JP6710325B2 - 空気調和機および空気調和機の運転制御方法 - Google Patents

空気調和機および空気調和機の運転制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、空気調和機およびその運転制御方法に関する。
空気調和機では、圧縮機の低速回転時および高速回転時の運転効率を向上するため、圧縮機モータのコイルの結線状態をY結線(スター結線)とデルタ結線(三角結線またはΔ結線とも称する)とで切り替えることが行われている。
コイルの結線状態の切り替えは、機器の信頼性等を考慮し、圧縮機モータを停止した状態で行われる(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−216324号公報(段落0027〜0039)
しかしながら、コイルの結線状態を切り替える際に圧縮機モータが停止するため、空気調和機の運転が一時的に停止し、その結果、ユーザの快適性が低下する可能性がある。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、快適性の低下を抑制することができる空気調和機およびその運転制御方法を提供することを目的とする。
本発明の空気調和機は、コイルを備えた圧縮機モータを有する圧縮機と、送風ファンモータを有する室内送風ファンと、コイルの結線状態を、第1の結線状態と、第1の結線状態よりも線間電圧が低い第2の結線状態とで切り替える結線切り替え部と、圧縮機モータ、送風ファンモータおよび結線切り替え部を制御する制御装置であって、結線切り替え部によってコイルの結線状態を切り替える前に、圧縮機モータの回転を停止する停止期間を設け、停止期間の少なくとも1期間に送風ファンモータを回転させる制御装置とを備える制御装置は、結線切り替え部によってコイルの結線状態を第1の結線状態から第2の結線状態に切り替える場合に、圧縮機モータの回転を停止する前に、圧縮機モータの回転数を増加させる
本発明によれば、圧縮機モータの駆動を停止する停止期間の少なくとも1期間に送風ファンモータが回転するため、送風機の送風によって、快適性の低下を抑制することができる。
実施の形態1の空気調和機の構成を示すブロック図である。 実施の形態1の空気調和機の制御装置の基本構成を示す概念図である。 実施の形態1の空気調和機の制御系を示すブロック図(A)、および室内温度に基づいて圧縮機モータを制御する部分を示すブロック図(B)である。 実施の形態1の圧縮機を示す断面図である。 実施の形態1の圧縮機モータを示す断面図である。 実施の形態1の圧縮機モータを駆動する駆動装置を示すブロック図である。 実施の形態1の圧縮機モータを駆動する駆動装置を示すブロック図である。 実施の形態1のコイルの結線状態の切り替え動作を示す模式図(A)、(B)である。 実施の形態1のコイルの結線状態を示す模式図である。 実施の形態1の空気調和機の運転制御方法を説明するためのフローチャートである。 実施の形態1の空気調和機の運転制御方法を説明するためのフローチャートである。 実施の形態1の駆動装置の他の構成例を示すブロック図である。 実施の形態2の空気調和機の運転制御方法を説明するためのフローチャートである。 実施の形態3の空気調和機の運転制御方法を説明するためのフローチャートである。 実施の形態4の空気調和機の運転制御方法を説明するためのフローチャートである。 実施の形態5の空気調和機の結線切り替え動作を示す模式図(A)、(B)である。 実施の形態5の空気調和機の結線切り替え動作の他の例を示す模式図(A)、(B)である。
実施の形態1.
<空気調和機の構成>
まず、本発明の実施の形態1の空気調和機5について説明する。図1は、空気調和機5の構成を示すブロック図である。空気調和機5は、室内(空調対象空間)に設置される室内機5Aと、室外に設置される室外機5Bとを備えている。室内機5Aと室外機5Bとは、冷媒が流れる接続配管40a,40bによって接続されている。接続配管40aには、凝縮器を通過した液冷媒が流れる。接続配管40bには、蒸発器を通過したガス冷媒が流れる。
室外機5Bには、冷媒を圧縮して吐出する圧縮機8と、冷媒の流れ方向を切り替える四方弁(冷媒流路切替弁)42と、外気と冷媒との熱交換を行う室外熱交換器43と、高圧の冷媒を低圧に減圧する膨張弁(減圧装置)44とが配設されている。圧縮機8は、例えば図4に示すロータリー圧縮機で構成される。室内機5Aには、室内空気と冷媒との熱交換を行う室内熱交換器45が配置される。
これら圧縮機8、四方弁42、室外熱交換器43、膨張弁44および室内熱交換器45は、上記の接続配管40a,40bを含む配管40によって接続され、冷媒回路を構成している。これらの構成要素により、冷媒を循環させる圧縮式冷凍サイクル(圧縮式ヒートポンプサイクル)が構成される。
空気調和機5の運転を制御するため、室内機5Aには室内制御装置50aが配置され、室外機5Bには室外制御装置50bが配置されている。室内制御装置50aおよび室外制御装置50bは、それぞれ、空気調和機5を制御するための各種回路が形成された制御基板を有する。室内制御装置50aと室外制御装置50bとは、連絡ケーブル50cによって互いに接続されている。連絡ケーブル50cは、例えば、上記の接続配管40a,40bと共に束ねられている。
室外機5Bには、室外熱交換器43に対向するように、送風機である室外送風ファン6が配置される。室外送風ファン6は、羽根車62と、羽根車62を回転させる室外送風ファンモータ61とを有する。羽根車62は、例えばプロペラファンで構成される。室外送風ファン6の送風により、室外熱交換器43を通過する空気流を生成する。
四方弁42は、室外制御装置50bによって制御され、冷媒の流れる方向を切り替える。四方弁42が図1に実線で示す位置にあるときには、圧縮機8から吐出されたガス冷媒を室外熱交換器43(凝縮器)に送る。一方、四方弁42が図1に破線で示す位置にあるときには、室外熱交換器43(蒸発器)から流入したガス冷媒を圧縮機8に送る。膨張弁44は、室外制御装置50bによって制御され、開度を変更することにより高圧の冷媒を低圧に減圧する。
室内機5Aには、室内熱交換器45に対向するように、送風機である室内送風ファン7が配置される。室内送風ファン7は、羽根車72と、羽根車72を回転させる室内送風ファンモータ71(送風ファンモータ)とを有する。羽根車72は、例えばクロスフローファンで構成される。室内送風ファン7の送風により、室内熱交換器45を通過する空気流を生成し、室内熱交換器45で熱交換された空気(調和空気)を室内に供給する。
室内機5Aには、室内の空気温度である室内温度Taを測定し、測定した温度情報(情報信号)を室内制御装置50aに送る温度センサとしての室内温度センサ54が設けられている。室内温度センサ54は、一般的な空気調和機で用いられる温度センサで構成してもよく、室内の壁または床等の表面温度を検出する輻射温度センサを用いてもよい。
室内機5Aには、また、ユーザが操作する操作装置としてのリモコン55から発信された指示信号(運転指示信号)を受信する信号受信部56が設けられている。リモコン55は、ユーザが空気調和機5に運転入力(運転開始および停止)、運転モード(冷房、暖房等)および運転内容(設定温度、風速等)の指示を行うものである。リモコン55は、室内温度Ta(設定温度)を設定する温度設定部に相当する。但し、室内温度Taは、リモコン55に限らず、室内制御装置50aが運転モード、運転内容等に基づいて設定してもよい。
圧縮機8は、圧縮機モータ1(図5)を有し、通常運転時では20〜130rpsの範囲で運転回転数を変更できるように構成されている。圧縮機8の回転数の増加に伴って、冷媒回路の冷媒循環量が増加する。圧縮機8の回転数は、室内温度センサ54により検出される室内温度Taと、ユーザがリモコン55で設定した設定温度Tsとの温度差ΔTに応じて、制御装置50(より具体的には、室外制御装置50b)が制御する。温度差ΔTが大きいほど圧縮機8が高回転で回転し、冷媒の循環量を増加させる。
室内送風ファン7の回転は、室内制御装置50aによって制御される。室内送風ファン7の回転数は、複数段階に切り替え可能である。ここでは、例えば、強風、中風および弱風の3段階に回転数を切り替えることができる。また、リモコン55で風速設定が自動モードに設定されている場合には、測定した室内温度Taと設定温度Tsとの温度差ΔTに応じて、室内送風ファン7の回転数が切り替えられる。
室外送風ファン6の回転は、室外制御装置50bによって制御される。室外送風ファン6の回転数は、複数段階に切り替え可能である。ここでは、測定された室内温度Taと設定温度Tsとの温度差ΔTに応じて、室外送風ファン6の回転数が切り替えられる。
室内機5Aは、また、左右風向板48と上下風向板49とを備えている。左右風向板48および上下風向板49は、室内熱交換器45で熱交換した調和空気が室内送風ファン7によって室内に吹き出されるときの吹き出し方向を変更するものである。左右風向板48は吹き出し方向を左右に変更し、上下風向板49は吹出し方向を上下に変更する。左右風向板48および上下風向板49のそれぞれの角度、すなわち吹出し気流の風向は、室内制御装置50aが、リモコン55の設定に基づいて制御する。
空気調和機5の基本動作は、次の通りである。冷房運転時には、四方弁42が実線で示す位置に切り替えられ、圧縮機8から吐出された高温高圧のガス冷媒は室外熱交換器43に流入する。この場合、室外熱交換器43は凝縮器として動作する。室外送風ファン6の回転により空気が室外熱交換器43を通過する際に、熱交換により冷媒の凝縮熱を奪う。冷媒は凝縮して高圧低温の液冷媒となり、膨張弁44で断熱膨張して低圧低温の二相冷媒となる。
膨張弁44を通過した冷媒は、室内機5Aの室内熱交換器45に流入する。室内熱交換器45は蒸発器として動作する。室内送風ファン7の回転により空気が室内熱交換器45を通過する際に、熱交換により冷媒に蒸発熱を奪われ、これにより冷却された空気が室内に供給される。冷媒は蒸発して低温低圧のガス冷媒となり、圧縮機8で再び高温高圧な冷媒に圧縮される。
暖房運転時には、四方弁42が点線で示す位置に切り替えられ、圧縮機8から吐出された高温高圧のガス冷媒は室内熱交換器45に流入する。この場合、室内熱交換器45は凝縮器として動作する。室内送風ファン7の回転により空気が室内熱交換器45を通過する際に、熱交換により冷媒から凝縮熱を奪い、これにより加熱された空気が室内に供給される。また、冷媒は凝縮して高圧低温の液冷媒となり、膨張弁44で断熱膨張して低圧低温の二相冷媒となる。
膨張弁44を通過した冷媒は、室外機5Bの室外熱交換器43に流入する。室外熱交換器43は蒸発器として動作する。室外送風ファン6の回転により空気が室外熱交換器43を通過する際に、熱交換により冷媒に蒸発熱を奪われる。冷媒は蒸発して低温低圧のガス冷媒となり、圧縮機8で再び高温高圧な冷媒に圧縮される。
図2は、空気調和機5の制御系の基本構成を示す概念図である。上記の室内制御装置50aと室外制御装置50bとは、連絡ケーブル50cを介して互いに情報をやり取りして空気調和機5を制御している。ここでは、室内制御装置50aと室外制御装置50bとを合わせて、制御装置50と称する。
図3(A)は、空気調和機5の制御系を示すブロック図である。制御装置50は、例えばマイクロコンピュータで構成されている。制御装置50には、入力回路51、演算回路52および出力回路53が組み込まれている。
入力回路51には、信号受信部56がリモコン55から受信した指示信号が入力される。指示信号は、例えば、運転入力、運転モード、設定温度、風量または風向を設定する信号を含む。入力回路51には、また、室内温度センサ54が検出した室内温度Taを表す温度情報が入力される。入力回路51は、入力されたこれらの情報を、演算回路52に出力する。
演算回路52は、CPU(Central Processing Unit)57とメモリ58とを有する。CPU57は、演算処理および判断処理を行う。メモリ58は、空気調和機5の制御に用いる各種の設定値およびプログラムを記憶している。演算回路52は、入力回路51から入力された情報に基づいて演算および判断を行い、その結果を出力回路53に出力する。
出力回路53は、演算回路52から入力された情報に基づいて、圧縮機モータ1、結線切り替え部15、コンバータ102、インバータ103、四方弁42、膨張弁44、室外送風ファンモータ61、室内送風ファンモータ71、左右風向板48および上下風向板49に、制御信号を出力する。
上述したように、室内制御装置50aおよび室外制御装置50b(図2)は、連絡ケーブル50cを介して相互に情報をやりとりし、室内機5Aおよび室外機5Bの各種機器を制御しているため、ここでは室内制御装置50aと室外制御装置50bとを合わせて制御装置50と表現している。実際には、室内制御装置50aおよび室外制御装置50bのそれぞれが、マイクロコンピュータで構成されている。なお、室内機5Aおよび室外機5Bの何れか一方にのみ制御装置を搭載し、室内機5Aおよび室外機5Bの各種機器を制御するようにしてもよい。
図3(B)は、制御装置50において、室内温度Taに基づいて圧縮機モータ1を制御する部分を示すブロック図である。制御装置50の演算回路52は、受信内容解析部52aと、室内温度取得部52bと、温度差算出部52cと、圧縮機制御部52dとを備える。これらは、例えば、演算回路52のCPU57に含まれる。
受信内容解析部52aは、リモコン55から信号受信部56および入力回路51を経て入力された指示信号を解析する。受信内容解析部52aは、解析結果に基づき、例えば運転モードおよび設定温度Tsを、温度差算出部52cに出力する。室内温度取得部52bは、室内温度センサ54から入力回路51を経て入力された室内温度Taを取得し、温度差算出部52cに出力する。
温度差算出部52cは、室内温度取得部52bから入力された室内温度Taと、受信内容解析部52aから入力された設定温度Tsとの温度差ΔTを算出する。受信内容解析部52aから入力された運転モードが暖房運転である場合は、温度差ΔT=Ts−Taで算出される。運転モードが冷房運転である場合は、温度差ΔT=Ta−Tsで算出される。温度差算出部52cは、算出した温度差ΔTを、圧縮機制御部52dに出力する。
圧縮機制御部52dは、温度差算出部52cから入力された温度差ΔTに基づいて、駆動装置100を制御し、これにより圧縮機モータ1の回転数(すなわち圧縮機8の回転数)を制御する。
<圧縮機の構成>
次に、圧縮機8の構成について説明する。図4は、圧縮機8の構成を示す断面図である。圧縮機8は、例えばロータリー圧縮機で構成され、シェル80と、シェル80内に配設された圧縮機構9と、圧縮機構9を駆動する圧縮機モータ1とを備える。圧縮機8は、さらに、圧縮機モータ1と圧縮機構9とを動力伝達可能に連結するシャフト90(クランクシャフト)を有する。シャフト90は、圧縮機モータ1のロータ20のシャフト孔27(図5)に嵌合する。
シェル80は、例えば鋼板で形成された密閉容器であり、圧縮機モータ1および圧縮機構9を覆う。シェル80は、上部シェル80aと下部シェル80bとを有する。上部シェル80aには、圧縮機8の外部から圧縮機モータ1に電力を供給するための端子部としてのガラス端子81と、圧縮機8内で圧縮された冷媒を外部に吐出するための吐出管85とが取り付けられている。ここでは、ガラス端子81から、圧縮機モータ1のコイル3(図5)のU相、V相およびW相のそれぞれ2本ずつに対応する、合計6本の引き出し線が引き出されている。下部シェル80bには、圧縮機モータ1および圧縮機構9が収容されている。
圧縮機構9は、シャフト90に沿って、円環状の第1シリンダ91および第2シリンダ92を有する。第1シリンダ91および第2シリンダ92は、シェル80(下部シェル80b)の内周部に固定されている。第1シリンダ91の内周側には、円環状の第1ピストン93が配置され、第2シリンダ92の内周側には、円環状の第2ピストン94が配置されている。第1ピストン93および第2ピストン94は、シャフト90と共に回転するロータリーピストンである。
第1シリンダ91と第2シリンダ92との間には、仕切板97が設けられている。仕切板97は、中央に貫通穴を有する円板状の部材である。第1シリンダ91および第2シリンダ92のシリンダ室には、シリンダ室を吸入側と圧縮側とに分けるベーン(図示せず)が設けられている。第1シリンダ91、第2シリンダ92および仕切板97は、ボルト98によって一体に固定されている。
第1シリンダ91の上側には、第1シリンダ91のシリンダ室の上側を塞ぐように、上部フレーム95が配置されている。第2シリンダ92の下側には、第2シリンダ92のシリンダ室の下側を塞ぐように、下部フレーム96が配置されている。上部フレーム95および下部フレーム96は、シャフト90を回転可能に支持している。
シェル80の下部シェル80bの底部には、圧縮機構9の各摺動部を潤滑する冷凍機油(図示せず)が貯留されている。冷凍機油は、シャフト90の内部に軸方向に形成された孔90a内を上昇し、シャフト90の複数箇所に形成された給油孔90bから各摺動部に供給される。
圧縮機モータ1のステータ10は、焼き嵌めによりシェル80の内側に取り付けられている。ステータ10のコイル3には、上部シェル80aに取り付けられたガラス端子81から、電力が供給される。ロータ20のシャフト孔27(図5)には、シャフト90が固定されている。
シェル80には、冷媒ガスを貯蔵するアキュムレータ87が取り付けられている。アキュムレータ87は、例えば、下部シェル80bの外側に設けられた保持部80cによって保持されている。シェル80には、一対の吸入パイプ88,89が取り付けられ、この吸入パイプ88,89を介してアキュムレータ87からシリンダ91,92に冷媒ガスが供給される。
冷媒としては、例えば、R410A、R407CまたはR22等を用いてもよいが、地球温暖化防止の観点からは、低GWP(地球温暖化係数)の冷媒を用いることが望ましい。低GWPの冷媒としては、例えば、以下の冷媒を用いることができる。
(1)まず、組成中に炭素の二重結合を有するハロゲン化炭化水素、例えばHFO(Hydro−Fluoro−Orefin)−1234yf(CFCF=CH)を用いることができる。HFO−1234yfのGWPは4である。
(2)また、組成中に炭素の二重結合を有する炭化水素、例えばR1270(プロピレン)を用いてもよい。R1270のGWPは3であり、HFO−1234yfより低いが、可燃性はHFO−1234yfより高い。
(3)また、組成中に炭素の二重結合を有するハロゲン化炭化水素または組成中に炭素の二重結合を有する炭化水素の少なくとも何れかを含む混合物、例えばHFO−1234yfとR32との混合物を用いてもよい。上記のHFO−1234yfは低圧冷媒のため圧損が大きくなる傾向があり、冷凍サイクル(特に蒸発器)の性能低下を招く可能性がある。そのため、HFO−1234yfよりも高圧冷媒であるR32またはR41との混合物を用いることが実用上は望ましい。
圧縮機8の基本動作は、以下の通りである。アキュムレータ87から供給された冷媒ガスは、吸入パイプ88,89を通って第1シリンダ91および第2シリンダ92の各シリンダ室に供給される。圧縮機モータ1が駆動されてロータ20が回転すると、ロータ20と共にシャフト90が回転する。そして、シャフト90に嵌合する第1ピストン93および第2ピストン94が各シリンダ室内で偏心回転し、各シリンダ室内で冷媒を圧縮する。圧縮された冷媒は、圧縮機モータ1のロータ20に設けられた穴(図示せず)を通ってシェル80内を上昇し、吐出管85から外部に吐出される。
<圧縮機モータの構成>
次に、圧縮機モータ1の構成について説明する。図5は、実施の形態1の圧縮機モータ1の構成を示す断面図である。この圧縮機モータ1は、永久磁石埋込型モータである。圧縮機モータ1は、ステータ10と、ステータ10の内側に回転可能に設けられたロータ20とを備えている。ステータ10とロータ20との間には、例えば0.3〜1mmのエアギャップが形成されている。なお、図5は、ロータ20の回転軸に直交する面における断面図である。
以下では、ロータ20の軸方向(回転軸の方向)を、単に「軸方向」と称する。また、ステータ10およびロータ20の外周(円周)に沿った方向を、単に「周方向」と称する。ステータ10およびロータ20の半径方向を、単に「径方向」と称する。
ステータ10は、ステータコア11と、ステータコア11に巻き付けられたコイル3とを備えている。ステータコア11は、厚さ0.1〜0.7mm(ここでは0.35mm)の複数の電磁鋼板を回転軸方向に積層し、カシメにより締結したものである。
ステータコア11は、環状のヨーク部13と、ヨーク部13から径方向内側に突出する複数(ここでは9つ)のティース部12とを有する。隣り合うティース部12の間には、スロットが形成される。各ティース部12は、径方向内側の先端に、幅(ステータコア11の周方向の寸法)の広い歯先部を有する。
各ティース部12には、絶縁体(インシュレータ)14を介して、ステータ巻線であるコイル3が巻き付けられている。コイル3は、例えば、線径(直径)が0.8mmのマグネットワイヤを、各ティース部12に集中巻きで110巻き(110ターン)巻き付けたものである。コイル3の巻き数および線径は、圧縮機モータ1に要求される特性(回転数、トルク等)、供給電圧、またはスロットの断面積に応じて決定される。
コイル3は、U相、V相およびW相の3相巻線(コイル3U,3V,3Wと称する)で構成されている。各相のコイル3の両端子は開放されている。すなわち、コイル3は、合計6つの端子を有する。コイル3の結線状態は、後述するように、Y結線とデルタ結線とで切り替え可能である。絶縁体14は、例えば、PET(ポリエチレンテレフタレート)により形成されたフィルムで構成され、厚さは0.1〜0.2mmである。
ステータコア11は、複数(ここでは9つ)のブロックが薄肉部を介して連結された構成を有する。ステータコア11を帯状に展開した状態で、各ティース部12にマグネットワイヤを巻き付け、その後、ステータコア11を環状に曲げて両端部を溶接する。なお、ステータコア11は、上記のように複数のブロック(分割コア)が連結された構成を有するものには限定されない。
ロータ20は、ロータコア21と、ロータコア21に取り付けられた永久磁石25とを有する。ロータコア21は、厚さ0.1〜0.7mm(ここでは0.35mm)の複数の電磁鋼板を回転軸方向に積層し、カシメにより締結したものである。
ロータコア21は、円筒形状を有し、その径方向中心にはシャフト孔27(中心孔)が形成されている。シャフト孔27には、ロータ20の回転軸となるシャフト(すなわち、図4に示した圧縮機8のシャフト90)が、焼嵌または圧入等によって固定されている。
ロータコア21の外周面に沿って、永久磁石25が挿入される複数(ここでは6つ)の磁石挿入孔22が形成されている。磁石挿入孔22は空隙であり、1磁極に1つの磁石挿入孔22が対応している。ここでは6つの磁石挿入孔22が設けられているため、ロータ20全体で6極となる。磁石挿入孔22は、ここでは、周方向の中央部が径方向内側に突出するV字形状を有する。なお、磁石挿入孔22は、V字形状に限定されるものではなく、例えばストレート形状であってもよい。
1つの磁石挿入孔22内には、2つの永久磁石25が配置される。すなわち、1磁極について2つの永久磁石25が配置される。ここでは、上記の通りロータ20が6極であるため、合計12個の永久磁石25が配置される。
永久磁石25は、ロータコア21の軸方向に長い平板状の部材であり、ロータコア21の周方向に幅を有し、径方向に厚さを有する。永久磁石25は、例えば、ネオジウム(Nd)、鉄(Fe)およびボロン(B)を含む希土類磁石で構成される。永久磁石25は、厚さ方向に着磁されている。また、1つの磁石挿入孔22内に配置された2つの永久磁石25は、互いに同一の磁極が径方向の同じ側を向くように着磁されている。
磁石挿入孔22の周方向両側には、フラックスバリア26がそれぞれ形成されている。フラックスバリア26は、磁石挿入孔22に連続して形成された空隙である。フラックスバリア26は、隣り合う磁極間の漏れ磁束(すなわち、極間を通って流れる磁束)を抑制するためのものである。
ロータコア21において、各磁石挿入孔22の周方向の中央部には、突起である第1の磁石保持部23が形成されている。また、ロータコア21において、磁石挿入孔22の周方向の両端部には、突起である第2の磁石保持部24がそれぞれ形成されている。第1の磁石保持部23および第2の磁石保持部24は、各磁石挿入孔22内において永久磁石25を位置決めして保持するものである。
上記の通り、ステータ10のスロット数(すなわちティース部12の数)は9であり、ロータ20の極数は6である。すなわち、圧縮機モータ1は、ロータ20の極数とステータ10のスロット数との比が、2:3である。
圧縮機モータ1では、コイル3の結線状態がY結線とデルタ結線とで切り替えられるが、デルタ結線を用いる場合に、循環電流が流れて圧縮機モータ1の性能が低下する可能性がある。循環電流は、各相の巻線における誘起電圧に発生する3次高調波に起因する。極数とスロット数との比が2:3である集中巻きの場合には、磁気飽和等の影響がなければ、誘起電圧に3次高調波が発生せず、従って循環電流による性能低下が生じないことが知られている。
<駆動装置の構成>
次に、圧縮機モータ1を駆動する駆動装置100について説明する。図6は、駆動装置100の構成を示すブロック図である。駆動装置100は、電源101の出力を整流するコンバータ102と、圧縮機モータ1のコイル3に交流電圧を出力するインバータ103と、コイル3の結線状態を切り替える結線切り替え部15と、制御装置50とを備えて構成される。コンバータ102には、交流(AC)電源である電源101から電力が供給される。
電源101は、例えば200V(実効電圧)の交流電源である。コンバータ102は、整流回路であり、例えば280Vの直流(DC)電圧を出力する。コンバータ102から出力される電圧を、母線電圧と称する。インバータ103は、コンバータ102から母線電圧を供給され、圧縮機モータ1のコイル3に線間電圧(モータ電圧とも称する)を出力する。インバータ103には、コイル3U,3V,3Wにそれぞれ接続された配線104,105,106が接続されている。
コイル3Uは、端子31U,32Uを有する。コイル3Vは、端子31V,32Vを有する。コイル3Wは、端子31W,32Wを有する。配線104は、コイル3Uの端子31Uに接続されている。配線105は、コイル3Vの端子31Vに接続されている。配線106は、コイル3Wの端子31Wに接続されている。
結線切り替え部15は、スイッチ15a,15b,15cを有する。スイッチ15aは、コイル3Uの端子32Uを、配線105および中性点33の何れかに接続する。スイッチ15bは、コイル3Vの端子32Vを、配線106および中性点33の何れかに接続する。スイッチ15cは、コイル3Vの端子32Wを、配線104および中性点33の何れかに接続する。結線切り替え部15のスイッチ15a,15b,15cは、ここでは機械式スイッチ(すなわちリレー接点)で構成されている。
制御装置50は、コンバータ102、インバータ103および結線切り替え部15を制御する。制御装置50の構成は、図3を参照して説明した通りである。制御装置50には、信号受信部56が受信したリモコン55からの運転指示信号と、室内温度センサ54が検出した室内温度とが入力される。制御装置50は、これらの入力情報に基づき、コンバータ102に電圧切り替え信号を出力し、インバータ103にインバータ駆動信号を出力し、結線切り替え部15に結線切り替え信号を出力する。
図6に示した状態では、スイッチ15aは、コイル3Uの端子32Uを中性点33に接続しており、スイッチ15bは、コイル3Vの端子32Vを中性点33に接続しており、スイッチ15cは、コイル3Wの端子32Wを中性点33に接続している。すなわち、コイル3U,3V,3Wの端子31U,31V,31Wはインバータ103に接続され、端子32U,32V,32Wは中性点33に接続されている。
図7は、駆動装置100において、結線切り替え部15のスイッチ15a,15b,15cが切り替えられた状態を示すブロック図である。図7に示した状態では、スイッチ15aは、コイル3Uの端子32Uを配線105に接続しており、スイッチ15bは、コイル3Vの端子32Vを配線106に接続しており、スイッチ15cは、コイル3Wの端子32Wを配線104に接続している。
図8(A)は、スイッチ15a,15b,15cが図6に示した状態にあるときのコイル3U,3V,3Wの結線状態を示す模式図である。コイル3U、3V,3Wは、それぞれ端子32U,32V,32Wにおいて中性点33に接続されている。そのため、コイル3U、3V,3Wの結線状態は、Y結線(スター結線)となる。
図8(B)は、スイッチ15a,15b,15cが図7に示した状態にあるときのコイル3U,3V,3Wの結線状態を示す模式図である。コイル3Uの端子32Uは、配線105(図7)を介してコイル3Vの端子31Vに接続される。コイル3Vの端子32Vは、配線106(図7)を介してコイル3Wの端子31Wに接続される。コイル3Wの端子32Wは、配線104(図7)を介してコイル3Uの端子31Uに接続される。そのため、コイル3U、3V,3Wの結線状態は、デルタ結線(三角結線)となる。
このように、結線切り替え部15は、スイッチ15a,15b,15cの切り替えにより、圧縮機モータ1のコイル3U,3V,3Wの結線状態を、Y結線(第1の結線状態)とデルタ結線(第2の結線状態)との間で切り替えることができる。
図9は、コイル3U,3V,3Wのそれぞれのコイル部分を示す模式図である。上述したように、圧縮機モータ1は、9つのティース部12(図1)を有し、コイル3U,3V,3Wはそれぞれ3つのティース部12に巻かれている。すなわち、コイル3Uは、3つのティース部12に巻かれたU相のコイル部分Ua,Ub,Ucを直列に接続したものである。同様に、コイル3Vは、3つのティース部12に巻かれたV相のコイル部分Va,Vb,Vcを直列に接続したものである。また、コイル3Wは、3つのティース部12に巻かれたW相のコイル部分Wa,Wb,Wcを直列に接続したものである。
<空気調和機の運転制御方法>
図10および図11は、空気調和機5の運転制御方法を示すフローチャートである。空気調和機5の制御装置50は、信号受信部56によりリモコン55から起動信号を受信することにより、運転を開始する(ステップS101)。ここでは、制御装置50のCPU57が起動する。
次に、制御装置50は、空気調和機5の起動処理を行う(ステップS102)。具体的には、例えば、室外送風ファンモータ61の回転を開始する。
次に、制御装置50は、圧縮機モータ1の回転を開始する(ステップS103)。後述するように、空気調和機5は、前回終了時にコイル3の結線状態をデルタ結線に切り替えて終了しているため、圧縮機モータ1はデルタ結線で起動される。制御装置50は、インバータ103の出力電圧を制御して、圧縮機モータ1の回転数を制御する。
圧縮機モータ1の回転数制御についての詳細説明は省略するが、例えば、室内温度センサ54で検出した室内温度Taと設定温度Tsとの温度差ΔTに応じて、圧縮機モータ1の回転数を予め定められた速度で段階的に上昇させる。圧縮機モータ1の回転速度の許容最大回転数は、例えば130rpsである。これにより、圧縮機8による冷媒循環量を増加させ、冷房運転の場合には冷房能力を高め、暖房運転の場合には暖房能力を高める。
また、空調効果により室内温度Taが設定温度Tsに接近し、温度差ΔTが減少傾向を示すようになると、制御装置50は、温度差ΔTに応じて圧縮機モータ1の回転数を減少させる。温度差ΔTが予め定められたゼロ近傍温度(但し0より大)まで減少すると、制御装置50は、圧縮機モータ1を許容最小回転数(例えば20rps)で運転する。
また、室内温度Taが設定温度Tsに達した場合(すなわち温度差ΔTが0以下となる場合)には、制御装置50は、過冷房(または過暖房)防止のために圧縮機モータ1の回転を停止する。そして、温度差ΔTが再び0より大きくなった場合には、制御装置50は圧縮機モータ1の回転を再開する。なお、制御装置50は、圧縮機モータ1の回転と停止を短時間で繰り返さないように、圧縮機モータ1の短時間での回転再開を規制する。また、圧縮機モータ1の回転数が予め設定した回転数に達すると、インバータ103が弱め界磁制御を開始する。
圧縮機モータ1の起動後、制御装置50は、室内送風ファンモータ71の回転を開始する(ステップS104)。室内送風ファンモータ71は、例えばリモコン55による設定に応じた回転数で回転する。定格空調能力帯である4kWの空気調和機5では、室内送風ファンモータ71の回転数は、0〜1700rpmの範囲である。
制御装置50は、リモコン55から信号受信部56を介して運転停止信号(空気調和機5の運転停止信号)を受信したか否かを判断する(ステップS105)。運転停止信号を受信していない場合には、ステップS106に進む。一方、運転停止信号を受信した場合には、制御装置50は、ステップS109に進む。
ステップS106では、制御装置50は、室内温度センサ54で検出した室内温度Taと設定温度Tsとの温度差ΔTを取得し、この温度差ΔTに基づき、コイル3のデルタ結線からY結線への切り替えの要否を判断する。すなわち、コイル3の結線状態がデルタ結線であって、なお且つ、上記の温度差ΔTの絶対値が閾値ΔTr以下か否かを判断する(ステップS107)。閾値ΔTrは、Y結線に切り替え可能な程度に小さい空調負荷(単に「負荷」とも称する)に相当する温度差である。
上記の通り、ΔTは、運転モードが暖房運転の場合にはΔT=Ts−Taで表され、冷房運転の場合にはΔT=Ta−Tsで表されるため、ここではΔTの絶対値と閾値ΔTrとを比較してY結線への切り替えの要否を判断している。
ステップS107での判断の結果、コイル3の結線状態がデルタ結線で、且つ、温度差ΔTの絶対値が閾値ΔTr以下であれば、インバータ103に停止信号を出力し、圧縮機モータ1の回転を停止する(ステップS108)。圧縮機モータ1の回転を停止したのち、制御装置50は、図11のステップS121に進む。
図11のステップS121では、制御装置50は、室内送風ファンモータ71の回転数を、予め設定した回転数N2に変更して、室内送風ファンモータ71の回転を継続する。次に、制御装置50は、結線切り替え部15に結線切り替え信号を出力し、コイル3の結線状態をデルタ結線からY結線に切り替える(ステップS122)。
コイル3の結線状態をY結線に切り替えた後、制御装置50は、圧縮機モータ1の再起動(すなわち回転再開)が可能か否かを判断する(ステップS123)。具体的には、例えば、ステップS108で圧縮機モータ1を停止するのと同時にタイマをスタートさせ、待機時間t1が経過したか否かを判断する。待機時間t1は、冷凍サイクルにおける冷媒圧力が概ね均等になるまでに必要な時間であり、例えば60〜300秒である。
なお、圧縮機モータ1の再起動が可能か否かは、他の方法で判断することもできる。例えば、圧縮機8の差圧を測定し、差圧が閾値を下回った時点で、圧縮機モータ1の再起動が可能と判断してもよい。
制御装置50は、圧縮機モータ1の再起動が可能と判断した場合には(ステップS123でYES)、図10のステップS118に進み、圧縮機モータ1を再起動する。これにより、コイル3の結線状態がY結線に切り替えられた状態で、圧縮機モータ1の回転が再開される。
一方、上記ステップS107での比較の結果、コイル3の結線状態がデルタ結線でない場合(Y結線である場合)、あるいは、温度差ΔTの絶対値が閾値ΔTrより大きい場合(すなわちY結線に切り替える必要がない場合)には、ステップS112に進む。
ステップS112では、Y結線からデルタ結線への切り替えの要否を判断する。すなわち、コイル3の結線状態がY結線であって、なお且つ、上記の温度差ΔTの絶対値が閾値ΔTrより大きいか否かを判断する。
ステップS112での判断の結果、コイル3の結線状態がY結線で、且つ、温度差ΔTの絶対値が閾値ΔTrより大きい場合には(ステップS112でYES)、制御装置50は、圧縮機モータ1の回転数を予め設定した回転数Nmaxまで増加させ、予め設定した時間だけ回転を続ける(ステップS113)。これは、圧縮機モータ1の回転を停止する前に冷媒の循環量を増加させるためである。このときの回転数Nmaxは、圧縮機モータ1の通常運転時の回転数範囲の最大値であることが望ましい。但し、最大値に限定されるものではなく、圧縮機モータ1の回転数を増加させればよい。
その後、制御装置50は、インバータ103に停止信号を出力し、圧縮機モータ1の回転を停止する(ステップS114)。圧縮機モータ1の回転を停止した後、制御装置50は、室内送風ファンモータ71の回転数を、予め設定した回転数N1に変更して、室内送風ファンモータ71の回転を継続する(ステップS115)。続いて、制御装置50は、結線切り替え部15に結線切り替え信号を出力し、コイル3の結線状態をY結線からデルタ結線に切り替える(ステップS116)。
コイル3の結線状態をY結線に切り替えた後、制御装置50は、圧縮機モータ1の再起動が可能か否かを判断する(ステップS117)。圧縮機モータ1の再起動が可能か否かの判断は、ステップS123について説明したとおりである。そして、圧縮機モータ1の再起動が可能と判断した場合には(ステップS117でYES)、圧縮機モータ1を再起動する(ステップS118)。これにより、コイル3の結線状態がデルタ結線に切り替えられた状態で、圧縮機モータ1の回転が再開される。
デルタ結線では、Y結線と比べて、圧縮機モータ1をより高い回転数まで駆動できるため、より大きい負荷に対応することができる。そのため、室内温度と設定温度との温度差ΔTを短時間で収束させることができる。その後、上記のステップS105に戻る。
また、上記ステップS112での比較の結果、コイル3の結線状態がY結線でない場合(デルタ結線である場合)、あるいは、温度差ΔTの絶対値が閾値ΔTr以下である場合(すなわちデルタ結線に切り替える必要がない場合)には、ステップS105に戻る。
一方、上記のステップS105で運転停止信号を受信した場合には、圧縮機モータ1の回転を停止する(ステップS109)。その後、制御装置50は、コイル3の結線状態をY結線からデルタ結線に切り替える(ステップS110)。コイル3の結線状態が既にデルタ結線である場合には、その結線状態を維持する。なお、図10では省略するが、ステップS106〜S117の間において運転停止信号を受信した場合にも、ステップS109に進んで圧縮機モータ1の回転を停止する。
その後、制御装置50は、空気調和機5の停止処理を行う(ステップS111)。具体的には、室内送風ファンモータ71および室外送風ファンモータ61を停止する。その後、制御装置50のCPU57が停止し、空気調和機5の運転が終了する。
以上のように、室内温度Taと設定温度Tsとの温度差ΔTの絶対値が比較的小さい場合(すなわち閾値ΔTr以下である場合)には、高効率なY結線で圧縮機モータ1を運転する。そして、より大きい負荷への対応が必要な場合、すなわち温度差ΔTの絶対値が閾値ΔTrより大きい場合には、より大きい負荷への対応が可能なデルタ結線で圧縮機モータ1を運転する。そのため、空気調和機5の運転効率を向上することができる。
<空気調和機の作用>
上記の空気調和機5の動作では、圧縮機モータ1の制御の安定性を高めるため、コイル3の結線状態を切り替える前に、圧縮機モータ1の回転を停止する(図10のステップS108,S114)。
また、圧縮機モータ1の再起動時の負荷を低減するため、圧縮機モータ1の再起動の前に、例えば60〜300秒の停止期間(すなわち、圧縮機モータ1の回転を停止する期間)を設けている。この停止期間は、圧縮機8の吐出側と吸入側との圧力差(差圧)が十分に小さくなるまでに必要な時間であり、また、冷凍サイクルにおける冷媒圧力が概ね均等になるまでに必要な時間でもある。
一方、空気調和機5の運転が停止すると、ユーザの快適性が低下する。特に、Y結線からデルタ結線への切り替えは、窓の開閉によって室内に外気が流入した場合等、室内温度Taと設定温度Tsとの温度差ΔTが大きい状態で行われるため、この状態で空気調和機5の運転が停止すると、ユーザの快適性の低下が大きい。
そこで、この実施の形態1では、圧縮機モータ1の停止期間に、室内送風ファンモータ71の回転を継続する。圧縮機モータ1の回転が停止しても、圧縮機8の差圧によって冷媒の流れは継続しており、冷媒と室内空気との温度差は残っている。
そのため、室内送風ファンモータ71を回転させて室内送風ファン7による送風を行うことで、室内熱交換器45内の冷媒と熱交換した空気を室内に供給することができる。すなわち、冷房運転時であれば、室内熱交換器45内の冷媒との熱交換によって冷却された空気を室内に供給することができ、暖房運転時であれば、室内熱交換器45内の冷媒との熱交換によって加熱された空気を室内に供給することができる。これにより、圧縮機モータ1の停止期間における室内の快適性の低下を抑制することができる。
また、室内送風ファンモータ71は、圧縮機モータ1の停止期間の開始前(より具体的には、図10のステップS104)から回転しており、圧縮機モータ1の停止期間に入っても回転を継続する。そのため、室内送風ファンモータ71の停止および再起動の回数が少なくて済む。モータは一般に起動時のエネルギー効率が低いため、停止および再起動の回数を少なくすることで、消費電力を低減することができる。また、制御装置50が停止信号あるいは再起動信号を出力する回数も少なくて済むため、室内送風ファンモータ71の制御も簡単にすることができる。
デルタ結線からY結線への切り替えは、室内温度が設定温度に接近し、空調負荷が低減した状況で行われる。そのため、圧縮機モータ1の停止期間における室内送風ファンモータ71の回転数N2を比較的低く設定して、消費電力を低減することが望ましい。また、室内温度が設定温度に十分近ければ、室内送風ファンモータ71の回転を停止してもよい(後述する図13参照)。
これに対し、Y結線からデルタ結線への切り替えは、室内温度が設定温度に接近したのち、窓の開閉によって室内に外気が流入した場合のように、空調負荷が増大した状況で行われる。そのため、圧縮機モータ1の停止期間における室内送風ファンモータ71の回転数N1を高くして、空調能力を補う必要がある。
そのため、Y結線からデルタ結線への切り替え時の室内送風ファンモータ71の回転数N1は、デルタ線からY結線への切り替え時の室内送風ファンモータ71の回転数N2よりも高く設定される(N1>N2)。定格空調能力帯である4kWの空気調和機5では、回転数N1は、例えば1700rpmであり、回転数N2は、例えば1100rpmである。
また、この実施の形態1では、Y結線からデルタ結線に切り替える際には、圧縮機モータ1の回転数を、Y結線において設定された回転数範囲(以下、設定範囲)の最大回転数(Nmax)で回転させた後に、圧縮機モータ1の回転を停止する(上記のステップS113)。上記のように、圧縮機モータ1の停止期間に室内送風ファンモータ71を回転させることで加熱または冷却能力(空調能力)を発揮することができるが、冷媒と室内空気との温度差が減少するにつれて、空調能力は低下する。
そこで、圧縮機モータ1の回転を停止する前に、圧縮機モータ1を設定範囲における最大回転数(Nmax)で規定時間だけ回転させることにより、冷媒の循環量を増加させ、冷媒と室内空気との温度差を予め拡大しておく。これにより、圧縮機モータ1の停止期間中の室内送風ファンモータ71による空調能力を高めることができる。
ここでは、圧縮機モータ1を設定範囲の最大回転数で回転させているが、最大回転数に限定されるものではなく、例えばステップS112の判断を行っている時点での圧縮機モータ1の回転数よりも高い回転数であればよい。
また、ここでは室内送風ファンモータ71の回転数をN1,N2としたが(ステップS115,S121)、冷媒温度と空気温度との差の減少に応じて、室内送風ファンモータ71の回転数を増加させてもよい。また、ここでは、圧縮機モータ1の停止期間中は常に室内送風ファンモータ71を回転させているが、圧縮機モータ1の停止期間中の一期間だけ(例えば、実施の形態2等で説明するように一定条件を満足した場合だけ)室内送風ファンモータ71を回転させるようにしてもよい。
なお、上記の空気調和機5の動作では、デルタ結線からY結線への切り替え要否の判断(ステップS107)と、Y結線からデルタ結線への切り替え要否の判断(ステップS112)とを続けて行っているが、デルタ結線からY結線への切り替えが行われるのは、空調負荷が低下している(室内温度が設定温度に接近している)場合であり、その後に空調負荷が急に増加する可能性は低いため、結線の切り替えが頻繁に行われるという事態は生じくい。
また、空気調和機5の運転終了時には、コイル3の結線状態をデルタ結線に切り替えるため(ステップS110)、空気調和機5の運転開始時には、デルタ結線で圧縮機モータ1が起動される(ステップS103)。空気調和機5の運転開始時には、一般に室内温度と設定温度との差が大きい(すなわち空調負荷が大きい)ため、コイル3の結線状態をデルタ結線で圧縮機モータ1を起動することで、室内温度Taと設定温度Tsとの差ΔTをより短時間で収束させることができる。
<実施の形態1の効果>
以上説明したように、実施の形態1の空気調和機5は、結線切り替え部15によってコイル3の結線状態を切り替える前に、圧縮機モータ1の回転を停止する停止期間を設け、停止期間の少なくとも1期間に室内送風ファンモータ71を回転させる。そのため、室内送風ファン7の送風によって空調能力を補い、ユーザの快適性の低下を抑制することができる。
また、結線切り替え部15によってコイル3の結線状態をY結線(第1の結線状態)からデルタ結線(第2の結線状態)に切り替える場合に、圧縮機モータ1の停止期間の開始前に、圧縮機モータ1を回転数を増加させて駆動することにより、冷媒の循環量を一時的に増加させ、冷媒と室内空気との温度差を大きくすることができる。これにより、停止期間中の室内送風ファン7の送風による空調能力を高めることができる。
また、圧縮機モータ1の停止期間の開始前から室内送風ファンモータ71を回転させ、停止期間に室内送風ファンモータ71の回転を継続するため、室内送風ファンモータ71の停止および起動の回数を少なくすることができ、消費電力を低減することができる。
また、コイル3の結線状態をY結線からデルタ結線に切り替える場合には、圧縮機モータ1の停止期間における室内送風ファンモータ71の回転数をN1とし、デルタ結線からY結線に切り替える場合には、圧縮機モータ1の停止期間における室内送風ファンモータ71の回転数をN2とし、N1>N2が成り立つようにしたため、空調負荷の大きさに応じて、室内送風ファン7による送風動作を行うことができる。
また、室内温度センサ54により検出された室内温度に基づいて、コイル3の結線状態を切り替えるようにしたため、急激な空調負荷の変動に対して圧縮機8の運転状態を迅速に対応させることができ、快適性を向上することができる。
また、コイル3の結線状態を、Y結線(第1の結線状態)と、Y結線よりも線間電圧が低いデルタ結線(第2の結線状態)とで切り替えるため、圧縮機モータ1の回転数に合った結線状態を選択することができる。
変形例.
図12は、実施の形態1の駆動装置100の他の構成例を示すブロック図である。上述した駆動装置100の結線切り替え部15(図6)は、機械式のスイッチ15a,15b,15cを有していたが、図12に示す構成例では、結線切り替え部16が半導体スイッチ16a,16b,16cを有する。
半導体スイッチ16a,16b,16cは、例えばMOSトランジスタ等で構成されている。半導体スイッチ16aは、コイル3Uの端子32Uを、配線105および中性点33の何れかに接続する。半導体スイッチ16bは、コイル3Vの端子32Vを、配線106および中性点33の何れかに接続する。半導体スイッチ16cは、コイル3Vの端子32Wを、配線104および中性点33の何れかに接続する。
この構成例では、結線切り替え部16が半導体スイッチ16a,16b,16cを備えて構成されているため、コイル3の結線状態を高速で切り替えることができ、また、消費電力を低減することができる。他の構成は、図6を参照して説明した通りである。
実施の形態2.
次に、本発明の実施の形態2について説明する。図13は、実施の形態2の動作を示すフローチャートである。図13に示す処理は、図11に示した処理と同様、図10のステップS108に続いて実行されるものである。
上記の実施の形態1では、制御装置50は、デルタ結線からY結線への切り替えに際し、圧縮機モータ1の回転を停止し(図10のステップS108)、室内送風ファンモータ71を回転数N2で回転させた(図11のステップS121)。
これに対し、この実施の形態2では、制御装置50は、デルタ結線からY結線への切り替えに際し、圧縮機モータ1の回転を停止したのち、室内温度センサ54が検出した室内温度Taと設定温度Tsとの温度差ΔT(すなわち図10のステップS106で取得した温度差ΔT)の絶対値と閾値Tbとを比較し(ステップS131)、温度差ΔTの絶対値が閾値Tb以下である場合には、室内送風ファンモータ71の回転を停止する(ステップS135)。
一方、温度差ΔTの絶対値が閾値Tbよりも大きい場合には、実施の形態1と同様、室内送風ファンモータ71を回転数N2で回転させる(ステップS132)。なお、閾値Tbは、上記の閾値Trよりも小さい値であり、圧縮機モータ1の停止期間中に室内送風ファンモータ71を回転させる必要がない程度に小さい温度差である。
その後、制御装置50は、コイル3の結線状態をデルタ結線からY結線に切り替え(ステップS133)、圧縮機モータ1が再起動可能な状態になるのを待って(ステップS134)、圧縮機モータ1を再起動する(図10のステップS118)。なお、ステップS133とステップS134の順序は、逆でもよい。Y結線からデルタ結線への切り替えは、実施の形態1と同様である。
デルタ結線からY結線に切り替えるのは、室内温度Taが設定温度Tsに近づき、空調負荷が小さくなっている状態である。そのため、室内温度Taが設定温度Tsに十分に近い場合には、室内送風ファン7の送風を行わなくても、室内の快適性の低下が少ない。この実施の形態2では、室内温度Taと閾値Tbとの温度差ΔTの絶対値が閾値Tb以下である場合(すなわち室内温度Taが設定温度Tsに十分に近い場合)には、圧縮機モータ1の停止期間に室内送風ファンモータ71の回転も停止させることで、消費電力を低減している。
以上説明したように、この実施の形態2では、室内温度センサ54が検出した室内温度Taと設定温度Tsとが異なる場合には、圧縮機モータ1の停止期間に室内送風ファンモータ71を回転させる。より具体的には、室内温度センサ54が検出した室内温度Taと設定温度Tsとの差ΔTの絶対値が閾値Tbより大きい場合には、圧縮機モータ1の停止期間に室内送風ファンモータ71を回転させ、当該差ΔTが閾値Tb以下の場合には、圧縮機モータ1の停止期間に室内送風ファンモータ71の回転を停止する。そのため、室内温度Taが設定温度Tsに十分に近い場合には、圧縮機モータ1の停止期間に室内送風ファンモータ71の回転も停止することで、消費電力を低減することができる。
実施の形態3.
次に、本発明の実施の形態3について説明する。図14は、実施の形態3の動作を示すフローチャートである。図14に示す処理は、図11および図13に示した処理と同様、図10のステップS108に続いて実行されるものである。
上記の実施の形態2では、デルタ結線からY結線への切り替えに際し、室内温度センサ54が検出した室内温度Taと設定温度Tsとの温度差ΔTの絶対値と閾値Tbとを比較し、温度差ΔTの絶対値が閾値Tb以下である場合に、室内送風ファンモータ71の回転を停止した(図13のステップS131,S135)。温度差ΔTとしては、図10のステップS106で取得した温度差ΔTを用いた。
これに対し、この実施の形態3では、制御装置50は、圧縮機モータ1の停止期間中、継続的に室内温度センサ54による室内温度Taと設定温度Tsとの温度差ΔTを取得する(ステップS145)。そして、温度差ΔTと閾値Tbとを比較し(ステップS141)、温度差ΔTの絶対値が閾値Tb以下である場合には、室内送風ファンモータ71の回転を停止し(ステップS144)、温度差ΔTの絶対値が閾値Tbより大きい場合には、室内送風ファンモータ71を回転数N2で回転させる(ステップS142)。
その後、制御装置50は、圧縮機モータ1が再起動可能な状態になるのを待って(ステップS143)、コイル3の結線状態をデルタ結線からY結線に切り替え(ステップS146)、圧縮機モータ1を再起動する(図10のステップS118)。
圧縮機モータ1の停止期間は例えば60〜300秒間続くため、この停止期間中、室内送風ファン7の送風によって室内温度が変化する可能性がある。この実施の形態3では、停止期間中も継続的に室内温度センサ54により室内温度Taを検出し、室内温度Taが設定温度Tsに十分に近ければ室内送風ファンモータ71の回転を停止し、そうでなければ室内送風ファンモータ71を回転させる。そのため、圧縮機モータ1の停止期間中の室内温度の変化に応じて、室内送風ファン7の送風動作を行うことができ、快適性を向上することができる。
以上説明したように、この実施の形態3では、圧縮機モータ1の停止期間中、継続的に室内温度Taと設定温度Tsとの温度差ΔTを取得し、温度差ΔTの絶対値が閾値Tb以下の場合には室内送風ファンモータ71の回転を停止し、閾値Tbより大きい場合には室内送風ファンモータ71を回転させる。そのため、圧縮機モータ1の停止期間中の室内温度の変化に応じて、室内送風ファン7の送風動作を行い、快適性を向上することができる。
実施の形態4
次に、本発明の実施の形態4について説明する。図15は、実施の形態4の空気調和機の運転制御方法を示すフローチャートである。図15のフローチャートは、図10のフローチャートのステップS115とステップS116との間に、ステップS151およびステップS152を加えたものである。
Y結線からデルタ結線への切り替えは、室内温度Taが設定温度Tsに接近したのち、窓の開閉によって室内に外気が流入した場合のように、空調負荷が増加した状況で行われる。しかしながら、圧縮機モータ1の停止期間に室内送風ファン7が送風を行うことで、室内温度Taが設定温度Tsに接近して空調負荷が減少し、その結果、デルタ結線への切り替えが不要になる場合がある。
そこで、この実施の形態4では、圧縮機モータ1の停止期間に室内送風ファンモータ71を回転させると共に、室内温度Taと設定温度Tsとの差の絶対値の変化率(時間に対する変化率)である温度差変化率Tvを求め、温度差変化率Tvが規定値(閾値)Tcよりも小さい場合には、デルタ結線への切り替えを行わないようにしている。温度差変化率Tvは、以下の式(1)で定義される。また、規定値Tcは、負の値である。
Figure 0006710325
具体的には、制御装置50は、Y結線からデルタ結線への切り替え時に、圧縮機モータ1の回転を停止し(ステップS114)、室内送風ファンモータ71を回転数N1で回転させたのち(ステップS115)、室内温度センサ54の検出した室内温度Taと設定温度Tsとの差の絶対値の変化率である温度差変化率Tv(上記の式(1))を取得する(ステップS151)。
次に、制御装置50は、ステップS151で取得した温度差変化率Tvを、予め設定された規定値Tcと比較する(ステップS152)。規定値Tc(<0)は、デルタ結線への切り替えが必要ない程度のペースで温度差(絶対値)が減少している場合の変化率であり、実験等によって求められ、予め設定されている。なお、規定値Tcは、暖房運転時と冷房運転時とで異なる値に設定してもよい。
ステップS152において温度差変化率Tvが規定値Tc以上である場合には、デルタ結線への切り替え(ステップS116)を行い、圧縮機モータ1が再起動可能な状態になるのを待って(ステップS117)、圧縮機モータ1を再起動する(ステップS118)。
一方、ステップS152において温度差変化率Tvが規定値Tcよりも小さい場合には、デルタ結線への切り替え(ステップS116)を行わずに、ステップS117に進み、圧縮機モータ1が再起動可能な状態になるのを待って、圧縮機モータ1を再起動する(ステップS118)。
これにより、圧縮機モータ1の停止期間中に、室内送風ファン7の送風によって室内温度Taと設定温度Tsとの差の絶対値が規定値Tc(<0)よりも小さくなった場合(すなわち、室内温度Taと設定温度Tsとの差が急速に減少している場合)には、Y結線からデルタ結線への切り替えを行わないようにすることができる。すなわち、コイル3の結線状態の頻繁な切り替えを抑制し、消費電力を低減することができる。なお、ステップS151,S152以外のステップは、実施の形態1の運転制御方法(図10〜図11)と同様である。
以上説明したように、この実施の形態4では、圧縮機モータ1の停止期間中に温度差変化率Tvを取得し、取得した温度差変化率Tvに基づいて結線切り替えを行うか否かを決定する。そのため、コイル3の結線状態の頻繁な切り替えを抑制し、消費電力を抑制することができる。
なお、この実施の形態4に、実施の形態2(図13)または実施の形態3(図14)を組み合わせてもよい。
実施の形態5.
次に、本発明の実施の形態5について説明する。上記の実施の形態1では、コイル3の結線状態をY結線とデルタ結線とで切り替えた。しかしながら、コイル3の結線状態を直列接続と並列接続とで切り替えてもよい。
図16(A)および(B)は、実施の形態5のコイル3の結線状態の切り替えを説明するための模式図である。図16(A)では、3相のコイル3U,3V,3WはY結線により結線されている。また、コイル3Uのコイル部分Ua,Ub,Ucは直列に接続され、コイル3Vのコイル部分Va,Vb,Vcは直列に接続され、コイル3Wのコイル部分Wa,Wb,Wcは直列に接続されている。すなわち、コイル3の各相のコイル部分は直列に接続されている。
一方、図16(B)では、3相のコイル3U,3V,3WはY結線により結線されているが、コイル3Uのコイル部分Ua,Ub,Ucは並列に接続され、コイル3Vのコイル部分Va,Vb,Vcは並列に接続され、コイル3Wのコイル部分Wa,Wb,Wcは並列に接続されている。すなわち、コイル3の各相のコイル部分は並列に接続されている。図16(A)および(B)に示したコイル3の結線状態の切り替えは、例えば、コイル3U,3V,3Wの各コイル部分に切り替えスイッチを設けることによって、実現することができる。
各相において並列接続されたコイル部分の数(すなわち列数)をnとすると、直列接続(図16(A))から並列接続(図16(B))に切り替えることにより、線間電圧は1/n倍に低下する。すなわち、コイル3の結線状態を、線間電圧の異なる2つの結線状態の間で切り替えることにより、モータ効率を向上することができる。
図17(A)および(B)は、実施の形態5の別の構成例を説明するための模式図である。図17(A)では、3相のコイル3U,3V,3Wはデルタ結線により結線されている。また、コイル3Uのコイル部分Ua,Ub,Ucは直列に接続され、コイル3Vのコイル部分Va,Vb,Vcは直列に接続され、コイル3Wのコイル部分Wa,Wb,Wcは直列に接続されている。すなわち、コイル3の各相のコイル部分は直列に接続されている。
一方、図17(B)では、3相のコイル3U,3V,3Wはデルタ結線により結線されているが、コイル3Uのコイル部分Ua,Ub,Ucは並列に接続され、コイル3Vのコイル部分Va,Vb,Vcは並列に接続され、コイル3Wのコイル部分Wa,Wb,Wcは並列に接続されている。すなわち、コイル3の各相のコイル部分は並列に接続されている。この場合も、コイル3の結線状態を、線間電圧の異なる2つの結線状態の間で切り替えることにより、モータ効率を向上することができる。
以上説明したように、実施の形態5では、コイル3の結線状態を直列接続と並列接続とで切り替えることにより、モータ効率を向上することができる。
なお、この実施の形態5に、実施の形態2(図13)、実施の形態3(図14)および実施の形態4(図15)のうちの少なくとも一つを組み合わせてもよい。
また、上述した実施の形態1〜5では、室内温度センサ54で検出した室内温度Taと閾値Trとの温度差ΔTに基づいてコイル3の結線状態を切り替えたが、例えば、圧縮機モータ1の回転数に基づいてコイル3の結線状態を切り替えてもよい。圧縮機モータ1の回転数は、圧縮機モータ1に取り付けた電流センサ等を用いて検出することができる。但し、圧縮機モータ1の回転数は変動する可能性があるため、圧縮機モータ1の回転数と基準値とを比較し、回転数が基準値を上回る状態が一定時間に亘って継続するか否かを判断する。
また、上述した実施の形態1〜5では、圧縮機8の一例としてロータリー圧縮機について説明したが、各実施の形態のモータは、ロータリー圧縮機以外の圧縮機に適用してもよい。
以上、本発明の望ましい実施の形態について具体的に説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良または変形を行なうことができる。
1 圧縮機モータ、 3,3U,3V,3W コイル、 5 空気調和機、 5A 室内機、 5B 室外機、 6 室外送風ファン、 61 室外送風ファンモータ、 62 羽根車、 7 室内送風ファン、 71 室内送風ファンモータ(送風ファンモータ)、 72 羽根車、 8 圧縮機、 9 圧縮機構、 10 ステータ、 11 ステータコア、 12 ティース部、 13 ヨーク部、 14 絶縁体、 15 結線切り替え部、 15a,15b,15c スイッチ、 16 結線切り替え部、 16a,16b,16c 半導体スイッチ、 20 ロータ、 21 ロータコア、 22 磁石挿入孔、 25 永久磁石、 26 フラックスバリア、 27 シャフト孔、 31U、31V,31W,32U,32V,32W 端子、 33 中性点、 40 配管、 40a,40b 接続配管、 42 四方弁、 43 室外熱交換器、 44 膨張弁、 45 室内熱交換器、 48 左右風向板、 49 上下風向板、 50 制御装置、 50a 室内制御装置、 50b 室外制御装置、 50c 連絡ケーブル、 53 出力回路、 54 室内温度センサ(温度センサ)、 55 リモコン(操作装置)、 56 信号受信部、 57 CPU、 80 シェル、 90 シャフト、 100 駆動装置、 101 電源、 102 コンバータ、 103 インバータ、 104,105,106 配線。

Claims (13)

  1. コイルを備えた圧縮機モータを有する圧縮機と、
    送風ファンモータを有する室内送風ファンと、
    前記コイルの結線状態を、第1の結線状態と、前記第1の結線状態よりも線間電圧が低い第2の結線状態とで切り替える結線切り替え部と、
    前記圧縮機モータ、前記送風ファンモータおよび前記結線切り替え部を制御する制御装置であって、前記結線切り替え部によって前記コイルの前記結線状態を切り替える前に、前記圧縮機モータの回転を停止する停止期間を設け、前記停止期間の少なくとも1期間に前記送風ファンモータを回転させる制御装置と
    を備え、
    前記制御装置は、前記結線切り替え部によって前記コイルの前記結線状態を前記第1の結線状態から前記第2の結線状態に切り替える場合に、前記圧縮機モータの回転を停止する前に、前記圧縮機モータの回転数を増加させる
    空気調和機。
  2. 前記制御装置は、前記停止期間の開始前から前記送風ファンモータを回転させ、前記停止期間に前記送風ファンモータの回転を継続する
    請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前記結線切り替え部が前記コイルの前記結線状態を前記第1の結線状態から前記第2の結線状態に切り替える場合に、前記停止期間における前記送風ファンモータの回転数をN1とし、
    前記結線切り替え部が前記コイルの前記結線状態を前記第2の結線状態から前記第1の結線状態に切り替える場合に、前記停止期間における前記送風ファンモータの回転数をN2とすると、
    N1>N2が成り立つ
    請求項1または2に記載の空気調和機。
  4. 室内温度を検出する温度センサと、
    設定温度を設定する温度設定部とを備える
    請求項1からまでの何れか1項に記載の空気調和機。
  5. 前記制御装置は、前記室内温度と前記設定温度とが異なる場合には、前記停止期間に前記送風ファンモータを回転させる
    請求項に記載の空気調和機。
  6. 前記制御装置は、前記室内温度と前記設定温度との差の絶対値が閾値よりも大きい場合には、前記停止期間に前記送風ファンモータを回転させる
    請求項またはに記載の空気調和機。
  7. 前記制御装置は、
    前記室内温度と前記設定温度との差の絶対値が閾値以下である場合には、前記停止期間に前記送風ファンモータの回転を停止し、
    前記室内温度と前記設定温度との差の絶対値が前記閾値より大きい場合には、前記停止期間に前記送風ファンモータを回転させる
    請求項に記載の空気調和機。
  8. 前記制御装置は、前記室内温度と前記設定温度との差の絶対値の変化率が規定値よりも小さい場合には、前記停止期間に前記第1の結線状態から前記第2の結線状態への切り替えを行わない
    請求項からまでの何れか1項に記載の空気調和機。
  9. 前記制御装置は、前記室内温度に基づいて、前記コイルの結線状態を切り替える
    請求項からまでの何れか1項に記載の空気調和機。
  10. 前記コイルは、3相コイルであり、
    前記第1の結線状態は、前記3相コイルがY結線によって結線された状態であり、前記第2の結線状態は、前記3相コイルがデルタ結線によって結線された状態である
    請求項1からまでの何れか1項に記載の空気調和機。
  11. 前記コイルは、Y結線またはデルタ結線によって結線された3相コイルであり、
    前記第1の結線状態は、前記3相コイルが相毎に直列に結線された状態であり、
    前記第2の結線状態は、前記3相コイルが相毎に並列に結線された状態である
    請求項1から10までの何れか1項に記載の空気調和機。
  12. 前記結線切り替え部は、機械式スイッチまたは半導体スイッチを有する
    請求項1から11までの何れか1項に記載の空気調和機。
  13. コイルを備えた圧縮機モータを有する圧縮機と、
    送風ファンモータを有する室内送風ファンと
    を備えた空気調和機の運転制御方法であって、
    前記コイルの結線状態を、第1の結線状態と、前記第1の結線状態よりも線間電圧が低い第2の結線状態とで切り替える結線切り替えステップを有し、
    前記結線切り替えステップの前に、前記圧縮機モータの回転を停止する停止期間を設け、前記停止期間の少なくとも1期間に前記送風ファンモータを回転させ
    前記結線切り替えステップで前記コイルの前記結線状態を前記第1の結線状態から前記第2の結線状態に切り替える場合には、前記圧縮機モータの回転を停止する前に、前記圧縮機モータの回転数を増加させる
    空気調和機の運転制御方法。
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