JP6537249B2 - 複数の表面を有する物体を洗浄するためのエンドエフェクタ - Google Patents

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Description

本開示は概して洗浄システムに関し、具体的には洗浄システムのロボットアームに関する。さらに具体的には、本開示は、物体の表面をエンドエフェクタで洗浄する方法及び装置に関する。
物体の製造中、物体を構成する種々の構成要素が洗浄を必要とする。一例では、航空機の翼のアセンブリ中に、翼を形成する様々な翼パネルの洗浄が必要となる。この洗浄は典型的には手動で実施される。しかしながら、翼パネルの手動洗浄には時間がかかり所望よりも労力を要してしまう。このタイプの手動洗浄に所望よりも費用がかかる場合もある。例えば、人間の作業員が手持ちの洗浄ツールで翼パネルを手動で洗浄し得る。手持ちのツールは、例えば、限定しないが、スポンジ、ブラシ、一片の布、又は他のタイプのツールの形態を取り得る。航空機の翼を形成するために使用される全ての翼パネルを、この手持ちツールを使用して洗浄するのに必要な時間と労力は、所望の範囲を超え得る。
さらに、異なるタイプの物体を洗浄するために異なるタイプの洗浄液が使用され得る。例えば、洗浄液は物体の表面上にスプレーされ得る。次いで手持ちの洗浄ツールが、洗浄液を物体の表面に塗布するのに使用され得る。本明細書で使用される、洗浄液などの液体をスプレーすることは、液体を滴の集合体として分散させることを意味する。実装に応じて、滴は液滴又はガス滴(gas drops)の形態をとり得る。
幾つかの場合では、物体上に洗浄液を塗布するのに、スプレーが好ましい方法である。しかしながら他の場合では、洗浄液のスプレーが望ましくない効果を有することもある。例えば、あるタイプの洗浄液の場合、洗浄液のスプレーは環境に望ましくない粒子を放出するかも知れない。さらに、あるタイプの洗浄液の場合、スプレーによって環境に放出された粒子が健康上及び安全上の懸念をもたらすかも知れない。したがって、少なくとも上述の問題点のいくつかと、起こり得る他の問題点を考慮する方法及び装置を有することが望ましい。
例示的な一実施形態で、装置は、プラットフォーム、プラットフォームに関連付けられるロボットインターフェース、プラットフォームに関連付けられる洗浄素子の第1の組、プラットフォームに関連付けられる洗浄素子の第2の組、及び、プラットフォームに関連付けられる真空システムを含み得る。ロボットインターフェースは、ロボットデバイスに取り付けられるように構成され得る。ロボットデバイスは、プラットフォームを、航空機構造に対する経路に沿って移動させるように構成され得る。洗浄素子の第1の組は、プラットフォームが経路に沿って移動しているときに、航空機構造の第1の表面を液体を使用して洗浄するように構成され得る。洗浄素子の第2の組は、プラットフォームが経路に沿って移動しているときに、航空機構造の第2の表面を液体を使用して洗浄するように構成され得る。第2の表面は、第1の表面に対して角度付けされていてもよい。真空システムは、第1の表面と第2の表面とを乾燥させるように構成され得る。真空システムは、プラットフォームが経路に沿って移動しているときに、第1の表面及び第2の表面から望ましくない材料を取り除き得る。
別の例示的な実施形態で、エンドエフェクタは、プラットフォーム、プラットフォームに関連付けられるロボットインターフェース、プラットフォームに関連付けられるアプリケータ、複数の洗浄素子、モータシステム、及び、真空システムを含み得る。ロボットインターフェースは、プラットフォームをロボットデバイスに取り付けるように構成され得る。ロボットデバイスは、プラットフォームを、物体に対する経路に沿って移動させるように構成され得る。アプリケータは、プラットフォームが経路に沿って移動しているときに、物体の複数の表面上に液体を塗布するように構成され得る。複数の洗浄素子は、ブラシの第1の組、ブラシの第2の組、及びブラシの第3の組を含み得る。ブラシの第1の組は、複数の表面のうち第1の表面を洗浄するように構成され得る。ブラシの第2の組は、複数の表面のうち第2の表面を洗浄するように構成され得る。ブラシの第3の組は、複数の表面のうち第3の表面を洗浄するように構成され得る。モータシステムは、プラットフォームが経路に沿って移動しているときに、複数の洗浄素子のうち1つの洗浄素子を、複数の表面のうちの1つの表面に沿って前方及び後方に、複数回移動させるように構成され得る。真空システムは、複数の表面を乾燥させるように構成され得る。真空システムはさらに、プラットフォームが物体に対する経路に沿って移動しているときに、複数の表面から望ましくない材料を取り除くように構成され得る。
さらに別の例示的な実施形態では、航空機構造を洗浄する方法が提供される。プラットフォームは、ロボットデバイスを使用して、航空機構造に対する経路に沿って移動される。航空機構造の第1の表面は、プラットフォームが経路に沿って移動しているときに、液体と洗浄素子の第1の組とを使用して洗浄され得る。航空機構造の第2の表面は、プラットフォームが経路に沿って移動しているときに、液体と洗浄素子の第2の組とを使用して洗浄され得る。第2の表面は、第1の表面に対して角度付けされていてもよい。プラットフォームが経路に沿って移動しているときに、望ましくない材料は、プラットフォームに関連付けられる真空システムを使用して第1の表面及び第2の表面から取り除かれ得る。
さらに別の例示的な実施形態では、物体の複数の表面を洗浄する方法が提供される。プラットフォームは、ロボットデバイスを使用して、物体に対する経路に沿って移動される。プラットフォームに関連付けられるアプリケータを使用して、物体の表面上に液体が塗布され得る。複数の表面から望ましくない材料を除去するために、液体を、プラットフォームに関連付けられる複数の洗浄素子を使用して複数の表面に入れ込む。複数の表面を乾燥させるため及び複数の表面から望ましくない材料を取り除くために、複数の可撓性部材が、複数の表面に沿って移動され得る。望ましくない材料を真空システムの真空ダクト内へと移動させる、空気の流れが発生し得る。
要約すると、本発明の一態様によれば、プラットフォーム、プラットフォームに関連付けられ、ロボットデバイスに取り付けられるように構成される、ロボットインターフェースであって、ロボットデバイスはプラットフォームを航空機構造に対する経路に沿って移動させるように構成される、ロボットインターフェース、プラットフォームに関連付けられ、プラットフォームが経路に沿って移動しているときに航空機構造の第1の表面を液体を使用して洗浄するように構成される、洗浄素子の第1の組、プラットフォームに関連付けられ、第2の表面が第1表面に対して角度付けされる経路に沿ってプラットフォームが移動しているときに航空機構造の第2の表面を液体を使用して洗浄するように構成される、洗浄素子の第2の組、及び、プラットフォームに関連付けられ、第1の表面と第2の表面とを乾燥させるように構成され、プラットフォームが経路に沿って移動しているときに第1の表面と第2の表面から望ましくない材料を取り除くように構成される、真空システム、を含む装置が提供される。
有利には、装置において、洗浄素子の第1の組はブラシの第1の組であり、洗浄素子の第2の組はブラシの第2の組である。
有利には、装置において、第2の表面は第1の表面に対して実質的に垂直である。
有利には、装置は、航空機構造の第3の表面を洗浄するように構成される洗浄素子の第3の組をさらに含み、第3の表面は第2の表面に対して角度付けされている。
有利には、装置において、航空機構造の第3の表面は第2の表面に対して実質的に垂直であり第1の表面からオフセットされている。
有利には、装置において、航空機構造は翼であり、第1の表面は翼用の翼パネルの表面であり、第2の表面は翼に取り付けられるストリンガーの表面であり、第3の表面はストリンガーから伸びるフランジの表面である。
有利には、装置において、真空システムは、第1の表面及び第2の表面を乾燥させ、プラットフォームが経路に沿って移動しているときに第1の表面及び第2の表面から望ましくない材料を取り除く、複数の可撓性部材、複数の可撓性部材が第1の表面及び第2の表面との十分な接触を維持することを助ける真空圧を発生させるように構成される、真空発生システム、並びに、望ましくない材料を受けるように構成される真空ダクトを含む。
有利には、装置は、プラットフォームに関連付けられて、洗浄素子の第1の組及び洗浄素子の第2の組によってそれぞれ第1の表面及び第2の表面を洗浄する前に、プラットフォームが経路に沿って移動しているときに、第1の表面及び第2の表面上に液体を塗布するように構成される、アプリケータをさらに含む。
有利には、装置において、アプリケータは、毛細管現象を使用して、第1の表面及び第2の表面上に液体を塗布するように構成される。
有利には、装置は、プラットフォームが経路に沿って移動しているときに、洗浄素子の第1の組及び洗浄素子の第2の組のうち少なくとも1つの洗浄素子を、表面に沿って前方及び後方に複数回移動させるように構成されるモータシステムをさらに含む。
有利には、装置において、モータシステムは幾つかの空圧モータを含む。
有利には、装置において、洗浄素子の第1の組は第1の複数のブリッスルであり、洗浄素子の第2の組は第2の複数のブリッスルである。
有利には、装置は、第1の複数のブリッスル及び第2の複数のブリッスルのうち少なくとも1つの方へ液体をスプレーするように構成される、幾つかのスプレーデバイスをさらに含む。
有利には、装置は、第1の複数のチャネルを有し且つ第1の複数のブリッスルが伸びる起点となる第1の基部、及び、第2の複数のチャネルを有し且つ第2の複数のブリッスルが伸びる起点となる第2の基部をさらに含む。
有利には、装置において、真空システムは、主要真空ダクト、及び、望ましくない材料を第1の複数のチャネルと第2の複数のチャネルとを通って主要真空ダクトへと移動させる空気の流れを生み出すように構成される、真空発生システムを含む。
有利には、装置は、第1の基部及び第2の基部が関連付けられる真空カバー、真空カバーに関連付けられる第1の真空チャンバであって、望ましくない材料が第1の複数のチャネルを通り真空カバーにおける第1の開口を通って第1の真空チャンバへ及び主要真空ダクトと取り除かれる、第1の真空チャンバ、並びに、真空カバーに関連付けられる第2の真空チャンバであって、望ましくない材料が第2の複数のチャネルを通り真空カバーにおける第2の開口を通って第2の真空チャンバへ及び主要真空ダクトと取り除かれる、第2の真空チャンバをさらに含む。
有利には、装置において、液体はメチルプロピルケトンである。
本発明の別の態様によれば、プラットフォーム、プラットフォームに関連付けられ、プラットフォームをロボットデバイスに取り付けるように構成される、ロボットインターフェースであって、ロボットデバイスはプラットフォームを物体に対する経路に沿って移動させるように構成される、ロボットインターフェース、プラットフォームに関連付けられ、プラットフォームが経路に沿って移動しているときに物体の表面上に液体を塗布するように構成される、アプリケータ、複数の表面のうち第1の表面を洗浄するように構成されるブラシの第1の組を含む複数の洗浄素子、複数の表面のうち第2の表面を洗浄するように構成されるブラシの第2の組を含む複数の洗浄素子、及び、複数の表面のうち第3の表面を洗浄するように構成されるブラシの第3の組を含む複数の洗浄素子、プラットフォームが経路に沿って移動しているときに複数の洗浄素子のうち少なくとも1つの洗浄素子を複数の表面のうち1つの表面に沿って先方及び後方に複数回移動させるように構成される、モータシステム、並びに、複数の表面を乾燥させるように構成され、プラットフォームが物体に対する経路に沿って移動しているときに複数の表面から望ましくない材料を取り除くように構成される、真空システムを含む、エンドエフェクタが提供される。
