JP6528446B2 - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6528446B2
JP6528446B2 JP2015029983A JP2015029983A JP6528446B2 JP 6528446 B2 JP6528446 B2 JP 6528446B2 JP 2015029983 A JP2015029983 A JP 2015029983A JP 2015029983 A JP2015029983 A JP 2015029983A JP 6528446 B2 JP6528446 B2 JP 6528446B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refrigerant
air
indoor
ventilation
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015029983A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016151395A (ja
Inventor
龍三郎 矢嶋
龍三郎 矢嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2015029983A priority Critical patent/JP6528446B2/ja
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to EP16752293.7A priority patent/EP3260791B1/en
Priority to AU2016221001A priority patent/AU2016221001B2/en
Priority to KR1020177025767A priority patent/KR102095757B1/ko
Priority to CN201680010208.9A priority patent/CN107250683B/zh
Priority to PCT/JP2016/053232 priority patent/WO2016132906A1/ja
Priority to ES16752293T priority patent/ES2733800T3/es
Priority to US15/551,527 priority patent/US10488072B2/en
Publication of JP2016151395A publication Critical patent/JP2016151395A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6528446B2 publication Critical patent/JP6528446B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、空気調和装置、特に、複数の室内ユニットが室外ユニットに接続されることによって構成されており冷媒が循環する冷媒回路と、複数の室内ユニット及び室外ユニットの運転制御を行う制御装置と、を有する空気調和装置に関する。
従来より、特許文献1(特開2001−74283号公報)に示すように、可燃性のガスを検知する検知器(冷媒漏洩検知装置)と、可燃性の冷媒が循環する冷媒回路を有する空気調和装置と、換気扇(換気装置)とを室内(被空調空間)に設置し、そして、冷媒漏洩検知装置が可燃性の冷媒の漏洩を検知した際に、換気装置を運転することで可燃性の冷媒を被空調空間から排出するようにした構成が提案されている。
ここで、冷媒が循環する冷媒回路を有する空気調和装置と換気を行う換気装置とをビル等の建物に設置することによって、被空調空間の冷暖房及び換気を行うようにする場合には、実際には、空気調和装置と換気装置とが、互いに独立して設置される場合が多い。すなわち、換気装置としては、換気扇のようなファンを有するものや、排熱回収のための全熱交換器を有するもの、除湿や加湿のための除加湿器を有するもの等、様々な種類のものが存在しており、空気調和装置とは独立してユーザーのニーズに応じて選定されるため、設置現場において、異なる業者によって空気調和装置と換気装置とが独立して設置される場合が多いのである。
しかし、このような空気調和装置と換気装置とが独立して選定・設置される場合であっても、空気調和装置からの冷媒の漏洩によって、被空調空間における酸欠事故、着火事故(冷媒が微燃性又は可燃性を有する場合)又は中毒事故(冷媒が毒性を有する場合)が発生することを防止するために、冷媒が漏洩した際に換気を行い、被空調空間において酸欠濃度、可燃濃度又は毒性限界濃度を超えないようにすることが重要である。ところが、空気調和装置と換気装置とが独立して選定・設置されると、異なる業者によって設置作業が行われることもあり、冷媒漏洩検知装置を含めた各装置間の信号伝送系統の接続が確実になされない状況が発生するおそれがある。このため、空気調和装置と換気装置とが独立して選定・設置される構成においては、空気調和装置から冷媒が漏洩した際に換気装置を運転させるように構成することが難しいという問題がある。
また、複数の室内ユニットが室外ユニットに接続されることによって構成されており冷媒が循環する冷媒回路を有する室内マルチ型の空気調和装置では、被空調空間ごとに室内ユニット及び換気装置を設置して、換気装置と連動させて運転することもある。例えば、オフィスにおいて勤務時間外に労働者が在室していない場合には、省エネルギのために空気調和装置及び換気装置を連動させて停止させることがある。
しかし、室内マルチ型の空気調和装置と換気装置とを連動させる構成においても、空気調和装置及び換気装置自体は、独立して設置して運転することが可能な装置である。すなわち、両装置間の信号伝送系統の接続が行われている場合には、必要に応じて両装置を連動させて運転できるようになっているが、両装置間の信号伝送系統の接続が行われていない場合には、互いに連動することはなく、両装置を独立して運転できるだけである。このように、室内マルチ型の空気調和装置と換気装置とが独立して選定・設置されることを考慮すると、特許文献1のように、冷媒漏洩検知装置が冷媒の漏洩を検知した際に、換気装置を運転することで冷媒を被空調空間から排出する構成を採用しようとしても、設置現場において、冷媒漏洩検知装置を含めた各装置間の信号伝送系統の接続が確実になされない状況が発生するおそれがある。このため、室内マルチ型の空気調和装置と換気装置とが独立して設置される構成においては、冷媒が漏洩した際に換気装置が運転される等の対策が確立しないままで空気調和装置の運転が行われるおそれがあり、空気調和装置からの冷媒の漏洩による事故が発生する可能性を排除することができないという問題がある。
本発明の課題は、複数の室内ユニットが室外ユニットに接続されることによって構成されており冷媒が循環する冷媒回路と、複数の室内ユニット及び室外ユニットの運転制御を行う制御装置と、を有する空気調和装置において、空気調和装置からの冷媒の漏洩による事故の発生を確実に抑えることにある。
第1の観点にかかる空気調和装置は、複数の室内ユニットが室外ユニットに接続されることによって構成されており冷媒が循環する冷媒回路と、複数の室内ユニット及び室外ユニットの運転制御を行う制御装置と、を有している。そして、ここでは、被空調空間ごとに複数の室内ユニットがグルーピングされ、グルーピングによって設定された各グループに対応して設置されており被空調空間の換気を行う換気装置、又は、各グループに対応して設置されており冷媒を検知する冷媒漏洩検知装置からの信号が制御装置に入力されない限り、複数の室内ユニット及び室外ユニットの試運転を含む運転を行えないようにしている。
ここでは、上記のように、室内マルチ型の空気調和装置を設置するにあたり、複数の室内ユニットを被空調空間ごとにグルーピングし、かつ、各グループに対応して換気装置や冷媒漏洩検知装置からの信号が制御装置に入力される状態を確立することによって、設置現場において、冷媒漏洩検知装置を含めた各装置間の信号伝送系統の接続が確実になされるようにしている。
これにより、室内マルチ型の空気調和装置と換気装置とが独立して設置される構成においても、冷媒が漏洩した際に換気装置が運転される等の対策が確実に確立した状態で空気調和装置の運転を行うことができ、空気調和装置からの冷媒の漏洩による事故の発生を確実に抑えることができる。
第2の観点にかかる空気調和装置は、第1の観点にかかる空気調和装置において、冷媒が微燃性又は可燃性又は毒性を有する。
冷媒が微燃性又は可燃性又は毒性を有する場合には、冷媒が漏洩した際に換気装置が運転される等の対策がなされなければ、可燃濃度又は毒性限界濃度を超えてしまい、被空調空間における着火事故や中毒事故が発生するおそれがある。しかし、ここでは、上記のように、室内マルチ型の空気調和装置を設置するにあたり、設置現場において、冷媒漏洩検知装置を含めた各装置間の信号伝送系統の接続が確実になされるようにしているため、冷媒が漏洩した際に換気装置が運転される等の対策が確実に確立した状態で空気調和装置の運転を行うことができ、空気調和装置からの冷媒の漏洩による着火事故や中毒事故の発生を確実に抑えることができる。
第3の観点にかかる空気調和装置は、第1又は第2の観点にかかる空気調和装置において、換気装置及び冷媒漏洩検知装置からの信号が制御装置に入力されない限り、複数の室内ユニット及び室外ユニットの試運転を含む運転を行えないようにしている。
第4の観点にかかる空気調和装置は、第3の観点にかかる空気調和装置において、冷媒漏洩検知装置が冷媒を検知した場合に、冷媒が検知された被空調空間の換気を行う換気装置が、被空調空間から冷媒を排出する冷媒排出運転を行う。
第5の観点にかかる空気調和装置は、第3又は第4の観点にかかる空気調和装置において、室内ユニットが室内膨張機構を有しており、室外ユニットが圧縮機及び室外ファンを有している。そして、ここでは、冷媒漏洩検知装置が冷媒を検知した場合に、室内ユニットにおいては、室内膨張機構が閉止し、室外ユニットにおいては、圧縮機及び室外ファンが停止する。
第6の観点にかかる空気調和装置は、第1〜第5の観点のいずれかにかかる空気調和装置において、冷媒漏洩検知装置が被空調空間ごとに設置されている。
第7の観点にかかる空気調和装置は、第1〜第6の観点のいずれかにかかる空気調和装置において、換気装置が被空調空間ごとに設置されている。
以上の説明に述べたように、本発明によれば、室内マルチ型の空気調和装置と換気装置とが独立して設置される構成においても、冷媒が漏洩した際に換気装置が運転される等の対策が確実に確立した状態で空気調和装置の運転を行うことができ、空気調和装置からの冷媒の漏洩による事故の発生を確実に抑えることができる。
本発明の一実施形態にかかる空気調和装置を有する空調換気システムの全体構成図である。 空調換気システムの伝送系統図である。 空気調和装置の機器配管系統図である。 換気装置の機器構成図である。 空調換気システムの制御ブロック図である。 現場設置後における各装置間の信号伝送系統の接続処理を示すフローチャートである。 運転許可後のユニット情報テーブルの内容を示す図である。
以下、本発明にかかる空気調和装置の実施形態について、図面に基づいて説明する。尚、本発明にかかる空気調和装置の実施形態の具体的な構成は、下記の実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
(1)構成
<全体>
図1は、本発明の一実施形態にかかる空気調和装置1を有する空調換気システムの全体構成図である。図2は、空調換気システムの伝送系統図である。
空調換気システムは、主として、被空調空間(ここでは、被空調空間S1、S2)の冷房及び暖房を行うことが可能な空気調和装置1と、被空調空間S1、S2の換気を行う換気装置6a、6bと、を有するシステムである。また、空調換気システムは、冷媒を検知する冷媒漏洩検知装置11a、11bを有している。
空気調和装置1は、複数(ここでは、4つ)の室内ユニット3a、3b、3c、3dが室外ユニット2に接続されることによって構成されており冷媒が循環する冷媒回路1aと、室内ユニット3a、3b、3c、3d及び室外ユニット2の運転制御を行う制御装置としての空調コントローラ12と、を有する室内マルチ型の空気調和装置である。ここで、室内ユニット3a、3bは、被空調空間S1の冷房及び暖房を行うために、被空調空間S1の天井等に設置されており、室内ユニット3c、3dは、被空調空間S2の冷房及び暖房を行うために、被空調空間S2の天井等に設置されている。室外ユニット2は、建物の屋上等に設置されている。冷媒回路1aは、複数の室内ユニット3a、3b、3c、3dと室外ユニット2とを冷媒連絡管4、5を介して接続することによって構成されている。冷媒回路1aには、冷媒として、R32のような微燃性を有する冷媒、又は、プロパンのような可燃性を有する冷媒、又は、アンモニアのような毒性を有する冷媒が封入されている。空調コントローラ12は、複数(ここでは、4つ)の室内コントローラ130a、130b、130c、130dと、室外コントローラ120と、グループリモコン100とが伝送線を介して接続されることによって構成されている。各室内コントローラ130a、130b、130c、130dは、対応する室内ユニット3a、3b、3c、3dに設けられており、各室内ユニット3a、3b、3c、3dに対応してリモコンが設けられる場合には、そのリモコンも室内コントローラ130a、130b、130c、130dに含まれる。室外コントローラ120は、室外ユニット2に設けられている。グループリモコン100は、建物内(例えば、被空調空間S1)に設けられている。
換気装置6a、6bは、複数(ここでは、2つ)あり、各被空調空間S1、S2に対応して設けられている。ここで、換気装置6aは、被空調空間S1の換気を行うために、被空調空間S1の天井裏に設置されており、換気装置6bは、被空調空間S2の換気を行うために、被空調空間S2の天井裏に設置されている。各換気装置6a、6bには、換気コントローラ160a、160bが設けられており、各換気装置6a、6bに対応してリモコンが設けられる場合には、そのリモコンも換気コントローラ160a、160bに含まれる。換気コントローラ160a、160bは、空気調和装置1との連動を可能にするために、伝送線を介してグループリモコン100に接続されている。
冷媒漏洩検知装置11a、11bは、複数(ここでは、2つ)あり、各被空調空間S1、S2に対応して設けられている。ここで、冷媒漏洩検知装置11aは、室内ユニット3a、3bから被空調空間S1で冷媒が漏洩しているかどうかを検知するために、被空調空間S1に設けられており、冷媒漏洩検知装置11bは、室内ユニット3c、3cから被空調空間S2で冷媒が漏洩しているかどうかを検知するために、被空調空間S2に設けられている。各冷媒漏洩検知装置11a、11bには、検知コントローラ110a、110bが設けられており、被空調空間S1、S2で冷媒が漏洩しているかどうかを空気調和装置1及び換気装置6a、6bに知らせるために、伝送線を介してグループリモコン100に接続されている。
<空気調和装置>
図3は、空気調和装置1の機器配管系統図である。ここで、図3においては、室外ユニット2及び室内ユニット3a、3bの機器配管構成を詳細に図示し、室内ユニット3c、3dの機器配管構成の図示を省略している。
−室外ユニット−
室外ユニット2は、上記のように、冷媒連絡管4、5を介して室内ユニット3a、3b、3c、3dに接続されており、冷媒回路1aの一部を構成している。
室外ユニット2は、主として、圧縮機21と、切換機構23と、室外熱交換器24とを有している。
圧縮機21は、冷媒を圧縮する機構であり、ここでは、ケーシング(図示せず)内に収容されたロータリ式やスクロール式等の容積式の圧縮要素(図示せず)が、同じくケーシング内に収容された圧縮機モータ22によって駆動される密閉式圧縮機が採用されている。
切換機構23は、室外熱交換器24を冷媒の放熱器として機能させる冷房運転状態と室外熱交換器24を冷媒の蒸発器として機能させる暖房運転状態とを切り換え可能な四路切換弁である。ここで、冷房運転状態は、圧縮機21の吐出側と室外熱交換器23のガス側とを連通させるとともに、ガス冷媒連絡管5と圧縮機21の吸入側とを連通させる切り換え状態である(図3の切換機構23の実線を参照)。暖房運転状態は、圧縮機21の吐出側とガス冷媒連絡管5を連通させるとともに、室外熱交換器23のガス側と圧縮機21の吸入側とを連通させる切り換え状態である(図3の切換機構23の破線を参照)。尚、切換機構23は、四路切換弁に限定されるものではなく、例えば、複数の電磁弁を組み合わせる等によって、上記と同様の冷媒の流れの方向を切り換える機能を有するように構成したものであってもよい。
室外熱交換器24は、冷媒と室外空気(OA)との熱交換を行うことで冷媒の放熱器又は蒸発器として機能する熱交換器である。この室外熱交換器24において冷媒と熱交換を行う室外空気(OA)は、室外ファンモータ26によって駆動される室外ファン25によって室外熱交換器24に供給されるようになっている。
−室内ユニット−
室内ユニット3a、3b、3c、3dは、上記のように、冷媒連絡管4、5を介して室外ユニット2に接続されており、冷媒回路1aの一部を構成している。尚、以下の説明では、室内ユニット3aの構成について説明し、室内ユニット3b、3c、3dの構成については、添字「a」を「b」、「c」、「d」に読み替えることで説明を省略する。
室内ユニット3aは、主として、室内膨張機構31aと、室内熱交換器32aとを有している。
室内膨張機構31aは、開度制御を行うことで室内熱交換器32aを流れる冷媒の流量を可変することが可能な電動膨張弁である。
室内熱交換器32aは、冷媒と室内空気(RA)との熱交換を行うことで冷媒の蒸発器又は放熱器として機能する熱交換器である。この室内熱交換器32aにおいて冷媒と熱交換を行う室内空気(RA)は、室内ファンモータ34aによって駆動される室内ファン33aによって室内熱交換器32aに供給されるようになっている。
<換気装置>
図4は、換気装置6a、6bの機器構成図である。
ここでは、換気装置6a、6bとして、熱交換器62a、62bを有する換気装置が採用されている。尚、以下の説明では、換気装置6aの構成について説明し、換気装置6bの構成については、添字「a」を「b」に読み替えることで説明を省略する。
換気装置6aは、主として、室外空気(OA)を被空調空間(ここでは、被空調空間S1)に取り入れるための取入口に接続された取入ダクト7、室内空気(OA)を供給空気(SA)として供給する給気口に接続された給気ダクト8a、室内空気(RA)を被空調空間S1から取り出すための取出口に接続された取出ダクト9a、及び、室内空気(RA)を排出空気(EA)として室外に排出するための排出口に接続された排気ダクト10に接続される装置本体61aを有している。
装置本体61aには、熱交換器62aが設けられるとともに、互いに区画された2つの通風路63a、64aが熱交換器62aを横切るように形成されている。ここで、熱交換器62aは、2つの空気流(ここでは、室内空気と室外空気)の間で顕熱と潜熱とを同時に熱交換する全熱交換器であり、通風路63a、64aを跨るように設けられている。一方の通風路63aは、その一端が取入ダクト7に接続されるとともに他端が給気ダクト8aに接続されており、室外から被空調空間S1に向けて空気を流すための給気路を構成している。他方の通風路64aは、その一端が取出ダクト9aに接続されるとともに他端が排気ダクト10に接続されており、被空調空間S1から室外に向けて空気を流すための排気路を構成している。また、給気路63aには、室外から被空調空間S1に向かう空気流を生成するために、給気ファンモータ66aによって駆動される給気ファン65aが設けられ、排気路64aには、被空調空間S1から室外に向かう空気流を生成するために、排気ファンモータ68aによって駆動される排気ファン67aが設けられている。給気ファン65a及び排気ファン67aは、空気流に対して熱交換器62aの下流側に配置されている。
<コントローラ>
図5は、空調換気システムの制御ブロック図である。ここで、図5においては、グループリモコン100、室外コントローラ120、室内コントローラ130a、換気コントローラ160a及び検知コントローラ110aの各部を詳細に図示し、室内コントローラ130b、130c、130d、換気コントローラ160b及び検知コントローラ110bの各部の図示を省略している。
−室外コントローラ−
室外コントローラ120は、室外ユニット2の運転制御を行っており、空調コントローラ12の一部を構成している。室外コントローラ120は、主として、室外CPU121と、室外伝送部122と、室外記憶部123とを有している。
室外CPU121は、室外伝送部122及び室外記憶部123に接続されている。室外伝送部122は、室内コントローラ130a、130b、130c、130dとの間で制御データ等の伝送を行う。室外記憶部123は、制御データ等を記憶する。そして、室外CPU121は、室外伝送部122や室外記憶部123を介して、制御データ等の伝送や読み書きを行いつつ、室外ユニット2に設けられた圧縮機等の機器21、23、25の運転制御を行う。
−室内コントローラ−
室内コントローラ130a、130b、130c、130dは、それぞれ、対応する室内ユニット3a、3b、3c、3dの運転制御を行っており、空調コントローラ12の一部を構成している。室内コントローラ130a、130b、130c、130dは、それぞれ、主として、室内CPU131a、131b、131c、131dと、第1室内伝送部132a、132b、132c、132dと、第2室内伝送部133a、133b、133c、133dと、室内記憶部134a、134b、134c、134dと、室内通信部135a、135b、135c、135dとを有している。尚、以下の説明では、室内コントローラ130aの構成について説明し、室内コントローラ130b、130c、130dの構成については、添字「a」を「b」、「c」、「d」に読み替えることで説明を省略する。
室内CPU131aは、室内伝送部132a、133a、室内記憶部134a及び室内通信部135aに接続されている。第1室内伝送部132aは、室外コントローラ120との間で制御データ等の伝送を行う。第2室内伝送部133aは、他の室内コントローラ130b、130c、130dとの間で制御データ等の伝送を行う。室内記憶部134aは、制御データ等を記憶する。室内通信部135aは、グループリモコン100との間で制御データ等の送受信を行う。そして、室内CPU131aは、室内伝送部132a、133aや室内記憶部134a、室内通信部135aを介して、制御データ等の伝送や読み書き、送受信を行いつつ、室内ユニット3aに設けられた室内膨張機構等の機器31a、33aの運転制御を行う。
−換気コントローラ−
換気コントローラ160a、160bは、それぞれ、対応する換気装置6a、6bの運転制御を行っている。換気コントローラ160a、160bは、それぞれ、主として、換気CPU161a、161bと、換気通信部162a、162bと、換気記憶部163a、163bと、換気操作部164a、164bとを有している。尚、以下の説明では、換気コントローラ160aの構成について説明し、換気コントローラ160bの構成については、添字「a」を「b」に読み替えることで説明を省略する。
換気CPU161aは、換気通信部162a、換気記憶部163a及び換気操作部164aに接続されている。換気通信部162aは、グループリモコン100との間で制御データ等の送受信を行う。換気記憶部163aは、制御データ等を記憶する。換気操作部164aは、制御指令等の入力を行う。そして、換気CPU161aは、換気通信部162aや換気記憶部163a、換気操作部164aを介して、制御データ等の読み書きや送受信を行いつつ、換気装置6aに設けられたファン等の機器65a、67aの運転制御を行う。
−検知コントローラ−
検知コントローラ110a、110bは、それぞれ、対応する冷媒漏洩検知装置11a、11bの運転制御、すなわち、冷媒検知部114a、114bによる冷媒の検知動作を行っている。検知コントローラ110a、110bは、それぞれ、主として、検知CPU111a、111bと、検知通信部112a、112bと、検知記憶部113a、113bと、を有している。尚、以下の説明では、検知コントローラ110aの構成について説明し、検知コントローラ110bの構成については、添字「a」を「b」に読み替えることで説明を省略する。
検知CPU111aは、検知通信部112a及び検知記憶部113aに接続されている。検知通信部112aは、グループリモコン100との間で制御データ等の送受信を行う。検知記憶部113aは、制御データ等を記憶する。そして、検知CPU111aは、検知通信部112aや検知記憶部113aを介して、制御データ等の読み書きや送受信を行いつつ、冷媒漏洩検知装置11a、11bの冷媒検知部114a等による検知動作を行う。
−グループリモコン−
グループリモコン100は、運転指令等の入力を受け付けて複数の室内ユニット3a、3b、3c、3dに運転指令を行うとともに、運転表示等を行っており、空調コントローラ12の一部を構成している。グループリモコン100は、主として、グループCPU101と、グループ記憶部102と、グループ通信部103と、グループ操作部104と、グループ表示部105とを有している。
グループCPU101は、グループ通信部102、グループ記憶部103、グループ操作部104及びグループ表示部105に接続されている。グループ通信部102は、室内通信部135a、135b、135c、135dや換気通信部162a、162b、検知通信部112a、112bとの間で制御データ等の送受信を行う。グループ記憶部103は、制御データ等を記憶する。グループ操作部104は、制御指令等の入力を行う。グループ表示部105は、運転表示等を行う。そして、グループCPU101は、グループ操作部104を介して制御指令等の入力を受け付けて、グループ記憶部103に制御データ等の読み書きを行い、グループ表示部105に運転表示等を行いつつ、グループ通信部102を介して、室内ユニット3a、3b、3c、3dの室内コントローラ130a、130b、130c、130dや換気装置6a、6bの換気コントローラ160a、160b、冷媒漏洩検知装置11a、11bの検知コントローラ110a、110bに制御指令等を行う。尚、室内コントローラ130a、130b、130c、130dや換気コントローラ160a、160b、冷媒漏洩検知装置11a、11bの検知コントローラ110a、110bに制御指令等を行う手段として、グループCPU101には、グループ指令部106が設けられている。
また、グループCPU101には、ユニット特定部107と、グルーピング受付部108と、割り当て受付部109とが設けられている。
ユニット特定部107は、室内ユニット3a、3b、3c、3d、換気装置6a、6b及び冷媒漏洩検知装置11a、11bのそれぞれに対して、互いを区別するユニット番号を付与するユニット番号特定処理を行う。具体的には、ユニット特定部107は、空気調和装置1や換気装置6a、6b、冷媒漏洩検知装置11a、11bの現場設置後でかつ試運転を行う前に、グループ通信部102を介して、室内コントローラ130a、130b、130c、130dや換気コントローラ160a、160b、検知コントローラ110a、110bと通信を行い、ユニット番号を室内コントローラ130a、130b、130c、130dや換気コントローラ160a、160b、検知コントローラ110a、110bに付与する。ここで、ユニット番号を付与する処理は、リモコンCPU101に認識された順に付与されるものであってもよいし、また、グループ操作部104を介して付与されるものであってもよい。そして、ユニット特定部107によって付与されたユニット番号は、グループ記憶部103、室内記憶部134a、134b、134c、134d、換気記憶部163a、163b及び検知記憶部113a、113bに記憶される。
グルーピング受付部108は、室内ユニット3a、3b、3c、3dがどの被空調空間の空調を受け持つかを定めるために、被空調空間ごとに室内ユニット3a、3b、3c、3dをグルーピングするグルーピング処理を行う。具体的には、グルーピング受付部108は、各室内ユニット3a、3b、3c、3dにユニット番号が付与された後に、グループ通信部102を介して、各室内コントローラ130a、130b、130c、130dと通信を行い、被空調空間ごとのグループ番号を室内コントローラ130a、130b、130c、130dに付与する。ここで、グループ番号を付与する処理は、グループ操作部104を介して付与される。そして、グルーピング受付部108によって付与されたグループ番号は、グループ記憶部103及び室内記憶部134a、134b、134c、134dに記憶される。
割り当て受付部109は、換気装置6a、6bや冷媒漏洩検知装置11a、11bがどの被空調空間の換気や冷媒検知を受け持つかを定めるために、グルーピング処理によって設定された各グループに対応して換気装置6a、6bや冷媒漏洩検知装置11a、11bからの信号が空調コントローラ12に入力される状態を確立する割り当て処理を行う。具体的には、割り当て受付部109は、各室内ユニット3a、3b、3c、3dにグループ番号が付与された後に、グループ通信部102を介して、各換気コントローラ160a、160bや各検知コントローラ110a、110bと通信を行い、グループ番号を各換気コントローラ160a、160bや各検知コントローラ110a、110bに割り当てる。ここで、グループ番号を割り当てる処理は、グループ操作部104を介して付与される。そして、割り当て受付部109によって付与されたグループ番号は、グループ記憶部103、換気記憶部163a、163b、163及び検知記憶部113a、113bに記憶される。
(2)運転
空気調和装置1、換気装置6a、6b及び冷媒漏洩検知装置11a、11bを有する空調換気システムでは、以下の運転が行われる。
−空調運転−
まず、冷房運転について説明する。空調コントローラ12(グループリモコン100)から空気調和装置1に冷房運転の指示がなされると、切換機構23が冷房運転状態(図3の切換機構23の実線で示された状態)に切り換えられて、圧縮機21、室外ファン25が起動する。また、冷房運転を行う被空調空間として被空調空間S1が指定される場合には、室内ファン33a、33bが起動し、冷房運転を行う被空調空間として被空調空間S2が指定される場合には、室内ファン33c、33dが起動し、冷房運転を行う被空調空間として被空調空間S1、S2の両方が指定される場合には、室内ファン33a、33b、33c、33dが起動する。
すると、冷媒回路1a内の低圧のガス冷媒は、切換機構23を経由して、室外熱交換器24に送られる。室外熱交換器24に送られた高圧のガス冷媒は、冷媒の放熱器として機能する室外熱交換器24において、室外ファン25によって供給される室外空気(OA)と熱交換を行って冷却されることによって凝縮して、高圧の液冷媒となる。この高圧の液冷媒は、液冷媒連絡管4を経由して、被空調空間S1や被空調空間S2の冷房を行うために、室外ユニット2から室内ユニット3a、3bや室内ユニット3c、3dに送られる。
室内ユニット3a、3bや室内ユニット3c、3dに送られた高圧の液冷媒は、室内膨張機構31a、31bや室内膨張機構31c、31dによって減圧されて、低圧の気液二相状態の冷媒となる。この低圧の気液二相状態の冷媒は、室内熱交換器32a、32bや室内熱交換器32c、32dに送られる。室内熱交換器32a、32bや室内熱交換器32c、32dに送られた低圧の気液二相状態の冷媒は、冷媒の蒸発器として機能する室内熱交換器32a、32bや室内熱交換器32c、32dにおいて、室内ファン33a、33bや室内ファン33c、33dによって被空調空間S1や被空調空間S2から供給される室内空気(RA)と熱交換を行って加熱されることによって蒸発して、低圧のガス冷媒となる。この低圧のガス冷媒は、ガス冷媒連絡管5を経由して、室内ユニット3a、3bや室内ユニット3c、3dから室外ユニット2に送られる。一方、室内熱交換器32a、32bや室内熱交換器32c、32dにおいて冷却された室内空気(RA)は、被空調空間S1や被空調空間S2に送られ、これにより、被空調空間S1や被空調空間S2の冷房が行われる。
室外ユニット2に送られた低圧のガス冷媒は、切換機構23を経由して、再び、圧縮機21に吸入される。
次に、暖房運転について説明する。空調コントローラ12(グループリモコン100)から空気調和装置1に暖房運転の指示がなされると、切換機構23が暖房運転状態(図3の切換機構23の破線で示された状態)に切り換えられて、圧縮機21、室外ファン25が起動する。また、暖房運転を行う被空調空間として被空調空間S1が指定される場合には、室内ファン33a、33bが起動し、暖房運転を行う被空調空間として被空調空間S2が指定される場合には、室内ファン33c、33dが起動し、暖房運転を行う被空調空間として被空調空間S1、S2の両方が指定される場合には、室内ファン33a、33b、33c、33dが起動する。
すると、冷媒回路1a内の低圧のガス冷媒は、切換機構23及びガス冷媒連絡管5を経由して、被空調空間S1や被空調空間S2の暖房を行うために、室外ユニット2から室内ユニット3a、3bや室内ユニット3c、3dに送られる。
室内ユニット3a、3bや室内ユニット3c、3dに送られた高圧のガス冷媒は、室内熱交換器32a、32bや室内熱交換器32c、32dに送られる。室内熱交換器32a、32bや室内熱交換器32c、32dに送られた高圧のガス冷媒は、冷媒の放熱器として機能する室内熱交換器32a、32bや室内熱交換器32c、32dにおいて、室内ファン33a、33bや室内ファン33c、33dによって被空調空間S1や被空調空間S2から供給される室内空気(RA)と熱交換を行って冷却されることによって凝縮して、高圧の液冷媒となる。この高圧の液冷媒は、室内膨張機構31a、31bや室内膨張機構31c、31dによって減圧される。室内膨張機構31a、31bや室内膨張機構31c、31dによって減圧された冷媒は、液冷媒連絡管4を経由して、室内ユニット3a、3bや室内ユニット3c、3dから室外ユニット2に送られる。一方、室内熱交換器32a、32bや室内熱交換器32c、32dにおいて過熱された室内空気(RA)は、被空調空間S1や被空調空間S2に送られ、これにより、被空調空間S1や被空調空間S2の暖房が行われる。
室外ユニット2に送られた冷媒は、室外熱交換器24に送られる。室外熱交換器24に送られた冷媒は、冷媒の蒸発器として機能する室外熱交換器24において、室外ファン25によって供給される室外空気(OA)と熱交換を行って加熱されることによって蒸発して、低圧のガス冷媒となる。この低圧のガス冷媒は、切換機構23を経由して、再び、圧縮機21に吸入される。
−換気運転−
まず、被空調空間S1の換気運転について説明する。換気コントローラ160aから換気装置6aに換気運転の指示がなされると、給気ファン65a及び排気ファン67aが起動する。ここで、換気運転の指示には、換気操作部164aからの入力による場合と、空調コントローラ12からの要求による場合とがある。
すると、取入ダクト7を通じて室外から装置本体61aに流入した室外空気(OA)と、取出ダクト9aを通じて被空調空間S1から装置本体61aに流入した室内空気(RA)とが、熱交換器62aにおいて、熱交換を行う。そして、熱交換器62aにおいて熱交換を行った室外空気(OA)は、給気ダクト8aを通じて装置本体61aから被空調空間S1に供給空気(SA)として供給され、熱交換器62aにおいて熱交換を行った室内空気(RA)は、排気ダクト10を通じて装置本体61aから室外に排出空気(EA)として排出される。
次に、被空調空間S2の換気運転について説明する。換気コントローラ160bから換気装置6bに換気運転の指示がなされると、給気ファン65b及び排気ファン67bが起動する。ここで、換気運転の指示には、換気操作部164bからの入力による場合と、空調コントローラ12からの要求による場合とがある。
すると、取入ダクト7を通じて室外から装置本体61bに流入した室外空気(OA)と、取出ダクト9bを通じて被空調空間S2から装置本体61bに流入した室内空気(RA)とが、熱交換器62bにおいて、熱交換を行う。そして、熱交換器62bにおいて熱交換を行った室外空気(OA)は、給気ダクト8bを通じて装置本体61bから被空調空間S2に供給空気(SA)として供給され、熱交換器62bにおいて熱交換を行った室内空気(RA)は、排気ダクト10を通じて装置本体61bから室外に排出空気(EA)として排出される。
−冷媒排出運転−
ここでは、空気調和装置1からの冷媒の漏洩によって、被空調空間S1、S2における酸欠事故、着火事故(冷媒が微燃性又は可燃性を有する場合)又は中毒事故(冷媒が毒性を有する場合)が発生することを防止するために、冷媒排出運転を行えるようになっている。すなわち、空気調和装置1から冷媒が漏洩して冷媒漏洩検知装置11aや冷媒漏洩検知装置11bが冷媒を検知した場合に、冷媒が検知された被空調空間S1の空調を受け持つ室内ユニット3a、3bや冷媒が検知された被空調空間S2の空調を受け持つ室内ユニット3c、3dから冷媒が漏洩しているものと判断して、冷媒が検知された被空調空間S1の換気装置6aや被空調空間S1の換気装置6bを強制的に運転することによって、冷媒が検知された被空調空間S1や冷媒が検知された被空調空間S2から冷媒を排出するのである。
まず、被空調空間S1の冷媒漏洩検知装置11aが冷媒を検知した場合について説明する。被空調空間S1の冷媒検知を受け持つ冷媒漏洩検知装置11aが冷媒を検知すると、その信号を受けた空調コントローラ12(グループリモコン100)が、被空調空間S1の空調を受け持つ室内ユニット3a、3bの室内コントローラ130a、130b及び被空調空間S1の換気を受け持つ換気装置6aの換気コントローラ160aに冷媒排出運転を行うように指示する。
すると、室内コントローラ130a、130bは、室内膨張機構31a、31bを閉止するとともに、室外ユニット2の室外コントローラ120に対して空調運転(冷房運転や暖房運転)を停止するように指示する。室外コントローラ120は、圧縮機21や室外ファン25を停止させ、これにより、空気調和装置1が停止する。また、換気コントローラ160aは、換気運転を行っていない場合には、給気ファン65a及び排気ファン67aを起動し、換気運転を行っている場合には、換気運転を継続することによって、被空調空間S1から冷媒を排出する。
次に、被空調空間S2の冷媒漏洩検知装置11bが冷媒を検知した場合について説明する。被空調空間S2の冷媒検知を受け持つ冷媒漏洩検知装置11bが冷媒を検知すると、その信号を受けた空調コントローラ12(グループリモコン100)が、被空調空間S2の空調を受け持つ室内ユニット3c、3dの室内コントローラ130b、130d及び被空調空間S2の換気を受け持つ換気装置6bの換気コントローラ160bに冷媒排出運転を行うように指示する。
すると、室内コントローラ130c、130dは、室内膨張機構31c、31dを閉止するとともに、室外ユニット2の室外コントローラ120に対して空調運転(冷房運転や暖房運転)を停止するように指示する。室外コントローラ120は、圧縮機21や室外ファン25を停止させ、これにより、空気調和装置1が停止する。また、換気コントローラ160bは、換気運転を行っていない場合には、給気ファン65b及び排気ファン67bを起動し、換気運転を行っている場合には、換気運転を継続することによって、被空調空間S2から冷媒を排出する。
(3)現場設置後における各装置間の信号伝送系統の接続
上記の冷媒排出運転のような室内マルチ型の空気調和装置1と換気装置61a、61bとを連動させる運転は、冷媒漏洩検知装置11a、11bを含む各装置1、61a、61b間の信号伝送系統の接続が行われることで可能となるものである。言い換えれば、冷媒漏洩検知装置11a、11bを含む各装置1、61a、61b間の信号伝送系統の接続が行われていない場合には、互いに連動することはなく、各装置1、61a、61bを独立して運転できるだけ(すなわち、空調運転と換気運転とが独立して運転できるだけ)である。そして、室内マルチ型の空気調和装置1と換気装置61a、61bとが独立して選定・設置されることを考慮すると、上記のように、冷媒排出運転を行う構成を採用しようとしても、設置現場において、冷媒漏洩検知装置11a、11bを含めた各装置1、61a、61b間の信号伝送系統の接続が確実になされない状況が発生するおそれがある。このため、室内マルチ型の空気調和装置1と換気装置61a、61bとが独立して設置される構成においては、冷媒が漏洩した際に換気装置61a、61bが運転される等の対策が確立しないままで空気調和装置1の運転が行われるおそれがあり、空気調和装置1からの冷媒の漏洩による事故が発生する可能性を排除することができないという問題がある。
そこで、ここでは、以下に説明するように、被空調空間(ここでは、被空調空間S1、S2)ごとに複数(ここでは、4つ)の室内ユニット3a、3b、3c、3dをグルーピングされ、グルーピングによって設定された各グループ(ここでは、被空調空間S1に対応するグループG1及び被空調空間S2に対応するグループG2)に対応して設置されており被空調空間S1、S2の換気を行う換気装置6a、6b、又は、各グループG1、G2に対応して設置されており冷媒を検知する冷媒漏洩検知装置11a、11bからの信号が制御装置としての空調コントローラ12に入力されない限り、複数の室内ユニット3a、3b、3c、3d及び室外ユニット2の試運転を含む運転を行えないようにしている。
以下、このような各装置1、11a、11b、61a、61b間の信号伝送系統の接続処理について、図6及び図7を用いて説明する。ここで、図6は、現場設置後における各装置1、11a、11b、61a、61b間の信号伝送系統の接続処理を示すフローチャートである。図7は、運転許可後のユニット情報テーブルの内容を示す図である。
−ユニット番号特定処理−
空調コントローラ12は、まず、ステップST1において、室内ユニット3a、3b、3c、3d、換気装置6a、6b、冷媒漏洩検知装置11a、11bのそれぞれに対して互いを区別するユニット番号を付与するユニット番号特定処理を行う。ここでは、「1」〜「8」のユニット番号が、室内ユニット3a、3b、3c、3d、換気装置6a、6b、冷媒漏洩検知装置11a、11bの順に付与される。尚、このユニット番号特定処理は、上記のように、グループリモコン100のユニット特定部107によって行われる。そして、付与されたユニット番号は、グループリモコン100のグループ記憶部103にすべて記憶される。また、各コントローラ130a、130b、130c、130d、160a、160b、110a、110bの記憶部134a、134b、134c、134d、163a、163b、113a、113bにおいても、対応するユニット番号がそれぞれ記憶される。
−グルーピング処理−
次に、空調コントローラ12は、ステップST2において、室内ユニット3a、3b、3c、3dがどの被空調空間の空調を受け持つかを定めるために、被空調空間ごとに室内ユニット3a、3b、3c、3dをグルーピングするグルーピング処理を行う。ここでは、被空調空間S1に対応するグループG1を意味する「1」が、室内コントローラ130a、130bに付与され、被空調空間S2に対応するグループG2を意味する「2」が、室内コントローラ130c、130dに付与される。尚、このグルーピング処理は、上記のように、グループリモコン100のグルーピング受付部108によって行われる。そして、室内コントローラ130a、130b、130c、130dに付与されたグループ番号は、グループリモコン100のグループ記憶部103にすべて記憶される。また、各室内コントローラ130a、130b、130c、130dの室内記憶部134a、134b、134c、134dにおいても、対応するグループ番号がそれぞれ記憶される。
−割り当て処理−
次に、空調コントローラ12は、ステップST3において、換気装置6a、6bや冷媒漏洩検知装置11a、11bがどの被空調空間の換気や冷媒検知を受け持つかを定めるために、ステップST2のグルーピング処理によって設定された各グループ(ここでは、G1、G2)に対応して換気装置6a、6bや冷媒漏洩検知装置11a、11bからの信号が空調コントローラ12に入力される状態を確立する割り当て処理を行う。ここでは、被空調空間S1に対応するグループG1を意味する「1」が、換気コントローラ160a及び検知コントローラ110aに付与され、被空調空間S2に対応するグループG2を意味する「2」が、換気コントローラ160b及び検知コントローラ110bに付与される。そして、換気コントローラ160a、160b及び検知コントローラ110a、110bに付与されたグループ番号は、グループリモコン100のグループ記憶部103にすべて記憶される。また、各コントローラ160a、160b、110a、110bの記憶部163a、163b、113a、113bにおいても、対応するグループ番号がそれぞれ記憶される。これにより、被空調空間S1に対応するグループG1には、室内ユニット3a、3b、換気装置6a及び冷媒漏洩検知装置11aが割り当てられ、被空調空間S2に対応するグループG2には、室内ユニット3c、3d、換気装置6b及び冷媒漏洩検知装置11bが割り当てられ、各装置1、6a、6b、11a、11bが空調コントローラ12を通じて連動可能な状態となる。
−割り当て処理の完了判定、運転許可−
次に、空調コントローラ12は、ステップST4において、室内ユニットが設置されたグループのすべて(ここでは、G1、G2)への換気装置及び冷媒漏洩検知装置の割り当て処理が完了しているかどうかを判定し、割り当て処理が完了している場合には、ステップST5において、試運転を含む空気調和装置1の運転を許可し、一連の各装置1、6a、6b、11a、11b間の信号伝送系統の接続処理を終了する。
このように、ここでは、室内マルチ型の空気調和装置1を設置するにあたり、複数(ここでは、4つ)の室内ユニット3a、3b、3c、3dを被空調空間(ここでは、被空調空間S1、S2)ごとにグルーピングし、かつ、各グループ(ここでは、G1、G2)に対応して換気装置6a、6bや冷媒漏洩検知装置11a、11bからの信号が空調コントローラ12(制御装置)に入力される状態を確立することによって、設置現場において、冷媒漏洩検知装置11a、11bを含めた各装置間の信号伝送系統の接続が確実になされるようにしている。
これにより、室内マルチ型の空気調和装置1と換気装置6a、6bとが独立して設置される構成においても、冷媒が漏洩した際に換気装置6a、6bが運転される等の対策が確実に確立した状態で空気調和装置1の運転を行うことができ、空気調和装置1からの冷媒の漏洩による事故の発生を確実に抑えることができる。
特に、ここでは、冷媒回路1aに封入される冷媒が微燃性又は可燃性又は毒性を有するため、冷媒が漏洩した際に換気装置6a、6bが運転される等の対策がなされなければ、可燃濃度又は毒性限界濃度を超えてしまい、被空調空間S1、S2における着火事故や中毒事故が発生するおそれがある。しかし、ここでは、上記のように、室内マルチ型の空気調和装置1を設置するにあたり、設置現場において、冷媒漏洩検知装置11a、11bを含めた各装置間の信号伝送系統の接続が確実になされるようにしているため、冷媒が漏洩した際に換気装置6a、6bが運転される等の対策が確実に確立した状態で空気調和装置1の運転を行うことができ、空気調和装置1からの冷媒の漏洩による着火事故や中毒事故の発生を確実に抑えることができる。
(4)変形例
<A>
上記実施形態では、室内ユニット3a、3b、3c、3dとして、天井設置型のものが採用されているが、これに限定されるものではなく、例えば、壁設置、壁裏設置、床上設置、床下設置、天井裏設置、機械室設置等の他の型式の室内ユニットであってもよい。
<B>
上記実施形態では、換気装置6a、6bとして、天井裏設置型のものが採用されているが、これに限定されるものではなく、例えば、壁裏設置、床下設置、機械室設置等の他の型式の換気装置であってもよい。また、上記実施形態では、換気装置6a、6bとして、全熱交換器62a、62bを有する型式のものが採用されているが、これに限定されるものではなく、例えば、ファンのみを有するもの等の他の型式の換気装置であってもよい。
<C>
上記実施形態では、各コントローラ間が伝送線を介して接続された伝送形式が採用されているが、これに限定されるものではなく、ワイヤレス接続等の他の伝送形式であってもよい。
<D>
上記実施形態では、冷媒漏洩検知装置11a、11bが被空調空間S1、S2に設けられているが、これに限定されるものではなく、例えば、室内ユニット3a、3b、3c、3dに設けられてもよい。
<E>
上記実施形態では、空気調和装置1を制御するためにグループリモコン100が設けられているが、各室内ユニット3a、3b、3c、3dに対応してリモコンが設けられる場合には、これらのリモコンの一つをグループリモコン100として機能させるようにしてもよい。
<F>
空気調和装置1の空調コントローラ12、換気装置6a、6bの換気コントローラ160a、160b及び冷媒漏洩検知装置11a、11bの検知コントローラ110a、110b間の信号のやりとりは、電気接点からの単なる電圧信号や電流信号であってもよいし、装置の機種等を特定できるような信号であってもよく、また、暗号化された信号であってもよい。このとき、装置の機種等を特定できるような信号や暗号化された信号であれば、装置間の連動偽装等を防止することができ、これにより、装置間の接続に関する信頼性を向上させることができる。
また、上記実施形態では、空気調和装置1の空調コントローラ12(制御装置)を構成する室外コントローラ120、室内コントローラ130a、130b、130c、130d及びグループコントローラ100のうち、グループコントローラ100が換気装置6a、6bの換気コントローラ160a、160b及び冷媒漏洩検知装置11a、11bの検知コントローラ110a、110b間で直接的に信号のやりとりを行い、室外コントローラ120及び室内コントローラ130a、130b、130c、130dと換気コントローラ160a、160b及び検知コントローラ110a、110bとは、グループコントローラ100を介して信号のやりとりが行われるようになっているが、これに限定されるものではない。例えば、室内コントローラ130a、130b、130c、130dが、換気コントローラ160a、160b及び検知コントローラ110a、110bとの間で直接的に信号のやりとりを行うようになっていてもよい。また、室外コントローラ120が、換気コントローラ160a、160b及び検知コントローラ110a、110bとの間で直接的に信号のやりとりを行うようになっていてもよい。
本発明は、複数の室内ユニットが室外ユニットに接続されることによって構成されており冷媒が循環する冷媒回路と、複数の室内ユニット及び室外ユニットの運転制御を行う制御装置と、を有する空気調和装置に対して、広く適用可能である。
1 空気調和装置
1a 冷媒回路
2 室外ユニット
3a、3b、3c、3d 室内ユニット
6a、6b 換気装置
11a、11b 冷媒漏洩検知装置
12 制御装置(空調コントローラ)
特開2001−74283号公報

Claims (7)

  1. 複数の室内ユニット(3a、3b、3c、3d)が室外ユニット(2)に接続されることによって構成されており冷媒が循環する冷媒回路(1a)と、前記複数の室内ユニット及び前記室外ユニットの運転制御を行う制御装置(12)と、を有する空気調和装置において、
    被空調空間ごとに前記複数の室内ユニットがグルーピングされ、前記グルーピングによって設定された各グループに対応して設置されており前記被空調空間の換気を行う換気装置(6a、6b)、又は、前記各グループに対応して設置されており前記冷媒を検知する冷媒漏洩検知装置(11a、11b)からの信号が前記制御装置に入力されない限り、前記複数の室内ユニット及び前記室外ユニットの試運転を含む運転を行えないようにしている、
    空気調和装置(1)。
  2. 前記冷媒が微燃性又は可燃性又は毒性を有する、
    請求項1に記載の空気調和装置(1)。
  3. 前記換気装置及び前記冷媒漏洩検知装置からの信号が前記制御装置に入力されない限り、前記複数の室内ユニット及び前記室外ユニットの試運転を含む運転を行えないようにしている、
    請求項1又は2に記載の空気調和装置(1)。
  4. 前記冷媒漏洩検知装置が前記冷媒を検知した場合に、前記冷媒が検知された前記被空調空間の換気を行う前記換気装置が、前記被空調空間から前記冷媒を排出する冷媒排出運転を行う、
    請求項3に記載の空気調和装置(1)。
  5. 前記室内ユニットが室内膨張機構を有しており、
    前記室外ユニットが圧縮機及び室外ファンを有しており、
    前記冷媒漏洩検知装置が前記冷媒を検知した場合に、前記室内ユニットにおいては、前記室内膨張機構が閉止し、前記室外ユニットにおいては、前記圧縮機及び前記室外ファンが停止する、
    請求項3又は4に記載の空気調和装置(1)。
  6. 前記冷媒漏洩検知装置が前記被空調空間ごとに設置されている、
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の空気調和装置(1)。
  7. 前記換気装置が前記被空調空間ごとに設置されている、
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の空気調和装置(1)。
JP2015029983A 2015-02-18 2015-02-18 空気調和装置 Active JP6528446B2 (ja)

Priority Applications (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015029983A JP6528446B2 (ja) 2015-02-18 2015-02-18 空気調和装置
AU2016221001A AU2016221001B2 (en) 2015-02-18 2016-02-03 Air conditioning system
KR1020177025767A KR102095757B1 (ko) 2015-02-18 2016-02-03 공조 시스템
CN201680010208.9A CN107250683B (zh) 2015-02-18 2016-02-03 空调系统
EP16752293.7A EP3260791B1 (en) 2015-02-18 2016-02-03 Air conditioning system
PCT/JP2016/053232 WO2016132906A1 (ja) 2015-02-18 2016-02-03 空調システム
ES16752293T ES2733800T3 (es) 2015-02-18 2016-02-03 Sistema de acondicionamiento de aire
US15/551,527 US10488072B2 (en) 2015-02-18 2016-02-03 Air conditioning system with leak protection control

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015029983A JP6528446B2 (ja) 2015-02-18 2015-02-18 空気調和装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016151395A JP2016151395A (ja) 2016-08-22
JP6528446B2 true JP6528446B2 (ja) 2019-06-12

Family

ID=56696243

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015029983A Active JP6528446B2 (ja) 2015-02-18 2015-02-18 空気調和装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6528446B2 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106642555A (zh) * 2016-12-01 2017-05-10 海信(广东)空调有限公司 一种空调器冷媒泄漏的判定方法及装置
KR101989752B1 (ko) * 2018-11-21 2019-06-14 대성히트펌프 주식회사 준가연성 냉매를 적용한 히트펌프 안전운전제어시스템 및 안전운전제어방법
JP6678283B1 (ja) * 2018-11-30 2020-04-08 日立ジョンソンコントロールズ空調株式会社 漏洩検知装置及び漏洩検知システム
EP3889514A4 (en) * 2018-11-30 2022-08-24 Hitachi-Johnson Controls Air Conditioning, Inc. LEAK DETECTION DEVICE AND LEAK DETECTION SYSTEM
JP7457229B2 (ja) * 2019-05-10 2024-03-28 ダイキン工業株式会社 空気調和システム
JP7157722B2 (ja) * 2019-09-30 2022-10-20 ダイキン工業株式会社 空調換気システム
JP7057519B2 (ja) 2020-02-05 2022-04-20 ダイキン工業株式会社 空気調和システム
JP6997392B2 (ja) * 2020-02-05 2022-02-04 ダイキン工業株式会社 空気調和システム
CN112082250B (zh) * 2020-08-12 2022-01-14 珠海格力电器股份有限公司 一种空调安装状态检测方法、装置、存储介质及空调
WO2023007696A1 (ja) * 2021-07-30 2023-02-02 三菱電機株式会社 換気空気調和システム

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01300170A (ja) * 1988-05-25 1989-12-04 Daikin Ind Ltd 空気調和装置
JPH109692A (ja) * 1996-06-25 1998-01-16 Hitachi Ltd 空調機
JP2005049001A (ja) * 2003-07-28 2005-02-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 空気調和機
JP4693731B2 (ja) * 2006-09-21 2011-06-01 株式会社東芝 空調用センサーシステム
JP2009299910A (ja) * 2008-06-10 2009-12-24 Hitachi Appliances Inc 空気調和機
JP5478108B2 (ja) * 2009-04-23 2014-04-23 三菱電機株式会社 空気調和システム
WO2011141959A1 (ja) * 2010-05-12 2011-11-17 三菱電機株式会社 切換装置及び空気調和装置
JP2012013348A (ja) * 2010-07-02 2012-01-19 Panasonic Corp 空気調和機
JP5813107B2 (ja) * 2011-05-23 2015-11-17 三菱電機株式会社 空気調和装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016151395A (ja) 2016-08-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6528446B2 (ja) 空気調和装置
CN108307648B (zh) 空调装置
US10928092B2 (en) Usage-side air-conditioning apparatus and air-conditioning apparatus provided with same
JP6572628B2 (ja) 空調換気システム
JP2017075777A5 (ja)
JP6558066B2 (ja) 空調換気システム
JP6253853B1 (ja) 冷凍サイクル装置
JP6990677B2 (ja) 空調換気システム
EP4086539A1 (en) Air-conditioning system
JP6558065B2 (ja) 空調換気システム
WO2016163380A1 (ja) 利用側空調装置及びそれを備えた空調装置
JP7397275B2 (ja) 空調システム
WO2023276584A1 (ja) 空気調和システム
JP2023007129A (ja) 空気調和システム
JP2005291557A (ja) マルチ型空気調和装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180110

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181002

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181129

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190416

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190429

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6528446

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151