JP6520388B2 - ウエブ搬送装置 - Google Patents

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本発明は、ウエブを搬送するウエブ搬送装置に関するものである。
例えば、特許文献1に記載のウエブ搬送装置は、ローラ回転軸が平行に、且つローラ周面が互いに接触するように並べて配置される駆動ローラ及び従動ローラを2組と、2組の駆動ローラ及び従動ローラの間を所定間隔をあけて配置される複数の搬送ローラとを備え、駆動ローラと従動ローラと間に挟まれ複数の搬送ローラ間に架け渡されるウエブを搬送する装置である。このウエブ搬送装置は、ウエブに蛇行を強制的に発生させ、当該蛇行の発生を検出して搬送張力を変更することで、当該蛇行を修正するようになっている。
また、特許文献2に記載のウエブ搬送装置は、ローラ回転軸が平行に、且つローラ周面が互いに接触するように並べて配置される駆動ローラ及び一対の従動ローラと、駆動ローラに対し水平方向に所定間隔をあけて配置される搬送ローラとを備え、駆動ローラと従動ローラとの間に挟まれ搬送ローラに架け渡されるウエブを下方に弛ませた状態で搬送する装置である。このウエブ搬送装置は、ウエブの下方への弛み量の変化を検出し、一対の従動ローラのウエブへの押し付け力を変更することで、当該弛み量を修正するようになっている。
また、特許文献3に記載のウエブ搬送装置は、ウエブの両端側をそれぞれ押し付け可能であって、回転軸線がウエブの幅方向に対し所定角度傾斜して配置される一対の駆動ローラを備える装置である。このウエブ搬送装置は、ウエブを搬送する際に一対の駆動ローラでウエブを押し付けてウエブに左右幅方向の引張力を付与することで、ウエブのたわみを修正してウエブを下方に湾曲させずに搬送するようになっている。
特開2013−18557号公報 特開2007−186301号公報 特開2001−240281号公報
例えば、電池の電極を製造する設備は、ウエブ搬送装置及び塗工装置を備え、電極箔(ウエブ)を搬送しつつ電極箔の両面又は片面にスラリ状の電極材を塗工するようになっている。一般的に、ウエブ搬送装置で搬送中の電極箔は、電極箔の幅方向にズレ易く、蛇行や斜行が発生して電極材の塗工の位置精度が悪化する傾向にある。特許文献1に記載のウエブ搬送装置では、電極箔の蛇行を修正することは可能である。ところが、ローラが、電極箔の幅より長尺に形成されているため、このウエブ搬送装置では、両面塗工された電極箔を搬送すると塗工面とローラとが接触してしまうので対応できない。
一方、特許文献2及び3に記載のウエブ搬送装置では、一対のローラが電極箔の幅方向両側に配置されているため、両面塗工された電極箔の搬送は可能である。しかし、これらのウエブ搬送装置では、一対のローラが電極箔を均等に押し付けているため、電極箔の弛みやたわみを修正することは可能であるが、電極箔の蛇行や斜行を修正することはできない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、両面塗工又は片面塗工されたウエブの蛇行や斜行を修正できるウエブ搬送装置を提供することを目的とする。
本発明のウエブ搬送装置は、ウエブの幅方向の中心から離間した位置を挟持可能に、且つ前記ウエブの搬送に連れて回転可能に配置される少なくとも1組の一対の挟持ローラと、前記ウエブの幅方向のズレを検出するズレ検出装置と、前記ズレ検出装置で前記ウエブの幅方向のズレを検出した際に、前記挟持ローラの挟持力を変更する挟持力変更装置と、を備え、前記一対の挟持ローラの少なくとも一方が、弾性材料で形成される。前記挟持力変更装置は、前記一対の挟持ローラの一方を固定ローラとして回転可能に支持する本体と、前記本体に自転可能に支持される支持軸部、及び前記支持軸部の自転軸線に対し偏心した公転軸線を有する可動ローラ支持軸部を有し、前記弾性材料で成る前記一対の挟持ローラの他方を可動ローラとして回転可能に支持する可動ローラ軸と、一端が前記可動ローラ軸に係合し、他端に第1のばね取付部を有する第1アーム部材と、一端が前記第1のばね取付部に取り付けられ、前記可動ローラが前記固定ローラに近付く方向に引っ張り力を作用させる引張ばねと、を備え、前記支持軸部を自転させて前記可動ローラ支持軸部を公転させることで、前記固定ローラと前記可動ローラとの相対位置を調整し前記ウエブを挟持する。
一対の挟持ローラは、ウエブの幅方向の中心から離間した位置、すなわちウエブにおける塗工部分を回避する位置に配置可能である。そして、一対の挟持ローラによる変更された挟持力は、搬送されるウエブの幅方向の中心から離間した位置において作用するので、当該離間した位置に対し両側のウエブ部分の各搬送速度は異なることになり、ウエブを幅方向に移動させてウエブの幅方向のズレを修正できる。このとき、一対の挟持ローラの少なくとも一方が、弾性変形し易いので、一対の挟持ローラによる挟持力は、容易に変更可能である。よって、本発明のウエブ搬送装置では、両面塗工又は片面塗工されたウエブの蛇行や斜行の修正が可能となる。そして、本発明のウエブ搬送装置の挟持力変更装置は、構造が簡易となるので、小型化が可能となる。
本発明のウエブ搬送装置の実施の形態を備える電極製造設備の概略構成を示す図である。 図1の電極製造設備を上方から見た図である。 挟持力変更装置のローラクランプ機構対の詳細を示す斜視図である。 図3のA矢視図である。 図4のB−B線断面図である。 ウエブ搬送装置におけるズレ修正動作を説明するためのフローチャートである。
(ウエブ搬送装置を備える電極製造設備の概略構成)
本発明のウエブ搬送装置の実施の形態を備える電極製造設備の概略構成を説明する。図1及び図2に示すように、電極製造設備1は、ウエブ搬送装置2と、混練装置3と、塗工装置4と、乾燥装置5と、制御装置6等とを備える。この電極製造設備1は、混練装置3で電極材及び溶媒を混練してスラリ化し、ウエブ搬送装置2でウエブとして電極箔Wを搬送しつつ、塗工装置4で電極材のスラリSを電極箔Wの面に塗工し、乾燥装置5で電極箔Wの面に塗工された電極材のスラリSを乾燥することにより、電池に使用される電極を製造する設備である。
ここで、例えば、リチウムイオン二次電池の正負極の電極箔Wとしては、アルミニウム箔や銅箔等が用いられる。そして、リチウムイオン二次電池の正極の電極材としては、マンガン酸リチウム及びアセチレンブラック等が用いられ、負極の電極材としては、グラファイト及びアセチレンブラック等が用いられる。また、正負極の溶媒としては、炭酸エチレン等が用いられる。
混練装置3は、容器31内にモータ32で回転可能な攪拌羽根33を備え、容器31に投入される電極材及び溶媒を攪拌羽根33で攪拌し混練してスラリ化する。
塗工装置4は、電極材のスラリSをポンプ41で混練装置3の容器31からダイコータ42のスロットオリフィス42aに供給して加圧し、ウエブ搬送装置2で搬送される電極箔Wの面に吐出口42bから電極材のスラリSを吐出して塗工する。
乾燥装置5は、熱風発生装置51のノズル口52から熱風を噴出し、ウエブ搬送装置2で搬送される電極箔Wの面に塗工された電極材のスラリSに熱風を噴き付けて電極材のスラリSを乾燥する。
ウエブ搬送装置2は、ロール状に巻回された電極箔Wを引き出し、当該電極箔Wを塗工装置4から乾燥装置5を経由して図略の巻取装置まで搬送する。そして、ウエブ搬送装置2は、搬送中の電極箔Wに幅方向のズレが発生したときは当該ズレを修正して、電極箔Wの蛇行や斜行の発生を抑制するため、2組の一対の挟持ローラ21a,21bと、ズレ検出装置22と、挟持力変更装置70等とを備える。
ここで、電極箔Wの幅方向の両端部Wa,Wbには、所定幅で電極材のスラリSが塗工されない部分が形成される。すなわち、電極箔Wは、所定幅の両端部Wa,Wbを除く中央部に電極材のスラリSが塗工される。このため、電極箔Wは、塗工装置4の吐出口42bが電極箔Wの中央部に位置するように搬送される。上述の電極箔Wの幅方向のズレとは、塗工装置4の吐出口42bに対する位置ズレである。ウエブ搬送装置2は、当該ズレを修正することで、塗工装置4は、電極材のスラリSを電極箔Wの中央部に塗工できる。
本実施形態では、電極箔Wの幅方向のズレとして電極箔Wの中央部と塗工装置4の吐出口42bとの箔幅方向での位置関係を用いているが、搬送する電極箔Wの幅方向での位置の変化や移動量を検知できるものであれば、電極箔Wの中央部以外の他の箔部位や、吐出口42b以外の部材などを用いてもよい。例えば、理想的な搬送状態や正常な搬送状態時での電極箔Wの縁の幅方向位置を基準位置として、基準位置と搬送中の電極箔Wの縁の位置とを比較して、電極箔Wの幅方向の位置や移動量を求めるものであってもよい。
一対の挟持ローラ21a,21bは、ローラ回転軸が互いに平行に、且つローラ周面が互いに接触するように配置される。そして、一対の挟持ローラ21a,21bの間には、電極箔Wが挟持され、一対の挟持ローラ21a,21bは、電極箔Wの搬送に連れて回転可能、すなわち自由回転可能に配置される。つまり、一対の挟持ローラ21a,21bは、駆動装置で駆動されるものではなく、回転自在に設けられる。2組の一対の挟持ローラ21a,21bは、電極箔Wの幅方向の中心から離間した位置である両端部Wa,Wb、すなわち電極箔Wに塗工された電極材のスラリSの未塗工部分をそれぞれ挟持可能に配置される。
これにより、電極箔Wは、搬送時のばたつきが抑制される。よって、電極箔Wに塗工された電極材のスラリSは、電極箔Wの一面と塗工装置4の吐出口42bとのギャップ長の変動が抑制されるので略一定の厚さになり、また、挟持ローラ21a,21bと接触しないので塗工状態を精度良く保つことができ、電極箔W全面における電極材のスラリSの品質の均一化を図れる。
さらに、2組の一対の挟持ローラ21a,21bのうち、一方(図2の上側)の一対の挟持ローラ21a,21bの各回転軸は、電極箔Wの搬送方向に対し直角の位置から、電極箔Wの搬送上流側から見て時計回りに所定の角度α、例えば1度旋回した位置に配置され、他方(図2の下側)の一対の挟持ローラ21a,21bの各回転軸は、電極箔Wの搬送方向に対し直角の位置から、電極箔Wの搬送上流側から見て反時計回りに所定の角度α、例えば1度旋回した位置に配置される。
これにより、搬送される電極箔Wの幅方向の両端部Wa,Wbには、それぞれ幅方向外側に挟持ローラ21a,21bの回転軸の旋回角度分の分力が働くので、電極箔Wは、両外側へ引っ張られながら搬送されることになる。よって、電極箔Wは、平面状態を精度良く保ちつつ搬送されることになり、電極箔Wが撓んだときに入り易い電極材のスラリSの皺の発生を防止できる。
一対の挟持ローラ21a,21bのうち、一方(図1の下側)の挟持ローラ21aは、ステンレス等の金属材料もしくはゴム等の弾性材料で形成され、他方(図1の上側)の挟持ローラ21bは、ゴム等の弾性材料で形成される。なお、弾性材料としては、ゴムのほか、高弾性ウレタン、軟質樹脂、スポンジ材料などであってもよい。挟持ローラ21bが弾性材料で形成される理由は、一対の挟持ローラ21a,21bの電極箔Wに対する挟持力を変更する場合、挟持ローラ21bを挟持ローラ21aに押し付けて弾性変形分の荷重を電極箔Wに印加するためである。
また、挟持ローラ21bが弾性を持つことで、挟持ローラ21bは挟持ローラ21bと電極箔Wとの押し付け面で扁平に弾性変形して接触面積を大きくすることができるため、電極箔Wを挟持する力を分散でき、電極箔Wを破損し難くできる。挟持ローラ21bが硬質で殆ど弾性変形しない場合、挟持ローラ21bと電極箔Wとの接触面は線接触に近くなって面積が小さくなる。この結果、電極箔Wを挟持する力は局所的となり、電極箔Wを痛めたり、電極箔Wを破損するおそれがあるため、本実施形態では弾性材料を挟持ローラ21bに用いている。
詳細は後述するが、2組の一対の挟持ローラ21a,21bは、一方が電極箔Wに荷重を印加することで、電極箔Wの幅方向のズレを修正して搬送される電極箔Wの蛇行や斜行を防止し、塗工装置4の吐出口42bに対し位置ズレのない電極箔Wの搬送を維持する。一対の挟持ローラ21a,21bは、電極箔Wを搬送する搬送用ローラとして動作するとともに、挟持力を変更することで電極箔Wの幅方向のズレを修正するズレ調整用ローラとしても動作する。すなわち、一対の挟持ローラ21a,21bは、搬送用ローラとズレ調整用ローラを兼ねている。
ズレ検出装置22は、例えば、CCDイメージセンサ等が用いられ、搬送される電極箔Wの一側縁周辺部を撮像可能に配置され、搬送される電極箔Wの幅方向のズレを検出する。
挟持力変更装置70は、搬送される電極箔Wの幅方向のズレをズレ検出装置22で検出したら、電極箔Wの幅方向の両端部Wa,Wbにそれぞれ配置される一対の挟持ローラ21a,21bの挟持力を変更して電極箔Wの幅方向のズレを修正する。このズレの修正は、搬送される電極箔Wの幅方向の両端部Wa,Wbに異なる挟持力を作用させ、両端部Wa,Wbの各搬送速度を異ならせることで電極箔Wを幅方向に移動させて行う。このとき、搬送される電極箔Wの幅方向の両端部Wa,Wbには、それぞれ幅方向外側に働く挟持ローラ21a,21bの回転軸の旋回角度分の分力が作用するので、電極箔Wの幅方向の移動を更に速めることができる。
例えば、電極箔Wの搬送速度を2m/min、電極箔Wの厚さを10μm、電極箔Wに対する弾性材料で成る挟持ローラ21bの接触幅を12mmとした場合、電極箔Wの幅方向の両端部Wa,Wbにそれぞれ配置される一対の挟持ローラ21a,21bの挟持力差を0Nから10Nに変更することで、電極箔Wを挟持力の大きい方に0.5mm/secの移動速度で移動させてズレを修正できることが実験により確認された。
図3、図4及び図5に示すように、挟持力変更装置70は、ローラクランプ機構対71と、後述する制御装置6の挟持力制御部65(図1参照)とを備える。ローラクランプ機構対71は、2つのローラクランプ機構71A,71Bと、ベース76と、支持軸77と、モータ78と、第2アーム部材79等とを備える。各ローラクランプ機構71A,71Bは、本体72と、可動ローラ軸73と、第1アーム部材74と、引張ばね75等とを備える。
本体72の下部には、一対の挟持ローラ21a,21bのうち、一方(図3の下側)の挟持ローラ21aが固定ローラとして回転可能に支持される。
可動ローラ軸73は、本体72にベアリング73cを介して自転可能に支持される支持軸部73aと、支持軸部73aの自転軸線Laに対しeだけ偏心した公転軸線Lbを有する可動ローラ支持軸部73bとを有する。この可動ローラ軸73には、一対の挟持ローラ21a,21bのうち、弾性材料で成る他方(図3の上側)の挟持ローラ21bが可動ローラとしてベアリング73dを介して回転可能に支持される。
第1アーム部材74は、一端が可動ローラ軸73に係合し、他端に第1のばね取付部81を有する。第1アーム部材74は、支持軸部73aの端面にボルト74aにより係合される。
引張ばね75は、一端が第1のばね取付部81に取り付けられ、第1アーム部材74に対し挟持ローラ21b(可動ローラ)が挟持ローラ21a(固定ローラ)に近付く方向に引っ張り力を作用させる。
ローラクランプ機構71A(図3の左側)とローラクランプ機構71B(図3の右側)は、線対称形状となるように構成される。すなわち、後述するように、ベース76の下部に2つのローラクランプ機構71A,71bを配置したとき、ローラクランプ機構71Aの一対の挟持ローラ21a,21bとローラクランプ機構71Bの一対の挟持ローラ21a,21bが、対向するように構成される。
ベース76の下部には、2つのローラクランプ機構71A,71bの一対の挟持ローラ21a,21bが、電極箔Wの幅方向の両端部Wa,Wbをそれぞれ挟持可能な間隔をあけて対向して配置される。ベース76には、モータ78が内蔵され、ベース76の側部には、モータ78により回転可能な支持軸77が支持される。
第2アーム部材79は、引張ばね75の他端を取り付ける第2のばね取付部82を両端に有し、2つの第2のばね取付部82から等距離となる位置で支持軸77により回転可能に支持される。
ここで、一対の挟持ローラ21a,21bが、電極箔Wに作用する挟持力について図4及び図5を参照して説明する。
支持軸部73aと可動ローラ支持軸部73bの偏心方向は、挟持ローラ21b(可動ローラ)と挟持ローラ21a(固定ローラ)とが接触した状態において、挟持ローラ21b(可動ローラ)の回転中心と挟持ローラ21a(固定ローラ)の回転中心とを結ぶ直線に対して概ね直交する方向である。
第1アーム部材74におけるボルト74aの挿入穴74bは、長穴であって第1アーム部材74の取付位置を変更できるので、支持軸部73aの自転軸線Laと第1のばね取付部81との間の距離dを変更できる。この距離dを変更することで、引張ばね75の張力を調整して可動ローラ軸73に作用するトルクを調整できる。このように、引張ばね75の張力が、第1アーム部材74に働くが、支持軸77から第2のばね取付部82までの距離が等しいので、第2アーム部材79の回転方向の釣り合いにより第1アーム部材74に働く力は等しくなる。
このため、第1アーム部材74の取付位置を同じにしておけば、可動ローラ軸73に作用するトルクも等しくなり、挟持ローラ21b(可動ローラ)の公転運動により挟持ローラ21b(可動ローラ)が挟持ローラ21a(固定ローラ)に押し付けられる力も等しくなる。よって、2組の一対の挟持ローラ21a,21bによる電極箔Wの幅方向の両端部Wa,Wbに対する挟持力は、同一の値となる。
一方、電極箔Wの一端部Wa又はWbに対する挟持力を他端部Wb又はWaに対する挟持力と異ならせる場合、例えば、端部Wa側の挟持力を端部Wb側の挟持力より高くする場合は、モータ78を駆動して支持軸77を介して第2アーム部材79を図3の時計回りに所定角度回転させる。