本発明のさらなる態様によれば、航空機構造を洗浄する方法が提供され、方法は、ロボットデバイスを使用してプラットフォームを航空機構造に対する経路に沿って移動させること、プラットフォームが経路に沿って移動されているときに航空機構造の第1の表面を液体と洗浄素子の第1の組とを使用して洗浄すること、第2の表面が第1の表面に対して角度付けされる経路に沿ってプラットフォームが移動されているときに航空機構造の第2の表面を液体と洗浄素子の第2の組とを使用して洗浄すること、並びに、プラットフォームが経路に沿って移動されているときにプラットフォームに関連付けられる真空システムを使用して第1の表面及び第2の表面から望ましくない材料を取り除くことを含む。
有利には、方法において、ロボットデバイスを使用してプラットフォームを航空機構造に対する経路に沿って移動させることは、洗浄素子の第1の組が第1の表面に接触する間に洗浄素子の第2の組が第2の表面に接触するように、プラットフォームを経路に沿って移動させることを含み、第1の表面は翼パネルの表面であり、第2の表面は翼パネルに取り付けられるストリンガーの表面である。
有利には、方法において、航空機構造の第1の表面を洗浄することは、アプリケータを使用して第1の表面上に液体を塗布すること、及び、望ましくない材料を第1の表面から除去するために、洗浄素子の第1の組を使用して液体を第1の表面に入れ込むことを含む。
有利には、方法において、航空機構造の第2の表面を洗浄することは、アプリケータを使用して第2の表面上に液体を塗布すること、及び、望ましくない材料を第2の表面から除去するために、洗浄素子の第2の組を使用して液体を第2の表面に入れ込むことを含む。
有利には、方法は、プラットフォームが経路に沿って移動されているときに、液体と洗浄素子の第3の組とを使用して航空機構造の第3の表面を洗浄することをさらに含み、第3の表面は第2の表面に対して角度付けされている。
有利には、航空機構造の第3の表面を洗浄することは、アプリケータを使用して第3の表面上に液体を塗布すること、及び、第3の表面から望ましくない材料を第1の除去するために、洗浄素子の第3の組を使用して液体を第3の表面に入れ込むことを含む。
有利には、方法において、プラットフォームが経路に沿って移動しているときにプラットフォームに関連付けられる真空システムを使用して望ましくない材料を第1の表面及び第2の表面から取り除くことは、第1の表面及び第2の表面を乾燥させるために、複数の可撓性部材を第1の表面及び第2の表面に沿って移動させて、望ましくない材料を第1の表面及び第2の表面から取り除くこと、並びに、望ましくない材料を真空ダクト内へと移動させる空気の流れを発生させることを含む。
本発明のさらなる態様によれば、物体の複数の表面を洗浄する方法が提供され、方法は、ロボットデバイスを使用してプラットフォームを物体に対する経路に沿って移動させること、プラットフォームに関連付けられるアプリケータを使用して複数の表面上に液体を塗布すること、複数の表面から望ましくない材料を除去するために、プラットフォームに関連付けられる複数の洗浄素子を使用して液体を複数の表面に入れ込むこと、複数の表面を乾燥させて複数の表面から望ましくない材料を取り除くために複数の可撓性部材を複数の表面に沿って移動させること、並びに、望ましくない材料を真空システムの真空ダクト内へと移動させる空気の流れを発生させることを含む。
特徴及び機能は、本開示の様々な実施形態で独立に実現することが可能であるか、以下の説明及び図面を参照してさらなる詳細が理解され得る、さらに別の実施形態で組み合わせることが可能である。
例示的な実施形態の特徴と考えられる新規の機能は、添付の特許請求の範囲に規定される。しかしながら、実施形態と、好ましい使用モード、さらにはその目的と特徴は、添付図面を参照しながら本発明の一実施形態の以下の詳細な説明を読むことにより最もよく理解されるであろう。
例示的実施形態による洗浄環境のブロック図である。 例示的実施形態による、エンドエフェクタの第1の構成のブロック図である。 例示的実施形態による、エンドエフェクタの第2の構成のブロック図である。 例示的実施形態による、エンドエフェクタの第3の構成のブロック図である。 例示的実施形態による、エンドエフェクタの第1の構成の正面等角図である。 例示的実施形態による、プラットフォームのカバーが取り除かれたエンドエフェクタの側面図である。 例示的実施形態による、エンドエフェクタの背面等角図である。 例示的実施形態による、エンドエフェクタの側面図である。 例示的実施形態による、エンドエフェクタの底面斜視図である。 例示的実施形態による、エンドエフェクタの第2の構成の正面等角図である。 例示的実施形態による、エンドエフェクタの側面図である。 例示的実施形態による、エンドエフェクタの部分切欠き側面図である。 例示的実施形態による、エンドエフェクタの背面等角図である。 例示的実施形態による、エンドエフェクタの底面斜視図である。 例示的実施形態による、エンドエフェクタの第3の構成の正面等角図である。 例示的実施形態による、エンドエフェクタの側面図である。 例示的実施形態による、エンドエフェクタの底面等角図である。 例示的実施形態による、エンドエフェクタの底面等角図である。 例示的実施形態による、異なる位置にあるピボットフィーチャを示す。 例示的実施形態による、異なる位置にあるピボットフィーチャを示す別の図である。 例示的実施形態による、エンドエフェクタが物体を洗浄する図である。 例示的実施形態による、物体を洗浄するプロセスのフロー図である。 例示的実施形態による、物体の複数の表面を洗浄するプロセスのフロー図である。 例示的実施形態による、航空機の製造及び保守方法を示すブロック図である。 例示的実施形態が実装され得る、航空機のブロック図である。
例示的実施形態は、様々な検討事項を認識し考慮する。例えば、例示的実施形態は、表面上に洗浄液をスプレーすることなしに表面上に洗浄液を塗布することができるエンドエフェクタを有することが望ましいことを認識し考慮する。エンドエフェクタは、限定しないが例えばロボットアームなどのロボットデバイスに取り付けられるように構成される、ロボットエンドエフェクタであり得る。
具体的には、例示的実施形態は、洗浄液を表面に塗布するために限定しないが例えばスポンジを使用して表面上に洗浄液を塗布することによって、洗浄液をスプレーすることに関連付けられる環境への望ましくない影響の数を低減させ得るということを認識し考慮する。さらに、スポンジを使用することで、使用される洗浄液の量と洗浄液が塗布される表面上の領域とを、表面上に洗浄液をスプレーすることよりも良好に制御することができ得る。
さらに、例示的実施形態は、複数の表面を有する物体を洗浄できるロボットエンドエフェクタを有することが望ましいということを認識し考慮する。具体的には、例示的実施形態は、特定の経路に沿って移動する間に複数の表面を洗浄できるエンドエフェクタを有することが望ましいということを認識し考慮する。付加的に、例示的実施形態は、エンドエフェクタが特定の経路に沿って移動する間にこれら複数の表面から洗浄液を取り除くために同じエンドエフェクタを使用することは、物体を洗浄する全体の所要時間を低減させ得るということを認識し考慮する。
したがって例示的な実施形態は、物体の複数の表面を洗浄する方法及び装置を提供する。一例示的実施形態では、ロボットデバイスを使用して、プラットフォームを物体に対する経路に沿って移動する方法が提供され得る。複数の表面は、プラットフォームが物体に対する経路に沿って移動されるときに、液体とプラットフォームに関連付けられる複数の洗浄素子とを使用して洗浄され得る。さらに、プラットフォームが物体に対する経路に沿って移動されているときに、真空システムを使用して液体の実質的にすべてが複数の表面から取り除かれる。
ここで図面を参照し、具体的には、図1は本発明の例示的な一実施形態による洗浄環境のブロック図を示している。この実施例で洗浄環境100は、物体104を洗浄するために自動化された洗浄システム102が使用され得る環境の一例であり得る。洗浄環境100は、限定しないが例えば、製造プラント、アセンブリ施設、工場、又は物体が洗浄される何らかの他のタイプの環境内に位置し得る。
自動化された洗浄しシステム102は、作業のために人間の作業員を要しない洗浄システムであり得る。この実施例で、自動化された洗浄システム102によって実施されるすべての作業が人間のオペレータなしに制御され実施され得る。例えば、自動化された洗浄システム102はロボット機器又はロボットデバイスを使用して動作可能であり得る。
物体104は、幾つかの異なる形態をとり得る。一実施例では、物体104は航空機構造105の形態をとり得る。一実施例では、航空機構造105は航空機108の翼106の形態をとり得る。翼106は、翼パネル109と翼パネル109に取り付けられるストリンガー110とを含み得る。自動化された洗浄システム102は、翼106の製造中に、翼106の翼パネル109及びストリンガー110を洗浄するために使用され得る。
この実施例で、自動化された洗浄システム102は、ロボットデバイス112及びエンドエフェクタ114を含み得る。ロボットデバイス112は、幾つかの異なる形態をとり得る。限定しないが例えば、ロボットデバイス112は、ロボットアーム、ロボット作業員、又は何らかの他のタイプのロボットデバイスもしくはロボットシステムの形態をとり得る。
図示のように、エンドエフェクタ114は、プラットフォーム116、ロボットインターフェース118、複数の洗浄素子120、液体塗布システム121、モータシステム122、真空システム124、及び制御ユニット126を含み得る。ロボットインターフェース118、複数の洗浄素子120、液体塗布システム121、モータシステム122、真空システム124、及び制御ユニット126は、プラットフォーム116に関連付けられ得る。本明細書で1つの要素が他の要素に「関連付け」られるというとき、関連付けは図示の例における物理的関連付けである。
例えば、ロボットインターフェース118などの第1の要素は、第2の要素に固定されること、第2の要素に接着されること、第2の要素に設置されること、第2の要素に溶接されること、第2の要素に締結されること、又は他の何らかの適切な方式で第2の要素に結合されること、のうちの少なくとも1つにより、プラットフォーム116などの第2の要素に関連付けられる。第1の要素はまた、第3の要素を使用して第2の要素に接続され得る。さらに、第1の要素は、第2の要素の一部として、第2の要素の延長として、又はこれらの両方として形成されることにより、第2の要素に関連付けられているとされる。
プラットフォーム116は、エンドエフェクタ114の種々の要素を支持するように構成される構造上のボディ又は基部であり得る。プラットフォーム116はさらに、エンドエフェクタ114を形成する一又は複数の要素を収容し得る。プラットフォーム116は例えば、制御ユニット126、モータシステム122の少なくとも一部、真空システム124の少なくとも一部、又はこれらの何らかの組み合わせを収容し得る。
この実施例で、ロボットインターフェース118は、プラットフォーム116をロボットデバイス112に取り付けるように構成され得る。プラットフォーム116がロボットデバイス112に取り付けられると、ロボットデバイス112は、プラットフォーム116を移動させるために使用され得る。図示のように、ロボットデバイス112はプラットフォーム116を、物体104に対する経路128に沿って移動させ得る。経路128は、実装に応じて、物体104上又は物体104に隣接して存在し得る。経路128は、洗浄される物体104の特定の部分に基づいて選択され得る。
複数の洗浄素子120は、エンドエフェクタ114のプラットフォーム116が経路128に沿って移動しているときに、物体104の複数の表面130を洗浄するように構成され得る。限定しないが例えば、複数の表面130はシールされた表面であり得る。具体的には、複数の表面130は、物体104に存在するいずれかの細孔(pore)から液体及びガスを含む流体が流入することを防止するために、シーラント材料、塗料、他の材料、又はこれらの組み合わせでシールされていてもよい。
アセンブリ及び加工プロセスを含む製造プロセス中、複数の表面130上に異なるタイプの物質が使用され得る。これらの物質は、限定しないが例えば、オイル、切削油、ワックス、接着剤、シーラント材料、糊、他のタイプの物質、又はこれらの何らかの組み合わせを含み得る。幾つかの場合では、限定しないが例えば、金属チップ、金属粒子、他のタイプの固形物、又はこれらの何らかの組み合わせなど望ましくない固形物が、上記の物質によって物体104の複数の表面130に付着することになり得る。これらの物質及び望ましくない固形物は、複数の表面130から取り除くことが必要となり得る望ましくない材料142を形成し得る。したがって、複数の表面130を洗浄することは、複数の表面130から望ましくない材料142を取り除くことを含み得る。
