JP6521599B2 - 鉄道車両用のグラブレール装置及びそれを備えた鉄道車両 - Google Patents

鉄道車両用のグラブレール装置及びそれを備えた鉄道車両 Download PDF

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Description

本発明は、鉄道車両の客室に配置されるグラブレール装置及びそれを備えた鉄道車両に関する。
一般に、鉄道車両の客室には、天井面に沿って延びるグラブレールと、そのグラブレールに取り付けられたつり革が設けられている。乗客は、つり革あるいはグラブレールを手で握ることで、車両走行中に車体が揺れても自身の体を支えることができる。このようなグラブレール及びつり革は、客室内においてドアの近くに配置されることがある。例えば、非特許文献1では、客室内におけるドアに面する空間に平面視で大きな円形状のグラブレールを設け、そのグラブレールに複数のつり革が取り付けられている。ドアに面する空間では、客室の中でも乗客が多くなる傾向にあり、かつ、掴まるものが少ないため、グラブレールを平面視で円形状にすることで、簡易に広くグラブレールを行きわたらせる機能が果たされる。
意匠登録第1172806号公報
ところで、非特許文献1では、円形状のグラブレールを車体の屋根部に支持させるために、円形状のグラブレールに隣接する他の4つのレールを溶接接合している。あるいは、円形状のグラブレールに上方に延びる4つの取付ブラケットを溶接接合し、それら取付ブラケットを屋根部に連結する場合もある。
しかし、円形状のグラブレールに他のレールあるいは取付ブラケットをそれぞれ溶接接合するため、溶接作業に手間が掛かる。また、グラブレールは客室に配置されて乗客の目に付くものであるため、溶接後の仕上げ加工も必要になる。
そこで本発明は、グラブレール装置の製作において溶接作業を減らすことを目的とする。
本発明の一態様に係る鉄道車両用のグラブレール装置は、鉄道車両の車体の客室に配置され、乗客が直接的又は間接的に把持可能なグラブレール装置であって、前記客室の天井面に沿って延び、平面視において仮想円上に形成された円弧部を含む本体部と、曲げ加工により前記本体部の端部から前記天井面に向かって延び、前記車体の屋根部に連結される端取付部と、を有するメインレールを備える。
前記構成によれば、客室の天井面に沿って延びた本体部を車体の屋根部に連結するための端取付部が、曲げ加工により本体部の端部から天井面に向かってに延びているので、端取付部を本体部に対して溶接接合する必要がなくなる。しかも、本体部は、平面視において仮想円上に形成された円弧部を含む形状であるので、従来の円形状のグラブレールに比べた平面視形状の違いによる機能低下も抑制される。
本発明によれば、グラブレールの機能を良好に保ちながらも、グラブレール装置の製作において簡易な構成で溶接作業を減らすことができる。
第1実施形態に係るグラブレール装置を備えた鉄道車両の客室を斜め下から見た要部斜視図である。 図1に示すグラブレール装置を備えた鉄道車両を車両長手方向から見た断面図である。 図1に示すグラブレール装置を斜め上から見た斜視図である。 図3に示すグラブレール装置の平面図である。 第2実施形態に係るグラブレール装置の平面図である。 第3実施形態に係るグラブレール装置の平面図である。 第4実施形態に係るグラブレール装置を斜め上から見た斜視図である。 第5実施形態に係るグラブレール装置を斜め上から見た斜視図である。
以下、図面を参照して各実施形態を説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係るグラブレール装置20を備えた鉄道車両1の客室3を斜め下から見た要部斜視図である。図2は、図1に示すグラブレール装置20を備えた鉄道車両1を車両長手方向から見た断面図である(なお、図2では、つり革23の図示を省略している。)。図1及び2に示すように、鉄道車両1は、屋根部3と、床部4と、屋根部3を床部4に接続する側壁となる側部5とを有する車体2を備え、車体2の内部には客室S1が形成される。
屋根部3は、骨組みである屋根構体6と、屋根構体6の下方に配置された天井板7とを備える。天井板7の下面が、客室S1の天井面7aとなる。屋根構体6と天井板7との間の屋根空間S2には、車幅方向中央に位置する空調ダクト8と、空調ダクト8から隙間をあけた車幅方向両側に位置する照明装置9とが配置されている。空調ダクト8及び照明装置9は、屋根構体6に上方から支持されている。天井板7には、空調ダクト8からの風が流出する送風孔7bと、照明装置9の投光部9aを露出させる開口部7cとが形成されている。屋根部3は、空調ダクト8よりも車幅方向外方の両側に配置され且つ照明装置9よりも車幅方向内方に配置された支持ブラケット16を備える。支持ブラケット16は、屋根構体6に固定され、屋根構体6から天井板7に向けて延びる。天井板7には、支持ブラケット16の下端部を客室S1に露出させる貫通孔7dが形成されている。
床部4は、骨組みである床構体10(台枠)と、床構体10の上方に配置された床板11とを備える。床板11の上面が、客室S1の床面11aとなる。側部5は、骨組みとなる側構体12と、側構体12の車幅方向内側に配置された内側板13とを備える。内側板13の内側面が、客室S1の側面13aとなる。側部5には、ドア開口5aと窓開口5bとが形成されている。ドア開口5aには、ドア14が開閉可能に配置されている。側部5には、窓開口5bの下側及びその近傍にて座席15が取り付けられている。
車体2の客室S1には、乗客が自身の体を支えるために手で直接的又は間接的に保持可能なグラブレール装置20が配置されている。本実施形態では、グラブレール装置20は、ドア14と車幅方向に面する空間において車幅方向中央に配置されている。グラブレール装置20は、客室S1の天井面7aの近傍に配置されて屋根部3に接続されたメインレール21と、メインレール21から下方に延びて床部4に接続されたサブレール22(スタンションポールともいう)とを備える。メインレール21及びサブレール22は、例えばステンレス製の中空パイプである。メインレール21には、乗客がメインレール21bを間接的に保持するための複数のつり革23(ストラップ)が水平方向に間隔をあけて取り付けられている。
図3は、図1に示すグラブレール装置20を斜め上から見た斜視図である。図4は、図3に示すグラブレール装置20の平面図である(なお、図4では、つり革23及びジョイント24の図示を省略している。)。図3及び4に示すように、メインレール21は、客室S1の天井面7a(図2参照)に沿って延び、つり革23が取り付けられる本体部25と、屋根部3に固定するための第1端取付部26及び第2端取付部27と、屋根部3に固定するための第1中間取付部28及び第2中間取付部29とを備える。本体部25、第1端取付部26及び第2端取付部27の全体は、1つの第1長尺部材(例えば、パイプ)を曲げ加工することで形成される。第1中間取付部28及び第2中間取付部29は、前記第1長尺部材とは別体で且つ前記第1長尺部材よりも短い第2長尺部材(例えば、パイプ)を本体部25に溶接接合することで形成される。
本体部25は、平面視において仮想円50上に形成された第1円弧部25a及び第2円弧部25bを有する。第1円弧部25aは、仮想円50の一部をなし、第2円弧部25bは、第1円弧部25aに対向して仮想円50の別の一部をなす。本実施形態では、第1円弧部25a及び第2円弧部25bは、平面視において互いに車両長手方向に対向している。第1端取付部26は、第1円弧部25aの車幅方向一方側の端部に連続し、曲げ加工により第1円弧部25aの端部から上方に天井面7aに向かって延びて屋根部3に連結される。第2端取付部27は、第2円弧部25bの車幅方向他方側の端部に連続し、曲げ加工により第2円弧部25bの端部から上方に向かって延びて屋根部3に連結される。本実施形態では、第1端取付部26と第2端取付部27とは、平面視において本体部25の中心Oを基準にして互いに点対称に配置されている。
本体部25は、平面視において仮想円50の内部を通過して第1円弧部25aと第2円弧部25bとを接続するクロス部25cを更に有する。本実施形態では、クロス部25cは、平面視において、本体部25の中心Oを通過して直線状に形成されている。クロス部25cの一端は、第1円弧部25aの第1端取付部26とは反対側の端部に連続し、クロス部25cの他端は、第2円弧部25bの第2端取付部27とは反対側の端部に連続する。第1円弧部25a、第2円弧部25b、クロス部25c、第1端取付部26及び第2端取付部27の全体が、1つの長尺部材を曲げ加工して形成されることで、本体部25が、平面視においてS字形状に形成されている。本実施形態では、クロス部25cは、平面視において車両長手方向よりも車幅方向に近い方向に延びている。具体的には、クロス部25cは、平面視において第1中間取付部28及び第2中間取付部29に近づく向きに車幅方向に対して傾斜して配置されている。
第1中間取付部28は、第1円弧部25aに溶接接合されて第1円弧部25aから上方に向かって延びて屋根部3に連結される。第2中間取付部29は、第2円弧部25bに溶接接合されて第2円弧部25bから上方に向かって延びて屋根部3に連結される。本実施形態では、第1中間取付部28と第2中間取付部29とは、平面視において本体部25の中心Oを基準にして互いに点対称に配置されている。
第1端取付部26及び第2中間取付部29は、平面視において、本体部25の中心Oを通る車両長手方向に延びる中心線を基準として、第1中間取付部28及び第2端取付部27と対称に配置されている。第1端取付部26及び第1中間取付部28は、平面視において、本体部25の中心Oを通る車幅方向に延びる中心線を基準として、第2中間取付部29及び第2端取付部27と対称に配置されている。
第1端取付部26、第2端取付部27、第1中間取付部28及び第2中間取付部29は、天井板7の貫通孔7dを介して支持ブラケット16(図2参照)に連結されている。即ち、第1端取付部26及び第2中間取付部29は、空調ダクト8よりも車幅方向一方側に配置され、第1中間取付部28及び第2端取付部27は、空調ダクト8よりも車幅方向他方側に配置される。
図2及び3に示すように、サブレール22は、鉛直方向に延びた1つの長手部材(例えば、パイプ)である。サブレール22の下端部22aは、床部4の床板11に連結されている。サブレール22の上端部22bは、メインレール21のクロス部25cの中央部にT字形状のジョイント24を介して連結されている。ジョイント24は、サブレール22及びクロス部25cに直交する方向に分割可能な二分割構造である。
以上に説明した構成によれば、客室S1の天井面7aに沿って延びた本体部25を屋根部3に連結するための第1端取付部26及び第2端取付部27が、曲げ加工により本体部25の端部から上方に天井面7aに向けて延びているので、第1端取付部26及び第2端取付部27を本体部25に対して溶接接合する必要がなくなる。しかも、本体部25は、平面視において仮想円50上に形成された第1円弧部25a及び第2円弧部25bを含む形状であるので、従来の円形状のグラブレールに比べた平面視形状の違いによる機能低下も抑制される。即ち、客室S1において簡易に広くメインレール21を行きわたらせる機能が維持される。以上より、グラブレールの機能を良好に保ちながらも、グラブレール装置20の製作において簡易な構成で溶接作業を減らすことができる。
また、本体部25は、平面視において仮想円50の内部を通過して第1円弧部25aと第2円弧部25bとを連結するクロス部25cを含むので、客室S1においてメインレール21を効果的に行きわたらせることができる。しかも、第1円弧部25a、第2円弧部25b、クロス部25c、第1端取付部26及び第2端取付部27は、1つの長尺部材を曲げ加工して形成され、本体部25が、平面視においてS字形状に形成されているので、意匠性を高めながら溶接作業を効果的に削減することができる。
また、本体部25の各取付部26〜29を空調ダクト8の車幅方向外方において屋根部3に連結するにあたり、第1円弧部25a及び第2円弧部25bは、互いに車両長手方向に対向して配置されるので、第1円弧部25a及び第2円弧部25bが平面視で空調ダクト8を横断するように配置可能である。それゆえ、空調ダクト8の車幅方向寸法を短くすることなく、第1円弧部25a及び第2円弧部25bを長く形成することができる。換言すると、仮想円50上における第1円弧部25aと第2円弧部25bとの間のギャップGを低減することができる。
また、クロス部25cは、平面視において第1中間取付部28及び第2中間取付部29に近づく向きに車幅方向に対して傾斜して配置されるので、本体部25のクロス部25c又はその近傍に鉛直方向荷重が負荷されたとき、第1中間取付部28及び第2中間取付部29を基準として本体部25に掛かるオーバーハングモーメントを低減することができる。
また、サブレール22の上端部22bがメインレール21のクロス部25cに連結されているので、サブレール22に掛かる荷重を屋根構体6に負担させるにあたり、サブレール22は空調ダクト8を上方に貫通して屋根構体6に連結される必要はない。よって、客室S1における空調ダクト8の真下の空間にスタンション(サブレール22)を配置するにあたり、空調ダクト8を特別に設計する必要もなくなる。すなわち、空調ダクト8は、サブレール22が配置された箇所とそれ以外の箇所も同じ構造とすることができるので、空調ダクト8の構造の単純化を図ることができる。また、メインテナンス等で空調ダクト8を着脱する際に、サブレール22も着脱する必要がないので、作業性が高くなる。
(第2実施形態)
図5は、第2実施形態に係るグラブレール装置120の平面図である。なお、第1実施形態と共通する構成については同一符号を付して説明を省略する。図5に示すように、本実施形態のグラブレール装置120では、メインレール121の本体部125のクロス部125cが車幅方向に平行に延びている。即ち、第2実施形態では、平面視におけるクロス部125cの延びる方向が車幅方向に対して傾斜しておらず、クロス部125cに連続する第1円弧部125a及び第2円弧部125bが第1実施形態のものよりも少し長くなっている。その他の構成は前述した第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
(第3実施形態)
図6は、第3実施形態に係るグラブレール装置220の平面図である。なお、第1実施形態と共通する構成については同一符号を付して説明を省略する。図6に示すように、本実施形態のグラブレール装置220では、メインレール221の本体部225の第1円弧部225a及び第2円弧部225bは、互いに車幅方向に対向している。即ち、第2実施形態での第1円弧部225a及び第2円弧部225bの互いに対向する方向が、第1実施形態の第1円弧部25a及び第2円弧部25bの互いに対向する方向と90度異なっている。それゆえ、第1端取付部26と第1中間取付部28とが、空調ダクト8から見て車幅方向一方側に配置され、第2端取付部27と第2中間取付部29とが、空調ダクト8から見て車幅方向他方側に配置される。その他の構成は前述した第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
(第4実施形態)
図7は、第4実施形態に係るグラブレール装置320を斜め上から見た斜視図である。なお、第1実施形態と共通する構成については同一符号を付して説明を省略する。図7に示すように、本実施形態のグラブレール装置320では、メインレール321の天井面に沿って延びる本体部325が、平面視において仮想円50の一部をなすC形状の円弧部325aを有する。メインレール321は、円弧部325aの一端部に連続し、曲げ加工により円弧部325aの一端部から上方に向かって延びる第1端取付部26と、円弧部325aの他端部に連続し、曲げ加工により円弧部325aの他端部から上方に向かって延びる第2端取付部27とを備える。また、メインレール321は、円弧部325aにおける第1端取付部26及び第2端取付部27とは反対側の部位にそれぞれ溶接接合されて円弧部325aから上方に向かってそれぞれ延びる第1中間取付部28及び第2中間取付部29を備える。本体部325は、平面視において仮想円50の内部を通過して円弧部325aの水平方向に対向する各部を連結するクロス部325cを更に有する。クロス部325cは、円弧部325aに対して溶接により接合される。なお、他の構成は前述した第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
(第5実施形態)
図8は、第5実施形態に係るグラブレール装置420を斜め上から見た斜視図である。なお、第1実施形態と共通する構成については同一符号を付して説明を省略する。図8に示すように、本実施形態のグラブレール装置420では、メインレール421の天井面に沿って延びる本体部425は、平面視において仮想円50上に形成された第1円弧部425a及び第2円弧部425bを有する。第1円弧部425aは、仮想円50の一部をなし、第2円弧部425bは、第1円弧部425aに対向して仮想円50の別の一部をなす。第1円弧部425aの両端部には、曲げ加工により第1円弧部425aの各端部から上方に向かって延びる一対の第1端取付部426,428が連続している。第2円弧部425bの両端部には、曲げ加工により第2円弧部425bの各端部から上方に向かって延びる一対の第2端取付部427,429が連続している。即ち、本実施形態では、第1円弧部425a及び第2円弧部425bに溶接接合される中間取付部は存在しない。本体部425は、平面視において仮想円50の内部を通過して第1円弧部425aと第2円弧部425bとを連結するクロス部425cを更に有する。クロス部425cは、第1円弧部425aと第2円弧部425bとに溶接で接合される。その他の構成は前述した第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
なお、本発明は前述した各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲でその構成を変更、追加、又は削除することができる。前述した各実施形態は互いに任意に組み合わせてもよく、例えば1つの実施形態中の一部の構成を他の実施形態に適用してもよい。前述した各実施形態では、仮想円50として真円形状を例示したが、仮想円50には、楕円形状又は長円形状も含まれ、さらに長方形や正方形において隅部を円弧とした形状、例えばスーパー楕円形状も含まれる第1実施形態のグラブレール装置20は、サブレール22を備えるが、全ての実施形態においてサブレール22は有っても無くてもよい。第4及び第5実施形態では、円弧部325a,425a,425bに対してクロス部325c,425cが溶接接合されているが、クロス部325c,425cは無くてもよい。このように、乗客がスムーズに乗降できるよう、好ましい動線に応じて、メインレール21及びサブレール22の配置を種々変更可能である。
また、全ての実施形態において、メインレール21及びサブレール22はステンレス製の中空パイプとしたが、これに限られない。例えば、円形以外の角パイプであってもよいし、中実であってもよい。また、ステンレスに限られず、アルミでもよいし、あるいは鋼管にステンレスを被覆したものや、その他、表面を塗装、メッキ仕上げしたものでもよい。
1 鉄道車両
2 車体
3 屋根部
4 床部
7a 天井面
8 空調ダクト
20,120,220,320,420 グラブレール装置
21,121,221,321,421 メインレール
22 サブレール
25,125,225,325,425 本体部
25a,225a,325a,425a 第1円弧部(円弧部)
25b,225b,425b 第2円弧部
25c,125c,325c,425c クロス部
26,426,428 第1端取付部
27,427,429 第2端取付部
28 第1中間取付部
29 第2中間取付部
50 仮想円
S1 客室

Claims (7)

  1. 鉄道車両の車体の客室に配置され、乗客が直接的又は間接的に把持可能なグラブレール装置であって、
    前記客室の天井面に沿って延び、平面視において仮想円上に形成された円弧部並びに第1端及び第2端を含む本体部と、曲げ加工により前記本体部の前記第1端及び前記第2端からそれぞれ前記天井面に向かって延び、前記車体の屋根部に連結される第1端取付部及び第2端取付部と、を有するメインレールを備える、鉄道車両用のグラブレール装置。
  2. 前記円弧部は、前記仮想円の一部をなす第1円弧部と、前記第1円弧部に対向して前記仮想円の別の一部をなす第2円弧部とを含み、
    前記本体部は、平面視において前記仮想円の内部を通過して前記第1円弧部と前記第2円弧部とを接続するクロス部を含む、請求項1に記載の鉄道車両用のグラブレール装置。
  3. 前記第1円弧部、前記第2円弧部、前記クロス部、前記第1端取付部及び前記第2端取付部は、1つの長尺部材を曲げ加工して形成されている、請求項2に記載の鉄道車両用のグラブレール装置。
  4. 前記本体部は、平面視においてS字形状を呈する、請求項3に記載の鉄道車両用のグラブレール装置。
  5. 鉛直方向に延び、下端部が前記車体の床部に連結され、かつ、上端部が前記クロス部に連結されるサブレールを更に備える、請求項2乃至4のいずれか1項に記載の鉄道車両用のグラブレール装置。
  6. 請求項2乃至5のいずれか1項に記載の前記グラブレール装置と、
    前記グラブレール装置が配置される前記客室が形成され、前記天井面の上側かつ車幅方向中央に空調ダクトが設けられた前記車体と、を備え、
    前記第1端取付部及び前記第2端取付部は、前記空調ダクトの車幅方向外方において前記屋根部に連結され、
    前記第1円弧部及び前記第2円弧部は、平面視において互いに車両長手方向に対向して配置される、鉄道車両。
  7. 前記メインレールは、前記第1円弧部に溶接接合されて前記第1円弧部から上方に向かって延び、前記屋根部に連結される第1中間取付部と、前記第2円弧部に溶接接合されて前記第2円弧部から上方に向かって延び、前記屋根部に連結される第2中間取付部と、を更に有し、
    前記第1中間取付部は、前記空調ダクトの車幅方向一方側の外方において前記屋根部に連結され、前記第2中間取付部は、前記空調ダクトの車幅方向他方側の外方において前記屋根部に連結され、
    前記クロス部は、平面視において前記第1中間取付部及び前記第2中間取付部に近づく向きに前記車幅方向に対して傾斜して配置される、請求項6に記載の鉄道車両。
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