JP6521811B2 - 駆動装置及び空気調和システム - Google Patents

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Description

本発明は、機器を駆動する駆動装置、及び、該駆動装置を備える空気調和システムに関する。
現在、冷房機能を有する空気調和システムが普及している。この空気調和システムでは、冷房が行われる場合、冷媒は圧縮機、凝縮器、膨張弁及び蒸発器の順に循環する。冷媒は圧縮機によって圧縮され、圧縮された冷媒は凝縮器において凝縮する。凝縮した冷媒は膨張弁によって減圧され、減圧された冷媒は蒸発器において蒸発する。蒸発した冷媒は圧縮機によって再び圧縮される。
圧縮機は、通常、モータによって駆動される。単位時間当たりのモータの目標回転数が大きい程、モータに供給される電流量は大きい。
また、モータに供給される電流量が大きい程、モータのトルクは大きい。このため、モータに供給される電流量を上昇させた場合、単位時間当たりのモータの回転数は上昇し、モータに供給される電流量を低下させた場合、単位時間当たりのモータの回転数は低下する。以下では、単位時間当たりの目標回転数及び回転数夫々を単に目標回転数及び回転数と記載する。
モータに供給される電流量が同一であっても、モータの回転数はモータが配置されている環境によって異なり、変動する。このため、モータに供給される電流量は、回転数が目標回転数となるように調整される。回転数が目標回転数となるようにモータに供給する電流量を調整した場合、モータに供給される電流量が許容範囲を超える虞がある。このとき、モータで消費されるエネルギーが大きいので、モータの負荷が過負荷となる。モータの負荷が過負荷となった場合、モータが故障する可能性がある。
特許文献1では、モータの負荷が過負荷となることを防止する空気調和システムが開示されている。この空気調和システムでは、モータの負荷が所定値以上である場合に目標回転数を下げる。
特開平5−99519号公報
しかしながら、目標回転数が小さい程、モータの回転数は、目標回転数から大きくずれる。このため、目標回転数を下げた場合であっても、モータの回転数を目標回転数に維持するために、過大な電流がモータに流れてモータの負荷が過負荷となる可能性がある。従って、特許文献1に記載されているような従来の空気調和システムには、モータの負荷が過負荷になることを確実に防止することができないという問題点がある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、モータの負荷が過負荷になることを確実に防止することができる駆動装置、及び、該駆動装置を備える空気調和システムを提供することにある。
本発明に係る駆動装置は、機器を駆動するモータと、該モータの目標回転数に応じた電流を該モータに供給する電流供給部とを備える駆動装置において、前記モータの回転数を検知する検知部と、該検知部が検知した回転数が前記目標回転数となるように、前記電流供給部が供給する電流量を調整する調整部と、前記モータの負荷が所定値以上であるか否かを判定する判定部と、該判定部によって前記負荷が前記所定値以上であると判定された場合に前記目標回転数を下げる設定変更部とを備え、前記調整部は、前記判定部によって前記負荷が前記所定値以上であると判定した場合にて前記電流量を上昇させるとき、前記電流量の上昇幅を小さくするか、又は、該電流量の調整を停止し、前記調整部は、前記電流量を下降させる場合、前記負荷の値に無関係に前記電流量の下降幅を調整することを特徴とする。
本発明に係る駆動装置は、前記機器及びモータを収容する収容体の外側の温度を検出する温度検出部を備え、前記判定部は、該温度検出部が検出した温度が所定温度以上である場合に前記負荷が前記所定値以上であると判定することを特徴とする。
本発明に係る駆動装置は、前記機器及びモータを収容する収容体の外側の温度を検出する温度検出部を備え、前記設定変更部は、前記判定部によって前記負荷が前記所定値以上であると判定された場合に、前記温度検出部が検出した温度に応じて前記目標回転数を下げることを特徴とする。
本発明に係る空気調和システムは、前述した駆動装置と、前記機器と、冷媒を凝縮させる凝縮器と、該凝縮器が凝縮させた冷媒を減圧させる膨張弁と、該膨張弁が減圧させた冷媒を蒸発させる蒸発器とを備え、前記機器は、該蒸発器が蒸発させた冷媒を圧縮し、前記凝縮器は、該機器が圧縮した冷媒を凝縮させることを特徴とする。
本発明に係る空気調和システムは、第1羽根車を回転させることによって、前記凝縮器へ空気を送る第1送風機と、第2羽根車を回転させることによって、前記蒸発器へ空気を送る第2送風機とを備え、前記凝縮器は、前記第1送風機が送った空気と前記冷媒との間で熱交換を行うことによって、該冷媒を凝縮させ、前記蒸発器は、前記第2送風機が送った空気と前記冷媒との間で熱交換を行うことによって、該冷媒を蒸発させ、前記判定部によって前記負荷が前記所定値以上であると判定された場合、前記第1羽根車の回転数の上昇、前記第2羽根車の回転数の低減、又は、前記膨張弁の開度の上昇を行うことを特徴とする。
本発明によれば、モータの負荷が過負荷になることを確実に防止することができる。
実施の形態1における空気調和システムの要部構成を示すブロック図である。 室内制御装置の要部構成を示すブロック図である。 室内制御装置の制御部が実行する低減処理の手順を示すフローチャートである。 駆動機の要部構成を示すブロック図である。 駆動機の制御部が実行するモータ制御処理の手順を示すフローチャートである。 駆動機の制御部が実行するモータ制御処理の手順を示すフローチャートである。 室外制御装置の要部構成を示すブロック図である。 室外制御装置の制御部が実行する過電流防止処理の手順を示すフローチャートである。 室外制御装置の制御部が実行する過電流防止処理の手順を示すフローチャートである。 回転数テーブルを示す図表である。 空気調和システムの動作の一例を示すタイミングチャートである。 実施の形態2における駆動機の制御部が実行するモータ制御処理の手順を示すフローチャートである。 実施の形態2における駆動機の制御部が実行するモータ制御処理の手順を示すフローチャートである。 実施の形態3における空気調和システムの要部構成を示すブロック図である。 実施の形態3における駆動機の要部構成を示すブロック図である。 室外制御装置の要部構成を示すブロック図である。 室外制御装置の制御部が実行する過電流防止処理の手順を示すフローチャートである。 室外制御装置の制御部が実行する過電流防止処理の手順を示すフローチャートである。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1における空気調和システム1の要部構成を示すブロック図である。空気調和システム1は、屋内に設置される室内機10、屋外に設置される室外機11及びリモートコントローラ12を備える。室内機10は筐体状の室内収容体10aを有し、室内収容体10aには、室内熱交換器20、室内送風機21及び室内制御装置22が収容されている。室外機11は筐体状の室外収容体11aを有し、室外収容体11aには、四方弁30、圧縮機31、室外熱交換器32、膨張弁33、室外送風機34、駆動機35、外気温度センサ36及び室外制御装置37が収容されている。
空気調和システム1では、室内熱交換器20は、四方弁30及び膨張弁33夫々に連結されている。四方弁30は、室内熱交換器20の他に、圧縮機31の吸込み口及び吐出口と、室外熱交換器32とに連結されている。室外熱交換器32は更に膨張弁33に連結されている。室内制御装置22は室内送風機21と室外制御装置37とに接続されている。室外制御装置37は、更に、四方弁30、膨張弁33、室外送風機34、駆動機35及び外気温度センサ36に各別に接続されている。駆動機35は更に圧縮機31に接続されている。
室内送風機21は室内制御装置22の指示に従って作動する。室内送風機21は、室内収容体10aの図示しない吸込み口から屋内の空気を吸込み、吸込んだ空気を室内熱交換器20に送る。室内熱交換器20に送られた空気は、室内収容体10aの図示しない吹出し口から屋内に吹出される。
同様に、室外送風機34は室外制御装置37の指示に従って作動する。室外送風機34は、室外収容体11aの図示しない吸込み口から屋外の空気を吸込み、吸込んだ空気を室外熱交換器32に送る。室外熱交換器32に送られた空気は、室外収容体11aの図示しない吹出し口から屋外に吹出される。
四方弁30は室外制御装置37によって操作される。四方弁30では、圧縮機31の吐出口及び吸込み口夫々は室内熱交換器20又は室外熱交換器32に連結される。圧縮機31の吐出口が室内熱交換器20に連結される場合、圧縮機31の吸込み口は室外熱交換器32に連結される。圧縮機31の吐出口が室外熱交換器32に連結される場合、圧縮機31の吸込み口は室内熱交換器20に連結される。図1では、圧縮機31の吐出口及び吸込み口夫々が室外熱交換器32及び室内熱交換器20に連結されている状態が実線で示されており、圧縮機31の吐出口及び吸込み口が室内熱交換器20及び室外熱交換器32に連結されている状態が破線で示されている。
空気調和システム1では、冷媒が室内熱交換器20、四方弁30、圧縮機31、室外熱交換器32及び膨張弁33を循環する。
室内熱交換器20では、冷媒と室内送風機21によって送られた屋内の空気との間で熱交換が行われる。
同様に、室外熱交換器32では、冷媒と室外送風機34によって送られた屋外の空気との間で熱交換が行われる。
外気温度センサ36は、室外送風機34によって室外収容体11a内に吸込まれた屋外の温度、言い換えると、室外収容体11aの外側の温度を検出する。外気温度センサ36は、外気温度センサ36が検出した温度を示す外気温度情報を室外制御装置37に出力する。外気温度センサ36は温度検出部として機能する。
