JP6196536B2 - 鉄道車両の内装品取付構造及び内装品取付方法 - Google Patents

鉄道車両の内装品取付構造及び内装品取付方法 Download PDF

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Description

本発明は、鉄道車両の内装品取付構造及び内装品取付方法に関する。
従来、鉄道車両の内装品取付構造に関する技術として、例えば特許文献1に記載された鉄道車両構体が知られている。この特許文献1に記載された鉄道車両構体では、車両左右方向に長尺状のハット部材からなるアダプタが屋根構体に溶接で予め固定されていると共に、このアダプタに吊溝が溶接で予め固定されている。そして、風道モジュール等の内装品を取り付ける際、この吊溝に内装品がボルトを介して取り付けられている。
特開2013−71473号公報
ここで、上記内装品取付構造では、前述のように、屋根構体に溶接固定されたアダプタ及び吊溝を介して内装品を取り付けていることから、部品点数の低減及び作業効率の向上の点で改善の余地がある。さらに、溶接時の熱の影響で屋根構体が歪む可能性があり、当該車両構体の形状を修正する修正作業が要される場合がある。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、部品点数を低減でき且つ作業効率を向上させることが可能な鉄道車両の内装品取付構造及び内装品取付方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る鉄道車両の内装品取付構造は、鉄道車両において内装品を取り付けるための取付構造であって、屋根構体の垂木に形成された構体孔部と、内装品に形成された内装孔部と、を備え、内装品は、構体孔部及び内装孔部に締結部材が挿通されて締結されることにより、垂木に直接固定されている。
本発明に係る鉄道車両の内装品取付方法は、鉄道車両において内装品を取り付けるための取付方法であって、屋根構体の垂木に構体孔部を形成する孔部形成工程と、内装品を鉄道車両の車両構体外で組み上げる内装品組上工程と、孔部形成工程及び内装品組上工程の後、垂木に形成された構体孔部及び内装品に形成された内装孔部に締結部材を挿通して締結することにより、内装品を垂木に直接固定する内装品固定工程と、を含む。
このような本発明では、構体孔部及び内装孔部に締結部材を挿通して締結することによって垂木に内装品が直接固定される。そのため、屋根構体への内装品の取付けに際して、アダプタ等を介在させる必要がない。また、溶接による熱の影響が屋根構体に及ぶのを回避でき、車両構体の形状を修正する修正作業が不要となる。従って、部品点数を低減でき且つ作業効率を向上させることが可能となる。
また、内装品は、下方側に開口する溝が形成された内装吊溝部材を有し、内装吊溝部材は、内装孔部を含み、締結部材を介して垂木に固定されていてもよい。この場合、例えば内装吊溝部材の溝を利用して吊手モジュール等を簡易に取り付けることが可能となる。
上記作用効果を具体的に奏する構成として、具体的には、内装品は、風道モジュールを有し、風道モジュールは、内装吊溝部材に対して当接されて固定されていてもよい。また、内装品は、吊手モジュールを有し、内装吊溝部材は、垂木における吊手モジュール上と、垂木における車幅方向の外側端部とに、少なくとも配置されていてもよい。
また、垂木に取り付けられ、締結部材の回転を規制する回転規制部材を備えていてもよい。この場合、締結部材の緩みを抑制することができる。
また、屋根構体は、鉄又はステンレスを含む鋼材により形成されていてもよい。屋根構体が鉄又はステンレスを含む鋼材で形成されていると、屋根構体に垂木が含まれる場合が多いところ、垂木に内装品を直接固定できる本発明は特に有効なものとなる。
本発明によれば、鉄道車両の内装品取付構造及び内装品取付方法において、部品点数を低減でき且つ作業効率を向上させることが可能となる。
一実施形態に係る内装品取付構造が適用された鉄道車両の一部を示す横断面図である。 図1の内装品取付構造における一要部を拡大して示す横断面図である。 図2のIII−III線に沿う断面図である。 (a)は図2のIVa−IVa線に沿う断面図であり、(b)は図4(a)のIVb−IVb線に沿う断面図である。 図1の内装品取付構造における他の要部を拡大して示す横断面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。以下の説明において同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。また、前後の語は、鉄道車両の前後方向(長手方向又はレール方向とも称される)に対応し、左右の語は、鉄道車両の左右方向(車幅方向又は枕木方向とも称される)に対応する。
図1は、一実施形態に係る内装品取付構造が適用された鉄道車両の一部を示す横断面図である。図1中では、左右方向において鉄道車両が略対称構造を有するため、説明の便宜上、その一方側のみ示している。また、横断面とは、前後方向に対して垂直な断面を意図する。
図1に示すように、鉄道車両の内装品取付構造10(単に「内装品取付構造10」ともいう)は、鉄道車両1において内装品11を取り付けるための取付構造である。鉄道車両1は、乗客を収容する車内空間を内部に有する車両構体2を備えている。車両構体2は、屋根構体3と、側構体4と、不図示の床構体及び妻構体とを有し、これらの各構体が相互に接合されている。車両構体2は、例えば鉄又はステンレスを含む鋼材で形成されている。適応される鉄道車両1としては、特に限定されるものではないが、例えば通勤形車両が挙げられる。
屋根構体3は、鉄道車両1の屋根部を構成する構体であり、曲面状を有し、車両構体2の上部に蓋をするように配置されている。屋根構体3の上部には、車内の温度を調整するためのエアコンディショナーやパンタグラフ(不図示)等が設けられている。側構体4は、車両の側部を構成し、乗客や乗員が乗り降りするためのドア部5が複数設けられている。また、側構体4には、乗客の荷物等を載置するための荷棚6が取り付けられている。
内装品11は、その少なくとも一部が車両構体2外で予め一体化するよう組み上げられた状態で車両構体2へ取り付けられるものである。内装品11は、車両構体2を構成せず、例えば車両構体2の剛性に対する直接的寄与を意図しないものである。図示する例では、内装品11は、風道モジュール12、吊手モジュール13、車内照明灯モジュール14、天井モジュール15、側天井モジュール16及び内装吊溝部材20を少なくとも備えている。なお、「モジュール」とは、例えば、所定機能を実現するためのものとして、1又は複数の要素(部品や機器)が機能上又は構成上において集約されて纏まったものを意味する。
風道モジュール12は、空調装置からの調和空気を流通させるダクトとしての機能を有するモジュールである。吊手モジュール13は、乗客が把持する吊手を含んで構成されたモジュールである。車内照明灯モジュール14、車内の照明灯を含んで構成されたモジュールである。天井モジュール15は、車内空間における略平面状の天井パネルを含むモジュールである。側天井モジュール16は、車内空間における左右方向外側(側方)に配置された曲面状の天井パネルを含むモジュールである。
これら各モジュール12〜16は、内装吊溝部材20を介して互いに連結されて内装品11として一体化されている。そして、当該内装品11は、内装品取付構造10によって車両構体2に取り付けられている。具体的には、以下に詳説するように、内装吊溝部材20が屋根構体3の垂木7に締結されることにより、内装品11が垂木7に直接固定されている。
図2は図1の内装品取付構造における一要部を拡大して示す横断面図、図3は図2のIII−III線に沿う断面図、図4(a)は図2のIVa−IVa線に沿う断面図、図4(b)は図4(a)のIVb−IVb線に沿う断面図である。図2〜4に示すように、内装品取付構造10は、屋根構体3における垂木7に形成された第1構体孔部17xと、内装品11における第1内装吊溝部材21に形成された第1内装孔部18xと、第1構体孔部17x及び第1内装孔部18xに挿通された締結部材19と、を備えている。
垂木7は、Z状断面を有する形材であり、上板7a及び下板7bを有すると共に、これらを連結する立板7cを有している。垂木7は、例えば鉄又はステンレスを含む鋼材で形成されている。垂木7は、屋根8の形状に沿って左右方向に延在すると共に、前後方向に所定間隔で複数配設されている。垂木7は、上板7aが屋根8の内面に溶接等で接合されて固定されている。また、垂木7は、下板7bの端部に立設されたフランジ7dを含んでいる。
