JP6519953B2 - 車載装置 - Google Patents

車載装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6519953B2
JP6519953B2 JP2015176641A JP2015176641A JP6519953B2 JP 6519953 B2 JP6519953 B2 JP 6519953B2 JP 2015176641 A JP2015176641 A JP 2015176641A JP 2015176641 A JP2015176641 A JP 2015176641A JP 6519953 B2 JP6519953 B2 JP 6519953B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
vehicle
odor
malodor
time
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2015176641A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017052339A (ja
Inventor
俊祐 三浦
俊祐 三浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2015176641A priority Critical patent/JP6519953B2/ja
Publication of JP2017052339A publication Critical patent/JP2017052339A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6519953B2 publication Critical patent/JP6519953B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Description

本発明は、車両に搭載される車載装置に関し、詳しくは、車内への悪臭の取込みを抑制する車載装置に関する。
従来、車内への悪臭の取込みを抑制する車載装置の提案がある(例えば特許文献1)。例えば特許文献1には、ユーザによる入力情報や内外気操作スイッチの操作情報に基づいて汚染源(悪臭)の位置や発生時間帯を含む汚染源情報(悪臭存在情報)を設定し、その汚染源情報に基づいて、空調装置における吸気を外気から内気に切り替えることが記載されている。さらに、特許文献1には、各車両が設定した汚染源情報を、ネットワークに接続されたサーバに蓄積することで、複数のユーザの間で共有することが記載されている。
特開2009−292247号公報
しかしながら、特許文献1のようにサーバを用いる構成では、サーバの維持コストが発生し、これらを各ユーザに対して初期投資/月額料金などの形で課すことになり、普及の妨げになることが考えられる。さらに、サーバ集中型のネットワーク構造であるため、規模を大きくすることが非常に難しい。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、外部にサーバを設置しなくても複数のユーザ間で悪臭存在情報を共有でき、悪臭存在情報を共有することで悪臭の車内への取込みを効果的に抑制でき、また、サーバを設置しない分、ユーザへのコスト面の負担を低減できる車載装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明の車載装置(3)は、
車両(2)に搭載され、
周囲の車両との間で直接に無線通信する車車間通信手段であり、周囲の車両から送信された、悪臭が存在することを示した悪臭存在情報を受信するとともに、自車両が保有する前記悪臭存在情報を周囲の車両に送信する車車間通信手段(10、4、S1〜S4、S14〜16、S21〜S24)と、
前記悪臭存在情報に基づいて、車内への悪臭の取り込みを抑制する処理を実行する取込抑制手段(4、S41、7)と、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、車車間通信手段により悪臭存在情報を周囲の車両間で送受信するので、外部にサーバを設置しなくても複数のユーザ間で悪臭存在情報を共有できる。また、取込抑制手段は、複数のユーザ間で共有した悪臭存在情報に基づいて、車内への悪臭の取り込みを抑制する処理を実行するので、悪臭の車内への取込みを効果的に抑制できる。さらに、サーバを設置しない分、ユーザへのコスト面の負担を低減できる。なお、本発明における悪臭には、排気ガスやPM2.5を含んだ空気など、臭いの強さとしては小さいが空気の質が悪いことも含まれる。
車載装置を搭載した周囲の車両間で無線通信をしている様子を示すとともに、車載装置の構成を示した図である。 周囲の車両に臭い情報を送信する時の処理の第1例を示したフローチャートである。 周囲の車両に臭い情報を送信する時の処理の第2例を示したフローチャートである。 周囲の車両から送信された臭い情報を受信する時の処理を示したフローチャートである。 車内への臭いの取込みを抑制する制御実行時の処理を示したフローチャートの前半部分の図である。 図5に続くフローチャートである。 進行方向と逆方向の定義を説明する図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は周囲の車両2間で無線通信をしている様子を示している。図1のネットワークを構成する各車両2には車載装置3が搭載されている。先ず車載装置3の構成を説明する。車載装置3は、臭い情報DB(データベース)5、位置検出センサ6、内外気切替ドア7、臭いセンサ8、時計9、通信機器10、ナビゲーションシステム11及びこれらと接続したエアコンECU4を備えている。
