JP5785352B1 - 情報処理装置、情報処理方法、プログラム、記憶媒体 - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、プログラム、記憶媒体 Download PDF

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Abstract

端末装置からのリクエストに対して錯視画像を用いて行われる認証処理に関して、認証精度の向上を図る。端末装置が送信するリクエストの受け付けを行うリクエスト受付部と、錯視画像で視覚の誤導を生じさせる錯視部分において、コンピュータの解析による錯視部分の物理量を誤導とは異なるように増減させた調整錯視画像を取得し、該取得した調整錯視画像を表示画像として含む質問画面を前記リクエストを送信した端末装置に表示させる表示制御部と、質問画面に対する入力情報を受信する入力情報受信部と、入力情報受信部が受信した入力情報に基づき、質問画面に対する回答が正答であるか否かを判定する回答判定部と、回答判定部による判定結果に基づきリクエストに対する処理を行うリクエスト処理部とを備える。

Description

本発明は、情報処理装置と情報処理方法、情報処理装置を実現するプログラム、及びプログラムを記憶した記憶媒体に関するものであり、特には、端末装置から行われたリクエストに対する認証処理の分野に関する。
国際公開第2013/077158号
インターネット等のネットワーク上における特定のサイトにログイン等を自動で行うボットと称されるコンピュータプログラムが知られている。
このようなボットによる不正ログインへの対策として、従来より、端末装置からのリクエストが人の操作に基づくものであるか否かを判定するための技術が提案されている(例えば上記特許文献1を参照)。
特許文献1には、クライアント端末からのアクセス要求に対する認証を行う認証装置として、クライアント端末からアクセス要求を受信すると認証を行うための認証用文字列を生成し、認証用画像の画像データ、および、認証用画像に含まれる認証用文字列の入力要求をクライアント端末へ送信し、入力要求に応じてクライアント端末から送信されてきた入力文字列を受信すると、入力文字列と認証用文字列とが一致するか否かを判定し、入力文字列と認証用文字列とが一致する場合にはクライアント端末からのアクセス要求を認証する認証装置が開示されている。
認証用画像として、認証用文字列が錯視により識別可能となる画像を用いることにより、錯視が生じないボットによっては認証用文字列を正答することが困難となるようにし、アクセス要求に対する認証精度の向上を図っている。
しかしながら、上記特許文献1では、錯視を生じさせる画像(以下「錯視画像」と表記)は、錯視を生じさせる一対の画像部分(以下「錯視部分」と表記)の物理量が同一の値とされた画像を用いている。具体的に、特許文献1で例示されているログヴィネンコ錯視の原理を利用した錯視画像においては、錯視部分のRGB値(明るさ)が同一の値とされている。
このように錯視部分の物理量が同値であると、ボットとしてのコンピュータプログラムの組み方によっては求められた入力文字を50%の確率で的中できてしまう虞がある。すなわち、錯視部分における物理量の値の大小関係について、ボットが人と同じ判定を50%の確率でし得るものである。
ボットが人と同じ判定を行う確率が高まれば、その分、錯視画像を用いた認証が成功してしまう可能も高まるため、認証精度の低下に繋がってしまう。
そこで、本発明は上記した問題点を克服し、端末装置からのリクエストに対して錯視画像を用いて行われる認証処理に関して、認証精度の向上を図ることを目的とする。
本発明に係る情報処理装置は、端末装置が送信するリクエストの受け付けを行うリクエスト受付部と、錯視画像で視覚の誤導を生じさせる錯視部分において、コンピュータの解析による前記錯視部分の物理量を誤導とは異なるように増減させた調整錯視画像を取得し、該取得した調整錯視画像を表示画像として含む質問画面を前記リクエストを送信した端末装置に表示させる表示制御部と、前記質問画面に対する入力情報を受信する入力情報受信部と、前記入力情報受信部が受信した前記入力情報に基づき、前記質問画面に対する回答が正答であるか否かを判定する回答判定部と、前記回答判定部による判定結果に基づき前記リクエストに対する処理を行うリクエスト処理部と、を備えるものである。
上記のような調整錯視画像によれば、錯視に係る物理量について、人が錯視により感得する結果とコンピュータで解析される結果とが逆となるように図られ、ボットを積極的に誤答に導くことが可能とされる。
上記した本発明に係る情報処理装置においては、前記表示制御部は、端末装置に質問画面を表示させる処理を複数回実行するうち少なくとも1回は、前記錯視部分における前記物理量の値の大小関係を前記調整錯視画像とは逆転させた撹乱用画像を含んだ質問画面を表示させる処理を実行することが望ましい。
これにより、例えばリクエストが行われるごとに質問画面を表示させる等、表示制御部が質問画面の表示制御処理を複数回行う場合において、少なくともうち1回はボットが正答可能な質問画面が表示される。
上記した本発明に係る情報処理装置においては、前記表示制御部は、前記撹乱用画像を含んだ質問画面がランダムな周期で表示されるように制御を行うことが望ましい。
これにより、ボットが正答可能な質問画面が表示される周期がランダムとなる。
上記した本発明に係る情報処理装置においては、前記表示制御部は、端末装置に質問画面を表示させる処理を複数回実行するうち少なくとも1回は、質問画面に含ませる前記調整錯視画像の種類を変更することが望ましい。
これにより、リクエストに対して常に同一の質問画面が表示されてしまうことが防止される。
上記した本発明に係る情報処理装置においては、前記表示制御部は、前記質問画面に含ませる前記調整錯視画像の種類をランダムに選択することが望ましい。
これにより、何れの種類の調整錯視画像を含んだ質問画面が表示されるかの推測が困難となる。
また、本発明に係る情報処理方法は、端末装置が送信するリクエストの受け付けを行うリクエスト受付ステップと、錯視画像で視覚の誤導を生じさせる錯視部分において、コンピュータの解析による前記錯視部分の物理量を誤導とは異なるように増減させた調整錯視画像を取得し、該取得した調整錯視画像を表示画像として含む質問画面を前記リクエストを送信した端末装置に表示させる表示制御ステップと、前記質問画面に対する入力情報を受信する入力情報受信ステップと、前記入力情報受信ステップが受信した前記入力情報に基づき、前記質問画面に対する回答が正答であるか否かを判定する回答判定ステップと、前記回答判定ステップによる判定結果に基づき前記リクエストに対する処理を行うリクエスト処理ステップと、を情報処理装置が実行する情報処理方法である。
このような情報処理方法によっても、上記した本発明に係る情報処理装置と同様の作用が得られる。
さらに、本発明に係るプログラムは、上記情報処理方法として実行する処理を情報処理装置に実行させるプログラムである。
さらにまた、本発明に係る記憶媒体は、上記プログラムを記憶したプログラムである。これらのプログラムや記憶媒体により上記の情報処理装置を実現する。
本発明によれば、端末装置からのリクエストに対して錯視画像を用いて行われる認証処理に関して、認証精度の向上を図ることができる。
実施の形態のネットワークシステムの例を示した図である。 実施の形態のネットワークシステムを構成するコンピュータ装置のハードウェア構成を示したブロック図である。 実施の形態に係る機能をブロック化して示した機能ブロック図である。 ミュラー・リヤー錯視の原理を利用した錯視画像を例示した図である。 図4に示した錯視画像に基づく調整錯視画像を例示した図である。 ログヴィネンコ錯視の原理を利用した錯視画像を例示した図である。 図6に示した錯視画像に基づく調整錯視画像を例示した図である。 図5に示した調整錯視画像を用いた質問画面の例を示した図である。 図7に示した調整錯視画像を用いた質問画面の例を示した図である。 画像・正答対応情報の例を示した図である。 画像対応関係情報の例を示した図である。 実施の形態としての認証手法を実現するための処理を示したフローチャートである。 質問画面生成処理のフローチャートである。
以下、実施の形態を次の順序で説明する。
<1.ネットワークシステムの概要>
<2.コンピュータ装置のハードウェア構成>
<3.実施の形態の認証手法>
<4.処理手順>
<5.実施の形態のまとめ>
<6.プログラム及び記憶媒体>
<7.変形例>
<1.ネットワークシステムの概要>

図1に、本実施の形態で前提とするネットワークシステム1の例を示す。ネットワークシステム1は、EC(EC:electronic commerce(電子商取引))システムとして機能する。
ネットワークシステム1は、例えばインターネットとしてのネットワーク2を介して、ショッピングサイト管理システム3、複数のユーザ端末4,4…、複数の店舗端末5,5…が互いに通信可能に構成されている。
ユーザ端末4は、ウェブブラウザを備えたコンピュータ装置である。ユーザ端末4としては、例えば高機能携帯電話機(スマートフォン)や携帯電話機、携帯情報端末(PDA)、携帯型又は据置型のパーソナルコンピュータ(PC)などが挙げられるが、ユーザ端末4の種類はこれらに限定されない。
ユーザ端末4は、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)リクエストをショッピングサイト運営システム3におけるショッピングサーバ3a等に送信することでウェブページや所定の処理を要求する。またユーザ端末4は、HTTPリクエストに応じて送られてきたウェブページを受信してウェブブラウザ上に表示する。これにより、ユーザは所望のウェブページを閲覧したり操作したりすることができる。
ショッピングサイト運営システム3は、それぞれコンピュータ装置で構成されたショッピングサーバ3a、商品DB(データベース)3b、ユーザDB3c、及び画像DB3dを備えている。これらの各装置は、例えばLAN(Local Area Network)等のネットワークを介して互いに通信可能とされている。
ショッピングサーバ3aは、ユーザ端末4から送られてきたHTTPリクエストに基づいて様々な処理を行う。例えば、各種ウェブページ(例えば商品ウェブページ、買い物かごウェブページ、注文ウェブページなど)の生成及び送信や、ユーザによる注文確定操作に応じた購入処理等を実行する。
ネットワークシステム1では、ショッピングサーバ3aにより仮想商店街のウェブサイト(ECサイト:ショッピングサイト)がユーザ(ユーザ端末4のユーザ)に提供される。ECサイト内には複数の店舗(仮想商店街の加盟店)が存在する。各店舗のスタッフが自店舗の商品を店舗端末5としてのコンピュータ装置を介して登録することで、様々な店舗の様々な商品がECサイト上にアップロードされる。ユーザはユーザ端末4によりECサイトにアクセスして所望の商品を購入することができる。
なお、本例では、ネットワークシステム1における商取引の対象が商品である場合を例示するが、当該商取引の対象はサービスであってもよい。
ショッピングサイト運営システム3において、商品DB3bには、店舗端末5を介して登録された商品に係る情報が記憶されている。具体的には、商品を識別するための識別子である商品IDに対応づけられて、商品名、商品のジャンル、商品の画像、スペック、商品紹介の要約文等の商品情報や、広告情報等が記憶されている。また、商品DB3bには、HTML(HyperText Markup Language)、XML(Extensible Markup Language)等のマークアップ言語等により記述された商品ウェブページのファイル等も記憶されている。
このような商品DB3bにより、例えば入力キーワード等に基づいた商品検索等を行うことが可能とされている。
ここで、ユーザは、ECサイトを利用するにあたり、ショッピングサイト管理システム3に会員登録を行うことができる。会員登録の際にユーザは、ユーザID(ユーザ識別情報)、パスワード、氏名、メールアドレス、商品の送付先情報(住所情報)、クレジットカード番号等の必要情報を登録する。ユーザは、登録したユーザID及びパスワードによりECサイトにログインすることで、ECサイトでの商品の購入の際に必要情報を再度入力する手間が省かれる。
ユーザDB3cには、上記のように会員としてのユーザにより登録されたユーザ情報が記憶されている。
さらに、ユーザDB3cには、ユーザごとの商品ページの閲覧、商品の注文、購入等についての各種履歴情報や、お気に入り商品としてブックマークした商品の情報(お気に入り情報)等、ユーザの行動履歴に係る情報等も記憶されている。
ここで、ショッピングサーバ3aは、ユーザ端末4等の端末装置が行う特定のリクエストに対して、認証処理を行う。実施の形態において、当該認証処理は、端末装置からのリクエストが人の操作に基づくものであるか、或いはボットとしてのコンピュータプログラムに基づくものであるかを判定するために行われるものである。
このような認証処理は、例えば、ECサイトで提供される特定のサービスを受けるために要請されるログインの際に実行することができる。具体的には、ECサイトのトップページ上にログインのために設けられたログインボックスを用いたログインの際、ECサイトにおいて商品の購入を行う際に要請されるログインの際、登録されたユーザ情報の閲覧を行う際に要請されるログインの際、登録されたユーザ情報の編集を行うために要請されるログインの際等である。
このとき、ログインごとに認証を要請することは正規のユーザに対して過大な負担を強いることになるため望ましくない。そこで、認証を要請する端末装置を所定の基準に基づき限定してもよい。例えば、前回の認証を行ってから所定時間以上を経過している場合や、同一のIPアドレスで所定時間内に所定回数以上ログインに失敗している端末装置を不正端末と推定し、該不正端末に対して認証を要請することとしてもよい。
なお、ショッピングサーバ3aが行う実施の形態としての認証処理の詳細については後述する。
画像DB3dには、ショッピングサーバ3aが上記の認証処理で用いる各種画像が記憶されている。例えば、後述する調整錯視画像や撹乱用画像等の画像である。
なお、これら調整錯視画像、撹乱用画像の詳細については後述する。
なお、図1において、ネットワーク2の構成は多様な例が想定される。例えば、インターネットを始めとして、イントラネット、エキストラネット、LAN(Local Area Network)、CATV(Community Antenna TeleVision)通信網、仮想専用網(Virtual Private Network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が想定される。
またネットワーク2の全部又は一部を構成する伝送媒体についても多様な例が想定される。例えばIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)1394、USB(Universal Serial Bus)、電力線搬送、電話線等の有線でも、IrDA(Infrared Data Association)のような赤外線、ブルートゥース(登録商標)、802.11無線、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。
<2.コンピュータ装置のハードウェア構成>

図2に、図1で示したショッピングサーバ3aをはじめとした各装置(商品DB3b、ユーザDB3c、画像DB3d、ユーザ端末4(端末装置)、店舗端末5)を構成するコンピュータ装置のハードウェア構成を示す。
図2において、コンピュータ装置のCPU(Central Processing Unit)101は、ROM(Read Only Memory)102に記憶されているプログラム、または記憶部108からRAM(Random Access Memory)103にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM103にはまた、CPU101が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
CPU101、ROM102、及びRAM103は、バス104を介して相互に接続されている。このバス104には、入出力インターフェース105も接続されている。
入出力インターフェース105には、キーボード、マウス、タッチパネルなどよりなる入力装置106、LCD(Liquid Crystal Display)、CRT(Cathode Ray Tube)、有機EL(Electroluminescence)パネルなどよりなるディスプレイ(表示装置)、並びにスピーカなどよりなる出力装置107、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ装置などより構成される記憶部108、外部装置との間で相互通信を行うための通信部109が接続されている。
入出力インターフェース105にはまた、必要に応じてメディアドライブ110が接続され、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア111が適宜装着され、リムーバブルメディア111に対する情報の書込や読出が行われる。
このようなコンピュータ装置では、通信部109による通信によりデータやプログラムのアップロード、ダウンロードが行われたり、リムーバブルメディア111を介したデータやプログラムの受け渡しが可能である。
CPU101が各種のプログラムに基づいて処理動作を行うことで、特にショッピングサーバ3aとしてのコンピュータ装置においては以降で説明する情報処理や通信が実行される。
<3.実施の形態の認証手法>

図3の機能ブロック図を参照して、ショッピングサーバ3aがユーザ端末4等の端末装置が行うリクエストに応じて実行する認証処理について説明する。
なお、図3ではショッピングサーバ3aが実施の形態の認証処理を実現するために実行する各種の処理を機能ごとに分けてブロック化して示している。
図示するようにショッピングサーバ3aは、機能ごとに分けてリクエスト受付処理部F1、表示制御処理部F2、入力情報受信処理部F3、回答判定処理部F4、及びリクエスト処理部F5を有するものとして表すことができる。
リクエスト受付処理部F1は、端末装置が送信する特定のリクエストの受け付けを行う。
表示制御処理部F2は、リクエストを送信した端末装置に認証のための質問画面を表示させる処理を行う。具体的には、以下で説明する「調整錯視画像」を取得し、該取得した調整錯視画像を表示画像として含む質問画面を端末装置に表示させる。
「調整錯視画像」とは、錯視画像の一種であり、具体的に以下で説明する。なお、錯視画像とは、視覚的な錯覚を感得させるための視覚情報(視覚の誤導を生じさせる視覚情報)を含んだ画像である。
図4乃至図7を参照して、調整錯視画像の例を説明する。
図4は、ミュラー・リヤー錯視の原理を利用した錯視画像を例示している。周知のように該錯視画像では、二本の直線の長さは「x」で同じであるが、内向きの矢印の付された下側の直線の方が外向きの矢印の付された上側の直線よりも長く見えるように錯覚される。
図5は、図4に示した錯視画像に基づく調整錯視画像を例示している。
図5Aは、図4に示した錯視画像における上側の直線の長さを、錯視が生じる範囲内で僅かに延長(x+α)することで実現した調整錯視画像の例、図5Bは図4に示した錯視画像における下側の直線の長さを錯視が生じる範囲内で僅かに短縮(x−α)することで実現した調整錯視画像の例である。
これら図5A、図5Bの例で共通しているのは、外向き矢印の付された直線、つまり錯視により短く見える方の直線の長さが、錯視により長く見える内向き矢印の付された直線の長さよりも錯視が生じる範囲内で長くされている点である。
このような調整錯視画像によれば、人は錯視によって内向き矢印の付された下側の直線の方を長いと判定するのに対し、コンピュータの解析によっては数値通りに外向き矢印の付された上側の直線の方を長いと判定させることができる。
図6は、ログヴィネンコ錯視の原理を利用した錯視画像を例示している。該錯視画像では、周囲が比較的濃い色で囲まれた図中「1」「2」「3」の菱形領域と、周囲が比較的薄い色で囲まれた「4」「5」「6」の菱形領域とは色の濃度が「d」で同じであるが、後者の菱形領域の方が前者の菱形領域よりも色の濃度が濃く(大きく)見えるように錯覚される。
なお、ここで言う「色濃度」の大/小は、明るさに換言すれば暗/明と同義である。
図7は、図6に示した錯視画像に基づく調整錯視画像を例示しており、図7Aは図6に示した錯視画像における「1」「2」「3」の菱形領域の色濃度を錯視が生じる範囲内で僅かに大きく(d+α)することで実現した調整錯視画像の例、図7Bは図6に示した錯視画像における「4」「5」「6」の菱形領域の色濃度を錯視が生じる範囲内で僅かに小さく(d−α)することで実現した調整錯視画像の例である。
図7A、図7Bの例では、共に、錯視により薄く見える方の菱形領域(「1」「2」「3」)の色濃度を、錯視により濃く見える方の菱形領域(「4」「5」「6」)の色濃度よりも錯視が生じる範囲内で大きくしている。
このような調整錯視画像により、人は錯視によって「4」「5」「6」の菱形領域の色濃度の方を大きいと判定するのに対し、コンピュータの解析によっては数値通りに「1」「2」「3」の菱形領域の色濃度の方を大きいと判定させることができる。
上記説明から理解されるように、実施の形態における「調整錯視画像」とは、錯視画像で視覚の誤導を生じさせる錯視部分(図5の例ではそれぞれの直線、図7の例ではそれぞれの菱形領域)において、コンピュータの解析による錯視部分の物理量を誤導とは異なるように増減させた錯視画像である。
図3に戻り、表示制御処理部F2は、上記のような調整錯視画像を例えば外部のデータベース等から取得し、取得した調整錯視画像を表示画像として含む質問画面を生成する。
図8は、図5に示した調整錯視画像を用いた質問画面の例、図9は図7に示した調整錯視画像を用いた質問画面の例を示している。
図8に示す質問画面では、図5に示した調整錯視画像が複数組(図では3組)表示され、それぞれの直線に対し対応する数字が表示され、質問情報として「長く見える線に書かれた数字の組み合わせは次のうち何れですか?」との文字情報が表示されている。また、質問画面には、回答の選択肢(図ではa)〜d))と、回答の選択を可能とするために肢ごとに設けられたチェックボックス(図ではcb1〜cb4)とが表示されている。
また、図9に示す質問画面では、ログヴィネンコ錯視の原理を利用した調整錯視画像として、「錯視部分」に該当する二種の菱形領域のそれぞれに数字が描かれた調整錯視画像が表示され、質問情報として「色が濃く見える菱形内に書かれた数の和は?」との文字情報が表示され、さらに回答を入力するための入力ボックスibが表示されている。
これらの質問画面では、質問に係る画像として通常の錯視画像ではなく調整錯視画像が用いられているため、人に対しては錯視により容易に正答が導かれるように図ることができる一方で、ボットとしてのコンピュータプログラムに対しては、錯視に係る画像部分について積極的に人とは異なる判定が行われるように図られ、結果、ボットが正答を導き出すことをより困難化することができる。
なお、図8のように質問画面に複数の錯視画像を含ませることを前提とする場合、錯視画像の全てを調整錯視画像とすることは必須ではない。質問画面には少なくとも一つの調整錯視画像を含ませ、ボットに錯視に係る物理量の値についての大小関係判定を一箇所でも誤らせることができれば、結果として正答を導き出すことを困難とすることができる。
なお、上記説明から理解されるように、調整錯視画像は、人の錯視によっては第一回答が得られるがコンピュータの解析によると第二回答が得られるように生成された錯視画像とも換言できるものである。
本例のショッピングサイト運営システム3では、種類の異なる複数の調整錯視画像がショッピングサーバ3aの読み出しが可能な状態で記憶されている。具体的に、調整錯視画像は、図1に示した画像DB3dに記憶されている。
ここで言う調整錯視画像の種類とは、少なくとも、錯視原理の異/同による種類を意味する。或いは、同一の錯視原理を利用した画像であっても、錯視部分のレイアウトの異/同や、錯視部分のそれぞれに対して付された質問に供される情報(図8、図9の例ではそれぞれの錯視部分に付された数字の情報:以下「質問用情報」と表記)の異/同等、画像内に含まれる情報の異/同による種類とされてもよい。
なお、質問用情報は、調整錯視画像に対して予め埋め込むのではなく、入れ替え可能としてもよい。その場合は、質問用情報を含まない調整錯視画像と質問用情報とを個別に記憶させておき、表示制御処理部F2が質問画面の生成時に調整錯視画像の所定位置に質問用情報を合成する等して、質問用情報を含んだ質問画面を端末装置に表示させる。
図3において、入力情報受信処理部F3は、質問画面に対する入力情報を受信する。具体的に、図8の質問画面であればチェックボックスcb1〜cb4の何れかに対するチェック操作情報を質問画面に対する入力情報として端末装置から受信し、図9の質問画面であれば入力ボックスibに入力された数値情報を質問画面に対する入力情報として端末装置から受信する。これらの入力情報は、質問画面に対する回答情報と換言できる。
回答判定処理部F4は、入力情報受信処理部F3が受信した入力情報に基づき、質問画面に対する回答が正答であるか否かを判定する。
ここで言う「正答」とは、質問画面に対して人が錯視により行うことが予測される回答を意味する。回答判定処理部F4は、以下で説明する画像・正答対応情報I1を用いて、質問画面に対する回答が正答であるか否かを判定する。
図10は、画像・正答対応情報I1の例を示している。
なお、画像・正答対応情報I1は、ショッピングサイト運営システム3においてショッピングサーバ3aの読み出しが可能な状態で記憶されている。本例では、画像・正答対応情報I1は、例えば図2に示した記憶部108等のショッピングサーバ3aが備える記憶装置に記憶されている。
画像・正答対応情報I1は、調整錯視画像と、該調整錯視画像を表示画像として含む質問画面に対する正答との対応関係が定められた情報である。
具体的に、本例における画像・正答対応情報I1では、調整錯視画像を識別するための錯視画像IDごとに、対応する複数の質問IDが対応づけられていると共に、質問IDごとに対応する正答の情報が対応づけられている。
質問IDは、質問画面に表示する質問情報を識別するためのIDである。
画像・正答対応情報I1において、一つの錯視画像IDに対し複数の質問IDが対応づけられているのは、一種類の調整錯視画像を用いて異なる質問画面を生成できるようにするためである。
なお、確認のため述べておくと、リクエストに応じて質問画面を端末装置に表示させる際には、先ず、画像・正答対応情報I1における何れかの錯視画像IDを選択し、該選択した錯視画像IDに対応づけられた質問IDのうち何れかの質問IDを選択し、選択した錯視画像ID、質問IDのそれぞれにより特定される調整錯視画像と質問情報とを含む質問画面を生成する。
回答判定処理部F4は、端末装置に表示させた質問画面に用いられた調整錯視画像と質問情報との組み合わせに応じて、画像・正答対応情報I1から対応する正答の情報を取得する。そして、端末装置から受信した入力情報に基づき、質問画面に対する回答が正答であるか否かを判定する。
リクエスト処理部F5は、回答判定処理部F4による判定結果に基づき、端末装置のリクエストに対する処理を行う。具体的には、回答が正答であるとの判定結果が得られた場合には、リクエストに応じたサービスを提供するためのウェブページ(以下「サービスページ」と表記する)を端末装置に表示させる処理を行い、回答が正答ではないとの判定結果が得られた場合には、端末装置にサービスページを表示させる処理は実行せず、誤答対応処理を行う。
本例の誤答対応処理では、誤答であることに応じて即座に認証エラーとするのではなく、端末装置が所定時間内に誤答を行った回数(以下「誤答回数n」と表記)が、設定された誤答許容回数N(Nは2以上の自然数)を超えない限りにおいて、少なくとも端末装置からの入力情報の受信及び回答の判定を繰り返す。すなわち、リクエスト処理部F5は、回答判定処理部F4により正答ではないとの判定結果が得られたときは、誤答回数nが誤答許容回数N以上でなければ少なくとも入力情報受信処理部F3による入力情報の受信、及び回答判定処理部F4による回答判定を実行させ、誤答回数nが誤答許容回数N以上であれば、認証エラー処理を実行する。具体的に、認証エラー処理としては、認証エラーである旨を表す「エラーページ」を端末装置に表示させる処理を行う。
ここで、上記のように誤答許容回数N以内の誤答を許容するとした場合において、本例では、誤答が行われるごとに、端末装置に異なる種類の質問画面を表示させ、認証精度の低下防止を図る。このとき、「異なる種類の質問画面」としては、質問情報は不変のまま調整錯視画像のみを異ならせたものであってもよいし、或いはその逆であってもよい。さらには、質問情報と調整錯視画像の双方を異ならせたものであってもよい。
また、「異なる種類の質問画面」に含ませる調整錯視画像、質問情報の種類は、任意のアルゴリズムにより選択すればよい。一例として、本例では、質問画面に含ませる調整錯視画像、質問情報の種類はランダムに選択する。
なお、誤答許容回数Nの値が3以上であるとき、誤答が行われるごとに端末装置に異なる種類の質問画面を表示させることは必須ではなく、複数回の誤答につき少なくとも1回のみ端末装置に異なる種類の質問画面を表示させれば、認証精度の低下防止が図られる。
上記では、同一の端末装置が誤答許容回数N以内で誤答を行ううち少なくとも1回、異なる種類の質問画面を表示させることを言及したが、このことは、表示制御処理部F2が端末装置に質問画面を表示させる処理を複数回実行するうち少なくとも1回は、異なる種類の質問画面を表示させるものと換言できる。
ここで、表示制御処理部F2は、新たなリクエストが行われるごとに、リクエストを行った端末装置に質問画面を表示させる処理を実行するが、本例では、このようなリクエストごとに表示制御処理部F2がそれぞれ実行する質問画面の表示制御処理についても、少なくともうち1回は異なる質問画面を表示させる処理を実行する。具体的に、本例では、端末装置からリクエストが行われるごとに、質問画面の種類を切り替えるようにしている。
なお、リクエストが行われるごとに質問画面の種類を切り替える場合も、質問画面に含ませる調整錯視画像、質問情報の種類の選択は、任意のアルゴリズムにより行えばよいが、本例ではランダムに選択を行う。
また、表示制御処理部F2は、質問画面として調整錯視画像を含む質問画面のみを表示させるのではなく、数回に1回は、ボットによる認証処理の攻略を困難とするための撹乱用画像を含む質問画面を表示させる。
撹乱用画像とは、調整錯視画像に基づいた画像であって、錯視部分における物理量(錯視に係る物理量)の値の大小関係を調整錯視画像とは逆転させた画像である。換言すれば、撹乱用画像は、錯視部分のうち錯視により物理量が大きいと感得される方の画像部分について実際に物理量を大きくすることで、ボットによる物理量の値の大/小判定結果が人の錯視による判定結果と一致するように図ったものである。
例えば、先の図5に示した調整錯視画像に基づく撹乱用画像であれば、錯視により長く見える方の内向き矢印が付された直線の長さを、外向き矢印の付された直線の長さよりも長くする。
或いは、図7の調整錯視画像に基づく撹乱用画像であれば、錯視により濃く見える方の菱形領域(比較的薄い色で囲まれた方の菱形領域)の色濃度を他方の菱形領域(比較的濃い色で囲まれた方の菱形領域)よりも大きくする。
なお、撹乱用画像として、錯視部分の組を複数組含む場合(例えば図8、図9の質問画面で例示した調整錯視画像のような撹乱用画像)には、錯視により物理量が大きいと感得される方の画像部分の物理量を実際に大きくすることは、錯視部分の組の全てについて行う必要はなく、少なくとも1組について行えばよい。
本例では、撹乱用画像は調整錯視画像ごとにそれぞれ用意されている。すなわち、本例における撹乱用画像は、個々の調整錯視画像について、錯視部分における物理量の値の大小関係を逆転させて生成したものである。
これら撹乱用画像は、例えば、図1に示した画像DB3dに記憶されている。
図11は、調整錯視画像と撹乱用画像との対応関係を表す画像対応関係情報I2の例を示している。
図のように画像対応関係情報I2においては、調整錯視画像の個々を識別するための錯視画像IDごとに、撹乱用画像の個々を識別するための撹乱画像IDが対応付けられている。
画像対応関係情報I2は、ショッピングサイト運営システム3において、ショッピングサーバ3aによる読み出しが可能に記憶されている。例えば、記憶部108等のショッピングサーバ3aが備える記憶装置に記憶されている。
このような画像対応関係情報I2により、質問画面に用いるとして選択した撹乱用画像に対応する調整錯視画像のID(錯視画像ID)を特定でき、特定したIDに基づき、図10に示した画像・正答対応情報I1から対応する質問情報や正答の情報を特定できる。
具体的に、回答判定処理部F4は、端末装置に撹乱用画像を含む質問画面が表示された場合において、該質問画面に対する回答があった場合には、画像対応関係情報I2から撹乱画像IDを基に対応する錯視画像IDを取得し、当該錯視画像IDを基に、画像・正答対応情報I1から対応する正答を特定する。そして、端末装置側からの回答が該特定した正答と一致するか否かを判定する。
本例の場合、表示制御処理部F2は、上記のような撹乱用画像を含んだ質問画面がランダムな周期で表示されるように制御を行う。具体的に、本例の表示制御処理部F2は、用意された調整錯視画像及び撹乱用画像のうちから質問画面に用いる画像をランダムに選択し、選択した画像を含む質問画面を端末装置に表示させる。
これにより、ボットが正答可能な質問画面が表示される周期がランダムとなり、認証処理を攻略するボットアルゴリズの構築をより困難とすることができる。
<4.処理手順>

図12及び図13のフローチャートにより、上記した実施の形態の認証手法を実現するために実行すべき処理の手順を説明する。
なお、図12及び図13において、「ショッピングサーバ」として示す処理は、ショッピングサーバ3aにおけるCPU101が例えばROM102や記憶部108等の所定の記憶装置に記憶されたプログラムに基づき実行するものである。
図12において、ユーザ端末4等の端末装置は、ステップ101のアクセスリクエスト処理として、ECサイトで提供される特定のサービスを受けるためのサービスページへのアクセスを求めるリクエストをショッピングサーバ3aに対して行う。
ショッピングサーバ3aは、端末装置からのアクセスリクエストを受信すると、ステップS201で質問画面生成処理を実行する。
具体的に、質問画面生成処理では、図13に示すステップS301で、画像ランダム選択処理を実行する。すなわち、画像DB3d内に記憶されている調整錯視画像及び撹乱用画像のうちから、質問画面に用いる1枚の画像をランダムに選択する。
次いで、ステップS302でショッピングサーバ3aは、画像に対応する質問をランダム選択する。つまり、ステップS301で選択した画像が調整錯視画像であれば、図10に示した画像・正答対応情報I1において当該調整錯視画像の錯視画像IDと対応づけられている質問IDのうちからランダムに質問IDを選択し、またステップS301で選択した画像が撹乱用画像であれば、図11に示した画像対応関係情報I2において当該撹乱用画像の撹乱画像IDと対応づけられている錯視画像IDを特定した上で、図10の画像・正答対応情報I1において当該錯視画像IDに対応づけられている質問IDのうちからランダムに質問IDを選択する。
さらに、続くステップS303でショッピングサーバ3aは、選択した画像ID、質問IDでそれぞれ特定される画像と質問とを組み合わせた質問画面のHTMLデータ(以下「質問画面HTMLデータ」と表記)を生成し、質問画面生成処理を終了する。
ショッピングサーバ3aは、質問画面生成処理で生成した質問画面HTMLデータを、図12に示すステップS202でアクセスリクエストを行った端末装置に送信する。
端末装置では、質問画面HTMLデータの受信をステップS102で待機しており、質問画面HTMLデータが受信された場合は、ステップS103で質問画面表示処理を実行する。
そして、端末装置は続くステップS104で、表示した質問画面に対する回答の入力受付を行い、ステップS105で入力された回答情報(質問画面に対する入力情報)をショッピングサーバ3aに対して送信する。
ショッピングサーバ3aは、端末装置からの回答情報の受信をステップS203で待機しており、回答情報が受信されるとステップS204の回答情報解析処理として、少なくともステップS201で生成した質問画面に対応する正答の情報を画像・正答対応情報I1から取得する処理を行い、続くステップS205で回答が正答と一致するか否かを判定する。
ステップS205において、回答が正答と一致していないとの否定結果が得られた場合、ショッピングサーバ3aはステップS206に進み誤答回数nの値をインクリメント(+1)し、ステップS207で誤答回数nが誤答許容回数N以上であるか否かを判定する。
ここで、誤答回数nの値の初期値は「0」である。誤答回数nの値は、リクエストを行った端末装置ごとに、初期値に対する初回のインクリメントが行われた時点から所定時間が経過したことに応じて0リセットされる。図示は省略したが、ショッピングサーバ3aは、このような端末装置ごとの誤答回数nの0リセット処理を図12に示す処理と並行して行っている。
ステップS207において、誤答回数nが誤答許容回数N以上でないとの否定結果が得られた場合、ショッピングサーバ3aはステップS208で誤答通知を端末装置に対して送信し、先のステップS201に戻る。
すなわち、誤答許容回数N以内の誤答に対しては、端末装置に新たに質問画面を表示させる処理が実行される。
一方、ステップS207において誤答回数nが誤答許容回数N以上であるとの肯定結果が得られた場合、ショッピングサーバ3aはステップS209で認証エラー通知を端末装置に送信し、続くステップS210でエラーページHTMLデータを端末装置に送信し、図12に示す処理を終える。
また、先のステップS205において、回答が正答と一致するとの肯定結果が得られた場合、ショッピングサーバ3aはステップS211で正答通知を端末装置に送信し、続くステップS212でサービスページHTMLデータを端末装置に送信し、図12に示す処理を終える。
端末装置は、上記した誤答通知(S208)、認証エラー通知(S209)、又は正答通知(S211)の何れかの受信をステップS106で待機しており、受信があった場合はステップS107で通知種類を判定する。
通知種類が誤答であれば、端末装置はステップS102に戻り、新たな質問画面の受信を待機する。
通知種類が認証エラーであれば、端末装置はステップS108に進みショッピングサーバ3aから受信したエラーページHTMLデータに基づきエラーページの表示処理を行い、図12に示す処理を終える。
また、通知種類が正答であれば、端末装置はステップS109に進みショッピングサーバ3aから受信したサービスページHTMLデータに基づきサービスページの表示処理を行い、図12に示す処理を終える。
なお、上記では、図13に示したステップS301の「画像ランダム選択処理」として、調整錯視画像と撹乱用画像の双方を画像の選択対象範囲として質問画面に用いる1枚の画像をランダムに選択する場合を例示したが、該「画像ランダム選択処理」としては、先ず、調整錯視画像を用いるか撹乱用画像を用いるかの選択をランダムに行い、選択した方の画像を選択対象範囲として質問画面に用いる1枚の画像をランダムに選択することとしてもよい。
<5.実施の形態のまとめ>

上記のように実施の形態の情報処理装置(ショッピングサーバ3a)は、端末装置が送信するリクエストの受け付けを行うリクエスト受付部(リクエスト受付処理部F1)と、錯視画像で視覚の誤導を生じさせる錯視部分において、コンピュータの解析による錯視部分の物理量を誤導とは異なるように増減させた調整錯視画像を取得し、該取得した調整錯視画像を表示画像として含む質問画面をリクエストを送信した端末装置に表示させる表示制御部(表示制御処理部F2)とを備える。
また、質問画面に対する入力情報を受信する入力情報受信部(入力情報受信処理部F3)と、入力情報受信部が受信した入力情報に基づき、質問画面に対する回答が正答であるか否かを判定する回答判定部(回答判定処理部F4)と、回答判定部による判定結果に基づきリクエストに対する処理を行うリクエスト処理部(同F5)とを備えている。
上記のような調整錯視画像によれば、錯視に係る物理量について、人が錯視により感得する結果とコンピュータで解析される結果とが逆となるように図られ、ボットを積極的に誤答に導くことが可能とされる。
従って、端末装置からのリクエストに対して錯視画像を用いて行われる認証処理に関して、認証精度の向上を図ることができる。
また、実施の形態の情報処理装置においては、端末装置に質問画面を表示させる処理を複数回実行するうち少なくとも1回は、錯視部分における物理量の値の大小関係を調整錯視画像とは逆転させた撹乱用画像を含んだ質問画面を表示させる処理を実行している。
これにより、例えばリクエストが行われるごとに質問画面を表示させる等、表示制御処理部F2が質問画面の表示制御処理を複数回行う場合において、少なくともうち1回はボットが正答可能な質問画面が表示される。
従って、認証処理を攻略するボットアルゴリズムの構築を困難とすることができ、認証精度をより向上させることができる。
さらに、実施の形態の情報処理装置においては、表示制御部は、撹乱用画像を含んだ質問画面がランダムな周期で表示されるように制御を行っている。
これにより、ボットが正答可能な質問画面が表示される周期がランダムとなる。
従って、認証処理を攻略するボットアルゴリズの構築をより困難とすることができ、認証精度のさらなる向上を図ることができる。
さらにまた、実施の形態の情報処理装置においては、表示制御部は、端末装置に質問画面を表示させる処理を複数回実行するうち少なくとも1回は、質問画面に含ませる調整錯視画像の種類を変更している。
これにより、リクエストに対して常に同一の質問画面が表示されてしまうことが防止される。
従って、認証精度のさらなる向上を図ることができる。
また、実施の形態の情報処理装置においては、表示制御部は、質問画面に含ませる調整錯視画像の種類をランダムに選択している。
これにより、何れの種類の調整錯視画像を含んだ質問画面が表示されるかの推測が困難となる。
従って、認証処理を攻略するボットアルゴリズの構築をより困難とすることができ、認証精度のさらなる向上を図ることができる。
<6.プログラム及び記憶媒体>

以上、本発明に係る情報処理装置の実施の形態としてのショッピングサーバ3aを説明してきたが、実施の形態のプログラムは、ショッピングサーバ3aの処理を情報処理装置(CPU等)に実行させるプログラムである。
実施の形態のプログラムは、端末装置が送信するリクエストの受け付けを行うリクエスト受付機能と、錯視画像で視覚の誤導を生じさせる錯視部分において、コンピュータの解析による前記錯視部分の物理量を誤導とは異なるように増減させた調整錯視画像を取得し、該取得した調整錯視画像を表示画像として含む質問画面を前記リクエストを送信した端末装置に表示させる表示制御機能と、前記質問画面に対する入力情報を受信する入力情報受信機能と、入力情報受信機能が受信した前記入力情報に基づき、前記質問画面に対する回答が正答であるか否かを判定する回答判定機能と、前記回答判定機能による判定結果に基づき前記リクエストに対する処理を行うリクエスト処理機能と、を情報処理装置に実現させる。
すなわち、このプログラムは、例えばショッピングサーバ3a等の情報処理装置に図12、図13等により説明した処理を実行させるプログラムに相当する。
このようなプログラムにより、上述したショッピングサーバ3aとしての情報処理装置を実現できる。
そして、このようなプログラムはコンピュータ装置等の機器に内蔵されている記憶媒体としてのHDDや、CPUを有するマイクロコンピュータ内のROM等に予め記憶しておくことができる。或いはまた、半導体メモリ、メモリカード、光ディスク、光磁気ディスク、磁気ディスクなどのリムーバブル記憶媒体に、一時的あるいは永続的に格納(記憶)しておくことができる。またこのようなリムーバブル記憶媒体は、いわゆるパッケージソフトウェアとして提供することができる。
また、このようなプログラムは、リムーバブル記憶媒体からパーソナルコンピュータ等にインストールする他、ダウンロードサイトから、LAN、インターネットなどのネットワークを介してダウンロードすることもできる。
<7.変形例>

本発明は上記により説明した具体例に限定されず、各種の変形例が考えられる。
例えば、上記では、調整錯視画像の例として、ミュラー・リヤー錯視やログヴィネンコ錯視の原理に基づく錯視画像を例示したが、本発明における調整錯視画像としては、例えばチェッカーシャドウ錯視やスネーク錯視、コフカのリング錯視、エビングハウス錯視、デルブーフ錯視等の他の錯視原理に基づく錯視画像とされてもよく、錯視原理の種類については特に限定はされない。
また、上記では、本発明をショッピングサイトとしてのECサイトで行われる認証処理に適用する場合を例示したが、本発明は、ショッピングサイトに係る認証処理のみでなく、電子商取引において行われている認証処理に広く好適に適用できるものである。
1 ネットワークシステム、2 ネットワーク、3 ショッピングサイト運営システム、3a ショッピングサーバ、3d 画像DB(データベース)、4 ユーザ端末、5 店舗端末、101 CPU、F1 リクエスト受付処理部、F2 表示制御処理部、F3 入力情報受信処理部、F4 回答判定処理部、F5 リクエスト処理部

Claims (8)

  1. 端末装置が送信するリクエストの受け付けを行うリクエスト受付部と、
    錯視画像で視覚の誤導を生じさせる錯視部分において、コンピュータの解析による前記錯視部分の物理量を誤導とは異なるように増減させた調整錯視画像を取得し、該取得した調整錯視画像を表示画像として含む質問画面を前記リクエストを送信した端末装置に表示させる表示制御部と、
    前記質問画面に対する入力情報を受信する入力情報受信部と、
    前記入力情報受信部が受信した前記入力情報に基づき、前記質問画面に対する回答が正答であるか否かを判定する回答判定部と、
    前記回答判定部による判定結果に基づき前記リクエストに対する処理を行うリクエスト処理部と、を備える
    情報処理装置。
  2. 前記表示制御部は、
    端末装置に質問画面を表示させる処理を複数回実行するうち少なくとも1回は、前記錯視部分における前記物理量の値の大小関係を前記調整錯視画像とは逆転させた撹乱用画像を含んだ質問画面を表示させる処理を実行する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記表示制御部は、
    前記撹乱用画像を含んだ質問画面がランダムな周期で表示されるように制御を行う
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記表示制御部は、
    端末装置に質問画面を表示させる処理を複数回実行するうち少なくとも1回は、質問画面に含ませる前記調整錯視画像の種類を変更する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記表示制御部は、
    前記質問画面に含ませる前記調整錯視画像の種類をランダムに選択する
    請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 端末装置が送信するリクエストの受け付けを行うリクエスト受付ステップと、
    錯視画像で視覚の誤導を生じさせる錯視部分において、コンピュータの解析による前記錯視部分の物理量を誤導とは異なるように増減させた調整錯視画像を取得し、該取得した調整錯視画像を表示画像として含む質問画面を前記リクエストを送信した端末装置に表示させる表示制御ステップと、
    前記質問画面に対する入力情報を受信する入力情報受信ステップと、
    前記入力情報受信ステップが受信した前記入力情報に基づき、前記質問画面に対する回答が正答であるか否かを判定する回答判定ステップと、
    前記回答判定ステップによる判定結果に基づき前記リクエストに対する処理を行うリクエスト処理ステップと、
    を情報処理装置が実行する
    情報処理方法。
  7. 端末装置が送信するリクエストの受け付けを行うリクエスト受付機能と、
    錯視画像で視覚の誤導を生じさせる錯視部分において、コンピュータの解析による前記錯視部分の物理量を誤導とは異なるように増減させた調整錯視画像を取得し、該取得した調整錯視画像を表示画像として含む質問画面を前記リクエストを送信した端末装置に表示させる表示制御機能と、
    前記質問画面に対する入力情報を受信する入力情報受信機能と、
    前記入力情報受信機能が受信した前記入力情報に基づき、前記質問画面に対する回答が正答であるか否かを判定する回答判定機能と、
    前記回答判定機能による判定結果に基づき前記リクエストに対する処理を行うリクエスト処理機能と、
    を情報処理装置に実現させる
    プログラム。
  8. 端末装置が送信するリクエストの受け付けを行うリクエスト受付機能と、
    錯視画像で視覚の誤導を生じさせる錯視部分において、コンピュータの解析による前記錯視部分の物理量を誤導とは異なるように増減させた調整錯視画像を取得し、該取得した調整錯視画像を表示画像として含む質問画面を前記リクエストを送信した端末装置に表示させる表示制御機能と、
    前記質問画面に対する入力情報を受信する入力情報受信機能と、
    前記入力情報受信機能が受信した前記入力情報に基づき、前記質問画面に対する回答が正答であるか否かを判定する回答判定機能と、
    前記回答判定機能による判定結果に基づき前記リクエストに対する処理を行うリクエスト処理機能と、
    を情報処理装置に実現させるプログラムを記憶した
    記憶媒体。
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