JP6534063B2 - 照明システム、および照明システムにおける通信方法 - Google Patents

照明システム、および照明システムにおける通信方法 Download PDF

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Description

本発明は、無線リモコン、中継器、および照明器具を備える照明システム、並びに、照明システムにおける通信方法に関する。
例えば、特許文献1には、ワイヤレススイッチが、光線を媒体としたワイヤレス信号を送信し、送信されたワイヤレス信号を中継器により受信し、中継器において受信したワイヤレス信号をワイヤレス式照明用受信器に伝達する構成が開示されている。この構成によれば、ワイヤレススイッチから遠方に、又は、見通しできない場所にワイヤレス式照明用受信器があっても、ワイヤレススイッチからの信号を、ワイヤレス式照明用受信器に到達させることが可能となる。
特開2001−85168号公報
上記従来の技術のように、無線で指示を送信するコントローラと、その指示に従って動作すべき照明器具との間に中継器を介在させることで、コントローラを用いた照明の制御の確実性を確保しながら、照明の配置位置についての自由度を向上させることは可能である。
しかしながら、この場合、コントローラおよび中継器の2つの機器が、照明器具への指示の送信元として存在することになる。そのため、照明器具は、例えば、コントローラおよび中継器の双方から同一の指示を重複して受信し、その結果、本来的には行う必要のない処理を行う可能性がある。このような無駄な処理の発生を防止するためには、例えば、照明器具が、中継器のみから指示を受信するように、コントローラ、中継器、および照明器具を配置することが考えられるが、このことは、例えば照明システムのレイアウトの自由度の観点からは好ましくない。
本発明は、上記従来の課題を考慮し、無線リモコンと中継器と照明器具とを備える照明システムであって、照明器具を、無線リモコンからの指示に応じて効率よく動作させることのできる照明システム等を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る照明システムは、無線リモコンと、中継器と、光源を有する照明器具とを備える照明システムであって、前記無線リモコンは、コマンドを無線で発信するコマンド発信部であって、前記照明器具への指示と、前記コマンドを発信するごとに値を変えた番号とを含むコマンドを発信するコマンド発信部を有し、前記中継器は、前記コマンドを受信する中継受信部と、前記中継受信部が受信した前記コマンドを無線で発信する中継発信部とを有し、前記照明器具は、前記コマンド発信部および前記中継発信部のそれぞれから発信された前記コマンドを受信することができるコマンド受信部と、記憶部と、(a)前記コマンド受信部が受信した前記コマンドである受信コマンドに含まれる番号が、前記記憶部に記憶されている番号と一致しない場合、前記受信コマンドに含まれる指示に従って前記光源を制御し、かつ、前記受信コマンドに含まれる番号を前記記憶部に記憶させ、(b)前記受信コマンドに含まれる番号が、前記記憶部に記憶されている番号と一致する場合、前記受信コマンドを破棄する制御部とを有する。
また、本発明の一態様に係る照明器具は、光源と、無線でコマンドを発信する無線リモコン、および、前記コマンドを受信して発信する中継器のそれぞれから、前記コマンドを受信することができるコマンド受信部と、記憶部と、(a)前記コマンド受信部が受信した前記コマンドである受信コマンドに含まれる番号が、前記記憶部に記憶されている番号と一致しない場合、前記受信コマンドに含まれる指示に従って前記光源を制御し、かつ、前記受信コマンドに含まれる番号を前記記憶部に記憶させ、(b)前記受信コマンドに含まれる番号が、前記記憶部に記憶されている番号と一致する場合、前記受信コマンドを破棄する制御部とを有する。
また、本発明の一態様に係る通信方法は、コマンドを無線で発信する無線リモコンと、中継器と、光源および記憶部を有する照明器具とを備える照明システムにおける通信方法であって、前記無線リモコンが、前記照明器具への指示と、前記コマンドを発信するごとに値を変えた番号とを含む前記コマンドを発信し、前記中継器が、受信した前記コマンドを無線で発信し、前記照明器具が、前記無線リモコンまたは前記中継器から発信された前記コマンドを受信し、受信した前記コマンドである受信コマンドに含まれる番号が、前記記憶部に記憶されている番号と一致しない場合、前記受信コマンドに含まれる指示に従って前記光源を制御し、かつ、前記受信コマンドに含まれる番号を前記記憶部に記憶させ、前記受信コマンドに含まれる番号が、前記記憶部に記憶されている番号と一致する場合、前記受信コマンドを破棄する。
本発明に係る照明システムおよび通信方法によれば、照明器具を、無線リモコンからの指示に応じて効率よく動作させることができる。また、本発明に係る照明器具によれば、無線リモコンからの指示に応じて効率よく動作することができる。