圧縮機31は、駆動機35が有する後述のモータ50(図4参照)によって駆動される。圧縮機31は、吸込み口から吸込んだ冷媒を高温高圧の気体に圧縮し、圧縮した冷媒を吐出口から吐出する。単位時間当たりのモータ50の回転数が高い程、圧縮機31の吐出口から吐出される冷媒の圧力は高い。以下では、単位時間当たりの回転数を単に回転数と記載する。
駆動機35は、室外制御装置37から入力される信号に基づいて圧縮機31を駆動する。
膨張弁33は、図示しない開口を有し、この開口を通じて冷媒が室内熱交換器20又は室外熱交換器32に向けて噴出される。開口の大きさ、即ち、開度は室外制御装置37によって調整される。
空気調和システム1において冷房を行う場合、室内制御装置22は室内送風機21を作動させ、室外制御装置37は、四方弁30を操作して圧縮機31の吐出口及び吸込み口夫々を室外熱交換器32及び室内熱交換器20に連結させ、室外送風機34を作動させ、駆動機35に圧縮機31を駆動させる。
冷房が行われる場合、圧縮機31は、吸込み口から吸込んだ冷媒を高温高圧の気体に圧縮し、圧縮した冷媒を吐出口から室外熱交換器32に向けて吐出する。室外熱交換器32では、圧縮機31によって圧縮された冷媒の熱が室外送風機34によって送られた屋外の空気によって奪われる。これにより、圧縮機31によって圧縮された冷媒は低温高圧の液体に凝縮され、冷媒から熱を奪った空気は室外収容体11aの吹出し口から屋外へ吹出される。室外熱交換器32及び室外送風機34夫々は凝縮器及び第1送風機として機能する。
室外熱交換器32で凝縮された冷媒は膨張弁33へ流れる。膨張弁33は、室外熱交換器32で凝縮した冷媒を室内熱交換器20に向けて霧状に噴出する。これにより、冷媒は減圧され、低温低圧の液体となる。室内熱交換器20では、膨張弁33によって減圧された冷媒は、室内送風機21によって送られた屋内の空気から熱を奪い、蒸発する。これにより、冷媒は低温低圧の気体となる。冷媒によって熱が奪われた空気は室内収容体10aの吹出し口から屋内へ吹出され、吹出された冷たい空気によって屋内の温度が低下する。室内熱交換器20及び室内送風機21夫々は蒸発器及び第2送風機として機能する。
室内熱交換器20で蒸発した冷媒は、圧縮機31の吸込み口から吸込まれ、圧縮機31によって高温高圧の気体に圧縮される。
空気調和システム1において暖房を行う場合、室内制御装置22は室内送風機21を作動させ、室外制御装置37は、四方弁30を操作して圧縮機31の吐出口及び吸込み口夫々を室内熱交換器20及び室外熱交換器32に連結させ、室外送風機34を作動させ、駆動機35に圧縮機31を駆動させる。
暖房が行われる場合、圧縮機31は、吸込み口をから吸込んだ冷媒を高温高圧の気体に圧縮し、圧縮した冷媒を吐出口から室内熱交換器20に向けて吐出する。室内熱交換器20では、冷媒の熱が室内送風機21によって送られた屋内の空気によって奪われる。これにより、冷媒は低温高圧の液体に凝縮される。冷媒から熱を奪った空気は室外収容体11aの吹出し口から屋内へ吹出され、吹出された暖かい空気によって屋内の温度が上昇する。
室内熱交換器20で凝縮された冷媒は膨張弁33へ流れる。膨張弁33は、室外熱交換器32に向けて冷媒を霧状に噴出する。これにより、冷媒は減圧され、低温低圧の液体となる。減圧された冷媒は室外熱交換器32に流れる。室外熱交換器32では、冷媒は、室外送風機34によって送られた屋外の空気から熱を奪い、気化する。これにより、冷媒は低温低圧の気体となる。冷媒によって熱が奪われた空気は室内収容体10aの吹出し口から屋外へ吹出される。
気化した冷媒は、圧縮機31の吸込み口から吸込まれ、圧縮機31によって高温高圧の気体に圧縮される。
室内送風機21は羽根車21a及び駆動部21bを有する。駆動部21bは、室内制御装置22の指示に従って、羽根車21aを回転させる。これにより、屋内の空気が室内収容体10aの吸込み口から吸込まれ、室内熱交換器20に送られる。室内熱交換器20に送られる空気量は羽根車21aの回転数が大きい程、大きく。駆動部21bは、室内制御装置22の指示に従って、羽根車21aの回転数を調整する。羽根車21aは第2羽根車として機能する。
室外送風機34は羽根車34a及び駆動部34bを有する。駆動部34bは、室外制御装置37の指示に従って、羽根車34aを回転させる。これにより、屋外の空気が室外収容体11aの吸込み口から吸込まれ、室外熱交換器32に送られる。室外熱交換器32に送られる空気量は羽根車34aの回転数が大きい程、大きく。駆動部34bは、室外制御装置37の指示に従って、羽根車34aの回転数を調整する。羽根車34aは第1羽根車として機能する。
リモートコントローラ12は使用者によって操作される。リモートコントローラ12は、運転の開始を指示する運転開始信号と、運転の停止を指示する運転停止信号とを室内制御装置22に送信する。運転開始信号には、冷房及び暖房のいずれを行うか、設定温度、並びに、室内送風機21及び室外送風機34が送る空気の風量等を示す設定情報が含まれている。
室内制御装置22は、リモートコントローラ12から運転開始信号を受信した場合、受信した運転開始信号に含まれる設定情報の内容に基づいて、室内送風機21の羽根車21aの回転数を決定する。そして、室内制御装置22は、羽根車21aの回転の開始を指示する室内回転開始信号を駆動部21bに出力する。室内回転開始信号には、室内制御装置22が決定した羽根車21aの回転数を示す情報が含まれている。駆動部21bは、室内制御装置22から室内回転開始信号が入力された場合、羽根車21aを、室内回転開始信号の情報が示す回転数で回転させる。更に、室内制御装置22は、リモートコントローラ12から運転開始信号を受信した場合、前述した設定情報を含む運転開始信号を室外制御装置37に送信する。
室内制御装置22は、室外制御装置37から、羽根車21aの回転数の低減を指示する低減信号と、羽根車21aの回転数の低減の停止を指示する低減停止信号とを受信する。
室内制御装置22は、低減信号を受信した場合、低減信号をそのまま駆動部21bに出力する。駆動部21bは、低減信号が入力された場合、羽根車21aの回転数を予め設定されている第1基準回転数だけ低減させる。第1基準回転数は例えば300rpm以上である。
室内制御装置22は、低減停止信号を受信した場合、低減停止信号をそのまま駆動部21bに出力する。駆動部21bは、低減停止信号が入力された場合、羽根車21aの回転数を低減前の回転数に戻す。
室内制御装置22は、リモートコントローラ12から運転停止信号を受信した場合、羽根車21aの回転の停止を指示する室内回転停止信号を駆動部21bに出力する。駆動部21bは、室内制御装置22から室内回転停止信号が入力された場合、羽根車21aの回転を停止させる。室内制御装置22は、運転停止信号を受信した場合、運転停止信号を室外制御装置37に送信する。
室外制御装置37は、室内制御装置22から運転開始信号を受信した場合、受信した運転開始信号に含まれる設定情報の内容に基づいて、圧縮機31の吐出口及び吸込み口の連結先、膨張弁33の開度、室外送風機34の羽根車34aの回転数、及び、駆動機35のモータ50の回転数を決定する。
室外制御装置37は、決定した連結先に基づいて四方弁30を操作し、決定した開度に基づいて膨張弁33の開度を調整する。室外制御装置37は、運転開始信号を受信した場合、羽根車34aの回転の開始を指示する室外回転開始信号を駆動部34bに出力する。室外回転開始信号には、室外制御装置37が決定した羽根車34aの回転数を示す情報が含まれている。駆動部34bは、室外制御装置37から室外回転開始信号が入力された場合、羽根車34aを、室外回転開始信号の情報が示す回転数で回転させる。
また、室外制御装置37は、運転開始信号を受信した場合、圧縮機31の駆動の開始を指示する駆動開始信号を駆動機35に出力する。駆動開始信号には、室外制御装置37が決定したモータ50の回転数を示す情報が含まれている。駆動機35は、室外制御装置37から駆動開始信号が入力された場合、単位時間当たりのモータ50の目標回転数を駆動開始信号の情報が示す回転数に設定し、圧縮機31を駆動する。以下では、単位時間当たりの目標回転数を単に目標回転数と記載する。駆動機35のモータ50の回転数は目標回転数に調整される。
更に、室外制御装置37は、冷房が行われている場合において、駆動機35のモータ50の負荷が第1基準値以上であるか否かを判定する。第1基準値は一定である。室外制御装置37は、モータ50の負荷が第1基準値以上であると判定した場合、目標回転数を、現状の回転数よりも低い回転数に決定し、目標回転数の変更を指示する変更信号を駆動機35に出力する。変更信号には、室外制御装置37が決定した回転数を示す情報が含まれている。駆動機35は、変更信号が入力された場合、目標回転数を変更信号の情報が示す回転数に変更する。
室外制御装置37は、モータ50の負荷が第1基準値以上であると判定した場合、更に、室内制御装置22に低減信号を送信すると共に、膨張弁33の開度を上昇させ、羽根車34aの回転数の上昇を指示する上昇信号を駆動部34bに出力する。駆動部34bは、上昇信号が入力された場合、羽根車34aの回転数を予め設定されている第2基準回転数だけ上昇させる。第2基準回転数は例えば200rpm以上である。
また、室外制御装置37は、モータ50の負荷が第1基準値以上であると判定した後、モータ50の負荷が第2基準値未満であるか否かを判定する。ここで、第2基準値は一定である。更に、第2基準値は第1基準値以下である。室外制御装置37は、モータ50の負荷が第2基準値未満であると判定した場合、目標回転数を変更前の回転数に戻すことを指示する復帰信号を駆動機35に出力する。駆動機35は、復帰信号が入力された場合、目標回転数を変更前の回転数に戻す。
