JPH08504399A - 3−,8−置換ジューテロポルフィリン誘導体、これを含用する薬剤及びその製法 - Google Patents

3−,8−置換ジューテロポルフィリン誘導体、これを含用する薬剤及びその製法

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JPH08504399A JP6508701A JP50870194A JPH08504399A JP H08504399 A JPH08504399 A JP H08504399A JP 6508701 A JP6508701 A JP 6508701A JP 50870194 A JP50870194 A JP 50870194A JP H08504399 A JPH08504399 A JP H08504399A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、ポルフィリン骨格の13及び17位に種々の置換基を有する、新規の3−,8−置換ジューテロポルフィリン誘導体、この化合物を含有する薬剤、診断及び治療へのこれの使用並びにこの薬剤の製法に関する。

Description

【発明の詳細な説明】 3−,8−置換ジューテロポルフィリン誘導体、これを含有する薬剤及びその 製法 本発明は、特許請求項で特徴とされた対象に関し、即ち、ポルフィリン骨格の 3位、8位、13位及び17位に種々の置換基を有する新規のポルフィリン−錯 化合物、この化合物を含有する薬剤、診断法でのその使用並びにこの化合物及び 薬剤の製法に関する。 錯化剤又は錯体もしくはその塩を医学に使用することは、従来公知である。例 として次のものが挙げられる:医薬調剤の安定剤としての錯化剤、難溶性イオン (例えば鉄)を投薬するための助剤としての錯体及びその塩、重金属又はその放 射性同位体を誤って服用した際の解毒のための解毒薬としての、場合により無機 及び/又は有機塩基との塩としての錯化剤及び錯体(有利にカルシウム−又は亜 鉛−)及びシンチグラフィーのために放射性同位体、例えば99mTcを使用する 、核医学での助剤としての錯化剤。 欧州特許第0071564号、同第0139934号及び西独特許第3401 052号明細書中に、診断剤、主にNMR−診断剤としての錯体及び錯塩が紹介 されていた。しかしながら、これらはNMR−造影剤の相対的な効力を決定する 全ての必要条件をまだ最適 には充たさず、そのなかで、例えば次のものが挙げられる:できるだけ僅かの濃 度の造影剤が、組織水中のプロトン及びNMR用の他の関連核(例えば燐、フッ 素、ナトリウム)の緩和時間を生体内で低下させ、かつ例えば核スピン断層撮影 を用いて得られた写真の信号強度を高めることにより、腫瘍の局在を可能にする ための有利な緩和性;造影剤のできるだけ選択的な、目的臓器での濃度増加及び /又は蓄積;十分な水溶性;高い効力;良好な認容性;良好な化学的及び生化学 的安定性。 像形成のためには、その際、特に最初に記載の2点が重要である。組織間の緩 和時間は大抵ファクター2〜3だけ異なり(T.E.Budinger und P.C.Lauterbur,S cience 226,pp288〜298,1984;J.M.S.Hutchinson und F.W.Smith in Nuclear Mag netic Resonance Imaging Edit.C.L.Partain et.al.,pp231〜249,Saunders,New York 1983)、かつ前記特許明細書の錯体及び錯塩は、一般に、これらが細胞外 の空隙に比較的非特異的にのみ分布し、従って病的に変化した組織を鑑別できる とは限らないという欠点があるので、診断法及び放射線療法で使用できる、とり わけ選択的に結合する腫瘍特異化合物に対する需要が存在する。 ところで、数年来、ポルフィリン誘導体が、人間及び動物の腫瘍中で選択的に 濃度増加することが公知である(D.Kessel und T.-H.Chou,Cancer Res.43,pp199 4 〜1999,1983,P.Hambright,Bioinorg.Chem.5,pp87〜92,1975;R.Lipson et al.,Ca ncer 20,pp2250〜2257,1967;D.Sanderson.et al.,Cancer 30,pp.1368〜1372,197 2)。これらの化合物種を診断剤としても使用する最初の試みも記載されていた (J.Winkelmann et al.,Cancer Research 27,pp.2060〜2064,1967;N.J.Patronas et al.,Cancer Treatment Reports 70,pp.391〜395,1986)。 しかしながら、従来記載の化合物は前記基準を申し分なく充たすことからは遠 く離れている;目的臓器中での不十分な濃度増加は依然として特に注意を引く。 この特性の改良は、同時に公知の化合物の毒性及び認容性に関する現存の問題を 減じる助けとなるべきである。 欧州特許第0355041号明細書中に、診断法及び治療に使用される、置換 ヘマトポルフィリン錯化合物が記載されている。 これらの化合物は種々の目的臓器中で良好な濃度増加特性を示すが、前記化合 物は、NMR−診断剤としての使用の際に、最適の像形成に必要な用量と致死用 量との間に、まだ完全に満足な割合を有さない。ヘマトポルフィリン誘導体は、 ヒドロキシエチル側鎖中の両方の擬ベンジル性OH−基が離脱しうる欠点も有す る。 欧州特許第0071569号明細書中に、DTPA−錯体を基礎とするNMR −診断剤が記載され、これ は、有利な安全間隔(Sicherheitsabstand)を有するが、比較的迅速に分離し、 従って、最適なエンハンスメントを有する残存する検査時間は、ほんの短い間で ある。 放射性同位体を用いる腫瘍イメージングのために、ジューテロポルフィリンの 誘導体が提案され、これは、エチレングリコールのブリッヂを介してポルフィリ ン骨格に結合された付加的な錯化剤基としてのポリアミノポリカルボン酸を含有 する(Photochemistry and Photobiology Vol.46,pp783〜788(1987))。しかし ながら、そのようなポルフィリンエステルは、患者の腸管外の使用のために、特 にNMR−診断法のために僅かに適する。それというのも、これから得られる注 射液は、熱殺菌もできず、十分な期間にわたり貯蔵することもできないからであ る。 従って、更に、多重目的のために、安定し、良好に可溶性であるが、より良好 に認容性で、選択的に結合する、置換基(これは、例えば、マンガン以外の他の 金属もしくは多数の種々異なる金属の導入を可能にし、従って同時に化合物の特 性及び使用の制御ももたらす)を大きく化学的に変化させれる錯化合物を必要と し、これは、例えば腫瘍の診断及び治療に好適である。 従って、本発明の課題は、このような化合物及びこの化合物を含有する薬剤を 提供し、並びにその製法を調達することである。 この課題は本発明により解決される。 ポルフィリン配位子、原子番号21〜32、37〜39、42〜51又は57 〜83の元素のイオン少なくとも1個並びに場合により無機及び/又は有機塩基 のカチオンからなるポルフィリン−錯化合物は、NMR−及び放射線診断剤並び に放射線治療剤の製造に意想外にも極めて好適であることが判明した。 本発明によるポルフィリン−錯化合物は、一般式I: [式中、R1は、水素原子、直鎖のC1〜C6−アルキル基、C7〜C12−アルアル キル基又は基:OR′(式中、R′は、水素原子又はC1〜C3−アルキル基であ る)を表し、R2は、R3、基:−CO−Z又は基:−(NH)o−(A)q−NH−D (式中、Zは基:−OLであり、ここで、Lは無機又は有機カチオン又はC1〜 C4−アルキル基であり、Aはフェニレンオキシ− 又は酸素原子1個以上により中断されたC1〜C12−アルキレン−又はC7〜C12 −アルアルキレン基を表し、o及びqは相互に無関係に数字0又は1を表し、か つDは水素原子又は基:−CO−A−(COOL)。−(H)mを表し、ここでmは 0又は1であり、但しm及びoの合計は1である)を表し、R3は基:−(C=M )(NR4)o−(A)q-(NR5)−K(式中、Mは酸素原子1個又は水素原子2個を表 し、R4は基:−(A)q-Hを表し、かつKは一般式(IIa)又は(IIb): (式中、L1はC1〜C6−アルキル基又は無機又は有機カチオンを表し、L2、L3 及びL4は相互に無関係に、L1と同じもの又は水素原子を表す)の錯化剤を表 し、但し錯化剤中に遊離のカルボン酸基は少なくと も2個存在し、ここで、R5は、Kが式(IIa)の錯化剤である場合にはR4と同 じものを表し、Kが式(IIb)の錯化剤である場合にはDと同じものを表し、但 し酸素−窒素直接結合は許されない)を表す]の配位子並びに原子番号21〜3 2、37〜39、42〜51又は57〜83の元素のイオン少なくとも1個並び に場合により、金属ポルフィリン中の電荷の均衡のための他のアニオンからなる 。 本発明による錯化合物は、合計3個の化合物の群を包含する。 a)ポルフィリン中に金属イオンを含有する化合物、 b)錯化剤−基K中に金属イオン少なくとも1個を含有する化合物及び c)ポルフィリン中にも錯化剤−基K中にも金属イオンを結合含有し、その際、 金属イオンは異なっていてよい化合物。 NMR−診断法で本発明による薬剤を使用するためには常磁性金属イオンが錯 体中に存在すべきである。これらは、特に、原子番号21〜29、42、44及 び57〜70の元素の2価又は3価のイオンである。好適なイオンは、例えばク ロム(III)−、マンガン(II)、マンガン(III)−、鉄(III)−、コバルト(II)−、 コバルト(III)−、ニッケル(II)−、銅(II)−、プラセオジム(II)−、ネオジム( III)−、サマリウム(III)−及びイッテルビウム(III)−イオンである。ガドリ ニウム(III)−、テルビウム(III)−、ジスプロシウム(III)−、ホルミウム(III) −、エルビウム(III)−及び鉄(III)−イオンは、これらの高い磁性モーメントの ために、特に有利である。 放射線診断法及び放射線療法のためには、中心原子として、元素27、29〜 32、37〜39、42〜51、62、64、70、75、77、82又は83 の放射性同位体を含有する錯体が好適である。 例えばイットリウム−90で標識された錯体の濃度増加を放射線療法で使用の 際に、NMR−診断により制御するならば、放射性同位体と共に、他の金属イオ ンとして常磁性金属イオン、有利にガドリニウム−イオンを含有する錯体が好適 である。この方法で、本発明による錯複合体(Komplexkonjugate)を用いて診断 及び治療を組み合わせることは成功する。 本発明による錯化剤基Kを含有する金属錯体の主要な利点は、金属イオンによ り引き起こされる診断効果が、他の金属イオンを取り込むことにより強化できる ことである。 意想外にも、本発明による錯体は、従来公知の、構造的に類似の化合物と比べ 、はっきりと高い緩和性を示す。緩和性は化合物の造影剤効力の尺度とみなすこ とができるので、本発明による錯体をNMR−診断法の分野で使用する際に、比 較可能なプラスの信号影響が既に低い用量で成功する。従って、近似的に、緩和 性と認容性との積とみなされうる安全間隔は著しく大きくなる。 本発明による錯化合物は、他の必要条件、例えば高い選択性及び濃度増加も優 れた程度で充たす。本発明による錯化合物を用いて、意想外にも、腫瘍組織及び 各臓器、例えば肝臓及び腎臓だけでなく血管も、特別なパルス系列を使用せずに 生体内で示すことができ、従って、特に灌流試薬として使用することができる。 ポルフィリン骨格に結合するイオンの例として、金属、マンガン、鉄、コバル ト、ニッケル、銅、亜鉛及びテクネチウムが挙げられる。金属、鉄、テクネチウ ム、亜鉛及び特にマンガンが有利である。 ポルフィリンに結合されたイオンのうちの1つが+2としてのより高い酸化段 階にある場合、過剰の電荷は、例えば有機又は無機酸のアニオン、有利にアセテ ート−、クロリド−、オキシド−又はニトリド−イオンにより均衡がとられる。 錯化剤Kに結合されたイオンの例としては、原子番号21〜30、37、39 及び43の遷移金属並びに57〜83の元素が挙げられる。ガドリニウム−、ジ スプロシウム−、ホルミウム−、エルビウム−及びマンガン−イオンが有利であ る。 金属イオンの錯化に必要ではないカルボキシル基は、所望の場合には、エステ ル、アミド又は無機又は有機塩基の塩として存在してよい。好適なエステル基は 、 C−原子1〜6個を有するもの、特にエチルエステルであり;好適な無機カチオ ンは、例えばリチウム−及びカリウム−イオン、特にナトリウム−イオンである 。有機塩基の好適なカチオンは、第一、第二又は第三アミン、例えばエタノール アミン、ジエタノールアミン、モルホリン、グルカミン、N,N−ジメチルグル カミン、特にメグルミンである。 ポルフィリン骨格と錯化剤Kとの間のいわば「リンカー(Llnker)」として働く 、基:−(NR4)o−(A)q−(NR5)−の例としては、例えば−NHNH−、−N H(CH2)2NH−、−NH(CH2)3NH−、−NH(CH2)4NH−、−NH(C H2)2O(CH2)2NH−、−NH−CH2−C64−CH2−NH−及び−CH2− O−C64−NH−基が挙げられる。 錯化剤基Kとしては、有利には、ジエチレントリアミンペンタ酢酸及び1,4 ,7,10−テトラアザシクロドデカン−1,4,7−トリ酢酸の誘導体が挙げ られ、これらは「リンカー」を介して各々のポルフィリンに結合している。 本発明による錯化合物の製造は、次のようにして行う: a)一般式(IIIa): のポルフィリンの還元又は b)一般式(IIIb): のポルフィリンとアミノフェノールとの反応又は c)一般式(IIIc): [式中、R1は前記のものを表し、V及びYは各々水素原子又は共通で原子番号 21〜32、37〜39、42〜51又は57〜83の元素の多価の金属イオン 、有利に亜鉛−(II)−又はマンガン−(III)−イオンを表し、Xはハロゲン原子 、基:−OR′又は基:−O−COOR′(R′は前記のものを表す)を表す] のポルフィリンと化合物:H−NR4−(A)q−NR4−H(式中、A、R4及びq は前記のものを表す)との反応、所望の場合には引き続いてのカルボニル基の還 元又はアミドのホフマン分解により、先ず一般式IV: [式中、R6は基:-(C=M)−(NR4)o−(A)q−NR4−Hを表し、ここで、M 、R4、A、o及びqは前記のものを表し、R6′は、R6と同じものを表すか又 は基:−OR′を表す]のポルフィリンが得られ、引き続いて、これを、 a)一般式V: [式中、R′は前記のものを表す]の錯化剤と反応させ、所望の場合には存在す るエステル基をケン化するか又は b)式VI: [式中、A′は炭素原子のところで短くされた基Aであり、M1、M2及びM3は 相互に無関係にR′又は原子番号21〜32、37〜39、42〜51又は57 〜83の元素の金属イオン等価物を表す]の化合物と、還元性アミノ化の条件下 で反応させ、 その後、得られた生成物を、場合により完全に又は部分的にエステル基を離脱さ せた後に、前記原子番号の元素の金属酸化物又は金属塩と反応させ、引き続いて 、試薬ヌクレオフーク(Nucleofug)−D′(ここで、D′はDについて記載の ものを表し、但し、D′は水素を表さない)でアシル化し(その際、前記の工程 は入れ換えることができる)、かつ最後に、所望の場合には、場合によりなお存 在する酸性水素を、無機又は有機塩基のカチオンにより完全に又は部分的に置換 する。 ヌクレオフーク(Nucleofug)−D′としては、例えば塩化アセチル、無水酢 酸、無水コハク酸又は無水ジ グリコール酸が挙げられる。 従って、C−13及びC−17側鎖を官能性にしてC−13,17−アミノ− 又はアミドアルキル−置換ポルフィリン誘導体(錯化剤Kを含有する本発明によ るポルフィリン錯体のための遊離体として使用される)にすることは、 a)自体公知の方法、例えば有機極性エーテル、有利にテトラヒドロフラン中で 水素化ホウ素リチウム/塩化トリメチルシリルを用いて、相当する13,17− ビス−(3−シアノプロピル)−ポルフィリンをアミンに還元(A.Giannis,K.Sa ndhoff,Angew.Chem.;101(1989)220/22)又は b)双極性非プロトン性溶剤、例えばジメチルホルムアミド又はジメチルスルホ キシド中での相当する13,17−ビス−(3−ブロムプロピル)−ポルフィリ ンとアミノフェノールとの反応又は c)場合により、活性形、例えば酸クロリド、エステル又は混合無水物として存 在し得、所望の場合にはピロール性水素の代わりに既に金属原子を含有する、C −13,17−プロピオン酸鎖を有する所望のポルフィリンと置換又は非置換の ヒドラジン又は場合によりC1〜C6−アルキル−、アリール−又はC7〜C12− アルアルキル基により置換されていてよくかつそのうちのアミノ基が場合により 、例えばカルボベンゾキシ−又はt−ブトキシカルボニル基の形で保護されてい る末端アルキレンジアミンとの反応により行う。保護基の除去は、引き続いて、 文献公知の方法により、例えば水素添加又はトリフルオル酢酸もしくは塩酸/氷 酢酸での処理により行う。 非対称に置換されたポルフィリン、即ち、基R2及びR3が同じでないポルフィ リンを製造する場合、これは反応時間及び化学量論に関し制御することができる 。 そのように官能性にされたC−13,C−17−アミノ−又はアミドアルキル −置換ポルフィリン誘導体中への一般式IIaの錯化剤−基Kの導入は、自体公知 の方法で、液相での相応する酸無水物との反応により行う。好適な反応媒体は、 例えば、無機又は有機塩基例えばアルカリ金属−又はアルカリ土類金属水酸化物 及びアルカリ金属−又はアルカリ土類金属炭酸塩及び第三アミン、例えばトリメ チルアミン、トリエチルアミン、N,N′−ジメチルアミノピリジンの存在下で の水、双極性非プロトン性溶剤、例えばジメチルホルムアミド、ジメチルスルホ キシド又はヘキサメチルリン酸トリアミドである。 好適な反応温度は、−10〜120℃、有利に0〜50℃である。 一般式IIbの基Kの導入は、自体公知の方法で、場合により既に金属により置 換されていてよい、相応する前生成物をグリコール開裂により(例えば過ヨウ素 酸塩を用いて)先ず一般式VIのアルデヒドに変換し、引き続いて、相応するC− 13,C−17−アミノ−又はアミドアルキル−置換ポルフィリン誘導体と反応 させることにより行う。この反応工程に引き続いて、例えばナトリウムシアノボ ロヒドリドを用いる還元を行う。 残存する第二アミンを活性酸誘導体(ヌクレオフーク−D′)との反応により アシル化することができる。 