JP6528584B2 - 仕分け設備及び仕分け設備における可逆性記録媒体の処理方法 - Google Patents

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本発明は、可逆的に状態が変化する可逆性記録層を有し、前記可逆性記録層の状態を変化させることにより情報の書き込み及び消去が可能な可逆性記録媒体を備えて搬送経路に沿って搬送される容器に対して物品の仕分けを行う仕分け設備及びその仕分け設備における可逆性記録媒体の処理方法に関するものである。
従来、搬送経路に沿って搬送される容器に対して物品の仕分けを行う仕分け設備においては、出荷先、配送日等の各種情報を容器に表示し、その各種情報を表示した容器に対して物品の仕分けを行う。この各種情報を容器へ表示する手段としては、印字(書き込み)と消去とを繰り返すことにより情報の書き換えが可能な可逆性記録媒体が従来から知られている。この可逆性記録媒体としては、例えば、特許文献1に示すような、可逆的に状態が変化する可逆性記録層を有し、前記可逆性記録層の状態を変化させることで可視画像の記録及び消去が可能な可逆性記録媒体が従来から知られている。特許文献1に示す可逆性記録媒体における情報の書き換えは、可逆性記録媒体の可逆性記録層を加熱することにより行われる。そして、当該可逆性記録層の加熱は、消去手段及び印字手段を備えた可逆性記録媒体用処理装置によって行われる。
一方で、可逆性記録媒体を備えた容器を用いて物品の仕分けを行う場合には、当該容器が物品の仕分けを行う仕分けエリアに到達する前に(仕分けエリアに対して上流側の搬送経路において)、予め可逆性記録媒体を消去状態(可逆性記録媒体上の情報が消去された状態)にしておく必要がある。そのため、特許文献1に示す可逆性記録媒体用処理装置を仕分け設備に設ける場合には、当該可逆性記録媒体用処理装置を仕分けエリアに対して上流側の搬送経路に配置する必要がある。
特開2006−62185号公報
しかしながら、特許文献1に示す可逆性記録媒体用処理装置は、可逆性記録媒体における情報の書き換え(印字及び消去)を同一装置内で行うため、容器が仕分けエリアに到達した時点では、可逆性記録媒体には新たな情報が書き込まれた状態となっている。そのため、仕分けエリアにおいて容器の容量以上の物品が仕分けされて、当該容器が仕分けされた物品により満杯になったことによって空の容器を追加投入しなければならない場合(増箱作業を行う場合)には、追加投入した空の容器の可逆性記録媒体に情報を書き込むことができず、作業者が情報を手書きしたシール等を追加投入した容器に貼付する、或いは作業者が情報を手書きで追加投入した容器に書き込むこととなり、作業が煩雑であるとともに、情報の容器への貼付或いは書き込み間違いにより、正確に情報を追加投入した容器に付与することができない場合があった。
そこで、本発明は、増箱作業を行う場合における可逆性記録媒体への情報の書き込み(印字)を増箱作業の後(追加投入した容器に対する物品の仕分け完了後)に行うことにより、作業の簡略化及び追加投入した容器への正確な情報の付与が可能な仕分け設備及びその仕分け設備における可逆性記録媒体の処理方法を提供することを目的とする。
本発明の解決しようとする課題は以上であり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、本発明のうち請求項1に記載の仕分け設備は、可逆的に状態が変化する可逆性記録層を有し、前記可逆性記録層の状態を変化させることにより情報の書き込み及び消去が可能な可逆性記録媒体を備えて搬送経路に沿って搬送される容器に対して物品の仕分けを行う仕分け設備であって、前記物品の仕分けを行う仕分けエリアと、前記仕分けエリアに対して搬送経路の下流側に設けられ、前記可逆性記録媒体に情報を書き込む書き込み装置と、容器を段積みする段積み装置と、を備え、前記仕分けエリアにおける前記容器への物品の仕分け完了後に、前記容器内に収納されている物品を仕分けるための空の容器が前記搬送経路上に投入されると、前記書き込み装置は、前記空の容器への物品の仕分け完了後に、容器に設けられる可逆性記録媒体に対して情報を書き込み、前記段積み装置は、前記仕分けエリアにおける物品の仕分け完了後の前記容器の荷高さに応じて、空の容器が前記搬送経路上に投入されることと連動して、前記物品の仕分けを行った容器を段積みするものである。
上記構成では、空の容器が搬送経路上に投入されると、空の容器への物品の仕分け完了後、書き込み装置が容器に設けられる可逆性記録媒体に情報を書き込む。
上記構成では、仕分けエリアにおける物品の仕分け完了後の容器の荷高さに応じて空の容器が搬送経路上に投入されると、段積み装置は、空の容器への物品の仕分け完了後、物品の仕分けを行った容器を段積みする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の仕分け設備において、前記仕分けエリアにおける前記容器への物品の仕分け完了後に、前記容器に紐付けられる空の容器が前記搬送経路上に投入されるものである。
上記構成では、仕分けエリアにおいて物品の仕分けが行われた容器に紐付けられて搬送経路上に投入された空の容器への物品の仕分け完了後、書き込み装置が容器に設けられる可逆性記録媒体に情報を書き込む。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の仕分け設備において、前記仕分けエリアにおける前記容器への物品の仕分け完了後に、前記容器と入れ替えて空の容器が前記搬送経路上に投入されるものである。
上記構成では、仕分けエリアにおいて物品の仕分けが行われた容器と入れ替えて搬送経路上に投入された空の容器への物品の仕分け完了後、書き込み装置が投入された空の容器に設けられる可逆性記録媒体に情報を書き込む。
さらに、請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の仕分け設備において、前記書き込み装置は、前記空の容器に設けられる可逆性記録媒体への情報の書き込み完了後に、前記空の容器を紐付けるための情報を、前記容器に設けられる可逆性記録媒体に書き込むものである。
上記構成では、書き込み装置は、仕分けエリアにおいて物品の仕分けが行われた容器の可逆性記録媒体のみに当該容器と空の容器を紐付けるための情報を書き込む。
さらにまた、請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の仕分け設備において、前記書き込み装置は、前記空の容器に設けられる可逆性記録媒体に、前記容器に紐付けられる情報を書き込むものである。
上記構成では、仕分けエリアにおける物品の仕分け完了後の容器の荷高さに応じて空の容器が搬送経路上に投入されると、空の容器に設けられる可逆性記録媒体に、空の容器に対応する前記容器に紐付けられた情報が書き込まれる。
本発明の仕分け設備及び仕分け設備における可逆性記録媒体の処理方法によれば、増箱作業の後(追加投入した容器に対する物品の仕分け完了後)に可逆性記録媒体への情報の書き込み(印字)ができるため、追加投入した容器に対する物品の仕分け完了後の情報の貼付或いは書き込みが不要となり、作業の簡略化及び追加投入した容器への正確な情報の付与ができる。
本発明に係る仕分け設備の平面配置図である。 (a)は、本発明に係る仕分け設備において用いられる配送容器の斜視図、(b)は、同配送容器を折り畳む際の斜視図、(c)は、同配送容器を折り畳んだ際の斜視図、(d)は、同配送容器に貼付されるリライタブルラベルの正面図である。 本発明に係る仕分け設備の制御構成を示すブロック図である。 本発明に係るリライタブルラベルに記載された情報の消去を判断する方法を示すフロー図である。 本発明に係るリライタブルラベルに情報が書き込まれたか否かを判断する方法を示すフロー図である。 増箱作業及び増箱作業を行った場合のリライタブルラベルへの情報の書き込みの流れを示すフロー図である。
本発明に係る仕分け設備1について説明する。なお、本発明は、以下に示す仕分け設備1に限定されるものではない。
図1及び図2に示すように、仕分け設備1は、配送容器2(「容器」の一例)に対して物品を仕分けし出荷する施設である。
配送容器2は、物品を収納可能な容器であり、折り畳みコンテナ(オリコン)により構成されている。なお、本発明に係る容器は、折り畳みコンテナ(オリコン)に限定されるものではなく、物品を収納可能な容器であれば構わない。
図2(a)に示すように、配送容器2は、その側面に、リライタブルラベル3(「可逆性記録媒体」の一例)が貼付されている。リライタブルラベル3は、可逆的に状態が変化する可逆性記録層を有し、当該可逆性記録層の状態を変化させることにより情報95の書き込み及び消去が可能な可逆性記録媒体である。なお、リライタブルラベル3は、シール状の可逆性記録媒体に限定されるものではなく、可逆的に状態が変化する可逆性記録層を有し、当該可逆性記録層の状態を変化させることにより情報95の書き込み及び消去が可能な可逆性記録媒体であれば、例えば、板状の可逆性記録媒体であっても構わない。
また、配送容器2は、その側面に、配送容器2自体を識別するための固定バーコード90(容器識別子)が貼付されている。固定バーコード90は、配送容器2毎に付与されるその容器固有の識別子であり、後述するバーコードリーダ73、83により読み込むことで個々の配送容器2を特定することができる。
さらに、図2(a)に示すように、配送容器2は、その上端部の片側半分に、リライタブルラベル3の貼付位置(取付位置)を表示する表示部91が設けられている。表示部91は、配送容器2においてリライタブルラベル3が貼付されている面の上端縁部分が、配送容器2の色と異なる色で帯状に形成される。図2(b)に示すように、配送容器2は、折り畳み可能に構成され、物品の仕分け前には、図2(c)に示すように、リライタブルラベル3が貼付されている面2aが内部に折り畳まれた状態で搬送される。そのため、配送容器2の折り畳み時には、どの面にリライタブルラベル3が貼付されているか瞬時に識別することができない。そこで、配送容器2の上端部に表示部91を設けることで配送容器2の折り畳み時にリライタブルラベル3の貼付位置(取付位置)を瞬時に識別することができる。なお、表示部91は、配送容器2の上端部の色を異なる色で帯状に形成したものに限定されるものではなく、リライタブルラベル3の貼付位置(取付位置)が瞬時に識別できる方式であれば、例えば、リライタブルラベル3が貼付されている面の上端部分にラベル、マーク等の識別子を貼付しても構わない。
図1に示すように、仕分け設備1は、配送容器2を搬送する搬送装置10と、配送容器2を搬送装置10に投入するための容器投入エリア8と、物品を仕分けするための仕分けエリア6と、仕分けした物品を検品して出荷するための検品・出荷エリア7と、により主に構成されている。
仕分け設備1は、搬送装置10における搬送経路11に沿って、容器投入エリア8、仕分けエリア6、検品・出荷エリア7の順で各エリアが配置されている。そして、配送容器2が各エリアを順番に搬送されるように構成されている。
図1に示すように、搬送装置10は、容器投入エリア8から仕分けエリア6を介した検品・出荷エリア7までの間に設けられている。搬送装置10は、複数の仕分けエリア6に対する上流側の搬送経路11を複数に分岐した分岐搬送経路11a、11b、11c、11d、11e、11fによって形成される。すなわち、仕分け設備1においては、複数に分岐した分岐搬送経路11a、11b、11c、11d、11e、11fから搬送されてきた配送容器2が仕分けエリア6の上流側の搬送経路11で合流して複数の仕分けエリア6のうちのいずれかの仕分けエリア6へ搬送される。
図1に示すように、容器投入エリア8は、搬送装置10の上流側に設けられる領域(仕分けエリア6に対して上流側の位置する領域)である。容器投入エリア8には、段積みされた配送容器2を1段ずつばらす段バラシ機81と、折り畳まれた配送容器2を組み立てる容器組立機82と、が設けられている。
また、容器投入エリア8であって容器組立機82の下流側の搬送装置10の側方に、配送容器2に設けられるリライタブルラベル3に記載された情報95を消去するための消去機5が設けられている。すなわち、消去機5は、仕分けエリア6に対して上流側の搬送経路11に設けられている。消去機5は、リライタブルラベル3にレーザ光を走査することによりリライタブルラベル3に記載された情報95を消去する。消去機5は、仕分けエリア6に対する上流側の搬送経路11を複数に分岐した分岐搬送経路11c、11d、11e、11fのそれぞれに単数或いは複数台設けられる。消去機5を分岐搬送経路11c、11d、11e、11fのそれぞれに設けることで、ある消去機5が故障により停止した場合であっても、他の消去機5により情報95の消去ができるため、仕分けエリア6への配送容器2の搬送能力を低下させることなく物品の仕分けを行うことができる。また、仕分けエリア6への配送容器2の搬送能力に応じた消去機5を配置することができるため、消去機5の設置台数を最小限に抑えることができる。
さらに、容器投入エリア8であって消去機5の下流側の搬送装置10の側方に、第1バーコードリーダ83が設けられている。第1バーコードリーダ83は、固定バーコード90及び後述するバーコード96を読み取り可能に設けられている。さらに、第1バーコードリーダ83の下流側の搬送装置10の側方には、カラーセンサ85が設けられている。カラーセンサ85は、配送容器2の色を検出するものである。カラーセンサ85の走査範囲は、配送容器2及び配送容器2に貼付されるリライタブルラベル3である。カラーセンサ85の走査中に、カラーセンサ85がONすれば、カラーセンサ85が配送容器2の色を識別していると判断できる。また、カラーセンサ85の走査中に、カラーセンサ85がOFFすれば、カラーセンサ85がリライタブルラベル3の色を識別していると判断できる。そして、カラーセンサ85の走査中に、カラーセンサ85がOFFする時間は、リライタブルラベル3が配送容器2に適切に貼付されている限り、一定時間である。そのため、カラーセンサ85が所定の時間でOFFしている場合には、配送容器2にリライタブルラベル3が貼付されていると判断し、所定の時間より短い時間でOFFしている場合には、配送容器2からリライタブルラベル3が剥がれている(当初からリライタブルラベル3が配送容器2に貼付されていない)と判断する。
図1に示すように、仕分けエリア6は、容器投入エリア8の下流側に設けられる領域であり、仕分け設備1内に複数(図1においては、2つのエリア)設けられている。仕分けエリア6には、配送容器2を循環して搬送する搬送ライン66と、搬送ライン66によって搬送される配送容器2に投入する物品を収納する収納棚65と、が設けられている。仕分けエリア6においては、搬送ライン66に沿って複数の収納棚65が配置される。
また、仕分けエリア6の下流側(出口側)には、荷高検出装置67が設けられている。荷高検出装置67は、搬送装置10の上方に設けられ、仕分けエリア6において物品の仕分けが完了した配送容器2の荷高さ(配送容器2に収納されている物品の高さ)を検出する検出センサ(図示せず)を備えている。荷高検出装置67の検出結果に基づいて、後述する増箱作業を行うか否かが判断される。すなわち、仕分けエリア6における物品の仕分け完了後の配送容器2の荷高さに応じて、増箱作業を行う。
図1に示すように、検品・出荷エリア7は、仕分けエリア6の下流側に設けられる領域である。検品・出荷エリア7には、配送容器2に所定の物品が投入された否かを検査する検品装置71と、検品が完了した配送容器2を段積みして出荷の準備を行う容器積付装置72(「段積み装置」の一例)と、が設けられている。
また、検品・出荷エリア7であって検品装置71の上流側の搬送装置10の側方に、配送容器2のリライタブルラベル3に情報95(図2(d))を書き込むためのマーカー4(「書き込み装置」の一例)が設けられている。すなわち、マーカー4は、仕分けエリア6に対して下流側の搬送経路11に設けられている。マーカー4は、リライタブルラベル3にレーザ光を走査することによりリライタブルラベル3に情報95を書き込む。
さらに、検品・出荷エリア7であってマーカー4の下流側の搬送装置10の側方に、第2バーコードリーダ73が設けられている。第2バーコードリーダ73は、固定バーコード90及び後述するバーコード96を読み取り可能に設けられている。
マーカー4は、図2(d)に示すように、リライタブルラベル3に、情報95を書き込む。情報95としては、例えば、配送容器2の番号、配送容器2に収納されている物品の出荷先、配送する配送車の番号、配送日等の配送容器2に関する情報及び配送容器2に収納されている物品に関する情報(物品の仕分け情報)が挙げられる。
また、マーカー4は、リライタブルラベル3に、マーカー4がリライタブルラベル3に情報95を適切に書き込んだことを示すバーコード96を情報95と併せて書き込む。すなわち、マーカー4は、リライタブルラベル3への情報95の書き込み(印字)確認用の識別子を書き込む。バーコード96は、縞模様状の線の太さによって数値或いは文字を表す公知の識別子であり、バーコードリーダ73、83により読み取り可能に構成される。
バーコード96は、情報95と併せてリライタブルラベル3に書き込まれるため、第2バーコードリーダ73がバーコード96を読み取ることで、情報95がリライタブルラベル3に適切に書き込まれていることを同時に確認することができる(第2バーコードリーダ73がバーコード96を読み取らなかった場合は、情報95がリライタブルラベル3に適切に書き込まれていないこと(書き込み不良)が確認できる)。
また、バーコード96は、消去機5によってリライタブルラベル3から消去される。そのため、第1バーコードリーダ83が、消去機5によって処理されたリライタブルラベル3においてバーコード96を読み取らないことで、情報95がリライタブルラベル3から適切に消去されていることを確認することができる(第1バーコードリーダ83がバーコード96を読み取った場合は、情報95がリライタブルラベル3から適切に消去されていないこと(消去不良)が確認できる)。
さらに、バーコード96は、リライタブルラベル3に書き込まれる情報95と紐付けられて構成される。すなわち、第2バーコードリーダ73によりバーコード96を読み取ることで、バーコード96と併せてリライタブルラベル3に書き込まれている情報95の内容を確認することができる。
さらにまた、バーコード96は、固定バーコード90と紐付けられて構成される。すなわち、第2バーコードリーダ73によりバーコード96を読み取ることで、情報95がリライタブルラベル3に適切に書き込まれているか否か、及びリライタブルラベル3に書き込まれている情報95の内容を、配送容器2を特定して確認することができる。
このように、バーコード96は、リライタブルラベル3に所定の情報95が書き込まれていることを確認する手段であると共に、リライタブルラベル3から情報95が消去されていることを確認する手段、配送容器2を特定する手段、及びリライタブルラベル3に書き込まれている情報95の内容を確認する手段として機能する。
なお、本発明に係る識別子は、バーコード96に限定されるものでなく、マーカー4がリライタブルラベル3に情報95と併せて書き込み可能な識別子であれば、例えば、QRコード(登録商標)等であっても構わない。また、バーコード96は、リライタブルラベル3上で且つ情報95の表示を妨げない位置であれば、特にその表示位置は限定されないが、リライタブルラベル3への情報95の書き込み確認を的確に行う観点から、バーコード96は、リライタブルラベル3上において配送容器2の搬送方向下流側に書き込まれることが望ましい。さらに、バーコード96は、第2バーコードリーダ73の読み込みの観点から、その縞模様状の線が配送容器2の搬送方向に対して垂直な方向(上下方向)に書き込まれることが望ましい。
次に、仕分け設備1の制御構成について説明する。
図3に示すように、仕分け設備1は、仕分け設備1全体の制御を統括する統括コントローラ80により制御されている。統括コントローラ80は、各エリアのエリアコントローラ6A、7A、8A及び搬送装置コントローラ10Aにハブ86を介して接続されている。
統括コントローラ80は、エリア6、7、8のエリアコントローラ6A、7A、8Aを介して各エリア6、7、8内の各装置へ制御信号を送信することによりエリア6、7、8内の各装置を制御する。また、統括コントローラ80は、搬送装置コントローラ10Aへ制御信号を送信することにより搬送装置10を制御する。さらに、統括コントローラ80は、エリア6、7、8及び搬送装置10において検出される検出データを解析し、その解析した検出データの結果に基づいてエリア6、7、8内の各装置及び搬送装置10を制御する。さらに、統括コントローラ80は、情報95及び固定バーコード90の情報(配送容器2固有の情報)をバーコード96の情報と紐付けた状態で記憶する。そのため、出荷時、或いは出荷後に、バーコードリーダによってバーコード96を読み取ることで、情報95及び固定バーコード90の情報(配送容器2固有の情報)を検索することができる。
搬送装置10には、搬送装置10を制御する搬送装置コントローラ10Aが設けられている。搬送装置コントローラ10Aは、ハブ10cを介して、搬送装置10を駆動する駆動部10aと、搬送装置10において各種情報を表示する表示部10bと、マーカー4或いは消去機5の前後において配送容器2の通過を検出する第1センサ61及び第2センサ62と、接続されている。
容器投入エリア8には、容器投入エリア8内の各装置を制御するための容器投入エリアコントローラ8Aが設けられている。容器投入エリアコントローラ8Aは、ハブ8aを介して、段バラシ機81と、容器組立機82と、消去機5と、第1バーコードリーダ83と、警告報知機84と、カラーセンサ85と、接続されている。
仕分けエリア6には、仕分けエリア6内の各装置を制御するための仕分けエリアコントローラ6Aが設けられている。仕分けエリアコントローラ6Aは、ハブ6aを介して、収納棚65と、搬送ライン66と、荷高検出装置67と、接続されている。
検品・出荷エリア7には、検品・出荷エリア7内の各装置を制御するための検品・出荷エリアコントローラ7Aが設けられている。検品・出荷エリアコントローラ7Aは、ハブ7aを介して、検品装置71と、容器積付装置72と、マーカー4と、第2バーコードリーダ73と、警告報知機74と、接続されている。
次に、仕分け設備1における動作について説明する。
仕分け設備1においては、容器投入エリア8において投入された配送容器2が搬送装置10により仕分けエリア6まで搬送される。そして、仕分けエリア6まで搬送された配送容器2に仕分け対象の物品が投入され、そのまま搬送装置10により検品・出荷エリア7まで搬送されて客先等へ配送される。
容器投入エリア8においては、折り畳まれて段積みされた配送容器2が段バラシ機81によって1段ずつにばらされる。そして、1段ずつにばらされた配送容器2は、容器組立機82によって、物品を内部に収納可能な状態に組み立てられる。
容器組立機82によって組み立てられた配送容器2は消去機5へ高速搬送され、消去機5の手前で高減速して、所定の停止位置で一旦停止される。そして、配送容器2は、リライタブルラベル3に書き込まれた情報95が消去機5によって消去された後、再度高加速して搬送される。この時、第1バーコードリーダ83によって、配送容器2のリライタブルラベル3及び固定バーコード90が読み取られる。そして、統括コントローラ80は、第1バーコードリーダ83の読み取り結果に基づいて、消去機5によってリライタブルラベル3上の情報95が消去されたか否かを判断する。
消去機5によってリライタブルラベル3上の情報95が消去された配送容器2は、搬送ライン66に搬送される。仕分けエリア6においては、搬送ライン66に沿って配置した作業者Nが、配送先の物品要求情報に基づいて、収納棚65から所定の物品をピッキングし、ピッキングした物品を所定の配送容器2に投入することで、物品の仕分けが行われる。
物品の仕分けが完了した配送容器2は、荷高検出装置67を通過することで配送容器2が仕分けされた物品により満杯になっているか否かが判断される。荷高検出装置67の検出センサが配送容器2内の物品を検出すると、配送容器2が仕分けされた物品により満杯になっていると判断される。そして、作業者Nが空の配送容器2を搬送装置10に投入し(増箱作業を行い)、投入した空の配送容器2に、満杯になっている配送容器2内の物品を仕分けする。なお、荷高検出装置67の検出センサが配送容器2内の物品を検出しない場合、配送容器2は、そのまま検品・出荷エリア7に搬送される。
物品の仕分けが完了した配送容器2はマーカー4へ高速搬送され、マーカー4の手前で高減速して、所定の停止位置で一旦停止される。そして、配送容器2は、リライタブルラベル3に情報95及びバーコード96がマーカー4によって書き込まれた後、再度高加速して搬送される。この時、第2バーコードリーダ73によって、配送容器2上の固定バーコード90及びバーコード96が読み取られる。そして、統括コントローラ80は、第2バーコードリーダ73の読み取り結果に基づいて、マーカー4によってリライタブルラベル3上に情報95が書き込まれたか否かを判断する。
マーカー4によって情報95が書き込まれた配送容器2は検品装置71まで搬送され、物品の検品が行われる。そして、所定の物品が投入されていると検品装置71において判断された配送容器2は、容器積付装置72まで搬送され、段積みされて出荷の準備が行われる。
次に、リライタブルラベル3に書き込まれた情報95の消去を判断する方法について説明する。
図4に示すように、リライタブルラベル3に書き込まれた情報95及びバーコード96が消去機5によって消去されると(S1)、第1バーコードリーダ83は、配送容器2に貼付される固定バーコード90を読み取る(S2)。これにより、情報95の消去の適否を判断する配送容器2が特定される。また、第1バーコードリーダ83は、リライタブルラベル3上のバーコード96を読み取ろうとする(S3)。すなわち、第1バーコードリーダ83は、情報95及びバーコード96が消去されたリライタブルラベル3を読み取る。第1バーコードリーダ83がリライタブルラベル3からバーコード96を読み取ることができなかった場合(S4−No)、カラーセンサ85は、配送容器2の色を検出する(S5)。カラーセンサ85が走査中に所定の時間でOFFする場合(S6−Yes)、統括コントローラ80は、配送容器2にリライタブルラベル3が貼付されていると判断する(S7)とともに、リライタブルラベル3に書き込まれた情報95が消去機5によって完全に消去された(消去機5による情報95の消去良)と判断し(S8)、配送容器2を仕分けエリア6まで搬送する信号を搬送装置コントローラ10Aに送信する。搬送装置10は、当該信号に基づいて配送容器2を仕分けエリア6まで搬送する(S9)。
また、カラーセンサ85が走査中に所定の時間でOFFしない場合(S6−No)、統括コントローラ80は、配送容器2からリライタブルラベル3が剥がれていると判断し(S13)、搬送装置10を停止させる停止信号を搬送装置コントローラ10Aに送信するとともに、リライタブルラベル3の剥がれの報知を行うための報知信号或いはリライタブルラベル3の剥がれの表示を行うための表示信号を容器投入エリアコントローラ8Aに対して送信する。搬送装置10は、当該停止信号に基づいて配送容器2の搬送を停止する(S11)。警告報知機84は、当該報知信号或いは表示信号に基づいて、リライタブルラベル3が配送容器2から剥がれている旨の報知音(ブザー音、音声等)或いはリライタブルラベル3が配送容器2から剥がれている旨の表示を出力する(S12)。
一方、第1バーコードリーダ83がリライタブルラベル3からバーコード96を読み取ることができた場合(S4−Yes)、統括コントローラ80は、リライタブルラベル3に書き込まれた情報95が消去機5によって完全に消去されていない(消去機5による情報95の消去不良)と判断し(S10)、搬送装置10を停止させる停止信号を搬送装置コントローラ10Aに送信するとともに、消去不良の報知を行うための報知信号或いは消去不良の表示を行うための表示信号を容器投入エリアコントローラ8Aに対して送信する。搬送装置10は、当該停止信号に基づいて配送容器2の搬送を停止する(S11)。警告報知機84は、当該報知信号或いは表示信号に基づいて、消去不良である旨の報知音(ブザー音、音声等)或いは消去不良である旨の表示を出力する(S12)。
次に、リライタブルラベル3に情報95が書き込まれたか否かを判断する方法について説明する。
図5に示すように、リライタブルラベル3に情報95及びバーコード96がマーカー4によって書き込まれると(S21)、第2バーコードリーダ73は、配送容器2に貼付される固定バーコード90を読み取る(S22)。これにより、情報95の書き込みの適否を判断する配送容器2が特定される。また、第2バーコードリーダ73は、リライタブルラベル3上のバーコード96を読み取る(S23)。第2バーコードリーダ73がリライタブルラベル3からバーコード96を読み取ることができた場合(S24−Yes)、統括コントローラ80は、所定の情報95がマーカー4によってリライタブルラベル3に適切に書き込まれた(マーカー4による情報95の書き込み良)と判断し(S25)、配送容器2を検品装置71まで搬送する信号を搬送装置コントローラ10Aに送信する。搬送装置10は、当該信号に基づいて配送容器2を検品装置71まで搬送する(S26)。
一方、第2バーコードリーダ73がリライタブルラベル3からバーコード96を読み取ることができなかった場合(S24−No)、統括コントローラ80は、所定の情報95がマーカー4によってリライタブルラベル3に適切に書き込まれていない(マーカー4による情報95の書き込み不良)と判断し(S27)、搬送装置10を停止させる停止信号を搬送装置コントローラ10Aに送信するとともに、書き込み不良の報知を行うための報知信号或いは書き込み不良の表示を行うための表示信号を検品・出荷エリアコントローラ7Aに対して送信する。搬送装置10は、当該停止信号に基づいて配送容器2の搬送を停止する(S28)。警告報知機74は、当該報知信号或いは表示信号に基づいて、消去不良である旨の報知音(ブザー音、音声等)或いは消去不良である旨の表示を出力する(S29)。
次に、増箱作業及び増箱作業を行った場合のリライタブルラベル3への情報95の書き込みについて説明する。なお、以下の説明においては、増箱作業の対象である配送容器2を親の配送容器2とし、増箱作業により搬送経路11に追加する空の配送容器2を子の配送容器2とする。
増箱作業は、仕分けエリア6において親の配送容器2の容量以上の物品が仕分けられたことによって、親の配送容器2が仕分けされた物品により満杯になっている場合(親の配送容器2が所定以上の荷高である場合)に、親の配送容器2に対して空の子の配送容器2を搬送経路11に投入することにより、満杯となった物品を空の子の配送容器2に仕分ける作業である。空の子の配送容器2を搬送経路11に投入する場合としては、親の配送容器2の下流側の搬送経路11に親の配送容器2と同サイズの単数又は複数の子の配送容器2を投入する場合と、親の配送容器2より大きいサイズの子の配送容器2を親の配送容器2と入れ替えて投入する場合と、がある。また、親の配送容器2が仕分けされた物品により満杯になっているか否かの判断は、荷高検出装置67が親の配送容器2の荷高を検出することにより行う。具体的には、荷高検出装置67の検出センサが親の配送容器2の高さを越えた物品(親の配送容器2の上部からはみ出した物品)を検出することで、親の配送容器2が仕分けされた物品により満杯になっていると判断する。
また、増箱作業を行った場合、リライタブルラベル3への情報95の書き込みは以下のように行う。なお、以下の説明は、親の配送容器2に単数又は複数の子の配送容器2を投入する場合の増箱作業について行う。
図6に示すように、物品の仕分けが完了した親の配送容器2が荷高検出装置67まで搬送されると(S41)、荷高検出装置67に設けられるバーコードリーダー(図示せず)は、親の配送容器2に貼付される固定バーコード90を読み取る(S42)。これにより、荷高を検出する親の配送容器2が特定される。続いて、荷高検出装置67が親の配送容器2の荷高を検出する(S43)。荷高検出装置67が所定以上の荷高の親の配送容器2を検出すると(S44−Yes)、統括コントローラ80は、その親の配送容器2が仕分けされた物品により満杯になっている(増箱が必要)と判断し(S45)、搬送装置10を停止させる停止信号を搬送装置コントローラ10Aに送信するとともに、増箱の報知を行うための報知信号或いは増箱の表示を行うための表示信号を仕分けエリアコントローラ6Aに対して送信する。搬送装置10は、当該停止信号に基づいて親の配送容器2の搬送を停止する(S46)。荷高検出装置67に設けられる警告報知機(図示せず)は、当該報知信号或いは表示信号に基づいて、増箱が必要である旨の報知音(ブザー音、音声等)或いは増箱が必要である旨の表示を出力する(S47)。
荷高検出装置67の警告報知機による報知音或いは表示により、作業者Nは、親の配送容器2に対する搬送経路11の下流側に空の子の配送容器2を投入する(S48)。この時、空の子の配送容器2が親の配送容器2に対する搬送経路11の上流側に投入されると、当該空の子の配送容器2が、対応する親の配送容器2と紐付けられていないと判断され、エラーとなる。
続いて、作業者Nは、親及び子の配送容器2に貼付される固定バーコード90を携帯のバーコードリーダ(図示せず)で読み込む(S49)。これにより、親の配送容器2と、子の配送容器2と、を特定するとともに、親の配送容器2と、子の配送容器2とが紐付けられる。なお、当該バーコードリーダで読み込まれた情報は統括コントローラ80に送信される。さらに続いて、作業者Nは、子の配送容器2に対して、満杯になっている親の配送容器2内の物品を仕分ける(S50)。
作業者Nによる子の配送容器2への物品の仕分け完了後、搬送装置10は、統括コントローラ80による信号に基づいて、親及び子の両方の配送容器2をマーカー4まで搬送する(S51)。そして、マーカー4は、子の配送容器2、親の配送容器2の順で、親及び子の両方の配送容器2のリライタブルラベル3に情報95及びバーコード96を書き込む(S52)。すなわち、マーカー4は、親の配送容器2のリライタブルラベル3への情報95の書き込みによって、親及び子の両方の配送容器2への情報95の書き込みが完結するように、情報95の書き込みを行う。ここで、親の配送容器2のリライタブルラベル3には、親の配送容器2に関する情報及び親の配送容器2に収納されている物品に関する情報(物品の仕分け情報)が書き込まれるとともに、増箱(子の配送容器2)が存在する旨のマーク(親の配送容器2と子の配送容器2とを紐付ける情報)が情報95として書き込まれる。また、子の配送容器2のリライタブルラベル3には、親の配送容器2に書き込まれる情報95のうちの一部の情報が書き込まれるとともに、自身が増箱(子)の配送容器2である旨のマークが情報95として書き込まれる。すなわち、親の配送容器2のリライタブルラベル3には、子の配送容器2に書き込まれる情報より多くの情報が書き込まれる。
なお、子の配送容器2を親の配送容器2と入れ替えて投入する増箱作業においては、子の配送容器2のリライタブルラベル3には、入れ替えた親の配送容器2のリライタブルラベル3に書き込まれるべき情報95がそのまま書き込まれる。
マーカー4により情報95及びバーコード96が書き込まれると(S52)、第2バーコードリーダ73は、親及び子の配送容器2に貼付される固定バーコード90を読み取る(S53)。これにより、情報95の書き込みの適否を判断する親及び子の配送容器2が特定される。また、第2バーコードリーダ73は、親及び子の配送容器2に貼付されているリライタブルラベル3上のバーコード96を読み取ろうとする(S54)。第2バーコードリーダ73が親及び子の両方の配送容器2のリライタブルラベル3からバーコード96を読み取ることができた場合(S55−Yes)、統括コントローラ80は、リライタブルラベル3に所定の情報95がマーカー4によって適切に書き込まれた(マーカー4による情報95の書き込み良)と判断し(S56)、親及び子の両方の配送容器2を検品装置71まで搬送する信号を搬送装置コントローラ10Aに送信する。搬送装置10は、当該信号に基づいて親及び子の配送容器2を検品装置71まで搬送する(S57)。
一方、第2バーコードリーダ73が親及び子の両方の配送容器2のリライタブルラベル3から、或いは、親又は子のいずれか一方の配送容器2のリライタブルラベル3から、バーコード96を読み取ることができなかった場合(S55−No)、統括コントローラ80は、リライタブルラベル3に情報95がマーカー4によって適切に書き込まれていない(マーカー4による情報95の書き込み不良)と判断し(S58)、搬送装置10を停止させる停止信号を搬送装置コントローラ10Aに送信するとともに、書き込み不良の報知を行うための報知信号或いは書き込み不良の表示を行うための表示信号を検品・出荷エリアコントローラ7Aに対して送信する。搬送装置10は、当該停止信号に基づいて親及び子の両方の配送容器2の搬送を停止する(S59)。警告報知機74は、当該報知信号或いは表示信号に基づいて、消去不良である旨の報知音(ブザー音、音声等)或いは消去不良である旨の表示を出力する(S60)。
また、図6に示すように、荷高検出装置67が所定以上の荷高の親の配送容器2を検出しない場合には(S44−No)、統括コントローラ80は、親の配送容器2が仕分けされた物品により満杯になっていない(増箱は不要)と判断し(S61)、配送容器2をマーカー4まで搬送する信号を搬送装置コントローラ10Aに送信する。搬送装置10は、当該信号に基づいて配送容器2をマーカー4まで搬送する(S62)。配送容器2がマーカー4まで搬送された後は、図5のS21からS29に従って操作を行う(S63)。
さらに、容器積付装置72における配送容器2の段積み作業は、上記増箱作業と連動して行われる。容器積付装置72においては、配送容器2を載置する昇降台(図示せず)を下降させながら、当該昇降台で支持されている配送容器2に対して、搬送装置10によって送り出された配送容器2を上方から段積みすることにより、複数の配送容器2を積み重ねる。ここで、搬送装置10は、上記増箱作業において紐付けられた親の配送容器2と、子の配送容器2と、を1つのグループとして容器積付装置72に搬送する。そして、容器積付装置72は、この親の配送容器2と、子の配送容器2と、のグループ単位で配送容器2を積み重ねて1つの段積み体を形成し、出荷先毎にまとめて配送する。
以上のように、本実施の形態によると、増箱作業の後(追加投入した子の配送容器2に対する物品の仕分け完了後)にリライタブルラベル3への情報95の書き込み(印字)ができるため、追加投入した子の配送容器2に対する物品の仕分け完了後の情報95の貼付或いは書き込みが不要となり、作業の簡略化及び追加投入した子の配送容器2への正確な情報の付与ができる。
また、本実施の形態によると、親の配送容器2に対して搬送経路の下流側に子の配送容器2を並べて搬送させることにより、親の配送容器2と子の配送容器2との関連性を保ったまま、子の配送容器2のリライタブルラベル3に情報95を書き込むことができることから、子の配送容器2のリライタブルラベル3への情報95の書き込みを出荷予定の配送容器2単位で正確に行うことができる。
さらに、本実施の形態によると、マーカー4は、子の配送容器2に対して物品の仕分けが完了すると、親の配送容器2に設けられるリライタブルラベル3に、子の配送容器2を紐付ける情報95を書き込むことから、出荷予定の全ての配送容器2(親及び子の配送容器2)が確定した後で親及び子の配送容器2のリライタブルラベル3に情報95を書き込むことができ、書き込むべき情報95を出荷予定の全ての配送容器2(親及び子の配送容器2)のリライタブルラベル3に一括して書き込むことができる。そのため、リライタブルラベル3への情報95の書き込みを正確に行うことができるとともに、作業が簡略化されて作業効率が向上する。また、子の配送容器2のリライタブルラベル3に書き込まれている情報95ではなく、親の配送容器2のリライタブルラベル3に書き込まれている情報95のみで、親の配送容器2と、子の配送容器2との関係を完結させることができる。
さらにまた、本実施の形態によると、容器積付装置72が、親の配送容器2に対して空の子の配送容器2が搬送経路11上に投入されること(増箱作業)と連動して、親の配送容器2及び子の配送容器2を段積みすることから、出荷予定の全ての親及び子の配送容器2を1つグループとしてまとめて正確に出荷することができる。
なお、本実施の形態においては、消去機5によって消去される情報95は、マーカー4によってリライタブルラベル3に書き込まれた情報95(同一仕分け設備1内のマーカー4によって書き込まれた情報95)であるが、これに限定されるものではなく、リライタブルラベル3に書き込まれた情報であれば、仕分け設備1以外の他の設備においてリライタブルラベル3に書き込まれた情報であっても構わない。例えば、配送容器2の中に物品が収納された状態で入庫され、それらの物品が配送容器2に収納されて出庫される設備(通過型物流センター)においては、入庫時にリライタブルラベル3に書き込まれた情報は、入庫した設備とは異なる設備(入庫前の設備)においてリライタブルラベル3に書き込まれた情報である。
また、本実施の形態においては、増箱作業における子の配送容器2の搬送経路11への投入を作業者Nにより行っているが、これに限定されるものではなく、親の配送容器2に対する子の配送容器2を搬送経路11へ投入可能な構成であれば、荷高検出装置67の下流に搬送経路11と分岐する搬送経路を設け、荷高検出装置67の検出結果に基づいて、当該分岐の搬送経路から配送容器2を自動投入する構成であっても構わない。
さらに、本実施の形態においては、荷高検出装置67の検出センサが親の配送容器2の高さを越えた物品(親の配送容器2の上部からはみ出した物品)を検出することで、親の配送容器2が仕分けされた物品により満杯になっていると判断し、子の配送容器2を搬送経路11に追加投入しているが、これに限られるものではなく、荷高検出装置67の検出センサが親の配送容器2の高さを越える直前の物品(親の配送容器2の上部からはみ出す前の物品)を検出することで当該判断を行っても構わない。すなわち、親の配送容器2が仕分けされた物品により満杯にはなっていないが、満杯になりそうな時点で子の配送容器2を搬送経路11に追加投入しても構わない。
さらにまた、本実施の形態においては、荷高検出装置67が検出する親の配送容器2の荷高さに応じて増箱作業を行うか否かを判断しているが、これに限定されるものではなく、例えば、親の配送容器2の重量に応じて増箱作業を行うか否かを判断しても構わない。
さらにまた、本実施の形態においては、子の配送容器2のリライタブルラベル3に、自身が増箱(子)の配送容器2である旨のマークが書き込まれているが、親の配送容器2のリライタブルラベル3に、親の配送容器2と、子の配送容器2とを紐付ける情報が書き込まれているため、当該マークを子の配送容器2のリライタブルラベル3に書き込まなくても構わない。
1 仕分け設備
2 配送容器(容器)
3 リライタブルラベル(可逆性記録媒体)
4 マーカー(書き込み装置)
6 仕分けエリア
11 搬送経路
72 容器積付装置(段積み装置)
95 情報

Claims (5)

  1. 可逆的に状態が変化する可逆性記録層を有し、前記可逆性記録層の状態を変化させることにより情報の書き込み及び消去が可能な可逆性記録媒体を備えて搬送経路に沿って搬送される容器に対して物品の仕分けを行う仕分け設備であって、
    前記物品の仕分けを行う仕分けエリアと、
    前記仕分けエリアに対して搬送経路の下流側に設けられ、前記可逆性記録媒体に情報を書き込む書き込み装置と、
    容器を段積みする段積み装置と、
    を備え、
    前記仕分けエリアにおける前記容器への物品の仕分け完了後に、前記容器内に収納されている物品を仕分けるための空の容器が前記搬送経路上に投入されると、前記書き込み装置は、前記空の容器への物品の仕分け完了後に、容器に設けられる可逆性記録媒体に対して情報を書き込み、
    前記段積み装置は、前記仕分けエリアにおける物品の仕分け完了後の前記容器の荷高さに応じて、空の容器が前記搬送経路上に投入されることと連動して、前記物品の仕分けを行った容器を段積みすること
    を特徴とする仕分け設備。
  2. 前記仕分けエリアにおける前記容器への物品の仕分け完了後に、前記容器に紐付けられる空の容器が前記搬送経路上に投入されること
    を特徴とする請求項1に記載の仕分け設備。
  3. 前記仕分けエリアにおける前記容器への物品の仕分け完了後に、前記容器と入れ替えて空の容器が前記搬送経路上に投入されること
    を特徴とする請求項1に記載の仕分け設備。
  4. 前記書き込み装置は、前記空の容器に設けられる可逆性記録媒体への情報の書き込み完了後に、前記空の容器を紐付けるための情報を、前記容器に設けられる可逆性記録媒体に書き込むこと
    を特徴とする請求項1に記載の仕分け設備。
  5. 前記書き込み装置は、前記空の容器に設けられる可逆性記録媒体に、前記容器に紐付けられる情報を書き込むこと
    を特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の仕分け設備。
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