JP6012453B2 - Pwmコンバータ装置およびエレベータ装置 - Google Patents

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本発明は、交流電力と直流電力の間で電力変換を行うPWMコンバータ装置およびエレベータ装置に係り、特に交流電力の周波数が相違する地域において使用するに好適なPWMコンバータ装置およびエレベータ装置に関する。
交流電力と直流電力の間で電力変換を行うときに発生する高調波電流を非常に小さくできる電力変換器として、PWMコンバータ装置が普及している。PWMコンバータ装置は例えばエレベータ装置の巻き上げ機を駆動する電動機駆動装置として広く使用されている。
PWMコンバータ装置は入力側の交流電源との間にフィルタリアクトルを接続し、出力側の直流端子間に平滑コンデンサと負荷が接続されている。そこで、電源側から負荷側へ電力供給する場合、電源電圧と同位相で正弦波状の入力電流が流れるようにPWMコンバータを制御する。また、負荷側から電源側に電力を回生する場合、電源電圧と逆位相で正弦波状の入力電流が流れるようにPWMコンバータを制御する。
具体的には、平滑コンデンサの直流電圧が所定の値になるように入力電流の振幅指令を与え、電源電圧位相に同期した電流指令値として、この指令値に入力電流検出値が一致するようにPWMコンバータの交流入力電圧を制御している。
さらに詳細に述べると、PWMコンバータ装置の制御ではベクトル制御を採用しており、電流制御を実施するに当たりq軸電流(トルク生成電流)と、d軸電流(磁束生成電流)に分けて電流帰還制御を行う。電源側の三相交流電流を二相変換し、更にdq軸成分に変換する過程において、電流信号に対する基準位相信号として電源電圧位相を使用する。
このようにPWMコンバータの制御においては、電源電圧位相と同位相、あるいは逆位相の正弦波状電流とする必要があり、この前提として電源電圧位相を正確に簡便に求める技術が必要である。なお電源電圧位相を求めるときには、コンバータ装置の入力側の電源結線順番によって、正順と逆順のケースがあることを十分に考慮する必要がある。コンバータ装置の入力端子の結線相順が制御系内部相順と一致しなければ、起動時過電流や正常な制御ができなくなる恐れがある。
このようにPWMコンバータを制御するには、電源電圧位相、直流電圧及びコンバータへの入力電流の検出が不可欠である。係る正弦波PWMコンバータの開発は古くから行われており、多数の方式が提案されている。特許文献1、特許文献2に開示の技術はこれらの一例である。
特開2012−6715号公報 特開2011−73849号公報
商用電力系統には、周波数が50Hz/60Hzの電源がある。このためPWMコンバータの実運用に際しては、使用する地域に合わせて電源電圧位相を考慮しておく必要があった。1サイクルの電源電圧位相の長さは50Hz系統では20msであるが、60Hz系統では16.67msである。
この点に関し、メーカーが製品納入をするときには50Hz系統向けと、60Hz系統向けに電源電圧位相が設定された製品をそれぞれの地域に納品をしていた。あるいは、例えば、スイッチのオン/オフの状態で50Hz/60Hzであるかを設定する方法、エレベータ制御部の記憶領域内に50Hz/60Hzであるかを記憶しておくといった、何らの切り替え操作を行う手法を採用することもあった。
なお特許文献1は、エレベータ装置の位相制御技術を開示しているが、電源の位相信号で50Hz/60Hzを切り替えて位相制御する構成の記載はない。また特許文献2は、50Hz/60Hzの切り替えの制御はあるものの、電源の位相信号を測定して切り替える方法の記載はない。
設定の切り替えで対処する上記の何れの場合であっても、電源周波数の設定を誤ることにより、起動時過電流や正常な制御ができなくなる恐れがある。また設定切り替えを行うにしても、電源電圧位相を正確に簡便に求める回路技術が必要である。これに対し使用される商用交流電源の周波数をコンバータ装置単体で電源周波数の自動判別ができれば、事前に電源周波数の設定は不要となる。
以上のことから本発明の目的とするところは、簡単な構成、低廉なコストで高精度に電源周波数を判別し、電源電圧位相に反映することが可能な電源周波数判別機能を備えたPWMコンバータ装置およびエレベータ装置を提供することにある。
以上のことから本発明では、電力変換器による電力変換を行うために、交流電流をd軸とq軸の電流に変換して電流制御を行うとともに変換のために交流電源位相を用いるPWMコンバータ装置であって、交流電圧波形のゼロクロス点を検出して矩形信号を生成する第1の手段、矩形信号の矩形幅の時間計測により交流電源の電源周波数が50Hzか、60Hzかを識別する第2の手段、50Hzのときに第1の一定値を60Hzのときに第2の一定値を与える第3の手段、矩形幅の期間内において一定値を一定時間間隔ごとに加算処理し、加算値に対応して正弦波形を発生させる第4の手段を備えることを特徴とする。
本発明によれば、簡単な構成、低廉なコストで高精度に電源周波数を判別し、電源電圧位相に反映することが可能な電源周波数判別機能を備えたPWMコンバータ装置およびこれを用いたエレベータ装置を提供することができる。
電源位相演算部と電流制御部の機能を中心にして示した図。 本発明の一実施例によるエレベータ制御装置の全体概略構成図。 電源位相演算部内の処理機能を示すブロック図。 電源位相演算部での処理内容を示す波形図。 電源位相演算部の処理が実行可能か否かを判別する処理フロー。 電源位相演算部の具体的な処理内容を説明する波形図。 CPUなどによりソフト的に処理する時の手順を示した図。
以下図面を用いて本発明の実施例を説明する。
最初に、本発明の一実施例によるエレベータ制御装置の全体概略構成を図2で説明する。
図2は、PWMコンバータ装置をエレベータ装置に適用した時の全体構成を示している。このうちエレベータ装置は、シーブ7を介して一端に乗りかご8、他端に釣り合いおもり9を接続したワイヤロープ18、シーブを回転させる巻上機6(電動機)などで構成されている。一般に電動機6よりも負荷側の構成は、如何なる用途のものであってもよく、エレベータ装置はその一例である。
電動機6に与える電力を定めているのがPWMコンバータ装置100であって、PWMコンバータ装置100は電力主回路101と制御装置102で構成されている。
このうち電力主回路101は、商用電源(交流系統)1と電動機6の間に、高調波低減用のフィルタリアクトル2、交流を直流に電力変換するコンバータ3、平滑用のコンデンサ4を備える直流回路、直流を交流に変換するインバータ5で構成されている。この構成により、商用電源(交流系統)1の周波数(50Hzまたは60Hz)を任意の周波数に変換して電動機6に交流電力を供給している。
制御装置102の構成は、負荷の種別により多種のものが適用できるが、電流制御部16と、PWM制御回路を備えてPWM信号によりコンバータ3の点弧タイミングを決定している。なお制御装置102は、インバータに対しても点弧信号を与えているがここでは記載を省略している。
電流制御部16ではベクトル制御を実行しており、電流制御の指令信号としてq軸電流(トルク生成電流)指令信号Icq*と、d軸電流(磁束生成電流)指令信号Icd*を得ている。なお、図2ではエレベータ制御を行う制御の一例として直流電圧制御部15と電流制御部16によるカスケード制御を実行する例を示しているが、負荷側の適用対象によっては、直流電圧制御部15は速度制御部に置き換えられていてもよい。
制御装置102の制御のために、各種信号が取り込まれている。まず直流電圧Vdが電圧検出部10により検知される。直流電圧検出値Vdは帰還信号として直流電圧制御部15において、その指令値Vd*と比較・演算され、q軸電流指令信号Icq*が生成される。
また交流電流Icが電流検出部12で検知され、電流指令信号Icq*、Icd*に対する帰還信号として利用される。
さらに制御装置102の制御のために、三相の交流電圧Vcが電源位相検出部13で検知され、電源位相演算部14に与えられる。図3は、電源位相演算部14内の処理機能をブロック図で示している。
電源位相演算部14の矩形化回路144では、各相電圧についてこれを矩形化処理し、交流電圧波形のゼロクロス点を検出して正の半波で”1”を出力し、負の半波で”0”となるパルス信号を生成する。
矩形化された各相電圧の立ち上がり、立下りの順番は、相順検出回路143に与えられ、予め保持している所定の順番と比較されて正しい順番に従って変化していることを確認する。これにより正しい結線が行われていることを確認する。
前述したように、PWMコンバータを制御するには、コンバータ装置の入力端子の結線相順が制御系内部相順と一致しなければならず、係る電源位相演算部14での処理は結線相順を制御系内部(例えば制御CPU)に取り込むための相順検出回路を構成したものといえる。
また本発明の電源位相演算部14のタイマー部146では、矩形化した1相のパルス信号のエッジ検出の周期をパルスカウント数で測定する。周波数識別部145では、例えば前回のパルスカウント数と今回のパルスカウント数の差の絶対値を、予め記憶している電源周波数の周期のパルスカウント数(プリセット値:50Hz、60Hz、異常周波数)と比較することにより、電源周波数を判別する。これにより50Hzと、60Hzを識別し、さらにそれ以外の異常周波数を検知する。
図4は、電源位相演算部14での処理内容を示す波形図であり、正弦波状の交流電圧波形は電圧値が零の時点で矩形化されて、正の半波区間が”1”、負の半波区間が”0”となるパルス信号を生成する。そして立ち上がり時点間(または立ち下がり時点間)の時間計測をパルスカウント数として計測する。このようにして計測された1サイクルの電源電圧位相の長さは50Hz系統では20ms、60Hz系統では16.67msである。
このため制御用CPU内に予め保持しておく電源周波数の周期のパルスカウント数(プリセット値)としては、50Hz識別用に20msに相当するパルス数P50,60Hz識別用に16.67msに相当するパルス数P60を備える。また異常周波数識別用の上下限値として、下限周波数識別用に22msに相当するパルス数Pexu,上限周波数識別用に15msに相当するパルス数Pexoを備える。
電源位相演算部14の制御定数格納メモリ141には第1の一定値L50と、第2の一定値L60を記憶保持している。制御定数格納メモリ141では、50Hz識別用に準備した20msに相当するパルス数P50を検知したときに第1の一定値L50を積分部142に与えて50Hzの正弦波を出力する。60Hz識別用に準備した16.67msに相当するパルス数P60を検知したときに第2の一定値L60を積分部142に与えて60Hzの正弦波を出力する。第1の一定値L50や、第2の一定値L60を用いて得られた50Hzまたは60Hzの正弦波が、電流制御部16に与えられる電源位相情報である。第1、第2の一定値L50、L60から50Hz、60Hzの正弦波を得る手法については図1、図6を用いて後述する。
なお異常周波数識別用の上下限値を逸脱していることを検知した場合には、PWMコンバータの運用を停止するなどの非常時措置を実行する。
電源位相演算部14における処理では、電源周波数の誤検出を防止するためにパルスカウント数の測定を複数回実施することが望ましい。例えば10回の測定を行い、最大と最小の値を除いた8回分の測定結果の平均値を以て、電源周波数が50Hzであるか、60Hzであるか、または、周波数異常であることを判別するのがよい。
また、パルスカウント数の測定の周期は、同じ測定データを読み込んでしまう恐れがあるため、電源周波数の周期(50Hzの場合は20ms)よりも長い周期である40ms程度で実施することが望ましい。
また、電源周波数は使用する地域により50Hzまたは60Hzであることが決まっているため、パルスカウント数の測定は常時実施する必要はない。電源周波数異常の検出等により、エレベータが運転できなくなるといった恐れがあるため、エレベータ走行中には動作させず、エレベータが停止中に実施することが望ましい。
図5は、電源位相演算部14の処理が実行可能か否かを判別する処理フローである。ここでは、処理ステップS1においてエレベータの停止を判別する。エレベータが停止しているときは処理ステップS2に移り電源周波数判別機能は動作可能とし、エレベータが走行しているときは処理ステップS3に移り電源周波数判別機能は動作不可能と判別する。
図1は、電源位相演算部14と電流制御部16の機能を中心にして示した図である。この図において、電源位相演算部14と電流制御部16以外の部分の機能は図2で説明したとおりであるので説明を省略する。
図1で、まず電流制御部16を構成する主要な回路、機能は、dq軸電流生成部161、比例積分調節回路162,163、制御電圧生成回路164などである。このうちdq軸電流生成部161は、三相交流電流Ir,Is,Itを、直交2軸成分Iα、Iβに変換し、さらにdq軸電流Icd,Icqに変換する。この変換の過程において、電源位相演算部14で求めた電源位相信号θcdを使用する。
制御電圧生成回路164では、比例積分調節回路162,163で算出したdq軸の制御電圧信号Ed*,Eq*を、直交2軸成分Eα、Eβに変換し、さらに三相の制御電圧Ecr*,Ecs*,Ect*に変換する。この逆変換の過程においても、電源位相演算部14で求めた電源位相信号θcdを使用する。なお、dq軸電流生成部161および制御電圧生成回路164における変換、逆変換において電源位相信号θcdをどのように使用するのかについて、ベクトル制御の多くの文献や特許公報において明らかであるので、詳細説明を割愛する。
dq軸電流生成部161、制御電圧生成回路164での変換処理に使用される電源位相信号θcdは、要するに交流系統の電圧に同期した正弦波波形であり、この波形は電源位相演算部14において形成される。またこの波形は、図2で説明した処理の結果を受けて、50Hz,60Hzの双方を出力可能である。
図6の処理波形を用いて、電源位相演算部14の具体的な処理内容を説明する。先に述べたように電源位相演算部14での処理では、交流電圧Vcを入力しており、交流電圧Vcを矩形化処理し、交流電圧波形のゼロクロス点を検出して正の半波で”1”を出力し、負の半波で”0”となるパルス信号Vc1を生成している。また電源位相演算部14での処理では、先に述べたように50Hzを識別したときに第1の一定値L50を得、60Hzを識別したときに第2の一定値L60を得ている。
電源位相演算部14内の制御定数格納メモリ141では、積分定数として第1の一定値L50または、第2の一定値L60のいずれかを与える。第1の一定値L50の大きさを「1」とすると、第2の一定値L60の大きさは周波数比(60/50)を反映して「1.2」とされる。
電源位相演算部14内の積分部142では、一定時間Δt間隔で積分定数を加算する。50Hzの場合に、一定時間Δtを例えば0.1msとしたときに、加算値(積分値)は、その大きさが「1」ずつ増加する。このことから大きさ「1」を電気角「1.8度」に対応付けて正弦波形を発生させる。この結果50Hzの場合には、その1周期が20msであり、0.1msの時間間隔Δtでの200回の積算により、0度から360度の正弦波系が得られる。
これに対し60Hzの場合には、加算値(積分値)の大きさが「1.2」ずつ増加するので、時間間隔Δtごとに1.8*1.2=2.16度間隔の正弦波系が得られることになる。この結果60Hzの場合には、その1周期が16.7msであり、0.1msの時間間隔Δtでの167回の積算により、0度から360度の正弦波系が得られる。このことは、積分部142の加算周期などを固定のまま、加算する加算値の大きさを変更するのみで50Hzと60Hzの正弦波系が得られたことを意味している。
図7は、以上の一連の処理をCPUなどによりソフト的に処理する時の手順を手段として示した図である。この図によれば、交流電圧波形のゼロクロス点を検出して矩形信号を生成する第1の手段、矩形信号の矩形幅の時間計測により交流電源の電源周波数が50Hzか、60Hzかを識別する第2の手段、50Hzのときに第1の一定値を60Hzのときに第2の一定値を与える第3の手段、矩形幅の期間内において一定値を一定時間間隔ごとに加算処理し、加算値に対応して正弦波形を発生させる第4の手段を備え、これ等の手段による一連の手順を順次実行することになる。
以上説明した本発明装置によれば、簡便な装置構成で50Hzと60Hzの周波数切り替えが確実に実行可能である。
1:商用電源
2:フィルタリアクトル
3:コンバータ
4:コンデンサ
5:インバータ
6:巻上機
7:シーブ
8:乗りかご
9:釣合いおもり
10:電圧検出部
12:電流検出部
13:電源位相検出部
14:電源位相演算部
15:直流電圧制御部
16:電流制御部
17:PWM制御回路
141:制御定数格納メモリ
142:積分部
143:相順検出回路
144:矩形化回路
145:周波数識別部
146:タイマー部

Claims (6)

  1. 電力変換器による電力変換を行うために、三相交流電流をd軸とq軸の電流に変換して電流制御を行うとともに前記変換のために交流電源位相を用いるPWMコンバータ装置であって、
    前記交流電源の電圧波形のゼロクロス点を検出して矩形信号を生成する第1の手段、該矩形信号の矩形幅の時間計測により前記交流電源の電源周波数が50Hzか、60Hzかを識別する第2の手段、50Hzのときに第1の一定値を60Hzのときに第2の一定値を与える第3の手段、前記矩形信号の矩形幅の期間内において前記の一定値を一定時間間隔ごとに加算処理し、加算値に対応して正弦波形を発生させる第4の手段を備え、該第4の手段の正弦波形を前記交流電源の位相として、三相交流電流をd軸とq軸の電流に変換することを特徴とするPWMコンバータ装置。
  2. 請求項1記載のPWMコンバータ装置であって、
    前記第3の手段の第2の一定値は、第1の一定値に対して60/50の比率の大きさとされることを特徴とするPWMコンバータ装置。
  3. 請求項1または請求項2記載のPWMコンバータ装置であって、
    前記第2の手段は、電源周波数が50Hz、60Hzではない異常な周波数であることを識別する機能を有することを特徴とするPWMコンバータ装置。
  4. 乗りかごと、該乗りかごにロープを介してつながれた釣り合いおもりと、前記乗りかごを駆動する巻上機と、電力系統の電力を変換して前記巻上機に与えこれを駆動する電力変換器とを備え、前記電力変換器による電力変換を行うために、三相交流電流をd軸とq軸の電流に変換して電流制御を行うとともに前記変換のために交流電源位相を用いるエレベータ駆動制御装置であって、
    前記交流電源の電圧波形のゼロクロス点を検出して矩形信号を生成する第1の手段、該矩形信号の矩形幅の時間計測により前記交流電源の電源周波数が50Hzか、60Hzかを識別する第2の手段、50Hzのときに第1の一定値を60Hzのときに第2の一定値を与える第3の手段、前記矩形信号の矩形幅の期間内において前記の一定値を一定時間間隔ごとに加算処理し、加算値に対応して正弦波形を発生させる第4の手段を備え、該第4の手段の正弦波形を前記交流電源の位相として、三相交流電流をd軸とq軸の電流に変換することを特徴とするエレベータ駆動制御装置。
  5. 請求項4記載のエレベータ駆動制御装置であって、
    前記第2の手段による周波数の識別は、エレベータ走行中は動作せず、エレベータが停止中に動作することを特徴とするエレベータ駆動制御装置。
  6. 請求項4または請求項5記載のエレベータ駆動制御装置であって、
    前記第3の手段の第2の一定値は、第1の一定値に対して60/50の比率の大きさとされることを特徴とするエレベータ駆動制御装置。
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