JP6519843B2 - 記録手段吐出位置調整装置、画像形成装置及び記録手段位置補正方法 - Google Patents

記録手段吐出位置調整装置、画像形成装置及び記録手段位置補正方法 Download PDF

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Description

本発明は、記録手段吐出位置調整装置、画像形成装置及び記録手段位置補正方法に関するものである。
従来、複数の記録手段から複数色の液滴を記録媒体である用紙に吐出して重ね合わせることにより画像形成を行なう、インクジェット方式の画像形成装置が知られている。
特許文献1に記載の画像形成装置には、用紙に対して液滴であるインク滴を吐出する記録手段である第一ヘッドユニットと、これよりも用紙搬送方向下流側に設けられた記録手段である第二ヘッドユニットとが、用紙搬送方向に並んで配置されている。第二ヘッドユニットは、ヘッドユニット移動手段によって用紙搬送方向と直交する用紙幅方向に移動可能となっている。第一ヘッドユニット及び第二ヘッドユニットの用紙搬送方向上流側近傍には、用紙の用紙幅方向のエッジ位置を検知するエッジセンサが設けられている。そして、用紙が蛇行して搬送された場合などに、第一ヘッドユニットの用紙への吐出位置に対する第二ヘッドユニットの用紙への吐出位置の相対的な位置ずれを補正するよう、各エッジセンサの出力に基づいた移動量で第二ヘッドユニットを用紙幅方向に移動させる。
エッジセンサの出力は、理想的にはエッジ位置との間に直線性(比例関係)を示すが、実際にはエッジセンサ個体ごとに固有の直線性誤差を持っており、実際のエッジ位置に対して直線性誤差の分だけずれた位置に応じたものとなる。そのため、直線性誤差を持つエッジセンサの出力に基づいた移動量でヘッドユニットを移動させ、用紙に対するヘッドユニットからのインク液の吐出位置を調整し前記位置ずれを補正しても、用紙幅方向で直線性誤差分だけ吐出位置がずれ色重ね精度が低下する。
上記課題を解決するために、本発明は、記録媒体に向けて液滴を吐出して該記録媒体に画像を記録する記録手段と、記録媒体の記録媒体搬送方向と直交する記録媒体幅方向のエッジ位置を検知するエッジ検知手段と、記録媒体に対する前記記録手段からの液滴の吐出位置を調整する吐出位置調整手段と、前記エッジ検知手段の出力に基づいた調整量で、前記吐出位置調整手段により前記吐出位置を調整する制御を行なう制御手段とを備えた記録手段吐出位置調整装置において、前記エッジ検知手段の出力が持つ直線性誤差を予め設定された補正値で補正する直線性誤差補正手段を有しており、前記制御手段は、前記直線性誤差補正手段により直線性誤差が補正された前記エッジ検知手段の出力に応じて前記制御を行い、前記補正値は、画像形成装置に前記エッジ検知手段が設けられたときの前記エッジ検知手段と記録媒体との距離及び角度の位置関係と同じ位置関係となるように、検知対象物のエッジ位置を前記エッジ検知手段によって検知して前記直線性誤差の補正値を生成する直線性誤差補正値生成手段で前記エッジ検知手段と前記検知対象物との位置関係を設定して、前記直線性誤差補正値生成手段により生成したものであることを特徴とする。
以上、本発明によれば、エッジ検知手段の出力が持つ直線性誤差を精度良く補正することができるという優れた効果がある。
直線性誤差補正値生成装置におけるエッジセンサの受光器と検出物との距離及び角度の切り替え手段の一例について説明する図。 実施形態に係る画像形成システムの模式図。 プリントヘッド位置補正機構のブロック構成について説明する図。 第一インクジェットプリンタに設けられるエッジセンサの構成について説明する図。 エッジセンサ1Kの直線性誤差及び補正値について説明する図。 エッジセンサ1Yの直線性誤差及び補正値について説明する図。 エッジセンサの出力が直線性誤差を持つ場合、及び、直線性誤差を補正する場合のヘッド4K−ヘッド4Y間の印刷位置ずれについて説明する図。 エッジセンサの受光器と検出物との角度が、エッジセンサが実装される装置と直線性誤差補正値生成装置とで異なる場合の直線性補正値の違いについて説明する図。 エッジセンサの受光器と検出物との距離が、エッジセンサが実装される装置と直線性誤差補正値生成装置とで異なる場合の直線性補正値の違いについて説明する図。 直線性誤差補正値生成装置を用いた直線性誤差の補正値生成制御について説明する図。
図2は、本実施形態に係る画像形成システムの模式図である。図2に示しているように、給紙装置100から繰り出された長尺な連続紙などからなる被記録媒体である用紙Pは、最初、処理剤液塗布装置101に送り込まれ、用紙Pの表裏に処理剤液が塗布されて前処理が行われる。次に、処理剤液塗布装置101で前処理された用紙Pは、第一インクジェットプリンタ102aに送り込まれて、複数のローラにより搬送され、複数配置されたヘッド4K,4C,4M,4Yによって用紙Pの表側にインク滴を吐出して所望の画像が形成される。その後、反転装置103により用紙Pの表裏が反転される。表裏が反転された用紙Pは、第二インクジェットプリンタ102bに送り込まれて、複数のローラにより搬送され、複数配置されたヘッド4K,4C,4M,4Yによって用紙Pの裏側にインク滴を吐出して所望の画像が形成される。このようにして、用紙Pの両面に画像が形成された後、後処理装置104に送られて所定の後処理がなされるシステムになっている。
図3は、第一インクジェットプリンタ102aに設けられたヘッド位置補正装置60のブロック構成について説明する図である。なお、第二インクジェットプリンタ102bに関しても同様のため、その説明は省略する。
図3に示しているように、第一インクジェットプリンタ102aは、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)のインク滴を用紙Pに吐出する、用紙搬送方向に沿って配置された複数のヘッド4K,4C,4M,4Yを備えている。給紙装置100から繰り出された用紙Pは、各ヘッド4K,4C,4M,4Yの下に搬送され、各ヘッド4K,4C,4M,4Yから各色のインク滴を用紙P上に順次吐出して画像が形成される。
また、第一インクジェットプリンタ102aは、ヘッド4K以外のヘッド4C,4M,4Yに取り付けられ、これらを用紙搬送方向と直交する用紙幅方向(主走査方向)に移動させるためのアクチュエータ6C,6M,6Yを備えている。さらに、各ヘッド4K,4C,4M,4Yの用紙搬送方向上流側に設置され、用紙Pの用紙幅方向端部のエッジ位置を検知するためのエッジセンサ1K,1C,1M,1Yを備えている。画像形成時、用紙Pの近傍に設置されたエッジセンサ1K,1C,1M,1Yにより用紙エッジ位置を検知する。そして、検知された用紙エッジ位置に合わせてアクチュエータ6C,6M,6Yが駆動し、これらに連結されたヘッド4C,4M,4Yを用紙エッジ位置に応じた移動量で用紙幅方向に移動させる。
各エッジセンサ1K,1C,1M,1Yの実装位置で用紙エッジの基準値に対する移動量を検出する。各エッジセンサ1K,1C,1M,1Yは、図4に示すように、投光器2K,2C,2M,2Yと受光器3K,3C,3M,3Yとがホルダに固定されて構成されており、用紙エッジ位置を検出電圧9K,9C,9M,9Yに変換しコントローラ7に出力される。そして、検出電圧9C,9M,9Yに基づいてヘッド位置の移動量データ15C,15M,15Yを、コントローラ7からアクチュエータ6C,6M,6Yに送ることで、アクチュエータ6C,6M,6Yによりヘッド4C,4M,4Yを用紙幅方向に移動させる。
コントローラ7に設けられたメモリ17には、後述する直線性誤差補正値生成装置30(図1参照)によって検知した直線性誤差を打ち消すように、各エッジセンサ1K,1C,1M,1Yごとに生成した補正値23K,23C,23M,23Yが格納されている。補正値23K,23C,23M,23Yは、装置の製造工程において図1に示す直線性誤差補正値生成装置30により生成したものである。
コントローラ7では、各エッジセンサ1K,1C,1M,1Yが検出した検出電圧9K,9C,9M,9Yの値に対し各エッジセンサ1K,1C,1M,1Yごとに生成した補正値23K,23C,23M,23Yを加減算して、実際の用紙Pのエッジ位置を認識する。そして、このように認識した実際の用紙Pのエッジ位置から、アクチュエータ6C,6M,6Yによりヘッド4C,4M,4Yを移動させる際に用いる移動量データ15C,15M,15Yを決める。この制御の詳細については、図6などを用いて後で説明する。
図4は、第一インクジェットプリンタ102aに設けられるエッジセンサ1の構成について説明する図である。客先に第一インクジェットプリンタ102aを設置した後に、オプションでエッジセンサ1K,1C,1M,1Yを各ヘッド4K,4C,4M,4Yごとに追加する場合、エッジセンサ1K,1C,1M,1Yの実装位置には装置内のスペースなどにより制約がある。そのため、必ずしも全てのエッジセンサ1K,1C,1M,1Yと用紙Pとの位置関係が、同じになるとは限らない。
図4においては、各エッジセンサ1K,1C,1M,1Mの受光器−検出物間距離が、エッジセンサ1K,1Cでは62[mm]、エッジセンサ1Mでは65[mm]、エッジセンサ1Yでは66.5[mm]である。また、エッジセンサ1K,1C,1Mの受光器−検出物間角度が、エッジセンサ1C,1M,1Yでは0[°](投光器2から受光器3を結ぶ光軸に対して用紙Pが垂直)である。エッジセンサ1Kでは6[°](投光器2から受光器3を結ぶ光軸と直交する垂線に対して用紙Pの傾きが6[°])である。
以下、このような実装位置に設けられた各エッジセンサ1K,1C,1M,1Yの補正値23K,23C,23M,23Yの生成方法について説明する。なお、言うまでもなく、各エッジセンサ1K,1C,1Mの受光器−検出物間距離、及び、受光器−検出物間角度が上記以外の場合にも、これから説明する補正値23K,23C,23M,23Yの生成方法の実施は可能である。
ここで、例えば、CCD方式の透過型センサの場合、スペック上±28[μm]程度の直線性誤差を持っており、また、フォトダイオード方式の透過側センサの場合、±100[μm]以上の直線性誤差を持っている。つまり、直線性誤差の少ないCCD方式の透過型センサでも、例えば用紙エッジが用紙幅方向に100[μm]移動したときのセンサ変位量は、スペック上最大42[μm]〜156[μm]の範囲でばらつくことになる。そのため、インクジェットプリンタに要求される色ずれ精度(数十[μm])を達成することができない。
図5は、エッジセンサ1Kの直線性誤差及び補正値について説明する図である。図5(a)に、エッジセンサ1Kに対し図5(b)のように受光器−検出物間距離A=62[mm]、受光器−検出物間角度B=6[°]の位置で設けた検出物18を、図5(c)中矢印C方向に移動させたときのエッジ移動量ΔLとセンサ検出値との関係を示す。
例えば、エッジ移動量ΔL=30[μm]の場合、図5(a)の実線で示すようにセンサ検出値11Kも30[μm]となるのが理想である。ところが、実測では図5(a)の破線で示すようにセンサ検出値11Kは50[μm]であり、20[μm]の直線性誤差が発生する。そこで、エッジセンサ1Kに対しては、センサ検出値11Kが50[μm]である場合に、補正値23Kとして20[μm]を減算する。これにより、エッジ移動量ΔL=30[μm]のときに補正後のセンサ検出値11Kは30[μm]となり、エッジセンサ1Kの直線性誤差を打ち消すことができる。
図6は、エッジセンサ1Yの直線性誤差及びセンサ検出値について説明する図である。図6(a)に、エッジセンサ1Yに対し図6(b)のように受光器−検出物間距離A=66.5[mm]、受光器−検出物間角度B=0[°]の位置で設けた検出物18を、図6(c)中矢印C方向に移動させたときのエッジ移動量ΔLとセンサ検出値との関係を示す。
例えば、エッジ移動量ΔL=80[μm]の場合、図6(a)の実線で示すようにセンサ検出値11Yも80[μm]となるのが理想である。ところが、実測では図6(a)の破線で示すようにセンサ検出値11Yは50[μm]であり、−30[μm]の直線性誤差が発生する。そこで、エッジセンサ1Yに対しては、センサ検出値11Yが50[μm]である場合に、補正値23Yとして30[μm]を加算する。これにより、エッジ移動量ΔL=80[μm]のときに補正後のセンサ検出値11Yは80[μm]となり、エッジセンサ1Yの直線性誤差を打ち消すことができる。
図7は、エッジセンサ1の出力が直線性誤差を持つ場合、及び、直線性誤差を補正する場合のヘッド4K−ヘッド4Y間の印刷位置ずれについて説明する図である。
まず、図7(a)及び図7(b)の実線で示すように、蛇行が無い状態で用紙Pを搬送させた場合について説明する。この場合、用紙Pのエッジから用紙幅方向でヘッド4Kによる印刷位置がK=100[μm]のとき、ヘッド4Yによる印刷位置がY=100[μm]となるように、アクチュエータ6Yでヘッド4Yの位置を調整する。また、エッジセンサ1Kは図5に示す直線性誤差を持ち、エッジセンサ1Yは図6に示す直線性誤差を持つものとする。
また、用紙Pが蛇行し、図7の点線で示す位置を用紙Pが搬送される場合、エッジセンサ1Kの検出位置でのエッジ位置が、用紙搬送方向に対して右側に30[μm]移動するものとする。また、エッジセンサ1Yの検出位置でのエッジ位置が、用紙搬送方向に対して右側に80[μm]移動するものとする。
エッジセンサ1の直線性補正を行わない場合、図7(a)に示すように、ΔL=30[μm]のときのエッジセンサ1Kのセンサ検出値11Kは50[μm]であり、ΔL=80[μm]のときのエッジセンサ1Yのセンサ検出値11Yは50[μm]である。そのため、K−Y間の蛇行量は0[μm]であると認識し、アクチュエータ6Yによるヘッド4Yの移動量は0[μm]となる。よって、用紙Pのエッジから用紙幅方向の印刷位置は、K=70[μm]、Y=20[μm]となり、K−Y間に50[μm]の印刷位置のずれである色ずれが発生する。