垂木7の下板7bには、貫通孔としての第1構体孔部17xが複数(ここでは、少なくとも4つ)形成されている。第1構体孔部17xは、上方視で左右方向に長尺の長孔とされ、後述の第1内装孔部18xに対応する位置に設けられている。ここでは、第1構体孔部17xは、垂木7の下板7bにおいて、吊手モジュール13上に位置する複数位置に穿設されている。
第1内装吊溝部材21は、前後方向に延在する角筒状の部材であり、アルミニウム形材が用いられている。第1内装吊溝部材21は、前後方向から見て、垂木7における吊手モジュール13上に配置されている。また、第1内装吊溝部材21は、上方から見て要所のみに配置されるように、車両構体2における前後方向一端から他端に向けて断続的に延設されている。なお、第1内装吊溝部材21は、車両構体2における前後方向一端から他端に向けて連続的に延設されてもよい。第1内装吊溝部材21の側壁21aには、風道モジュール12が当接されて接合されている。
第1内装吊溝部材21は、平面状を呈する下壁21bを有し、当該下壁21bには、前後方向に延在する中空のレール部23が設けられている。レール部23は、左右方向に互いに離間するようにして、一対配置されている。各レール部23は、下方側に開口し且つ前後方向に延びる溝23aが形成されている。レール部23の内部には、四角ボルト等のボルト24が溝23aを挿通して突出する状態で配置されて固定され、このボルト24により少なくとも吊手モジュール13が取り付けられる。
第1内装吊溝部材21は、下壁21bに対して傾斜する平面状を呈する上壁21cを有している。当該上壁21cには、貫通孔としての第1内装孔部18xが複数(ここでは、少なくとも4つ)形成されている。第1内装孔部18xは、前後方向(つまり、第1構体孔部17xの長手方向と直交する方向)に長尺の長孔とされ、第1構体孔部17xに対応する位置に設けられている。
締結部材19は、内装品11を垂木7に固定するものであり、第1構体孔部17x及び第1内装孔部18xに挿通されて締結されている。ここでの締結部材19としては、六角ボルト及びナットが用いられている。締結部材19としては、特に限定されるものではなく、例えば四角ボルトやリベット(締鋲)を用いてもよい。この締結部材19のボルト頭部と垂木7の下板7bとの間には、回転止め部材(回転規制部材)Mが介在されるように配置されている。
回転止め部材Mは、上方に開口する断面コの字状を有する板材であり、垂木7における立板7c及びフランジ7d間に嵌合により取り付けられている。この回転止め部材Mは、上方から見て締結部材19のボルト頭部との間に僅かな隙間を形成し、これにより、締結部材19の取付け性を確保しつつ回転を規制して緩みを抑制する。
図2に戻り、このような内装品取付構造10の一要部においては、第1構体孔部17x及び第1内装孔部18xを互いに連通するようにして第1内装吊溝部材21をスペーサSを介して垂木7に当接させ、これら第1構体孔部17x及び第1内装孔部18xに締結部材19を挿通して締結することにより、内装品11が垂木7に直接固定されている。
図5は、図1の内装品取付構造における他の要部を拡大して示す横断面図である。図1及び図5に示すように、内装品取付構造10は、屋根構体3における垂木7に形成された第2構体孔部17yと、内装品11における第2内装吊溝部材22に形成された第2内装孔部18yと、をさらに備えている。
第2構体孔部17yは、貫通孔であり、垂木7の下板7bに複数(ここでは、少なくとも4つ)形成されている。第2構体孔部17yは、上方視で左右方向に長尺の長孔とされ、後述の第2内装孔部18yに対応する位置に設けられている。ここでは、第2構体孔部17yは、垂木7の下板7bにおいて、左右方向の外側端部の複数位置に穿設されている。
第2内装吊溝部材22は、前後方向に延在する断面ハット状の部材であり、前後方向から見て、垂木7における左右方向の外側端部に配置されている。第2内装吊溝部材22は、上記第1内装吊溝部材21と同様に、上方から見て要所のみに配置されるように、車両構体2における前後方向一端から他端に向けて断続的に延設されている。なお、第2内装吊溝部材22は、車両構体2における前後方向一端から他端に向けて連続的に延設されてもよい。
第2内装吊溝部材22は、平面状を呈する下壁22aを有し、当該下壁22aには、前後方向に延在する中空のレール部25が設けられている。レール部25は、下方側に開口し且つ前後方向に延びる溝25aが形成されている。レール部25の内部には、四角ボルト等のボルト26が溝25aを挿通して突出する状態で配置されて固定され、このボルト26により天井モジュール15及び側天井モジュール16が取り付けられる。
第2内装吊溝部材22は、前後方向から見て外側に突出するように延びる一対のフランジ壁22bを有している。当該一対のフランジ壁22bには、貫通孔としての第2内装孔部18yが複数(ここでは、少なくとも2つずつ)形成されている。第2内装孔部18yは、前後方向(つまり、第2構体孔部17yの長手方向と直交する方向)に長尺の長孔とされ、第2構体孔部17yに対応する位置に設けられている。
このような内装品取付構造10の他の要部においては、第2構体孔部17y及び第2内装孔部18yを互いに連通するようにして第2内装吊溝部材22のフランジ壁22bを垂木7に当接させ、これら第2構体孔部17y及び第2内装孔部18yに締結部材19を挿通して締結することにより、内装品11が垂木7に直接固定されている。
以上に説明した内装品取付構造10を用いて内装品11を屋根構体3に取り付ける場合、まず、曲面状を有するように屋根構体3に曲げ加工等が施されて成形された後、当該屋根構体3の垂木7に構体孔部17x,17yが形成される(孔部形成工程)。これと共に、内装品11が鉄道車両1の車両構体2外で組み上げられる(内装品組上工程)。その後、第1構体孔部17xと第1内装孔部18xとに締結部材19が挿通されて締結されると共に、第2構体孔部17yと第2内装孔部18yとに締結部材19が挿通されて締結され、これにより、内装品11が垂木7に直接固定される(内装品固定工程)。
以上、本実施形態によれば、締結部材19を挿通して締結することによって垂木7に内装品11を直接固定できるため、屋根構体3への内装品11の取付けに際して、アダプタ等を介在させる必要がない。また、溶接固定が不要となるため、当該溶接による熱の影響が屋根構体3に歪みとして及ぶのを回避でき、車両構体2の形状を修正する修正作業が不要となる。従って、部品点数を低減でき且つ作業効率を向上させることが可能となる。
その結果、取付けの際の構成や自由度を向上させることができる。また、前述のようにアダプタ等を介在させる必要がないことから,その分、天井を高くすることができ、天井形状の自由度も向上できる。また、溶接による熱の影響で屋根構体3が歪みむのを回避できるため、屋根構体3の各位置の精度を高めることもできる。
本実施形態の内装品11は、内装孔部18x,18yが形成された内装吊溝部材20を有しており、この内装吊溝部材20が締結部材19を介して垂木7に固定されている。よって、内装吊溝部材20の溝23a,25aを利用して、モジュール13,15,16を簡易に取り付けることが可能となると共に、モジュール13,15,16の取付位置を溝23a,25aの長手方向に自由に移動可能となる。
本実施形態の内装吊溝部材20は、垂木7における吊手モジュール13上と、垂木7における左右方向外側端部とに、配置されている。このような配置関係を有することにより、内装品11を固定するための骨組として当該内装吊溝部材20を兼用させることができ、別途の骨部材を不要にできる。
本実施形態は、回転止め部材Mを備えており、回転止め部材Mにより締結部材19の緩みを抑制することができる。また、本実施形態のように、屋根構体3が鉄又はステンレスを含む鋼材で形成されていると、通常は屋根構体3に垂木7を含まれることから、垂木7に内装品11を直接固定できる内装品取付構造10は特に有効なものとなる。なお、アルミ合金車両で近年一般的なダブルスキンパネル構体では、押出成形によって骨部材を持たずに成るため、垂木7が含まれていない。
本実施形態では、構体孔部17x,17y及び内装孔部18x,18yが長孔とされ、構体孔部17x,17yの長手方向と内装孔部18x,18yの長手方向とが、互いに直交している。これにより、垂木7と内装吊溝部材20との位置合わせを2次元的に行うことができ、これらを容易に取り付けることが可能となる。
本実施形態では、少なくとも4つの締結部材19で内装吊溝部材20が垂木7に取り付けられるため、モーメントの作用による内装吊溝部材20の位置ずれを抑制することができる。
なお、上述のように、第2内装吊溝部材22において左右方向に突出するフランジ壁22bに第2内装孔部18yが形成されているため、この第2内装孔部18yを介した締結部材19の挿通及び締結を容易に行うことができ、作業性が高められている。また、孔部形成工程では、屋根構体3の成形(曲げ加工等)後に構体孔部17x,17yが形成されるため、成形前に構体孔部17x,17yが形成される場合に比べ、構体孔部17x,17yの変形を抑制できる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、各請求項に記載した要旨を変更しない範囲で変形し、又は他のものに適用してもよい。
例えば、上記実施形態では、内装吊溝部材20の配置位置や数は特に限定されるものではなく、垂木7における任意の1又は複数位置に締結してもよい。また、少なくとも4つの締結部材19を介して内装吊溝部材20を垂木7に締結したが、3つ以下の締結部材19を介して締結しても勿論よい。
また、上記実施形態では、第1内装吊溝部材21を配置した箇所に第2内装吊溝部材22を配置してもよいし、同様に、第2内装吊溝部材22を配置した箇所に第1内装吊溝部材21を配置してもよい。場合によっては、内装吊溝部材20を備えなくともよく、要は、内装品11が垂木7に締結部材19を介して直接固定されればよい。
また、上記実施形態では、第1内装吊溝部材21の溝23a及び第2内装吊溝部材22の溝25aが前後方向に延在するように構成されているが、左右方向に延在するように構成されてもよい。
1…鉄道車両、3…屋根構体、7…垂木、10…鉄道車両の内装品取付構造、11…内装品、12…風道モジュール、13…吊手モジュール、17x…第1構体孔部(構体孔部)、17y…第2構体孔部(構体孔部)、18x…第1内装孔部(内装孔部)、18y…第2内装孔部(内装孔部)、19…締結部材、20…内装吊溝部材、21…第1内装吊溝部材(内装吊溝部材)、22…第2内装吊溝部材(内装吊溝部材)、23a…溝、M…回転止め部材(回転規制部材)。

Claims (5)

  1. 鉄道車両において内装品を取り付けるための取付構造であって、
    屋根構体の垂木に形成された構体孔部と、
    前記内装品に形成された内装孔部と、を備え、
    前記内装品は、下方側に開口する溝が形成された内装吊溝部材と、前記内装吊溝部材に対して当接されて固定された風道モジュールと、を有し、
    前記内装品は、前記構体孔部及び前記内装孔部に締結部材が挿通されて締結されることにより、前記垂木に直接固定されており、
    前記内装吊溝部材は、前記内装孔部を含み、前記締結部材を介して前記垂木に固定されている、鉄道車両の内装品取付構造。
  2. 前記内装品は、吊手モジュールを有し、
    前記内装吊溝部材は、前記垂木における前記吊手モジュール上と、前記垂木における車幅方向の外側端部とに、少なくとも配置されている、請求項に記載の鉄道車両の内装品取付構造。
  3. 前記垂木に取り付けられ、前記締結部材の回転を規制する回転規制部材を備えた、請求項1又は2に記載の鉄道車両の内装品取付構造。
  4. 前記屋根構体は、鉄又はステンレスを含む鋼材により形成されている、請求項1〜の何れか一項に記載の鉄道車両の内装品取付構造。
  5. 請求項1〜4の何れか一項に記載の鉄道車両の内装品取付構造を用いて前記鉄道車両において前記内装品を取り付けるための取付方法であって、
    前記垂木に前記構体孔部を形成する孔部形成工程と、
    前記内装品を前記鉄道車両の車両構体外で組み上げる内装品組上工程と、
    前記孔部形成工程及び前記内装品組上工程の後、前記垂木に形成された前記構体孔部及び前記内装品に形成された前記内装孔部に前記締結部材を挿通して締結することにより、前記内装品を前記垂木に直接固定する内装品固定工程と、を含む、鉄道車両の内装品取付方法。
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