JP6533695B2 - 生体試料採取装置 - Google Patents

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Description

本発明は、生体試料採取装置、特に唾液、血液等の生体試料に含まれる成分を分析する分析に用いられる採取装置の構成に関する。
従来から、各種の生体試料中の成分を分析・測定するために生体試料採取分析装置が用いられており、その1つとして、唾液採取分析器があり、この唾液採取分析器では、被験者の口腔内に脱脂綿を含ませたまましばらく放置することにより、脱脂綿に唾液を十分浸み込ませて唾液の採取を行い、次いでこの脱脂綿を注射器に入れてピストンで絞り出し、濾過した唾液を分析機器に供給する方法や、唾液を含ませた脱脂綿等を遠心分離機に掛け、これで分離した唾液中の成分分析を行う方法等が採用されている。
特開2000−9728号公報
ところで、本出願人は、短時間かつ簡単に生体試料を採取するための生体試料採取器を提案しており、この採取器は、試料を吸収するため先端に配置された吸収体、この吸収体の後方を覆い、試料を後方のセンサ部に導くための可撓性の被覆部、スティック状採取器の外周をスライドする可動チューブ等を備える。そして、この可動チューブを吸収体の外周から被せた状態で、検査部に挿入・配置し、可動チューブの上から荷重を掛けることにより、試料を吸収体から絞るようにして後方のセンサ部へ送り、このセンサ部側電極に検査部側電極を接続することで、試料の検査・分析を行うようになっている。
図5には、1例としての検査部での動作が示されており、上記採取器には、その本体1の一部にセンサ部2が設けられ、このセンサ部2にセンサ部側電極3が配置される。一方、検査部では、例えば検査部側電極(プローブ電極)4が移動部5に配置され、この移動部5が支持部6に上下動可能に取り付けられており、この移動部5が下降することで、検査部側電極4をセンサ部側電極3に接続する構成とされる。そして、センサ部2において、例えば試薬との反応により生じた電気量を測定することで、検査・分析が行われる。
しかしながら、上記の図5のように、検査部側電極4を上下運動させる機構は、検査部側電極4を取り付ける移動部5とこの移動部5を支持する支持部6において、2軸の嵌め合い精度や2軸の平行度が出ていないと、上下動がスムーズに行われないという問題がある。しかも、この2軸の嵌め合い精度及び2軸の平行度を出すためには構造が複雑になり、メンテナンスの必要性も発生する。また、検査部側電極4を上下動させるためには、センサを使用した電気的な動作が必要になるが、当該装置をパーソナルな形態で電池駆動とするため、余計な電力を使用することは好ましくない。
更に、このような試料検査においては、生体試料採取器を検査部の所定の位置に挿入配置した後、プローブ4を下げるという2段階の動作が必要であり、検査が多数の試料採取器について行われることを考慮すると、作業効率の改善が求められる。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、電力を使用することなく、試料採取器を挿入する動作のみで、電極接続等の検査のための準備が容易にでき、検査・分析の作業効率を高めることが可能となる生体試料採取装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1の発明に係る生体試料採取装置は、試料を採取する採取部、及び電極を持つセンサ部が配置された試料採取器と、この試料採取器を挿入して試料の検査を行う検査部とを備え、上記検査部に、上記試料採取器の挿入動作に連動して回転することにより該試料採取部の試料を上記センサ部へ送る第1ローラーと、上記試料採取器の挿入動作に連動して回転する第2ローラーと、この第2ローラーに取り付けられた検査部側電極とを設け、上記試料採取器が上記検査部へ挿入されるとき、上記第1ローラーの回転により試料を上記センサ部へ送ると同時に、上記第2ローラーの回転により上記検査部側電極を上記センサ部側電極に接触させることを特徴とする。
請求項2の発明は、上記第2ローラー又はこの第2ローラーと一体に回転する部材に取り付けられ、上記試料採取器が上記検査部から抜去されるとき、上記第2ローラーを元の位置に戻す復帰バネを設けたことを特徴とする。
請求項3の発明は、上記第2ローラー又はこの第2ローラーと一体に回転する部材に取り付けられ、上記試料採取器の上記検査部への挿入により上記第2ローラーが回転するとき、検査のための電源用スイッチをオンにする電源操作部材を設けたことを特徴とする。
上記の構成によれば、例えばスティック状採取器を検査部に挿入すると、これに連動する形で第2ローラーが回転し、この第2ローラーに取り付けられている検査部側電極が回転してセンサ部側電極に接触すると同時に、該第2ローラーの回転に連動して、第2ローラー等に取り付けられた電源操作部材が電源用スイッチをオンすることになる。従って、スティック状採取器を検査部に挿入するだけで、センサ部における電極の接続が完了すると同時に、所定の検査が開始される。
更に、試料採取器が検査部から抜去されるとき、復帰バネにより第2ローラーは元の位置に戻されるので、次の試料採取器の挿入が可能な状態となる。
本発明の生体試料採取装置によれば、電力を使用することなく、試料採取器を挿入する動作のみで、電極接続等の検査のための準備、そして電源投入が容易にでき、また検査終了後は、試料採取器を抜却する動作のみで、電極接続が解除され、電源もオフされて待機状態に戻ることになり、検査・分析の作業効率を高めることが可能になる。
しかも、構造が複雑にならず、メンテナンスが不要となるため、低コスト化を図ることもできるという利点がある。
本発明の実施例に係る生体試料採取装置の構成で、挿入に連動する回転体及び電極接続の動作を順に示す側面図である。 実施例の試料採取器の構成を示す側面図(先端側一部断面)である。 実施例の生体試料採取装置を図1とは反対側から示すと共に、挿入に連動する電源操作部材の動作を順に示す側面図である。 実施例の生体試料採取装置において電源オン操作時の構成を示し、図(A)は上側から見た図、図(B)は側面から見た図である。 生体試料採取装置の検査部の1例の構成において、電極接続の動作を順に示す図である。
図1に、唾液分析装置に適用される実施例の生体試料採取装置(唾液採取装置)の構成が示され、図2には、試料採取器の構成が示されている。図2に示されるように、試料採取器10は、本体11がスティック状とされ、先端側に試料吸収体(脱脂綿等)12とこの吸収体12の後方を覆う可撓性被覆部13が設けられ、この被覆部13の後側に、輸送路(管)を介して基板上にセンサ部14が配置されている。このセンサ部14には、試薬や2個のセンサ部側電極15が設けられる。
また、本体11の外周に、軸方向(長手方向)にスライドする可撓性の可動チューブ16が取り付けられ、この可動チューブ16は、吸収体12を露出しかつセンサ部14等を覆い保護する位置と吸収体12を覆う位置に移動する。そして、センサ部14の上側に、本体外側へ突出する突起(ローラー操作部材)18が設けられ、この突起18は、バネ状片先端に配置されることで、可動チューブ16の内側に退避し、可動チューブ16が前側へ移動したとき、スティック状本体11の外周へ突出する。
一方、図1に示されるように、検査部には、台21とこの台21から所定の間隔を以って絞り用ローラー22が配置されると共に、2本のバネ状の検査部側電極(又はプローブ電極)23を取り付けたローラー(回転体)24が軸25で軸支され、このローラー24には切欠き24Cが形成されている。即ち、図1(A),(B)のように、スティック状試料採取器10を検査部へ挿入すると、図1(C)に示されるように、上記突起18が上記切欠き24Cに係合しながらローラー24を回転させることにより、検査部側電極23がセンサ部側電極15に接触する。
図3には、図1の装置を反対側の側面から見たときの構成、図4には、ローラー24及びその周辺部分の構成が示されており、図4(A)のように、上記ローラー24と一体に回転(同軸回転)するように円板(電源操作部材)26が取り付けられ、この円板26に外周へ突出する突出片(操作片)26Cが形成される。一方、この突出片26Cによって押し操作できる位置(検査部側)に、電源用スイッチ(マイクロスイッチ等)27が設けられる。
また、上記円板26では、その側面に、段差部に溝を設けた構造のバネ受け部29が形成されると共に、軸25中心に復帰バネ(コイルバネ)30が配置され、この復帰バネ30の一方の端が上記バネ受け部29、他方の端が台21に係止されており、この復帰バネ30により回転したローラー24及び円板26を元の位置へ戻すことができる。なお、上記の突出片(電源操作部材)26Cと復帰バネ30は、円板を用いず、ローラー24自体に設けてもよい。
実施例は以上の構成からなり、図2の状態で、吸収体12に試料(唾液)を採取し、可動チューブ16を前側へ移動させると、図1(A)、図3(A)に示されるように、可動チューブ16の後端においてローラー操作部材としての突起18が外側へ突出する。この突起18は、可動チューブ16が後退しないようにするストッパとしての役目もする。そして、図1(A),(B)、図3(A),(B)のように、スティック状試料採取器10を検査部へ挿入し、台21と絞り用ローラー23の間を押し進めると、ローラー22が可動チューブ16と吸収体12を順に潰すことで、吸収体12に吸収されている試料が絞られて被覆部13内へ送られ、図1(C)のように、更に試料採取器10を押し込むと、被覆部13内からセンサ部14へ試料が輸送される。
また、図1(C)のように、スティック状試料採取器10を押し込んだとき、突起18が切欠き24Cを押すことで、ローラー24が回転し、検査部側電極23がセンサ部側電極15へ接触する。即ち、試料採取器10を押込み動作に連動して両電極23,15の接続が行われる。
同時に、試料採取器10を最後まで押し込んだとき、図3(C)に示されるように、円板26の突出片26Cにより電源用スイッチ27がオンされることになり、上記の検査部側電極23とセンサ部側電極15の接続に基づいてセンサ部14での検査・分析が実行される。
上記の検査が終了し、スティック状試料採取器10を検査部から抜くと、復帰バネ30のバネ力によりローラー24と円板26は逆回転し、検査部側電極23がセンサ部側電極15から離れると共に、電源用スイッチ27もオフされ、元の待機位置[図1(A),図3(A)]に戻ることになる。
上記実施例では、突起18と切欠き24Cの係合動作によりローラー24を回転させたが、試料採取器10側にラック部(凹凸部)、ローラー24側にギヤ部(凹凸部)を設け、ラックとピニオンの形式と類似した構造等で、試料採取器10の挿入に連動してローラー24を回転させ、検査部側電極23とセンサ部側電極15の接続を行うようにしてもよい。
なお、上記実施例では、唾液を採取する唾液採取器の例を説明したが、本発明は、唾液だけでなく、血液等の生体試料を採取する採取器及び分析器に適用することができる。
1,11…本体、 2,14…センサ部、
3,15…センサ部側電極、 10…スティック状試料採取器、
12…吸収体、 13…被覆部、
15…センサ部側電極、 16…可動チューブ、
18…突起、 22,24…ローラー、
23…検査部側電極、 24C…切欠き、
26…円板、 26C…操作片、
27…電源用スイッチ、 30…復帰バネ。

Claims (3)

  1. 試料を採取する採取部、及び電極を持つセンサ部が配置された試料採取器と、
    この試料採取器を挿入して試料の検査を行う検査部とを備え、
    上記検査部に、上記試料採取器の挿入動作に連動して回転することにより該試料採取部の試料を上記センサ部へ送る第1ローラーと、上記試料採取器の挿入動作に連動して回転する第2ローラーと、この第2ローラーに取り付けられた検査部側電極とを設け、
    上記試料採取器が上記検査部へ挿入されるとき、上記第1ローラーの回転により試料を上記センサ部へ送ると同時に、上記第2ローラーの回転により上記検査部側電極を上記センサ部側電極に接触させる生体試料採取装置。
  2. 上記第2ローラー又はこの第2ローラーと一体に回転する部材に取り付けられ、上記試料採取器が上記検査部から抜去されるとき、上記第2ローラーを元の位置に戻す復帰バネを設けたことを特徴とする請求項1記載の生体試料採取装置。
  3. 上記第2ローラー又はこの第2ローラーと一体に回転する部材に取り付けられ、上記試料採取器の上記検査部への挿入により上記第2ローラーが回転するとき、検査のための電源用スイッチをオンにする電源操作部材を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の生体試料採取装置。
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