JP6527017B2 - ホーム柵及びホーム柵開閉制御方法 - Google Patents

ホーム柵及びホーム柵開閉制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、ホーム柵及びホーム柵開閉制御方法に係り、特に、列車の車両ドアのドア開閉と連動して開閉するホーム柵、及びそのホーム柵の開閉動作の制御方法に関する。
図6に、鉄道における一般的なホーム柵1の構成を示す。例えば、鉄道の駅のプラットフォーム21に、乗客の乗降時における安全性を確保し、列車24の運行ダイヤに遅れを生じさせないため等により、列車24の乗降ドア25と連動して開閉動作するホーム柵1が設けられている。本発明は、上記鉄道の駅に設けられるホーム柵1に限らず、例えば、駐車場、駐輪場、博覧会場、展示会場、スポーツ施設などの入退出ゲートや入退場ゲート等に設置されるホーム柵1を対象とする。
図6に示すように、列車24は、車両連結部26により複数の車両30が連結され、各車両30は複数の乗降ドア25を有している。鉄道の駅には、ホーム柵本体23と扉体22から構成されるホーム柵1が設けられる。そして、ホーム柵1の扉体22は乗降ドア25と重なるような位置に設置される。扉体22は、図6に向かって左側の左扉体22aと図6に向かって右側の右扉体22bとからなる両開き式の扉である。そして、左扉体22aと右扉体22bとは、それぞれ両側のホーム柵本体23a,23bの内部に収納されることで扉体22が開閉する。
図7に、ホーム柵1の内部機構を断面図で示す。この断面図は、ホーム柵本体23に収納される左扉体22a及び右扉体22bを示している。ホーム柵本体23内部には駆動系設置板29が設けられている。ホーム柵本体23は内部に駆動系設置板29を備えている。この駆動系設置板29には、モータ16a,16b、駆動プーリ18a,18b、モータドライバ15a,15bなどが取り付けられている。そして、駆動プーリ18a,18bと従動プーリ19a,19bとが駆動ベルト17a,17bにより連結され、モータ16a,16bの回転により左扉体22a及び右扉体22bがそれぞれ開閉動作をする。また、ホーム柵本体23内部には、リニアレール27a、27b及びガイドレール28a,28bが設けられ、左扉体22a及び右扉体22bが容易に動作する。
このように、ホーム柵1は、プラットフォーム21に固定された固定部であるホーム柵本体23に対して可動部である扉体22a,22bが左右から進入、進出して開閉する構成であり、ホーム柵本体23の内部には両側の扉体22a,22bを開閉させる駆動機構が設けられている。
図8に、従来のホーム柵1の開口部20における開閉機構をブロック図で示す。ここで、開口部20とは、駅に停車した列車24の乗降ドア25と重なる位置に設けられる開口部分をいう、そして、開口部20は、両開きの扉体22a,22bにより開閉される。そして、開口部20は一対となる左開口部20L及び右開口部20Rから構成される。左開口部20Lとは、開口部20の左側の扉体22aに関する開閉機構を指し、右開口部20Rとは、開口部20の右側の扉体22bに関する開閉機構を指す。制御基板12は、左開口部20L又は右開口部20Rの何れかに設けられ、開口部20全体の稼働制御を行う。また、中継基板13a,13bは左開口部20L又は右開口部20Rの双方に設けられ、左開口部20L又は右開口部20Rそれぞれの稼働制御を中継する。制御基板12は、一方の中継基板13a,13bと接続する。また、左開口部20L及び右開口部20Rのそれぞれの中継基板13a,13bは接続される。そして、中継基板13a,13bはそれぞれセンサ14a,14b及びモータドライバ15a,15bと接続し、更に、モータドライバ15a,15bはモータ16a,16bと接続している。このように、従来のホーム柵1は、開口部20ごとに設けられた制御基板12により開口部20全体の制御を行っていた。