図1は、実施の形態に係る照明システムの構成概要を示す図である。 図2は、実施の形態に係る照明システムのレイアウトの一例を示す平面図である。 図3は、実施の形態に係る無線リモコン、中継器、および照明器具それぞれの機能構成の一例を示す図である。 図4は、実施の形態に係る照明システムにおけるコマンドのデータ構成例を示す図である。 図5は、実施の形態に係る照明システムの動作の流れの一例を示すフローチャートである。 図6は、照明システムが複数の中継器を備える場合における、照明システムのレイアウトの一例を示す平面図である。 図7は、照明システムが複数の中継器を備える場合におけるコマンドのデータ構成例を示す図である。
以下、実施の形態に係る照明システムについて、図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、本発明の一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態及びその変形例で示される、数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態などは、一例であって本発明を限定する主旨ではない。よって、以下の実施の形態及びその変形例における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付し、重複する説明は省略または簡略化される場合がある。
以下に、本発明の実施の形態に係る照明システムについて説明する。
[照明システムの構成例]
図1は、実施の形態に係る照明システム10の構成概要を示す図である。本実施の形態に係る照明システム10は、無線リモコン200、照明器具100、および中継器400を備える。なお、本実施の形態では、照明システム10は、複数の照明器具100を備えており、これら複数の照明器具100には電力供給用の配線が接続されている。電力供給用の配線の導通および非導通は、スイッチ20によって切り替えられる。
複数の照明器具100は、スイッチ20によってオンおよびオフを制御される他に、無線リモコン200からの指示によって、一括して明るさの変更等の制御がなされる。また、複数の照明器具100のそれぞれは、赤外線リモコン300にも対応しており、ユーザは、赤外線リモコン300を用いることで、例えば、複数の照明器具100のそれぞれの明るさを調整することができる。
無線リモコン200は、無線で発信するコマンドによって複数の照明器具100を制御するリモートコントローラである。無線リモコン200には、複数の照明器具100の明るさ等を一括して調整するための各種のボタン、および、現在の調光率等を表示する表示部などが備えられている。
赤外線リモコン300は、赤外線により送信するコマンドによって、照明器具100を個別に制御するリモートコントローラである。
中継器400は、無線リモコン200から発信されたコマンドを受信して発信する装置である。中継器400は、例えば、無線リモコン200から発信されたコマンドが届きにくい位置に配置された照明器具100に、コマンドを到達させる役目を有している。つまり、中継器400は、無線リモコン200から照明器具100へのコマンドの伝送を補助する補助通信器として機能する。なお、図1では図示が省略されているが、中継器400にも動作のための電力を供給する配線が接続されている。
次に、上記の基本構成を有する照明システム10のレイアウト例、機能構成の概要、および動作例について、図2〜図5を用いて説明する。
[照明システムのレイアウト例]
図2は、実施の形態に係る照明システム10のレイアウトの一例を示す平面図である。
図2に示すように、照明システム10が備える複数の照明器具100は、居室または店舗等である部屋の天井に設置され、無線リモコン200およびスイッチ20は、例えば当該部屋の壁に設置される。なお、図2では、照明システム10を天井側から見下ろした場合の、照明器具100等の構成要素の配置位置の一例が示されている。
図2に示す例では、20台の照明器具100が行列状に配置されており、かつ、これら20台の照明器具100の全てが、無線リモコン200からの電波の到達範囲内に配置されている。つまり、全ての照明器具100は、無線リモコン200との間の距離という観点では、理論上、無線リモコン200から発信されるコマンドを受信することが可能である。例えば、図2において、無線リモコン200から最も遠い、記号“A”が付された照明器具100(以下、「照明器具A」という。他の記号についても同じ。)の配置位置は、無線リモコン200からのコマンドを受信可能な範囲内である。
しかしながら、例えば、什器による電波の遮断、または、他の通信機器が発する電波との干渉等の理由により、複数の照明器具100のうちのいずれかが、無線リモコン200からのコマンドの受信に失敗する可能性がある。
そこで、本実施の形態では、中継器400を、無線リモコン200から離れた所定の位置に配置し、中継器400に、無線リモコン200からのコマンドを中継させている。これにより、複数の照明器具100のそれぞれにおける、コマンド受信の失敗の可能性が低減される。
例えば図2に示す、矩形の点線で囲まれた照明器具CおよびDが、これらの近傍に配置された什器の影響で、無線リモコン200が発信したコマンドを受信し難い場合を想定する。
この場合、照明器具CおよびDに比較的に近い位置に中継器400を配置することで、照明器具CおよびDのそれぞれは、中継器400を介して、無線リモコン200が発信したコマンドを受信することができる。
このように、本実施の形態に係る照明システム10では、中継器400を備えることで、無線リモコン200から照明器具100への情報(指示)伝達の信頼性を向上させている。また、当該信頼性の向上、および、照明器具100の効率的な動作のために、これら無線リモコン200等は、例えば、以下に示される機能構成を有している。
[照明システムの機能構成の例]
図3は、実施の形態に係る無線リモコン200、中継器400、および照明器具100それぞれの機能構成の一例を示す図である。
図3に示すように、無線リモコン200は、コマンドを無線で発信するコマンド発信部210を有する。コマンド発信部210が発信するコマンドには、照明器具100への指示と、コマンドを発信するごとに値を変えた番号であるコマンド番号とが含まれる。
本実施の形態では、複数(本実施の形態では20台)の照明器具100のそれぞれは、コマンドを受信した場合、そのコマンドに含まれる指示に応じて調光率の変更等の動作を行う。つまり、無線リモコン200は、コマンド発信部210が発信するコマンドによって、複数の照明器具100の明るさ等を一括して調整することができる。
また、本実施の形態では、コマンド発信部210は、コマンドを発信するごとに値を1つ増加させる連番を、コマンド番号として生成する。例えば、最初に発信するコマンドには、コマンド番号“000”が含まれ、次に発信するコマンドには、コマンド番号“001”が含まれる。また、例えば、コマンド番号が“127”まで増加した場合、コマンド番号が初期化され、次に発信されるコマンドには、コマンド番号として“000”が用いられる。
中継器400は、コマンドを受信する中継受信部410と、中継受信部410が受信したコマンドを無線で発信する中継発信部420とを有する。具体的には、中継器400は、中継受信部410が受信したコマンドを、そのコマンドに含まれる指示を変更することなく、中継発信部420から発信する。言い換えると、中継器400は、受信した指示を1以上の照明器具100に転送する機能を有している。
照明器具100は、光源ユニット110と、コマンド受信部120と、記憶部130と、制御部140とを有する。
光源ユニット110は、照明器具100に、照明用の光源として備えられた装置である。光源ユニット110は、例えば1以上の発光素子を備える。この発光素子としては、LED(Light Emitting Diode)素子が例示される。なお、発光素子は、LED素子に限定されず、例えば、半導体レーザ等の半導体発光素子、有機EL(Electro Luminescence)または無機EL等の固体発光素子が、光源ユニット110に備えられてもよい。
コマンド受信部120は、無線リモコン200のコマンド発信部210および中継器400の中継発信部420のそれぞれから発信されたコマンドを受信することができる。
つまり、コマンド受信部120は、無線リモコン200から発信されるコマンドを直接受信する機能(以下、「直接受信機能」という。)、および、無線リモコン200から発信されるコマンドを、中継器400を介して受信する機能(以下、「間接受信機能」という。)を有している。
記憶部130は、例えば、不揮発性メモリである。制御部140によって、コマンドに含まれるコマンド番号の記憶部130への書き込み、および、記憶部130からのコマンド番号の読み出しがなされる。
制御部140は、コマンド受信部120が受信したコマンドに含まれる指示に従って、光源ユニット110を制御する。
ここで、コマンド受信部120は、上述のように直接受信機能と間接受信機能とを有している。そのため、無線リモコン200から、ある指示を含むコマンドが発信された場合、無線リモコン200および中継器400の双方から、当該指示を示すコマンドを重複して受信する可能性がある。
例えば、図2および図3に示す照明器具Bは、無線リモコン200からの電波の到達範囲内にあり、かつ、中継器400に比較的に近い位置に配置されている。そのため、照明器具Bのコマンド受信部120は、無線リモコン200からコマンドが発信された場合、そのコマンドを、中継器400を介さずに受信し、かつ、中継器400を介して受信する。この場合、コマンド受信部120は、同一指示を示すコマンドを重複して受信するため、制御部140が、仮にこれらコマンドのそれぞれに従って動作した場合、本来的には行う必要のない無駄な処理が発生する。
すなわち、中継器400が存在することで、無線リモコン200から発信されたコマンドの、複数の照明器具100への到達の確実性が向上される一方で、コマンドを重複受信した照明器具100における無駄な処理の発生という問題が生じ得る。
そこで、本実施の形態に係る照明システム10では、無線リモコン200において、コマンドの発信ごとにコマンドに含まれる番号を変化させ、これにより、照明器具100は、コマンドを重複受信した場合において、無駄な処理を行わないよう動作することができる。
具体的には、照明器具100の制御部140は、コマンド受信部120が受信したコマンドである受信コマンドに含まれるコマンド番号と、記憶部130に記憶されているコマンド番号とを比較する。この比較の結果、2つのコマンド番号が一致しない場合、制御部140は、受信コマンドに含まれる指示に従って光源ユニット110を制御し、かつ、受信コマンドに含まれるコマンド番号を記憶部130に記憶させる。また、上記比較の結果、受信コマンドに含まれるコマンド番号が、記憶部130に記憶されているコマンド番号と一致する場合、受信コマンドを破棄する。言い換えると、これら2つのコマンド番号が一致する場合、制御部140は、受信コマンドを無視する。
なお、無線リモコン200、中継器400、および照明器具100に含まれる各構成要素(コマンド発信部210、中継受信部410、中継発信部420、コマンド受信部120、および制御部140)が有する機能は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、通信インターフェース、I/Oポート、およびハードディスク等を備えるコンピュータ上で実行されるプログラム等のソフトウェアで実現されてもよく、または、電子回路等のハードウェアで実現されてもよい。
以上のように構成された照明システム10の動作の具体例を、コマンドのデータ構成例およびフローチャートを用いて以下に説明する。
[照明システムの動作例]
図4は、実施の形態に係る照明システム10におけるコマンドのデータ構成例を示す図である。
図4に示すように、無線リモコン200のコマンド発信部210からコマンド50が発信された場合を想定する。コマンド50は、コマンド番号50bとデータ本体50cとを含む。図4に示す例では、コマンド番号50bは“012”であり、データ本体50cには、調光率を80%にすべき指示(“調光率:80%”)が含まれている。
なお、コマンド番号50bは、上述のように、例えば“000”から“127”までの数値を表すデータであり、この場合、コマンド番号50bのデータサイズは7ビットである。これに対し、データ本体50cは、照明器具100への指示の内容(制御の種類、および、制御に必要な変数の値など)を含むデータであるため、データサイズは、コマンド番号50bよりも大きい。つまり、本実施の形態において、コマンド50に含まれる番号(コマンド番号50b)のデータサイズは、コマンド50に含まれる指示(データ本体50c)のデータサイズよりも小さい。
また、本実施の形態では、コマンド50には、発信元を識別する識別情報50aが含まれている。図4に示す例では、識別情報50aとして、発信元である無線リモコン200に付与されている識別子“000”がコマンド50に含まれている。このコマンド50は、照明器具Bのコマンド受信部120に受信される。
また、無線リモコン200から発信されたコマンド50は、中継器400の中継受信部410にも受信され、中継発信部420によって発信される。より詳細には、中継発信部420は、コマンド50の識別情報50aを書き換えた後にコマンド50を発信する。図4に示す例では、無線リモコン200から受信したコマンド50の識別情報50aが“000”から、中継器400に付与された識別子である“001”に書き換えられている。中継発信部420によって、識別情報50aが書き換えられて発信されたコマンド50は、照明器具Bのコマンド受信部120に受信される。
このようにして、照明器具Bのコマンド受信部120は、同一の指示を示す2つのコマンド50を受信する。しかし、2つのコマンド50は、コマンド番号がともに“012”であるため、照明器具Bにおいて、2つのコマンド50のうちの遅く受信した一方は破棄される。
つまり、本実施の形態に係る照明システム10では、以下の通信方法が実行される。無線リモコン200が、照明器具100への指示と、コマンド50を発信するごとに値を変えたコマンド番号とを含むコマンド50を発信する。中継器400は、受信したコマンド50を無線で発信する。照明器具100は、無線リモコ200ンまたは中継器400から発信されたコマンド50を受信し、受信したコマンド50である受信コマンドに含まれるコマンド番号が、記憶部130に記憶されているコマンド番号と一致しない場合、受信コマンドに含まれる指示に従って光源ユニット110を制御し、かつ、受信コマンドに含まれるコマンド番号を記憶部130に記憶させる。照明器具100は、受信コマンドに含まれるコマンド番号が、記憶部130に記憶されているコマンド番号と一致する場合、受信コマンドを破棄する。
以上の動作のより詳細な具体例を、図5を用いて説明する。
図5は、実施の形態に係る照明システム10の動作の流れの一例を示すフローチャートである。なお、以下では、照明器具100の動作については、複数の照明器具100のうちの、コマンド50を重複受信する環境に置かれた照明器具B(図2および図3参照)の動作に着目してその説明を行う。
まず、無線リモコン200は、例えばユーザによる、複数の照明器具100の制御(例えば調光率の変更)のための操作を受け付ける(S10)。無線リモコン200のコマンド発信部210は、この操作に対応するコマンド50の生成に際し、コマンド番号をカウントアップする(S11)。
具体的には、無線リモコン200では、直近に発信したコマンド50のコマンド番号(例えば“011”)が、揮発性メモリ(図示せず)等の記憶媒体に保持されており、このコマンド番号に1を加えた“012”がコマンド発信部210で生成される。
コマンド発信部210は、このコマンド番号“012”と、上記操作に対応する指示(例えば、“調光率:80%”)とを含むコマンド50を発信する(S12)。なお、このコマンド50には、例えば図4に示すように、無線リモコン200の識別子“000”が、識別情報50aとして含まれている。
照明器具Bのコマンド受信部120は、コマンド発信部210から発信されたコマンド50を、中継器400を介さずに受信する(S40)。照明器具Bの制御部140は、コマンド受信部120が受信したコマンド50(受信コマンド)に含まれるコマンド番号“012”を、記憶部130に記憶されているコマンド番号と比較する。
この時点では、照明器具Bの制御部140は、コマンド受信部120が最後に受信した、実行すべきコマンド50(直近のコマンド50)に応じた制御を実行済みであり、直近のコマンド50のコマンド番号“011”が、記憶部130に記憶されている。
従って、受信コマンドに含まれるコマンド番号“012”と、記憶部130に記憶されているコマンド番号“011”とは一致しない(S41でNo)。そのため、制御部140は、受信コマンドに含まれる指示に従って光源ユニット110を制御する(S50)。本例の場合、調光率が80%になるように、光源ユニット110が制御される。
また、制御部140は、記憶部130に、コマンド番号“012”を記憶させる(S51)。このとき、古いコマンド番号“011”に上書きして新たなコマンド番号“012”が記憶されてもよく、また、“011”を残したまま、“012”が直近のコマンド番号であることが識別できる態様で記憶部130に記憶されてもよい。なお、記憶部130に、コマンド番号を上書きする場合、記憶部130の記憶容量は、1つのコマンド番号のみを記憶可能な最小の容量であってもよい。
また、コマンド番号の記憶(S51)が、指示の実行(S50)と並行して行われてもよく、また、コマンド番号の記憶(S51)が、指示の実行(S50)よりも前に行われてもよい。
また、上記ステップS21において、コマンド発信部210から発信されたコマンド50は、中継器400の中継受信部410にも受信される(S20)。中継器400の中継発信部420は、中継受信部410が受信したコマンド50に含まれる識別情報を確認する。この確認の結果、コマンド50に含まれる識別情報が、無線リモコン200の識別子“000”と一致しない場合(S21でNo)、コマンド50を破棄する(S22)。例えば、照明システム10の近くに、他の無線リモコンが配置されている場合、中継器400は、当該他の無線リモコンから発信されるコマンド50を受信し得る。しかし、中継器400は、コマンド50に含まれる識別情報を確認することで、照明システム10の無線リモコン200から発信されたコマンド50のみを、中継の対象として扱うことができる。
上記確認において、コマンド50に含まれる識別情報が、無線リモコン200の識別子“000”と一致する場合(S21でYes)、中継発信部420は、コマンド50の識別情報を書き換える(S30)。本例では、コマンド50の識別情報が、無線リモコン200の識別子“000”から、中継器400に付与された識別子“001”に書き換えられる。識別情報が書き換えられたコマンド50は、中継発信部420によって発信される。
なお、無線リモコン200の識別子“000”は、第一識別情報の一例であり、中継器400の識別子“001”は、第二識別情報の一例である。つまり、中継発信部420は、中継受信部410が受信したコマンド50に含まれる識別情報が、第一識別情報(本例では“000”)である場合、識別情報を、第一識別情報とは異なる第二識別情報(本例では“001”)に変更してコマンド50を発信する。また、中継発信部420は、中継受信部410が受信したコマンド50に含まれる識別情報が、第一識別情報(本例では“000”)とは異なる場合、コマンド50を発信しない。
このように、中継器400は、受信したコマンド50を発信する場合において、コマンド50の識別情報を書き換えて(変更して)発信する。これにより、例えば、中継発信部420が発信したコマンド50は、中継受信部410によって受信された場合であっても破棄される(S22)。そのため、中継器400におけるコマンド50の送受信がループ状態に陥ることが抑制される。中継器400における通信のループ状態の発生が抑制されることで、例えば、中継器400によるコマンド50の中継の動作の確実性が向上する。このことは、照明器具100を、無線リモコン200からの指示に応じて効率よく動作させることについて有利である。
また、照明システム10が中継器400を複数備える場合を想定する。この場合、ある中継器400は、他の中継器400から発信されたコマンド50を受信した場合であっても、そのコマンド50を破棄する(S22)。つまり、中継器400のそれぞれが、コマンド50の識別情報を、“000”から“000”とは異なる値(情報)に変更して発信することで、複数の中継器400それぞれにおける通信のループ状態の発生は抑制される。
ここで、上記ステップS31において、中継発信部420から発信されたコマンド50は、照明器具Bのコマンド受信部120にも受信される(S40)。また、上記一連の流れにおける、無線リモコン200のコマンド50の発信(S12)と、中継器400のコマンド50の発信(S31)との間には、例えば数十ミリ秒の時間差がある。
そのため、照明器具Bでは、中継器400から発信されたコマンド50より先に、無線リモコン200から発信され、中継器400を介さずに受信されたコマンド50の処理が開始されている。つまり、記憶部130には、直近のコマンド番号として“012”が記憶されている。
従って、中継器400から発信され、コマンド受信部120に受信されたコマンド50のコマンド番号“012”と、記憶部130に記憶されているコマンド番号“012”とは一致する(S41でYes)。これにより、制御部140は、コマンド50を破棄する(S42)。
このように、本実施の形態に係る照明システム10は、無線リモコン200から発信されるコマンド50を受信して発信する中継器400を備える。つまり、照明システム10は、無線リモコン200から照明器具100への指示の伝送路に冗長性を持たせている。これにより、例えば、照明器具100が、無線リモコン200からの電波が届き難い環境に置かれている場合であっても、無線リモコン200からの指示の照明器具100への到達の確実性を向上させることができる。
また、コマンド50にはコマンド番号が含まれており、無線リモコン200のコマンド発信部210は、コマンド50の発信ごとにコマンド番号を変えて発信している。本実施の形態では、コマンド50の発信ごとに1ずつ増加するコマンド番号が、各コマンド50に含まれている。また、照明器具100の記憶部130には、少なくとも直近に実行した1つのコマンド50のコマンド番号が記憶される。
そのため、照明器具100の制御部140は、コマンド50を受信した場合、受信したコマンド50(受信コマンド)のコマンド番号と、記憶部130に記憶されているコマンド番号とを比較することで、受信コマンドを実行すべきか否かを判断することができる。すなわち、受信コマンドのコマンド番号が、記憶部130に記憶されているコマンド番号と一致する場合、受信コマンドに含まれる指示は実行済みであることを意味するため、受信コマンドは破棄される。これにより、照明器具100において、同一指示を示すコマンドを重複受信することに起因する、無駄な処理の発生が抑制される。
ここで、制御部140は、例えば、記憶部130に、直近で実行した指示を記憶させ、受信コマンドに含まれる指示と、記憶部130に記憶されている指示とを比較することで、受信コマンドに含まれる指示を実行すべきか否かを判断することも可能である。
しかし、コマンド50に含まれるコマンド番号および指示それぞれのデータサイズを比較すると、コマンド番号のデータサイズの方が小さい。そのため、上記実施の形態で説明したように、記憶部130に直近のコマンド番号を記憶させて、その後の指示の実行の可否判断に利用する方が、記憶部130に実行した指示を記憶させて、その後の指示の実行の可否判断に利用する場合よりも、記憶部130に必要な記憶容量は小さい。また、制御部140は、指示の実行の可否判断において、データサイズが比較的に小さいコマンド番号同士の比較を行うため、2つの指示そのものを比較するよりも、効率よく当該可否判断を行うことができる。
このように、本実施の形態に係る照明システム10は、照明器具100を、無線リモコン200からの指示に応じて効率よく動作させることができる。また、本実施の形態に係る照明器具100は、無線リモコン200からの指示に応じて効率よく動作することができる。
[他の実施の形態]
以上、本発明に係る照明システムについて、上記実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではない。
例えば、照明システム10は、複数の中継器400を備えてもよい。
図6は、照明システム10が複数の中継器400を備える場合における、照明システム10のレイアウトの一例を示す平面図である。
照明システム10が複数(図6では2台)の中継器400を備えることで、無線リモコン200から複数の照明器具100への指示の伝送路の冗長性が増す。そのため、当該指示の照明器具100への到達の確実性をさらに向上させることができる。例えば、無線リモコン200からの電波が届き難い複数の照明器具100が散在している場合、これら複数の照明器具100の位置に応じて複数の中継器400を配置する。これにより、照明システム10が備える複数の照明器具100の一括した制御の信頼性または確実性が向上する。
また、上述のように、各中継器400では、受信したコマンド50の識別情報を確認することで、受信したコマンド50を発信するか、破棄するかを決定する(図5のS21)。また、受信したコマンド50を発信する場合に、コマンド50の識別情報を書き換える(図5のS30)。そのため、各中継器400は、自身および他の中継器400が発信したコマンド50を受信した場合であっても、そのコマンド50を発信しない(図5のS21でNo)。そのため、各中継器400において、コマンド50の送受信のループ状態は発生しない。
また、複数の中継器400それぞれの中継発信部420は、コマンド50を発信する場合、コマンド50に含まれる識別情報を、複数の中継器400の間において互いに異なる第二識別情報に変更しコマンド50を発信してもよい。
図7は、照明システム10が複数の中継器400を備える場合におけるコマンド50のデータ構成例を示す図である。
例えば、照明システム10が、中継器a(図6および図7において“a”が付された中継器400)と、中継器b(図6および図7において“b”が付された中継器400)とを備える場合を想定する。
また、中継器aには、識別子“001”が付与され、中継器bには、識別子“002”が付与されている場合を想定する。
この場合、中継器aの中継発信部420は、中継受信部410が受信したコマンド50の識別情報50aを、無線リモコン200の識別子“000”から、中継器aの識別子“001”に書き換える。また、中継器bの中継発信部420は、中継受信部410が受信したコマンド50の識別情報50aを、無線リモコン200の識別子“000”から、中継器bの識別子“002”に書き換える。
これにより、例えば、照明システム10が備える複数の照明器具100のそれぞれが、無線リモコン200および複数の中継器400のうちのどの機器からコマンド50を受信して実行したかを確認することができる。
具体的には、各照明器具100では、上述のように、直近のコマンド50のコマンド番号が記憶部130に記憶される。そのため、例えば、無線リモコン200等の通信機器が、複数の照明器具100と通信することで、当該複数の照明器具100のそれぞれが、無線リモコン200および複数の中継器400のうちのどの機器からコマンド50を受信し、実行しているかを確認することができる。
これにより、例えば、複数の中継器400それぞれから発信されるコマンド50の有効性(当該コマンド50が、1以上の照明器具100で実行されているか否かなど)、および、有効性の時系列上の変化など、通信状態の解析を行うことができる。
ここで、複数の中継器400の中継受信部410は、無線リモコン200から発信されたコマンドを同時(略同時も含む、以下同じ)に受信する。そのため、複数の中継器400からのコマンドの発信タイミングを調整しない場合、複数の中継器400の中継発信部420から同時にコマンドが発信される。この場合、例えば、各中継器400からの電波が干渉することに起因し、各中継器400からのコマンドが、1以上の照明器具100に到達しないことも考えられる。
そこで、上記不具合を解消するために、複数の中継器400のコマンドの発信タイミングが調整されてもよい。つまり、複数の中継器400それぞれの中継発信部420は、コマンドを発信する場合、複数の中継器400の間において互いに異なるタイミングでコマンドを発信してもよい。
例えば、複数の中継器400のそれぞれは、無線リモコン200からのコマンドを受信した後に、当該中継器400に付与された識別子に対応した時間だけ待って、コマンドを発信してもよい。
例えば、中継器aの中継発信部420は、中継器aの中継受信部410がコマンドを受信してから、識別子“001”に対応する待ち時間(例えば30ミリ秒)が経過したタイミングで、コマンドを発信する。また、中継器bの中継発信部420は、中継器bの中継受信部410がコマンドを受信してから、識別子“002”に対応する待ち時間(例えば60ミリ秒)が経過したタイミングで、コマンドを発信する。すなわち、各中継器400の中継発信部420は、識別子が表す数値に所定の時間(本例では30ミリ秒)を乗じた時間を待ち時間として算出し、算出した待ち時間を用いて、コマンドの発信タイミングを制御してもよい。
これにより、各中継器400からのコマンドの発信タイミングがずらされるため、各中継器400から発信されるコマンドの、1以上の照明器具100への到達可能性が向上される。
なお、この場合、複数の中継器400のそれぞれから、識別子の昇順にコマンドが発信される。そのため、例えば、ユーザが無線リモコン200を操作して、各中継器400の識別子を決定することで、ユーザが、各中継器400からのコマンドの発信タイミングを調整することができる。また、識別子とは関与しない変数であって、ユーザによって指定される変数によって、各中継器400からのコマンドの発信タイミングがずらされてもよい。
また、複数の中継器400のそれぞれは、無線リモコン200からのコマンドを受信した後に、自身が生成した乱数に応じた時間だけ待って、コマンドを発信してもよい。
例えば、各中継器400の中継発信部420は、所定の範囲内の整数(例えば、30〜180)からランダムに選択した値に1ミリ秒を乗じた時間を待ち時間として算出し、算出した待ち時間を用いて、コマンドの発信タイミングを制御してもよい。こうすることでも、実質的に、各中継器400からのコマンドの発信タイミングがずらされる。これにより、各中継器400から発信されるコマンドの、1以上の照明器具100への到達可能性が向上される。
また、上記実施の形態では、照明システム10は、複数の照明器具100を備えているが、照明システム10が備える照明器具100の数は1でもよい。例えば、照明システム10が備える1台の照明器具100への、無線リモコン200から発信されるコマンド50の到達の状況が、時間帯によって異なる場合を想定する。
この場合、照明システム10が中継器400を備えることで、無線リモコン200からのコマンド50が、照明器具100に直接的に到達しにくい時間帯は、中継器400を介して、照明器具100にコマンド50を受信させることができる。また、無線リモコン200からのコマンド50が、照明器具100に直接的に到達する時間帯は、同一の指示を示すコマンド50が、照明器具100によって重複受信される。しかし、上述のように、照明器具100では、各コマンド50のコマンド番号の確認が行われる(図5のS41)。そのため、照明器具100において、コマンド50の重複受信による無駄な処理の発生は抑制される。
また、無線リモコン200のコマンド発信部210が生成するコマンド番号は、1ずつ増加する連番でなくてもよい。コマンド番号は、例えば、コマンド50の発信ごとに1ずつ減る連番であってもよく、また、コマンド50の発信ごとに生成される乱数であってもよい。つまり、あるコマンド50に含まれるコマンド番号は、直近に発信されたコマンド50に含まれるコマンド番号と異なっていればよい。言い換えると、互いに異なるタイミングで発信される複数のコマンド50において、発信のタイミングが時系列上で隣り合う少なくとも2つのコマンド50のコマンド番号が一致しなければよい。これにより、照明器具100は、当該2つのコマンド50それぞれに含まれる指示に従って適切に動作することができる。
また、無線リモコン200は、ユーザからの操作に応じたコマンド50をリアルタイムで発信しなくてもよい。無線リモコン200は、例えば、ユーザの無線リモコン200に対する操作、または、他の通信機器から無線リモコン200に有線または無線で発信される情報に基づいて生成されたスケジュール情報に応じて、コマンド50を発信してもよい。
例えば、時間帯ごとに調光率を変化させるためのスケジュール情報を生成することで、無線リモコン200により、複数の照明器具100の明るさを、一括して、自動的に変化させることができる。
その他、上記実施の形態及び他の実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で上記実施の形態及び他の実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
10 照明システム
50 コマンド
50a 識別情報
50b コマンド番号(番号)
100 照明器具
110 光源ユニット(光源)
120 コマンド受信部
130 記憶部
140 制御部
200 無線リモコン
210 コマンド発信部
400 中継器
410 中継受信部
420 中継発信部

Claims (5)

  1. 無線リモコンと、中継器と、光源を有する照明器具とを備える照明システムであって、
    前記無線リモコンは、
    コマンドを無線で発信するコマンド発信部であって、前記照明器具への指示と、前記コマンドを発信するごとに値を変えた番号とを含むコマンドを発信するコマンド発信部を有し、
    前記中継器は、
    前記コマンドを受信する中継受信部と、
    前記中継受信部が受信した前記コマンドを無線で発信する中継発信部とを有し、
    前記照明器具は、
    前記コマンド発信部および前記中継発信部のそれぞれから発信された前記コマンドを受信することができるコマンド受信部と、
    記憶部と、
    (a)前記コマンド受信部が受信した前記コマンドである受信コマンドに含まれる番号が、前記記憶部に記憶されている番号と一致しない場合、前記受信コマンドに含まれる指示に従って前記光源を制御し、かつ、前記受信コマンドに含まれる番号を前記記憶部に記憶させ、(b)前記受信コマンドに含まれる番号が、前記記憶部に記憶されている番号と一致する場合、前記受信コマンドを破棄する制御部とを有し、
    前記コマンド発信部が発信する前記コマンドにはさらに、前記無線リモコンの識別情報である第一識別情報が含まれており、
    前記中継発信部は、
    前記中継受信部が受信した前記コマンドに含まれる識別情報が、第一識別情報である場合、前記識別情報を、前記第一識別情報とは異なる第二識別情報に変更して前記コマンドを発信し、
    前記中継受信部が受信した前記コマンドに含まれる識別情報が、第一識別情報とは異なる場合、前記コマンドを発信しない
    照明システム。
  2. 前記照明システムは、複数の前記中継器を備え、
    複数の前記中継器それぞれの前記中継発信部は、前記コマンドを発信する場合、前記コマンドに含まれる前記識別情報を、複数の前記中継器の間において互いに異なる前記第二識別情報に変更して前記コマンドを発信する
    請求項記載の照明システム。
  3. 複数の前記中継器それぞれの前記中継発信部は、前記コマンドを発信する場合、複数の前記中継器の間において互いに異なるタイミングで前記コマンドを発信する
    請求項記載の照明システム。
  4. 前記コマンド発信部から発信される前記コマンドに含まれる番号のデータサイズは、前記コマンドに含まれる指示のデータサイズよりも小さい
    請求項1〜のいずれか1項に記載の照明システム。
  5. コマンドを無線で発信する無線リモコンと、中継器と、光源および記憶部を有する照明器具とを備える照明システムにおける通信方法であって、
    前記無線リモコンが、前記照明器具への指示と、前記コマンドを発信するごとに値を変えた番号とを含む前記コマンドを発信し、
    前記中継器が、受信した前記コマンドを無線で発信し、
    前記照明器具が、
    前記無線リモコンまたは前記中継器から発信された前記コマンドを受信し、
    受信した前記コマンドである受信コマンドに含まれる番号が、前記記憶部に記憶されている番号と一致しない場合、前記受信コマンドに含まれる指示に従って前記光源を制御し、かつ、前記受信コマンドに含まれる番号を前記記憶部に記憶させ、
    前記受信コマンドに含まれる番号が、前記記憶部に記憶されている番号と一致する場合、前記受信コマンドを破棄し、
    前記無線リモコンが発信する前記コマンドにはさらに、前記無線リモコンの識別情報である第一識別情報が含まれており、
    前記中継器は、
    受信した前記コマンドに含まれる識別情報が、第一識別情報である場合、前記識別情報を、前記第一識別情報とは異なる第二識別情報に変更して前記コマンドを発信し、
    受信した前記コマンドに含まれる識別情報が、第一識別情報とは異なる場合、前記コマンドを発信しない
    通信方法。
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