JP6529122B2 - 油水分離システム - Google Patents
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Description
以下、添付図面を参照して、本発明の第1実施形態にかかる油水分離システムについて説明する。図1を参照して、図示の油水分離システム1は、上部が開口した槽本体2と、一対の導管3と、混合液供給手段4と、を備える。槽本体2の内部空間は2枚の仕切板51,52により上流側から順に第1槽21と、第2槽22と、第3槽23と、へ仕切られている。各導管3は、第1槽21と第2槽22との間に位置する仕切板51を貫通し、これらの導管3により第1槽21と第2槽22とが連通されている。また、第2槽22と第3槽23との間に位置する仕切板52の下方には流通口(流通経路)52aが設けられ、この流通口52aを介して第2槽22と第3槽23とが連通している。混合液供給手段4は供給管41を有し、この供給管41を介して第1槽21へ油水混合液を供給する。このようにして第1槽21へ供給された油水混合液は、一対の導管3を介して第2槽22の底部へ導かれる。第2槽22に供給された油水混合液は上方に流れて液面に到達し、比重差によって水Wが下方に分離され、油粒子は液面に留まり油Oの層を形成する。下方に分離された水Wは流通口52aを介して第3槽23へ流入し、排水管6を介して外部に排出され、第2槽22で集められた油Oは図示しない油回収手段により回収される。以下、詳細に説明する。
次に、本発明の第2実施形態にかかる油水分離システムについて説明する。図3を参照して、図示の油水分離システム100は、上述した油水分離システム1と略同一の構成を有するが、槽本体2の下方に第1槽21と第2槽22とを連通する微小なバイパス流路17が設けられ、このバイパス流路17に設けられたバルブ18を所定量だけ開けておくことにより第1槽21の水位を一定にできるように構成されている点で異なる。即ち、上述した第1実施形態においては、減速手段15による流路抵抗によって、第1槽21における水位は第2槽22における水位よりも高くなるが、混合液供給手段4からの油水混合液の供給量が多い場合等において第1槽21における水位がガイド部材12の上端(渦巻流路20の上面)を超えて上昇すると、油水混合液は渦巻流路20内を渦巻状に流れることなく導管3内へ流入してしまう。そこで、バルブ18を所定量だけ開けておくことにより、第1槽21内の一部の油水混合液はバイパス流路17を流れ、減速手段15を通過することなく第2槽22内へ導入される。これにより、第1槽21における水位を一定に保つことができ、第1槽21内の水位が渦巻流路20の上面まで上昇するのを防止できる。
上述した第1実施形態に係る油水分離システム1の油水分離能力を検証する実験を行った。この実験では、100Lの水と100L(87.4Kg)の工業用潤滑油とを混合して油水混合液を用意した。工業用潤滑油としてはJX日鉱日石エネルギー社のタービンオイル46を用いた。予め油水分離システム1の槽本体2(第1槽21〜第3槽31)を約4,000Lの水で満たしておき、上記油水混合液を供給管41を介して第1槽21へ供給した。第1槽21への供給終了後、20分経過後から10分間隔で第3槽23からサンプルを採取し、各サンプルの油濃度を簡易測定した。20分経過後からサンプル採取を開始するのは、第1槽21へ供給された油水混合液が第3槽23へ到達するまでに要する時間が約20分であるためである。その結果、20分経過後におけるサンプルにおいて最も高い油濃度が検出され、当該サンプルの油濃度をノルマルヘキサン抽出法により測定したところ、0.8mg/Lであった。簡易測定には株式会社堀場製作所製の油分濃度計OCMA−505を用いた。
3 導管
7 プレート部材
8 柵部材
10 第1の規制部材
11 第2の規制部材
12(12a,12b) ガイド部材
13 枠体
15 減速手段
20 渦巻流路
21 第1槽
22 第2槽
23 第3槽
51,52 仕切板
O 油
W 水
Claims (6)
- 油水混合液が供給される第1槽と、
前記第1槽の下流側に位置する第2槽と、
前記油水混合液を前記第1槽から前記第2槽へ供給する導管と、
前記第1槽内において平面視渦巻き状の渦巻流路を規定するガイド部材と、
前記第2槽に設けられ上面開口部を有する枠体と、
前記枠体に収容保持された減速手段と、を備え、
前記導管は、前記渦巻流路内又は前記渦巻流路の下方において上向きに開口する流入口を有し、
前記第1槽に供給された油水混合液は、前記渦巻流路を介して前記流入口へ導かれ、
前記導管を介して前記第1槽から供給された油水混合液は、前記導管の流出口から前記枠体内へ流入して前記減速手段を上向きに通過し、前記第2槽内において比重差により油と水に分離されることを特徴とする油水分離システム。 - 前記第1槽と前記第2槽とを連通させるバイパス流路を更に備え、油水混合液の一部は、前記バイパス流路を流れることによって、前記減速手段を通過することなく前記第1槽から前記第2槽へ供給されることを特徴とする請求項1に記載の油水分離システム。
- 油水混合液が供給される第1槽と、
前記第1槽の下流側に位置する第2槽と、
前記油水混合液を前記第1槽から前記第2槽へ供給する導管と、
前記第1槽内において平面視渦巻き状の渦巻流路を規定するガイド部材と、
前記ガイド部材を下方から支持する柵部材と、を備え、
前記渦巻流路の下面は開口し、
前記導管は、前記渦巻流路内又は前記渦巻流路の下方において上向きに開口する流入口を有し、
前記第1槽に供給された油水混合液は、前記渦巻流路を介して前記流入口へ導かれ、
前記導管を介して前記第2槽へ供給された油水混合液は、前記第2槽内において比重差により油と水に分離されることを特徴とする油水分離システム。 - 前記第1槽に供給口を介して油水混合液を供給する混合液供給手段と、
前記第1槽内に配設されたプレート部材と、を更に備え、
前記プレート部材は前記供給口の下方に位置し、
前記供給口を介して前記第1槽に供給された油水混合液が、前記プレート部材の上面を伝って前記渦巻流路へ向かって流れるように構成されたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の油水分離システム。 - 油水混合液が供給される第1槽と、
前記第1槽に供給口を介して油水混合液を供給する混合液供給手段と、
前記第1槽の下流側に位置する第2槽と、
前記油水混合液を前記第1槽から前記第2槽へ供給する一対の導管と、
前記第1槽内において一対の平面視渦巻き状の渦巻流路を規定する一対のガイド部材と、
前記一対のガイド部材の上流側に配置された第1の規制部材及び第2の規制部材と、を備え、
前記第1の規制部材は平面視略く字型形状を有し、下流側に向かってテーパ状に広がるテーパ状空間を規定し、
前記第2の規制部材は、平面視しずく形状を有し、前記しずく形状の頂角が下流側を向くように前記テーパ状空間内に配設され、
前記供給口は、前記第1の規制部材と前記第2の規制部材の間に配置され、
前記一対の導管はそれぞれ、前記渦巻流路内又は前記渦巻流路の下方において上向きに開口する流入口を有し、
前記第1槽に供給された油水混合液は、前記一対の渦巻流路を介して前記流入口へ導かれ、
前記一対の導管を介して前記第2槽へ供給された油水混合液は、前記第2槽内において比重差により油と水に分離されることを特徴とする油水分離システム。 - 前記第2槽の下流側に位置する第3槽と、
前記第2槽において下方に分離された水を前記第3槽へ供給する流通経路と、
前記第3槽に設けられたフィルタと、を更に備え、
前記流通経路を介して第3槽へ供給された水は、前記フィルタを上向きに通過して流れることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の油水分離システム。
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