所望の金属(例えばMn、Fe、Co、Ni、Cu、Zn、Tc、Sm、Eu 、Gd、Bi)のポルフィリンへの導入は、文献公知の方法(The Porphyrins,ed .D.Dolphin,Academic Press,New York 1980,Vol.V,p.459)により行い、その際、 主に次のことが挙げられる: a)ピロール性NHの置換(場合により酸性緩衝剤、例えば酢酸ナトリウムの添 加下で、極性溶剤中で、金属不含配位子を相応する金属塩、有利に酢酸塩と共に 加熱することによる)又は b)既に配位子で錯化された金属を、所望の金属により入れ替える、「交換錯化 (Umkomplexierung)」。溶剤としては、特に極性溶剤、例えばメタノール、氷酢 酸、ジメチルホルムアミド、クロロホルム及び水が好適である。 ポルフィリン金属の導入は、錯化剤−基Kの結合の前又は後並びに金属を用い るこの錯化剤のキレート化の前又は後にも行うことができる。このことにより、 本発明による化合物の合成のために、特に融通のきく処置法が可能になるので、 例えば短い半減期の金属同位体(例えば99m−テクネチウム)をポルフィリン 配位子又は錯化剤に、最後の合成段階で初めて導入することができる。 基Kのキレート化を文献公知の方法(例えば西独特許第3401052号明細 書参照)で、各々の所望の金属の金属酸化物又は金属塩(例えば硝酸塩、酢酸塩 、炭酸塩、塩化物又は硫酸塩)を極性溶剤、例えば水又は水性アルコール中に懸 濁するか又は溶かし、かつ錯体形成配位子の相当する量と反応させることにより 行う。所望の場合には、存在する酸性水素原子又は酸基を、無機及び/又は有機 塩基のカチオン又はアミノ酸により置換することができる。 その際、無機塩基、例えばアルカリ金属−又はアルカリ土類金属水酸化物、ア ルカリ金属−又はアルカリ土類金属炭酸塩又はアルカリ金属−又はアルカリ土類 金属重炭酸塩及び/又は有機塩基、例えば特に第一、第二及び第三アミン、例え ばエタノールアミン、モルホリン、グルカミン、N−メチル−及びN,N−ジメ チルグルカミン並びに塩基性アミノ酸、例えばリジン、アルギニン及びオルニチ ン又はアミド起源の中性又は酸性アミノ酸を用いて中和を行う。 中性錯化合物の製造のために、例えば水溶液又は懸濁液中の酸性錯塩を、中和 点に達するまで、所望の塩 基に添加してよい。引き続き、得られた溶液を真空中で蒸発乾固することができ る。水と混じりうる溶剤、例えば低級アルコール(例えばメタノール、エタノー ル、イソプロパノール)、低級ケトン(例えばアセトン)、極性エーテル(例え ばテトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン)の添加により 、形成された中性塩を沈殿させて、非常に容易に単離でき、かつ良好に精製でき る結晶が得られることは、しばしば有利である。既に反応混合物の錯化の間に所 望の塩基を添加し、従って1反応工程を省略することは特に有利であると判明し ている。 酸性錯化合物が多数の遊離酸性基を含有する場合、反対イオンとして、無機並 びに有機のカチオンを含有する中性混合塩を製造することはしばしば有利である 。 例えば、水性懸濁液又は溶液中の錯体形成配位子と中心イオンを供与する元素 の酸化物又は塩及び中和に必要な量の半分の有機塩基とを反応させ、生じた錯塩 を単離し、所望の場合には精製し、次いで、完全に中和させるために必要量の無 機塩基を添加することにより、このことを行うことができる。塩基添加の順序は 、逆にしてもよい。 中性錯化合物を生じる他の可能性は、錯体中に残存する酸性基の全部又は一部 をエステルに変換することにある。これは、後からの反応により、完成錯体に行 ってよい(例えば遊離カルボキシ−基とジメチルスルフェートとの徹底的な反応 により)。 放射性同位体含有錯化合物の使用の場合には、その製造は、「ラジオトレーサ ーズ・フォ・メディカル・アプリケーションズ(Radiotracers for Medical Appl ications)」、第1巻、CRC−プレス(CRC-Press)、ボカ・ラトン(Boca Rat on)、フロリダに記載の方法により行うことができる。 本発明による薬剤の製造は、自体公知の方法で、本発明による錯化合物を、場 合によりガレヌス製剤に慣用の添加物の添加下に、水性媒体中に懸濁させるか又 は溶解し、引き続いて懸濁液又は溶液を場合により殺菌することにより行う。好 適な添加物は、例えば生理学的に問題の無い緩衝剤(例えばトロメタミン)、錯 化剤の微量添加物(例えばジエチレントリアミンペンタ酢酸)又は、必要な場合 には、電解質、例えば塩化ナトリウム又は必要な場合には酸化防止剤、例えばア スコルビン酸である。 腸管投与又は他の目的のために、水又は生理的食塩水中の本発明による薬剤の 懸濁液又は溶液が所望の場合には、ガレヌス製剤に慣用の助剤(例えばメチルセ ルロース、ラクトース、マンニット)及び/又は界面 ーテル性油状物)1種以上と混合する。 原則的には、本発明による薬剤を、錯塩を単離せずに製造することも可能であ る。各々の場合に、本発明による塩及び塩溶液が、実際に、錯化されていない、 有害な作用のある金属イオンを含有しないように、キレート形成を行うことに特 に注意を払うべきである。 このことは、製造工程の間、例えば呈色指示薬、例えばザイレノールオレンジ を用いてコントロール滴定することにより保証することができる。従って、本発 明は、錯化合物及びその塩の製法にも関する。最後の安全性として、単離された 錯塩の精製が残っている。 ポルフィリンの非所望の光反応を回避するために、本発明による化合物及び薬 剤は、できる限り遮光下に貯蔵しかつ取り扱うべきである。 本発明による薬剤は、有利に、錯塩20μモル/l〜200mモル/lを含有 し、かつ一般に、体重1kg当たり0.01μモル〜2mモルが投与される。こ の量は、腸管及び腸管外適用のために決定されている。 本発明による錯化合物は、 1.原子番号21〜30、40、44及び57〜83の元素のイオンを有する錯 体の形でNMR−診断法に、 2.原子番号27、29〜32、37〜39、42〜51、62、64、70、 75、77、82又は83の元素の同位体を有する錯体の形で放射線診断及び放 射線療法に使用される。 本発明による薬剤は、核スピン断層撮影法用造影剤としての適性のための多種 多様な必要条件を充たす。例えばこれらは、腸管又は腸管外適用により、信号強 度を高めて、核スピン断層撮影により得られた写真をその表出力において改良す るのに著しく好適である。更に、これらは、身体にできるだけ少量の異物を負わ せるために必要である高い効力及び検査の非侵入性特性を保持するのに必要であ る良好な認容性を示す。 本発明による薬剤の良好な水溶性は、高濃縮溶液の製造を可能にし、これによ り、循環の容量負荷を代替できる範囲に保持し、体液による希釈を相殺すること ができる。更に本発明による薬剤は、試験管内で高い安定性を有するばかりでな く、生体内でも意想外に高い安定性を有するので、錯体に共有結合していない( 自体有毒な)イオンの遊離又は交換は、新規の造影剤が完全に再び析出する時間 内では、無視することができる。 使用の詳細は、例えばH.J.バインマン等々、Am.J.オブ・レントゲノ ロジー(H.J.Weinmann et al.,Am.J.of Roentgenology)、142、619(1 984)に議論されている。 本発明による薬剤は、その有利な放射性特性及びその中に含有される錯化合物 の良好な安定性に基づき、放射線診断剤としても好適である。放射性金属イオン を有する本発明による錯化合物の放射線診断学の領域での使用及び配量に関する 詳細は、例えば「ラジオトレーサーズ・フォ・メジカル・アプリケーションズ」 、CRS−プレス、ボカ・ラトン、フロリダに記載される。 放射性同位体を用いる他の像形成法は、陽電子放射性同位体、例えば43Sc、44 Sc、52Fe、55Co及び68Gaを使用する陽電子放射−断層撮影法である( Heiss,W.D.,Phels,M.E.,Positron Emission Tomography of Brain,Springer Ver lag Berlin,Heidelberg,New York 1983)。 本発明による化合物は、放射免疫療法及び放射線療法にも使用することができ る。これは、相応する診断法とは、使用される同位体の種類及び量によってのみ 異なる。その際、できるだけ小さな有効範囲でエネルギーに富む短波の照射によ る腫瘍細胞の破壊が目的である。好適なβ−放射イオンは、例えば46Sc、47S c、48Sc、72Ga、73Ga及び90Yである。好適な短い半減期を有するα−放 射イオンは、例えば211Bi、212Bi、213Bi、214Biであり、その際212B iが有利である。好適な陽電子及び電子放射イオンは、158Gdであり、これは 、中性子捕獲により157Gdから得ることができる。 本発明による薬剤をR.L.ミルス等々(R.L.Mills et al.)[ネイチャー( Nature)、336巻、(198 8)、787頁]、中で提案された放射線療法の変法で使用することが決定され ている場合、錯化されたイオンは、メスバウアー同位体、例えば57Fe又は151 Euから誘導されるべきである。 本発明による治療剤を生体内に適用する際、これは、好適な坦持剤、例えば血 清又は生理的食塩水と一緒に及び他の蛋白質、例えば人間の血清アルブミンと一 緒に投与することができる。その際、配量は、細胞障害の種類、使用金属イオン 及び方法の種類、例えば小線源照射療法に依存する。 本発明による治療剤は腸管外に適用される。 放射線療法の使用の詳細は、例えばR.W.コザク等々(R.W.Kozak et al.) 、TIBTEC、1986年10月、262中で議論されている。 本発明を次の例により詳説する: 例1 a)N,N′−ビス[9−カルボキシ−2,5−ビス(カルボキシメチル)−8 −(エトキシカルボキシメチル−2,5,8−トリアザノニル−カルバモイル] −メソポルフィリン−IX−13,17−ジアミド 3−エトキシ−カルボニルメチル−6−[2−(2,6−ジオキソモルホリノ )エチル]−3,6−ジアザオクタン二酸(DTPA−モノエチルエステル−モ ノアンヒドリド)806.8mg(2mモル)を無水ジメチルホルムアミド25 0ml中に懸濁させる。窒素を上層し、トリエチルアミン1.01g(10mモ ル)及びメソポルフィリン−IX−13,17−ジヒドラジド(H.Fischer,E.Haar er und F.Stadler,Z.Physiol.Chem.241,209(1936)と同様にして製造)595m g(1mモル)を添加し、生じた反応混合物を室温で3日間撹拌する。反応終了 後に濾過し、溶剤を真空中で除去し、残存する油状物をジエチルエーテル500 mlと擦り混ぜる。沈殿した固体を濾別し、ジエチルエーテル及びn−ヘキサン で洗浄する。精製のために、シリカゲルRP−18のクロマトグラフィー(溶離 剤:H2O/テトラヒドロフラン;テトラヒドロフラン:0〜30%)にかける 。 収量:赤褐色粉末 1.21g(理論の86.3%) 分析(無水物質に対して): C56,56 H6,62 N13,99 O22,83(計算値) C56,25 H6,89 N13,70 b)N,N′−ビス[9−カルボキシラト−2,5−ビス(カルボキシラトメチ ル)−8−(エトキシカルボキシメチル−2,5,8−トリアゾノニル−カルバ モイル]−メソポルフィリン−IX−13,17−ジアミド、ジガドリニウム錯体 例1aで製造された配位子1.40g(1mモル)を水400ml中に溶かす 。2n苛性ソーダ水溶液の添加によりpH7に調整し、かつ酢酸ガドリニウム− 4水和物894.2mg(2.2mモル)及び2n苛性ソーダ水溶液を交互に小 量宛て添加し、その結果、反応混合物のpH−値は、常に6.8から7.2まで の間を揺れ動く。酢酸ガドリニウムを全部添加した後、室温で1晩後撹拌する。 後処理のために、溶剤を真空中で除去し、残分をシリカゲルRP−18のクロマ トグラフィー(溶離剤:H2O/テトラヒドロフラン;テトラヒドロフラン:0 〜30%)にかける。 収量:赤褐色粉末1.01g(理論の59.1%) 分析(無水物質に対して): C46,36 H5,07 N11,47 Gd18,39 O18,71(計算値) C46,08 H5,29 N11,27 Gd18,05 c)N,N′−ビス[9−カルボキシラト−2,5, 8−トリス−(カルボキシラトメチル)−2,5,8−トリアザノニル−カルバ モイル]−メソポルフィリン−IX−13,17−ジアミド、ジガドリニウム錯体 、二ナトリウム塩 例1aで製造された配位子1.4g(1mモル)を水400ml中に溶かす。 10モル苛性ソーダ水溶液の添加によりpH13に調整し、かつ室温で5時間撹 拌する。エステル基のけん化が完結した後、濃塩酸でpH7.0に調整し、例1 bに記載のようにして、酢酸ガドリニウム−4水和物894.2mg(2.2m モル)で錯化し、後処理し、かつ精製する。 収量:赤褐色粉末 1.19g(理論の70.1%) 分析(無水物質に対して): C43,88 H4,51 Gd18,53 Na2,71 O18,85(計算値) C43,71 H4,30 Gd18,28 Na2,80 例2 a)N,N′−ビス[13−カルボキシ−4−オキソ−6,9−ビス(カルボキ シメチル)−12−(エトキシカルボキシメチル)−3,6,9,12−テトラ アザトリデシル]−メソポルフィリン−IX−13,17−ジアミド 3−エトキシ−カルボニルメチル−6−[2−(2,6−ジオキソモルホリノ )エチル]−3,6−ジアザオクタン二酸(DTPA−モノエチルエステル−モ ノ アンヒドリド)806.8mg(2mモル)を無水ジメチルホルムアミド250 ml中に懸濁させる。窒素を上層し、トリエチルアミン1.01g(10mモル )及びN,N′−ビス(2−アミノエチル)−メソポルフィリン−IX−ジアミド (H.Fischer,E.Haarer und F.Stadler,Z.Physiol.Chem.241,209(1936)と同様に して製造)650.9mg(1mモル)を添加し、生じた反応混合物を室温で3 日間撹拌する。反応終了後に濾過し、溶剤を真空中で除去し、残存する油状物を ジエチルエーテル500mlと擦り混ぜる。析出した固体をジエチルエーテル及 びヘキサンで洗浄する。精製のために、シリカゲルRP−18のクロマトグラフ ィー(溶離剤:H2O/テトラヒドロフラン;テトラヒドロフラン:0〜30% )にかける。 収量:赤褐色粉末 1.21g(理論の82.3%) 分析(無水物質に対して): C57,68 H6,92 N13,45 O21,95(計算値) C57,39 H7,18 N13,22 b)N,N′−ビス[13−カルボキシ−4−オキソ−6,9−ビス(カルボキ シメチル)−12−(エトキシカルボキシメチル)−3,6,9,12−テトラ アザトリデシル]−メソポルフィリン−IX−13,17−ジアミド、ジガドリニ ウム錯体 例2aで製造された配位子1.458g(1mモル) を水400ml中に溶かす。2n苛性ソーダ水溶液の添加によりPH7に調整し 、かつ酢酸ガドリニウム−4水和物894.2mg(2.2mモル)及び2n苛 性ソーダ水溶液を交互に小量宛て添加し、その結果、反応混合物のPH−値は、 常に6.8から7.2までの間を揺れ動く。酢酸ガドリニウムを全部添加した後 、室温で1晩後撹拌する。後処理のために濾過し、溶剤を真空中で除去し、残分 をシリカゲルRP−18のクロマトグラフィー(溶離剤:H2O/テトラヒドロ フラン;テトラヒドロフラン:0〜30%)にかける。 収量:赤褐色粉末 1.33g(理論の73.3%) 分析(無水物質に対して): C47,61 H5,37 N11,10 Gd17,81 O18,12(計算値) C47,32 H5,52 N10,85 Gd17,69 c)N,N′−ビス[13−カルボキシラト−4−オキソ−6,8,12−トリ ス−(カルボキシラトメチル)−3,6,9,12−テトラアザトリデシル]− メソポルフィリン−IX−13,17−ジアミド、ジガドリニウム錯体、二ナトリ ウム塩 例2aで製造された配位子1.458g(1mモル)を水400ml中に溶か す。10モル苛性ソーダ水溶液の添加によりpH13に調整し、かつ室温で5時 間撹拌する。エステル基のけん化が完結した後、濃塩酸でpH7に調整し、例2 bに記載のようにして、酢酸 ガドリニウム−4水和物894.2mg(2.2mモル)で錯化し、後処理し、 かつ精製する。 収量:赤褐色粉末 980mg(理論の55.9%) 分析(無水物質に対して): C45,20 H4,83 N11,18 Gd17,93 Na2,62 O18,24(計算値) C44,92 H5,09 N10,99 Gd17,71 Na2,71 例3 a)N,N′−ビス−(3−アミノプロピル)−メソポルフィリン−IX−13, 17−ジアミド メソポルフィリン−IX−ジメチルエステル1g(1.68mモル)を封管中で 1,3−ジアミノプロパン300ml及び無水ピリジン200ml中に懸濁させ る。窒素を上層した後で、封管中で、150℃で3日間加熱する。反応終了後に 、真空中で蒸発濃縮し、残分をピリジン/ジエチルエーテルから繰り返し再結晶 させる。 収量:赤褐色粉末 930mg(理論の81.5%) 分析(無水物質に対して): C7O,76 H8,02 N16,50 O4,71(計算値) C7O,49 H8,12 N16,31 b)N,N′−ビス[14−カルボキシ−5−オキソ−7,10−ビス−(カル ボキシメチル)−13−(エトキシカルボキシメチル)−4,7,10,13 −テトラアザテトラデシル]−メソポルフィリン−IX−13,17−ジアミド 3−エトキシ−カルボニルメチル−6−[2−(2,6−ジオキソモルホリノ )エチル]−3,6−ジアザオクタン二酸(DTPA−モノエチルエステル−モ ノアンヒドリド)806.8mg(2mモル)を無水ジメチルホルムアミド25 0ml中に懸濁させる。窒素を上層し、トリエチルアミン1.01g(10mモ ル)及びN,N′−ビス(3−アミノプロピル)−メソポルフィリン−IX−13 ,17−ジアミド(例3a)679mg(1mモル)を添加し、生じた反応混合 物を室温で3日間撹拌する。反応終了後に濾過し、溶剤を真空中で除去し、残存 する油状物をジエチルエーテル500mlと擦り混ぜる。析出した固体をジエチ ルエーテル及びヘキサンで洗浄する。精製のために、シリカゲルRP−18のク ロマトグラフィー(溶離剤:H2O/テトラヒドロフラン;テトラヒドロフラン :0〜30%)にかける。 収量:赤褐色粉末 1.20g(理論の80.8%) 分析(無水物質に対して): C58,21 H7,06 N13,20 O21,40(計算値) C57,93 H7,24 N13,01 c)N,N′−ビス[14−カルボキシラト−5−オキソ−7,10−ビス−( カルボキシラトメチル)− 13−(エトキシカルボキシメチル)−4,7,10,13−テトラアザテトラ デシル]−メソポルフィリン−IX−13,17−ジアミド、ジガドリニウム錯体 例3bで製造された配位子1.49g(1mモル)を水400ml中に溶かす 。