池容器30の内部には電池容器30の内圧上昇により作動する電流遮断機構(CurrentInterrupt Device、CID)が設けられてもよい。
ここに開示される電極体20は、図1〜図3に示すように、長尺状の正極集電体52の片面または両面(ここでは両面)に長手方向に沿って正極活物質層54が形成された正極50と、長尺状の負極集電体62の片面または両面(ここでは両面)に長手方向に沿って負極活物質層64が形成された負極60とを、2枚の長尺状のセパレータ70を介して積層した積層体が長尺方向に捲回され、扁平形状に成形された形態を有する。
電極体20の捲回軸方向の中央部分には、図1および図3に示すように、捲回コア部分(即ち、正極50の正極活物質層54と、負極60の負極活物質層64と、セパレータ70とが積層されてなる積層構造)が形成されている。また、電極体20の捲回軸方向の両端部では、正極活物質層非形成部分52aおよび負極活物質層非形成部分62aの一部が、それぞれ捲回コア部分から外方にはみ出ている。かかる正極側はみ出し部分(正極活物質層非形成部分52a)および負極側はみ出し部分(負極活物質層非形成部分62a)には、正極集電板42aおよび負極集電板44aがそれぞれ付設され、正極端子42および負極端子44とそれぞれ電気的に接続されている。
正極50を構成する正極集電体52としては、例えばアルミニウム箔等が挙げられる。正極活物質層54は、少なくとも正極活物質を含有する。かかる正極活物質としては、例えば層状構造やスピネル構造等のリチウム複合金属酸化物(例えば、LiNi1/3Co1/3Mn1/3、LiFePO等)が挙げられる。正極活物質層54は、活物質以外の成分、例えばアセチレンブラック(AB)等の導電材やポリフッ化ビニリデン(PVDF)等のバインダ等を含み得る。
負極60を構成する負極集電体62としては、例えば銅箔等が挙げられる。負極活物質層64は、少なくとも負極活物質を含有する。かかる負極活物質としては、例えば、黒鉛等の炭素材料が挙げられる。負極活物質層64は、活物質以外の成分、例えばスチレンブタジエンラバー(SBR)等のバインダやカルボキシメチルセルロース(CMC)等の増粘剤等を含み得る。
このような正極50、負極60は、例えば以下のようにして作製することができる。まず、正極活物質または負極活物質と必要に応じて用いられる材料とを適当な溶媒(例えば正極活物質であればN−メチル−2−ピロリドンなどの有機溶媒、負極活物質であればイオン交換水などの水系溶媒)に分散させ、ペースト状(スラリー状)の組成物を調製する。次に、該組成物の適当量を正極集電体52または負極集電体62の表面に付与した後、乾燥により溶媒を除去することによって形成することができる。また、必要に応じて適当なプレス処理を施すことによって正極活物質層54および負極活物質層64の性状(例えば、平均厚み、活物質密度、空孔率等)を調整し得る。
セパレータ70としては、例えばポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエステル、セルロース、ポリアミド等の樹脂から成るシート(フィルム)等である。かかるシートは、単層構造であってもよく、二層以上の積層構造(例えば、PE層の両面にPP層が積層された三層構造)であってもよい。また、セパレータ70の表面には、耐熱層(HRL)が設けられていてもよい。
非水電解液としては、典型的には有機溶媒(非水溶媒)中に、支持塩を含有させたものを用いることができる。非水溶媒としては、一般的なリチウムイオン二次電池の電解液に用いられる各種のカーボネート類、エーテル類、エステル類等の有機溶媒を、特に限定なく用いることができる。具体例として、エチレンカーボネート(EC)、プロピレンカーボネート(PC)、ジエチルカーボネート(DEC)等を単独で、あるいは2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。支持塩としては、例えば、LiPF、LiBF、LiClO等のリチウム塩を好適に用いることができる。
なお、上記非水電解液は、上述した非水溶媒、支持塩以外の成分、例えば、ビフェニル(BP)、シクロヘキシルベンゼン(CHB)等のガス発生剤;ホウ素原子および/またはリン原子を含むオキサラト錯体化合物、ビニレンカーボナート(VC)、フルオロエチレンカーボナート(FEC)等の被膜形成剤;分散剤;増粘剤;等の各種添加剤を含み得る。
以下、本発明に関する実施例(試験例)を説明するが、本発明をかかる実施例(試験例)に示すものに限定することを意図したものではない。
以下の材料、プロセスによって、第1実施例1および第2実施例に係る電極体を構築した。
<第1実施例>
正極の作製は以下の手順で行った。正極活物質粉末としてのLiNi0.33Co0.33Mn0.33(LNCM)と、導電材としてのABと、バインダとしてのPVDFとを、LNCM:AB:PVDF=90:8:2の質量比でNMPと混合し、スラリー状の正極活物質層形成用組成物を調製した。かかる組成物を、厚み15μmの長尺状のアルミニウム箔(正極集電体)の両面に帯状に塗布して乾燥、プレスすることにより、正極シートを作製した。なお、上記正極の平均厚みが約65μm(正極活物質層の片面当たりの平均厚みが約25μm)となるように、上記正極活物質層形成用組成物の塗付量およびプレス条件を調整した。
負極の作製は以下の手順で行った。まず、負極活物質粉末として非晶質炭素で表面がコートされた黒鉛(C)を準備した。そして、かかる黒鉛(C)と、バインダとしてのSBRと、増粘剤としてのCMCとを、C:SBR:CMC=98:1:1の質量比でイオン交換水と混合して、スラリー状の負極活物質層形成用組成物を調製した。かかる組成物を、厚み10μmの長尺状の銅箔(負極集電体)の両面に帯状に塗布して乾燥、プレスすることにより、負極シートを作製した。なお、上記負極の平均厚みが約80μm(負極活物質層の片面当たりの平均厚みが約35μm)となるように、上記負極活物質層形成用組成物の塗付量およびプレス条件を調整した。
上記のとおり作製した正極および負極を、ポリエチレン層の両面にポリプロピレン層が形成され、さらに一方のポリプロピレン層の表面にアルミナ粒子とバインダからなる層(所謂、耐熱層)が形成された四層構造のセパレータ2枚を介して長尺方向に重ねあわせ、長尺方向に60回(即ち捲回数が60回)巻き取った(捲回した)。そして、かかる(捲回後の正極、負極およびセパレータ)を、捲回軸に直交する一の方向に押しつぶして拉げることで、扁平形状の電極体を作製した。
次に、図4のように、内部部材200として、厚み15μmのアルミニウム箔(第1の導電部材110)と、厚さ5mmのPE製シート(絶縁部材130)と、厚み10μmの銅箔(第2の導電部材120)とを重ね、前記電極体の捲回軸と直交する方向における外周1周分以上の長さにおいて切り取った後、第1の導電部材110と絶縁部材130との対向している面において、外周端から5mmの部分を150℃において圧力0.1MPaにおいて、1時間静置することによって、第1の導電部材110と絶縁部材130と第2の導電部材120をまとめて接着した。
なお、本実施例では、接着方法として熱溶着を用いたが、接着剤を用いるなど他の接着方法を用いてもよい。また、本実施例では、内部部材200の長さを前記電極体の捲回軸と直交する方向における外周1周分以上の長さとし、接着箇所を外周端から10mmとしたが、接触箇所は本発明の効果が出るのであればこれに限らず、例えば絶縁部材130の外周端のみでもよいし全面でもよい。また、第1の導電部材110と絶縁部材130を接着する工程と、第2の導電部材120と絶縁部材130を接着する工程を分けて行ってもよい。
次に、この第1の導電部材110、絶縁部材130、第2の導電部材120の順に積層された内部部材200が、前記電極体の積層方向において、前記電極体と前記電池容器30の間に配置され、電極体の正極50と第1の導電部材110とが電気的に接続(導通)し、前記電極体の負極60と第2の導電部材120とが電気的に接続(導通)するようにそれぞれ固定した。
なお、本実施例では、電気的接続方法として、図5のように負極60と第1の導電部材110を第1の接続部材112により固定し、正極50と第2の導電部材120を第2の接続部材122でそれぞれ溶着させることによって固定するが、本発明はその固定方法に限定されるものではなく、導電性接着剤を用いるなどその他の方法を用いて固定してもよい。なお、第1の接続部材112および第2の接続部材121は導電性の材料であれば特に制限はなく、今回はアルミニウム箔を用いた。
電極体の正極活物質層の非形成部および負極活物質層の非形成部に、それぞれ、正極リード端子および負極リード端子を超音波溶接手段により付設した。その後、かかる電極体および内部部材200を非水電解液とともに箱型の電池容器30に収容し、電池容器30の開口部を気密に封口した。非水電解液としてはECとDMCとEMCとを3:4:3の体積比で含む混合溶媒に支持塩としてのLiPFを約1mol/リットルの濃度で含有させた非水電解液を41g使用した。このようにして構築した密閉型の角型リチウムイオン二次電池に対し、常法により初期充放電処理(コンディショニング)を行って二次電池を作製した。
このような構成によれば、前記第1の導電部材110と前記絶縁部材130との間、および前記第2の導電部材120と前記絶縁部材130との間における異物の混入を防止でき、異物による内部短絡の発生を抑制することが可能である。
<第2実施例>
第2実施例の模式図を図6に示す。第2実施例の電池は、内部部材200の構成が異なること、および電極体の正極が電池容器30と電気的に接続されていること以外は上記第1実施例と同様の構成であるので、重複する説明は省略する。
内部部材200は、厚さ5mmのPE製シート(絶縁部材130)と、厚み10μmの銅箔(第2の導電部材120)とを重ねて作製したものであり、前記電極体の捲回軸と直交する方向における外周1周分以上の長さにおいて切り取った後、第2の導電部材120と絶縁部材130とを接着した。その後、絶縁部材130と電池容器30を接着した。なお、接着方法や接着箇所は上記第1実施例と同様の構成であるので省略するが、それに限定されるものではない。
なお、電極体の正極は、厚み15μmのアルミニウム箔を用いて、電池容器30と電気的に接続させた。なお、本実施例においては、正極とは別にアルミニウム箔を用いたが、正極集電箔のアルミニウム箔を延長することで、正極と電池容器30とを電気的に接続させてもよいし、他の材質を用いて電気的に接続してもよい。
次に、捲回体の内周方向から数えて、第2の導電部材120、絶縁部材130の順に積層された内部部材200が、捲回電極体の最外周を構成するように、捲回電極体と電池容器30の間に配置され、電極体の負極60と第2の導電部材120とが電気的に接続するように固定した。なお、本実施例では、電極体の負極60と第2の導電部材120は、第2の接続部材122でそれぞれ溶着させることによって固定するが、本発明はその固定方法に限定されるものではなく、導電性接着剤を用いるなどその他の方法を用いて固定してもよい。なお、第2の接続部材121は導電性の材料であれば特に制限はなく、今回はアルミニウム箔を用いた。
また、電極体に固定した内部部材200の絶縁部材130と、電池容器30とを接触させた状態で固定した。本実施例では、導電性の接着剤を用いて固定したがその固定方法に限定されるものではない。
かかる構成によって、第2実施例は第1実施例より第1の導電部材110の厚み分だけ電池容器30内に電極体を充填する空間があるため、よりエネルギー密度の高い二次電池を作製することが出来る。
<第3実施例>
第3実施例の電池は、内部部材200の構成が異なること、および電極体の負極が電池容器30と電気的に接続されていること以外は上記第1実施例と同様の構成であるので、重複する説明は省略する。
内部部材200は、厚み15μmのアルミニウム箔(第1の導電部材110)と厚さ5mmのPE製シート(絶縁部材130)とを重ねて作製したものであり、前記電極体の捲回軸と直交する方向における外周1周分以上の長さにおいて切り取った後、第1の導電部材の外縁部分111と絶縁部材130とを接着した。その後、絶縁部材130と電池容器30を接着した。なお、接着方法や接着箇所は上記第1実施例と同様の構成であるので省略するが、それに限定されるものではない。
電極体の負極は、厚み10μmの銅箔(第2の接続部材122)を用いて、電池容器30と電気的に接続させた。なお、本実施例においては、負極とは別に銅箔を用いたが、正極集電箔の銅箔を延長することで、正極と電池容器30とを電気的に接続させてもよいし、他の材質を用いて電気的に接続してもよい。
次に、捲回体の内周方向から数えて、第1の導電部材110、絶縁部材130の順に積層された内部部材200が、電極体の最外周を構成するよう配置され、電極体の正極50と第1の導電部材110とがそれぞれ電気的に接続するように固定した。なお、本実施例では、導電性の接着剤を用いて固定したがその固定方法に限定されるものではない。
また、電極体に固定した内部部材200の絶縁部材130と、電池容器30とを接触させた状態で固定した。本実施例では、導電性の接着剤を用いて固定したがその固定方法に限定されるものではない。
かかる構成によって、第3実施例は第1実施例より第2の導電部材の厚み分だけ電池容器30内に電極体を充填する空間があるため、よりエネルギー密度の高い二次電池を作製することが出来る。
<第4実施例>
第4実施例の電池は、内部部材200が電極体と一体であること以外は上記第1実施例と同様の構成であるので、重複する説明は省略する。
本実施例において、正極は、正極活物質層を有する発電部と、正極活物質層を有さず、正極集電箔が露出した正極集電箔部から構成されており、電極体における正極の最外周部分は、発電部でなく、正極集電箔部より構成されている。
負極も、負極活物質層を有する発電部と、負極活物質層を有さず、負極集電箔が露出した負極集電箔部から構成されており、電極体における負極の最外周部分は、発電部でなく、負極集電箔部より構成されている。
上述の正極と負極とを、第1実施例と同様に四層構造のセパレータ2枚を介して長尺方向に重ねあわせた後に捲回し、電極体を作製した。そして、電極体の捲回最外周部分は、正極集電箔部と、負極集電箔部とを、セパレータを介して固定した。なお、本実施例では、電極体のセパレータを溶着させることによって、正極集電箔部とセパレータ、および負極集電箔部とセパレータを固定したが、その固定方法に限定されるものではない。
かかる構成によって、第4実施例は、電極体20と内部部材200を接着する箇所が必要なく、電池容器内30に占める内部部材200の割合が小さくなりやすい。よって、電極体を充填する空間が出来やすく、よりエネルギー密度の高い二次電池を作製することが出来る。また、第1の外部部材と第2の外部部材をそれぞれ正極または負極に接続する手間が不要のため、作製が容易であり、コスト面でもメリットがある。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例をさまざまに変形、変更したものが含まれる。
また、上記実施例では、金属製のパッケージを有する角型電池を採用したが、この形態に限られるものではない。例えば、金属製のパッケージを有する角型電池や円筒型電池、ラミネートフィルムのパッケージを有する電池や合成樹脂製のパッケージを有する電池であってもよい。
上記実施例の電池では、正極シートの発電領域と露出領域がいずれもアルミニウムで構成されているが、両者ともアルミニウムで構成される必要はない。一般的なリチウム二次電池に適用する場合には、高電位での安定性に優れるアルミニウムが好ましい。
負極シートは、発電領域と露出領域がいずれも銅で構成されているが、両者とも銅で構成される必要はない。これら、電極を構成する金属箔は、導電性をもつ金属であれば特に限定することなく用いることができる。例えば、アルミニウム、銅、チタン、ニッケル、鉄、ステンレス等の金属材料を用いることができる。
本明細書または図面に説明した技術的要素は、単独で或いは各種の組み合わせによって技術的な有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数の目的を同時に達成するものであり、そのうち一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
20 電極体
30 電池容器
32 電池容器本体
34 蓋体
36 安全弁
42 正極端子
42a 正極集電板
44 負極端子
44a 負極集電板
50 正極
52 正極集電体
52a 正極活物質層非形成部分
54 正極活物質層
60 負極
62 負極集電体
62a 負極活物質層非形成部分
64 負極活物質層
70 セパレータ
100 二次電池
110 第1の導電部材
111 第1の導電部材の外縁部分
112 第1の接続部材
120 第2の導電部材
121 第2の導電部材の外縁部分
122 第2の接続部材
130 絶縁部材
131 絶縁部材の外縁部分
200 内部部材

Claims (3)

  1. 正極と、負極と、正極と負極の間に介在しているセパレータと、を積層した電極体と、前記電極体の積層方向外部に配置された内部部材と、を備え、
    前記内部部材は、前記正極と導通している第1の導電部材と、前記負極と導通している第2の導電部材と、第1の導電部材と第2の導電部材の間に介在している絶縁部材とを有する二次電池であって、
    前記第1の導電部材は、前記絶縁部材と対向している面のうち、少なくとも外縁部が互いに接着されており、
    前記第2の導電部材は、前記絶縁部材と対向している面のうち、少なくとも外縁部が互いに接着されていることを特徴とする二次電池。
  2. 前記第1の導電部材または前記第2の導電部材いずれかが電池容器である、請求項1記載の二次電池。
  3. 前記第1の導電部材が、正極集電箔であり、
    前記第2の導電部材が、負極集電箔である、請求項1記載の二次電池。
JP2015232472A 2015-11-27 2015-11-27 電極体を有する二次電池 Active JP6540476B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015232472A JP6540476B2 (ja) 2015-11-27 2015-11-27 電極体を有する二次電池

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015232472A JP6540476B2 (ja) 2015-11-27 2015-11-27 電極体を有する二次電池

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017098205A JP2017098205A (ja) 2017-06-01
JP6540476B2 true JP6540476B2 (ja) 2019-07-10

Family

ID=58817167

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015232472A Active JP6540476B2 (ja) 2015-11-27 2015-11-27 電極体を有する二次電池

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6540476B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002025627A (ja) * 2000-07-13 2002-01-25 Yuasa Corp 非水系フィルムパッケージ二次電池
JP2003142068A (ja) * 2001-08-24 2003-05-16 Japan Storage Battery Co Ltd 非水電解質二次電池
JP4815845B2 (ja) * 2005-04-04 2011-11-16 ソニー株式会社 ポリマー電池
US8551633B2 (en) * 2011-08-18 2013-10-08 Samsung Sdi Co., Ltd. Secondary battery
JP2014127355A (ja) * 2012-12-26 2014-07-07 Nissan Motor Co Ltd 電気デバイス

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017098205A (ja) 2017-06-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5344235B2 (ja) 非水系二次電池
KR102241561B1 (ko) 밀폐형 이차 전지
JP2017069207A (ja) リチウムイオン二次電池及びその製造方法
JP6460418B2 (ja) 二次電池
JP2013201077A (ja) 非水電解質二次電池
KR101707335B1 (ko) 비수 전해액 2차 전지
JP5989405B2 (ja) 電源装置
JP5704414B2 (ja) 非水系二次電池
JP7236035B2 (ja) 二次電池およびその製造方法
CN107026281B (zh) 锂离子二次电池
JP2011134685A (ja) 二次電池
KR101709391B1 (ko) 비수전해질 2차 전지
JP6681017B2 (ja) 電極体を有する二次電池
KR101722662B1 (ko) 파우치형 이차 전지
JP2017098207A (ja) 電極体を有する二次電池
JP6540476B2 (ja) 電極体を有する二次電池
JP5699858B2 (ja) 電極及び電気デバイス
KR101722663B1 (ko) 파우치형 이차 전지
JP7417840B2 (ja) 二次電池
JP7249991B2 (ja) 二次電池
JP7317877B2 (ja) 非水電解液二次電池
KR102226890B1 (ko) 비수전해액 이차 전지
JP7365562B2 (ja) 二次電池の捲回電極体
JP5646944B2 (ja) 二次電池およびその製造方法
JP2011181310A (ja) ラミネート形単電池

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180417

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190514

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190527

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6540476

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151