JP6527026B2 - 駐車位置報知装置、携帯端末、駐車位置報知システム、プログラム - Google Patents

駐車位置報知装置、携帯端末、駐車位置報知システム、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、車両の駐車位置を報知する駐車位置報知装置、携帯端末、駐車位置報知システム、プログラムに関する。
車両を公共の駐車場に駐車する場合、利用者は自分の車両の駐車位置を失念してしまう場合がある。昨今、このような利用者をサポートするための携帯端末用のアプリケーションが開発されている(例えば非特許文献1)。非特許文献1の駐車位置検索アプリケーションは、位置情報サービスなどにより、自動車を降りた場所(徒歩に変化した位置)と時間を自動的に記録し、駐車した場所の地図や現在地からの距離などを表示することができる。
Ittousai、"Google Nowが駐車位置の自動記録に対応。徒歩への変化を認識してクルマまで案内"、[online]、平成26年5月1日、Engadget Japanese、[平成27年5月25日検索]、インターネット<URL:http://japanese.engadget.com/2014/05/01/google-now/>
非特許文献1のアプリケーションの駐車位置認識精度は十分でない場合がある。このため、当該アプリケーションでは、地図の下に「可能性が高い場所をさらに表示する」というリンクを表示して、他の駐車位置の候補を利用者に選択させる仕様となっている。
そこで本発明では、高精度かつ簡易に駐車位置を報知できる駐車位置報知装置を提供することを目的とする。
本発明の駐車位置報知装置は、後退検知部と、前方映像取得部と、データ送信部を含む。
後退検知部は、車両の後退を検知する。前方映像取得部は、車両の後退が検知された時刻を基準とした所定の時間間隔の映像であって、車両の前方方向の映像である前方映像を取得する。データ送信部は、前方映像を、近距離無線通信により発信する。
本発明の駐車位置報知装置によれば、高精度かつ簡易に駐車位置を報知できる。
実施例1の駐車位置報知システムの概略を示す図。 実施例1の駐車位置報知システムの各装置の構成を示すブロック図。 実施例1の駐車位置報知システムの各装置の動作を示すシーケンス図。 変形例1の駐車位置報知システムの各装置の構成を示すブロック図。 実施例2の駐車位置報知システムの概略を示す図。 実施例2の駐車位置報知システムの各装置の構成を示すブロック図。 実施例2の駐車位置報知システムの各装置の動作を示すシーケンス図。 実施例3の駐車位置報知システムの概略を示す図。 実施例3の駐車位置報知システムの各装置の構成を示すブロック図。 実施例3の駐車位置報知システムの各装置の動作を示すシーケンス図。 変形例3の駐車位置報知システムの各装置の構成を示すブロック図。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。なお、同じ機能を有する構成部には同じ番号を付し、重複説明を省略する。
以下、図1を参照して実施例1の駐車位置報知システムの概要について説明する。図1は、本実施例の駐車位置報知システム100の概略を示す図である。図1に示すように、本実施例の駐車位置報知システム100は、自動車1と、自動車1内に載置、設置された駐車位置報知装置31と、自動車1の利用者の所有物であり、自動車1内にある携帯端末2を含む構成である。自動車1には、少なくともドライブレコーダ11、ギアレバー13が含まれるものとする。なおドライブレコーダ11は、カーナビゲーションシステムにおける前方の映像を取得する機能と代替してもよい。なおギアレバー13は加速度計など、自動車1の後退検知に用いることができる他の機器に代替してもよい。なお、駐車位置報知装置31は、携帯端末2と近距離無線通信による通信が可能であるものとし、必要な場合には、他の機器ともデータ通信できるものとする。
図2を参照して本実施例の駐車位置報知システム100を構成する各装置の構成について説明する。図2は、本実施例の駐車位置報知システム100の各装置の構成を示すブロック図である。図2に示すように、駐車位置報知装置31は、後退検知部311と、映像取得部312と、データ送信部313を含み、映像取得部312は、前方映像取得部3121と、前方映像一時蓄積部3122を含む。携帯端末2はデータ受信部21と、表示部22を含む。
