JP6531663B2 - 液圧ブレーキシステム - Google Patents
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Description
第1の液圧ブレーキシステムにおいて、正常時には、ブラシレスモータが作動させられ、第1ポンプから吐出された作動液がブレーキシリンダに供給されるが、第1ポンプ装置の故障時には、ブラシ付きモータが作動させられ、第2ポンプから吐出された作動液がブレーキシリンダに供給される。
第2の液圧ブレーキシステムにおいて、通常時には、ブラシレスモータとブラシ付きモータとの両方が駆動される([0079])。
特許文献1に記載の第1の液圧ブレーキシステムにおいて、液圧ブレーキの作動要求が出された場合にブラシレスモータの作動により、第1ポンプから吐出された作動液がブレーキシリンダに供給される。そのため、図6に示すように、ブレーキシリンダの目標液圧(以下、単に目標液圧と称する。実線で表す)の増加に対する、ブレーキシリンダの実際の液圧(以下、単に実液圧と称する。破線で表す)の増加遅れが大きくなるという問題があった。また、特許文献1に記載の第2の液圧ブレーキシステムにおいては、ブラシレスモータとブラシ付きモータとの両方が作動させられるため、ブラシ付きモータの作動時間が長くなり、ブラシの摩耗が進み、寿命が短くなる等の問題があった。
それに対して、本願発明に係る液圧ブレーキシステムにおいては、液圧ブレーキの作動要求が出された場合等ブレーキシリンダの液圧を速やかに増加させる要求がある場合に、ブラシ付きモータとブラシレスモータとが作動させられ、ブレーキシリンダの液圧が目標液圧に近づいた場合にブラシ付きモータが停止させられる。そのため、アキュムレータが設けられていなくても、ブレーキシリンダの液圧の増圧遅れを良好に抑制しつつ、ブラシ付きモータの寿命を長くすることができる。
図1に示すように、液圧ブレーキシステムは、(i)左右前輪2FL,2FRに設けられた液圧ブレーキ4FL,4FRのブレーキシリンダ6FL,6FRおよび左右後輪8RL,8RRに設けられた液圧ブレーキ10RL,10RRのブレーキシリンダ12RL,12RR、(ii)これらブレーキシリンダ6FL,6FR,12RL,12RRに液圧を供給可能な動力液圧源としての第1、第2の2つのポンプ装置14,16、(iii)ブレーキシリンダ6FL,6FRに液圧を供給可能であって、ブレーキ操作部材としてのブレーキペダル20の操作によって液圧が発生させられるマニュアル液圧源としてのマスタシリンダ22、(iv)ブレーキシリンダ6FL,FR,12RL,RRの液圧を制御可能な複数の電磁弁を含む電磁弁装置24、(v)ブレーキシリンダ6FL,FR,12RL,RRが接続されるとともに、第1ポンプ装置14、第2ポンプ装置16が接続された共通通路26等を含む。
本実施例においては、電磁弁装置24および第1ポンプ装置14等がユニット化されて第1ユニット30とされ、ポンプ装置16等がユニット化されて第1ユニット30とは別の第2ユニット32とされる。
加圧室22a、bには、それぞれ、マスタ通路34,36を介して、ブレーキシリンダ6FL,FRが接続される。マスタ通路34,36には、それぞれ、常開の電磁弁であるマスタカット弁34c、36cが設けられ、マスタカット弁34c、36cの上流側には、それぞれ、加圧室22a、bの液圧をそれぞれ検出するマスタシリンダ圧センサ34s,36sが設けられる。なお、マスタ通路36のマスタカット弁36cの上流側にはストロークシミュレータ装置38が設けられ、マスタカット弁34c、36cが閉状態であっても、ブレーキペダル20の操作が許容される。