特許文献1には、複数のホーム柵装置のそれぞれに制御装置を設置する必要がなく、製造コストを低減できるホーム柵システムが開示されている。ここでは、駅のプラットフォーム上に設置される複数のホーム柵装置と、ホーム柵装置の内部に設置されてホーム柵装置の端部から進退動作される扉体と、複数のホーム柵装置の扉体の駆動制御を行う制御装置と、を備え、制御装置により複数のホーム柵装置の動作制御を統括して行うことが記載されている。
特許文献2には、一つの系統の無線通信を用いてドア開閉動作の情報を伝送するホーム柵開閉システムが開示されている。ここでは、列車に設置され、低出力モードと高出力モードとに切り換え可能な車上無線機と、列車に設置され、車両ドアのドア開閉動作を操作する車両ドア操作装置と、ホームに設置され、低出力モードと高出力モードとに切り換え可能な地上無線機と、ホームに設置され、ホームドアのドア開閉動作を制御するホーム柵制御装置とを備え、低出力モードの車上無線機と低出力モードの地上無線機との間で通信を確立させた後、車両ドア操作装置とホーム柵制御装置とは、高出力モードの車上無線機と高出力モードの地上無線機との間の通信によって車両ドアとホームドアとのドア開閉動作を連動させて制御することが記載されている。
特開2012−254714号公報 特開2014−221614号公報
上述したように、従来のホーム柵は開口部ごとに設けられた一つの制御基板により開口部全体の制御を行っていた。そのため、ある開口部の制御基板が故障をするとホーム柵全体の開閉制御ができなくなり、乗客の乗降に支障が生じてしまうという問題があった。
この問題を回避するために、ある制御基板に故障が発生した場合に、バックアップとして予備の制御基板を配備し、ホーム柵の開閉制御装置を冗長化させることは技術的には可能である。しかし、その予備の制御基板の配備、及びバックアップのための配線等、設備コストが嵩むという問題がある。
一方、ホーム柵全体の寿命が略20年であるのに対し、基板の寿命は5年〜7年ほどであり、最長でも19年程度と言われている。この基板の寿命は通電時間に関係するため、開閉頻度の高い場合には、高価な制御基板を頻繁に交換しなければならないという問題がある。
本願の目的は、かかる課題を解決し、ホーム柵の開閉制御装置の冗長化が、制御基板等の寿命を延ばすことにより低コストで実施できるホーム柵及びホーム柵開閉制御方法を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明に係るホーム柵は、総合制御装置が、各制御基板の稼働スケジュールを予め記憶する稼働予定記憶部と、稼働スケジュールに基づいて各制御基板に稼働指令又は停止指令を発信する稼働指令発信部とを備えることを特徴とする。
上記構成により、ホーム柵に総合制御装置を設置することで、開口部側から見ると複数の制御基板を常時交代して稼働させることができる構成となる。このため、一部の制御基板が故障をしても他の制御基板を代替させて稼働させることができる。
また、各制御基板は主制御を割り振られて交代で稼働する。そのため、一つの制御基板当たりの通電時間が短縮され、制御基板の寿命を延ばすことができる。また、各制御基板の稼働時間に応じて主制御を割り振ることができることから、より効率的な制御基板の運用ができる。
また、総合制御装置が設置されることにより設備費のうちのイニシャルコストは高くなる。しかし、制御基板の個数自体は従来と変わらず、各制御基板は稼働時間が短縮されることから寿命が延びる。このように、設備費のうちのランニングコストは安くなる。例えば鉄道の駅などに適用した場合では、連結される車両の数量が多い路線ほど駅のプラットフォームにおけるホーム柵が多くなるためトータルのコストメリットが見込める。このように、本発明により、ホーム柵の開閉制御装置の冗長化が制御基板等の寿命の延長により低コストで実施できる。