以下、図3を参照して、本実施例の駐車位置報知システム100を構成する各装置の動作について説明する。図3は、本実施例の駐車位置報知システム100の各装置の動作を示すシーケンス図である。まず、後退検知部311は、車両(自動車1)の後退を検知する(S311A)。例えば、後退検知部311は、ギアレバー13により、リバースギア(後進ギア)が選択されているか否かを検知することにより、車両(自動車1)の後退を検知する(S311A)。例えば、ギアレバー13が、選択ギアの報知機能(例えば近距離無線通信などによる)を備えることとしてもよいし、後退検知部311がギアレバー13を撮影し、撮影された画像からギアレバーの状態を検知して、ギアレバー13によってリバースギア(後進ギア)が選択されているか否かを検知してもよい。後退検知部311は、ギアレバー311以外から車両(自動車1)の後退を検知してもよい。例えば、後退検知部311は、加速度計14が測定する加速度ベクトルの方向から、車両(自動車1)の後退を検知してもよい(S311A)。なお、加速度計14は駐車位置報知装置31に内蔵されていてもよいし、加速度計14を車載の機器とし、駐車位置報知装置31と無線通信でデータを送受信することとしてもよい。また後退検知部311は、例えばOBDの舵角信号、エンジン停止信号(後退の終了を検知するものと考えることができる)などを用いて車両(自動車1)の後退を検知してもよい(S311A)。後退検知部311は、車両(自動車1)の後退を検知した場合に、これを前方映像取得部3121に通知する信号を出力する(S311B)。なお、この信号には車両(自動車1)の後退を検知した時刻が含まれるものとする。
前方映像取得部3121は、前述の通知を含む信号を受信した場合に、車両(自動車1)の後退が検知された時刻を基準とした所定の時間間隔の映像であって、車両(自動車1)の前方方向の映像である前方映像を取得する(S3121A)。具体的には、前方映像取得部3121は、前述の通知を含む信号を受信した場合に、車両(自動車1)の後退が検知された時刻から所定時間過去に渡る(例えば3分前までの)、車両(自動車1)の前方方向の映像を前方映像として、当該前方映像をドライブレコーダ11から取得する(S3121A)。前方映像取得部3121は、取得した前方映像を前方映像一時蓄積部3122に一時蓄積する(S3121B)。
データ送信部313は、前方映像一時蓄積部3122に一時蓄積された前方映像を、近距離無線通信により発信する(S313)。ステップS313における「発信」は、相手機器を特定せずに実行されるため「放送」と類似の概念であって、ブロードキャスト、マルチキャスト、エニーキャスト、あるいはアドバタイズなどと呼ばれる。
携帯端末2のデータ受信部21は、近距離無線通信機能を備え、データ送信部313が発信した前方映像を受信する(S21)。表示部22は、受信した前方映像を表示する(S22)。携帯端末2は、受信した前方映像を記憶しておく。表示部22は、利用者の操作に従って、記憶された前方映像を随時表示する。
本実施例の駐車位置報知システム100によれば、駐車位置報知装置31が車両(自動車1)の後退をギアレバー13の状態などから検知して、当該検知された時刻を基準として、当該時刻から所定時間過去に渡るドライブレコーダ11の映像を前方映像として取得し、当該前方映像を近距離無線通信機能によって配信し、携帯端末2で受信、表示することにより、利用者に車両(自動車1)が後退する直前の、車両(自動車1)の前方の風景を報知することができる。
車両(自動車1)が後退する場合、当該車両(自動車1)は駐車場において、駐車スペースに入る直前の状態である可能性が高い。無論、駐車場とは関係ない場所で、車両(自動車1)が後退する場合もないわけではないが、このような関係のない場面の映像が前方映像として記録されていたとしても、利用者にはすぐに見分けがつく。従って利用者は、直近の前方映像を1つ、あるいは多くても2〜3個チェックすることで、駐車スペースに入る直前の車両の前方の状態(景色)を確認することができ、これを手掛かりにして車両(自動車1)の駐車位置をおおよそ知ることができる。
<変形例1>
以下、図4を参照して、駐車位置報知装置31の機能を携帯端末2に併合した変形例1の駐車位置報知システムについて説明する。図4は、本変形例の駐車位置報知システム100Aの各装置の構成を示すブロック図である。図4に示すように、駐車位置報知装置31の機能と携帯端末2の機能を、携帯端末31Aに集約することが可能である。この場合、実施例1におけるデータ送信部313、データ受信部21は不要となる。従って、本変形例の携帯端末31Aは、後退検知部311と、映像取得部312(前方映像取得部3121、前方映像一時蓄積部3122)と、表示部22を含む構成である。各構成要件は、実施例1の同一番号を付した構成要件と同じ動作を実行する。
本変形例の駐車位置報知システム100A、携帯端末31Aによれば、実施例1の駐車位置報知システム100、駐車位置報知装置31と同様の効果を奏する。
以下、図5を参照して、実施例1のバリエーションである実施例2の駐車位置報知システムの概要について説明する。図5は、本実施例の駐車位置報知システム200の概略を示す図である。図5に示すように、本実施例の駐車位置報知システム200は、自動車1と、自動車1内に載置、設置された駐車位置報知装置32と、自動車1の利用者の所有物であり、自動車1内にある携帯端末2を含む構成である。自動車1には、少なくともバックモニタ12、ギアレバー13が含まれるものとする。実施例1同様、ギアレバー13は加速度計など、自動車1の後退検知に用いることができる他の機器に代替してもよい。バックモニタ12は、車両の後方を撮影できる機器なら別の機器に代替してもよく、例えばアラウンドビューモニタなどであってもよい。実施例1同様、駐車位置報知装置32は、携帯端末2と近距離無線通信による通信が可能であり、必要な場合には、他の機器ともデータ通信できるものとする。自動車1、携帯端末2については実施例1と同様であるから説明を適宜略する。
図6を参照して本実施例の駐車位置報知システム200を構成する各装置の構成について説明する。図6は、本実施例の駐車位置報知システム200の各装置の構成を示すブロック図である。図6に示すように、駐車位置報知装置32は、後退検知部311と、映像取得部322と、データ送信部323を含み、映像取得部322は、後方映像取得部3221と、後方映像一時蓄積部3222を含む。
以下、図7を参照して、本実施例の駐車位置報知システム200を構成する各装置の動作について説明する。図7は、本実施例の駐車位置報知システム200の各装置の動作を示すシーケンス図である。後方検知部311は、実施例1と同様にステップS311A、S311Bを実行する。後方映像取得部3221は、ステップS311Bにおける通知を含む信号を受信した場合に、車両(自動車1)の後退が検知された時刻を基準とした所定の時間間隔の映像であって、車両(自動車1)の後方方向の映像である後方映像を取得する(S3221A)。具体的には、後方映像取得部3221は、前述の通知を含む信号を受信した場合に、車両(自動車1)の後退が検知された時刻から所定時間未来に渡る(例えば3分後までの)、車両(自動車1)の後方方向の映像を後方映像として、当該後方映像をバックモニタ12から取得する(S3221A)。後方映像取得部3221は、取得した後方映像を後方映像一時蓄積部3222に一時蓄積する(S3221B)。
データ送信部323は、後方映像一時蓄積部3222に一時蓄積された後方映像を、近距離無線通信により発信する(S323)。ステップS323における「発信」は、実施例1同様、相手機器を特定せずに実行されるため「放送」と類似の概念であって、ブロードキャスト、マルチキャスト、エニーキャスト、あるいはアドバタイズなどと呼ばれる。
携帯端末2は、実施例1と同様にステップS21、S22を実行する。
本実施例の駐車位置報知システム200によれば、駐車位置報知装置32が車両(自動車1)の後退をギアレバー13の状態などから検知して、当該検知された時刻を基準として、当該時刻から所定時間未来に渡るバックモニタ12の映像を後方映像として取得し、当該後方映像を近距離無線通信機能によって配信し、携帯端末2で受信、表示することにより、利用者に車両(自動車1)が後退した直後の車両(自動車1)の後方の風景を報知することができる。
実施例1と同様の理由により、利用者は、直近の後方映像を1つ、あるいは多くても2〜3個チェックすることで、駐車スペースに入る間際、あるいは直後の車両の後方の状態(景色)を確認することができ、これを手掛かりにして車両(自動車1)の駐車位置をおおよそ知ることができる。
<変形例2>
変形例1と同様に、駐車位置報知装置32の機能と携帯端末2の機能を、一つの携帯端末に集約することも可能である(図示略)。この場合、変形例1と同様に、実施例2におけるデータ送信部323、データ受信部21は不要となる。従って、本変形例の携帯端末は、後退検知部311と、映像取得部322(後方映像取得部3221、後方映像一時蓄積部3222)と、表示部22を含む構成である。各構成要件は、実施例1、2の同一番号を付した構成要件と同じ動作を実行する。
本変形例の駐車位置報知システム、携帯端末によれば、実施例2の駐車位置報知システム200、駐車位置報知装置32と同様の効果を奏する。
以下、図8を参照して、実施例1と実施例2を組み合わせ、さらに駐車場にガイド表記を含むようにし、サーバ装置を追加してガイド表記の解析を行わせるように改良した実施例3の駐車位置報知システムの概要について説明する。図8は、本実施例の駐車位置報知システム300の概略を示す図である。図8に示すように、本実施例の駐車位置報知システム300は、自動車1と、自動車1内に載置、設置された駐車位置報知装置33と、自動車1の利用者の所有物であり、自動車1内にある携帯端末2と、ガイド表記(例えば、41a、41b、後述)を前述の前方映像、または後方映像に記録可能な位置に配置した駐車場4と、サーバ装置5を含む構成である。自動車1には、少なくともドライブレコーダ11、バックモニタ12、ギアレバー13が含まれるものとする。実施例1、2同様ギアレバー13は加速度計などに代替してもよいし、バックモニタ12はアラウンドビューモニタなどに代替してもよい。なお、駐車位置報知装置33、サーバ装置5、携帯端末2は、ネットワーク9を介して通信可能に接続されているものとする。ネットワーク9は例えば、移動通信網としてもよいし、公衆無線LANとしてもよいし、他の通信網であってもよい。自動車1、携帯端末2については実施例1、2と同様であるから説明を適宜略する。
図9を参照して本実施例の駐車位置報知システム300を構成する各装置の構成について説明する。図9は、本実施例の駐車位置報知システム300の各装置の構成を示すブロック図である。図9に示すように、駐車位置報知装置33は、後退検知部311と、映像取得部332と、データ送信部333を含み、映像取得部332は、前方映像取得部3121と、前方映像一時蓄積部3122と、後方映像取得部3221と、後方映像一時蓄積部3222を含む。サーバ装置5は、データ受信部51と、データ解析部52と、報知情報送信部53を含む。
以下、図10を参照して、本実施例の駐車位置報知システム300を構成する各装置の動作について説明する。図10は、本実施例の駐車位置報知システム300の各装置の動作を示すシーケンス図である。ステップS311A、S311B、S3121A、S3121Bは実施例1と同様に実行される。ステップS3221A、S3221Bは実施例2と同様に実行される。データ送信部333は、前方映像一時蓄積部3122、後方映像一時蓄積部3222に一時蓄積された前方映像、後方映像を、ネットワーク9を介してサーバ装置5に送信する(S333)。
サーバ装置5のデータ受信部51は、前方映像、後方映像を受信する(S51)。データ解析部52は、前方映像、および後方映像を解析して、車両(自動車1)の駐車位置を報知する駐車位置報知情報を生成する(S52)。前述したように、駐車場4には、一般的なドライブレコーダ、バックモニタ(アラウンドビューモニタ)の画角、撮影可能な範囲などを考慮して、これらの機器で十分に撮影可能かつ、画像解析可能な位置、大きさで、現在地を示すバーコード状の模様(例えば図8のガイド表記41a)や現在地を示す記号(例えば図8のガイド表記41b)、あるいは車室番号の表記をガイド表記として予め配置、設置してある。ガイド表記は、車両の位置や姿勢が変わっても十分に記録されるように、数多く設置(配置)されているものとする。データ解析部52は、前方映像、または後方映像に記録されたガイド表記(41aや41b)を解析して、駐車位置報知情報を生成する(S52)。駐車位置報知情報の例として、例えば「西駐車場2FのBセクション」などのテキスト情報などであってもよいし、地図の画像データ上に該当駐車箇所をプロットした画像の画像データであってもよい。また、駐車位置報知情報はAR(拡張現実、Augmented Reality)技術を利用した表現形式であってもよい。
報知情報送信部53は、駐車位置報知情報を、携帯端末2に送信する(S53)。携帯端末2は、駐車位置報知情報を受信し(S21)、実施例1、2と同様にこれを表示する(S22)。
なお、本実施例における駐車位置報知装置33は、サーバ装置5を介さずに、近距離無線通信機能を用いて携帯端末2に直接前方映像、後方映像を送信することとしてもよい。この場合、携帯端末2の表示部22は、駐車位置報知情報の代わりに、前方映像、後方映像を表示する。
また本実施例の駐車位置報知装置33とサーバ装置5を一つの装置として実現してもよい。例えばサーバ装置5の機能であるデータ解析部52、報知情報送信部53を駐車位置報知装置33内に設けることとしてもよい。この場合、駐車位置報知装置33とサーバ装置5の間の通信が発生しないため、データ送信部333、データ受信部51は省略される。
本実施例の駐車位置報知システム300によれば、実施例1、2の効果に加え、サーバ装置5のデータ解析部52が、駐車場4に設置されたガイド表記を読み取って、駐車位置報知情報を生成し、携帯端末2に送信し、携帯端末2はこれを表示するため、利用者は、駐車位置報知情報を確認することにより、車両(自動車1)の駐車位置を知ることができる。
<変形例3>
以下、図11を参照して、駐車位置報知装置33の機能を携帯端末に併合した変形例3の駐車位置報知システムについて説明する。図11は、本変形例の駐車位置報知システム300Aの各装置の構成を示すブロック図である。実施例1、2と同様に、駐車位置報知装置33の機能と携帯端末2の機能を、携帯端末33Aに集約することが可能である。本変形例の携帯端末33Aは、後退検知部311と、映像取得部332(前方映像取得部3121、前方映像一時蓄積部3122、後方映像取得部3221、後方映像一時蓄積部3222)と、データ送信部333と、データ受信部21と、表示部22を含む構成である。各構成要件は、実施例3の同一番号を付した構成要件と同じ動作を実行する。
本変形例の駐車位置報知システム300A、携帯端末33Aによれば、実施例3の駐車位置報知システム300、駐車位置報知装置33と同様の効果を奏する。
<補記>
本発明の装置は、例えば単一のハードウェアエンティティとして、キーボードなどが接続可能な入力部、液晶ディスプレイなどが接続可能な出力部、ハードウェアエンティティの外部に通信可能な通信装置(例えば通信ケーブル)が接続可能な通信部、CPU(Central Processing Unit、キャッシュメモリやレジスタなどを備えていてもよい)、メモリであるRAMやROM、ハードディスクである外部記憶装置並びにこれらの入力部、出力部、通信部、CPU、RAM、ROM、外部記憶装置の間のデータのやり取りが可能なように接続するバスを有している。また必要に応じて、ハードウェアエンティティに、CD−ROMなどの記録媒体を読み書きできる装置(ドライブ)などを設けることとしてもよい。このようなハードウェア資源を備えた物理的実体としては、汎用コンピュータなどがある。
ハードウェアエンティティの外部記憶装置には、上述の機能を実現するために必要となるプログラムおよびこのプログラムの処理において必要となるデータなどが記憶されている(外部記憶装置に限らず、例えばプログラムを読み出し専用記憶装置であるROMに記憶させておくこととしてもよい)。また、これらのプログラムの処理によって得られるデータなどは、RAMや外部記憶装置などに適宜に記憶される。
ハードウェアエンティティでは、外部記憶装置(あるいはROMなど)に記憶された各プログラムとこの各プログラムの処理に必要なデータが必要に応じてメモリに読み込まれて、適宜にCPUで解釈実行・処理される。その結果、CPUが所定の機能(上記、…部、…手段などと表した各構成要件)を実現する。
本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。また、上記実施形態において説明した処理は、記載の順に従って時系列に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力あるいは必要に応じて並列的にあるいは個別に実行されるとしてもよい。
既述のように、上記実施形態において説明したハードウェアエンティティ(本発明の装置)における処理機能をコンピュータによって実現する場合、ハードウェアエンティティが有すべき機能の処理内容はプログラムによって記述される。そして、このプログラムをコンピュータで実行することにより、上記ハードウェアエンティティにおける処理機能がコンピュータ上で実現される。
この処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、例えば、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリ等どのようなものでもよい。具体的には、例えば、磁気記録装置として、ハードディスク装置、フレキシブルディスク、磁気テープ等を、光ディスクとして、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM(Random Access Memory)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)等を、光磁気記録媒体として、MO(Magneto-Optical disc)等を、半導体メモリとしてEEP−ROM(Electronically Erasable and Programmable-Read Only Memory)等を用いることができる。
また、このプログラムの流通は、例えば、そのプログラムを記録したDVD、CD−ROM等の可搬型記録媒体を販売、譲渡、貸与等することによって行う。さらに、このプログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することにより、このプログラムを流通させる構成としてもよい。
このようなプログラムを実行するコンピュータは、例えば、まず、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、一旦、自己の記憶装置に格納する。そして、処理の実行時、このコンピュータは、自己の記録媒体に格納されたプログラムを読み取り、読み取ったプログラムに従った処理を実行する。また、このプログラムの別の実行形態として、コンピュータが可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することとしてもよく、さらに、このコンピュータにサーバコンピュータからプログラムが転送されるたびに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することとしてもよい。また、サーバコンピュータから、このコンピュータへのプログラムの転送は行わず、その実行指示と結果取得のみによって処理機能を実現する、いわゆるASP(Application Service Provider)型のサービスによって、上述の処理を実行する構成としてもよい。なお、本形態におけるプログラムには、電子計算機による処理の用に供する情報であってプログラムに準ずるもの(コンピュータに対する直接の指令ではないがコンピュータの処理を規定する性質を有するデータ等)を含むものとする。
また、この形態では、コンピュータ上で所定のプログラムを実行させることにより、ハードウェアエンティティを構成することとしたが、これらの処理内容の少なくとも一部をハードウェア的に実現することとしてもよい。

Claims (7)

  1. 車両の後退を検知する後退検知部と、
    前記車両の後退が検知された時刻から所定時間過去に渡る、前記車両の前方方向の映像を前方映像として取得する前方映像取得部と、
    前記車両の後退が検知された時刻から所定時間未来に渡る、前記車両の後方方向の映像を後方映像として取得する後方映像取得部と、
    前記前方映像と、前記後方映像を、近距離無線通信により発信するデータ送信部を含む
    駐車位置報知装置。
  2. 車両の後退を検知する後退検知部と、
    前記車両の後退が検知された時刻を基準とした所定の時間間隔の映像であって、前記車両の後方方向の映像である後方映像を取得する後方映像取得部と、
    前記後方映像を表示する表示部と、
    を含む携帯端末。
  3. 駐車位置報知装置と、サーバ装置と、携帯端末を含む駐車位置報知システムであって、
    前記駐車位置報知装置は、
    車両の後退を検知する後退検知部と、
    前記車両の後退が検知された時刻を基準とした所定の時間間隔の映像であって、前記車両の前方方向の映像である前方映像を取得する前方映像取得部と、
    前記車両の後退が検知された時刻を基準とした所定の時間間隔の映像であって、前記車両の後方方向の映像である後方映像を取得する後方映像取得部と、
    前記前方映像、および前記後方映像を、前記サーバ装置に送信するデータ送信部を含み、
    前記サーバ装置は、
    前記前方映像、および前記後方映像を解析して、前記車両の駐車位置を報知する駐車位置報知情報を生成するデータ解析部と、
    前記駐車位置報知情報を、前記携帯端末に送信する報知情報送信部を含み、
    前記携帯端末は、
    前記駐車位置報知情報を受信した場合にこれを表示する表示部を含む、
    駐車位置報知システム。
  4. 携帯端末と、サーバ装置を含む駐車位置報知システムであって、
    前記携帯端末は、
    車両の後退を検知する後退検知部と、
    前記車両の後退が検知された時刻を基準とした所定の時間間隔の映像であって、前記車両の前方方向の映像である前方映像を取得する前方映像取得部と、
    前記車両の後退が検知された時刻を基準とした所定の時間間隔の映像であって、前記車両の後方方向の映像である後方映像を取得する後方映像取得部と、
    前記前方映像、および前記後方映像を、前記サーバ装置に送信するデータ送信部と、
    前記車両の駐車位置を報知する駐車位置報知情報を受信した場合にこれを表示する表示部を含み、
    前記サーバ装置は、
    前記前方映像、および前記後方映像を解析して、前記駐車位置報知情報を生成するデータ解析部と、
    前記駐車位置報知情報を、前記携帯端末に送信する報知情報送信部を含む、
    駐車位置報知システム。
  5. 請求項3または4に記載の駐車位置報知システムであって、
    前記前方映像、または前記後方映像によって記録可能な位置に、前記駐車位置報知情報の生成に用いるガイド表記を配置した駐車場を含む
    駐車位置報知システム。
  6. コンピュータを請求項1に記載の駐車位置報知装置として機能させるためのプログラム。
  7. コンピュータを請求項2に記載の携帯端末として機能させるためのプログラム。
JP2015117309A 2015-06-10 2015-06-10 駐車位置報知装置、携帯端末、駐車位置報知システム、プログラム Active JP6527026B2 (ja)

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