JP6531120B2 - パーキングロッド単体評価試験装置 - Google Patents

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本発明は、AT(オートマチックトランスミッション)ユニットにおけるパーキングロッドの評価試験、具体的にはディテントストローキング試験、ホールディング試験を、ATユニットに実装せずに実行可能にしたパーキングロッド単体評価試験装置に関する。
従来、ATユニットは、トルクコンバータ、ギアトレイン、バルブボデー、パーキング機構、シフトリンケージ機構等がケーシング内に組み込まれており、各種部品メーカーで製造された部品をATメーカーで組み立てて製造されている。
従って、新規開発したATユニットの場合、ATメーカーが実車や専用台上にATユニットを組み付けて評価試験を行い(例えば、特許文献1参照)、終了後に分解して各種部品の摩耗、歪み等を測定し、修正点を各種部品メーカーにフィードバックし、設計変更した各種部品を再度組み立てたATユニットの評価試験を行うことを繰り返し行うことで、完成させるのが一般的である。
例えば、パーキング機構の試験は、「P」レンジと「D」レンジ間の往復シフトチェンジを規定回数行う「ディテントストローキング試験」や、坂道でATユニットに車重が加わった状態で「P」レンジから「R」レンジへのシフトチェンジを繰り返し行う「ホールディング試験」を行って、パーキングロッドの摩耗や歪みを測定し、許容数値に達するまで試作品の製造・試験を繰り返すことになる。
尚、パーキング機構は、シフトレバーに連結されたアウターレバーと、該アウターレバーに同期して正逆回転するマニュアルバルブレバーと、該マニュアルバルブレバーの正逆回転により進退するパーキングロッドと、該パーキングロッドの進退に伴い往復揺動可能なパーキングポールと、出力軸に設けられたパーキングギアとを有し、パーキングロッドの先端側にカムカラー及びカムスプリングを有し、パーキングポールをトーションスプリングによりパーキングギアとは離間位置に復帰可能にし、シフトレバーを「P」レンジにシフトチェンジすると、パーキングロッドが進行しパーキングポールが往動方向に揺動して、パーキングポールがパーキングギアに噛んで、出力軸の回転をロック可能にし、シフトレバーを「P」レンジからシフトチェンジすると、パーキングロッドを退行しパーキングポールがトーションスプリングの弾性復元力により復動方向に揺動して、パーキングポールがパーキングギアから外れて、出力軸が回転可能になる様にしている。
このシフトチェンジによるパーキングロッドの進退により、パーキングロッド先端部位のパーキングポールとの摺接部位が摩耗し、パーキングロッドの基端部のマニュアルバルブレバーとの摺接部位が摩耗減径し、更に強度不足等の理由でパーキングロッドに歪みが発生することも有り得る。
特開2004−198259号公報
しかし、上記従来技術にあっては、ATユニットの評価試験の終了後でなければ各種部品を評価出来ず、而も試験中に各種部品の各種データを収集することが出来ないなど、解決せねばならない課題があった。
本発明は、上記従来技術に基づく、ATユニットでの評価試験を行わなければ各種部品を評価出来ない課題に鑑み、パーキングロッドを組み付けるATユニット実機と同じ位置に、該ATユニット実機と同じマニュアルバルブレバー、ディテントスプリング及びパーキングポールを配置し、実機と同じパーキングロッドを組み付け可能にし、前記マニュアルバルブレバー及び前記ディテントスプリングを第1治具に、前記パーキングポールを第2治具に設置し、前記マニュアルバルブレバーを正逆回転自在とするモーターと、前記パーキングポールを前記パーキングロッド側へ押圧する手段とを有することによって、パーキングロッドの単体評価試験を、ATユニットに組み込まずに、ATユニットに組み込んだ状態と同条件下で実行可能にして、上記課題を解決する。
要するに本発明は、パーキングロッドを組み付けるATユニット実機と同じ位置に、該ATユニット実機と同じマニュアルバルブレバー、ディテントスプリング及びパーキングポールを配置し、実機と同じパーキングロッドを組み付け可能にし、前記マニュアルバルブレバー及び前記ディテントスプリングを第1治具に、前記パーキングポールを第2治具に設置し、前記マニュアルバルブレバーを正逆回転自在とするモーターと、前記パーキングポールを前記パーキングロッド側へ押圧する手段とを有しているので、ATユニット実機に組み込んだ状態と同条件下でパーキングロッド単体の評価試験を、完全に外部露出させた状態で行うことが出来るため、試験中のパーキングロッドを視認出来、而も試験中に各種データを収集することが出来るため、単体評価試験でパーキングロッドの完成試作品を製作出来、よってATユニット実機の評価試験での完成試作品に対し改良を不要にするか、或いは極微小な改良に抑えることが出来、開発期間の短縮化を図ることが出来る等その実用的効果甚だ大である。
本発明に係るパーキングロッド単体評価試験装置の正面図である。 図1のパーキングロッド単体評価試験装置の平面図である。 第1、2治具にパーキングロッドをセットした状態の平面図である。 「P」レンジの状態の第1治具の平面図である。 「R」レンジの状態の第1治具の平面図である。 「N」レンジの状態の第1治具の平面図である。 「D」レンジの状態の第1治具の平面図である。 ディテントストローキング試験時の「P」レンジの状態の第2治具の正面図である。 ディテントストローキング試験時の「D」レンジの状態の第2治具の正面図である。 ホールディング試験時の「P」レンジでパーキングポールに荷重を付加した状態の第2治具の正面図である。 ホールディング試験時の「R」レンジの状態の第2治具の正面図である。 ホールディング試験時の「R」レンジのまま押圧手段のシリンダーのロッドを後退させた状態の第2治具の正面図である。 ホールディング試験時の図12の状態から「P」レンジにした状態の第2治具の正面図である。
本発明に係るパーキングロッド単体評価試験装置にあっては、試験体であるパーキングロッドPを組み付けるATユニット(図示せず)の実機と同じ位置に、実機と同じマニュアルバルブレバー1、マニュアルバルブ2、ディテントスプリング3及びパーキングポール4を配置し、実機と同様にパーキングロッドPを組み付け可能にしている。
具体的には、図1に示す様に、ベース5の正面に設置した第1治具6にマニュアルバルブレバー1、マニュアルバルブ2及びディテントスプリング3を、第2治具7にパーキングポール4を設置し、マニュアルバルブレバー1は第1治具6に正逆回転可能に取り付けられ、ベース5の上部に前後左右方向に位置調整可能に設置されたモーター8で正逆回転自在とし、パーキングポール4をパーキングロッドP側へ押圧する手段9をベース5の正面に設置している。
モーター8は、例えばサーボモーターの様な出力及び回転速度を調整可能なものとして、シフトスピードの変更を可能にしている。
押圧手段9は、揺動可能に倒立配置したシリンダー10と、該シリンダー10の上下方向に進退可能なロッド10a の先端に揺動可能に軸着した取付板11と、該取付板11の上面におけるロッド10a の直上に突設したプッシャー12とを有し、取付板11の上面端部に立設したブラケット13を第2治具7に軸着し、取付板11とパーキングポール4は、第2治具7に設けた中心軸14を中心に揺動可能にしている。
そして、ロッド10a の進行によりシリンダー9が揺動しながら取付板11が上方揺動して、プッシャー12がパーキングポール4の凸部4aに当接してパーキングポール4を上方揺動可能にし、シリンダー9の出力を変更可能にすることで、パーキングポール4への荷重を変更可能にしている。
次に、パーキングロッド単体評価試験装置の作用について説明する。
試験の前段階として、所定位置に歪みセンサー(図示せず)を貼ったパーキングロッドPをパーキングロッド単体評価試験装置にセットすると共に、歪みセンサー(図示せず)を測定機器(図示せず)に接続し、シフトが「P」レンジの状態にする。
〔ディテントストローキング試験〕
(1) シフトを、「P」レンジから「D」レンジに設定時間で移動させる様に、モーター8でマニュアルバルブレバー1を図4の状態から図7の状態まで設定出力で正回転させると、パーキングロッドPが図8の状態から図9の状態まで退行しパーキングポール4がトーションスプリング15の弾性復元力により復動方向に揺動して、パーキングポール4の凸部4aが押圧手段9のプッシャー12から離れる。
(2) シフトを「D」レンジに設定時間停止させる。
(3) シフトを「D」レンジから「P」レンジに設定時間で移動させる様に、モーター8でマニュアルバルブレバー1を図7の状態から図4の状態まで設定出力で逆回転させると、パーキングロッドPが図9の状態から図8の状態まで進行しパーキングポール4がトーションスプリング15の弾性変形させながら往動方向に揺動して、パーキングポール4の凸部4aが押圧手段9のプッシャー12に当たる。
(4) シフトを「P」レンジに設定時間停止させる。
(5) 上記(1)〜(4)を繰り返す。
〔ホールディング試験〕
(1) シフトを、パーキングポール4の凸部4aを押圧手段9のプッシャー12で設定圧で押圧状態とした「P」レンジ(図10参照)から「R」レンジに設定時間で移動させる様に、モーター8でマニュアルバルブレバー1を図4の状態から図5の状態まで設定出力で正回転させると、パーキングロッドPが図10の状態から図11の状態まで退行しパーキングポール4が、シリンダー10のロッド10a の進行によりシリンダー9が揺動しながら取付板11を上方揺動させて、パーキングポール4を復動方向に揺動させた後、ロッド10a の進行を停止する(図11参照)。
(2) シフトを「R」レンジに設定時間停止させる。
(3) シリンダー10のロッド10a の退行によりシリンダー10が揺動しながら取付板11が下方揺動して、パーキングポール4の凸部4aから押圧手段9のプッシャー12を離間させて、「P」レンジでのパーキングポール4にプッシャー12が当たらない位置まで移動させる(図12参照)。
(3) シフトを「R」レンジから「P」レンジに設定時間で移動させる様に、モーター8でマニュアルバルブレバー1を図5の状態から図4の状態まで設定出力で逆回転させると、パーキングロッドPが図11の状態から図12の状態まで進行しパーキングポール4がトーションスプリング15の弾性変形させながら往動方向に揺動する(図13参照)。
(4)シリンダー10のロッド10a の進行によりシリンダー10が揺動しながら取付板11が上方揺動して、パーキングポール4の凸部4aに押圧手段9のプッシャー12が当たり、プッシャー12で設定圧で押圧状態とする(図10参照)。
(5) シフトを「P」レンジに設定時間停止させる。
(6) 上記(1)〜(5)を繰り返す。
そして、歪みセンサー等で試験中の各種データを収集し、〔ディテントストローキング試験〕では、パーキングロッドPの摩耗、歪量を、〔ホールディング試験〕では、シフトを「R」レンジから「P」レンジへの移動時のトルク、パーキングロッドPの摩耗、歪量及びパーキングポール4の形状、摩耗を測定可能にしている。
上記試験に基づき改良試作品を製作して改めて再試験を行うことを繰り返すことで完成試作品の製作が可能で、この完成試作品をATユニット実機に組み込んで、ATユニット実機の評価試験を行えば、微小な改良か、改良不要との結果を出すことが可能になる。
1 マニュアルバルブレバー
3 ディテントスプリング
4 パーキングポール
5 ベース
6 第1治具
7 第2治具
8 モーター
9 押圧手段
P パーキングロッド

Claims (1)

  1. パーキングロッドを組み付けるATユニット実機と同じ位置に、該ATユニット実機と同じマニュアルバルブレバー、ディテントスプリング及びパーキングポールを配置し、実機と同じパーキングロッドを組み付け可能にし、前記マニュアルバルブレバー及び前記ディテントスプリングを第1治具に、前記パーキングポールを第2治具に設置し、前記マニュアルバルブレバーを正逆回転自在とするモーターと、前記パーキングポールを前記パーキングロッド側へ押圧する手段とを有したことを特徴とするパーキングロッド単体評価試験装置。
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