JP6539800B1 - 情報処理装置、情報処理方法、プログラム、記憶媒体 - Google Patents
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Abstract
本発明に係る情報処理装置は、第1ウインドウから第2ウインドウに移行するタイミングに第1時刻情報を取得し、前記第2ウインドウに移動した状態において第1ウインドウの処理が可能となるタイミングに第2時刻情報を取得し、前記第1時刻情報と前記第2時刻情報の差分により経過時間を算出し、前記経過時間と閾値時間との比較に応じて所定の処理を行う経過時間判定処理と、を端末装置に実行させるプログラムを含む前記第1ウインドウのウェブページデータを生成するページ生成部と、前記ウェブページデータを前記端末装置に送信し、提示させる処理を行う提示制御部と、を備えるものである。
Description
引用文献1には、コンテンツを第一のウインドウに表示しているときに同一コンテンツ内の特定領域に画面遷移するためのリンクが選択されたときに、第二のウインドウを生成するコンテンツ表示方法が開示されている。
従来は、上記のようなサービスをアプリケーションソフトウェア(以下、アプリとも表記する)により提供していたが、近年、ユーザにダウンロードの手間を掛けることのないウェブページによる提供が提案されている。
しかしながら、このようなサービスにおいては、リンク先のウェブページが、本サービス主体が提供しているウェブページであるとは限らない。従って、他のウェブページにフォーカスされている状態においては、ブラウザの処理の都合上、本サービス主体のウェブページから他のウェブページが閲覧されているかを判定することは困難であった。
そこで本発明は、本サービス主体のウェブページのブラウザ上で可能とされる処理の枠組みの中で、他のウェブページの閲覧時間を効率的に管理することを目的とする。
情報処理装置が、上記処理を実行させるプログラムをプラグインしたページデータ情報を生成し、端末装置に送信することで、端末装置における第1ウインドウ側の処理が制限された状態であっても、処理が可能なタイミングでの時刻情報の取得により、第2ウインドウの提示時間を計測することができる。
よって、第2ウインドウがフォーカスされていない場合には、端末装置は、第2ウインドウの提示時間を計測しない。
端末装置から第2ウインドウの提示時間の経過情報を取得することで、当該経過情報に応じた処理を情報処理装置が実行することができる。
つまり、情報処理装置は、第2ウインドウに提示されたコンテンツが所定時間提示されたことに応じて、当該コンテンツを閲覧したと思われるユーザに特典を付与することができる。
これにより、情報処理装置は、閾値以上の時間閲覧されたコンテンツ情報を取得することができる。
これにより、端末装置が、第2ウインドウに提示するウェブページデータを受信し、当該ウェブページを第2ウインドウに提示する前に、第1時刻情報を取得することができる。
ブラウザ上の仕様により、第2ウインドウを提示している間、第1ウインドウ側のプログラムによる処理が制限されている。
これらのプログラムや記憶媒体により上記の情報処理装置を実現する。
これらのプログラムや記憶媒体により上記の端末装置を実現する。
<1.全体構成>
<2.二次配信サーバの機能構成及びデータベース>
<3.ユーザ端末での記事提示画面の概要>
<4.閲覧状態記憶システムの処理の概要>
<5.サーバ及びユーザ端末の処理>
<6.まとめ及び変形例>
<7.プログラム及び記憶媒体>
以下、実施の形態におけるネットワークシステムの全体構成について説明する。
図1に実施の形態のネットワークシステムの構成例を示す。この例では、当該ネットワークシステムは、コンテンツがユーザ端末に提示された時間をユーザ情報としてサーバのデータベースに記憶する閲覧状態記憶システムとして機能する。
またユーザ端末はウェブブラウザを備え、サーバから受信したウェブページデータに基づいて、コンテンツの閲覧状態に応じて様々な処理を実行する。
実施の形態では、閲覧状態記憶システムの一例として、広告を一定時間以上閲覧したユーザに対してポイントを付与するサービス(以下、本サービスとも表記する)について説明する。
図1に示すように、本実施の形態に係るネットワークシステムは、サーバ1、1又は複数のユーザ端末2、1又は複数の広告サーバ4がネットワークNにより相互に通信可能な状態で接続されている。また、サーバ1はデータベース3にアクセス可能とされている。
なお、以下ではデータベースをDB(Database)とも表記する。
信網、衛星通信網などが想定される。
またネットワークNの全部又は一部を構成する伝送媒体についても多様な例が想定される。例えばIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)1394、USB(Universal Serial Bus)、電力線搬送、電話線などの有線でも、IrDA(Infrared Data Association)のような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網などの無線でも使用可能である。
CPU101、ROM102、及びRAM103は、バス104を介して相互に接続されている。このバス104には、入出力インターフェース105も接続されている。
入出力インターフェース105には、キーボード、マウス、タッチパネルなどよりなる入力部106、LCD(Liquid Crystal Display)、CRT(Cathode Ray Tube)、有機EL(Electroluminescence)パネルなどよりなるディスプレイ、並びにスピーカなどよりなる出力部107、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ装置などより構成される記憶部108、ネットワークNを介しての通信処理や機器間通信を行う通信部109が接続されている。
入出力インターフェース105にはまた、必要に応じてメディアドライブ110が接続され、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア111が適宜装着され、リムーバブルメディア111に対する情報の書込や読出が行われる。
CPU101が各種のプログラムに基づいて処理動作を行うことで、サーバ1、ユーザ端末2、広告サーバ4、DB3としての必要な情報処理や通信が実行される。
なお、サーバ1、ユーザ端末2、広告サーバ4、DB3を構成する情報処理装置は、図2のようなコンピュータ装置が単一で構成されることに限らず、複数のコンピュータ装置がシステム化されて構成されてもよい。複数のコンピュータ装置は、LAN(Local Area Network)などによりシステム化されていてもよいし、インターネットなどを使用したVPN(Virtual Private Network)などにより遠隔地に通信可能な状態で配置されたものでもよい。
図1に戻り、サーバ1、ユーザ端末2、広告サーバ4、DB3の機能について説明する。
サーバ1、ユーザ端末2、広告サーバ4は、1又は複数の情報処理装置で構成される。サーバ1、ユーザ端末2、広告サーバ4の各機能は、情報処理装置においてCPU101でプログラムに応じて実行される処理により実現される機能である。但し、以下説明する全部又は一部の各構成の処理をハードウェアにより実現してもよい。
また各機能をソフトウェアで実現する場合に、各機能がそれぞれ独立したプログラムで実現される必要はない。一つのプログラムにより複数の機能の処理が実行されてもよいし、一つの機能が複数のプログラムモジュールの連携で実現されてもよい。また各機能は複数の情報処理装置に分散されていてもよい。さらに機能の一つが複数の情報処理装置によって実現されてもよい。
制御部11は、本サービスを実現するための様々な処理を行う。例えば実施の形態において、制御部11によりHTTP(Hypertext Transfer Protocol)デーモンが起動される。一方、ユーザ端末2ではブラウザが起動され、ユーザ端末2からはブラウザを介して処理要求(HTTPリクエスト)がサーバ1に送信される。サーバ1の制御部11は、上記の処理要求に対応する処理結果(HTTPレスポンス)をユーザ端末2に送信する。これにより、ウェブページ記述言語で記載されたウェブページデータがユーザ端末2に送信される。
具体的にユーザ端末2は、第1ウインドウから他の第2ウインドウに移行するタイミングに第1時刻情報を取得し、第2ウインドウに遷移した状態において第1ウインドウの処理が可能となるタイミングに第2時刻情報を取得し、第1時刻情報と第2時刻情報の差分により経過時間を算出し、経過時間と閾値時間との比較に応じて所定の処理を行う経過時間判定処理を行う。
以下、第1ウインドウのことをウインドウWD1、第2ウインドウのことをウインドウWD2とも表記する。
具体的には、ユーザが、ある広告のリンクについて選択操作を行うと、ユーザ端末2は、リンク先の広告サーバ4に、対応する広告のウェブページデータの要求を行う。そして、広告サーバ4は、ユーザ端末2に対応する広告のウェブページデータを受信する。
サーバ1は、コンテンツDB31から取得した画像やテキストをユーザ端末2のブラウザ上で提示させる。
サーバ1は、ユーザ端末2から受信した経過検出情報に応じて、ユーザDB32に記憶されたポイント情報の更新を行う。
また図示及び説明の便宜上、DB3として示したが、コンテンツDB31、ユーザDB32の各DBは、サーバ1がアクセス可能とされていればどのような形態で実現されていてもよい。例えばサーバ1と同一システム内の記憶部に各DBのすべてが形成されていてもよいし、各DBの一部又は全部が別体、遠隔地などのコンピュータシステムに設けられていてもよい。もちろん各DBが一つの装置(例えば一つのHDDなど)内に形成されている必要はない。また各DBのそれぞれが、それぞれ1つのDBとして構成される必要もない。例えばコンテンツDB31として記憶される情報が、複数のコンテンツDB(例えばログイン用のコンテンツDBと取引用のコンテンツDBなど)により記憶管理されてもよいし、コンテンツDB31として記憶される情報が、ユーザDB32により記憶管理されてもよい。実施の形態で説明する上記各DBは、実施の形態の処理に関連する情報の記憶部を、それぞれ一つのDBの形態で例示したものに過ぎない。
実施の形態のユーザが本サービスを利用する場合における、ユーザ端末2に提示される画面の一例について図4乃至図7を用いて説明する。
図4は、本サービスにおける閲覧可能な広告の選択画面を示している。当該選択画面は、ユーザ端末2がサーバ1から受信したウェブページデータに基づいて、ユーザ端末2のブラウザにより提示される画面である。実施の形態では一例として、ユーザ端末2に携帯型のスマートデバイス等を想定している。
このとき、ユーザ端末2はログイン要求情報をサーバ1に送信し、サーバ1側でログイン処理が行われる。ここでは、例えば新規登録したユーザや、すでに登録されているユーザの認証処理などが行われる。
現在取得しているポイントは、ポイント表示領域PTに表示されている。
なお、広告サーバ4は、本サービスの運営側のサーバであってもよい。また、広告には、静止画像や動画、音を有するもの等、様々な態様が考えられる。
このとき、ユーザ端末2のブラウザのフォーカスは、ウインドウWD1からウインドウWD2に移動する。つまり、ブラウザは、主に広告サーバ4から受信したウェブページデータに基づいてウインドウWD2上で処理を実行することになる。
当該提示時間が一定時間以上となると、広告を所定時間以上閲覧したユーザに対してポイントが付与される。そして図6に示すように、ポイントが付与されたことを通知するウインドウFがプッシュ通知等により提示される。
以上が、本サービスにおける広告閲覧によるポイント付与の基本的な流れである。
ウインドウWD1がフォーカスOFFの状態とは、例えば、ウインドウWD1からリンク先のウインドウWD2にウェブページが移動し、ブラウザがウインドウWD2にフォーカスしている状態等のことである。
そこで、本技術ではこのようなブラウザの仕様を利用して、それぞれのタイミングCPごとにウインドウWD1側のブラウザ処理により、ウインドウWD2がブラウザ上に提示されているかを確認する処理、及び現在の時刻情報を取得する処理等を実行する。また、ブラウザは、当該情報からウインドウWD2の提示時間が所定時間経過しているか否かを判定し、それに応じたポイント付与の有無を決定する。
ウインドウWD1に基づくユーザ端末2のブラウザ処理の詳細については後述する。
ウインドウWD1が再びフォーカスONとなる場合には、例えば、ブラウザ上でのユーザの選択操作により、フォーカスがウインドウWD1に移動した場合や、ウインドウWD2が閉じられたことにより、ウインドウWD1にフォーカスが移動した場合等が考えられる。
次に、図9により本サービスに用いられる閲覧状態記憶システムの概要について説明する。図9では、サーバ1、ユーザ端末2、広告サーバ4が実行する処理の流れの一例を示している。
図9に示すウインドウWD1及びウインドウWD2は、ユーザ端末2のブラウザ上に提示されるウインドウである。また図8と同様に、ブラウザがウインドウWD1にフォーカスしている期間を期間fz1、ウインドウWD2にフォーカスしている期間を期間fz2と表記する。
このとき、ユーザ端末2のブラウザのフォーカスは、ウインドウWD1からウインドウWD2に移動する。つまり、期間fz1が終了し、期間fz2が開始される。
ユーザ端末2は、ステップS6において、タイミングCPごとにウインドウWD1におけるブラウザの処理を行う。当該ブラウザの処理では、ウインドウWD2が存在しているかの監視、及び現在の時刻情報の取得を行う。ユーザ端末2のブラウザは、ウインドウWD2が存在している状態での広告提示開始時刻と現在時刻の差分を算出し、広告画面(ウインドウWD2)が提示されてから所定時間Tが経過したかを判定する。
すると、ユーザ端末2は、ステップS7において、タイミングCPnの間に達成情報の通知をブラウザ上に表示させる処理を行い、ステップS8において、所定時間Tが経過した際に経過検出情報をサーバ1に送信する。
当該経過検出情報を受信したサーバ1は、ステップS9において、ユーザDB32のポイント情報をポイント付与後のものに更新する。そして、サーバ1は、ステップS10において、当該経過検出情報をユーザDB32に記憶する。
そして、更新後のウェブページデータをサーバ1から受信した後、ユーザ端末2は、図7に示すような更新後のウェブページをウインドウWD1に提示する。
以上が、本サービスに用いられる閲覧状態記憶システムの概要である。
実施の形態の閲覧状態記憶システムの動作を実現するためにユーザ端末2及びサーバ1が実行する処理について、図10乃至図13を用いて説明する。
ここで、本サービスの利用を求めるユーザは、サーバ1に対して上述したログイン処理を適正に完了しているものとする。
図10及び図11の処理は、ウインドウWD1のウェブページデータにプラグインされたプログラムに基づいてユーザ端末2が実行するものである。ブラウザ上でウインドウWD1がフォーカスされている状態においては、ユーザ端末2は図10及び図11の処理を継続して繰り返し実行する。
一方で、ブラウザ上でウインドウWD1がフォーカスされていない状態においては、ウインドウWD1にプラグインされたプログラムに基づくユーザ端末2の処理が制限される。そのため、ユーザ端末2は、図8に示すようなタイミングCPの間に当該処理を実行することとなる。
ステップS201において当該広告選択操作を検知すると、ユーザ端末2は、ステップS202に処理を進め、現在の時刻情報Tdfを取得し、例えば図2のRAM103や内部レジスタ等に記憶する。
また、ユーザ端末2は、ステップS203において、計測フラグをONにする処理を実行する。計測フラグがONのときは、基本的に広告サーバ4のウェブページがウインドウWD2に提示されている状態である。つまり、ユーザ端末2のフォーカスされていないウインドウWD1におけるブラウザ処理により、ユーザによる広告の閲覧時間を計測している状態である
ここでの処理は、ユーザ端末2が、ウインドウWD1にプラグインされたプログラムに基づいて、ブラウザ上でウインドウWD2にフォーカスされている時間を計測するものである。つまり、ユーザがウインドウWD2に提示された広告を所定時間以上閲覧したか否かをユーザ端末2が判定する処理である。
そしてユーザ端末2は、ステップS304において、差分ΔTが閾値thT以上であるか否かを判定する。閾値thTとは、ポイントが付与される基準となるあらかじめ設定された広告の提示時間をいう。閾値thTは、例えば5秒である。
ウインドウWD1にフォーカスされていない状態であっても、ブラウザ上のフォーカスは必ずしもウインドウWD2に向いているとは限らず、他のウインドウにフォーカスされていることも考えられる。この場合においては、広告をユーザが閲覧している可能性が低いとも考えられる。
そこで本例では、ユーザ端末2のブラウザがウインドウWD2にフォーカスしている時間を、ユーザが広告を閲覧している時間として判定する。なお、上記した第1例と同様の処理については説明を省略する。
また計測フラグがONである場合、ユーザ端末2は、ステップS309に処理を進め、ブラウザ上でウインドウWD2がフォーカスされているか否かを判定する。
そしてユーザ端末2は、ステップS304において、差分ΔTが閾値thT以上であるか否かを判定する。
サーバ1は、当該ウェブページデータ要求を受信すると、ステップS401からステップS402に処理を進め、コンテンツDB31から対応するウェブページデータを取得し、ユーザ端末2に送信する。当該ウェブページデータは、ユーザ端末2にブラウザ上で図10乃至図12の処理を実行させるためのプログラムがプラグインされているものである。
なお、サーバ1が広告サーバ4として機能する場合は、ユーザ端末2からの要求に応じて、ウインドウWD2に提示させるための広告等に関するウェブページデータをユーザ端末2に送信することがある。
なお、サーバ1は、図13に示す処理の他にも、ユーザ端末2からのログイン要求に応じたログイン処理等、ユーザ端末2からの要求に応じた様々な処理を実行する。
いわゆるPCで動作するウェブブラウザであって、複数のタブを開いて動作する機能をもつタブブラウザは、フォーカスがなくアクティブでないタブウィンドウであっても、そのタブウィンドウが表示するウェブページに含まれるクライアントスクリプトの動作を続けるものもある。これに対し、スマートフォンにおいて動作するタブブラウザでは、フォーカスのないタブウィンドウにおけるスクリプトは一切動作しないと考えられている。
以下は、実験のために作成したクライアントスクリプトを、あるスマートフォンにおいて動作するタブブラウザに動作させることにより、フォーカスを失ったタブウィンドウが動作するタイミングを計測したものである(単位はミリ秒)。
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本実施形態では、この特性を利用することで、上述したようなサービスを提供することを可能とした。
上記した実施の形態等で説明したサーバ1は、第1ウインドウ(ウインドウWD1)から第2ウインドウ(ウインドウWD2)に移行するタイミング(図10のS201)に第1時刻情報を取得し(S202)、第2ウインドウ(ウインドウWD2)に移動した状態において第1ウインドウウインドウWD1)の処理が可能となるタイミングCPに第2時刻情報Tcを取得し(図11のS302)、第1時刻情報Tdfと前記第2時刻情報の差分により経過時間ΔTを算出し(S303)、経過時間Tcと閾値時間thTとの比較に応じて所定の処理を行う経過時間判定処理と(S304〜S306)、を端末装置(ユーザ端末2)に実行させるプログラムを含む第1ウインドウ(ウインドウWD1)のウェブページデータを生成するページ生成部11と、当該ウェブページデータを端末装置(ユーザ端末2)に送信し、提示させる処理を行う提示制御部12と、を備えるものである。
しかしながら、本発明のように、ブラウザの仕様上、図8に示すような、ウインドウWD1側での処理が許可される一瞬のタイミングCPを活用して、現在時刻情報Tcを取得していくことで、ウインドウWD1からウインドウWD2にフォーカスが移動してからの時間を算出することができる。
従って、ウインドウWD1側の処理が制限される状況下であっても、ウインドウWD2の提示状況を管理することができる。
よって、第2ウインドウ(ウインドウWD2)がフォーカスされていない場合には、端末装置(ユーザ端末2)は、第2ウインドウ(ウインドウWD2)の提示時間を計測しない。
そこで、ウインドウWD1の処理が許可されるタイミングCPにおいては、ユーザ端末2は、ウインドウWD2がフォーカスされているか否かについても判定を行うことで、他社ウインドウWDに提示されている広告が閲覧されているか否かを判定する精度を向上させることができる。
よって、端末処理(ユーザ端末2)は、第1ウインドウ(ウインドウWD1)にフォーカスが戻った場合には、第2ウインドウ(ウインドウWD2)の提示時間を計測しない。
端末装置(ユーザ端末2)から第2ウインドウ(ウインドウWD2)の提示時間ΔTの経過情報を取得することで、当該経過情報に応じた処理を情報処理装置(サーバ1)が実行することができる。
情報処理装置(サーバ1)は、第2ウインドウ(ウインドウWD2)に提示されたコンテンツが所定時間提示されたことに応じて、当該コンテンツ(広告)を閲覧したと思われるユーザに特典を付与することができる。これにより、ユーザにより楽しみながら本サービスを利用してもらうことが可能となる。
これにより、情報処理装置(サーバ1)は、閾値thT以上の時間、閲覧されたコンテンツ情報を取得することができる。これにより、ユーザごとの興味があるもの等の傾向を把握することが可能となる。
これにより、端末装置(ユーザ端末2)が、第2ウインドウ(ウインドウWD2)に提示するウェブページデータを受信し、当該ウェブページを第2ウインドウ(ウインドウWD2)に提示する前に、第1時刻情報Tdfを取得することができる。
ウインドウWD2に受信したウェブページデータが提示されると、ウインドウWD1側の処理は制限され、適切に第1時間情報Tdfが取得されなくなるおそれがある。従って、ユーザ端末2が、ウインドウWD2に提示する前に、第1時刻情報Tdfを取得することで誤作動を防止することができる。
本発明は、ブラウザ上の仕様により、ウインドウWD2を提示している間、ウインドウWD1側のプログラムによる処理が制限されているといった課題を解消するためのものである。
これにより、サーバ1には、本サービスを利用する各ユーザがどのようなコンテンツをどのくらいの時間、閲覧しているかの情報を取得することができる。よって本サービスや、サーバ1が提供する様々なサービスにおいて、ユーザの嗜好を反映させたより利便性の高いサービスの提供を行うにあたり、当該情報を有効活用することができる。
以上、本実施の形態の情報処理装置の実施の形態としてのサーバ1を説明してきたが、実施の形態のプログラムは、サーバ1における各処理を情報処理装置(CPUなど)に実行させるプログラムである。
即ちこのプログラムは、サーバ1に対して図13で説明した各ステップの処理を実行させるプログラムである。
即ちこのプログラムは、ユーザ端末2に対して図10乃至図12で説明した各ステップの処理を実行させるプログラムである。
そしてこのようなプログラムはコンピュータ装置などの機器に内蔵されている記憶媒体としてのHDDや、CPUを有するマイクロコンピュータ内のROMなどに予め記憶しておくことができる。或いはまた、半導体メモリ、メモリカード、光ディスク、光磁気ディスク、磁気ディスクなどのリムーバブル記憶媒体に、一時的或いは永続的に格納(記憶)しておくことができる。またこのようなリムーバブル記憶媒体は、いわゆるパッケージソフトウェアとして提供することができる。
また、このようなプログラムは、リムーバブル記憶媒体からパーソナルコンピュータなどにインストールする他、ダウンロードサイトから、LAN、インターネットなどのネットワークによりダウンロードすることもできる。
Claims (13)
- 第1ウインドウから第2ウインドウに移行するタイミングに第1時刻情報を取得し、前記第2ウインドウに移行した状態において前記第1ウインドウの処理が可能となるタイミングに第2時刻情報を取得し、前記第1時刻情報と前記第2時刻情報の差分により経過時間を算出し、前記経過時間と閾値時間との比較に応じて所定の処理を行う経過時間判定処理を、端末装置に実行させるプログラムを含む前記第1ウインドウのウェブページデータを生成するページ生成部と、
前記第1ウインドウのウェブページデータを前記端末装置に送信し、提示させる処理を行う提示制御部と、を備える
情報処理装置。 - 前記ページ生成部は、前記第2ウインドウがフォーカスされているかを判定し、前記第2ウインドウがフォーカスされていないと判定した場合、前記経過時間判定処理を終了する処理を、前記端末装置に実行させるプログラムを含む前記第1ウインドウのウェブページデータを生成する
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記経過時間判定処理は、前記経過時間が前記閾値時間以上経過したときに、経過情報を情報処理装置に送信する処理を含む
請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置。 - 前記経過情報を受信した場合、ユーザ情報を更新する
請求項3に記載の情報処理装置。 - 前記経過時間判定処理は、前記経過時間が前記閾値時間以上となったときに、前記第2ウインドウに提示されたコンテンツの情報を情報処理装置に送信する処理を含む
請求項1乃至請求項4の何れかに記載の情報処理装置。 - 前記ページ生成部は、前記第1ウインドウから前記第2ウインドウに移行するための操作情報を受信した場合、前記第1時刻情報を取得した後に、第2ウインドウに提示するウェブページデータの要求を送信する処理を、前記端末装置に実行させるプログラムを含む前記第1ウインドウのウェブページデータを生成する
請求項1乃至請求項5の何れかに記載の情報処理装置。 - 前記端末装置に実行させるプログラムの処理は、前記端末装置におけるブラウザ上により実行する
請求項1乃至請求項6の何れかに記載の情報処理装置。 - 第1ウインドウから第2ウインドウに移行するタイミングに第1時刻情報を取得し、前記第2ウインドウに移行した状態において前記第1ウインドウの処理が可能となるタイミングに第2時刻情報を取得し、前記第1時刻情報と前記第2時刻情報の差分により経過時間を算出し、前記経過時間と閾値時間との比較に応じて所定の処理を行う経過時間判定処理と、
を端末装置に実行させるプログラムを含む前記第1ウインドウのウェブページデータを生成するページ生成ステップと、
前記第1ウインドウのウェブページデータを前記端末装置に送信し、提示させる処理を行う提示制御ステップと、
を情報処理装置が実行する情報処理方法。 - 第1ウインドウから第2ウインドウに移行するタイミングに第1時刻情報を取得し、前記第2ウインドウに移行した状態において前記第1ウインドウの処理が可能となるタイミングに第2時刻情報を取得し、前記第1時刻情報と前記第2時刻情報の差分により経過時間を算出し、前記経過時間と閾値時間との比較に応じて所定の処理を行う経過時間判定処理と、
を端末装置に実行させるプログラムを含む前記第1ウインドウのウェブページデータを生成するページ生成機能と、
前記第1ウインドウのウェブページデータを前記端末装置に送信し、提示させる処理を行う提示制御機能と、
を情報処理装置に実行させるプログラム。 - 第1ウインドウから第2ウインドウに移行するタイミングに第1時刻情報を取得し、前記第2ウインドウに移行した状態において前記第1ウインドウの処理が可能となるタイミングに第2時刻情報を取得し、前記第1時刻情報と前記第2時刻情報の差分により経過時間を算出し、前記経過時間と閾値時間との比較に応じて所定の処理を行う経過時間判定処理と、
を端末装置に実行させるプログラムを含む前記第1ウインドウのウェブページデータを生成するページ生成機能と、
前記第1ウインドウのウェブページデータを前記端末装置に送信し、提示させる処理を行う提示制御機能と、
を情報処理装置に実行させるプログラムを記録するコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。 - 第1ウインドウから第2ウインドウに移行するタイミングに第1時刻情報を取得する第1時刻情報取得ステップと、
前記第2ウインドウに移行した状態において前記第1ウインドウの処理が可能となるタイミングに第2時刻情報を取得する第2情報取得ステップと、
前記第1時刻情報と前記第2時刻情報の差分により経過時間を算出する経過時間算出ステップと、
前記経過時間と閾値時間との比較に応じて所定の処理を行う経過時間判定ステップと、
を端末装置が実行する情報処理方法。 - 第1ウインドウから第2ウインドウに移行するタイミングに第1時刻情報を取得する第1時刻情報取得機能と、
前記第2ウインドウに移行した状態において前記第1ウインドウの処理が可能となるタイミングに第2時刻情報を取得する第2情報取得機能と、
前記第1時刻情報と前記第2時刻情報の差分により経過時間を算出する経過時間算出機能と、
前記経過時間と閾値時間との比較に応じて所定の処理を行う経過時間判定機能と、
を端末装置に実行させるプログラム。 - 第1ウインドウから第2ウインドウに移行するタイミングに第1時刻情報を取得する第1時刻情報取得機能と、
前記第2ウインドウに移行した状態において前記第1ウインドウの処理が可能となるタイミングに第2時刻情報を取得する第2情報取得機能と、
前記第1時刻情報と前記第2時刻情報の差分により経過時間を算出する経過時間算出機能と、
前記経過時間と閾値時間との比較に応じて所定の処理を行う経過時間判定機能と、
を端末装置に実行させるプログラムを記録するコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
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