これにより、ローラクランプ機構71Aの可動ローラ軸73に作用するトルクは、ローラクランプ機構71Bの可動ローラ軸73に作用するトルクよりも大きくなり、ローラクランプ機構71Aの挟持ローラ21b(可動ローラ)が挟持ローラ21a(固定ローラ)に押し付けられる力は、ローラクランプ機構71Bの挟持ローラ21b(可動ローラ)が挟持ローラ21a(固定ローラ)に押し付けられる力よりも大きくなる。よって、2組の一対の挟持ローラ21a,21bによる電極箔Wの幅方向の両端部Wa,Wbに対する挟持力は、異なる値となる。
図1に戻って、制御装置6は、ウエブ搬送制御部61、混練制御部62、塗工制御部63、乾燥制御部64、挟持力制御部65及び記憶部66等とを備える。
ウエブ搬送制御部61は、ロール状に巻回された電極箔Wを引き出し搬送するため、巻取装置の駆動を制御する。混練制御部62は、電極材と溶媒とを攪拌羽根33で攪拌し混練するため、モータ32の駆動を制御する。塗工制御部63は、電極箔Wの面に電極材のスラリSを塗工するため、ポンプ41の駆動を制御する。乾燥制御部64は、電極箔Wの面に塗工された電極材のスラリSを乾燥するため、熱風発生装置51の駆動を制御する。挟持力制御部65は、ズレ検出装置22で搬送中の電極箔Wに幅方向のズレを検出したら当該ズレの移動量を修正するため、挟持力変更装置70の駆動を制御する。
記憶部66には、ズレ検出装置22で検出される電極箔Wに幅方向のズレの移動量の修正の有無を判断するための閾値及びこの閾値を越えたときのズレの移動量の修正が可能な一対の挟持ローラ21a,21bの挟持力、電極箔Wの幅方向のズレの移動量と当該移動量の修正が可能な一対の挟持ローラ21a,21bの挟持力との関係を示すテーブル、電極箔Wの搬送速度と電極箔Wの厚さと電極箔Wに対する弾性材料で成る挟持ローラ21bの接触幅と電極箔Wの幅方向のズレの移動量と当該移動量の修正が可能な一対の挟持ローラ21a,21bの挟持力との関係を示すテーブル等のいずれか一つが予め記憶される。さらに、記憶部66には、第2アーム部材79の回転角度とローラクランプ機構71A,71Bのそれぞれの一対の挟持ローラ21a,21bの挟持力との関係を示すテーブルが予め記憶される。
(ウエブ搬送装置におけるズレ修正動作)
次に、ウエブ搬送装置2におけるズレ修正動作について、記憶部66にズレ検出装置22で検出される電極箔Wに幅方向のズレの移動量の修正の有無を判断するための閾値が記憶されている場合を、図6のフローチャートを参照して説明する。
ここで、ロール状に巻回された電極箔Wは、引き出されて塗工装置4及び乾燥装置5を経由して巻取り装置に巻取られているものとする。そして、挟持力制御部65は、電極箔Wの幅方向両端に基準挟持力を作用させ、ウエブ搬送制御部61は、電極箔Wの搬送を開始し、塗工制御部63は、電極箔Wの面に対する電極材のスラリSの塗工を開始し、乾燥制御部64は、電極材のスラリSの乾燥を開始する。
先ず、挟持力制御部65は、電極箔Wの幅方向の両端部Wa,Wbに同一の挟持力を作用させた状態を維持しつつ(図6のステップS1)、ズレ検出装置22で搬送中の電極箔Wの幅方向のズレを検出したか否かを判断する(図6のステップS2)。そして、挟持力制御部65は、ズレ検出装置22で搬送中の電極箔Wの幅方向のズレを検出していないときは、ステップS1に戻って上述の処理を行う。
一方、ステップS2において、挟持力制御部65は、ズレ検出装置22で搬送中の電極箔Wの幅方向のズレを検出したときは、記憶部66から検出したズレの移動量の修正の有無を判断するための閾値を読み出す(図6のステップS3)。そして、挟持力制御部65は、検出したズレの移動量が読み出した閾値を越えているか否かを判断し(図6のステップS4)、検出したズレの移動量が読み出した閾値を越えていないときは、ステップS1に戻って上述の処理を行う。
一方、ステップS4において、挟持力制御部65は、検出したズレの移動量が読み出した閾値を越えたときは、挟持力変更装置70の駆動を制御してズレの移動量を修正する(図6のステップS5)。具体的には、搬送中の電極箔Wが、端部Wa側(図3の左方向)にずれた場合、挟持力制御部65は、記憶部66から閾値を越えたときのズレの移動量の修正が可能なローラクランプ機構71Bの一対の挟持ローラ21a,21bの挟持力を読み出し、この挟持力に対応する第2アーム部材79の回転角度を記憶部66のテーブルを参照して読み出し、モータ78を駆動して支持軸77を介して第2アーム部材79を図3の反時計回りに読み出した回転角度だけ回転させる。
これにより、ローラクランプ機構71Bの可動ローラ軸73に作用するトルクは、ローラクランプ機構71Aの可動ローラ軸73に作用するトルクよりも大きくなり、ローラクランプ機構71Bの挟持ローラ21b(可動ローラ)が挟持ローラ21a(固定ローラ)に押し付けられる力は、ローラクランプ機構71Aの挟持ローラ21b(可動ローラ)が挟持ローラ21a(固定ローラ)に押し付けられる力よりも大きくなる。よって、搬送中の電極箔Wは、閾値を越えた分のズレの移動量分だけ移動するので、電極箔Wの端部Wa側(図3の左方向)のズレを解消できる。
そして、ステップS1に戻って上述の処理を繰り返す。以上のように、挟持力制御部65は、検出したズレの移動量が読み出した閾値を越えたとき、ローラクランプ機構71A,71Bの一方の挟持力が他方の挟持力より大きくなるように変更することで、搬送中の電極箔Wの斜行を防止できる。また、ローラクランプ機構71A,71Bの各挟持力の大小が交互に入れ替わるように変更することで、搬送中の電極箔Wの蛇行を防止できる。
なお、閾値の代わりに、電極箔Wの幅方向のズレの移動量と当該移動量の修正が可能な一対の挟持ローラ21a,21bの挟持力との関係を示すテーブル、又は電極箔Wの搬送速度と電極箔Wの厚さと電極箔Wに対する弾性材料で成る挟持ローラ21bの接触幅と電極箔Wの幅方向のズレの移動量と当該移動量の修正が可能な一対の挟持ローラ21a,21bの挟持力との関係を示すテーブルを記憶部66に記憶した場合も、上述のズレ修正動作と同様の動作で対応可能である。この場合は、電極箔Wの幅方向のズレが発生した直後からズレ修正のフィードバック制御が可能であるので、ズレの移動量を逐次高精度に修正できる。
(効果)
本実施形態のウエブ搬送装置2は、ウエブWの幅方向の中心から離間した位置を挟持可能に、且つウエブWの搬送に連れて回転可能に配置される少なくとも1組の一対の挟持ローラ21a,21bと、ウエブWの幅方向のズレを検出するズレ検出装置22と、ズレ検出装置22でウエブWの幅方向のズレを検出した際に、挟持ローラ21a,21bの挟持力を変更する挟持力変更装置70と、を備える。そして、一対の挟持ローラ21a,21bの少なくとも一方が、弾性材料で形成される。
一対の挟持ローラ21a,21bは、ウエブWの幅方向の中心から離間した位置、すなわちウエブWにおける塗工部分を回避する位置に配置可能である。そして、一対の挟持ローラ21a,21bによる変更された挟持力は、搬送されるウエブWの幅方向の中心から離間した位置において作用するので、当該離間した位置に対し両側のウエブ部分の各搬送速度は異なることになり、ウエブWを幅方向に移動させてウエブの幅方向のズレを修正できる。このとき、一対の挟持ローラ21a,21bの少なくとも一方が、弾性変形し易いので、一対の挟持ローラ21a,21bによる挟持力は、容易に変更可能である。よって、ウエブ搬送装置2では、両面塗工又は片面塗工されたウエブWの蛇行や斜行の修正が可能となる。
また、挟持力変更装置70は、ズレ検出装置22で検出されるウエブWの幅方向のズレの移動量が予め設定されている閾値を越えたとき、挟持ローラ21a,21bの挟持力をズレの移動量の修正が可能な挟持力に変更するので、ウエブWの幅方向のズレの移動量の修正に迅速に対応できる。
また、挟持力変更装置70は、ウエブWの幅方向のズレの移動量と、当該移動量の修正が可能な挟持ローラ21a,21bの挟持力との関係を示すテーブルを予め記憶しておく。そして、ズレ検出装置22でウエブWの幅方向のズレの移動量が検出されたとき、テーブルを参照して対応する挟持力に挟持ローラ21a,21bの挟持力を変更するので、ウエブWの幅方向のズレの移動量を逐次高精度に修正できる。
また、ウエブ搬送装置2は、少なくとも2組の一対の挟持ローラ21a,21bを備え、2組の一対の挟持ローラ21a,21bは、ウエブWの幅方向の両端部Wa,Wbをそれぞれ挟持可能に、且つウエブWの搬送に連れてそれぞれ回転可能に配置される。そして、挟持力変更装置70は、ズレ検出装置22でウエブWの幅方向のズレを検出したら、ウエブWの幅方向の一端部を挟持する挟持ローラ21a,21bの挟持力と、ウエブWの幅方向の他端部を挟持する挟持ローラ21a,21bの挟持力とを異なる挟持力に変更する。挟持力変更装置70は、ウエブWの幅方向の両端部Wa,Wbに配置される一対の挟持ローラ21a,21bの各挟持力の大小が交互に入れ替わるように変更することで、搬送中のウエブWの斜行のみならず蛇行も防止できる。
また、挟持力変更装置70は、一対の挟持ローラ21a,21bの一方21aを固定ローラとして回転可能に支持する本体72と、本体72に自転可能に支持される支持軸部73a、及び支持軸部73aの自転軸線Laに対し偏心した公転軸線Lbを有する可動ローラ支持軸部73bを有し、弾性材料で成る一対の挟持ローラ21a,21bの他方21bを可動ローラとして回転可能に支持する可動ローラ軸73と、一端が可動ローラ軸73に係合し、他端に第1のばね取付部81を有する第1アーム部材74と、一端が第1のばね取付部81に取り付けられ、可動ローラ21bが固定ローラ21aに近付く方向に引っ張り力を作用させる引張ばね75と、を備え、支持軸部73aを自転させて可動ローラ支持軸部73bを公転させることで、固定ローラ21aと可動ローラ21bとの相対位置を調整しウエブWを挟持する。挟持力変更装置70は、構造が簡易となるので、小型化が可能となる。
また、挟持力変更装置70は、2つの本体72を対向して配置するベース76と、ベース76に回転可能に支持される支持軸77と、ベース76に設けられ、支持軸77を回転するモータ78と、引張ばね75の他端を取り付ける第2のばね取付部82を両端に有し、2つの第2のばね取付部82から等距離となる位置で支持軸77により回転可能に支持される第2アーム部材79と、を備え、モータ78を駆動して支持軸77を介して第2アーム部材79を回転させることで挟持力の変更を行う。これにより、ウエブWの蛇行を確実に防止できる。
また、挟持力変更装置70は、ウエブWの搬送速度と、ウエブWの厚さと、ウエブWに対する弾性材料で成る挟持ローラ21bの接触幅と、ウエブWの幅方向のズレの移動量と、当該移動量の修正が可能な挟持ローラ21a,21bの挟持力との関係を示すテーブルを予め記憶しておき、ズレ検出装置22でウエブWの幅方向のズレの移動量が検出されたとき、テーブルを参照して対応する挟持力に挟持ローラの挟持力を変更する。これにより、ウエブWや挟持ローラ21bの種類に応じてウエブWの幅方向のズレの移動量をきめ細かく修正できる。
なお、上述の実施形態では、電極箔Wの幅方向の両端部Wa,Wbに位置する挟持ローラ21a,21bの回転軸は、電極箔Wの搬送方向に対し直角の位置から所定角度旋回させて配置したが、電極箔Wの搬送方向に対し直角の状態で配置してもよい。これにより、搬送される電極箔Wの幅方向の両端部Wa,Wbには、それぞれ幅方向外側に働く挟持ローラ21a,21bの回転軸の旋回角度分の分力が作用しなくなるので、電極箔Wの幅方向のズレの修正能力は多少落ちるが、異なる挟持力が作用して両端部Wa,Wbの各搬送速度が異なることになるので、電極箔Wを幅方向に移動させて電極箔Wの幅方向のズレを修正できる。
また、挟持力変更装置70は、電極箔Wの両端部Wa,Wbをそれぞれ挟持する一対のローラクランプ機構71A,71Bを備える構成としたが、電極箔Wの一方の端部Wa又はWbを挟持する1つのローラクランプ機構71A又は71Bを備える構成としてもよい。これにより、電極箔Wの斜行を防止できる。また、挟持力変更装置70は、搬送される電極箔Wの1箇所に設置する構成としたが、搬送される電極箔Wの複数箇所に設置する構成としてもよい。
また、第2アーム部材79を旋回させることで、引張ばね75の張力を調整して一対の挟持ローラ21a,21bの挟持力を変更する構成としたが、引張ばね75をリニアスライダで引っ張ることで一対の挟持ローラ21a,21bの挟持力を変更する構成、エアシリンダにより挟持ローラ21b(可動ローラ)を押して挟持ローラ21a(固定ローラ)との挟持力を変更する構成、挟持ローラ21b(可動ローラ)にてこを接続し、てこに沿って錘を移動させることで挟持ローラ21a(固定ローラ)との挟持力を変更する構成としてもよい。
また、可動ローラ軸73に作用するトルクは、支持軸部73aの自転軸線Laと第1のばね取付部81との間の距離dを変更して調整する構成としたが、上記距離dは一定とし、支持軸77の位置を上下方向に変更する機構を付加することで、引張ばね75の張力を調整して可動ローラ軸73に作用するトルクを調整する構成としてもよい。
また、一対の挟持ローラ21a,21bは、塗工装置4に対し搬送下流側の位置に配置したが、塗工装置4に対し搬送上流側の位置に配置してもよい。また、ズレ検出装置22は、一対の挟持ローラ21a,21bに対し搬送上流側であれば任意の位置に配置してもよい。
また、ウエブ搬送装置2は、電極箔Wの一面に電極材のスラリSを塗工する設備に適用する場合を説明したが、電極箔Wの両面に電極材のスラリSを塗工する設備にも適用可能である。また、ウエブ搬送装置2は、電極製造設備に適用する場合について説明したが、ウエブを搬送する必要がある設備に対して同様に適用可能である。
2:ウエブ搬送装置、 6:制御装置、 21a,21b:挟持ローラ、 22:ズレ検出装置、 65:挟持力制御部、 70:挟持力変更装置、 71:ローラクランプ機構対、 71A,71B:ローラクランプ機構、 72:本体、 73:可動ローラ軸、 73a:支持軸部、 73b:可動ローラ支持軸部、 74:第1アーム部材、 75:引張ばね、 76:ベース、 77:支持軸、 78:モータ、 79:第2アーム部材、 W:ウエブ、 S:電極材のスラリ、 Wa:ウエブWの一端部、 Wb:ウエブWの他端部

Claims (6)

  1. ウエブの幅方向の中心から離間した位置を挟持可能に、且つ前記ウエブの搬送に連れて回転可能に配置される少なくとも1組の一対の挟持ローラと、
    前記ウエブの幅方向のズレを検出するズレ検出装置と、
    前記ズレ検出装置で前記ウエブの幅方向のズレを検出した際に、前記挟持ローラの挟持力を変更する挟持力変更装置と、を備え、
    前記一対の挟持ローラの少なくとも一方が、弾性材料で形成され
    前記挟持力変更装置は、
    前記一対の挟持ローラの一方を固定ローラとして回転可能に支持する本体と、
    前記本体に自転可能に支持される支持軸部、及び前記支持軸部の自転軸線に対し偏心した公転軸線を有する可動ローラ支持軸部を有し、前記弾性材料で成る前記一対の挟持ローラの他方を可動ローラとして回転可能に支持する可動ローラ軸と、
    一端が前記可動ローラ軸に係合し、他端に第1のばね取付部を有する第1アーム部材と、
    一端が前記第1のばね取付部に取り付けられ、前記可動ローラが前記固定ローラに近付く方向に引っ張り力を作用させる引張ばねと、
    を備え、
    前記支持軸部を自転させて前記可動ローラ支持軸部を公転させることで、前記固定ローラと前記可動ローラとの相対位置を調整し前記ウエブを挟持する、ウエブ搬送装置。
  2. 前記挟持力変更装置は、前記ズレ検出装置で検出される前記ウエブの幅方向のズレの移動量が予め設定されている閾値を越えたとき、前記挟持ローラの挟持力を前記ズレの移動量の修正が可能な挟持力に変更する、請求項1に記載のウエブ搬送装置。
  3. 前記挟持力変更装置は、前記ウエブの幅方向のズレの移動量と、当該移動量の修正が可能な前記挟持ローラの挟持力との関係を示すテーブルを予め記憶しておき、前記ズレ検出装置で前記ウエブの幅方向のズレの移動量が検出されたとき、前記テーブルを参照して対応する挟持力に前記挟持ローラの挟持力を変更する、請求項1又は2に記載のウエブ搬送装置。
  4. 前記ウエブ搬送装置は、少なくとも2組の一対の挟持ローラを備え、
    前記2組の一対の挟持ローラは、前記ウエブの幅方向の両端部をそれぞれ挟持可能に、且つ前記ウエブの搬送に連れてそれぞれ回転可能に配置され、
    前記挟持力変更装置は、前記ズレ検出装置で前記ウエブの幅方向のズレを検出したら、前記ウエブの幅方向の一端部を挟持する挟持ローラの挟持力と、前記ウエブの幅方向の他端部を挟持する挟持ローラの挟持力とを異なる挟持力に変更する、請求項1−3の何れか一項に記載のウエブ搬送装置。
  5. 前記挟持力変更装置は、
    2つの前記本体を対向して配置するベースと、
    前記ベースに回転可能に支持される支持軸と、
    前記ベースに設けられ、前記支持軸を回転するモータと、
    前記引張ばねの他端を取り付ける第2のばね取付部を両端に有し、2つの前記第2のばね取付部から等距離となる位置で前記支持軸により回転可能に支持される第2アーム部材と、
    を備え、
    前記モータを駆動して前記支持軸を介して前記第2アーム部材を回転させることで前記挟持力の変更を行う、請求項1−4の何れか一項に記載のウエブ搬送装置。
  6. 前記挟持力変更装置は、前記ウエブの搬送速度と、前記ウエブの厚さと、前記ウエブに対する前記弾性材料で成る挟持ローラの接触幅と、前記ウエブの幅方向のズレの移動量と、当該移動量の修正が可能な前記挟持ローラの挟持力との関係を示すテーブルを予め記憶しておき、前記ズレ検出装置で前記ウエブの幅方向のズレの移動量が検出されたとき、前記テーブルを参照して対応する挟持力に前記挟持ローラの挟持力を変更する、請求項1−の何れか一項に記載のウエブ搬送装置。
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