JP6522406B2 - タイヤ用ゴムのトッピング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、タイヤ用ゴムのトッピング装置に関する。
一般に、空気入りタイヤの製造工程においては、複数のコードが並列に配置されたコード並列体にトッピングゴムを被覆して圧延することによりタイヤ部材用のトッピングプライを作製するトッピング工程が設けられている(特許文献1)。
図2は従来のタイヤ用ゴムのトッピング装置(以下、単に「トッピング装置」ともいう)を模式的に示した図である。図2に示すように、このトッピング装置50には、4個のカレンダーロール52a、52b、54a、54bが設けられており、カレンダーロール52a、52bの間を通過するコード並列体CにトッピングゴムG1、G2を被覆して圧延することによりトッピングプライPを作製している。
このとき、作製後のトッピングプライPの両側縁部には、余分なゴム(ゴム耳部)が形成される。このゴム耳部を除去するために、従来より、カレンダーロール52a、52bの下流側にゴム耳切除用のワイヤーカッター68が設けられている。図3は従来のトッピング装置のワイヤーカッターを用いたトリミングを説明する図である。なお、図3ではトッピングプライPの一方の側縁部のみを示しているが、他方の側縁部にも同様の構造のワイヤーカッターが設けられている。
図3に示すように、ワイヤーカッター68は、両端部がホルダーなどで保持されてテンションが掛かった状態で設けられており、搬送されてきたトッピングプライPの両側縁部に形成されたゴム耳部60を切除(トリミング)する。
特開2004−314548号公報
しかしながら、上記のような従来のトッピング装置では、切断箇所70においてワイヤーカッター68の一点を用いてゴム耳部60のトリミングを行っているため、ワイヤーカッター68がこの箇所で急速に劣化して交換を頻繁に行う必要があった。そして、ワイヤーカッター68の交換時の製造ラインの停止により作業ロスやスクラップが発生していた。
そこで、本発明は、上記した従来技術の問題点に鑑み、ワイヤーカッターが一点において急速に劣化することを防止して、ワイヤーカッターの交換頻度を少なくすることにより、ワイヤーカッターの交換時の製造ラインの停止の頻度を従来よりも低減させることができるタイヤ用ゴムのトッピング装置を提供することを課題とする。
請求項1に記載の発明は、
複数のコードが並列に配置されたコード並列体にトッピングゴムを被覆して圧延することによりトッピングプライを形成し、前記トッピングプライの両側縁部のゴム耳部をワイヤーカッターにより切除するタイヤ用ゴムのトッピング装置であって、
前記ワイヤーカッターが無端状のワイヤーカッターであり、前記無端状のワイヤーカッターを回転させる回転機構が設けられており、
前記無端状のワイヤーカッターの周速度が0.1〜5000mm/minであることを特徴とするタイヤ用ゴムのトッピング装置である。
請求項に記載の発明は、
さらに、切除後の前記ゴム耳部を回収して、前記トッピングゴムの成形を行うためのゴム押出機に搬送するリターンコンベアが設けられていることを特徴とする請求項1に記載のタイヤ用ゴムのトッピング装置である。
本発明によれば、ワイヤーカッターが一点において急速に劣化することを防止し、ワイヤーカッターの交換頻度を少なくすることにより、ワイヤーカッターの交換時の製造ラインの停止の頻度を従来よりも低減させることができるタイヤ用ゴムのトッピング装置を提供することができる。
本発明の一実施の形態に係るタイヤ用ゴムのトッピング装置のワイヤーカッターを用いたトリミングを説明する図である。 従来のタイヤ用ゴムのトッピング装置を模式的に示す側面図である。 従来のトッピング装置のワイヤーカッターを用いたトリミングを説明する図である。
以下、実施の形態に基づいて本発明のタイヤ用ゴムのトッピング装置を説明する。
本実施の形態に係るトッピング装置は、図2に示した従来のトッピング装置と同様に、1対のカレンダーロールを2組備えており、カレンダーロールの間を通過するコード並列体にトッピングゴムを被覆、圧延した後、ゴム耳部を切除することによりトッピングプライを作製する。
図1は本実施の形態に係るタイヤ用ゴムのトッピング装置のワイヤーカッターを用いたトリミングを説明する図である。なお、本図ではトッピングプライPの一方の側縁部のみを示しているが、他方の側縁部にも同様の構造のワイヤーカッターが設けられている。
図1に示すように、本実施の形態においては、トッピングプライPの両側縁部のゴム耳部を切除するためのワイヤーカッターとして無端状のワイヤーカッター18が用いられており、この無端状のワイヤーカッター18を回転させる回転機構としてのプーリー20、22が設けられている。
具体的には、無端状のワイヤーカッター18は、所定のテンションが掛けられた状態で一対のプーリー20、22の間に架け渡されている。このプーリー20、22はモータなどの回転駆動装置(図示せず)に連結されており、プーリー20、22の回転に従って無端状のワイヤーカッター18が2つのプーリー20、22間を回転するように構成されている。
このような構成のトッピング装置を用いた場合、無端状のワイヤーカッター18がプーリー20、22によって回転しているため、ワイヤーカッターの一点を用いてゴム耳部のトリミングを行う従来のトッピング装置と異なり、切断箇所40においてワイヤーカッター18がトッピングプライPをトリミングする部分を連続的に変化させてワイヤーカッター18の全体を均等に使用しながらゴム耳部30を切除することができる。
この結果、ワイヤーカッター18が部分的に急速に劣化してくることを防止して、ワイヤーカッター18の寿命を従来よりも延ばして交換頻度を少なくすることができ、ワイヤーカッター18交換時の製造ライン停止による作業ロスやスクラップの発生を充分に防止することができる。
また、従来のトッピング装置では、ワイヤーカッターのゴム耳部の切除を行う部分の急速な劣化に伴って、ゴム耳部を切除した後のトッピングプライの外観が低下することがあった。これに対して、本実施の形態においては、無端状のワイヤーカッター18を回転させて従来のような一点での急速な劣化を抑制しているため、ゴム耳部30の切除後のトッピングプライPの外観を向上させ、製造後の空気入りタイヤの品質向上に大きく貢献することができる。
なお、ワイヤーカッター18の周速度、即ち送り速度は0.1〜5000mm/minであることが好ましい。周速度が0.1mm/minよりも遅いと、直線状のワイヤーカッターを用いた従来の装置と実質的に変わらず、トリミング不良が生じる恐れがあり、5000mm/minよりも速いとワイヤーカッター18とトッピングプライPとの摩擦が大きくなるため、却ってワイヤーカッター18の劣化が早まる恐れがある。
また、図示は省略するが、無端状のワイヤーカッターの下方には、切除後のゴム耳部を回収してトッピングゴムの成形を行うためのゴム押出機に搬送するリターンコンベアが設けられていることが好ましい。これにより、切除後のゴム耳部の清掃作業を簡素化することができ、また、回収したゴム耳部を再利用することができるため材料コストを低減させることができる。
以下、実施例に基づいて本発明を具体的に説明する。
1.実施例および比較例
(1)実施例
上記した実施の形態のように、プーリーに架け渡された無端状のワイヤーカッターを備えたトッピング装置を使用して、ワイヤーカッターを回転させながらトッピングプライのゴム耳部を切除して幅1450mmのトッピングプライを作製した。このとき、表1に示すように、実施例1〜でワイヤーカッターの周速度を変化させた。
(2)比較例
比較例1として、直線状のワイヤーカッターを備えた従来のトッピング装置を使用してトッピングプライのゴム耳部を切除したこと以外は、実施例と同様にしてトッピングプライを作製した。
また、比較例2として、プーリーに架け渡された無端状のワイヤーカッターを備えたトッピング装置を使用して、ワイヤーカッターを回転させずに(周速度:0mm/min)、トッピングプライのゴム耳部を切除したこと以外は、実施例と同様にしてトッピングプライを作製した。
2.評価
実験例および比較例の各々について、ゴム耳部の切除不良が発生してワイヤーカッターの交換が必要になるまでゴム耳部の切除を継続して行い、交換が必要になるまでの時間(h)と、交換までに製造されたトッピングプライの長さ(トッピング距離(m))を測定した。結果を表1に示す。
Figure 0006522406
3.評価結果
表1より、無端状のワイヤーカッターを回転させながらゴム耳部の切除を行った実施例1〜では、ワイヤーカッターの同じ部分でゴム耳部の切除を継続して行う比較例1、2と比べて、交換までの時間とトッピング距離が大幅に増加しており、部分的な劣化が抑制されてワイヤーカッターの長寿命化が達成されていることが確認できた。
また、ワイヤーカッターの周速度を5000mm/minよりも速く設定した比較例3では、実施例1〜4に比べてワイヤーカッターの寿命が短くなることが確認された。これは、周速度を早くし過ぎると、トッピングプライとの摩擦が大きくなることにより、ワイヤーカッターの劣化が早くなるためと推察される。
以上、本発明を実施の形態に基づき説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではない。本発明と同一および均等の範囲内において、上記の実施の形態に対して種々の変更を加えることが可能である。
18 無端状のワイヤーカッター
20、22 プーリー
30、60 ゴム耳部
40、70 切断箇所
50 トッピング装置
52a、52b、54a、54b カレンダーロール
68 ワイヤーカッター
C コード並列体
G1、G2 トッピングゴム
P トッピングプライ

Claims (2)

  1. 複数のコードが並列に配置されたコード並列体にトッピングゴムを被覆して圧延することによりトッピングプライを形成し、前記トッピングプライの両側縁部のゴム耳部をワイヤーカッターにより切除するタイヤ用ゴムのトッピング装置であって、
    前記ワイヤーカッターが無端状のワイヤーカッターであり、前記無端状のワイヤーカッターを回転させる回転機構が設けられており
    前記無端状のワイヤーカッターの周速度が0.1〜5000mm/minであることを特徴とするタイヤ用ゴムのトッピング装置。
  2. さらに、切除後の前記ゴム耳部を回収して、前記トッピングゴムの成形を行うためのゴム押出機に搬送するリターンコンベアが設けられていることを特徴とする請求項1に記載のタイヤ用ゴムのトッピング装置。
JP2015088362A 2015-04-23 2015-04-23 タイヤ用ゴムのトッピング装置 Active JP6522406B2 (ja)

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