また、ホーム柵は、ホーム柵に設置される複数の開口部において扉を開閉制御する複数の制御基板と、複数の制御基板と通信する総合制御装置と、を備えるホーム柵であって、総合制御装置は、複数の制御基板を交代で稼働させて主制御を割り振ることが好ましい。これにより、各制御基板の稼働スケジュールを管理し、それに基づいて各制御基板に対応した稼働時間が設定できる。この方法により、各制御基板の寿命を効率的にコントロールでき、コストメリットをより高める子世ができる。
また、ホーム柵は、総合制御装置が、各制御基板の過去の稼働実績を記録する稼働実績記録部と、過去の稼働実績から各制御基板の稼働予定を策定する稼働予定策定部と、稼働予定に基づいて各制御基板に稼働指令又は停止指令を発信する稼働指令発信部とを備えることが好ましい。これにより、各制御基板の稼働実績を記録し、それに基づいて各制御基板に対応した稼働時間が設定できる。この方法により、各制御基板の寿命を効率的にコントロールでき、コストメリットをより高めることができる。
上記目的を達成するため、本発明に係るホーム柵は、ホーム柵の各開口部の一対の扉にそれぞれ設置されて相互に通信する一対の中継基板と、一対の中継基板のいずれかを連絡中継基板として通信する制御基板と、各開口部の制御基板と通信する総合制御装置と、を備えるホーム柵において、総合制御装置が、一対の中継基板に対し、連絡中継基板として交代で稼働させて主中継制御を割り振ることを特徴とする。
ホーム柵に総合制御装置を設置することで、開口部側から見ると複数の中継基板を常時交代して稼働させることができる構成となる。このため、このため、各開口部の一方の中継基板が故障をしても他方の制御基板を代替させて稼働させることができる。
また、各開口部の中継基板は連絡中継基板としての役割を割り振られて交代で稼働する。そのため、一つの中継基板当たりの通電時間が短縮され、中継基板の寿命の伸びが可能となる。また、各中継基板の稼働時間に応じて連絡中継基板としての役割を割り振ることができることから、より効率的な制御基板の運用ができる。
また、総合制御装置が設置されることにより設備費のうちのイニシャルコストは高くなる。しかし、中継基板の個数は従来と変わらず、各中継基板は稼働時間が短縮されることから寿命が延びる。このように、設備費のうちのランニングコストは安くなる。鉄道の駅では、連結される車両の数量が多い路線ほど駅のプラットフォームにおけるホーム柵が多くなるためトータルのコストメリットが見込める。このように、ホーム柵の開閉制御装置の冗長化が中継基板等の寿命の延長により低コストで実施できる。
また、ホーム柵は、総合制御装置が、各中継基板の稼働スケジュールを記憶する稼働予定記憶部と、稼働スケジュールに基づいて各中継基板に稼働指令又は停止指令を発信する稼働予定発信部と、を備えることが好ましい。これにより、各中継基板の稼働スケジュールを管理し、それに基づいて各中継基板に対応した稼働時間が設定できる。この方法により、各中継基板に寿命を効率的にコントロールでき、コストメリットをより高めることができる。
また、ホーム柵は、総合制御装置が、各中継基板の過去の稼働実績を記録する稼働実績記録部と、過去の稼働実績から各中継基板の稼働予定を策定する稼働予定策定部と、稼働予定に基づいて各中継基板に稼働指令又は停止指令を発信する稼働予定発信部と、を備えることが好ましい。これにより、各制御基板の稼働実績を記録し、それに基づいて各制御基板に対応した稼働時間が設定できる。そして、各制御基板に寿命を効率的にコントロールでき、コストメリットをより高めることができる。
上記目的を達成するため、本発明に係るホーム柵開閉制御方法は、ホーム柵に設置される複数の開口部において扉を開閉制御する複数の制御基板と、複数の制御基板と通信する総合制御装置とによりホーム柵を開閉制御するホーム柵開閉制御方法において、総合制御装置が、制御基板のいずれかに主制御を割り振る指令を送信するステップと、総合制御装置は、所定の時間が経過した後に、制御基板を他の制御基板に交代させる指令を送信するステップとを備えることを特徴とする。この方法により、ホーム柵の開閉制御装置の冗長化が制御基板の寿命の延長により低コストで実施できる。