第2ポンプ装置16は、リザーバ40の作動液を汲み上げて吐出する第2ポンプ60と、その第2ポンプ60を駆動する第2電動モータであるブラシ付きモータ62とを含み、第2ポンプ60が、第2ポンプ通路50を介して共通通路26に接続される。第2ポンプ通路50には、逆止弁である吐出弁60outが設けられる。これら吐出弁54out、60outにより、第1ポンプ54,第2ポンプ60の一方から他方への作動液の流れが阻止される。また、第1ポンプ56、第2ポンプ60の吐出側には、リリーフ弁63が設けられ、第1ポンプ56、第2ポンプ60の吐出圧が過大になることが防止される。
以下、本明細書において、ブレーキシリンダ、保持弁、減圧弁等につき、総称する場合、車輪位置で区別する必要がない場合等には、車輪位置を表す符号FL,FR,RL,RRを省略する場合がある。
保持弁66、減圧弁70は、ソレノイドへの供給電流の大きさの制御により、前後の差圧を連続的に制御可能なリニア制御弁である。ブレーキシリンダ6,12の液圧は、保持弁66、減圧弁70によって、ほぼ同じ高さになるように制御される場合、車輪2,8のスリップ状態が路面の摩擦係数に対して適切な範囲となるように、個別に制御される場合等がある。
ブラシレスモータ56にはモータドライバ100を介して第1モータECU102が接続され、ブラシ付きモータ60にはモータリレー104を介して第2モータECU106が接続される。第1モータECU102、第2モータECU106は、それぞれ、コンピュータを主体とするものであり、それぞれ、ブレーキECU80との間で通信可能とされている。
それに対して、ブラシ付きモータ60の出力は、第2モータECU106によるモータリレー104のON・OFF制御(デューティ制御)により制御可能である。しかし、デューティ制御が行われることは不可欠ではなく、少なくともモータリレー104がONとされれば、ブラシ付きモータ60は作動させられる。そして、本実施例においては、モータリレー106が、コイルの設計により、ブラシレスモータ56を作動させるために回転位置センサ、第1モータECU102、モータドライバ100を駆動する場合より低い電圧でOFFからONへ切換え可能なものとされる。
以上のように、本実施例に係る液圧ブレーキシステムにおいて、ブラシ付きモータ60はブラシレスモータ56より低い電圧で作動可能なものとされる。
なお、本液圧ブレーキシステムにはバッテリ110から電力が供給される。バッテリ110の電圧は電圧モニタ112によって検出されるが、電圧モニタ112はブレーキECU80に接続される。
本実施例に係る液圧ブレーキシステムにおいては、バッテリ110の電圧Vが低く、ブラシレスモータ56を作動させることが困難である場合には、ブラシ付きモータ60が作動させられる。
また、バッテリ110の電圧が正常範囲内にある場合において、液圧ブレーキ4,10の作動要求が出された場合等には、ブラシレスモータ56とブラシ付きモータ60との両方が始動させられ、目標液圧から実液圧を引いた値である偏差が設定値より小さくなった場合に、ブラシ付きモータ60が停止させられる。
以下、具体的に説明する。
ステップ1(以下、S1と略称する。他のステップについても同様とする)において、バッテリ110の電圧Vが電圧モニタ112により検出され、S2において、電圧Vが設定圧Vth以下であるか否かが判定される。電圧Vが設定圧Vthより高い場合には、S3において、正常電圧時制御が行われ、設定圧Vth以下である場合には、S4において、低電圧時制御が行われる。設定圧Vthは、ブラシレスモータ56の作動は困難であるが、ブラシ付きモータ60の作動は可能な範囲の電圧の高さとすることができる。
S11において、目標液圧Prefから実液圧Pを引いた値である偏差e(=Pref−P)が取得される。目標液圧Prefは、ストロークセンサ90a、b、マスタシリンダ圧センサ34s、36sの少なくとも一方の検出値等に基づいて取得される。実液圧Pは、4つのブレーキシリンダ圧センサ92の検出値の平均的な値としたり、共通通路圧センサ94の検出値としたりすること等ができる。
S12において、増圧制御中であるかどうか、すなわち、増圧中フラグがONであるか否かが判定される。増圧中フラグがOFFである場合には、S13において、増圧制御開始条件が成立するか否かが判定される。例えば、偏差eが増圧開始しきい値δsより大きいか否か(e>δs)、ブレーキペダル20が踏み込まれた場合等液圧ブレーキ4,10の作動要求が出されたか否かが判定される。偏差eが増圧開始しきい値δs以下であり、かつ、液圧ブレーキ4,10の作動要求がない場合には、S13の判定はNOとなる。S1,2,11,12,13が繰り返し実行されるが、偏差eが増圧開始しきい値δsより大きくなった場合、液圧ブレーキ4,10の作動要求が出された場合には、S13の判定がYESとなり、増圧制御が開始される。S14において、保持弁66が全開とされ(すべての保持弁66のソレノイドに電流が供給され)、減圧弁70が全閉とされ(常開の減圧弁70RL,RRのソレノイドには電流が供給され)る。S15において、第1モータECU102、第2モータECU106に、ブラシレスモータ56、ブラシ付きモータ60の始動指令がそれぞれ出力され、それにより、ブラシレスモータ56、ブラシ付きモータ62がONとされる(始動させられる)。また、S16において、増圧中フラグがONとされる。
δs>δm>δe
いずれも成立しない場合には、S1,2,11,12,17,18が繰り返し実行され、ブレーキシリンダ6,12の液圧は大きな勾配で増加させられる。そのうち、偏差eが停止しきい値δm以下になると、S18の判定がYESとなり、S19において、ブラシ付きモータ62が作動状態にあるか否かが判定される。最初にS19が実行される場合には判定はYESであるため、S20において、第2モータECU106へブラシ付きモータ62の停止指令が出力され、それにより、ブラシ付きモータ62がOFFとされる(停止させられる)。また、S21において、保持弁66のソレノイドへの供給電流が、実液圧Pが目標液圧Prefに近づくように制御される。第1ポンプ装置14から供給される液圧を利用して、保持弁66のソレノイドへの供給電流の制御によりブレーキシリンダ6,12の液圧が制御されるのであり、例えば、フィードバック制御やフィードフォワード制御が行われるようにすることができる。
時間t0において、ブレーキペダル20が踏み込まれ、液圧ブレーキ4,10の作動要求が出され、増圧制御が開始される。保持弁66が全開とされ、ブラシレスモータ56もブラシ付きモータ62も始動させられる(S14,15)。第1ポンプ54、第2ポンプ60からブレーキシリンダ6,12に作動液が供給されるのであり、それに応じた勾配で、すなわち、ほぼ一点鎖線に沿って実液圧P(破線で表す)が増加させられる。そのため、実線で表す目標液圧Prefと実液圧Pとの差が小さくなり、増圧遅れが小さくなる。
そして、時間t1において、偏差eが停止しきい値δm以下になる(S18)と、ブラシ付きモータ60が停止させられる(S20)。その後、第1ポンプ54から供給された作動液を利用して保持弁66が制御されることによりブレーキシリンダ6,12の液圧が制御される(S21)。本実施例においては、第1ポンプ54の出力液圧の増加勾配は、二点鎖線が示すように、目標液圧Prefの増加勾配より大きいため、保持弁66により減圧されてブレーキシリンダ6FL,FR,12RL,RRに供給される。そして、時間t2において、偏差eが増圧終了しきい値δe以下になると、増圧モードから保持モードに切り換えられる。ブラシレスモータ60も停止させられ、保持弁66が全閉とされる(S22、23)。
S31において、偏差eが取得され、S32において、増圧制御中であるか否かが判定される。増圧制御中でない場合には、S33において、偏差eが増圧開始しきい値δsより大きいか否か、液圧ブレーキ6,10の作動要求が出されたか否かが判定される。少なくとも一方が満たされた場合には、S34,35において、保持弁66が全開、減圧弁70が全閉とされるとともに、ブラシ付きモータ62の始動指令が、第2モータECU106に出力されて、ブラシ付きモータ62が始動させられる。また、S36において、増圧中フラグがONとされる。
そして、偏差eが増圧終了しきい値δe以下になると、S39において、第2モータECU106に、ブラシ付きモータ62の停止指令が出力され、それによりブラシ付きモータ62が停止させられる。S40,41において、保持弁66が全閉とされて、増圧中フラグがOFFとされる。
また、液圧ブレーキ4,10の作動要求が出された場合等に、ブラシレスモータ56とブラシ付きモータ60との両方が作動させられ、実液圧が目標液圧に近づいた場合に、ブラシ付きモータ60が停止させられる。その結果、アキュムレータが設けられていなくても、ブレーキシリンダ6,12の増圧遅れを抑制しつつ、ブラシ付きモータ56におけるブラシの摩耗を抑制し、寿命を長くすることができる。
本実施例においては、動力液圧源としてのポンプ装置150が、共通通路26にポンプ通路152を介して接続された1つのポンプ160と、ポンプ160を駆動するブラシレスモータ162およびブラシ付きモータ164とを含む。ブラシレスモータ162とブラシ付きモータ164とは互いに互いに同軸上に設けられる。ブラシレスモータ162は、モータドライバ100を介して第1モータECU102によって制御され、ブラシ付きモータ164はモータリレー104を介して第2モータECU106によって制御される。これらブラシレスモータ162と、ブラシ付きモータ164とは、実施例1における場合と同様に制御されるようにすることができる。
本実施例においても、ブレーキシリンダ6,12の増圧遅れを良好に抑制しつつ、ブラシ付きモータ164の寿命を長くすることができる。
また、その他、液圧ブレーキシステムの構造は問わない等本発明は、上述に記載の態様の他、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した態様で実施することができる。
そのブレーキシリンダに接続された少なくとも1つのポンプと、
その少なくとも1つのポンプを駆動するブラシレスモータおよびブラシ付きモータと、
前記液圧ブレーキの作動要求が出された場合に、前記ブラシレスモータとブラシ付きモータとを始動させるモータ制御部と
を含むことを特徴とする液圧ブレーキシステム。
例えば、ブレーキ操作部材が操作され、液圧ブレーキの作動要求が出された場合等、ブレーキシリンダの液圧を速やかに増加させる必要性が高い場合に、ブラシレスモータとブラシ付きモータとの両方が作動させられる。その結果、ブレーキシリンダの液圧を速やかに増加させることができる。少なくとも1つのポンプは、それぞれ、ギヤポンプであってもプランジャポンプであってもよい。
また、保持モードや減圧モードから増圧モードに切り換えられた場合等には、ブラシレスモータとブラシ付きモータとの両方を始動させても、ブラシ付きモータを停止状態に維持したままブラシレスモータのみを始動させてもよい。
(2)前記モータ制御部は、前記ブレーキシリンダについての目標液圧から実際の液圧である実液圧を引いた値である偏差が設定値より小さくなった場合に、前記ブラシ付きモータを停止させるモータ停止部を含む(1)項に記載の液圧ブレーキシステム。
偏差が設定値より小さくなった場合に、ブラシ付きモータが停止させられる。その結果、ブラシ付きモータが継続して作動させられる場合に比較して、ブラシ付きモータの作動時間を少なくすることができ、ブラシ付きモータの寿命を長くすることができる。
設定値は、実液圧が目標液圧に近づき、ブレーキシリンダの液圧を大きな勾配で増加させる必要性が低いと判断され得る大きさとすることができる。
(3)前記ブラシ付きモータが、前記ブラシレスモータより、より低い電圧で作動可能とされた(1)項または(2)項に記載の液圧ブレーキシステム。
ブラシ付きモータの最低作動電圧はブラシレスモータの最低作動電圧より低くされる。
(4)前記モータ制御部が、当該液圧ブレーキシステムが正常である場合には、前記ブラシレスモータとブラシ付きモータとの少なくとも一方を作動させ、前記ブラシレスモータの作動が困難である場合に、前記ブラシ付きモータを作動させるブラシ付きモータ作動部を含む(1)項ないし(3)項のいずれか1つに記載の液圧ブレーキシステム。
ブラシレスモータの作動が困難である場合とは、モータドライバ、回転位置センサ、第1モータECUが異常である場合、電源電圧が低く、ブラシレスモータを作動させることが困難である場合等が該当する。
(5)前記少なくとも1つのポンプと前記ブレーキシリンダとの間に設けられた電磁弁と、
その電磁弁の制御により前記ブレーキシリンダの液圧を制御する電磁弁制御部と
を含む(1)項ないし(4)項のいずれか1つに記載の液圧ブレーキシステム。
少なくとも1つのポンプの出力液圧の増加勾配が、目標液圧の増加勾配より大きい場合には、電磁弁の制御により減圧されて、ブレーキシリンダに供給される場合もある。電磁弁(実施例における保持弁、減圧弁)は、ソレノイドへの供給電流の連続的な制御によりブレーキシリンダの液圧を連続的に制御可能なリニア弁であっても、供給電流のONOFFにより開閉させられる単なる開閉弁であってもよい。
(6)前記少なくとも1つのポンプである1つのポンプに対して、前記ブラシレスモータと前記ブラシ付きモータとが同軸上に設けられた(1)項ないし(5)項のいずれか1つに記載の液圧ブレーキシステム。
(7)前記少なくとも1つのポンプである2つのポンプのうちの一方が、前記ブラシレスモータによって駆動される第1ポンプとされ、前記2つのポンプのうちの他方が、前記ブラシ付きモータによって駆動される第2ポンプとされた(1)項ないし(5)項のいずれか1つに記載の液圧ブレーキシステム。
なお、液圧ブレーキシステムに、ポンプ、電動モータを備えたポンプ装置を3つ以上設けてもよい。
(8)前記ブラシレスモータと前記第1ポンプと前記電磁弁とを備えた第1ユニットと、
その第1ユニットとは別の、前記ブラシ付きモータと前記第2ポンプとを備えた第2ユニットと
を含む(1)項ないし(7)項のいずれか1つに記載のブレーキシステム。
(9)液圧作動装置に接続された動力液圧発生装置であって、
少なくとも1つのポンプと、
その少なくとも1つのポンプを駆動するブラシレスモータおよびブラシ付きモータと、
前記液圧作動装置の作動要求が出された場合に、前記ブラシレスモータとブラシ付きモータとを始動させ、前記少なくとも1つのポンプの出力液圧が目標液圧に近づいた場合に、前記ブラシ付きモータを停止させるモータ制御部と
を含むことを特徴とする動力液圧発生装置。
本項に記載の動力液圧発生装置には、(1)項ないし(9)項のいずれか1つに記載の技術的特徴を採用することができる。
また、液圧作動装置は、車両の車輪の回転を抑制する液圧ブレーキのブレーキシリンダとしたり、車高を調整可能な液圧シリンダ等の車高調整アクチュエータとしたりすること等ができる。
Claims (1)
- 車輪の回転を抑制する液圧ブレーキのブレーキシリンダと、
そのブレーキシリンダに接続された少なくとも1つのポンプと、
その少なくとも1つのポンプを駆動するブラシレスモータおよびブラシ付きモータと、
前記液圧ブレーキの作動要求が出された場合に、前記ブラシレスモータと前記ブラシ付きモータとを始動させ、前記ブレーキシリンダの目標液圧から実際の液圧である実液圧を引いた値である偏差が設定値より小さくなった場合に、前記ブラシレスモータを停止させることなく前記ブラシ付きモータを停止させるモータ制御部と
を含むことを特徴とする液圧ブレーキシステム。
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