JP6525533B2 - 画像処理装置及びその制御方法 - Google Patents

画像処理装置及びその制御方法

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Description

本発明は画像処理装置及びその制御方法に関し、特に、記憶媒体に記録された画像を表示し、画像の色情報を表すヒストグラムを表示するように制御する画像処理装置における制御方法に関する。
近年、デジタルカメラやパーソナルコンピュータ等の、撮像画像を表示する表示制御装置にはRGBヒストグラムを表示する機能を搭載するものが増えてきている。RGBヒストグラムとは、画像内の赤、緑、青の分布を示すヒストグラムである。RGBヒストグラムにおいて、横軸は各色の明るさを示しており、特に横軸の一番左端と右端の要素(列、ライン)が重要で、色がつぶれた画像かどうかを判断するのに用いる。
特許文献1には、画像における輝度レベル毎の画素数データから偶数番目の画素数データを間引き、残りの画素数データを重複利用しながら、各々の隣り合う2つの画素数データの平均値を算出し、新たに度数データを作成する方法が提案されている。作成した度数データに基づきヒストグラムを表示することにより、その表示面積が小さくとも、輝度値が隣り合うデータ間の段差が強調されない滑らかなヒストグラムが得られることが開示されている。
一方、デジタルカメラなどの携帯機器においてもベクターグラフィックスで描画した表示を行う機器が増えてきた。
特開2001−268400号公報
ベクターグラフィックスで取り扱う色のフォーマットはRGBフォーマットであることが多く、表示用のVRAMはRAM節約のため YCbCr411やYCbCr422形式を用いることが多い。このような場合、RGBフォーマットからYCbCr411 or YCbCr422フォーマットへ変換する際に色情報が欠落してしまう。
ヒストグラムの場合、横軸の一番端の要素の色情報が欠落してしまうと、視認性が悪くなってしまい、ヒストグラムとしての機能性を損なうことになってしまう。前述の特許文献1においても、フォーマットの変換による色情報の欠落については考慮されていない。
本発明は前述の問題点に鑑み、ヒストグラムにおける重要な情報がユーザに伝わるように視認性を保った表示を行うことができるようにすることを目的とする。
本発明の画像処理装置は、画像からヒストグラムを表示するための各画素の色情報を取得する取得手段と、前記取得手段によって取得された値に基づいて第1のフォーマットでヒストグラムを生成するヒストグラム生成手段と、前記ヒストグラム生成手段で生成された前記第1のフォーマットのヒストグラムを補正する補正手段と、前記補正手段により補正された前記第1のフォーマットのヒストグラムを第2のフォーマットのヒストグラムへ変換するフォーマット変換手段と、を有し、前記第1のフォーマットは、RGBの各色成分で表現されるフォーマット、前記第2のフォーマットは、輝度成分及び色差成分で表現され、偶数画素の色差成分破棄されるフォーマットであり、前記補正手段は、前記ヒストグラム生成手段で生成された前記第1のフォーマットのヒストグラムのうち、ヒストグラムの左端及び右端のラインのデータをそれぞれ2ラインに複製することを特徴とする。
本発明によれば、ヒストグラムにおける重要な情報がユーザに伝わるように視認性を保った表示を行うことができる。
本発明の実施形態に係るデジタルカメラの外観を示す図である。 本発明の実施形態に係るデジタルカメラの構成例を示すブロック図である。 第1の実施形態の形態に係る、(a)はシングル再生の処理を示し、(b)はヒストグラム補正処理を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る、RGB→YCbCrフォーマットへの変換過程を示す図である。 第1の実施形態に係る、(a)はヒストグラムの色情報の欠落例を示す図、(b)はヒストグラム補正処理後の結果例を示す図である。 第2の実施形態に係る、ヒストグラム補正処理の別の手法を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態を説明する。
図1に、本発明の表示制御装置の一例としてのデジタルカメラの外観図を示す。
表示部28は画像や各種情報を表示する表示部である。シャッターボタン61は撮影指示を行うための操作部である。モード切り替えスイッチ60は各種モードを切り替えるための操作部である。
コネクタ112は、接続ケーブル111とデジタルカメラ100とのコネクタである。操作部70は、ユーザからの各種操作を受け付ける各種スイッチ、ボタン、タッチパネル等の操作部材より成る操作部である。コントローラホイール73は、操作部70に含まれる回転操作可能な操作部材である。
電源スイッチ72は、電源オン、電源オフを切り替えるための押しボタンである。記録媒体200は、メモリカードやハードディスク等の記録媒体である。記録媒体スロット201は、記録媒体200を格納するためのスロットである。記録媒体スロット201に格納された記録媒体200は、デジタルカメラ100との通信が可能となる。蓋202は、記録媒体スロット201の蓋である。
