JP6524692B2 - 送信装置 - Google Patents

送信装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6524692B2
JP6524692B2 JP2015028930A JP2015028930A JP6524692B2 JP 6524692 B2 JP6524692 B2 JP 6524692B2 JP 2015028930 A JP2015028930 A JP 2015028930A JP 2015028930 A JP2015028930 A JP 2015028930A JP 6524692 B2 JP6524692 B2 JP 6524692B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
antenna
amplitude
control unit
phase
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2015028930A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016152508A (ja
Inventor
洋平 八木下
洋平 八木下
川野 陽一
陽一 川野
宏志 松村
宏志 松村
育生 曽我
育生 曽我
鈴木 俊秀
俊秀 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2015028930A priority Critical patent/JP6524692B2/ja
Publication of JP2016152508A publication Critical patent/JP2016152508A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6524692B2 publication Critical patent/JP6524692B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
  • Transmitters (AREA)
  • Radio Transmission System (AREA)

Description

本発明は、送信装置に関する。
無線周波数の送信信号を送信する送信部と、送信信号の位相を調整する位相調整部と、送信信号の振幅を調整する振幅調整部と、送信部の出力信号を空間に放射するアンテナ部とを有するフェーズドアレイ送信装置が知られている(特許文献1参照)。カップラ部は、送信部の出力の一部を取り出す。第一及び第二のブランチ検波部は、第一の送信ブランチ及び第二の送信ブランチのそれぞれのカップラ部からの出力レベルを検波する。信号合成部は、第一及び第二の送信ブランチのカップラ部からの出力を合成する。合成検波部は、信号合成部からの出力レベルを検波する。振幅制御部は、第一及び第二のブランチ検波部による検波出力によって振幅調整部を制御する。位相制御部は、合成検波部による検波出力によって位相調整部を制御する。
また、フェイズドアレーレーダの各アンテナ素子の個々の送信/受信作動回路の重要な性能パラメータの較正及び較正範囲内での維持に関する送信/受信部分組立て体が知られている(特許文献2参照)。送信/受信部分組立て体は、特定のアンテナ素子に対して作動回路を設け、それにより自己監視・較正を行うことができる。
特開2013−201556号公報 特開平8−226962号公報
上記のカップラ部は、送信部の出力の一部を取り出す。振幅制御部は第一及び第二のブランチ検波部による検波出力によって振幅調整部を制御し、位相制御部は合成検波部による検波出力によって位相調整部を制御する。振幅制御部及び位相制御部は、カップラ部により取り出された送信部の出力の一部を基に制御する。
この場合、第一及び第二の送信ブランチの送信部の出力の振幅及び位相を所望値に制御することはできるが、第一及び第二の送信ブランチのアンテナ部が放射する出力の振幅及び位相が所望値にならない場合がある。例えば、送信部及びアンテナ部が別の基板に設けられ、それらの基板がワイヤボンディングにより接続されている場合、ワイヤボンディングのプロセスばらつきにより、第一及び第二の送信ブランチのアンテナ部が放射する出力の振幅及び位相に誤差が発生する。そのため、アンテナ部が放射する出力の振幅及び位相を所望値に制御することは困難である。
本発明の目的は、第1のアンテナ及び第2のアンテナから放射される信号の振幅差のずれ又は位相差のずれを低減することができる送信装置を提供することである。
送信装置は、第1の信号を無線送信するための第1のアンテナと、第2の信号を無線送信するための第2のアンテナと、補正モードでは、前記第1の信号及び前記第2の信号の位相が相互に反転するように位相を制御する位相制御部と、前記第1のアンテナから放射される信号及び前記第2のアンテナから放射される信号を合成する第1の合成部と、前記第1の合成部により合成された信号を基に前記第1の信号及び前記第2の信号の振幅差が低減するように振幅を制御する振幅制御部とを有し、前記第1の合成部は、前記第1のアンテナに対して電磁結合される第1の線路と、前記第2のアンテナに対して電磁結合される第2の線路と、前記第1の線路及び前記第2の線路に接続される第3の線路とを有し、前記第3の線路は、前記第1の線路及び前記第2の線路間の中点で、前記第1の線路及び前記第2の線路に接続され、前記第1の信号及び前記第2の信号を合成した信号を出力する
また、送信装置は、第1の信号を無線送信するための第1のアンテナと、第2の信号を無線送信するための第2のアンテナと、補正モードでは、前記第1の信号及び前記第2の信号の位相が相互に反転するように位相を制御する位相制御部と、前記第1のアンテナから放射される信号及び前記第2のアンテナから放射される信号を合成する第1の合成部と、前記第1の合成部により合成された信号を基に前記第1の信号及び前記第2の信号の振幅差が低減するように振幅を制御する振幅制御部とを有し、前記第1のアンテナの先端に接続される第1の線路と、前記第2のアンテナの先端に接続される第2の線路と、前記第1の線路及び前記第2の線路に対して電磁結合される第3の線路とを有し、前記第3の線路は、前記第1の信号及び前記第2の信号を合成した信号を出力する
