JP6535074B2 - リトラクティング機構 - Google Patents
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Description
第一レールは、キャビネットに取り付けられる。
第二レールは、引き出しを受け止め、又は、支える。このため、第二レールにより、引き出しは、第一レールに相対してキャビネットから簡単に引き出される、又は、キャビネット内に入れられ、収納される。引き出しが、キャビネット内から引き出されたとき、底取り付け式引き出しスライドレールアセンブリは、引き出しの底部に隠れた状態を保持する。
リトラクティング機構は、案内構造と、キャッチ部材と、弾性部材と、を備える。
案内構造は、第一案内部、及び、第一案内部に連通する第二案内部を有する。
キャッチ部材は、第一案内部と第二案内部との間で移動可能であり、嵌着部を捕らえることが可能な第一部及び第二部を有し、さらに本体部、第一延伸部、第二延伸部及び第三延伸部を有する。
弾性部材は、第一部又は第二部が嵌着部を捕らえ、第一家具部材又は第二家具部材がオープン方向へ移動したとき、キャッチ部材が第二案内部を通して、嵌着部から離脱し、離脱したキャッチ部材が第二案内部に嵌着したとき、駆動力を蓄える。
第一延伸部、第二延伸部及び第三延伸部は、本体部に接続されている。
第三延伸部は、第一延伸部と第二延伸部との間に位置し、第一部は、第一延伸部と第三延伸部との間に位置する。
第三延伸部は、第三延伸部に相対して屈折し、第二延伸部に隣り合う弾力脚を含む。
第二案内部は、第一案内部に相対して傾斜を呈する。
第一家具部材又は第二家具部材がオープン方向へ移動し、キャッチ部材が第二案内部を通って嵌着部から離脱し、離脱したキャッチ部材が第二案内部に嵌着するとき、キャッチ部材の第三延伸部の弾力脚は、嵌着部の形状に沿って移動することで、キャッチ部材が第一案内部から第二案内部への傾斜に案内されながら移動するのを補助する。
図1に示す通り、家具パーツ20は、第一家具部材22、少なくとも1個の第二家具部材24a、24bを有する。
ここでは、2個の第二家具部材24a、24bを例とする。
各第二家具部材24a、24b、例えば、第二家具部材24aは、第一家具部材22に相対して移動可能である。
好ましくは、第二家具部材24aは、2個のスライドレールアセンブリ26を通して、第一家具部材22に相対して簡単に移動可能である。
第一家具部材22は、キャビネットで、2個の第二家具部材24a、24bは引き出しであるが、実施においてはこれに限定されない。
好ましくは、スライドレールアセンブリ26は、第三レール32をさらに有する。第三レール32は、第一レール28と第二レール30との間で移動可能に取り付けられ、第二レール30の第一レール28に相対した移動行程を延長する。
具体的には、第一レール28はレール33、取り付け側壁34及び延伸壁36を有する。
レール33には、第三レール32が取り付けられる。
取り付け側壁34は、例えば、螺接方式により、第一家具部材22に取り付けられる。
延伸壁36は、レール33と取り付け側壁34との間に接続される。
第二レール30は、第二家具部材24aを搭載しており、第二家具部材24aの一部とみなすことができる。
或いは、第二家具部材24aは、第一家具部材22外から第一家具部材22内へと簡単に押し入れられる。
ここでは、嵌着部38は、固定ピンで、しかも固定するように第一レール28に隣り合う底部39に取り付けられ、片側へと延伸する(図4参照)。
本発明の実施形態によるリトラクティング機構40は、家具パーツ20に用いられる。
ここでは例として、リトラクティング機構40は、第二レール30に位置する第一側42aに取り付けられる。
好ましくは、第一レール28には、第一位置制限部44が配置される。
ここでは、例として、第二位置制限部46は、第二レール30の第二側42b(第一側42aの反対側)に配置される。
第一位置制限部44と第二位置制限部46は、第一レール28と第二レール30に隣り合う前端にそれぞれ位置する。
ここでは、第一位置制限部44と第二位置制限部46は、凸出物或いは塊状物を例とする。
好ましくは、リトラクティング機構40は、少なくとも1個のケースをさらに有する。ケースは、案内構造48、キャッチ部材50及び弾性部材52を保護する。
ここでは、少なくとも1個のケースは、相互に対応する第一ケース54aと第二ケース54bを例とする。
複数の接続部材55により、第一ケース54aと第二ケース54bとを第二レール30に取り付ける。
案内構造48は、第一案内部56及び第一案内部56に隣り合う第二案内部58を有する。
具体的には、第一案内部56は、予定の縦方向長さを有し、第二案内部58は非縦方向配置である。
ここでは、第一案内部56と第二案内部58は、相互に連通する孔或いは溝を例とする。
好ましくは、キャッチ部材50は、本体部64、第一延伸部66、第二延伸部68及び第三延伸部70を有する。
第一延伸部66、第二延伸部68及び第三延伸部70は、本体部64に接続される。第三延伸部70は、第一延伸部66と第二延伸部68との間に位置する。
例えば、第一延伸部66及び第三延伸部70は、グリップフックを共有しており、第一部60とする。
第二部62は、第二延伸部68に位置する。
好ましくは、第二延伸部68は、可撓性材料(例えば、プラスチック)により製造し、しかも第二延伸部68は、第一セクション71a、第一セクション71aに相対して屈折する第二セクション71bを有する。
好ましくは、嵌合フックは、第二延伸部68に隣り合う端部位置に形成する。
好ましくは、キャッチ部材50は、第三延伸部70に接続する弾力脚72をさらに有する。
ここでは例として、弾力脚72は、可撓性材料(例えば、プラスチック)により製造される。
好ましくは、キャッチ部材50は、第一案内脚78を通して、第一案内部56と第二案内部58との間で移動する。
ベース74は、少なくとも1個の第二案内脚80を通して、第一案内部56で移動する。
緩衝装置76は、シリンダー82、及びシリンダー82からの伸び出し状態を保持する棒体84をさらに有する。
シリンダー82内には、緩衝媒介物が収容される。
この部分は、領域における通常の知識を有する者には理解可能な技術範疇であるため、説明を簡略化し、詳述しない。
好ましくは、シリンダー82は、第一ケース54aに取り付けられる。棒体84は、キャッチ部材50(或いはベース74)に向かう。
キャッチ部材50は、第二家具部材24a(例えば、引き出し或いは第二レール30)に位置する。
第一レール28と第二レール30を例として、それぞれ第一家具部材22と第二家具部材24aとする。
キャッチ部材50の第一案内脚78とベース74の少なくとも1個の第二案内脚80は、第一案内部56に向かって、移動する。
弾性部材52は、このとき、初期の駆動力を蓄えた状態であり、緩衝装置76の棒体84は、シリンダー82に相対して收縮し、キャッチ部材50とベース74のどちらか一つに接触する。
例えば、キャッチ部材50の本体部64又は第一延伸部66の側辺位置に接触するが、実施においてはこれに限定されない。
これにより、キャッチ部材50は、ベース74に相対して傾斜角度を呈し、第一案内部56から一時的に第二案内部58に嵌着する。
キャッチ部材50の第一案内脚78は、第一案内部56から第二案内部58へ移動する。
緩衝装置76の棒体84は、シリンダー82に相対して伸び出る。これにより、緩衝装置76は、緩衝エネルギーを蓄える。
例えば、弾力脚72は、嵌着部38に直接的に接触し、キャッチ部材50が第一案内部56から第二案内部58へと傾斜するのを補助する。
具体的には、弾力脚72が嵌着部38に直接接触することを通して、キャッチ部材50に力を与える。
これにより、キャッチ部材50の第一案内脚78が第二案内部58へ移動するとき、キャッチ部材50は、第一傾斜位置L1より第二案内部58の末端により近い第二傾斜位置L2に傾斜する(第二傾斜位置L2に関しては図13参照)。
これにより、キャッチ部材50は、第二案内部58から嵌着解除され、離脱し、第一案内部56にある状態を回復する。こうして、弾性部材52は、戻るための駆動力をリリースする。
戻るための駆動力は、第二レール30が第一レール28に相対して、第二レール30が第一レール28に相対してクローズ位置Rまで移動するまで、クローズ方向D2へと閉まる最終段階の行程に力を与える(この部分は図8参照)。いわゆる、セルフクローズ機能(Self-Closing Function)が達成される。
緩衝装置76は、第二レール30が第一レール28に相対して最終段階の行程において、クローズ位置Rへと移動する過程で、緩衝作用を与える。
キャッチ部材50の傾斜に反応し、第一案内脚78は、第二案内部58から第一案内部56に戻る。
この過程において、キャッチ部材50の第二延伸部68は嵌着部38に接触する(この部分は図18参照)。
また、嵌着部38を超えた後、第二延伸部68は、可撓性力をリリースし、正常状態を回復する。これにより、キャッチ部材50は、第二部62を通して、嵌着部38をキャッチできる。
これにより、キャッチ部材50(或いは第一案内脚78)は、第一案内部56から徐々に第二案内部58に近づく。
弾性部材52は徐々に戻るための駆動力を累積する。また、緩衝装置76の棒体84は、シリンダー82に相対して徐々に伸び出す。
これにより、キャッチ部材50(或いは第一案内脚78)は、ベース74に相対して傾斜角度を呈し、第一案内部56から一時的に第二案内部58に嵌着する。
言い換えれば、キャッチ部材50は、第二案内部58を通して角度の傾斜を呈する。これにより、第二部62は、嵌着部38から離脱する。また、弾性部材52は、キャッチ部材50に対応して第二案内部58に嵌着し、一時的に戻るための駆動力を蓄える。
好ましくは、第二レール30が第一レール28に相対してオープン方向D1へと移動する過程において、弾力脚72は、嵌着部38と直接的に対応して作用できる。
例えば、弾力脚72は、嵌着部38に直接的に接触し、キャッチ部材50が第一案内部56から第二案内部58へと傾斜するのを補助する。
1.キャッチ部材50は、第一部60及び第二部62を有する。このため、それぞれ異なる状態(例えば、正常な状態或いは異常な状態)において、キャッチ部材50は、嵌着部38をキャッチできる。
2.キャッチ部材50は、弾力脚72を有する。このため、キャッチ部材50は、直接的に嵌着部38(例えば、固定ピン)に接触できる。弾力脚72は、キャッチ部材50が第一案内部56から第二案内部58へと傾斜するのを補助する。
3.キャッチ部材50の弾力脚72は、第三延伸部70に相対して屈折する。また、弾力脚72は、第二延伸部68に隣り合うか、第二延伸部68に向かう。
4.第二家具部材24a、24b(例えば、引き出し或いは第二レール30)が第一家具部材22(例えば、キャビネット或いは第一レール28)に相対してクローズ位置Rにある。このとき、第一位置制限部44と第二位置制限部46の相互接触を通して、第二家具部材24a、24bの、クローズ位置Rからクローズ方向D2への移動を防止できる。
22 第一家具部材、
24a、24b 第二家具部材、
26 スライドレールアセンブリ、
28 第一レール、
30 第二レール、
32 第三レール、
33 レール、
34 取り付け側壁、
36 延伸壁、
38 嵌着部、
39 底部、
40 リトラクティング機構、
42a 第一側、
42b 第二側、
44 第一位置制限部、
46 第二位置制限部、
48 案内構造、
50 キャッチ部材、
52 弾性部材、
54a 第一ケース、
54b 第二ケース、
55 接続部材、
56 第一案内部、
58 第二案内部、
60 第一部、
62 第二部、
64 本体部、
66 第一延伸部、
68 第二延伸部、
70 第三延伸部、
71a 第一セクション、
71b 第二セクション、
72 弾力脚、
74 ベース、
76 緩衝装置、
77 軸部、
78 第一案内脚、
80 第二案内脚、
82 シリンダー、
84 棒体、
D1 オープン方向、
D2 クローズ方向、
E オープン位置、
L1 第一傾斜位置、
L2 第二傾斜位置、
R クローズ位置、
P 予定位置。
Claims (7)
- 第一家具部材、前記第一家具部材に相対して移動可能な第二家具部材、及び、前記第一家具部材又は前記第二家具部材に設けられる嵌着部を有する家具パーツに用いられるリトラクティング機構であって、
第一案内部、及び、前記第一案内部に連通する第二案内部を有する案内構造と、
前記第一案内部と前記第二案内部との間で移動可能であり、前記嵌着部を捕らえることが可能な第一部及び第二部を有し、本体部、第一延伸部、第二延伸部及び第三延伸部をさらに有するキャッチ部材と、
前記第一部又は前記第二部が前記嵌着部を捕らえ、前記第一家具部材又は前記第二家具部材がオープン方向へ移動したとき、前記キャッチ部材が前記第二案内部を通して、前記嵌着部から離脱し、離脱した前記キャッチ部材が前記第二案内部に嵌着したとき、駆動力を蓄える弾性部材と、を備え、
前記第一延伸部、前記第二延伸部及び前記第三延伸部は、前記本体部に接続されており、
前記第三延伸部は、前記第一延伸部と前記第二延伸部との間に位置し、
前記第一部は、前記第一延伸部と前記第三延伸部との間に位置し、
前記第三延伸部は、前記第三延伸部に相対して屈折し、前記第二延伸部に隣り合う弾力脚を含み、
前記第二案内部は、前記第一案内部に相対して傾斜を呈し、
前記第一家具部材又は前記第二家具部材が前記オープン方向へ移動し、前記キャッチ部材が前記第二案内部を通って前記嵌着部から離脱し、離脱した前記キャッチ部材が前記第二案内部に嵌着するとき、前記キャッチ部材の前記第三延伸部の前記弾力脚は、前記嵌着部の形状に沿って移動することで、前記キャッチ部材が前記第一案内部から前記第二案内部への傾斜に案内されながら移動するのを補助することを特徴とするリトラクティング機構。 - 前記嵌着部は、前記第一家具部材に位置することを特徴とする請求項1に記載のリトラクティング機構。
- 前記第二部は、前記第二延伸部に位置することを特徴とする請求項1に記載のリトラクティング機構。
- 前記第二延伸部は、可撓性材料により形成されており、第一セクション及び前記第一セクションに相対して屈折する第二セクションを有し、
前記第一セクションと前記第二セクションとで嵌合フックを形成し、前記第二部とすることを特徴とする請求項1に記載のリトラクティング機構。 - 前記キャッチ部材に対して回転可能に接続されているベースをさらに備える請求項1に記載のリトラクティング機構。
- 前記駆動力を和らげる緩衝装置をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のリトラクティング機構。
- 前記第一家具部材は、第一位置制限部を含み、前記第二家具部材は、第二位置制限部を含み、前記第二家具部材が、前記第一家具部材に相対してクローズ位置にあるとき、第一位置制限部と前記第二位置制限部との接触により、クローズ位置からクローズ方向への継続した前記第二家具部材の移動が防止されることを特徴とする請求項1に記載のリトラクティング機構。
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