臭い情報DB5は、本発明の記憶手段に相当し、周囲の車両から送られてきた、又は自車両が自力で取得した、悪臭が存在することを示した臭い情報(本発明の悪臭存在情報に相当)を蓄積するデータベースである。臭い情報には、少なくとも臭いの存在位置を示した位置情報(本発明の悪臭位置情報に相当)が含まれる。また、臭い情報には、臭い情報を取得した時刻情報も含まれる。なお、時刻情報は含まれていなくても良い。各臭い情報には、異なる内容の臭い情報と容易に区別するために、識別用IDが付与されている。識別用IDは、臭いの位置情報と時刻情報とにより一意に決まる値に設定されている。つまり、位置情報と時刻情報の両方が一致する複数の臭い情報があった場合には、それら複数の臭い情報の識別用IDは互いに同じ値が設定される。反対に、位置情報が同じであったとしても、時刻情報が異なれば、異なる識別用IDが付与され、時刻情報が同じであったとしても、位置情報が異なれば、異なる識別用IDが付与される。なお、臭い情報に時刻情報が含まない構成の場合には、識別用IDは位置情報から一意に決まる値に設定される。
位置検出センサ6は自車両の現在位置の情報を検出するセンサである。位置検出センサ6は、例えば、GPS衛星からの信号を受信する受信機とすることができる。また、位置検出センサ6は、上記受信機に加え又は代えて、自車両の移動距離を検出する距離センサ(例えば車速センサ)及び自車両の進行方向を検出するセンサ(地磁気センサや、ジャイロスコープなど)で構成されたとしても良い。
内外気切替ドア7は、自車両に搭載された空調装置のモードの1つである吸気モードを、外気モードと内気モードとの間で切り替えるドアである。その内外気切替ドア7は、空調装置のダクト内において、下流側のダクトに対して外気吸入口を開放する位置と、閉鎖する位置との間で切替可能に配置される。内外気切替ドア7が外気吸入口を開放する位置にあるときには外気モードとなり、外気吸入口を閉鎖する位置にあるときには内気モードとなる。ここで、外気モードは、車外からの空気(外気)を車内に取り込んで、その外気により空調を行うモードである。内気モードは、外気の車内への取込みを遮断して車内の空気(内気)を循環させる形で空調を行うモードである。なお、内外気切替ドア7は、モータを含み、そのモータの作動により位置が切り替えられる。
臭いセンサ8は、自車両の現在位置に存在する悪臭を検出するセンサである。その臭いセンサ8は、例えばアンモニア臭の強さを検出するアンモニアセンサであったり、排ガスレベルを検出する排ガスセンサであったりする。臭いセンサ8として、異なる種類の臭いを検出する複数のセンサが備えられたとしても良い。
時計9は現在時刻を計測する装置である。
通信機器10は、自車両の周囲を走行している他車両との間で直接に(サーバ等の装置を介さないで)無線通信する装置である。通信機器10の通信範囲は例えば数十mに設定されている。
ナビゲーションシステム11は、自車両の現在位置を検出する位置検出センサ、地図データ、表示装置、ユーザによる各種操作が行われる操作部及びこれらと接続したECUを備えて、車両の走行を支援する各種処理を行うシステムである。具体的には、ECUは、例えば、位置検出センサで検出された現在位置周辺の地図データを表示装置に表示する。また、ECUは、例えば、操作部の操作により目的地が設定された場合には、地図データを参照して目的地までの最適経路を探索し、探索した最適経路を表示装置に表示したり、進行方向を音声案内したりするなど、車両が最適経路にしたがって走行するよう経路案内を行う。なお、上記位置検出センサ6は、ナビゲーションシステム11の位置検出センサとすることができる。
エアコンECU4は、CPU、ROM、RAM等から構成され、CPUがROMに記憶された制御プラグラムに従った処理を実行することで車両に搭載された空調装置の各構成を制御する。具体的には、エアコンECU4は、例えば、空調空気の風量を調整するブロアファンを制御したり、ブロアファンより下流に配置され空気を冷却して冷気を生成するエバポレータのオンオフを切り替えたり、エバポレータとヒータコアの間に配置されエバポレータで冷却された冷気とヒータコアで加熱された暖気との混合比率を決めるエアミックスダンパの位置を制御したり、内外気切替ドア7の位置を制御したりする。
なお、空調装置には、車内温度を検出する内気温センサ、車外温度を検出する外気温センサ、エバポレータを通過した直後の空気の温度を検出するエバポレータ後センサ、日射量を検出する日射センサ、車内湿度を検出する湿度センサ等から構成された空調用センサ群が備えられる。また、空調装置には、空調条件(設定温度、風量、風向、モード等)を設定する操作部が備えられる。そして、エアコンECU4は、操作部から入力された空調条件を満足するように、空調用センサ群から入力されたセンサ信号を考慮しつつ、空調部の作動を制御(例えばエアミックスダンパの開度の調整、ブロアファンの回転数の調整)している。
さらに、エアコンECU4は、車内への悪臭の取込みを抑制する処理を実行する。この処理の詳細は後述する。
なお、各車両は、図1に示す車載装置3の全ての構成を備えている必要はなく、具体的には、臭いセンサ8(自力で臭い情報を取得する手段)及びナビゲーションシステム11は備えられていなくても良い。
次に、車載装置3の作用として、エアコンECU4が実行する、車内への悪臭の取込みを抑制する処理の詳細を説明する。エアコンECU4は図2〜図6に示す処理を実行する。エアコンECU4のROMに格納されたプログラムが実行されることで、図2〜図6の処理が実行される。また、図2〜図6の処理は、一つずつ順番に、又は並列的に同時に実行される。また、図2〜図6の処理は所定周期で繰り返し実行される。
先ず、図2、図3を参照して、周囲の車両に臭い情報を送信する時の処理を説明する。図2の処理から説明する。図2の処理を開始すると、エアコンECU4は、通信機器10を用いて、定期的(所定時間毎)に、周囲の車両に対して接続を要求する信号を送信する(S1)。S1で送信された信号を他車両の通信機器10が受信した場合には、その通信機器10は送信元の車両に対して返信することで、両車両間にネットワークが確立(接続)される。なお、ネットワークが確立された両車両間で互いに車両を識別できる情報(以下車両識別情報という)を送信しあうことで、各車両は、どの車両との間でネットワークが確立されたのかを識別できるものとする。
次に、通信機器10に問い合わせることで、周囲の車両との間にネットワークが確立されたか否かを判断する(S2)。ネットワークが確立されていない場合には(S2:No)、図2の処理を終了する。この場合には、周囲に、車載装置3を搭載した車両が存在しないことになる。
周囲の車両との間にネットワークが確立された場合には(S2:Yes)、その車両が、過去にさかのぼって一定時間内に通信を実施していない車両であるか否かを判断する(S3)。エアコンECU4は、例えば、周囲の車両との間でネットワークを確立した場合には、その車両の車両識別情報を一定時間の間、自身のRAMに保持しておく。そして、エアコンECU4は、現在接続している車両の車両識別情報がRAMに記憶されていない場合には、一定時間内に通信を実施していない車両と接続したと判断し、車両識別情報がRAMに記憶されている場合には一定時間内に通信を実施した車両と再度接続したと判断する。
一定時間内に通信を実施した車両と再度接続した場合には(S3:No)、図2の処理を終了する。この場合には、臭い情報DB5に蓄積された臭い情報の送信を行わない。
一方、一定時間内に通信を実施していない車両と接続した場合には(S3:Yes)、通信機器10を用いて、臭い情報DB5に蓄積された臭い情報をその車両に送信する(S4)。この際、自車両の現在位置から近い位置情報を含んだ臭い情報から順に送信する。具体的には、後述の図5のS34の処理により、臭い情報DB5の蓄積情報は、自車両の現在位置と、臭い情報に含まれる位置情報との距離が近い順にソート(整列)が行われている。S4では、そのソート順にしたがって臭い情報を送信する。また、S4では、通信が確立している間は継続して臭い情報を送信する。S4の後、図2の処理を終了する。なお、通信機器10及び図2の処理を実行するエアコンECU4が本発明の車車間通信手段に相当する。
次に、図3の処理を説明する。この図3の処理は、車両に臭いセンサ8が備えられている場合に実行される処理である。図3の処理を開始すると、先ず、臭いセンサ8が閾値を超える強さの臭いを検出したか否かを判断する(S11)。検出しない場合には(S11:No)、図3の処理を終了する。
一方、閾値を超える強さの臭いを検出した場合には(S11:Yes)、位置検出センサ6が検出する現在位置の情報及び時計9が計測する現在時刻の情報をそれぞれ取得し、取得した現在位置の情報を臭いが存在する座標(位置情報)とし、現在時刻を、臭い情報を取得した時刻とする(S12)。さらに、臭いの座標と時刻とから一意に決まる識別用IDを算出する(S12)。
次に、S12で求めた識別用ID、臭いの座標及び時刻情報を含んだ臭い情報を、臭い情報DB5に登録する(S13)。このとき、臭い情報に、S11で検出した臭いの強さの情報も含めても良い。
次に、通信機器10を用いて、定期的(所定時間毎)に、周囲の車両に対して接続を要求する信号を送信し(S14)、その要求信号に対する返信の有無に基づき周囲の車両と接続が可能か否かを判断する(S15)。接続不能の場合には(S15:No)、周囲に車載装置3を搭載した車両が存在しないとして、図3の処理を終了する。
一方、接続が可能な場合には(S15:Yes)、周囲の車両との間で通信機器10による接続を確立し、接続した車両に向けて、S13で新たに登録した臭い情報、すなわちS11で新たに検出した臭い情報を送信する(S16)。このとき、新しい臭い情報のみを送信しても良いし、新しい臭い情報に後続して前から臭い情報DB5に登録してある臭い情報を送信しても良い。なお、図2の処理では、一定時間内に通信を実施していない車両のみに臭い情報を送信していたが、S16では、一定時間内に通信を実施した車両に対しても臭い情報を送信する。S16の後、図3の処理を終了する。
なお、通信機器10及び図3のS14〜S16の処理を実行するエアコンECU4が本発明の車車間通信手段に相当する。また、臭いセンサ8及び図3のS11〜S13の処理を実行するエアコンECU4が本発明の情報取得手段に相当する。
次に、図4を参照して、図2、図3の処理で周囲の車両から送信される臭い情報を受信する時の処理を説明する。図4の処理を開始すると、先ず、通信機器10に問い合わることにより、周囲の車両から接続要求があるか否かを判断する(S21)。接続要求が無い場合には(S21:No)、接続要求があるまで待機する。接続要求がある場合には(S21:Yes)、自車両の通信機器10に、接続要求があった車両の通信機器10との間で、無線アドホックネットワークを構築させる(S22)。
次に、無線アドホックネットワークを構築した他車両から送信された臭い情報(図2のS4及び図3のS16で送信された臭い情報)を、通信機器10に受信させる(S23)。ここでは、複数の臭い情報を受信する場合(図4のS4で送信された臭い情報を受信する場合)もあるし、一つの臭い情報を受信する場合(図3のS16で送信された臭い情報を受信する場合)もある。臭い情報の受信を終了した後、通信機器10に、他車両との間で確立したネットワークを切断させる(S24)。なお、このS24の処理を省略しても良く、この場合には、周囲の車両との距離が離れることにより自然にネットワークが切断されるまでは、ネットワークの構築を継続させる。なお、通信機器10及びS21〜S24の処理を実行するエアコンECU4が本発明の車車間通信手段に相当する。
次に、S23で受信した臭い情報に含まれた識別用IDが、既に臭い情報DB5に存在するか否かを判断する(S25)。存在する場合には(S25:Yes)、受信した臭い情報を臭い情報DB5に追加せずに、図4の処理を終了する。これによって、同一内容の臭い情報が臭い情報DB5に登録されてしまうのを回避でき、臭い情報DB5の空き容量が必要以上に減ってしまうのを回避できる。
一方、受信した臭い情報の識別用IDが臭い情報DB5に存在しない場合には(S25:No)、次に、臭い情報DB5に空きがあるか否かを判断する(S26)。具体的には、臭い情報DB5の空き容量が、S23で受信した臭い情報の情報量よりも大きいか小さいかを判断する。空き容量が受信情報量よりも大きい場合には(S26:Yes)、臭い情報DB5に空きがあるとして、臭い情報DB5に、S23で受信した臭い情報を追加する(S27)。その後、図4の処理を終了する。
空き容量が受信情報量より小さい場合には(S26:No)、臭い情報DB5に空きが無いとして、臭い情報DB5に蓄積された情報のうち、自車両の現在位置から遠い位置情報を含んだ臭い情報に上書きする形で、S23で受信した臭い情報を追加する(S28)。具体的には、上述したように、後述の図5のS34の処理により、臭い情報DB5の蓄積情報は、自車両の現在位置と、臭い情報に含まれる位置情報との距離が近い順にソートが行われている。S28では、受信した臭い情報を、臭い情報DB5の最後尾に配列された臭い情報(自車両の現在位置から最も遠い位置情報を含んだ臭い情報)に上書きする。なお、受信した情報が複数ある場合には、臭い情報DB5の最後尾からの複数情報に上書きする形で受信情報を追加する。これによって、新しい臭い情報を臭い情報DB5に追加できるとともに、臭い情報DB5に容量の増加を抑えることができる。なお、S28で臭い情報DB5に追加した臭い情報は、後述の図5のS34で、自車両からの距離に応じた位置に整列される。S28の後、図4の処理を終了する。
なお、S25の処理を実行するエアコンECU4が本発明の記憶判定手段に相当する。S26の処理を実行するエアコンECU4が本発明の容量判定手段に相当する。S27の処理を実行するエアコンECU4が本発明の記憶制御手段に相当する。S28の処理を実行するエアコンECU4が本発明の上書制御手段に相当する。
次に、図5、図6を参照して、臭い情報DB5に蓄積された臭い情報に基づいて、車内への臭いの取込みを抑制する制御実行時の処理を説明する。図5の処理を開始すると、先ず、位置検出センサ6が検出する現在位置の情報を取得する(S31)。S31の処理を実行するエアコンECU4及び位置検出センサ6が本発明の位置取得手段に相当する。
次に、今回取得した現在位置の情報を自身のRAMに保存する(S32)。また、RAMに記憶された前回の現在位置の情報(前回の図5の処理実行時にS32でRAMに記憶した情報)と、今回の現在位置の情報との比較から、自車両の概算進行方向を求める(S32)。具体的には、前回位置から今回位置へのベクトル方向を求めて、そのベクトル方向を自車両の進行方向とする。ここでは、自車両の位置の履歴に基づいて進行方向を求めているが、方位センサを設けて、その方位センサの検出値に基づいて進行方向を求めても良い。なお、S31、S32の処理を実行するエアコンECU4及び位置検出センサ6が本発明の方向取得手段に相当する。
次に、臭い情報DB5に臭い情報が存在するか(蓄積されているか)否かを判断する(S33)。存在しない場合には(S33:No)、図5の処理を終了する。存在する場合には(S33:Yes)、臭い情報DB5の蓄積情報を、自車両からの距離が近い順にソートする(S34)。すなわち、臭い情報DB5に蓄積された各臭い情報のそれぞれに対して、臭い情報に含まれた位置情報と、S31で取得した現在位置の情報との距離を求める。そして、求めた距離が小さい順に並ぶように各臭い情報を整列させる。
次に、ソート後の各臭い情報のうち自車両の現在位置や進行方向を基準として必要度の低い臭い情報を、臭い情報DB5から破棄する(S35)。具体的には、例えば、ソート後の各臭い情報のうち自車両の現在位置から所定距離以上離れた位置情報を有する臭い情報を必要度の低い臭い情報と判定し、破棄する。また、例えば、現在位置を基準として、S32で求めた進行方向と逆方向に位置する臭い情報を必要度の低い臭い情報と判定し、破棄しても良い。このとき、例えば、図7に示すように、進行方向の180°反対方向を中心とした所定角度θ(θは0°以上180°以下の角度)の範囲100(ハッチングの範囲)を、進行方向と逆方向と定義する。また、自車両から所定距離以上の位置にある臭い情報であっても、自車両の進行方向側に位置する臭い情報は破棄せずに残しても良いし、自車両から所定距離未満の位置にある臭い情報であっても、自車両の進行方向と逆方向に位置する臭い情報は破棄しても良い。さらに、進行方向と逆方向に位置する臭い情報であっても自車両に近い臭い情報(自車両から所定距離未満の臭い情報)は残しても良い。なお、S35の処理を実行するエアコンECU4が本発明の低必要度判定手段及び情報破棄手段に相当する。
次に、ナビゲーションシステム11が経路案内を行っている場合にはその経路案内している経路情報又はS32で求めた進行方向の情報に基づいて、自車両がこれから走行しようとする位置(予測移動位置)を予測する(S36)。具体的には、例えばナビゲーションシステム11の経路情報を用いる場合には、現在位置よりも進行側の案内経路に沿った位置のうち、現在位置から所定距離(例えば、数十m〜数km)離れた位置(座標)を予測移動位置として求める。また、例えばS32で求めた進行方向の情報を用いる場合には、現在位置から自車両の進行方向に所定距離離れた位置(座標)を予測移動位置としても求める。また、ナビゲーションシステム11が経路案内を行っていない場合には、ナビゲーションシステム11の地図データから自車両が現在走行している道路を抽出し、その道路に沿った位置のうち、現在位置からS32で求めた進行方向側に所定距離離れた位置を予測移動位置として求めても良い。
なお、上記所定距離は固定値としても良いし、車速に応じて変化させても良い。具体的には、車速を検出する車速センサを設けて、その車速センサが検出する自車両の現在の車速に基づいて、所定時間(例えば数分)後の現在位置からの移動距離を求める。求めた移動距離を上記所定距離としても良い。この場合には、所定時間後の自車両の位置を予測することを意味する。
また、上記の説明では、現在位置から所定距離離れた一点を予測移動位置として求めるとしたが、現在位置から所定距離離れた位置までの各位置を予測移動位置として求めても良い。
次に、図7の処理に移行し、S36で求めた予測移動位置を中心とし、その中心からの距離が所定値以内となる位置情報を有する臭い情報(本発明の付近悪臭情報に相当)を、臭い情報DB5から探索する(S37)。具体的には、例えば臭い情報DB5の先頭に配列された臭い情報から順に、臭い情報に含まれた位置情報と自車両の現在位置の情報との距離を算出し、その距離が所定値以内か否かを判断する。このように、臭い情報DB5の蓄積情報は自車両から近い順にソートがされているので、S37の探索をしやすくできる。
次に、S37で探索対象とする臭い情報が存在したか否かを判定、つまり予測移動位置付近(予測移動位置からの距離が所定値以内の範囲)に臭い情報が存在するか否かを判断する(S38)。存在しない場合には(S38:No)、内外気切替ドア7を外気モードとなる位置に切り替える(S42)。つまり、内気モードとなっていた場合には内気モードから外気モードに切り替え、もともと外気モードになっていた場合には外気モードを維持する。これによって、車内に新鮮な外気を導入できる。なお、S42の処理を省略しても良い。この場合には、内外気切替ドア7は現状の状態を維持する。S42の後、図6の処理を終了する。
一方、S38において予測移動位置付近に臭い情報が存在する場合には(S38:Yes)、臭い情報に時刻情報が含まれているか否かを判断する(S39)。なお、臭い情報に時刻情報を含ませることを必須とする場合には、このS39の処理を省略しても良い。また、本実施形態では、一部の臭い情報には時刻情報が含まれ、別の一部の臭い情報には時刻情報が含まれないということは想定しておらず、全ての臭い情報に時刻情報が含まれるか、全ての臭い情報に時刻情報が含まれていないことを想定している。
臭い情報に時刻情報が含まれていない場合、つまり臭い情報に時刻情報を含まない構成を採用した場合には(S39:No)、内外気切替ドア7を内気モードとなる位置に切り替える(S41)。つまり、外気モードとなっていた場合には外気モードから内気モードに切り替え、もともと内気モードになっていた場合には内気モードを維持する。これによって、臭いが存在する位置付近に自車両が到達する前に予め内気モードにすることができ、自車両が臭いが存在する位置付近に到達した際に臭いが車内に取り込まれてしまうのを効果的に抑制できる。S41の後、図6の処理を終了する。なお、S41の処理を実行するエアコンECU4及び内外気切替ドア7が本発明の取込抑制手段に相当する。
S39において臭い情報に時刻情報が含まれている場合、つまり臭い情報に時刻情報を含ませる構成を採用した場合には(S39:Yes)、S37で探索された臭い情報のうち、時計9が計測する現在時刻から過去にさかのぼって予め定められた一定時間以内の時刻情報を有する臭い情報が複数(2以上)あるか否かを判断する(S40)。なお、S40では、現在時刻から一定時間以内に検出された臭い情報が、2より大きい所定値以上あるか否かを判断するとしても良い。複数無い場合、つまり現在時刻から一定時間以内に検出(取得)された臭い情報が無い場合、又は一つしかない場合には(S40:No)、図6の処理を終了する。この場合には、S37で探索された臭い情報の取得時刻は古く、現在も臭いが発生しているかの信頼性が低いとして、内気モードへの切り替えは行わない。これによって、現在は臭いが発生していないにもかかわらず、外気モードから内気モードに強制的に切り替わってしまうのを抑制できる。
一方、一定時間以内に検出された臭い情報が複数ある場合には(S40:Yes)、内気モードに切り替える(S41)。このように、一定時間以内に検出された臭い情報が複数ある場合には、探索された臭い情報は、現在も臭いが発生している信頼性の高い情報と判断できるので、内気モードに切り替えることで、臭いが車内に取り込まれてしまうのを効果的に抑制できる。
なお、S36〜S40の処理を実行するエアコンECU4が本発明の判定手段に相当する。また、S36の処理を実行するエアコンECU4が本発明の予測手段に相当する。S37及びS38の処理を実行するエアコンECU4が本発明の存在判定手段に相当する。S39及びS40の処理を実行するエアコンECU4が本発明の時刻判定手段に相当する。
以上説明したように、本実施形態によれば、車車間通信(通信機器10)により周囲の車両から臭い情報を取得するので、外部にサーバを設置しなくても複数のユーザ間で臭い情報を共有できる。複数のユーザ間で臭い情報を共有することで、臭いセンサ8のみから臭い情報を取得する構成に比べて、自車両がこれから走行しようとする位置付近の臭い情報をいち早く取得できる。また、ユーザが入力操作をしなくても臭い情報を取得できるので、ユーザの操作負担及び臭い情報を入力するための装置に伴うコストを低減できる。
また、本実施形態では、自車両がこれから走行しようとする位置を予測して、この予測移動位置付近に臭い情報がある場合には、予測移動位置に到達する前にあらかじめ内気モードに切り替えるので、車内への臭いの取込みを効果的に抑制できる。さらに、予測移動位置付近に臭い情報がある場合でも、この臭い情報の信頼性が低い場合には、内気モードへの切り替えを中止するので、臭いが発生していないにもかかわらず内気モードに強制的に切り替わってしまうのを抑制できる。
また、外部に臭い情報を蓄積するサーバを設置する必要がないので、サーバを設置することに伴うユーザへの初期投資及び月額料金などコスト面の負担を低減できる。また、本実施形態では、サーバを用いた一極集中で全ての情報を管理するシステムではなく、分散型のネットワーク構造を採用しているので、システムのスケーラビリティを向上できる。また、車車間通信により臭い情報を通信することで、サーバから取得する場合に比べて、臭い情報の通信の応答性を向上できる。
また、本実施形態では、臭い情報DB5に空きが無い場合には、自車両から遠い臭い情報に上書きする形で、受信した臭い情報を臭い情報DB5に追加するので、臭い情報DB5の容量を抑えることができる。さらに、本実施形態では、定期的に、自車両の現在位置や進行方向を基準として必要度の低い臭い情報を臭い情報DB5から破棄しているので、自車両に近い臭い情報や、自車両の進行方向側に位置する臭い情報が、容量不足で臭い情報DB5に追加できなくなってしまうのを抑制できる。
また、各臭い情報には、内容に応じた識別用IDが付されるので、受信した臭い情報が既に臭い情報DB5に記憶されているか否かの判断など、各臭い情報の管理をしやすくできる。さらに、臭い情報DB5の蓄積情報は自車両からの距離が近い順に整列されるので、自車両に近い臭い情報を迅速に探索できる。
また、本実施形態では、一定時間内に通信を実施していない車両に対して臭い情報を送信し、一定時間内に通信を実施した車両に対しては新しく臭い情報を検出した以外は臭い情報を送信しないので、同一の車両に同一内容の臭い情報を送信してしまうのを抑制できる。また、周囲の車両に臭い情報を送信する場合には、自車両からの距離が近い臭い情報から順に送信するので、受信側では、自車両に近い臭い情報を確実に取得できる。
また、本実施形態では、一部又は全部の車両は、車車間通信によらないで自力で(自車両の臭いセンサ8により)臭い情報を取得するので、周囲に、車載装置3を搭載した車両が走行していなくても、臭い情報を収集することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されず、特許請求の範囲の記載を逸脱しない限度で種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態では、車内への臭いの取込みを抑制する処理として内気モードに切り替える例を説明したが、臭いがする位置を通過することをドライバーに通知して、内気モードへの切り替えや、窓閉め等を促すようにしても良い。また、車内への臭いの取込みを抑制する処理として、窓が開いている場合には窓を自動で閉めるようにしても良い。
また、上記実施形態では、臭い情報を自力で取得する手段として臭いセンサを用いる例を説明したが、特許文献1のように、地図データに関連付けてユーザが臭い情報(臭いの位置、発生時間帯等)を入力できるようにしても良い。さらに、ユーザが窓を閉める操作を行った時や、外気モードから内気モードへの切り替え操作を行った時の車両位置及び時刻を臭い情報として用いても良い。これによれば、臭いセンサが設けられていなくても、自力で臭い情報を取得できる。
また、図5、図6のS36〜S38では、自車両がこれから走行しようとする位置を予測して、その予測移動位置を基準に臭い情報が存在するか否かを判定していたが、自車両の現在位置を基準に臭い情報が存在するか否かを判断しても良い。
また、送信する臭い情報に、臭いセンサが検出する臭いの強さを含ませ、図6のS41では、臭いの強さが所定値以上の場合に内気モードに切り替え、所定値未満の場合には内気モードへの切り替えを中止するようにしても良い。
また、送信側では自車両の現在位置付近の臭い情報のみを送信し、受信側ではその臭い情報を受信した場合に直ちに内気モードに切り替えても良い。これによれば、受信側では、自車両付近に臭い情報が存在するかの判断をしなくても臭いが車内に取り込まれてしまうのを抑制できる。この場合には、車車間通信する臭い情報に位置情報が含まれていなくても良い。
2 車両、3 車載装置、4 エアコンECU、5 臭い情報DB、6 位置検出センサ、7 内外気切替ドア、8 臭いセンサ、9 時計、10 通信機器、11 ナビゲーションシステム

Claims (13)

  1. 車両(2)に搭載され、
    周囲の車両との間で直接に無線通信する車車間通信手段であり、周囲の車両から送信された、センサが悪臭を検知した位置を示した悪臭位置情報とセンサが悪臭を検知した時刻を示した時刻情報とを含んだ悪臭存在情報を受信するとともに、自車両が保有する前記悪臭存在情報を周囲の車両に送信する車車間通信手段(10、4、S1〜S4、S14〜16、S21〜S24)と、
    前記悪臭存在情報を蓄積する記憶手段(5)と、
    自車両がこれから走行しようとする位置を予測する予測手段(S36)と、
    前記記憶手段に、前記予測手段が予測した位置である予測移動位置と前記悪臭位置情報との距離が所定値以内となる前記悪臭存在情報である付近悪臭情報が存在するか否かを判定する存在判定手段(S37、S38)と、
    現在時刻から所定時間以内となる前記時刻情報を含んだ前記付近悪臭情報が存在するか否かを判定する時刻判定手段(S39、S40)と、
    現在時刻から前記所定時間以内となる前記時刻情報を含んだ前記付近悪臭情報が存在する場合に、車内への悪臭の取り込みを抑制する処理を実行し、現在時刻から前記所定時間以内となる前記時刻情報を含んだ前記付近悪臭情報が存在しない場合には前記処理を実行しない取込抑制手段(4、S41、7)と、
    を備えることを特徴とする車載装置(3)。
  2. 前記車車間通信手段は、周囲の車両に対して接続を要求する信号を送信し、その信号に対する返信を受信したことに基づいて周囲の車両との間で接続を確立する接続手段(S1、S2)を含み、自車両と前記接続手段で接続を確立した車両との間で自己の車両識別情報を相互に送信しあい、
    接続を確立した周囲の車両から送信された前記車両識別情報を一定時間の間記憶する識別情報記憶手段と、
    前記識別情報記憶手段に前記車両識別情報が記憶されているか否かに基づいて、前記車車間通信手段が接続を確立した周囲の車両が、過去にさかのぼって一定時間内に通信を実施していない車両であるか否かを判断する通信有無判断手段(S3)とを備え、
    前記車車間通信手段(S4)は、接続を確立した周囲の車両が、過去にさかのぼって一定時間内に通信を実施していない車両である場合に前記記憶手段に記憶された前記悪臭存在情報を当該周囲の車両に送信し、接続を確立した周囲の車両が、過去にさかのぼって一定時間内に通信を実施した車両である場合には当該周囲の車両への前記悪臭存在情報の送信を行わないことを特徴とする請求項1に記載の車載装置。
  3. 前記時刻判定手段は、現在時刻から前記所定時間以内となる前記時刻情報を含んだ前記付近悪臭情報が複数存在するか否かを判定し、
    前記取込抑制手段は、現在時刻から前記所定時間以内となる前記時刻情報を含んだ前記付近悪臭情報が複数存在する場合に前記処理を実行し、現在時刻から前記所定時間以内となる前記時刻情報を含んだ前記付近悪臭情報が存在しない場合又は1つしか存在しない場合には前記処理を実行しないことを特徴とする請求項1又は2に記載の車載装置。
  4. 前記記憶手段に蓄積された前記悪臭存在情報のうち必要度の低い情報を判定する低必要度判定手段(4、S35)と、
    前記低必要度判定手段が判定した前記必要度の低い情報を、前記記憶手段から破棄する情報破棄手段(4、S35)とを備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の車載装置。
  5. 自車両の現在位置の情報を取得する位置取得手段(6、4、S31)を備え、
    前記低必要度判定手段は、前記現在位置の情報と前記悪臭位置情報との距離に基づいて前記必要度の低い情報を判定することを特徴とする請求項4に記載の車載装置。
  6. 自車両の進行方向の情報を取得する方向取得手段(6、4、S31、S32)を備え、
    前記低必要度判定手段は、前記進行方向と逆方向に存在する前記悪臭存在情報を前記必要度の低い情報として判定することを特徴とする請求項4又は5に記載の車載装置。
  7. 前記記憶手段の容量に空きがあるか否かを判定する容量判定手段(4、S26)と、
    前記容量に空きがない場合には、前記記憶手段に記憶された前記悪臭存在情報のうち必要度の低い情報に上書きする形で、前記車車間通信手段が受信した前記悪臭存在情報を前記記憶手段に記憶させる上書制御手段(4、S28)とを備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の車載装置。
  8. 前記車車間通信手段が受信した前記悪臭存在情報と同一の内容の前記悪臭存在情報が既に前記記憶手段に記憶されているか否かを判定する記憶判定手段(4、S25)と、
    前記車車間通信手段が受信した前記悪臭存在情報と同一の内容の前記悪臭存在情報が前記記憶手段に記憶されていない場合に、受信した前記悪臭存在情報を前記記憶手段に記憶させ、受信した前記悪臭存在情報と同一の内容の前記悪臭存在情報が既に前記記憶手段に記憶されている場合には、受信した前記悪臭存在情報の前記記憶手段への記憶を中止する記憶制御手段(4、S27)とを備えることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の車載装置。
  9. 自車両の現在位置の情報を取得する位置取得手段(6、4、S31)を備え、
    前記車車間通信手段(10、4、S1〜S4)は、前記記憶手段に蓄積された前記悪臭存在情報のうち、前記現在位置の情報と前記悪臭位置情報との距離が近い前記悪臭存在情報から順に送信することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の車載装置。
  10. 前記記憶手段に蓄積された前記悪臭存在情報を、前記現在位置からの距離が近い順にソートするソート手段(S34)を備え、
    前記車車間通信手段は、前記記憶手段に蓄積された前記悪臭存在情報を、前記ソート手段が行ったソート順にしたがって送信することを特徴とする請求項9に記載の車載装置。
  11. 前記悪臭存在情報を外部との無線通信を介さずに自力で取得する情報取得手段(8、4、S11〜S13)を備えることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の車載装置。
  12. 前記車車間通信手段(10、4、S14〜S16)は、前記情報取得手段が新たに前記悪臭存在情報を取得した場合には、その悪臭存在情報を優先的に送信することを特徴とする請求項11に記載の車載装置。
  13. 前記取込抑制手段は、前記処理として、自車両に搭載された空調装置の空調モードを、外気の車内への取込みを遮断して内気を循環させる形で空調を行う内気モードに切り替えることを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の車載装置。
JP2015176641A 2015-09-08 2015-09-08 車載装置 Expired - Fee Related JP6519953B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015176641A JP6519953B2 (ja) 2015-09-08 2015-09-08 車載装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015176641A JP6519953B2 (ja) 2015-09-08 2015-09-08 車載装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017052339A JP2017052339A (ja) 2017-03-16
JP6519953B2 true JP6519953B2 (ja) 2019-05-29

Family

ID=58316873

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015176641A Expired - Fee Related JP6519953B2 (ja) 2015-09-08 2015-09-08 車載装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6519953B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6791047B2 (ja) * 2017-07-25 2020-11-25 株式会社デンソー 車両用報知装置
JP6986234B2 (ja) * 2018-04-06 2021-12-22 トヨタ自動車株式会社 車両、車両制御装置、及び車両制御システム
DE102018212800B3 (de) 2018-07-31 2019-06-27 Volkswagen Aktiengesellschaft Verfahren zur Erkennung von Geruchsbelästigungen in einem Fahrzeug sowie eine Vorrichtung
JP2022518455A (ja) * 2019-01-29 2022-03-15 アクリマ・インコーポレーテッド 車両の環境質管理のためのセンサおよびデータプラットフォーム

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004206351A (ja) * 2002-12-25 2004-07-22 Denso Corp 情報通信システムに用いられる車両搭載用情報通信装置及び車両を用いた情報通信方法
JP2009223514A (ja) * 2008-03-14 2009-10-01 Toyota Motor Corp プローブカーシステム並びにプローブカーシステムが配信する情報に応じて動作する車載空調システム及びナビゲーションシステム
JP2009292247A (ja) * 2008-06-04 2009-12-17 Mitsubishi Electric Corp 車載情報装置、情報サーバ、及び情報共有システム
DE102009046828A1 (de) * 2009-11-18 2011-05-19 Robert Bosch Gmbh Umluftregelung für ein Kraftfahrzeug
US8509991B2 (en) * 2010-03-31 2013-08-13 Honda Motor Co., Ltd. Method of estimating an air quality condition by a motor vehicle
JP6233085B2 (ja) * 2014-02-14 2017-11-22 株式会社デンソー 車両用空調装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017052339A (ja) 2017-03-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6519953B2 (ja) 車載装置
EP3677459B1 (en) Systems and methods for smart load shedding of a transport vehicle while in transit
US10562369B2 (en) Efficient HVAC operation by predictive control
US20160025497A1 (en) Pre-caching of navigation content based on cellular network coverage
CN110337395A (zh) 用于使用分布式传感器的车辆气候控制的方法和设备
JP6687499B2 (ja) 情報処理装置
JP2009223514A (ja) プローブカーシステム並びにプローブカーシステムが配信する情報に応じて動作する車載空調システム及びナビゲーションシステム
US11383580B2 (en) Apparatus and method for controlling vehicle
JP7251216B2 (ja) 空調制御システム、空調管理システム、及び車載空調システム
JP2007533017A (ja) パーキングスペースに関する情報伝送方法並びにシステム
JP6673063B2 (ja) 空調制御システム及び情報処理装置
CN105763642A (zh) 一种汽车智能交互系统
WO2022049924A1 (ja) 車載装置、情報配信装置、運転支援システム、制御方法及びコンピュータプログラム
JP2020076757A (ja) 分散型ルート決定システム
KR20180028336A (ko) 차량용 실내 공기질 모니터링 장치 및 방법
KR101194569B1 (ko) 공기조화 시스템 및 방법
CN111163955A (zh) 车辆空调管理装置、车辆空调管理系统及车辆空调管理方法
JP6375931B2 (ja) 無線通信装置
CN104807133A (zh) 车辆的空调装置
WO2014188486A1 (ja) 列車情報管理装置および列車乗務員支援方法
JP2019064358A (ja) 空調制御システム
KR20180101881A (ko) 운전자 맞춤형 공조 제어 시스템 및 방법
JP2014162276A (ja) 制御システム
JP2017117154A (ja) 走行環境情報収集システム
JP2019125167A (ja) 車載器、サーバ、ナビゲーションシステム、地図表示プログラム、及び地図表示方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171123

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180823

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180913

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181012

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190401

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190414

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6519953

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees