JP6530244B2 - 矩形波電源回生装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、矩形波電源回生装置に関する。
インバータは、三相交流電源電圧を整流回路により内部で一度直流に変換してから、所望の周波数の三相交流電圧を出力し負荷であるモータを駆動する。一方、インバータは、負荷であるモータから回生エネルギーを受けて直流部のコンデンサが充電されると、内部の直流電圧が高くなるため、直流部に制動用の抵抗を接続することで回生エネルギーを消費させている。
しかし、このように回生エネルギーを熱として消費させるのではなく、有効利用をするために三相交流電源に戻すための電源回生装置がある。電源回生としてインバータ内部の直流電圧と三相交流電源の電圧差で、前記三相交流電源の各線間電圧のゼロクロスを基準として、π/6毎のタイミングで120度通電のスイッチングを行い回生する方式がある。本方式では簡単な制御方式であるが、スイッチング素子が切り替わる転流時に大きなスパイク電流が流れる。
このスパイク電流低減策として、次のような方法が提案されている。電源回生装置の出力電圧及び出力電流をdq変換(三相二相回転座標軸変換)し、無効電力分の電流をd軸、有効電力分の電流をq軸に取り出し、d軸成分を平均的にゼロに近づくように回生ユニットの出力電圧位相を制御し、転流時のスパイク電流を抑制するものである。この方法は、回生装置内の二つの電流検出器により二相の出力電流を検出し、回生装置の出力電圧と出力電流のそれぞれをdq変換し制御を行う。
特開2013−162543号公報
複雑な制御をすることなく、出力直流部に流れる電流から基準値とピーク値を検出し、シンプルな回路と制御で転流時のスパイク電流を抑制することができる矩形波回生装置を提供することを目的とする。
本実施形態の矩形波電源回生装置は、スイッチング素子を用いた三相ブリッジ回路を備え、モータを駆動するインバータ装置から直流入力端子を介して入力される直流電圧をスイッチング素子を120度通電するようにオンオフ制御し、三相の矩形波交流電圧に変換し、リアクトルを介して三相交流電源に出力する電力変換回路と、前記直流入力端子に入力される直流電流を検出する電流検出回路と、前記三相交流電源の位相を検出する三相交流位相検出回路と、前記三相交流位相検出回路により検出される前記三相交流電源の位相に応じて前記電力変換回路のスイッチング素子を駆動制御することで矩形波三相交流電圧を前記リアクトルを介して出力する制御部とを備え、前記制御部は、前記電流検出回路により検出される直流電流に基づく基準値と前記スイッチング素子の切り替わりにより発生するスパイク電流のピーク値とを検出し、これらの偏差量もしくは比の値が小さくなるように位相シフト量を設定して前記電力変換回路のスイッチング素子を位相シフトし駆動する制御を行い前記矩形波三相交流電圧を出力する。
第1実施形態を示す電気的構成図 各部の波形を示すタイムチャート 第2実施形態を示す電気的構成図 各部の波形を示すタイムチャート 回生制御開始時位相シフト演算ブロックの構成図 回生制御開始時位相シフトのタイムチャート
以下、複数の実施形態について図面を参照して説明する。なお、各実施形態において実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
(第1実施形態)
第1実施形態について、図1および図2を参照して説明する。
図1は、全体の電気的構成を示している。この図1において、インバータ1は、三相交流電源2から三相交流を入力し、周波数を変換した三相交流を負荷のモータ3に供給する。矩形波電源回生装置4は、モータ3の回生時に発生する電力をインバータ1を介して直流電圧として入力し、これを矩形波三相交流に変換して三相交流電源2に戻す。
インバータ1において、整流回路11は、ダイオードブリッジなどの回路により構成されたもので、三相交流入力を直流に変換して出力する。整流回路11の三相の入力端子R、S、Tには、三相交流電源2の各相U相、V相、W相が接続される。整流回路11の直流出力の正極は端子PAに接続され、負極は電源ラインL1を介して接続用端子PCに接続される。端子PAは、突入防止用の抵抗12とリレー13の並列回路を介して電源ラインL2に接続される。
電源ラインL1、L2の間には平滑コンデンサ14およびインバータ主回路15が接続されている。インバータ主回路15は、6個のIGBTをブリッジ接続して構成されたもので、出力端子U、V、Wに三相交流を出力する。
矩形波電源回生装置4は、電力変換部21と制御部22から構成される。電力変換部21は、直流入力端子PA1、PC1を備えるとともに、交流出力端子R1、S1、T1を備えている。直流入力端子PA1とPC1との間に、電力変換回路23が接続される。電力変換回路23は、6個のIGBT23u、23v、23w、23x、23y、23zをブリッジ接続したものである。直流入力端子PA1と電力変換回路23を結ぶ経路に直流電流を検出する電流検出器24が設けられている。電力変換回路23の交流出力端子はそれぞれ電流平滑用リアクトル25r、25s、25tを介して交流出力端子R1、S1、T1に接続される。
制御部22は、後述する演算処理を行うもので、直流電流検出部26、三相交流位相検出部27、駆動制御部28、位相シフト制御部29を備えている。位相シフト制御部29は、位相シフト量算出部30および加算器31を備えている。なお、制御部22の構成については、マイコンなどのCPUによりプログラム制御を実行することで実現することが可能である。
直流電流検出部26は、電流検出器24により検出される直流電流Idcから、そのピーク値Idc_peakおよび基準値Idc_baseを検出して位相シフト量算出部30に出力する。この場合、直流電流検出部26は、ピーク値Idc_peakはピークホールドにより検出し、基準値Idc_baseは制御周期毎の所定時間後の電流値をホールドすることで検出する。位相シフト量算出部30は、直流電流Idcのピーク値Idc_peakおよび基準値Idc_baseから位相シフト量α1を算出して加算器31に出力する。
三相交流位相検出部27は、電力変換部21の交流出力端子R1、S1、T1に現れる交流電圧Vr、Vs、Vtの電源電圧位相θを検出し加算器31に出力する。加算器31は、移相シフト量α1と電源電圧位相θを加算した(α1+θ)を実際の位相角として、駆動制御部28に出力する。駆動制御部28は、入力された位相角(α1+θ)に基づいて、電力変換回路23の各IGBT23u〜23zに駆動信号を与えて駆動する。
次に、前記構成の作用について説明する。矩形波電源回生装置4において、電力変換部21の出力電流のスパイク電流のピーク値が高くなるのは、モータ3からの回生電力が大きく、直流電圧がより高くなり三相交流電源2との差が大きくなるときである。転流時のピーク電流を抑制するために、矩形波電源回生装置4の出力電圧位相を三相交流電源2に対し進めることは既知である。
矩形波電源回生装置4では、電力変換回路23の直流部に流れる直流電流Idcを電流検出器24により検出している。制御部22では、電流検出器24により検出された直流電流Idcを直流電流検出部26により、ピーク値Idc_peakと、基準値Idc_baseとを独立して検出する。基準値は、例えば、直流電流Idcの所定タイミングでのホールド値を用いるが、これ以外に平均値、あるいは実効値などを用いることができる。直流電流検出部26により検出されたピーク値Idc_peakおよび基準値Idc_baseは、位相シフト量算出部30に入力される。
位相シフト量算出部30では、ピーク値Idc_peakと基準値Idc_baseとの差分(偏差量)を演算し、これに予め設定されているゲインをかけることで、制御周期での位相シフト量α1を求める。また、三相交流位相検出部27により、電力変換部21の交流出力端子R1、S1、T1の電圧Vr、Vs、Vtの位相から求めた電源電圧位相θを算出している。加算器31において、これら位相シフト量α1と電源電圧位相θを加算して電力変換部21の出力矩形波の出力位相を決定する。駆動制御部28は、加算器31から入力される出力位相により電力変換部21の電力変換回路23の各IGBT23u〜23zにゲート信号を与えて駆動制御する。
次に、前記構成による具体的な動作について図2を参照して説明する。