また、上記目的を達成するため、本発明に係るホーム柵開閉制御方法は、ホーム柵の各開口部の一対の扉にそれぞれ設置される一対の中継基板と、一対の中継基板のいずれかを連絡中継基板として通信する制御基板と、各開口部の制御基板と通信する総合制御装置とによりホーム柵を開閉制御するホーム柵開閉制御方法において、総合制御装置が中継基板の一方を連絡中継基板とする指令を送信するステップと、制御基板が一方の中継基板を連絡中継基板として稼働させるステップと、所定の時間が経過した後に、総合制御装置が他方の中継基板を連絡中継基板とする指令を送信するステップと、を備えることを特徴とする。この方法により、ホーム柵の開閉制御装置の冗長化が中継基板の寿命の延長により低コストで実施できる。
以上のように、本発明に係るホーム柵及びホーム柵開閉制御方法によれば、ホーム柵の開閉制御装置の冗長化が、制御基板等の寿命を延ばすことにより低コストで実施できる。
本発明に係るホーム柵の開閉機構についての一つの実施形態の概略構成を示すブロック図である。 本発明に係る総合制御装置の構成を示すブロック図である。 制御基板稼働制御部と各開口部の制御基板との関係を示す説明図である。 中継基板稼働制御部と各開口部における中継基板との関係を示す説明図である。 ホーム柵開閉制御方法の流れを示すフロー図である。 鉄道における一般的なホーム柵の構成を示す側面図である。 ホーム柵の内部機構を示す断面図である。 従来のホーム柵の開口部における開閉機構を示すブロック図である。
(ホーム柵の構成)
以下に、図面を用いて本発明に係るホーム柵1につき、詳細に説明する。図1に、ホーム柵1の開閉制御機構についての一つの実施形態の概略構成をブロック図で示す。
図1に示すように、ホーム柵1は、設置される複数の開口部101,102・・・・10n(以下、開口部10と称す。)において図6に示す一対の扉体22a,22bを開閉制御する複数の制御基板121,122・・・12n(以下、制御基板12と称す。と称す。)、及びそれらの制御基板12と通信する総合制御装置2から構成される。ここで、開口部10、及び制御基板12に付した記号“n”は、ホーム柵1の開口部10の個数を示す。そして、各開口部10には、n個の開口部10につき順番に1,2・・・nと番号を付している。各開口部10に備えられた制御基板12についても順番に1,2・・・nと番号を付している。また、開口部10は、左開口部10L及び右開口部10Rから構成され、左開口部10Lは、101L,102L・・・10nLから構成され、右開口部10Rは、101R,102R・・・10nRから構成される。
総合制御装置2は、制御基板稼働制御部7a及び中継基板稼働制御部7bから構成される。総合制御装置2には2つの役割がある。第1の役割は、開口部10の各制御基板121,122・・・・12nを交代で稼働させて主制御を割り振ることである。すなわち、制御基板12の耐用年数は、その制御基板12の通電時間に関係する。ホーム柵1の装置全体の耐用年数は略20年程度と言われているが、制御基板12の耐用年数は一般的に5年から7年であり、最長でも10年程度に過ぎない。従って、開口部10の各制御基板121,122・・・・12nを交代で稼働させて主制御を割り振ることで、各制御基板12の通電時間を減少させ耐用年数を大幅に延長させることができる。また、第2の役割は、開口部10の一対の中継基板131R,131L,132L,132R・・・・13nL,132R(以下、中継基板13L,13Rと称す。)を連絡中継基板として交代に稼働させて主中継制御を割り振ることである。すなわち、中継基板13L,13Rの耐用年数についても、その中継基板13L,13Rの通電時間に関係する。従って、各開口部10の一対の中継基板13L,13Rを交代で稼働させて主中継制御を割り振ることで、各制御基板12の通電時間を減少させ耐用年数を大幅に延長させることができる。なお、総合制御装置2は、この第1及び第2の役割を両方同時に実施しても良く、片方のみ実施しても良い。