図2は、本実施形態によるデジタルカメラ100の構成例を示すブロック図である。
図2において、撮影レンズ103はズームレンズ、フォーカスレンズを含むレンズ群である。シャッター101は絞り機能を備えるシャッターである。撮像部22は光学像を電気信号に変換するCCDやCMOS素子等で構成される撮像素子である。
A/D変換器23は、アナログ信号をデジタル信号に変換する。A/D変換器23は、撮像部22から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換するために用いられる。バリア102は、デジタルカメラ100の、撮影レンズ103を含む撮像系を覆うことにより、撮影レンズ103、シャッター101、撮像部22を含む撮像系の汚れや破損を防止する。
画像処理部24は、A/D変換器23からのデータ、またはメモリ制御部15からのデータに対し所定の画素補間、縮小といったリサイズ処理や色変換処理を行う。また、画像処理部24では、撮像した画像データを用いて所定の演算処理が行われ、得られた演算結果に基づいてシステム制御部50が露光制御、測距制御を行う。これにより、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理が行われる。画像処理部24では更に、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行っている。
A/D変換器23からの出力データは、画像処理部24及びメモリ制御部15を介して、或いは、メモリ制御部15を介してメモリ32に直接書き込まれる。メモリ32は、撮像部22によって得られA/D変換器23によりデジタルデータに変換された画像データや、表示部28に表示するための画像データを格納する。メモリ32は、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像および音声を格納するのに十分な記憶容量を備えている。
また、メモリ32は画像表示用のメモリ(ビデオメモリ)を兼ねている。D/A変換器13は、メモリ32に格納されている画像表示用のデータをアナログ信号に変換して表示部28に供給する。こうして、メモリ32に書き込まれた表示用の画像データはD/A変換器13を介して表示部28により表示される。
表示部28は、LCD等の表示器上に、D/A変換器13からのアナログ信号に応じた表示を行う。A/D変換器23によって一度A/D変換されメモリ32に蓄積されたデジタル信号をD/A変換器13においてアナログ変換し、表示部28に逐次転送して表示することで、電子ビューファインダとして機能し、スルー画像表示(ライブビュー表示)を行える。
不揮発性メモリ56は、電気的に消去・記録可能なメモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。不揮発性メモリ56には、システム制御部50の動作用の定数、プログラム等が記憶される。ここでいう、プログラムとは、本実施形態にて後述する各種フローチャートを実行するためのプログラムのことである。
システム制御部50は、デジタルカメラ100の全体動作を制御する。前述した不揮発性メモリ56に記録されたプログラムを実行することで、後述する本実施形態の各処理を実現する。52はシステムメモリであり、RAMが用いられる。システムメモリ52には、システム制御部50の動作用の定数、変数、不揮発性メモリ56から読み出したプログラム等を展開する。また、システム制御部はメモリ32、D/A変換器13、表示部28等を制御することにより表示制御も行う。
システムタイマー53は各種制御に用いる時間や、内蔵された時計の時間を計測する計時部である。
モード切り替えスイッチ60、シャッターボタン61、操作部70はシステム制御部50に各種の動作指示を入力するための操作手段である。モード切り替えスイッチ60は、システム制御部50の動作モードを静止画記録モード、動画記録モード、再生モード等のいずれかに切り替える。静止画記録モードに含まれるモードとして、オート撮影モード、オートシーン判別モード、マニュアルモード、撮影シーン別の撮影設定となる各種シーンモード、プログラムAEモード、カスタムモード等がある。
モード切り替えスイッチ60で、静止画撮影モードに含まれるこれらのモードのいずれかに直接切り替えられる。あるいは、モード切り替えスイッチ60で静止画撮影モードに一旦切り換えた後に、静止画撮影モードに含まれるこれらのモードのいずれかに、他の操作部材を用いて切り替えるようにしてもよい。同様に、動画撮影モードにも複数のモードが含まれていてもよい。
第1シャッタースイッチ62は、デジタルカメラ100に設けられたシャッターボタン61の操作途中、いわゆる半押し(撮影準備指示)でONとなり、第1シャッタースイッチ信号SW1を発生する。第1シャッタースイッチ信号SW1により、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の動作を開始する。
