JP6529579B2 - ヒートポンプシステム - Google Patents

ヒートポンプシステム Download PDF

Info

Publication number
JP6529579B2
JP6529579B2 JP2017512156A JP2017512156A JP6529579B2 JP 6529579 B2 JP6529579 B2 JP 6529579B2 JP 2017512156 A JP2017512156 A JP 2017512156A JP 2017512156 A JP2017512156 A JP 2017512156A JP 6529579 B2 JP6529579 B2 JP 6529579B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
refrigerant
heat medium
heat exchanger
source side
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017512156A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2016166873A1 (ja
Inventor
大坪 祐介
祐介 大坪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Publication of JPWO2016166873A1 publication Critical patent/JPWO2016166873A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6529579B2 publication Critical patent/JP6529579B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24HFLUID HEATERS, e.g. WATER OR AIR HEATERS, HAVING HEAT-GENERATING MEANS, e.g. HEAT PUMPS, IN GENERAL
    • F24H1/00Water heaters, e.g. boilers, continuous-flow heaters or water-storage heaters
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B1/00Compression machines, plants or systems with non-reversible cycle
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B47/00Arrangements for preventing or removing deposits or corrosion, not provided for in another subclass
    • F25B47/02Defrosting cycles

Description

この発明は、水回路の水が凍結するおそれが抑制されたヒートポンプシステムに関するものである。
従来から、冷媒を循環させるヒートポンプ式冷凍サイクルと、この冷凍サイクルの冷媒によって加熱される水を貯湯タンクに供給する水回路と、を具備したヒートポンプ給湯器が知られている(特許文献1参照)。特許文献1に記載されたような従来のヒートポンプ給湯器では、室外空気熱交換器に霜が付着したときに、四方弁を切り換えて、室外空気熱交換器に高温の冷媒を流すことで、室外空気熱交換器に付着した霜を除霜している。
特開2002−243276号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたような従来のヒートポンプシステムでは、除霜運転中に水回路の水を単純に循環させると、冷媒−水熱交換器で冷却された水が水タンクに供給されてしまう。一方、特許文献1に記載されたような従来のヒートポンプシステムにおいて、除霜運転中に、水回路の水の流れを停止させた場合には、水が凍結してしまうおそれがある。
この発明は、上記のような課題を背景としてなされたものであり、水回路の水が凍結するおそれが抑制されたヒートポンプシステムを得ることを目的としている。
この発明に係るヒートポンプシステムは、冷媒が流れる冷媒流路と熱媒体が流れる熱媒体流路とを有し、前記冷媒と前記熱媒体とを熱交換させる冷媒−熱媒体熱交換器の前記冷媒流路と、熱源側熱交換器と、が接続された冷媒回路と、前記熱媒体流路が接続された熱媒体回路と、を備え、前記冷媒−熱媒体熱交換器で前記熱媒体を加熱する加熱運転モードと、前記熱源側熱交換器を加熱して前記熱源側熱交換器に付着した霜を除霜する除霜運転モードとを含み、前記除霜運転モード時は、前記加熱運転モード時と比較して、前記熱媒体回路に流れる前記熱媒体の流速を遅くし、前記冷媒回路は、該冷媒回路に流れる前記冷媒の向きを切り替える流路切替装置をさらに含み、前記流路切替装置は、前記除霜運転モード時に、前記冷媒−熱媒体熱交換器を凝縮器として機能させ且つ前記熱源側熱交換器を蒸発器として機能させるように、切り替えられており、前記除霜運転モード時に、前記冷媒回路に前記冷媒を流す除霜動作と、前記熱媒体回路に前記熱媒体を流す通水動作と、を交互に実行する、ものである。
この発明によれば、水回路の水が凍結するおそれが抑制されたヒートポンプシステムを得ることができる。
この発明の実施の形態1に係るヒートポンプシステムの一例を模式的に記載した図である。 図1に記載のヒートポンプユニットの一例を模式的に記載した図である。 図2に記載のヒートポンプユニットの除霜運転の動作の一例を説明する図である。 この発明の実施の形態2に係るヒートポンプユニットの一例を模式的に記載した図である。 図4に記載のヒートポンプユニットの除霜運転の動作の一例を説明する図である。 図4の変形例1である。 この発明の実施の形態3に係るヒートポンプユニットの一例を模式的に記載した図である。
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態について説明する。なお、各図中、同一または相当する部分には、同一符号を付して、その説明を適宜省略または簡略化する。また、各図に記載の構成について、その形状、大きさおよび配置等は、この発明の範囲内で適宜変更することができる。
[ヒートポンプシステム]
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係るヒートポンプシステムの一例を模式的に記載した図であり、図2は、図1に記載のヒートポンプユニットの一例を模式的に記載した図である。図1に示すように、この実施の形態に係るヒートポンプシステム300は、ヒートポンプユニット100と水タンク200とを有し、ヒートポンプユニット100と水タンク200とが給水配管302および出湯配管304で接続されている。なお、この実施の形態では、ヒートポンプユニット100が過熱した水を水タンク200に溜めるヒートポンプ給湯装置についての説明を行うが、ヒートポンプシステム300は、ヒートポンプ給湯装置に限定されるものではない。例えば、ヒートポンプシステム300は、ヒートポンプユニット100が過熱したブライン等の熱媒体を循環させて室内の空調を行う空調装置等にも適用することができる。
[水タンク]
水タンク200は、例えば室内に設置されており、ヒートポンプユニット100が加熱した水を貯留するものである。なお、水タンク200は、上側が高温、下側が低温となるように、温度成層が形成され、異なる温度の水を貯留することができるようになっている。また、例えば、水タンク200には、水道等の水源から供給される水を水タンク200内の下部等に流入させる配管、および温度センサ等が配設されているが、図1では省略してある。
[ヒートポンプユニット]
ヒートポンプユニット100は、例えば室外に設置されており、給水配管302から流入した水を加熱して、加熱した水を、出湯配管304を介して、水タンク200に供給するものである。ヒートポンプユニット100は、図2に示すように、筐体101の内部に配設された、冷媒回路15と熱媒体経路25と入口温度センサ26と出口温度センサ28と制御部50と記憶部52とを含んでいる。
入口温度センサ26は、給水配管302から筐体101の内部に流入する水の温度、すなわち、冷媒−熱媒体熱交換器4で熱交換される前の水の温度を検出するものであり、例えばサーミスタまたは熱電対等で構成されている。出口温度センサ28は、筐体101から出湯配管304に流出する水の温度、すなわち冷媒−熱媒体熱交換器4で熱交換された後の水の温度を検出するものであり、例えばサーミスタまたは熱電対等で構成されている。制御部50は、ヒートポンプユニット100の全体の制御を行うものであり、アナログ回路、デジタル回路、CPU、またはこれらのうちの2つ以上の組み合わせを含んで構成されている。なお、制御部50は、ヒートポンプシステム300の全体の制御を行うものであってもよい。記憶部52は、例えば不揮発性メモリを含んで構成されており、ヒートポンプユニット100の制御を行うためのデータおよびプログラム等を記憶している。
冷媒回路15は、冷媒が循環するものであり、圧縮機1と流路切替装置2と冷媒−熱媒体熱交換器4の冷媒流路と減圧装置6と熱源側熱交換器8とが冷媒配管9で接続されることによって構成されている。なお、冷媒回路15に流れる冷媒は、例えばCOであるが、COを含んだ混合冷媒または他の種類の冷媒であってもよい。
圧縮機1は、冷媒を圧縮するものである。圧縮機1は、例えば、インバータで制御が行われるインバータ圧縮機であり、運転周波数を任意に変化させて、容量(単位時間あたりに冷媒を送り出す量)を変化させることができる。なお、圧縮機1は、一定の運転周波数で動作する一定速圧縮機であってもよい。流路切替装置2は、冷媒回路15に流れる冷媒の流れの向きを切り替えるものであり、例えば、四方弁等で構成されている。冷媒−熱媒体熱交換器4は、冷媒が流れる冷媒流路と熱媒体が流れる熱媒体流路とを有し、冷媒と熱媒体とを熱交換させるものである。減圧装置6は、冷媒を減圧させるものであり、例えば、開度を調整できる電子膨張弁であるが、毛細管等であってもよい。熱源側熱交換器8は、例えば、熱源側熱交換器8に流れる冷媒を空気と熱交換させるものである。例えば、熱源側熱交換器8の近傍には、熱源側熱交換器8へ空気を導く送風機(図示を省略)が設置されている。
熱媒体経路25は、熱媒体が流れる熱媒体回路の一部分を構成するものであり、熱媒体循環装置22と流量調整装置24と冷媒−熱媒体熱交換器4の熱媒体流路とが熱媒体配管29で接続されることによって構成されている。この実施の形態で使用される熱媒体は、水である。熱媒体回路は、熱媒体経路25と水タンク200とが、給水配管302および出湯配管304で接続されることによって形成される。
熱媒体循環装置22は、熱媒体回路に熱媒体を循環させるものであり、例えばポンプ等で構成されている。熱媒体循環装置22は、吐出圧力が一定のものであってもよく、吐出圧力を調整できるものであってもよい。熱媒体循環装置22が設置される場所は、特に限定されるものではないが、熱媒体循環装置22が筐体101の内部または屋内に設置されることによって、熱媒体回路の凍結のおそれが抑制される。流量調整装置24は、熱媒体回路に流れる熱媒体の流量を調整するものであり、例えば開度を調整できる電動弁等で構成されている。なお、この実施の形態において、熱媒体循環装置22が熱媒体回路に流れる熱媒体の流量を調整できるものである場合には、流量調整装置24を省略することもできる。
[加熱運転]
次に、ヒートポンプシステム300が水を加熱する加熱運転の動作の一例について説明する。まず、加熱運転時の冷媒回路15の動作について説明する。ヒートポンプシステム300の加熱運転時には、流路切替装置2が、圧縮機1の吐出側と冷媒−熱媒体熱交換器4とを接続するように切り替えられている。圧縮機1で圧縮された冷媒は、流路切替装置2を介して、冷媒−熱媒体熱交換器4に流入する。冷媒−熱媒体熱交換器4にて、冷媒は水と熱交換して凝縮する。冷媒−熱媒体熱交換器4で凝縮した冷媒は、減圧装置6で減圧され、熱源側熱交換器8で熱交換されて蒸発する。熱源側熱交換器8で蒸発した冷媒は、圧縮機1に吸入され、再び圧縮される。
次に、加熱運転時の熱媒体回路の動作について説明する。熱媒体回路の熱媒体循環装置22が動作することによって、例えば、水タンク200内の下部の水が、給水配管302を介して、熱媒体経路25に流入する。熱媒体経路25に流入した水は、流量調整装置24を通って、冷媒−熱媒体熱交換器4に流入する。冷媒−熱媒体熱交換器4にて、水は冷媒と熱交換して加熱される。冷媒−熱媒体熱交換器4で加熱された水は、出湯配管304を通って、水タンク200に貯留される。熱媒体循環装置22および流量調整装置24にて、熱媒体回路に流れる水の流量を調整することによって、水タンク200に貯留される水の温度が予め設定された温度に調整される。
[除霜運転]
次に、ヒートポンプユニット100が熱源側熱交換器8に付着した霜を除霜する除霜運転の動作の一例について説明する。熱源側熱交換器8は、加熱運転時に蒸発器として機能するため、例えば外気温度が低いとき等には、空気中の水分等が熱源側熱交換器8に着霜することがある。熱源側熱交換器8に霜が付着すると、熱源側熱交換器8での熱交換が阻害されるため、ヒートポンプユニット100の運転効率が低下し、さらには圧縮機1等の故障に繋がるおそれがある。そこで、この実施の形態に係るヒートポンプユニット100では、熱源側熱交換器8に霜が付着したときに、熱源側熱交換器8に付着した霜を除霜する除霜運転を実行する。
ヒートポンプユニット100の除霜運転時には、流路切替装置2が、圧縮機1の吐出側と熱源側熱交換器8とを接続するように切り替えられる。圧縮機1で圧縮された冷媒は、流路切替装置2を介して、熱源側熱交換器8に流入し、熱源側熱交換器8を加熱する。熱源側熱交換器8を加熱した冷媒は、減圧装置6で減圧され、冷媒−熱媒体熱交換器4で熱交換される。冷媒−熱媒体熱交換器4で熱交換された冷媒は、圧縮機1に吸入され、再び圧縮される。上記のように、この実施の形態のヒートポンプユニット100にて除霜運転を行うときには、冷媒−熱媒体熱交換器4が冷媒を蒸発させる蒸発器として機能する場合があり、その場合には、冷媒−熱媒体熱交換器4の熱媒体流路を流れる水が冷却されてしまう。したがって、水回路に単純に水を循環させると、冷媒−熱媒体熱交換器4で冷却された水が水タンク200に流入するため、水タンク200内の水の温度が低下してしまう。一方、水回路の水の循環を停止させると、例えば、寒冷地等では、屋外に配設された給水配管302および出湯配管304の内部の水が凍結するおそれがある。また、水回路の水の循環を停止させた場合には、冷媒−熱媒体熱交換器4で水が冷却されることによって、冷媒−熱媒体熱交換器4の内部で水が凍結するおそれもある。そこで、この実施の形態では、以下のように、除霜運転を実行する。
図3は、図2に記載のヒートポンプユニットの除霜運転の動作の一例を説明する図である。図3に示すように、この実施の形態の例では、除霜運転中に、熱源側熱交換器8に高温の冷媒を流す除霜動作を複数回に分けて実行し、除霜動作を停止しているときに水回路に水を循環させる通水動作を実行することで、除霜動作と通水動作とを交互に実行する。なお、通水動作時は、水を加熱する加熱運転時と比較して、熱媒体回路に流れる水の流速が遅くなっており、冷水が水タンク200内に大量に流入しないようになっている。
例えば、図2に記載の制御部50は、入口温度センサ26および出口温度センサ28のうちの少なくとも一方から水回路の水の温度を取得し、除霜動作および通水動作の切り替えを行う。この実施の形態において、入口温度センサ26および出口温度センサ28のうちの少なくとも一方は、この発明の「温度センサ」に相当するものである。図3において、第1設定温度W1および第2設定温度W2は予め設定された値であり、図2に記載の記憶部52に予め記憶されている。制御部50は、「温度センサ」が検出した水の温度を取得し、水温度が第1設定温度W1以下になると、水が凍結するおそれがあると判断し、水温度が第1設定温度W1以下から第2設定温度W2以上に上昇したときに、水が凍結するおそれがなくなったと判断する。なお、第1設定温度W1は例えば3度であり、第2設定温度W2は例えば5度である。
図3に示すように、時刻t1までは、水の温度が第1設定温度W1よりも高く、水が凍結するおそれがないため、制御部50は、除霜動作を実行し、通水動作を停止する。時刻t1にて、制御部50は、水温度が第1設定温度W1以下となり水回路の水が凍結するおそれがあるため、除霜動作を停止し、通水動作を実行する。時刻t1から時刻t2まで、除霜動作を停止し、通水動作を実行することによって、水の温度が第2設定温度W2以上となり、水が凍結するおそれがなくなったため、除霜動作を実行し、通水動作を停止する。例えば、予め設定された除霜運転時間が経過するまで、上記の除霜動作と通水動作とを交互に実行する。
上記のように、この実施の形態では、熱源側熱交換器8に付着した霜を除霜する除霜運転時に、除霜動作と通水動作とを交互に実行しているため、水回路で水が凍結するおそれが抑制されている。
さらに、この実施の形態では、水回路の水の温度を用いて、除霜運転時の通水動作で流れる水の流量を最低限の流量としている。したがって、冷媒−熱媒体熱交換器4で冷却された水が水タンク200に流入する量が最低限の量になっている。その結果、この実施の形態によれば、除霜運転時の水タンク200内の水の温度の低下が抑制されている。
また、この実施の形態では、除霜動作を停止しているときに、通水動作を実行しているため、水回路の温度の上昇が促進されている。その結果、この実施の形態によれば、除霜動作の停止時間を短くすることができるため、熱源側熱交換器8に付着した霜を短時間で除霜することができる。
実施の形態2.
図4は、この発明の実施の形態2に係るヒートポンプユニットの一例を模式的に記載した図である。図4に示すように、この実施の形態に係るヒートポンプユニット100Aは、圧縮機1と冷媒−熱媒体熱交換器4の冷媒流路と減圧装置6と熱源側熱交換器8とが冷媒配管9で接続された冷媒回路15Aを有する。また、この実施の形態のヒートポンプユニット100Aは、圧縮機1の冷媒吐出側と熱源側熱交換器8の冷媒流入側とをバイパスする第1バイパス流路62と、冷媒−熱媒体熱交換器4の冷媒流出側と熱源側熱交換器8の冷媒流入側とをバイパスする第2バイパス流路64と、を有している。第1バイパス流路62は、熱源側熱交換器8の下方にて、熱源側熱交換器8の近傍を通るように配設されている。なお、第1バイパス流路62は、熱源側熱交換器8の冷媒流出側の近傍を通るように配設されていればよい。第1バイパス流路62には、第1開閉装置10が配設されている。第2バイパス流路64には、第2開閉装置12が配設されている。第1開閉装置10および第2開閉装置12は、開閉弁等に限定されるものではなく、例えば、開度を調整できる電動弁等であってもよい。なお、以下では、この実施の形態の理解を容易にするために、上記の実施の形態1の説明と重複する説明については省略する。
[加熱運転]
次に、ヒートポンプユニット100Aが水を加熱する加熱運転の動作の一例について説明する。ヒートポンプユニット100Aの加熱運転時には、第1開閉装置10および第2開閉装置12が閉状態となっている。圧縮機1で圧縮された冷媒は、冷媒−熱媒体熱交換器4に流入し、水と熱交換して凝縮する。冷媒−熱媒体熱交換器4で凝縮した冷媒は、減圧装置6で減圧され、熱源側熱交換器8に流入する。熱源側熱交換器8を流れて熱交換され蒸発した冷媒は、圧縮機1に吸入され、再び圧縮される。
[除霜運転]
次に、ヒートポンプユニット100Aが熱源側熱交換器8に付着した霜を除霜する除霜運転の動作の一例について説明する。ヒートポンプユニット100Aの除霜運転時には、第1開閉装置10および第2開閉装置12が開状態となり、減圧装置6が閉状態となる。圧縮機1で圧縮された冷媒は、第1バイパス流路62に流れる冷媒と、冷媒−熱媒体熱交換器4に流れる冷媒とに分岐される。第1バイパス流路62側に分岐された冷媒は、熱源側熱交換器8の下方で熱源側熱交換器8を加熱する。熱源側熱交換器8の下方で熱源側熱交換器8を加熱した冷媒は、第2バイパス流路64を流れた冷媒と合流し、熱源側熱交換器8に流れる。冷媒−熱媒体熱交換器4側に分岐された冷媒は、冷媒−熱媒体熱交換器4、第2バイパス流路64の順に流れ、第1バイパス流路62を流れた冷媒と合流し、熱源側熱交換器8に流れる。
上記のように、この実施の形態では、除霜運転時に、第1バイパス流路62を流れた冷媒と第2バイパス流路64を流れた冷媒とが合流して、合流した冷媒が熱源側熱交換器8を流れて熱源側熱交換器8を加熱することで、熱源側熱交換器8に付着した霜の除霜を行っている。したがって、冷媒−熱媒体熱交換器4の冷媒流路を流れる冷媒が、冷媒−熱媒体熱交換器4の熱媒体流路を流れる水と熱交換を行うと、熱源側熱交換器8を流れる冷媒の温度が低下してしまうため、熱源側熱交換器8の除霜を効率良く行うことができない。一方、冷媒−熱媒体熱交換器4での熱交換を抑制するために、水回路の水の流れを停止した場合には、水回路の水が凍結してしまうおそれがある。例えば、寒冷地等においては、屋外に配設された給水配管302および出湯配管304の内部の水が凍結するおそれがある。さらに、水回路を流れる水の流れを停止すると、冷媒−熱媒体熱交換器4内で水が沸騰して、ヒートポンプユニット100Aの効率が低下してしまう。そこで、この実施の形態では、以下のように、除霜運転を実行する。
図5は、図4に記載のヒートポンプユニットの除霜運転の動作の一例を説明する図である。図5のステップS02にて、図4に記載の制御部50は、記憶部52に予め記憶されている初期出力値A1および初期調整値B1を取得し、出力値Aを初期出力値A1に設定し、調整値Bを初期調整値B1に設定する。例えば、出力値Aは、熱媒体循環装置22の運転周波数に関するものであり、調整値Bは、流量調整装置24の開度に関するものである。図5のステップS04にて、制御部50は、出力値Aを用いて熱媒体循環装置22の制御を行い、調整値Bを用いて流量調整装置24の制御を行うことで、水回路に流れる水の流量が調整される。なお、水回路に流れる水の流量の調整は、熱媒体循環装置22または流量調整装置24を制御することで行われてもよい。
制御部50は、ステップS06にて、出口温度センサ28が検出した水の水温度Wを取得し、ステップS08にて、水温度Wが予め設定された第3設定温度W3以上であるか否かを判断する。なお、第3設定温度W3は、記憶部52に予め記憶された値であり、熱媒体の沸点より低い温度である。第3設定温度W3は、例えば90度であるが、ヒートポンプシステム300の仕様(例えば熱媒体の種類)等に応じて適宜設定される。ステップS08にて、水温度Wが第3設定温度W3以上である場合には、ステップS10に進み、水回路に流れる水の流量が多くなるように、出力値Aおよび調整値Bを変更して、ステップS14に進む。ステップS08にて、水温度Wが第3設定温度W3よりも低い場合には、ステップS12に進み、水回路に流れる水の流量が少なくなるように、出力値Aおよび調整値Bを変更して、ステップS14に進む。ステップS14にて、除霜運転を継続するか否かを判断し、除霜運転を継続する場合には、ステップS04に戻る。なお、除霜運転を継続するか否かの判断は、例えば、予め設定された除霜運転時間が経過したか否かで判断される。
上記のように、この実施の形態では、除霜運転中に、水回路に水を流しているため、屋外に配設された給水配管302および出湯配管304の内部の水が凍結するおそれが抑制されている。
さらに、この実施の形態によれば、除霜運転時の水回路の水の流量が最低限となっているため、冷媒が冷媒−熱媒体熱交換器4を通過するときの温度の低下が抑制されている。その結果、この実施の形態によれば、除霜運転を効率良く行うことができる。
さらに、この実施の形態では、除霜運転中に、水が冷媒−熱媒体熱交換器4で加熱され、加熱された水が水回路を流れるため、水回路の水の凍結のおそれが抑制され、且つ水タンク200内の水の温度の低下が抑制されている。
さらに、この実施の形態では、第1バイパス流路62が、熱源側熱交換器8の冷媒流出側の近傍を通るように配設されている。この実施の形態の例では、熱源側熱交換器8の下方から冷媒が流出するように構成されており、第1バイパス流路62は、熱源側熱交換器8の下方の近傍を通るように配設されている。この実施の形態によれば、熱源側熱交換器8を流れる冷媒で加熱され難い熱源側熱交換器8の下方が、第1バイパス流路62を流れる冷媒で加熱されるため、除霜運転を効率良く行うことができる。
なお、初期出力値A1および初期調整値B1は、ヒートポンプシステム300の製品出荷時には、例えば、除霜運転時に水回路を流れる水の流量が最大流量の40%となるように設定されている。例えば、除霜運転終了時に、除霜運転終了時の出力値Aおよび調整値Bを、初期出力値A1および初期調整値B1として記憶させることによって、除霜運転時の水回路に流れる水量を短時間で最適化することができるため、除霜能力の低下を防止することができる。
[変形例1]
図6は、図4の変形例1である。変形例1のヒートポンプユニット100Bは、実施の形態2の例のヒートポンプユニット100Aと比較して、水回路に流れる水の流量を検出する流量センサ23を備えている。変形例1では、実施の形態2の例と比較して、水回路に流れる水の流量が、予め設定された除霜運転時の設定流量F1以下となるように、制御される。設定流量F1は、例えば、2(l/min)である。そして、水温度Wが予め設定された第3設定温度W3以上になったときに、第1開閉装置10および第2開閉装置12のうちの少なくとも一方の開度を調整して、冷媒−熱媒体熱交換器4に流れる冷媒の量を減少させる。
上記のように、変形例1では、除霜運転時に、冷媒−熱媒体熱交換器4の熱媒体流路に流れる水の流量および冷媒−熱媒体熱交換器4の冷媒流路に流れる冷媒の流量を最低限にすることができる。その結果、変形例1によれば、最低限の水の流量で水回路の凍結を抑制することができる。さらに、変形例1では、冷媒の温度低下が抑制されているため効率良く熱源側熱交換器8の除霜を行うことができる。
実施の形態3.
図7は、この発明の実施の形態3に係るヒートポンプシステムの一例を模式的に記載した図である。図7に示すように、この実施の形態に係るヒートポンプユニット100Cは、圧縮機1と冷媒−熱媒体熱交換器4の冷媒流路と減圧装置6と熱源側熱交換器8とが冷媒配管9で接続された冷媒回路15Bを有する。また、この実施の形態のヒートポンプユニット100Cは、第1バイパス流路62と第2バイパス流路64Aと第3バイパス流路66とを有する。第1バイパス流路62は、圧縮機1の冷媒吐出側と熱源側熱交換器8の冷媒流入側とをバイパスするものである。第1バイパス流路62は、熱源側熱交換器8の冷媒流出側の近傍を通るように配設されている。第1バイパス流路62には、第1開閉装置10が配設されている。第2バイパス流路64Aは、圧縮機1の冷媒吐出側と熱源側熱交換器8の冷媒流入側とをバイパスするものである。第2バイパス流路64Aには、第2開閉装置12および第3開閉装置14が配設されている。第3バイパス流路66は、冷媒−熱媒体熱交換器4の熱媒体流路の熱媒体流入側と熱媒体流出側とをバイパスするものである。第3バイパス流路66には、第5開閉装置32が配設されている。第1開閉装置10、第2開閉装置12、第3開閉装置14、第4開閉装置24Aおよび第5開閉装置32は、開閉弁等に限定されるものではなく、例えば、開度を調整できる電動弁等であってもよい。また、ヒートポンプユニット100Cは、第2バイパス流路64Aを流れる冷媒と第3バイパス流路66を流れる水とを熱交換させる凍結防止用熱交換器30を有する。凍結防止用熱交換器30は、冷媒−熱媒体熱交換器4と比較して、交換熱量が小さい。以下では、この実施の形態の理解を容易にするために、上記の実施の形態1または実施の形態2の説明と重複する説明については省略する。
[加熱運転]
次に、ヒートポンプユニット100Cが水を加熱する加熱運転の動作の一例について説明する。ヒートポンプユニット100Cの加熱運転時には、第1開閉装置10、第2開閉装置12、第3開閉装置14、第5開閉装置32が閉状態となっており、第4開閉装置24Aが開状態となっており、冷媒回路15Bおよび熱媒体経路25Aは、実施の形態2の冷媒回路15Aおよび熱媒体経路25と同様に動作する。
[除霜運転]
次に、ヒートポンプユニット100Cが熱源側熱交換器8に付着した霜を除霜する除霜運転の動作の一例について説明する。ヒートポンプユニット100Cの除霜運転時には、第1開閉装置10、第2開閉装置12、第3開閉装置14および第5開閉装置32が開状態となり、第4開閉装置24Aおよび減圧装置6が閉状態となる。圧縮機1で圧縮された冷媒は、第1バイパス流路62に流れる冷媒と、第2バイパス流路64Aに流れる冷媒とに分岐される。第1バイパス流路62側に分岐された冷媒は、熱源側熱交換器8の冷媒流出側の近傍で熱源側熱交換器8を加熱する。熱源側熱交換器8の近傍で熱源側熱交換器8を加熱した冷媒は、第2バイパス流路64Aを流れた冷媒と合流し、熱源側熱交換器8に流れる。
第2バイパス流路64A側に分岐された冷媒は、凍結防止用熱交換器30の冷媒流路を流れて、凍結防止用熱交換器30の熱媒体流路を流れる水と熱交換する。凍結防止用熱交換器30で熱交換された冷媒は、第1バイパス流路62を流れた冷媒と合流し、熱源側熱交換器8に流れる。凍結防止用熱交換器30へ流れる冷媒の流量は、第2開閉装置12および第3開閉装置14のうちの少なくとも一方の開度を調整することで、調整することができる。
水回路では、第4開閉装置24Aが閉状態となっており、第5開閉装置32が開状態となっている。したがって、水は、冷媒−熱媒体熱交換器4には流れず、凍結防止用熱交換器30に流れる。凍結防止用熱交換器30にて、水は冷媒と熱交換して加熱され、ヒートポンプユニット100Cから流出する。
上記のように、この実施の形態では、除霜運転時に、冷媒−熱媒体熱交換器4と比較して交換熱量が小さい凍結防止用熱交換器30にて、冷媒と水とを熱交換させている。その結果、この実施の形態によれば、冷媒の温度低下が抑制されているため効率良く熱源側熱交換器8の除霜を行うことができる。
この発明は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々に改変することができる。すなわち、上記の実施の形態の構成を適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成に代替させてもよい。さらに、その配置について特に限定のない構成要件は、実施の形態で開示した配置に限らず、その機能を達成できる位置に配置することができる。
1 圧縮機、2 流路切替装置、4 冷媒−熱媒体熱交換器、6 減圧装置、8 熱源側熱交換器、9 冷媒配管、10 第1開閉装置、12 第2開閉装置、14 第3開閉装置、15 冷媒回路、15A 冷媒回路、15B 冷媒回路、22 熱媒体循環装置、23 流量センサ、24 流量調整装置、24A 第4開閉装置、25 熱媒体経路、25A 熱媒体経路、26 入口温度センサ、28 出口温度センサ、29 熱媒体配管、30 凍結防止用熱交換器、32 第5開閉装置、50 制御部、52 記憶部、62 第1バイパス流路、64 第2バイパス流路、64A 第2バイパス流路、66 第3バイパス流路、100 ヒートポンプユニット、100A ヒートポンプユニット、100B ヒートポンプユニット、100C ヒートポンプユニット、101 筐体、200 水タンク、300 ヒートポンプシステム、302 給水配管、304 出湯配管。

Claims (10)

  1. 冷媒が流れる冷媒流路と熱媒体が流れる熱媒体流路とを有し、前記冷媒と前記熱媒体とを熱交換させる冷媒−熱媒体熱交換器の前記冷媒流路と、熱源側熱交換器と、が接続された冷媒回路と、
    前記熱媒体流路が接続された熱媒体回路と、を備え、
    前記冷媒−熱媒体熱交換器で前記熱媒体を加熱する加熱運転モードと、前記熱源側熱交換器を加熱して前記熱源側熱交換器に付着した霜を除霜する除霜運転モードとを含み、
    前記除霜運転モード時は、前記加熱運転モード時と比較して、前記熱媒体回路に流れる前記熱媒体の流速を遅くし、
    前記冷媒回路は、該冷媒回路に流れる前記冷媒の向きを切り替える流路切替装置をさらに含み、
    前記流路切替装置は、前記除霜運転モード時に、前記冷媒−熱媒体熱交換器を凝縮器として機能させ且つ前記熱源側熱交換器を蒸発器として機能させるように、切り替えられており、
    前記除霜運転モード時に、前記冷媒回路に前記冷媒を流す除霜動作と、前記熱媒体回路に前記熱媒体を流す通水動作と、を交互に実行する、
    ヒートポンプシステム。
  2. 前記熱媒体の温度を検出する温度センサをさらに備え、
    前記除霜動作中に、前記温度センサが検出した前記熱媒体の温度が、前記熱媒体が凍結するおそれがある第1設定温度以下となったときに、前記通水動作を実行し、
    前記通水動作中に、前記温度センサが検出した前記熱媒体の温度が、前記第1設定温度以下から第2設定温度以上に上昇して前記熱媒体が凍結するおそれがなくなったときに、前記通水動作を停止して前記除霜動作を実行する、
    請求項に記載のヒートポンプシステム。
  3. 冷媒が流れる冷媒流路と熱媒体が流れる熱媒体流路とを有し、前記冷媒と前記熱媒体とを熱交換させる冷媒−熱媒体熱交換器の前記冷媒流路と、熱源側熱交換器と、が接続された冷媒回路と、
    前記熱媒体流路が接続された熱媒体回路と、を備え、
    前記冷媒−熱媒体熱交換器で前記熱媒体を加熱する加熱運転モードと、前記熱源側熱交換器を加熱して前記熱源側熱交換器に付着した霜を除霜する除霜運転モードとを含み、
    前記除霜運転モード時は、前記加熱運転モード時と比較して、前記熱媒体回路に流れる前記熱媒体の流速を遅くし、
    前記冷媒回路は、前記熱源側熱交換器で熱交換された前記冷媒を圧縮して、圧縮した前記冷媒を前記冷媒−熱媒体熱交換器に吐出する圧縮機と、前記冷媒−熱媒体熱交換器で熱交換された前記冷媒を減圧して、減圧した前記冷媒を前記熱源側熱交換器に流入させる減圧装置と、をさらに含み、
    第1開閉装置が配設され、前記圧縮機の冷媒吐出側と前記熱源側熱交換器の冷媒流入側とをバイパスする第1バイパス流路と、
    第2開閉装置が配設され、前記冷媒−熱媒体熱交換器の冷媒流出側と前記熱源側熱交換器の冷媒流入側とをバイパスする第2バイパス流路と、をさらに備え、
    前記除霜運転モード時に、前記第1開閉装置および前記第2開閉装置を開状態とし、前記減圧装置を閉状態とする、
    ヒートポンプシステム。
  4. 前記熱媒体流路で熱交換された前記熱媒体の温度を検出する出口温度センサをさらに備え、
    前記除霜運転モード時に、前記熱媒体回路に流れる前記熱媒体の流速が、前記出口温度センサが検出した前記熱媒体の温度が前記熱媒体の沸点と比較して低い第3設定温度となるように、調整された、
    請求項に記載のヒートポンプシステム。
  5. 冷媒が流れる冷媒流路と熱媒体が流れる熱媒体流路とを有し、前記冷媒と前記熱媒体とを熱交換させる冷媒−熱媒体熱交換器の前記冷媒流路と、熱源側熱交換器と、が接続された冷媒回路と、
    前記熱媒体流路が接続された熱媒体回路と、を備え、
    前記冷媒−熱媒体熱交換器で前記熱媒体を加熱する加熱運転モードと、前記熱源側熱交換器を加熱して前記熱源側熱交換器に付着した霜を除霜する除霜運転モードとを含み、
    前記除霜運転モード時は、前記加熱運転モード時と比較して、前記熱媒体回路に流れる前記熱媒体の流速を遅くし、
    前記冷媒回路は、前記熱源側熱交換器で熱交換された前記冷媒を圧縮して、圧縮した前記冷媒を前記冷媒−熱媒体熱交換器に吐出する圧縮機と、前記冷媒−熱媒体熱交換器で熱交換された前記冷媒を減圧して、減圧した前記冷媒を前記熱源側熱交換器に流入させる減圧装置と、をさらに含み、
    前記熱媒体回路は、該熱媒体回路に前記熱媒体を循環させる熱媒体循環装置と、前記冷媒−熱媒体熱交換器の前記熱媒体流路の前記熱媒体の通過を制御する第4開閉装置と、をさらに含み、
    第1開閉装置が配設され、前記圧縮機の冷媒吐出側と前記熱源側熱交換器の冷媒流入側とをバイパスする第1バイパス流路と、
    第2開閉装置および第3開閉装置が配設され、前記圧縮機の冷媒吐出側と前記熱源側熱交換器の冷媒流入側とをバイパスする第2バイパス流路と、
    第5開閉装置が配設され、前記熱媒体流路の、熱媒体流入側と熱媒体流出側とをバイパスする第3バイパス流路と、
    前記第2バイパス流路を流れる前記冷媒と、前記第3バイパス流路を流れる前記熱媒体と、を熱交換させる凍結防止用熱交換器と、をさらに備え、
    前記除霜運転モード時に、前記第1開閉装置、前記第2開閉装置、前記第3開閉装置および前記第5開閉装置を開状態とし、前記減圧装置および前記第4開閉装置を閉状態とする、
    ヒートポンプシステム。
  6. 前記凍結防止用熱交換器は、前記冷媒−熱媒体熱交換器と比較して、交換熱量が小さい、
    請求項に記載のヒートポンプシステム。
  7. 少なくとも、前記冷媒−熱媒体熱交換器、前記第4開閉装置、前記第3バイパス流路および前記凍結防止用熱交換器を収容する筐体をさらに備えた、
    請求項または請求項に記載のヒートポンプシステム。
  8. 前記凍結防止用熱交換器で熱交換された前記熱媒体の温度を検出する出口温度センサをさらに備え、
    前記除霜運転モード時に、前記熱媒体回路に流れる前記熱媒体の流速が、前記出口温度センサが検出した前記熱媒体の温度が前記熱媒体の沸点と比較して低い第3設定温度となるように、調整された、
    請求項〜請求項の何れか一項に記載のヒートポンプシステム。
  9. 前記第1バイパス流路が、前記熱源側熱交換器の近傍を通って配設された、
    請求項〜請求項の何れか一項に記載のヒートポンプシステム。
  10. 前記第1バイパス流路が、前記熱源側熱交換器の下部の近傍を通って配設された、
    請求項に記載のヒートポンプシステム。
JP2017512156A 2015-04-16 2015-04-16 ヒートポンプシステム Active JP6529579B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2015/061752 WO2016166873A1 (ja) 2015-04-16 2015-04-16 ヒートポンプシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2016166873A1 JPWO2016166873A1 (ja) 2018-02-15
JP6529579B2 true JP6529579B2 (ja) 2019-06-12

Family

ID=57126461

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017512156A Active JP6529579B2 (ja) 2015-04-16 2015-04-16 ヒートポンプシステム

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6529579B2 (ja)
WO (1) WO2016166873A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6795454B2 (ja) * 2017-05-23 2020-12-02 フクシマガリレイ株式会社 冷却貯蔵庫
JP6804648B2 (ja) * 2017-07-07 2020-12-23 三菱電機株式会社 冷凍サイクル装置
CN111998581B (zh) * 2020-09-10 2024-03-19 清华大学 自除霜式空气源热量采集装置及其运行方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5623371U (ja) * 1979-07-31 1981-03-02
JP2002372326A (ja) * 2001-06-18 2002-12-26 Harman Kikaku:Kk ヒートポンプ式給湯装置
JP4222993B2 (ja) * 2004-10-08 2009-02-12 東芝機器株式会社 給湯装置
JP2013015287A (ja) * 2011-07-05 2013-01-24 Mitsubishi Electric Corp 温水熱源機

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2016166873A1 (ja) 2018-02-15
WO2016166873A1 (ja) 2016-10-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2458305B1 (en) Heat pump device
JP6486335B2 (ja) 空気調和機及びその除霜運転方法
JP5427428B2 (ja) ヒートポンプ式給湯・空調装置
JP5308220B2 (ja) ヒートポンプ式給湯・空調装置
JP6138711B2 (ja) 空気調和装置
JP6783271B2 (ja) 空調システム
JP2012007800A (ja) ヒートポンプ式給湯・空調装置
JP2008096033A (ja) 冷凍装置
WO2016059837A1 (ja) ヒートポンプ式暖房装置
JP2008116156A (ja) 空気調和装置
US11802702B2 (en) Controller of air conditioning apparatus, outdoor unit, relay unit, heat source unit, and air conditioning apparatus
JP2015064169A (ja) 温水生成装置
JP2007139244A (ja) 冷凍装置
JP6529579B2 (ja) ヒートポンプシステム
JPWO2013065233A1 (ja) 冷凍サイクル装置およびそれを備えた空気調和機
JP5404761B2 (ja) 冷凍装置
JP2007255866A (ja) 空気調和装置
JP2015068611A (ja) 空気調和装置
JP2007071478A (ja) ヒートポンプ装置
JP2008121918A (ja) 空気調和装置
KR20070071093A (ko) 공기조화기 및 그 제상운전방법
JP5992076B1 (ja) 冷凍サイクル装置、その冷凍サイクル装置を備えた冷蔵庫、冷凍サイクル装置の除霜方法
JP7034325B2 (ja) 空調装置
KR101692243B1 (ko) 캐스캐이드 사이클을 이용한 히트 펌프
JP6964482B2 (ja) ヒートポンプ式温調システム

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180925

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181119

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190416

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190514

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6529579

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250