2n苛性ソーダ水溶液の添加によりpH7に調整し、かつ酢酸ガドリニウム− 4水和物894.2mg(2.2mモル)及び2n苛性ソーダ水溶液を交互に小 量宛て添加し、その結果、反応混合物のpH−値は、常に6.8から7.2まで の間を揺れ動く。酢酸ガドリニウムを全部添加した後、室温で1晩後撹拌する。 後処理のために濾過し、溶剤を真空中で除去し、残分をシリカゲルRP−18の クロマトグラフィー(溶離剤:H2O/テトラヒドロフラン;テトラヒドロフラ ン:0〜30%)にかける。 収量:赤褐色粉末 1.01g(理論の56.3%) 分析(無水物質に対して): C48,20 H5,51 N10,93 Gd17,53 O17,83(計算値) C47,95 H5,71 N10,71 Gd17,24 d)N,N′−ビス[14−カルボキシラト−5−オキソ−7,10,13−ト リス−(カルボキシラトメチル)−4,7,10,13−テトラアザテトラデシ ル]−メソポルフィリン−IX−13,17−ジアミド、ジガドリニウム錯体、二 ナトリウム塩 例3bで製造された配位子1.49g(1mモル) を水400ml中に溶かす。10モル苛性ソーダ水溶液の添加によりpH13に 調整し、かつ室温で5時間撹拌する。エステル基のけん化が完結した後、濃塩酸 でpH7に調整し、例3cに記載のようにして、酢酸ガドリニウム−4水和物8 94.2mg(2.2mモル)で錯化し、後処理し、かつ精製する。 収量:赤褐色粉末 935mg(理論の52.5%) 分析(無水物質に対して): C45,83 H4,98 N11,00 Gd17,65 Na2,58 O17,96(計算値) C45,58 H5,13 N10,79 Gd17,45 Na2,72 例4 a)N,N′−ビス(4−アミノブチル)−メソポルフィリン−IX−13,17 −ジアミド メソポルフィリン−IX−ジメチルエステル1g(168mモル)を封管中で溶 融1,4−ジアミノブタン300ml及び無水ピリジン200ml中に懸濁させ る。窒素を上層した後で、封管中で、150℃で3日間加熱する。真空中で蒸発 濃縮し、残分にジエチルエーテル500mlを添加し、析出した固体を濾別し、 十分なジエチルエーテルで後洗浄する。粗生成物をピリジン/ジエチルエーテル からの再結晶により精製する。 収量:赤褐色粉末 953mg(理論の80.21%) 分析(無水物質に対して): C71,35 H8,27 N15,85 O4,53(計算値) C71,08 H8,10 N15,57 b)N,N′−ビス[15−カルボキシ−6−オキソ−8,11−ビス−(カル ボキシメチル)−14−(エトキシカルボキシメチル)−5,8,11,14− テトラアザペンタデシル]−メソポルフィリン−IX−13,17−ジアミド 3−エトキシ−カルボニルメチル−6−[2−(2,6−ジオキソモルホリノ )エチル]−3,6−ジアザオクタンニ酸(DTPA−モノエチルエステル−モ ノアンヒドリド)806.8mg(2mモル)を無水ジメチルホルムアミド25 0ml中に懸濁させる。窒素を上層し、トリエチルアミン1.01g(10mモ ル)及びN,N′−ビス(4−アミノブチル)−メソポルフィリン−IX−13, 17−ジアミド(例4a)707mg(1mモル)を添加し、生じた反応混合物 を室温で3日間撹拌する。反応終了後に濾過し、溶剤を真空中で除去し、残存す る油状物をジエチルエーテル500mlと擦り混ぜる。析出した固体を濾別し、 ジエチルエーテル及びヘキサンで洗浄する。精製のために、シリカゲルRP−1 8のクロマトグラフィー(溶離剤:テトラヒドロフラン/H2O;テトラヒドロ フラン:0〜30%)にかける。 収量:赤褐色粉末 1.24g(理論の81.9%) 分析(無水物質に対して): C58,72 H7,19 N12,95 O21,14(計算値) C58,51 H7,28 N12,68 c)N,N′−ビス[15−カルボキシラト−6−オキソ−8,11−ビス−( カルボキシラトメチル)−14−(エトキシカルボキシメチル)−5,8,11 ,14−テトラアザペンタデシル]−メソポルフィリン−IX−13,17−ジア ミド、ジガドリニウム錯体 例4bで製造された配位子1.51g(1mモル)を水400ml中に溶かす 。2n苛性ソーダ水溶液の添加によりpH7に調整し、かつ酢酸ガドリニウム− 4水和物894.2mg(2.2mモル)及び2n苛性ソーダ水溶液を交互に小 量宛て添加し、その結果、反応混合物のpH−値は、常に6.8から7.2まで の間を揺れ動く。酢酸ガドリニウムを全部添加した後、室温で1晩後撹拌する。 後処理のために濾過し、溶剤を真空中で除去し、残分をシリカゲルRP−18の クロマトグラフィー(溶離剤:H2O/テトラヒドロフラン;テトラヒドロフラ ン:0〜30%)にかける。 収量:赤褐色粉末 1.31g(理論の71.9%) 分析(無水物質に対して): C48,78 H5,64 N10,76 Gd17,26 O17,56 (計算値) C48,49 H5,83 N10.48 Gd17,06 d)N,N′−ビス[15−カルボキシラト−6−オキソ−8,11,14−ト リス−(カルボキシラトメチル)−5,8,11,14−テトラアザペンタデシ ル]−メソポルフィリン−IX−13,17−ジアミド、ジガドリニウム錯体、二 ナトリウム塩 例4bで製造された配位子1.51g(1mモル)を水400ml中に溶かす 。10モル苛性ソーダ水溶液の添加によりPH13に調整し、かつ室温で5時間 撹拌する。エステル基のけん化が完結した後、濃塩酸でPH7に調整し、例4c に記載のようにして、酢酸ガドリニウム−4水和物894.2mg(2.2mモ ル)で錯化し、後処理し、かつ精製する。 収量:赤褐色粉末 1.29g(理論の71.3%) 分析(無水物質に対して): C46,45 H5,12 N10,83 Gd17,37 Na2,54 O17,68(計算値) C46,42 H5,23 N10,75 Gd17,27 Na2,61 例5 a)N,N′−ビス(5−アミノペンチル)−メソポルフィリン−IX−13,1 7−ジアミド メソポルフィリン−IX−ジメチルエステル1g(1.68mモル)を封管中で 溶融1,5−ジアミノペンタン300ml及び無水ピリジン200ml中に懸濁 させる。窒素を上層した後で、封管中で、150℃で3日間加熱する。中真空中 で蒸発濃縮し、残分にジエチ ルエーテル500mlを添加し、析出した固体を濾別し、かつ十分なジエチルエ ーテルで後洗浄する。粗生成物をピリジン/ジエチルエーテルからの再結晶によ り精製する。 収量:赤褐色粉末 932mg(理論の75.5%) 分析(無水物質に対して): C71,90 H8,50 N15,24 O4,35 (計算値) C71,92 H8,35 N14,99 b)N,N′−ビス[16−カルボキシ−7−オキソ−9,12−ビス−(カル ボキシメチル)−15−(エトキシカルボキシメチル)−6,9,12,15− テトラアザヘキサデシル]−メソポルフィリン−IX−13,17−ジアミド 3−エトキシ−カルボニルメチル−6−[2−(2,6−ジオキソモルホリノ )エチル]−3,6−ジアザオクタン二酸(DTPA−モノエチルエステル−モ ノアンヒドリド)806.8mg(2mモル)を無水ジメチルホルムアミド25 0ml中に懸濁させる。窒素を上層し、トリエチルアミン1.01g(10mモ ル)及びN,N′−ビス(5−アミノペンチル)−メソポルフィリン−IX−13 ,17−ジアミド(例5a)735mg(1mモル)を添加し、生じた反応混合 物を室温で3日間撹拌する。反応終了後に濾過し、溶剤を真空中で除去し、残存 する油状物をジエチルエーテル 500mlと擦り混ぜる。沈殿した固体を濾別し、ジエチルエーテル及びヘキサ ンで洗浄する。精製のために、シリカゲルRP−18のクロマトグラフィー(溶 離剤:テトラヒドロフラン/H2O;テトラヒドロフラン:0〜30%)にかけ る。 収量:赤褐色粉末 1.31g(理論の85.0%) 分析(無水物質に対して): C59,21 H7,32 N12,72 O20,75(計算値) C59,00 H7,51 N12,47 c)N,N′−ビス[16−カルボキシラト−7−オキソ−9,12−ビス−( カルボキシラトメチル)−15−(エトキシカルボキシメチル)−6,9,12 ,15−テトラアザヘキサデシル]−メソポルフィリン−IX−13,17−ジア ミド、ジガドリニウム錯体 例5bで製造された配位子1.54g(1mモル)を水400ml中に溶かす 。2n苛性ソーダ水溶液の添加によりpH7に調整し、かつ酢酸ガドリニウム− 4水和物894.2mg(2.2mモル)及び2n苛性ソーダ水溶液を交互に小 量宛て添加し、その結果、反応混合物のpH−値−は、常に6.8から7.2ま での間を揺れ動く。酢酸ガドリニウムを全部添加した後、室温で1晩後撹拌する 。後処理のために濾過し、溶剤を真空中で除去し、残分をシリカゲルRP−18 のクロマトグラフィー(溶離剤:テトラヒドロフラン/H2 O;テトラヒドロフラン:0〜30%)にかける。 収量:赤褐色粉末 1.26g(理論の68.1%) 分析(無水物質に対して): C49,34 H5,77 N10,60 Gd17,00 O17,29(計算値) C49,08 H6,02 N10,41 Gd16,73 d)N,N′−ビス[16−カルボキシラト−7−オキソ−9,12,15−ト リス−(カルボキシラトメチル)−6 9,12,15−テトラアザヘキサデシ ル]−メソポルフィリン−IX−13,17−ジアミド、ジガドリニウム錯体、二 ナトリウム塩 例5bで製造された配位子1.54g(1mモル)を水400ml中に溶かす 。10モル苛性ソーダ水溶液の添加によりpH13に調整し、かつ室温で5時間 撹拌する。エステル基のけん化が完結した後、濃塩酸でpH7に調整し、例5c に記載のようにして、酢酸ガドリニウム−4水和物894.2mg(2.2mモ ル)で錯化し、後処理し、かつ精製する。 収量:赤褐色粉末 1.49g(理論の81.1%) 分析(無水物質に対して): C47,05 H5,26 N10,67 Gd17,11 Na2,50 O17,11(計算値) C39,87 H5,45 N10,38 Gd17,01 Na2,73 例6 a)N,N′−ビス−(4−アミノメチルベンジル) −メソポルフィリン−IX−13,17−ジアミド メソポルフィリン−IX−ジメチルエステル1g(1.68mモル)を封管中で 溶融p−キシレンジアミン300ml及び無水ピリジン200ml中に懸濁させ る。窒素を上層した後で、反応混合物を150℃で3日間撹拌する。反応終了後 に、ピリジン及び過剰のp−キシレンジアミンを中真空中で留去し、残分をピリ ジン/ジエチルエーテルから繰り返し再結晶させる。 収量:赤褐色粉末 921mg(理論の68.3%) 分析(無水物質に対して): C74,78 H7,28 N13,95 O3,98(計算値) C74,51 H7,15 N13,78 b)N,N′−ビス{4−[12−カルボキシ−3−オキソ−5,8−ビス−( カルボキシメチル)−11−(エトキシカルボキシメチル)−2,5,8,11 −テトラアザドデシル]ベンジル}−メソポルフィリン−IX−13,17−ジア ミド 3−エトキシ一カルボニルメチル−6−[2−(2,6−ジオキソモルホリノ )エチル]−3,6−ジアザオクタンニ酸(DTP−A−モノエチルエステルモ ノアンヒドリド)806.8mg(2mモル)を無水ジメチルホルムアミド25 0ml中に懸濁させる。窒素を上層し、トリエチルアミン1.01g(10mモ ル)及びN,N′−ビス−(4−アミノメチルベンジル) −メソポルフィリン−IX−13,17−ジアミド(例6a)803mg(1mモ ル)を添加し、生じた反応混合物を室温で3日間撹拌する。反応終了後に濾過し 、溶剤を真空中で除去し、残存する油状物をジエチルエーテル500mlと擦り 混ぜる。析出した固体を濾別し、ジエチルエーテル及びヘキサンで洗浄する。精 製のために、シリカゲルRP−18のクロマトグラフィー(溶離剤:テトラヒド ロフラン/H2O;テトラヒドロフラン:0〜30%)にかける。 収量:赤褐色粉末 923mg(理論の57.3%) 分析(無水物質に対して): C61,18 H6,76 N12,18 O19,88(計算値) C61,02 H6,92 N11,98 c)N,N′−ビス{4−[12−カルボキシ−3−オキソ−5,8−ビス−( カルボキシラトメチル)−11−(エトキシカルボキシメチル)−2,5,8, 11−テトラアザドデシル]ベンジル}−メソポルフィリン−IX−13,17− ジアミド、ジガドリニウム錯体 例6bで製造された配位子1.61g(1mモル)を水400ml中に溶かす 。2n苛性ソーダ水溶液の添加によりpH7に調整し、かつ酢酸ガドリニウム− 4水和物894.2mg(2.2mモル)及び2n苛性ソーダ水溶液を交互に小 量宛て添加し、その結果、 反応混合物のpH−値は、常に6.8から7.2までの間を揺れ動く。酢酸ガド リニウムを全部添加した後、室温で1晩後撹拌する。後処理のために濾過し、溶 剤を真空中で除去し、残分をシリカゲルRP−18のクロマトグラフィー(溶離 剤:テトラヒドロフラン/H2O;テトラヒドロフラン:0〜30%)にかける 。 収量:赤褐色粉末 985mg(理論の51.3%) 分析(無水物質に対して): C51,34 H5,36 N10,22 Gd16,39 O16,68(計算値) C51,08 H5,47 N9,91 Gd16,22 d)N,N′−ビス{4−[12−カルボキシラト−3−オキソ−5,8,11 −トリス−(カルボキシラトメチル)−2,5,8,11−テトラアザドデシル ]ベンジル}−メソポルフィリン−IX−13,17−ジアミド、ジガドリニウム 錯体、二ナトリウム塩 例6bで製造された配位子1.61g(1mモル)を水400ml中に溶かす 。10モル苛性ソーダ水溶液の添加によりPH13に調整し、かつ室温で5時間 撹拌する。エステル基のけん化が完結した後、濃塩酸でpH7に調整し、例−6 cに記載のようにして、酢酸ガドリニウム−4水和物894.2mg(2.2m モル)で錯化し、後処理し、かつ精製する。 収量:赤褐色粉末 1.23g(理論の64.5%) 分析(無水物質に対して): C49,15 H4,87 N10,29 Gd16,50 Na2,41 O16,79(計算値) C48,98 H4,95 N10,12 Gd16,31 Na2,53 例7 a)N,N′−ビス−ブチル−メソポルフィリン−IX−13,17−ジアミド メソポルフィリン−IX−ジメチルエステル1g(1.68mモル)を封管中で 無水ピリジン100ml及びn−ブチルアミン300ml中に懸濁させる。窒素 を上層し、反応混合物を150℃で3日間加熱する。反応終了後に、真空中で蒸 発濃縮し、残分をクロロホルム500ml中にいれ、10%水性クエン酸100 mlで3回、炭酸水素ナトリウム飽和溶液100mlで3回洗浄し、硫酸ナトリ ウム上で乾燥させ、かつ溶剤を真空中で除去する。アミドの精製は、酸化アルミ ニウムのクロマトグラフィー(溶離剤:クロロホルム/メタノール99:1)に より行う。 収量:紫色粉末 1.03g(理論の90.5%) 分析(無水物質に対して): C74,52 H8,34 N12,41 O4,73 (計算値) C74,28 H8,44 N12,32 b)3,8−ジエチル−2,7,12,18−テトラメチル−13,17−ビス (n−ブチルアミノプロピル)−ポルフィリン N,N′−ビス−ブチル−メソポルフィリン−IX−13,17−ジアミド(例 7a)677mg(1mモル)を窒素雰囲気下に無水テトラヒドロフラン150 ml中に溶かす。水素化ホウ素リチウム350mg(16.1モル)、塩化トリ メチルシリルを添加し、生じた反応混合物を室温で3日間撹拌する。反応終了後 にメタノール20ml、引き続いて水200mlを滴加し、2モル塩酸でpH1 に調整し0.5時間撹拌し、2モル水酸化ナトリウム水溶液でpH13に調整し 、かつ更に0.5時間撹拌する。反応生成物を、クロロホルム100mlで3回 抽出し、有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥させる。アミンの精製をシリカゲルの クロマトグラフィー(溶離剤:クロロホルム/メタノール;メタノール:0〜5 0%)により行う。 収量:紫色粉末 362mg(理論の55.8%) 分析(無水物質に対して): C77,73 H9,32 N12,95(計算値) C77,48 H9,30 N12,76 c)3,8−ジエチル−2,7,12,18−テトラメチル−13,17−ビス [4,7,10,13−テトラアザ−4−ブチル−5−オキソ−7,10,13 −トリス(カルボキシメチル)−13−エトキシカルボキシメチル−トリデシル ]−ポルフィリン 3−エトキシ−カルボニルメチル−6−[2−(2, 6−ジオキソモルホリノ)エチル]−3,6−ジアザオクタン二酸(DTPA− モノエチルエステル−モノアンヒドリド)806.8mg(2mモル)を無水ジ メチルホルムアミド250ml中に懸濁させる。窒素を上層し、トリエチルアミ ン1.01g(10mモル)及び3,8−ジエチル−2,7,12,18−テト ラメチル−13,17−ビス(n−ブチルアミノプロピル)−ポルフィリン(例 7b)649mg(1mモル)を添加し、生じた反応混合物を室温で3日間撹拌 する。反応終了後に濾過し、溶剤を真空中で除去し、残存する油状物をジエチル エーテル500mlと擦り混ぜる。沈殿した固体を濾別し、ジエチルエーテル及 びn−ヘキサンで洗浄する。精製のために、シリカゲルRP−18のクロマトグ ラフィー(溶離剤:H2O/テトラヒドロフラン;テトラヒドロフラン:0〜3 0%)にかける。 収量:赤褐色粉末 1.05g(理論の72.1%) 分析(無水物質に対して): C61,05 H7,62 N11,55 O19,78(計算値) C60,89 H7,72 N11,31 d)3,8−ジエチル−2,7,12,18−テトラメチル−13,17−ビス −[4,7,10,13−テトラアザ−4−ブチル−5−オキソ−7,10,1 3−トリス(カルボキシラトメチル)−13−エトキ シカルボキシメチル−トリデシル]−ポルフィリン、ジガドリニウム錯体 例7cで製造された配位子1.46g(1mモル)を水400ml中に溶かす 。2モル苛性ソーダ溶液の添加によりPH7に調整し、かつ酢酸ガドリニウム− 4水和物894.2mg(2.2mモル)及び2モル苛性ソーダ溶液を交互に小 量宛て添加し、その結果、反応混合物のPH−値は、常に6.8から7.2まで の間を揺れ動く。酢酸ガドリニウムを全部添加した後、室温で1晩後撹拌する。 後処理のために、溶剤を真空中で除去し、残分をシリカゲルRP−18のクロマ トグラフィー(溶離剤:H2O/テトラヒドロフラン;テトラヒドロフラン:0 〜30%)にかける。 収量:赤褐色粉末 721mg(理論の40.9%) 分析(無水物質に対して): C50,38 H5,94 N9,53 Gd17,83 O16,32(計算値) C50,02 H5,99 N9,38 Gd17,73 e)3,8−ジエチル−2,7,12,18−テトラメチル−13,17−ビス [4,7,10,13−テトラアザ−4−ブチル−5−オキソ−7,10,13 ,13−テトラ(カルボキシラトメチル)−トリデシル]−ポルフィリン、ジガ ドリニウム錯体、二ナトリウム塩 例7cで製造された配位子1.46g(1mモル) を水400ml中に溶かす。10モル苛性ソーダ水溶液の添加によりpH13に 調整し、かつ室温で5時間撹拌する。エステル基のけん化が完結した後、濃塩酸 でpH7.0に調整し、例7dに記載のようにして、酢酸ガドリニウム−4水和 物894.2mg(2.2mモル)で錯化し、後処理し、かつ精製する。 収量:赤褐色粉末 1.32g(理論の75.3%) 分析(無水物質に対して): C47,99 H5,41 N9,59 Gd17,95 Na2,62 O16,44(計算値) C47,76 H5,63 N9,31 Gd17,81 Na2,79 例8 a)N,N′−ビス−ベンジル−メソポルフィリン−IX−13,17−ジアミド メソポルフィリン−IX−ジメチルエステル1g(1.68mモル)を窒素雰囲 気下で還流下にベンジルアミン500ml中で48時間煮沸する。反応終了後に 、真空中で蒸発濃縮し、残分をクロロホルム500ml中にいれ、有機相を5% 水性クエン酸150mlで3回洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、かつ真空 中で蒸発濃縮する。クロロホルム/メタノールから晶出させる。 収量:赤紫色粉末 920mg(理論の73.5%) 分析(無水物質に対して): C77,39 H7,04 N11,28(計算値) C77,41 H6,93 N11,42 b)3,8−ジエチル−2,7,12,18−テトラメチル−13,17−ビス (ベンジルアミノプロピル)−ポルフィリン N,N′−ビス−ベンジル−メソポルフィリン−13,17−ジアミド745 mg(1mモル)を窒素雰囲気下に無水テトラヒドロフラン150ml中に溶か す。水素化ホウ素リチウム350mg(16.1mモル)、塩化トリメチルシリ ル2mlを添加し、生じた反応混合物を室温で3日間撹拌する。反応終了後にメ タノール20ml、引き続いて水200mlを滴加し、2モル塩酸でpH1に調 整し、0.5時間撹拌し、2モル苛性ソーダ溶液でpH13に調整し、かつ更に 0.5時間撹拌する。反応生成物を、クロロホルム100mlで3回抽出し、有 機相を硫酸ナトリウム上で乾燥させる。アミンの精製をシリカゲルのクロマトグ ラフィー(溶離剤:クロロホルム/メタノール;メタノール:0〜50%)によ り行う。 収量:赤紫色粉末 425mg(理論の59.3%) 分析(無水物質に対して): C8O,41 H7,87 N11,72 (計算値) C80,20 H7,92 N11,45 c)3,8−ジエチル−2,7,12,18−テトラメチル−13,17−ビス [4,7,10,13−テトラアザ−4−ベンジル−5−オキソ−7,10,1 3−トリス(カルボキシメチル)−13−エトキシカルボキシメチル−トリデシ ル]−ポルフィリン 3−エトキシ−カルボニルメチル−6−[2−(2,6−ジオキソモルホリノ )エチル]−3,6−ジアザオクタンニ酸(DTPA−モノエチルエステル−モ ノアンヒドリド)806.8mg(2mモル)を無水ジメチルホルムアミド25 0ml中に懸濁させる。窒素を上層し、トリエチルアミン1.01g(10mモ ル)及び3,8−ジエチル−2,7,12,18−テトラメチル−13,17− ビス(ベンジルアミノプロピル)−ポルフィリン(例8b)717mg(1mモ ル)を添加し、生じた反応混合物を室温で3日間撹拌する。反応終了後に濾過し 、溶剤を真空中で除去し、残存する油状物をジエチルエーテル500mlと擦り 混ぜる。沈殿した固体を濾別し、ジエチルエーテル及びn−ヘキサンで洗浄する 。精製のために、シリカゲルRP−18のクロマトグラフィー(溶離剤:H2O /テトラヒドロフラン;テトラヒドロフラン:0〜30%)にかける。 収量:赤褐色粉末 1.25g(理論の82%) 分析(無水物質に対して): C63,06 H7,01 N11,03 O18,90(計算値) C62,89 H7,14 N11,18 d)3,8−ジエチル−2,7,12,18−テトラメチル−13,17−ビス [4,7,10,13−テトラアザ−4−ベンジル−5−オキソ−7,10,1 3−トリス(カルボキシラトメチル)−13−エトキシカルボキシメチル−トリ デシル]−ポルフィリン、ジガドリニウム錯体 例8cで製造された配位子1.52g(1mモル)を水400ml中に溶かす 。2モル苛性ソーダ溶液の添加によりpH7に調整し、かつ交互に酢酸ガドリニ ウム−4水和物894.2mg(2.2mモル)及び2モル苛性ソーダ溶液を小 量宛て添加し、その結果、反応混合物のpH−値は、常に6.8から7.2まで の間を揺れ動く。酢酸ガドリニウムを全部添加した後、室温で1晩後撹拌する。 後処理のために、溶剤を真空中で除去し、残分をシリカゲルRP−18のクロマ トグラフィー(溶離剤:H2O/テトラヒドロフラン;テトラヒドロフラン:0 〜30%)にかける。 収量:赤褐色粉末 1.01g(理論の55.1%) 分析(無水物質に対して): C52,44 H5,50 N9,17 Gd17,16 O15,72(計算値) C52.17 H5,81 N9,03 Gd17,02 e)3,8−ジエチル−2,7,12,18−テトラメチル−13,17−ビス [4,7,10,13−テトラアザ−4−ベンジル−5−オキソ−7,10,1 3,13−テトラ(カルボキシラトメチル)−トリデシル]−ポルフィリン、ジ ガドリニウム錯体、二ナトリウム塩 例8cで製造された配位子1.52g(1mモル)を水400ml中に溶かす 。10モル苛性ソーダ水溶液の添加によりpH13に調整し、かつ室温で5時間 撹拌する。エステル基のけん化が完結した後、濃塩酸でpH7に調整し、例8d に記載のようにして、酢酸ガドリニウム−4水和物894.2mg(2.2mモ ル)で錯化し、後処理し、かつ精製する。 収量:赤褐色粉末 1.12g(理論の61.5%) 分析(無水物質に対して): C50,15 H4,98 N9,23 Gd17,28 Na2,53 O15,82(計算値) C50,02 H4,99 N9,05 Gd17,03 Na2,68 例9 a)10−[2,6,7−トリヒドロキシ−4−オキサ−ヘプチル]−1,4, 7−トリス−カルボキシメチル−1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン 2,2−ジメチル−4−(2′,3′−エポキシ)−プロポキシ−メチル−1 ,3−ジオキソラン19.56g(103.92mモル)及び1,4,7−トリ スカルボキシメチル−1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン(=DO3 A)10g(28.86mモル)をジオキサン50ml/水80mlからの混合 物中に溶かし、PH−値を6N苛性カリ溶液でPH10にする。70℃で24時 間撹拌する。蒸発乾固させ、残分を水200ml/メタノール50mlにいれ、 t−ブチル−メチルエーテル100mlで2回抽出する。水溶液を5N塩酸でp H3に調整し、蒸発乾固させる。残分をメタノール200ml/ジクロルメタン 80mlを用いて煮出(抽出)す。氷浴中で冷却し、沈殿した塩化カリウムを濾 別する。濾液を真空中で蒸発濃縮し、残分を水45ml/エタノール20ml中 に溶かし、引き続いてポリ(4−ビニルピリジン)からなるカラムに入れる。生 成物をエタノール/水(1:3)からなる溶液で溶出する。真空中での蒸発濃縮 後に、残分を逆相カラムクロマトグラフィー(PP−18/展開剤、水/テトラ ヒドロフランからなる勾配)にかける。主フラクションの蒸発濃縮により、強吸 湿性の ガラス質固体10.13g(理論の71%)が得られる。 分析(無水物質に対して): C48,57 H7,74 N11,33 (計算値) C48,46 H7,81 N11,24 b)10−(2,6,7−トリヒドロキシ−4−オキサ−ヘプチル)−1,4, 7−トリス−カルボキシメチル−1,4,7,10−テトラアザシクロドデカン のGd−錯体 例9aからの表題化合物8.56g(17.3mモル)を脱イオン水50ml に溶かし、酸化ガドリニウム3.13g(8.65mモル)を添加する。90℃ で3時間加熱する。冷却された溶液を酸性イオン交換体(AMB252c)3m l及び弱塩基性交換体(IRA67)3mlと共に1時間撹拌する。交換体を濾 別し、濾液を凍結乾燥させる。 収量:無色無定形粉末 11.0g(理論の98%) 分析(無水物質に対して): C37,03 H5,44 N8,64 Gd24,24(計算値) C37,00 H5,51 N8,57 Gd24,18 同様にして、酸化イットリウムを用いて、相応する10−(2,6,7−トリ ヒドロキシ−4−オキサ−ヘプチル)−1,4,7−トリス−カルボキシメチル −1,4,7,10−テトラアザシクロドデカンのイットリウム錯体が得られる 。 c)N,N′−ビス{4,7,10−トリス(カルボキシラトメチル)−1,4 ,7,10−テトラアザシクロデシル}−5−ヒドロキシ−3−オキサヘキシル アミノ}−メソポルフィリン−IX−13,17−ジアミド、ジガドリニウム錯体 例9bからのGd−錯体3.89g(6mモル)をメタノール40ml中に溶 かし、過ヨウ素酸ナトリウム2.57g(12mモル)を添加し、遮光下に4時 間撹拌する。次いで、不溶物を濾別し、濾液を凍結乾燥させる。残分に無水ジメ チルホルムアミド500mlを添加する。窒素を上層し、トリエチルアミン6. 06g(60mモル)及びメソポルフィリン−IX−13,17−ジヒドラジド1 .78g(3mモル)を添加し、かつ室温で3日間撹拌する。真空中で蒸発乾固 させ、残分に緩衝液(pH9.0:Riedel de Haen,Borax/HCl)75mlを添 加し、ナトリウムシアノボロヒドリド1.13g(18mモル)を添加し、もう 1度、窒素下に室温で6日間撹拌する。シリカゲルRP−18の中性溶液のクロ マトグラフィーにより赤褐色粉末2.8g(理論の52%)が得られる。 分析(無水物質に対して): C48,20 H5,73 N12,49 Gd17,52 (計算値) C48,38 H5,90 N12,27 Gd17,63 同様にして、イットリウム錯体(例9b)からジイットリウム錯体が得られる 。 d)N,N′−ビス{4,7,10−トリス(カルボキシラトメチル)−1,4 ,7,10−テトラアザシクロドデシル}−5−ヒドロキシ−3−オキサヘキシ ル−(1′−オキソ−3′−オキサ−4′−カルボキシラトブチル)−アミノ} −メソポルフィリン−IX−13,17−ジアミド、ジガドリニウム錯体、二ナト リウム塩 例9cからの表題化合物2.5g(1.41mモル)をN,N−ジメチルホル ムアミド200ml中に溶かし、かつピリジン10mlを添加する。次いで、無 水ジグリコール酸3.48g(30mモル)を添加し、室温で4日間撹拌する。 真空中で蒸発乾固させ、残分を20%水性酢酸20ml中にいれ、再び蒸発乾固 させる。残分をシリカゲルRP−18のクロマトグラフィーにかける。主フラク ションを集め、蒸発乾固させる。残分を水200ml中に溶かし、かつ溶液のp H−値を0.1N苛性ソーダ溶液でpH7.2に調整する。溶液を濾過し、濾液 を乾燥させる。赤褐色粉末2.17g(理論の75%)が得られる。 分析(無水物質に対して): C45,74 H5,41 N10,94 Gd15,35 Na2,24(計算値) C45,51 H5,60 N10,72 Gd15,14 Na2,01 例10 a)3,8−ビス−(ヒドロキシメチル)−ジューテロポルフィリン−IX−ジメ チルエステル 3,8−ジホルミル−ジューテロポルフィリン−IX−ジメチルエステル(H.Fi scher,K.O.Deilmann,Hoppe Seyler's Z.phys.Chem.280,186〜216(1944))1 .00g(1.67mモル)をクロロホルム700ml及びメタノール300m lからなる混合物に溶かす。溶液を0℃まで冷却し、撹拌下に水素化ホウ素ナト リウム1.00g(26.43mモル)を少量宛て添加する。バッチを室温まで 加温し、2倍希釈酢酸で中和し、真空中で蒸発乾固させる。残分を塩化メチレン にいれ、炭酸水素ナトリウム飽和溶液で振出し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、 濾過し、蒸発濃縮し、かつ塩化メチレン/ジエチルエーテルから再結晶させる。 収量:赤褐色粉末 0.92g(理論の92%) 分析(無水物質に対して): C68,21 H6,40 N9,36 O16,03(計算値) C68,01 H6,35 N9,22 b)3,8−ビス−(メトキシメチル)−ジューテロポルフィリン−IX−ジメチ ルエステル 3,8−ビス−(ヒドロキシメチル)−ジューテロポルフィリン−IX−ジメチ ルエステル(例10a)0.90g(1.44mモル)をオルトギ酸トリメチル エ ステル40ml、メタノール40ml及び硫酸8mlからの混合物中で還流下に 2時間加熱する。冷却後に、溶液を炭酸水素ナトリウムで中和し、塩化メチレン にいれ、かつ水で洗浄する。硫酸ナトリウム上での乾燥、濾過及び蒸発濃縮後に 固体残分を塩化メチレン/ジエチルエーテルから再結晶させる。 収量:赤褐色粉末 0.78g(理論の86%) 分析(無水物質に対して): C68,90 H6,75 N8,94 O15,32(計算値) C68,81 H6,71 N8,85 c)N,N′−ビス−(2−アミノエチル)−3,8−ビス−(メトキシメチル )−ジューテロポルフィリン−IX−13,17−ジアミド 3,8−ビス−(メトキシメチル)−ジューテロポルフィリン−IX−ジメチル エステル(例10b)0.70g(1.12mモル)をオートクレーブ中でピリ ジン80ml及び1,2−ジアミノエタン20mlからなる混合物中で、窒素で 上層した後、150℃で24時間加熱する。バッチを蒸発乾固させ、固体粗生成 物をピリジン/ジエチルエーテルからの再結晶により精製する。 収量:赤褐色粉末 0.63g(理論の83%) 分析(無水物質に対して): C66,84 H7,38 N16,41 O9,37(計算値) C66,68 H7,11 N16,42 d)N,N′−ビス−[13−カルボキシ−4−オキソ−6,9−ビス−(カル ボキシメチル)−12−(エトキシカルボニルメチル)−3,6,9,12−テ トラアザトリデシル]−3,8−ビス−(メトキシメチル)−ジューテロポルフ ィリン−IX−13,17−ジアミド 3−エトキシ−カルボニルメチル−6−[2−(2,6−ジオキソモルホリノ )−エチル]−3,6−ジアザオクタン二酸(DTPA−モノアンヒドリドモノ エチルエステル)0.71g(1.76mモル)を無水ジメチルホルムアミド1 00ml中に懸濁させる。窒素を上層し、トリエチルアミン0.89g(8.8 0mモル)及びN,N′−ビス−(2−アミノエチル)−3,8−ビス−(メト キシメチル)−ジューテロポルフィリン−IX−13,17−ジアミド(例10c )0.60g(0.88mモル)を添加し、室温で3日間撹拌する。濾過及び真 空中での蒸発濃縮後に、残分を、水/テトラヒドロフランを用いてシリカゲルR P−18のクロマトグラフィーにかけ、かつ真空中で蒸発乾固させる。 収量:赤褐色粉末 1.09g(理論の83%) 分析(無水物質に対して): C56,44 H6,77 N13,16 O23,63(計算値) C56,18 H6,63 N13,27 e)N,N′−ビス−[13−カルボキシラト−4−オキソ−6,9−ビス−( カルボキシラトメチル)−12−(エトキシカルボニルメチル)−3,6,9, 12−テトラアザトリデシル]−3,8−ビス−(メトキシメチル)−ジューテ ロポルフィリン−IX−13,17−ジアミド、ジガドリニウム錯体 例10dで)製造された配位子1.00g(0.67mモル)を水250ml 中に溶かす。2モル苛性ソーダ水溶液の添加によりpH7.0に調整し、かつ酢 酸ガドリニウム−4水和物0.60g(1.47mモル)及び2モル苛性ソーダ 水溶液を少量宛て添加し、その結果、反応混合物のPH−値は、常に6.8から 7.2までの間を揺れ動く。酢酸ガドリニウムを全部添加した後、室温で1晩後 撹拌する。後処理のために濾過し、溶剤を真空中で除去し、残分を、水/テトラ ヒドロフランを用いて、シリカゲルRP−18のクロマトグラフィーにかけ、か つ真空中で蒸発乾固させる。 収量:赤褐色粉末 0.87g(理論の72%) 分析(無水物質に対して): C46,76 H5,27 Gd17,49 N10,91 O19,58(計算値) C46,54 H5,23 Gd17,42 N10,75 f)N,N′−ビス−[13−カルボキシラト−4−オキソ−6,9,12−ト リス−(カルボキシラトメチル)−3,6,9,12−テトラアザトリデシル] −3,8−ビス−(メトキシメチル)−ジューテロポルフィリン−IX−13,1 7−ジアミド、ジガドリニウム錯体、二ナトリウム塩 例10dで製造された配位子1.00g(0.67mモル)を水200ml中 に溶かす。10規定の苛性ソーダ水溶液の添加によりPH13に調整し、かつ室 温で5時間撹拌する。エステルのけん化が完結した後、濃塩酸でpH7に調整し 、例10eに記載のようにして、酢酸ガドリニウム−4水和物0.60g(1. 47mモル)で錯化し、後処理し、かつ精製する。 収量:1.01(理論の84%) 分析(無水物質に対して): C44,39 H4,74 N10,98 Gd17,61 Na2,57 O19,71(計算値) C44,17 H4,68 N10,89 Gd17,65 Na2,63 例11 a)N−(2−アミノエチル)−3,8−ビス−(メトキシメチル)−ジューテ ロポルフィリン−IX−モノアミド−モノメチルエステル(異性体混合物) 3,8−ビス−(メトキシメチル)−ジューテロポルフィリン−IX−ジメチル エステル(例10b)0.70g(1.12mモル)をオートクレーブ中でピリ ジン90ml及び1,2−ジアミノエタン10mlからなる混合物中で、窒素で 上層した後、150℃で12時間加熱する。バッチを蒸発濃縮し、固体粗生成物 をピリジン/ジエチルエーテルからの再結晶により精製する。 収量:赤褐色粉末 0.56g(理論の86%) b)N−(2−アミノエチル)−3,8−ビス−(メトキシメチル)−ジューテ ロポルフィリン−IX−モノアミド−モノナトリウム塩(異性体混合物) 例11aで製造された化合物0.50g(0.75mモル)をピリジン100 ml及び1規定の苛性ソーダ溶液100mlからなる混合物中で50℃で2時間 撹拌し:次いで、真空中で蒸発濃縮する。残分を水100ml中に懸濁させ、懸 濁液を0.1規定の塩酸で中和させ、沈殿物を吸引濾過し、水で洗浄し、かつ真 空中で五酸化リン上で乾燥させる。 収量:赤褐色粉末 0.41g(理論の81%) c)N−[13−カルボキシ−4−オキソ−6,9−ビス−(カルボキシメチル )−12−(エトキシカルボニルメチル)−3,6,9,12−テトラアザトリ デシル]−3,8−ビス−(メトキシメチル)−ジューテロポルフィリン−IX− モノアミド−ナトリウム塩(異性体混合物) 3−エトキシ−カルボニルメチル−6−[2−(2,6−ジオキソモルホリノ )−エチル]−3,6−ジア ザオクタン二酸(DTPA−モノアンヒドリドモノエチルエステル)0.24g (0.60mモル)を無水ジメチルホルムアミド80ml中に懸濁させる。窒素 を上層し、トリエチルアミン0.30g(3.00mモル)及び例11bで製造 された化合物0.40g(0.60mモル)を添加し、室温で3日間撹拌する。 濾過及び真空中での蒸発濃縮後に、残分を、少量の水に懸濁させ、2規定の苛性 ソーダ溶液の添加によりpH7.2で溶かし、水/テトラヒドロフランを用いて シリカゲルRP−18のクロマトグラフィーにかけ、かつ溶出液を真空中で蒸発 乾固させる。 収量:赤褐色粉末 0.37g(理論の58%) 分析(無水物質に対して): C58,58 H6,43 N11,82 Na2,16 O21,01 (計算値) C58,49 H6,40 N11,58 Na2,35 d)N−[13−カルボキシラト−4−オキソ−6,9−ビス−(カルボキシラ トメチル)−12−(エトキシカルボニルメチル)−3,6,9,12−テトラ アザトリデシル]−3,8−ビス−(メトキシメチル)−ジューテロポルフィリ ン−IX−モノアミド、ガドリニウム錯体、ナトリウム塩(異性体混合物) 例11cで製造された配位子0.35g(0.33mモル)を水100ml中 に溶かす。2規定の苛性ソーダ水溶液の添加によりpH7.0に調整し、かつ酢 酸ガドリニウム−4水和物0.15g(0.36mモル)及び2規定の苛性ソー ダ水溶液を少量宛て添加し、その結果、反応混合物のpH−値は、常に6.8か ら7.2までの間を揺れ動く。酢酸ガドリニウムを全部添加した後、室温で1晩 後撹拌する。後処理のために濾過し、溶剤を真空中で除去し、残分を、水/テト ラヒドロフランを用いて、シリカゲルRP−18のクロマトグラフィーにかけ、 かつ溶出液を真空中で蒸発乾固させる。 収量:赤褐色粉末 0.33g(理論の81%) 分析(無水物質に対して): C51,18 H5,37 N10,33 Na1,88 Gd12,89 O18,35(計算値) C50,88 H5,35 N10,24 Na1,91 Gd12,90 e)N−[13−カルボキシラト−4−オキソ−6,9,12−トリス−(カル ボキシラトメチル)−3,6,9,12−テトラアザトリデシル]−3,8−ビ ス−(メトキシメチル)−ジューテロポルフィリン−IX−モノアミド、ジガドリ ニウム錯体、二ナトリウム塩(異性体混合物) 例12cで製造された配位子0.35(0.33mモル)を水100ml中に 溶かす。10モル苛性ソーダ水溶液の添加によりpH13に調整し、かつ室温で 5時間撹拌する。エステルのけん化が完結した後、濃塩酸でpH7に調整し、例 11dに記載のようにして、 酢酸ガドリニウム−4水和物0.15g(0.36mモル)で錯化し、後処理し 、かつ精製する。 収量:赤褐色粉末 0.33g(理論の83%) 分析(無水物質に対して): C49,46 H4,98 N10,38 Na3,79 Gd12,95 O18,45 (計算値) C49,35 H5,06 N10,27 Na3,85 Gd12,89 例12 a)マンガン(III)−[N,N′−ビス−(2−アミノエチル)−3,8−ビス −(メトキシメチル)−ジューテロポルフィリン−IX−13,17−ジアミド] −アセテート 例10cで製造された化合物0.60g(0.88mモル)を酢酸マンガン( II)3.00gと一緒に酢酸120ml中で、還流下に1時間煮沸する。次いで 、真空中で蒸発濃縮し、残分を水中に懸濁させ、濾別し、かつ水で洗浄する。乾 燥粗生成物をピリジン/ジエチルエーテルから再結晶させる。 収量:赤褐色粉末 0.64g(理論の91%) 分析(無水物質に対して): C60,45 H6,47 Mn6,91 N14,10 O12,08 (計算値) C60,18 H6,51 Mn6,90 N13,97 b)マンガン(III)−{N,N′−ビス[13−カルボキシ−4−オキソ−6, 9−ビス−(カルボキシメ チル)−12−(エトキシカルボニルメチル)−3,6,9,12−テトラアザ トリデシル]−3,8−ビス−(メトキシメチル)−ジューテロポルフィリン− IX−13,17−ジアミド}−アセテート 3−エトキシ−カルボニルメチル−6−[2−(2,6−ジオキソモルホリノ )−エチル]−3,6−ジアザオクタン二酸(DTPA−モノアンヒドリドモノ メチルエステル)0.61g(1.50mモル)を無水ジメチルホルムアミド1 00ml中に懸濁させる。窒素を上層し、トリエチルアミン0.76g(7.5 0mモル)及び例12aで製造された化合物0.60g(0.75mモル)を添 加し、室温で3日間撹拌する。濾過及び真空中での蒸発濃縮後に、残分を、水/ テトラヒドロフランを用いてシリカゲルRP−18のクロマトグラフィーにかけ 、かつ溶出液を真空中で蒸発乾固させる。 収量:赤褐色粉末 1.01g(理論の84%) 分析(無水物質に対して): C54,00 H6,36 Mn3,43 N12,24 O23,98 (計算値) C53,79 H6,31 Mn3,11 N12,03 c)マンガン(III)−{N,N′−ビス−[13−カルボキシラト−4−オキソ −6,9−ビス−(カルボキシラトメチル)−12−(エトキシカルボニルメチ ル)−3,6,9,12−テトラアザトリデシル]− 3,8−ビス−(メトキシメチル)−ジューテロポルフィリン−IX−13,17 −ジアミド}−アセテート、ジガドリニウム錯体 例12bで製造された配位子1.00g(0.62mモル)を水250ml中 に溶かす。2規定の苛性ソーダ溶液の添加によりpH7.0に調整し、かつ酢酸 ガドリニウム0.55g(1.36mモル)及び2規定の苛性ソーダ溶液を少量 宛て添加し、その結果、反応混合物のpH−値は、常に6.8から7.2までの 間を揺れ動く。酢酸ガドリニウムを全部添加した後、室温で1晩後撹拌する。後 処理のために濾過し、溶剤を真空中で除去し、残分を、水/テトラヒドロフラン を用いて、シリカゲルRP−18のクロマトグラフィーにかけ、かつ溶出液を真 空中で蒸発乾固させる。 収量:赤褐色粉末 0.85g(理論の72%) 分析(無水物質に対して): C45,28 H5,01 N10,27 Gd16,47 Mn2,88 O20,10(計算値) C45,07 H4,88 N10,16 Gd16,51 Mn2,80 d)マンガン(III)−{N,N′−ビス−[13−カルボキシラト−4−オキソ −6,9,12−トリス−(カルボキシラトメチル)−3,6,9,12−テト ラアザトリデシル]−3,8−ビス−(メトキシメチル)−ジューテロポルフィ リン−IX−13,17−ジアミド}−アセテート、ジガドリニウム錯体、二ナト リウム塩 例12bで製造された配位子1.00g(0.52mモル)を水250ml中 に溶かす。10モル苛性ソーダ水溶液の添加によりpH13に調整し、かつ室温 で5時間撹拌する。エステルのけん化が完結した後、濃塩酸でpH7.0に調整 し、例12cに記載のようにして、酢酸ガドリニウム−4水和物0.47g(1 .15mモル)で錯化し、かつ精製する。 収量:80g(理論の81%) 分析(無水物質に対して): C43,03 H4,51 N10,33 Na2,42 Gd16,57 Mn2,89 O20,23(計算値) C42,88 H4,36 N10,30 Na2,24 Gd16,49 Mn2,82 例13 a)3,8−ビス−(メトキシメチル)−ジューテロポルフィリン−IX−13, 17−ジヒドラジド 10bで製造された化合物1.00g(1.60mモル)を無水ピリジン80 ml中にアルゴン下で溶かし、かつヒドラジン15mlを添加する。室温で3日 間の撹拌の後に真空中で蒸発濃縮し、残分を2倍希釈塩酸水中に撹拌導入し、か つpH7.0に調整するために6規定の苛性ソーダ溶液を添加する。沈殿物を濾 別し、水で洗浄し、かつピリジン/エーテルから再結晶させる。 収量:赤褐色粉末 0.81g(理論の81%) 分析(無水物質に対して): C65,16 H6,75 N17,88 O10,21 (計算値) C64,87 H6,62 N17,64 b)N,N′−ビス−[11−カルボキシ−2−オキソ−4,7−ビス−(カル ボキシメチル)−10−(エトキシカルボニルメチル)−1,4,7,10−テ トラアザウンデシル]−3,8−ビス−(メトキシメチル)−ジューテロポルフ ィリン−IX−13,17−ジアミド 3−エトキシ−カルボニルメチル−6−[2,6−ジオキソモルホリノ)−エ チル]−3,6−ジアザオクタン二酸(DTPA−モノアンヒドリドモノエチル エステル)0.90g(2.23mモル)を無水ジメチルホルムアミド250m l中に懸濁させる。窒素を上層し、トリエチルアミン0.9g(11.17mモ ル)及び例13aで製造された化合物0.70g(1.12mモル)を添加し、 室温で3日間撹拌する。濾過及び真空中での蒸発濃縮後に、残分を、水/テトラ ヒドロフランを用いてシリカゲルRP−18のクロマトグラフィーにかけ、かつ 溶出液を蒸発乾固させる。 収量:赤褐色粉末 1.35g(理論の84%) 分析(無水物質に対して): C55,30 H6,47 N13,68 O24,55 (計算値) C55,01 H6,42 N13,36 c)N,N′−ビス−[11−カルボキシラト−2−オキソ−4,7−ビス(カ ルボキシラトメチル)−10−(エトキシカルボニルメチル)−1,4,7,1 0−テトラアザウンデシル]−3,8−ビス−(メトキシメチル)−ジューテロ ポルフィリン−IX−13,17−ジアミド、ジガドリニウム錯体 例13bで製造された配位子1.30g(0.91mモル)を水250ml中 に溶かす。2モル苛性ソーダ水溶液の添加によりpH7.0に調整し、かつ酢酸 ガドリニウム−4水和物0.80g(2.00mモル)及び2規定の苛性ソーダ 水溶液を少量宛て添加し、その結果、反応混合物のpH−値は、常に6.8から 7.2までの間を揺れ動く。酢酸ガドリニウムを全部添加した後、室温で1晩後 撹拌する。後処理のために濾過し、溶剤を真空中で除去し、残分を、水/テトラ ヒドロフランを用いて、シリカゲルRP−18のクロマトグラフィーにかけ、か つ蒸発乾固させる。 収量:赤褐色粉末 1.27g(理論の80%) 分析(無水物質に対して): C45,51 H4,98 N11,26 Gd18,05 O20,21(計算値) C45,43 H4,86 N10,97 Gd17,87 d)N,N′−ビス−[11−カルボキシラト−2−オキソ−4,7,10−ト リス−(カルボキシラトメチル)−1,4,7,10−テトラアザウンデシル] −3,8−ビス−(メトキシメチル)−ジューテロポルフィリン−IX−13,1 7−ジアミド、ジガドリニウム錯体、二ナトリウム塩 例13bで製造された配位子1.00g(0.70mモル)を水200ml中 に溶かす。10モル苛性ソーダ水溶液の添加によりpH13に調整し、かつ室温 で5時間撹拌する。エステルのけん化が完結した後、濃塩酸でpH7.0に調整 し、例13cに記載のようにして、酢酸ガドリニウム−4水和物0.62g(1 .53mモル)で錯化し、後処理し、かつ精製する。 収量:赤褐色粉末 0.86g(理論の71%) 分析(無水物質に対して): 例14 a)Zn−[3,8−ビス−(1−プロペニル)−ジューテロポルフィリン−IX −ジメチルエステル] 無水テトラヒドロフラン600ml中のエチルトリフェニルホスホニウムブロ ミド2.48g(6.69mモル)に、n−ブチルリチウム0.43g(6.6 9mモル)の溶液を、アルゴン下に室温で添加する。完全に反応させた後に、Z n−[3,8−ジホルミル−ジューテロポルフィリン−IX−ジメチルエステル] (Kevin M.Smith,Eugene M.Fujinari,Kevin C.Langry,Daniel W.Parish and Han i D.Tabba,J.Am.Chem.Soc.105,6638〜6646(1983))2.00g(3.04mモル )を添加し、2時間にわたり後撹拌する。メタノール30mlの添加後に、溶剤 を真空中で十分に除去し、残分を塩化メチレン及び2倍希釈炭酸水素ナトリウム 水溶液で振出す。有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、蒸発濃縮し、塩化メチ レン/メタノールを用いる酸化アルミニウム(Merck:活性度2〜3)のクロマ トグラフィーにかける。溶出液を真空中で蒸発乾固させる。 収量:赤褐色粉末 1.78g(理論の86%) 分析(無水物質に対して): C66,91 H5,91 N8,21 Zn9,58 O9,38 (計算値) C66,62 H5,79 N8,07 Zn9,55 b)3,8−ビス−(n−プロピル)−ジューテロポルフィリン−IX−ジメチル エーテル 例14aで製造された化合物1.70g(2.49mモル)は、メソポルフィ リン−IX−ジメチルエステルをプロトポルフィリン−IX−ジメチルエステルから 製造するために使用される条件(H.Muir u.A.Neuberger,Biochem.J.,45,163(1 949))下で、同時に脱金属させて、UV−スペクトルがエチオ(Etio)−タイプ に相当するまで接触水素添加し、この文献の指示に相応して後処理し、かつ再結 晶させる 収量:赤褐色粉末 1.42g(理論の92%): 分析(無水物質に対して): C73,28 H7,44 N9,00 O10,28(計算値) C72,97 H7,38 N8,85 c)3,8−ビス−(n−プロピル)−ジューテロポルフィリン−IX−13,1 7−ジヒドラジド 14bで製造された化合物1.40g(2.25mモル)を無水ピリジン11 0ml中にアルゴン下で溶かし、かつヒドラジン20mlを添加する。20℃で 3日間の撹拌の後に真空中で蒸発濃縮し、残分を2倍希釈塩酸水中に撹拌導入し 、かつ6規定の苛性ソーダ溶液を用いて、pH7.0に調整することにより再び 沈殿させる。沈殿物を濾別し、水で洗浄し、かつピリジン/エーテルから再結晶 させる。 収量:赤褐色粉末 1.25g(理論の89%) 分析(無水物質に対して): C69,43 H7,44 N17,99 O5,38 (計算値) C69,19 H7,37 N17,65 d)N,N′−ビス−[11−カルボキシ−2−オキソ−4,7−ビス−(カル ボキシメチル)−10−(エトキシカルボニルメチル)−1,4,7,10−テ トラアザウンデシル]−3,8−ビス−(n−プロピル)−ジューテロポルフィ リン−IX−13,17− ジアミド 3−エトキシ−カルボニルメチル−6−[2−(2,6−ジオキソモルホリノ )−エチル]−3,6−ジアザオクタン二酸(DTPA−モノアンヒドリドモノ エチルエステル)1.56g(3.86mモル)を無水ジメチルホルムアミド2 50ml中に懸濁させる。窒素を上層し、トリエチルアミン1.95g(19. 30mモル)及び例14cで製造された化合物1.20g(1.93mモル)を 添加し、室温で3日間撹拌する。濾過及び真空中での蒸発濃縮後に、残分を、水 /テトラヒドロフランを用いてシリカゲルRP−18のクロマトグラフィーにか け、かつ溶出液を真空中で蒸発乾固させる。 収量:赤褐色粉末 4.75g(理論の86%) 分析(無水物質に対して): C57,13 H6,77 N13,72 O22,38(計算値) C56,86 H6,69 N13,65 e)N,N′−ビス−[11−カルボキシラト−2−オキソ−4,7−ビス(カ ルボキシラトメチル)−10−(エトキシカルボニルメチル)−1,4,7,1 0−テトラアザウンデシル]−3,8−ビス−(n−プロピル)−ジューテロポ ルフィリン−IX−13,17−ジアミド、ジガドリニウム錯体 例14dで製造された配位子4.70g(3.29 mモル)を水1000ml中に溶かす。2規定の苛性ソーダ水溶液の添加により pH7.0に調整し、かつ交互に酢酸ガドリニウム−4水和物2.94g(7. 24mモル)及び2規定の苛性ソーダ水溶液を少量宛て添加し、その結果、反応 混合物のpH−値は、常に6.8から7.2までの間を揺れ動く。酢酸ガドリニ ウムを全部添加した後、室温で1晩後撹拌する。後処理のために濾過し、溶剤を 真空中で除去し、残分を、水/テトラヒドロフランを用いて、シリカゲルRP− 18のクロマトグラフィーにかける。溶出液を真空中で蒸発乾固させる。 収量:赤褐色粉末 4.35g(理論の76%) 分析(無水物質に対して): C46,99 H5,22 N11,28 Gd18,09 O18,41 (計算値) C46,75 H5,16 N11,02 Gd18,02 f)N,N′−ビス−[11−カルボキシラト−2−オキソ−4,7,10−ト リス−(カルボキシラトメチル)−1,4,7,10−テトラアザウンデシル] −3,8−ビス−X−(1−プロピル)−ジューテロポルフィリン−IX−13, 17−ジアミド、ジガドリニウム錯体、二ナトリウム塩 例14dで製造された配位子2.00g(1.40mモル)を水200ml中 に溶かす。10モル苛性ソーダ水溶液の添加によりpH13に調整し、かつ室温 で5時間撹拌する。エステルのけん化が完結した後、濃塩酸でpH7.0に調整 し、例14eに記載のようにして、酢酸ガドリニウム−4水和物1.36g(3 .08mモル)で錯化し、かつ精製する。 収量:赤褐色粉末 1.80g(理論の75%) 分析(無水物質に対して): C44,54 H4,67 N11,36 Gd18,22 O18,54 (計算値) C44,26 H4,57 N11,13 Gd18,13 例15 a)亜鉛(II)−[3,8−ビス−(1−ブテニル)−ジューテロポルフィリン −IX−ジメチルエステル] 無水テトラヒドロフラン600ml中のプロピルトリフェニルホスホニウムブ ロミド2.58g(6.69mモル)に、ブチルリチウム0.43g(6.69 mモル)の溶液を、アルゴン下に室温で添加する。完全にイリドに変換させた後 に、Zn−[3,8−ジホルミル−ジューテロポルフィリン−IX−ジメチルエス テル](Kevin M.Smith,Eugene M.FuJinari,Kevin C.Langry,Daniel W.Parish a nd Hani D.Tabba,J.Am.Chem.Soc.105,6638〜6646(1983))2.00g(3.04 mモル)を添加し、2時間にわたり後撹拌する。メタノール30mlの添加後に 、溶剤を真空中で十分に除去し、残分を塩化メチレン及び2倍希釈炭酸水素ナト リウム水溶液で振出す。有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、蒸発濃縮し、塩 化メチレン/メタノールを用いる酸化アルミニウム(Merck:活性度 2〜3) のクロマトグラフィーにかける。溶出液を真空中で蒸発乾固させる。 収量:赤褐色粉末 1.75g(理論の81%) 分析(無水物質に対して): C67,65 H62,44 N7,89 Zn9,20 O9,01 (計算値) C67,41 H62,27 N7,63 Zn9,15 b)3,8−ビス−(n−ブチル)−ジューテロポルフィリン−IX−ジメチルエ ステル 例15aで製造された化合物1.6g(2.25mモル)は、メソポルフィリ ン−IX−ジメチルエステルをプロトポルフィリン−IX−ジメチルエステルから製 造するために使用される条件(H.Muir u.A.Neuberger,Biochem.J.,45,163(194 9))の下で、同時に脱金属させて、UV−スペクトルがエチオ−タイプに相当す るまで接触水素添加し、かつこの文献の指示に相応して後処理し、かつ再結晶さ せる 収量:赤褐色粉末 1.39g(理論の95%) 分析(無水物質に対して): C73,82 H7,74 N8,61 O9,83 (計算値) C73,55 H7,62 N8,48 c)3,8−ビス−(n−ブチル)−ジューテロポルフィリン−IX−13,17 −ジヒドラジド 15bで製造された化合物1.30g(2.00mモル)を無水ピリジン10 0ml中にアルゴン下で溶かし、かつヒドラジン20mlを添加する。20℃で 3日間の撹拌の後に真空中で蒸発濃縮し、残分を2倍希釈塩酸水中に撹拌導入し 、かつ6規定の苛性ソーダ溶液を用いて、pH7.0に調整することにより再び 沈殿させる。沈殿物を濾別し、水で洗浄し、かつピリジン/エーテルから再結晶 させる。 収量:赤褐色粉末 1.18g(理論の91%) 分析(無水物質に対して): C70,13 H7,74 N17,22 O4,92 (計算値) C69,85 H7,68 M17,01 d)N,N′−ビス−[11−カルボキシ−2−オキソ−4,7−ビス−(カル ボキシメチル)−10−(エトキシカルボニルメチル)−1,4,7,10−テ トラアザウンデシル]−3,8−ビス−(n−ブチル)−ジューテロポルフィリ ン−IX−13,17−ジアミド 3−エトキシ−カルボニルメチル−6−[2−(2,6−ジオキソモルホリノ )−エチル]−3,6−ジアザオクタン二酸(DTPA−モノアンヒドリドモノ エチルエステル)1.24g(3.07mモル)を無水ジメチルホルムアミド2 00ml中に懸濁させる。窒素を上層し、トリエチルアミン1.55g(15. 36mモル)及び例15cで製造された化合物1.00g(1.54mモル)を 添加し、室温で3日間撹拌する。濾過及び真空中での蒸発濃縮後に、残分を、水 /テトラヒドロフランを用いるシリカゲルRP−18のクロマトグラフィーにか ける。溶出液を真空中で蒸発乾固させる。 収量:赤褐色粉末 2.00g(理論の89%) 分析(無水物質に対して): C57,68 H6,91 N13,45 O21,95(計算値) C57,38 H6,77 N13,19 e)N,N′−ビス−[11−カルボキシラト−2−オキソ−4,7−ビス−( カルボキシラトメチル)−10−(エトキシカルボニルメチル)−1,4,7, 10−テトラアザウンデシル]−3,8−ビス−(n−ブチル)−ジューテロポ ルフィリン−IX−13,17−ジアミド、ジガドリニウム錯体 例15dで製造された配位子1.00g(0.69mモル)を水200ml中 に溶かす。2規定の苛性ソーダ水溶液の添加によりpH7に調整し、かつ酢酸ガ ドリニウム−4水和物0.62g(1.52mモル)及び2規定の苛性ソーダ水 溶液を少量宛て添加し、その結果、反応混合物のpH−値は、常に6.8から7 .2までの間を揺れ動く。酢酸ガドリニウムを全部添加した後、室温で1晩後撹 拌する。後処理のために濾過し、溶剤を真空中で除去し、残分を、水/テトラヒ ドロフランを用いて、シリカゲルRP−18のクロマトグラフィーにかけ、かつ 溶出液を真空中で蒸発乾固させる。 収量:赤褐色粉末 0.87g(理論の71%) 分析(無水物質に対して): C47,61 H5,36 N11,10 Gd17,81 O18,12(計算値) C47,65 H5,51 N11,23 Gd17,71 f)N,N′−ビス−[11−カルボキシラト−2−オキソ−4,7−トリス− (カルボキシラトメチル)−1,4,7,10−テトラアザウンデシル]−3, 8−ビス−(n−ブチル)−ジューテロポルフィリン−IX−13,17−ジアミ ド、ジガドリニウム錯体、二ナトリウム塩 例15dで製造された配位子1.00g(0.69mモル)を水200ml中 に溶かす。10モル苛性ソーダ水溶液の添加によりpH13に調整し、かつ室温 で5時間撹拌する。エステルのけん化が完結した後、濃塩酸でpH7.0に調整 し、例15eに記載のようにして、酢酸ガドリニウム−4水和物0.62g(1 .52mモル)で錯化し、かつ精製する。 収量:赤褐色粉末 0.88g(理論の73%) 分析(無水物質に対して): 例16 a)亜鉛(II)−[3,8−ビス−(1−ヘプテニル)−ジューテロポルフィリ ン−IX−ジメチルエステル] 無水テトラヒドロフラン600ml中のヘキシルトリフェニルホスホニウムブ ロミド2.86g(6.69mモル)に、ブチルリチウム0.43g(6.69 mモル)の溶液を、アルゴン下に室温で添加する。イリドに完全に変換させた後 に、Zn−[3,8−ジホルミル−ジューテロポルフィリン−IX−ジメチルエス テル](Kevin M.Smith,Eugene M.Fujinari,Kevin C.Langry,Daniel W.Parish a nd Hani D.Tabba,J.Am.Chem.Soc.105,6638〜6646(1983))2.00g(3.0 4mモル)を添加し、2時間にわたり後撹拌する。メタノール30mlの添加後 に、溶剤を真空中で十分に除去し、塩化メチレン及び2倍希釈炭酸水素ナトリウ ム水溶液で振出す。有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、蒸発濃縮し、かつ塩 化メチレン/メタノールを用いる酸化アルミニウム(Merck:活性度 2〜3) のクロマトグラフィーにかける。溶出液を真空中で蒸発乾固させる。 収量:赤褐色粉末 1.91g(理論の79%) 分析(無水物質に対して): C69,56 H7,11 N7,05 Zn8,23 O8,06(計算値) C69,11 H6,88 N6,79 Zn8,16 b)3,8−ビス−(n−ヘプチル)−ジューテロポルフィリン−IX−ジメチル エーテル 例16aで製造された化合物1.50g(1.89mモル)は、メソポルフィ リン−IX−ジメチルエステルをプロトポルフィリン−IX−ジメチルエステルから 製造するために使用される条件(H.Muir u.A.Neuberg er,Biochem.J.,45,163(1949))下で、同時に脱金属させて、UV−スペクトル がエチオ−タイプに相当するまで接触水素添加し、かつこの文献の指示に相応し て後処理し、かつ再結晶させる 収量:赤褐色粉末 1.32g(理論の95%): 分析(無水物質に対して): C75,17 H8,50 N7,62 O8,71 (計算値) C74,83 H8,39 N7,37 c)3,8−ビス−(I−ヘプチル)−ジューテロポルフィリン−IX−13,1 7−ジヒドラジド 例16bで製造された化合物1.30g(1.77mモル)を無水ピリジン1 00ml中にアルゴン下で溶かし、ヒドラジン20mlを添加する。20℃で3 日間の撹拌の後に真空中で蒸発濃縮し、残分を2倍希釈塩酸水中に撹拌導入し、 かつ6規定の苛性ソーダ溶液を用いて、pH7.0に調整することにより再び沈 殿させる。沈殿物を濾別し、水で洗浄し、かつピリジン/エーテルから再結晶さ せる。 収量:赤褐色粉末 1.14g(理論の88%) 分析(無水物質に対して): C71,90 H8,50 N15,24 O4,35 (計算値) C71,78 H8,39 N14,97 d)N,N′−ビス−[11−カルボキシ−2−オキ ソ−4,7−ビス−(カルボキシメチル)−10−(エトキシカルボニルメチル )−1,4,7,10−テトラアザウンデシル]−3,8−ビス−(n−ヘプチ ル)−ジューテロポルフィリン−IX−13,17−ジアミド 3−エトキシ−カルボニルメチル−6−[2−(2,6−ジオキソモルホリノ )−エチル]−3,6−ジアザオクタン二酸(DTPA−モノアンヒドリドモノ エチルエステル)1.21g(3.00mモル)を無水ジメチルホルムアミド2 00ml中に懸濁させる。窒素を上層し、トリエチルアミン1.52g(15. 00mモル)及び例16cで製造された化合物1.10g(1.50mモル)を 添加し、室温で3日間撹拌する。濾過及び真空中での蒸発濃縮後に、残分を、水 /テトラヒドロフランを用いてシリカゲルRP−18のクロマトグラフィーにか け、かつ溶出液を真空中で蒸発乾固させる。 収量:赤褐色粉末 2.06g(理論の89%) 分析(無水物質に対して): C59,21 H7,32 N12,72 O20,75 (計算値) C58,97 H7,11 N12,61 e)N,N′−ビス−[11−カルボキシラト−2−オキソ−4,7−ビス−( カルボキシラトメチル)−10−(エトキシカルボニルメチル)−1,4,7, 10−テトラアザウンデシル]−3,8−ビス−(n−ヘプチル)−ジューテロ ポルフィリン−IX−13,17−ジアミド、ジガドリニウム錯体 例16dで製造された配位子1.00g(0.65mモル)を水300ml中 に溶かす。2規定の苛性ソーダ水溶液の添加によりpH7.0に調整し、かつ酢 酸ガドリニウム−4水和物0.58g(1.43mモル)及び2規定の苛性ソー ダ水溶液を少量宛て添加し、その結果、反応混合物のpH−値は、常に6.8か ら7.2までの間を揺れ動く。酢酸ガドリニウムを全部添加した後、室温で1晩 後撹拌する。後処理のために濾過し、溶剤を真空中で除去し、残分を、水/テト ラヒドロフランを用いて、シリカゲルRP−18のクロマトグラフィーにかけ、 かつ溶出液を真空中で蒸発乾固させる。 収量:赤褐色粉末 0.87g(理論の72%) 分 (無水物質に対して): C49,34 H5,77 N10,60 Gd17,00 O17,29(計算値) C49,07 H5,68 N10 42 Gd16,89 f)N,N′−ビス−[11−カルボキシラト−2−オキソ−4,7,10−ト リス−(カルボキシラトメチル)−1,4,7,10−テトラアザウンデシル] −3,8−ビス−(n−ヘプチル)−ジューテロポル フィリン−IX−13,17−ジアミド、ジガドリニウム錯体、ニナトリウム塩 例16dで製造された配位子1.00g(0.65mモル)を水300ml中 に溶かす。10モル苛性ソーダ水溶液の添加によりpH13に調整し、かつ室温 で5時間撹拌する。エステルのけん化が完結した後、濃塩酸でpH7.0に調整 し、例16eに記載のようにして、酢酸ガドリニウム−4水和物0.58g(1 .43mモル)で錯化し、かつ精製する。 収量:赤褐色粉末 0.91g(理論の76%) 分析(無水物質に対して): C47,05 H5,26 N10,67 Na2,49 Gd17,11 O17,41(計算値) C46,86 H5,07 N10,42 Na2,51 Gd17,09 例17 a)亜鉛(II)−[3,8−ビス−(2−フェニルエテニル)−ジューテロポルフ ィリン−IX−ジメチルエステル] 無水テトラヒドロフラン600ml中のベンジルトリフェニルホスホニウムク ロリド2.60g(6.69mモル)に、ブチルリチウム0.43g(6.69 mモル)の溶液を、アルゴン下に室温で添加する。イリドに完全に変換させた後 に、Zn−[3,8−ジホルミル−ジューテロポルフィリン−IX−ジメチルエス テル](Kevin M.Smith,Eugene M.Fujinari,Kevin C.L angry,Daniel W.Parish and Hani D.Tabba,J.Am.Chem.Soc.105,6638〜6646(1983 ))2.00g(3.04mモル)を添加し、2時間にわたり後撹拌する。メタ ノール30mlの添加後に、溶剤を真空中で十分に除去し、残分を塩化メチレン 及び2倍希釈炭酸水素ナトリウム水溶液で振出す。有機相を硫酸ナトリウム上で 乾燥させ、蒸発濃縮し、塩化メチレン/メタノールを用いる酸化アルミニウム( Merck:活性度2〜3)のクロマトグラフィーにかけ、溶出液を真空中で蒸発乾 固させる。 収量:赤褐色粉末 2.23g(理論の91%) 分析(無水物質に対して): C71,51 H5,50 N6,95 Zn8,11 O7,94 (計算値) C71,24 H5,39 N6,68 Zn8,06 b)亜鉛(II)−[3,8−ビス−(2−フェニルエチル)−ジューテロポルフィ リン−IX−ジヒドラジド] 17aで製造された化合物2.10g(2.60mモル)をピリジン130m l中に溶かし、かつヒドラジン30mlを添加する。開放フラスコ中で、20℃ で3日間の撹拌の後に真空中で蒸発濃縮し、残分を水中に懸濁させ、吸引濾過し 、真空中で乾燥させ、かつピリジン/エーテルから再結晶させる。 収量:赤褐色粉末 1.96g(理論の93%) 分析(無水物質に対して): C68,19 H5,97 N13,83 Zn8,07 O3,95(計算値) C67,86 H5,83 N13,61 Zn7,94 c)マンガン(III)−[3,8−ビス−(2−フェニルエチル)−ジューテロポ ルフィリン−IX−ジヒドラジド]−アセテート 例17bで製造された化合物1.90g(2.34mモル)を酢酸マンガン( II)9.50gと一緒に酢酸500ml中で、還流下に1時間煮沸する。次いで 、真空中で蒸発濃縮し、残分を水中に懸濁させ、濾別し、かつ水で洗浄する。乾 燥粗生成物をジメチルホルムアミドから再結晶させる。 収量:赤褐色粉末 1.65g(理論の82%) 分析(無水物質に対して): C67,12 H5,98 Mn6,40 N13,05 O7,45(計算値) C66,93 H5,91 Mn6,32 N12,89 d)マンガン(III)−{N,N′−ビス−[11−カルボキシ−2−オキソ−4 ,7−ビス−(カルボキシメチル)−10−(エトキシカルボニルメチル)−1 ,4,7,10−テトラアザウンデシル]−3,8−ビス−(2−フェニルエチ ル)−ジューテロポルフィリン−IX−13,17−ジアミド}−アセテート 3−エトキシ−カルボニルメチル−6−[2−(2,6−ジオキソモルホリノ )エチル]−3,6−ジアザ オクタン二酸(DTPA−モノアンヒドリドモノエチルエステル)1.41g( 3.49mモル)を無水ジメチルホルムアミド250ml中に懸濁させる。窒素 を上層し、トリエチルアミン1.77g(17.50mモル)及び例17cで製 造された化合物1.50g(1.75mモル)を添加し、室温で3日間撹拌する 。濾過及び真空中での蒸発濃縮後に、残分を、水/テトラヒドロフランを用いて シリカゲルRP−18のクロマトグラフィーにかけ、かつ溶出液を真空中で蒸発 乾固させる。 収量:赤褐色粉末 2.10g(理論の72%) 分析(無水物質に対して): C57,69 H6,11 N11,77 Mn3,30 O21,13(計算値) C57,42 H5,99 N11,61 Mn3,24 e)マンガン(III)−{N,N′−ビス−[11−カルボキシラト−2−オキソ −4,7,10−トリス−(カルボキシラトメチル)−1,4,7,10−テト ラアザウンデシル]−3,8−ビス−(2−フェニルエチル)−ジューテロポル フィリン−IX−13,17−ジアミド}−アセテート、ジガドリニウム錯体、二 ナトリウム塩 例17dで製造された配位子2.00g(1.20mモル)を水400ml中 に懸濁する。10モル苛性ソーダ水溶液の添加によりpH13に調整し、かつ室 温で5時間撹拌する。エステルの完全なけん化の後、pH7.0に調整し、酢酸 ガドリニウム−4水和物1.06g(2.64mモル)を添加し、2規定の苛性 ソーダ溶液の添加によりpH−値7.0に保持する。1晩撹拌した後で濾過し、 溶剤を真空中で除去し、残分を、水/テトラヒドロフランを用いてシリカゲルR P−18のクロマトグラフィーにかけ、かつ溶出液を真空中で蒸発乾固させる。 収量:赤褐色粉末 1.62g(理論の69%) 分析(無水物質に対して): C46,53 H4,37 N10,00 Gd16,03 Mn2,80 Na2,33 O17,94(計算値) C46,33 H4,28 N9,86 Gd17,86 Mn2,67 Na2,41 例18 a)亜鉛(II)−[3,8−ビス−(2−(ナフチ−1−イル)−エテニル)−ジ ューテロポルフィリン−IX−ジメチルエステル] 無水テトラヒドロフラン600ml中のナフチ−1−イル−メチル−トリフェ ニルホスホニウムブロミド3.23g(6.69mモル)に、ブチルリチウム0 .43g(6.69mモル)の溶液を、アルゴン下に室温で添加する。イリドに 完全に変換させた後に、Zn−[3,8−ジホルミル−ジューテロポルフィリン −IX−ジメチルエステル](Kevin M.Smith,Eugene M.Fujinari,Kevin C.Langry ,Daniel W.Parish and Hani D. Tabba,J.Am.Chem.Soc.105,6638〜6646(1983))2.00g(3.04mモル)を 添加し、2時間にわたり後撹拌する。メタノール30mlの添加後に、溶剤を真 空中で十分に除去し、残分を塩化メチレン及び2倍希釈炭酸水素ナトリウム水溶 液で振出す。有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、蒸発濃縮し、塩化メチレン /メタノールを用いる酸化アルミニウム(Merck:活性度2〜3)のクロマトグ ラフィーにかけ、溶出液を蒸発乾固させる。 収量:赤褐色粉末 2.53g(92%) 分析(無水物質に対して): C74,21 H5,34 N6,18 Zn7,21 O7,06(計算値) C74,00 H5,19 N5,99 Zn7,11 b)亜鉛(II)−[3,8−ビス−(2−(ナフチ−1−イル)−エチル)−ジュ ーテロポルフィリン−IX−ジヒドラジド] 18aで製造された化合物2.50g(2.76mモル)をピリジン130m l中に溶かし、かつヒドラジン30mlを添加する。20℃の開放フラスコ中で 、室温で3日間の撹拌の後に真空中で蒸発濃縮し、残分を水中に懸濁させ、吸引 濾過し、真空中で乾燥させ、かつピリジン/エーテルから再結晶させる。 収量:赤褐色粉末 2.39g(理論の95%) 分析(無水物質に対して): C71,24 H5,76 N12,31 Zn7,18 O3,51(計算値) C70,93 H5,59 N12,01 Zn7,09 c)亜鉛(II)−{N,N′−ビス−[11−カルボキシ−2−オキソ−4,7− ビス(カルボキシメチル)−10−(エトキシカルボニルメチル)−1,4,7 ,10−テトラアザウンデシル]−3,8−ビス−(2−(ナフチ−1−イル) −エチル)−ジューテロポルフィリン−IX−13,17−ジアミド} 3−エトキシ−カルボニルメチル−6−[2−(2,6−ジオキソモルホリノ )−エチル]−3,6−ジアザオクタン二酸(DTPA−モノアンヒドリドモノ エチルエステル)1.77g(4.40mモル)を無水ジメチルホルムアミド3 00ml中に懸濁させる。窒素を上層し、トリエチルアミン2.20g(21. 75mモル)及び例18bで製造された化合物2.00g(2.20mモル)を 添加し、室温で3日間撹拌する。濾過及び真空中での蒸発濃縮後に、残分を、水 /テトラヒドロフランを用いてシリカゲルRP−18のクロマトグラフィーにか ける。溶出液を真空中で蒸発乾固させる。 収量:赤褐色粉末 2.91g(理論の77%) 分析(無水物質に対して): C60,15 H5,99 N11,42 Zn3,81 O18,63 (計算値) C59,89 H5,81 N11,26 Zn3,72 d)亜鉛(II)−{N,N′−ビス−[11−カルボキシラト−2−オキソ−4 ,7,10−トリス−(カルボキシラトメチル)−1,4,7,10−テトラア ザウンデシル]−3,8−ビス−(2−(ナフチ−1−イル)−エチル)−ジュ ーテロポルフィリン−IX−13,17−ジアミド}、ジガドリニウム錯体、二ナ トリウム塩 例18cで製造された配位子2.00g(1.16mモル)を水400ml中 に懸濁する。10モル苛性ソーダ水溶液の添加によりpH13に調整し、かつ室 温で5時間撹拌する。エステルの完全なけん化の後、pH7.0に調整し、酢酸 ガドリニウム−4水和物1.06g(2.64mモル)を添加し、2規定の苛性 ソーダ溶液の添加によりpH−値7.0に保持する。1晩撹拌した後で濾過し、 溶剤を真空中で除去し、残分を、水/テトラヒドロフランを用いてシリカゲルR P−18のクロマトグラフィーにかけ、かつ溶出液を真空中で蒸発乾固させる。 収量:赤褐色粉末 1.47g(理論の63%) 分析(無水物質に対して): C48,92 H4,31 N9,74 Na2,27 Gd15,62 Zn3,25 O15,89(計算値) C48,66 H4,21 N9,48 Na2,31 Gd15,46 Zn3,18 例19 a)13,17−ビス−(4−アミノブチル)−3, 8−ジエチル−2,7,12,18−テトラメチルポルフィリン 13,17−ビス−(3−シアノプロピル)−3,8−ジエチル−2,7,1 2,18−テトラメチルポルフィリン2.00g(3.59mモル)を、無水テ トラヒドロフラン100ml中の水素化ホウ素リチウム0.32g(14.5m モル)及び塩化トリメチルシリル3.18g(29.0mモル)から形成される 還元剤(A.Giannis,K.Sandhoff,Angewandte Chemie 101 Nr.2,220〜222(1989)) に小量宛て添加し、アルゴン下に25℃で24時間撹拌する。薄層クロマトグラ フィーにより抽出物がなお検出可能の場合には、更に還元剤を添加し、更に撹拌 する。後処理のために、メタノール20mlを慎重に滴加し、2倍希釈塩酸でp H1.0に調整し、1時間撹拌する。引き続いて、30%苛性ソーダ溶液20m lの添加により、バッチを強アルカリ性にし、30分間撹拌しかつ塩化メチレン で2回振出す。有機相を集めて、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、か つ蒸発濃縮する。固体赤褐色残分を、粗生成物として、更に使用する。 収量:赤褐色固体 1.80g(理論の89%) b)13,17−ビス−[4−N−(ベンジルオキシカルボニル)−アミノブチ ル]−3,8−ジエチル−2,7,12,18−テトラメチルポルフィリン 例19aで製造された化合物50mg(0.09m モル)を無水ピリジン5ml中に溶かす。−10℃でアルゴン下に撹拌された溶 液に、ベンジルオキシカルボニルクロリド34mg(0.20mモル)を滴加し 、バッチを室温で12時間更に撹拌する。次いで、溶剤を除去し、塩化メチレン にいれ、2規定のクエン酸溶液で1回、炭酸水素ナトリウム濃溶液で1回振り出 し、かつ有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥させる。濾過し、蒸発濃縮しかつ塩化 メチレン/メタノールを用いる酸化アルミニウムのクロマトグラフィーにかけ、 かつ蒸発乾固させる。 収量:赤褐色固体 61mg(理論の81%) 分析(無水物質に対して): C74,97 H7,26 N10,09 O7,68 (計算値) C74,76 H7,19 N9,88 c)13,17−ビス−[15−カルボキシ−6−オキソ−8,11−ビス−( カルボキシメチル)−14−(エトキシカルボニルメチル)−5,8,11,1 4−テトラアザペンタデシル]−3,8−ジエチル−2,7,12,18−テト ラメチルポルフィリン 3−エトキシ−カルボニルメチル−6−[2−(2,6−ジオキソモルホリノ )−エチル]−3,6−ジアザオクタン二酸(DTPA−モノアンヒドリドモノ エチルエステル)1.21g(3.00mモル)を無水ジメチルホルムアミド2 00ml中に懸濁させる。窒 素を上層し、トリエチルアミン1.52g(15.00mモル)及び例19aで 製造された化合物0.85mg(1.50mモル)を添加し、室温で3日間撹拌 する。濾過及び真空中での蒸発濃縮後に、残分を、水/テトラヒドロフランを用 いるシリカゲルRP−18のクロマトグラフィーにかけ、溶出液を、真空中で蒸 発濃縮する。 収量:赤褐色粉末1.50g(理論の73%) 分析(無水物質に対して): C59,55 H7,20 N12,25 O21,00(計算値) C59,41 H7,14 N12,13 d)13,17−ビス−[15−カルボキシラト−6−オキソ−8,11−ビス −(カルボキシラトメチル)−14−(エトキシカルボニルメチル)−5,8, 11,14−テトラアザペンタデシル]−3,8−ジエチル−2,7,12,1 8−テトラメチルポルフィリン、ジガドリニウム錯体 例19cで製造された配位子1.20g(0.87mモル)を水400ml中 に溶かす。2規定の苛性ソーダ水溶液の添加によりpH7.0に調整し、かつ酢 酸ガドリニウム−4水和物0.78g(1.91mモル)及び2規定の苛性ソー ダ水溶液を小量宛て添加し、その結果、反応混合物のpH−値は、常に6.8か ら7.2までの間を揺れ動く。酢酸ガドリニウムを全部 添加した後、室温で1晩後撹拌する。後処理のために濾過し、溶剤を真空中で除 去し、残分を水/テトラヒドロフランを用いるシリカゲルRP−18のクロマト グラフィーにかけ、溶出液を、真空中で蒸発乾固させる。 収量:赤褐色粉末 1.01g(理論の69%) 分析(無水物質に対して): C48,62 H5,52 Gd18,72 N10,10 O17,14 (計算値) C48,46 H5,47 Gd18,75 N9,83 e)13,17−ビス[15−カルボキシラト−6−オキソ−8,11,14− トリス−(カルボキシラトメチル)−5,8,11,14−テトラアザペンタデ シル]−3,8−ジエチル−2,7,12,18−テトラメチルポルフィリン、 ジガドリニウム錯体、二ナトリウム塩 例19cで製造された配位子0.90g(0.66mモル)を水300ml中 に溶かす。10モル苛性ソーダ水溶液の添加によりpH13.0に調整し、かつ 室温で5時間撹拌する。エステルの完全なけん化の後、濃塩酸でpH7.0に調 整し、例19dに記載のようにして、酢酸ガドリニウム−4水和物0.59g( 1.44mモル)で錯化し、かつ精製する。 収量:赤褐色粉末 0.91g(理論の83%) 分析(無水物質に対して): C46,09 H4,96 Gd18,86 N10,08 Na2,75 O17,27(計算値) C45,85 H4,87 Gd18,72 N9,84 Na2.54 例20 a)13,17−ビス−[4−(4−アミノフェニル)−4−オキサブチル]− 3,8−ジエチル−2,7,12,18−テトラメチルポルフィリン 4−アミノフェノール3.28g(30.10mモル)及び粉末水酸化カリウ ム1.69g(30.10mモル)を無水ジメチルホルムアミド50ml中でア ルゴン下で室温で30分間撹拌し、引き続いて13,17−ビス−(3−ブロム プロピル)−3,8−ジエチル−2,7,12,18−テトラメチルポルフィリ ン(CARN 112635−99−1)2.00g(3.01mモル)を添加 する。室温で30時間の撹拌後に濾過し、真空中で十分に蒸発濃縮し、残分を塩 化メチレン中にいれ、水及び炭酸水素ナトリウム飽和水溶液で各1回づつ振出す 。有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、かつ蒸発濃縮し、残分を塩化 メチレン/メタノールを用いて酸化アルミニウムのクロマトグラフィーにかける 。蒸発濃縮後に赤褐色固体としての生成物が得られ、これは、塩化メチレン/エ ーテルから再結晶させることができる。 収量:赤褐色粉末 1.97g(理論の91%) 分析(無水物質に対して): C76,64 H7,27 N11,66 O4,44 (計算値) C76,48 H7,21 N11,54 b)13,17−ビス−{4−(4−(11−カルボキシ−2−オキソ−4,7 −ビス−(カルボキシメチル)−10−(エトキシカルボニルメチル)−1,4 ,7,10−テトラアザウンデシル)−フェニル]−4−オキサブチル}−3, 8−ジエチル−2,7,12,18−テトラメチルポルフィリン 3−エトキシ−カルボニルメチル−6−[2−(2,6−ジオキソモルホリノ )−エチル]−3,6−ジアザオクタン二酸(DTPA−モノアンヒドリドモノ エチルエステル)1.21g(3.00mモル)を無水ジメチルホルムアミド2 00ml中に懸濁させる。窒素を上層し、トリエチルアミン1.52g(15. 00mモル)及び例20aで製造された化合物1.08g(1.50mモル)を 添加し、室温で3日間撹拌する。濾過及び真空中での蒸発濃縮後に、残分を、水 /テトラヒドロフランを用いるシリカゲルRP−18のクロマトグラフィーにか け、かつ真空中で蒸発乾固させる。 収量:赤褐色粉末 1.89g(理論の82%) 分析(無水物質に対して): C61,32 H6,73 N11,00 O20,95 (計算値) C61,09 H6,64 N10,87 c)13,17−ビス−{4−(4−(11−カルボキシラト−2−オキソ−4 ,7−ビス−(カルボキシラトメチル)−10−(エトキシカルボニルメチル) −1,4,7,10−テトラアザウンデシル)−フェニル]−4−オキサブチル }−3,8−ジエチル−2,7,12,18−テトラメチルポルフィリン、ジガ ドリニウム錯体 例20bで製造された配位子1.50g(0.98mモル)を水350ml中 に溶かす。2規定の苛性ソーダ水溶液の添加によりpH7.0に調整し、かつ酢 酸ガドリニウム−4水和物0.88g(2.16mモル)及び2規定の苛性ソー ダ水溶液を小量宛て添加し、その結果、反応混合物のpH−値は、常に6.8か ら7.2までの間を揺れ動く。酢酸ガドリニウムを全部添加した後、室温で1晩 後撹拌する。後処理のために濾過し、溶剤を真空中で除去し、残分を水/テトラ ヒドロフランを用いるシリカゲルRP−18のクロマトグラフィーにかける。溶 出液を真空中で蒸発乾固させる。 収量:赤褐色粉末 1.44g(理論の80%) 分析(無水物質に対して): C51,02 H5,27 Gd17,13 N9,15 O17,43 (計算値) C50,83 H5,18 Gd17,11 N8,94 d)13,17−ビス−{4−(4−(11−カルボ キシラト−2−オキソ−4,7,10−トリス−(カルボキシラトメチル)−1 ,4,7,10−テトラアザウンデシル)−フェニル]−4−オキサブチル}− 3,8−ジエチル−2,7,12,18−テトラメチルポルフィリン、ジガドリ ニウム錯体、二ナトリウム塩 例20bで製造された配位子1.50g(0.98mモル)を水350ml中 に溶かす。10モル苛性ソーダ水溶液の添加によりpH13.0に調整し、かつ 室温で5時間撹拌する。エステルの完全なけん化の後、濃塩酸でpH7.0に調 整し、例20cに記載のようにして、酢酸ガドリニウム−4水和物0.88g( 2.16mモル)で錯化し、後処理し、かつ精製する。 収量:赤褐色粉末 1.41g(理論の79%) 分析(無水物質に対して): C48,73 H4,75 Gd17,24 N9,22 Na2,51 O17,54(計算値) C48,61 H4,72 Gd17,25 N9,13 Na2,39 例21 a)マンガン(III)−{N,N′−ビス−[11−カルボキシ−2−オキソ−4 ,7−ビス−(カルボキシメチル)−10−(エトキシカルボニルメチル)−1 ,4,7,10−テトラアザウンデシル]−3,8−ビス−(1−プロピル)− ジューテロポルフィリン−IX−13,17−ジアミド}−アセテート 例14dで製造された配位子2.00g(1.40mモル)及び酢酸マンガン (II)−4水和物10.00gを酢酸150ml中で、還流下に1時間煮沸する 。真空中で蒸発乾固させ、残分をジクロルメタン、メタノール、酢酸及び水から なる混合物中でクロマトグラフィーにかける。生成物含有フラクションは、蒸発 濃縮及び真空中での乾燥後に微細結晶状の赤褐色粉末を生じる。 収量:2.01g(理論の93%) 分析(無水物質に対して): C54,54 H6,34 Mn3,56 N12,72 O22,83 (計算値) C54,63 H6,41 Mn3,42 N12,58 b)マンガン(III)−{N,N′−ビス−[11−カルボキシラト−2−オキソ −4,7−ビス−(カルボキシラトメチル)−10−(エトキシカルボニルメチ ル)−1,4,7,10−テトラアザウンデシル]−3,8−ビス−(1−プロ ピル)−ジューテロポルフィリン−IX−13,17−ジアミド}−アセテート、 ジガドリニウム錯体 例21aで製造された配位子1.92g(1.25mモル)を水300ml中 に溶かす。2規定の苛性ソーダ溶液の添加によりpH7.0に調整し、かつ酢酸 ガドリニウム−4水和物1.18g(2.90mモル)及び2規定の苛性ソーダ 水溶液を少量宛て添加し、そ の結果、pH−値は、常に6.8から7.2までの間を揺れ動く。酢酸ガドリニ ウムを全部添加した後、室温で1晩後撹拌する。後処理のために濾過し、溶剤を 真空中で除去し、残分を、水/テトラヒドロフランを用いるシリカゲルRP−1 8のクロマトグラフィーにかける。生成物含有フラクションを真空中で蒸発乾固 させる。 収量:赤褐色粉末 1.89g(理論の82%) 分析(無水物質に対して): C45,45 H4,96 Gd17,00 Mn2,97 N10,60 O19,03(計算値) C45,22 H4,83 Gd16,89 Mn3,05 N10,50 c)マンガン(III)−{N,N′−ビス−[11−カルボキシラト−2−オキソ −4,7−ビス−(カルボキシラトメチル)−10−(エトキシカルボニルメチ ル)−1,4,7,10−テトラアザウンデシル]−3,8−ビス−(1−プロ ピル)−ジューテロポルフィリン−IX−13,17−ジアミド}−アセテート、 ジガドリニウム錯体、二ナトリウム塩 例21aで製造されたマンガンポルフィリン1.55g(1.01mモル)を 水150ml中に溶かす。10モル苛性ソーダ水溶液の添加によりpH13に調 整し、かつ室温で5時間撹拌する。エステルの完全なけん化の後、濃塩酸でpH 7.0に調整し、例21bに記載のようにして、酢酸ガドリニウム−4水和物0 . 90g(2.21mモル)で錯化し、かつ精製する。 収量:1.45g(理論の78%) 分析(無水物質に対して): C43,13 H4,44 Gd17,11 Mn2,99 N10,67 Na2,50 O19,15(計算値) C43,24 H4,52 Gd17,03 Mn2,84 N10,39 Na2,81 例22 a)皮下に結腸癌(HT29、WiDr)を植え込んだ9匹のヌードマウス(B alb/c nu/nu)に例1bのメソポルフィリン誘導体0.1mモル/k g(再蒸留水中に溶解、10mモル/l、pH7.2、37℃)をそれぞれ静脈 内適用した。0.5時間、3時間及び24時間後に動物を殺して、プレパラート を作製した。組織濃度は、相応する後処理(濃HNO3)後にICP−AESを 用いて測定し、新鮮組織重量1g当たりの適用用量の%で計算した。 注射0.5時間後に既に、肝臓中の濃度は、新鮮組織重量1g当たり適用用量 の10%であった。他の全ての検査組織での濃度が24時間の間、著しく降下す る一方、肝臓組織でのポルフィリン濃度は10%で一定のままである。 既に注射5分後に、肝臓組織中で明らかな信号強度の増加が現われ、これは3 0分後には検査腫瘍中でみられた。最大エンハンスメント(肝臓:+50%、腫 瘍:+100%)は、注射75分後に達した。これに対して、対照組織としての 筋肉内では僅かな変化のみ確認することができた。腎臓中では、より強い信号強 度の変化を確認することができた。 例23 a)ブルカー・ビオスペク(Bruker Biospec)核スピン断層撮影(2.35テス ラ)で、例1cの化合物0.05mモル/kg(再蒸留水中、10mモル/l、 pH7.2、37℃)を静脈投与した後の、腫瘍(HT29−結腸癌)を有する ヌードマウス(Balb/c nu/nu)の種々の組織中での信号強度の変化 を 検査した。測定は、マルチ・スライス・シングル・エコー・シーケンス(multi slice single echo Sequenz:MSSE)を用いて行う。撮影パラメーター:T R:400ms、TE:30ms、層厚:4mm、平均の数:4/スライス、マ トリックス:2562。前撮影(Voraufnahme)後に物質0.05mモル/kgを 適用し、信号強度の変化(内部基準に対して)を注射5、15、30、45、6 0、75、90及び120分後に検査した。 既に注射5分後に、肝臓組織中で明らかな信号強度の増加が現われ、他方、対 照組織としての腫瘍及び筋肉内では僅かの変化のみ確認することができた。この 効果は全観察時間にわたり存続した。注射3時間後まで、腎臓中でのみ、更に強 い信号強度の変化を確認することができる。 b)ブルカー・ビオスペク核スピン断層撮影(2.35テスラ)で、例1cの化 合物0.05mモル/kg もしくは0.1mモル(再蒸留水中、20mモル/l、pH7.2、37℃)を 静脈投与した後の、DMBA−誘発性乳癌を有するラッテの種々の組織中での信 号強度の変化を検査した。測定は、マルチ・スライス・バリアブル・エコー・シ ーケンス(multi slice variable echo Sequenz:MSVE)を用いて行った。 撮影パラメーター:TR:400ms、TE:25ms、層厚:4mm、平均の 数:4/スライス、マトリックス:2562。前撮影後に物質0.05mモル/ kgもしくは0.1mモル/kgを適用し、信号強度の変化(内部基準に対して )を検査した。結果は次表にまとめる。0.1mモル/kgの静脈投与の5分も しくは3又は24時間後のDMBA−誘発性乳癌の1H−NMR−写真は、第1 図に示されている。 既に注射5分後に、肝臓組織中で明らかな信号強度の増加が現われ、特に検査 腫瘍中に現われる。それに対して、対照組織としての筋肉内では僅かの変化のみ 確認することができた。この効果は全観察時間(注射後24時間まで)にわたり 存続する。0.05mモル/kgの適用により、腎臓中でのみ、更に強い信号強 度の変化を確認することができる。 c)ブルカー・ビオスペク核スピン断層撮影(2.35テスラ)で、例1cの化 合物0.1mモル/kg(トリス/NaCl−緩衝剤中、20mモル/l、pH 7.2〜7.4、37℃)を1回静脈適用した後の、腫瘍(ノヴィコフ−ヘパト ーマ:Novikoff-Hepatom;筋肉内)を有するヌードマウス(LEW/Mol r nu/rnu)の種々の組織中での信号強度の変化を 検査した。測定は、マルチ・スライス・シングル・エコー・シーケンス(MSS E)を用いて行った。撮影パラメーター:TR:412ms、TE:25ms、 層厚:4mm、平均の数:4/スライス、マトリックス:2562。前撮影後に それぞれ物質0.1mモル/kgを尾の静脈に適用し、信号強度の変化(一緒に 測定された基準に対して)を注射後、15分もしくは30分〜180分の間隔で 検査した。それぞれの出発強度(=1.00とする)に対する相対強度が記載さ れている。 適用直後に、検査組織中に明らかな信号強度の増加が現われた(±60%)。 しかしながら、肝臓及び筋肉内では、2〜3時間後に再びほぼ最初の強度に達し たが、一方、腫瘍中での強度は、観察時間にわたり、ほぼ不変で高いままであっ た。物質は、明らかに、主に腎臓で除去される。従って、腎臓中での信号強度は 、150分までは、腫瘍中で測定されうるものより高かった。 d)ブルカー・ビオスペク・核スピン断層撮影(2.35テスラ)で、例1cの 化合物0.5mモル/kg(再蒸留水中、10mモル/l、pH7.2、37℃ )を静脈投与した後の、腫瘍(HT29−及びWiDr−結腸癌)を有するヌー ドマウス(Balb/c nu/nu)の種々の組織中での信号強度の変化を検 査した。測定は、マルチ・スライス・シングル・エコー・シーケンス(MSSE )を用いて行う。撮影パラメーター:TR:400ms、TE:30ms、層厚 :4mm、平均の数:4/スライス、マトリックス:2562。前撮影後に物質 0.05mモル/kgを適用し、信号強度の変化を注射後180分まで検査した 。 既に注射5分後に、肝臓組織及び両方の検査腫瘍中で明らかに信号強度の増加 が現われた。それに対して、対照組織としての筋肉内では僅かの信号増加を確認 することができた。この効果は全観察時間にわたり存続した。第2図は、注射5 .82もしくは180分後のWiDr−結腸癌の1H−NMR−写真を示し、第 3図はHT29−癌の1H−NMR−写真を示す。 e)皮下に結腸癌(HT29及びWiDr)を植え込 んだ9匹のヌードマウス(Balb/c nu/nu)に例1cのジューテロポ ルフィリン誘導体化合物0.1mモル/kg(再蒸留水中に溶解、10mモル/ l、pH7.2、37℃)をそれぞれ静脈内適用した。0.5時間、3時間及び 24時間後に動物を殺して、プレパラートを作製した。組織濃度は、相応する後 処理(濃HNO3)後にICP−AESを用いて測定し、新鮮組織重量1g当た りの適用用量の%で計算した。更に、組織緩和時間T1及びT2を測定した(Br uker minispec pc 120)。 化合物の高い緩和性(17.861mモル-1-1)に基づき、両腫瘍中での相 対的に低い組織濃度にもかかわらず、明らかに短いT1−組織緩和時間を測定す ることができた(ファクター2〜3)。緩和時間のこ の短縮は、少なくとも注射後3時間迄、NMR−イメージング実験(T1−強調 スピン−エコー−シーケンス(T1-gewichtete Spin-Echo-Sequenz))でのエン ハンスメントのために十分である。 f)皮下に結腸癌(HT29、WiDr及びMATLu)を植え込んだ9匹のヌ ードマウス(Balb/c nu/nu)に例1cのジューテロポルフィリン誘 導体0.1mモル/kg(再蒸留水中に溶解、10mモル/l、pH7.2、3 7℃)をそれぞれ静脈内適用した。2時間後に動物を殺して、プレパラートを作 製した。組織濃度は、相応する後処理(濃HNO3)後にICP−AESを用い て測定し、新鮮組織重量1g当たりの適用用量の%で計算した。更に、組織緩和 時間T1及びT2を測定した(Bruker minispec pc 120)。空値の測定のために KM適用のない対照動物を相応して検査した。 3個の腫瘍全てに、特に、化合物の高い緩和性(17.861mモル-1-1) に基づき、明らかに短縮されたT1−組織緩和時間を測定することができた(フ ァクター2〜3)。前立腺癌(MATLu)中での組織濃度及び組織緩和時間に 対する効果は、結腸癌(HT29及びWiDr)中におけるより傾向上大であっ た。緩和時間の短縮は、全ての検査腫瘍中でNMR−イメージング実験(T1− 強調スピン−エコー−シーケンス)でのエンハンスメントのために十分である。 例24 ブルカー・ビオスペク・核スピン断層撮影(2.35テスラ)で、例2cの化 合物0.05mモル/kg(再蒸留水中、10mモル/l、pH7.2、37℃ )を静脈投与した後の、腫瘍(HT29−及びWiDr−結腸癌)を有するヌー ドマウス(Balb/c nu/nu)の種々の組織中での信号強度の変化を検 査した。測定は、マルチ・スライス・シングル・エコー・シーケンス(MSSE )を用いて行う。撮影パラメーター:TR:400ms、TE:30ms、層厚 :4mm、平均の数:4/スライス、マトリックス:2562。前撮影後に物質 0.05mモル/kgを適用し、 信号強度の変化(内部基準に対して)を注射後5、30、60、120及び18 0分で検査した。 既に注射5分後に、肝臓組織及び両方の検査腫瘍中で明らかな信号強度の増加 が現われ、それに対して、対照組織としての筋肉内では僅かの変化のみ確認する ことができた。この効果は全観察時間にわたり存続した。最大の信号強度の差は 、注射後2時間もしくは3時間で確認することができる。注射後2時間迄、腎臓 中でのみ、更に強い信号強度の変化を確認することができる。 例25 皮下に結腸癌(HT29、WiDr)を植え込んだ9匹のヌードマウス(Ba lb/c nu/nu)に例8eのメソポルフィリン誘導体0.1mモル/kg (再蒸留水中に溶解、10mモル/l、pH7.2、37℃)をそれぞれ静脈内 適用した。0.5時間、3時間及び24時間後に動物を殺して、プレパラートを 作製した。組織濃度は、相応する後処理(濃HNO3)後にICP−AESを用 いて測定し、新鮮組織重量1g当たりの適用用量の%で計算した。 肝臓組織中では、新鮮組織重量1g当たりの適用用量10%(注射後0.5時 間)から新鮮組織重量1g当たりの適用用量約30%まで、注射後24時間にわ たり増加するが、一方、他の組織全てでは、組織濃度は24時間にわたり減少す るか又は少なくとも一定のままである。従って肝臓は、注射24時間後、全ての 検査組織の絶対的に最高の組織濃度を有する。 例26 皮下に結腸癌(HT29、WiDr)を植え込んだ9匹のヌードマウス(Ba lb/c nu/nu)に 例16fのメソポルフィリン誘導体0.1mモル/kg(再蒸留水中に溶解、1 0mモル/l、pH7.2、37℃)をそれぞれ静脈内適用した。0.5時間及 び3時間後に動物を殺して、プレパラートを作製した。組織濃度は、相応する後 処理(濃HNO3)後にICP−AESを用いて測定し、新鮮組織重量1g当た りの適用用量の%で計算した。 肝臓は、注射0.5時間もしくは3時間後に、新鮮組織重量1g当たりの適用 用量約21%もしくは28%を示し、検査組織全ての最強の濃度増加を示した。 例27 皮下に結腸癌(HT29、WiDr)を植え込んだ9匹のヌードマウス(Ba lb/c nu/nu)に 例18dのメソポルフィリン誘導体0.1mモル/kg(再蒸留水中に溶解、1 0mモル/l、pH7.2、37℃)をそれぞれ静脈内適用した。0.5時間及 び3時間後に動物を殺して、プレパラートを作製した。組織濃度は、相応する後 処理(濃HNO3)後にICP−AESを用いて測定し、新鮮組織重量1g当た りの適用用量の%で計算した。 注射0.5時間もしくは3時間後の新鮮組織重量1g当たりの適用用量約14 もしくは17%により、検査物質は肝臓組織中での濃度増加を示す。腎臓を除く 他の検査組織中では、組織濃度は部分的に著しく低い(ファクター5〜10)。 例28 皮下に結腸癌(HT29、WiDr)を植え込んだ 9匹のヌードマウス(Balb/c nu/nu)に例19eのメソポルフィリ ン誘導体0.1mモル/kg(再蒸留水中に溶解(10mモル/l、pH7.2 、37℃)をそれぞれ静脈内適用した。0.5時間、3時間及び24時間後に動 物を殺して、プレパラートを作製した。組織濃度は、相応する後処理(濃HNO3 )後にICP−AESを用いて測定し、新鮮組織重量1g当たりの適用用量の %で計算した。 肝臓以外では、組織濃度は、24時間にわたり、迅速に減少する(注射0.5 時間後に比べファクター5〜20)。肝臓は、注射3時間もしくは24時間後に 、新鮮組織重量1g当たりの適用用量約14もしくは10%により、検査組織全 ての絶対的に最高の組織濃度 を有する。 例29 5テスラ;64MHz)で、例1cにより製造された本発明による化合物0.0 025mモル/kg KGW(0.05mモル/ガドリニウム kgに相当)を 静脈投与した後の、腫瘍を有するイエウサギ[Hasen- 腫瘍VX−2−癌、実験開始約3週間前に筋肉内に植え込む]の種々の組織中の 信号強度を検査した。測定は、次の撮影パラメーターを用いて行った:T1−強 調スピン−エコー−テクニック(T1-betonte Spin-Echo-Technik):TR:35 0ms、TE:15ms、層配向:冠状、層厚:3mm、平均の数:1層当たり 4、視野:150mm、マトリックス:2562、撮影シーケンス1回当たりエ コー1回、4〜6層。 適用により、植え込まれた腫瘍中のみでなく、腫瘍のある側の多数のリンパ節 の中にも、良好に長期間保持されるエンハンスメントを生じる。従って、本発明 の化合物の適用後の、このリンパ節もしくはリンパ節地域でのきわだったエンハ ンスメントに基づき、リンパ節の転移−発生を鑑別することができた。リンパ節 の組織検査は、MR−断層撮影の検査の結果を裏書した。 種々の組織での相対的信号強度は、第4図に示され る。種々の組織中の出発信号強度(=S1praekontrast(前対照))は、各々1に 設定した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 グリース,ハインツ ドイツ連邦共和国 D―10717 ベルリン ヘルムステッター シュトラーセ 19 (72)発明者 ニートバラ,ウルリヒ ドイツ連邦共和国 D―12161 ベルリン ゴスラーシュトラーセ 28アー (72)発明者 プラッツェク,ヨハネス ドイツ連邦共和国 D―14195 ベルリン クライアレー64 (72)発明者 リー−ファウペル,マリイ ドイツ連邦共和国 D―10711 ベルリン ダマシュケシュトラーセ 23 (72)発明者 エベルト,ヴォルフガンク ドイツ連邦共和国 D―12203 ベルリン ホルテンジーンシュトラーセ 64 (72)発明者 コンラート,ユルゲン ドイツ連邦共和国 D―12163 ベルリン アーホルンシュトラーセ 28 (72)発明者 ガイダ,ヨゼフ ドイツ連邦共和国 D―10551 ベルリン ヴィルヘルムスハベナー シュトラーセ 22

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.一般式I: [式中、R1は、水素原子、直鎖のC1〜C6−アルキル基、C7〜C12−アルアル キル基又は基:OR′(式中、R′は、水素原子又はC1〜C3−アルキル基であ る)を表し、R2は、R3、基:−CO−Z又は基:−(NH)o−(A)q−NH−D (式中、Zは基:−OLであり、ここで、Lは無機又は有機カチオン又はC1〜 C4−アルキル基を表し、Aはフェニレンオキシ−又は酸素原子1個以上により 中断されたC1〜C12−アルキレン−又はC7〜C12−アルアルキレン基を表し、 o及びqは相互に無関係に数字0又は1を表し、かつDは水素原子又は基:−C O−A−(COOL)。−(H)mを表し、mは0又は1であり、但しm及びoの合 計は1である)を表し、R3は基:−(C=M)(N R4)o−(A)q−(NR5)−K(式中、Mは酸素原子又は2個の水素原子を表し、 −R4は基:−(A)q−Hを表し、かつKは一般式(IIa)又は(IIb): (式中、L1はC1〜C6−アルキル基又は無機又は有機カチオンを表し、L2、L3 及びL4は相互に無関係に、L1と同じもの又は水素原子を表す)の錯化剤を表 し、但し錯化剤中に遊離のカルボン酸基は少なくとも2個存在し、ここで、R5 は、Kが式(IIa)の錯化剤である場合にはR4と同じものを表し、R5は、Kが 式(IIb)の錯化剤である場合にはDと同じものを表し、但し酸素−窒素直接結 合は許されない)を表す]の配位子並びに原子番号21〜32、37〜39、4 2〜51又は57〜83の元素のイオン少なくとも1 個並びに金属ポルフィリン中に場合により存在する電荷の均衡のための他のアニ オンからなるポルフィリン−錯化合物。 2.ポルフィリン系は、金属イオンを含有する、請求項1記載の錯化合物。 3.ポルフィリン系は、金属イオンを含有しない、請求項1記載の錯化合物。 4.N,N′−ビス[9−カルボキシラト−2,5,8−トリス(カルボキシ ラトメチル)−2,5,8−トリアザノニル−カルバモイル]−メソポルフィリ ン−IX−13,17−ジアミドのジガドリニウム錯体の二ナトリウム塩である、 請求項1記載の化合物。 5.マンガン(III)−{N,N′−ビス[11−カルボキシラト−2−オキソ −4,7−ビス(カルボキシラトメチル)−10−(エトキシカルボニルメチル )−1,4,7,10−テトラアザウンデシル]−3,8−ビス(1−プロピル )−ジューテロポルフィリン−IX−13,17−ジアミド}−アセテートのジガ ドリニウム錯体の二ナトリウム塩である、請求項1記載の化合物。 6.マンガン(III)−{N,N′−ビス[11−カルボキシラト−2−オキソ −4,7−ビス(カルボキシラトメチル)−10−(エトキシカルボニルメチル )−1,4,7,10−テトラアザウンデシル]−3,8−ビス(1−プロピル )−ジューテロポルフィリン −IX−13,17−ジアミド}−アセテートのジガドリニウム錯体である、請求 項1記載の化合物。 7.場合によりガレヌス製剤に慣用の添加物を有し、請求項1記載の錯化合物 少なくとも1種を含有する薬剤。 8.NMR−又は放射線診断並びに放射線療法のための薬剤の製造のために、 請求項1記載の金属錯体少なくとも1種を使用すること。 9.一般式I: [式中、R1は、水素原子、直鎖のC1〜C6−アルキル基、C7〜C12−アルアル キル基又は基:OR′(式中、R′は、水素原子又はC1〜C3−アルキル基であ る)を表し、R2は、R3、基:−CO−Z又は基:−(NH)o−(A)q−NH−D (式中、Zは基:−OLであり、ここで、Lは無機又は有機カチオン又はC1 〜C4−アルキル基を表し、Aはフェニレンオキシ−又は酸素原子1個以上によ り中断されたC1〜C12−アルキレン−又はC7〜C12−アルアルキレン基を表し 、o及びqは相互に無関係に数字0又は1を表し、かつDは水素原子又は基:− CO−A−(COOL)o−(H)mを表し、mは0又は1であり、但しm及びoの合 計は1である)を表し、R3は基:−(C=M)(NR4)o−(A)q−(NR5)−K( 式中、Mは酸素原子又は2個の水素原子を表し、R4は基:−(A)q−Hを表し、 かつKは一般式(IIa)又は(IIb): (式中、L1はC1〜C6−アルキル基又は無機又は有機カチオンを表し、L2、L3 及びL4は相互に無関係 に、L1と同じもの又は水素原子を表す)の錯化剤を表し、但し錯化剤中に遊離 のカルボン酸基は少なくとも2個存在し、ここで、R5は、Kが式(IIa)の錯化 剤である場合にはR4と同じものを表し、R5は、Kが式(IIb)の錯化剤である 場合にはDと同じものを表し、但し酸素−窒素直接結合は許されない)を表す] の配位子並びに原子番号21〜32、37〜39、42〜51又は57〜83の 元素のイオン少なくとも1個並びに場合により、金属ポルフィリン中の電荷の均 衡のための他のアニオンからなるポルフィリン−錯化合物の製法において、 a)一般式(IIIa): のポルフィリンの還元又は b)一般式(IIIb): のポルフィリンとアミノフェノールとの反応又は c)一般式(IIIc): [式中、R1は前記のものを表し、V及びYは各々水素原子又は共通で原子番号 21〜32、37〜39、42〜51又は57〜83の元素の多価の金属イオン 、有利に亜鉛−(II)−又はマンガン−(III)−イオンを表し、Xはハロゲン原子 、基:−OR′又は基:−O− COOR′(R′は前記のものを表す)を表す]のポルフィリンと化合物:H− NR4−(A)q−NR4−H(式中、A、R4及びqは前記のものを表す)との反応 、所望の場合には引き続いてのカルボニル基の還元又はアミドのホフマン分解に より、先ず一般式IV: [式中、R6は基:−(C=M)−(NR4)o−(A)q−NR4−Hを表し、ここで、 M、R4、A、o及びqは前記のものを表し、R6′は、R6と同じものを表すか 又は基:−OR′を表す]のポルフィリンが得られ、引き続いて、これを、 a)一般式V: [式中、R′は前記のものを表す]の錯化剤と反応させ、所望の場合には存在す るエステル基をケン化するか又は b)式VI: [式中、A′は炭素原子のところで短くされた基Aであり、M1、M2及びM3は 相互に無関係にR′又は原子番号21〜32、37〜39、42〜51又は57 〜83の元素の金属イオン等価物を表す]の化合物と、還元性アミノ化の条件下 で反応させ、 その後、得られた生成物を、場合により完全に又は部分的にエステル基を離脱さ せた後に、前記原子番号の元素の金属酸化物又は金属塩と反応させ、引き続いて 、試薬ヌクレオフーク−D′(ここで、D′はDについて記載のものを表し、但 し、D′は水素を表さない)でアシル化し(その際、前記の工程は交換すること ができる)、かつ最後に、所望の場合には、なお存在す る酸性水素も、無機又は有機塩基のカチオンにより完全に又は部分的に置換する ことを特徴とする、ポルフィリン−錯化、合物の製法。 10.水又は生理的食塩水に溶解されるか又は懸濁された錯化合物を、場合に よりガレヌス製剤に慣用の添加物と共に、腸又は腸管外の適用に好適な形にする ことを特徴とする、請求項7記載の薬剤の製法。
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