JP2012151671A - 無線通信システムおよび基地局装置 - Google Patents

無線通信システムおよび基地局装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2012151671A
JP2012151671A JP2011008932A JP2011008932A JP2012151671A JP 2012151671 A JP2012151671 A JP 2012151671A JP 2011008932 A JP2011008932 A JP 2011008932A JP 2011008932 A JP2011008932 A JP 2011008932A JP 2012151671 A JP2012151671 A JP 2012151671A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circularly polarized
antenna
station apparatus
amplitude
polarization
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011008932A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5431374B2 (ja
Inventor
Yoshinori Suzuki
義規 鈴木
Sei Kobayashi
聖 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2011008932A priority Critical patent/JP5431374B2/ja
Publication of JP2012151671A publication Critical patent/JP2012151671A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5431374B2 publication Critical patent/JP5431374B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Landscapes

  • Transmitters (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Radio Transmission System (AREA)

Abstract

【課題】基地局及び中継局で発生する偏波形成誤差要因となる偏波間の利得・位相誤差を補償する。
【解決手段】受信用の水平偏波アンテナおよび垂直偏波アンテナで受信した各信号をそれぞれ送信用の水平偏波アンテナおよび垂直偏波アンテナから送信する中継局装置に対して、水平偏波成分および垂直偏波成分を有する信号を送信し、中継局装置から円偏波を送信させる基地局装置において、中継局装置から送信される円偏波と直交する円偏波を受信する円偏波アンテナで受信する干渉成分の受信レベルが最小になるように、中継局装置に対して送信する信号の水平偏波成分および垂直偏波成分の振幅および位相を制御する振幅位相制御手段を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、中継局を介する無線通信システムにおいて、アンテナの偏波追尾を不要とする無線通信システムおよび基地局装置に関する。
無線通信システムにおけるアンテナは、一般的に通信の相手方との指向性および偏波を調整する必要があり、特に静止軌道に複数の通信衛星を配置する衛星通信においては、高精度な指向方向調整を要求される。無線通信システムでは、一般的に直線偏波と円偏波が使用されており、円偏波を使用する場合は偏波調整を不要とする特徴がある。一方、直線偏波を使用する場合は偏波の調整が必要であり、さらに周波数有効利用の観点から直交する2つの偏波を使用する無線通信システムでは、より高精度な偏波調整も要求される。
衛星通信システムにおける偏波の選択は、通信衛星に依存しており、特にKu帯、C帯等を用いる衛星通信システムでは、直線偏波が広く用いられているため、偏波追尾が必須であった。
直線偏波使用の衛星通信システムで、偏波追尾を不要とするための報告例が特許文献1に記載されている。本方式では、移動局における信号の送受信に円偏波アンテナを用いることで、偏波追尾を不要としている。なお、基地局では垂直および水平偏波を送受信することが可能であるとともに、基地局のアンテナは中継局(ここでは衛星局)のアンテナに対し偏波調整されている。基地局から中継局を介して移動局へ通信する場合、図13に示すように中継局から円偏波を形成するように、直交する2つの偏波(垂直・水平偏波)アンテナのそれぞれから90度の位相差をつけて出力する。基地局による位相制御手段は、円偏波形成のための90度移相を行う。移動局は、直交する2つの偏波(垂直・水平偏波)アンテナで中継局からの各偏波の信号を受信し、位相差検出回路で各偏波の受信信号の位相差を検出し、これを基地局の位相制御回路にフィードバックし、各偏波の位相差が90度になるように位相制御を行っている。