図2(a)は、三相交流電源2の一相である例えば電源相電圧Vrと電源線電流Irを示している。インバータ装置1によるモータ3の運転が、電源回生状態となり、矩形波電源回生装置4が動作すると、電源相電圧Vrの位相に対して電源線電流Irが逆位相になるもので、図ではこの状態を示している。
電源相電圧Vrの波形は、ここでは50Hzを基準としているので、周期が20[ms]の正弦波である。これに対して、電源線電流Ir[A]はゼロクロス点から30°の時点を基準として、60°毎にインバータ主回路15のIGBTが切り替わり、120°通電を行っている。その切り替わり時点近傍でスパイク電流が発生している。
本実施形態では、常時位相シフトをするが、効果比較のため図2の時刻t0以前で位相シフト無しの場合の波形を示しており、この状態について簡単に説明する。例えば、IGBT23uが電源電圧ゼロクロス点から位相角で30°のタイミングで120°の通電期間中、IGBT23yが通電状態にあり、60°経過後、IGBT23zへ転流することで、120°通電をして矩形波電圧により電源回生を行う。この結果、図2(e)中、時刻t0までの期間のように、回生装置の出力電流I_L1はスパイク電流のピーク値が高くなる状態となっている。
次に、矩形波電源回生装置4の基本動作を説明する。直流入力端子PA1−PC1間に印加されている直流電圧が上昇し、電力変換回路23のIGBT23u〜23zをスイッチング動作させることで図2(c)に示すような直流電流Idcが流れる。このとき流れるIdcは、制御部22の直流電流検出部26により検出され、そのときの基準値Idc_baseとピーク値Idc_peakを検出している。
この場合、直流電流の基準値Idc_baseの値は、図2(d)に示すように、スイッチングの切り替えタイミングを起点として所定時間が経過した時点でサンプリングして保持して検出する(図2(d)中、破線で示す電流)。このとき、直流電流検出部26のピークホールド回路によるピーク値Idc_peak(図2(d)中、実線で示す電流値のピーク値で保持される電流)と基準値Idc_baseとの差を取り、ピークホールド回路をリセットする。
直流電流の基準値Idc_baseに対してピーク値Idc_peakの値が大きいと、それだけスパイク電流が大きいということである。位相シフト量算出部30では、上記した直流電流の基準値Idc_baseとピーク値Idc_peakとの差の値(偏差量)に基づいて、電力変換回路23の各IGBT23u〜23zに与えるゲート信号の位相シフト量α1を算出する。
この位相シフト量α1の値は、IGBT23u〜23zのオンタイミングの位相をずらすことで、スパイク電流のレベルを低減させるように設定される。加算器31において位相シフト量α1と電源電圧位相θが加算された位相により、駆動制御部28から電力変換部23の各IGBT23u〜23zにゲート信号が与えられる。この場合、実際の位相シフト量α1は、時刻t0においては直流電流の基準値Idc_baseとピーク値Idc_peakとの差の値が大きいことから、図2(b)に示すように、位相シフト量α1は増大していく。
位相シフト制御により、設定された位相シフト量α1だけ進んだ位相で駆動制御部28により電力変換回路23のIGBT23u〜23zはオンオフ制御される。この結果、直流電流検出部26により、時刻t1にて直流電流Idcのピーク値Idc_peakが検出されると、位相シフト制御の効果によりピーク値となるスパイク電流の値が低下していることがわかる。
また、時刻t2にて直流電流Idcの基準値Idc_baseが検出されると、ピーク値が下がった分が全体に寄与していて基準値が上昇していることがわかる。これにより、これら直流電流の基準値Idc_baseとピーク値Idc_peakとの差の値が小さくなっていることから、次に位相シフト量算出部30において設定される位相シフト量α1は前回よりも小さい値となる。
以下、このように、位相シフト量算出部30により設定されたた位相シフト量α1に基づいた位相で、駆動制御部28により電力変換部23の各IGBT23u〜23zにゲート信号が与えられる。この結果、電力変換部23の各IGBT23u〜23zのスイッチング動作時におけるスパイク電流の発生が図2(c)に示しているように低減され、三相交流電源2に戻す矩形波電源回生装置4の出力電流I_L1は図2(e)に示すようにピーク値を抑えた電流値に制御した状態で出力することができる。
このような第1実施形態によれば、モータ3が回生状態になって直流電流Idcが入力されると、矩形波電源回生装置4により、位相シフト制御を行いながら三相交流電源2に出力するようにした。具体的には、制御部22により、直流電流Idcの基準値Idc_baseおよびピーク値Idc_peakを検出し、これらの差の大きさに応じて位相シフト量α1を算出して設定する。電源電圧の位相θに位相シフト量α1を加算して電力変換回路23のIGBT23u〜23zを駆動制御する。これにより、出力のスパイク電流を抑制しIGBTへのストレスを低減することができる。
なお、本実施形態では、回生力行状態の判別機能は備えておらず、直流電圧と電源電圧との差電圧に従って回生動作を行う構成である。
(第2実施形態)
図3および図4は、第2実施形態を示すもので、以下、第1実施形態と異なるところを主体として説明する。第1実施形態では、矩形波電源回生装置4により直流電圧と電源電圧との差の電圧に従って回生動作を行う構成であったのに対して、第2実施形態においては、回生動作制御部45を設け、インバータ装置1からの回生電力が小さいときやモータ3が力行運転している時には、矩形波電源回生装置40の動作を停止する。矩形波電源回生装置40は、電源回生動作開始を予め設定された電圧条件で判断し、駆動制御部28により電力変換回路23を位相シフト制御により駆動するものである。
図1に示したインバータ部1が省略されている図3に示すように、この実施形態においては、矩形波電源回生装置40は、制御部22に代えて制御部41を備えている。すなわち、制御部41においては、制御部22の構成に加えて、直流電圧検出部42、電源電圧ピーク値算出部43、位相シフト制御部44、回生動作制御部45、初期位相シフト判断部46、演算器47などが設けられる。位相シフト制御部44は、位相シフト制御部29に代わるもので、新たに位相シフト量変化幅制限部48、回生制御開始時位相シフト量算出部49、演算器50、位相シフト量制限部51、バッファ回路52などが設けられる。
直流電圧検出部42は、インバータ1から直流入力端子PA1−PC1間に入力される直流電圧Vdcを検出して演算器47に加算入力する。電源電圧ピーク値算出部43は、入力された電源電圧実効値Vsを√2倍し、演算器47に出力する。
演算部47からの演算結果ΔVは回生動作制御部45と回生制御開始時位相シフト量算出部49に出力される。回生動作制御部45は、この値に基づいて電源回生動作を行う条件を満たすか否かを判断し、満たす場合に駆動制御部28および初期位相シフト判断部46に信号SとしてON信号を出力する。初期位相シフト判断部46では、位相シフト量算出部30の位相シフト量α1がゼロであるか判断し、ゼロであれば回生動作開始直後と判断し、回生制御開始時位相シフト量算出部49に信号S1としてON信号を出力し初期位相シフト量αSを演算部50へ出力する。演算部50では、電源位相θと初期位相シフト量αSが加算され駆動制御部28へ(θ+αS)が出力される。このとき位相シフト量算出部30の出力α1=0なので、位相シフト量制限部51の出力α_(t)はゼロである。その後、回生電流が流れ始めると、位相シフト量制限部51出力α_(t)≠0となり、回生制御開始時位相シフト量算出部49出力は遮断され、初期位相シフト量αSはゼロとなる。以降、位相シフト制御部44は、位相シフト量を適切に設定する。
次に、上記構成の作用について、図4も参照して説明する。
本実施形態における矩形波電源回生装置40は、負荷であるモータ3が回生モードにあるときに、これを判断して電源回生動作を実施することで、電力変換効率を高めるようにしている。すなわち、いま矩形波電源回生装置40が電源回生動作を停止している力行運転状態(図4中時刻t0までの期間)を想定し、まず、電源回生動作が必要であるか否かを判定する動作について説明する。
インバータ1が力行状態では、三相交流電源2側からインバータ1によりモータ3に電力を供給している。この状態は、図4(a)に示す時刻t0以前であり、電源相電圧と電源線電流とが同位相となっている。なお、図4では、モータ負荷状態と回生モードとが交互に繰り返される状態を示しているが、これは説明のための便宜的なものであり、実際には期間の長さや繰り返しの頻度は任意である。
制御部41においては、直流電圧検出部42により検出している直流入力端子PA1−PC1間に入力される直流電圧Vdcが演算器47に加算入力として入力されている。一方、三相交流電源2の相電圧Vsは、電源電圧ピーク値算出部43において√2Vsと演算され、演算器47に減算入力として入力される。演算器47は、直流電圧Vdcから電源電圧ピーク値√2Vsを減算した偏差電圧ΔVを回生動作制御部45に入力している。
初期位相シフト判断部46は、位相シフト量演算部30からの信号α1をチェックし、(α1=0)∧(S=ON)の場合、直流電圧上昇直後の最初の回生動作と判断し、出力信号S1=ONとする。これ以外の場合、出力信号S1=OFFとする。
力行運転状態では、矩形波電源回生装置40の直流入力端子PA1−PC1間に現れる直流電圧Vdcは、図4(c)に示すように、電源電圧ピーク値√2Vsとの差が小さい為、演算部47出力の偏差電圧ΔVはVth1より小となる。従って、回生動作制御部45の出力信号Sは停止指令となり、駆動制御部28はIGBT駆動を停止する。このため、矩形波電源回生装置40による循環電流の発生やスイッチング動作による電力消費発生損失を防止できる。図4(d)〜(g)には、時刻t0以前では電源回生動作が行われていない状態を示している。
次に、矩形波電源回生装置40内の電力変換回路23の駆動が停止している状態から、時刻t0から始まるモータ3の回生動作がある場合の矩形波電源回生装置40の動作を説明する。
図4(c)に示すように、直流入力端子PA1−PC1間の直流電圧Vdcの値が上昇し、予め定めた条件が成立する状態となる。例えば偏差電圧ΔVの閾値電圧Vth1=5Vとし、この条件を満たした時、つまり偏差電圧ΔV=Vdc−√2Vs≧5(=Vth1)になったときに、回生動作制御部45は、駆動制御部28および初期位相シフト判断部46に対して電源回生動作開始を示す信号S=ONを出力する。
回生動作開始後の瞬間は、直流電流Idcが流れていないため、直流電流検出部26と位相シフト量算出部30では、回生動作開始時の位相シフト量α1の初期値を決定できない状態である。この状態では、位相シフト量算出部30による位相シフト量α1の値は「0」である。初期位相シフト判断部46ではα1=0の為、S=ONを回生制御開始時位相シフト量算出部49に出力し、初期値αSが演算部50へ出力されるようにする。
回生動作開始直後の直流電圧Vdcの値は最も高くなっているため、瞬時に多くの電力が回生される。回生動作開始直後の瞬間は、位相シフト量が計算できずα1=0であり、大きなスパイク電流が流れてしまう。これを回避する為、回生制御開始時位相シフト量算出部49で位相シフト量の初期値をαSとして設定する。この場合、位相シフト量変化幅制限部48による制御周期ごとの位相変化幅を制限することについては実施しない。
回生開始直後の位相シフト量αSは回生制御開始時位相シフト量算出部49で最大位相シフト量以内で決定出力される。なお、このときの位相シフト量αSは、回生開始前の直流電圧Vdcと電源電圧Vsより演算した位相シフト量を用いることもできる。
例えば、図5に示すように、直流電圧Vdcをフィルタでノイズ除去後、微分しその変化率を検出する。変化率は瞬時回生量や、平滑コンデンサ14の容量に応じて変化する為、その変化率に係数を乗じる事で、適切に初期位相シフト量αSを決定できる。
図6(a)、(b)に直流電圧Vdcと位相シフト量の波形を示す。回生量が大きい場合と小さい場合とを比較すると、回生量が大きい場合は、直流電圧Vdc変化量が大きく初期位相シフト量αSが大きく設定されていることが分かる。
回生動作開始直後は大きな位相シフト量であるが、回生量が一定であれば、位相シフト量変化幅制限部48からの出力位相シフト出力α_shiftは、位相シフト量制限部51で、最大位相シフト量に制限された後、ある位相シフト量に収束していく(図4(d))。
回生動作が始まり、直流入力端子PA1から電力変換部23に直流電流Idcが流れ始めると、第1実施形態と同様に、徐々にスパイク電流のピーク値を抑えるように位相シフト量α1が調整される。電源回生動作の制御開始時には位相シフト量αSとして大きい値に設定することは、図4(d)に示すように、急激な電源回生の発生時でも矩形波電源回生装置40のスパイク電流を小さくできるため、矩形波電源回生装置40のIGBT23u〜23zの電流ストレスを低減できるメリットがある。
なお、回生動作を停止する条件としては、直流電圧Vdc上昇分ΔVが閾値電圧Vth2以下となったことを回生動作制御部45により判断して、駆動制御部28および初期位相シフト判断部46に対して電源回生動作の停止信号を与える。回生動作を停止する条件は、例えば閾値電圧Vth2=−10Vに設定し、ON、OFFにヒステリシスを持たせる。
次に、上記した位相シフト量α1の制限をする動作について詳述する。この実施形態では、第1実施形態と同様にして算出した位相シフト量α1に対して、さらに制御を安定させる処理を行っている。これは、電圧や電流の検出結果が異常値であった場合などによる出力位相の急激な変化を避けることを目的としている。
位相シフト量算出部30で算出した位相シフト量α1は、位相シフト量変化幅制限部48において、前回の制御周期の実際のシフト量α_(t−1)からの変化幅絶対値|α1−α_(t−1)|をリミットDmaxで制限し、その結果に符号を付け位相シフト変化量α_shiftとしている。即ち、前回位相シフト量α_(t−1)からの変化幅絶対値がα1またはリミットDmaxのどちらか小さくなる値となるようにしている。よって、位相シフト量α_shiftの値は次式のように記述できる。
α_shift=α_(t−1)+min[|α1−α_(t−1)|、Dmax]
*sign(α1−α_(t−1))
ここで、上記式中のmin[a,b]は、小さいほうの値を返す関数、sign(c)はcの符号を返す関数とする。
さらに電源回生動作の制御を安定させる目的で、異常な位相シフト量とならないように位相シフト量制限部51にて、α_shiftの最大位相シフト量絶対値もリミット値Pmaxを超えないよう制限し、制御周期における実際の位相シフト量α_(t)を求める。位相シフト量α_(t)は次式で決定される。
α_(t)=min[|α_shift|、Pmax]*sign(α_shift)
以上のようにして求めた位相シフト量α_(t)と電源電圧位相θを加算器31で加算して、電力変換部23への出力位相はθ+α_(t)として設定することができる。
図4(d)には上記した制限を加えた場合の位相シフト量の推移を示している。これにより、120度通電のスイッチングパターンを位相α_(t)進み方向へシフトしたゲート信号を作り、電力変換部23の各IGBT23u〜23zに対して120度通電の矩形波出力電圧を生成するように制御を行う。
次に、上記の制御内容について、たとえば電源電圧が200Vの場合で具体的な数値例を用いて説明する。なお、実際の制御においては、ここで用いる電源電圧やその他の数値に制限を受けるものではなく、種々の数値を取りうるものである。
インバータ1の運転が力行から回生モードに移行してモータ3側から回生電力が発生した場合、モータ3からの回生電流がインバータ1の平滑コンデンサ14を充電する。これにより、平滑コンデンサ14の両端電圧すなわち直流電圧Vdcは、モータ負荷の通常制御状態で282V程度であるところ、図4(c)に示すように急激に上昇する。
直流電圧Vdc(282V〜上昇〜400V程度)と電源電圧ピーク値√2Vs(200V×√2)との差を演算器47で計算し、閾値電圧Vth1(5Vなどに設定)を超えた場合は、回生制御選択部45において、回生制御開始を選択し、駆動制御部28に電力変換部23のIGBT23u〜23zに対してスイッチング動作開始を促す信号Sを送る。
電源回生動作の制御開始時は、図4(c)に示すように、直流電圧Vdcと電源電圧200V×√2の差が大きくなっている。一方、前述のように、制御開始時点では直流電流Idcが発生していないので、位相シフト量α1がゼロの状態であるので、位相シフトをせずに電力変換部23のスイッチングを行うと、矩形波電源回生装置40の出力電流I_L1に大きなスパイク電流が発生する。
このため、回生制御開始時から位相をシフトさせて動作させる方がスパイク電流を抑えることができるため好ましい。そこで、予め決めた位相シフト量、もしくは前述した直流電圧Vdcを微分して変化量を求め、その値に応じて、回生制御開始時位相シフト量αSを決定し、制御を開始する。同時に駆動制御部28は演算器50から出力された位相に従って120度通電のスイッチングパターンで制御を行う。
電源回生運転の制御を開始した後は、直流電流Idcが流れるので、回生制御開始以降は直流電流Idcの検出値に基づいて制御を行う。直流電流検出部26では、直流電流Idcの瞬時値Idc_peakと制御周期毎の基準値Idc_base検出する。位相シフト量算出部30では、基準値Idc_base及びピーク値Idc_peakからその割合を計算し、制御周期ごとの必要位相シフト量α1を以下のように求める。位相シフト量α1は各々の対象に適した方法で任意に決めることができるが、ここでは、一例として、次のように、比の値を基準として設定をすることを示す。
(1)Idc_peak/Idc_base>1.50の場合
位相シフト量α1として、一律に0.14[rad]すなわち約8[deg]に設定する。
(2)1.00<Idc_peak/Idc_base≦1.50の場合
位相シフト量α1として、=[(Idc_peak/Idc_base)−1]/π×50[deg]に設定する。
(3)Idc_peak/Idc_base≦1.00の場合
位相シフト量α1として初期位相シフト判断部46が誤認識しないよう0以外の最小値を設定する。また、制御周期ごとの位相シフト量α1の遷移に10msなどの時定数フィルタを、位相シフト量変化幅制限部の代用として用いることも可能である。
以上のような位相シフト量算出部30の処理後、位相シフト量α1は、位相シフト量変化幅制限部48にて、前回の制御周期における位相シフト量α_(t−1)と比較される。そして、変化幅絶対値が予め決めた上限値Dmax(例えば10deg)以下となるように、位相シフト量α1を制限してα_shiftに設定する。さらに、異常な回生動作を避ける観点で、位相シフト量α_shiftの絶対値は予め決めた変化範囲Pmaxで制限(例えば20deg)した位相シフト量α_(t)として、電源電圧位相θと同期させて、120度通電の矩形波で電源回生を行う。
また、直流電圧Vdc−√2Vsが予め決めた閾値Vth2よりも小さくなった場合には、矩形波電源回生装置の不要動作を避ける為、電源回生動作における制御は停止する。ここで、閾値としては、直流電圧Vdcに対して、閾値電圧Vth2(例えば−10Vなど)を設定する。
第2実施形態では、制御部41において直流電圧検出部42、回生制御選択部45などを設け、インバータ装置1からの回生電力が小さいときやモータ3を負荷として運転している時には駆動制御部28の動作を停止させるようにした。これにより、電源回生動作が有効な状態で実施するので、循環電流の発生を抑制することができ、また効果が低く電力変換回路23のIGBT23u〜23zによるスイッチング損失が発生するのを低減して電力変換効率の低下を抑制できる。
また、制御部41により、電源回生動作で位相シフト制御を開始する時点で、位相シフト量を予め設定した回生制御開始時位相シフト量αSを設定するようにしたので、開始時点からスパイク電流を抑制させるように制御することができる。
さらに、制御部41により、位相シフト量α1の設定について、制御周期毎の変化量の制限を設けるようにしたので、異常な回生動作を回避させることができる。同様に、制御部41により、位相シフト量α1の設定について、最大位相シフト量を設けて制限するようにしたので、これによっても異常な回生動作を回避させることができる。
(他の実施形態)
上記実施形態で説明したもの以外に次のような変形をすることができる。
直流電流の基準値として、所定タイミングでのホールド値を用いているが、これに限らず、実効値あるいは平均値などを用いることができる。
電力変換回路23は、IGBT以外に、MOSFETやバイポーラトランジスタを用いた構成とすることもできる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変更は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、1はインバータ装置、2は三相交流電源、3はモータ(負荷)、4、40は矩形電源回生装置、14は平滑コンデンサ、15はインバータ主回路、21は電力変換部、22、41は制御部、23は電力変換回路、23u、23v、23w、23x、23y、23zはIGBT(スイッチング素子)、24は直流電流検出回路、25r、25s、25tは電流平滑用リアクトル、26は直流電流検出部、27は三相交流位相検出部、28は駆動制御部、29、44は位相シフト制御部、30は位相シフト量算出部、42は直流電圧検出部、43は電源電圧実効値/位相算出部、45は回生動作制御部、46は初期位相シフト判断部、48は位相シフト量変化幅制限部、49は回生制御開始時位相シフト量算出部、50は位相シフト演算部、51は位相シフト量制限部を示す。

Claims (8)

  1. スイッチング素子を用いた三相ブリッジ回路を備え、モータを駆動するインバータ装置から直流入力端子を介して入力される直流電圧をスイッチング素子を120度通電するようにオンオフ制御し、三相の矩形波交流電圧に変換し、リアクトルを介して三相交流電源に出力する電力変換回路と、
    前記直流入力端子に入力される直流電流を検出する電流検出回路と、
    前記三相交流電源の位相を検出する三相交流位相検出回路と、
    前記三相交流位相検出回路により検出される前記三相交流電源の位相に応じて前記電力変換回路のスイッチング素子を駆動制御することで矩形波三相交流電圧を前記リアクトルを介して出力する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記電流検出回路により検出される直流電流に基づく基準値と前記スイッチング素子の切り替わりにより発生するスパイク電流のピーク値とを検出し、これらの偏差量もしくは比の値が小さくなるように位相シフト量を設定して前記電力変換回路のスイッチング素子を位相シフトし駆動する制御を行い前記矩形波三相交流電圧を出力することを特徴とする矩形波電源回生装置。
  2. 前記制御部は、前記直流電流の基準値とピーク値との差の割合を偏差量として求めることを特徴とする請求項1に記載の矩形波電源回生装置。
  3. 前記制御部は、前記位相シフト量の設定を制御周期毎の変化幅が所定以上とならないように制限することを特徴とする請求項1または2に記載の矩形波電源回生装置。
  4. 前記制御部は、前記位相シフト量の設定を予め設定された最大位相シフト量を越えないように制限することを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の矩形波電源回生装置。
  5. 前記制御部は、前記直流電流の基準値とピーク値との偏差量が予め決めた閾値より小さい場合には、前記位相シフト量を予め設定された0以外の最小値に設定することを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の矩形波電源回生装置。
  6. 前記直流入力端子間に入力される直流電圧を検出する直流電圧検出回路を備え、
    前記制御部は、前記直流電圧検出回路により検出される直流電圧の値が所定の回生制御開始閾値を超えたときに前記スイッチング素子の駆動制御を開始し、前記直流電圧検出回路により検出される直流電圧の値が所定の回生制御停止閾値以下に減少したときに前記スイッチング素子の駆動制御を停止することを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載の矩形波電源回生装置。
  7. 前記制御部は、前記スイッチング素子の駆動制御を開始するときには、制御周期毎の変化幅の制限がある場合でも、これに拘わらず位相シフト量を設定して前記位相シフトし駆動する制御を行うことを特徴とする請求項6に記載の矩形波電源回生装置。
  8. 前記三相交流電源の電圧を検出する三相交流電圧検出回路を設け、
    前記制御部は、前記スイッチング素子の駆動制御を開始するときには、前記直流電圧検出回路により検出される直流電圧の値と前記三相交流電圧検出回路により検出される電源電圧との差または直流電圧の上昇変化率に基づいて前記位相シフト量を設定することを特徴とする請求項7に記載の矩形波電源回生装置。
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