JP6533076B2 - 還元力の分析方法および還元力の分析試薬 - Google Patents

還元力の分析方法および還元力の分析試薬 Download PDF

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Description

本発明は、還元力の分析方法および還元力の分析試薬に関する。
酸化ストレス状態下においては、生体内で発生した過酸化物およびフリーラジカルにより、タンパク質、脂質、DNA等が傷害される。そして、このような傷害が蓄積することにより、例えば、心血管疾患、神経系疾患等が引き起こされることが知られている。一方、このような過酸化物およびフリーラジカルは、生体内の還元力を有する抗酸化物質により無害化されることが知られている。このため、酸化ストレスに対する抵抗性の指標の1つである、還元力を分析することで、前記疾患を予防することや、前記疾患の病態を把握することが試みられている。
三価の鉄イオンとシアン化合物との反応により生じる血赤色の色素試薬は、還元反応により退色する。そこで、試料の還元力の分析方法として、前記色素試薬と前記試料とを接触させることで、前記試料により前記色素試薬を還元させ、前記色素試薬の退色の度合いを光学的に測定する方法が用いられている(特許文献1)。
特開2009−257909号公報
前記三価の鉄イオンと前記シアン化合物との色素試薬を利用する還元力の分析方法において、本発明者らは、試料の還元力を分析した場合に、前記色素試薬と前記試料とを含む反応系における光学シグナルのピーク波長がシフトするという問題が生じることを見出した。前記光学シグナルのピーク波長がシフトするということは、試料が示す本来の光学シグナルと、測定により得られた見かけの光学シグナルとの間に誤差が生じることを意味する。このため、光学シグナルから算出する還元力にも誤差が生じることとなり、定量結果の信頼性が不十分となっていた。
そこで、本発明は、試料の還元力を分析した場合に、前記光学シグナルのピーク波長のシフトを抑制できる還元力の分析方法を提供することを目的とする。
本発明の課題を解決するために、本発明の還元力の分析方法は、試料の存在下、pH2.4以下の条件で、三価鉄化合物とシアン化合物とを含む色素試薬を還元する還元工程、および前記還元工程で得られた還元体のピーク波長を光学的に測定する光学測定工程を含むことを特徴とする。
本発明の還元力の分析試薬は、三価鉄化合物とシアン化合物とを含む色素試薬およびpH調整剤を含み、前記pH調整剤が、強酸性試薬であり、前記本発明の分析方法に使用することを特徴とする。
本発明者らの鋭意研究により、前記試料の還元力の分析において、前記色素試薬と前記試料とを含む反応系における光学シグナルのピーク波長のシフトは、前記試料に含まれるアルブミンおよびメチオニンが原因であることがわかった。そして、メカニズムは不明であるが、前記還元工程を、pH2.4以下の条件で行うことにより、前記反応系における光学シグナルのピーク波長のシフトを抑制できることを見出し、本発明を完成するに至った。その結果、本発明によれば、前記試料の還元力の分析において、前記試料中の成分に影響を受けることなく、前記反応系における光学シグナルのピーク波長のシフトを抑制できる。このため、本発明によれば、前記光学シグナルに基づき、還元力を分析した場合の誤差を低減でき、より信頼性に優れた試料の還元力の分析を行うことができる。したがって、本発明は、例えば、生体由来等の種々の試料に対する臨床検査等において、極めて有用である。
図1は、実施例1における、吸光度の結果を示すグラフである。 図2は、実施例1における、吸光度の結果を示すグラフである。 図3は、実施例2における、吸光度の結果を示すグラフである。 図4は、実施例2における、異なるpHにおけるピーク波長の波長を示すグラフである。 図5は、実施例3における、還元力の結果を示すグラフである。
<還元力の分析方法>
本発明の還元力の分析方法は、前述のように、試料の存在下、pH2.4以下の条件で、三価鉄化合物とシアン化合物とを含む色素試薬を還元する還元工程、および前記還元工程で得られた還元体のピーク波長を光学的に測定する光学測定工程を含むことを特徴とする。本発明の分析方法は、前記還元工程を、pH2.4以下の条件で行うことを特徴とし、その他の工程および条件は、特に制限されない。本発明の分析方法は、前述のように、前記反応系における光学シグナルのピーク波長のシフトを抑制できる。このため、本発明の分析方法は、ピーク波長のシフトを抑制する方法ということもできる。本発明において、前記還元工程の前記色素試薬の還元は、前記試料の還元力による還元である。前記光学測定工程において、「前記還元工程で得られた還元体」とは、前記色素試薬が還元されたものを意味する。
本発明の分析方法は、例えば、前記試料の還元力の有無を分析する定性分析であってもよいし、前記試料の還元力の程度を分析する定量分析であってもよい。
本発明において、前記還元工程は、pH2.4以下の条件で行われる。このため、本発明の分析方法は、例えば、前記還元工程において、前記試料と前記色素試薬とを含む反応系のpHが、pH2.4以下であるということもできる。前記反応系のpHは、例えば、前記色素試薬と前記試料との接触時または、接触後に、pH2.4以下に調整されていることが好ましい。前記反応系は、例えば、液体系であることが好ましく、前記試料と前記色素試薬とを含む反応液または還元液ということもできる。
本発明の分析方法において、前記試料は、特に制限されない。前述のように、アルブミンおよびメチオニンが、ピーク波長のシフトに影響することから、本発明は、例えば、アルブミンおよびメチオニンの少なくとも一方を含む試料に適用することができる。前記試料は、例えば、生体試料であり、具体例として、例えば、血液、唾液、尿、涙、汗等があげられる。前記血液は、例えば、赤血球、全血、血清、血漿等があげられる。これらの中でも、血液が好ましい。
前記試料は、例えば、取り扱いが容易であることから、液状の試料(液体試料)が好ましい。前記試料は、例えば、前記試料の未希釈液をそのまま液体試料として使用してもよいし、前記試料を溶媒に、懸濁、分散または溶解した希釈液を液体試料として使用してもよい。前記試料が固体の場合、例えば、前記試料を前記溶媒に懸濁、分散または溶解した希釈液を液体試料として使用してもよい。前記溶媒は、特に制限されず、例えば、水、緩衝液等があげられる。前記緩衝液は、特に制限されず、例えば、トリス緩衝液、酢酸緩衝液、ホウ酸緩衝液、クエン酸緩衝液、ベロナール緩衝液、各種のグッド緩衝液等があげられる。前記緩衝液の濃度は、特に制限されず、例えば、10〜100mmol/Lである。
本発明の分析方法において、前記色素試薬は、特に制限されず、例えば、前記三価鉄化合物と前記シアン化合物とを混合したシアン化物鉄錯体があげられる。前記シアン化物鉄錯体は、特に制限されず、例えば、チオシアン酸鉄錯体([Fe(NCS)(HO)2+)、フェリシアン鉄錯体([Fe(CN)3−)等があげられる。
本発明の分析方法において、前記三価鉄化合物は、特に制限されず、例えば、塩化鉄(III)、硫酸鉄(III)等があげられる。本発明の分析方法において、前記三価鉄化合物は、例えば、一種類を使用してもよいし、二種類以上を併用してもよい。
本発明の分析方法において、前記シアン化合物は、特に制限されず、例えば、チオシアン酸化合物、フェリシアン化合物等があげられる。前記チオシアン酸化合物は、特に制限されず、例えば、チオシアン酸カリウム、チオシアン酸ナトリウム、チオシアン酸アンモニウム等があげられる。本発明の分析方法において、前記シアン化合物は、例えば、一種類を使用してもよいし、二種類以上を併用してもよい。
前記還元工程において、例えば、前記色素試薬と前記試料との添加順序は、特に制限されない。前記添加順序は、例えば、予め前記三価鉄化合物と前記シアン化合物とを含むシアン化物鉄錯体(以下、「混合色素試薬」ともいう。)を前記色素試薬として、前記試料と混合してもよいし、前記三価鉄化合物、前記シアン化合物および前記試料を混合することで、前記三価鉄化合物と前記シアン化合物との混合色素試薬と前記試料とを混合してもよい。前記還元工程において、例えば、さらに、前述のような溶媒を添加してもよい。
前者の場合、前記混合色素試薬は、例えば、前記三価鉄化合物と前記シアン化合物とを、それぞれ溶媒に添加し、溶液の状態で混合したものを使用してもよいし、前記三価鉄化合物と前記シアン化合物とを溶媒に添加し、溶液の状態で使用してもよい。前記溶媒は、例えば、前述の例示が援用できる。後者の場合、例えば、前記三価鉄化合物、前記シアン化合物および前記試料を前記溶媒に添加し、混合してもよい。
前記還元工程において、前記試料と前記色素試薬とを含む前記反応系の組成比は、特に制限されない。前記反応系における前記試料の割合(v/v%)は、特に制限されず、例えば、50〜99%であり、好ましくは80〜99%であり、より好ましくは90〜99%である。前記反応系において、未希釈の試料の割合が、前記範囲であることが好ましい。
前記反応系において、前記色素試薬の濃度は、特に制限されない。前記反応系における前記色素試薬の濃度は、例えば、前記色素試薬を構成する前記シアン化合物および前記三価鉄化合物の濃度で表すことができる。前記反応系において、前記色素試薬を構成する前記シアン化合物の濃度(C)は、例えば、0.006〜0.09mol/Lであり、好ましくは0.018〜0.09mol/Lであり、より好ましくは0.05〜0.075mol/Lであり、また、前記色素試薬を構成する前記三価鉄化合物の濃度(F)は、例えば、0.0001〜0.002mol/Lであり、好ましくは0.00015〜0.001mol/Lであり、より好ましくは0.0002〜0.0003mol/Lである。前記色素試薬の濃度は、例えば、一種類の色素試薬の濃度でもよいし、二種類以上の色素試薬の濃度の合計の濃度でもよい(以下、同様)。
前記反応系において、前記色素試薬を構成する前記三価鉄化合物と前記試料との混合割合は、特に制限されず、前記試料1mLに対して、前記三価鉄化合物は、例えば、0.0016〜0.032mmolであり、好ましくは0.0024〜0.016mmolであり、より好ましくは0.0032〜0.0048mmolである。
前記反応系において、前記色素試薬を構成する前記シアン化合物と前記試料との混合割合は、特に制限されず、前記試料1mLに対して、前記シアン化合物は、例えば、0.096〜1.44mmolであり、好ましくは0.288〜1.44mmolであり、より好ましくは0.8〜1.12mmolである。
前記反応系において、前記色素試薬を構成する前記三価鉄化合物の割合は、一種類の三価鉄化合物の割合でもよいし、二種類以上の三価鉄化合物の割合の合計の割合でもよい(以下、同様)。前記反応系において、前記色素試薬を構成する前記シアン化合物の割合は、一種類のシアン化合物の割合でもよいし、二種類以上のシアン化合物の割合の合計の割合でもよい(以下、同様)。
前記反応系において、前記三価鉄化合物(F)と前記シアン化合物(C)との割合(モル比F:C)は、特に制限されず、例えば、1:24〜1:357であり、好ましくは1:72〜1:357であり、より好ましくは1:200〜1:300である。
前記還元工程において、前記色素試薬と前記試料とを混合した前記反応系のpHは、例えば、pH2.4以下であり、好ましくはpH2.3以下である。前記反応系のpHは、例えば、前記色素試薬と前記試料との混合のみによって調整されてもよいし、前記色素試薬と前記試料とを混合し、且つ、pH調整剤の添加によって調整されてもよい。前者の場合、例えば、前記色素試薬のpHを、前記試料と混合した際に前記pHの条件を満たすように、予め調整してもよい。なお、本発明において、前述のように、前記還元工程の前記反応系のpHは、pHを2.4以下である。
前記pH調整剤は、特に制限されず、例えば、強酸性試薬が使用できる。前記強酸性試薬は、例えば、実質的に酸化剤または還元剤とならない試薬であることが好ましい。具体的には、前記強酸性試薬は、例えば、硫酸、プロピオン酸、p−トルエンスルホン酸等があげられる。前記強酸性試薬は、例えば、一種類を使用してもよいし、二種類以上を併用してもよい。
前記反応系において、前記pH調整剤の濃度は、特に制限されず、例えば、0.001〜1mol/Lであり、好ましくは0.001〜0.1mol/Lであり、より好ましくは0.002〜0.01mol/Lである。前記反応系において、前記pH調整剤の濃度は、例えば、一種類のpH調整剤の濃度でもよいし、二種類以上のpH調整剤の濃度の合計の濃度でもよい(以下、同様)。
前記反応系において、前記pH調整剤と前記試料との混合割合は、特に制限されず、前記試料1mLに対して、前記pH調整剤は、例えば、0.016〜16molであり、好ましくは0.016〜1.6molであり、より好ましくは0.032〜0.16molである。
前記還元工程において、前記色素試薬と前記試料とを混合してから、前記反応系に対する次の光学測定工程までの処理条件は、特に制限されない。前記還元工程において、前記反応系は、例えば、所定温度でインキュベートしてもよいし、インキュベートしなくてもよい。前記インキュベートの温度は、例えば、1〜40℃であり、好ましくは25〜30℃である。前記インキュベートの時間は、特に制限されない。
前記光学測定工程において、測定する光学シグナルは、前述のように、前記還元工程で得られた還元体の光学シグナルであり、例えば、前記還元工程で得られた前記試料と前記色素試薬とを含む前記反応系について測定する光学シグナルが、前記還元体の光学シグナルと対応する。前記光学シグナルは、特に制限されず、例えば、吸光度、反射率、透過率等があげられる。
前記光学測定工程において、前記光学的に測定するピーク波長の範囲は、特に制限されず、前記色素試薬の種類に応じて、適宜決定できる。前記色素試薬が、塩化鉄(III)とチオシアン酸カリウムとを含む色素試薬である場合、前記ピーク波長は、例えば、360〜630nmの範囲であり、好ましくは400〜550nmの範囲であり、より好ましくは450〜550nmの範囲である。前記光学測定工程において、前記光学的な測定は、前記範囲における1点の測定でもよいし、前記範囲における一部の範囲の測定でもよいし、前記範囲の全部の測定でもよい。
前記光学測定工程において、例えば、前記ピーク波長の光学測定により得られた光学シグナルを前記試料の還元力としてもよいし、前記ピーク波長の光学測定により得られた光学シグナルから、間接的に前記試料の還元力を算出してもよい。前記間接的な算出方法は、特に制限されず、前記光学シグナルと前記還元力との相関関係に基づき、算出する方法があげられる。
以下に、本発明の分析方法について、例をあげて説明するが、本発明は、これらの実施形態には制限されない。具体的には、本実施形態は、前記色素試薬の構成成分として、前記三価鉄化合物である塩化鉄(III)と、前記シアン化合物であるチオシアン酸カリウムとを使用し、前記試料として前記生体試料である血液を使用し、前記pH調整剤として、前記強酸性試薬である硫酸を使用し、前記還元工程においてpH2.4以下の前記還元液(反応液)を調製し、pH2.4以下の前記還元液について、ピーク波長を光学的に測定することによって、還元力を分析する例である。
まず、前記生体試料として前記血液を用意する。つぎに、前記血液を、塩化鉄(III)およびチオシアン酸カリウムと混合し、さらに、硫酸を添加する。これによって、得られる還元液のpHを、pH2.4以下に調整する。
塩化鉄(III)の混合量は、特に制限されず、前記血液1mLに対して、例えば、0.0016〜0.032mmolであり、好ましくは0.0024〜0.016mmolであり、より好ましくは0.0032〜0.0048mmolである。チオシアン酸カリウムの混合量は、特に制限されず、前記血液1mLに対して、例えば、0.096〜1.44mmolであり、好ましくは0.288〜1.44mmolであり、より好ましくは0.8〜1.12mmolである。硫酸の添加量は、特に制限されず、前記血液1mLに対して、例えば、0.016〜16molであり、好ましくは0.016〜1.6molであり、より好ましくは0.032〜0.16molである。硫酸添加後の前記還元液において、硫酸の濃度は、特に制限されず、例えば、0.001〜1mol/Lであり、好ましくは0.001〜0.1mol/Lであり、より好ましくは0.002〜0.01mol/Lである。硫酸添加後の前記還元液のpHは、例えば、pH2.4以下であり、好ましくはpH2.3以下である。
前記還元液を、所定時間インキュベートし、前記還元液中で前記血液により前記色素試薬を還元する。前記インキュベートの温度は、例えば、1〜10℃であり、前記インキュベートの時間は、例えば、0〜5分である。
つぎに、還元後の前記還元液について、ピーク波長を光学的に測定する。前記ピーク波長は、例えば、450〜550nmの範囲である。
このようにして、前記血液の還元力を分析できる。また、前記ピーク波長の光学測定により得られた光学シグナルを用い、前記光学シグナルと前記還元力との相関関係に基づき、還元力の値を算出し、これを還元力とすることもできる。
<還元力の分析試薬>
本発明の還元力の分析試薬は、前述のように、三価鉄化合物とシアン化合物とを含む色素試薬およびpH調整剤を含み、前記pH調整剤が、強酸性試薬であり、前記本発明の分析方法に使用することを特徴とする。本発明の分析試薬は、前記pH調整剤を含むことが特徴であって、その他の構成および条件は、特に制限されない。本発明の分析試薬は、例えば、本発明の分析方法の例示を援用できる。本発明の分析試薬は、例えば、分析キットということもできる。
本発明の分析試薬において、前記色素試薬および前記pH調整剤は、例えば、それぞれ別個の容器に収容されてもよいし、同一の容器に混合または未混同で収容されてもよい。前記色素試薬を構成する前記三価鉄化合物と前記シアン化合物とは、例えば、それぞれ別個の容器に収容されてもよいし、同一の容器に混合または未混同で収容されてもよい。前記三価鉄化合物および前記シアン化合物が同じ容器に収容されている場合、前記色素試薬は、前記三価鉄化合物と前記シアン化合物とを含む溶液であることが好ましい。
本発明の分析試薬は、前記三価鉄化合物と前記シアン化合物との色素試薬および前記pH調整剤の他に、その他の試薬を含んでもよい。前記その他の試薬は、特に制限されず、例えば、界面活性剤、有機溶媒、塩等があげられる。前記その他の試薬は、例えば、前記色素試薬および前記pH調整剤と、別個の容器に収容されてもよいし、いずれかと同一の容器に混合または未混同で収容されてもよいし、前記色素試薬および前記pH調整剤と、同一の容器に混合または未混同で収容されてもよい。また、本発明の分析試薬が分析キットの場合、本発明の分析キットは、例えば、使用説明書を含んでもよい。
つぎに、本発明の実施例について説明する。なお、本発明は、下記の実施例により制限されない。
(実施例1)
アルブミンまたはメチオニンを含む試料において、ピーク波長のシフトが起きることを確認し、また、還元工程における還元液(反応液)のpHをpH2.4以下とすることにより、ピーク波長のシフトが抑制されることを確認した。
(1)ピーク波長のシフトの確認
生理食塩水に、ヒト血清アルブミンを0.5g/Lとなるようなるように添加し、アルブミン試料を調製した。また、生理食塩水に、メチオニンを0.5g/Lとなるようなるように添加し、メチオニン試料を調製した。
つぎに、蒸留水に、チオシアン酸カリウムを60mmol/L、および塩化鉄(III)を0.25mmol/Lとなるように添加し、混合色素試薬1を調製した。前記混合色素試薬1と前記アルブミン試料または前記メチオニン試料とを、49:1の割合(体積比)で混合し、前記混合後3分間25℃でインキュベートした。
そして、前記インキュベート後の還元液について、吸光光度計(商品名:V−550、日本分光社製)を用いて、400〜800nmの吸光度を測定した。コントロールは、混合色素試薬1の400〜800nmの吸光度を測定した。なお、前記還元工程における還元液のpHは、前記アルブミン試料を含む還元液の場合、pH2.7であり、前記メチオニン試料を含む還元液の場合、pH2.7であった。
これらの結果を図1に示す。図1は、前記還元液の吸光度の結果を示すグラフである。図1において、横軸は、波長を示し、縦軸は、吸光度を示す。図1に示すように、コントロールでは、480nm付近にピーク波長が観察されるのに対し、前記アルブミン試料および前記メチオニン試料では、400nm以下の領域にピーク波長が観察された。これらの結果から、前記アルブミン試料および前記メチオニン試料では、コントロールに対して、ピーク波長が短波長側へシフトすることがわかった。
(2)強酸性条件によるピーク波長のシフトの抑制の確認
蒸留水に、チオシアン酸カリウムを60mmol/L、塩化鉄(III)を0.25mmol/Lとなるように添加し、さらに、前記pH調整剤として、前記強酸性試薬である硫酸を30mmol/Lとなるように添加し、混合色素試薬2を調製した。そして、前記混合色素試薬1に代えて前記混合色素試薬2を用い、前記混合色素試薬2と前記アルブミン試料とを、80:1の割合(体積比)で混合した以外は、前記(1)と同様にして、370〜650nmの吸光度を測定した(実施例)。なお、前記還元液のpHは、pH2.1であった。コントロール1は、前記生理食塩水と前記混合色素試薬1とを、コントロール2は、前記アルブミン試料と前記混合色素試薬1とを、コントロール3は、前記生理食塩水と前記混合色素試薬2とを用いた以外は、同様にして、370〜650nmの吸光度を測定した。
これらの結果を図2に示す。図2は、前記還元液の吸光度の結果を示すグラフである。図2において、横軸は、波長を示し、縦軸は、吸光度を示す。図2に示すように、アルブミンを含まないコントロール1および3では、480nm付近にピーク波長が観察された。また、アルブミンを含むコントロール2では、440nm付近にピーク波長が観察され、アルブミンおよびメチオニンを含まないコントロール1および3に対して、ピーク波長が短波長側へシフトしていた。これに対し、前記還元液のpHがpH2.4以下である実施例では、480nm付近にピーク波長が観察された。これらの結果から、還元工程における前記還元液のpHをpH2.4以下とすることで、ピーク波長のシフトを抑制できることがわかった。
(実施例2)
異なるpH調整剤を用い、還元工程における還元液のpHをpH2.4以下とすることにより、アルブミンを含む試料において、ピーク波長のシフトが抑制されることを確認した。
生理食塩水に、チオシアン酸カリウムを60mmol/L、塩化鉄(III)を0.25mmol/Lとなるように添加し、さらに、前記pH調整剤として、前記強酸性試薬である硫酸を、前記試料と混合後の還元液におけるpHが、それぞれpH2.1、2.3、2.5および2.8となるように添加し、混合色素試薬3〜6を調製した。また、硫酸に代えてプロピオン酸を用い、前記試料と混合後の還元液におけるpHが、それぞれpH2.0、2.3、2.6および2.7となるように添加し、混合色素試薬7〜10を調製した。さらに、硫酸に代えてp−トルエンスルホン酸を用い、前記試料と混合後の還元液におけるpHが、それぞれpH2.0、2.4、2.6および2.8となるように添加し、混合色素試薬11〜14を調製した。
つぎに、前記混合色素試薬2に代えて、前記混合色素試薬3〜14を用いた以外は、前記実施例1と同様にして、300〜650nmの吸光度を測定した。
これらの結果を図3に示す。図3は、前記還元液の吸光度の結果を示すグラフである。図3において、(A)は、硫酸を用いた結果であり、(B)は、プロピオン酸を用いた結果であり、(C)は、p−トルエンスルホン酸を用いた結果である。また、(A)−(C)において、横軸は、波長を示し、縦軸は、吸光度を示す。(A)に示すように、硫酸を前記pH調整剤として用いた場合、前記還元液のpHがpH2.4を超える混合色素試薬5および6では、470nm付近にピーク波長が観察されるのに対し、前記還元液のpHがpH2.4以下である混合色素試薬3および4では、480nm付近にピーク波長が観察された。また、(B)に示すように、プロピオン酸を前記pH調整剤として用いた場合、前記還元液のpHがpH2.4を超える混合色素試薬9および10では、460〜470nm付近にピーク波長が観察されるのに対し、前記還元液のpHがpH2.4以下である混合色素試薬7および8では、480nm付近にピーク波長が観察された。さらに、(C)に示すように、p−トルエンスルホン酸を前記pH調整剤として用いた場合、前記還元液のpHがpH2.4を超える混合色素試薬13および14では、460〜470nm付近にピーク波長が観察されるのに対し、前記還元液のpHがpH2.4以下である混合色素試薬11および12では、480nm付近にピーク波長が観察された。これらの結果から、いずれの前記pH調整剤を用いた場合も、前記還元工程における前記還元液のpHを、pH2.4以下とすることによりピーク波長のシフトが抑制されることがわかった。
また、前記混合色素試薬3〜14を用いた場合の400〜600nmにおけるピーク波長をまとめたグラフを図4に示す。
図4は、異なるpHにおけるピーク波長を示すグラフである。図4において、横軸は、pHを示し、縦軸は、ピーク波長を示す。図4に示すように、硫酸(○)、プロピオン酸(△)およびp−トルエンスルホン酸(□)のいずれのpH調整剤を用いた場合も、前記還元工程における前記還元液のpHの減少と共にピーク波長のシフトが抑制された。さらに前記還元工程における前記還元液のpHがpH2.4以下の場合には、ピーク波長がほぼ一定となった。これらの結果から、異なるpH調整剤を用いた場合においても、還元工程における前記還元液のpHをpH2.4以下とすることにより、アルブミンを含む試料において、ピーク波長のシフトを抑制できることがわかった。
(実施例3)
本発明の還元力の分析方法を使用し、生体試料の還元力の分析ができることを確認した。
アルブミンを含む試料に代えて、ヒト血清試料(n=4)用いた以外は、前記実施例1(2)と同様にして、476nmの吸光度を測定した(実施例)。また、還元力が、10000μmol/Lの標準試料を生理食塩水で、2倍ずつ連続希釈し、8倍までの希釈系列を作成し、これらを標準サンプルとした。そして、前記ヒト血清試料に代えて、前記標準サンプルを用いた以外は同様にして、476nmの吸光度を測定した。
つぎに、前記標準サンプルの還元力および吸光度に基づき、標準曲線を作製した。そして、前記標準曲線に基づき、前記ヒト血清試料の還元力を算出した。
これらの結果を図5に示す。図5は、前記ヒト血清試料の還元力の結果を示すグラフである。図5において、横軸は、前記ヒト血清試料の種類を示し、縦軸は、還元力を示す。図5に示すように、いずれの前記ヒト血清試料においても、還元力が測定できた。これらの結果から、本発明の分析方法によれば、より信頼性に優れた生体試料の還元力の分析ができることがわかった。
以上、実施形態および実施例を参照して本発明を説明したが、本発明は、上記実施形態および実施例に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をできる。
この出願は、2014年3月26日に出願された日本出願特願2014−063735を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
本発明によれば、前記試料の還元力を分析した場合における前記吸収スペクトルにおけるピーク波長のシフトを抑制できる。このため、前記ピーク波長の光学シグナルに基づき、還元力を分析した場合の誤差を低減でき、より信頼性に優れた試料の還元力の分析を行うことが可能である。したがって、本発明は、例えば、生体由来等の種々の生体試料に対する臨床検査等において、極めて有用である。

Claims (8)

  1. アルブミンおよびメチオニンの少なくとも一方を含む試料の存在下、pH2.4以下の条件で、三価鉄化合物とシアン化合物とを含む色素試薬を還元する還元工程、および前記還元工程で得られた還元体のピーク波長の光学的シグナルを光学的に測定する光学測定工程を含むことを特徴とする、還元力の分析方法。
  2. 前記色素試薬が、前記三価鉄化合物と前記シアン化合物とを含むシアン化物鉄錯体である、請求項1記載の分析方法。
  3. 前記シアン化物鉄錯体が、溶液である、請求項2記載の分析方法。
  4. 前記ピーク波長が、360〜630nmの範囲である、請求項1から3のいずれか一項に記載の分析方法。
  5. 前記三価鉄化合物が、塩化鉄(III)および硫酸鉄(III)の少なくとも一方である、請求項1から4のいずれか一項に記載の分析方法。
  6. 前記シアン化合物が、チオシアン酸化合物およびフェリシアン化合物の少なくとも一方である、請求項1から5のいずれか一項に記載の分析方法。
  7. 前記チオシアン酸化合物が、チオシアン酸カリウム、チオシアン酸ナトリウムおよびチオシアン酸アンモニウムからなる群から選択された少なくとも一つである、請求項6記載の分析方法。
  8. 前記試料が、血液、唾液、尿、涙および汗からなる群から選択された少なくとも一つの生体試料である、請求項1からのいずれか一項に記載の分析方法。
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