JP6538141B2 - ダブルウイッシュボーン式サスペンション装置 - Google Patents

ダブルウイッシュボーン式サスペンション装置 Download PDF

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Description

この発明は、車両の進行方向と平行な回転軸を備えるアッパーアームとロアアームで車軸を支えたうえで、コイルスプリングとショックアブソーバーで車体フレームに連結されるダブルウイッシュボーン式サスペンション装置に関する。
例えば、特許文献1には、車輪を回転自在に支持するナックルと、車軸が貫通するナックル本体部の下部を車体に上下動自在に支持するロアアームと、前記ナックル本体部から上方に延びたアーム部を車体に上下動自在に支持するアッパーアームとを備えた、いわゆるハイマウント型のダブルウイッシュボーン式サスペンション装置が開示されている(特許文献1の図1)。
特許文献2には、この発明に係るダブルウイッシュボーン式サスペンション装置を製造する際に利用可能な接着剤の例を開示している(特許文献2の[0064]等)。
特開2010−126139号公報 国際公開第2016/084960号
特許文献1に開示されているような、ハイマウント式のダブルウイッシュボーン式サスペンション装置では、曲げモーメントがかかる前記アーム部が、鶴頸状の湾曲部で構成されているので、さらなる剛性を確保するためには、太くする必要がある。
しかしながら、太くすると重量が増加し、且つレイアウト性が悪化するので、好ましくない。
この発明は、このような課題を考慮してなされたものであって、レイアウト性を確保しながら、重量を抑制し、且つ剛性を向上させることを可能とするダブルウイッシュボーン式サスペンション装置を提供することを目的とする。
この発明に係るダブルウイッシュボーン式サスペンション装置は、アッパーアームとロアアームを連結するアルミニウム製のナックルのアーム部が、炭素繊維強化プラスチック(CFRP:Carbon Fiber Reinforced Plastics)からなる補強部材で補強された構造である。
このように、アッパーアームとロアアームを連結するナックルの、上下方向の曲げモーメントがかかるアーム部を炭素繊維強化プラスチックからなる補強部材で補強する構造としたので、車輪配置等に係わるレイアウト性を確保しながら、重量が抑制でき、且つ剛性を向上させることができる。
この場合、前記補強部材は、前記アーム部に接着剤により接着されている。
熱膨張歪の緩和対策を行った接着剤(例えば、上記特許文献2の接着剤)を用いることで、アルミニウム製ナックルのアルミニウム材と炭素繊維強化プラスチック材の境界面に発生する熱膨張歪を吸収することができる。結果として、強度、耐久性においてより信頼性の高い仕様を実現できる他、炭素繊維強化プラスチックからなる補強部材の剥がれや破損を防止することができる。
しかも、一般に、アルミニウム材と炭素繊維強化プラスチック材は電位差がある(イオン化傾向が異なる)ため直接接触させると水分と酸素を介して電食してしまう可能性があるが、絶縁性の高い接着剤を介在させることで電食を防止することができる。
なお、前記補強部材は、前記アーム部の、少なくとも車幅方向内側を覆うように前記アーム部の形状に倣って湾曲したU字溝状に形成されていることが好ましい。
このように、U字溝状の補強部材でアーム部を覆うことでアーム部の剛性を向上させることができるが、覆う際に、少なくとも車幅方向内側を覆うように接着固定することで、車輪が小石等を巻き上げて炭素繊維強化プラスチックからなる補強部材にクラックが生じる可能性を低下させることができる。なお、車輪により巻き上げられた小石等は、アーム部の車幅方向外側に当たる可能性が高い。
また、前記補強部材は、前記アーム部の、少なくとも車両後方側を覆うように前記アーム部の形状に倣って湾曲したU字溝状に形成されていることが好ましい。
このように、U字溝状の補強部材でアーム部を覆うことでアーム部の剛性を向上させることができるが、覆う際に、少なくとも車両後方側を覆うように接着固定することで、車輪が小石等を巻き上げて炭素繊維強化プラスチックからなる補強部材にクラックが生じる可能性を低下させることができる。なお、車輪により巻き上げられた小石等は、アーム部の車両前方側に当たる可能性が高い。
さらに、前記アーム部と補強部材との間に介在される接着剤層の厚みは、前記アーム部の車幅方向の接着剤層の厚みが、車両前後方向の接着剤層の厚みよりも厚くされていることが好ましい。
すなわち、ダブルウイッシュボーン式サスペンション装置のナックルのアーム部にかかる車両上下方向の曲げモーメント(応力)は、車両前後方向の曲げモーメント(応力)に比較して大きい。そのため、アーム部の車両走行に応じて振動する車幅方向の撓み量(振動振幅)が車両前後方向に比較して大きくなる。
よって、前記アーム部と補強部材との間に介在される接着剤層の厚みを、前記アーム部の車幅方向の接着剤層の厚みが、車両前後方向の接着剤層の厚みよりも厚くすることで、補強部材の剥がれ難さを車幅方向、車両前後方向で同等にすることができ、安定した接着状態を維持することができる。
この発明によれば、アッパーアームとロアアームを連結するナックルの、上下方向の曲げモーメントがかかるアーム部を炭素繊維強化プラスチックからなる補強部材で補強する構造としたので、車輪配置等に係わるレイアウト性を確保しながら、重量が抑制でき、且つ剛性を向上させることができる。
この発明の実施形態に係るダブルウイッシュボーン式サスペンション装置の一部切欠斜視図である。 図2Aは、補強部材をアーム部に接着固定前の(補強前の)ナックルの一部切欠斜視図である。図2Bは、補強前のナックルと、接着剤層と、該接着剤層が施される補強部材と、を示す模式的分解斜視図である。 図3Aは、補強前のナックルに対し、接着剤層を施した補強部材を対向させた状態を示す模式的分解斜視図である。図3Bは、接着剤層を施した補強部材を、ナックルに仮固定した状態を示す斜視図である。 ダブルウイッシュボーン式サスペンション装置の共振周波数等を上げる手法を示す表図である。 実施形態の変形例のダブルウイッシュボーン式サスペンション装置の一部省略斜視図である。 他の実施形態のダブルウイッシュボーン式サスペンション装置の一部省略斜視図である。 他の実施形態の変形例のダブルウイッシュボーン式サスペンション装置の一部省略斜視図である。
以下、この発明に係るダブルウイッシュボーン式サスペンション装置について好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。
[全体構成]
図1は、この発明の実施形態に係るダブルウイッシュボーン式サスペンション装置10の一部切欠斜視図である。
例えば、転舵輪である前輪(車輪)Wを懸架するダブルウイッシュボーン式サスペンション装置(以降、単に、サスペンション装置ともいう。)10は、基本的には、ナックル12と、ロアアーム14と、アッパーアーム16と、油圧ダンパ18と、サスペンションスプリング20とから構成される。
ナックル12は、ナックル本体部22と、ナックル本体部22から上方に鶴頸状に延びて車輪Wの上方に達するアーム部24と、ナックル本体部22の下端に設けられる支持ブラケット30とを備える。
アーム部24には、車幅方向外側からCFRP(Carbon Fiber Reinforced Plastics:炭素繊維強化プラスチック)製の外側補強部材(単に、補強部材ともいう。)40が接着剤層50を介して接着固定されると共に、車幅方向内側からCFRP製の内側補強部材(単に、補強部材ともいう。)42が接着剤層52を介して接着固定される。
なお、接着剤層50、52に利用した接着剤は、上記特許文献2に記載されている、エポキシ樹脂とアクリル粒子と硬化剤とを少なくとも含み、前記アクリル粒子が、ブタジエン系ゴムとポリメタクリエート又はポリアクリレートとを有するコアシェル構造体である粘着剤組成物からなる、熱膨張歪の緩和対策がなされた接着剤である。
外側補強部材40は、アーム部24の車幅方向外側の形状に倣う形状とされ、底面側が車両上下方向で凸状に湾曲したU字溝状(水平方向の断面がU字状)の構造とされている。
内側補強部材42は、アーム部24の車幅方向内側の形状に倣う形状とされ、底面側が車両上下方向で凹状に湾曲したU字溝状(水平方向の断面がU字状)の構造とされている。
アーム部24の上端部には、アーム支持部34が設けられる。アーム支持部34は、ボールジョイント36を介してアッパーアーム16の先端を軸支する。
ナックル本体部22の中央には、ボールベアリング(不図示)が嵌合するボールベアリング支持孔26が形成され、ナックル本体部22は、車輪Wの車軸(不図示)を、前記ボールベアリング(不図示)を介して回転自在に支持する。
サスペンションスプリング20が係着されている油圧ダンパ18は、二股部を介してロアアーム14に連結されている。
ロアアーム14の車幅方向外側の端部には、軸部46を有するボールジョイント44を備えるナックル締結部48が、ネジ部材49により締結されている。
ボールジョイント44は、軸部46を介してナックル12の支持ブラケット30に固定される。
これにより、ナックル12は、ボールジョイント44によって、ロアアーム14に対して変位自在に軸支される。
[ナックル12のアーム部24の補強構造の製造手法]
図2Aは、外側補強部材40及び内側補強部材42をアーム部24に接着固定前の(補強前の)ナックル112単体の一部切欠斜視図である。補強前のナックル112は、例えば、アルミニウム材を用いて鋳造あるいは鍛造等により製造される。
図2Bは、補強前のナックル112と、外側補強部材40と、内側補強部材42と、補強部材40、42に塗布等により設けられる接着剤層50、52とを、層構造の理解の便宜のために、補強部材40、42から離間して模式的に描いた分解斜視図である。
外側補強部材40に塗布等により設けられる(施される)接着剤層50は、外側補強部材40の底壁40bに当接する底壁接着剤層50bと該底壁接着剤層50bと一辺を共有し外側補強部材40の内側側壁40s(両側)に当接する側壁接着剤層50s(両側)からなる。
また、内側補強部材42に塗布等により設けられる(施される)接着剤層52は、内側補強部材42の底壁42bに当接する底壁接着剤層52bと該底壁接着剤層52bと一辺を共有し内側補強部材42の内側側壁42s(両側)に当接する側壁接着剤層52s(両側)からなる。
この場合、図1に示すように、アーム部24は車両走行中の車輪Wの上下動による車幅方向の撓み量が車両前後方向の撓み量に比較して大きいので、図2Bに示す補強部材40、42の底壁40b、42b側が、内側側壁40s、42s側に比較して接着が剥がれ易い。そこで、剥がれ難さを同等とするため、接着剤層50中、底壁接着剤層50b、52bの厚みを側壁接着剤層50s、52sの厚みより厚くすることが好ましい。
接着剤層50の厚みは、例えば接着剤層50の膜厚を均一にするために混合されているガラスビーズの径を異なる値のものとすることで変更することができる。すなわち、底壁接着剤層50b、52bに混合されるガラスビーズの径を、側壁接着剤層50s、52sに混合されるガラスビーズの径よりも大径とすればよい。
図3Aは、補強前のナックル112に接着剤層50、52を施した補強部材40、42を対向させた状態を示している。
図3Bは、接着剤層50、52を施した補強部材40、42を補強前のナックル112のアーム部24に装着し仮固定した状態のナックル12を示している。
仮固定した状態で仮固定部分を加圧加熱し接着剤層50、52を硬化させることで、アーム部24に補強部材40、42が接着固定されたナックル12が製造される。
アーム部24に補強部材40、42が接着固定されて貼られたナックル12が、図1に示すように、アッパーアーム16とロアアーム14とに係着されることで、ダブルウイッシュボーン式サスペンション装置10が製造される。
[まとめ及び変形例]
この実施形態に係るダブルウイッシュボーン式サスペンション装置10は、図1に示すように、アッパーアーム16とロアアーム14を連結するアルミニウム製のナックル12のアーム部24が、CFRPからなる外側及び内側補強部材40、42で補強された構造になっている。
このように、図示しない車体フレームと車輪Wとの間でアッパーアーム16及びロアアーム14を介して車両上下方向の曲げモーメントがかかるアーム部24をCFRPからなる外側及び内側補強部材40、42で補強する構造としたので、ナックル12のアーム部24を太くすることなく剛性を確保乃至向上できる。ナックル12のアーム部24が太くなることがないので、車輪Wの配置等に係わるレイアウト性を損なうことがない。
なお、図4に示す剛性とサスペンション共振周波数との関係を表す表図100から分かるように、アーム部24の剛性(アーム剛性)を上下させると、ナックル12の剛性(ナックル剛性)が上下し、サスペンション共振周波数が上下する。つまり、アーム部24の剛性を上げるために従来は、アーム部24の軸径を大きくし断面を大きくする必要があったが、レイアウト性が悪くなり、重量も増加していた。これに対し、この実施形態によれば、アーム部24の軸径を大きくすることなくナックル剛性を上げることができる。
さらに、補強部材40、42は、アーム部24に接着剤層50、52により接着している。
このように、熱膨張歪の緩和対策を行った接着剤を用いることで、アルミニウム製のナックル12のアルミニウム材とCFRP材の境界面に発生する熱膨張歪を吸収することができる。結果として、強度、耐久性において、より信頼性の高い仕様を実現できる他、CFRPからなる外側及び内側補強部材40、42の剥がれや破損を防止することができる。
しかも、一般に、アルミニウム材とCFRP材は電位差がある(イオン化傾向が異なる)ため直接接触させると水分と酸素を介して電食してしまう可能性があるが、絶縁性の高い接着剤を介在させることで電食を防止することができる。
[変形例1]
図5は、ナックル12Aを備えた変形例1のダブルウイッシュボーン式サスペンション装置(単に、サスペンション装置ともいう。)10Aの構成を示している。
なお、サスペンション装置10Aでは、理解の便宜のために、ナックル12A以外の構成要素の図示を省略している。
このサスペンション装置10Aは、補強部材として、アーム部24Aに車幅方向内側の補強部材42のみを接着剤層52を介して接着固定したナックル12Aを備える。
このように、補強部材42を少なくとも車幅方向内側を覆うように接着固定することで、車輪Wが小石等を巻き上げてCFRPからなる補強部材42にクラックが生じる可能性を低下させることができる。なお、車輪Wにより巻き上げられた小石等は、アーム部24Aの車幅方向外側に当たる可能性が高いが、この変形例1のサスペンション装置10Aでは、その部分には、補強部材が設けられていない。
[変形例2]
図6は、ナックル12Bを備えた変形例2(他の実施形態)のダブルウイッシュボーン式サスペンション装置(単に、サスペンション装置ともいう。)10Bの構成を示している。
なお、サスペンション装置10Bでも、理解の便宜のために、ナックル12B以外の構成要素の図示を省略している。
このサスペンション装置10Bは、補強部材として、アーム部24Bに車両後方側の補強部材140と車両前方側の補強部材142をそれぞれ接着剤層150、152により接着した前記アーム部24Bを有するナックル12Bを備える。
この場合にも、図1に示したサスペンション装置10と同様に、ナックル12Bのアーム部24Bの外周面の略全体を補強部材140、142により補強する構造になっているので、レイアウト性を確保しながら、剛性を向上させることができる。
[変形例3]
図7は、ナックル12Cを備えた変形例3(他の実施形態の変形例)のダブルウイッシュボーン式サスペンション装置(単に、サスペンション装置ともいう。)10Cの構成を示している。
なお、サスペンション装置10Cでも、理解の便宜のために、ナックル12C以外の構成要素の図示を省略している。
このサスペンション装置10Cは、補強部材として、アーム部24Cに車両後方側の補強部材140のみを接着剤層150を介して接着固定したナックル12Cを備える。
このように、補強部材140を少なくとも車両後方側を覆うように接着固定することで、車輪Wが小石等を巻き上げてCFRPからなる補強部材140にクラックが生じる可能性を低下させることができる。なお、車輪Wにより巻き上げられた小石等は、アーム部24Cの車両前方側に当たる可能性が高いが、この変形例3のサスペンション装置10Cでは、その部分には、補強部材が設けられていない。
[変形例4]
上述したように、サスペンション装置10、10A、10B、10Cを構成するナックル12、12A、12B、12Cのアーム部24、24A、24B、24Cには、サスペンション装置10、10A、10B、10Cが車輪Wを懸架しているので、車両上下方向の曲げモーメント(応力)が車両前後方向の曲げモーメント(応力)に比較して大きい。そのため、アーム部24、24A、24B、24Cの車両走行に応じて振動する車幅方向の撓み量(振動振幅)が車両前後方向に比較して大きくなる。
よって、例えば、アーム部24、24Aに対し、車幅方向内外側から覆うように接着される補強部材40、42の底壁40b、42b側が内側側壁40s、42s側に比較して接着が剥がれ易い。剥がれ難さを同等とするため、接着剤層50、52中、底壁接着剤層50b、52bの厚みを側壁接着剤層50s、52sの厚みより厚くする。
同様に、図6、図7に示したサスペンション装置10B、10Cでは、アーム部24B、24Cに対し、車両前後方向から覆うように接着される補強部材140、142の内側側壁150s、152s側が底壁150b、152b側に比較して接着が剥がれ易い。剥がれ難さを同等とするため、U字構状の接着剤層{150b、150s(両側)}、{(152b、152s(両側)}中、側壁接着剤層150s、152sの厚みを底壁接着剤層150b、152bの厚みより厚くすることが好ましい。
なお、この発明は、上述の実施形態に限らず、この明細書の記載内容に基づき、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
10、10A、10B、10C…ダブルウイッシュボーン式サスペンション装置
12、12A、12B、12C…ナックル
14…ロアアーム 16…アッパーアーム
24、24A、24B、24C…アーム部
40、42…補強部材 50、52…接着剤層

Claims (5)

  1. ダブルウイッシュボーン式サスペンション装置であって、
    アッパーアームとロアアームを連結するアルミニウム製のナックルのアーム部が、炭素繊維強化プラスチックからなる補強部材で補強された構造
    であることを特徴とするダブルウイッシュボーン式サスペンション装置。
  2. 請求項1に記載のダブルウイッシュボーン式サスペンション装置において、
    前記補強部材は、前記アーム部に接着剤により接着されている
    ことを特徴とするダブルウイッシュボーン式サスペンション装置。
  3. 請求項2に記載のダブルウイッシュボーン式サスペンション装置において、
    前記補強部材は、前記アーム部の、少なくとも車幅方向内側を覆うように前記アーム部の形状に倣って湾曲したU字溝状に形成されている
    ことを特徴とするダブルウイッシュボーン式サスペンション装置。
  4. 請求項2に記載のダブルウイッシュボーン式サスペンション装置において、
    前記補強部材は、前記アーム部の、少なくとも車両後方側を覆うように前記アーム部の形状に倣って湾曲したU字溝状に形成されている
    ことを特徴とするダブルウイッシュボーン式サスペンション装置。
  5. 請求項3又は4に記載のダブルウイッシュボーン式サスペンション装置において、
    前記アーム部と補強部材との間に介在される接着剤層の厚みは、前記アーム部の車幅方向の接着剤層の厚みが、車両前後方向の接着剤層の厚みよりも厚くされている
    ことを特徴とするダブルウイッシュボーン式サスペンション装置。
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