JP6539514B2 - 内接カムと円筒ピニオンを用いた動力伝達装置 - Google Patents

内接カムと円筒ピニオンを用いた動力伝達装置 Download PDF

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Description

本発明は、モーターの回転を高効率に伝達し、高精度に位置決めでき、且つ、長寿命化に適した動力伝達装置に関するものである。
動力伝達装置、特に減速機は、モーターなどの動力源から得た動力を、ギヤ(歯車)等を介して回転速度を減じて出力することで、減速比に比例したトルクを得ることができる装置である。動力伝達装置は、それによって動く装置と動力源との間に設置され、必要なトルク、回転速度を得ることができる。動力伝達装置は、例えば、ロボット、工場搬送ラインなどの産業機械、船舶のスクリュー、飛行機のプロペラに使用されている。
動力伝達装置として、特許文献1には、径方向の内側に向けられた複数の内歯が内周側に形成された内歯歯車と、内歯歯車の内周側に配置され、内歯と噛み合うための径方向の外側に向けられた複数の外歯が形成され、回転軸の回転に伴い揺動回転する外歯歯車とを備えた、減速装置が開示されている。
また、動力伝達装置として、特許文献2には、複数の外ピン或いは外ピンに被嵌された外ローラを有する内歯歯車と、内歯歯車の内周側に配置され、径方向の外側に向けられた複数の外歯を有し、入力軸に接続された外歯歯車と、を備え、外ピン或いは外ピンに被嵌された外ローラの円筒側面と外歯歯車の複数の外歯とが内接噛合することができる、減速機が開示されている。
特開2014−185744号公報 特開2009−47214号公報
一般的に、複数の内歯を有する内歯歯車と、内歯歯車の内周側に配置され、内歯と噛み合う複数の外歯を有する外歯歯車とを備える減速機は、動力源から得た動力を外歯歯車から内歯歯車に伝達して、回転速度を減じて出力する。そして、減速機の内歯歯車と外歯歯車との間の伝達容量を高効率にするためには、内歯歯車及び外歯歯車の歯の厚さを大きく、すなわち、モジュールを大きくする必要がある。歯の厚さ(s)とモジュール(m)との関係は、s=π/2×mで表され、モジュール(m)は、歯車の直径(d)と歯数(z)により、m=d/zで表される。一方、減速機の出力回転数に対する入力回転数を表す減速比は、内歯歯車の歯数と外歯歯車の歯数の比によって決まるが、内歯歯車及び外歯歯車の歯の厚さを大きくすることなくできるだけ減速比を小さくしようとするには内歯歯車の直径をできるだけ小さくする必要がある。
特許文献1による減速装置において、外歯歯車の直径と内歯歯車及び外歯歯車の歯の厚さを変えることなく、内歯歯車の直径を小さくすると減速比を小さくすることができるが、内歯歯車及び外歯歯車の歯の先端を細くする、或いは、内歯歯車及び外歯歯車の歯の高さを小さくする必要がある。しかし、歯の先端を細くすると歯の剛性が弱くなり、内歯歯車及び外歯歯車の歯の高さを小さくすると内歯歯車と外歯歯車との間の伝達容量が小さくなることから、内歯歯車の直径を小さくするには問題がある。例えば、ロボットアーム、ベルトコンベア等の産業機械で使用される減速機においては、減速比を3以下にするにはより問題が大きい。更に、内歯歯車及び外歯歯車の歯数を小さくすると、内歯歯車と外歯歯車の噛合せ時の摩擦が大きくなりやすく、更に、バックラッシが生じやすいという問題がある。
また、特許文献2による減速機は、内歯歯車において外ローラを有しているために、特許文献1の減速装置より内歯歯車と外歯歯車の噛合せ時の摩擦を小さくすることはできるが、特許文献1の減速装置と同じように、内歯歯車の内周側に、径方向の外側に向けられた複数の外歯を有する外歯歯車が配置されているために、特許文献2の減速機においても、特許文献1の減速装置と同じ問題が生じる。
従って、本発明の目的は、上記問題を解決して、動力伝達装置に入力された回転に対する高伝達容量を有し、高剛性を有し、バックラッシがなく、高精度に位置決めができ、低摩擦であって、且つ、最適な減速比を可能にする動力伝達装置を提供することである。