これに対し、図7(b)に示すように、エッジセンサ1Kの実測のセンサ検出値11Kに対して−20[μm]の補正をおこなうことにより、補正後のエッジセンサ1Kのセンサ検出値11Kは30[μm]となる。また、エッジセンサ1Yの実測のセンサ検出値11Yに対して+30[μm]の補正をおこなうことにより、補正後のエッジセンサ1Yのセンサ検出値11Yは80[μm]となる。そのため、エッジセンサ1Kでのエッジ位置に対してエッジセンサ1Yでのエッジ位置が用紙幅方向で50[μm]のずれ量があることを認識できる。よって、アクチュエータ6Yによりヘッド4Yを用紙幅方向である主走査方向に50[μm]移動させることで、用紙Pのエッジから用紙幅方向の印刷位置は、K=70[μm]、Y=70[μm]となり、K−Y間の色ずれを打ち消すことができる。
ここで、エッジセンサの直線性誤差は再現性が非常にセンシティブであり、例えば、CCD方式の透過型センサの場合、受光器と検出物の間隔が1.5[mm]変わると、エッジセンサの変位量が10[μm]程度ずれてしまう。また、受光器と検出物の角度が6[°]変わると、エッジセンサの変位量が10[μm]程度ずれてしまう場合がある。
図8は、エッジセンサ1の受光器3と検出物18との角度が、エッジセンサ1が実装される装置と直線性誤差補正値生成装置30とで異なる場合の直線性補正値の違いについて説明する図である。表1は、エッジセンサ1が実装される装置と直線性誤差補正値生成装置30とにおける受光器−検出物間距離A及び受光器−検出物間角度Bの設定値を示したものである。
Figure 0006519843
図4では、第一インクジェットプリンタ102aにエッジセンサ1Kが受光器−検出物間角度B=6[°]の位置に取り付けられる。ところが、図1に示す直線性誤差補正値生成装置30の受光器−検出物間角度Bを、エッジセンサ1Cと同じ0[°]に固定して測定した場合には、直線性誤差が打ち消すことができない場合がある。
図8(a)に、エッジセンサ1Kに対し図8(b)のように受光器−検出物間距離A=62[mm]、受光器−検出物間角度B=0[°]の位置に設けた検出物18を、図8(c)中矢印C方向に移動させたときのエッジ移動量ΔLとセンサ検出値との関係を示す。
例えば、エッジ移動量ΔL=40[μm]の場合、図8(a)の実線で示すようにセンサ検出値11Kも40[μm]となるのが理想である。ところが、実測では図8(a)の破線で示すようにセンサ検出値11Kは50[μm]であり、10[μm]の直線性誤差が発生する。一方、図4のように受光器−検出物間角度B=6[°]のときには、同じ検出位置でも直線性誤差は20[μm]であり、受光器−検出物間角度Bが6[°]異なると、同じセンサ検出値11Kにおける直線性誤差が10[μm]異なる。この結果、ヘッド4の補正位置も10[μm]の誤差が発生し、印刷位置も10[μm]ずれることになる。
そのため、本実施形態で用いられる直線性誤差補正値生成装置30は、受光器−検出物間角度Bを任意の角度に切り替え可能な構成としており、エッジセンサ1が実装される装置と同じ条件で、センサ検出値を測定することができる。これにより、エッジセンサ1が実装される装置と直線性誤差補正値生成装置30との間で、エッジセンサ1の直線性誤差のずれが生じない。よって、ヘッド位置の補正精度を改善し、色ずれを低減することにより、印刷画像の品質を向上させることができる。
図9は、エッジセンサ1の受光器3と検出物18との距離が、エッジセンサ1が実装される装置と直線性誤差補正値生成装置30とで異なる場合の直線性補正値の違いについて説明する図である。表2は、エッジセンサ1が実装される装置と直線性誤差補正値生成装置30とにおける受光器−検出物間距離A及び受光器−検出物間角度Bの設定値を示したものである。
Figure 0006519843
図4では、第一インクジェットプリンタ102aにエッジセンサ1Yが受光器−検出物間距離A=66.5[mm]の位置に取り付けられる。ところが、エッジセンサ1Yに関して、図1に示す直線性誤差補正値生成装置30の受光器−検出物間距離Aを、エッジセンサ1Mと同じ65[mm]に固定して測定した場合、エッジセンサ1Yの前記直線性誤差が打ち消すことができない場合がある。
図9(a)に、エッジセンサ1Yに対し図9(b)のように受光器−検出物間距離A=65[mm]、受光器−検出物間角度B=0[°]の位置に設けた検出物18を、図9(c)中矢印C方向に移動させたときのエッジ移動量ΔLとセンサ検出値との関係を示す。
例えば、エッジ移動量ΔL=70[μm]の場合、図9(a)の実線で示すようにセンサ検出値11Yも70[μm]となるのが理想である。ところが、実測では図9(a)の破線で示すようにセンサ検出値11Yは50[μm]であり、20[μm]の直線性誤差が発生する。
一方、図4のようにA=66.5[mm]の場合、同じ検出位置でも直線性誤差は30[μm]であり、受光器−検出物間距離Aが1.5[mm]異なると、同じセンサ検出値11Yにおける直線性誤差が10[μm]異なる。この結果、ヘッド4の補正位置も10[μm]の誤差が発生し、印刷位置も10[μm]ずれることになる。
そのため、本実施形態で用いられる直線性誤差補正値生成装置30は、受光器−検出物間距離Aを任意の距離に切り替え可能な構成としており、エッジセンサ1が実装される装置と同じ条件で、センサ検出値を測定できる。これにより、エッジセンサ1が実装される装置と直線性誤差補正値生成装置30との間で、エッジセンサ1の直線性誤差のずれが生じない。よって、ヘッド位置の補正精度を改善し、色ずれを低減することにより、印刷画像の品質を向上させることができる。
図1は、本実施形態で用いられる直線性誤差補正値生成装置30におけるエッジセンサ1の受光器3と検出物18との距離及び角度の切り替え手段の一例について説明する図である。
直線性誤差補正値生成装置30は、1つのフレーム28上に設けられたアクチュエータ25及びセンサベース29と、アクチュエータ25に取り付けられた検出物18とを備えている。そして、第一インクジェットプリンタ102aに搭載するエッジセンサ1がセンサベース29上に固定されていて、エッジセンサ1の直線性を測定するために使われる。
例えば、図1(a)に示すように、フレーム28に対してセンサベース29の位置を変えることにより、検出物18に対する受光器3の位置も変わるため、受光器−検出物間距離Aを変更することが可能である。また、図1(b)に示すように、フレーム28のセンサベース29が設置される設置面に対して角度Bの傾斜を有する断面三角形のセンサベース29を用いることにより、受光器−検出物間角度Bを変更することが可能である。
図1(c)は、直線性誤差補正値生成装置30における、エッジセンサ1と検出物18との受光器−検出物間距離A及び受光器−検出物間角度Bを示す模式図である。表3は、第一インクジェットプリンタ102aでのエッジセンサ1の取り付け位置が、図4のような条件となる場合に、受光器−検出物間距離A及び受光器−検出物間角度Bの設定値を示したものである。
Figure 0006519843
図10は、直線性誤差補正値生成装置30を用いた直線性誤差の補正値生成制御について説明する図である。直線性誤差補正値生成装置30では、図1に示すようにエッジセンサ1と検出物18との位置関係を、第一インクジェットプリンタ102aにエッジセンサ1が設けられたときのエッジセンサ1と用紙Pとの位置関係と同じ位置関係となるようにセットする。そして、指令位置データ24としてΔLをアクチュエータ25に送って、アクチュエータ25により検出物18の位置をΔL移動させる。検出物18の位置が変化すると、エッジセンサ1の検出電圧19が変化する。検出電圧19は、A/Dコンバータ20により、デジタルデータに変換され検出位置データ21として出力される。演算回路22では、検出位置データ21が所定の値だけ変化するごとに、そのときの指令位置データ24との差、つまり、直線性誤差26を算出し検知する。そして、演算回路27にて直線性誤差26の正負を反転して補正値23を生成する。このように、生成した補正値23は、第一インクジェットプリンタ102a内のメモリ17に書き込まれる。
表4に、検出位置データ21が10[μm]ずつ変化したときの、検出位置データ21及び指令位置データ24より算出された直線性誤差26と、この直線性誤差26の正負を反転させて生成した補正値23とを示す。
Figure 0006519843
表1に示すように、検出位置データ21が50[μm]のときの指令位置データ24が45[μm]である場合、直線性誤差26は+5[μm]となり、実際の検出物18の移動量よりも5[μm]多く移動したものと検出している。このとき、補正値23は、直線性誤差26の正負を反転し−5[μm]とする。つまり、エッジセンサ1の実測により直線性誤差26が50[μm]と検出された場合は、その直線性誤差26の検出値に対して補正値−5[μm]の補正をかけて、補正後の直線性誤差26を45[μm]と認識させる。これにより、エッジセンサ1が検出する検出物18の移動量を、指令位置データ24(=実際の検出物18の移動量ΔL)と一致させることができる。
なお、本実施形態においては、エッジセンサ1の出力に応じた移動量で、アクチュエータ6によりヘッド4を移動させることで、用紙Pに対するヘッド4からのインク液の吐出位置を調整するが、前記吐出位置を調整する構成はこれに限るものでない。例えば、ヘッド4の用紙Pとの対向面に用紙幅方向に並んで、インク液が吐出されるノズルを複数設ける。そして、複数のノズルのうち、エッジセンサ1の出力に応じた調整量だけ前記吐出位置が用紙幅方向に移った位置にあるノズルからインク液を吐出することで、前記吐出位置を調整するような構成も採用することができる。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様A)
用紙Pなどの記録媒体に向けて液滴を吐出して該記録媒体に画像を記録するヘッド4などの記録手段と、記録媒体の記録媒体搬送方向と直交する記録媒体幅方向のエッジ位置を検知するエッジセンサ1などのエッジ検知手段と、記録媒体に対する前記記録手段からの液滴の吐出位置を調整するアクチュエータ6などの吐出位置調整手段と、前記エッジ検知手段の出力に基づいた調整量で、前記吐出位置調整手段により前記吐出位置を調整する制御を行なうコントローラ7などの制御手段とを備えたヘッド位置補正装置60などの記録手段吐出位置調整装置において、前記エッジ検知手段の出力が持つ直線性誤差を予め設定された補正値で補正するコントローラ7などの直線性誤差補正手段を有しており、前記制御手段は、前記直線性誤差補正手段により直線性誤差が補正された前記エッジ検知手段の出力に応じて前記制御を行い、前記補正値は、第一インクジェットプリンタ102aなどの画像形成装置にエッジ検知手段が設けられたときのエッジ検知手段と記録媒体との位置関係と同じ位置関係となるように、検出物18などの検知対象物のエッジ位置をエッジ検知手段によって検知して前記直線性誤差の補正値を生成する直線性誤差補正値生成装置30などの直線性誤差補正値生成手段でエッジ検知手段と検知対象物との位置関係を設定して、直線性誤差補正値生成手段により生成したものである。
(態様A)においては、直線性誤差補正手段により直線性誤差が補正されたエッジ検知手段の出力に基づいた調整量で、吐出位置調整手段により前記吐出位置を調整するので、前記吐出位置が記録媒体幅方向で直線性誤差分ずれるのを抑制できる。また、エッジ検知手段と記録媒体との距離や角度の位置関係が異なると、同じエッジ検知手段であっても前記直線性誤差が変わり、その直線性誤差に対応する前記補正値も異なる。そのため、画像形成装置にエッジ検知手段が設けられたときのエッジ検知手段と記録媒体との位置関係と同じ位置関係で、直線性誤差補正値生成手段により前記補正値を生成する。これにより、直線性誤差補正値生成手段が生成した補正値は、画像形成装置に設けられたエッジ検知手段の出力が持つ直線性誤差に対応したものとなる。よって、直線性誤差補正値生成手段が生成した補正値により、画像形成装置に設けられたエッジ検知手段の出力が持つ直線性誤差を精度良く補正することができる。
(態様B)
検出物18などの検知対象物のエッジ位置を検知するエッジセンサ1などのエッジ検知手段と、エッジ検知手段の出力が持つ直線性誤差を補正するための補正値を生成する演算回路27などの補正値生成手段とを備えた直線性誤差補正値生成装置30などの直線性誤差補正値生成装置において、エッジ検知手段でエッジ位置を検知するに際して、エッジ検知手段と検知対象物との距離及び角度が変更可能である。これによれば、上記実施形態について説明したように、エッジ検知手段と検知対象物との距離及び角度を変更し両者の位置関係を、画像形成装置でのエッジ検知手段と記録媒体との位置関係と同じに設定して、前記補正値を生成することができる。よって、この生成した補正値を用いることで、画像形成装置に設けられたエッジ検知手段の出力が持つ直線性誤差を精度良く補正することができる。
(態様C)
(態様A)に記載の記録手段吐出位置調整装置において、(態様B)に記載の直線性誤差補正値生成装置で生成された前記補正値を用いる。これによれば、上記実施形態について説明したように、エッジ検知手段と検知対象物との距離及び角度を変更して直線性誤差補正値生成装置で生成された前記補正値により、エッジ検知手段の出力が持つ直線性誤差を精度良く補正することができる。
(態様D)
(態様C)において、前記補正値は、記録媒体搬送方向に並んで配置された複数の前記エッジ検知手段ごとに、各エッジ検知手段と前記検知対象物との距離が、前記画像形成装置に各エッジ検知手段が設けられたときの各エッジ検知手段と記録媒体との距離と同じになるように、前記直線性誤差補正値生成装置で前記距離を変更して生成されたものである。これによれば、上記実施形態について説明したように、画像形成装置上で各エッジ検知手段の使用部位によって、エッジ検知手段と記録媒体との距離が異なる場合でも、全てのエッジ検知手段に対して前記直線性誤差を精度良く検知することができる。
(態様E)
(態様C)または(態様D)において、前記補正値は、記録媒体搬送方向に並んで配置された複数の前記エッジ検知手段ごとに、各エッジ検知手段と前記検知対象物との角度が、前記画像形成装置に各エッジ検知手段が設けられたときの各エッジ検知手段と記録媒体との位置関係と同じになるように、前記直線性誤差補正値生成装置で前記角度を変更して生成されたものである。これによれば、上記実施形態について説明したように、画像形成装置上で各エッジ検知手段の使用部位によって、エッジ検知手段と記録媒体との角度が異なる場合でも、全てのエッジ検知手段に対して前記直線性誤差を精度良く検知することができる。
(態様F)
(態様A)、(態様C)、(態様D)または(態様E)において、前記吐出位置調整手段は、前記記録手段を記録媒体幅方向に移動させるアクチュエータ6などの移動手段であり、前記調整量は、前記移動手段により前記記録手段を移動させる移動量である。これによれば、上記実施形態について説明したように、記録手段を移動させることで前記吐出位置の調整をおこなうことができる。
(態様G)
記録媒体に向けて液滴を吐出して該記録媒体に画像を記録する、記録媒体搬送方向に並んで配置された複数の記録手段と、記録媒体の記録媒体搬送方向と直交する記録媒体幅方向のエッジ位置を検知する複数のエッジ検知手段と、記録媒体に対する少なくとも1つ以上の記録手段の液滴の吐出位置を調整する吐出位置調整手段とを備えた第一インクジェットプリンタ102aなどの画像形成装置において、(態様A)、(態様C)、(態様D)、(態様E)または(態様F)に記載の記録手段吐出位置調整装置を備える。これによれば、上記実施形態について説明したように、各エッジ検知手段の出力が持つ直線性誤差を精度良く補正し、各記録手段の記録媒体への吐出位置の相対的な位置ずれを低減させ、記録媒体幅方向の色重ね精度を向上させることができる。
(態様H)
記録媒体搬送方向に並んで設けられた複数のヘッド4などの記録手段それぞれの近傍で、記録媒体の記録媒体搬送方向と直交する記録媒体幅方向のエッジ位置を複数のエッジセンサ1などのエッジ検知手段で検知するエッジ位置検知工程と、各エッジ検知手段の出力が持つ直線性誤差を直線性誤差補正手段により予め設定された補正値で補正する直線性誤差補正工程と、前記直線性誤差補正手段により直線性誤差が補正された各エッジ検知手段の出力に基づいた移動量で、前記複数の記録手段のうち少なくとも記録媒体搬送方向最上流側に設けられた記録手段以外の他の記録手段をアクチュエータ6などの移動手段により記録媒体幅方向に移動させる記録手段移動工程とを有する記録手段位置補正方法において、前記補正値は、第一インクジェットプリンタ102aなどの画像形成装置にエッジ検知手段が設けられたときのエッジ検知手段と記録媒体との位置関係と同じ位置関係となるように、検出物18などの検知対象物のエッジ位置をエッジ検知手段によって検知して前記直線性誤差の補正値を生成する直線性誤差補正値生成手段でエッジ検知手段と検知対象物との位置関係を設定して、直線性誤差補正値生成手段により生成したものである。これによれば、上記実施形態について説明したように、画像形成装置に設けられた各エッジ検知手段の出力が持つ直線性誤差を精度よく補正することができる。
1 エッジセンサ
2 投光器
3 受光器
4 ヘッド
6 アクチュエータ
7 コントローラ
9 検出電圧
11 センサ検出値
15 移動量データ
17 メモリ
18 検出物
19 検出電圧
20 コンバータ
21 検出位置データ
22 演算回路
23 補正値
24 指令位置データ
25 アクチュエータ
26 直線性誤差
27 演算回路
28 フレーム
29 センサベース
30 直線性誤差補正値生成装置
60 ヘッド位置補正装置
100 給紙装置
101 処理剤液塗布装置
102a 第一インクジェットプリンタ
102b 第二インクジェットプリンタ
103 反転装置
104 後処理装置
特開2011−136526号公報

Claims (7)

  1. 記録媒体に向けて液滴を吐出して該記録媒体に画像を記録する記録手段と、
    記録媒体の記録媒体搬送方向と直交する記録媒体幅方向のエッジ位置を検知するエッジ検知手段と、
    記録媒体に対する前記記録手段からの液滴の吐出位置を調整する吐出位置調整手段と、
    前記エッジ検知手段の出力に基づいた調整量で、前記吐出位置調整手段により前記吐出位置を調整する制御を行なう制御手段とを備えた記録手段吐出位置調整装置において、
    前記エッジ検知手段の出力が持つ直線性誤差を予め設定された補正値で補正する直線性誤差補正手段を有しており、
    前記制御手段は、前記直線性誤差補正手段により直線性誤差が補正された前記エッジ検知手段の出力に応じて前記制御を行い、
    前記補正値は、画像形成装置に前記エッジ検知手段が設けられたときの前記エッジ検知手段と記録媒体との距離及び角度の位置関係と同じ位置関係となるように、検知対象物のエッジ位置を前記エッジ検知手段によって検知して前記直線性誤差の補正値を生成する直線性誤差補正値生成手段で前記エッジ検知手段と前記検知対象物との位置関係を設定して、前記直線性誤差補正値生成手段により生成したものであることを特徴とする記録手段吐出位置調整装置。
  2. 請求項1に記載の記録手段吐出位置調整装置において、
    前記直線性誤差補正値生成手段が、
    検知対象物のエッジ位置を検知するエッジ検知手段と、
    前記エッジ検知手段の出力が持つ直線性誤差を補正するための補正値を生成する補正値生成手段とを備えた直線性誤差補正値生成装置であって
    前記エッジ検知手段で前記エッジ位置を検知するに際して、前記エッジ検知手段と前記検知対象物との距離及び角度が変更可能直線性誤差補正値生成装置であることを特徴とする記録手段吐出位置調整装置。
  3. 求項に記載の記録手段吐出位置調整装置において、
    前記補正値は、記録媒体搬送方向に並んで配置された複数の前記エッジ検知手段ごとに、各エッジ検知手段と前記検知対象物との距離が、前記画像形成装置に各エッジ検知手段が設けられたときの各エッジ検知手段と記録媒体との距離と同じになるように、前記直線性誤差補正値生成装置で前記距離を変更して生成されたものであることを特徴とする記録手段吐出位置調整装置。
  4. 請求項2または3に記載の記録手段吐出位置調整装置において、
    前記補正値は、記録媒体搬送方向に並んで配置された複数の前記エッジ検知手段ごとに、各エッジ検知手段と前記検知対象物との角度が、前記画像形成装置に各エッジ検知手段が設けられたときの各エッジ検知手段と記録媒体との位置関係と同じになるように、前記直線性誤差補正値生成装置で前記角度を変更して生成されたものであることを特徴とする記録手段吐出位置調整装置。
  5. 請求項1乃至4の何れか一に記載の記録手段吐出位置調整装置において、
    前記吐出位置調整手段は、前記記録手段を記録媒体幅方向に移動させる移動手段であり、
    前記調整量は、前記移動手段により前記記録手段を移動させる移動量であることを特徴とする記録手段吐出位置調整装置。
  6. 記録媒体に向けて液滴を吐出して該記録媒体に画像を記録する、記録媒体搬送方向に並んで配置された複数の記録手段と、
    記録媒体の記録媒体搬送方向と直交する記録媒体幅方向のエッジ位置を検知する複数のエッジ検知手段と、
    記録媒体に対する少なくとも1つ以上の記録手段の液滴の吐出位置を調整する吐出位置調整手段とを備えた画像形成装置において、
    請求項1乃至5の何れか一に記載の記録手段吐出位置調整装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
  7. 記録媒体搬送方向に並んで設けられた複数の記録手段それぞれの近傍で、記録媒体の記録媒体搬送方向と直交する記録媒体幅方向のエッジ位置を複数のエッジ検知手段で検知するエッジ位置検知工程と、
    各エッジ検知手段の出力が持つ直線性誤差を直線性誤差補正手段により予め設定された補正値で補正する直線性誤差補正工程と、
    前記直線性誤差補正手段により直線性誤差が補正された各エッジ検知手段の出力に基づいた移動量で、前記複数の記録手段のうち少なくとも記録媒体搬送方向最上流側に設けられた記録手段以外の他の記録手段を移動手段により記録媒体幅方向に移動させる記録手段移動工程とを有する記録手段位置補正方法において、
    前記補正値は、画像形成装置に前記エッジ検知手段が設けられたときの前記エッジ検知手段と記録媒体との距離及び角度の位置関係と同じ位置関係となるように、検知対象物のエッジ位置を前記エッジ検知手段によって検知して前記直線性誤差の補正値を生成する直線性誤差補正値生成手段で前記エッジ検知手段と前記検知対象物との位置関係を設定して、前記直線性誤差補正値生成手段により生成したものであることを特徴とする記録手段位置補正方法。
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