一実施例で、複数の表面130は第1の表面132及び第2の表面134を含み得る。一実施例で、第2の表面134は第1の表面132に対して実質的に垂直であり得る。しかしながら他の実施例では、第2の表面134は第1の表面132に対して、約90度を下回る又は上回る角度で存在し得る。
幾つかの場合では、複数の表面130は第3の表面136を含み得る。一実施例で、第3の表面136は第1の表面132と実質的に平行であり、したがって第2の表面134に対して実質的に垂直であり得る。しかしながら他の実施例では、第3の表面136は第2の表面134に対して、約90度を下回る又は上回る角度で存在し得る。
物体104が翼106の形態をとるとき、第1の表面132は、翼106の内側を向くように構成される翼パネル109の表面であり得る。換言すれば、第1の表面132は翼パネル109の内表面であり得る。第2の表面134は、翼パネル109に取り付けられるストリンガー110の表面であり得る。第3の表面136は、ストリンガー110に関連付けられるフランジ137の表面であり得る。
複数の洗浄素子120は、液体138を使用して複数の表面130を洗浄し得る。一実施例で、液体138はメチルプロピルケトン(MKP)140の形態をとり得る。当然ながら他の実施例では、限定しないが例えば、アセトン、他のタイプのケトン、又は何らかの他のタイプの液体もしくは溶媒が洗浄に使用され得る。
液体138は、液体塗布システム121を使用して複数の表面130上に塗布され得る。液体塗布システム121は、プラットフォーム116が経路128に沿って移動される間に、液体138を複数の表面130上に分配し塗布するように構成され得る。液体138が複数の表面130に塗布されると、次いで、プラットフォーム116が経路128に沿って移動される間に、複数の洗浄素子120を使用して液体138を複数の表面130に入れ込む。
液体138を複数の表面130に入れ込むことは、望ましくない材料142を複数の表面130から取り除く又は除去するために、液体138を複数の表面130へ、押し込むこと、ブラッシングすること、すり込むこと、を意味し得る。液体138は、液体138を複数の表面130へ入れ込むことによって、液体138中の限定しないが例えば切削油及びワックスなどの物質を溶解させるように、溶媒として作用し得る。これらの物質を溶解させ、複数の表面130に付着する望ましくない固形物をこれらの物質によって除去する。
したがって、液体138を入れ込むことは、これらの物質と望ましくない固形物とによって形成される望ましくない材料142の部分を、複数の表面130から取り除くことを可能にし得る。他の実施例では、液体138を複数の表面130に入れ込むことなしに、液体138が複数の表面130上の望ましくない物質を溶解させることができ得る。
モータシステム122は、液体138を複数の表面130に入れ込み望ましくない材料142を複数の表面130から除去するような方式で、複数の洗浄素子120を複数の表面130に対して移動させるように動作され得る。複数の洗浄素子120は、第1の表面132を洗浄するための洗浄素子の第1の組123と、第2の表面134を洗浄するための洗浄素子の第2の組125とを含み得る。実装に応じて、複数の洗浄素子120は、第3の表面136を洗浄するための洗浄素子の第3の組127を含み得る。
一実施例で、モータシステム122は、任意の数の空圧モータ144を含み得る。本明細書で「任意の数の」「幾つかの」アイテムという場合、一又は複数のアイテムを含み得る。例えば、任意の数の空圧モータ144は、一又は複数の空圧モータを含み得る。任意の数の空圧モータ144のうちの1つである1つの空圧モータは、幾つかの実施例では空気圧モータとも称され得る。空圧モータ144は、モータシステム122の動作中にスパークの発生を低減させる又は防止するために使用され得る。幾つかの実施例で、モータシステム122は、プラットフォーム116が経路128に沿って移動しているときに、複数の洗浄素子120のうちの少なくとも1つの洗浄素子を前方及び後方に複数の表面130に沿って移動させるように構成され得る。
プラットフォーム116が経路128に沿って移動する間、真空システム124は液体138を複数の表面130から取り除くために使用され、複数の表面130上に残存する液体138がもしあれば、選択される許容量の範囲内に抑え得る。真空システム124はまた、複数の表面130から除去された望ましくない材料142を取り除くためにも使用され得る。
この実施例で制御ユニット126は、モータシステム122、真空システム124、液体塗布システム121、又はこれらの何らかの組み合わせの動作を制御するために使用され得る。制御ユニット126は、コンピュータ、マイクロチップ、プロセッサユニット、マイクロプロセッサ、又は他のタイプのハードウェアデバイスの形態をとり得る。上述のように、制御ユニット126はプラットフォーム116内に収容され得る。しかしながら幾つかの実施例では、制御ユニット126はプラットフォーム116の外側に取り付けられてもよい。
したがって上述のように、第1の表面132、第2の表面134、又は第3の表面136などの表面を洗浄することは、液体138を表面に塗布すること、液体を138を表面に入れ込むこと、表面を乾燥させること、望ましくない材料142を表面から取り除くこと、又はこれらの何らかの組み合わせを含み得る。これらの作業は、エンドエフェクタ114の構成に応じて幾つかの異なる手法で実施され得る。エンドエフェクタ114の構成例は図2に示されており、後述する。
ここで図2を参照すると、例示的実施形態による図1のエンドエフェクタ114の第1の構成が、ブロック図で示される。この実施例でエンドエフェクタ114は、第1の構成200を使用して実装され得る。エンドエフェクタ114が第1の構成200を有するとき、エンドエフェクタ114は、第1のスプレーエンドエフェクタ202と称され得る。
エンドエフェクタ114の第1の構成200は、第1の複数のブリッスル206及び第2の複数のブリッスル208を含み得る。第1の複数のブリッスル206及び第2の複数のブリッスル208は、図1の複数の洗浄素子120の一実装例であり得る。
エンドエフェクタ114の第1の構成200は、任意の数のスプレーデバイス204も含み得る。任意の数のスプレーデバイス204は、図1の液体塗布システム121の部分であり得る。
任意の数のスプレーデバイス204は、液体138が第1の複数のブリッスル206に接触するように、液体138をスプレーするために使用され得る。第1の複数のブリッスル206が複数の表面130に接触するように、プラットフォーム116は図1の経路128に沿って移動され得る。さらに、第2の複数のブリッスル208が経路128に沿って第1の複数のブリッスル206に追従するように、プラットフォーム116は図1の経路128に沿って移動され得る。
さらに、エンドエフェクタ114の第1の構成200は、第1の空圧モータ210及び第2の空圧モータ212を含み得る。第1の空圧モータ210及び第2の空圧モータ212は、図1の任意の数の空圧モータ144の一実装例であり得る。
第1の空圧モータ210は、第1の複数のブリッスル206を動かすために動作され得る。具体的には、第1の空圧モータ210は、第1の複数のブリッスル206を第1の軸214周囲で回転させるために動作され得る。第1の軸214は、第1の複数のブリッスル206を通る中心軸であり得る。第2の空圧モータ212は、第2の複数のブリッスル208を動かすために動作され得る。具体的には、第2の空圧モータ212は、第2の複数のブリッスル208を第2の軸216周囲で回転させるために動作され得る。
第1の複数のブリッスル206は、第1の複数のブリッスル206が複数の表面130に接触している間、液体138を複数の表面130上に塗布して複数の表面130を洗浄するために、第1の軸214の周囲を回転し得る。幾つかの場合では、第1の複数のブリッスル206が液体138を表面に塗布するのに使用されるので、第1の複数のブリッスル206は複数の塗布ブリッスルと称され得る。
一実施例で、プラットフォーム116は、第1の複数のブリッスル206が位置225へと複数の表面130に対して移動されるように、図1の経路128に沿って移動され得る。第1の複数のブリッスル206が位置225にある間に第1の複数のブリッスル206を回転させることによって、任意の数のスプレーデバイス204はからスプレーされる液体138の少なくとも一部が、複数の表面130の対応する部分へ塗布されることになる。さらに、この複数の表面130の対応する部分は、第1の複数のブリッスル206と塗布される液体138の一部とを使用して洗浄され得る。
第1の複数のブリッスル206は、液体138を複数の表面130上へ塗布するのに使用されるので、第1の複数のブリッスル206は、図1の液体塗布システム121の一部とも見なされ得る。液体塗布システム121はまた、この例では示されない他の要素も含み得る。
次いでプラットフォーム116は、第1の複数のブリッスル206が新しい位置へと複数の表面130に対して移動されるように、及び、第2の複数のブリッスル208が位置225へと複数の表面130に対して移動してくるように、図1の経路128に沿って移動され得る。任意の数のスプレーデバイス204によってスプレーされた液体138は、第2の複数のブリッスル208に接触しなくてもよい。
第2の複数のブリッスル208は、複数の表面130のうち位置225に対応する部分を乾燥させるために、第2の軸216の周囲を回転し得る。したがって、第2の複数のブリッスル208が複数の乾燥ブリッスルと称される場合もあり得る。
図示のように、第1の構成200は、第1の真空カバー218、第2の真空カバー220、第1のダクト222、第2のダクト224、主要真空ダクト226、及び真空発生システム227も含み得る。第1の真空カバー218、第2の真空カバー220、第1のダクト222、第2のダクト224、主要真空ダクト226、及び真空発生システム227は、図1の真空システム124の一実装例であり得る。
任意の数のスプレーデバイス204は、第1の真空カバー218に関連付けられ得る。任意の数のスプレーデバイス204は、液体138を、第1の真空カバー218の下で第1の複数のブリッスル206に向けてスプレーするように構成され得る。
第1の真空カバー218は、第1の開口228を有し得る。第2の真空カバー220は、第2の開口230を有し得る。真空発生システム227は、空気を第1の真空カバー218の第1の開口228を通って第1のダクト222へと移動させ、第1のダクト222から主要真空ダクト226へと移動させる、空気の流れ229を発生させ得る。さらに、空気の流れ229は、空気を第2の真空カバー220の第2の開口230を通って第2のダクト224へと移動させ、第2のダクト224から主要真空ダクト226へと移動させ得る。
第1の真空カバー218は、第1の複数のブリッスル206に関連付けられ得、第2の真空カバー220は、第2の複数のブリッスル208に関連付けられ得る。第1の真空カバー218は、望ましくない材料142を第1の複数のブリッスル206から取り除くために使用され得る。
望ましくない材料142は、液体232、及び、複数の表面130の洗浄中に複数の表面130から除去されるいずれかの粒子もしくは材料を含み得る。余分な液体232は、任意の数のスプレーデバイス204からスプレーされる液体138のうち複数の表面130上に塗布されない部分であり得る。
真空発生システム227によって生み出される空気の流れ229により、望ましくない材料142は、第1の真空カバー218の第1の開口228を通って第1のダクト222へと進む。望ましくない材料142が主要真空ダクト226に到達すると、望ましくない材料142は主要真空ダクト226に取り付けられる容器234へと移動され得る。
この実施例で、容器234はエンドエフェクタ114とは別個のものと見なされ得る。しかしながら他の実施例では、容器234はエンドエフェクタ114の部分と見なされ得る。容器234は、限定しないが例えば、バッグ、コンテナ、タンク、又は他のタイプの保持構造の形態をとり得る。
第2の真空カバー220は、第2の複数のブリッスル208から望ましくない材料142を取り除くために使用され得る。望ましくない材料142は、残存する液体236、及び、複数の表面130の洗浄中に複数の表面130から除去される他の粒子もしくは材料を含み得る。残存する液体236は、複数のブリッスル206によって洗浄された後に複数の表面130上に残存する液体138の部分であり得る。
望ましくない材料142は、第2の真空カバー220の第2の開口230を通って第2のダクト224へと進む。望ましくない材料142が主要真空ダクト226に到達すると、望ましくない材料142は主要真空ダクト226に取り付けられる容器234へと移動され得る。
ここで図3を参照すると、例示的実施形態による図1のエンドエフェクタ114の第2の構成が、ブロック図で示される。この実施例でエンドエフェクタ114は、第2の構成300を使用して実装され得る。エンドエフェクタ114が第2の構成300を有するとき、エンドエフェクタ114は、第2のスプレーエンドエフェクタ302と称され得る。
エンドエフェクタ114の第2の構成300は、第1の複数のブリッスル306及び第2の複数のブリッスル308を含み得る。第1の複数のブリッスル306及び第2の複数のブリッスル308は、図1の複数の洗浄素子120の一実装例であり得る。
エンドエフェクタ114の第2の構成300は、任意の数のスプレーデバイス304も含み得る。任意の数のスプレーデバイス304は、液体138が第1の複数のブリッスル306及び第2の複数のブリッスル308に接触するように、液体138をスプレーするために使用され得る。任意の数のスプレーデバイス304は、図1の液体塗布システム121の部分であり得る。
プラットフォーム116は、第1の複数のブリッスル308及び第2の複数のブリッスル308が複数の表面130に接触するように、図1の経路128に沿って移動され得る。具体的には、第2の複数のブリッスル308が経路128に沿って第1の複数のブリッスル306に追従するように、プラットフォーム116は図1の経路128に沿って移動され得る。
さらに、エンドエフェクタ114の第2の構成300は、第1の空圧モータ310及び第2の空圧モータ312を含み得る。第1の空圧モータ310及び第2の空圧モータ312は、図1の任意の数の空圧モータ144の一実装例であり得る。
第1の空圧モータ310は、第1の複数のブリッスル306を動かすために動作され得る。具体的には、第1の空圧モータ310は、第1の複数のブリッスル306を第1の軸314周囲で回転させるために動作され得る。第1の軸314は、第1の複数のブリッスル306を通る中心軸であり得る。第2の空圧モータ312は、第2の複数のブリッスル308を動かすために動作され得る。具体的には、第2の空圧モータ312は、第2の複数のブリッスル308を第2の軸316周囲で回転させるために動作され得る。
第1の複数のブリッスル306は、第1の複数のブリッスル306が複数の表面130に接触している間、液体138を複数の表面130上に塗布して複数の表面130を洗浄するために、第1の軸314の周囲を回転し得る。第2の複数のブリッスル308は、液体138を複数の表面130上に塗布して複数の表面130を洗浄するために、第2の軸316の周囲を回転し得る。
第1の複数のブリッスル306は、液体138を複数の表面130上へ塗布するのに使用されるので、第1の複数のブリッスル306は、図1の液体塗布システム121の部分とも見なされ得る。液体塗布システム121はまた、この例では示されない他の要素も含み得る。
保護シールド318は、液体138の塗布中に液体138が飛散するのを防止するために使用され得る。保護シールド318は、液体138が、第1の複数のブリッスル306と第2の複数のブリッスル308とに接触する又はこれらブリッスルの周囲の、複数の表面130の部分のみを洗浄するために塗布され使用されるように、第1の複数のブリッスル306及び第2の複数のブリッスル308を囲み得る。
図示のように、第2の構成300は、真空カバー320、第1の真空チャンバ322、第2の真空チャンバ324、第1のダクト330、第2のダクト332、主要真空ダクト334、及び真空発生システム335も含み得る。真空カバー320、第1の真空チャンバ322、第2の真空チャンバ324、第1のダクト330、第2のダクト332、主要真空ダクト334、及び真空発生システム335は、図1の真空システム124の一実装例であり得る。
真空カバー320は、第1の複数のブリッスル306、第2の複数のブリッスル208、及び保護シールド318に関連付けられ得る。保護シールド318は、真空カバー320から伸びて第1の複数のブリッスル306及び第2の複数のブリッスル308を取り囲んでもよい。
第1の真空チャンバ322及び第2の真空チャンバ324は、真空カバー320に関連付けられ得る。第1の回転部材326は、第1の真空チャンバ322内に位置し得る。第2の回転部材328は、第2の真空チャンバ324内に位置し得る。
第1の回転部材326は、第1の基部341に関連付けられ得、第2の回転部材328は、第2の基部343に関連付けられ得る。第1の複数のブリッスル306は、第1の基部341から伸びるように構成され得る。第2の複数のブリッスル308は、第2の基部343から伸びるように構成され得る。
第1の空圧モータ310の動作は、第1の回転部材326を、及びこれにより第1の基部341を、第1の軸314の周囲で回転させるように構成され得る。次いで、第1の基部341の第1の軸314周囲での回転は、第1の複数のブリッスル306を第1の軸314の周囲で回転させることとなる。第2の空圧モータ312の動作は、第2の回転部材328を、及びこれにより第2の基部343を、第2の軸316の周囲で回転されるように構成され得る。次いで、第2の基部343の第2の軸316周囲での回転は、第2の複数のブリッスル308を第2の軸316の周囲で回転させることとなる。
第1の基部341は、第1の複数のチャネル340を有し得る。第2の基部343は、第2の複数のチャネル342を有し得る。第1の回転部材326及び第2の回転部材328は、第1の開口336及び第2の開口338をそれぞれ有し得る。
第1の複数のチャネル340を通って流れる空気が第1の開口336を通って流れ得るように、第1の複数のチャネル340は第1の回転部材326の第1の開口336に連結され得る。第2の複数のチャネル342を通って流れる空気が第2の開口338を通って流れ得るように、第2の複数のチャネル342は第2の回転部材328の第2の開口338に連結され得る。
真空発生システム335は、空気を、第1の複数のチャネル340を通り第1の回転部材326の第1の開口336を通って第1のダクト330へと移動させる、空気の流れ337を発生させ得る。さらに、空気の流れ337は、空気を、第2の複数のチャネル342を通って第2の回転部材328の第2の開口へ、及び第2のダクト332へと移動させ得る。
空気の流れ337は、第1のダクト330及び第2のダクト332内の空気を、主要真空ダクト334へ、次いで容器344へと移動させる。望ましくない材料142は、複数の表面130の洗浄中に、真空発生システム335により生み出された空気の流れ337によって、複数の表面130から取り除かれ得る。望ましくない材料142は、図2で望ましくない材料142が容器234へと移動されるのと同様の方式で、複数の表面130から取り除かれて容器344へと移動され得る。
ここで図4を参照すると、例示的実施形態による図1のエンドエフェクタ114の第3の構成が、ブロック図で示される。この実施例でエンドエフェクタ114は、第3の構成400を使用して実装され得る。エンドエフェクタ114が第3の構成400を有するとき、エンドエフェクタ114は、第2のウィッキング(wicking)エンドエフェクタ402と称され得る。
第3の構成400は、アプリケータ404、ブラシの第1の組406、ブラシの第2の組408、及びブラシの第3の組410を含み得る。本明細書で、アイテム「の組」という場合、一又は複数のアイテムが含まれる。したがって、ブラシの第1の組406、ブラシの第2の組408、ブラシの第3の組410の各々は、一又は複数のブラシを含み得る。ブラシの第1の組406、ブラシの第2の組408、及びブラシの第3の組410は、図1の複数の洗浄素子120の一実装例であり得る。
アプリケータ404は、複数の表面130上に液体138を塗布するために使用され得る。ブラシの第1の組406、ブラシの第2の組408、及びブラシの第3の組410は、複数の表面130上に塗布された液体138を使用して複数の表面130を洗浄するために使用され得る。
第3の構成400は、伝送部材412及びチャネル構造414も含み得る。任意の数の伝送部材412は、液体138を、液体138の源からチャネル構造414の任意の数のチャネル416へと伝送するために使用され得る。任意の数の伝送部材412の伝送部材は、限定しないが例えば、ホース418の形態をとり得る。
任意の数のチャネル416は、液体138をアプリケータ404へ送達するために使用され得る。アプリケータ404は、任意の数のチャネル416から毛細管現象によって液体138を吸収するように構成され得る。毛細管現象とは、液体138のような液体がアプリケータ404のような固体へ向かう移動であり、液体の分子が固体の分子へ引き付けられることによって引き起こされる。毛細管現象はウィッキングとも呼ばれ得る。毛細管現象は、液体138がアプリケータ404を通って、アプリケータ404のうち複数の表面130に接触している部分の方へ移動することも可能にする。
液体138のうちアプリケータ404によって吸収された部分は、吸収された液体420であり得る。アプリケータ404が図1の経路128に沿って移動されているときに、吸収された液体420の少なくとも一部を複数の表面130上に塗布するために、アプリケータ404は図1の経路128に沿って複数の表面130へと移動され得る。
チャネル構造414は、図3の保護シールド318と同様の方式で、保護シールドとして機能し得る。チャネル構造414は、アプリケータ404による液体138の塗布中、液体138のいかなる飛散からも保護するためのシールドを提供し得る。
ブラシの第1の組406、ブラシの第2の組408、及びブラシの第3の組410は、図1の経路128に沿ってアプリケータ404に追従し得る。ブラシの第1の組406、ブラシの第2の組408、及びブラシの第3の組410は、複数の表面130上に塗布される吸収された液体420の部分を使用して複数の表面130を洗浄するために、空圧モータ114によって移動され得る。
空圧モータ422は、ピボットフィーチャ424をピボット軸426周囲で回転させるように構成され得る。ピボットフィーチャ424は、構造428に可動に連結され得る。ブラシの第1の組406、ブラシの第2の組408、及びブラシの第3の組410は、構造428に取り付けられ得る。ピボット軸426周囲でのピボットフィーチャ424の回転は、構造428の移動を引き起こし、次いでこれにより、ブラシの第1の組406、ブラシの第2の組408、及びブラシの第3の組410の移動が引き起こされ得る。
ブラシの第136の組406、ブラシの第2の組408、及びブラシの第3の組410は、第1の表面132、第2の表面134、及び第3の表面136をそれぞれ洗浄するために、往復動(reciprocating)方式で移動し得る。ブラシの第1の組406のようなアイテムを往復動方式で移動させることは、アイテムを前方及び後方に複数回移動させることを意味し得る。
この実施例で、第3の構成400は、真空発生システム430、真空ダクト431、及び複数の可撓性部材432も含み得る。真空発生システム430は、複数の表面130から望ましくない材料142を取り除くために使用され得る空気の流れ433を発生させるように構成され得る。具体的には、空気の流れ433は、望ましくない材料142を、複数の可撓性部材432間の複数の間隙434を通って真空ダクト431内へと移動させ得る。望ましくない材料142は次いで、真空ダクト431から容器436内へと移動され得る。
複数の可撓性部材432は、複数の表面130が洗浄された後に複数の表面130を拭いて乾燥させるために、図1の経路128に沿って複数の表面130に対して移動され得る。真空発生システム430によって生み出される真空圧は、残存する液体又は他のタイプの材料のいずれをも含むすべての望ましくない材料142が取り除かれることを確実にする。さらに、真空発生システム430によって生み出される真空圧は、複数の表面130を適切に乾燥させるために、複数の可撓性部材432が複数の表面130との十分な接触を維持することを助ける。
一実施例で、複数の可撓性部材432は、複数のスクイージ部材438の形態をとり得る。スクイージ部材は、スキージ又はスキムジン(squimjim)とも称され得る。
したがって、図1のエンドエフェクタ114、及び特に、図2〜4に示すエンドエフェクタ114の様々な構成は、洗浄の所要時間を短縮する方式で様々なタイプの物体を洗浄するために使用され得る。さらに、図1〜4のエンドエフェクタ114の様々な要素は、液体138に適合するように選択された材料を含み得る。換言すれば、材料と液体138との間での有害反応又は望ましくない反応を防止するように、液体は選択され得る。
さらに、液体138を複数の表面130上に塗布するためにアプリケータ404を使用する、図4に示すエンドエフェクタ114の第3の構成400は、異なるタイプの液体138の使用を可能にする。限定しないが例えば、エンドエフェクタ114がアプリケータ404を有する場合、スプレーすると人体に望ましくない効果を有するがスプレーなしに塗布すればそのような効果を有さない液体が、使用されることができる。さらに、アプリケータ404を使用することにより、発生する可燃性蒸気が選択される許容量の範囲内又はゼロにまで低減されるので、可燃性の洗浄液も使用され得る。
図1の洗浄環境100及び図2〜4のエンドエフェクタ114の図解は、例示的な実施形態が実装される方法に対する物理的又は構造的な制限を示唆することを意図していない。図示した構成要素に加えてまたは代えて、他の構成要素を使用できる。幾つかの構成要素は任意選択になることがある。また、ブロック図は、幾つかの機能的な構成要素を示すために提示されている。例示的実施形態において実装される場合、一又は複数のこれらのブロック図は結合、分割、又は異なるブロック図に結合及び分割される。
例えば幾つかの場合では、第1のダクト222及び第2のダクト224は存在しなくてもよい。望ましくない材料142は、第1の真空カバー218の第1の開口228及び第2の真空カバー220の第2の開口230から、主要真空ダクト226へ直接移動してもよい。他の実施例では、ブラシの第1の組406、ブラシの第2の組408、及びブラシの第3の組410に代えて又は加えて、ブラシの他の組が含まれてもよい。
ここで図5〜9を参照すると、例示的実施形態による、エンドエフェクタの第1の構成が示される。図5では、例示的実施形態による、エンドエフェクタの第1の構成の正面等角図が示される。この実施例で、エンドエフェクタ500は、図1のエンドエフェクタ114の一実装例である。エンドエフェクタ500は、図2の第1の構成200を使用して実装され得る。
図示のように、エンドエフェクタ500は、プラットフォーム502、ロボットインターフェース504、複数の洗浄素子506、及び真空システム508を含み得る。プラットフォーム502、ロボットインターフェース504、複数の洗浄素子506、及び真空システム508はそれぞれ、図1のプラットフォーム116、ロボットインターフェース118、複数の洗浄素子120、及び真空システム124の一実装例であり得る。
ロボットインターフェース504、複数の洗浄素子506、及び真空システム508は、プラットフォーム502に関連付けられ得る。ロボットインターフェース504は、プラットフォーム502を、図1のロボットデバイス112などのロボットデバイス(図示せず)に取り付けるために使用され得る。
プラットフォーム502は、他の構成要素(図示せず)を収容するように構成され得る。例えば、プラットフォーム502のカバー510は、これらの他の構成要素へのアクセスを提供するために取り除かれ得る。
複数の洗浄素子506は、第1の複数のブリッスル512及び第2の複数のブリッスル514を含み得る。第1の複数のブリッスル512及び第2の複数のブリッスル514はそれぞれ、図2の第1の複数のブリッスル206及び第2の複数のブリッスル208の実装例であり得る。
第1の複数のブリッスル512及び第2の複数のブリッスル514の各々の、第1の部分は、第1の平面516に実質的に平行のいずれかの表面と接触するために使用され得る。第1の複数のブリッスル512及び第2の複数のブリッスル514の各々の、第2の部分は、第2の平面518に実質的に平行のいずれかの表面と接触するために使用され得る。第2の平面518は第1の平面516に対して実質的に垂直であり得る。
この実施例で、第1の複数のブリッスル512は、矢印520の方向に回転するように構成され得る。第2の複数のブリッスル514は、矢印522の方向に回転するように構成され得る。エンドエフェクタ500は、振動ダンパ521及び振動ダンパ523も含み得る。振動ダンパ521及び振動ダンパ523はそれぞれ、第1の複数のブリッスル512の回転及び第2の複数のブリッスル514の回転によって引き起こされる振動を、低減させるように構成され得る。
真空システム508は、図2の第1の真空カバー218及び第2の真空カバー220のそれぞれ実装例であり得る、第1の真空カバー524及び第2の真空カバー526を含み得る。第1の真空カバー524及び第2の真空カバー526はそれぞれ、第1の複数のブリッスル512及び第2の複数のブリッスル514に関連付けられ得る。
図示のように、スプレーデバイス527、スプレーデバイス528、及び他のスプレーデバイス(図示せず)が、第1の真空カバー524に関連付けられ得る。これらのスプレーデバイスは、図2の任意の数のスプレーデバイス204の一実装例であり得る。
スプレーデバイス528は、締結デバイス529及びスプレーノズル530を含み得る。締結デバイス529は、スプレーノズル530を第1の真空カバー524の内側に取り付けるために使用され得る。スプレーデバイス527は、スプレーノズル(図示せず)及びこのスプレーノズルを第1の真空カバー524の内側に取り付けるための締結デバイス531を含み得る。さらに、他のスプレーデバイス(図示せず)もまた、スプレーノズル(図示せず)及びスプレーノズルを第1の真空カバー524の内側に取り付けるための締結デバイス(図示せず)を含み得る。
スプレーデバイス527、スプレーデバイス528、及び他のスプレーデバイス(図示せず)は、液体(図示せず)を第1の複数のブリッスル512に向けてスプレーするために使用され得る。第1の複数のブリッスル512は、液体を表面(図示せず)上に塗布し液体を使用してこの表面を洗浄するために、使用され得る。
第1の複数のブリッスル512により実施される洗浄中、余分な液体及び他のタイプの望ましくない材料は、真空システム508を使用して取り除かれ得る。具体的には、望ましくない材料は、図2の主要真空ダクト226の一実装例であり得る主要真空ダクト532へと移動され得る。主要真空ダクト532の端部534は、図2の容器234のような容器(図示せず)に取り付けられるように構成され得る。
第2の複数のブリッスル514は、表面が複数のブリッスル512によって洗浄された後に、表面を乾燥するために回転し得る。残存する液体及び他のタイプの望ましくない材料のいずれも、第2の複数のブリッスル514によって実施される乾燥中に、真空システム508を使用して取り除かれ得る。
ここで図6を参照すると、例示的実施形態による、プラットフォーム502のカバー510が取り除かれた図5のエンドエフェクタ500の側面図が示される。この実施例では、図5の線6−6に沿ったエンドエフェクタ500の側面図が示される。プラットフォーム502内に収容される内容物がより明確に見て取れるように、カバー510は取り除かれている。
図示のように、プラットフォーム502は、モータシステム601を収容し得る。モータシステム601は、図1のモータシステム122の一実装例であり得る。モータシステム601は、図2の第1の空圧モータ210及び第2の空圧モータ212の実装例であり得る、第1の空圧モータ600及び第2の空圧モータ602を含み得る。
第1の空圧モータ600は、第1の真空カバー524の下に位置する第1の基部603に関連付けられ得る。第1の複数のブリッスル512は、第1の基部603から伸びる。第2の空圧モータ602は、第2の真空カバー526の下に位置する第2の基部605に関連付けられ得る。第2の複数のブリッスル514は、第2の基部605から伸びる。
第1の空圧モータ600は、基部603を、及びこれにより第1の複数のブリッスル512を、第1の軸606周囲で矢印604の方向に回転させるために動作され得る。第1の軸606は、図2の第1の軸214の一実装例であり得る。
第2の空圧モータ602は、基部605を、及びこれにより第2の複数のブリッスル514を、第2の軸610周囲で矢印608の方向に回転させるために動作され得る。第2の軸610は、図2の第2の軸216の一実装例であり得る。
図示のように、第1の部材612は第1の真空カバー524に関連付けられ得、第2の部材614は第2の真空カバー526に関連付けられ得る。第1の部材612及び第2の部材614はそれぞれ、第1の複数のブリッスル512及び第2の複数のブリッスル514を洗浄するように構成され得、これらのブリッスルによって取り除かれた望ましくない材料が次いで図5の主要真空ダクト532へと送られる。
ここで図7を参照すると、例示的実施形態による図5のエンドエフェクタ500の背面等角図が示される。この実施例で、エンドエフェクタ500の背面等角図が、図5の線7−7に沿って示される。
真空システム508の第1のダクト700及び第2のダクト702が見て取れる。第1のダクト700及び第2のダクト702はそれぞれ、図2の第1のダクト222及び第2のダクト224の実装例である。
この例ではスプレーデバイス704も見て取れる。スプレーデバイス704は、図2の任意の数のスプレーデバイス204のスプレーデバイスの一実装例である。この実施例ではスプレーデバイス704の締結デバイス706のみが見て取れる。
ここで図8を参照すると、例示的実施形態による図7のエンドエフェクタ500の側面図が示される。この実施例で、エンドエフェクタ500の側面図が、図7の線8−8に沿って示される。
ここで図9を参照すると、例示的実施形態による図8のエンドエフェクタ500の底面斜視図が示される。この実施例で、エンドエフェクタ500の底面斜視図が、図8の線9−9に沿って示される。
スプレーデバイス527のスプレーノズル900が見て取れる。さらに、スプレーデバイス704のスプレーノズル902が見て取れる。図示のように、第2の真空カバー526に関連付けられるスプレーデバイスはない。第2の複数のブリッスル514は乾燥に使用され得る。
ここで図10〜14を参照すると、例示的実施形態による、エンドエフェクタの第2の構成が示される。図10では、例示的実施形態による、エンドエフェクタの第2の構成の正面等角図が示される。この実施例で、エンドエフェクタ1000は、図1のエンドエフェクタ114の一実装例である。エンドエフェクタ1000は、図3の第2の構成300を使用して実装され得る。
図示のように、エンドエフェクタ1000は、プラットフォーム1002、ロボットインターフェース1004、液体塗布システム1006、及び真空システム1008を含み得る。プラットフォーム1002、ロボットインターフェース1004、液体塗布システム1006、及び真空システム1008はそれぞれ、図1のプラットフォーム116、ロボットインターフェース118、液体塗布システム121、及び真空システム124の実装例であり得る。
ロボットインターフェース1004、液体塗布システム1006、及び真空システム1008は、プラットフォーム1002に関連付けられ得る。プラットフォーム1002は、エンドエフェクタ1000の他の構成要素(図示せず)を収容するように構成され得る。プラットフォーム1002のカバー1003は、これらの他の構成要素へのアクセスを提供するために取り除かれ得る。
エンドエフェクタ1000は、保護シールド1010を含み得る。保護シールド1010は、図3の保護シールド318の一実装例であり得る。
保護シールド1010は、真空カバー1011に関連付けられ得る。真空カバー1011は、図3の真空カバー320の一実装例であり得る。第1の真空チャンバ1012及び第2の真空チャンバ1014は、真空カバー1011に関連付けられ得る。第1の真空チャンバ1012及び第2の真空チャンバ1014はそれぞれ、図3の第1の真空チャンバ322及び第2の真空チャンバ324の実装例であり得る。真空カバー1011、第1の真空チャンバ1012、第2の真空チャンバ1014、及び主要真空ダクト1015は、真空システム1008の部分であり得る。
液体塗布システム1006は、スプレーデバイス1016及びスプレーデバイス1018を含み得、これらは両方とも真空カバー1011に関連付けられ得る。スプレーデバイス1016及びスプレーデバイス1018は、図3の任意の数のスプレーデバイス304の実装例であり得る。スプレーデバイス1016は、液体(図示せず)をホース1020を通して受け、この液体を真空カバー1011の下でスプレーするように構成され得る。スプレーデバイス1018は、液体(図示せず)をホース1022を通して受け、この液体を真空カバー1011の下でスプレーするように構成され得る。
ここで図11を参照すると、例示的実施形態による図10のエンドエフェクタ1000の側面図が示される。この実施例で、エンドエフェクタ1000の側面図が、図10の線11−11に沿って示される。
ホース1100が見て取れる。ホース1100は、液体(図示せず)を、真空カバー1011に関連付けられる別のスプレーデバイス(図示せず)に送達し得る。
保護シールド1010は、第1の基部1102及び第2の基部1104がより明確に見て取れるよう、取り除かれている。第1の基部1102及び第2の基部1104は、真空カバー1011に関連付けられ得る。第1の複数のブリッスル1106は第1の基部1102から伸び、第2の複数のブリッスル1108は第2の基部1104から伸びる。第1の複数のブリッスル1106及び第2の複数のブリッスル1108はそれぞれ、図3の第1の複数のブリッスル306及び第2の複数のブリッスル308の実装例であり得る。
第1の複数のブリッスル1106及び第2の複数のブリッスル1108の各々のある部分は、第1の平面1109に沿って存在する表面(図示せず)と接触するように構成され得る。第1の複数のブリッスル1106及び第2の複数のブリッスル1108の各々の別の部分は、第1の平面1109に実質的に垂直の第2の平面(図示せず)に沿って存在する別の平面(図示せず)と接触するように構成され得る。
図示のように、第1の基部1102は第1の複数のチャネル1110を有し得る。第2の基部1104は第2の複数のチャネル1112を有し得る。真空システム1008は、第1の複数のチャネル1110から第2の複数のチャネル1112から第1の真空チャンバ1012及び第2の真空チャンバ1014を通って、それぞれ空気を主要真空ダクト1015へと移動させる、空気の流れを発生させるように構成され得る。
ここで図12を参照すると、例示的実施形態による図11のエンドエフェクタ1000の部分切欠き側面図が示される。この実施例では、プラットフォーム1002によって収容される構成要素がより明確に見て取れるよう、カバー1003が取り除かれている。
さらに、第1の真空チャンバ1012及び第2の真空チャンバ1014の部分は切欠きされ、これらの真空チャンバ内の構成要素がより明確に見えている。またさらに、第1の基部1102及び第2の基部1104がより明確に見て取れるよう、真空カバー1011が取り除かれている。
図示のように、プラットフォーム1002は、モータシステム1200を収容し得る。モータシステム1200は、図1のモータシステム122の一実装例であり得る。モータシステム1200は、それぞれ図3の第1の空圧モータ310及び第2の空圧モータ312の実装例であり得る、第1の空圧モータ1202及び第2の空圧モータ1204を含み得る。
第1の真空チャンバ1012内に第1の回転部材1206が存在し得る。第1の回転部材1206は、第1の空圧モータ1202と第1の基部1102との両方に関連付けられ得る。第2の真空チャンバ1014内に第2の回転部材1208が存在し得る。第2の回転部材1208は、第2の空圧モータ1204と第2の基部1104との両方に関連付けられ得る。
第1の空圧モータ1202は、第1の回転部材1206、及びこれにより第1の基部1102と第1の複数のブリッスル1106とを、第1の軸1210周囲を矢印1212の方向に回転させるために動作され得る。第2の空圧モータ1204は、第2の回転部材1208、及びこれにより第2の基部1104と第2の複数のブリッスル1108とを、第2の軸1214周囲を矢印1216の方向に回転させるために動作され得る。第1の軸1210及び第2の軸1214は、図3の第1の軸314及び第2の軸316の、それぞれ実施例であり得る。
この実施例で、真空システム1008は、第1のダクト1218及び第2のダクト1220も含み得る。第1のダクト1218及び第2のダクト1220は、図3の第1のダクト330及び第2のダクト332の、それぞれ実施例であり得る。真空システム1008は、望ましくない材料が第1の複数のチャネル1110を通って第1の回転部材1206へ、第1のダクト1218へ、及び主要真空ダクト1015へと移動させられる、空気の流れを発生させ得る。さらに、この空気の流れによって、望ましくない材料が第2の複数のチャネル1112を通って第2の回転部材1208、第2のダクト1220、及び主要真空ダクト1015へと移動させられる。
ここで図13を参照すると、例示的実施形態による図10のエンドエフェクタ1000の背面等角図が示される。この実施例で、エンドエフェクタ1000の背面等角図が、図10の線13−13に沿って示される。
この実施例ではスプレーデバイス1300及びスプレーデバイス1302が見て取れる。スプレーデバイス1300及びスプレーデバイス1302は、図3の任意の数のスプレーデバイス304の実施例であり得る。ホース1100は、液体をスプレーデバイス1300へ送達し得る。ホース1304は、液体をスプレーデバイス1302へ送達し得る。
ここで図14を参照すると、例示的実施形態による図10のエンドエフェクタ1000の底面斜視図が示される。この実施例で、エンドエフェクタ1000の底面斜視図が、図10の線14−14に沿って示される。
この実施例ではスプレーデバイス1016のスプレーノズル1400が見て取れる。スプレーデバイス1300のスプレーノズル1402が見て取れる。さらに、スプレーデバイス1302のスプレーノズル1404が見て取れる。図10のスプレーデバイス1018のスプレーノズルは、この実施例では示されない。
ここで図15〜21を参照すると、例示的実施形態による、エンドエフェクタの第3の構成が示される。図15では、例示的実施形態による、エンドエフェクタの第3の構成の正面等角図が示される。
この実施例で、エンドエフェクタ1500は、図1のエンドエフェクタ114の一実装例である。エンドエフェクタ1500は、図4の第3の構成400を使用して実装され得る。
図示のように、エンドエフェクタ1500は、プラットフォーム1502、ロボットインターフェース1504、液体塗布システム1505、複数の洗浄素子1506、真空システム1508、及びモータシステム1510を含み得る。プラットフォーム1502、ロボットインターフェース1504、液体塗布システム1505、複数の洗浄素子1506、真空システム1510、真空システム1508、及びモータシステム1510はそれぞれ、図1のプラットフォーム116、ロボットインターフェース118、液体塗布システム121、複数の洗浄素子120、真空システム124、及びモータシステム122の実施例であり得る。
液体塗布システム1505は、ホース1514、チャネル構造1516、及びアプリケータ1518を含み得る。ホース1514、チャネル構造1516、及びアプリケータ1518はそれぞれ、図4のホース418、チャネル構造414、及びアプリケータ404の実装例であり得る。ホース1514は、チャネル構造1516のチャネル1515及びチャネル1517へと、液体(図示せず)を送達し得る。チャネル1515及びチャネル1517は、図4の任意の数のチャネル416の実装例であり得る。
チャネル1515及びチャネル1517内の液体は、毛細管現象によって、アプリケータ1518に向かって移動し得る。この実施例でアプリケータ1518はスポンジの形態をとり得る。アプリケータ1518は、液体をチャネル1515及びチャネル1517から吸収し得る。アプリケータ1518が吸収された液体の少なくとも一部を複数の表面上に塗布するように、プラットフォーム1502は移動され得る。
この実施例で、複数の洗浄素子1506は、ブラシの第1の組1520、ブラシの第2の組1522、及びブラシの第3の組1524を含み得る。ブラシの第1の組1520、ブラシの第2の組1522、及びブラシの第3の組1524は、図4のブラシの第1の組406、ブラシの第2の組408、及びブラシの第3の組410の実施例であり得る。
ブラシの第1の組1520、ブラシの第2の組1522、及びブラシの第3の組1524は、構造1525に取り付けられ得る。構造1525は、図1の構造428の一実施例であり得る。
ブラシの第1の組1520は、ブラシ1526及びブラシ1528を含み得る。ブラシ1526及びブラシ1528は、第1の平面1527に実質的に平行な表面(図示せず)を洗浄するために使用され得る。ブラシの第2の組1522はブラシ1530を含み得る。ブラシ1530は、第2の平面1531に実質的に平行な表面(図示せず)を洗浄するために使用され得る。第2の平面1531は第1の平面に実質的に垂直であり得る。
さらに、ブラシの第3の組1524は、ブラシ1532及びブラシ1534を含み得る。ブラシ1532及びブラシ1534は、第1の平面1527に実質的に平行な表面(図示せず)を洗浄するために使用され得る。
モータシステム1510は、空圧モータ1535を含み得る。空圧モータ1535は、図4の空圧モータ422の一実施例であり得る。エアホース1533は、空圧モータ1535を動作させるために空圧モータ1535に空気を供給するように構成され得る。
空圧モータ1535は、表面を効率的に洗浄する方式で複数の洗浄素子1506を移動させるために動作され得る。ブラシの第1の組1520、ブラシの第2の組1522、ブラシの第3の組1524の各々は、往復動式に移動し得る。換言すれば、これらのブラシは前方及び後方に複数回移動し得る。
図示のように、真空システム1508は、複数の可撓性部材1536及び真空ダクト1538を含み得る。複数の可撓性部材1536及び真空ダクト1538はそれぞれ、図1の複数の可撓性部材432及び真空ダクト431の実施例であり得る。
この実施例で複数の可撓性部材1536の各々は、スクイージ部材であり得る。図示のように、複数の可撓性部材1536の間に複数の間隙1537が存在し得る。複数の可撓性部材1536は、複数の洗浄素子1506によって洗浄された表面を拭いて乾燥させ、これらの表面からいずれの望ましくない材料をも取り除くように構成され得る。
ここで図16を参照すると、例示的実施形態による図15のエンドエフェクタ1500の側面図が示される。エンドエフェクタ1500の側面図は、図15の線16−16位沿って示される。この実施例で、エンドエフェクタ1500は、なんらかの所定の経路に沿って物体(図示せず)に対して矢印1600の方向に移動され得る。
エンドエフェクタ1500が矢印1600の方向に移動されているときに、アプリケータ1518は、物体の複数の表面(図示せず)上に液体を塗布するために使用され得る。複数の洗浄素子1506は、アプリケータ1518に追従してこれらの表面を洗浄し得る。次いで複数の可撓性部材1536は複数の洗浄素子1506に追従して表面を乾燥させ、すべての望ましくない材料が、選択される許容範囲内まで確実に表面から取り除かれ得る。
ここで図17を参照すると、例示的実施形態による図15〜16のエンドエフェクタ1500の底面等角図が示される。この実施例で、図15、16のエンドエフェクタ1500の底面等角図が、図15の線17−17に沿って示される。ブラシの第1の組1520のうちのブラシ1700及びブラシ1702が見て取れる。
ここで図18を参照すると、例示的実施形態による図15〜17のエンドエフェクタ1500の底面等角図が示される。この実施例で、図15〜17のエンドエフェクタ1500の底面等角図が、図16の線18−18に沿って示される。
図示のように構造1525は、空圧モータ1535にも関連付けられるピボットフィーチャ1800に関連付けられ得る。ピボットフィーチャ1800は、構造1525のスロット1802内に位置し得る。ピボットフィーチャ1800は、ピボット軸1804の周囲を矢印1806の方向に回転するように構成され得る。この実施例で、ピボットフィーチャ1800は初期位置1808にあり得る。
ピボットフィーチャ1800がピボット軸1804の周囲を回転しているとき、構造1525及び構造1525に取り付けられているブラシのすべては前方及び後方に矢印1810の方向に移動するように構成され得る。具体的には、ブラシは往復動式に移動し得る。この実施例で構造1525は初期位置1812にあり得る。
ここで図19を参照すると、例示的実施形態による、異なる位置にある図18のピボットフィーチャ1800が示される。この実施例で、ピボットフィーチャ1800は、図18の初期位置1808から次の位置1900へと矢印1806の方向に回転させられた。ピボットフィーチャ1800の次の位置1900への回転は、構造1525を図18の初期位置1812から次の位置1904へと矢印1902の方向に移動させる。
ここで図20を参照すると、例示的実施形態による、異なる位置にある図19のピボットフィーチャ1800が示される。この実施例で、ピボットフィーチャ1800は、図19の次の位置1900から次の位置2000へと矢印1806の方向に回転させられた。ピボットフィーチャ1800の次の位置2000への回転は、構造1525を図19の次の位置1904から次の位置2004へと矢印2002の方向に戻るように移動させる。
この方式で、構造1525に取り付けられている種々のブラシが表面に沿って前方及び後方に動かされるように、空圧モータ1535の動作は、構造1525を往復動式に移動させる。ピボットフィーチャ1800がピボット軸1804周囲を回転する速度は、構造1525と複数の洗浄素子1506とが前方及び後方に移動する速度を決定し得る。
ここで図21を参照すると、例示的実施形態による、物体を洗浄している、図15〜20のエンドエフェクタ1500が示される。この実施例で、図15〜20のエンドエフェクタ1500は物体2100の上に配置されている。物体2100は、図1の物体104の一実施例であり得る。
物体2100は、ストリンガー2104とストリンガー2106とが取り付けられた翼パネル2102を含み得る。図示のように、ストリンガー2106はフランジ2108を有し得る。この実施例でエンドエフェクタ1500は、翼パネル2102の表面である第1の表面2110、ストリンガー2106の表面である第2の表面2112、及びフランジ2108の表面である第3の表面2114を洗浄するために使用され得る。
エンドエフェクタ1500は、図16の矢印1600の方向に移動され得る。具体的には、ロボットインターフェース1504によってエンドエフェクタ1500のプラットフォーム1502に取り付けられたロボットデバイス(図示せず)が、プラットフォーム1502を移動させ、これによりエンドエフェクタ1500を矢印1600の方向に移動させ得る。
図15〜20のブラシの第1の組1520は、プラットフォーム1502が矢印1600の方向に移動されているときに第1の表面2110を洗浄するために使用され得る。図15〜20のブラシの第2の組1522は、プラットフォーム1502が矢印1600の方向に移動されているときに第2の表面2112を洗浄するために使用され得る。さらに、図15〜20のブラシの第3の組1524は、プラットフォーム1502が矢印1600の方向に移動されているときに第3の表面2114を洗浄するために使用され得る。
図5〜7のエンドエフェクタ500、図10〜14のエンドエフェクタ1000、及び図15〜19のエンドエフェクタ1500の図解は、例示的な実施形態が実装される方法に対する物理的又は構造的な制限を示唆することを意図していない。図示した構成要素に加えてまたは代えて、他の構成要素を使用できる。幾つかの構成要素は任意選択になることがある。
図5〜21に示す異なるコンポーネントは、図1〜4のブロック図で示すコンポーネントを物理的な構造としてどのように実装できるかを示す実施例である。加えて、図5〜21に示されるコンポーネントのいくつかを、図1〜4のコンポーネントと組み合わせるか、図1〜4のコンポーネントに使用するか、又はそれら2つの場合を組み合わせることができる。
ここで図22を参照すると、例示的実施形態による、物体を洗浄するプロセスのフロー図が示される。図22に示すプロセスは、図1のエンドエフェクタ114を使用して実装することができる。
プロセスは、ロボットデバイス112を使用して、プラットフォーム116を航空機構造105に対する経路128に沿って移動させることにより開始される(作業2200)。次いで、プラットフォーム116が経路128に沿って移動しているときに、液体138とプラットフォーム116に関連付けられる洗浄素子の第1の組123とを使用して、航空機構造105の第1の表面132が洗浄され得る(作業2202)。プラットフォーム116が経路128に沿って移動しているときに、液体138とプラットフォーム116に関連付けられる洗浄素子の第2の組125とを使用して、航空機構造105の第2の表面134が洗浄され得る(作業2204)。
その後、プラットフォーム116が経路128に沿って移動しているときに、第1の表面132及び第2の表面134は乾燥され、プラットフォーム116に関連付けられる真空システム124を使用して望ましくない材料142が第1の表面132及び第2の表面134から取り除かれ(作業2206)、その後プロセスは終了する。望ましくない材料142は、複数の表面130上に残存するいかなる液体も含み得、複数の表面130の洗浄中に複数の表面130から除去される他の材料も含み得る。この方式で、複数の表面130は、エンドエフェクタ114によって単一の経路128に沿って洗浄され乾燥され得る。
ここで図23を参照すると、例示的実施形態による、物体の複数の表面を洗浄するプロセスのフロー図が示される。図23に示すプロセスは、図4の第3の構成400を有する、図1のエンドエフェクタ114を使用して実装することができる。
プロセスは、プラットフォーム116を物体104に対する経路128に沿って移動させることにより開始され得る(作業2300)。プラットフォーム116が経路128に沿って移動しているときに、液体138は、プラットフォーム116に関連付けられるアプリケータ104を使用して、物体104の複数の表面130上に塗布され得る。
次いで、プラットフォーム116に関連付けられる複数の洗浄素子120を使用して、液体138を複数の表面130に入れ込み、望ましくない材料142が複数の表面130から除去され得る(作業2304)。真空システム124を使用して空気の流れを発生させることができる(作業2306)。作業2306では、空気が複数の洗浄素子120から離れて真空ダクト431へと移動するように、空気の流れが発生し得る。
複数の可撓性部材432は、複数の表面130に沿って移動されて複数の表面130を乾燥させ、望ましくない材料142を複数の可撓性部材432間の複数の間隙434へと移動させ得る(作業2308)。作業2306で生み出された空気の流れは、プラットフォーム116が経路128に沿って移動しているときに、複数の可撓性部材432が複数の表面130との接触を維持することを援助し得る。
特に、複数の表面130の平坦でない部分上を通過する場合にも、真空システム124によって生み出された真空圧が、複数の可撓性部材432が複数の表面130との十分な接触を維持することを確実にする。実質的にすべての望ましくない材料142を確実に複数の表面130から取り除くために、十分な接触が必要であり得る。
その後、望ましくない材料142は、真空システム124によって発生する空気の流れによって、複数の可撓性部材432間の複数の間隙434から真空システム124の真空ダクト431へと移動され(作業2310)、その後プロセスは終了する。したがって、作業2308において複数の可撓性部材432は、複数の表面130を乾燥させること及び望ましくない材料142を複数の表面130から取り除くことの両方のために、複数の表面130に沿って移動され得る。この方式で、複数の表面130の洗浄に含まれるすべての作業が、経路128に沿って移動され得るプラットフォーム116のワンパス(single pass)で実施され得る。
図示した種々の実施形態でのフロー図及びブロック図は、装置及び方法の幾つかの可能な実装の構造、機能、及び動作を示している。これに関し、フロー図又はブロック図の各ブロックは、1つのモジュール、セグメント、機能、動作及び/又はステップの部分、これらの何らかの組み合わせを表わすことができる。
例示的実施形態のいくつかの代替的実装では、ブロックに記載された一つ又は複数の機能は、図中に記載の順序を逸脱して現れることがある。例えば、含まれる機能性によっては、連続して示される2つのブロックは実質的に同時に実行される場合があり、又はブロックは時に逆の順序で実行され得る。また、フロー図又はブロック図に描かれているブロックに加えて他のブロックが追加されることもあり得る。
例えば、図23の作業2308及び作業2310は同時に実施され得る。幾つかの実施例では、作業2308及び作業2310が省略され得る。これらの実施例では、図23の作業2308及び作業2310で示される望ましくない材料142の除去が、他のタイプの作業を使用して実施され得る。
本発明の例示的実施形態は、図24に示す航空機の製造及び保守方法2400、並びに、図25に示す航空機2500の観点から示されている。まず図24を参照すると、例示的実施形態による、航空機の製造及び保守方法のブロック図が示される。製造前の段階で、航空機の製造及び保守方法2400は、図25の航空機2500の仕様及び設計2402、並びに材料の調達2404を含む。
製造段階では、図25の航空機2500のコンポーネント及びサブアセンブリの製造2406、並びにシステムインテグレーション2408が行われる。その後、図25の航空機2500は認可及び納品2410を経て運航2412に供される。顧客による運航2412中、図25の航空機2500は、定期的な整備及び点検2414(改造、再構成、改修、およびその他の整備または点検を含み得る)がスケジューリングされる。
航空機の製造及び保守方法2400の各プロセスは、システムインテグレーター、第三者、もしくはオペレータのうちの少なくとも1つによって実施又は実行されることがある。これらの実施例では、オペレータは顧客であってもよい。本明細書の目的では、システムインテグレーターは、任意の数の航空機製造者、および主要システムの下請業者を含むことができ(これらに限定せず)、サードパーティは、任意の数のベンダー、下請業者、および供給業者を含むことができ(これらに限定せず)、オペレータは航空会社、リース会社、軍事団体、サービス機関などであってよい。
ここで図25を参照すると、例示的実施形態が実装され得る航空機のブロック図が示される。この実施例で航空機2500は、図24の航空機の製造及び保守方法2400によって生産されており、機体2502と共に複数のシステム2504及び内装2506を含み得る。システム2504の実施例は、推進システム2508、電気システム2510、油圧システム2512、及び環境システム2514のうちの一又は複数を含み得る。任意の数の他のシステムが含まれてもよい。航空宇宙産業の例を示したが、自動車産業などの他の産業に種々の例示的な実施形態を適用することができる。
本明細書において実施される装置および方法は、図24の航空機の製造及び保守方法2400の段階のうち少なくとも1つにおいて用いられ得る。特に図1のエンドエフェクタ114は、異なるタイプの航空機構造を洗浄するために、航空機の製造及び保守方法2400のいずれの段階においても使用され得る。
限定しないが例えば、図2の第1の構成200、図3の第2の構成300、図4の第3の構成400を有する図1のエンドエフェクタ114は、航空機構造を洗浄するために、コンポーネント及びサブアセンブリの製造2406、システムインテグレーション2408、定期的な保守および点検2414、又は航空機の製造及び保守方法2400における他の何らかの段階のうちの少なくとも1つの段階で、使用され得る。図1のエンドエフェクタ114は、限定しないが例えば、航空機2500の機体2502の一部分、航空機2500の翼パネル、又は他の何らかの航空機構造を洗浄するために使用され得る。
一実施例で、図24のコンポーネント及びサブアセンブリの製造2406で生産されるコンポーネント又はサブアセンブリは、図24で航空機2500が運航2412中に生産されるコンポーネント又はサブアセンブリと同様の方法で、作成又は製造され得る。別の実施例では、一又は複数の装置の実施形態、方法の実施形態、又はこれらの組み合わせを、図24のコンポーネント又はサブアセンブリの製造2406並びにシステムインテグレーション2408などの生産段階で利用することができる。一又は複数の装置の実施形態、方法の実施形態並びにこれらの組み合わせを、航空機2500が図24の運航2412中に、保守および点検2414中に、又はこれら両方に、利用することができる。任意の数の種々の例示的実施形態の利用により、航空機2500の組立を大幅に効率化しコストを削減することができる。
したがって例示的な実施形態は、複数の表面を有する物体を洗浄する方法及び装置を提供する。一実施例で、図1のエンドエフェクタ114は物体104の複数の表面130を洗浄するために使用され得る。エンドエフェクタ114は、複数の表面130上に液体138を塗布する用途のために構成される、液体塗布システム121を含み得る。エンドエフェクタ114は、複数の表面130上に塗布された液体138を複数の表面130に入れ込んで複数の表面130から望ましくない材料142を除去するように構成される、複数の洗浄素子120も含み得る。さらに、エンドエフェクタ114は望ましくない材料142を取り除く用途のために構成される、真空システム124を含み得る。
上述の作業を実施するように構成される単一のエンドエフェクタを有することによって、複数の表面130の洗浄に必要な全体的な時間と労力とが大幅に低減され得る。さらに、エンドエフェクタ114を使用すると複数の表面130上で実施される洗浄の質が向上する。
上述した種々の実施形態の説明は、例示及び説明を目的とするものであり、完全な説明であること、又はこれらの実施形態を開示された形態に限定することを意図していない。当業者には、多くの修正例及び変形例が自明である。さらに、種々の例示的な実施形態は、他の好ましい実施形態に照らして別の利点を提供することができる。選択された一又は複数の実施形態は、実施形態の原理、実際の用途を最もよく説明するため、及び、様々な実施形態の開示内容と考慮される特定の用途に適した様々な修正との理解を、他の当業者に対して促すために選択及び記述されている。
500 エンドエフェクタ
502 プラットフォーム
504 ロボットインターフェース
506 複数の洗浄素子
508 真空システム
510 カバー
512 第1の複数のブリッスル
514 第2の複数のブリッスル
516 第1の平面
518 第2の平面
521、523 振動ダンパ
524 第1の真空カバー
526 第2の真空カバー
527、528 スプレーデバイス
529 締結デバイス
530 スプレーノズル
531 締結デバイス
532 主要真空ダクト
534 主要真空ダクトの端部
600 第1の空圧モータ
601 モータシステム
602 第2の空圧モータ
603 第1の基部
605 第2の基部
606 第1の軸
610 第2の軸
612 第1の部材
614 第2の部材
700 第1のダクト
702 第2のダクト
704 スプレーデバイス
706 締結デバイス
900、902 スプレーノズル
1000 エンドエフェクタ
1002 プラットフォーム
1003 カバー
1004 ロボットインターフェース
1006 液体塗布システム
1008 真空システム
1010 保護シールド
1011 真空カバー
1012 第1の真空チャンバ
1014 第2の真空チャンバ
1015 主要真空ダクト
1016、1018 スプレーデバイス
1020、1022 ホース
1100 ホース
1102 第1の基部
1104 第2の基部
1106 第1の複数のブリッスル
1108 第2の複数のブリッスル
1109 第1の平面
1110 第1の複数のチャネル
1112 第2の複数のチャネル
1200 モータシステム
1202 第1の空圧モータ
1204 第2の空圧モータ
1206 第1の回転部材
1208 第2の回転部材
1210 第1の軸
1214 第2の軸
1218 第1のダクト
1220 第2のダクト
1300、1302 スプレーデバイス
1304 ホース
1400、1402、1404 スプレーノズル
1500 エンドエフェクタ
1502 プラットフォーム
1504 ロボットインターフェース
1505 液体塗布システム
1506 複数の洗浄素子
1508 真空システム
1510 モータシステム
1514 ホース
1515 チャネル
1516 チャネル構造
1517 チャネル
1518 アプリケータ
1520 ブラシの第1の組
1522 ブラシの第2の組
1524 ブラシの第3の組
1525 構造
1526、1528、1530 ブラシ
1527 第1の平面
1531 第2の平面
1532 ブラシ
1533 エアホース
1534 ブラシ
1535 空圧モータ
1536 複数の可撓性部材
1537 間隙
1538 真空ダクト
1700、1702 ブラシ
1800 ピボットフィーチャ
1802 スロット
1804 ピボット軸
1808、1812 初期位置
1900、1904 次の位置
2000、2004 次の位置
2100 物体
2102 翼パネル
2104、2106 ストリンガー
2108 フランジ
2110 第1の表面
2112 第2の表面
2114 第3の表面

Claims (9)

  1. プラットフォームと、
    前記プラットフォームに関連付けられ、ロボットデバイスに取り付けられるように構成される、ロボットインターフェースであって、前記ロボットデバイスは前記プラットフォームを航空機構造に対する経路に沿って移動させるように構成される、ロボットインターフェースと、
    前記プラットフォームに関連付けられ、前記プラットフォームが前記経路に沿って移動されているときに前記航空機構造の第1の表面を液体を使用して洗浄するように構成される、洗浄素子の第1の組と、
    前記プラットフォームに関連付けられ、前記経路に沿って前記プラットフォームが移動されているときに前記第1の表面に対して実質的に垂直な前記航空機構造の第2の表面を前記液体を使用して洗浄するように構成される、洗浄素子の第2の組と、
    前記プラットフォームに関連付けられ、前記第1の表面と前記第2の表面とを乾燥させるように構成され、前記プラットフォームが前記経路に沿って移動されているときに前記第1の表面と前記第2の表面とから望ましくない材料を取り除くように構成される、真空システムと
    を含む装置であって、
    前記洗浄素子の第1の組が前記第1の表面に接触する間に前記洗浄素子の第2の組が前記第2の表面に接触するように構成され、前記第1の表面は翼パネルの表面であり、前記第2の表面は前記翼パネルに取り付けられるストリンガーの表面であり、
    前記装置が、前記航空機構造の第3の表面を洗浄するように構成される洗浄素子の第3の組をさらに含み、前記第3の表面は前記第2の表面に対して角度付けされており、前記航空機構造の前記第3の表面は、前記第2の表面に対して実質的に垂直であり、前記第1の表面に対向し、前記第2の表面に沿って前記第1の表面から離間されており、前記第3の表面は前記ストリンガーから伸びるフランジの表面である、装置。
  2. 前記洗浄素子の第1の組はブラシの第1の組であり、前記洗浄素子の第2の組はブラシの第2の組である、請求項1に記載の装置。
  3. 前記プラットフォームに関連付けられ、前記プラットフォームが前記経路に沿って移動されているときに、前記洗浄素子の第1の組及び前記洗浄素子の第2の組によってそれぞれ前記第1の表面及び前記第2の表面を洗浄する前に、前記第1の表面及び前記第2の表面上に前記液体を塗布するように構成される、液体塗布システムをさらに含む、請求項1または2に記載の装置。
  4. 前記プラットフォームが前記経路に沿って移動されているときに、前記洗浄素子の第1の組における及び前記洗浄素子の第2の組における少なくとも1つの洗浄素子を、表面に沿って前方及び後方に複数回移動させるように構成される、モータシステムをさらに含む、請求項1からのいずれか一項に記載の装置。
  5. 前記洗浄素子の第1の組は第1の複数のブラシであり、前記洗浄素子の第2の組は第2の複数のブラシである、請求項1からのいずれか一項に記載の装置。
  6. 航空機構造を洗浄する方法であって、
    ロボットデバイスを使用して、プラットフォームを航空機構造に対する経路に沿って移動させること、
    前記プラットフォームが前記経路に沿って移動されているときに、前記航空機構造の第1の表面を液体と洗浄素子の第1の組とを使用して洗浄すること、
    記経路に沿って前記プラットフォームが移動されているときに、前記第1の表面に対して実質的に垂直な前記航空機構造の第2の表面を前記液体と洗浄素子の第2の組とを使用して洗浄すること、並びに、
    前記プラットフォームが前記経路に沿って移動されているときに、前記プラットフォームに関連付けられる真空システムを使用して、前記第1の表面及び前記第2の表面から望ましくない材料を取り除くこと
    を含み、
    前記ロボットデバイスを使用して、前記プラットフォームを前記航空機構造に対する前記経路に沿って移動させることは、前記洗浄素子の第1の組が前記第1の表面に接触する間に前記洗浄素子の第2の組が前記第2の表面に接触するように、前記プラットフォームを前記経路に沿って移動させることを含み、
    前記第1の表面は翼パネルの表面であり、前記第2の表面は前記翼パネルに取り付けられるストリンガーの表面であり、
    前記方法は、前記プラットフォームが前記経路に沿って移動されているときに、前記液体と洗浄素子の第3の組とを使用して前記航空機構造の第3の表面を洗浄することをさらに含み、前記第3の表面は前記第2の表面に対して角度付けされており、前記航空機構造の前記第3の表面は、前記第2の表面に対して実質的に垂直であり、前記第1の表面に対向し、前記第2の表面に沿って前記第1の表面から離間されており、前記第3の表面は前記ストリンガーから伸びるフランジの表面である、方法。
  7. 前記航空機構造の前記第1の表面を洗浄することは、
    液体塗布システムを使用して前記第1の表面上に前記液体を塗布すること、及び、
    前記望ましくない材料を前記第1の表面から除去するために、前記洗浄素子の第1の組を使用して前記液体を前記第1の表面に入れ込むことを含む、請求項に記載の方法。
  8. 前記航空機構造の前記第2の表面を洗浄することは、
    液体塗布システムを使用して前記第2の表面上に前記液体を塗布すること、及び、
    前記望ましくない材料を前記第2の表面から除去するために、前記洗浄素子の第2の組を使用して前記液体を前記第2の表面に入れ込むことを含む、請求項6または7に記載の方法。
  9. 前記プラットフォームが前記経路に沿って移動されているときに、前記望ましくない材料を、前記プラットフォームに関連付けられる前記真空システムを使用して前記第1の表面及び前記第2の表面から取り除くことは、
    前記第1の表面及び前記第2の表面を乾燥させて前記望ましくない材料を前記第1の表面及び前記第2の表面から取り除くために、前記第1の表面及び前記第2の表面に沿って複数の可撓性部材を移動させること、並びに、
    前記望ましくない材料を前記真空システムの真空ダクトへと移動させる、空気の流れを発生させることを含む、請求項6から8のいずれか一項に記載の方法。
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