JP2003142068A - 非水電解質二次電池 - Google Patents

非水電解質二次電池

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JP2003142068A
JP2003142068A JP2002238428A JP2002238428A JP2003142068A JP 2003142068 A JP2003142068 A JP 2003142068A JP 2002238428 A JP2002238428 A JP 2002238428A JP 2002238428 A JP2002238428 A JP 2002238428A JP 2003142068 A JP2003142068 A JP 2003142068A
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conductive material
negative electrode
battery
current collector
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JP2002238428A
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English (en)
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Yoshinori Naruoka
成岡  慶紀
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Japan Storage Battery Co Ltd
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Japan Storage Battery Co Ltd
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    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部からの力による破壊等の異常事態におい
ても、安全性を確保できる非水電解質二次電池を提供す
ることを目的とする。 【解決手段】 電池の発電要素10が、正極板11と電
気的に接続された正極導電材21と、負極板14に電気
的に接続された負極導電材22と、隔離体17によって
構成された導電体20で覆われ、この正極導電材21ま
たは負極導電材22のうち少なくとも一方の単位長さ当
りの電気抵抗が、その導電材20に電気的に接続された
集電体12,15の単位長さ当りの電気抵抗よりも小さ
くされている。このような構成を取ることにより、内部
短絡時に発生する大きな電流を正・負の導電材21,2
2間で速やかに分散させることができ、電池の過度な発
熱を防止するのに顕著な効果を挙げることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非水電解質二次電
池に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話やノート型パーソナルコ
ンピュータ等の携帯機器の普及に伴い、小型化、高容量
化が可能な電池の開発が進められてきた。なかでも、リ
チウムイオン二次電池(以下、単に「電池」と称するこ
とがある)は、高い作動電圧、高いエネルギー密度を有
することから、このような要請に応え得るものとして期
待されている。
【0003】ところで、このようにエネルギー密度を要
するリチウム二次電池には、安全性を確保するための様
々な機構が採用されている。具体的には、例えば高温で
シャットダウン機能を有するセパレータ、温度上昇とと
もに抵抗値が増大するPTC素子等がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、大容量
を有する大型二次電池においては、電池に貯蔵される化
学エネルギー量が増大するため、安全性の確保がより重
要である。
【0005】本発明は上記した事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、外部からの力による破壊等の異
常事態においても、安全性を確保できる非水電解質二次
電池を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】外部からの力による破壊
等により内部短絡が起こった場合には、短絡部分に過大
な電流が集中することによりジュール熱が発生し、温度
上昇が起こる。また、短絡箇所では瞬間的なスパークが
生じることもある。これに伴って、正極活物質の発熱分
解反応や、正極および負極と電解液との反応等が起こ
り、安全弁が作動し、場合によっては発煙を生じること
もある。
【0007】このような過度な発熱を防止するために
は、発電要素の最外層を、正極と電気的に接続された正
極導電材と、負極に電気的に接続された負極導電材とか
ら構成される導電体で覆った構成とすることが有効であ
る。このような構成とすれば、初期短絡を、反応性の高
い活物質の存在しない導電材部分で行わせることがで
き、活物質の発熱分解とそれに伴う過度な発熱を抑制す
ることができる。
【0008】このとき、導電材の電気抵抗を、集電体の
電気抵抗よりも低くしておくことにより、短絡時の大電
流を導電材部分で速やかに分散させることができ、電池
の過度な発熱の防止にさらに顕著な効果が挙がることが
明らかとなった。本発明は、かかる新規な知見に基づい
てなされたものである。
【0009】すなわち、本発明は、正極集電体を備えた
正極と負極集電体を備えた負極とを隔離体を介して積層
してなる発電要素を備えた非水電解質二次電池であっ
て、前記発電要素の最外層が、前記正極と電気的に接続
された正極導電材と前記負極に電気的に接続された負極
導電材とを隔離体を介して積層してなる導電体により覆
われており、かつ、前記正極側または前記負極側のうち
少なくとも一方において、前記導電材が前記集電体より
も電気抵抗を小さくされていることを特徴とする。
【0010】
【発明の作用、および発明の効果】本発明によれば、電
池の発電要素が、正極と電気的に接続された正極導電材
と、負極に電気的に接続された負極導電材とで覆われる
とともに、導電材の電気抵抗が、集電体の電気抵抗より
も小さくされている。これにより、短絡時の大電流を導
電材部分で速やかに分散させることができ、電池の過度
な発熱の防止にさらに顕著な効果を挙げることができ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明は、正極集電体を備えた正
極と負極集電体を備えた負極とを隔離体を介して積層し
てなる発電要素を備えた非水電解質二次電池であって、
前記発電要素の最外層が、前記正極と電気的に接続され
た正極導電材と前記負極に電気的に接続された負極導電
材とを隔離体を介して積層してなる導電体により覆われ
ており、かつ、前記正極側または前記負極側のうち少な
くとも一方において、前記導電材が前記集電体よりも電
気抵抗を小さくされていることを特徴とする。なお、本
発明において集電体と導電材における単位長さ当りの電
気抵抗は、同じ幅を有するもので測定される単位長さ当
りの抵抗値で比較されるものとする。
【0012】ここで、正極導電材および負極導電材の材
質としては、導電性を有するものであれば特に制限はな
く、例えばアルミニウム、銅、チタン、鉄等の金属を箔
状にしたものが使用できる。特に、正極側においては、
高い電位での電気化学的安定性の観点から、アルミニウ
ム箔を使用することが好ましい。
【0013】また、集電体よりも導電材の電気抵抗が小
さくされているのは、正極側または負極側のいずれか一
方であってもよく、双方であってもよい。集電体よりも
導電材の電気抵抗を小さくするためには、例えば集電体
よりも電気抵抗の小さい材質のものを導電材として使用
してもよい。あるいは、集電体と同じ材質であって集電
体よりも厚みの大きいものを導電材として使用してもよ
い。
【0014】なかでも、厚みの大きいものを導電材とし
て適用すれば、釘等が電池に刺さった場合にも、その先
端が正極および負極に到達するまでに相当の時間を要す
るため、その間に短絡電流を速やかに分散させることが
できるという点でも効果的である。また、集電体と正極
または負極との接続部分に短絡電流が集中し、温度が上
昇した場合でも、導電材の溶断を生じにくいという点か
らも効果的である。
【0015】本発明によれば、電池の発電要素が、正極
と電気的に接続された正極導電材と、負極に電気的に接
続された負極導電材とで覆われるとともに、導電材の電
気抵抗が、集電体の電気抵抗よりも小さくされている。
これにより、短絡時の大電流を導電材部分で速やかに分
散させることができ、電池の過度な発熱の防止にさらに
顕著な効果を挙げることができる。
【0016】さらに、本発明は、前記正極導電材が、一
方が前記正極集電体に接続され、他方が正極端子に接続
される正極リードに電気的に接続され、前記負極導電材
が、一方が前記負極集電体に、他方が負極端子に接続さ
れる負極リードに電気的に接続されていることを特徴と
する。
【0017】本発明によれば、電池の発電要素が、正極
導電材と負極導電材によって覆われるとともに、正極導
電材が正極板と電気的に接続され、負極導電材が負極板
と電気的に接続されることにより、異常時の大電流を導
電材部分で速やかに分散させることができ、電池の温度
上昇抑制に顕著な効果を挙げることができる。このと
き、正極導電材または負極導電材のうち少なくとも一方
において、集電体よりも電気抵抗が小さくされていれ
ば、電池の温度上昇抑制に対してより顕著な効果を挙げ
ることができる。
【0018】特に、正極集電体および正極導電材として
アルミニウム箔を使用する場合には、正極導電材の厚み
を前記正極集電体よりも大きくすることが好ましい。こ
れにより、短絡電流が集中的に流れることによる発熱が
起こった場合でも、正極との接続部分での正極導電材の
溶断を抑制できる。また、厚みを大きくすれば、釘等が
刺さった場合に、その先端が内部の正極または負極に到
達するまでに相当の時間を要する。このため、この間に
導電材によって短絡電流を分散させ、正極−負極間で生
じる短絡電流をより小さくすることができる。これによ
り、電池の過度な発熱の防止をさらに確実なものとする
ことができる。
【0019】以下、本発明の非水分解質二次電池を具現
化した一実施形態について、図1〜図5を参照しつつ詳
細に説明する。
【0020】図1には、完成形態の本実施形態のリチウ
ムイオン二次電池1(本発明の非水電解質二次電池に該
当する。以下、単に「電池1」ということがある。)を
示す。このリチウムイオン二次電池1には、例えば金属
により長円筒状に形成された電池缶2と、その内部に収
容される発電要素10と、発電要素10に巻回された導
電体20とが備えられている。
【0021】電池缶2は、有底の長円筒容器状に形成さ
れた金属製の電池ケース3と、略長円盤状に形成されて
この電池ケース3の開放口を封止する金属製の封口板4
とで構成されている。電池ケース3内には、発電要素1
0が、その上下に長円盤状の絶縁板を配した状態で収容
されている。そして、電池ケース3の開放口は、封口板
4が溶接されることにより密閉されている。封口板4の
中央付近には、導電性材料からなる略棒状の正極端子5
および負極端子6が貫通して固定されている。これらの
端子5、6は、封口板4に設けられた二つの貫通孔7に
挿通されており、絶縁シール8により封口板4に対して
絶縁状態で支持されている。尚、封口板4には、貫通孔
を金属製の薄膜で覆うことにより形成された安全弁9が
設けられている。
【0022】また、電池缶2の内部には、例えばエチレ
ンカーボネート(EC),ジエチルカーボネート(DE
C)及びジメチルカーボネート(DMC)を2:1:2
の割合に混合した混合液に1mol/lの六フッ化リン
酸リチウムを添加した非水電解液が注入されている。
【0023】発電要素10は、帯状の正極板11と負極
板14とが、セパレータ17(本発明の第1の隔離体に
該当する)を介して重ね合わせられ、空芯状に巻回され
た構成となっている(図2および図3参照)。
【0024】正極板11は、厚さ20μmの帯状のアル
ミニウム箔からなる正極集電体12上に、正極活物質層
13が形成されたものである。正極活物質層13は、正
極集電体12の両面において、巻回したときに下端側と
なる端部からやや上側までの部分を除くほぼ全面に形成
されている。
【0025】一方、負極板14は、厚さ16μmの帯状
の銅箔からなる負極集電体15の両面に、負極活物質層
16が形成されたものである。負極活物質層16は、負
極集電体15の両面において、巻回したときに上端側と
なる端部からやや下側までの部分を除くほぼ全面に形成
されている。
【0026】これらの電極板11、14は、例えばポリ
エチレン製あるいはポリプロピレン製のセパレータ17
を介して重ねられ、巻回されて発電要素10を形成して
いる。より詳細には、負極板14−セパレータ17A−
正極板11−セパレータ17Bの順に重ね合わされて、
負極板14を内側として巻回され、最外周にセパレータ
17Bが露出されている。このとき、負極板14は僅か
に上側にずらして重ねられ、負極活物質層16が形成さ
れていない部分が上側へ突出するようにされている。ま
た、正極板11は僅かに下側にずらして重ねられ、正極
活物質層13が形成されていない部分が下側へ突出する
ようにされている。
【0027】この発電要素10の外周面10Aは、導電
体20により覆われている。導電体20は、厚さ50μ
mのアルミニウム箔からなる正極導電材21と、厚さ1
6μmの銅箔からなる負極導電材22とが、本発明の第
2の隔離体に該当するセパレータ17Cを介して積層さ
れた構成となっている。正極導電材21は、その厚みが
正極集電体12よりも大きくされることによって、電気
抵抗が正極集電体12よりも小さくなるようにされてい
る。この導電体20は、発電要素10の外周面10Aの
全面を丁度覆うことのできる大きさのシート状に形成さ
れて、発電要素10の外周面10Aに巻き付けられてい
る。そして、その外側には、さらにポリイミドフィルム
23が巻き付けられることにより、電池ケース3との絶
縁が図られている。
【0028】発電要素10の上端面には、負極リード3
1が取り付けられている。負極リード31は、短冊状の
銅板をひだ状に曲げ加工して、複数条の接続部32を備
えたものである。この接続部32には、負極集電体15
の上端部(負極活物質層16が形成されていない部分)
が、複数に分割して束ねられ、挟み込まれている(図4
および図5参照)。また、発電要素10の最外周に位置
する接続部32には、負極導電材22が負極集電体15
と共に束ねられ、挟み込まれている。これにより、負極
導電材22と負極集電体15との導通が図られている。
そして、負極リード31の一端部からは接続片33が突
出され、この接続片33が負極端子6に接続されてい
る。
【0029】発電要素10の下端面には、正極リード3
4が取り付けられている。正極リード34は、短冊形状
のニッケル板を負極リード31と同様に曲げ加工して、
複数条の接続部35を備えたものである。この接続部3
5には、正極集電体12の下端部(正極活物質層13が
形成されていない部分)および正極導電材21が、負極
側と同様に挟み込まれており、正極導電材21と正極集
電体12との導通が図られている。そして、正極リード
34の一端部からは、略帯状の延設部36がポリイミド
フィルム23の外周面に沿って上方まで延設されるとと
もに、発電要素10の上端面に沿うように折り曲げら
れ、正極端子5に接続されている。
【0030】次に、上記のように構成されたリチウムイ
オン二次電池の作用および効果について説明する。
【0031】リチウムイオン二次電池1が通常に使用さ
れている場合には、正極板11−負極板14間、および
正極導電材21−負極導電材22間はセパレータ17に
より絶縁されている。
【0032】しかし、釘などの鋭利な金属が突き刺さ
り、その先端が電池1の内部に到達した場合には、正極
−負極間が釘を通じて短絡される。ここで、発電要素1
0の外周面10Aは、導電体20で覆われているため、
釘はまずこの導電体20に到達する。これにより、正極
導電材21−負極導電材22間でまず短絡が起こり、短
絡電流が流れる。このように、初期短絡を、反応性の高
い活物質層13、16の存在しない導電体20で行わせ
ることにより、電池1の過度な発熱を抑制することが可
能となっている。
【0033】次いで、釘の先端が発電要素10に到達す
ると、正極板11−負極板14間にも短絡電流が流れ
る。このとき、正極導電材21は、その厚みが50μm
であり、正極集電体12(20μm)よりも厚みが大き
くされている。すなわち、正極導電材21の電気抵抗
が、正極集電体12の電気抵抗よりも低くされている。
したがって、短絡時の大電流の大部分を導電体20によ
り速やかに分散し、正極板11−負極板14間に流れる
電流を小さくすることができる。これにより、電池の過
度な発熱の防止にさらに顕著な効果を挙げることができ
る。
【0034】また、正極導電材21厚みが大きくされて
いるので、釘等が刺さった場合に、その先端が内部の電
極板11、14にまで到達するまでに相当の時間を要す
る。したがって、この間に導電材21−22間で短絡電
流を分散させ、極板11−14間で生じる短絡電流をよ
り小さくすることができる。これにより、電池1の過度
な発熱の防止をさらに確実なものとすることができる。
【0035】また、両導電材21、22において、リー
ド31、34と接触している部分の周辺は、短絡時に電
流が集中することによって発熱し、溶断するおそれがあ
る。特に、正極導電材21として使用されているアルミ
ニウムは、負極導電材22として使用されている銅より
も電気抵抗が大きいために発熱しやすく、溶断しやす
い。したがって、正極導電材21の厚みを大きくしてお
くことにより、溶断を防止し、導電体20で確実に短絡
電流を分散させて、電池1の過度な発熱を防止すること
ができる。
【0036】以上のように本実施形態によれば、電池1
の発電要素10が、正極板11と電気的に接続された正
極導電材21と、負極板14に電気的に接続された負極
導電材22とから構成された導電体20で覆われてい
る。そして、正極導電材21の厚みが正極集電体12よ
りも大きくされることにより、正極導電材21の単位長
さ当りの電気抵抗が、正極集電体12の単位長さ当りの
電気抵抗よりも小さくされている。
【0037】正極導電材21の単位長さ当りの電気抵抗
は、正極集電体12の単位長さ当りの電気抵抗の2/3
以下であることが望ましい。このことにより、短絡時の
大電流を両導電材21−22間で速やかに分散させるこ
とができ、電池1の過度な発熱の防止に顕著な効果を挙
げることができる。さらに、正極導電材21の電気抵抗
が、正極集電体12の電気抵抗の1/2以下であること
は、この短絡時の大電流をより効果的に分散させること
になり、短絡部分での温度上昇を抑えて、過度な発熱の
抑止により顕著な効果をもたらすことになる。
【0038】同様に、負極導電材22の単位長さ当りの
電気抵抗は、負極集電体15の単位長さ当りの電気抵抗
の1/2以下であることが望ましく、さらに、短絡時の
大電流を速やかに分散させるためには、正極導電材21
および負極導電材22の単位長さ当りの電気抵抗が、そ
れぞれ正極集電体12および負極集電体15の単位長さ
当りの電気抵抗の1/2以下であることが望ましい。
【0039】このように、正極導電材21の単位長さ当
りの電気抵抗を、正極集電体12の単位長さ当りの電気
抵抗の2/3以下、あるいは1/2以下とするために
は、正極導電材21の厚みを正極集電体12の厚みの
1.5倍以上、さらには2倍以上とすることにより実現
することができる。同様に、負極導電材22の単位長さ
当りの電気抵抗を、負極集電体15の単位長さ当りの電
気抵抗の2/3以下、あるいは1/2以下とするために
は、負極導電材22の厚みを負極集電体15の厚みの
1.5倍以上、さらには2倍以上とすることにより実現
することができる。
【0040】また、本実施形態によれば、正極導電材2
1の厚みが大きくされているため、短絡電流が集中的に
流れることにより発熱が起こった場合でも、リード31
との接続部分での溶断を抑制できる。さらに、釘等の先
端が内部の電極板11、14にまで到達するまでに相当
の時間を要するため、この間に導電材21−22間で短
絡電流を分散させ、電極板11−14間で生じる短絡電
流をより小さくすることができる。これにより、電池1
の過度な発熱の防止をさらに確実なものとすることがで
きる。
【0041】尚、本実施形態では、導電体20が発電要
素10の外周面10Aに巻き付けられ、その外側には、
さらにポリイミドフィルム23が巻き付けられている
が、導電体20の外側に正極導電材21が位置し、この
正極導電材21と電池ケース3とが同じ材質のものであ
るならば、敢えてポリイミドフィルム23を巻き付け
て、正極導電材21と電池ケース3との絶縁を図る必要
はなく、両者が電気的に接続されていてもよい。
【0042】以下、実施例を挙げて本発明をさらに詳細
に説明する。 <実施例1> 1.リチウムイオン二次電池の作製 (1)負極板の作製 活物質としてのグラファイトと、結着剤としてのポリフ
ッ化ビニリデンとを90:10の配合比で、結着剤を溶
解する溶剤としてのn−メチルピロリドン(NMP)と
ともに混合し、負極合剤ペーストを調製した。このペー
ストを、厚さ16μmの銅箔からなる集電体の両面に均
一に塗布し、乾燥、プレスした後に裁断して、帯状の負
極板を作製した。 (2)正極板の作製 活物質としてのLiNi0.55Co0.15Mn
0.30と、結着剤としてのポリフッ化ビニリデン
と、導電剤としてのアセチレンブラックとを94:4:
2の配合比で混合し、正極合剤ペーストを調製した。こ
のペーストを、厚さ20μmのアルミニウム箔からなる
集電体の両面に均一に塗布し、上記負極板と同様の方法
により、帯状の正極板を作製した。 (3)電解液の調製 エチレンカーボネートとジエチルカーボネートとを、体
積比1/1の割合で混合し、非水溶媒を調製した。これ
らの非水溶媒に、電解質としてLiPF6を1.0mo
l/dm-3の濃度で加え、非水電解液を調製した。 (4)導電体の作製 厚さ50μmのアルミニウム箔からなる正極導電材と、
厚さ16μmの銅箔からなる負極導電材とを、セパレー
タを介して積層し、帯状の導電体とした。 (5)電池の作製 正極板、ポリエチレン製のセパレータ、負極板、ポリエ
チレン製セパレータの順に積層したものを巻回して発電
要素を作製した。この発電要素の外周面に、導電体を1
周巻き付けた。さらに、その外周面にポリイミドフィル
ムを巻き付けることにより絶縁した。そして、正極リー
ドにより、正極集電体と正極導電材とを接続し、導通を
とった。同様に、負極リードにより、負極集電体と負極
導電材とを接続し、導通をとった。
【0043】この発電要素をアルミニウム製の電池ケー
ス内に収納した。次いで、封口板に取り付けられた正極
端子および負極端子に、正極リードおよび負極リードを
それぞれ接続した。その後、レーザー溶接によって封口
板を電池ケースに取り付けた。最後に、電解液を、封口
板に開けた注液口から注液した後、この注液口をレーザ
ー溶接封口によって塞いだ。なお、この電池の設計容量
は、11.6Ahであり、電池缶は、底面が22mm
(短軸)×60mm(長軸)の長円形状をなし、高さ1
00mmの大きさのものである。電池缶の封口板には、
直径8mmの安全弁(設計開口圧力:8kgf/c
)が設けられている。
【0044】<実施例2>正極導電材として厚さ150
μmのアルミニウム箔を用いた他は、実施例1と同様に
して、実施例2の電池を作製した。
【0045】<実施例3>正極導電材として厚さ40μ
mのアルミニウム箔を用いた他は、実施例1と同様にし
て、実施例3の電池を作製した。
【0046】<実施例4>正極導電材として厚さ30μ
mのアルミニウム箔を用いた他は、実施例1と同様にし
て、実施例4の電池を作製した。
【0047】<実施例5>実施例1の導電体の代わり
に、厚さ16μmの銅箔からなる負極導電材と、厚さ2
0μmのアルミニウム箔からなる正極側導電体とを、セ
パレータを介して積層したものを使用した他は、実施例
1と同様にして、実施例5の電池を作製した。
【0048】<比較例1>導電体を使用しなかった他
は、実施例1と同様にして、比較例1の電池を作製し
た。
【0049】<比較例2>実施例1の導電体の代わり
に、厚さ16μmの銅箔からなる負極導電材とセパレー
タとを積層したものを使用した他は、実施例1と同様に
して、比較例2の電池を作製した。
【0050】<比較例3>実施例1の導電体の代わり
に、厚さ50μmのアルミニウム箔からなる正極導電材
とセパレータとを積層したものを使用した他は、実施例
1と同様にして、比較例3の電池を作製した。
【0051】2.釘刺し試験 <試験方法>上記の実施例、比較例の電池を、以下の定
電流・定電圧充電条件により充電し、釘刺し試験を行っ
た。 (A)充電条件:2.0A×8h(定電圧:4.1V) (B)充電条件:2.0A×8h(定電圧:4.2V) これらの充電条件のうち(A)の条件は通常の充電条件
であり、(B)の条件は当該電池にとって過充電状態と
なる充電条件である。釘刺し試験は、電池工業会規格S
BA G 1101(「リチウムイオン二次電池の安全性
評価ガイドライン」)に従って実施した。試験には、直
径5mm、長さ100mm、先端角度30°の鉄製の釘
を用い、24mm/secの速度で電池ケース側面から
被試験体の電池を貫通する方法により実施した。なお、
電池ケース側面の中央部(釘刺し位置から約10mm離
れた位置)にKタイプ熱電対を取り付け、釘刺し試験時
の電池の温度変化を測定した。
【0052】<試験結果と考察>各実施例および比較例
について、釘刺し試験を行った結果を表1に示す。な
お、表中の記号○は安全弁が開口しなかったもの、△は
安全弁が開口したもの、発煙(黒煙)を生じなかったも
の、×は過度な発熱を起こし、安全弁が開口してそこか
ら発煙を生じたものを示す。
【0053】
【表1】
【0054】充電条件(A)により充電した電池の釘刺
し試験では、比較例1〜比較例3の電池において、釘刺
し直後から電池温度が急激に上昇し、安全弁が開口して
電池から発煙を生じた。電池ケース側面での最高温度は
400℃に達した。一方、実施例1〜5の電池において
は、電池ケース側面の温度が最高で110℃に達した
が、安全弁が開口することもなかった。次に、充電条件
(B)により充電した電池の釘刺し試験では、比較例1
〜比較例3の電池において、安全弁が開口して電池から
発煙を生じたが、実施例4および5の電池においては、
最高温度140℃に達し、安全弁が開口するだけで発煙
を生じるには至らなかった。また、実施例1〜3の電池
においては、電池ケース側面の温度が最高で120℃に
達するにとどまり、安全弁が開口することもなかった。
【0055】これらの結果から、本発明の電池によれ
ば、釘刺し時の電池の発熱を効果的に抑制でき、安全性
を確保できることが分かった。特に、実施例1,2に示
されるように、正極導電材の厚みを大きく(正極集電体
の厚みの1.5倍以上、より好ましくは2倍以上)した
場合に、過度な発熱を防止する上で顕著な効果が認めら
れた。
【0056】なお、上記の実施例では、正極導電材の厚
みを大きくした実施例により本発明の効果を検証してき
たが、負極導電材(銅箔)の厚みを大きくした場合に
は、銅箔自体の電気抵抗が低いことから、短絡電流の分
散により大きな効果をもち、より確実に電池の過度な発
熱を防止することができる。
【0057】なお、本発明の技術的範囲は、上記した実
施形態によって限定されるものではなく、例えば、次に
記載するようなものも本発明の技術的範囲に含まれる。
その他、本発明の技術的範囲は、均等の範囲にまで及ぶ
ものである。
【0058】(1)本実施形態においては、発電要素1
0は巻回式のものであるが、本発明によれば発電要素の
構成は本実施形態に限るものではなく、複数枚の正極集
電体と負極集電体とを、セパレータを介して積層した積
層式のものであってもよい。このような場合には、例え
ば帯状の導電体が発電要素に巻き付けられていてもよ
い。あるいは、発電要素の最外層の両面に、それぞれシ
ート状の正極導電材と負極導電材とが隔離体を介して積
層されていてもよい。
【0059】(2)本実施形態においては、発電要素1
0の外周面10Aを丁度覆うことのできる導電体20
が、発電要素10に1周巻き付けられているが、本発明
によれば巻き付けられる導電体の枚数は本実施形態に限
るものではなく、2重に、あるいはそれ以上巻き付けら
れていてもよい。あるいは、長尺状の導電体が2周ある
いはそれ以上巻き付けられていてもよい。
【0060】(3)本実施形態においては、正極導電材
21のみが正極集電体12よりも厚みが大きくされてい
るが、本発明によれば導電材の厚みは本実施形態に限る
ものではなく、負極導電材のみが負極集電体よりも厚み
が大きくされていても構わない。また、正極導電材、負
極集電体の双方が、それぞれ正極集電体、負極集電体よ
りも厚みが大きくされていてもよい。
【0061】(4)本実施形態においては、厚みの大き
い正極導電材21が1枚で使用されているが、複数のア
ルミニウム箔を重ね合わせた正極導電材21を使用する
ことにより、全体としての正極導電材21の厚みを大き
くしてもよい。このことは、負極導電材についても同様
である。
【0062】(5)本実施形態においては、導電体20
が発電要素10の外周面10Aに巻き付けられ、その外
側には、さらにポリイミドフィルム23が巻き付けられ
ているが、導電体20の外側に正極導電材21が位置
し、この正極導電材21と電池ケース3とが同じ材質の
ものであるならば、敢えてポリイミドフィルム23を導
電体20の外周前面に巻き付けて、正極導電材21と電
池ケース3との絶縁を図る必要はなく、両者が少なくと
も一部において電気的に接続されていてもよい。
【0063】(6)本実施形態においては、導電体20
の外周側に正極導電材21が、内周側に負極導電材22
を配しているが、特に、この配置に拘ることなく、導電
体20と電池ケース3との絶縁が確保されるならば、外
周側に負極導電材22が、内周側に正極導電材21が配
されてもよい。
【0064】(7)本実施形態においては、導電体20
の正極導電材21が正極リード34に、負極導電材22
が負極リード31に接続されているが、このような接続
に加えて、正極導電材21を正極集電体12の巻き終わ
り部分に、負極導電材22を負極集電体15の巻き終わ
り部分に接続しておいてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の電池の斜視図
【図2】本発明の一実施形態の発電要素および導電体を
巻回した斜視図
【図3】本発明の一実施形態の発電要素および導電体の
分解斜視図
【図4】本発明の一実施形態の電池の断面図
【図5】本発明の一実施形態の電池の集電体および導電
体を接続した拡大断面図
【符号の説明】
1…リチウムイオン二次電池(非水電解質二次電池) 10…発電要素 11…正極板 12…正極集電体 14…負極板 15…負極集電体 17…セパレータ(隔離体) 20…導電体 21…正極導電材 22…負極導電材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電池缶と、正極集電体を備えた正極板
    と、負極集電体を備えた負極板と、第1の隔離体と、前
    記正極板に電気的に接続された正極導電材と、前記負極
    板に電気的に接続された負極導電材とを備えた非水電解
    質二次電池であって、 発電要素が、前記正極板と前記負極板とを前記第1の隔
    離体を介して積層してなり、前記発電要素の外周面が、
    前記正極導電材と前記負極導電材とを第2の隔離体を介
    して積層してなる導電体により覆われ、前記電池缶に収
    納されており、かつ、前記正極導電材及び前記負極導電
    材のうち少なくとも一方の単位長さ当りの電気抵抗が、
    その導電材に電気的に接続された前記集電体の単位長さ
    当りの電気抵抗よりも小さいことを特徴とする非水電解
    質二次電池。
  2. 【請求項2】 電池缶と、正極集電体を備えた正極板
    と、負極集電体を備えた負極板と、第1の隔離体と、前
    記正極板に電気的に接続された正極導電材と、前記負極
    板に電気的に接続された負極導電材と、一方が前記正極
    集電体に電気的に接続され、他方が正極端子に接続され
    る正極リードと、一方が前記負極集電体に電気的に接続
    され、他方が負極端子に接続される負極リードとを備え
    た非水電解質二次電池であって、 発電要素が、前記正極板と前記負極板とを前記第1の隔
    離体を介して積層してなり、前記発電要素の外周面が、
    前記正極導電材と前記負極導電材とを第2の隔離体を介
    して積層してなる導電体により覆われ、前記電池缶に収
    納されているとともに、前記正極導電材が正極リード
    に、前記負極導電材が負極リードに電気的に接続されて
    いることを特徴とする非水電解質二次電池。
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