JP6521677B2 - 樹脂製部材の加工装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば樹脂製パイプを曲げ加工等をするための樹脂製部材の加工装置に関する。
従来、樹脂製パイプを曲げ加工する方法としては、例えば特許文献1に開示されている。この曲げ加工方法は、パイプ中に高周波誘導発熱体を埋設し、この高周波誘導発熱体に高周波誘導加熱装置により、磁界を作用させて発熱させることでパイプを誘導加熱して行うものである。
特開平7−9571号公報
しかしながら、このような加工方法にあっては、パイプ内に高周波誘導発熱体を埋設する必要があるため、パイプの成形自体が面倒となってコスト高になり易いと共に、高周波誘導発熱体の重量によりパイプの計量化を図ることが難しい。また、パイプを高周波誘導発熱体の熱で曲げ加工する際に、パイプの樹脂部分に内部応力が残留し易く、曲げ状態を長期に亘り良好に維持することが困難であると共に、曲げ加工後の表面品質も劣るという不都合がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、簡易な構成により樹脂製部材の樹脂内部の応力を除去できて、各種の加工を容易かつ高精度に行うこと等が可能な樹脂製部材の加工装置を提供することにある。
かかる目的を達成すべく、本発明のうち請求項1に記載の発明は、被加工品として樹脂製部材に近接配置される発熱体と、該発熱体の外周側近傍に配置された加熱コイルと、該加熱コイルに高周波電流を供給可能なトランジスタインバータと、前記樹脂製部材を加工する加工手段と、を備え、前記トランジスタインバータから前記加熱コイルに、前記樹脂製部材の曲げ部に所定の柔軟度が得られる条件の第1高周波電流と前記樹脂製部材の樹脂部内部の応力を除去できる条件の第2高周波電流を供給して前記発熱体を誘導加熱し、前記樹脂製部材の樹脂内部の応力を除去しつつもしくは除去した状態で、前記加工手段により前記樹脂製部材に曲げ加工を施すことを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、前記第1高周波電流の周波数が、前記第2高周波電流の周波数より低く設定されることを特徴とする。また、請求項3に記載の発明は、前記第2高周波電流が、前記加熱コイルに段階的に供給されることを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、前記発熱体が曲げ加工用の固定金型であり、該固定金型が誘導加熱された状態で移動金型を移動させて曲げ加工を行うことを特徴とする。
本発明のうち請求項1ないし4に記載の発明によれば、トランジスタインバータから加熱コイルに所定の高周波電流を供給して発熱体を誘導加熱し、樹脂製部材の樹脂内部の応力を除去しつつもしくは除去した状態で加工手段により樹脂製部材に所定の加工を施すため、発熱体を所定の高周波電流で誘導加熱するという簡易な構成により、誘導加熱と同時に樹脂内部の応力を除去できて、所定の加工手段で樹脂製部材の各種加工を容易、安価かつ高精度に行うことができる。
また、所定の加工が樹脂製部材の曲げ加工で発熱体が曲げ加工用の金型であるため、例えば樹脂製パイプの樹脂内部の応力を除去しつつ発熱体と加工手段を兼用する金型を使用して曲げ加工を行うことができると共に、内部応力による外観品質の低下を防止できる等、高精度な曲げ加工品を容易に行うことができる。
本発明に係わる加工装置を樹脂製部材としての樹脂製パイプの曲げ加工に適用した場合の概略構成図 同曲げ加工状態の要部断面図 同その加工方法を示す工程図 同その高周波電流の供給状態の一例を示す図 同樹脂製部材としての参考例を示す軸付き樹脂製ギヤの断面図 同その加工方法を示す工程図
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明に係わる加工装置の一実施形態を示している。図1に示すように、加工装置1は、樹脂製部材としての樹脂製パイプ2の外周側に近接配置される加熱コイル3と、この加熱コイル3に所定周波数で所定出力の高周波電流を供給可能なトランジスタインバータ4と、前記樹脂製パイプ2を曲げ加工する加工手段としての固定金型5a及び移動金型5bと、この移動金型5bを前進もしくは後退させる金型移動部6と、トランジスタインバータ4と金型移動部6等を制御する制御装置7等を備えている。
前記加熱コイル3は、例えば銅パイプや銅線を所定回数巻回することにより、側面視で円環状もしくは馬蹄形に形成されており、銅パイプを使用した場合には、該銅パイプ内に前記制御装置7の制御信号により冷却水が循環供給されて、通電時の加熱コイル3自体の発熱が抑えられるようになっている。
また、この加熱コイル3は、固定金型5aの外周側に所定の隙間を有して配置されて、後述する如くトランジスタインバータ4から高周波電流が供給されることにより、固定金型5aを誘導加熱するようになっている。このとき、加熱コイル3は、固定金型5aの先端外周側に所定の隙間を有して配置されるが、固定金型5aと移動金型5bの両方に配置するようにしても良く、金型5a、5bの加熱温度で各金型5a、5bに接触もしくは近接する樹脂製パイプ2が所定温度まで加熱されるようになっている。
前記トランジスタインバータ4は、トランジスタ、MOSFET、IGBT等の半導体スイッチング素子を、例えばフルブリッジ接続したインバータ回路を有し、その入力側に前記制御装置7が接続され、その出力側に前記加熱コイル3が接続されている。このトランジスタインバータ4は、その出力端子から出力される高周波電流の周波数や電流値(出力)が、少なくとも二種類設定可能に構成されている。
前記固定金型5a及び移動金型5bは、例えば金型鋼等の金属で形成され、その対向面には半円弧形状の型面5cがそれぞれ形成されている。そして、この移動金型5bを移動させる前記金型移動部6は、油圧シリンダーやエアシリンダー等で構成され、制御装置7の制御信号により移動金型5bを矢印イ方向に前進させたり、反矢印イ方向に後退させるようになっている。また、前記制御装置7は、図示しないCPU、RAM、ROM、タイマー等を有して、後述する如く各種制御が可能となっている。
前記樹脂製パイプ2は、図1及び図2に示すように、所定の樹脂の成形により所定厚さの樹脂壁2a(樹脂部)を有する所定長さの円筒形状に形成され、その所定位置が固定金型5aと移動金型5bの前記型面5cの形状に沿って曲げ加工される。この曲げ加工方法を図3に基づいて説明する。
先ず、被加工品としての樹脂製パイプ2(図ではワーク)を、図1に示すように図示しない治具上に水平(もしくは垂直)状態でセット(K01)し、ワークの曲げ部の外周面を固定金型5aの型面5cに略接触状態とさせる。そして、制御装置7の制御信号でトランジスタインバータ4を作動させて、加熱コイル3に所定周波数で所定出力(所定電流値)の高周波電流を供給して固定金型5aの型面5c部分を誘導加熱(K02)する。
この固定金型5aの誘導加熱により固定金型5a自体が加熱されて、その型面5c部分の熱及び固定金型5a周囲の雰囲気の熱でワークの曲げ部が加熱され、この曲げ部の加熱により、曲げ部自体が曲げ加工に適した柔軟度に設定される。曲げ部が曲げ加工に適した温度(柔軟度)に設定されたら、制御装置7の制御信号により、移動金型5bを前進(K03)させて、この型面5cと固定金具5aの型面5cとの間で曲げ部を挟持する。
この曲げ部の両金型5a、5bによる挟持状態で誘導加熱が継続され、ワークの形態に応じて予め設定した時間が経過した時点で、制御装置7の制御信号によりトランジスタインバータ4から加熱コイル3への高周波電流の供給を遮断して誘導加熱を停止(K04)する。このワークの両金型5a、5bによる挟持状態での所定時間の誘導加熱時に、誘導加熱による曲げ加工により、樹脂壁2aの内部に例えば図2の矢印ハの如く曲げ方向内側に応力が集中するが、この樹脂部内の応力が誘導加熱により除去(もしくは軽減)された状態となり、内部応力による曲げ部の樹脂部内部の密度が略均一化されて、曲げ部の内側表面の皺等の発生が抑制されると共に、厚さ方向の略均一した密度により曲げ部自体の強度を高めることができる。
そして、工程K04で誘導加熱を停止したら、制御装置7の制御信号により金型移動部6を作動させて移動金型5bを後退(K05)させる。これにより、ワークの曲げ部が曲げ加工され、このワークを治具から取り出す(K06)ことで、樹脂製パイプ2の曲げ部の曲げ加工が終了する。
つまり、前記加工装置1による樹脂製パイプ2の曲げ加工は、発熱体としての固定金型5aの近傍に加熱コイル3を配置し、この加熱コイル3にトランジスタインバータ4から所定周波数で所定出力の高周波電流を供給して、樹脂製パイプ2が接触状態の固定金型5aを誘導加熱することで、樹脂製パイプ2自体を加熱して柔軟性を持たせて両金型5a、5bの型面5cで曲げ加工する。この曲げ加工時に樹脂製パイプ2の樹脂部自体を加熱することで、樹脂製パイプ2の成形時や曲げ加工時に発生する樹脂部(樹脂壁2a)内部の応力が除去されることになる。
なお、図3の工程図においては、ワークのセットの後に、固定金型5aを所定周波数で所定出力の一種類の高周波電流で誘導加熱したが、例えば図3の二点鎖線で示すように工程K02の誘導加熱自体を、第1周波数f1で第1出力I1の第1誘導加熱を所定時間T1行い、この後に第2周波数f2で第2出力I2の第2誘導加熱を所定時間T2行うようにしても良い。
この場合、第1誘導加熱は曲げ部に所定の曲げ加工用の柔軟度が得られる条件とされ、第2誘導加熱は曲げ加工時や成形時に発生したワークの樹脂部内部の応力を除去できる条件に設定される。つまり、例えば図4に示すように、第2誘導加熱の周波数f2もしくは出力I2が、第1誘導加熱の周波数f1や出力I1に対して好ましくは低く(場合によっては高く)設定されたり、あるいは点線で示すように第2誘導加熱の条件を段階的に低下させる等、各誘導加熱の時間T1、T2と共に、ワークの樹脂の種類、樹脂部の厚さあるいは曲げ角度等の形態に応じて所定に設定される。
このように、前記加工装置1によれば、トランジスタインバータ4から加熱コイル3に所定の高周波電流を供給して例えば固定金型5aを誘導加熱し、樹脂製パイプ2の曲げ部の内部応力を除去しつつ両金型5a、5bにより樹脂製パイプに所定の曲げ加工を施すため、固定金型5aを所定の高周波電流で誘導加熱するという簡易な構成により、誘導加熱と同時に樹脂製パイプ2の樹脂部の内部応力を除去できて、所定の曲げ形状の樹脂製パイプ2を容易で安価に加工できると共に、内部応力の除去により曲げ角度を均一化したり表面品質を安定させる等、高精度な曲げ加工を行うことができる。
また、樹脂製パイプ2の曲げ部が曲げ加工に適切な温度に設定しつつ、曲げ加工時に樹脂部の内部応力を除去できる所定周波数で所定出力の高周波電流を加熱コイル3に供給するだけで、所定の曲げ加工を高精度で行うことができ、曲げ加工コストを低減させて安価な所定の曲げ角度の樹脂製パイプ2を得ることができる。特に、所定のトランジスタインバータ4から加熱イル3に供給される高周波電流を複数種類に設定可能とすれば、樹脂製パイプ2の材質や曲げ形状等の形態に応じた高周波電流の供給で、曲げ加工と内部応力除去を効率的に行うことが可能になり、各種曲げ形態の樹脂製パイプ2の曲げ加工に好適に適用することが可能になる。
また、従来から使用している高周波誘導加熱装置の周波数や出力を所定に設定し、樹脂製パイプ2の曲げ角度に応じた所定の金型5a、5bを準備するだけで、従来不可能であった高周波誘導加熱装置により樹脂製パイプ2の曲げ加工も行うことができて、新たな設備の設置を抑えて、既存のトランジスタインバータ式高周波誘導加熱装置の他分野への効果的な使用が可能になる。
図5は、本発明に係わる加工装置1で加工される参考例としての樹脂製部材を示す断面図である。この例の樹脂製部材は軸付き樹脂製ギヤ10であり、鉄鋼、ステンレス、アルミニウム等の金属で形成された金属軸10aと、この金属軸10aの所定位置に固着された樹脂製のギヤ部10bで構成されている。前記金属軸10aのギヤ部10bが固着される部位には、軸方向に溝11が多数列形成され、この溝11内にギヤ部10bの樹脂が誘導加熱による溶融で固着(溶着)されて、互いの軸回り方向の回転が規制されている。
この軸付き樹脂製ギヤ10は、前記加工装置1を使用して図6に示すようにして加工される。なお、図1に示す加工装置1の場合は、曲げ加工に使用されることから加工手段が固定金型5aと移動金型5bであるが、図6に示す場合は、ギヤ部10bのギヤとしての凸部12a及び凹部12bの加工であるため、加工手段としての適宜形状の切削刃13(切削手段)が使用される。以下、この軸付き樹脂製ギヤ10の加工方法を、前記樹脂製パイプ2の曲げ加工方法と同一部位には同一符号を付して説明する。
先ず、図6に示すように、金属軸10aがその軸孔に嵌挿された樹脂製のギヤ10b(以下、これをワークという)を、図示しない治具上にセット(K11)する。このとき、ギヤ部10bは、その外周面にギヤとしての凸部12aと凹部12bが形成されていない平坦な円周面で形成されている。また、金属軸10aとギヤ部10bは、外周面が円筒形状のギヤ部10aを金属軸10aの溝11部分に一体的に射出成形するか、あるいは別々に形成された円筒形状のギヤ部10bの軸孔に金属軸10aを嵌挿することで互いに一体化されている。
そして、ワークをセットした状態で、制御装置7の制御信号により、軸付き樹脂製ギヤ10の外周側に所定の隙間で配置された加熱コイル3に、トランジスタインバータ4から所定周波数で所定出力の高周波電流を所定時間供給して、軸付き樹脂製ギヤ10の金属軸10aを誘導加熱(K12)する。この誘導加熱により、磁性体金属からなる金属軸10aが誘導加熱されて、その熱で金属軸10aの外周面に接触状態とされている樹脂製のギヤ部10bが加熱されて、ギヤ部10bの軸孔部分が溶融して金属軸10aの溝11内に固着、すなわちギヤ部10bが金属軸10aに溶着される。
また、このギヤ部10bと金属軸10aの溶着時に加熱コイル3に供給される高周波電流の周波数や出力及び供給時間を所定に設定することで、ギヤ部10b全体が溶融しない範囲で所定温度まで加熱され、ギヤ部10b内部の前記射出成形時等に発生した残留応力や溶融固着時に発生するギヤ内部の応力等が除去され、ギヤ部10b内部の密度等の物性がその全域において略均等化された状態となる。なお、このときのギヤ部10bは、前述したようにその外周面が凸部12aや凹部12bを有さない平滑な外周面となっている。
そして、誘導加熱が終了したら、ワークを治具上から取り出し(K13)、金属軸10aにギヤ部10bが溶着されたワークの、ギヤ部10bの平滑な外周面に切削刃13により凹部12bを切削加工(K14)する。このとき、切削刃13がギヤ部10bの外周面に図5の矢印ロの如く所定の速度で進入移動して凹部12bが切削されるが、前記ギヤ部10bが誘導加熱によりその内部の応力が除去されているため、切削刃13の移動でギヤ部10bの樹脂が欠けたり割れ等が生じることがなく、所定形状の凹部12b(すなわち凸部12a)が確実に切削加工されることになる。
この切削加工によりギヤ部10b、すなわち軸付き樹脂製ギヤ10が製造されることになる。この軸付き樹脂製ギヤ10の切削加工においても、前記樹脂製パイプ2と同様に、工程K02の誘導加熱時を二種類(もしくは段階的な複数種)の加熱条件で行うこともできる。
なお、前記実施形態においては、樹脂製部材と発熱体としての金型5aや金属軸10aを接触状態としたが、これらを例えば若干の隙間を有する状態で配置しても良い(これらを近接状態という)。また、前記実施形態においては、樹脂製部材として樹脂製パイプ2と軸付き樹脂製ギヤ10を例にして説明したが、例えば断面角形や丸形の柱状の樹脂製部材や板状の樹脂製部材の曲げ曲げ加工や切削加工等にも適用することができる。
さらに、前記実施形態における、各樹脂製部材に接触もしくは近傍配置される発熱体の形態、加工装置1自体の構成等は、一例であって、例えば発熱体として加工部位に塗布可能な鉄粉等が混入した塗料(樹脂)を使用したり、誘導加熱時に樹脂製部材の内部応力の除去効果を促進させ得る振動を付与したり、あるいはワークの誘導加熱を無酸化状態として内部応力の除去を効果的に行う等、所定の加工が必要な各種樹脂製部材に最適な適宜の構成を採用することができる。
本発明は、曲げ加工や切削加工される樹脂製部材に限定されず、その他の適宜の各種加工が必要とされる全ての樹脂製部材に利用できる。
1・・・加工装置、2・・・樹脂製パイプ、2a・・・樹脂壁、3・・・加熱コイル、4・・・トランジスタインバータ、5a・・・固定金型、5b・・・移動金型、5c・・・型面、6・・・金型移動部、7・・・制御装置、10・・・軸付き樹脂製ギヤ、10a・・・金属軸、10b・・・ギヤ部、11・・・溝、12a・・・凸部、12b・・・凹部、13・・・切削刃。

Claims (4)

  1. 被加工品として樹脂製部材に近接配置される発熱体と、該発熱体の外周側近傍に配置された加熱コイルと、該加熱コイルに高周波電流を供給可能なトランジスタインバータと、前記樹脂製部材を加工する加工手段と、を備え、
    前記トランジスタインバータから前記加熱コイルに、前記樹脂製部材の曲げ部に所定の柔軟度が得られる条件の第1高周波電流と前記樹脂製部材の樹脂部内部の応力を除去できる条件の第2高周波電流を供給して前記発熱体を誘導加熱し、前記樹脂製部材の樹脂内部の応力を除去しつつもしくは除去した状態で、前記加工手段により前記樹脂製部材に曲げ加工を施すことを特徴とする樹脂製部材の加工装置。
  2. 前記第1高周波電流の周波数は、前記第2高周波電流の周波数より低く設定されることを特徴とする請求項1に記載の樹脂製部材の加工装置。
  3. 前記第2高周波電流は、前記加熱コイルに段階的に供給されることを特徴とする請求項1または2に記載の樹脂製部材の加工装置。
  4. 前記発熱体が曲げ加工用の固定金型であり、該固定金型が誘導加熱された状態で移動金型を移動させて曲げ加工を行うことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の樹脂製部材の加工装置。
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