室外制御装置37は、モータ50の負荷が第2基準値未満であると判定した場合、更に、室内制御装置22に低減停止信号を送信すると共に、膨張弁33の開度を上昇前の開度に戻し、羽根車34aの回転数の上昇の停止を指示する上昇停止信号を駆動部34bに出力する。駆動部34bは、上昇停止信号が入力された場合、羽根車34aの回転数を上昇前の回転数に戻す。
室外制御装置37は、室内制御装置22から運転停止信号を受信した場合、更に、羽根車34aの回転の停止を指示する室外回転停止信号を駆動部34bに出力する。駆動部34bは、室外制御装置37から室外回転停止信号が入力された場合、羽根車34aの回転を停止させる。
室外制御装置37は、室内制御装置22から運転停止信号を受信した場合、圧縮機31の駆動の停止を指示する駆動停止信号を駆動機35に出力する。駆動停止信号が駆動機35に入力された場合、駆動機35のモータ50は回転を停止し、モータ50は圧縮機31の駆動を停止する。
図2は室内制御装置22の要部構成を示すブロック図である。室内制御装置22は、制御部40、出力部41、通信部42、受信部43、記憶部44及び報知部45を有し、これらはバス46に接続されている。出力部41は、バス46の他に、室内送風機21の駆動部21bに接続されている。通信部42は、バス46の他に、室外制御装置37に接続されている。
出力部41は、制御部40の指示に従って、室内回転開始信号、室内回転停止信号、低減信号又は低減停止信号を室内送風機21の駆動部21bに出力する。
通信部42は低減信号及び低減停止信号を室外制御装置37から受信する。通信部42は、低減信号又は低減停止信号を受信した場合、その旨を制御部40に通知する。また、通信部42は、制御部40の指示に従って、運転開始信号又は運転停止信号を室外制御装置37に送信する。
受信部43は、リモートコントローラ12から運転開始信号及び運転停止信号を受信する。受信部43は、運転開始信号又は運転停止信号を受信した場合、その旨を制御部40に通知する。
記憶部44は不揮発性メモリである。記憶部44には図示しない制御プログラムが記憶されている。
報知部45は制御部40の指示に従って報知を行う。報知部45は、ランプの点灯又はメッセージの表示を行うことによって報知を行う。
制御部40は、図示しないCPU(Central Processing Unit)を有し、記憶部44に記憶されている制御プログラムを実行することによって、運転を開始する室内運転開始処理と、運転を停止する室内運転停止処理と、室内送風機21の羽根車21aの回転数を低減する低減処理とを実行する。
制御部40は周期的に室内運転開始処理を実行する。室内運転開始処理では、制御部40は、受信部43がリモートコントローラ12から運転開始信号を受信したか否かを判定する。制御部40は、受信部43が運転開始信号を受信したと判定した場合、受信部43が受信した運転開始信号に含まれる設定情報に基づいて、室内送風機21の羽根車21aの回転数を決定する。
そして、制御部40は、出力部41に指示して、決定した回転数を示す情報を含む室内回転開始信号を駆動部21bに出力させる。これにより、駆動部21bは、室内回転開始信号の情報が示す回転数で羽根車21aを回転させる。次に、制御部40は、通信部42に指示して、運転開始信号を室外制御装置37に送信させる。その後、制御部40は室内運転開始処理を終了する。制御部40は、受信部43が運転開始信号を受信していないと判定した場合も室内運転開始処理を終了する。
制御部40は、運転開始信号を室外制御装置37に送信して運転開始処理を終了した後、周期的に室内運転停止処理を実行する。室内運転停止処理では、制御部40は、受信部43がリモートコントローラ12から運転停止信号を受信したか否かを判定する。制御部40は、受信部43が運転停止信号を受信したと判定した場合、出力部41に指示して、室内回転停止信号を駆動部21bに出力させる。これにより、駆動部21bは羽根車21aの回転を停止させる。次に、制御部40は、通信部42に指示して、運転停止信号を室外制御装置37に送信させる。その後、制御部40は室内運転停止処理を終了する。また、制御部40は、受信部43が運転停止信号を受信していないと判定した場合も室内運転停止処理を終了する。
図3は室内制御装置22の制御部40が実行する低減処理の手順を示すフローチャートである。制御部40は、室内送風機21の駆動部21bが羽根車21aを回転させている場合において、低減処理を周期的に実行する。制御部40は、通信部42が低減信号を受信したか否かを判定する(ステップS1)。制御部40は、通信部42が低減信号を受信したと判定した場合(S1:YES)、出力部41に低減信号を室内送風機21の駆動部21bへ出力させることによって、室内送風機21の羽根車21aの回転数を第1基準回転数だけ低減する(ステップS2)。
次に、制御部40は報知を行う(ステップS3)。前述したように、室外制御装置37は、駆動機35のモータ50の負荷が第1基準値以上であると判定した場合に低減信号を室内制御装置22の通信部42に送信する。従って、ステップS3では、報知部45は、モータ50の負荷が第1基準値以上である旨を報知する。
制御部40は、ステップS3を実行した後、通信部42が室外制御装置37から低減停止信号を受信したか否かを判定する(ステップS4)。制御部40は、通信部42が低減停止信号を受信していないと判定した場合(S4:NO)、受信部43がリモートコントローラ12から運転停止信号を受信したか否かを判定する(ステップS5)。制御部40は、受信部43が運転停止信号を受信していないと判定した場合(S5:NO)、処理をステップS4に戻し、通信部42が室外制御装置37から低減停止信号を受信するか、又は、受信部43がリモートコントローラ12から運転停止信号を受信するまで待機する。
制御部40は、受信部43が運転停止信号を受信したと判定した場合(S5:YES)、出力部41に室内回転停止信号を室内送風機21の駆動部21bに出力することによって、室内送風機21の羽根車21aの回転を停止させる(ステップS6)。
制御部40は、通信部42が低減停止信号を受信したと判定した場合(S4:YES)、出力部41に低減停止信号を室内送風機21の駆動部21bに出力することによって、室内送風機21の羽根車21aの回転数を、ステップS2で行った低減前の回転数に戻す(ステップS7)。
制御部40は、通信部42が低減信号を受信していないと判定した場合(S1:NO)、又は、ステップS6,S7のいずれか一方を実行した後、低減処理を終了する。
以上のように低減処理では、通信部42が低減信号を受信した場合、室内送風機21の羽根車21aの回転数を低減し、駆動機35のモータ50の負荷が第1基準値以上であることを報知する。
図4は駆動機35の要部構成を示すブロック図である。駆動機35は、モータ50、駆動回路51、ホールIC(Integrated Circuit)52、制御部53、出力部54、入力部55,56及び記憶部57を有する。モータ50の出力軸は圧縮機31に接続されている。モータ50の2つの接続端は駆動回路51に各別に接続されている。制御部53、出力部54、入力部55,56及び記憶部57はバス58に接続されている。出力部54は更に駆動回路51に接続されている。入力部55は更にホールIC52に接続されている。入力部56は更に室外制御装置37に接続されている。
モータ50は、DC(Direct Current)モータであり、図示しない柱状のロータを有する。駆動回路51によって電流がモータ50に供給される。電流がモータ50に供給された場合、モータ50のロータが軸回りに回転する。ロータの端面に、柱状をなす出力軸の一端が接続されている。このため、モータ50のロータが回転した場合、この回転に連動してモータ50の出力軸が回転し、圧縮機31を駆動する。
例えば、圧縮機31がスクロール圧縮機である場合、形状が同一である一対の渦巻き体が重なっている。一方の渦巻き体を固定している状態で、モータ50は他方の渦巻き体に円運動を行わせる。これにより、圧縮機31は冷媒を圧縮する。
駆動回路51からモータ50に供給される電流量が大きい程、モータ50のトルクは大きい。このため、駆動回路51からモータ50に供給される電流量が上昇した場合にモータ50の回転数は上昇し、駆動回路51からモータ50に供給される電流量が低下した場合にモータ50の回転数は低下する。駆動回路51からモータ50に供給される電流量が大きい程、モータ50の回転数を大きい。また、モータ50の回転数が大きい程、圧縮機31から吐出される冷媒の圧力は高い。
駆動回路51は、図示しない商用電源から出力される交流電流を直流電流に整流し、整流した直流電流を平滑する。駆動回路51は、平滑した直流電流をモータ50に供給する。駆動回路51には、出力部54から電流量を示す電流信号が入力される。駆動回路51は、電流信号が入力された場合、モータ50に供給している電流量を、入力された電流信号が示す電流量に調整する。駆動回路51には、更に、出力部54から電流供給の停止を指示する供給停止信号が入力される。駆動回路51は、供給停止信号が入力された場合、モータ50への電流供給を停止する。これにより、モータ50は圧縮機31の駆動を停止する。
出力部54は、制御部53の指示に従って、電流信号を駆動回路51に出力する。電流信号が示す電流量は制御部53によって調整される。
ホールIC52は、ハイレベル又はローレベルの電圧を入力部55に出力する。例えば、柱状のロータが永久磁石であり、かつ、ロータの周方向に沿ってS極及びN極が設けられている場合、ホールIC52はロータの周面に対向する位置に配置される。ホールIC52が入力部55に出力する電圧は、ロータがホールIC52に向けて発生する磁界、即ち、ホールIC52に対向するロータの磁極に応じて異なる。例えば、ホールIC52に対向するロータの磁極がS極である場合にホールIC52はハイレベルの電圧を出力し、ホールIC52に対向するロータの磁極がN極である場合にホールIC52はローレベルの電圧を出力する。ホールIC52から入力部55に出力する電圧に基づいて、ロータの回転数、言い換えると、モータ50の回転数を算出することが可能である。
入力部55には、ホールIC52から電圧が入力される。入力部55は入力された電圧を制御部53に通知する。
入力部56には、室外制御装置37から、駆動開始信号、駆動停止信号、変更信号及び復帰信号夫々が入力される。入力部56は、駆動開始信号、駆動停止信号、変更信号又は復帰信号が入力された場合、その旨を制御部53に通知する。
記憶部57は不揮発性メモリである。記憶部57には、前述した目標回転数が記憶されている。記憶部57に記憶されている内容の読み出し及び書換えは制御部53によって行われる。また、記憶部57には図示しない制御プログラムが記憶されている。
制御部53は、図示しないCPUを有し、記憶部57に記憶されている制御プログラムを実行することによって、モータ50の回転数を制御するモータ制御処理を実行する。
図5及び図6は駆動機35の制御部53が実行するモータ制御処理の手順を示すフローチャートである。制御部53は、室外制御装置37から入力部56に駆動開始信号が入力されたか否かを判定する(ステップS11)。制御部53は、駆動開始信号が入力されていないと判定した場合(S11:NO)、処理をステップS11に戻し、入力部56に駆動開始信号が入力されるまで待機する。
制御部53は、駆動開始信号が入力されたと判定した場合(S11:YES)、目標回転数を、駆動開始信号に含まれる情報が示すモータ50の回転数に設定する(ステップS12)。次に、制御部53は、出力部54に指示して、ステップS12で設定した目標回転数に応じた電流量を示す電流信号を駆動回路51に出力させる(ステップS13)。これにより、駆動回路51がモータ50に供給する電流量は、電流信号が示す電流量、即ち、ステップS12で制御部53が設定した目標回転数に応じた電流量に調整される。前述したように、駆動回路51がモータ50に供給する電流量が大きい程、モータ50の回転数が大きいので、ステップS12で設定した目標回転数が大きい程、ステップS13で出力部54が出力する電流信号が示す電流量は大きい。駆動回路51は電流供給部として機能する。
次に、制御部53は、ホールIC52から入力部55に出力している電圧に基づいて、モータ50の実際の回転数を検知する(ステップS14)。制御部53は検知部として機能する。制御部53は、ステップS14で検知した回転数が目標回転数となるように、駆動回路51がモータ50に供給する電流量の調整量ΔI1を決定する(ステップS15)。ステップS14で算出された回転数が目標回転数よりも小さい場合、ステップS15で決定される調整量ΔI1は正であり、ステップS14で算出された回転数が目標回転数よりも大きい場合、ステップS15で決定される調整量ΔI1は負である。調整量ΔI1の絶対値は、ステップS14で算出された回転数と目標回転数との差が大きい程、大きい。
次に、制御部53は、駆動回路51が供給する電流量を、ステップS15で決定した調整量ΔI1だけ増加させる(ステップS16)。具体的には、出力部54に、駆動回路51が供給している電流量よりも調整量ΔI1だけ増加させた電流量を示す電流信号を駆動回路51へ出力させる。駆動回路51が供給している電流量は、ステップS13で出力部54が駆動回路51に出力した電流信号が示す電流量である。なお、調整量ΔI1が負である場合、ステップS16では、電流量を調整量ΔI1の絶対値だけ減少させる。出力部54は、駆動回路51が供給している電流量よりも調整量ΔI1の絶対値だけ減少させた電流量を示す電流信号を駆動回路51へ出力する。制御部53は、ステップS16を実行することによって、モータ50の実際の回転数が目標回転数となるように、駆動回路51がモータ50に供給する電流量を調整する。制御部53は調整部としても機能する。
次に、制御部53は、入力部56に室外制御装置37から、目標回転数の変更を指示する変更信号が入力されたか否かを判定する(ステップS17)。制御部53は、変更信号が入力されていないと判定した場合(S17:NO)、入力部56に室外制御装置37から駆動停止信号が入力されたか否かを判定する(ステップS18)。制御部53は、駆動停止信号が入力されていないと判定した場合(S18:NO)、処理をステップS14に戻し、入力部56に変更信号又は駆動停止信号が入力されるまで、駆動回路51がモータ50に供給する電流量を調整し続ける。
制御部53は、駆動停止信号が入力されたと判定した場合(S18:YES)、出力部54に指示して、供給停止信号を駆動回路51に出力させる(ステップS19)。これにより、駆動回路51はモータ50への電流供給を停止し、モータ50は圧縮機31の駆動を停止する。
制御部53は、ステップS19を実行した後、モータ制御処理を終了する。その後、制御部53は、モータ制御処理を再び実行する。
制御部53は、変更信号が入力されたと判定した場合(S17:YES)、目標回転数を、変更信号に含まれる情報が示すモータ50の回転数に変更する(ステップS20)。変更信号の情報が示す回転数は、ステップS12で設定された目標回転数よりも低い。次に、制御部53は、出力部54に指示して、ステップS20で変更した目標回転数に応じた電流量を示す電流信号を駆動回路51に出力させる(ステップS21)。これにより、駆動回路51がモータ50に供給する電流量は、電流信号が示す電流量、即ち、ステップS20で制御部53が変更した目標回転数に応じた電流量に調整される。
次に、制御部53は、ステップS14と同様にモータ50の実際の回転数を検知し(ステップS22)、ステップS15と同様に調整量ΔI1を決定する(ステップS23)。制御部53は、ステップS23で決定した調整量ΔI1がゼロを超えているか否かを判定する(ステップS24)。制御部53は、調整量ΔI1がゼロ以下であると判定した場合(S24:NO)、駆動回路51が供給する電流量をステップS23で決定した調整量ΔI1の絶対値だけ減少させる(ステップS25)。具体的には、ステップS16と同様に、制御部53は、出力部54に、駆動回路51が供給している電流量よりも調整量ΔI1の絶対値だけ減少させた電流量を示す電流信号を駆動回路51へ出力させる。
制御部53は、調整量ΔI1がゼロを超えていると判定した場合(S24:YES)、調整量ΔI1未満の調整量ΔI2を決定する(ステップS26)。ここで、調整量ΔI2は正であり、例えば、制御部53は、調整量ΔI2を、調整量ΔI1を2で割った量に決定する。次に、制御部53は、駆動回路51が供給する電流量を、ステップS26で決定した調整量ΔI2だけ増加させる(ステップS27)。具体的には、ステップS16と同様に、制御部53は、出力部54に、駆動回路51が供給している電流量よりも調整量ΔI2だけ増加させた電流量を示す電流信号を駆動回路51へ出力させる。
制御部53は、ステップS25又はS27を実行した後、入力部56に室外制御装置37から復帰信号が入力されたか否かを判定する(ステップS28)。制御部53は、復帰信号が入力されたと判定した場合(S28:YES)、目標回転数を変更前の回転数、即ち、ステップS12で設定した目標回転数に戻し(ステップS29)、処理をステップS13に戻す。ステップS29を実行した後に実行するステップS13では、制御部53は、出力部54に指示して、ステップS29で戻した目標回転数に応じた電流量を示す電流信号を駆動回路51に出力させる。その後、入力部56に復帰信号又は駆動停止信号が入力されるまで、モータ50の回転数が目標回転数になるように、駆動回路51がモータ50に供給する電流量を調整し続ける。
制御部53は、復帰信号が入力されなかったと判定した場合(S28:NO)、入力部56に室外制御装置37から駆動停止信号が入力されたか否かを判定する(ステップS30)。制御部53は、駆動停止信号が入力されなかったと判定した場合(S30:NO)、処理をステップS22に戻し、入力部56に復帰信号又は駆動停止信号が入力されるまで、駆動回路51がモータ50に供給する電流量を調整し続ける。
制御部53は、駆動停止信号が入力されたと判定した場合(S30:YES)、ステップS19と同様に、出力部54に指示して、供給停止信号を駆動回路51に出力される(ステップS31)。これにより、モータ50は圧縮機31の駆動を停止する。
制御部53は、ステップS31を実行した後、モータ制御処理を終了する。その後、制御部53は、モータ制御処理を再び実行する。
以上のように、モータ制御処理では、駆動機35の入力部56に駆動開始信号が入力された場合、モータ50の回転数が目標回転数となるように、駆動回路51がモータ50に供給する電流量を調整し続ける。そして、駆動機35の入力部56に室外制御装置37から変更信号が入力された場合、目標回転数を下げ、再び、モータ50の回転数が目標回転数となるように、駆動回路51がモータ50に供給する電流量を調整し続ける。この調整において、実際の回転数が目標回転数となるように決定した調整量ΔI1がゼロを超えている場合、制御部53は、駆動回路51が供給する電流量の上昇幅を、調整量ΔI1よりも小さい調整量ΔI2に決定する。
図7は室外制御装置37の要部構成を示すブロック図である。室外制御装置37は、制御部60、入力部61、出力部62,63、通信部64、切替え部65、調整部66及び記憶部67を有する。これらはバス68に接続されている。入力部61、出力部62、出力部63、通信部64、切替え部65及び調整部66夫々は、更に、外気温度センサ36、室外送風機34の駆動部34b、駆動機35の入力部56、室内制御装置22の通信部42、四方弁30及び膨張弁33に接続されている。
入力部61には、外気温度センサ36が検出した温度を示す外気温度情報が外気温度センサ36から入力される。入力部61に入力された外気温度情報は、制御部60によって入力部61から取得される。
出力部62は、制御部60の指示に従って、室外回転開始信号、室外回転停止信号又は上昇信号を室外送風機34の駆動部34bに出力する。
出力部63は、制御部60の指示に従って、駆動開始信号、駆動停止信号、変更信号又は復帰信号を駆動機35の入力部56に出力する。
通信部64は、室内制御装置22の通信部42から運転開始信号及び運転停止信号を受信する。通信部64は、運転開始信号又は運転停止信号を受信した場合、その旨を制御部60に通知する。通信部64は、制御部60の指示に従って、低減信号又は低減停止信号を室内制御装置22の通信部42に送信する。
切替え部65は、制御部60の指示に従って、四方弁30を操作することによって、圧縮機31の吐出口及び吸込み口の連結先を切替える。圧縮機31の吐出口及び吸込み口夫々は、前述したように、室内熱交換器20又は室外熱交換器32に連結される。
調整部66は、制御部60の指示に従って、膨張弁33の開度を調整する。
記憶部67は不揮発性メモリである。記憶部67には図示しない制御プログラムが記憶されている。
制御部60は、図示しないCPUを有し、記憶部67に記憶されている制御プログラムを実行することによって、運転を開始する室外運転開始処理と、運転を停止する室外運転停止処理と、モータ50に過電流が流れることを防止する過電流防止処理とを行う。
制御部60は周期的に室外運転開始処理を実行する。室外運転開始処理では、制御部60は、通信部64が室内制御装置22の通信部42から運転開始信号を受信したか否かを判定する。制御部40は、通信部64が運転開始信号を受信したと判定した場合、通信部64が受信した運転開始信号に含まれる設定情報に基づいて、圧縮機31の吐出口及び吸込み口の連結先と、膨張弁33の開度と、室外送風機34の羽根車34aの回転数と、駆動機35のモータ50の回転数とを決定する。
そして、制御部60は、切替え部65に指示して、圧縮機31の吐出口及び吸込み口の連結先を切替えさせる。切替え部65は前述したように四方弁30を操作する。冷房を行う場合、切替え部65は、圧縮機31の吐出口及び吸込み口夫々の連結先を室外熱交換器32及び室内熱交換器20に切替える。暖房を行う場合、切替え部65は、圧縮機31の吐出口及び吸込み口夫々の連結先を室内熱交換器20及び室外熱交換器32に切替える。
更に、制御部60は、調整部66に指示して、膨張弁33の開度を、決定した開度に調整させる。また、制御部60は、出力部62に指示して、決定した回転数を示す情報を含む室外回転開始信号を室外送風機34の駆動部34bに出力させる。これにより、駆動部34bは、前述したように、羽根車34aを、室外回転開始信号の情報が示す回転数で回転させる。次に、制御部60は、出力部63に指示して、決定した回転数を示す情報を含む駆動開始信号を駆動機35の入力部56に出力させる。これにより、駆動機35のモータ50は、回転し、圧縮機31を駆動する。モータ50の目標回転数は、制御部60が決定した回転数に設定され、モータ50の回転数は目標回転数となるように調整される。その後、制御部60は室外運転開始処理を終了する。制御部60は、通信部64が運転開始信号を受信していないと判定した場合も室外運転開始処理を終了する。
制御部60は、出力部63に駆動開始信号を出力して室外運転開始処理を終了した後、周期的に室外運転停止処理を実行する。室外運転停止処理では、通信部64が室外制御装置37の通信部42から運転停止信号を受信したか否かを判定する。制御部60は、通信部64が運転停止信号を受信したと判定した場合、出力部62に指示して、室外回転停止信号を室外送風機34の駆動部34bに出力させ、出力部63に指示して駆動停止信号を駆動機35の入力部56に出力させる。これにより、室外送風機34の羽根車34aは回転を停止し、モータ50に連動する圧縮機31の駆動が停止する。制御部60は、出力部63駆動停止信号を出力させた後、室外運転停止処理を終了する。制御部60は、通信部64が運転停止信号を受信していないと判定した場合も室外運転停止処理を終了する。
図8及び図9は、室外制御装置37の制御部60が実行する過電流防止処理の手順を示すフローチャートである。制御部60は、冷房が行われている場合、即ち、圧縮機31の吐出口及び吸込み口が室外熱交換器32及び室内熱交換器20に連結され、かつ、圧縮機31及び室外送風機34が作動している場合に過電流防止処理を実行する。
過電流防止処理では、制御部60は、入力部61から外気温度情報を取得し(ステップS41)、取得した外気温度情報が示す温度に基づいて、モータ50の負荷が第1基準値以上であるか否かを判定する(ステップS42)。冷房が行われている場合、前述したように、室外熱交換器32では、室外送風機34によって送られた屋外の空気が冷媒の熱を奪い、冷媒は低温高圧の液体となる。ここで、屋外の温度が高い程、室外熱交換器32から流出する冷媒の温度は高く、該冷媒の圧力は低い。
従って、屋外の温度が上昇した場合、室外熱交換器32から膨張弁33へ流出する冷媒の圧力が低下する。この場合、圧縮機31の吸込み口に吸い込まれる冷媒の圧力も低下するため、圧縮機31が行う圧縮の効率が低下し、モータ50の回転数が低下する。モータ50の回転数が低下した場合、駆動機35の駆動回路51はモータ50に供給する電流量を上昇させるため、モータ50の負荷が上昇する。このように、屋外の温度が大きい程、モータ50の負荷は大きいので、制御部60は、外気温度情報が示す温度、即ち、室外収容体11aの外側の温度に基づいて、モータ50の負荷が第1基準値以上であるか否かを判定することが可能である。
ステップS42では、制御部60は、ステップS41で取得した外気温度情報が示す温度、即ち、外気温度センサ36が検出した温度が第1基準温度以上である場合、モータ50の負荷が第1基準値以上であると判定する。また、ステップS42では、制御部60は、ステップS41で取得した外気温度情報が示す温度が第1基準温度未満である場合、モータ50の負荷が第1基準値未満であると判定する。第1基準温度は、一定であり、記憶部67に予め記憶されている。制御部60は判定部として機能する。
制御部60は、モータ50の負荷が第1基準値未満であると判定した場合(S42:NO)、過電流防止処理を終了する。制御部60は、過電流防止処理を終了してから一定期間が経過した場合に、過電流防止処理を再開する。
制御部60は、モータ50の負荷が第1基準値以上であると判定した場合(S42:YES)、モータ50の目標回転数を低減するため、ステップS41で取得した外気温度情報が示す温度に基づいて、モータ50の回転数を決定する(ステップS43)。記憶部67には、屋外の温度に対応付けてモータ50の回転数が示されている回転数テーブルが記憶されている。制御部60は回転数テーブルに基づいてモータ50の回転数を決定する。
図10は回転数テーブルを示す図表である。ステップS43では、制御部60は、屋外の温度、即ち、ステップS41で取得した外気温度情報が示す温度が40℃未満である場合、モータ50の回転数を900rpmに決定する。制御部60は、屋外の温度が40℃以上45℃未満である場合、モータ50の回転数を1600rpmに決定する。制御部60は、屋外の温度が45℃以上50℃未満である場合、モータ50の回転数を1800rpmに決定する。制御部60は、屋外の温度が50℃以上である場合、モータ50の回転数を2000rpmに決定する。
このように、制御部60は、屋外の温度に応じてモータ50の回転数を決定する。
回転数テーブルに示される複数の回転数夫々は、室外運転開始処理で制御部60が決定するモータ50の回転数よりも小さい。例えば、屋外の温度が40℃以上45℃未満である場合、1600rpmは、室外運転開始処理で制御部60が決定するモータ50の回転数よりも小さい。
次に、制御部60は、出力部63に指示して、ステップS43で決定した回転数を示す情報を含む変更信号を駆動機35の入力部56に出力させる(ステップS44)。これにより、駆動機35の制御部53は、モータ制御処理において、屋外の温度、即ち、ステップS41で取得した外気温度情報が示す温度に応じてモータ50の目標回転数を下げ、駆動回路51がモータ50に供給する電流量の上昇幅を小さくする。制御部53は設定変更部としても機能する。また、駆動機35、外気温度センサ36及び室外制御装置37は駆動装置として機能する。
制御部60がステップS44を実行することによって、モータ50の目標回転数が下がると共に、駆動機35の駆動回路51がモータ50に供給する電流量の上昇幅が小さくなる。これにより、モータ50の負荷が過負荷となることが確実に防止される。目標回転数が小さい程、モータ50の回転数が目標回転数から大きくずれるので、モータ50に供給する電流量の上昇幅を小さくすることは、過負荷の確実な防止に効果的である。また、駆動機35の制御部53は、制御部60がステップS41で取得した外気温度情報が示す温度に応じてモータ50の目標回転数を適切に下げることができる。
次に、制御部60は、通信部64に指示して、低減信号を室内制御装置22、具体的には、通信部42に送信する(ステップS45)。これにより、室内制御装置22の制御部40は、低減処理において、室内送風機21の羽根車21aの回転数を第1基準回転数だけ低減する。羽根車21aの回転数が小さい程、室内送風機21が室内熱交換器20に送る空気量が小さい。冷房が行われている場合において、室内送風機21が送る空気量が小さい程、室内熱交換器20で気体となった冷媒の温度は低く、該冷媒の圧力は高い。なお、第1基準回転数は、一定値に限定されず、例えば、屋外の温度に応じて調整されてもよい。
制御部60は、ステップS45を実行した後、調整部66に指示して、膨張弁33の開度を一定値だけ上昇させる(ステップS46)。膨張弁33の開度が大きい程、膨張弁33から吐出される冷媒の圧力は高い。なお、開度の上昇幅は、一定値に限定されず、例えば、屋外の温度に応じて調整されてもよい。
次に、制御部60は、出力部62に指示して、上昇信号を室外送風機34、具体的には、駆動部34bに出力させる(ステップS47)。これにより、室外送風機34の羽根車34aの回転数が第2基準回転数だけ上昇する。羽根車34aの回転数が大きい程、室外送風機34が室外熱交換器32に送る空気量が大きい。冷房が行われている場合において、室外送風機34が送る空気量が大きい程、室外熱交換器32で凝縮された冷媒の温度は低く、該冷媒の圧力は高い。なお、第2基準回転数は、一定値に限定されず、例えば、屋外の温度に応じて調整されてもよい。
冷房が行われている場合において、室内熱交換器20から供給される冷媒の圧力が高い程、圧縮機31が行う圧縮の効率は高く、圧縮機31を駆動する駆動機35のモータ50の回転数は安定する。このため、制御部60がステップS45,S46,S47の少なくとも1つを実行した場合、モータ50の回転数は、目標回転数から大きく変動することはなく、安定する。
制御部60は、ステップS47を実行した後、通信部64が室内制御装置22の通信部42から運転停止信号を受信したか否かを判定する(ステップS48)。制御部60は、通信部64が運転停止信号を受信したと判定した場合(S48:YES)、出力部63に指示して、駆動停止信号を駆動機35の入力部56に出力させる(ステップS49)これにより、駆動機35の駆動回路51はモータ50への電流供給を停止し、モータ50は圧縮機31の駆動を停止する。
次に、制御部60は、出力部62に室外回転停止信号を室外送風機34の駆動部34bに出力することによって、室外送風機34の羽根車34aの回転を停止させる(ステップS50)。制御部60は、ステップS50を実行した後、過電流防止処理を終了する。このとき、冷房は停止している。冷房が再び行われた場合に、制御部60は過電流防止処理を開始する。
制御部60は、通信部64が運転停止信号を受信していないと判定した場合(S48:NO)、ステップS41と同様に、入力部61から外気温度情報を取得し(ステップS51)、ステップS42と同様に、取得した外気温度情報が示す温度に基づいて、モータ50の負荷が第2基準値以上であるか否かを判定する(ステップS52)。
ステップS52では、制御部60は、ステップS51で取得した外気温度情報が示す温度が第2基準温度以上である場合、モータ50の負荷が第2基準値以上であると判定する。また、ステップS52では、制御部60は、ステップS51で取得した外気温度情報が示す温度が第2基準温度未満である場合、モータ50の負荷が第2基準値未満であると判定する。第2基準温度は、一定であり、記憶部67に予め記憶されている。第2基準温度は第1基準温度以下である。
制御部60は、モータ50の負荷が第2基準値以上であると判定した場合(S52:YES)、処理をステップS48に戻し、通信部64が運転停止信号を受信するか、又は、モータ50の負荷が第2基準値以上となるまで待機する。制御部60が待機している間、モータ50の目標回転数、室内送風機21の羽根車21aの回転数、室外送風機34の羽根車34aの回転数、及び、膨張弁33の開度夫々は、ステップS44〜S47で変更された値に維持されている。
制御部60は、モータ50の負荷が第2基準値未満であると判定した場合(S52:NO)、出力部63に指示して、復帰信号を駆動機35、具体的には、入力部56に出力させる(ステップS53)。これにより、モータ50の目標回転数は、変更前の回転数、即ち、ステップS44を実行する前の回転数に戻る。
次に、制御部60は、通信部64に指示して、低減停止信号を室内制御装置22の通信部42に送信させる(ステップS54)。これにより、室内送風機21の羽根車21aの回転数は、低減前の回転数、即ち、ステップS45を実行する前の回転数に戻る。
制御部60は、ステップS54を実行した後、調整部66に指示して、膨張弁33の開度を、上昇前の開度、即ち、ステップS46を実行する前の開度に低下させる(ステップS55)。
次に、制御部60は、出力部62に指示して、上昇停止信号を室外送風機34、具体的には、駆動部34bに出力する(ステップS56)。これにより、駆動部34bは、室外送風機34の羽根車34aの回転数を、上昇前の回転数、即ち、ステップS47を実行する前の回転数に戻す。
制御部60は、ステップS56を実行した後、過電流防止処理を終了する。制御部60は、過電流防止処理を終了してから一定期間が経過した場合に、過電流防止処理を再開する。
以上のように、過電流防止処理では、制御部60は、モータ50の負荷が第1基準値以上であるか否かを判定する。そして、制御部60は、モータ50の負荷が第1基準値以上であると判定した場合、目標回転数の低減と、羽根車21aの回転数の低減と、膨張弁33の開度の上昇と、羽根車34aの回転数の低減とに関する処理を実行する。
図11は、空気調和システム1の動作の一例を示すタイミングチャートである。図11には、屋外の温度、モータ50の目標回転数、室内送風機21の羽根車21aの回転数、室外送風機34の羽根車34aの回転数、及び、膨張弁33の開度の推移が示されている。図11において、T1,T2夫々は第1基準温度及び第2基準温度を示す。
図11に示すように、屋外の温度、即ち、外気温度センサ36が検出した温度が第1基準温度T1以上となった場合、モータ50の負荷が第1基準値以上となったとみなされる。モータ50の負荷が第1基準値以上となった場合、モータ50の目標回転数と室内送風機21の羽根車21aの回転数とが低減し、室外送風機34の羽根車34aの回転数と膨張弁33の開度とが上昇する。そして、モータ制御処理において、駆動機35の制御部53は、駆動回路51がモータ50に供給する電流量の調整における電流量の上昇幅を小さくする。このため、モータ50の負荷が過負荷となることが確実に防止され、モータ50の回転数は、目標回転数から大きく変動することはなく、安定する。
屋外の温度が第2基準温度T2未満となった場合、モータ50の負荷が第2基準値未満となったとみなされる。モータ50の負荷が第2基準未満となった場合、電流量の上昇幅の低減は停止され、目標回転数、羽根車21a,34aの回転数、及び、膨張弁33の開度は、モータ50の負荷が第1基準値以上となる前の状態に戻される。
(実施の形態2)
実施の形態1においては、モータ50の負荷が第1基準値以上となった場合、目標回転数を下げると共に、駆動回路51がモータ50に供給する電流量の調整における電流量の上昇幅を小さくすることによって、モータ50の負荷が過負荷となることを防止した。しかしながら、モータ50の負荷が過負荷となることを防止する構成は、電流量の上昇幅を小さくすることに限定されない。
以下では、実施の形態2について、実施の形態1と異なる点を説明する。後述する構成を除く他の構成については、実施の形態1と同様であるため、同様の符号を付してその説明を省略する。
実施の形態2においては、駆動機35の制御部53が実行するモータ制御処理が実施の形態1と異なる。
図12及び図13は、実施の形態2における駆動機35の制御部53が実行するモータ制御処理の手順を示すフローチャートである。実施の形態2における制御部53がモータ制御処理で実行するステップS61〜S71,S72,S73,S75夫々は、実施の形態1における制御部53がモータ制御処理で実行するステップS11〜S21,S28,S29,S31と同様である。このため、ステップS61〜S71,S72,S73,S75の詳細な説明を省略する。
実施の形態2における制御部53は、ステップS67で入力部56に室外制御装置37の出力部63から変更信号が入力されたと判定した場合、即ち、室外制御装置37の制御部60によって、モータ50の負荷が第1基準値以上であると判定された場合にステップS71を実行する。制御部53は、ステップS71を実行した後、ステップS72を実行する。制御部53は、入力部56に、室外制御装置37から復帰信号が入力されなかったと判定した場合(S72:NO)、入力部56に室外制御装置37から駆動停止信号が入力されたか否かを判定する(ステップS74)。
制御部53は、入力部56に駆動停止信号が入力されなかったと判定した場合(S74:NO)、処理をステップS72に戻し、入力部56に復帰信号又は駆動停止信号が入力されるまで待機する。待機中、制御部53は、実施の形態1のモータ制御処理のように、駆動機35の駆動回路51がモータ50に供給する電流量を調整することはなく、該電流量の調整を停止している。
制御部53は、入力部56に駆動停止信号が入力されたと判定した場合(S74:YES)、ステップS75を実行する。
以上のように、実施の形態2におけるモータ制御処理では、室外制御装置37の制御部60によってモータ50の負荷が第1基準値以上であると判定された場合、駆動機35の制御部53は駆動回路51がモータ50に供給する電流量の調整を停止する。電流量の調整を停止することによって、モータ50に供給される電流量は確実に低下する。これにより、モータ50の負荷が過負荷となることが確実に防止される。目標回転数が小さい程、モータ50の回転数が目標回転数から大きくずれるので、モータ50に供給する電流量の調整を停止することは、過負荷の確実な防止に効果的である。
実施の形態2において、モータ制御処理の内容の一部だけが実施の形態1と異なる。このため、実施の形態2における空気調和システム1は、実施の形態1における空気調和システム1が奏する効果の中で、駆動回路51がモータ50に供給する電流量の調整において電流量の上昇幅を小さくすることによって得られる効果を除く他の効果を同様に奏する。
(実施の形態3)
実施の形態1では、モータ50の負荷が第1基準値以上であるか否かと、モータ50の負荷が第2基準値以上であるか否かとは、屋外の温度に基づいて判定されている。しかしながら、これらは、屋外の温度とは異なる他のパラメータに基づいて判定されてもよい。
以下では、実施の形態3について、実施の形態1と異なる点を説明する。後述する構成を除く他の構成については、実施の形態1と同様であるため、同様の符号を付してその説明を省略する。
図14は実施の形態3における空気調和システム1の要部構成を示すブロック図であり、図15は実施の形態3における駆動機35の要部構成を示すブロック図である。
実施の形態3における駆動機35は、図15に示すように、実施の形態1における駆動機35が有する構成部に加えて、電流センサ70を有する。電流センサ70は、図14に示すように、室外制御装置37に接続されている。
電流センサ70は、駆動回路51がモータ50に供給する電流量を検出し、検出した電流量を示す電流情報を室外制御装置37に出力する。電流センサ70は電流検出部として機能する。
図16は室外制御装置37の要部構成を示すブロック図である。実施の形態3における室外制御装置37は、実施の形態1における室外制御装置37が有する構成部に加えて、入力部80を有する。入力部80は、バス68と電流センサ70とに接続されている。
入力部80には、電流センサ70から電流情報が入力される。入力部80に入力された電流情報は、制御部60によって入力部80から取得される。
実施の形態3においては、室外制御装置37の制御部60が実行する過電流防止処理が実施の形態1と異なる。
図17及び図18は、実施の形態3における室外制御装置37の制御部60が実行する過電流防止処理の手順を示すフローチャートである。実施の形態3における制御部60が過電流防止処理で実行するステップS84〜S91,S94〜S97夫々は、実施の形態1における制御部60が過電流防止処理で実行するステップS43〜S50,S53〜S56と同様である。このため、ステップS84〜S91,S94〜S97の詳細な説明を省略する。
実施の形態3における過電流防止処理では、制御部60は、入力部80から電流情報を取得し(ステップS81)、取得した電流情報が示す電流量に基づいて、モータ50の負荷が第1基準値以上であるか否かを判定する(ステップS82)。駆動機35の駆動回路51がモータ50に供給する電流量が大きい程、モータ50の負荷は大きい。このため、制御部60は、電流情報が示す電流量、即ち、駆動回路51がモータ50に供給する電流量に基づいて、モータ50の負荷が所定値以上であるか否かを判定することが可能である。
ステップS82では、制御部60は、ステップS81で取得した電流情報が示す電流量、即ち、電流センサ70が検出した電流量が第1基準電流量以上である場合、モータ50の負荷が第1基準値以上であると判定する。また、ステップS82では、制御部60は、ステップS81で取得した電流情報が示す電流量が第1基準電流量未満である場合、モータ50の負荷が第1基準値未満であると判定する。第1基準温度は、一定であり、記憶部67に予め記憶されている。
制御部60は、モータ50の負荷が第1基準値未満であると判定した場合(S82:NO)、過電流防止処理を終了する。制御部60は、過電流防止処理を終了してから一定期間が経過した場合に、過電流防止処理を再開する。
制御部60は、モータ50の負荷が第1基準値以上であると判定した場合(S82:YES)、入力部61から外気温度情報を取得する(ステップS83)。ステップS84では、制御部60は、実施の形態1における過電流防止処理のステップS44と同様に、ステップS83で取得した外気温度情報が示す温度に基づいて、モータ50の回転数を決定する。例えば、ステップS83で取得した外気温度情報が示す温度が46℃である場合、制御部60は、図10に示す回転数テーブルに基づいて、モータ50の回転数を1800rpmに決定する。
制御部60は、通信部64が運転停止信号を受信したと判定した場合(S89:YES)、ステップS90を実行する。
制御部60は、通信部64が運転停止信号を受信していないと判定した場合(S89:NO)、ステップS81と同様に、入力部80から電流情報を取得し(ステップS92)、ステップS82と同様に、取得した電流情報が示す電流量に基づいて、モータ50の負荷が第2基準値以上であるか否かを判定する(ステップS93)。
ステップS93では、制御部60は、ステップS92で取得した電流情報が示す電流量が第2基準電流量以上である場合、モータ50の負荷が第2基準値以上であると判定する。また、ステップS52では、制御部60は、ステップS92で取得した電流情報が示す電流量が第2基準電流量未満である場合、モータ50の負荷が第2基準値未満であると判定する。第2基準電流量は、一定であり、記憶部67に予め記憶されている。第2基準電流量は第1基準電流量以下である。
制御部60は、モータ50の負荷が第2基準値以上であると判定した場合(S93:YES)、処理をステップS89に戻す。また、制御部60は、モータ50の負荷が第2基準値未満であると判定した場合(S93:NO)、ステップS94を実行する。
以上のように、実施の形態3における室外制御装置37の制御部60は、過電流防止処理において、モータ50の負荷が第1基準値以上であるか否かと、モータ50の負荷が第2基準値以上であるか否かとを、電流センサ70が検出した電流量に基づいて判定する。
実施の形態3において、モータ50の負荷が第1基準値以上であるか否かと、モータ50の負荷が第2基準値以上であるか否かとを、電流センサ70が検出した電流量に基づいて判定する判定構成を除く、他の構成は実施の形態1と同様である。このため、実施の形態3における空気調和システム1は、実施の形態1における空気調和システム1が奏する効果の中で、前述した判定構成によって得られる効果を除く他の効果を同様に奏する。
なお、実施の形態3において、駆動機35の制御部53は、実施の形態2で示したモータ制御処理と同様のモータ制御処理を実行してもよい。この場合であっても、モータ50の負荷が過負荷となることが確実に防止される。
また、実施の形態1,2夫々に実施の形態3の構成を組み入れてもよい。即ち、実施の形態1,2において、室外制御装置37の制御部60は、外気温度センサ36が検出した温度が第1基準温度以上であるか、又は、電流センサ70が検出した電流量が第1基準電流量以上である場合にモータ50の負荷が第1基準値以上であると判定してもよい。このように判定が行われる場合、制御部60は、外気温度センサ36が検出した温度が第1基準温度未満であり、かつ、電流センサ70が検出した電流量が第1基準電流量未満であるときにモータ50の負荷が第1基準値未満であると判定する。
同様に、制御部60は、外気温度センサ36が検出した温度が第2基準温度以上であるか、又は、電流センサ70が検出した電流量が第2基準電流量以上である場合にモータ50の負荷が第2基準値以上であると判定してもよい。このように判定が行われる場合、制御部60は、外気温度センサ36が検出した温度が第2基準温度未満であり、かつ、電流センサ70が検出した電流量が第2基準電流量未満であるときにモータ50の負荷が第1基準値未満であると判定する。
実施の形態1〜3において、室外制御装置37の制御部60は、過電流防止処理において、室内送風機21の羽根車21aの回転数を低減する処理、膨張弁33の開度を上昇させる処理、及び、室外送風機34の羽根車34aの回転数を上昇させる処理を全て実行しなくてもよく、これらの3つの処理中の少なくとも1つを実行すればよい。これにより、モータ50の回転数は、目標回転数から大きく変動することはなく、安定する。
また、モータ50が駆動する機器は、圧縮機に限定されず、洗濯機内で軸回りに回転する内槽又はドラム等であってもよい。
更に、室外制御装置37の制御部60によって、モータ50の負荷が第1基準値以上であると判定された場合に、目標回転数を、外気温度センサ36が検出した温度に応じて下げなくてもよい。例えば、目標回転数を、外気温度センサ36に無関係に一定の回転数だけ下げてもよい。
本発明に係る駆動装置は、機器(31)を駆動するモータ(50)と、該モータ(50)の目標回転数に応じた電流を該モータ(50)に供給する電流供給部(51)とを備える駆動装置(35,36,37)において、前記モータ(50)の回転数を検知する検知部(53)と、該検知部(53)が検知した回転数が前記目標回転数となるように、前記電流供給部(51)が供給する電流量を調整する調整部(53)と、前記モータ(50)の負荷が所定値以上であるか否かを判定する判定部(60)と、該判定部(60)によって前記負荷が前記所定値以上であると判定された場合に前記目標回転数を下げる設定変更部(53)とを備え、前記調整部(53)は、前記判定部(60)によって前記負荷が前記所定値以上であると判定した場合、前記電流量の上昇幅を小さくするか、又は、該電流量の調整を停止することを特徴とする。
本発明にあっては、目標回転数に応じた電流がモータ(50)に供給され、モータ(50)は機器(31)を駆動する。そして、実際のモータ(50)の回転数を検知し、検知したモータ(50)の回転数が目標回転数となるように、モータ(50)に供給する電流量を調整する。モータ(50)の負荷が所定値以上であると判定した場合、目標回転数を下げると共に、モータ(50)に供給する電流量の上昇幅を小さくするか、又は、電流量の調整を停止する。例えば、モータ(50)の回転数を目標回転数に維持するために第1電流量だけ、モータ(50)に供給する電流量を増加させる必要がある場合に、第1電流量の半分だけ、モータ(50)に供給する電流量を増加させる。これにより、モータ(50)に供給する電流量の上昇幅を小さくする。
目標回転数を下げると共に、モータ(50)に供給する電流量の上昇幅を小さくするか、又は、電流量の調整を停止することにより、モータ(50)に供給される電流量は確実に低下する。このため、モータ(50)の負荷が過負荷となることが確実に防止される。
本発明に係る駆動装置は、前記機器(31)及びモータ(50)を収容する収容体(11a)の外側の温度を検出する温度検出部(36)を備え、前記判定部(60)は、該温度検出部(36)が検出した温度が所定温度以上である場合に前記負荷が前記所定値以上であると判定することを特徴とする。
本発明にあっては、機器(31)及びモータ(50)を収容する収容体(11a)の外側の温度が高い程、機器(31)が行う動作の効率が低下する場合においては、収容体(11a)の外側の温度が上昇したとき、モータ(50)の回転数が低下する。モータ(50)の回転数が低下した場合、回転数を目標回転数に維持するため、モータ(50)に供給される電流量、即ち、モータ(50)の負荷が増加する。従って、収容体(11a)の外側の温度が高い程、モータ(50)の負荷が大きい。このため、収容体(11a)の外側の温度に基づいて、モータ(50)の負荷が所定値以上であるか否かを判定することが可能である。
本発明に係る駆動装置は、前記モータ(50)に供給される電流量を検出する電流検出部(80)を備え、前記判定部(60)は、該電流検出部(80)が検出した電流量が所定量以上である場合に前記負荷が前記所定値以上であると判定することを特徴とする。
本発明にあっては、モータ(50)に供給される電流量が所定量以上である場合、モータ(50)の負荷が所定値以上であると判定する。モータ(50)に供給される電流量が大きい程、モータ(50)の負荷が大きい。このため、モータ(50)に供給される電流量に基づいて、モータ(50)の負荷が所定値以上であるか否かを判定することが可能である。
本発明に係る駆動装置は、前記機器(31)及びモータ(50)を収容する収容体(11a)の外側の温度を検出する温度検出部(36)を備え、前記設定変更部(53)は、前記判定部(60)によって前記負荷が前記所定値以上であると判定された場合に、前記温度検出部(36)が検出した温度に応じて前記目標回転数を下げることを特徴とする。
本発明にあっては、機器(31)及びモータ(50)を収容する収容体(11a)の外側の温度を検出する。モータ(50)の負荷が所定値以上であると判定した場合、検出した温度に応じて目標回転数を適切に下げることが可能である。
本発明に係る空気調和システムは、前述した駆動装置(35,36,37)と、前記機器(31)と、冷媒を凝縮させる凝縮器(32)と、該凝縮器(32)が凝縮させた冷媒を減圧させる膨張弁(33)と、該膨張弁(33)が減圧させた冷媒を蒸発させる蒸発器(20)とを備え、前記機器(31)は、該蒸発器(20)が蒸発させた冷媒を圧縮し、前記凝縮器(32)は、該機器(31)が圧縮した冷媒を凝縮させることを特徴とする。
本発明にあっては、冷媒は、機器(31)、凝縮器(32)、膨張弁(33)及び蒸発器(20)の順に循環する。冷媒は機器(31)によって圧縮され、圧縮された冷媒は凝縮器(32)において凝縮する。凝縮した冷媒は膨張弁(33)によって減圧され、減圧された冷媒は蒸発器(20)において蒸発する。蒸発した冷媒は機器(31)によって再び圧縮される。
本発明に係る空気調和システムは、第1羽根車(34a)を回転させることによって、前記凝縮器(32)へ空気を送る第1送風機(34)と、第2羽根車(21a)を回転させることによって、前記蒸発器(20)へ空気を送る第2送風機(21)とを備え、前記凝縮器(32)は、前記第1送風機(34)が送った空気と前記冷媒との間で熱交換を行うことによって、該冷媒を凝縮させ、前記蒸発器(20)は、前記第2送風機(21)が送った空気と前記冷媒との間で熱交換を行うことによって、該冷媒を蒸発させ、前記判定部(60)によって前記負荷が前記所定値以上であると判定された場合、前記第1羽根車(34a)の回転数の上昇、前記第2羽根車(21a)の回転数の低減、又は、前記膨張弁(33)の開度の上昇を行うことを特徴とする。
本発明にあっては、第1送風機(34)は、第1羽根車(34a)を回転させることによって、凝縮器(32)へ空気を送る。凝縮器(32)では、第1送風機(34)によって送られた空気によって冷媒の熱が奪われ、冷媒は低温高圧の液体となる。第1送風機(34)によって送られる空気量が大きい程、即ち、第1羽根車(34a)の回転数が大きい程、凝縮器(32)で冷媒の温度は低く、冷媒の圧力は高い。
凝縮された冷媒は、膨張弁(33)によって、低温低圧の液体となる。膨張弁(33)の開度が大きい程、膨張弁(33)から吐出される冷媒の圧力は高い。
また、第2送風機(21)は、第2羽根車(21a)を回転させることによって、蒸発器(20)へ空気を送る。蒸発器(20)では、冷媒は、第2送風機(21)によって送られた空気の熱を奪い、低温低圧の気体となる。第2送風機(21)によって送られる空気量が小さい程、即ち、第2羽根車(21a)の回転数が小さい程、蒸発器(20)で気体となった冷媒の温度は低く、該冷媒の圧力は高い。
蒸発器(20)から供給される冷媒の圧力が高い程、機器(31)が行う圧縮の効率は高く、機器(33)を駆動するモータ(50)の回転数は安定する。従って、モータ(50)の負荷が所定値以上であると判定した場合において、第1羽根車(34a)の回転数の上昇、第2羽根車(21a)の回転数の低減、又は、膨張弁(33)の開度の上昇を更に行ったとき、モータ(50)の回転数は、目標回転数から大きく変動することはなく、安定する。
開示された実施の形態は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上述の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 空気調和システム
11a 室外収容体
20 室内熱交換器(蒸発器)
21 室内送風機(第2送風機)
21a 羽根車(第2羽根車)
22 室内制御装置
31 圧縮機
32 室外熱交換器(凝縮器)
33 膨張弁
34 室外送風機(第1送風機)
34a 羽根車(第1羽根車)
35 駆動機(駆動装置の一部)
36 外気温度センサ(温度検出部、駆動装置の一部)
37 室外制御装置(駆動装置の一部)
40 制御部
50 モータ
51 駆動回路(電流供給部)
53 制御部(検知部、調整部、設定変更部)
60 制御部(判定部)
80 電流センサ(電流検出部)

Claims (5)

  1. 機器を駆動するモータと、該モータの目標回転数に応じた電流を該モータに供給する電流供給部とを備える駆動装置において、
    前記モータの回転数を検知する検知部と、
    該検知部が検知した回転数が前記目標回転数となるように、前記電流供給部が供給する電流量を調整する調整部と、
    前記モータの負荷が所定値以上であるか否かを判定する判定部と、
    該判定部によって前記負荷が前記所定値以上であると判定された場合に前記目標回転数を下げる設定変更部と
    を備え、
    前記調整部は、前記判定部によって前記負荷が前記所定値以上であると判定した場合にて前記電流量を上昇させるとき、前記電流量の上昇幅を小さくするか、又は、該電流量の調整を停止し、
    前記調整部は、前記電流量を下降させる場合、前記負荷の値に無関係に前記電流量の下降幅を調整すること
    を特徴とする駆動装置。
  2. 前記機器及びモータを収容する収容体の外側の温度を検出する温度検出部を備え、
    前記判定部は、該温度検出部が検出した温度が所定温度以上である場合に前記負荷が前記所定値以上であると判定すること
    を特徴とする請求項1に記載の駆動装置。
  3. 前記機器及びモータを収容する収容体の外側の温度を検出する温度検出部を備え、
    前記設定変更部は、前記判定部によって前記負荷が前記所定値以上であると判定された場合に、前記温度検出部が検出した温度に応じて前記目標回転数を下げること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の駆動装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1つに記載の駆動装置と、
    前記機器と、
    冷媒を凝縮させる凝縮器と、
    該凝縮器が凝縮させた冷媒を減圧させる膨張弁と、
    該膨張弁が減圧させた冷媒を蒸発させる蒸発器と
    を備え、
    前記機器は、該蒸発器が蒸発させた冷媒を圧縮し、
    前記凝縮器は、該機器が圧縮した冷媒を凝縮させること
    を特徴とする空気調和システム。
  5. 第1羽根車を回転させることによって、前記凝縮器へ空気を送る第1送風機と、
    第2羽根車を回転させることによって、前記蒸発器へ空気を送る第2送風機と
    を備え、
    前記凝縮器は、前記第1送風機が送った空気と前記冷媒との間で熱交換を行うことによって、該冷媒を凝縮させ、
    前記蒸発器は、前記第2送風機が送った空気と前記冷媒との間で熱交換を行うことによって、該冷媒を蒸発させ、
    前記判定部によって前記負荷が前記所定値以上であると判定された場合、前記第1羽根車の回転数の上昇、前記第2羽根車の回転数の低減、又は、前記膨張弁の開度の上昇を行うこと
    を特徴とする請求項4に記載の空気調和システム。
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