US20090061760A1
社団法人電子情報通信学会編、アンテナ工学ハンドブック、4章6節:開口面アンテナのビーム走査・追尾技術
直線偏波のアンテナから円偏波を形成するためには、直交する2つの偏波(垂直・水平偏波)アンテナのそれぞれから、等振幅の信号を90度の位相差をつけて送信する必要があり、送信信号の振幅差と位相誤差がそのまま形成偏波の誤差となる。
従来技術では、基地局から送信する直交する2つの直線偏波を中継局で中継して円偏波を形成するために、移動局で各偏波の受信信号の位相差を検出し、これを基地局の位相制御手段にフィードバックしている。このとき、移動局の位相差検出回路では各偏波の位相差を正確に検出することができる。しかし、基地局、中継局、移動局における各経路の通過利得に差が生じていると振幅誤差となり、また基地局、中継局、移動局における各偏波のアンテナおよび送受信回路等の位相差は位相誤差となる。そのため、中継局で形成される円偏波は、これらの振幅・位相誤差を含んだものであることが容易に想像できる。
偏波形成にこれらの振幅・位相誤差が存在すると、直交する偏波面への漏洩が生じるため、直交する2つの偏波を同時に使用することができなく、周波数有効利用の点で課題となる。
本発明は、直線偏波アンテナを使用する中継局から高精度に円偏波を出力するために、基地局および中継局で発生する偏波形成誤差要因となる偏波間の利得・位相誤差を補償することができる無線通信システムおよび基地局装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、受信用の水平偏波アンテナおよび垂直偏波アンテナで受信した各信号をそれぞれ送信用の水平偏波アンテナおよび垂直偏波アンテナから送信する中継局装置に対して、水平偏波成分および垂直偏波成分を有する信号を送信し、中継局装置から円偏波を送信させる基地局装置において、中継局装置から送信される円偏波と直交する円偏波を受信する円偏波アンテナで受信する干渉成分の受信レベルが最小になるように、中継局装置に対して送信する信号の水平偏波成分および垂直偏波成分の振幅および位相を制御する振幅位相制御手段を備える。
第1の発明の基地局装置において、中継局装置に対して送信する信号の水平偏波成分および垂直偏波成分の周波数に対して位相傾斜を付与し、位相の周波数偏差を補償する手段を備える。
第1の発明の基地局装置において、右旋円偏波アンテナおよび左旋円偏波アンテナを用いて、中継局装置に対して水平偏波成分および垂直偏波成分を有する直線偏波の信号を送信するための信号処理を行う手段と、右旋円偏波アンテナおよび左旋円偏波アンテナを送信および受信に用いる手段とを備え、振幅位相制御手段は、中継局装置から送信された右旋円偏波および左旋円偏波の信号を右旋円偏波アンテナおよび左旋円偏波アンテナで受信し、各アンテナにおける干渉成分の受信レベルが最小になるように、中継局装置に対して送信する信号の水平偏波成分および垂直偏波成分の振幅および位相を制御する構成である。
第2の発明の無線通信システムは、第1の発明における基地局装置および中継局装置と、中継局装置から送信される円偏波と直交する円偏波を受信する円偏波アンテナおよびその円偏波アンテナで受信する干渉成分の受信レベルを検出する受信回路とを備えたモニタ局装置とを備え、モニタ局装置の受信回路の検出出力を基地局装置の振幅位相制御手段にフィードバックし、当該検出出力が最小になるように中継局装置に対して送信する信号の水平偏波成分および垂直偏波成分の振幅および位相を制御する構成である。
本発明の無線通信システムおよび基地局装置は、直線偏波を使用する中継局アンテナから高精度に円偏波を送信することができる。これにより、移動局の偏波追尾を不要とするとともに、移動局において特別な信号処理を行うことなく信号電力の損失なく通信を実現することができる。さらに、高精度な偏波形成が実現できるため、同一周波数において右旋円偏波および左旋円偏波を共用することができ、周波数有効利用を実現することができる。
本発明の無線通信システムおよび基地局装置の実施例1を示す図である。 本発明の無線通信システムおよび基地局装置の実施例2を示す図である。 本発明の無線通信システムの実施例3を示す図である。 室内試験系における円偏波形成結果の例を示す図である。 室内試験系における円偏波形成結果の例を示す図である。 本発明の無線通信システムおよび基地局装置の実施例4を示す図である。 位相傾斜付与による結果の例を示す図である。 基地局装置10における円偏波受信方法の例を示す図である。 円偏波アンテナから直線偏波を形成する原理を説明する図である。 本発明の無線通信システムおよび基地局装置の実施例5を示す図である。 手順(5) における各係数に対する干渉信号の受信振幅を示す図である。 手順(6) における各係数に対する干渉信号の受信振幅を示す図である。 従来の無線通信システムの構成例を示す図である。
図1は、本発明の無線通信システムおよび基地局装置の実施例1を示す。
図1において、基地局装置10は、入力信号を変調する変調回路11、変調回路11の出力から2つの直線偏波のアンテナを用いて円偏波を形成するための信号処理を行う円偏波−直線偏波変換回路12、円偏波−直線偏波変換回路12の一方の出力の振幅および位相を制御する振幅位相制御回路13、円偏波−直線偏波変換回路12の他方の出力および振幅位相制御回路13の出力をそれぞれ周波数変換および増幅して送信信号を出力する送信回路14−1,14−2、送信回路14−1に接続される水平偏波アンテナ15、送信回路14−2に接続される垂直偏波アンテナ16により構成される。なお、振幅位相制御回路13は、ここでは垂直偏波アンテナ16に接続される経路に挿入しているが、2つの経路の相対的な振幅および位相を調整するためのものであるので、水平偏波アンテナ15に接続される経路または両方の経路にそれぞれ挿入してもよい。
中継局装置20は、基地局装置10の送信信号を受信する水平偏波アンテナ21および垂直偏波アンテナ22、水平偏波アンテナ21の受信信号を水平偏波アンテナ24から送信する中継回路23−1、垂直偏波アンテナ22の受信信号を垂直偏波アンテナ25から送信する中継処理を行う中継回路23−2により構成される。
2つの直線偏波のアンテナから円偏波を形成するためには、直交する2つの偏波(垂直・水平偏波)アンテナのそれぞれから、等振幅の信号を90度の位相差をつけて送信する必要がある。そのため、基地局装置10の円偏波−直線偏波変換回路12では、中継局装置20の出力側で空間合成によって円偏波を形成するための信号処理、すなわち中継局装置20の水平偏波アンテナ24および垂直偏波アンテナ25の各経路に対して、送信信号を90度位相差をつけて等分配する処理を実行する。なお、円偏波−直線偏波変換回路12は、90度ハイブリッドにより容易に実現することも可能である。
ここで、基地局装置10と中継局装置20のアンテナの指向方向と偏波は、高精度に調整されて正対しているため、基地局装置10の水平偏波アンテナ15と中継局装置20の水平偏波アンテナ21、基地局装置10の垂直偏波アンテナ16と中継局装置20の垂直偏波アンテナ22は、それぞれ等価的に直接接続されているとみなすことができる。したがって、基地局装置10の円偏波−直線偏波変換回路12により、中継局装置20の水平偏波アンテナ24および垂直偏波アンテナ25から送信信号を等振幅で90度の位相差をつけて送信することが可能となる。このとき、基地局装置10の送信回路14−1,14−2および中継装置20の中継回路23−1,23−2の偏波間利得差および位相差を揃えるため、基地局装置10の振幅位相制御回路13で振幅および位相を調整する。
図2は、本発明の無線通信システムおよび基地局装置の実施例2を示す。
図2において、実施例2の無線通信システムは、2つの直線偏波のアンテナから右旋円偏波と左旋円偏波を形成し、それぞれに異なる信号をのせる構成例を示す。本実施例で用いる基地局装置10の円偏波−直線偏波変換回路12は2入力2出力とし、2入力のそれぞれに接続される変調回路11−1,11−2から、右旋円偏波用の変調信号と左旋円偏波用の変調信号を入力する構成をとる。円偏波−直線偏波変換回路12は、変調回路11−1,11−2から入力する変調信号(In1,In2)に対し、+90度と−90度の位相差をつけて信号を等分配し、(Out1,Out2)に出力させるために下記の演算を実施する、もしくは90度ハイブリッドを適用する。
Figure 2012151671
図3は、本発明の無線通信システムの実施例3を示す。
図3において、実施例2の無線通信システムは、実施例1の中継局装置20において高精度に円偏波を形成するために、基地局装置10の振幅位相制御回路13で制御する振幅および位相係数を決定するための構成例を示す。
中継局装置20の水平偏波アンテナ24および垂直偏波アンテナ25の送信信号は、空間合成によって円偏波の信号として伝搬する。この円偏波の信号は、モニタ局装置30の円偏波アンテナ31に受信され、受信回路32に入力する。ここでは、中継局装置20で形成する偏波を右旋円偏波とすると、モニタ局装置30の円偏波アンテナ31は左旋円偏波アンテナとする。受信回路32は、円偏波アンテナ31の受信信号レベルを検出し、当該受信信号レベルが最小になるように基地局装置10の振幅位相制御回路13にフィードバックする制御信号を生成する。右旋円偏波と左旋円偏波は直交関係にあるため、本実施例の構成においてモニタ局装置30の円偏波アンテナ(左旋円偏波アンテナ)31の受信信号レベルが零の場合、中継局装置20で形成される偏波は右旋円偏波となり、そのレベルが最大となる。
ところで、基地局装置10の送信回路14−1,14−2を構成する周波数変換手段および増幅手段、中継局装置20の中継回路23−1,23−2は高周波のアナログ信号を扱うため、時々刻々と通過利得・位相に変動が生じ、これに伴い形成偏波の誤差が発生する。したがって、想定されている右旋円偏波と直交する左旋円偏波を受信するモニタ局装置30の受信レベル(偏波間干渉)が増大する。
図4は、室内試験系における円偏波形成結果の例を示す。ここでは、振幅位相制御回路13の振幅および位相係数を最適化後、係数を固定した後の時間経過に対するXPD(信号と干渉成分の電力比、25dB以上が一般的な要求値)をプロットしたものを示す。これよりXPDの変動が確認できる。
ここでは、非特許文献1に記載のアンテナ指向方向追尾のためのステップトラック制御を応用し、振幅位相制御回路13の振幅および位相係数を交互に微小量変化させて、モニタ局装置30の受信信号レベルの減少の方向を判断する方式(以下「電子式ステップトラック方式」という)等を実施する。そして、受信信号レベルが小さくなるように振幅位相制御回路13の振幅および位相係数をフィードバック制御することで、形成偏波精度の維持を行う。本手法を適用した結果を図5に示す。図5において、振幅位相制御回路13の振幅および位相係数を最適化していない状態から、電子式ステップトラック方式により振幅および位相係数の最適化および特性維持を適用し、最適係数を探索した後に高精度にXPDを確保していることが確認できる。
実施例1〜実施例3の構成において、複数のユーザで異なる周波数を使用する場合、基地局装置10の送信回路14−1,14−2、中継局装置20の中継回路23−1,23−2における振幅・位相の周波数特性を考慮する必要がある。使用する帯域は数10MHzであり、搬送波周波数(Ku帯の場合12/14GHz)に対する比帯域は数%のため、利得の周波数偏差は小さい。しかし、位相の周波数偏差は、経路間の波長差に比例するためXPDの要求を逸脱するような誤差となる。これに対処する構成例として、実施例1に対応する実施例4を示すが、実施例2および実施例3にも同様に適用できる。
図6は、本発明の無線通信システムおよび基地局装置の実施例4を示す。
図6において、円偏波−直線偏波変換回路12と送信回路14−1との間に、周波数に対して位相傾斜を付与し、位相の周波数偏差を補償する位相傾斜付与回路17を挿入する。これにより、振幅位相制御回路13に設定する振幅および位相係数の広帯域化を図る。位相傾斜付与回路17で付与する位相傾斜の決定は、特定の周波数で振幅位相制御回路13の振幅および位相係数を決定した後、異なる周波数の信号を送信し、干渉レベルが最小になる位相傾斜を与える。
図7は、位相傾斜付与による結果の例を示す。ここでは、振幅位相制御回路13に設定する振幅および位相係数が最適となる周波数から、±3.2 MHz離れた各周波数対応の信号レベルと干渉レベルを示す。XPDを評価すると低周波側のレベル差は25.2dBから30.4dBに改善され、高周波側のレベル差は21.2dBから30.1dBに改善することが確認できる。
上記の実施例の無線通信システムでは、干渉の評価のため円偏波アンテナを有するモニタ局装置30を用意する必要がある。そこで、図8に示すように基地局装置10の水平偏波アンテナ15および垂直偏波アンテナ16を送受で共用する方法が考えられる。ここでは、水平偏波アンテナ15に送受信周波数成分を分離するダイプレクサ101−1を介して送信回路14−1と受信回路102−1を接続し、垂直偏波アンテナ16に同様のダイプレクサ101−2を介して送信回路14−2と受信回路102−2を接続する。そして、受信回路102−1,102−2の各偏波対応の受信信号を直線偏波−円偏波変換回路(90度ハイブリッド)103で90度の位相差をつけて合成することにより、その2つの出力端子に右旋円偏波成分および左旋円偏波成分が出力される。
ここで、図3に示す実施例3のモニタ局装置30と同様の機能を実現するには、直線偏波−円偏波変換回路103の左旋円偏波成分のレベルが零になるように振幅位相制御回路13をフィードバック制御する構成をとる。しかし、直線偏波−円偏波変換回路103として用いる90度ハイブリッドの特性誤差や、水平偏波アンテナ15および垂直偏波アンテナ16から直線偏波−円偏波変換回路103間の通過特性に差があると、円偏波の成分が正しく抽出できないため、結果として形成偏波の誤差となる。
そこで、基地局装置10において円偏波アンテナを用いて円偏波信号の受信を行い、かつ基地局装置10のアンテナを送受信で共用するため、直線偏波送信信号を円偏波アンテナから出力するための構成を実施例5として以下に示す。
図10は、本発明の無線通信システムおよび基地局装置の実施例5を示す。
図10において、基地局装置10は、変調回路11−1,11−2、円偏波−直線偏波形成回路12、振幅位相制御回路13−1、直線偏波−円偏波変換回路103、振幅位相制御回路13−2、送信回路14−1,14−2、受信回路102−1,102−2、ダイプレクサ101−1,101−2、右旋円偏波アンテナ18および左旋円偏波アンテナ19で構成される。
本実施例構成では、変調回路11−1,11−2の出力は円偏波−直線偏波変換回路12に入力し、直線偏波アンテナを用いて円偏波を形成するための信号処理がなされ、振幅位相制御回路13−1で振幅位相調整される。この振幅位相制御回路13−1の作用は図1に示す実施例1の振幅位相制御回路13と同様であり、中継局装置20の偏波間特性差を補償する。その後、直線偏波−円偏波変換回路103により、右旋円偏波アンテナ18および左旋円偏波アンテナ19を用いて直線偏波を形成するための信号処理を行い、振幅位相制御回路13−2で基地局装置10の送信回路14−1,14−2とアンテナの経路間特性補償を行い、中継局装置20の水平偏波アンテナ21および垂直偏波アンテナ22と正対する直線偏波を形成する。
ここで、円偏波アンテナを用いて直線偏波を形成する場合の動作原理を図9を参照して説明する。右旋円偏波アンテナ18と左旋円偏波アンテナ19のそれぞれから等振幅で出力された信号は空間合成された結果、直線偏波となる。また、右旋円偏波アンテナ18と左旋円偏波アンテナ19の出力信号の位相差によって、形成される直線偏波の偏波角度が制御できる。この性質により、振幅位相制御回路13−2によって中継局アンテナと形成する直線偏波の偏波角を一致させることができる。なお、振幅のずれが生じると、楕円偏波が形成される。直線偏波−円偏波変換回路103の動作は、入力信号(In1,In2)に対して下記の演算を実施すればよい。
Figure 2012151671
中継局装置20の水平偏波アンテナ21および垂直偏波アンテナ22に受信し、中継回路23−1,23−2を介して水平偏波アンテナ24および垂直偏波アンテナ25から送信される直線偏波の信号は、空間合成によって右旋円偏波および左旋円偏波の信号となり、基地局装置10の右旋円偏波アンテナ18および左旋円偏波アンテナ19に受信される。右旋円偏波アンテナ18に受信した信号はダイプレクサ101−1を介して受信回路102−1に入力し、左旋円偏波アンテナ19に受信した信号はダイプレクサ101−2を介して受信回路102−2に入力し、それぞれ受信信号レベルが検出される。ここで、図3に示す実施例3のモニタ局装置30と同様の機能を実現するには、例えば左旋円偏波に対応する変調回路11−2を停止し、右旋円偏波に対応する変調回路11−1から信号を出力し、受信回路102−2の左旋円偏波の受信信号レベルが零になるように振幅位相制御回路13−1,13−2をフィードバック制御する構成をとる。
以下、本実施例の振幅位相制御回路13−1,13−2の振幅および位相係数の決定手順の一例を示す。なお、以下の手順は、右旋円偏波信号入力および左旋円偏波信号入力に対応する変調回路11−1,11−2の信号出力の一方を停止して行う。
(1) 振幅位相制御回路13−1,13−2の振幅係数:1 、位相係数:0 と設定し、変調回路11−1,11−2の一方から信号を入力する。
(2) 振幅位相制御回路13−1の位相係数を0度〜360 度と制御して、変調回路11−1,11−2の一方からの干渉成分の受信振幅が最小になる位相値をそれぞれ探索し、その値の平均値を設定するとともに、位相係数1として記憶する。
(3) 手順(2) の状態で、振幅位相制御回路13−1の振幅係数を制御し、変調回路11−1,11−2の一方からの干渉成分の受信振幅が最小になる振幅値をそれぞれ探索し、その値の平均値を設定するとともに、振幅係数1として記憶する。
(4) 手順(2) および手順(3) を振幅位相制御回路13−2において実施する。
(5) 手順(4) にて決定した設定状態における受信振幅を測定し、所定の値(ここでは0.01)以下の場合は終了、その他の場合は手順(2) および(3) を実施する。
(6) 手順(5) にて決定した設定状態における受信振幅を測定し、所定の値(ここでは0.01)以下の場合は終了、その他の場合は手順(4) を実施する。
(7) 手順(5) および(6) を繰り返す。
中継局装置20の偏波間利得および位相偏差として1.25dBおよび10度が存在し、基地局装置10の偏波間利得および位相偏差として0.45dBおよび20度が存在した場合における手順(5) および(6) を実施した時の各変調回路11−1,11−2の一方からの出力に応じた干渉信号の受信振幅を図11および図12に示す。この結果、干渉信号を所定の値以下に抑えることができることが確認できる。
なお、本手順において、変調信号のそれぞれに予めユニークワードを基に以下の4つの伝搬路成分を推定し、
右旋円偏波成分→右旋円偏波成分
右旋円偏波成分→左旋円偏波成分(干渉成分)
左旋円偏波成分→左旋円偏波成分
左旋円偏波成分→右旋円偏波成分(干渉成分)
各干渉成分をモニタすることにより、変調回路11−1,11−2の特定のための停波を不要とする方法でもよい。
また、モニタ用に、中継局装置20のアンテナと正対する直線偏波アンテナ(垂直・水平偏波)と円偏波アンテナを用いることがてきる場合には、上記の手順よりも係数の決定が容易になる。このときの手順の一例を下記に示す。
(1) 振幅位相制御回路13−1,13−2の振幅係数:1 、位相係数:0 と設定し、変調回路11−1から信号を入力する。
(2) 振幅位相制御回路13−2の位相係数を0度〜360 度と制御して、垂直偏波アンテナまたは水平偏波アンテナの受信振幅が最小になる位相値をそれぞれ探索し、その値を設定するとともに、位相係数2として記憶する。
(3) 手順(2) の状態で、振幅位相制御回路13−2の振幅係数を制御し、手順(2) で受信振幅が最小になる振幅値を探索し、その値を設定するとともに、振幅係数2として記憶する。
(4) 振幅位相制御回路13−1の位相係数を0度〜360 度と制御して、左旋円偏波アンテナの受信振幅が最小になる位相値をそれぞれ探索し、その値を設定するとともに、位相係数1として記憶する。
(5) 手順(4) の状態で、振幅位相制御回路13−1の振幅係数を制御し、手順(4) での受信振幅が最小になる振幅値を探索し、その値を設定するとともに、振幅係数1として記憶する。
この例は、手順(1) から手順(3) において、基地局装置10から直線偏波を出力するための校正を実施し、その後の手順において、中継局装置20から円偏波を出力するための校正を実施している。
なお、上記のとおり、基地局装置10の送信回路14−1,14−2を構成する周波数変換手段および増幅手段、中継局装置20の中継回路23−1,23−2は高周波のアナログ信号を扱うため、時々刻々と通過利得・位相に変動が生じ、これに伴い形成偏波の誤差が発生し、偏波間干渉が増大する。これに対処するために、振幅位相制御回路13−1,13−2の各係数を交互に微小量変化させて、干渉信号レベルの減少の方向を判断する電子式ステップトラック方式等により、干渉信号レベルが小さくなるように制御を行うことにより形成偏波精度の維持を行う。
また、例えば図1に示す実施例1の構成において、中継局装置20の2系統の中継回路23−1,23−2の位相特性および振幅特性が正確に一致するように校正されている場合には、基地局装置10の2つの送信アンテナから中継局装置20に対して送信される信号の空間合成が円偏波となるようにすればよい。しかし、一般には、中継局装置20の2系統の中継回路23−1,23−2は校正されておらず、中継回路23−1,23−2の位相特性および振幅特性の経時変化も存在するため、中継局装置20の2つの送信アンテナから送信される信号の空間合成が円偏波となるように制御されるとき、基地局装置10の2つの送信アンテナから中継局装置20に対して送信される信号の空間合成は楕円偏波となる。このことは、基地局装置10の2つの送信アンテナが直線偏波アンテナである図1に示す実施例1においても、基地局装置10の2つの送信アンテナが円偏波アンテナである図10に示す実施例5においても、全く同様である。
また、図10に示す実施例5は、図1の実施例1等における円偏波−直線偏波変換回路12および振幅位相制御13と同じ手段を流用した場合の構成例である。しかし、図10に示す円偏波−直線偏波変換回路12および直線偏波−円偏波変換回路103は、それぞれ式(1) および式(2) の行列演算を行っているだけである。したがって、この手法を流用しない場合には、円偏波−直線偏波変換回路12と直線偏波−円偏波変換回路103とを1つの変換回路としてまとめ、かつ振幅位相制御回路13−1,13−2を1つの制御回路としてまとめた構成とすることも可能である。
10 基地局装置
11 変調回路
12 円偏波−直線偏波変換回路
13 振幅位相制御回路
14 送信回路
15 水平偏波アンテナ
16 垂直偏波アンテナ
17 位相傾斜付与回路
18 右旋円偏波アンテナ
19 左旋円偏波アンテナ
20 中継局装置
21,24 水平偏波アンテナ
22,25 垂直偏波アンテナ
23 中継回路
30 モニタ局装置
31 円偏波アンテナ
32 受信回路
101 ダイプレクサ
102 受信回路
103 直線偏波−円偏波変換回路

Claims (4)

  1. 受信用の水平偏波アンテナおよび垂直偏波アンテナで受信した各信号をそれぞれ送信用の水平偏波アンテナおよび垂直偏波アンテナから送信する中継局装置に対して、水平偏波成分および垂直偏波成分を有する信号を送信し、中継局装置から円偏波を送信させる基地局装置において、
    前記中継局装置から送信される円偏波と直交する円偏波を受信する円偏波アンテナで受信する干渉成分の受信レベルが最小になるように、前記中継局装置に対して送信する信号の水平偏波成分および垂直偏波成分の振幅および位相を制御する振幅位相制御手段を備えた
    ことを特徴とする基地局装置。
  2. 請求項1に記載の基地局装置において、
    前記中継局装置に対して送信する信号の水平偏波成分および垂直偏波成分の周波数に対して位相傾斜を付与し、位相の周波数偏差を補償する手段を備えた
    ことを特徴とする基地局装置。
  3. 請求項1に記載の基地局装置において、
    右旋円偏波アンテナおよび左旋円偏波アンテナを用いて、前記中継局装置に対して水平偏波成分および垂直偏波成分を有する直線偏波の信号を送信するための信号処理を行う手段と、
    前記右旋円偏波アンテナおよび左旋円偏波アンテナを送信および受信に用いる手段とを備え、
    前記振幅位相制御手段は、前記中継局装置から送信された右旋円偏波および左旋円偏波の信号を前記右旋円偏波アンテナおよび左旋円偏波アンテナで受信し、各アンテナにおける干渉成分の受信レベルが最小になるように、前記中継局装置に対して送信する信号の水平偏波成分および垂直偏波成分の振幅および位相を制御する構成である
    を備えたことを特徴とする基地局装置。
  4. 請求項1または請求項2に記載の基地局装置および中継局装置と、
    前記中継局装置から送信される円偏波と直交する円偏波を受信する円偏波アンテナおよびその円偏波アンテナで受信する干渉成分の受信レベルを検出する受信回路とを備えたモニタ局装置とを備え、
    前記モニタ局装置の受信回路の検出出力を前記基地局装置の振幅位相制御手段にフィードバックし、当該検出出力が最小になるように前記中継局装置に対して送信する信号の水平偏波成分および垂直偏波成分の振幅および位相を制御する構成である
    ことを特徴とする無線通信システム。
JP2011008932A 2011-01-19 2011-01-19 無線通信システムおよび基地局装置 Expired - Fee Related JP5431374B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011008932A JP5431374B2 (ja) 2011-01-19 2011-01-19 無線通信システムおよび基地局装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011008932A JP5431374B2 (ja) 2011-01-19 2011-01-19 無線通信システムおよび基地局装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012151671A true JP2012151671A (ja) 2012-08-09
JP5431374B2 JP5431374B2 (ja) 2014-03-05

Family

ID=46793510

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011008932A Expired - Fee Related JP5431374B2 (ja) 2011-01-19 2011-01-19 無線通信システムおよび基地局装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5431374B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113890582A (zh) * 2021-11-03 2022-01-04 上海航天测控通信研究所 一种自组织方向性网络系统及其通信方法
JP2023009481A (ja) * 2021-07-07 2023-01-20 アンリツ株式会社 無線端末のアンテナ指向特性の測定システムおよび測定方法
WO2023063041A1 (ja) * 2021-10-11 2023-04-20 株式会社村田製作所 最適位相条件決定方法、アンテナモジュール、及び通信システム
JP7281575B1 (ja) 2022-03-31 2023-05-25 ソフトバンク株式会社 基地局、位相制御装置、通信システム、通信方法及びプログラム

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH088798A (ja) * 1994-06-22 1996-01-12 Nec Corp 衛星放送方式
JPH09171043A (ja) * 1995-12-20 1997-06-30 Maspro Denkoh Corp 受信状態検出装置
JP2006157256A (ja) * 2004-11-26 2006-06-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd 送信回路、無線通信回路、無線基地局装置、及び無線端末装置
JP2010187068A (ja) * 2009-02-10 2010-08-26 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 無線装置及び偏波面制御方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH088798A (ja) * 1994-06-22 1996-01-12 Nec Corp 衛星放送方式
JPH09171043A (ja) * 1995-12-20 1997-06-30 Maspro Denkoh Corp 受信状態検出装置
JP2006157256A (ja) * 2004-11-26 2006-06-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd 送信回路、無線通信回路、無線基地局装置、及び無線端末装置
JP2010187068A (ja) * 2009-02-10 2010-08-26 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 無線装置及び偏波面制御方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2023009481A (ja) * 2021-07-07 2023-01-20 アンリツ株式会社 無線端末のアンテナ指向特性の測定システムおよび測定方法
JP7329564B2 (ja) 2021-07-07 2023-08-18 アンリツ株式会社 無線端末のアンテナ指向特性の測定システムおよび測定方法
WO2023063041A1 (ja) * 2021-10-11 2023-04-20 株式会社村田製作所 最適位相条件決定方法、アンテナモジュール、及び通信システム
CN113890582A (zh) * 2021-11-03 2022-01-04 上海航天测控通信研究所 一种自组织方向性网络系统及其通信方法
CN113890582B (zh) * 2021-11-03 2023-09-29 上海航天测控通信研究所 一种自组织方向性网络系统及其通信方法
JP7281575B1 (ja) 2022-03-31 2023-05-25 ソフトバンク株式会社 基地局、位相制御装置、通信システム、通信方法及びプログラム
WO2023189369A1 (ja) * 2022-03-31 2023-10-05 ソフトバンク株式会社 基地局、位相制御装置、通信システム、通信方法及びプログラム
JP2023150038A (ja) * 2022-03-31 2023-10-16 ソフトバンク株式会社 基地局、位相制御装置、通信システム、通信方法及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP5431374B2 (ja) 2014-03-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11038474B2 (en) Phased array amplifier linearization
US10158433B2 (en) System and method for characterization of multi-element antenna
JP4468816B2 (ja) 移動無線基地局
JP6996619B2 (ja) Oam多重通信システムのアンテナ位置ずれ補正方法および装置
US20060097940A1 (en) Antenna unit
US9620865B2 (en) Antenna beam scan module, and communication apparatus using the same
EP3664322B1 (en) Device and method for calibrating phased array antenna
US9112697B2 (en) Systems and methods of transmitter protection for wireless communications
US10142006B1 (en) Amplitude and phase calibration at a receiver chip in an antenna array
US9899736B2 (en) Low cost active antenna system
JP5431374B2 (ja) 無線通信システムおよび基地局装置
JP4842333B2 (ja) 無線装置及び偏波面制御方法
US11469802B2 (en) Channel aggregation digital beamforming
US8340619B1 (en) Phase synchronization of phased array or multiple receiver/transmitter systems
JP5694240B2 (ja) 追尾アンテナ装置および送信位相補償方法
JP4782090B2 (ja) 無線送信機及び無線送信方法
JP2012191281A (ja) 無線通信装置
KR101748814B1 (ko) 하이브리드 빔포밍을 위한 송신기, 수신기 및 신호 송수신 방법
CN106887706B (zh) 全自动卫星跟踪通信天线电子极化跟踪方法和装置
WO2019127491A1 (zh) 一种用于校正多个阵列间传输通道偏差的装置及方法
JP2013168788A (ja) 衛星通信システム、地球局装置および地球局制御方法
JP2011124627A (ja) 無線通信システムおよび無線通信装置
JP2014204143A (ja) 無線通信システム、送信機、受信機、無線通信方法、および、プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130205

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130830

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130910

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131108

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131203

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131204

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5431374

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees