JP6531513B2 - シリアル通信装置及びシリアル通信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、送信側と受信側との間で伝送路を介して単方向のシリアル通信を行うのに好適なシリアル通信技術に関する。
従来、シリアル通信装置では単方向通信が行われており、有効データの先端(スタートフレームを表す)にデータ転送開始を表す複数の制御シンボルを有し、この有効データの後端(エンドフレームを表す)にデータ転送完了を表す複数の制御シンボルを有するプロトコル(以下、フレームと記載する)を実装しておき、シリアライザ部からデシリアライザ部にデータ転送を行うことで、受信異常についての検出処理を可能にすることが既に知られている。
例えば、特許文献1には、有効データの先端(Startを表す)にデータ転送開始を表す複数の制御シンボルを有し、有効データの後端(ENDを表す)にデータ転送完了を表す複数の制御シンボルを有し、受信異常状態を検知するための実装方法に関して開示されている。
しかし、複数チャネル(レーン)を用いて通信する場合に、受信側に設けられたデシリアライザ部において、ジッタ・ノイズによる影響に起因したエラーが発生する虞があった。
従来、エラーの発生を防止するため、周波数偏差吸収処理、スキュー除去(deskew)調整処理や、フレーム除去処理(deframe処理)が必要となり、高周波動作回路部の回路規模が増大することに起因して消費電力が高くなるといった問題があった。
特許文献1にあっても、複数レーンでの通信時における、デシリアライザ部においてフレーム除去処理や、レーン間のスキュー除去調整処理や周波数偏差吸収処理が必要となり、高周波動作回路部の回路規模が増大することに起因して消費電力が高くなるという問題は解消できていない。
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、その目的としては、消費電力の削減に寄与することにある。
請求項1記載の発明は、上記課題を解決するため、送信側に配置されたシリアライザ部から送信される複数チャネルのシリアルデータをチャネル毎に異なる伝送路を介して受信側に配置されたデシリアライザ部へ伝送するシリアル通信装置であって、前記シリアライザ部は、データ送信開始フレームとデータ送信完了フレームとの間に複数の有効データを付加したプロトコルをチャネル毎に生成する送信処理回路を備え、前記デシリアライザ部は、各チャネルのデータ送信開始フレームを検知して、有効データをチャネル毎に設けた受信バッファ回路に格納する受信処理回路を備え、前記受信処理回路は、スキュー除去処理の対象となるチャネルの少なくとも有効データを格納した前記受信バッファ回路を処理対象受信バッファ回路とし、当該処理対象受信バッファ回路の格納段数が前記チャネル間における最大スキュー値に応じて設定可能であり、当該処理対象受信バッファ回路に一定量の有効データが格納された場合、又はデータ送信完了フレームを検知した場合に、当該処理対象受信バッファ回路から外部へのデータ転送を開始し、前記有効データと前記データ送信完了フレームの境界を検知し、当該処理対象受信バッファ回路から有効データを抽出することを特徴とする。
本発明によれば、消費電力の削減に寄与することができる。
本発明の第1実施形態に係るシリアル通信装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るシリアル通信装置において制御コードを使用して有効データの位置を認識する方法を説明するための図である。 図1に示す受信処理回路におけるフレーム除去処理回路、レーン間スキュー除去処理回路、周波数偏差吸収回路について説明するための概要図である。 図3に示す受信処理回路に設けられた受信バッファ回路の動作を説明するための概要図である。 本発明の第3実施形態に係るシリアル通信装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第3実施形態に係るデシリアライザ部に設けられた受信処理回路による受信処理動作を表す動作フローチャートである。 本発明の第3実施形態に係るシリアル通信装置のフレーム実装例とデータ転送に関する有効データの位置を認識する方法を説明するための図である。 本発明の第3実施形態に係るフレーム実装例とデータ転送に関するデータ図について説明するための図である。 8B/10B符号化回路、8B/10B復号回路において使用するシンボルコードを表で示す図である。
以下、本発明を図面に示した実施の形態により詳細に説明する。
本発明は、消費電力の削減に寄与するために、以下の構成を有する。
すなわち、本発明のシリアル通信装置は、送信側に配置されたシリアライザ部から送信される複数チャネルのシリアルデータをチャネル毎に異なる伝送路を介して受信側に配置されたデシリアライザ部へ伝送するシリアル通信装置であって、前記シリアライザ部は、データ送信開始フレームとデータ送信完了フレームとの間に複数の有効データを付加したプロトコルをチャネル毎に生成する送信処理回路を備え、前記デシリアライザ部は、各チャネルのデータ送信開始フレームを検知して、有効データをチャネル毎に設けた受信バッファ回路に格納する受信処理回路を備え、前記受信処理回路は、スキュー除去処理の対象となるチャネルの少なくとも有効データを格納した前記受信バッファ回路を処理対象受信バッファ回路とし、一定量の有効データが格納された場合、又はデータ送信完了フレームを検知した場合に、当該処理対象受信バッファ回路から外部へのデータ転送を開始し、前記有効データと前記データ送信完了フレームの境界を検知し、当該処理対象受信バッファ回路から有効データを抽出することを特徴とする。
以上の構成を備えることにより、消費電力の削減に寄与することができる。
上記の本発明の特徴に関して、以下、図面を用いて詳細に説明する。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態に係るシリアル通信装置10について説明する。
図1は本発明の第1実施形態に係るシリアル通信装置10の構成を示すブロック図である。
図1に示すシリアル通信装置10は、送信側に設けられたシリアライザ部11と、受信側に設けられたデシリアライザ部21とを備えており、シリアライザ部11に2チャネル(lane:レーン)で入力されるパラレルデータに対してレーン0、1を設け、デシリアライザ部21に2チャネルの伝送路20を介してシリアルデータをクロック同期して出力する。
シリアライザ部11は、送信処理回路13に加えて、2系統(チャネル)のシリアルデータエンコード回路15、パラレルシリアル変換回路17、ドライバ回路19を備えている。
送信処理回路13は、2系統の送信バッファ回路を有し、外部から供給されるデータに対してインターフェース回路となっており、外部から供給されるデータを一旦送信バッファ回路に記憶させてから順に読み出すことで、フレーム処理、レーン間スキュー調整処理を行う。
シリアルデータエンコード回路15は、シリアルデータエンコード処理を行うため、8B/10B符号化回路、64B/66B符号化回路、64B/67B符号化回路、128B/130B符号化回路、TMDS(Transition Minimized Differential Signaling:遷移数最少差動信号伝送方式)回路、シリアライザ回路のような符号化回路、のうち何れか1つを採用する。
8B/10B符号化回路は、8ビットのデータを10ビットのデータに変換して符号化する。
64B/66B符号化回路は、64ビットのデータを66ビットのデータに変換して符号化する。
64B/67B符号化回路は、64ビットのデータを67ビットのデータに変換して符号化する。
128B/130B符号化回路は、128ビットのデータを130ビットのデータに変換して符号化する。
TMDS回路は、クロック差動信号を送信側から受信側へ送信する。
パラレルシリアル変換回路17は、パラレルデータをシリアルデータに変換するとともに、エンファシス処理を行う。
ドライバ回路19は、シリアル化されたデータを差動信号(Tx+/Tx−)により伝送路20に送信する。
デシリアライザ部21は、レシーバ回路23、シリアルパラレル変換処理回路25、シリアルデータデコード回路27、受信処理回路29を備えている。
レシーバ回路23は、シリアライザ部11から送信された差動信号を受信し、2値化することでシリアルデータを再生する。
シリアルパラレル変換処理回路25は、CDR(Clock Data Recovery)回路25a、シリアルパラレル変換回路25bを有する。CDR回路25aは、その2値化したシリアルデータのエッジタイミングを検出して内部で使用するクロックの位相調整を行うことで、クロックに同期したシリアルデータをシリアルパラレル変換回路25bへ出力する。
シリアルパラレル変換回路25bは、CDR回路25aから入力されるシリアルデータをパラレルデータに変換し、パラレルデータを出力する。
シリアルデータデコード回路27は、シリアルデータデコード処理を行うため、8B/10B復号回路、64B/66B復号回路、64B/67B復号回路、128B/130B復号回路、TMDS(Transition Minimized Differential Signaling)回路、デシリアライザ回路のように符号を復号する回路、のうち何れか1つを採用する。
8B/10B復号回路は、シリアライザ部において10ビットに符号化されたデータを元の8ビットのデータに復号する回路である。
64B/66B復号回路は、シリアライザ部において66ビットに符号化されたデータを元の64ビットのデータに復号する回路である。
64B/67B復号回路は、シリアライザ部において67ビットに符号化されたデータを元の64ビットのデータに復号する回路である。
128B/130B復号回路は、シリアライザ部において130ビットに符号化されたデータを元の128ビットのデータに復号する回路である。
TMDS回路は、クロック差動信号を受信する。
また、シリアルデータデコード回路27は、受信データに対して、周波数ロック検出処理回路、Symbol境界検出処理回路を備えている。
受信処理回路29は、受信バッファ回路29a、29bを有し、シリアルデータのデコード後にフレーム除去処理として、レーン間スキュー除去処理を行い、かつ周波数偏差を吸収するためにデータを順次にクロックに同期して受信バッファ回路29a、29bに格納する。
図2は本発明の実施形態に係るシリアル通信装置において制御コードを使用して有効データの位置を認識する方法を説明するための図である。
図2に示すように、有効データを認識するために、シリアライザ部11において有効データの前にスタートフレームを表す制御コード「STP1」、「STP2」、「STP3」、「STP4」を挿入し、有効データの後にエンドフレームを表す制御コード「END1」、「END2」、「END3」、「END4」を挿入している。
制御コード「STP1」は、4サイクル後のデータから有効データであることを表す制御コードである。同様に、制御コード「STP2」は3クロックサイクル後、制御コード「STP3」は2クロックサイクル後、制御コード「STP4」は次のクロックサイクルのデータから有効データであることを表す制御コードである。
また、制御コード「END1」は、1クロックサイクル手前のデータまで有効データであることを表す制御コードであり、これと同様に、「END2」は2クロックサイクル手前、「END3」は3クロックサイクル手前、「END4」は4クロックサイクル手前のデータまでが有効データであることを表す制御コードである。
本実施の形態においては、制御コードの個数を有効データの前後それぞれ4つとして説明しているが、有効データの前後に挿入する制御コードの個数は、4つ以外であっても良く、有効データの前後で挿入個数が異なっていても良い。
なお、図2に示す制御コード「COM」に用いるKコードはシリアルデータエンコード、シリアルデータデコードの規格データとして、例えば、8B/10B符号化回路に用いる規格データを参考として記載している。本実施形態では、Kコードの「COM」(K28.5)の検出を行い、シンボルロックを行なうこととして説明する。
特許文献1を参照すると、「STP1」、「STP2」、「STP3」、「STP4」の制御コードに関しては、データ転送開始を表すシンボルとして、画像データの先頭にフレームとして追加するプロトコルの一例であり、4個のSTP関連のシンボルによるスタートフレームの通信データの一例である。
「END1」、「END2」、「END3」、「END4」の制御コードに関しては、「END」の制御コードとして、画像データの最後にフレームとして追加するプロトコルの一例であり、4個のEND関連のシンボルによるエンドフレームの通信データの一例である。
デシリアライザ部21の受信処理回路29における受信処理時に、データ受信開始フレームを検知するために、「STP」の制御コードを1つから全数まで設定変更を可能とし、「STP」の制御コードの複数個を受信したことにより、「Start」の制御コードを検出したこととしてもよい。
また、「END」の制御コードを1つから全数まで設定変更を可能とし、「END」の制御コードの複数個を受信したことにより、「End」の制御コードを検出したことしてもよい。
なお、上述したパケットデータのプロトコルは、一例であり、制御コードの個数やコード長などに関しては、可変設定を可能とし、特別な規定はしないものとする。
例えば、図7に示すようなプロトコルを実装してもよく、また図7に示すように、「STP」シンボル間や、「END」シンボル間に特定のデータを挿入するという構成としてもよい。
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態に係るシリアル通信装置10のデシリアライザ部21について説明する。第2実施形態では、図3に示すように、2レーン(レーン0、1)(チャネル)を実装した例である。
図3は図1に示す受信処理回路29におけるフレーム除去処理回路、レーン間スキュー除去処理回路、周波数偏差吸収回路について説明するための概要図である。
第2実施形態では、第1実施形態に対して、受信処理回路29に最大スキュー(Max Skew)値測定回路を有し、さらに、レジスタ回路31を有することを特徴とする。
図3に示すように、複数レーン(チャネル)を有する場合に、レシーバ回路23から入力されたシリアルデータはCDR回路25aに入力され、CDR回路25aによりクロックに同期したシリアルデータがシリアルパラレル変換回路25bへ出力される。シリアルパラレル変換回路25bは、CDR回路25aから入力されるシリアルデータをパラレルデータに変換し、パラレルデータを出力する。
CDR回路25aは、データに埋め込まれたクロックからクロック、及びデータを再生し、シリアルデータ転送を行い、シリアルパラレル変換回路25bにおいて、シリアルデータをパラレルデータに変換し、次のシリアルデータデコード回路27へパラレルデータを転送する。
シリアルデータデコード回路27は、符号化されたシリアルデータをデコード処理する。すなわち、シリアルデータデコード回路27は、周波数ロック検出回路によりシリアルデータの周波数ロック検出処理を行い、シンボル境界検出回路によりシンボル境界の検出処理を行うことでデコード処理を行う。
シリアルデータデコード回路27は、シリアルデータデコードとして、符号化されたシリアルデータは、8B/10B復号回路、64B/66B復号回路、64B/67B復号回路、128B/130B復号回路、TMDS回路のような符号を復号する回路、のうち何れか1つを採用する。
受信処理回路29は、受信バッファ(Buffer)回路29a、29bを有し、シリアルデータのデコード後にフレーム除去処理として、レーン間スキュー除去処理を行い、かつ周波数偏差を吸収するために受信バッファ回路29a、29bに格納する。
詳しくは、受信処理回路29では、可変長の「STP」の制御コードについては、受信バッファ回路29a、29bにライト処理を行わないようにしてフレーム除去処理を行う。
受信処理回路29では、可変長の「END」の制御コードは、複数の「END」の制御コードにより検出されるまで、受信バッファ回路29a、29bへライト処理を行い、複数の「END」の制御コードを検出してから「END」を検知した後に、無効データについてのライト処理が行われたという処理を行う。
デシリアライザ部21では、後段へのデータ転送は、受信処理回路29におけるレーン間スキュー除去処理と同時に行う。このため、受信バッファ回路29a、29bがレーン間スキュー除去処理による調整が必要な場合に、受信バッファ回路29a、29bに規定量のデータが蓄積されたとき、もしくは「END」フレームを受信処理回路29で検出した時に後段である上位層へのデータ転送を開始する。
最大スキュー値測定回路29cは、処理対象となる受信バッファ回路29a(又は29b)についてのライト処理が終了したセル段数を表すライトポインタ値、又はリード処理が終了したセル段数を表すリードポインタ置をチャネル(レーン)間において比較して、比較結果を用いてチャネル間における最大スキュー値を測定する。
最大スキュー値測定回路29cは、最大スキュー値を測定した結果をレジスタ回路31に格納する。
レジスタ回路31は、最大スキュー値測定回路29cにより測定された最大スキュー値を格納するためのレジスタ回路であり、外部に設けられたCPU(Central Processing Unit)のデータバスに接続され、CPUからの読み出しに応じて最大スキュー値をCPUに出力する。
また、レジスタ回路31は、外部に設けられたCPUにより設定される受信バッファ回路の有効セル段数データを格納し、この有効セル段数データを受信処理回路29に出力することで、受信バッファ回路29a、29bに格納するデータ量を変更可能に設定する。
これにより、外部に接続されている上記CPUは、受信バッファ回路29a、29bに格納する量を変更して設定することができ、低レイテンシ化の実現や、送信側であるシリアライザ部11のスキュー量を制御することが可能となる。
図4は図3に示す受信処理回路29に設けられた受信バッファ回路29a、29bの動作を説明するための概要図である。
図4に示すように、受信バッファ回路29a、29bは、夫々にシリアルデータデコード回路27、27から出力されるパラレルデータが入力されるクロックに従って、バッファセルに書き込まれる。
受信バッファ回路29a、29bは、夫々にバッファセル段数分の複数のセルが直列に接続されており、受信バッファ回路に格納されているデータのセル段数をバッファ格納サイズとし、ライト処理が終了したセル段数を表すポインタの値をwptr値とし、リード処理が終了したセル段数を表すポインタの値をrptr値と呼ぶ。受信処理回路29は、wptr値とrptr値を管理しており、図6に示すフローチャートによって表されるフローに従って、ライト処理又はリード処理が行われた場合にwptr値又はrptr値が変更される。
受信バッファ回路29a、29bは、2レーン(チャネル)を用いてレーン間スキュー除去処理を行う際に、レーン0でライト処理されたデータと、レーン1でライト処理されたデータとが共に、可変設定が可能な受信バッファ回路29a、29bの格納サイズを超えた場合に、リード処理が開始される(図6参照)。
また、レーン間スキュー除去処理の対象となるすべてのレーンにおいて「END」の制御コードが検出された場合には、どのレーン間においてもデータ転送が終了したものと判断して、リード処理が開始される。
なお、リード処理されたリードデータは、受信バッファ回路29a、29bからリードクロック(cld_rd)に従って上位層へ有効データとして転送される。
<第3実施形態>
図5は本発明の第3実施形態に係るシリアル通信装置40の構成を示すブロック図である。
図5に示すシリアル通信装置40は、送信側に設けられたシリアライザ部41と、受信側に設けられたデシリアライザ部61を備えている。
図5に示すシリアライザ部41は、送信処理回路43、誤り訂正エンコード処理回路45、インターリーブ処理回路47、スクランブル処理回路49、シリアルデータエンコード処理回路51、シリアライザ回路53、ドライバ回路55を備えている。
送信処理回路43は、送信有効データについての送信管理を行うインターフェースとして、上位層から送信有効データとクロックを入力し、送信バッファ回路43a、43bに有効データを格納し、他のレーンとskew調整処理を行って、図2に示すようにフレームを付加して送信処理を行う。
誤り訂正エンコード処理回路45は、送信処理回路43から入力されたデータに対して、誤り訂正エンコード(RS Encode)処理を行い、誤り訂正符号を表すデータを追加して出力する。
インターリーブ処理回路47は、誤り訂正エンコード処理回路45から入力されたデータに対して、インターリーブ(Interleave)処理を行い、データの順序を入れ替えることにより、バーストノイズ耐性のあるデータ転送を実現する。
スクランブル処理回路49は、インターリーブ処理回路47から入力されたデータに対して、スクランブル(scramble)処理として、有効データをある規則に基づいて処理を行うことにより、伝送路において周期的なパターンの発生を防止してジッタの発生を低減する。
シリアルデータエンコード処理回路51は、スクランブル処理回路49から入力されたデータに対して、シリアルデータのエンコード処理として、上述した8B10B符号化回路、64B/66B符号化回路、64B/67B符号化回路、128B/130B符号化回路、TMDS回路などのような符号化回路、のうち何れか1つを採用する。
シリアライザ回路53は、パラレルシリアル変換回路53aを有し、シリアルデータエンコード処理回路51から入力されたデータに対して、パラレルシリアル変換回路53aによりパラレルデータをシリアルデータに変換する。
ドライバ回路55は、シリアル化されたデータを差動信号(Tx+/Tx−)により伝送路57に送信する。
図5に示すデシリアライザ部61は、レシーバ回路63、デシリアライザ回路65、シリアルデータデコード処理回路67、デスクランブル処理回路69、インターリーブ受信処理回路71、誤り訂正受信処理回路73、受信処理回路75を備えている。
レシーバ回路63は、シリアライザ部41に設けられたドライバ回路55から伝送路57を介して送信されてきたシリアルデータを受信し、デシリアライザ回路65に出力する。
デシリアライザ回路65は、CDR回路65aと、シリアルパラレル変換回路65bとを有し、CDR回路65aによりデータと埋め込まれた(Embeded)クロックからクロック再生を行い、シリアルパラレル変換回路65bによりシリアルデータをパラレルデータに変換する。
シリアルデータデコード処理回路67は、デシリアライザ回路65から入力されるデータに対して、シリアルデータのデコード処理として、上述した8B10B復号回路、64B/66B復号回路、64B/67B復号回路、128B/130B復号回路、TMDS回路のように符号を復号する回路、のうち何れか1つを採用する。
デスクランブル処理回路69は、シリアルデータデコード処理回路67から入力されるデータに対して、送信側で有効データがスクランブル処理されたデータのデスクランブル処理を行う。
インターリーブ受信処理回路71は、デスクランブル処理回路69から入力されるデータに対して、送信側でインターリーブ処理によりデータ配列の変換をしたものを元のデータ配列に戻す処理を行う。
誤り訂正受信処理回路73は、インターリーブ受信処理回路71から入力されるデータに対して、送信側で付加された誤り訂正符号から、エラー検出時には訂正処理を行い、誤り訂正符号を除去する処理を行う。
受信処理回路75は、受信バッファ回路75a、75bを有し、誤り訂正受信処理回路73から入力されるデータに対して、送信側で付加されたフレーム除去の処理とレーン間のスキュー除去処理を行い、上位層へ転送処理を行う。なお、受信処理回路75での処理に関しては、図3に示す受信処理回路29での処理と同様とする。
図6は本発明の第3実施形態に係るデシリアライザ部61に設けられた受信処理回路75による受信処理動作を表す動作フローチャートである。
デシリアライザ部61の受信処理回路75は、図6に示す動作フローチャートに従って動作する。
シリアライザ部41からシリアルデータが転送され、デシリアライザ部61にシリアルデータが入力され、レシーバ回路63、デシリアライザ回路65、シリアルデータデコード処理回路67、デスクランブル処理回路69、インターリーブ受信処理回路71、誤り訂正受信処理回路73の順に処理が行われ、受信処理回路75にデータが入力される。
受信処理回路75に入力されたデータは、図6に示すフローに従って受信処理が行われる。なお、デシリアライザ部61が対向しているシリアライザ部41からフレームが付加されたデータが転送されることとして説明する。
ステップS1では、受信処理回路75は、レーン毎に受信回路で「STP」の制御コードを検出する。受信処理回路75では、「STP」の制御コードを検出する場合に、送信側で規定された「STP」関連のシンボルをすべて検出するように構成してもよく、複数個を選択可能な回路構成で実装してもよい。
ステップS5では、受信処理回路75は、検出した「STP」の制御コードが含まれるフレームを除去して、受信バッファ回路に有効データを格納する。
ステップS10では、受信処理回路75は、シリアル通信装置40における複数レーンにおいて格納領域を可変に設定して制御することが可能な受信バッファ回路に対して規定量以上が格納されたか否かを判断する。ここで、受信バッファ回路に対して規定量以上が格納された場合は、ステップS25に進み、受信バッファ回路からリード処理を開始し、有効データを当該シリアル通信装置40の外部にある上位層へ転送する(図4参照)。
一方、受信バッファ回路に対して規定量以上が格納されてはいない場合は、ステップS15に進み、受信処理回路75は、複数のレーンにおいて「END」の制御コードを検出したか否かを判断する。
複数のレーンにおいて「END」の制御コードを検出した場合(S15、Yes)、ステップS25に進み、受信バッファ回路からリード処理を開始する。
他方、レーン間の夫々の受信バッファ回路が規定量だけ格納されていない場合に(S10、No)、当該レーンにおいて「END」の制御コードが検出できないときは(S15、No)、ステップS20に進み、受信処理回路75は、受信バッファ回路にライト処理のみ実行し、ステップS10に戻り、上述した処理を繰り返す。
受信処理回路75は、レーン間の夫々の受信バッファ回路が規定量だけ格納された場合(S10、Yes)や、「END」の制御コードを検出できたときに(S15、Yes)、ステップS25では、受信バッファ回路からリード処理を開始し、有効データを上位層へ転送を行う。
ステップS30では、受信処理回路75は、受信バッファ回路へのライト処理が完了したか否かを判断する。受信バッファ回路へのライト処理が完了した場合(S30、Yes)に、ステップS40に進む。
以下、受信処理回路75は、最終有効データと「END」の制御コードを検出するまでの受信バッファ回路のセル段数を管理するため、ポインタ(end_ptr値)を用いた管理を行う。
一方、受信バッファ回路へのライト処理が完了していない場合(S30、No)に、ステップS35では、受信処理回路75は、「END」の制御コードを検出するまで受信バッファ回路にライト処理を行い、ステップS25に戻る。この際に、受信処理回路75は、「END」フレームが複数回、またはすべての「END」フレームが検知可能になる。
ステップS40では、受信処理回路75は、「END」の制御コードを検出するまでのセル段数管理を行うために、ポインタ(end_ptr値)を格納する。これにより、ライト処理された有効なデータと、「END」の制御コードを検出するまでに受信バッファ回路にライト処理された冗長なエンドフレームを無効なデータとして管理する。
ステップS45では、受信処理回路75は、最終有効データから「END」の制御コードを検出できるまでのセル段数を、ポインタ(end_ptr値)に基づいて算出する。
ステップS50では、受信処理回路75は、受信バッファ回路に格納されたデータについてのリード処理を行うことで、有効データを上位層へ転送する。
リード処理が完了した後に、ステップS55では、受信処理回路75は、有効データを上位層へ転送する処理を完了することにより、フレーム除去処理、レーン間のスキュー除去処理、周波数偏差吸収処理を完了する。この結果、ジッタ・ノイズによる影響に起因したエラーによりデータ転送が誤動作することを防止することができ、高速動作を行う回路部分の構成を小型化することで消費電力の削減に寄与することができる。
図7は、本発明の第3実施形態に係るシリアル通信装置のフレーム実装例とデータ転送に関する有効データの位置を認識する方法を説明するための図である。
図7を参照して、図2に示すようなプロトコルを用いてデータ通信を行う場合に、制御コードの検知を2つのシンボルに対して行う一例として説明する。
図7には、「STP3」、「STP4」、「END2」、「END3」の制御コードにエラーがあったときの例を示してある。
受信処理回路75は、「STP1」、「STP2」の2つの制御コードを受信することにより、シリアライザ部41からの有効データの転送タイミングを検知して受信バッファライト(Write)信号(図7)を受信バッファ回路に出力し、有効データ区間と「END」フレームを含むデータを受信バッファ回路にライト処理を行う。この際、受信処理回路75は、図7に示すように、受信バッファライト信号がハイレベルの場合にクロックに従ってインクリメント(+1)した受信バッファアドレスを発生して受信バッファ回路に出力する。
一方、受信処理回路75は、「END1」、「END4」の2つの制御コードを受信することにより、有効データの終了を検知するため、「END2」、「END3」の制御コードがエラーとなって受信できなかた場合に、「END4」の制御コードまでデータを受信バッファ回路へライト処理を行う。
受信処理回路75は、「END4」の制御コードを受信した段階で、有効データの最終パケットから「END4」の制御コードまで(END_PTR)受信バッファ回路にライト処理したデータを、無効データ区間として管理しており、受信バッファ回路からのリード処理時に無効データとして扱う処理を行う。
すなわち、受信処理回路75は、シリアライザ部41からの無効データの転送タイミングを検知して無効データ区間信号(図7)を受信バッファ回路に出力し、無効データ区間も受信バッファ回路へデータのライト処理は行い、リード処理時に無効データとして処理する。
この結果、受信バッファ回路には、有効区間のデータが書き込まれる。
図8は本発明の第3実施形態に係るフレーム実装例とデータ転送に関するデータ図(可変長特定データ)について説明するための図である。
図8に示す制御コード「COM」に用いるKコードは、シリアルデータエンコード処理回路51、及びシリアルデータデコード処理回路67における処理に用いる規格データとして、例えば、8B/10B符号化回路に用いる規格データについて参考として記載している。8B/10B符号化回路では、Kコードの「COM」(K28.5)を検出して、シンボルロックを行なう。
なお、「STP」シンボルとKコード(「COM」)とがなす期間、及び「END」シンボルとKコード(「COM」)とがなす期間を可変長コード規定間隔として定義しており、可変長コード規定間隔においては、受信バッファ回路29a、29bにライト処理を行わないようにしてフレーム除去処理を行う。
図9は、8B/10B符号化回路、8B/10B復号回路において使用するシンボルコードを表で示す図である。
図9に示した8B/10B符号化回路、8B/10B復号回路において使用するシンボルコードには、制御コード(K−code)を12種類割り当てており、図9に示すように、「STP」や「END」の制御コードを割り当ててもよい。
なお、図9に示すシンボルコードの詳細については、特許文献2を参照されたい。
<本発明の実施態様例の構成、作用、効果>
<第1態様>
本態様のシリアル通信装置10は、送信側に配置されたシリアライザ部11から送信される複数チャネルのシリアルデータをチャネル毎に異なる伝送路20、20を介して受信側に配置されたデシリアライザ部21へ伝送するシリアル通信装置であって、シリアライザ部11は、データ送信開始フレームとデータ送信完了フレームとの間に複数の有効データを付加したプロトコルをチャネル毎に生成する送信処理回路13を備え、デシリアライザ部21は、各チャネルのデータ送信開始フレームを検知して、有効データをチャネル毎に設けた受信バッファ回路29a、29bに格納する受信処理回路29を備え、受信処理回路29は、スキュー除去処理の対象となるチャネルの少なくとも有効データを格納した受信バッファ回路29a、29bの1つを処理対象受信バッファ回路とし、一定量の有効データが格納された場合、又はデータ送信完了フレームを検知した場合に、当該処理対象受信バッファ回路から外部へのデータ転送を開始し、有効データとデータ送信完了フレームの境界を検知し、当該処理対象受信バッファ回路から有効データを抽出することを特徴とする。
本態様によれば、スキュー除去処理の対象となるチャネルの少なくとも有効データを格納した受信バッファ回路29a、29bの1つを処理対象受信バッファ回路とし、一定量の有効データが格納された場合、又はデータ送信完了フレームを検知した場合に、当該処理対象受信バッファ回路から外部へのデータ転送を開始し、有効データとデータ送信完了フレームの境界を検知し、当該処理対象受信バッファ回路から有効データを抽出することで、データ送信開始フレームとデータ送信完了フレームを有するプロトコルにおけるデータパケットの受信時に、それぞれのフレーム除去とチャネル間の周波数偏差の吸収、スキュー除去処理を同時に行なうことができる。
これにより、高速動作を行う回路部分の構成を小型化することで消費電力の削減に寄与することができる。
<第2態様>
本態様の受信処理回路29は、処理対象受信バッファ回路についてのライト処理が終了したセル段数を表すライトポインタ値、又はリード処理が終了したセル段数を表すリードポインタ置をチャネル間において比較して、比較結果を用いてチャネル間における最大スキュー値を測定する最大スキュー値測定回路29cを備えることを特徴とする。
本態様によれば、ライトポインタ値、又はリードポインタ置をチャネル間において比較して、比較結果を用いてチャネル間における最大スキュー値を測定することで、チャネル間における最大スキュー値を取得することができる。
これにより、実際に作動中の受信バッファ回路における最大スキュー値を確認することができる。
<第3態様>
本態様の受信処理回路29は、最大スキュー値測定回路29cにより測定された最大スキュー値に基づいて、処理対象受信バッファ回路を一定量の格納セル段数に設定することを特徴とする。
本態様によれば、最大スキュー値に基づいて、処理対象受信バッファ回路を一定量の格納セル段数に設定することができ、チャネル間における最大スキューを除去することができる。
これにより、最大スキュー値を用いて受信バッファ回路の設定値を変更することで、受信バッファ回路のレイテンシを最適化することができる。
<第4態様>
本態様のデータ送信開始フレームとデータ送信完了フレームは、夫々に1以上の制御コードを含み、制御コードの数は、変更可能であることを特徴とする。
本態様によれば、データ送信開始フレームとデータ送信完了フレームに対して、夫々に1以上の数の制御コードを変更可能に利用することができる。
これにより、送信処理回路において制御コードの数を変更して転送を行い、受信処理回路においてデータ転送開始フレームを検出して確認することで、ノイズによるバーストエラー検出の度合いを変更することが可能となる。
<第5態様>
本態様のデータ送信開始フレーム、又は/及び前記データ送信完了フレームは、複数の制御コードと特定のデータを含み、2つの制御コードの間に特定のデータを挿入しておくことを特徴とする。
本態様によれば、データ送信開始フレーム、又は/及びデータ送信完了フレームに対して、2つの制御コードの間に特定のデータを挿入しておくことで、送信処理回路において制御コードを可変に複数個実装して転送を行い、受信処理回路においてデータ転送開始フレームを検出して確認することにより、ノイズによるバーストエラー検出の度合いを変更することが可能となる。
<第6態様>
本態様のデータ送信開始フレーム、又は/及びデータ送信完了フレームは、少なくとも1つの制御コードと任意の長さの特定のデータを含むことを特徴とする。
本態様によれば、データ送信開始フレーム、又は/及びデータ送信完了フレームは、少なくとも1つの制御コードと任意の長さの特定のデータを含むことで、任意の長さの「COM」シンボルなどの特定のデータを付加することができ、制御データ間での転送時にビットスリップ(bit Slip)が起きてもシンボルの境界を検出することができ、復帰が可能となる。
<第7態様>
本態様のデータ送信開始フレームは、有効データの開始を表す複数の「STP」シンボルを含み、データ送信完了フレームは、有効データの終了を表す複数の「END」シンボルを含み、受信処理回路は、複数の「STP」シンボルの全数、又は有効検知数を検知することにより、有効データの開始コードとして検知し、複数の「END」シンボルの全数、又は有効検知数を検知することにより、有効データの完了コードとして検知することを特徴とする。
本態様によれば、受信処理回路は、複数の「STP」シンボルの全数、又は有効検知数を検知することにより、有効データの開始コードとして検知し、複数の「END」シンボルの全数、又は有効検知数を検知することにより、有効データの完了コードとして検知することで、有効データの開始コードと、有効データの完了コードとを検知することができる。
これにより、「STP」シンボルや「END」シンボルを全数、又は有効検知数を検知して、データ転送開始の認識でき、信頼性の高いデータ転送の検出を行うことができる。
<第8態様>
本態様の有効検知数は変更可能とすることを特徴とする。
本態様によれば、有効検知数は変更可能とすることで、使用用途に応じた使い分けが可能となる。
<第9態様>
本態様のシリアライザ部11は、デシリアライザ部21との接続を開始する場合に、データ送信開始フレーム、又はデータ送信完了フレーム内に、「STP」シンボルの数、「STP」シンボル間の特定のシンボルの長さを含む通知をデシリアライザ部に送信することを特徴とする。
本態様によれば、接続開始時に、シリアライザ部11からデータ送信開始フレーム、又はデータ送信完了フレーム内に、「STP」シンボルの数、「STP」シンボル間の特定のシンボルの長さを含む通知をデシリアライザ部に送信するので、シリアル通信装置に初期設定された「STP」シンボルの数、「STP」シンボル間の特定のシンボルの長さに依存しない実装が可能となる。
<第10態様>
本態様のシリアル通信方法は、送信側に配置されたシリアライザ部11から送信される複数チャネルのシリアルデータをチャネル毎に異なる伝送路20、20を介して受信側に配置されたデシリアライザ部21へ伝送する際に、シリアライザ部11は、データ送信開始フレームとデータ送信完了フレームとの間に複数の有効データを付加したプロトコルをチャネル毎に生成する送信処理回路13を備え、デシリアライザ部21は、各チャネルのデータ送信開始フレームを検知して、有効データをチャネル毎に設けた受信バッファ回路29a、29bに格納する受信処理回路29を備えたシリアル通信装置10によるシリアル通信方法であって、受信処理回路29は、スキュー除去処理の対象となるチャネルの少なくとも有効データを格納した受信バッファ回路を処理対象受信バッファ回路とし、一定量の有効データが格納された場合、又はデータ送信完了フレームを検知した場合に、当該処理対象受信バッファ回路から外部へのデータ転送を開始するステップ(S10、S15、S25)と、有効データとデータ送信完了フレームの境界を検知し、当該処理対象受信バッファ回路から有効データを抽出するステップ(S45)と、を実行することを特徴とする。
本態様によれば、スキュー除去処理の対象となるチャネルの少なくとも有効データを格納した受信バッファ回路29a、29bの1つを処理対象受信バッファ回路とし、一定量の有効データが格納された場合、又はデータ送信完了フレームを検知した場合に、当該処理対象受信バッファ回路から外部へのデータ転送を開始し、有効データとデータ送信完了フレームの境界を検知し、当該処理対象受信バッファ回路から有効データを抽出することで、データ送信開始フレームとデータ送信完了フレームを有するプロトコルにおけるデータパケットの受信時に、それぞれのフレーム除去とチャネル間の周波数偏差の吸収、スキュー除去処理を同時に行なうことができる。
これにより、高速動作を行う回路部分の構成を小型化することで消費電力の削減に寄与することができる。
10…シリアル通信装置、11…シリアライザ部、13…送信処理回路、15…シリアルデータエンコード回路、17…パラレルシリアル変換回路、19…ドライバ回路、20…伝送路、21…デシリアライザ部、23…レシーバ回路、25…シリアルパラレル変換処理回路、25a…CDR回路、25b…パラレルシリアル変換回路、27…シリアルデータデコード回路、29…受信処理回路、29a、29b…受信バッファ回路、31…レジスタ回路、45…訂正エンコード処理回路、47…インターリーブ処理回路、49…スクランブル処理回路、51…シリアルデータエンコード処理回路、53…シリアライザ回路、65…デシリアライザ回路、65a…CDR回路、65b…パラレルシリアル変換回路、67…シリアルデータデコード処理回路、69…デスクランブル処理回路、71…インターリーブ受信処理回路、73…訂正受信処理回路、75…受信処理回路、75a、75b…受信バッファ回路
特開2011−19188公報 米国特許4,486,739号

Claims (10)

  1. 送信側に配置されたシリアライザ部から送信される複数チャネルのシリアルデータをチャネル毎に異なる伝送路を介して受信側に配置されたデシリアライザ部へ伝送するシリアル通信装置であって、
    前記シリアライザ部は、データ送信開始フレームとデータ送信完了フレームとの間に複数の有効データを付加したプロトコルをチャネル毎に生成する送信処理回路を備え、
    前記デシリアライザ部は、各チャネルのデータ送信開始フレームを検知して、有効データをチャネル毎に設けた受信バッファ回路に格納する受信処理回路を備え、
    前記受信処理回路は、
    スキュー除去処理の対象となるチャネルの少なくとも有効データを格納した前記受信バッファ回路を処理対象受信バッファ回路とし、当該処理対象受信バッファ回路の格納段数が前記チャネル間における最大スキュー値に応じて設定可能であり、当該処理対象受信バッファ回路に一定量の有効データが格納された場合、又はデータ送信完了フレームを検知した場合に、当該処理対象受信バッファ回路から外部へのデータ転送を開始し、
    前記有効データと前記データ送信完了フレームの境界を検知し、当該処理対象受信バッファ回路から有効データを抽出することを特徴とするシリアル通信装置。
  2. 前記受信処理回路は、前記処理対象受信バッファ回路についてのライト処理が終了した段数を表すライトポインタ値、又はリード処理が終了した段数を表すリードポインタ置を前記チャネル間において比較して、比較結果を用いて前記チャネル間における最大スキュー値を測定する最大スキュー値測定回路を備えることを特徴とする請求項1記載のシリアル通信装置。
  3. 前記受信処理回路は、前記最大スキュー値測定回路により測定された最大スキュー値に基づいて、前記処理対象受信バッファ回路を一定量の格納段数に設定することを特徴とする請求項2記載のシリアル通信装置。
  4. 前記データ送信開始フレームは、データ送信開始フレームを表す1以上の制御コードを含み、前記データ送信完了フレームは、データ送信完了フレームを表す1以上の制御コードを含み、前記制御コードの数は、変更可能であることを特徴とする請求項1記載のシリアル通信装置。
  5. 前記データ送信開始フレームはデータ送信開始フレームを表す複数の制御コードと前記制御コードとは異なる特定のデータとを含み、又は/及び前記データ送信完了フレームは、データ送信完了フレームを表す複数の制御コードと前記制御コードとは異なる特定のデータとを含み、2つの前記制御コードの間に前記特定のデータを挿入しておくことを特徴とする請求項1記載のシリアル通信装置。
  6. 前記データ送信開始フレームはデータ送信開始フレームを表す少なくとも1つの制御コードと前記制御コードとは異なる任意の長さの特定のデータとを含み、前記データ送信完了フレームはデータ送信完了フレームを表す少なくとも1つの制御コードと前記制御コードとは異なる任意の長さの特定のデータとを含むことを特徴とする請求項1記載のシリアル通信装置。
  7. 前記データ送信開始フレームは、有効データの開始を表す複数の「STP」シンボルを含み、
    前記データ送信完了フレームは、有効データの終了を表す複数の「END」シンボルを含み、
    前記受信処理回路は、複数の「STP」シンボルの全数、又は有効検知数を検知することにより、有効データの開始コードとして検知し、複数の「END」シンボルの全数、又は有効検知数を検知することにより、有効データの完了コードとして検知することを特徴とする請求項1記載のシリアル通信装置。
  8. 前記有効検知数は、変更可能とすることを特徴とする請求項7記載のシリアル通信装置。
  9. 前記シリアライザ部は、前記デシリアライザ部との接続を開始する場合に、前記データ送信開始フレーム、又は前記データ送信完了フレーム内に、「STP」シンボルの数、「STP」シンボル間の特定のシンボルの長さを含む通知を前記デシリアライザ部に送信することを特徴とする請求項1記載のシリアル通信装置。
  10. 送信側に配置されたシリアライザ部から送信される複数チャネルのシリアルデータをチャネル毎に異なる伝送路を介して受信側に配置されたデシリアライザ部へ伝送する際に、
    前記シリアライザ部は、データ送信開始フレームとデータ送信完了フレームとの間に複数の有効データを付加したプロトコルをチャネル毎に生成する送信処理回路を備え、
    前記デシリアライザ部は、各チャネルのデータ送信開始フレームを検知して、有効データをチャネル毎に設けた受信バッファ回路に格納する受信処理回路を備えたシリアル通信装置によるシリアル通信方法であって、
    前記受信処理回路は、
    スキュー除去処理の対象となるチャネルの少なくとも有効データを格納した前記受信バッファ回路を処理対象受信バッファ回路とし、当該処理対象受信バッファ回路の格納段数が前記チャネル間における最大スキュー値に応じて設定可能であり、当該処理対象受信バッファ回路に一定量の有効データが格納された場合、又はデータ送信完了フレームを検知した場合に、当該処理対象受信バッファ回路から外部へのデータ転送を開始するステップと、
    前記有効データと前記データ送信完了フレームの境界を検知し、当該処理対象受信バッファ回路から有効データを抽出するステップと、を実行することを特徴とするシリアル通信方法。
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