本発明によれば、上記目的は、回転可能なモーター軸を有するモーターと、モーター軸に接続された、第1の端面と第2の端面を有する回転可能な略円筒状のタレットと、タレットに配置された複数の円筒ピニオンと、略円環状の内接カムであって、内接カムの内面に円周方向に沿って等間隔に複数の内歯を有する内接カムと、内接カムに接続され、回転可能な出力軸とを備えた動力伝達装置であって、複数の円筒ピニオンが、タレットの第1の端面に円周方向に沿って等間隔に配置され、複数の円筒ピニオンのうちの少なくとも1つの円筒ピニオンの円筒側面が複数の内歯のうちの少なくとも1つの内歯のカム面に接触することによって、内接カムに接続された出力軸が回転するようになっている動力伝達装置によって達成される。
また、複数の円筒ピニオンのうちの2つの円筒ピニオンの円筒側面が複数の内歯のうちの何れかの内歯のカム面に接触することによって、内接カムに接続された出力軸が回転するようになっている動力伝達装置であることが好ましい。
2つの円筒ピニオンが、2つの円筒ピニオンの間に配置された1つの内歯を挟み込むように1つの内歯のカム面に接触する動力伝達装置であることが好ましい。
2つの円筒ピニオンの間には1つの円筒ピニオンが配置され、2つの円筒ピニオンのうちの一方の円筒ピニオンの円筒側面は1つの円筒ピニオンが配置される方向にある内歯のカム面に接触し、2つの円筒ピニオンのうちの他方の円筒ピニオンの円筒側面は1つの円筒ピニオンが配置される方向にある内歯のカム面に接触する動力伝達装置であることが好ましい。
1つの円筒ピニオンは、複数の内歯の何れにも接触しない動力伝達装置であることが好ましい。
複数の円筒ピニオンと複数の内歯との接触は、滑り接触である動力伝達装置であることが好ましい。
複数の円筒ピニオンと複数の内歯との接触は、転がり接触である動力伝達装置であることが好ましい。
複数の円筒ピニオンの各円筒ピニオンが、ローラーフォロア又はカムフォロアである動力伝達装置であることが好ましい。
複数の円筒ピニオンを、タレットの端面に円周方向に沿って等間隔に配置し、円筒ピニオンの円筒側面を内歯のカム面に接触させることによって、円筒ピニオン及び内歯のサイズを大きくすることができるため、円筒ピニオン及び内歯は高剛性を有することができ、且つ、高伝達容量を有することができるという効果を奏する。また、少なくとも2つの円筒ピニオンの円筒側面を複数の内歯のうちの何れかの内歯の側面に接触させることによって、更に高伝達容量を有することができるという効果を奏する。
そして、2つの円筒ピニオンをこれらの円筒ピニオンの間に配置された内歯を挟み込むように内歯のカム面に接触させることによって、バックラッシをなくして高精度に位置決めすることができるという効果を奏する。2つの円筒ピニオンの間に1つの円筒ピニオンが配置された場合でも、2つの円筒ピニオンのうちの一方の円筒ピニオンの円筒側面を1つの円筒ピニオンが配置される方向にある内歯のカム面に接触させ、他方の円筒ピニオンの円筒側面を1つの円筒ピニオンが配置される方向にある内歯のカム面に接触させることによって、バックラッシをなくして高精度に位置決めすることができるという効果を奏する。この場合、その1つの円筒ピニオンを複数の内歯の何れにも接触させないことによって、動力伝達装置の加工上の精度誤差を吸収し、また、円筒ピニオンと内歯とを滑らかに接触させて動作させることができるという効果を奏する。
更に、円筒ピニオンと内歯との接触を滑り接触にすることによって、一つの部品で円筒ピニオンを構成できるため、円筒ピニオンの剛性を高くでき、且つ、製造コストを削減できるという効果を奏する。
また、円筒ピニオンと内歯との接触を転がり接触にし、円筒ピニオンとしてローラーフォロア又はカムフォロアを採用することよって、円筒ピニオンと内歯との間の摩擦を小さくすることができ、円筒ピニオンから内歯に対して高効率に回転を伝達することができるという効果を奏する。
なお、本発明の他の目的、特徴及び利点は、添付図面に関する以下の本発明の実施例の記載から明らかになるであろう。
本発明の動力伝達装置の前方から見た斜視図である。 本発明の動力伝達装置の側面から見た断面図である。 本発明の動力伝達装置の前方から見たタレット及び内接カムのある回転時における状態を表す断面図である。 本発明の動力伝達装置の前方から見たタレット及び内接カムの別の回転時における状態を表す断面図である。
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
図1〜4を参照して、本発明の動力伝達装置の実施例を説明する。図1に、動力伝達装置101の概略図を示す。動力伝達装置101は、モーター102、ハウジング104、105、回転可能な出力軸106を備える。図2に、動力伝達装置101を側面から見た断面図を示す。動力伝達装置101は、回転可能なモーター軸103を備えるモーター102と、第1の端面108と第2の端面を有する略円筒状のタレット107であって、第2の端面側において連結要素119によってモーター軸103に接続された回転可能な略円筒状のタレット107と、タレット107に配置された複数の円筒ピニオン114と、略円環状であって、その略円環状の内面に円周方向に沿って等間隔に複数の内歯を有する内接カム109と、内接カム109に接続され、回転可能な出力軸106とを備える。また、動力伝達装置101は、軸受121、122、123を備え、軸受121はハウジング104と回転可能なタレット107との間に、軸受122及び123はハウジング105と出力軸106との間に、それぞれ配置される。動力伝達装置101は、更に、オイル、グリース等を保持、密封するための密封装置120、124を備える。密封装置としては、例えば、オイルシール、パッキン、メカニカルシール、等がある。
図3に、図2のIII−IIIに沿った断面において、動力伝達装置101を前面から見たある回転タイミングにおけるタレット及び内接カムの状態を表す断面図を示す。図3に示すように、タレット107の第1の端面108には、複数の円筒ピニオン114(115、116、117)が、略円筒状のタレット107の円周方向に沿って等間隔に配置される。そして、複数の円筒ピニオンのうちの少なくとも1つの円筒ピニオン(例えば、第2の円筒ピニオン116)の円筒側面118が複数の内歯のうちの少なくとも1つの内歯のカム面(例えば、第1の内歯110の第2のカム面113)に接触することによって、モーター軸103に接続されたタレット107の回転が内接カム109に伝達され、内接カム109に接続された出力軸106を回転させることができる。
複数の円筒ピニオン114(115、116、117)をタレット107の第1の端面108に配置させ、複数の円筒ピニオン114のそれぞれの円周側面118に各内歯110、111のカム面112、113を接触させるようにすることによって、特許文献1、2のような径方向の外側に向けられた複数の外歯が形成された外歯歯車を備える減速機よりも、動力伝達装置全体のサイズを大きくすることなく、円筒ピニオン及び内歯のサイズを大きくすることができる。従って、本発明の動力伝達装置の円筒ピニオン及び内歯は高剛性を有することができ、且つ、高伝達容量を有することができる。
図3においては、タレット107の第1の端面108に配置された円筒ピニオンの数は6、内接カム109の内歯の数は12であるから、図3のタレット107と内接カム109を使用することによって、動力伝達装置101は、出力軸106においてモーター102のモーター軸103の回転数に対して半分の回転数を出力することができる(減速比2)。なお、円筒ピニオンの数及び内接カム109の内歯の数は、図3に示された数に限られたものではなく、あらゆる数の組合せが可能であって、それによって所望の減速比を得ることができる。
また図3においては、複数の円筒ピニオンのうちの少なくとも2つの円筒ピニオン(例えば、第1の円筒ピニオン115及び第2の円筒ピニオン116)のそれぞれの円筒側面118が、複数の内歯のうちの少なくとも1つの内歯のカム面(例えば、第1の内歯110の第1のカム面112及び第2のカム面113)に接触する。
更に図3においては、2つの円筒ピニオン(第1の円筒ピニオン115及び第2の円筒ピニオン116)が、第1の円筒ピニオン115と第2の円筒ピニオン116との間に配置された第1の内歯110を挟み込んで、第1の円筒ピニオン115及び第2の円筒ピニオン116のそれぞれの円筒側面118が、第1の内歯110の第1のカム面112及び第2のカム面113に接触する。このように、2つの円筒ピニオンを、その間にある内歯を挟み込むように配置することによって、2つの円筒ピニオンをその内歯に接触させてバックラッシをなくしている。そして、バックラッシがないので、動力伝達装置101は、モーター軸103に対する出力軸106の正確な位置決めを行うことができる。
図4に、図2のIII−IIIに沿った断面において、動力伝達装置101を前面から見た図3との別の回転タイミングにおけるタレット及び内接カムの状態を表す断面図を示す。2つの円筒ピニオンの間(例えば、第1の円筒ピニオン115及び第3の円筒ピニオン117)には1つの円筒ピニオン(例えば、第2の円筒ピニオン116)が配置され、この2つの円筒ピニオンのうちの一方の円筒ピニオン(例えば、第1の円筒ピニオン115)の円筒側面118は、1つの円筒ピニオン(第2の円筒ピニオン116)が配置される方向にある第1の内歯110の第1のカム面112に接触し、この2つの円筒ピニオンのうちの他方の円筒ピニオン(第3の円筒ピニオン117)の円筒側面118は、1つの円筒ピニオン(第2の円筒ピニオン116)が配置される方向にある第2の内歯111の第2のカム面113に接触する。このように、2つの円筒ピニオンの間に他の円筒ピニオンが配置されている場合においても、2つの円筒ピニオンを、この2つの円筒ピニオンの間にある2つの内歯を挟み込むように配置することによって、2つの円筒ピニオンを2つの内歯に接触させてバックラッシをなくしている。そして、バックラッシがないので、動力伝達装置101は、モーター軸103に対する出力軸106の正確な位置決めを行うことができる。
図3、図4に示すように、動力伝達装置101のモーター軸103が回転しているときにおいて、モーター軸103に接続されたタレット107と内接カム109とが如何なる状態で噛み合っている場合であっても円筒ピニオンと内歯との間にバックラッシがないので、動力伝達装置101は、モーター軸103が如何なる状態においても、モーター軸103に対する出力軸106の正確な位置決めを行うことができる。
また図4においては、第1の円筒ピニオン115と第3の円筒ピニオン117との間に配置された1つの円筒ピニオン(第2の円筒ピニオン116)は、内接カム109の複数の内歯の何れにも接触していない。このように、図3から図4のようにタレット107が時計回りに回転して、第2の円筒ピニオン116に接触するカム面が、第1の内歯110の第2のカム面113から第2の内歯111の第1のカム面112に変わる間において、第2の円筒ピニオン116が一時的に内接カム109の複数の内歯の何れにも接触しない、すなわち、遊びを設けるようにすることによって、円筒ピニオン及び内歯の加工上の精度誤差を吸収することができるとともに、円筒ピニオンと内歯とを滑らかに接触させてタレット及び内接カムを回転させることができる。
なお、複数の円筒ピニオン114(115、116、117)をタレット107に固定して、複数の円筒ピニオン114と複数の内歯110、111との接触を、滑り接触にすることができる。複数の円筒ピニオンをタレットに固定することにより、動力伝達装置の製造工程を簡略化でき、動力伝達装置をより低廉に製造することができる。
また、複数の円筒ピニオン114(115、116、117)と複数の内歯110、111との接触を、転がり接触にすることもできる。転がり接触にすることによって、円筒ピニオンと内歯との間の摩擦は小さくなって、動力伝達装置101は、モーター軸103の回転に対して出力軸106を高効率に回転させることができるとともに、動力伝達装置101の長寿命化にも繋がる。図3、図4に示すように、モーター軸103に接続されたタレット107を時計回りに回転させることによって、タレット107の第1の端面108に配置された複数の円筒ピニオン115、116、117が内接カム109の内歯110、111に接触して、内接カム109を時計回りに回転させることができる。図3において、第2の円筒ピニオン116の円筒側面118と第1の内歯110の第2のカム面113の接触に際しては、第2の円筒ピニオン116も時計回りに回転することで、第2の円筒ピニオン116と第1の内歯110との間の摩擦は小さくなる。第1の円筒ピニオン115の円筒側面118と第1の内歯110の第1のカム面112の接触に際しては、第1の円筒ピニオン115も時計回りに回転することで、第1の円筒ピニオン115と第1の内歯110との間の摩擦は小さくなる。また、図4において、第3の円筒ピニオン117の円筒側面118と第2の内歯111の第2のカム面113の接触に際しては、第3の円筒ピニオン117も時計回りに回転することで、第3の円筒ピニオン117と第2の内歯111との間の摩擦は小さくなる。第1の円筒ピニオン115の円筒側面118と第1の内歯110の第1のカム面112の接触に際しては、第1の円筒ピニオン115も時計回りに回転することで、第1の円筒ピニオン115と第1の内歯110との間の摩擦は小さくなる。
転がり接触にするために、複数の円筒ピニオン114として、例えば、ローラーフォロア、カムフォロア、等を採用することができる。カムフォロアは、スタッド(軸)と外輪とを備え、ローラーフォロアは、内輪と外輪とを備えるが、スタッド又は内輪をタレット107に固定して、スタッド又は内輪の周りを外輪が回転できるように、カムフォロア又はローラーフォロアを円筒ピニオン115、116、117としてタレット107に配置する。このようにカムフォロア又はローラーフォロアをタレットに配置することにより、カムフォロア又はローラーフォロアの外輪が内接カムの内歯と接触して、カムフォロア又はローラーフォロアの外輪が回転し、カムフォロア又はローラーフォロアの外輪と内歯との間の摩擦を小さくすることができる。なお、カムフォロア又はローラーフォロアにおいて、スタッド又は内輪と外輪とは、滑り軸受にすることもできるし、スタッド又は内輪と外輪との間にニードルローラー等のころを採用して、外輪の回転に伴ってころを転動させる転がり軸受とすることもできる。
上記記載は特定の実施例についてなされたが、本発明はそれに限らず、本発明の原理と添付の特許請求の範囲の範囲内で種々の変更及び修正をすることができることは当業者に明らかである。
101 動力伝達装置
102 モーター
103 モーター軸
104 ハウジング
105 ハウジング
106 出力軸
107 タレット
108 タレットの第1の端面
109 内接カム
110 第1の内歯
111 第2の内歯
112 第1のカム面
113 第2のカム面
114 円筒ピニオン
115 第1の円筒ピニオン
116 第2の円筒ピニオン
117 第3の円筒ピニオン
118 円筒ピニオンの円筒側面
119 連結要素
120 密封装置
121 軸受
122 軸受
123 軸受
124 密封装置

Claims (7)

  1. 回転可能なモーター軸を有するモーターと、
    前記モーター軸に接続された、第1の端面及び第2の端面を有する回転可能な略円筒状のタレットと、
    前記タレットに配置された複数の円筒ピニオンと、
    略円環状の内接カムであって、前記内接カムの内面に円周方向に沿って等間隔に複数の内歯を有する内接カムと、
    前記内接カムに接続された、回転可能な出力軸と
    を備えた動力伝達装置であって、
    前記複数の円筒ピニオンが、前記タレットの前記第1の端面に円周方向に沿って等間隔に配置され、前記複数の円筒ピニオンのうちのつの円筒ピニオンの円筒側面が前記複数の内歯のうちの何れかの内歯のカム面に接触することによって、前記内接カムに接続された前記出力軸が回転するようになっており、
    ある回転タイミングにおいては、前記2つの円筒ピニオンの間には1つの円筒ピニオンが配置され、前記2つの円筒ピニオンのうちの一方の円筒ピニオンの円筒側面は前記1つの円筒ピニオンが配置される方向にある内歯のカム面に接触し、前記2つの円筒ピニオンのうちの他方の円筒ピニオンの円筒側面は前記1つの円筒ピニオンが配置される方向にある内歯のカム面に接触し、前記1つの円筒ピニオンは、前記複数の内歯の何れのカム面にも接触しない
    ことを特徴とする動力伝達装置。
  2. 前記ある回転タイミングとは異なる別の回転タイミングにおいては、前記2つの円筒ピニオンが、前記2つの円筒ピニオンの間に配置された1つの内歯を挟み込むように前記1つの内歯のカム面に接触することを特徴とする請求項に記載の動力伝達装置。
  3. 前記2つの円筒ピニオンの各々が前記内接カムの内歯のカム面に接触することによって、バックラッシがないことを特徴とする請求項1又は2に記載の動力伝達装置。
  4. 前記複数の円筒ピニオンと前記複数の内歯との接触は、滑り接触であることを特徴とする請求項1からの何れか一項に記載の動力伝達装置。
  5. 前記複数の円筒ピニオンと前記複数の内歯との接触は、転がり接触であることを特徴とする請求項1からの何れか一項に記載の動力伝達装置。
  6. 前記内接カム及び前記2つの円筒ピニオンは、同じ方向に回転していることを特徴とする請求項5に記載の動力伝達装置。
  7. 前記複数の円筒ピニオンの各円筒ピニオンが、ローラーフォロア又はカムフォロアであることを特徴とする請求項5又は6に記載の動力伝達装置。
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