第2シャッタースイッチ64は、シャッターボタン61の操作完了、いわゆる全押し(撮影指示)でONとなり、第2シャッタースイッチ信号SW2を発生する。システム制御部50は、第2シャッタースイッチ信号SW2により、撮像部22からの信号読み出しから記録媒体200に画像データを書き込むまでの一連の撮影処理の動作を開始する。
操作部70の各操作部材は、表示部28に表示される種々の機能アイコンを選択操作することなどにより、場面ごとに適宜機能が割り当てられ、各種機能ボタンとして作用する。機能ボタンとしては、例えば終了ボタン、戻るボタン、画像送りボタン、ジャンプボタン、絞込みボタン、属性変更ボタン等がある。例えば、メニューボタンが押されると各種の設定可能なメニュー画面が表示部28に表示される。利用者は、表示部28に表示されたメニュー画面と、上下左右の4方向ボタンやSETボタンとを用いて直感的に各種設定を行うことができる。
コントローラホイール73は、操作部70に含まれる回転操作可能な操作部材であり、方向ボタンと共に選択項目を指示する際などに使用される。コントローラホイール73を回転操作すると、操作量に応じて電気的なパルス信号が発生し、このパルス信号に基づいてシステム制御部50はデジタルカメラ100の各部を制御する。このパルス信号によって、コントローラホイール73が回転操作された角度や、何回転したかなどを判定することができる。
なお、コントローラホイール73は、回転操作が検出できる操作部材であればどのようなものでもよい。例えば、ユーザの回転操作に応じてコントローラホイール73自体が回転してパルス信号を発生するダイヤル操作部材であってもよい。また、タッチセンサよりなる操作部材で、コントローラホイール73自体は回転せず、コントローラホイール73上でのユーザの指の回転動作などを検出するものであってもよい(いわゆる、タッチホイール)。
電源制御部80は、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成され、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行う。また、電源制御部80は、その検出結果及びシステム制御部50の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体200を含む各部へ供給する。
電源部30は、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプター等からなる。記録媒体I/F18は、メモリカードやハードディスク等の記録媒体200とのインターフェースである。記録媒体200は、撮影された画像を記録するためのメモリカード等の記録媒体であり、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される。
通信部54は、無線または優先ケーブルによって接続し、映像信号や音声信号の送受信を行う。通信部54は無線LAN(Local Area Network)やインターネットとも接続可能である。通信部54は撮像部22で撮像した画像(スルー画像を含む)や、記録媒体200に記録された画像を送信可能であり、また、外部機器から画像データやその他の各種情報を受信することができる。
姿勢検知部55は、重力方向に対するデジタルカメラ100の姿勢を検知する。姿勢検知部55で検知された姿勢に基づいて、撮像部22で撮影された画像が、デジタルカメラ100を横に構えて撮影された画像であるか、縦に構えて撮影された画像なのかを判別可能である。
システム制御部50は、姿勢検知部55で検知された姿勢に応じた向き情報を撮像部22で撮像された画像の画像ファイルに付加したり、画像を回転して記録したりすることが可能である。姿勢検知部55としては、加速度センサーやジャイロセンサーなどを用いることができる。
[第1の実施形態]
図3に本実施形態の動作を説明するフローチャートを示す。
図3(a)は、画像を一枚再生するためのシングル再生モードのフローチャートである。この処理は、不揮発性メモリ56に記録されたプログラムを、システムメモリ52をワークメモリとして読み込み、システム制御部50が実行することにより実現する。また、この処理における各種の画像処理及び描画処理は、システム制御部50が画像処理部24とメモリ制御部15を適宜用いて実現される。デジタルカメラ100が再生モードで起動されると、図3の処理を開始する。
まず、S301にて、システム制御部50は、記録媒体200に記録されている画像の中から表示する画像を読み込みメモリ32に配置する。S302にて、システム制御部50は、メモリ32に配置された画像をデコードし、YCbCrフォーマットのデータとしてメモリ32内の別の領域に展開する。ここで展開されるのはヒストグラムではなく、撮像画像などの、画像ファイルが元となっている画像である。
S303では、システム制御部50は、S302にてデコードしたYCbCrデータ(撮像画像)から各色のヒストグラムデータを取得する。ヒストグラムデータは、画素の色情報である輝度成分、R成分、G成分、B成分ごとに取得し、それぞれの成分において256階調の明るさを示すデータの配列である。
S304では、システム制御部50は、取得したヒストグラムデータを補正処理する。補正処理の詳細方法については後述する。S304にて補正したヒストグラムデータをS305にて、メモリ上の特定の領域である下書き用のVRAMに一度描画する、ヒストグラム描画処理を行う。下書き用のVRAMは、RGBフォーマットでデータが描画されているので、S306では、システム制御部50は、そのヒストグラムデータをYCbCrフォーマットに変換する、フォーマット変換処理を行う。YCbCrフォーマットへの変換方法の詳細については後述する。S307において、システム制御部50は、表示更新を行う表示部28に表示する。
S304でのヒストグラムデータを補正する処理の詳細について述べる。
図3(b)は、ヒストグラム補正処理の手順を説明するフローチャートである。ヒストグラム補正処理では、256個の配列データの1番目の要素と最後の256番目の要素をさらに外側の要素としてコピーする処理を行う。
具体的には、S331にて、システム制御部50は、n番目の要素をn+1番目の要素(ライン、列)にコピーし(これによって右端の2ラインは同じデータとなる)、S332にて2〜n+1番目の要素を、3〜n+2にシフト(1ずつシフト)させる。さらに、S333で1番目の要素を2番目の要素にコピーする。これによって、左端の2ラインも同じデータとなる。このようにして、左端と右端の列を他の列よりも幅を太く描画して、ヒストグラムの外側方向にヒストグラムを太らせる。
S306でのYCbCrフォーマットへの変換の詳細について述べる。
図4(a)〜図4(c)は、横に並んだ4つの画素がRGBフォーマットからYCbCr422フォーマットに変換される過程である。図4(a)では、RGBフォーマットで左から、黒・赤・赤・黒で画素が並んでいるとする。
図4(b)は、変換の過程として図4(a)の各画素をYCbCr444フォーマットに直したものである。各画素のRGB成分はそれぞれ異なるYCbCrに変換される。
図4(c)は、図4(b)の各画素をYCbCr422フォーマットに変換したものである。このとき、色差成分CbCrについては図4(b)の奇数画素のものを採用し、偶数画素の色差成分は破棄する。
本来、YCbCr422やYCbCr411フォーマットは、人間の目が輝度の変化には敏感であり、色の変化には鈍感であることを利用し、色差成分を複数画素で共通に用いることでデータ量を減らすことが目的である。しかしながら、図4のような色差成分の差が大きい画素が隣り合うような並びの場合、偶数画素の色差成分は奇数画素のものを用いるために図4(c)のように、黒・灰・赤・茶という並びになってしまい、元の色と著しく異なる色に変わってしまうことがある。
ヒストグラムにおいては、隣り合う画素の色差成分の差が大きいようなケースは多々発生し、赤色の細い線であるはずが実際に表示されると灰色になってしまう。特に、ヒストグラムでは、横軸の左端、右端の成分が重要な意味をもっており、画像内の色がつぶれてしまっているかを示している。より詳しくは、左端は最も暗いピクセルの数を示しており、ヒストグラムにおいて左端が高くなっているということは、画像に黒潰れが発生している可能性があることを示している。右端は最も明るいピクセルの数を示しており、ヒストグラムにおいて右端が高くなっているということは、画像に白とびが発生している可能性を示している。
このように、ユーザにとって、ヒストグラムの両端は黒潰れと白とびの発生の可能性を判断するための重要な情報である。従って、ヒストグラムの両端の視認性が落ちることはユーザにとって好ましくない。しかし、前述の例のようにヒストグラムの左端、右端の成分の色が変わってしまうと見えづらくなってしまい、ヒストグラムとしての機能性の低下につながる。
図5(a)は、RGBで描画したヒストグラム(左側)を、YCbCrフォーマットへ変換した場合(右側)の表示例である。ヒストグラムにおける右端ライン(nライン目)の値は他のラインよりも値が高くなっており、白とびが発生している可能性があるが、YCbCrフォーマットへの変換に伴って表示色が変わってしまい、見えづらくなっている。ユーザは、この表示を見ると、右端のラインは値が高くないと誤認し、白とびが発生している可能性を見落としてしまう恐れがある。
そこで、S304でのヒストグラムデータを補正する処理により、ヒストグラムの左端、右端の成分をそれぞれ複製し2列ずつ描画することで、図5(b)のように一番端の要素が存在していることを明示的に示すことができる。図5(b)の左側の図は、前述のS304の処理によって、図5(a)のような補正前のヒストグラムデータのうち、右端のデータを2ラインに複製し、n+1ライン目とn+2ライン目が同じデータとなるように補正したものである(左端の表示は省略)。
このようなデータを、YCbCrフォーマットに変換すると、図5(b)の左側の図のように、右端の2ライン(n+1ライン目とn+2ライン目)のうち何れかのラインは表示色が変換前から変わらないため、視認性が劣化するのを防ぐことができる。図5(b)の表示をみれば、ユーザはヒストグラムの右端の値が高くなっていることを認識でき、白とびが発生している可能性を正しく把握することができる。
ここで、S304でのヒストグラム補正処理では、元のヒストグラムデータの配列に対して外側にデータを複製するようにしていた。これは、データを欠落させるよりもヒストグラムの幅が多少大きくなる方がデメリットが少ないと考えたからであるが、配列の最初の要素は2番目に、最後の要素は最後から2番目にコピーして、ヒストグラムの内側方向に2ラインずつ描画するようにしてもよい。このようにして、ヒストグラムの内側方向にヒストグラムを太らせるようにしてもよい。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
ヒストグラムの要素数が偶数である場合に、奇数になるように何れかの要素をコピーして増やすか、あるいは削除して減らすことで要素数を奇数とすることでも両端の視認性を向上させることができる。
図6(a)のように、ヒストグラムの要素数が偶数列の場合、ヒストグラムの左端と右端のどちらか一方は偶数ラインの画素となり、奇数画像の色差成分が用いられるデータとなるため、正しく描画されなくなってしまう。図6(a)では、nライン(nは偶数)のヒストグラムを、各ライン1ピクセル幅を用いて表示した場合の表示例である。
右端のラインnライン目は、偶数ライン目であるため、RGBの場合は赤く表示できていても、YCbCrフォーマットへ変換すると奇数ラインの色差成分が用いられるため視認性が悪くなる。
これに対し、ヒストグラムの所定の1要素を2ラインで描画することで、ライン数が増加することにより、全体として要素数が奇数になるため、左端と右端の要素を両方とも奇数列の画素とし、正しく描画されるようにすることができる。
図6(b)の例では、nライン(nは偶数)のヒストグラムのうち、両端以外の列であるm(<n)ライン目を1列コピーしてライン数を増加し、全体をn+1ラインにすることで全体としての要素数を奇数にしている。より具体的には、システム制御部50は、m〜nライン目をm+1〜n+1ライン目にコピーする。
こうすることで、mライン目とm+1ライン目が同じデータとなる。右端のn+1ライン目は奇数となるため、YCbCrフォーマットへ変換してもデータが欠落せず、視認性が保たれる。
なお、所定の1要素を2ラインで描画する変わりに、その要素を配列から削減することで要素数全体を奇数にしてもよい。例えば、mライン目を削除(より詳しくは、m+1〜nライン目をm〜n-1ライン目にコピーし、nライン目を削除して1列間引く)するようにして、全体の要素数を奇数ラインにすることでも同様に両端の視認性を確保することができる。
また、上述の各実施形態においては、RGBフォーマットからYCbCrフォーマットへ変換するフォーマット変換について説明したが、他の色フォーマットの変換においても同様に適用可能である。色の情報が欠落するような色フォーマットの変換の場合、上述の各実施形態を適用すれば上述の各実施形態で説明したことと同様の効果を奏することができる。
なお、システム制御部の制御は1つのハードウェアが行ってもよいし、複数のハードウェアが処理を分担することで、装置全体の制御を行ってもよい。
また、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。さらに、上述した各実施形態は本発明の一実施形態を示すものにすぎず、各実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
また、前述した実施形態においては、本発明を表示制御装置に適用した場合を例にして説明したが、これはこの例に限定されず撮像手段を有する機器であれば適用可能である。すなわち、本発明はパーソナルコンピュータやPDA、携帯電話端末や携帯型の画像ビューワ、ディスプレイを備えるプリンタ装置などに適用可能である。
(その他の実施形態)
本発明は、前述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又はコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を介してシステム又は装置に供給する。そして、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
15 メモリ制御部
22 撮像部
24 画像処理部
28 表示部
32 メモリ
50 システム制御部
56 不揮発性メモリ
60 モード切り替えスイッチ
61 シャッターボタン
100 デジタルカメラ

Claims (7)

  1. 画像からヒストグラムを表示するための各画素の色情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得された値に基づいて第1のフォーマットでヒストグラムを生成するヒストグラム生成手段と、
    前記ヒストグラム生成手段で生成された前記第1のフォーマットのヒストグラムを補正する補正手段と、
    前記補正手段により補正された前記第1のフォーマットのヒストグラムを第2のフォーマットのヒストグラムへ変換するフォーマット変換手段と、を有し、
    前記第1のフォーマットは、RGBの各色成分で表現されるフォーマット、
    前記第2のフォーマットは、輝度成分及び色差成分で表現され、偶数画素の色差成分破棄されるフォーマットであり、
    前記補正手段は、前記ヒストグラム生成手段で生成された前記第1のフォーマットのヒストグラムのうち、ヒストグラムの左端及び右端のラインのデータをそれぞれ2ラインに複製することを特徴とする画像処理装置。
  2. 画像からヒストグラムを表示するための各画素の色情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得された値に基づいて第1のフォーマットでヒストグラムを生成するヒストグラム生成手段と、
    前記ヒストグラム生成手段で生成された前記第1のフォーマットのヒストグラムを補正する補正手段と、
    前記補正手段により補正された前記第1のフォーマットから第2のフォーマットへ変換するフォーマット変換手段と、を有し、
    前記第1のフォーマットは、RGBの各色成分で表現されるフォーマット、
    前記第2のフォーマットは、輝度成分及び色差成分で表現され、偶数画素の色差成分破棄されるフォーマットであり、
    前記補正手段は、前記ヒストグラム生成手段で生成された前記第1のフォーマットのヒストグラムのライン数が偶数の場合に、両端以外の所定のラインを削除して、前記第1のフォーマットのヒストグラムのライン数を奇数にすることを特徴とする画像処理装置。
  3. 前記フォーマット変換手段により変換された第2のフォーマットのヒストグラムを、表示部に表示させる表示制御手段を有することを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  4. 画像からヒストグラムを表示するための各画素の色情報を取得する取得工程と、
    前記取得工程において取得された値に基づいて第1のフォーマットでヒストグラムを生成するヒストグラム生成工程と、
    前記ヒストグラム生成工程において生成された前記第1のフォーマットのヒストグラムを補正する補正工程と、
    前記補正工程において補正された前記第1のフォーマットのヒストグラムを第2のフォーマットのヒストグラムへ変換するフォーマット変換工程と、を有し、
    前記第1のフォーマットは、RGBの各色成分で表現されるフォーマット、
    前記第2のフォーマットは、輝度成分及び色差成分で表現され、偶数画素の色差成分破棄されるフォーマットであり、
    前記補正工程では、前記ヒストグラム生成工程において生成された前記第1のフォーマットのヒストグラムのうち、ヒストグラムの左端及び右端のラインのデータを2ラインに複製することを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  5. 画像からヒストグラムを表示するための各画素の色情報を取得する取得工程と、
    前記取得工程において取得された値に基づいて第1のフォーマットでヒストグラムを生成するヒストグラム生成工程と、
    前記ヒストグラム生成工程において生成された前記第1のフォーマットのヒストグラムを補正する補正工程と、
    前記補正工程において補正された前記第1のフォーマットから第2のフォーマットへ変換するフォーマット変換工程と、を有し、
    前記第1のフォーマットは、RGBの各色成分で表現されるフォーマット、
    前記第2のフォーマットは、輝度成分及び色差成分で表現され、偶数画素の色差成分破棄されるフォーマットであり、
    前記補正工程では、前記ヒストグラム生成工程において生成された前記第1のフォーマットのヒストグラムのライン数が偶数の場合に、両端以外の所定のラインを削除して、前記第1のフォーマットのヒストグラムのライン数を奇数にすることを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  6. コンピュータを、請求項1乃至3のいずれか1項に記載された画像処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
  7. コンピュータを、請求項1乃至3のいずれか1項に記載された画像処理装置の各手段として機能させるためのプログラムを格納したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
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