JP6533870B1 - インバータ発電機及び制御方法 - Google Patents

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Abstract

制御部は、通信部が他のインバータ発電機から第1同期信号を受信した場合、当該第1同期信号に含まれる第1の位相と、当該第1同期信号を受信したときの第2基準正弦波の位相である第2の位相とを比較し、比較結果に応じて第2基準正弦波の単位時間あたりの位相変化量を変更し、他のインバータ発電機から次の第1同期信号を受信するまで、第1の位相を基準として当該変更後の単位時間あたりの位相変化量で第2基準正弦波の位相が変化するよう第2基準正弦波の位相を更新し続けるという一連の処理を繰り返す。制御部は、通信部が第2基準正弦波の極性反転タイミングより前に受信した第1同期信号に含まれる第3の位相と、当該第1同期信号を受信したときの第2基準正弦波の位相である第4の位相とを比較し、比較結果に応じて第2基準正弦波の単位時間あたりの位相変化量を変更し、当該変更後の単位時間あたりの位相変化量で第2基準正弦波の位相が変化するよう第2基準正弦波の位相を更新し続けて第1基準正弦波の極性反転タイミングを予測する。

Description

本発明は、インバータ発電機及び制御方法に関する。
二つのインバータ発電機から出力電圧を重畳して出力する際に、二つのインバータ発電機の間で出力電圧の位相の同期を取るために、一方のインバータ発電機から他方のインバータ発電機へ同期信号を送信することが行われている。例えば、特許文献1には、他のインバータ発電機が、カウンタの値が、出力電圧の極性が負から正になるタイミングに対応する設定カウンタ値「127」になったとき、他のインバータ発電機から自インバータ発電機へ出力する同期信号の出力レベルをハイからローに切り替えることで、他のインバータ発電機の出力電圧の位相が360度であることを通知する。このとき、自インバータ発電機のカウンタが上記設定カウンタ値「127」より1小さい「126」の場合、自インバータ発電機の位相が遅れているものとみなして、自インバータ発電機の出力電圧の1周期を12.8μsだけ短くすることが開示されている。
特開2010−110027号公報
しかしながら、間欠的に送られてくる同期信号の信号間の時間間隔が空いている場合には、他のインバータ発電機の出力電圧の位相が360度となる極性反転タイミング(ゼロクロス点ともいう)を精度良く予測できないという問題がある。
そこで本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、他のインバータ発電機が出力する出力電圧における極性反転タイミングについての予測精度を向上させることを可能とするインバータ発電機及び制御方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様に係るインバータ発電機は、
他のインバータ発電機との間で通信により出力電圧の位相の同期をとるインバータ発電機であって、
第1基準正弦波に基づいて第1出力電圧を出力する前記他のインバータ発電機から、当該第1基準正弦波の位相を含む第1同期信号を間欠的に受信する通信部と、
第2出力電圧を出力する出力回路と、
第2基準正弦波に基づいて前記出力回路を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記通信部が前記他のインバータ発電機から第1同期信号を受信した場合、当該第1同期信号に含まれる位相で前記第1基準正弦波の位相を表す第1の位相と、当該第1同期信号を受信したときの前記第2基準正弦波の位相である第2の位相とを比較し、比較結果に応じて前記第2基準正弦波の単位時間あたりの位相変化量を変更し、前記他のインバータ発電機から次の第1同期信号を受信するまで、前記第1の位相を基準として当該変更後の単位時間あたりの位相変化量で前記第2基準正弦波の位相が変化するよう前記第2基準正弦波の位相を更新し続けるという一連の処理を繰り返し、
前記制御部は、前記通信部が前記第2基準正弦波の極性反転タイミングより前に受信した前記第1同期信号に含まれる位相であって前記第1の位相のうちの一つである第3の位相と、当該第1同期信号を受信したときの前記第2基準正弦波の位相である第4の位相とを比較し、比較結果に応じて前記第2基準正弦波の単位時間あたりの位相変化量を変更し、当該変更後の単位時間あたりの位相変化量で前記第2基準正弦波の位相が変化するよう前記第2基準正弦波の位相を更新し続けて前記第1基準正弦波の極性反転タイミングを予測する。
本発明の第2の態様に係るインバータ発電機は、第1の態様にかかるインバータ発電機であって、
前記通信部は、第1設定時間毎に前記第1同期信号を受信し、
前記制御部は、前記通信部が前記第2基準正弦波の極性反転タイミングより前に受信した前記第1同期信号のうち直近に受信した前記第1同期信号を受信したときの前記第2基準正弦波の位相である第4の位相に対して、前記第1設定時間より短い第2設定時間毎に、前記変更後の単位時間あたりの位相変化量を加算することを繰り返すことにより、前記第1基準正弦波の極性反転タイミングを予測する。
本発明の第3の態様に係るインバータ発電機は、第1または2の態様にかかるインバータ発電機であって、
前記通信部は、第1設定時間毎に前記第1同期信号を受信し、
前記第2基準正弦波の位相を更新する時間間隔は、前記第1設定時間より短い第2設定時間であり、
前記第2基準正弦波の位相を更新する際に、前記制御部は、前記第2設定時間毎に、前記変更後の第2基準正弦波の第2設定時間あたりの位相変化量を前記第2の位相に加算する。
本発明の第4の態様に係るインバータ発電機は、第3の態様にかかるインバータ発電機であって、
前記制御部は、前記第2の位相が前記第1の位相よりも遅れている場合、前記第2基準正弦波の第2設定時間あたりの位相変化量を大きくし、前記第2の位相が前記第1の位相よりも早まっている場合、前記第2基準正弦波の第2設定時間あたりの位相変化量を小さくする。
本発明の第5の態様に係るインバータ発電機は、第1または2の態様にかかるインバータ発電機であって、
前記通信部は、第1設定時間毎に前記第1同期信号を受信し、
前記第2基準正弦波の位相を更新する時間間隔は、前記第1設定時間より短い第2設定時間であり、
前記制御部は、前記第2基準正弦波の位相を更新する時間間隔を変更することによって前記第2基準正弦波の単位時間あたりの位相変化量を変更し、前記第2基準正弦波の位相を更新する際に、変更後の時間間隔毎に、設定された位相加算量を前記第2の位相に加算する。
本発明の第6の態様に係るインバータ発電機は、第5の態様にかかるインバータ発電機であって、
前記制御部は、前記第2の位相が前記第1の位相よりも遅れている場合、前記第2基準正弦波の位相を更新する時間間隔を短くし、前記第2の位相が前記第1の位相よりも早まっている場合、前記第2基準正弦波の位相を更新する時間間隔を長くする。
本発明の第7の態様に係るインバータ発電機は、第1から6のいずれかの態様にかかるインバータ発電機であって、
前記制御部は、前記第1の位相と、前記第1同期信号を受信したときの前記第2の位相との差の大きさに応じて、前記第2基準正弦波の単位時間あたりの位相変化量の変更量を決定する。
本発明の第8の態様に係るインバータ発電機は、第1から7のいずれかの態様にかかるインバータ発電機であって、
前記制御部は、前記通信部から、前記第2基準正弦波の位相を含む第2同期信号を前記他のインバータ発電機へ送信するよう制御し、前記他のインバータ発電機は前記第1基準正弦波の位相と前記第2基準正弦波の位相を比較し、比較結果に応じて前記第1基準正弦波の位相を更新し、当該更新後の位相を含む第1同期信号を送信し、前記通信部は当該更新後の位相を含む第1同期信号を受信し、当該第1同期信号に含まれる位相を用いて前記一連の処理を繰り返す。
本発明の第9の態様に係るインバータ発電機は、第1から8のいずれかの態様にかかるインバータ発電機であって、
前記第1同期信号は、前記第1基準正弦波の位相と誤り検出符号が含まれているパケットである。
本発明の第10の態様に係るインバータ発電機は、第1から9のいずれかの態様にかかるインバータ発電機であって、前記制御部は、前記予測した極性反転タイミングにおいて前記第2出力電圧の出力を開始するよう前記出力回路を制御する。
本発明の第11の態様に係る制御方法は、
第1基準正弦波に基づいて第1出力電圧を出力する前記他のインバータ発電機から、当該第1基準正弦波の位相を含む第1同期信号を間欠的に受信する通信部と、第2出力電圧を出力する出力回路と、第2基準正弦波に基づいて前記出力回路を制御する制御部と、を備え、他のインバータ発電機との間で通信により出力電圧の位相の同期をとるインバータ発電機が実行する制御方法であって、
前記制御部は、前記通信部が前記他のインバータ発電機から第1同期信号を受信した場合、当該第1同期信号に含まれる位相で前記第1基準正弦波の位相を表す第1の位相と、当該第1同期信号を受信したときの前記第2基準正弦波の位相である第2の位相とを比較し、比較結果に応じて前記第2基準正弦波の単位時間あたりの位相変化量を変更し、前記他のインバータ発電機から次の第1同期信号を受信するまで、前記第1の位相を基準として当該変更後の単位時間あたりの位相変化量で前記第2基準正弦波の位相が変化するよう前記第2基準正弦波の位相を更新し続けるという一連の処理を繰り返し、
前記制御部は、前記通信部が前記第2基準正弦波の極性反転タイミングより前に受信した前記第1同期信号に含まれる位相であって前記第1の位相のうちの一つである第3の位相と、当該第1同期信号を受信したときの前記第2基準正弦波の位相である第4の位相とを比較し、比較結果に応じて前記第2基準正弦波の単位時間あたりの位相変化量を変更し、当該変更後の単位時間あたりの位相変化量で前記第2基準正弦波の位相が変化するよう前記第2基準正弦波の位相を更新し続けて前記第1基準正弦波の極性反転タイミングを予測する。
本発明の一態様に係るインバータ発電機は、第2基準正弦波の単位時間あたりの位相変化量を変更する処理を繰り返すことによって、当該インバータ発電機の第2基準正弦波の位相を、他のインバータ発電機の第1基準正弦波の位相に徐々に漸近させることができる。この漸近後の位相である第4の位相と極性反転タイミングより前に受信した第1同期信号に含まれる第3の位相とを比較し、比較結果に応じて第2基準正弦波の単位時間あたりの位相変化量を更に変更し、当該変更後の第2基準正弦波の単位時間あたりの位相変化量で第2基準正弦波の位相が変化するよう第2基準正弦波の位相を更新して第1基準正弦波の極性反転タイミングを予測する。このため、第1基準正弦波の極性反転タイミングの予測精度を向上させることができるので、第1基準正弦波に基づいて出力される他のインバータ発電機の出力電圧の極性反転タイミングの予測精度を向上させることができる。
図1は、本発明の実施形態に係るインバータ発電システムの構成の一例を示す図である。 図2は、本発明の実施形態に係るインバータ発電機の制御部の構成の一例を示す図である。 図3は、第1基準正弦波、第1基準正弦波の位相の時間変化、インバータ発電機1が送信する第2同期信号の送信タイミング、第1同期信号に含まれる位相、第1基準正弦波の位相の予測時間変化の一例を示す図である。 図4は、位相変化量の更新をしない比較例における第1基準正弦波の位相と第2基準正弦波の位相の時間変化の一例を示す図である。 図5は、位相変化量を更新する本実施形態における第1基準正弦波の位相と第2基準正弦波の位相の時間変化の一例を示す図である。
以下、本発明に係る実施形態について図面に基づいて説明する。図1において、
本発明の実施形態に係るインバータ発電システム10は、インバータ発電機1(他のインバータ発電機ともいう)と、インバータ発電機2とを備える。インバータ発電システム10は、インバータ発電機1から出力される第1出力電圧の位相と、インバータ発電機2から出力される第2出力電圧の位相とを揃え、第1出力電圧と第2出力電圧を重畳して出力する。本実施形態では第1出力電圧と第2出力電圧は正弦波の交流電圧であるところ、第1出力電圧と第2出力電圧の位相が揃うことにより、第1出力電圧と第2出力電圧が重畳して出力される電圧も正弦波の交流電圧となり、インバータ発電システム10は、正弦波の交流電圧を出力することができる。
インバータ発電機1及びインバータ発電機2は、互いに相手のインバータ発電機との間で通信により出力電圧の位相の同期をとる。
インバータ発電機1は電源S1に接続されており、電源S1から電源電圧が供給される。ここで、インバータ発電機1は、通信部11と、出力回路12と、制御部13と、記憶部14を備える。
通信部11は、インバータ発電機2の後述する通信部21と通信する。この通信は有線であっても無線であってもよい。具体的には、通信部11は、インバータ発電機2が生成する第2基準正弦波の位相を含む第2同期信号を間欠的に受信する。ここで第1同期信号は、第1基準正弦波の位相と誤り検出符号が含まれているパケットである。
また、通信部11は、制御部13によって生成された第1基準正弦波の位相を含む第1同期信号を間欠的に送信する。ここで第1同期信号は、第1基準正弦波の位相と誤り検出符号が含まれているパケットである。第1同期信号に誤り検出符号が含まれているので、通信中にノイズが混入することにより第1同期信号に含まれる第1基準正弦波の位相の値が本来の値からずれた場合、インバータ発電機2は誤り検出符号を用いてその誤りを検出することができる。そして、インバータ発電機2はパケットの再送を要求して再度同じ第1同期信号を受信することにより、正しい位相を受信することができる。
出力回路12は、電源S1に接続されており、電源S1から供給された電圧を用いて第1出力電圧を出力する。
制御部13は、通信部11、出力回路12、記憶部14に接続されており、通信部11及び出力回路12を制御する。例えば、制御部13は、第1基準正弦波を生成し、生成した第1基準正弦波に基づいて出力回路12を制御する。これにより、インバータ発電機1は、第1基準正弦波に基づいて第1出力電圧を出力する。
記憶部14はデータを保存可能である。
同様にして、インバータ発電機2は電源S2に接続されており、電源S2から電源電圧が供給される。ここで、インバータ発電機2は、通信部21と、出力回路22と、制御部23と、記憶部24を備える。
通信部21は、インバータ発電機1の通信部11と通信する。この通信は有線であっても無線であってもよい。具体的には、通信部21は、インバータ発電機1が生成する第1基準正弦波の位相を含む第1同期信号を間欠的に受信する。また、通信部21は、制御部23によって生成された第2基準正弦波の位相を含む第2同期信号を間欠的に送信する。ここで第2同期信号は、第2基準正弦波の位相と誤り検出符号が含まれているパケットである。第2同期信号に誤り検出符号が含まれているので、通信中にノイズが混入することにより第2同期信号に含まれる第2基準正弦波の位相の値が本来の値からずれた場合、インバータ発電機1は誤り検出符号を用いてその誤りを検出することができる。そして、インバータ発電機1はパケットの再送を要求して再度同じ第2同期信号を受信することにより、正しい位相を受信することができる。
出力回路22は、電源S2に接続されており、電源S2から供給された電圧を用いて第2出力電圧を出力する。
制御部23は、通信部21、出力回路22、記憶部24に接続されており、通信部21及び出力回路22を制御する。例えば、制御部23は、第2基準正弦波を生成し、生成した第2基準正弦波に基づいて出力回路22を制御する。このように、インバータ発電機2は、第2基準正弦波に基づいて第2出力電圧を出力する。
記憶部24はデータを保存可能である。
<制御部23の構成の詳細>
続いて、図2を用いて制御部23の機能的な構成について説明する。なお、制御部13の機能的な構成は、制御部23と同様であるから、その詳細な説明を省略する。
図2において、制御部23は、基準正弦波生成部241と、通信データ入力部242と、PWM変調部243と、通信データ出力部244と、位相変化量更新部245と、相手位相予測部246と、相手ゼロクロス検出部247を備える。
基準正弦波生成部241は、記憶部24に記憶されている単位時間あたりの位相変化量を読み出し、第1基準正弦波の単位時間あたりの位相変化量が当該読み出した単位時間あたりの位相変化量になるように、第2基準正弦波を生成する。基準正弦波生成部241は、生成した第2基準正弦波に対応するPWM信号を生成するように、当該PWM信号用のパルス幅の時系列データをPWM変調部243へ出力する。
また基準正弦波生成部241は、通信部21が第1同期信号を受信したときの第2基準正弦波の位相である第2の位相を通信データ出力部244及び位相変化量更新部245へ出力する。また基準正弦波生成部241は、通信部21が第2基準正弦波の極性反転タイミングより前に第1同期信号を受信したときの第2基準正弦波の位相である第4の位相を通信データ出力部244及び位相変化量更新部245へ出力する。本実施形態では一例として、この極性反転タイミングより前に受信した第1同期信号は、極性反転タイミングを挟んで受信した2つの第1同期信号のうち先に受信した第1同期信号である。
通信データ入力部242は、通信部21が受信した第1同期信号が入力される。通信データ入力部242は、第1同期信号に含まれる位相で第1基準正弦波の位相を表す第1の位相を第1同期信号から取得する。通信データ入力部242は、取得した第1の位相を位相変化量更新部245へ出力する。また通信データ入力部242は、取得した第1の位相を記憶部24に保存する。
また通信データ入力部242は、通信部21が第2基準正弦波の極性反転タイミングより前に受信した第1同期信号に含まれる位相であって第1の位相のうちの一つである第3の位相を第1同期信号から取得する。本実施形態では一例として、この極性反転タイミングより前に受信した第1同期信号は、極性反転タイミングを挟んで受信した2つの第1同期信号のうち先に受信した第1同期信号である。通信データ入力部242は、取得した第3の位相を位相変化量更新部245へ出力する。また通信データ入力部242は、取得した第3の位相を記憶部24に保存する。
PWM変調部243は、当該PWM信号用のパルス幅の時系列データを用いてスイッチング信号を生成し、生成したスイッチング信号を出力回路22へ送信する。これにより、出力回路22は、このスイッチング信号に基づいて内部のスイッチ回路をオンオフすることにより第2出力電圧を生成する。
通信データ出力部244は、第2の位相が入力された場合、この第2の位相を含む第2同期信号を通信部21へ出力する。これにより、通信部21は、この第2同期信号をインバータ発電機1へ送信することができる。
同様にして、通信データ出力部244は、第4の位相が入力された場合、この第4の位相を含む第2同期信号を通信部21へ出力する。これにより、通信部21は、この第2同期信号をインバータ発電機1へ送信することができる。
位相変化量更新部245は、第1同期信号に含まれる位相で第1基準正弦波の位相を表す第1の位相と、当該第1同期信号を受信したときの第2基準正弦波の位相である第2の位相とを比較し、比較結果に応じて第2基準正弦波の単位時間あたりの位相変化量を変更する。
その際、位相変化量更新部245は例えば、第2の位相が第1の位相よりも遅れている場合(すなわち自身の位相が他のインバータ発電機の位相より遅れている場合)、第2基準正弦波の第2設定時間あたりの位相変化量を大きくする。これにより、自身の位相の進み具合を早めて他のインバータ発電機の位相に追いつくようにすることができる。一方、位相変化量更新部245は例えば、第2の位相が第1の位相よりも早まっている場合(すなわち自身の位相が他のインバータ発電機の位相より早まっている場合)、第2基準正弦波の第2設定時間あたりの位相変化量を小さくしてもよい。これにより、自身の位相の進み具合を遅くして他のインバータ発電機の位相に近づけることができる。
あるいは、位相変化量更新部245は例えば、第2の位相が第1の位相よりも遅れている場合(すなわち自身の位相が他のインバータ発電機の位相より遅れている場合)、第2基準正弦波の位相を更新する時間間隔を短くしてもよい。これにより、自身の位相の進み具合を早めて他のインバータ発電機の位相に追いつくようにすることができる。また位相変化量更新部245は第2の位相が第1の位相よりも早まっている場合(すなわち自身の位相が他のインバータ発電機の位相より早まっている場合)、第2基準正弦波の位相を更新する時間間隔を長くしてもよい。これにより、自身の位相の進み具合を遅くして他のインバータ発電機の位相に近づけることができる。位相変化量更新部245は、変更後の単位時間あたりの位相変化量を記憶部24に保存する。
相手位相予測部246は、第1の位相及び上記変更後の単位時間あたりの位相変化量を記憶部24から読み出す。また相手位相予測部246は、記憶部24に記憶された第1の位相を読み出す。
そして、相手位相予測部246は、通信部21がインバータ発電機1から次の第1同期信号を受信するまで、第1の位相を基準として当該変更後の単位時間あたりの位相変化量で第2基準正弦波の位相が変化するよう第2基準正弦波の位相を更新し続ける。
ここで、位相更新の具体例について説明する。前提として、通信部21は、第1設定時間毎に第1同期信号を受信し、制御部23において第2基準正弦波の位相を更新する時間間隔は、この第1設定時間より短い第2設定時間である。すなわち、第1同期信号の受信間隔よりも、第2基準正弦波の位相の更新間隔の方が短いことを前提とする。
この前提において、第2基準正弦波の位相を更新する際に、制御部23は、第2設定時間毎に、変更後の第2基準正弦波の第2設定時間あたりの位相変化量を第2の位相に加算してもよい。これにより、制御部23は、変更後の単位時間あたりの位相変化量で第2基準正弦波の位相が変化するよう第2基準正弦波の位相を更新することができる。
あるいは、上記の前提において、制御部23は、第2基準正弦波の位相を更新する時間間隔を変更することによって第2基準正弦波の単位時間あたりの位相変化量を変更し、第2基準正弦波の位相を更新する際に、変更後の時間間隔毎に、設定された位相加算量を第2の位相に加算してもよい。これにより、制御部23は、変更後の単位時間あたりの位相変化量で第2基準正弦波の位相が変化するよう第2基準正弦波の位相を更新することができる。
なお制御部23は、第1の位相と、第1同期信号を受信したときの第2の位相との差の大きさに応じて、第2基準正弦波の単位時間あたりの位相変化量の変更量を決定してもよい。これにより、第1の位相と、第1同期信号を受信したときの第2の位相との差が大きいときに、第2基準正弦波の単位時間あたりの位相変化量の変更量を大きくすることができ、インバータ発電機2の第2基準正弦波の位相をインバータ発電機1の第1基準正弦波の位相に、より早く近づけることができる。一方、第1の位相と、第1同期信号を受信したときの第2の位相との差が小さいときに、第2基準正弦波の単位時間あたりの位相変化量の変更量を小さくすることができ、インバータ発電機2の第2基準正弦波の位相をインバータ発電機1の第1基準正弦波の位相に、より早く近づけることができる。
このように、制御部23は、第1同期信号を受信する度に、第2基準正弦波の単位時間あたりの位相変化量を変更し、変更しては、次の第1同期信号を受信する前まで、当該変更後の単位時間あたりの位相変化量で第2基準正弦波の位相が変化するよう第2基準正弦波の位相を更新し続けるという一連の処理を繰り返す。
また制御部23は、通信部21から、第2基準正弦波の位相を含む第2同期信号をインバータ発電機1へ送信するよう制御し、インバータ発電機1は第1基準正弦波の位相と第2基準正弦波の位相を比較し、比較結果に応じて第1基準正弦波の位相を更新し、当該更新後の位相を含む第1同期信号を送信し、通信部21は当該更新後の位相を含む第1同期信号を受信し、当該第1同期信号に含まれる位相を用いて当該一連の処理を繰り返す。
位相変化量更新部245は、通信部21が第2基準正弦波の極性反転タイミングより前に受信した第1同期信号に含まれる位相であって第1の位相のうちの一つである第3の位相と、当該第1同期信号を受信したときの第2基準正弦波の位相である第4の位相とを比較し、比較結果に応じて第2基準正弦波の単位時間あたりの位相変化量を変更する。位相変化量更新部245は、変更後の単位時間あたりの位相変化量を記憶部24に保存する。
相手ゼロクロス検出部247は、第3の位相及び当該変更後の単位時間あたりの位相変化量を記憶部24から読み出す。相手ゼロクロス検出部247は、第3の位相を基準として当該変更後の単位時間あたりの位相変化量で第2基準正弦波の位相が変化するよう第2基準正弦波の位相を更新し続けて第1基準正弦波の極性反転タイミングを予測する。
ここで、本実施形態では通信部21は、第1設定時間毎に第1同期信号を受信する。この場合において、相手ゼロクロス検出部247は、通信部21が第2基準正弦波の極性反転タイミングより前に受信した第1同期信号のうち直近に受信した第1同期信号を受信したときの第2基準正弦波の位相である第4の位相に対して、第1設定時間より短い第2設定時間毎に、変更後の単位時間あたりの位相変化量を加算することを繰り返すことにより、第1基準正弦波の極性反転タイミングを予測する。これにより、変更後の単位時間あたりの位相変化量を加算することを繰り返すことで、精度良く第1基準正弦波の極性反転タイミングを予測することができる。
制御部23は例えば、当該予測した極性反転タイミングにおいて第2出力電圧の出力を開始するよう出力回路22を制御する。これにより、極性反転タイミングにおいて、第2出力電圧の位相を、第1出力電圧の位相に合わせることができる。
図3における曲線W1は、インバータ発電機1の第1基準正弦波を表している。図3における折れ線W2は、第1同期信号に含まれる位相の時間変化、すなわちインバータ発電機1の第1基準正弦波の位相の時間変化を表している。図3における複数の線分W3は、インバータ発電機2が送信する第2同期信号の送信タイミングである。図3におけるドットD1〜D13は、インバータ発電機1から送信された第1同期信号をインバータ発電機2が受信した時における当該第1同期信号に含まれる位相(すなわち第1基準正弦波の位相)を表す。図3における折れ線W4は、ドットD1〜D13を繋いだ線であり、インバータ発電機2が予測する第1基準正弦波の位相の時間変化を表す。
続いて、位相変化量の更新をしない比較例(図4)と位相変化量を更新する本実施形態(図5)との間で、第2基準正弦波の位相の時間変化を比較することにより、本実施形態に係る位相変化量の更新による位相同期効果について説明する。
図4において、折れ線W11は、インバータ発電機1の第1基準正弦波の位相変化であり、折れ線W12は、比較例として単位時間あたりの位相変化量を更新しない場合におけるインバータ発電機2の第2基準正弦波の位相変化である。折れ線W12は、時間が経過しても折れ線W11に近づかない。
図5において、折れ線W21は、インバータ発電機1の第1基準正弦波の位相変化である。図5におけるドットD21〜D31は、インバータ発電機1から送信された第1同期信号をインバータ発電機2が受信した時における第2基準正弦波の位相を表す。折れ線W22は、本実施形態において単位時間あたりの位相変化量を更新する場合におけるインバータ発電機2の第2基準正弦波の位相変化である。折れ線W22は、このドットD21〜D31間を繋いだものとして表される。
図5の折れ線W22に示すように、本実施形態では、図4の比較例に係る第2基準正弦波の位相の時間変化とは異なり、単位時間あたりの位相変化量を更新することにより、インバータ発電機2の第2基準正弦波の位相が、インバータ発電機1の第1基準正弦波の位相に近づいていく。例えば、ドットD25における位相を第3位相とすると、制御部23は、この第3位相を基準として変更後の単位時間あたりの位相変化量で第2基準正弦波の位相が変化するよう第2基準正弦波の位相を更新し続けていくことにより、第1基準正弦波の極性反転タイミングを精度良く予測することができる。
以上、本実施形態に係るインバータ発電機2は、他のインバータ発電機1との間で通信により出力電圧の位相の同期をとるインバータ発電機である。インバータ発電機2は、第1基準正弦波に基づいて第1出力電圧を出力する他のインバータ発電機1から、当該第1基準正弦波の位相を含む第1同期信号を間欠的に受信する通信部21を備える。更にインバータ発電機2は、第2出力電圧を出力する出力回路22を備える。更にインバータ発電機2は、第2基準正弦波に基づいて前記出力回路を制御する制御部23を備える。
制御部23は、通信部21が他のインバータ発電機1から第1同期信号を受信した場合、当該第1同期信号に含まれる位相で第1基準正弦波の位相を表す第1の位相と、当該第1同期信号を受信したときの第2基準正弦波の位相である第2の位相とを比較し、比較結果に応じて第2基準正弦波の単位時間あたりの位相変化量を変更し、他のインバータ発電機から次の第1同期信号を受信するまで、第1の位相を基準として当該変更後の単位時間あたりの位相変化量で第2基準正弦波の位相が変化するよう第2基準正弦波の位相を更新し続けるという一連の処理を繰り返す。
制御部23は、通信部21が第2基準正弦波の極性反転タイミングより前に受信した前記第1同期信号に含まれる位相であって第1の位相のうちの一つである第3の位相と、当該第1同期信号を受信したときの第2基準正弦波の位相である第4の位相とを比較し、比較結果に応じて第2基準正弦波の単位時間あたりの位相変化量を変更し、当該変更後の単位時間あたりの位相変化量で第2基準正弦波の位相が変化するよう第2基準正弦波の位相を更新し続けて第1基準正弦波の極性反転タイミングを予測する。
本実施形態に係るインバータ発電機2は、第2基準正弦波の単位時間あたりの位相変化量を変更する処理を繰り返すことによって、当該インバータ発電機2の第2基準正弦波の位相を、他のインバータ発電機1の第1基準正弦波の位相に徐々に漸近させることができる。この漸近後の位相である第4の位相と極性反転タイミング(ゼロクロス点)より前に受信した第1同期信号に含まれる第3の位相とを比較し、比較結果に応じて第2基準正弦波の単位時間あたりの位相変化量を更に変更し、当該変更後の第2基準正弦波の単位時間あたりの位相変化量で第2基準正弦波の位相が変化するよう第2基準正弦波の位相を更新して第1基準正弦波の極性反転タイミングを予測する。このため、第1基準正弦波の極性反転タイミングの予測精度を向上させることができるので、第1基準正弦波に基づいて出力される他のインバータ発電機1の出力電圧の極性反転タイミングの予測精度を向上させることができる。
なお、実施形態は例示であり、発明の範囲はそれらに限定されない。
1、2 インバータ発電機
10 インバータ発電システム
11、21 通信部
12、22 出力回路
13、23 制御部
14、24 記憶部
241 基準正弦波生成部
242 通信データ入力部
243 PWM変調部
244 通信データ出力部
245 位相変化量更新部
246 相手位相予測部
247 相手ゼロクロス検出部
S1、S2 電源

Claims (11)

  1. 他のインバータ発電機との間で通信により出力電圧の位相の同期をとるインバータ発電機であって、
    第1基準正弦波に基づいて第1出力電圧を出力する前記他のインバータ発電機から、
    当該第1基準正弦波の位相を含む第1同期信号を間欠的に受信する通信部と、
    第2出力電圧を出力する出力回路と、
    第2基準正弦波に基づいて前記出力回路を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記通信部が前記他のインバータ発電機から第1同期信号を受信した場合、当該第1同期信号に含まれる位相で前記第1基準正弦波の位相を表す第1の位相と、当該第1同期信号を受信したときの前記第2基準正弦波の位相である第2の位相とを比較し、比較結果に応じて前記第2基準正弦波の単位時間あたりの位相変化量を変更し、前記他のインバータ発電機から次の第1同期信号を受信するまで、前記第1の位相を基準として当該変更後の単位時間あたりの位相変化量で前記第2基準正弦波の位相が変化するよう前記第2基準正弦波の位相を更新し続けるという一連の処理を繰り返し、
    前記制御部は、前記通信部が前記第2基準正弦波の極性反転タイミングより前に受信した前記第1同期信号に含まれる位相であって前記第1の位相のうちの一つである第3の位相と、当該第1同期信号を受信したときの前記第2基準正弦波の位相である第4の位相とを比較し、比較結果に応じて前記第2基準正弦波の単位時間あたりの位相変化量を変更し、当該変更後の単位時間あたりの位相変化量で前記第2基準正弦波の位相が変化するよう前記第2基準正弦波の位相を更新し続けて前記第1基準正弦波の極性反転タイミングを予測するインバータ発電機。
  2. 前記通信部は、第1設定時間毎に前記第1同期信号を受信し、
    前記制御部は、前記通信部が前記第2基準正弦波の極性反転タイミングより前に受信した前記第1同期信号のうち直近に受信した前記第1同期信号を受信したときの前記第2基準正弦波の位相である第4の位相に対して、前記第1設定時間より短い第2設定時間毎に、前記変更後の単位時間あたりの位相変化量を加算することを繰り返すことにより、前記第1基準正弦波の極性反転タイミングを予測する請求項1に記載のインバータ発電機。
  3. 前記通信部は、第1設定時間毎に前記第1同期信号を受信し、
    前記第2基準正弦波の位相を更新する時間間隔は、前記第1設定時間より短い第2設定時間であり、
    前記第2基準正弦波の位相を更新する際に、前記制御部は、前記第2設定時間毎に、前記変更後の第2基準正弦波の第2設定時間あたりの位相変化量を前記第2の位相に加算する請求項1または2に記載のインバータ発電機。
  4. 前記制御部は、前記第2の位相が前記第1の位相よりも遅れている場合、前記第2基準正弦波の第2設定時間あたりの位相変化量を大きくし、前記第2の位相が前記第1の位相よりも早まっている場合、前記第2基準正弦波の第2設定時間あたりの位相変化量を小さくする請求項3に記載のインバータ発電機。
  5. 前記通信部は、第1設定時間毎に前記第1同期信号を受信し、
    前記第2基準正弦波の位相を更新する時間間隔は、前記第1設定時間より短い第2設定時間であり、
    前記制御部は、前記第2基準正弦波の位相を更新する時間間隔を変更することによって前記第2基準正弦波の単位時間あたりの位相変化量を変更し、前記第2基準正弦波の位相を更新する際に、変更後の時間間隔毎に、設定された位相加算量を前記第2の位相に加算する
    請求項1または2に記載のインバータ発電機。
  6. 前記制御部は、前記第2の位相が前記第1の位相よりも遅れている場合、前記第2基準正弦波の位相を更新する時間間隔を短くし、前記第2の位相が前記第1の位相よりも早まっている場合、前記第2基準正弦波の位相を更新する時間間隔を長くする請求項5に記載のインバータ発電機。
  7. 前記制御部は、前記第1の位相と、前記第1同期信号を受信したときの前記第2の位相との差の大きさに応じて、前記第2基準正弦波の単位時間あたりの位相変化量の変更量を決定する請求項1から6のいずれか一項に記載のインバータ発電機。
  8. 前記制御部は、前記通信部から、前記第2基準正弦波の位相を含む第2同期信号を前記他のインバータ発電機へ送信するよう制御し、前記他のインバータ発電機は前記第1基準正弦波の位相と前記第2基準正弦波の位相を比較し、比較結果に応じて前記第1基準正弦波の位相を更新し、当該更新後の位相を含む第1同期信号を送信し、前記通信部は当該更新後の位相を含む第1同期信号を受信し、当該第1同期信号に含まれる位相を用いて前記一連の処理を繰り返す請求項1から7のいずれか一項に記載のインバータ発電機。
  9. 前記第1同期信号は、前記第1基準正弦波の位相と誤り検出符号が含まれているパケットである請求項1から8のいずれか一項に記載のインバータ発電機。
  10. 前記制御部は、前記予測した極性反転タイミングにおいて前記第2出力電圧の出力を開始するよう前記出力回路を制御する請求項1から9のいずれか一項に記載のインバータ発電機。
  11. 第1基準正弦波に基づいて第1出力電圧を出力する前記他のインバータ発電機から、当該第1基準正弦波の位相を含む第1同期信号を間欠的に受信する通信部と、第2出力電圧を出力する出力回路と、第2基準正弦波に基づいて前記出力回路を制御する制御部と、を備え、他のインバータ発電機との間で通信により出力電圧の位相の同期をとるインバータ発電機が実行する制御方法であって、
    前記制御部は、前記通信部が前記他のインバータ発電機から第1同期信号を受信した場合、当該第1同期信号に含まれる位相で前記第1基準正弦波の位相を表す第1の位相と、当該第1同期信号を受信したときの前記第2基準正弦波の位相である第2の位相とを比較し、比較結果に応じて前記第2基準正弦波の単位時間あたりの位相変化量を変更し、前記他のインバータ発電機から次の第1同期信号を受信するまで、前記第1の位相を基準として当該変更後の単位時間あたりの位相変化量で前記第2基準正弦波の位相が変化するよう前記第2基準正弦波の位相を更新し続けるという一連の処理を繰り返し、
    前記制御部は、前記通信部が前記第2基準正弦波の極性反転タイミングより前に受信した前記第1同期信号に含まれる位相であって前記第1の位相のうちの一つである第3の位相と、当該第1同期信号を受信したときの前記第2基準正弦波の位相である第4の位相とを比較し、比較結果に応じて前記第2基準正弦波の単位時間あたりの位相変化量を変更し、当該変更後の単位時間あたりの位相変化量で前記第2基準正弦波の位相が変化するよう前記第2基準正弦波の位相を更新し続けて前記第1基準正弦波の極性反転タイミングを予測する制御方法。
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