各開口部10の構成について説明する。開口部10は、左開口部10L及び右開口部10Rから構成され、左開口部10Lは、101L,102L・・・10nLとなり、右開口部10Rは、101R,102R・・・10nRとなる。そして、制御基板12は、左開口部10L又は右開口部10Rに設けられ、開口部10の稼働制御を行う。また、中継基板13L,13Rは、左開口部10Lに設けられる左中継基板131L,132L・・・13nL、及び右開口部10Rに設けられる右中継基板131R,132R・・・13nRからなる。左中継基板13Lは左開口部10Lの稼働制御を中継し、右中継基板13Rは右開口部10Rの稼働制御を中継する。制御基板12は、例えば、左中継基板13Lと接続し、左中継基板13L及び右中継基板13Rは相互に接続される。そして、左中継基板13L及び右中継基板13Rはそれぞれセンサ14a,14b及びモータドライバ15a,15bと接続し、更に、モータドライバ15a,15bはモータ16a,16bと接続している。
(総合制御装置の構成)
図2に、本発明に係る総合制御装置2の構成をブロック図で示す。総合制御装置2は、上記第1の役割を実施する制御基板稼働制御部7a、及び上記第2の役割を実施する中継基板稼働制御部7bから構成される。すなわち、制御基板稼働制御部7aは、開口部10の各制御基板12を交代で稼働させて主制御を割り振る。一方、中継基板稼働制御部7bは、各開口部10の一対の中継基板13R,13Lを連絡中継基板として交代に稼働させて主中継制御を割り振る。この役割を実施するため、本発明に係る総合制御装置2は、稼働予定記憶部3a,3b、稼働指令発信部4a,4b、稼働実績記録部5a,5b、及び稼働指令策定部6a,6bから構成される。ここで、各部に付された記号「a」は、制御基板稼働制御部7aに属する構成であることを示し、各部に付された記号「b」は中継基板稼働制御部7bに属する構成であることを示すが、双方の機能は独立していても共有されていても良い。
制御基板稼働制御部7aの各構成要素について説明する。制御基板稼働制御部7aには、各制御基板12に対して交代で稼働させて主制御を割り振る方法として2つの方法がある。第1の方法は、予め設定された稼働スケジュール9に従って主制御を割り振る方法である。例えば、各開口部10に対して均等に主制御する時間を割り振り、順番に稼働させる方法である。この場合には、稼働予定記憶部3aが各制御基板12の稼働スケジュール9を予め記憶している。そして、稼働指令発信部4aが、その稼働予定に基づいて各制御基板12に稼働指令又は停止指令を発信する。この方法は、各制御基板12の稼働実績が同程度である場合には適用が好ましいが、各制御基板12の稼働実績が異なる場合には寿命がばらついてしまう。
第2の方法は、過去の稼働実績から各制御基板12の稼働予定を決定する方法である。この場合には、稼働実績記録部5aが、各制御基板12の過去の稼働実績を記録する。そして、稼働指令策定部6aが、過去の稼働実績から各制御基板12の稼働予定を策定する。さらに、稼働指令発信部4aが、その稼働スケジュール9に基づいて各制御基板12に稼働指令又は停止指令を発信する。すなわち、主制御を割り振る制御基板12には稼働指令を発信し、それ以外の制御基板12には停止指令を発信する。この方法は、各制御基板12の稼働実績が異なる場合には、稼働指令策定部6aが各制御基板12の寿命を考慮して稼働スケジュール9を策定でき、効率的な運用が可能となる。また、上述した第1の方法と第2の方法とを組み合わせた運用をしても良い。例えば、稼働開始したのが同時期の制御基板12群については第1の方法を用い、それらの制御基板12群と稼働開始時期が異なる制御基板12群については第2の方法により稼働時間を調整する方法である。
次に、中継基板稼働制御部7bの各構成要素について説明する。中継基板稼働制御部7bは、各中継基板13L,13Rに対して交代で稼働させて中継制御を割り振る方法として2つの方法がある。第1の方法は、予め設定された稼働スケジュール9に従って中継制御を割り振る方法である。例えば、各開口部10のそれぞれの中継基板13L,13Rに対して均等に中継制御する時間を割り振り、交代に稼働させる方法である。この場合には、稼働予定記憶部3bが各開口部10のそれぞれの中継基板13L,13Rの稼働スケジュール9を予め記憶している。そして、稼働指令発信部4bが、その稼働予定に基づいて各制御基板12を経由して各開口部10のそれぞれの中継基板13L,13Rに稼働指令又は停止指令を発信する。この方法は、一対の中継基板13L,13Rの稼働実績が同程度である場合には適用が好ましいが、一対の中継基板13L,13Rの稼働実績が異なる場合には寿命がばらついてしまう。
(制御基板稼働制御部による主制御基板の設定)
図3に、総合制御装置2の制御基板稼働制御部7aと各開口部10の制御基板12との関係を示す。制御基板稼働制御部7aは、各開口部10の制御基板12を交代で稼働させて主制御を割り振る。つまり、図3に例示するように、開口部102の制御基板122に対して制御基板指令(P)を発信する。そして、他の各開口部101,103・・・10nの制御基板121,123・・・12nに対しては停止指令を発信する。
本実施形態では、各開口部10は、その開口部10の制御基板12に設定された稼働スケジュール91,92・・・9nのデータを制御基板稼働制御部7aの稼働予定記憶部3aに送信する。また、各開口部10は、その開口部10の制御基板12の稼働実績である稼働データ81,82・・・8nを制御基板稼働制御部7aの稼働実績記録部5aに送信する。このように、本実施形態では、各制御基板12自身が自分の稼働スケジュール9のデータを保有し、制御基板稼働制御部7aに送信する構成であるが、制御基板稼働制御部7aの稼働予定記憶部3a自体が各制御基板12の稼働スケジュール9のデータをまとめて記憶していても良い。また、本実施形態では、各制御基板12自身が自分の稼働データ8を保有し、制御基板稼働制御部7aに送信する構成であるが、制御基板稼働制御部7aの稼働予定記憶部3a自体が各制御基板12の稼働データ8を例えばモータ16からの信号を受信して直接記憶していても良い。
制御基板稼働制御部7aは、稼働予定記憶部3aが記憶する各制御基板12の稼働スケジュール9により判断するか、稼働実績記録部5aに記録された稼働実績から稼働指令策定部6aが策定した結果により判断するか、又はそれらの双方を考慮して主制御を割り振る制御基板12を決定する。そして、その結果を稼働指令発信部4aに指示して各開口部10の制御基板12に送信させる。図3に例示すように、制御基板稼働制御部7aの稼働指令発信部4aから主制御の指令を受けた開口部102の制御基板121は、制御基板12を代表して稼働する。一方、稼働指令発信部4aから主制御の指令を受けなかった開口部101,103・・・10nは、各制御基板121,123,12nの稼働を停止する。
(中継基板稼働制御部と各開口部における連絡中継基板の設定)
図4に、総合制御装置2の中継基板稼働制御部7bと各開口部10の中継基板13との関係を示す。中継基板稼働制御部7bは、各開口部10の一対の中継基板13L,13Rを交代で稼働させて中継制御を割り振る。つまり、ある開口部10の一対の中継基板13L,13Rの一方の中継基板13Lに対して連継中継基板指令(Q)を発信し、その開口部10の他方の中継基板13Rに対して停止指令を発信する。
本実施形態では、各開口部10は、その開口部10の中継基板13に設定された稼働スケジュール9のデータを中継基板稼働制御部7bの稼働予定記憶部3bに送信する。また、各開口部10は、その開口部10の制御基板12の稼働実績である稼働データ8を中継基板稼働制御部7bの稼働実績記録部5bに送信する。このように、本実施形態では、各制御基板12自身が自分の稼働スケジュール9のデータを保有し、中継基板稼働制御部7bに送信する構成であるが、中継基板稼働制御部7bの稼働予定記憶部3b自体が各制御基板12の稼働スケジュール9のデータをまとめて記憶していても良い。また、本実施形態では、各制御基板12自身が自分の稼働データ8を保有し、中継基板稼働制御部7bに送信する構成であるが、中継基板稼働制御部7bの稼働実績記録部5b自体が各制御基板12の稼働データ8を例えばモータ16からの信号を受信して直接記憶していても良い。