また、送信装置は、第1の信号を無線送信するための第1のアンテナと、第2の信号を無線送信するための第2のアンテナと、補正モードでは、前記第1の信号及び前記第2の信号の位相が相互に反転するように位相を制御する位相制御部と、前記第1のアンテナから放射される信号及び前記第2のアンテナから放射される信号を合成する第1の合成部と、前記第1の合成部により合成された信号を基に前記第1の信号及び前記第2の信号の振幅差が低減するように振幅を制御する振幅制御部と、前記第1の信号の位相に応じた前記第1の信号の振幅のずれを補正する第1の可変ゲインアンプと、前記第2の信号の位相に応じた前記第2の信号の振幅のずれを補正する第2の可変ゲインアンプとを有し、前記位相制御部は、前記第1の信号の位相を制御するための第1の位相制御部と、前記第2の信号の位相を制御するための第2の位相制御部とを有し、前記振幅制御部は、前記第1の信号の振幅を制御するための第1の振幅制御部と、前記第2の信号の振幅を制御するための第2の振幅制御部とを有する。
また、送信装置は、第1の信号を無線送信するための第1のアンテナと、第2の信号を無線送信するための第2のアンテナと、補正モードでは、前記第1の信号及び前記第2の信号の位相が相互に反転するように位相を制御する位相制御部と、前記第1のアンテナから放射される信号及び前記第2のアンテナから放射される信号を合成する第1の合成部と、前記第1の合成部により合成された信号を基に前記第1の信号及び前記第2の信号の振幅差が低減するように振幅を制御する振幅制御部とを有し、前記位相制御部は、前記第1の信号の位相を制御するための第1の位相制御部と、前記第2の信号の位相を制御するための第2の位相制御部とを有し、前記振幅制御部は、前記第1の信号の振幅を制御するための第1の振幅制御部と、前記第2の信号の振幅を制御するための第2の振幅制御部とを有し、前記第1の位相制御部、前記第2の位相制御部、前記第1の振幅制御部及び前記第2の振幅制御部は、第1の基板に設けられ、前記第1のアンテナ、前記第2のアンテナ及び前記第1の合成部は、第2の基板に設けられる。
第1のアンテナから放射される信号及び第2のアンテナから放射される信号を合成することにより、第1のアンテナ及び第2のアンテナから放射される信号の振幅差のずれ又は位相差のずれを低減することができる。
図1は、第1の実施形態による送信装置の構成例を示す図である。 図2は、図1の第1のアンテナ及び第2のアンテナの周辺の構成例を示す図である。 図3は、第1の信号及び第2の信号の位相差が180°である場合の合成信号の波形を示す図である。 図4は、第1の信号及び第2の信号の位相差と合成信号の検波レベルとの関係を示す図である。 図5は、他の送信装置の構成例を示す図である。 図6は、第2の実施形態による送信装置の一部の構成例を示す図である。 図7は、第3の実施形態による送信装置の構成例を示す図である。 図8(A)〜(D)は、可変ゲインアンプの制御方法を説明するための図である。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態による送信装置の構成例を示す図である。送信装置は、第1の基板101及び第2の基板102を有し、例えば3個のチャンネルのフェーズドアレイ送信装置であり、レーダ等に用いることができる。第1の基板101は半導体チップであり、第2の基板102はアンテナ基板である。
第1の基板101は、ベースバンド部103、位相制御部104a〜104c、振幅制御部(パワーアンプ)105a〜105c、出力端子106a〜106c、入力端子110a,110b、及び検波器109a,109bを有する。第2の基板102は、入力端子107a〜107c、アンテナ108a〜108c、出力端子111a,111b、線路112a,112b,113a,113b,114a,114b,115a,115b,116a,116bを有する。
第1の基板101及び第2の基板102は、ワイヤ117a〜117c,118a,11bにより接続される。ワイヤ117aは、出力端子106a及び入力端子107aを相互に接続する。ワイヤ117bは、出力端子106b及び入力端子107bを相互に接続する。ワイヤ117cは、出力端子106c及び入力端子107cを相互に接続する。ワイヤ118aは、出力端子111a及び入力端子110aを相互に接続する。ワイヤ118bは、出力端子111b及び入力端子110bを相互に接続する。
第1のチャンネルは、第1の位相制御部104a、第1の振幅制御部105a及び第1のアンテナ108aを有する。第1の位相制御部104aは、ベースバンド部103の制御の下、ベースバンド部103が出力する第1の信号の位相を制御する。第1の振幅制御部105aは、ベースバンド部103の制御の下、第1の位相制御部104aが出力する第1の信号の振幅を制御する。第1の振幅制御部105aは、出力端子106a、ワイヤ117a及び入力端子107aを介して、第1の信号121aを第1のアンテナ108aに出力する。第1のアンテナ108aは、第1の信号121aに応じて、第1の信号119aを無線送信する。
第2のチャンネルは、第2の位相制御部104b、第2の振幅制御部105b及び第2のアンテナ108bを有する。第2の位相制御部104bは、ベースバンド部103の制御の下、ベースバンド部103が出力する第2の信号の位相を制御する。第2の振幅制御部105bは、ベースバンド部103の制御の下、第2の位相制御部104bが出力する第2の信号の振幅を制御する。第2の振幅制御部105bは、出力端子106b、ワイヤ117b及び入力端子107bを介して、第2の信号121bを第2のアンテナ108bに出力する。第2のアンテナ108bは、第2の信号121bに応じて、第2の信号119bを無線送信する。
第3のチャンネルは、第3の位相制御部104c、第3の振幅制御部105c及び第3のアンテナ108cを有する。第3の位相制御部104cは、ベースバンド部103の制御の下、ベースバンド部103が出力する第3の信号の位相を制御する。第3の振幅制御部105cは、ベースバンド部103の制御の下、第3の位相制御部104cが出力する第3の信号の振幅を制御する。第3の振幅制御部105cは、出力端子106c、ワイヤ117c及び入力端子107cを介して、第3の信号121cを第3のアンテナ108cに出力する。第3のアンテナ108cは、第3の信号121cに応じて、第3の信号119cを無線送信する。
第1の振幅制御部105a、第2の振幅制御部105b及び第3の振幅制御部105cは、第1の信号121a、第2の信号121b及び第3の信号121cの振幅が相互に同じになるように振幅を制御する。その結果、第1の信号119a、第2の信号119b及び第3の信号119cの振幅は相互に同じになる。また、第1の信号119a、第2の信号119b及び第3の信号119cの周波数も相互に同じである。
第1の位相制御部104a、第2の位相制御部104b及び第3の位相制御部104cは、位相を制御することにより、無線信号の送信方向を変えることができる。例えば、第1の位相制御部104aは、第1の信号119aの位相が第2の信号119bの位相より遅れるように位相を制御する。第3の位相制御部104cは、第3の信号119cの位相が第2の信号119bの位相より進むように位相を制御する。すると、第1の信号119a、第2の信号119b及び第3の信号119cの波面120は、傾きを持つ。送信装置は、波面120の方向に無線信号を送信することができる。
補正モードでは、送信装置は、第1のアンテナ108aが放射する第1の信号119a、第2のアンテナ108bが放射する第2の信号119b、及び第3のアンテナ108cが放射する第3の信号119cの振幅の誤差及び位相の誤差を補正する。動作モードでは、送信装置は、補正された状態で、第1の信号119a、第2の信号119b及び第3の信号119cの振幅及び位相を制御する。
次に、振幅の誤差及び位相の誤差を補正するための構成を説明する。図2は、図1の第1のアンテナ108a及び第2のアンテナ108bの周辺の構成例を示す図である。第1のアンテナ108a、第2のアンテナ108b及び第3のアンテナ108cは、例えばパッチアンテナである。第1のアンテナ108a及び第2のアンテナ108bの間隔201は、1mm以下である。
線路112a,113a,114a,115a,116aは、第1の合成部であり、第1のアンテナ108aから放射される信号及び第2のアンテナ108bから放射される信号を合成する。第1の合成部は、マイクロストリップ線路でも、コプレーナーなど他の線路でもよい。第1の線路115aは、第1のアンテナ108aに対して電磁結合され、第1のアンテナ108aから放射される信号を入力する。第2の線路116aは、第2のアンテナ108bに対して電磁結合され、第2のアンテナ108bから放射される信号を入力する。第1の線路115aは、線路113aにより、第3の線路112aに接続される。第2の線路116aは、線路114aより、第3の線路112aに接続される。線路113a及び114aの長さは、相互に同じである。第3の線路112aは、第1の線路115a及び第2の線路116a間の中点で、第1の線路115a及び第2の線路116aに接続される。第3の線路112aは、次式(1)のように、第1のアンテナ108aから放射される信号及び第2のアンテナ108bから放射される信号を合成した信号122aを出力する。
v1=V1sin(ωt+φ1)+V2sin(ωt+φ2) ・・・(1)
ここで、v1は合成信号122aを示し、右辺第1項は第1のアンテナ108aから放射される信号を示し、右辺第2項は第2のアンテナ108bから放射される信号を示す。第1の合成部の構造が第1及び第2のチャンネルに対して線対称であれば、信号合成の振る舞いは第1及び第2のチャンネルで等しくなる。信号合成点における電界変動は、第1及び第2のチャンネル間の中点に位置するので、第1のアンテナ108a及び第2のアンテナ108bからのロスや位相変化が等しくなる。したがって、第1のアンテナ108a及び第2のアンテナ108bにおける電界変動の和が信号合成点で出力される。
信号122aは、出力端子111a、ワイヤ118a及び入力端子110aを介して、第1の検波器109aに入力される。第1の検波器109aは、信号122aの直流レベル(電圧)を検波し、その検波した直流レベルをベースバンド部103に出力する。
線路112b,113b,114b,115b,116bは、第2の合成部であり、第2のアンテナ108bから放射される信号及び第3のアンテナ108cから放射される信号を合成する。第2の合成部は、マイクロストリップ線路でも、コプレーナーなど他の線路でもよい。第4の線路115bは、第2のアンテナ108bに対して電磁結合され、第2のアンテナ108bから放射される信号を入力する。第5の線路116bは、第3のアンテナ108cに対して電磁結合され、第3のアンテナ108cから放射される信号を入力する。第4の線路115bは、線路113bにより、第6の線路112bに接続される。第5の線路116bは、線路114bにより、第6の線路112bに接続される。線路113b及び114bの長さは、相互に同じである。第6の線路112bは、次式(2)のように、第2のアンテナ108bから放射される信号及び第3のアンテナ108cから放射される信号を合成した信号122bを出力する。
v2=V2sin(ωt+φ2)+V3sin(ωt+φ3) ・・・(2)
ここで、v2は合成信号122bを示し、右辺第1項は第2のアンテナ108bから放射される信号を示し、右辺第2項は第3のアンテナ108cから放射される信号を示す。
信号122bは、出力端子111b、ワイヤ118b及び入力端子110bを介して、第2の検波器109bに入力される。第2の検波器109bは、信号122bの直流レベルを検波し、その検波した直流レベルをベースバンド部103に出力する。
図3は、第1の信号119a及び第2の信号119bの位相差が180°である場合の合成信号122aの波形を示す図である。第1の位相制御部104a及び第2の位相制御部104bは、第1の信号119a及び第2の信号119bの位相が相互に反転するように位相を制御する。これにより、第1の信号119a及び第2の信号119bの位相差が180°になる。
合成信号301は、第1の信号119a及び第2の信号119bの振幅が相互に同じである場合の合成信号122aを示し、0Vの一定値になる。合成信号302は、第1の信号119aの振幅が第2の信号119bの振幅より大きい場合の合成信号122aを示し、正弦波になる。合成信号303は、第2の信号119bの振幅が第1の信号119aの振幅より大きい場合の合成信号122aを示し、正弦波になる。
ベースバンド部103は、第1の検波器109が検波するレベルを入力し、合成信号122aが0V一定の合成信号301になるように、第1の振幅制御部105a又は第2の振幅制御部105bを制御することにより、第1の信号119a及び第2の信号119bの振幅を相互に同じにすることができる。
図4は、第1の信号及び第2の信号の位相差と合成信号122aの検波レベルとの関係を示す図である。横軸は、第1の位相制御部104aが制御する位相値と第2の位相制御部104bが制御する位相値との位相差θを示す。縦軸は、第1の検波器109aが出力する合成信号122aの検波レベルを示す。
合成信号レベル401は、第1の信号119a及び第2の信号119bの振幅が相互に同じ場合の合成信号122aの検波レベルを示し、位相差θが210°の時に0Vの最小値になる。合成信号レベル402は、第1の信号119aの振幅が第2の信号119bの振幅より小さい場合の合成信号122aの検波レベルを示し、位相差θが210°の時に例えば0.2Vの最小値になる。
理論上では、位相差θが180°の時に、合成信号レベル401及び402が最小値になるはずである。しかし、第1の位相制御部104aの出力端子から第1のアンテナ108aまでの遅延時間と、第2の位相制御部104bの出力端子から第2のアンテナ108bまでの遅延時間とは、同じでない場合がある。例えば、ワイヤ117aのボンディングとワイヤ117bのボンディングとのプロセスばらつきが原因で、両者の遅延時間が異なる場合がある。その場合、位相差θが180°以外の値の時に、合成信号レベル401及び402が最小値になる。合成信号レベル401及び402が最小値である時、第1の信号119a及び119bの位相は相互に反転しており、第1の信号119a及び第2の信号119bの位相差は180°になっている。したがって、合成信号レベル401及び402が最小値である時の位相差θから180°を減算した値が補正値になる。例えば、合成信号レベル401及び402が最小値である時の位相差θが210°である場合、210°−180°=30°が補正値になる。動作モードでは、第2の位相制御部104bは、その補正値を制御位相値に加算した位相になるように制御すればよい。例えば、動作モードにおいて、第1の信号119a及び第2の信号119bの位相差を0°にしたい場合には、第1の位相制御部104aが制御する位相値を0°にし、第2の位相制御部104bが制御する位相値を0°+30°=30°にすればよい。
次に、補正モードにおける補正の手順を説明する。まず、第1のチャンネル及び第2のチャンネル間の補正を行う。第1の位相制御部104aは、ベースバンド部103の制御の下、ベースバンド部103が出力する第1の信号の位相を0°に制御する。第1の振幅制御部105aは、ベースバンド部103の制御の下、第1の位相制御部104aが出力する第1の信号の振幅が第1の振幅値になるように制御する。第2の振幅制御部105bは、ベースバンド部103の制御の下、第2の位相制御部104bが出力する第2の信号の振幅が第2の振幅値になるように制御する。第2の振幅値は、第1の振幅値と同じである。次に、第2の位相制御部104bは、ベースバンド部103の制御の下、制御する位相値を例えば0°から360°まで変化させ、ベースバンド部103は、第1の検波器109aが出力する合成信号122aの検波レベルを記録する。すなわち、第1の位相制御部104aが制御する位相と第2の位相制御部104bが制御する位相との位相差θを0°から360°まで変化させる。これにより、図4の位相差θに対する合成信号レベル401又は402が記録される。次に、ベースバンド部(信号処理部)103は、合成信号レベル401又は402が最小値である時の位相差θ(例えば210°)を基に、その位相差θから180°を減算した値(例えば30°)を第1の補正値αとして検出する。第1の補正値αは、第1のアンテナ108aが放射する信号及び第2のアンテナ108bが放射する信号の位相差のずれである。
次に、振幅の補正を行う。第1の位相制御部104aは、ベースバンド部103の制御の下、ベースバンド部103が出力する第1の信号の位相を0°に制御する。第2の位相制御部104bは、ベースバンド部103の制御の下、ベースバンド部103が出力する第2の信号の位相を180°+αに制御する。次に、ベースバンド部103は、図3の合成信号301のように、第1の検波器109aが出力する検波レベルが0V(最小値)になるように、第2の振幅制御部105bが制御する振幅値を補正する。第2の振幅制御部105bは、第1のアンテナ108aが放射する信号及び第2のアンテナ108bが放射する信号の振幅差が低減するように振幅を制御する。
以上で、第2のチャンネルの位相及び振幅の補正が終了する。動作モードでは、第2の位相制御部104bは、制御する位相値に対して第1の補正値αを加算した値で制御する。第2の振幅制御部105bは、補正後の振幅値になるように振幅を制御する。これにより、第1の信号119a及び第2の信号119bの振幅は相互に同じになる。また、第1の信号119a及び第2の信号119bの位相差θのずれを補正することができる。
次に、第2のチャンネル及び第3のチャンネル間の補正を行う。第2の位相制御部104bは、ベースバンド部103の制御の下、ベースバンド部103が出力する第2の信号の位相を0°+αに制御する。第2の振幅制御部105bは、ベースバンド部103の制御の下、上記の補正後の振幅制御を行う。第3の振幅制御部105cは、ベースバンド部103の制御の下、第3の位相制御部104cが出力する第3の信号の振幅が第3の振幅値になるように制御する。第3の振幅値は、第1の振幅値と同じである。次に、第3の位相制御部104cは、ベースバンド部103の制御の下、制御する位相値を例えば0°〜360°まで変化させ、ベースバンド部103は、第2の検波器109bが出力する合成信号122bの検波レベルを記録する。すなわち、第2の位相制御部104bが制御する位相と第3の制御部104cが制御する位相との位相差θを0°から360°まで変化させる。これにより、図4の位相差θに対する合成信号レベル401又は402が記録される。次に、ベースバンド部103は、合成信号レベル401又は402が最小値である時の位相差θ(例えば210°)を基に、その位相差θから180°を減算した値(例えば30°)を第2の補正値βとして検出する。第2の補正値βは、第2のアンテナ108bが放射する信号及び第3のアンテナ108cが放射する信号の位相差のずれである。
次に、振幅の補正を行う。第2の位相制御部104bは、ベースバンド部103の制御の下、ベースバンド部103が出力する第2の信号の位相を0°+αに制御する。第3の位相制御部104cは、ベースバンド部103の制御の下、ベースバンド部103が出力する第3の信号の位相を180°+βに制御する。次に、ベースバンド部103は、図3の合成信号301のように、第2の検波器109bが出力する検波レベルが0V(最小値)になるように、第3の振幅制御部105cが制御する振幅値を補正する。第3の振幅制御部105cは、第2のアンテナ108bが放射する信号及び第3のアンテナ108cが放射する信号の振幅差が低減するように振幅を制御する。
以上で、第3のチャンネルの位相及び振幅の補正が終了する。動作モードでは、第3の位相制御部104bは、制御する位相値に対して第2の補正値βを加算した値で制御する。第3の振幅制御部105cは、補正後の振幅値になるように振幅を制御する。これにより、第2の信号119b及び第3の信号119cの振幅は相互に同じになる。また、第2の信号119b及び第3の信号119cの位相差θのずれを補正することができる。
以上のように、本実施形態によれば、第1のアンテナ108aが放射する信号と第2のアンテナ108bが放射する信号を合成した信号122aを生成し、第2のアンテナ108bが放射する信号と第3のアンテナ108cが放射する信号を合成した信号122bを生成する。これにより、第1のアンテナ108aが放射する第1の信号119aと第2のアンテナ108bが放射する第2の信号119bの振幅差のずれ及び位相差のずれを補正し、第2のアンテナ108bが放射する第2の信号119bと第3のアンテナ108cが放射する第3の信号119cの振幅差のずれ及び位相差のずれを補正することができる。
図5は、他の送信装置の構成例を示す図である。第1の合成部502aは、第1の振幅制御部105aの出力信号及び第2の振幅制御部105bの出力信号を合成する。送信装置は、第1の合成部502aにより合成された信号を基に第1及び第2のチャンネル間の信号の位相差のずれを補正する。第2の合成部502bは、第2の振幅制御部105bの出力信号及び第3の振幅制御部105cの出力信号を合成する。送信装置は、第2の合成部502bにより合成された信号を基に第2及び第3のチャンネル間の信号の位相差のずれを補正する。
第1の検波器501aは、第1の振幅制御部105aの出力信号のレベルを検波する。第2の検波器501bは、第2の振幅制御部105bの出力信号のレベルを検波する。第3の検波器501cは、第3の振幅制御部105cの出力信号のレベルを検波する。送信装置は、第1の検波器501a、第2の検波器501b及び第3の検波器501cにより検波されたレベルを基に第1〜第3のチャンネルの信号の振幅のずれを補正する。
この場合、第1の振幅制御部105a、第2の振幅制御部105b及び第3の振幅制御部105cの出力信号に対して、位相差のずれ及び振幅のずれを補正することができる。しかし、その補正を行ったとしても、ワイヤ117a〜117cのボンディングのプロセスばらつき等により、第1のアンテナ108a、第2のアンテナ108b及び第3のアンテナ108cが放射する信号に対して、位相差のずれ及び振幅のずれが発生する場合がある。
これに対し、本実施形態(図1)によれば、第1のアンテナ108aが放射する信号と第2のアンテナ108bが放射する信号を合成した信号122aを生成し、第2のアンテナ108bが放射する信号と第3のアンテナ108cが放射する信号を合成した信号122bを生成する。これにより、第1のアンテナ108aが放射する第1の信号119aと第2のアンテナ108bが放射する第2の信号119bの振幅差のずれ及び位相差のずれを補正し、第2のアンテナ108bが放射する第2の信号119bと第3のアンテナ108cが放射する第3の信号119cの振幅差のずれ及び位相差のずれを補正することができる。
本実施形態の合成信号122a及び122bは、それぞれ、途中でどのような経路を通っても、2個のチャンネルの信号の差情報を保った信号であるため、ワイヤボンディングなどのプロセス状態に左右されない。これが、アンテナが放射する信号を合成する理由である。
(第2の実施形態)
図6は、図2に対応し、第2の実施形態による送信装置の一部の構成例を示す図である。本実施形態(図6)は、第1の実施形態(図2)に対し、線路113a,114a,115a,116aの代わりに、線路601a及び601bを設けたものである。以下、第1のアンテナ108a及び第2のアンテナ108b間の第1の合成部を例に説明するが、第2のアンテナ108b及び第3のアンテナ108b間の第2の合成部も同様である。以下、本実施形態が第1の実施形態と異なる点を説明する。
第1の線路601aは、第1のアンテナ108aの先端に接続され、第1のアンテナ108aに対して第2のアンテナ108b側に延びている。第2の線路601bは、第2のアンテナ108bの先端に接続され、第2のアンテナ108bに対して第1のアンテナ108a側に延びている。第3の線路112aは、第1の線路601a及び第2の線路601bに対して電磁結合され、第1のアンテナ108aが放射する信号及び第2のアンテナ108bが放射する信号を合成した信号122aを出力する。
第1の線路601a及び第2の線路601bの長さは同じであり、第3の線路112aでの振る舞いも第1及び第2のチャンネル間で同一であるため、第1及び第2のチャンネルの電界変動が第3の線路112aで合成される。
同様に、第4の線路は、第2のアンテナ108bの先端に接続され、第2のアンテナ108bに対して第3のアンテナ108c側に延びている。第5の線路は、第3のアンテナ108cの先端に接続され、第3のアンテナ108cに対して第2のアンテナ108b側に延びている。第6の線路112bは、第4の線路及び第5の線路に対して電磁結合され、第2のアンテナ108bが放射する信号及び第3のアンテナ108cが放射する信号を合成した信号122bを出力する。
本実施形態は、第1の実施形態に対し、同様の動作を行い、同様の効果を得ることができる。
(第3の実施形態)
図7は、第3の実施形態による送信装置の構成例を示す図である。本実施形態(図7)は、第1の実施形態(図1)に対して、可変ゲインアンプ701a,701b,701cを追加したものである。以下、本実施形態が第1の実施形態と異なる点を説明する。第1の可変ゲインアンプ701aは、第1の位相制御部104aの出力信号を可変ゲインで増幅し、その増幅した信号を第1の振幅制御部105aに出力する。第2の可変ゲインアンプ701bは、第2の位相制御部104bの出力信号を可変ゲインで増幅し、その増幅した信号を第2の振幅制御部105bに出力する。第3の可変ゲインアンプ701cは、第3の位相制御部104cの出力信号を可変ゲインで増幅し、その増幅した信号を第3の振幅制御部105cに出力する。
第1の実施形態では、第1の位相制御部104a、第2の位相制御部104b及び第3の位相制御部104cは、それぞれ、制御する位相にかかわらず、出力する信号の振幅が一定であることを前提としている。しかし、実際には、第1の位相制御部104a、第2の位相制御部104b及び第3の位相制御部104cは、それぞれ、制御する位相に応じて、出力する信号の振幅が異なる場合がある。本実施形態は、位相に応じた振幅のずれを補正するために、可変ゲインアンプ701a,701b,701cを設ける。
図8(A)は、第1の可変ゲインアンプ701aのゲインを一定値にし、第2の可変ゲインアンプ701bのゲインを0にした場合の第1の検波器109aが出力する検波レベル801を示す図である。横軸は、第1の位相制御部104aが制御する位相を示す。縦軸は、第1の検波器109aが出力する検波レベルを示す。第2の可変ゲインアンプ701bのゲインが0であるので、検波レベル801は、第1のアンテナ108aが放射する信号の検波レベルである。第1の位相制御部104aが制御する位相に応じて、検波レベル801が変わる。検波レベル801は、第1の位相制御部104aの位相に応じた振幅ずれを示す。
ベースバンド部103は、位相に応じた検波レベル801を基に、図8(B)に示すように、すべての位相でほぼ同じ検波レベル802になるように、第1の可変ゲインアンプ701aのゲインを位相に応じて変えればよい。そのため、ベースバンド部103は、位相にかかわらず一定の検波レベル802になるように、第1の位相制御部104aが制御する位相と第1の可変ゲインアンプ701aのゲインとの対応関係を示すテーブルを生成し、そのテーブルに応じて第1の可変ゲインアンプ701aのゲインを制御する。第1の可変ゲインアンプ701aは、第1の位相制御部104aが制御する位相に応じた振幅のずれを補正することができる。これにより、第1の位相制御部104aが制御する位相にかかわらず、第1のアンテナ108aが放射する信号の振幅は一定になる。
図8(C)は、第2の可変ゲインアンプ701bのゲインを一定値にし、第1の可変ゲインアンプ701aのゲインを0にした場合の第1の検波器109aが出力する検波レベル803を示す図である。横軸は、第2の位相制御部104bが制御する位相を示す。縦軸は、第1の検波器109aが出力する検波レベルを示す。第1の可変ゲインアンプ701aのゲインが0であるので、検波レベル803は、第2のアンテナ108bが放射する信号の検波レベルである。第2の位相制御部104bが制御する位相に応じて、検波レベル803が変わる。検波レベル803は、第2の位相制御部104bの位相に応じた振幅ずれを示す。
ベースバンド部103は、位相に応じた検波レベル803を基に、図8(D)に示すように、すべての位相でほぼ同じ検波レベル804になるように、第2の可変ゲインアンプ701bのゲインを位相に応じて変えればよい。そのため、ベースバンド部103は、位相にかかわらず一定の検波レベル804になるように、第2の位相制御部104bが制御する位相と第2の可変ゲインアンプ701bのゲインとの対応関係を示すテーブルを生成し、そのテーブルに応じて第2の可変ゲインアンプ701bのゲインを制御する。第2の可変ゲインアンプ701bは、第2の位相制御部104bが制御する位相に応じた振幅のずれを補正することができる。これにより、第2の位相制御部104bが制御する位相にかかわらず、第2のアンテナ108bが放射する信号の振幅は一定になる。
上記と同様に、第3の可変ゲインアンプ701cは、第3の位相制御部104cが制御する位相に応じた振幅のずれを補正することができる。
その後、第1の実施形態に示した補正モードによる位相差及び振幅差のずれの補正を行う。本実施形態は、第1の実施形態に対して、より高精度の補正を行うことができる。
なお、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
101 第1の基板
102 第2の基板
103 ベースバンド部
104a 第1の位相制御部
104b 第2の位相制御部
104c 第3の位相制御部
105a 第1の振幅制御部
105b 第2の振幅制御部
105c 第3の振幅制御部
106a,106b,106c 出力端子
107a,107b,107c 入力端子
108a 第1のアンテナ
108b 第2のアンテナ
108c 第3のアンテナ
109a 第1の検波器
109b 第2の検波器
110a,110b,110c 入力端子
111a,111b,111c 出力端子
112a〜116a,112b〜116b 線路
117a,117b,117c,118a,118b ワイヤ
119a 第1の信号
119b 第2の信号
119c 第3の信号
120 波面

Claims (8)

  1. 第1の信号を無線送信するための第1のアンテナと、
    第2の信号を無線送信するための第2のアンテナと、
    補正モードでは、前記第1の信号及び前記第2の信号の位相が相互に反転するように位相を制御する位相制御部と、
    前記第1のアンテナから放射される信号及び前記第2のアンテナから放射される信号を合成する第1の合成部と、
    前記第1の合成部により合成された信号を基に前記第1の信号及び前記第2の信号の振幅差が低減するように振幅を制御する振幅制御部とを有し、
    前記第1の合成部は、
    前記第1のアンテナに対して電磁結合される第1の線路と、
    前記第2のアンテナに対して電磁結合される第2の線路と、
    前記第1の線路及び前記第2の線路に接続される第3の線路とを有し、
    前記第3の線路は、前記第1の線路及び前記第2の線路間の中点で、前記第1の線路及び前記第2の線路に接続され、前記第1の信号及び前記第2の信号を合成した信号を出力することを特徴とする送信装置。
  2. 第1の信号を無線送信するための第1のアンテナと、
    第2の信号を無線送信するための第2のアンテナと、
    補正モードでは、前記第1の信号及び前記第2の信号の位相が相互に反転するように位相を制御する位相制御部と、
    前記第1のアンテナから放射される信号及び前記第2のアンテナから放射される信号を合成する第1の合成部と、
    前記第1の合成部により合成された信号を基に前記第1の信号及び前記第2の信号の振幅差が低減するように振幅を制御する振幅制御部とを有し、
    前記第1のアンテナの先端に接続される第1の線路と、
    前記第2のアンテナの先端に接続される第2の線路と、
    前記第1の線路及び前記第2の線路に対して電磁結合される第3の線路とを有し、
    前記第3の線路は、前記第1の信号及び前記第2の信号を合成した信号を出力することを特徴とする送信装置。
  3. 前記第1の線路は、前記第1のアンテナに対して前記第2のアンテナ側に延び、
    前記第2の線路は、前記第2のアンテナに対して前記第1のアンテナ側に延びていることを特徴とする請求項記載の送信装置。
  4. 第1の信号を無線送信するための第1のアンテナと、
    第2の信号を無線送信するための第2のアンテナと、
    補正モードでは、前記第1の信号及び前記第2の信号の位相が相互に反転するように位相を制御する位相制御部と、
    前記第1のアンテナから放射される信号及び前記第2のアンテナから放射される信号を合成する第1の合成部と、
    前記第1の合成部により合成された信号を基に前記第1の信号及び前記第2の信号の振幅差が低減するように振幅を制御する振幅制御部と、
    前記第1の信号の位相に応じた前記第1の信号の振幅のずれを補正する第1の可変ゲインアンプと、
    前記第2の信号の位相に応じた前記第2の信号の振幅のずれを補正する第2の可変ゲインアンプとを有し、
    前記位相制御部は、
    前記第1の信号の位相を制御するための第1の位相制御部と、
    前記第2の信号の位相を制御するための第2の位相制御部とを有し、
    前記振幅制御部は、
    前記第1の信号の振幅を制御するための第1の振幅制御部と、
    前記第2の信号の振幅を制御するための第2の振幅制御部とを有することを特徴とする送信装置。
  5. 第1の信号を無線送信するための第1のアンテナと、
    第2の信号を無線送信するための第2のアンテナと、
    補正モードでは、前記第1の信号及び前記第2の信号の位相が相互に反転するように位相を制御する位相制御部と、
    前記第1のアンテナから放射される信号及び前記第2のアンテナから放射される信号を合成する第1の合成部と、
    前記第1の合成部により合成された信号を基に前記第1の信号及び前記第2の信号の振幅差が低減するように振幅を制御する振幅制御部とを有し、
    前記位相制御部は、
    前記第1の信号の位相を制御するための第1の位相制御部と、
    前記第2の信号の位相を制御するための第2の位相制御部とを有し、
    前記振幅制御部は、
    前記第1の信号の振幅を制御するための第1の振幅制御部と、
    前記第2の信号の振幅を制御するための第2の振幅制御部とを有し、
    前記第1の位相制御部、前記第2の位相制御部、前記第1の振幅制御部及び前記第2の振幅制御部は、第1の基板に設けられ、
    前記第1のアンテナ、前記第2のアンテナ及び前記第1の合成部は、第2の基板に設けられることを特徴とする送信装置。
  6. さらに、前記補正モードで前記位相制御部が前記第1の信号及び前記第2の信号の位相差を変化させた場合に前記第1の合成部により合成された信号を基に前記第1の信号及び第2の信号の位相差のずれを検出する信号処理部を有し、
    前記位相制御部は、動作モードでは、前記第1の信号及び第2の信号の位相差のずれを補正することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の送信装置。
  7. さらに、前記第1の合成部により合成された信号のレベルを検波する第1の検波器を有し、
    前記振幅制御部は、前記第1の検波器により検波されたレベルを基に前記第1の信号及び前記第2の信号の振幅差が低減するように振幅を制御することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の送信装置。
  8. さらに、第3の信号を無線送信するための第3のアンテナと、
    前記第2のアンテナから放射される信号及び前記第3のアンテナから放射される信号を合成する第2の合成部とを有し、
    前記位相制御部は、前記補正モードでは、前記第2の信号及び前記第3の信号の位相が相互に反転するように位相を制御し、
    前記振幅制御部は、前記第2の合成部により合成された信号を基に前記第2の信号及び前記第3の信号の振幅差が低減するように振幅を制御することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の送信装置。
JP2015028930A 2015-02-17 2015-02-17 送信装置 Expired - Fee Related JP6524692B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015028930A JP6524692B2 (ja) 2015-02-17 2015-02-17 送信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015028930A JP6524692B2 (ja) 2015-02-17 2015-02-17 送信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016152508A JP2016152508A (ja) 2016-08-22
JP6524692B2 true JP6524692B2 (ja) 2019-06-05

Family

ID=56696751

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015028930A Expired - Fee Related JP6524692B2 (ja) 2015-02-17 2015-02-17 送信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6524692B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6860777B2 (ja) 2016-08-22 2021-04-21 富士通株式会社 無線通信装置、及び位相調整方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU6113198A (en) * 1997-03-03 1998-09-22 Joseph Shapira Method and system for improving communication
JP2003218621A (ja) * 2002-01-21 2003-07-31 Nec Corp アレーアンテナの校正装置及び校正方法
JP5815448B2 (ja) * 2012-03-23 2015-11-17 パナソニック株式会社 フェーズドアレイ送信装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016152508A (ja) 2016-08-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4835670B2 (ja) アンテナ装置
US9225411B2 (en) Phased array transmission device
US8183929B2 (en) Multi-chip doherty amplifier with integrated power detection
WO2017146020A1 (ja) アレーアンテナ装置およびその校正方法
EP2869464A2 (en) Adaptive adjustment of power splitter
JP5815448B2 (ja) フェーズドアレイ送信装置
JP5966419B2 (ja) アンテナ走査装置およびそれを用いた無線装置
US9841486B2 (en) Detection calibration circuit and transmission apparatus
JP3339967B2 (ja) マイクロ波送電装置
US7212154B2 (en) Apparatus for producing an amplified radio frequency pulse
JP2018205218A (ja) レーダ装置
JP6524692B2 (ja) 送信装置
JP6532017B2 (ja) フェーズドアレイ送信装置
JP6234360B2 (ja) アレイアンテナ装置及び校正方法
JP5735863B2 (ja) 無線通信装置、送信方法、及びプログラム
US7119543B2 (en) Generator device for generating a magnetic resonance excitation signal
JPH06260823A (ja) フェーズド・アレイ・アンテナ
JP2012151671A (ja) 無線通信システムおよび基地局装置
JP2017005647A (ja) 位相制御装置及びアレーアンテナシステム
JP6436847B2 (ja) 周波数特性補正送信機
US9685989B1 (en) Radio frequency power output control and detection for electronically scanned array system
JP3757574B2 (ja) フェーズドアレーレーダ装置
US11621488B2 (en) Array communication device and method for controlling same
JP2014187584A (ja) アンテナ装置
KR102413451B1 (ko) 안테나 어레이용 온보드 보정회로 및 이를 포함하는 안테나 시스템

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171215

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181004

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181016

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181101

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190409

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190422

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6524692

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees