JP6525968B2 - トランス−ジ−n−ピコリネートテトラアザシクロアルカンベースの鉛(ii)およびビスマス(iii)のキレート - Google Patents

トランス−ジ−n−ピコリネートテトラアザシクロアルカンベースの鉛(ii)およびビスマス(iii)のキレート Download PDF

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Description

本発明は化学の分野に関する。
より具体的には、本発明は、テトラアザシクロアルカン型の配位子の金属カチオンとの錯体形成の結果として生じるキレートに関する。
特に本発明は、ビスマス(III)および鉛(II)と高い親和性を有するテトラアザシクロアルカン型の配位子ベースのキレートに関し、前記配位子は、これらの元素のいずれか一方と錯体形成することができる。
本発明は、特にアルファ線放射免疫療法の分野に応用することができる。
鉛は、大量に使用されている元素であるが、生物に吸収されてその組織に蓄積され、組織を損傷させる可能性がある汚染物質である。鉛中毒の症例の大半は、鉛(II)の吸入または摂取に起因しており、これによって、特に乳幼児が影響を受ける。それは、乳幼児は、摂取した鉛を最大50%まで吸収する可能性があり、重篤な神経学的および血液学的な障害を引き起こすためである。鉛は、胃腸管内に摂取された後、軟部組織、特に脳、腎臓および肝臓に集まり、そこでタンパク質、核酸および細胞膜にあるチオールおよびリン酸基と結合する。このように、鉛(II)を捕捉できるキレートを探索することが主な課題であり、この金属イオンによって効率的に錯体を形成することは、依然として錯体化学の主要な側面の1つである。
アルファ線放射免疫療法それ自体は、がんの治療を対象とした治療的処置の技術であるが、今のところ効果的な臨床応用は示されていない。
このような技術は、モノクローナル抗体等の生物学的なベクターと結合した、アルファ線を放射する放射性同位元素を含んだ放射性医薬品を実現する。このようにしてベクターと結合した放射性医薬品は、これらの抗原特性によって、可能な限り正確に特定の主要な細胞を標的として、特にがん細胞を標的として破壊することを目的とする。
ベータ線とは異なり、アルファ線はヒト組織への短い経路を有する。これにより、そのエネルギーはより狭い領域に吸収され、健康な組織の最小限の損傷でより効率的ながん細胞の破壊をもたらす(T.M. Behr, M. Behe, M.G. Stabin, E. Wehrmann, C. Apostolidis, R. Molinet, F. Strutz, A. Fayyazi, E. Wieland, S. Gratz, L. Koch, D.M. Goldenberg, W. Becker, Cancer Res., 1999, 59, 2635-2643)。
このように、アルファ線の放射源は、小さな腫瘍、播種性の疾患または微小転移性の疾患の症例の特定の治療に理想的であるため、したがって好適である。
アルファ線放射免疫療法タイプの用途として、現在使用されているアルファ線の放射源のうち、特に212Biおよび213Bi放射源が研究されている。
しかしながら、このような放射源の使用は、現在いくつかの障害に直面している。
第一に、212Biおよび213Bi放射源は、多くの放射性金属のように、毒性が高いため遊離イオンの形態では使用できない。
また、212Biおよび213Biの半減期(それぞれ、t1/2=60.6分およびt1/2=45.6分)は、確実にこれらを効率的に準備して、その標的に向けて輸送できるほど長いものではない。
さらに、この金属の塩は、pH値が2を超える水溶液に入れられると、迅速に水酸化ビスマスが沈殿することとなる。
これら課題のうちの一つについては、テトラアアザシクロアルカン大環状の配位子によって放射性の金属カチオンを閉じ込め、カチオンの毒性を消すキレートを形成する方法が知られている。大環状のパターンは、これらの4つの窒素原子により機能化させることができ、4つの付加的なキレート基を使用することによって、金属カチオンを非常に安定したパターンで配位結合させる。
したがって、特にDOTAMおよびDOTAなどの1,4,8,11−テトラアザシクロテトラデカンおよび1,4,7,10−テトラザシクロドデカンの誘導体は、配位子として数々の放射性の金属カチオンと効率的に錯体を形成することが知られている配位子。
これらはまた、(DOTA−Gd3+)MRIに対する造影剤(A. E. Merbach, E. Toth, ed., The Chemistry of Contrast Agents in Medical Magnetic Resonance Imaging, John Wiley & Sons Ltd, Chichester, 2001)または生物発光マーカーとして、医療分野にて応用されてきた。これらはまた、銅64、ガリウム68、インジウム111、テクネチウム99m等の放射性核種の方向付け(vectoring)に関する核医学において集中的に研究されている。
しかしながら、アルファ線放射免疫療法等の臨床応用に対するこのような配位子の潜在的な価値は、極めて限られたものである。
実際に、放射性同位元素としての錯体形成の反応速度は、目的とする生理学的な部位に迅速に運搬され得る放射性の金属キレートを得ることを考慮すると、遅すぎる。また、これらのキレートは、インビボにおける安定性に課題を残している。さらに、これらの配位子の大員環(macrocycles)には、治療のために目的の細胞に放射性同位元素を運搬するモノクローナル抗体等の生物学的なベクターとカップリングする官能基を枝状につなぐための、結合のない窒素原子が存在しない。
前述した第2の課題を克服しようとするために、数々の調査研究が、親同位元素、すなわち、212Biの半減期よりもはるかに長い約11時間の半減期を有する212Pbのβ崩壊後に212Biを形成する可能性を用いようと行われている。
しかしながら、「インサイチュの212Pb/212Biジェネレータ」アプローチとして知られるこのアプローチは、鉛およびビスマスの両方と錯体形成することができる配位子の使用を必要としている。現在のところ、多数の鉛(II)キレート構造はあるものの、安定してビスマス(III)を捕捉できるものは、はるかにまれである。結果として、これら2種類の金属に対して高い親和性を示す配位子の数はさらに少なくなる。
よって、ポリアザ大環状の配位子、すなわち、1,4,8,11−テトラアザシクロテトラデカンまたは1,4,7,10−テトラザシクロドデカン型のテトラアザシクロアルカン配位子、ならびにそれらの不飽和類似体、特にバスケットハンドル型カルボキシレートポルフィリンの鉛およびビスマスとの親和性が研究されてきている(Z. Halime, M. Lachkar, B. Boitrel, Biochimie, 2009, 91, 1318-1320)。
これらの研究によって、ポルフィリン誘導体のうちの1つ、カルボキシレートペンダントアームにより官能化された2つのバスケットハンドルを有する誘導体のみが鉛およびビスマスに対して有望な親和性をもつことが示された。しかしながら、これらの研究も、鉛の存在下で二金属錯体が得られることを示しているに過ぎない。
さらに、これらの配位子を合成するために使用される方法は、非常に長く、採用することが難しい。また、特に、その収率は低く、これによってクロマトグラフィー精製カラムと大量の溶媒の使用が必要となってしまう。
とりわけ、このようなポルフィリン誘導体の鉛との錯体形成により得られるキレートの水性媒体に対する溶解度は、ほぼゼロである。すなわち、これらは前述した第3の課題に対するいかなる解決策も提供するものではない。
したがって、これら先行技術に記載された配位子は、アルファ線放射免疫療法等の臨床応用に必要とされる不可欠な条件に対処できそうなキレートを得るための手段として採用することはできない。
本発明の目的は、ビスマス(III)および鉛(II)の両方に対して高い親和性を示す配位子の錯体形成によって得られる特定のキレートを提供することである。
特に、本発明の目的は、少なくとも特定の実施形態において、高い安定性を有するこのようなキレートを提供することである。
また、本発明のさらに別の目的は、水性媒体に可溶性のこのようなキレートを提供することである。
また、本発明のさらに別の目的は、少なくとも特定の実施形態において、インサイチュの212Pb/212Biまたは213Biジェネレータとの関係において応用することができるこのようなキレートを提供することである。
また、本発明のさらに別の目的は、少なくとも特定の実施形態において、特に、鉛(II)を捕捉するため、またはアルファ線放射免疫療法に応用されやすいこのようなキレートを提供することである。
本発明によれば、こうした様々な目的または少なくともその一部を達成することができる。本発明は、トランス−ジ−N−ピコリネートテトラアザシクロアルカン配位子(a trans-diN-picolinate tetraazacycloalkane ligand)の金属カチオンとの錯体形成の結果として生じるキレートに関し、
前記配位子は式A:
(ここで、前記式中、
nは、0または1と等しく、
Rは、HまたはC1〜C18アルキル基であり、
R’は、HまたはC1〜C18アルキル基である。)
に対応し、
前記金属カチオンは、鉛(II)およびビスマス(III)からなる群より選択される金属のカチオンである。
また、RまたはR’がアルキル基の場合、RまたはR’は、C1〜C6アルキル基であることが好ましい。
本発明は、ピコリネートペンダントアームを有する1,4,8,11−テトラアザシクロテトラデカンまたは1,4,7,10−テトラザシクロドデカンベースのキレートを提案する。以下に示す化学的な構造を有したこれらの芳香族基には、金属の配位に関与できる1つの窒素原子と1つの酸素原子との両方があるため、二座配位子の利点がある。
なお、ピコリネートアームを有する1,4,8,11−テトラアザシクロテトラデカンまたは1,4,7,10−テトラザシクロドデカンベースの配位子は、特に画像化用途のための銅(II)およびガドリニウム(III)の錯体形成に使用されてきた((a) C. Gateau, M. Mazzanti, J. Pecaut, F. A. Dunand, L. Helm, Dalton Trans, 2003, 2428-2433; (b) P. H. Fries, C. Gateau, M. Mazzanti, J. Am. Chem. Soc., 2005, 127, 15801-15814; (c) L. M. P. Lima, D. Esteban-Gomez, R. Delgado, C. Platas-Iglesias, R. Tripier, Inorg. Chem., 2012, 51, 6916-6927)。しかしながら、特に治療応用のための、このような配位子のビスマスまたは鉛との錯体形成は、現在のところ提案されていない。
ピコリネート基は、安定して鉛(II)またはビスマス(III)の金属カチオンを捕捉することができ、酸性のpHであってもそれを行えるという利点がある。
また、ピコリネート基の二座配位子の特性のため、テトラアザ大員環(tetraazamacrocycle)は、このような基によってのみ二置換されて、こうした金属の安定した錯体形成を得ることができる。
さらに、このように、これらの大員環の4つの窒素原子のうち2つのみを置換することにより、大員環の他の2つの窒素原子を、他の目的のため、特にキレートを目的とする他の分子とカップリングすることを意図して、利用可能なまま残しておくことを可能とする。
本発明に係るキレートは、好ましくは上記式Aに対応し、式中、nは0と等しく、Rはメチル基である。結果的に、配位子は下記式Bを満たすこととなる。
以降、RおよびR’がそれぞれHである場合、前記式Bのこの配位子をDODPAとも呼び、RおよびR’がそれぞれメチル基である場合、Me−DODPAとも呼ぶ。
一形態によれば、前記金属は、212Pb、212Biおよび213Biからなる群より選択される放射性同位元素である。
本発明はまた、以下を特徴とするあらゆる化合物を包含するものである。その化合物は上記キレートによって構成され、その金属は212Pb、212Biまたは213Biであり、薬剤、特に生物学的薬剤とのカップリングのための少なくとも1つのカップリング官能基が、前記配位子の2つの三級アミン官能基のうちの少なくとも一方および/または大員環の炭素原子に付加されている。
前述のとおり、ピコリネートアームの二座配位子の特性は、配位子の鉛またはビスマスとの効率的な錯体形成を可能とすると共に、大員環の2つの窒素原子は結合しないままに残しておくことができる。これらの窒素原子は、特に、生物学的なベクターに対する少なくとも1つのカップリング官能基を枝状につなぐために有利にも使用される。
このカップリング官能基は、アミン、イソチオシアネート、活性エステル(N−ヒドロキシスクシンイミド、N−ヒドロキシグルタルイミド、マレイミド)、カルボキシル酸、活性化カルボキシル酸(酸無水物、酸ハロゲン化物)、アルコール、アルキン、ハロゲン化物、アジ化物等のうちから選択されたものが好ましい。
また本発明は、上記のとおりキレートを含むあらゆる放射性医薬品をも範囲に含むものであり、その放射性医薬品の金属は、212Pb、212Biまたは213Biであり、そこに前記カップリング官能基によって目的の細胞を標的とする生物学的なベクターがカップリングされる。
前記生物学的なベクターはモノクローナル抗体であることが好ましい。
また、前記生物学的なベクターはがん細胞を標的とするモノクローナル抗体であることがより好ましい。
また、本発明は、アルファ線放射免疫療法剤としてのこのような放射性医薬品の使用に関するものである。
さらに、本発明は、前述のとおり、鉛(II)を捕捉するための配位子の使用も目的とするものである。
本発明及びそれがもたらすさまざまな利点は、説明のためおよび非網羅的ベースで提供する本発明による実施形態の以下の説明からさらに明確に理解されるであろう。
これらの実施形態は、以下の添付の図面を参照して示される。
図1は、前記式Bの配位子の鉛(II)との錯体形成の結果として生じる本発明によるキレートのX線結晶構造である。簡略化するために、これらの図には水素原子は示していない。 図2は、上記の式Bの配位子のビスマス(III)との錯体形成の結果として生じる本発明によるキレートのX線結晶構造である。簡略化するために、これらの図には水素原子は示していない。 図3は、この同じ配位子のビスマスとの形成および解離のUV/Visスペクトルである。 図4は、この同じ配位子の鉛との形成および解離のUV/Visスペクトルである。 図5は、213Biおよびキレート213Bi−Me−DODPAの薄層クロマトグラフである。 図6は、この同じキレートのHPLCクロマトグラムである。 図7は、ヒト血漿の存在下における同じキレートのゲル浸透クロマトグラムである。 図8は、タンパク質の沈殿後の上清中のキレート213Bi−Me−DODPAの薄層クロマトグラフである。
[DODPAおよびMe−DODPA配位子の合成]
DODPAおよびMe−DODPA配位子は、A. Rodriguez-Rodriguez, D. Esteban-Gomez, A. De Blas, T. Rodriguez-Blas, M. Fekete, M. Botta, R. Tripier, Platas-Iglesias, Inorg. Chem., 2012, 51, 2509-2521に示される方法によって合成することができる。
しかしながら、ここで新規の配位子DODPAの合成方法を提案する。以下に図式1にて概要を示す本方法によれば、トランス位の2つのアミンのみが置換され得る化合物としてサイクレン−ジオキソール2を得るためにサイクレン1(1,4,7,10−テトラザシクロドデカン)をグリオキサールと反応させる。中間体2を、その後、エステル3によりトランスアルキル化して、これが、ビスアンモニウム4を収率93%でもたらす。この化合物を、ヒドラジン一水和物により還元し、これがビス−アセトヒドラジド中間化合物の形成につながり、この中間化合物は酸媒体中ですぐに加水分解されて、サイクレン1に対して算出した61%の収率で配位子DODPAを得る。
[DODPAおよびMe−DODPA配位子のビスマスおよび鉛との錯体形成]
DODPAおよびMe−DODPA配位子の鉛およびビスマスとの錯体形成を、図式2にて以下に示す方法により行った。
上記の方法では、サイクレンジピコリネート塩酸塩、DODPA.×HClまたはMe−DODPA.×HClを水に溶解させ、当量のBi(NO).5HOを添加する。その後、不溶性の水酸化ビスマスの形成を防ぐために、pHを3〜4にまで徐々に上昇させる。水の蒸発後に、反応粗生成物をメタノールに入れる。さまざまな無機塩を沈殿させ、ろ過によって除去する。60〜80%程度の高い収率でビスマスキレートを単離するために、この操作を数回実施する。
同様の方法で、PbClの酸性水溶液を塩酸塩に添加することによって鉛(II)錯体を得た。数分後にpHを6〜7に調節した。メタノールによる沈殿後に、鉛錯体(II)を準定量的に単離した。
[得られるキレートの特徴および特性]
結晶構造
結晶[Pb(Me)DODPA]および[Bi(Me−DODPA)](NO).HOは、単離された錯体の水溶液をゆっくり蒸発させることによって得られた。そのX線構造をそれぞれ、図1および図2に示す。
錯体Pb(II)の結晶は、実体[Pb(Me−DODPA]および不規則な水分子を示す。一方で、Bi(III)の錯体の結晶は、カチオン[Bi(Me−DODPA)]、硝酸イオンおよび不規則な水分子を示す。
これらの構造によって、金属イオンは、配位子の8つのドナー原子と直接的に連結される。これらは、大員環の同じ側に配置された2つの独立したピコリネートアームを含むsyn構造を有している。
下記表1は、Pb(Me−DODPA)]および[Bi(Me−DODPA)]錯体について、図1および図2にて言及した配位金属と原子の間の特定の結合の長さを、オングストロームで示している。括弧内の値は、最後の桁または数字に関する不確実性に対応する。
安定性
鉛(II)とのDODPAまたはMe−DODPAキレートについて、熱力学的な安定性の定数pKを、25℃で濃度が0.10MのKNO中で、電位差の測定によって直接的に確認した。pK定数は、キレート[Pb(Me−DODPA)]に関して18.74であり、キレートPb(DODPA)に関して17.09であることを確認した。しかしながら、これらのpKの値は、この化合物が異なる塩基度を有する限り、先行技術のキレートPb(DOTA)の値と比較することはできなかった。よって、キレートになっていない鉛の濃度に対応するpM値を、鉛(II)とのDODPAまたはMe−DODPAキレートに関して算出し、鉛(II)とのDOTAキレートに関する既知の値と比較することとした。この値pMは、Pb(II)の濃度が10μMおよび10倍の高配位子濃度で、pH7.4における遊離金属濃度の負の対数によって定義した。pM値は、DODPAと鉛(II)のキレート関しては12.3と測定され、Me−DODPAと鉛(II)のキレートに関して14.9と測定された。一方、DOTAと鉛(II)の錯体に関する既知のpM値は、18.4である。
Me−DODPAとビスマス(III)またはDODPAとビスマス(III)のキレートに関しては、ビスマス(III)のMe−DODPAまたはDODPAおよびDOTAとの錯体形成の競合性を試験する際に、NMR Hによって熱力学的な安定性の定数を評価した(10−2Mの濃度において)。実際に、ビスマスキレートについて、このような定数は、電位差測定によっては直接的に測定できない。
pH=1にて、あるモル当量のBi(NO)を、DODPAおよびDOTAの等モル溶液に添加した。その後、pHを3に調整し、NMRスペクトルを記録した。25℃にて5日後に、約40%のDODPAがビスマス(III)と錯体を形成したことを確認した。これは、錯体[Bi(DODPA)]の熱力学的な安定性の定数pKが、E. Csajbok, Z. Baranyai, I. Banyai, E. Brucher, R. Kiraly, A. Muller-Fahrnow, J. Platzek, B. Raduchel, M. Schafer, Inorg. Chem., 2003, 42, 2342-2349によると、約30.3である錯体[Bi(DOTA)]のpKよりもわずかに低かったことを示していた。一方、[Bi(DOTA)]より高い安定性ことが錯体[Bi(Me−DODPA)]で確認された。実際に、Me−DODPAおよびDOTAの等モル混合物の存在下で、ビスマス(III)の全体がMe−DODPAによって錯体形成され、遊離配位子の形態のDOTAが残された。
第2の実験として、金属のキレート化における動態因子の制約を排除するために、遊離型の配位子Me−DODPAを、予め形成された錯体[Bi(DOTA)]と競合させた。重水素化媒体中、pH6、周囲温度で10−2Mの濃度において、トランスキレート化をH NMRによって確認した。実験の5日後に、[Bi(Me−DODPA)]からのNMRシグナルのために[Bi(DOTA)]からのNMRシグナルが消失することもまた、Me−DODPAとのビスマス錯体の安定性の定数がDOTAの安定性の定数より高いことを示していた。
これらの結果は、ジピコリネート配位子がビスマス(III)に対して非常に高い親和性を有し、かつ極めて安定した錯体(特にMe−DODPAの場合、DOTAの安定性よりも高い安定性)をもたらすことを実証するものである。
錯体の形成および解離の反応速度
ビスマス(III)および鉛(II)とのMe−DODPAキレートの錯体形成の反応速度をUV/Vis分光測定により調査した。
得られたUVスペクトルを、それぞれ図3および図4に示す。
Bi(NO.5HO(1.65×10−4M)の水溶液を、Me−DODPAの水溶液(1.65×10−4M)に添加した。UV/Visスペクトルを、さまざまな反応時間で記録した。図3に示すように、周囲温度における撹拌の30分後にMe−DODPAのビスマス(III)との完全な錯体形成が確認された。
また、図4に示すように、pH=7においてPbClの水溶液およびMe−DODPAの水溶液を等モル混合した(0.74×10−4M)10分後に、Me−DODPAの鉛(II)との完全な錯体形成が確認された。
これらの結果は、ピコリネートアーム配位子は、ビスマス(III)であろうと、鉛(II)であろうと、非常に迅速に重金属と錯体を形成することを示している。ビスマス(III)の場合、錯体形成の反応速度は、DOTA等の先行技術の配位子で観察された速度に比べて、はるかに速いものである。
これらの錯体の解離の反応速度も、NMRによって調査した。この状況において、[Bi(Me−DODPA)](NO)および[Pb(Me−DODPA)]錯体を0.1MのDClに溶解させた。
[Bi(Me−DODPA)](NO)については、数日後でも、いかなる解離も観察されなかったのに対して、7日目の終わりに錯体[Pb(Me−DODPA)]の完全な解離が観察された。
これらの結果は、本発明により、鉛(II)およびビスマス(III)の両方に対して、安定したキレートを同一の配位子から得られることを示している。
さらに、水溶性のこのようなキレートは、生物学的なベクターを枝状につなぐために利用可能な窒素原子を有する限り、放射性医薬品、特にアルファ線放射免疫療法に使用可能な放射性医薬品を製造するために使用することができる。よって、このように枝状につなぐことは、例えばメチル(RまたはR’)アームのうちの一方を、エチルアミンまたはプロピルアミンアームで置換することにより、当業者が利用可能な標準的な技術で非常に簡単に行われる。そのDODPA類似物と比較してMe−DODPAに関して得られた最良の結果は、三級アミンが存在すると、キレートの物理化学的な特性が高まって、このような後々の方向付けを好適なものにすることを示している。
[放射標識キレート(213Bi(Me−DODPA))の調製およびそのインビトロ安定性の試験]
このキレートの標識化を、薄層クロマトグラフフィー(TLC)(溶離液:MeOH/NHCl(20%);1/1)およびKromasil C18カラムを使用した逆相高速液体クロマトグラフィー(HPLC)(20分間のTFA(0.01%の水)−CHCNの直線グラジエント)により評価し、その活性をNaIガンマシンチレーターにより検出した。
pH7.4の緩衝化したMe−DODPA2−の溶液(3.5nmolにおける0.115)を213Biの溶離液(100から500μL)に添加し、その活性は、3〜12MBqに及んだ。算出した体積のpH7.4のアスコルビン酸塩溶液を添加して、50mMの濃度のサンプルを得た。この混合物を、周囲温度および90℃で15分間インキュベートした。
図5は、TLC分析は、遊離213Biの前面比(Fr)が0(a)であり、キレート(213Bi(Me−DODPA))のRf値が0.5(b)であることを示している。
図6は、(213Bi(Me−DODPA))キレートについて、保持時間が約5.5分であるHPLC分析は、遊離213BiはC18カラムに対して親和性がないことを示している。
これらの実験の結果は、このキレートを調製するために30から40MBq/nmolの活性/配位子比を使用して、キレート化が90℃で行われる場合(配位子に関連する放射能が91%から96%)の方が周囲温度行われる場合(配位子に関連する放射能が60%)よりも良好なキレート化収率を示すことを示している。
また、血清およびインビトロにおけるキレートの安定性もTLCおよびHPLCによって調査した。
血清中の安定性に関して、200μLの放射標識化Me−DODPA2−溶液(活性:1MBq、放射化学的純度:95%)を、800μLのヒト血漿と混合した。血漿中の安定性の値は、周囲温度におけるインキュベーションの1および2時間後(約1および2半減期)に、PD−10カラムにおいて血漿に対して直接、ゲル浸透クロマトグラフィーをすることおよび硫酸アンモニウムによる血漿タンパク質の沈殿後にこの上清のTLC分析することによって遊離213Biと比較して管理した。前と同じ条件下でTLC分析を行った。沈殿後、沈殿物中の活性(78.8%)ならびに上清中の活性(3.8%)を測定した。
図7は、遊離213Biおよび錯体(213Bi(Me−DODPA))を含む血漿のゲル浸透クロマトグラムを示している。図7に示すクロマトグラムは、低分子量(<10kDa)の分子の存在を示している。
図8は、上清のTLC分析は、この上清中に遊離213Bi(Rf=0)は存在しなかったが、(213Bi(Me−DODPA))のキレートは存在していることを示している。実際に、90%を超える放射能がRf=0.5程度で検出されている。
これらの結果は、キレート(213Bi(Me−DODPA))が大部分はヒト血漿中に存在し、そこで少なくとも2つの半減期について安定であったことを示している。
また、これらの結果は、配位子Me−DODPA2−により213Biを質的および量的にキレート化できることを示している。
さらに、このようなキレートは、ヒト血漿中で安定であるため、放射性医薬品、特にアルファ線放射免疫療法に使用可能な放射性医薬品を製造するために使用することができる。

Claims (3)

  1. トランス−ジ−N−ピコリネートテトラアザシクロアルカン配位子と金属カチオンとの錯体形成により生じたキレートであって、
    前記配位子が下記式A:
    (式中、
    nは、0と等しく、
    RおよびR’は、メチル基である。)
    によって表され、
    前記金属カチオンが、鉛(II)およびビスマス(III)からなる群より選択される金属のカチオンである、キレート。
  2. 前記金属が、212Pb、212Biおよび213Biからなる群より選択される放射性同位元素であることを特徴とする、請求項1に記載のキレート。
  3. 鉛(II)を捕捉するための、請求項1または2に記載の配位子の使用。
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