JP6521701B2 - 複合素材の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、炭素繊維束を構成している複数の連続した炭素繊維の表面にカーボンナノチューブ(以下、CNTと称する)を付着させた複合素材の製造方法、および複合素材に関する。
強化繊維を母材である樹脂中に分散させた繊維強化成形品は、力学特性や寸法安定性に優れることから、幅広い分野で使用されている。炭素繊維の表面に、複数のCNTが絡み付いてCNTネットワーク薄膜が形成された構造を有するCNT/炭素繊維複合素材が、強化繊維として提案されている(例えば、特許文献1)。
連続した炭素繊維を数千〜数万の単位で束ねた炭素繊維束は、低密度、高比強度、高比弾性率といった優れた特性を有している。こうした炭素繊維束に樹脂を含浸させて得られるプリプレグは、性能に対する要求がより厳しい用途(航空・宇宙関連用途など)への適用が期待されている。
特開2013−76198号公報
特許文献1においては、CNTを含む分散液中に炭素繊維を浸漬して、振動、光照射、熱等のエネルギーを付与することにより、炭素繊維表面にCNTネットワークを形成している。特許文献1の複合素材中に母材を含浸すれば、母材の特徴をいかしつつ、母材と炭素繊維とが強固に接着した繊維強化成形品が得られることが記載されている。
複数の連続した炭素繊維を含む炭素繊維束において、各炭素繊維の表面にCNTを付着させた場合には、CNT由来の特性も兼ね備えたより優れた強化繊維(複合素材)を得ることができる。高強度のプリプレグを製造するために、そのような複合素材が求められている。
そこで本発明は、CNT由来の特性が十分に発揮された高強度のプリプレグが得られる複合素材の製造方法、およびかかる複合素材を提供することを目的とする。
本発明に係る複合素材の製造方法は、単離分散した複数のカーボンナノチューブを含むカーボンナノチューブ単離分散液中に、複数の連続した炭素繊維を含む炭素繊維束を浸漬し、40kHz超180kHz以下の周波数の超音波振動を印加して、前記複数の炭素繊維のそれぞれの表面に、複数のカーボンナノチューブを含む構造体を形成する工程を備え、前記構造体は、前記複数の炭素繊維のそれぞれの表面に直接付着し、前記カーボンナノチューブが互いに直接接続されたネットワーク構造を有することを特徴とする。
本発明に係る複合素材は、前述の方法により製造されたことを特徴とする。
本発明の複合素材の製造方法によれば、複数の連続した炭素繊維を含む炭素繊維束をCNT単離分散液に浸漬し、40kHz超180kHz以下の周波数の超音波振動を印加することによって、炭素繊維束における炭素繊維それぞれの表面にCNTを付着させる。周波数が40kHzを超えているので、炭素繊維束中の炭素繊維の直線性に乱れが生じるおそれは低減される。得られる複合素材においては、炭素繊維同士の絡み合いは実質的に存在しない。炭素繊維束中の炭素繊維のそれぞれが強度に寄与することができ、炭素繊維束本来の強度が発揮される。しかも、周波数は180kHz以下に規定されているので、それぞれの炭素繊維表面には、CNTを良好に付着させることができる。こうして、CNT由来の特性も十分に発揮し得る複合素材が得られる。
本発明の製造方法において炭素繊維束が浸漬されるのは、CNTが単離分散しているCNT単離分散液である。CNT単離分散液中には、CNTが1本ずつ物理的に分離して絡み合っていない状態で分散媒中に分散している。こうしたCNT単離分散液が用いられることも、各炭素繊維の表面にCNTが良好に付着できる理由の一つである。
本発明の複合素材は、本発明の方法により製造されたことにより、炭素繊維同士の絡み合いが実質的に存在せず、CNTはそれぞれの炭素繊維の表面に良好に付着している。このため、本発明の複合素材に樹脂を含浸させて、強度の高いプリプレグを得ることができる。
本実施形態に係る複合素材の構成を示す部分概略図である。 分散液に印加する超音波振動の周波数と、分散液に発生するキャビテーションとの関係を示す模式図である。 実施例1の複合素材のSEM写真であり、図3Aは炭素繊維束における炭素繊維の表面の一部を示し、図3Bは炭素繊維表面の拡大写真である。 実施例2の複合素材のSEM写真であり、図4Aは炭素繊維束における炭素繊維の表面の一部を示し、図4Bは炭素繊維表面の拡大写真である。 比較例1の複合素材のSEM写真であり、図5Aは炭素繊維束における炭素繊維の表面の一部を示し、図5Bは炭素繊維表面の拡大写真である。 比較例2の複合素材のSEM写真であり、図6Aは炭素繊維束における炭素繊維の表面の一部を示し、図6Bは炭素繊維表面の拡大写真である。 比較例3の複合素材のSEM写真であり、図7Aは炭素繊維束における炭素繊維の表面の一部を示し、図7Bは炭素繊維表面の拡大写真である。 従来の方法によりCNTを付着させた炭素繊維を示す概略図であり、図8AはCNT凝集物が付着した状態、図8Bは付着不足の状態を示す概略図である。
本発明者らは、CNTを含む構造体を炭素繊維の表面に形成して複合素材を製造するにあたって、CNT分散液中に炭素繊維を浸漬して超音波を付与することにより、炭素繊維の表面にCNTを付着させるという手法を確立している。この手法を用いて、複数のCNTが互いに直接接続されたネットワーク構造を形成しているとともに、炭素繊維表面に直接付着した構造体を形成することが可能となった。そこで、複数の連続した炭素繊維を含む炭素繊維束にこの手法を適用して、炭素繊維の表面にCNTを付着させたところ、炭素繊維同士の絡み合いが確認された。炭素繊維束中の炭素繊維同士の絡み合いが生じることによって、強度に寄与できる炭素繊維の本数が本来よりも減少するので、炭素繊維束本来の強度が発揮されない。表面にCNTが付着した炭素繊維を含む炭素繊維束であっても、炭素繊維同士の絡み合いが生じていると、樹脂を含浸させて高強度のプリプレグを得ることが困難となる。
炭素繊維束における炭素繊維同士の絡み合いは、超音波の印加により分散液中に発生したキャビテーションによって、炭素繊維の直線性が乱れることが原因である。本発明者らは、この点に着目して、炭素繊維束中の炭素繊維同士の絡み合いを回避しつつ、炭素繊維それぞれの表面にCNTを付着させることを可能としたものである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
1.全体構成
図1に示すように、本実施形態の複合素材10は、複数の連続した炭素繊維12aを含む炭素繊維束12を備えている。図面には、説明のために10本のみの炭素繊維12aを示しているが、本実施形態における炭素繊維束12は、1万〜3万本の炭素繊維12aによって構成されている。炭素繊維束12を構成している炭素繊維12aは、実質的に互いに絡まり合うことなく直線性を保って、一方向に配列している。
炭素繊維束12中における炭素繊維12aの絡まり合いは、炭素繊維12aの乱れの程度によって評価することができる。例えば、走査型電子顕微鏡(SEM:Scanning Electron Microscope)により炭素繊維束12を一定倍率で観察して、所定の本数(例えば10本)の炭素繊維12aの長さを測定する。所定本数の炭素繊維12aについての長さのバラツキ、最大値と最小値との差、標準偏差に基づいて、炭素繊維12aの乱れの程度を評価することができる。炭素繊維12aが実質的に絡まり合っていないことは、例えば、JIS L1013:2010「化学繊維フィラメント糸試験方法」の交絡度測定方法に準じて交絡度を測定して判断することもできる。測定された交絡度が小さいほど、炭素繊維束12における炭素繊維12a同士の絡まり合いは少ないことになる。したがって、プリプレグを製造する際に炭素繊維12aを均一に拡げやすく、炭素繊維12aのそれぞれが強度に寄与できる。こうした炭素繊維12aのそれぞれの表面には、構造体14が形成されている。
炭素繊維12aは、ポリアクリルニトリル、レーヨン、ピッチなどの石油、石炭、コールタール由来の有機繊維や、木材や植物繊維由来の有機繊維の焼成によって得られる、直径が約5〜20μmの繊維である。
各炭素繊維12aの表面の構造体14は、複数のCNT14aを含む。CNT14aは、炭素繊維12aの表面のほぼ全体で均等に分散して絡み合うことで、互いに直接接触ないしは直接接続されてネットワーク構造を形成している。CNT14a同士の間には、界面活性剤などの分散剤や接着剤等の介在物が存在しないことが好ましい。また、CNT14aは、炭素繊維12aの表面に直接付着している。ここでいう接続とは、物理的な接続(単なる接触)を含む。また、ここでいう付着とは、ファンデルワールス力による結合をいう。さらに「直接接触ないし直接接続」とは複数のCNTが単に接触している状態を含む他に、複数のCNTが一体的になって接続している状態を含むものであり、限定して解釈されるべきではない。
構造体14を形成するCNT14aの長さは、0.1〜50μmであるのが好ましい。CNT14aは長さが0.1μm以上であると、CNT14a同士が絡まり合って直接接続される。またCNT14aは長さが50μm以下であると、均等に分散しやすくなる。一方、CNT14aは長さが0.1μm未満であるとCNT14a同士が絡まりにくくなる。またCNT14aは長さが50μm超であると凝集しやすくなる。
CNT14aは、平均直径約30nm以下であるのが好ましい。CNT14aは直径が30nm以下であると、柔軟性に富み、各炭素繊維12aの表面でネットワーク構造を形成することができる。一方、CNT14aは直径が30nm超であると、柔軟性がなくなり、各炭素繊維12a表面でネットワーク構造を形成しにくくなる。なおCNT14aの直径は、透過型電子顕微鏡(TEM:Transmission Electron Microscope)写真を用いて測定した平均直径とする。CNT14aは、平均直径が約20nm以下であるのがより好ましい。
複数のCNT14aは、炭素繊維束12中の炭素繊維12aのそれぞれの表面に、均一に付着していることが好ましい。炭素繊維12a表面におけるCNT14aの付着状態は、SEMにより観察し、得られた画像を目視により評価することができる。
なお、従来の方法により炭素繊維のCNTを付着させた場合には、図8Aに示すように、CNT34aとともにCNT凝集物34bが表面に付着した炭素繊維32aが、炭素繊維束中に存在することがある。また、図8Bに示すように、付着したCNT44aの量が不十分で、表面に構造体が形成されていない炭素繊維42aが、炭素繊維束42中に含まれることもある。
これに対して本実施形態においては、CNT凝集物が表面に付着した炭素繊維は炭素繊維束中に実質的に含まれていない。付着したCNTの量が不十分で、表面に構造体が形成されていない炭素繊維も、炭素繊維束中には実質的に存在しない。
本実施形態の複合素材10においては、CNT14aは、炭素繊維束12中の炭素繊維12aそれぞれの表面に直接付着している。すなわち、CNT14aは、炭素繊維12a表面との間に、界面活性剤などの分散剤や接着剤等が介在せず、炭素繊維12a表面に直接付着している。
2.製造方法
次に、本実施形態に係る複合素材10の製造方法を説明する。複合素材10は、CNT14aが単離分散したCNT単離分散液(以下、単に分散液とも称する)中に、複数の連続した炭素繊維12aを含む炭素繊維束12を浸漬し、所定の周波数の超音波振動を印加して、炭素繊維12aのそれぞれの表面に構造体14を形成することにより製造することができる。以下、各工程について順に説明する。
(分散液の調製)
分散液の調製には、以下のようして製造されたCNT14aを用いることができる。CNT14aは、例えば特開2007−126311号公報に記載されているような熱CVD法を用いてシリコン基板上にアルミ、鉄からなる触媒膜を成膜し、CNTの成長のための触媒金属を微粒子化し、加熱雰囲気中で炭化水素ガスを触媒金属に接触させることによって、製造することができる。アーク放電法、レーザ蒸発法などその他の製造方法により得たCNTを使用することも可能であるが、CNT以外の不純物を極力含まないものを使用することが好ましい。この不純物については、CNTを製造した後、不活性ガス中での高温アニールにより除去してもかまわない。この製造例で製造したCNTは、直径が30nm以下で長さが数100μmから数mmという高いアスペクト比でもって直線的に配向された長尺CNTである。CNTは単層、多層を問わないが、好ましくは、多層のCNTである。
次に、前記製造したCNT14aを用いて、CNT14aが単離分散した分散液を製造する。単離分散とは、CNT14aが1本ずつ物理的に分離して絡み合っていない状態で分散媒中に分散している状態を言い、2以上のCNT14aが束状に集合した集合物の割合が10%以下である状態を意味する。
分散液は、上記のようにして作製されたCNT14aを、分散媒に加え、ホモジナイザーやせん断、超音波分散機などによりCNT14aの分散の均一化を図る。分散媒としては、水、エタノール、メタノール、イソプロピルアルコールなどのアルコール類やトルエン、アセトン、テトラヒドロフラン(THF)、メチルエチルケトン(MEK)、ヘキサン、ノルマルヘキサン、エチルエーテル、キシレン、酢酸メチル、酢酸エチルなどの有機溶媒を用いることができる。分散液の調製には、分散剤、界面活性剤等の添加剤は必ずしも必要とされないが、炭素繊維12a及びCNT14aの機能を制限しない範囲であれば、こうした添加剤を用いてもよい。
(構造体の形成)
上述のように製造した分散液中に、複数の連続した炭素繊維12aを含む炭素繊維束12を浸漬した状態で、40kHz超180kHz以下の周波数の超音波振動を印加する。超音波振動の印加によって、炭素繊維束12中の各炭素繊維12a表面には、複数のCNT14aが直接付着する。各炭素繊維12aの表面に付着したCNT14aは、互いに直接接続されてネットワーク構造を形成し、各炭素繊維12aの表面に構造体14が形成される。
周波数が40kHz超であると、炭素繊維束12中の炭素繊維12a同士の絡まり合いが抑制される。また、周波数が180kHz以下であると、炭素繊維12aの表面にCNT14aが良好に付着する。一方、周波数が40kHz以下であると、炭素繊維12a同士の絡まり合いが顕著になる。また、周波数が180kHz超であると、炭素繊維12aの表面におけるCNT14aの付着状態が不良となって、構造体14を形成することができない。炭素繊維12aの絡み合いをより低減するためには、超音波の周波数は、100kHz以上が好ましく、130kHz以上がより好ましい。
分散液に対して、40kHz超180kHz以下の周波数の超音波振動を付与することにより、分散液中では、CNT14aが分散する状態と凝集する状態とが常時発生する可逆的反応状態が作り出される。
この可逆的反応状態にある分散液中に、複数の連続した炭素繊維12aを含む炭素繊維束12を浸漬する。そうすると、各炭素繊維12a表面においてもCNT14aの分散状態と凝集状態との可逆的反応状態が起こり、分散状態から凝集状態へ移る際に、各炭素繊維12a表面にCNT14aが付着する。
凝集する際は、CNT14aにファンデルワールス力が作用しており、このファンデルワールス力により炭素繊維12a表面にCNT14aが付着する。その後、炭素繊維束12を分散液中から引き出し、乾燥させると、炭素繊維束12中の炭素繊維12aそれぞれの表面にネットワーク構造が表面に形成された複合素材10を得ることができる。乾燥は、例えばホットプレート上に載置することによって達成することができる。
本実施形態の複合素材10は、炭素繊維束12における炭素繊維12aを開繊し、樹脂を含浸させてプリプレグとすることができる。含浸させる樹脂は、特に限定されないが、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂、フェノキシ樹脂やナイロン等の熱可塑性樹脂等が挙げられる。
上述したとおり、本実施形態の複合素材10は、炭素繊維束12における炭素繊維12a同士の絡み合いが実質的に存在しないものであるので、プリプレグを製造する際には、複数の炭素繊維12aを均一に拡げやすい。しかも、炭素繊維束12中における炭素繊維12aそれぞれの表面には、CNT14aが良好に付着して構造体14が形成されている。こうした複合素材10に樹脂を含浸したプリプレグは、炭素繊維12a同士の絡み合いに起因する強度低下のおそれは極めて小さい。各炭素繊維12aの表面にはCNT14aが良好に付着して構造体14が形成されているので、得られるプリプレグは、CNT由来の特性を十分に発揮することができる。
3.作用及び効果
本実施形態に係る複合素材の製造方法においては、複数の連続した炭素繊維を含む炭素繊維束をCNT単離分散液に浸漬して、40kHz超180kHz以下の周波数の超音波振動を印加する。40kHz超180kHz以下という周波数範囲が最適であることは、以下のようにして本発明者らにより見出された。
図2に示すように、分散液に印加する超音波振動の周波数が低いほど、分散液に発生するキャビテーションの発生頻度は高くなり、周波数が高いほどキャビテーションの発生頻度は低くなる。
超音波振動の周波数が低い場合には、発生したキャビテーションの効果によって、分散液中におけるCNT14aの分散性も高められる。複数の連続した炭素繊維12aを含む炭素繊維束12が、キャビテーションが盛んな分散液中に浸漬されている場合、分散液中のCNT14aは各炭素繊維12a表面に良好に付着する。キャビテーションは、炭素繊維12a表面へのCNT14aの良好な付着を促進する点では有利である。しかしながら、キャビテーションは、その大きな機械的振動により炭素繊維束12中における炭素繊維12aの直線性を乱してしまう。炭素繊維12aの直線性が乱れることによって、炭素繊維12a同士の絡み合いが生じる。
一方、超音波の周波数が大きくなると、キャビテーションの発生頻度は低くなるので、炭素繊維12中の炭素繊維12aの直線性の乱れは抑制される。したがって、炭素繊維12a同士の絡み合いは少ない。ただし、この場合には、分散液中におけるキャビテーションの発生頻度が低下したことによって、炭素繊維12a表面におけるCNT14aの付着状態も低下する傾向となる。
鋭意検討した結果、本発明者らは次のような知見を得た。すなわち、キャビテーションに起因する衝撃波が分散液中に生じ、大きな機械的振動によって炭素繊維12aの絡み合いが引き起こされるのは、超音波振動の周波数が40kHz以下の場合であり、各炭素繊維12aの表面へのCNT14aの付着状態が不良となるのは、周波数が180kHz超の場合である。180kHz以下の周波数であれば、キャビテーションが発生していなくても超音波振動の効果のみによって、炭素繊維12aの表面にCNT14aを良好に付着させることができる。
本実施形態においては、炭素繊維束12を浸漬した分散液に印加する超音波振動の周波数を、40kHz超180kHz以下に規定することによって、炭素繊維12aの直線性が乱れるのを抑制して炭素繊維12a同士の絡み合いを低減しつつ、炭素繊維12aそれぞれの表面にCNT14aを良好に付着させることが可能となった。
しかも、本実施形態において炭素繊維束12が浸漬されるのは、CNT14aが単離分散したCNT単離分散液である。CNT単離分散液においては、CNT14aが1本ずつ物理的に分離して絡み合っていない状態で分散媒中に分散している。このような分散液が用いられることもまた、炭素繊維束12中の各炭素繊維12aの表面へのCNTの良好な付着をもたらしている。
4.変形例
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨の範囲内で適宜変更することが可能である。
炭素繊維束12としては、1万〜3万本の炭素繊維12aで構成された、いわゆるレギュラートゥを用いることができる。炭素繊維12aの直径は、5〜10μmの範囲内で適宜設定することができる。
表面に構造体14を得るために炭素繊維12aを乾燥させる際には、ホットプレート上に載置する他、エバポレータを用いて炭素繊維束12から分散媒を蒸発させてもよい。
5.実施例
以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明するが、本発明は以下の実施例のみに限定されるものではない。
上記製造方法に示す手順で、実施例1の複合素材を作製した。CNT14aは熱CVD法によりシリコン基板上に直径10〜15nm、長さ100μm以上に成長させたMW−CNT(Multi-walled Carbon Nanotubes、多層カーボンナノチューブ)を用いた。CNT14aの触媒残渣除去には硫酸と硝酸の3:1混酸を用い、洗浄後に濾過乾燥した。CNT14aの切断は、分散媒中で0.5〜10μmの長さになるまで超音波ホモジナイザーで粉砕した。CNT分散媒としてメチルエチルケトンを用いて、分散液を調整した。分散液におけるCNT14aの濃度は0.01wt%とした。この分散液には、分散剤や接着剤が含有されていない。
次いで、分散液に対し、130kHzの超音波振動を印加しながら、当該分散液中に、炭素繊維束12としてT700SC−12000(東レ(株)製)を投入した。ここで用いた炭素繊維束12には、12000本の炭素繊維12aが含まれている。炭素繊維12aの直径は7μm程度であり、長さは100m程度である。炭素繊維束12は、分散液中で10秒間保持した。
その後、分散液から炭素繊維束12を取り出して、約80℃のホットプレート上で乾燥し、炭素繊維束12を構成している炭素繊維12aそれぞれの表面に構造体14を形成した。このようにして実施例1の複合素材10を得た。
また、超音波の周波数を、160kHzに変更する以外は実施例1と同様にして、実施例2の複合素材を作製した。さらに、超音波の周波数を、28kHz,38kHz,200kHzに変更する以外は実施例1と同様にして、比較例1,2,3の複合素材を作製した。
実施例1,2、および比較例1〜3の複合素材における炭素繊維の表面をSEMにより観察し、得られた画像を図3〜図7に示す。
図3Aは、実施例1の複合素材中の炭素繊維束12における炭素繊維12aの表面の一部を示すSEM写真であり、図3Bは図3Aの拡大写真である。炭素繊維12aの表面に複数のCNT14aが均等に分散して、構造体14をなして付着している状態が示されている。
図4Aは、実施例2の複合素材中の炭素繊維束12における炭素繊維12aの表面の一部を示すSEM写真であり、図4Bは図4Aの拡大写真である。実施例1と同様、実施例2においても、炭素繊維12aの表面に複数のCNT14aが均等に分散して、構造体14をなして付着していることがわかる。
実施例1、実施例2の複合素材においては、炭素繊維束12中における炭素繊維12aは、炭素繊維12aの絡み合いは実質的に存在しないことが確認された。
複合素材を製造するにあたって、超音波振動の周波数は、実施例1では130kHzとし、実施例2では160kHzとした。実施例1,2の複合素材においては、炭素繊維束12中の炭素繊維12aそれぞれの表面にCNT14aが良好に付着して構造体14が形成されている。しかも、炭素繊維束12中には、炭素繊維12a同士の絡み合いは実質的に存在しない。こうした実施例1、実施例2の複合素材に樹脂を含浸させて得られるプリプレグは、CNT由来の特性を十分に発揮でき、高い強度を有することが推測される。
図5Aは、比較例1の複合素材中の炭素繊維束における炭素繊維52aの表面の一部を示すSEM写真であり、図5Bは図5Aの拡大写真である。図6Aは、比較例2の複合素材中の炭素繊維束における炭素繊維52aの表面の一部を示すSEM写真であり、図6Bは図6Aの拡大写真である。比較例1,2の複合素材においては、炭素繊維52aの表面に複数のCNT14aが分散して構造体14が形成されていることが、図5B,図6Bに示されている。
比較例1,2の複合素材においては、炭素繊維束中の炭素繊維52a同士に絡み合いが多く生じていた。複合素材を製造するにあたって、超音波振動の周波数は、比較例1では28kHzとし、比較例2では38kHzとしたものである。炭素繊維束中の炭素繊維52a同士に絡み合いが生じているので、比較例1,2の複合素材に樹脂を含浸しても、強度の高いプリプレグを得ることは困難である。
図7Aは、比較例3の複合素材中の炭素繊維束における炭素繊維62aの表面の一部を示すSEM写真であり、図7Bは図7Aの拡大写真である、図7Bに示すように、比較例3の複合素材には、表面にCNT14aはほとんど付着していない炭素繊維62aが含まれている。この炭素繊維62aの表面には、構造体14は形成されていない。複合素材を製造するにあたって、比較例3では、超音波振動の周波数を200kHzとしたものである。複数のCNT14aのネットワーク構造からなる構造体14が炭素繊維62aの表面に形成されていないので、比較例3の複合素材に樹脂を含浸しても、CNT由来の特性が十分に発揮されたプリプレグは得られない。
CNTが単離分散した分散液を用い、40kHz超180kHz以下の周波数の超音波振動を印加すれば、それ以外の条件は特に限定されず、適宜変更することができる。複数の連続した炭素繊維を含む炭素繊維束を用いて、CNT由来の特性が十分に発揮された高強度のプリプレグが得られる複合素材を製造することができる。
10 複合素材
12,42 炭素繊維束
12a,32a,42a,52a,62a 炭素繊維
34b CNT凝集物
14 構造体
14a,34a,44a カーボンナノチューブ(CNT)

Claims (3)

  1. 単離分散した複数のカーボンナノチューブを含むカーボンナノチューブ単離分散液中に、複数の連続した炭素繊維を含む炭素繊維束を浸漬し、40kHz超180kHz以下の周波数の超音波振動を印加して、前記複数の炭素繊維のそれぞれの表面に、複数のカーボンナノチューブを含む構造体を形成する工程を備え、前記構造体は、前記複数の炭素繊維のそれぞれの表面に直接付着し、前記カーボンナノチューブが互いに直接接続されたネットワーク構造を有することを特徴とする複合素材の製造方法。
  2. 前記炭素繊維束は、1万〜3万本の炭素繊維を含むことを特徴とする請求項1記載の複合素材の製造方法。
  3. 前記超音波振動の周波数は、100kHz以上であることを特徴とする請求項1または2記載の複合素材の製造方法。
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