JP6529370B2 - 止水構造および止水方法 - Google Patents
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Description
特許文献1には、ドア枠10に設けられた戸当り20と、開き戸式の扉である扉体30との間に止水板50を挟み込むような防水ドア構造が記載されている。
具体的には、止水板50の下端部および側端部にそれぞれ下部シール53および側部シール55が設けられている。
これら下部シール53と側部シール55に当接する戸当り20の箇所には、下部パッキン63と縦パッキン65とがそれぞれ設けられている。
そして、扉体30が閉められることで、下部シール53と下部パッキン63とが圧接され、側部シール55と縦パッキン65とが圧接されることで、止水性を実現している。
また、このような構成の場合では、板材51が両端部のウエブ55aを含めた幅寸法が縦枠15の離間寸法よりも僅かに大きくなければ、ウエブ55aが縦枠15に圧着されないため、ウエブ55aが縦枠15に当接していない場合、水が縦パッキン65まで浸入してしまい止水性が低下してしまうという問題がある。
また、止水チューブ33に気体もしくは液体を封入しなければ止水性を発揮することができず、手間が掛かり、設置するのに時間を要するという問題がある。
具体的には、ドア30が戸当りと当接する箇所だけでなく、下部軟質止水材53dおよび側部軟質止水材55dを設けることで、ドア30の下面および側面までが止水性を発揮することができる。
このため、板材51の下端部および側端部に下部軟質止水材53dおよび側部軟質止水材55dを設けることで、ドア30と戸当りとの間に板材51を挟み込むだけの場合に比べて、より高い止水性を発揮することができる。
このため、ドア30を閉める際、下部軟質止水材53dおよび側部軟質止水材55dがドア30と干渉するので、ドア30を閉めるのに大きな抵抗が生じることとなる。
しかしながら、この抵抗は、下部軟質止水材53dおよび側部軟質止水材55dがドア30と高い圧力で圧着することにつながるため、高い止水性を発揮することができる。
また、くさび形状により生じる抵抗は、ドア30を開放する際の抵抗として作用するため、冠水している状態において、例えば、子供が誤ってドア30を開けてしまうことを防止することができる。
また、下部滑り止め53eおよび側部滑り止め55eがドア30を係止するので、ドア30を閉める際、板材51などの厚みによってドア30が所定の位置まで閉じない場合でも、ドア30が開いてしまうおそれがなく、止水性を発揮することができる。
また、下部突起部53fおよび側部突起部55fがドア30と圧着されるので、ドア30を閉める際、板材51などの厚みによってドア30が所定の位置まで閉じない場合でも、ドア30が開いてしまうおそれがなく、止水性を発揮することができる。
このため、止水構造1がより高い止水性を発揮することができる。
具体的には、ドア30が戸当り20と当接する箇所だけでなく、下部軟質止水材53dおよび側部軟質止水材55dを設けることで、ドア30の下面および側面までが止水性を発揮することができる。
このため、下端部および側端部に下部軟質止水材53dおよび側部軟質止水材55dが設けられた板材51をドア30と戸当り20との間に挟み込むだけで、板材51のみを挟み込む場合に比べて、より高い止水性を発揮することができる。
この止水構造1は、ドア枠10、戸当り20、ドア30、ヒンジ40および止水板50等から構成されている。
ドア枠10は外壁2に取り付けられている。より具体的には、外壁2の外側と内側とに通じる矩形状の開口2a(前記出入口)が外壁2に設けられており、ドア枠10がその開口2aの内側でその開口2aの縁に沿って外壁2に固定されている。
下部パッキン63は、中実に形成されているため、上部パッキンよりも高い弾性力を有している。
縦戸当り24,25にそれぞれ設けられる縦パッキン65および左の縦パッキンは、中空に形成されたエラストマーであるが、板材51の側部シール55と当接する箇所のみが中実に形成されている。
縦パッキン65は、中実に形成された箇所が下部パッキン63と同等の高い弾性力を有しており、それ以外の中空に形成された箇所が上部パッキンと同等の弾性力を有している。
なお、縦パッキン65における中実に形成された箇所と中空に形成された箇所は切れ目なく連続している。
この板材51の幅寸法は、縦枠14と縦枠15との離間寸法と略同じ寸法に形成されている。このため、止水板50をドア枠10に取り付ける際、シール52が縦枠14,15に圧着されるようになっている。
また、板材51は透明、半透明または不透明な金属板、樹脂板、木板、ガラス板またはセラミック板である。図1では、板材51が樹脂(例えば、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ABS樹脂、PVC樹脂、PBT樹脂若しくはポリアミド樹脂またはこれらの中の2以上のアロイ)からなる。
なお、板材51が柔軟性・可撓性を有する薄板(シート)であってもよい。その場合には、板材51が樹脂からなることが好ましい。板材51を折ったり、丸めたりすることができるので、晴天時等において止水板50を使用しない場合には、止水板50をコンパクトにして収納することができる。
より具体的に説明すると、下部シール53は、板材51の下端部を被覆するためのウエブ53aと、板材51の前面および後面の下端部を被覆するためのフランジ部53b、53cと、を有する。
このため、板材51の下端部を下部シール53における横断面U字型の箇所に嵌め込むだけで、板材51の下端部が下部シール53のウエブ53aによって被覆され、板材51の前面および後面の下端部が下部シール53のフランジ部53b,53cによってそれぞれ被覆された状態となる。
また、下部シール53には、板材51の下端部側から屋外側に延出する下部軟質止水材53dが下枠13に沿って設けられている。なお、この下部軟質止水材53dは、上記の横断面U字型に形成された箇所と一体または一体的に形成されている。
より具体的に説明すると、下部軟質止水材53dは、下部シール53の下端部であるウエブ53aから、板材51と垂直に屋外側へ延出して設けられている。さらに、下部軟質止水材53dは、下枠13の長さ寸法と略等しい長さ寸法に設定され、この下枠13に沿って設けられている。また、下部軟質止水材53dは、屋外側へ向かうにつれて厚み寸法が増大するくさび状に形成されている。
このような下部軟質止水材53dは、ドア30を閉じた状態において、ドア30の下面と下枠13の上面とに挟み込まれている。
すなわち、くさび状の下部軟質止水材53dは、屋外側の厚み寸法が大きく形成されており、ドア30を閉じた状態においては、ドア30の下面と下枠13の上面との隙間に合わせて潰れた状態となる。このため、ドア30と下枠13との圧着の圧力が屋外側へ行くにつれて高くなっている。
より具体的に説明すると、側部シール54,55は、板材51の側端部を被覆するためのウエブ55aと、板材51の前面および後面の側端部を被覆するためのフランジ部55b、55cと、を有する。
このため、板材51の側端部を側部シール55における横断面U字型の箇所に嵌め込むだけで、板材51の側端部が側部シール55のウエブ55aによって被覆され、板材51の前面および後面の側端部が側部シール55のフランジ部55b,55cによってそれぞれ被覆された状態となる。
また、側部シール55には、板材51の側端部側から屋外側に延出する側部軟質止水材55dが縦枠24,25に沿って設けられている。なお、この側部軟質止水材55dは、上記の横断面U字型に形成された箇所と一体または一体的に形成されている。
より具体的に説明すると、側部軟質止水材55dは、側部シール54,55の側端部であるウエブ55aから、板材51と垂直に屋外側へ延出して設けられている。さらに、側部軟質止水材55dは、縦枠24,25の長さ寸法と略等しい長さ寸法に設定され、この縦枠24,25に沿って設けられている。また、側部軟質止水材55dは、屋外側へ向かうにつれて厚み寸法が増大するくさび状に形成されている。
このような側部軟質止水材55dは、ドア30を閉じた状態において、ドア30の下面と縦枠24,25の上面とに挟み込まれている。
すなわち、くさび状の側部軟質止水材55dは、屋外側の厚み寸法が大きく形成されており、ドア30を閉じた状態においては、ドア30の側面と縦枠24,25の内面との隙間に合わせて潰れた状態となる。このため、ドア30と縦枠24,25との圧着の圧力が屋外側へ行くにつれて高くなっている。
また、この突起は山状でなくてもよく、断面が山状にドア30の幅方向に延設されたものでもよい。
また、この突起は山状でなくてもよく、断面が山状にドア30の高さ方向に延設されたものでもよい。
なお、左側の側部シール54は、右側の側部シール55と対称的に形成されているため、その詳細については説明を省略する。
まず、ドア枠10に止水板50を設置する。
ドア30を屋外側へ開けて、止水板50の板材51を戸当り20の屋外側で下部戸当り23および縦戸当り24,25に立て掛ける。
このとき、下部シール53を下部パッキン63に当接し、側部シール55を縦パッキン65に当接し、縦戸当り24に設けられた縦パッキンに側部シール54を当接する。
同時に、下部軟質止水材53dの下面(下部滑り止め53eおよび下部突起部53fが設けられない面)を下枠13の上面に当接し、側部軟質止水材55dの外面(側部滑り止め55eおよび側部突起部55fが設けられない面)を縦枠14,15の内面に当接する。
ドア30を閉じる際、下部軟質止水材53dおよび側部軟質止水材55dにドア30の下面および側面が当たる。具体的には、下部突起部53fおよび側部突起部55fがドア30と当たり干渉することとなる。
また、下部軟質止水材53dおよび側部軟質止水材55dは、屋外側へ向かうとともに厚み寸法が大きくなるくさび状に形成されているので、突起部53f,55fだけでなく軟質止水材53d,55d本体からも干渉を受ける。
この状態から、通常の開閉作業よりも強い力でドア30を屋内側へと押し付けて、下部突起部53fおよび側部突起部55fをドア30の下面および側面において滑らせてドア30を閉じる。
また、板材51の左側の端部、側部シール54および縦パッキンがドア30と縦戸当り24との間に挟持され、板材51の右側の端部、側部シール55および縦パッキン65がドア30と縦戸当り25との間に挟持される(図3参照)。
また、下部軟質止水材53dがドア30の下面と下枠13の上面に挟持され(図2参照)、側部軟質止水材55dがドア30の側面と縦枠14,15の内面とに挟持される(図3参照)。
また、下部軟質止水材53d、側部軟質止水材55dが圧縮されるので、ドア30とドア枠10の隙間が閉塞される。
このため、止水性が向上する。また、ドア30の外が冠水すると、水圧によってドア30が閉じる方向へ押され、下部シール53、側部シール54,55、下部パッキン63、右の縦パッキン65および左の縦パッキンによる止水性、並びに、下部軟質止水材53dおよび側部軟質止水材55dによる止水性がさらに向上する。
具体的には、ドア30が戸当りと当接する箇所だけでなく、下部軟質止水材53dおよび側部軟質止水材55dを設けることで、ドア30の下面および側面までが止水性を発揮することができる。
このため、板材51の下端部および側端部に下部軟質止水材53dおよび側部軟質止水材55dを設けることで、ドア30と戸当りとの間に板材51を挟み込むだけの場合に比べて、より高い止水性を発揮することができる。
こうすることで、板材51を戸当りに立てかけた際、ドア30を収容する空間は、ドア30側に向かうとともに小さくなる。
このため、ドア30を閉める際、下部軟質止水材53dおよび側部軟質止水材55dがドア30と干渉するので、ドア30を閉めるのに大きな抵抗が生じることとなる。
しかしながら、この抵抗は、下部軟質止水材53dおよび側部軟質止水材55dがドア30と高い圧力で圧着することにつながるため、高い止水性を発揮することができる。
また、くさび形状により生じる抵抗は、ドア30を開放する際の抵抗として作用するため、冠水している状態において、例えば、子供が誤ってドア30を開けてしまうことを防止することができる。
こうすることで、ドア30を閉めた状態において、下部滑り止め53eおよび側部滑り止め55eがドア30の下面および側面に当接されることとなり、下部軟質止水材53dおよび側部軟質止水材55dとドア30とが位置ずれを起こすおそれがない。
また、下部滑り止め53eおよび側部滑り止め55eがドア30を係止するので、ドア30を閉める際、板材51などの厚みによってドア30が所定の位置まで閉じない場合でも、ドア30が開いてしまうおそれがなく、止水性を発揮することができる。
こうすることで、ドア30を閉めた状態において、下部突起部53fおよび側部突起部55fがドア30に高い圧力で圧着されることとなり、下部軟質止水材53dおよび側部軟質止水材55dとドア30とが滑るおそれをなくすことができる。
また、下部突起部53fおよび側部突起部55fがドア30と圧着されるので、ドア30を閉める際、板材51などの厚みによってドア30が所定の位置まで閉じない場合でも、ドア30が開いてしまうおそれがなく、止水性を発揮することができる。
こうすることで、下部パッキン63と縦パッキン65との間から漏水するおそれがない。
このため、止水構造1がより高い止水性を発揮することができる。
こうすることで、ドア30を閉めた状態において、下部シール53と側部シール54,55とが弾性の高いパッキン63,65とそれぞれ圧着されることとなり、他の箇所よりも高い圧力で圧着することができ、より高い止水性を発揮することができる。
具体的には、ドア30が戸当りと当接する箇所だけでなく、下部軟質止水材53dおよび側部軟質止水材55dを設けることで、ドア30の下面および側面までが止水性を発揮することができる。
このため、下端部および側端部に下部軟質止水材53dおよび側部軟質止水材55dが設けられた板材51をドア30と戸当りとの間に挟み込むだけで、板材51のみを挟み込む場合に比べて、より高い止水性を発揮することができる。
本実施形態では、ドア30を閉じて止水構造を形成したがこれに限らず、例えば、ドア30を開けた状態で止水構造を形成してもよい。
ただし、板材51は極めて剛性の高い材質からなるか、板材51の撓みを抑える撓み抑制手段を併用するものとする。
これは、ドア30を開けた状態に保っても、下部シール53、側部シール54,55、下部パッキン63、縦パッキン65、左の縦パッキン、下部軟質止水材53dおよび側部軟質止水材55dによる止水性を確保することができるからである。
具体的には、屋外が冠水すると、水圧が板材51に直接作用し、板材51が戸当り20に押し付けられ、下部シール53、側部シール54,55、下部パッキン63、縦パッキン65および左の縦パッキンが圧着される。
また、下部軟質止水材53dおよび側部軟質止水材55dは、水圧により、それぞれ下枠13および縦枠14,15に圧着される。
このため、ドア30が開いた状態においても、止水性を発揮することができる。
こうすることで、浸水を防止しつつドア30を開けた状態とすることができるので、緊急時に開口2aを介して屋内から屋外へと避難、または、屋外から屋内へと救助もしくは一時帰宅等をすることができる。
例えば、下部シール53および側部シール54,55と当接する箇所の材質を異なるものとして中空に形成してもよい。
また、くさび状の箇所は、弾性があまりにも低いとドア30を閉める際、抵抗が強すぎて閉められなくなるおそれがあり、逆に高すぎると、水の浸入による水圧により変形してしまうおそれがある。このため、弾性の低すぎる材質や高すぎる材質のものは適さないため、適宜適切な弾性を有する材質のものを適用することが好ましい。
2 外壁
2a 開口
10 ドア枠
12 上枠
13 下枠
14 縦枠
15 縦枠
20 戸当り
22 上部戸当り
23 下部戸当り
24 縦戸当り
25 縦戸当り
30 ドア
40 ヒンジ
50 止水板
51 板材
52 シール
53 下部シール
53a ウエブ
53b フランジ部
53c フランジ部
53d 下部軟質止水材
53e 下部滑り止め
53f 下部突起部
54 側部シール
55 側部シール
55a ウエブ
55b フランジ部
55c フランジ部
55d 側部軟質止水材
55e 側部滑り止め
55f 側部突起部
63 下部パッキン
65 縦パッキン
Claims (7)
- 上枠、下枠および左右の縦枠を枠組みしてなるドア枠と、前記ドア枠に対し、前記ドア枠内の開口を開閉可能に取り付けられるドアと、の間の止水構造において、
前記下枠の内側に下部戸当りが凸設され、
前記縦枠の内側に縦戸当りが凸設され、
前記ドア枠、前記下部戸当り、前記縦戸当りおよび前記ドアに対して着脱可能な板材が前記下部戸当りおよび前記縦戸当りに立て掛けられ、
前記板材の下端部に沿って下部シールが設けられ、
前記板材の側端部に沿って側部シールが設けられ、
前記下部シールには、前記板材の下端部側から屋外側に延出する下部軟質止水材が前記下枠に沿って設けられ、
前記側部シールには、前記板材の側端部側から屋外側に延出する側部軟質止水材が前記縦枠に沿って設けられ、
前記ドアが閉じた状態において、前記板材の下端部と前記下部シールとが前記下部戸当りと前記ドアとの間に挟持され、前記板材の側端部と前記側部シールとが前記縦戸当りと前記ドアとの間に挟持されるとともに、
前記下部軟質止水材が前記下枠と前記ドアの下面との間に挟持され、前記側部軟質止水材が前記縦枠と前記ドアの側面との間に挟持されることを特徴とする止水構造。 - 請求項1に記載の止水構造において、
前記下部軟質止水材および前記側部軟質止水材が前記ドア側に向かうにつれて厚み寸法が増大するくさび状にそれぞれ形成されることを特徴とする止水構造。 - 請求項1または2に記載の止水構造において、
前記下部軟質止水材には、前記ドアの下面との当接面に前記ドアとの摩擦抵抗を増大させる下部滑り止めが設けられ、
前記側部軟質止水材には、前記ドアの側面との当接面に前記ドアとの摩擦抵抗を増大させる側部滑り止めが設けられることを特徴とする止水構造。 - 請求項1から3のいずれか一項に記載の止水構造において、
前記下部軟質止水材が前記ドアの下面との当接面の縁端部に前記ドアに向かって突起する下部突起部を備え、
前記側部軟質止水材が前記ドアの側面との当接面の縁端部に前記ドアに向かって突起する側部突起部を備えることを特徴とする止水構造。 - 請求項1から4のいずれか一項に記載の止水構造において、
前記下部戸当りの前記ドア側の面に下部パッキンが前記下部戸当りに沿って設けられ、
前記縦戸当りの前記ドア側の面に少なくとも前記板材の側端部の範囲で、かつ、縦パッキンが前記縦戸当りに沿って設けられ、
前記下部パッキンと前記縦パッキンとが切れ目なく接続しており、
前記下部パッキンが前記板材の下端部および前記下部シールとともに前記下部戸当りと前記ドアとの間に挟持され、
前記縦パッキンが前記板材の側端部および前記側部シールととともに前記縦戸当りと前記ドアとの間に挟持されることを特徴とする止水構造。 - 請求項1から5のいずれか一項に記載の止水構造において、
前記下部戸当りと前記縦戸当りとには、パッキンが設けられ、
前記パッキンは、前記下部戸当りの前記下部シールが当接する箇所と、前記縦戸当りの前記側部シールが当接する箇所とが、戸当りの他の箇所に比して弾性が高いことを特徴とする止水構造。 - 請求項1から6のいずれか一項に記載の止水構造を採用して前記ドア枠と前記ドアとの間を止水する止水方法であって、
前記ドアが開いた状態において、前記下部軟質止水材および前記側部軟質止水材がそれぞれ前記下枠および前記縦枠に当接するように、前記板材を前記下部戸当りおよび前記縦戸当りに立て掛け、
前記ドアを閉めることで、前記板材の下端部と前記下部シールとを前記下部戸当りと前記ドアとの間に挟持し、
前記板材の側端部と前記側部シールとを前記縦戸当りと前記ドアとの間に挟持し、
前記下部軟質止水材を前記下枠と前記ドアの下面との間に挟持し、
前記側部軟質止水材を前記縦枠と前記ドアの側面との間に挟持することを特徴とする止水方法。
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