中継基板稼働制御部7bは、稼働予定記憶部3bが記憶する各制御基板12の稼働スケジュール9のデータにより判断するか、稼働実績記録部5bに記録された稼働実績から稼働指令策定部6bが策定した結果により判断するか、又はそれらの双方を考慮して中継制御を割り振る制御基板12を決定する。そして、その結果を稼働指令発信部4bに指示して各開口部10の制御基板12に送信する。中継基板稼働制御部7bの稼働指令発信部4bから主中継制御の指令を受けた各開口部10の中継基板12は、連絡中継基板として稼働する。
(ホーム柵開閉制御方法)
図5(a)に、ホーム柵開閉制御方法のうち制御基板12に関する方法を示す。本発明に係るホーム柵開閉制御方法は、ホーム柵1に設置される複数の開口部10において扉体22を開閉制御する複数の制御基板12と、複数の制御基板12と通信する総合制御装置2とによりホーム柵1を開閉制御する方法に関する。図5において、各ステップは記号S1〜S3で示される。
まず、総合制御装置2が、制御基板12のいずれかに主制御を割り振る指令を送信する(S1)。次に、総合制御装置2が、所定の時間が経過した後に、制御基板12を他の制御基板12に交代させる指令を送信する(S2)。これにより、制御基板12は、相互に交代して稼働することで寿命を延ばすことができる。また、稼働していた制御基板12が故障した場合でも他の制御基板12に交代させることができ、冗長化が可能となる。
また、図5(b)に、ホーム柵開閉制御方法のうち中継基板13に関する方法を示す。本発明に係るホーム柵開閉制御方法は、ホーム柵1の各開口部10の一対の扉体22にそれぞれ設置されて相互に通信する一対の中継基板13と、その中継基板13のいずれかを連絡中継基板として通信する制御基板12と、各開口部10の制御基板12と通信する総合制御装置2によりホーム柵1を開閉制御する方法に関する。
まず、総合制御装置2が中継基板13L,13Rの一方を連絡中継基板13Lとする指令を送信する(S1)。次に、制御基板12が一方の中継基板13Lを連絡中継基板として稼働させる(S2)。そして、所定の時間が経過した後に、総合制御装置2が他方の中継基板13Rを連絡中継基板13Rとする指令を送信する(S3)。これにより、中継基板13L,13Rは、相互に交代して稼働することで相互に寿命を延ばすことができる。また、稼働していた中継基板13Lが故障した場合でも他方の中継基板13Rに交代させることができ、冗長化が可能となる。
以上の実施形態で説明された構成、形状、大きさ、及び配置関係については、本発明が理解、実施できる程度に概略的に示したものにすぎない。従って、本発明は、説明された実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に示される技術的思想の範囲を逸脱しない限り様々な形態に変更することができる
1 ホーム柵、2 総合制御装置、3a,3b 稼働予定記憶部、4a,4b 稼働指令発信部、5a,5b 稼働実績記録部、6a,6b 稼働指令策定部、7a 制御基板稼働制御部,7b 中継基板稼働制御部、8,81,82,8n 稼働データ、9,91,92,9n 稼働スケジュール、10,101,102,10n 開口部,10R 右開口部,10L 左開口部,20,20,20a,20b 開口部,20L 左開口部,20R 右開口部、12,121,122,12n 制御基板、13,13a,13b,13R,13L,131,132,13n (連絡)中継基板、14a,14b,141,142,14n センサ、15a,15b,151,152,15n モータドライバ、16a,16b モータ、17a,17b 駆動ベルト、18a,18b 駆動プーリ、19a,19b 従動プーリ、21 プラットフォーム、22,22a,22b 扉体、23,23a,23b ホーム柵本体、24 列車、25 乗降ドア、26 車両連結部、27a,27b リニアレール、28a,28b ガイドレール、29 駆動系設置板、30 車両、n ホーム柵の開口部の個数、P 制御基板指令、Q 連継中継基板指令。

Claims (8)

  1. ホーム柵に設置される複数の開口部において扉を開閉制御する複数の制御基板と、
    前記複数の制御基板と通信する総合制御装置と、
    を備えるホーム柵であって、
    前記総合制御装置は、複数の制御基板を交代で稼働させて主制御を割り振ることを特徴とするホーム柵。
  2. 請求項1に記載のホーム柵において、前記総合制御装置は、各制御基板の稼働スケジュールを予め記憶する稼働予定記憶部と、前記稼働スケジュールに基づいて前記各制御基板に稼働指令又は停止指令を発信する稼働指令発信部と、を備えることを特徴とするホーム柵。
  3. 請求項1又は2に記載のホーム柵において、前記総合制御装置は、各制御基板の過去の稼働実績を記録する稼働実績記録部と、前記過去の稼働実績から各制御基板の稼働予定を策定する稼働予定策定部と、前記稼働予定に基づいて前記各制御基板に稼働指令又は停止指令を発信する稼働指令発信部と、を備えることを特徴とするホーム柵。
  4. ホーム柵の各開口部の一対の扉にそれぞれ設置されて相互に通信する一対の中継基板と、
    前記一対の中継基板のいずれかを連絡中継基板として通信する制御基板と、
    各開口部の前記制御基板と通信する総合制御装置と、
    を備えるホーム柵において、
    前記総合制御装置は、前記一対の中継基板に対し、連絡中継基板として交代で稼働させて主中継制御を割り振ることを特徴とするホーム柵。
  5. 請求項4に記載のホーム柵において、前記総合制御装置は、各中継基板の稼働スケジュールを記憶する稼働予定記憶部と、前記稼働スケジュールに基づいて前記各中継基板に稼働指令又は停止指令を発信する稼働予定発信部と、を備えることを特徴とするホーム柵。
  6. 請求項4又は5に記載のホーム柵において、前記総合制御装置は、各中継基板の過去の稼働実績を記録する稼働実績記録部と、前記過去の稼働実績から各中継基板の稼働予定を策定する稼働予定策定部と、前記稼働予定に基づいて前記各中継基板に稼働指令又は停止指令を発信する稼働予定発信部と、を備えることを特徴とするホーム柵。
  7. ホーム柵に設置される複数の開口部において扉を開閉制御する複数の制御基板と、
    前記複数の制御基板と通信する総合制御装置と、
    によりホーム柵を開閉制御するホーム柵開閉制御方法において、
    前記総合制御装置は、前記制御基板のいずれかに主制御を割り振る指令を送信するステップと、
    総合制御装置は、所定の時間が経過した後に、前記制御基板を他の制御基板に交代させる指令を送信するステップと、
    を備えることを特徴とするホーム柵開閉制御方法。
  8. ホーム柵の各開口部の一対の扉にそれぞれ設置される一対の中継基板と、
    前記一対の中継基板のいずれかを連絡中継基板として通信する制御基板と、
    各開口部の前記制御基板と通信する総合制御装置と、
    によりホーム柵を開閉制御するホーム柵開閉制御方法において、
    前記総合制御装置が前記中継基板の一方を連絡中継基板とする指令を送信するステップと、
    前記制御基板が一方の中継基板を連絡中継基板として稼働させるステップと、
    所定の時間が経過した後に、前記総合制御装置が前記他方の中継基板を連絡中継基板とする指令を送信するステップと、
    を備えることを特徴とするホーム柵開閉制御方法。
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