JP6532791B2 - Ad変換回路、パイプラインad変換器、及び無線通信装置 - Google Patents

Ad変換回路、パイプラインad変換器、及び無線通信装置 Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、AD変換回路、パイプラインAD変換器、及び無線通信装置に関する。
パイプラインAD変換器は、一般に、残差信号をオペアンプが増幅する増幅時間と、オペアンプが増幅した残差信号を後段のステージでAD変換するAD変換時間と、により律速される。AD変換時間を短縮する方法として、第1のAD変換器で残差信号の上位ビットをAD変換し、その後、第1のAD変換器のAD変換結果を利用して、逐次比較AD変換器などの第2のAD変換器で残差信号の下位ビットをAD変換する、という方法が提案されている。この方法によれば、逐次比較AD変換器のAD変換時間を短縮できるため、結果として全体のAD変換時間を短縮することができる。
しかしながら、上記従来の方法では、第1のAD変換器と、第2のAD変換器と、に入力される残差信号をサンプルするタイミングが同時であったため、サンプル期間にオーバヘッドが生じ、AD変換速度が制限されていた。
米国特許第6828927号明細書 米国特許第7924203号明細書
AD変換時間が短縮された高速なAD変換回路、並びにこのAD変換回路を備えるパイプラインAD変換器及び無線通信装置を提供する。
一実施形態に係るAD変換回路は、増幅回路と、第1サンプリング回路と、第1AD変換器と、第2サンプリング回路と、DA変換器と、減算器と、第2AD変換器と、を備える。増幅回路は、入力信号を増幅し、第1増幅信号と、第1増幅信号より増幅誤差が小さい第2増幅信号と、を出力する。第1サンプリング回路は、第1増幅信号をサンプルする。第1AD変換器は、第1サンプリング回路がサンプルした第1増幅信号をAD変換し、第1デジタル信号を出力する。第2サンプリング回路は、第2増幅信号をサンプルする。DA変換器は、第1デジタル信号をDA変換し、第1アナログ信号を出力する。減算器は、第2サンプリング回路がサンプルした第2増幅信号から第1アナログ信号を減算し、第2アナログ信号を出力する。第2AD変換器は、第2アナログ信号をAD変換し、第2デジタル信号を出力する。
第1実施形態に係るAD変換回路の一例を示す図。 サブレンジAD変換器の動作を説明する図。 第1実施形態に係るAD変換回路を備えたパイプラインAD変換器の一例を示す図。 第1実施形態に係るAD変換回路の動作を示すタイミングチャート。 増幅回路の第1の実施例を示す図。 図5の増幅回路の動作を示す図。 増幅回路の第2の実施例を示す図。 図7の増幅回路の動作を示す図。 増幅回路の第3の実施例を示す図。 図9の増幅回路の動作を示す図。 増幅回路の第4の実施例を示す図。 第2実施形態に係るAD変換回路の一例を示す図。 増幅回路の出力信号と増幅誤差との関係を示す図。 第3実施形態に係るAD変換回路の一例を示す図。 冗長性を有するサブレンジAD変換器の動作を説明する図。 第4実施形態に係るAD変換回路の一例を示す図。 第5実施形態に係る無線通信装置の一例を示す図。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
第1実施形態に係るAD変換回路について、図1〜図4を参照して説明する。図1は、本実施形態に係るAD変換回路の一例を示す図である。図1に示すように、本実施形態に係るAD変換回路は、増幅回路1と、第1サンプリング回路2と、第1AD変換器3と、第2サンプリング回路4と、DA変換器5と、減算器6と、第2AD変換器7と、を備える。以下では、AD変換回路の入力信号が電圧信号である場合を例に説明するが、入力信号は電流信号であってもよい。
増幅回路1は、入力信号Vinを入力される。増幅回路1は、入力された入力信号Vinを増幅し、第1増幅信号V及び第2増幅信号Vを出力する。増幅回路1の増幅率をGvとすると、増幅回路1の理想的な増幅信号は、Vin×Gvとなる。第1増幅信号Vは、入力信号Vinを粗く増幅した信号であり、第2増幅信号Vより、理想的な増幅信号Vin×Gvに対する増幅誤差が大きい。第2増幅信号Vは、入力信号Vinをより細かく(精度よく)増幅した信号であり、第1増幅信号Vより、理想的な増幅信号Vin×Gvに対する増幅誤差が小さい。
増幅回路1は、制御信号φ,φにより制御される。制御信号φ,φは、クロック信号である。増幅回路1は、制御信号φ,φがH(High)の間、入力信号Vinの増幅動作を実行する。以下では、制御信号φがHの期間を、フェーズiという。第1増幅信号Vは、フェーズ3の終了時における増幅信号であり、第2増幅信号Vは、フェーズ4の終了時における増幅信号である。なお、増幅回路1の構成について、詳しくは後述する。
第1サンプリング回路2は、増幅回路1が出力した第1増幅信号Vを入力される。第1サンプリング回路2は、入力された第1増幅信号Vをサンプルする。第1サンプリング回路2は、例えば、サンプリング容量を備えたスイッチトキャパシタ回路により構成される。
第1サンプリング回路2は、制御信号φにより制御される。第1サンプリング回路2は、フェーズ3の間、第1増幅信号Vのサンプリング動作を実行する。その後、第1サンプリング回路2は、フェーズ3の終了時にサンプルした第1増幅信号Vをホールドし、出力する。
第1AD変換器3(ADC1)は、第1サンプリング回路2の出力信号、すなわち、第1サンプリング回路2がフェーズ3の終了時にサンプルした第1増幅信号Vを入力される。第1AD変換器3は、入力された第1増幅信号VをAD変換し、第1デジタル信号Dを出力する。第1デジタル信号Dは、入力信号VINの上位ビットのAD変換結果に相当する。
第1AD変換器3は、制御信号φにより制御される。第1AD変換器3は、フェーズ4の間、第1増幅信号VのAD変換を実行する。以下では、第1AD変換器3の分解能はMビットであり、第1デジタル信号DはMビットのデジタル信号であるものとする。
第2サンプリング回路4は、増幅回路1が出力した第2増幅信号Vを入力される。第2サンプリング回路4は、入力された第2増幅信号Vをサンプルする。第2サンプリング回路4は、例えば、サンプリング容量を備えたスイッチトキャパシタ回路により構成される。
第2サンプリング回路4は、制御信号φにより制御される。第2サンプリング回路4は、フェーズ4の間、第2増幅信号Vのサンプリング動作を実行する。その後、第2サンプリング回路4は、フェーズ4の終了時にサンプルした第2増幅信号Vをホールドし、出力する。
DA変換器5(DAC)は、第1AD変換器3が出力した第1デジタル信号Dを入力される。DA変換器5は、入力された第1デジタル信号DをDA変換し、第1アナログ信号Aを出力する。DA変換器5は、容量DACであってもよいし、抵抗DACであってもよい。DA変換器5の分解能は、Mビットである。
減算器6は、第2サンプリング回路4の出力信号、すなわち、第2サンプリング回路4がフェーズ4の終了時にサンプルした第2増幅信号Vと、DA変換器5が出力した第1アナログ信号Aと、を入力される。減算器6は、第2増幅信号Vから第1アナログ信号Aを減算し、第2アナログ信号Aを出力する。第2アナログ信号Aは、入力信号Vinから、上位ビットのAD変換結果を減算した残差信号に相当する。
第2AD変換器7(ADC2)は、減算器6が出力した第2アナログ信号Aを入力される。第2AD変換器7は、入力された第2アナログ信号AをAD変換し、第2デジタル信号Dを出力する。第2デジタル信号Dは、入力信号Vinの下位ビットのAD変換結果に相当する。
第2AD変換器7は、制御信号φ〜φにより制御される。第2AD変換器7は、フェーズ1〜3の間、第2アナログ信号AのAD変換を実行する。以下では、第2AD変換器7の分解能はLビットであり、第2デジタル信号DはLビットのデジタル信号であるものとする。
本実施形態に係るAD変換回路では、第1デジタル信号D及び第2デジタル信号Dの和が入力信号VinのAD変換結果となる。第1デジタル信号D及び第2デジタル信号Dの合算は、後段のデジタル回路が実行すればよい。
なお、第1AD変換器3及び第2AD変換7は、例えば、フラッシュAD変換器、逐次比較AD変換器、パイプラインAD変換器、デルタシグマAD変換器などであるが、これに限られない。また、第1増幅信号Vは、第2増幅信号Vに比べて増幅誤差が大きいため、第1AD変換器3の分解能Mは、第2AD変換器7の分解能Lより小さいのが好ましい。
本実施形態に係るAD変換回路において、第1AD変換器3、DA変換器5、減算器6、及び第2AD変換器7は、一般的なサブレンジAD変換器と同様の動作をする。図2は、サブレンジAD変換器の動作を説明する概念図である。
図2の例では、サブレンジAD変換器は、2ビットの分解能を有するADC1(第1AD変換器3に相当)と、DAC(DA変換器5及び減算器6に相当)と、2ビットの分解能を有するADC2(第2AD変換器7に相当)と、により構成される。ADC1のフルスケールは−Vref〜Vrefであり、ADC2のフルスケールは0〜Vref/2である。
このサブレンジAD変換器に入力信号Vinが入力されると、まず、ADC1が2ビットの粗いAD変換を実行する。図2の例では、ADC1は、Vref/2以上Vref以下に対応するAD変換結果[11]を出力する。ADC1の出力は、入力信号Vinの上位ビットのAD変換結果に相当する。
次に、DACが、入力信号VinからADC1のAD変換結果を減算する残差演算を実行する。DACが減算する量は、ADC1のAD変換結果によって決まる。DACは、残差後の値が、ADC2のフルスケールに収まるように残差演算を行う。
図2の例では、DACは、AD変換結果[11]に基づいて、VinからVref/2を減算する。これにより、ADC2には、Vin−Vref/2が入力される。
そして、ADC2が2ビットの細かいAD変換を実行する。図2の例では、ADC2は、Vref/4以上3Vref/8以下に対応するAD変換結果[10]を出力する。ADC2の出力は、入力信号Vinの下位ビットのAD変換結果に相当する。
結果として、このサブレンジAD変換器による入力信号VinのAD変換結果は、[1110]となる。上述の通り、本実施形態に係るAD変換回路では、第1AD変換器3がADC1として動作し、DA変換器5及び減算器6がDACとして動作し、第2AD変換器7がADC2として動作する。
次に、本実施形態に係るAD変換回路の動作について、図3及び図4を参照して説明する。図3は、本実施形態に係るAD変換回路を備えたパイプラインAD変換器の一例を示す図である。図3の例では、パイプラインAD変換器は、第1ステージ(1st stage)と、第2ステージ(2nd stage)と、の2つのパイプラインステージを備える。
第1ステージは、サンプルホールド回路8(S/H1)と、サンプルホールド回路9(S/H2)と、AD変換器10(ADC0)と、DA変換器11(DAC)と、減算器12と、本実施形態に係るAD変換回路の増幅回路1と、を備える。
サンプルホールド回路8,9は、並列に接続されており、制御信号φにより制御され、フェーズ1の間、パイプラインAD変換器の入力信号VINをサンプルする。その後、サンプルホールド回路8,9は、サンプルした入力信号VINをホールドし、出力する。
AD変換器10は、制御信号φにより制御され、フェーズ2の間、サンプルホールド回路8がサンプルした入力信号VINをAD変換し、デジタル信号Dを出力する。AD変換器10の分解能はKビットであり、デジタル信号DはKビットのデジタル信号であるものとする。AD変換器10は、例えば、フラッシュAD変換器や逐次比較AD変換器などであるが、これに限られない。
DA変換器11は、AD変換器10が出力したデジタル信号DをDA変換し、アナログ信号Aを出力する。
減算器12は、サンプルホールド回路9がサンプルした入力信号VINから、DA変換器11が出力したアナログ信号Aを減算し、残差信号を出力する。減算器12が出力する残差信号が、本実施形態に係る増幅回路1の入力信号Vinに相当する。
図4は、図3のパイプラインAD変換器の動作を示すタイミングチャートである。図3のパイプラインAD変換器は、図4に示すように、制御信号φ〜φにそれぞれ対応する4つのフェーズ(Phase)1〜4を有する。すなわち、フェーズ1〜4により、1サイクルの動作が構成される。以下では、1サイクル目の動作が開始された場合を例に説明する。
まず、フェーズ1において、第1ステージのサンプルホールド回路8,9が、それぞれ入力信号VINをサンプルする。サンプルホールド回路8,9は、フェーズ1の終了時にサンプルした入力信号VINをホールドする。
次に、フェーズ2において、AD変換器10(ADC0)が、サンプルホールド回路8が出力した入力信号VINをAD変換し、Kビットのデジタル信号Dを出力する。また、DA変換器11が、デジタル信号DをDA変換し、アナログ信号Aを出力する。さらに、減算器12が、サンプルホールド回路9が出力した入力信号VINからアナログ信号Aを減算し、残差信号Vinを出力する。サンプルホールド回路9は、フェーズ2の終了時の残差信号Vinをホールドする。
続いて、フェーズ3において、増幅回路1が、残差信号Vinを粗く増幅し、第1増幅信号Vを出力する。図3の例では、第1ステージのAD変換器10の分解能がKビットであるため、増幅回路1の増幅率は2である。この場合、第1増幅信号Vは、Vin×2に粗く近づけた信号となる。
一方、フェーズ3において、第2ステージの第1サンプリング回路2が、増幅回路1が出力した第1増幅信号Vをサンプルする。第1サンプリング回路2は、フェーズ3の終了時にサンプルした第1増幅信号Vをホールドする。
そして、フェーズ4において、増幅回路1が、残差信号Vinを細かく(精度よく)増幅し、第2増幅信号Vを出力する。また、第2ステージの第2サンプリング回路4が、増幅回路1が出力した第2増幅信号Vをサンプルする。第2サンプリング回路4は、フェーズ4の終了時にサンプルした第2増幅信号Vをホールドする。
一方、フェーズ4において、第2ステージの第1AD変換器3(ADC1)が、第1サンプリング回路2が出力した第1増幅信号VをAD変換し、Mビットの第1デジタル信号Dを出力する。第1デジタル信号Dは、第2ステージの上位ビットのAD変換結果に相当する。また、DA変換器5が、デジタル信号DをDA変換し、第1アナログ信号Aを出力する。さらに、減算器6が、第2サンプリング回路4が出力した第2増幅信号Vから第1アナログ信号Aを減算し、第2アナログ信号Aをする。第2アナログ信号Aは、第2ステージの残差信号に相当する。第2サンプリング回路4は、フェーズ4の終了時のアナログ信号Aをホールドする。
以上で、1サイクル目の動作が終了し、2サイクル目の動作が開始する。第1ステージの動作は、1サイクル目と同様である。これに対して、第2ステージでは、2サイクル目の第1フェーズ〜第3フェーズにおいて、第2AD変換器7(ADC2)が、第2サンプリング回路4が出力した第2アナログ信号AをAD変換し、Lビットの第2デジタル信号Dを出力する。第2デジタル信号Dは、第2ステージの下位ビットのAD変換結果に相当する。
以上で、図3のパイプラインAD変換器による、1サイクル目の入力信号VINのAD変換が終了する。入力信号VINは、N(=K+M+L)ビットにAD変換される。
以降の第2ステージの動作は1サイクル目と同様である。例えば、フェーズ3において、第1サンプリング回路2が、2サイクル目の入力信号VINに応じた第1増幅信号Vをサンプルする。
以上説明した通り、本実施形態に係るAD変換回路は、フェーズ4において第1AD変換器3が上位ビットのAD変換を実行し、フェーズ1〜3において第2AD変換器7が下位ビットのAD変換を実行する。すなわち、本実施形態に係るAD変換回路は、フェーズ1〜4の間、常にAD変換を実行することができる。
これは、第1増幅信号Vが第1サンプリング回路2によりサンプルされる動作フェーズと、第2増幅信号Vが第2サンプリング回路4によりサンプルされる動作フェーズと、が異なるためである。図4に示すように、第1増幅信号Vはフェーズ3においてサンプルされ、第2増幅信号Vはフェーズ4においてサンプルされる。
この結果、本実施形態に係るAD変換回路は、サンプル期間にオーバヘッドが生じない。したがって、本実施形態に係るAD変換回路は、サンプル期間中にAD変換を実行できない従来のAD変換回路に比べて、AD変換を可能な時間(変換可能時間)が長くなる。
変換可能時間が短い従来のAD変換回路では、第2AD変換器7としてAD変換時間が長いAD変換器(逐次比較AD変換器など)を用いた場合、変換可能時間が不足し、第2AD変換器7のAD変換時間を確保するために、変換可能時間を長くする必要があった。この結果、従来のAD変換回路は、AD変換時間が長くなった。
これに対して、本実施形態に係るAD変換回路では、第2AD変換器7としてAD変換時間が長いAD変換器を用いた場合であっても、変換可能時間が不足しなくなる。結果として、従来のAD変換回路より、本実施形態に係るAD変換回路のAD変換時間は短くなる。したがって、本実施形態に係るAD変換回路は、AD変換時間を短縮し、高速にAD変換を実行することができる。
また、従来のAD変換回路では、1:1のディーティ比を有する2つのクロック信号により、増幅フェーズと変換フェーズとが形成された。このようなAD変換回路では、クロック信号のディーティ比を変化させることにより、変換フェーズを等価的に長くすることが可能である。すなわち、1サイクルの時間を変化させることなく、変換可能時間を長くすることが可能であった。
しかしながら、クロック信号のディーティ比を変更するディーティ変更回路は、消費電力が大きいという問題があった。これに対して、本実施形態では、クロック信号のディーティ比を変化させることなく、変換可能時間を長くすることができる。したがって、本実施形態によれば、AD変換回路を高速化しつつ、消費電力の増大を抑制することができる。
なお、以上の説明では、第2AD変換器7は、フェーズ1〜3においてAD変換を実行したが、フェーズ1〜3の一部の期間にAD変換を実行してもよい。また、図3のAD変換器10は、フェーズ2ではなく、フェーズ3の開始時にAD変換を実行してもよい。この場合、サンプルホールド回路8,9は、フェーズ1,2において、入力信号VINをサンプルしてもよい。さらに、パイプラインAD変換器は、3つ以上のパイプラインステージを備えてもよい。
以下、増幅回路1の実施例について説明する。
(第1の実施例)
増幅回路1の第1の実施例について、図5及び図6を参照して説明する。図5は、本実施例に係る増幅回路1の一例を示す図である。図5に示すように、増幅回路1は、オペアンプを備えた逐次比較増幅器であり、オペアンプ13と、帰還容量Cと、スイッチSWと、比較器14と、論理回路15と、DAC16と、を備える。比較器14と、論理回路15と、DAC16と、により逐次比較回路が構成される。
オペアンプ13は、反転入力端子がノードNに接続され、非反転入力端子が基準電圧線に接続され、出力端子がスイッチSWの一端に接続されている。ノードNは、増幅回路1の入力端子に相当し、入力信号Vinが入力される。基準電圧線は、例えば、接地線である。オペアンプ13の利得はAであるものとする。
帰還容量Cは、一端がノードNに接続され、他端がノードNに接続されている。ノードNは、増幅回路1の出力端子に相当し、増幅信号V,Vが出力される。
スイッチSWは、一端がオペアンプ13の出力端子に接続され、他端がノードNに接続されている。スイッチSWは、制御信号φにより制御され、フェーズ3の間、オンになる。
比較器14は、一端がノードNに接続され、他端が基準電圧線に接続されている。比較器14は、出力端子から、ノードNの電圧Vと、基準電圧と、の比較結果を出力する。
論理回路15は、入力端子が比較器14の出力端子に接続され、出力端子がDAC16の入力端子に接続される。論理回路16は、比較器14から入力された比較結果に応じて、DAC16を制御する。論理回路15は、制御信号φにより制御される。制御信号φは、フェーズ4の間、所定の時間間隔でオンオフするクロック信号である。
DAC16は、入力端子が論理回路15の出力端子に接続され、出力端子がノードN2に接続される。DAC16は、論理回路15により制御され、比較結果に応じたアナログ信号を出力する。これにより、ノードNの出力信号が制御される。
図6は、図5の増幅回路1の動作を示す図である。まず、フェーズ3において、スイッチSWがオンになり、入力信号Vinがオペアンプ13により増幅される。図6に示すように、増幅回路1のフェーズ3の終了時の出力信号Voutが、第1増幅信号Vとして第1サンプリング回路2によりサンプルされる。第1増幅信号Vは、オペアンプ13の性質上、理想的な増幅信号Vin×Gvに対して、Vout/Aの増幅誤差を有する。
次に、フェーズ4において、スイッチSWがオフになり、論理回路15に制御信号φが入力され、逐次比較回路が逐次比較動作を実行する。すなわち、比較器14が電圧Vと基準電圧とを比較し、論理回路15が比較結果に基づいて、電圧Vが基準電圧に近づくようにDAC16を制御し、DAC16がアナログ信号を出力して出力信号Voutを制御する。
逐次比較回路は、このような逐次比較動作を、制御信号φがHになる度に繰り返す。これにより、電圧Vが基準電圧に漸近し、結果として、出力信号Voutが理想的な増幅信号Vin×Gvに漸近する。そして、フェーズ4の終了時の出力信号Voutが、第2増幅信号Vとして第2サンプリング回路4にサンプルされる。
第2増幅信号Vと、理想的な増幅信号Vin×Gvと、の増幅誤差は、DAC16のLSB以内に収束する。この増幅誤差は、第1増幅信号Vの増幅誤差(Vout/A)より小さくなる。
以上説明した通り、逐次比較回路を備えたオペアンプ13により、増幅回路1を構成することができる。第1増幅信号Vは、逐次比較動作前の出力信号Voutとなり、第2増幅信号Vは、逐次比較動作後の出力信号Voutとなる。
なお、本実施例において、制御信号φは、制御信号φとは異なるクロック信号であってもよいし、制御信号φから生成されたクロック信号であってもよい。
(第2の実施例)
増幅回路1の第2の実施例について、図7及び図8を参照して説明する。図7は、本実施例に係る増幅回路1の一例を示す図である。図7に示すように、増幅回路1は、オペアンプを備えたCLS(Correlated Level Shifting)増幅器であり、オペアンプ13と、帰還容量Cと、レベルシフト容量CCLSと、スイッチSW〜SWと、を備える。オペアンプ13、スイッチSW、及び帰還容量Cは、第1の実施例と同様である。
スイッチSWは、一端がオペアンプ13の出力端子に接続され、他端がノードNに接続されている。スイッチSWは、制御信号φにより制御され、フェーズ4の間、オンになる。
スイッチSWは、一端がノードNに接続され、他端が基準電圧線に接続されている。スイッチSWは、制御信号φにより制御され、フェーズ3の間、オンになる。
レベルシフト容量CCLSは、一端がノードNに接続され、他端がノードNに接続されている。レベルシフト容量CCLSは、フェーズ4において、増幅回路1の出力信号Voutをレベルシフトする。
図8は、図7の増幅回路1の動作を示す図である。まず、フェーズ3において、スイッチSWがオンになり、入力信号Vinがオペアンプ13により増幅される。図8に示すように、増幅回路1のフェーズ3の終了時の出力信号Voutが、第1増幅信号Vとして第1サンプリング回路2によりサンプルされる。第1増幅信号Vは、オペアンプ13の性質上、理想的な増幅信号Vin×Gvに対して、Vout/Aの増幅誤差を有する。
次に、フェーズ4において、スイッチSWがオフになり、スイッチSW,SWがオンになる。これにより、図8に示すように、出力信号Voutがレベルシフトされる。その後、レベルシフト後の出力信号Voutを基準に、オペアンプ13が入力信号Vinを増幅する。これにより、出力信号Voutが理想的な増幅信号Vin×Gvに漸近する。そして、フェーズ4の終了時の出力信号Voutが、第2増幅信号Vとして第2サンプリング回路4にサンプルされる。
第2増幅信号Vは、理想的な増幅信号Vin×Gvに対して、Vin/Aの増幅誤差を有する。この増幅誤差は、第1増幅信号Vの増幅誤差(Vout/A)より小さくなる。
以上説明した通り、CLS増幅器により、増幅回路1を構成することができる。第1増幅信号Vは、レベルシフト前の出力信号Voutとなり、第2増幅信号Vは、レベルシフト後の出力信号Voutとなる。
(第3の実施例)
増幅回路1の第3の実施例について、図9及び図10を参照して説明する。第1及び第2の実施例では、増幅回路1は、2つの増幅フェーズを有し、入力信号Vinを2段階で増幅するものであった。これに対して、本実施例では、増幅回路1は、入力信号Vinを1段階で増幅する一般的な反転増幅器である。
図9は、本実施例に係る増幅回路1の一例を示す図である。図9に示すように、増幅回路1は、オペアンプ13と、帰還容量Cと、を備える。オペアンプ13及び帰還容量Cは、第2の実施例と同様である。
図10は、図9の増幅回路1の動作を示す図である。本実施例では、図10に示すように、フェーズ3の終了時における出力信号Vout1が、第1増幅信号Vとして第1サンプリング回路2によりサンプルされる。また、フェーズ4の終了時における出力信号Vout2が、第2増幅信号Vとして第2サンプリング回路4によりサンプルされる。図10からわかるように、第2増幅信号Vの増幅誤差は、第1増幅信号Vの増幅誤差より小さくなる。
以上説明した通り、オペアンプ13を備えた一般的な増幅回路により、増幅回路1を構成することができる。このとき、第1増幅信号Vの増幅誤差は、Vout1/Aとなり、第2増幅信号Vの増幅誤差は、Vout2/Aとなる。
(第4の実施例)
増幅回路1の第4の実施例について、図11を参照して説明する。第1〜第3の実施例では、増幅回路1は、1つの増幅器(オペアンプ)を備えた。これに対して、本実施例では、増幅回路1は、2つの増幅器を備える。図11は、本実施例に係る増幅回路1の一例を示す図である。図11に示すように、増幅回路1は、増幅器17,18を備える。
増幅器17(第1の増幅器)は、オペアンプなどの任意の増幅器である。増幅器17は、入力信号Vinを入力され、入力された入力信号Vinを増幅し、出力信号Voutを出力する。フェーズ3の終了時の増幅器17の出力信号Voutが、第1増幅信号Vとして第1サンプリング回路2にサンプルされる。
増幅器18(第2の増幅器)は、オペアンプなどの任意の増幅器である。増幅器18は、入力信号Vinを入力され、入力された入力信号Vinを増幅し、出力信号Voutを出力する。フェーズ4の終了時の増幅器18の出力信号Voutが、第2増幅信号Vとして第2サンプリング回路4にサンプルされる。
増幅器17,18は、同じ種類の増幅器であってもよいし、異なる種類の増幅器であってもよい。また、増幅器17,18は、同一の入力信号Vinを入力されてもよいし、オフセットを付けた増幅信号Vinを入力されてもよい。いずの場合も、第2増幅信号Vは、第1増幅信号Vより小さな増幅誤差を有する信号となる。このような第1増幅信号V及び第2増幅信号Vを得るために、本実施例では、増幅器18は、増幅器17より増幅精度が高いのが好ましい。
以上説明した通り、2つの増幅器17,18により、増幅回路1を構成することができる。
(第2実施形態)
第2実施形態に係るAD変換回路について、図12及び図13を参照して説明する。図12は、本実施形態に係るAD変換回路の一例を示す図である。図12に示すように、本実施形態に係るAD変換回路は、制御回路19を備える。他の構成は、第1実施形態と同様である。
制御回路19は、第1AD変換器3からAD変換結果(第1デジタル信号D)を入力される。制御回路19は、入力された第1デジタル信号Dに基づいて、増幅回路1を制御する。
上述の通り、増幅回路1がオペアンプにより構成された場合、増幅回路1の出力信号Voutの増幅誤差は、Vout/Aとなる。したがって、図13に示すように、第1増幅信号Vの増幅誤差は、V/Aとなる。
第1デジタル信号Dは、第1増幅信号VのAD変換結果であるから、第1デジタル信号Dに基づいて、増幅誤差V/Aを推定することができる。例えば、図13の例では、第1デジタル信号Dが[11]の場合、増幅誤差がVref/2A以上Vref/A以下であることがわかる。
そこで、制御回路19は、第1デジタル信号Dに基づいて、増幅回路1を制御する。例えば、第1の実施例に係る増幅回路1の場合、第1デジタル信号Dに基づいて、逐次比較動作の回数を制御することが考えられる。
具体的には、制御回路19は、第1デジタル信号Dから推定される増幅誤差が大きいほど、逐次比較動作の回数を増やし、増幅誤差が小さいほど、逐次比較動作の回数を減らせばよい。これにより、増幅回路1の逐次比較動作の回数が適切に制御され、増幅回路1が余計な逐次比較動作を行わなくなるため、増幅回路1の消費電力を低減することができる。
また、第2実施例及び第3実施例に係る増幅回路1の場合、第1デジタル信号Dに基づいて、オペアンプ13の駆動電力を制御することが考えられる。
具体的には、制御回路19は、第1デジタル信号Dから推定される増幅誤差が大きいほど、駆動電力を大きくし、増幅誤差が小さいほど、駆動電力を小さくすればよい。これにより、第2増幅信号Vの増幅誤差をより小さくし、結果として、AD変換回路によるAD変換精度を向上させることができる。
なお、制御回路19は、第1サンプリング回路2がサンプルした第1増幅信号Vに基づいて、増幅回路1を制御してもよい。制御方法は、上記の通りである。
(第3実施形態)
第3実施形態に係るAD変換器について、図14を参照して説明する。本実施形態では、第1AD変換器3と、第2AD変換器7と、が共用されたAD変換回路について説明する。図14は、本実施形態に係るAD変換回路の一例を示す図である。図14に示すように、このAD変換回路は、スイッチSWを備え、第2AD変換器7を備えない。他の構成は、第1実施形態と同様である。以下、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
スイッチSWは、一端が第1AD変換器3の入力端子に接続され、他端が第1サンプリング回路2の出力端子又は減算器6の出力端子に接続されている。スイッチSWは、第1AD変換器3の入力端子を、第1サンプリング回路2の出力端子又は減算器6の出力端子と接続可能な切替スイッチである。スイッチSWは、制御信号φ〜φにより制御される。
スイッチSWは、フェーズ4の間、第1サンプリング回路2の出力端子に接続される。これにより、第1サンプリング回路2の出力端子と、第1AD変換器3の入力端子と、が接続される。第1AD変換器3は、フェーズ4の間、第1サンプリング回路2から第1増幅信号Vを入力され、入力された第1増幅信号VをAD変換し、第1デジタル信号Dを出力する。出力された第1デジタル信号Dは、DA変換器5に入力される。これは、第1実施形態における第1AD変換器3の動作に相当する。
スイッチSWは、フェーズ1〜3の間、減算器6の出力端子に接続される。これにより、減算器6の出力端子と、第1AD変換器3の入力端子と、が接続される。第1AD変換器3は、フェーズ1〜3の間、減算器6から第2アナログ信号Aを入力され、入力された第2アナログ信号AをAD変換し、第2デジタル信号Dを出力する。これは、第1実施形態における第2AD変換器7の動作に相当する。
このように、本実施形態では、スイッチSWの切り替えにより、第1AD変換器3が、第1実施形態における第1AD変換器3及び第2AD変換器7の動作をそれぞれ実行する。これにより、1つのAD変換器で第1実施形態と同様のAD変換動作が実現できる。本実施形態によれば、AD変換器を1つ削減できるため、AD変換回路の回路面積を小さくすることができる。
(第4実施形態)
第4実施形態に係るAD変換回路について、図15及び図16を参照して説明する。本実施形態では、第2AD変換器7が冗長性を有するAD変換回路について説明する。
上述の各実施形態におけるAD変換回路では、第1増幅信号Vの増幅誤差に応じて、第1デジタル信号DにAD変換誤差が生じる恐れがある。このようなAD変換誤差は、第2AD変換器7に冗長性を持たせることでキャンセルすることができる。そこで、本実施形態では、第2AD変換器7が0.5ビットの冗長性を有する。ここで、図15は、ADC2が冗長性を有するサブレンジAD変換器の動作を説明する図である。
図15の例では、サブレンジAD変換器は、2ビットの分解能を有するADC1(第1AD変換器3に相当)と、DAC(DA変換器5及び減算器6に相当)と、2.5ビットの分解能を有するADC2(第2AD変換器7に相当)と、により構成される。ADC1のフルスケールは−Vref〜Vrefであり、ADC2のフルスケールは−Vref/4〜3Vref/4である。すなわち、ADC2のフルスケールは、図2に比べてADC1のLSBの分だけ広くなっている。
このように、ADC2のフルスケールをオーバレンジとすることにより、ADC2に冗長性が付与される。図15の例では、第1増幅信号Vの増幅誤差Verrormaxが以下の式を満たす限り、AD変換回路は入力信号Vinを正常にAD変換することができる。
Figure 0006532791
図16は、本実施形態に係るAD変換回路の一例を示す図である。図16の例では、第2AD変換器7は逐次比較AD変換器である。また、第1AD変換器3の分解能は2ビットであり、第2AD変換器7の分解能は2.5ビットである。
DAC5及び減算器6は、容量C〜Cを備えた容量DACにより構成されている。容量C,Cの容量値はC、容量Cの容量値は2C、容量C,Cの容量値は4C、容量Cの容量値は8Cである。図16の例では、容量値が4Cの容量C,Cにより、冗長性が実現されている。
第2AD変換器7は、比較器71と、論理回路72と、を備える。
比較器71は、一方の入力端子が第2サンプリング回路4の出力端子に接続され、他方の入力端子が容量DACの出力端子に接続され、出力端子が論理回路72に接続される。比較器71は、一方の入力端子から入力された第2増幅信号Vと、他方の入力端子から入力された容量DACの出力信号(第2アナログ信号A)と、の比較結果を出力する。
論理回路72は、比較器71から比較結果を入力され、比較結果に応じて、第2デジタル信号Dを出力する。論理回路72が出力した第2デジタル信号Dは、容量DACに帰還される。
図16のAD変換回路では、フェーズ3の終了時に、第1AD変換器3のAD変換結果(第1デジタル信号D)が容量C,Cに書き込まれる。その後、フェーズ4において、比較器71が、第2アナログ信号Aと第2増幅信号Vとを比較し、比較結果に応じて論理回路72が第2デジタル信号Dを書き換える。第2AD変換器7は、第2デジタル信号Dの書き換えを、第2アナログ信号Aが第2増幅信号Vより小さくなるまで繰り返し、最終的に得られた第2デジタル信号Dが、AD変換結果となる。図16の例では、入力信号VinのAD変換結果DADCは、以下の式で表される。
Figure 0006532791
式(2)において、D[i]は第1デジタル信号Dのiビット目の値であり、D[j]は第2デジタル信号Dのjビット目の値である。このような計算は、AD変換回路の後段のデジタル回路で実行される。式(2)の計算を実行するデジタル回路は、全加算器と半加算器とにより構成できる。
本実施形態によれば、第2AD変換器7を冗長化することにより、第1増幅信号Vの増幅誤差に起因するAD変換の誤差をキャンセルすることができる。また、DA変換器5と第2AD変換器7との間のレンジミスマッチを防ぐことができる。
さらに、図16のように、第2AD変換器7として逐次比較AD変換器を用いることにより、第2AD変換器7を低消費電力化することができる。
(第5実施形態)
第5実施形態に係る無線通信装置について、図17を参照して説明する。本実施形態に係る無線通信装置は、第1実施形態に係るAD変換回路を備える。図17は本実施形態に係る無線通信装置の一例を示す図である。図17に示すように、本実施形態に係る無線通信装置は、BB集積回路110と、RF集積回路120と、アンテナ130と、を備える。
BB集積回路110は、制御回路111と、送信処理回路112と、受信処理回路113と、DA変換器114(DAC)と、AD変換器115(ADC)と、を備える。BB集積回路110内の制御回路111、送信処理回路112、及び受信処理回路113は、デジタル信号処理を行う。送信処理回路112で生成されたデジタル送信信号は、DA変換器114でアナログ送信信号に変換されてからRF集積回路120に入力される。あるいは、DA変換器114を設けずに、デジタル送信信号をRF集積回路120に直接入力し、PLL(位相ロックループ)回路を直接変調することでアナログ送信信号を生成してもよい。図17のAD変換器115は、第1実施形態に係るAD変換回路である。
制御回路111は、例えば、MAC(Media Access Control)層の処理を行う。制御回路111は、MAC層よりも上位のネットワーク階層の処理を行ってもよい。また、制御回路111は、MIMO(Multi-Input Multi-Output)に関する処理を行ってもよい。例えば、制御回路111は、伝搬路推定処理、送信ウェイト計算処理、およびストリームの分離処理などを行ってもよい。
送信処理回路112は、デジタル送信信号を生成する。受信処理回路113は、復調や復号を行った後に、同期ワード、プリアンブル、及び物理ヘッダの解析などの処理を行う。
RF集積回路120は、送信回路121と、受信回路122と、を備える。送信回路121は、図示省略されているが、送信帯域の信号を抽出する送信フィルタ、送信フィルタを通過後の信号を無線周波数にアップコンバートするミキサ、及びアップコンバート後の信号を増幅する増幅器などを備える。
受信回路122は、上記の各実施形態におけるBPF2、増幅器3、ミキサ4、LPF5、増幅器6、PLL9、ローカル発振器10を備える。図17の例では、無線通信装置は、アンテナ130を1つ備えるが、アンテナ130を複数備えてもよい。
各アンテナ130で無線信号の送受信を行う場合には、送信回路121及び受信回路122のいずれか一方をアンテナに接続するためのスイッチがRF集積回路120に設けられていてもよい。このようなスイッチがあれば、送信時にはアンテナを送信回路121に接続し、受信時にはアンテナを受信回路122に接続することができる。
図17に示したRF集積回路120及びBB集積回路110は、ワンチップであってもよいし、それぞれ別個のチップであってもよい。また、RF集積回路120及びBB集積回路110の一部をディスクリート部品で構成し、残りを1つ又は複数のチップで構成してもよい。
さらに、RF集積回路120及びBB集積回路110は、ソフトウェア的に再構成可能なソフトウェア無線機で構成してもよい。この場合、デジタル信号処理プロセッサを用いて、ソフトウェアにてRF集積回路120及びBB集積回路110の機能を実現すればよい。この場合、図17に示した無線通信装置の内部に、バス、プロセッサ及び外部インタフェースが設けられる。プロセッサと外部インタフェースはバスを介して接続され、プロセッサではファームウェアが動作する。ファームウェアは、コンピュータプログラムにより更新が可能である。プロセッサがファームウェアを動作させることで、図17に示したRF集積回路120及びBB集積回路110は、処理動作を行うことができる。
図17に示した無線通信装置は、アクセスポイント、無線ルータ、及びコンピュータなどの据置型の無線通信装置にも適用できるし、スマートフォンや携帯電話などの携帯可能な無線端末にも適用できるし、ホスト装置と無線通信を行うマウスやキーボードなどの周辺機器にも適用できるし、無線機能を内蔵したカード状部材(ICカードやメモリカード、SIMカードなど)にも適用できるし、生体情報を無線通信するウェアラブル端末にも適用できる。
図17に示した無線通信装置同士での無線通信の方式は、特に限定されるものではなく、第3世代以降のセルラー通信、無線LAN、Bluetooth(登録商標)、近接無線通信など、種々のものが利用可能である。
また、図17のAD変換器115は、第2実施形態に係るAD変換回路であってもよいし、第3実施形態に係るAD変換回路であってもよいし、第4実施形態に係るAD変換回路であってもよい。
なお、本発明は上記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記各実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって種々の発明を形成できる。また例えば、各実施形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除した構成も考えられる。さらに、異なる実施形態に記載した構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1:増幅回路、2:第1サンプリング回路、3:第1AD変換器、4:第2サンプリング回路、5:DA変換器、6:減算器、7:第2AD変換器、8:サンプルホールド回路、9:サンプルホールド回路、10:AD変換器、11:DA変換器、12:減算器、13:オペアンプ、14:比較器、15:論理回路、16:DA変換器、17:増幅器、18:増幅器、19:制御回路、71:比較器、72:論理回路、110:BB集積回路、111:制御回路、112:送信処理回路、113:受信処理回路、114:DA変換器、115:AD変換器、120:RF集積回路、121:送信回路、122:受信回路、130:アンテナ

Claims (14)

  1. 入力信号を増幅させた第1増幅信号と、前記第1増幅信号よりも前記入力信号の理想的な増幅信号との信号レベルの誤差が小さく、かつ前記誤差を所定の値以内に収束させた第2増幅信号と、を出力する増幅回路と、
    前記第1増幅信号をサンプルする第1サンプリング回路と、
    前記第1サンプリング回路がサンプルした前記第1増幅信号をAD変換し、第1デジタル信号を出力する第1AD変換器と、
    前記第2増幅信号をサンプルする第2サンプリング回路と、
    前記第1デジタル信号をDA変換し、第1アナログ信号を出力するDA変換器と、
    前記第2サンプリング回路がサンプルした前記第2増幅信号から前記第1アナログ信号を減算し、第2アナログ信号を出力する減算器と、
    前記第2アナログ信号をAD変換し、第2デジタル信号を出力する第2AD変換器と、を備えるAD変換回路。
  2. 前記第1サンプリング回路が前記第1増幅信号をサンプルする動作フェーズと、前記第2サンプリング回路が前記第2増幅信号をサンプルする動作フェーズと、が異なる
    請求項1に記載のAD変換回路。
  3. 前記増幅回路は、オペアンプを備えた逐次比較増幅器である
    請求項1又は請求項2に記載のAD変換回路。
  4. 前記第1増幅信号は、前記逐次比較増幅器の逐次比較動作前の出力信号であり、
    前記第2増幅信号は、前記逐次比較増幅器の逐次比較動作後の出力信号である、
    請求項3に記載のAD変換回路。
  5. 前記増幅回路は、オペアンプを備えたCLS増幅器である
    請求項1又は請求項2に記載のAD変換回路。
  6. 前記第1増幅信号は、前記CLS増幅器のレベルシフト前の出力信号であり、
    前記第2増幅信号は、前記CLS増幅器のレベルシフト後の出力信号である、
    請求項5に記載のAD変換回路。
  7. 前記増幅回路は、オペアンプを備えた反転増幅器である
    請求項1又は請求項2に記載のAD変換回路。
  8. 前記増幅回路は、第1の増幅器と、第2の増幅器と、を備え、
    前記第1増幅信号は、前記第1の増幅器の出力信号であり、
    前記第2増幅信号は、前記第2の増幅器の出力信号である、
    請求項1又は請求項2に記載のAD変換回路。
  9. 前記増幅回路の動作回数及び駆動電力の少なくとも一方は、前記第1デジタル信号により制御される
    請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載のAD変換回路。
  10. 前記第1AD変換器は、前記第2AD変換器と共用される
    請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載のAD変換回路。
  11. 前記第1AD変換器の入力端子を、前記第1サンプリング回路の出力端子及び前記減算器の出力端子に接続可能なスイッチを備える
    請求項10に記載のAD変換回路。
  12. 前記第2AD変換器は冗長性を有する
    請求項1乃至請求項11のいずれか1項に記載のAD変換回路。
  13. 請求項1乃至請求項12のいずれか1項に記載のAD変換回路を備えるパイプラインAD変換器。
  14. 請求項1乃至請求項12のいずれか1項に記載のAD変換回路を備える無線通信装置。
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