JP6536356B2 - 電子装置の製造方法 - Google Patents
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回路基板(10,10c)の一面に回路素子(21,22,23)が実装された電子構造体(110)と、一面と回路素子とを覆いつつ電子構造体の一部が露出するように開口部(31、31a〜31c)が形成されたモールド樹脂(30)とを含む電子装置の製造方法であって、
電子装置は、回路素子(21)として、表面に表面電極(21a)が形成され、裏面に裏面電極(21b,21c)が形成され、動作することで熱を発する発熱素子を含み、
発熱素子は、裏面電極が一面と対向した状態で実装されており、
電子構造体の露出させる露出部に接触させて開口部を形成するための弾性体からなる部材であり、露出部に接触する接触部を有し、一方の端面から反対側の端面である底部に行くにつれて断面積が広くなる形状を有した開口形成部材(200,200a,200b)と、
一面に対して環状に密着してモールド樹脂の構成材料が供給される空間を電子構造体との間に形成するものであって、露出部に対向する位置に穴部が設けられ露出部の周辺に対向配置される対向部(322)と、穴部内で一面に垂直な方向に移動可能に構成され底部を支持した状態で接触部を電子構造体に押圧する押圧部(323)とを含む金型と、を使用し、
押圧部を一面に近づく方向に移動させることで、対向部に達することなく押圧部上に配置された開口形成部材の接触部を露出部に押圧して、対向部に達することなく開口形成部材を変形させる押圧工程と、
開口形成部材を変形させている状態で、空間内の構成材料を硬化させるモールド工程と、
モールド工程後に、押圧部を一面から遠ざかる方向に移動させることで、電子構造体に対する開口形成部材の押圧を停止し、モールド樹脂から開口形成部材を取り出す取り出し工程と、を備えており、
押圧工程では、開口形成部材の接触部を表面電極に押圧して開口形成部材を変形させることで、表面電極を露出部としてモールド樹脂から露出させることを特徴とする。
開口形成部材の形状によっては、図13に示すような電子装置100aを製造できる。図13は、上記実施形態における図2に相当する断面図である。電子装置100aのモールド樹脂30は、表面が曲面形状をなしている開口部31aが形成されている。つまり、変形例1の製造装置は、電子装置100aを製造できる開口形成部材を備えていると言える。また、変形例1の製造方法は、電子装置100aを製造できる開口形成部材を用いて行うと言える。変形例1の開口形成部材は、例えば楕円体形状のものを採用できる。
変形例2の製造装置は、開口形成部材200aを備えている。開口形成部材200aは、図14に示すように、形状が開口形成部材200と異なる。また、変形例2の製造方法は、開口形成部材200aを用いる。なお、図14は、上記実施形態における図5に相当する断面図である。
変形例3の製造装置は、開口形成部材200bを備えている。開口形成部材200bは、図15に示すように、形状が開口形成部材200aと異なる。また、変形例3の製造方法は、開口形成部材200bを用いる。なお、図15は、上記実施形態における図5に相当する断面図である。
変形例4の製造方法は、開口形成部材200で押圧する部位が上記実施形態と異なる。なお、変形例4の製造装置は、上記実施形態と同様である。
変形例5の製造方法は、開口形成部材200で押圧する部位が上記実施形態と異なる。なお、変形例5の製造装置は、上記実施形態と同様である。
変形例6の製造方法及び製造装置で製造された電子装置100dは、図24に示すように、電解コンデンサ23の一部がモールド樹脂30から露出している。図24は、上記実施形態における図2に相当する断面図である。
変形例6の製造方法及び製造装置で製造された電子装置100eは、図25に示すように、発熱素子21と電解コンデンサ23がモールド樹脂30に覆われている。図25は、上記実施形態における図2に相当する断面図である。なお、図25に示すように、電子装置100eは、一例として、二つの発熱素子21と一つの電解コンデンサ23とが電気的に接続された回路構成を含んでいる。しかしながら、本発明はこれに限定されない。電子装置100eは、この回路構成とは異なる構成の回路を含んでいてもよい。
Claims (4)
- 回路基板(10,10c)の一面に回路素子(21,22,23)が実装された電子構造体(110)と、前記一面と前記回路素子とを覆いつつ前記電子構造体の一部が露出するように開口部(31、31a〜31c)が形成されたモールド樹脂(30)とを含む電子装置の製造方法であって、
前記電子装置は、前記回路素子(21)として、表面に表面電極(21a)が形成され、裏面に裏面電極(21b,21c)が形成され、動作することで熱を発する発熱素子を含み、
前記発熱素子は、前記裏面電極が前記一面と対向した状態で実装されており、
前記電子構造体の露出させる露出部に接触させて前記開口部を形成するための弾性体からなる部材であり、前記露出部に接触する接触部を有し、一方の端面から反対側の端面である底部に行くにつれて断面積が広くなる形状を有した開口形成部材(200,200a,200b)と、
前記一面に対して環状に密着して前記モールド樹脂の構成材料が供給される空間を前記電子構造体との間に形成するものであって、前記露出部に対向する位置に穴部が設けられ前記露出部の周辺に対向配置される対向部(322)と、前記穴部内で前記一面に垂直な方向に移動可能に構成され前記底部を支持した状態で前記接触部を前記電子構造体に押圧する押圧部(323)とを含む金型と、を使用し、
前記押圧部を前記一面に近づく方向に移動させることで、前記対向部に達することなく前記押圧部上に配置された前記開口形成部材の前記接触部を前記露出部に押圧して、前記対向部に達することなく前記開口形成部材を変形させる押圧工程と、
前記開口形成部材を変形させている状態で、前記空間内の前記構成材料を硬化させるモールド工程と、
前記モールド工程後に、前記押圧部を前記一面から遠ざかる方向に移動させることで、前記電子構造体に対する前記開口形成部材の押圧を停止し、前記モールド樹脂から前記開口形成部材を取り出す取り出し工程と、を備えており、
前記押圧工程では、前記開口形成部材の前記接触部を前記表面電極に押圧して前記開口形成部材を変形させることで、前記表面電極を前記露出部として前記モールド樹脂から露出させることを特徴とする電子装置の製造方法。 - 回路基板(10,10c)の一面に回路素子(21,22,23)が実装された電子構造体(110)と、前記一面と前記回路素子とを覆いつつ前記電子構造体の一部が露出するように開口部(31、31a〜31c)が形成されたモールド樹脂(30)とを含む電子装置の製造方法であって、
前記電子装置は、厚み方向に貫通した貫通穴(11c)が形成された前記回路基板(10c)を含んでおり、
前記電子構造体の露出させる露出部に接触させて前記開口部を形成するための弾性体からなる部材であり、前記露出部に接触する接触部を有し、一方の端面から反対側の端面である底部に行くにつれて断面積が広くなる形状を有した開口形成部材(200,200a,200b)と、
前記一面に対して環状に密着して前記モールド樹脂の構成材料が供給される空間を前記電子構造体との間に形成するものであって、前記露出部に対向する位置に穴部が設けられ前記露出部の周辺に対向配置される対向部(322)と、前記穴部内で前記一面に垂直な方向に移動可能に構成され前記底部を支持した状態で前記接触部を前記電子構造体に押圧する押圧部(323)とを含む金型と、を使用し、
前記押圧部を前記一面に近づく方向に移動させることで、前記対向部に達することなく前記押圧部上に配置された前記開口形成部材の前記接触部を前記露出部に押圧して、前記対向部に達することなく前記開口形成部材を変形させる押圧工程と、
前記開口形成部材を変形させている状態で、前記空間内の前記構成材料を硬化させるモールド工程と、
前記モールド工程後に、前記押圧部を前記一面から遠ざかる方向に移動させることで、前記電子構造体に対する前記開口形成部材の押圧を停止し、前記モールド樹脂から前記開口形成部材を取り出す取り出し工程と、を備えており、
前記押圧工程では、前記開口形成部材の前記接触部を前記貫通穴の表面に押圧して前記開口形成部材を変形させることで、前記貫通穴の表面を前記露出部として前記モールド樹脂から露出させることを特徴とする電子装置の製造方法。 - 回路基板(10,10c)の一面に回路素子(21,22,23)が実装された電子構造体(110)と、前記一面と前記回路素子とを覆いつつ前記電子構造体の一部が露出するように開口部(31、31a〜31c)が形成されたモールド樹脂(30)とを含む電子装置の製造方法であって、
前記電子装置は、前記回路素子(23)として、一方の表面に二つの電極(23a,23b)が形成された電解コンデンサを含んでおり、
前記電解コンデンサは、二つの前記電極が前記一面と対向した状態で実装されており、
前記電子構造体の露出させる露出部に接触させて前記開口部を形成するための弾性体からなる部材であり、前記露出部に接触する接触部を有し、一方の端面から反対側の端面である底部に行くにつれて断面積が広くなる形状を有した開口形成部材(200,200a,200b)と、
前記一面に対して環状に密着して前記モールド樹脂の構成材料が供給される空間を前記電子構造体との間に形成するものであって、前記露出部に対向する位置に穴部が設けられ前記露出部の周辺に対向配置される対向部(322)と、前記穴部内で前記一面に垂直な方向に移動可能に構成され前記底部を支持した状態で前記接触部を前記電子構造体に押圧する押圧部(323)とを含む金型と、を使用し、
前記押圧部を前記一面に近づく方向に移動させることで、前記対向部に達することなく前記押圧部上に配置された前記開口形成部材の前記接触部を前記露出部に押圧して、前記対向部に達することなく前記開口形成部材を変形させる押圧工程と、
前記開口形成部材を変形させている状態で、前記空間内の前記構成材料を硬化させるモールド工程と、
前記モールド工程後に、前記押圧部を前記一面から遠ざかる方向に移動させることで、前記電子構造体に対する前記開口形成部材の押圧を停止し、前記モールド樹脂から前記開口形成部材を取り出す取り出し工程と、を備えており、
前記押圧工程では、前記開口形成部材の前記接触部を前記電解コンデンサにおける前記表面の反対面に押圧して前記開口形成部材を変形させることで、前記反対面を前記露出部として前記モールド樹脂から露出させることを特徴とする電子装置の製造方法。 - 前記対向部は、前記一面に垂直な方向に移動可能に構成され、前記空間に供給された前記構成材料に成形圧を印加する部位であり、
前記モールド工程では、前記対向部によって、前記空間内の前記構成材料に成形圧を印加して、前記構成材料を硬化させ、
前記取り出し工程では、前記モールド工程後に、前記成形圧の印加を停止して、前記モールド樹脂から前記開口形成部材を取り出すことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電子装置の製造方法。
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