JP6532295B2 - 多波長レーザー発振装置および多波長レーザー発振方法 - Google Patents

多波長レーザー発振装置および多波長レーザー発振方法 Download PDF

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Description

本発明は、多波長レーザー発振装置および多波長レーザー発振方法に関し、さらに詳細には、二つあるいはそれ以上の複数の波長のレーザー光を出力するレーザー光源として用いることのできる多波長レーザー発振装置および多波長レーザー発振方法に関する。
従来より、差分吸収型レーザーレーダー(DIAL)により、大気中の水蒸気のモニタリングなどが行われていることが知られている(非特許文献1を参照する。)。
この差分吸収型レーザーレーダーによる大気中の水蒸気のモニタリングとは、大気中の水蒸気の吸収線の帯域に合わせた波長のパルスレーザー光と大気中の水蒸気の吸収線の帯域を外した波長のパルスレーザー光とを同軸で出射し、出射された二つのパルスレーザー光の進行に伴う各距離における散乱光の強さの差を測定することにより、対象物質たる大気中の水蒸気の分布を得るようにしたものである。
従って、差分吸収型レーザーレーダーにおいては、二つの波長のレーザー光を出力するレーザー光源が必要であり、こうしたレーザー光源としては、例えば、レーザー媒質としてアレキサンドライト結晶やTi:サファイア結晶などを用いた波長可変レーザー装置が広く用いられてきた。
こうした波長可変レーザー装置は、パルス毎に2波長を切り替えるための手段として、レーザー共振器内に波長同調素子、複屈折フィルター、エタロンなどを設けており、これらの回転や角度を変化させることにより二つの波長のパルスレーザー光を出力するようになされていた。
即ち、予め指定された2波長を交互に出力するレーザー光源たる波長可変レーザー装置においては、波長同調可能な広帯域で利得のあるレーザー媒質と波長同調手段とが必要であった。
図1には、こうした従来の波長可変レーザー装置の一例が示されており、この波長可変レーザー装置100においては、高効率で所定の波長のレーザー光を反射する高反射鏡102と、所定の効率で所定の波長のレーザー光をレーザー出力として透過するとともにそれ以外のレーザー光を反射する出力結合鏡104とにより、レーザー共振器が構成されている。
このレーザー共振器内には、レーザー媒質たる二つのTi:サファイア結晶106、108と、レーザー共振器におけるレーザー光の光路を形成するために高効率で所定の波長のレーザー光を反射する光路形成鏡110と、レーザー共振器内で励起するレーザー光の波長を切り替える手段としての複屈折フィルター112およびエタロン114とが設けられている。
なお、符号116は、複屈折フィルター112を回転を制御するための複屈折フィルター回転機構である。また、符号118は、エタロンの角度を制御するためのエタロン傾斜調整機構である。
以上の構成において、波長可変レーザー装置100によれば、Ti:サファイア結晶106、108へ励起光を入射するとともに、複屈折フィルター回転機構116により複屈折フィルター112の回転を制御し、エタロン傾斜調整機構118によりエタロンの角度を制御することによって、レーザー出力として複数の波長、例えば、2波長のレーザー光を交互に出射することができる。
しかしながら、従来の波長可変レーザー装置100では、上記したような複雑なレーザー共振器の構成ならびに再現性のある波長出力のための精密な機械構造が要求されるため、大型かつ複雑な光路構成を設定した大掛かりな装置とならざるを得ないという問題点があった。
即ち、波長可変レーザー装置100においては、広帯域で利得のあるレーザー媒質としてTi:サファイア結晶106、108からなる固体レーザー媒質を用い、共振器モードと励起光のモードサイズとを一致させるために、出力結合鏡104と高反射鏡102との設置位置および曲率が規定される。
そして、出力結合鏡104と高反射鏡102との設置位置において、特定波長を得るための複屈折フィルター112の回転機構(複屈折フィルター回転機構116)や、さらに周波数スケールでの精密波長でレーザー発振波長を精密制御するためのエタロン114の傾斜機構(エタロン傾斜調整機構118)を設置する必要があった。
従って、これらの条件を同時に成立させるためには、大型かつ複雑な光路構成を設定せざるを得ないという問題点があった。
また、図1に示す波長可変レーザー装置100では、固体レーザー媒質を2個(Ti:サファイア結晶106、108)用いることで、励起エネルギーの上限を二倍に引き上げるように構成している。
即ち、高出力を得るためには、励起エネルギーを共振器モードに合わせて集光しつつ高エネルギー化する必要があるが、固体レーザー媒質の励起光による破壊を防ぐためには、励起光を入力する際の高エネルギー化には制限がある。
このため、波長可変レーザー装置100においては、固体レーザー媒質を2個(Ti:サファイア結晶106、108)設けることにより、励起箇所を二か所にするようにしてその上限を二倍に引き上げている。
このため、波長可変レーザー装置100における高入力高出力化にあたっては、固体レーザー媒質を2個(Ti:サファイア結晶106、108)用いることに伴い、さらに複雑な光路構成を取らざるを得ないものであった。
さらに、高出力の励起光の入力を得るためには、大型の励起用光源を準備する必要があり、例えば、励起用光源としてNd:YAGレーザー(波長1064nm)の第二高調波(波長532nm)を利用する際には、それ自体の高出力化に困難な熱制御を伴い、容易には利用することができないものであった。
例えば、一般的な固体レーザー媒質の表面の破壊閾値は10J/cmであるので、レーザー共振器の設計に際し、波長可変レーザー装置100のTi:サファイア結晶106、108における励起部のスポットサイズを半径1mmとするときには、励起光の励起入力上限が0.3J程度に制限される。
波長可変レーザー装置100ではTi:サファイア結晶106、108の二か所での励起となるので、励起光については0.6Jの励起入力となり、この構成のレーザー発振効率が10%とすると、レーザー出力の上限は60mJ程度となる。
一方、励起光の出力として0.6Jの励起出力を得るためには、1.0J以上のNd:YAGレーザーの基本波(波長1064nm)出力が必要となり、これを満足する市販の光源では繰り返し周波数がせいぜい30Hzにとどまり、システム設計上の限界要素となっていた。
即ち、従来の波長可変レーザー装置100による大型かつ複雑な光路構成をもってしても、励起光を出力する励起レーザーが一台のみでは、出力としては繰り返し周波数30Hz、レーザー出力60mJのパルスレーザー光を得ることが限界であるという問題点があった。
長澤親生、阿保真、内野修、「PASセルを用いた準同時2波長水蒸気差分吸収ライダー」、平成6年12月、社団法人レーザー学会、レーザー研究、第22巻、pp1000−1006
本発明は、従来の技術の有する上記したような種々の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、従来の技術と比較すると、大型かつ複雑な光路構成を設定することなく、高出力のレーザー出力を得ることのできる多波長レーザー発振装置および多波長レーザー発振方法を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明は、レーザー出力するレーザー光の波長毎にユニット化されたレーザー発振装置たるレーザー発振ユニットを複数ユニット設けるようにしたものである。
従って、本発明によれば、波長毎にコンパクトな光源をユニット化することができ、冗長性の高い複数の波長のレーザー出力を得ることのできる多波長レーザー発振装置が得られる。
即ち、本発明による多波長レーザー発振装置は、複数の波長のレーザー光を出力する多波長レーザー発振装置において、レーザー出力するレーザー光の波長毎に独立してユニット化されたレーザー発振装置たるレーザー発振ユニットを構成し、レーザー出力として得たいレーザー光の波長にあわせて上記レーザー発振ユニットを複数設けるようにしたものである。
また、本発明による多波長レーザー発振装置は、上記した本発明による多波長レーザー発振装置において、上記レーザー発振ユニットは、垂直入射で特定波長でのみ高回折効率が得られる体積型回折素子を用いてレーザー共振器を構成し、レーザー媒質のレーザー利得の利得帯域が1nm以上であるようにしたものである。
また、本発明による多波長レーザー発振装置は、上記した本発明による多波長レーザー発振装置において、上記レーザー発振ユニットは、励起光がレーザー媒質のレーザー発振軸と同軸に集光されるようにしたものである。
また、本発明による多波長レーザー発振装置は、上記した本発明による多波長レーザー発振装置において、上記レーザー発振ユニットは、励起光がレーザー媒質のレーザー発振軸と異なる方向から集光されるようにしたものである。
また、本発明による多波長レーザー発振装置は、上記した本発明による多波長レーザー発振装置において、上記レーザー発振ユニットは、上記体積型回折素子を設置するヒートシンクを有し、上記ヒートシンクにより上記体積型回折素子を温調して回折波長をシフトさせて波長同調を行うようにしたものである。
また、本発明による多波長レーザー発振装置は、上記した本発明による多波長レーザー発振装置において、さらに、上記レーザー発振ユニットの後段に設けられ、上記レーザー発振ユニットのレーザー出力を増幅する増幅器とを有するようにしたものである。
また、本発明による多波長レーザー発振装置は、上記した本発明による多波長レーザー発振装置において、さらに、上記複数のレーザー発振ユニットのそれぞれのレーザー出力を同軸上へ合成する偏光結合プリズムとを有するようにしたものである。
また、本発明による多波長レーザー発振装置は、上記した本発明による多波長レーザー発振装置において、さらに、上記複数のレーザー発振ユニットのそれぞれのレーザー出力を同軸上へ合成する回折素子とを有するようにしたものである。
また、本発明による多波長レーザー発振方法は、複数の波長のレーザー光を出力する多波長レーザー発振方法において、レーザー出力するレーザー光の波長毎に独立してユニット化されたレーザー発振装置たるレーザー発振ユニットを、レーザー出力として得たいレーザー光の波長にあわせて複数設け、上記複数のレーザー発振ユニットのそれぞれからレーザー光をレーザー出力するようにしたものである。
本発明は、以上説明したように構成されているため、従来の技術と比較すると、大型かつ複雑な光路構成を設定することなく、高出力のレーザー出力を得ることのできる多波長レーザー発振装置および多波長レーザー発振方法を提供することができるという優れた効果を奏する。
図1は、従来の波長可変レーザー装置の一例の概念構成説明図である。 図2は、本発明の実施の形態による多波長レーザー発振装置を構成するレーザー発振ユニットの概念構成説明図である。 図3は、レーザー発振ユニットを二つ用いて波長Aと波長Bとの二つの波長のレーザー光を出力する本発明による多波長レーザー発振装置の実施の形態の一例を示す概念構成説明図である。 図4は、本発明による多波長レーザー発振装置の他の実施の形態を示す概念構成説明図である。 図5は、本発明による多波長レーザー発振装置の他の実施の形態を示す概念構成説明図である。 図6は、本発明の実施の形態による多波長レーザー発振装置を構成するレーザー発振ユニットの他の実施の形態を示す概念構成説明図である。 図7は、本発明の実施の形態による多波長レーザー発振装置を構成するレーザー発振ユニットの他の実施の形態を示す概念構成説明図である。 図8は、複数のレーザー発振ユニットから出射される複数の波長のレーザー光を同軸で多波長レーザー発振装置から出射する手法を示す概念構成説明図である。 図9は、複数のレーザー発振ユニットから出射される複数の波長のレーザー光を同軸で多波長レーザー発振装置から出射する手法を示す概念構成説明図である。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明による多波長レーザー発振装置および多波長レーザー発振方法の実施の形態について詳細に説明するものとする。
なお、各図において同一または相当する構成については、同一の符号を付して示すことにより、その構成ならびに作用の詳細な説明は適宜に省略する。
本発明による多波長レーザー発振装置は、レーザー出力するレーザー光の波長毎に独立してユニット化されたレーザー発振装置たるレーザー発振ユニットを、レーザー出力として得たいレーザー光の波長にあわせて複数ユニット設けるようにしたものである。
図2には、こうしたレーザー発振ユニットの概念構成説明図が示されている。この図2に示すレーザー発振ユニット10は、レーザー出力としてある特定の所望の波長のレーザー光を出射するものであり、本発明による多波長レーザー発振装置はこうしたレーザー発振ユニット10を複数設けることにより構成される。
ここで、レーザー発振ユニット10においては、高効率で所定の波長のレーザー光を回折する体積型回折格子などの体積型回折素子12と、所定の効率で所定の波長のレーザー光をレーザー出力として透過するとともにそれ以外のレーザー光を反射する出力結合鏡14とにより、レーザー共振器が構成されている。
そして、このレーザー共振器内に、レーザー媒質としてTi:サファイア結晶16が設けられている。
即ち、レーザー発振ユニット10は、レーザー媒質としてTi:サファイア結晶16を用い、高反射鏡として機能する体積型回折素子12と出力結合鏡14とによりレーザー共振器を構成しているものである。
また、符号18は、レーザー共振器内に入射される励起光のプロファイルを整形してTi:サファイア結晶16に集光するための励起光整形光学系である。こうした励起光整形光学系18としては、例えば、ロッドレンズやシリンドリカルレンズなどを用いることができる。
体積型回折素子12には、励起光整形光学系18を介して励起光が垂直入射(入射角0度)で入射されるように設定されている。
なお、体積型回折素子12としては、垂直入射(入射角0度)で、例えば、99%以上の高回折効率が得られて正反射が行われる体積型回折素子を用いることが好ましい。
具体的には、体積型回折素子12に用いることができる体積型回折素子としては、例えば、米国特許第7,394,842号に開示された体積型回折素子にかかる発明を利用することができる。この米国特許第7,394,842号に開示された体積型回折素子にかかる発明による体積型回折素子は、米国のOptiGrate社から市販されている。
こうした市販されている体積型回折素子を本発明における体積型回折素子12として用いる場合には、レーザー発振ユニット10からレーザー出力されるレーザー光のパルス幅および繰り返し周波数は、レーザー発振ユニット10のレーザー共振器に入射される励起光の動作に準じることになる。
また、市販されている体積型回折素子は、最大回折効率が得られる波長を20pm単位で設定することができ、また、入射角度が0度入射(垂直入射)で99%以上の回折効率が得られ、かつ、シリケートガラスに回折格子が形成されているので、体積型回折素子の端面に励起光用の低反射率コーティングを施すことで、図2に示すように体積型回折素子12越しに励起光をレーザー共振器内に照射することが可能である。
以上の構成において、レーザー発振ユニット10のレーザー共振器内に励起光整形光学系18を介して励起光が入射されると、体積型回折素子12と出力結合鏡14とよりなるレーザー共振器内でレーザー媒質たるTi:サファイア結晶16が励起され、レーザー出力として出力結合鏡14からレーザー光が出射される。
なお、この場合には、励起光は、体積型回折素子12に垂直入射(入射角0度)され、かつ、レーザー媒質たるTi:サファイア結晶16のレーザー発振軸と同軸に集光されることになる。
ここで、出力結合鏡14の曲率を変更したり、励起光の集光サイズを変更したり、レーザー媒質たるTi:サファイア結晶16の両側に円形の開口を設けたりすることにより、容易に所望の発振モードを得ることができる。
即ち、レーザー発振ユニット10によれば、上記した構成のみで他の構成を用いることなく所望の波長のレーザー光のレーザー出力を得ることができる。
つまり、定まった波長で回折効率を高く設計し製作した体積型回折素子12をレーザー共振器の高反射鏡として用いて、単純な構成のレーザー発振器を構築してレーザー発振ユニット10とすることで、レーザー出力として予め定められた波長のレーザー光を出力することができる。
こうしたレーザー出力として出射されるレーザー光の波長がそれぞれ異なるレーザー発振ユニット10を二つあるいはそれ以上の複数設けることにより、二つあるいはそれ以上の複数の波長のレーザー光を出力するレーザー光源として用いることのできる本発明による多波長レーザー発振装置が得られる。
ここで、図3には、レーザー発振ユニット10を二つ用いて、第一の波長として波長Aと第二の波長として波長Bとの異なる二つの波長のレーザー光を出力する本発明による多波長レーザー発振装置の実施の形態の一例が示されている。
なお、図3に示す本発明による多波長レーザー発振装置20においては、波長Aのレーザー光をレーザー出力するレーザー発振ユニット10はレーザー発振ユニット10−Aの符号で示し、レーザー発振ユニット10−Aにおける体積型回折格子12は波長A用体積型回折格子として符号12−Aで示している。
同様に、図3に示す本発明による多波長レーザー発振装置20においては、波長Bのレーザー光をレーザー出力するレーザー発振ユニット10はレーザー発振ユニット10−Bの符号で示し、レーザー発振ユニット10−Bにおける体積型回折格子12は波長B用体積型回折格子として符号12−Bで示している。
この多波長レーザー発振装置20によれば、体積型回折格子12として波長A用体積型回折格子12−Aと波長B用体積型回折格子12−Bとを用いることにより、レーザー発振ユニット10−Aから波長Aのレーザー光が出射され、かつ、レーザー発振ユニット10−Bから波長Bのレーザー光が出射され、異なる2波長のレーザー出力が得られる。
波長A用体積型回折格子12−Aならびに波長B用体積型回折格子12−Bとして上記した市販の体積型回折格子を用いる場合には、その波長選択能は、温調された素子では20pmまで可能になっているので、通常の吸収スペクトルには容易に同調でき、20pm単位で波長を設定することができる。
また、多波長レーザー発振装置20における励起光としては、Nd:YAGレーザーの第二高調波を使用することができ、例えば、パルス幅10ns程度のパルスレーザー光を用いればよい。レーザー発振ユニット10−Aとレーザー発振ユニット10−Bとのそれぞれにパルス幅10nsの励起光を用いることで、レーザー出力として同等のパルス幅のレーザー光を得ることができる。
また、多波長レーザー発振装置20は、共振器構成が上記した従来の波長可変レーザー装置100よりも単純で、かつ、共振器内素子がレーザー媒質以外にないことから、従来の波長可変レーザー装置100に比べて2倍以上の発振効率を得ることができる。
また、レーザー発振ユニット10−Aとレーザー発振ユニット10−Bとに入射する励起光は、同一の光源から得るものに限られるものではなく、レーザー発振ユニット10−Aとレーザー発振ユニット10−Bとでそれぞれ異なる独立の光源から得ることができる。
レーザー発振ユニット10−Aとレーザー発振ユニット10−Bとでそれぞれ異なる独立の光源から励起光を得る場合には、励起用光源(例えば、Nd:YAGレーザーである。)のそれぞれの規模を小さくすることができ、システム設計上、安定性の高い励起レーザーを使うことができるようになる。
なお、本願発明者の実験によると、従来の波長可変レーザー装置100に使用した励起用光源を用いた場合には、多波長レーザー発振装置20では利得の高い波長域800nmで100mJの出力が可能であった。
上記したように、本発明による多波長レーザー発振装置によれば、二つあるいはそれ以上の複数のレーザー発振ユニット10から波長がそれぞれ異なるレーザー光を出力することができ、これら出力されたレーザー光は図8あるいは図9などで示す手法(後述する。)を用いることにより同軸で出射することができる。
つまり、予め発振波長をレーザー共振器で固定してユニット化したレーザー発振ユニットを用いて、必要な波長の数だけ複数のレーザー光を同軸上に出力することにより、信頼性の高い多波長レーザー発振装置を構築することができる。
このため、本発明による多波長レーザー発振装置は、差分吸収型レーザーレーダーで必要とされる予め指定された2波長を交互に出力するレーザー光源として利用することができる。
即ち、本発明による多波長レーザー発振装置は、複数の波長毎の独立した光源たるレーザー発振ユニット10の出力を同軸あるいは非同軸で重畳することにより、簡便な多波長発生光源を実現することができるので、種々の計測器搭載用の光源として好適である。
次に、図4には、本発明による多波長レーザー発振装置の他の実施の形態が示されている。
この図4に示す多波長レーザー発振装置30は、多波長レーザー発振装置20の高出力化を図った構成を示すものであり、Ti:サファイヤ結晶16の側面から大面積で励起する点において、多波長レーザー発振装置20と異なっている。
即ち、この場合には、励起光は、レーザー媒質たるTi:サファイア結晶16のレーザー発振軸とは異なる方向から集光されることになる。
本願発明者の実験によると、多波長レーザー発振装置30においては、Ti:サファイヤ結晶16の側面から大面積で励起してもTi:サファイヤ結晶16に損傷は見られなかった。
また、Ti:サファイヤ結晶16の側面の2mm×20mm部に励起することで、波長可変レーザー装置100と同等の集光密度では、励起部一箇所ごとに12倍の入力まで可能であった。
次に、図5には、本発明による多波長レーザー発振装置の他の実施の形態が示されている。
この図5に示す多波長レーザー発振装置40は、発振波長精度を高めるために、波長A用体積型回折格子12−Aと波長B用体積型回折格子12−Bとをそれぞれヒートシンク42−A、42−Bに設置し、室温より高く設定する場合にはヒーターを内蔵させ、低く設定する場合には電子冷却機構を取り入れるようにした点において、多波長レーザー発振装置30と異なっている。
本願発明者の実験によると、多波長レーザー発振装置40によれば、1Kあたりの変化で8pm回折波長をシフトすることができた。
即ち、波長A用体積型回折格子12−Aと波長B用体積型回折格子12−Bとを同じ設計とし、ヒートシンク42−A、42−Bにより設置温度を10℃変えることで、発振波長を80pm変えることができた。この実験では、波長Aを820.27nm、波長Bを820.80nmに設定して、多波長レーザー発振装置40を大気中の水蒸気観測のための差分吸収型レーザーレーダーの光源として利用可能であることが確認できた。
次に、図6ならびに図7には、本発明による多波長レーザー発振装置を構成するレーザー発振ユニットの他の実施の形態がそれぞれ示されている。
レーザー発振ユニットは共振器長を短くすることができるので、レーザー出力の更なる高出力化が必要な場合には、図6あるいは図7に示すように装置構成をあまり大型化せずにレーザー出力の高出力化を図ることができる。
ここで、図6に示すレーザー発振ユニット50は、図5に示すレーザー発振ユニット10−Aの後段に、レーザー発振ユニット10−Aからのレーザー出力である波長Aのレーザー光を増幅するための増幅器52を備える点において、図5に示すレーザー発振ユニット10−Aと異なっている。
増幅器52は、具体的には、レーザー発振ユニット10−Aの後段にTi:サファイア結晶16とTi:サファイア結晶16へ入射される励起光のプロファイルを整形してTi:サファイア結晶16に集光するための励起光整形光学系18とを設けており、レーザー発振ユニット10−Aの励起手段と同様な構成を持つ励起手段である。
また、図7に示すレーザー発振ユニット60は、図5に示すレーザー発振ユニット10−Aの後段に、レーザー発振ユニット10−Aからのレーザー出力である波長Aのレーザー光を増幅するための増幅器62を備える点において、図5に示すレーザー発振ユニット10−Aと異なっている。
このレーザー発振ユニット60は、増幅度を高めるためにマルチパス増幅で増幅長を長くし、励起による反転分布を有効に増幅出力に変換させた構成例である。
増幅器62は、具体的には、レーザー発振ユニット10−Aの後段にTi:サファイア結晶16とTi:サファイア結晶16へ入射される励起光のプロファイルを整形してTi:サファイア結晶16に集光するための励起光整形光学系18とマルチパス整形鏡64とを設けて構成されている。
次に、図8ならびに図9を参照しながら、本発明による複数のレーザー発振ユニットから出射される複数の波長のレーザー光を同軸で多波長レーザー発振装置から出射する手法について説明する。
まず、図8には、レーザー発振ユニット10−Aから出射される波長Aのレーザー光とレーザー発振ユニット10−Bから出射される波長Bのレーザー光とを光学手段で合成して同軸で出射する場合の例を示している。
具体的には、波長Aと波長Bとの二波長出力時の波長Aと波長Bとの出力の合成を、光学手段たる偏光結合プリズム70のs偏光入射とp偏光入射とによる偏光合成で同軸出力するようにしたものである。
次に、図9は、レーザー発振ユニット10−Aから出射される波長Aのレーザー光とレーザー発振ユニット10−Bから出射される波長Bのレーザー光とレーザー発振ユニット10−Cから出射される波長Cのレーザー光とレーザー発振ユニット10−Dから出射される波長Dのレーザー光とを光学手段で合成して同軸で出射する場合の例を示している。
同一軸で同等の偏波方向を持つ出力が必要な場合には、図9に示すように、光学手段たる回折素子80、82、84の回折によるビーム結合により光路合成すればよい。
また、図9に示す構成によれば、三波長以上の波長のレーザー出力の同軸出力が可能になる。
以上において説明したように、上記した実施の形態による多波長レーザー発振装置は、特定の第1の波長のレーザー光に関して垂直入射で99%以上の正反射が行われる体積型回折素子を高反射鏡とし、この高反射鏡と出力結合鏡とによりレーザー共振器を構成して、このレーザー共振器内に広帯域な波長出力が可能なレーザー媒質を配置して第1のレーザー発振ユニットを構成するとともに、特定の第2の波長のレーザー光に関して垂直入射で99%以上の正反射が行われる体積型回折素子を高反射鏡とし、この高反射鏡と出力結合鏡とによりレーザー共振器を構成して、このレーザー共振器内に広帯域な波長出力が可能なレーザー媒質を配置して第2のレーザー発振ユニットを構成するようにした。
また、上記した実施の形態による多波長レーザー発振装置は、さらに、第1のレーザー発振ユニットと第2のレーザー発振ユニットとの出力を同軸で出力する光学手段を設けるようにした。
従って、上記した実施の形態による多波長レーザー発振装置においては、第1のレーザー発振ユニットと第2のレーザー発振ユニットとの二つの波長のレーザー光の出力タイミングを検出器(公知の検出器を用いることができる。)で弁別できる範囲でずらして同軸で出力し、二波長光源とすることできる。
これにより、従来の波長可変レーザー装置100などと比較すると、全体の光学系を簡便で小さくすることができ、また、精密な波長同調機構を排することができる。
なお、複数波長を同一光路で出射する用途では、予め出射すべき波長が決まっていることが多い。
例えば、水蒸気をモニタリングするための差分吸収型レーザーレーダーの光源として上記した実施の形態による多波長レーザー発振装置を用いる場合には、大気の水蒸気の吸収の強い第1の波長(オン波長)と、大気の水蒸気の吸収が弱く他の大気構成物質の吸収の影響が小さい第2の波長(オフ波長)とを予め定め、これらの波長が発生できるように上記した実施の形態による多波長レーザー発振装置の波長を同調させておけばよい。
即ち、出射のたびに波長同調を行う光源でなくとも、上記した実施の形態による多波長レーザー発振装置のように、小型の波長が定まった光源たるレーザー発振ユニットからレーザー光を複数同軸に出射することで、予め出射すべき波長が決まっている光源とすることができる。
また、差分吸収型レーザーレーダーにおける、オン波長とオフ波長とが、周波数スケールで1−5GHzレベルと近接している場合には、同じ設計の体積型回折素子を精密温調し、それぞれ異なる温度に設定することで第1の波長としてのオン波長と第2の波長としてのオフ波長とを得ることができる。
上記したように、本発明による多波長レーザー発振装置は、図1に示す従来の波長可変レーザー装置100が二波長のレーザー光を交互に出力することで二波長光源を実現したのに対し、レーザー出力するレーザー光の波長毎に独立してユニット化されたレーザー発振装置たるレーザー発振ユニットを、レーザー出力として得たいレーザー光の波長にあわせて複数ユニット設けるようにして、複数の波長のレーザー光を同軸または非同軸で同時または交互に出力する多波長光源を実現できる。
従って、本発明による多波長レーザー発振装置によれば、従来の技術と比較すると、大型かつ複雑な光路構成を設定することなく、高出力のレーザー出力を得ることができるようになる。
このように本発明による多波長レーザー発振装置においては、波長毎にコンパクトな光源をユニット化することができ、冗長性の高い複数波長出力可能なレーザー発振装置を構成することができる。
また、本発明による多波長レーザー発振装置は、その構成に複雑で不安定な機械的同調機構を含まないので、安定した波長出力が可能となる。
なお、上記した各実施の形態においては、レーザー媒質としてTi:サファイア結晶を用いた場合について説明したが、レーザー媒質はこれに限られるものではなく、例えば、アレキサンドライトやCr:フォルステライトなどような他の波長可変なレーザー媒質を用いてもよいが、レーザー利得の利得帯域が1nm以上の広いレーザー媒質であることが好ましい。
本発明は、差分吸収型レーザーレーダーの光源や、特開2010−42158に開示された光超音波断層画像化装置の光源として利用することができるものである。
なお、上記した光超音波断層画像化装置の光源として利用する場合には、生体組織等の特定物質を吸収する第1の波長と生体組織等の特定物質を吸収しない第2の波長とを設定することにより、本発明による多波長レーザー発振装置および多波長レーザー発振方法を利用することができるものである。
10、10−A、10−B、10−C、10−D、50、60 レーザー発振ユニット
12 体積型回折素子
12A 波長A用体積型回折素子
12B 波長B用体積型回折素子
14 出力結合鏡
16 Ti:サファイア結晶
18 励起光整形光学系
20、30、40 多波長レーザー発振装置
42−A、42−B ヒートシンク
52、62 増幅器
64 マルチパス整形鏡
70 偏光プリズム
80、82、84 回折素子
100 波長可変レーザー装置
102 高反射鏡
104 出力結合鏡
106、108 Ti:サファイア結晶
110 光路形成鏡
112 複屈折フィルター
114 エタロン
116 複屈折フィルター回転機構
118 エタロン傾斜調整機構

Claims (7)

  1. 複数の波長のレーザー光を出力する多波長レーザー発振装置において、
    レーザー出力するレーザー光の波長毎に独立してユニット化されたレーザー発振装置たるレーザー発振ユニットを構成し、
    レーザー出力として得たいレーザー光の波長にあわせて前記レーザー発振ユニットを複数設けるようにした
    多波長レーザー発振装置であって、
    前記レーザー発振ユニットは、
    垂直入射で特定波長でのみ高回折効率が得られる体積型回折素子を用いてレーザー共振器を構成し、
    レーザー媒質のレーザー利得の利得帯域が1nm以上であり、かつ、
    前記体積型回折素子を設置するヒートシンクを有し、
    前記ヒートシンクにより前記体積型回折素子を温調して回折波長をシフトさせて波長同調を行う
    ことを特徴とする多波長レーザー発振装置。
  2. 請求項1に記載の多波長レーザー発振装置において、
    前記レーザー発振ユニットは、励起光がレーザー媒質のレーザー発振軸と同軸に集光される
    ことを特徴とする多波長レーザー発振装置。
  3. 請求項1に記載の多波長レーザー発振装置において、
    前記レーザー発振ユニットは、励起光がレーザー媒質のレーザー発振軸と異なる方向から集光される
    ことを特徴とする多波長レーザー発振装置。
  4. 請求項1、請求項2または請求項3のいずれか1項に記載の多波長レーザー発振装置において、さらに、
    前記レーザー発振ユニットの後段に設けられ、前記レーザー発振ユニットのレーザー出力を増幅する増幅器と
    を有することを特徴とする多波長レーザー発振装置。
  5. 請求項1、請求項2、請求項3または請求項4のいずれか1項に記載の多波長レーザー発振装置において、さらに、
    前記複数のレーザー発振ユニットのそれぞれのレーザー出力を同軸上へ合成する偏光結合プリズムと
    を有することを特徴とする多波長レーザー発振装置。
  6. 請求項1、請求項2、請求項3、請求項4または請求項5のいずれか1項に記載の多波長レーザー発振装置において、さらに、
    前記複数のレーザー発振ユニットのそれぞれのレーザー出力を同軸上へ合成する回折素子と
    を有することを特徴とする多波長レーザー発振装置。
  7. 複数の波長のレーザー光を出力する多波長レーザー発振方法において、
    レーザー出力するレーザー光の波長毎に独立してユニット化されたレーザー発振装置たるレーザー発振ユニットを、レーザー出力として得たいレーザー光の波長にあわせて複数設け、前記複数のレーザー発振ユニットのそれぞれからレーザー光をレーザー出力する
    多波長レーザー発振方法であって、
    前記レーザー発振ユニットは、
    垂直入射で特定波長でのみ高回折効率が得られる体積型回折素子を用いてレーザー共振器を構成し、
    レーザー媒質のレーザー利得の利得帯域が1nm以上であり、かつ、
    前記体積型回折素子を設置するヒートシンクを有し、
    前記ヒートシンクにより前記体積型回折素子を温調して回折波長をシフトさせて波長同調を行う
    ことを特徴とする多波長レーザー発振装置方法。
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