JP6519029B2 - 切削装置 - Google Patents

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本発明は、可撓性を有する切削対象物を所定の厚みに切削して切削片を加工形成する切削装置に関する。
従来、シリコーンなどの可撓性を有する切削対象物を所定の厚みに切削(スライス)して切削片を加工形成する装置として、例えば特許文献1に記載のように、切削対象物をスライスするナイフと、ナイフに超音波振動を付与する超音波発振機構と、ナイフを昇降操作する昇降機構とを備える超音波カッターにより、切削対象物を所定の厚みに切削(スライス)する装置がある。
特開2015−45019号公報(段落00.44〜0042および図5参照)
しかしながら、上記した特許文献1に記載の手法では、切削対象物が可撓性を有するため、超音波カッターのナイフを下動させて切削対象物を切削して切削片を形成する際に、切削対象物がナイフの押圧力により圧縮変形して切削対象物の端面に圧縮に伴って膨らみが生じ、形成される切削片の厚みが不均一になり、特に数10〜数100μmの薄い切削片を均一な厚みに形成することができないという問題がある。
本発明は、上記した課題に鑑みてなされたものであり、可撓性を有する切削対象物を均一な厚みに切削して、数10〜数100μmの薄い切削片であっても高精度の均一な厚みに形成できるようにすることを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明に係る切削装置は、可撓性を有する切削対象物を所定の厚みに切削して切削片を加工形成する切削装置において、振動子により発生する超音波振動に共振する共振器を備える超音波振動手段と、前記超音波振動手段を振動方向である上下方向に移動自在に支持するとともに、前記超音波振動手段の上下方向軸周りの支持角度を調整可能に支持する支持手段と、前記超音波振動手段の前記共振器に取り付けられ前記共振器を介して超音波振動が印加される切削刃と、前記切削対象物を前記切削刃の下方位置で保持する保持手段と、前記支持手段に取り付けられ、前記切削対象物の端面に対峙する側に摺動面を有し、前記支持手段による前記超音波振動手段の上下動に連動して前記摺動面が前記切削対象物の端面を摺動するガイド体と、前記切削刃による前記切削対象物の切削の度に前記切削対象物を保持手段ごと前記ガイド体に向かう方向に送り移動させる移動手段と、前記超音波振動手段、前記支持手段および前記移動手段を制御する制御手段と、前記ガイド体を前記切削対象物に向かう方向に移動させて前記切削刃の上下移動面と前記ガイド体の前記摺動面との間の距離により設定される前記切削片の厚みを調整する調整手段とを備え、前記ガイド体の少なくとも前記摺動面が、摩擦係数0.4以下に設定され、前記摺動面の上端は、前記切削刃の刃先を含む水平面と同じか該水平面より下方に位置し、前記ガイド体の前記切削対象物の端面に対峙する側の前記摺動面よりも上部には、上に行くほど前記切削刃から離れるように平面または曲面状に傾斜した傾斜面が形成されており、前記超音波振動手段の下動による前記切削刃の下動の際に、前記共振器を介して前記切削刃に超音波振動を印加しながら前記切削対象物を切削しつつ、前記摺動面の摺動により前記切削刃の下動に伴う前記切削対象物の前記端面側の圧縮変形を抑えることを特徴としている。
このような構成によれば、超音波振動手段の下動による切削刃の下動に伴い切削対象物が圧縮されても、ガイド体によって切削対象物の端面が押えされるため、切削対象物の端面の圧縮変形が抑制される。その結果、超音波振動手段の下動による切削刃の下動に連動して、ガイド体の摩擦係数0.4以下の摺動面が切削刃の下動に伴う切削対象物の端面の圧縮変形を抑制されながら該端面を摺動し、共振器を介して切削刃に超音波振動を印加しながら切削対象物が切削されることによって、切削対象物を均一な厚みに切削することができ、数10〜数100μmの薄い切削片であっても高精度に形成することができる。
しかも、ガイド体の摺動面を摩擦係数0.4以下に設定することにより、切削対象物が可撓性を有する材質であっても、ガイド体の摺動面が摩擦力によって切削対象物の端面に引っ掛かって摺動できなくなることを防止でき、ガイド体の摺動面が切削対象物の端面を円滑に摺動することができ、切削片をより一層の高精度の厚みに形成することができる。また、摺動面の上端は、切削刃の刃先を含む水平面と同じか該水平面より下方に位置するので、超音波振動手段の下動による切削刃の下動に伴って、切削刃が切削対象物に当接し始めるときには、ガイド体の摺動面が既に切削対象物の端面に当接しているため、切削刃の下動により切削対象物が圧縮する際に、切削対象物の種類によって圧縮変形する位置が異なっても、ガイド体によって切削対象物の端面を押えて切削対象物の端面の圧縮変形を確実に抑制することができる。さらに、ガイド体の切削対象物の端面に対峙する側の摺動面よりも上部に、上に行くほど切削刃から離れるように平面または曲面状に傾斜した傾斜面を形成することにより、ガイド体の摺動面よりも上部の傾斜面に沿って、切削されて形成される切削片を、傾斜面によりガイドして切削対象物から逃がすことができるため、形成される切削片が切削の邪魔になるのを未然に防止して円滑な切削を行うことができる。
また、前記摺動面は、前記ガイド体に摩擦係数0.4以下のコーティング材をコーティングして形成されているとよく、前記ガイド体の全部または前記摺動面を含む一部が、摩擦係数0.4以下の材質により形成されていてもよい。
こうすると、ガイド体の摺動面を摩擦係数0.4以下に設定することができ、ガイド体の摺動面の円滑な摺動を実現することができる。
また、前記切削対象物は、可撓性を有するシリコーン、軟質樹脂、軟質ゴムのいずれかであるのが望ましい。このように、シリコーン、軟質樹脂、軟質ゴム等の可撓性を有する材質の薄い切削片を精度よく形成することができて電子部品の放熱用シートなどに利用することができる。
本発明によれば、ガイド体によって切削対象物の端面を押えることにより、切削対象物の端面の圧縮変形を抑制しつつ、超音波振動手段の下動による切削刃の下動に連動して、ガイド体の摩擦係数0.4以下の摺動面が切削対象物の端面を円滑に摺動し、共振器を介して切削刃に超音波振動を印加しながら切削対象物が切削されるため、切削対象物を均一な厚みに切削することができ、数10〜数100μmの薄い切削片であっても高精度に形成することができる。
本発明に係る切削装置の一実施形態の側面図である。 図1の正面図である。 図1の一部の正面図である。 図1の動作説明図である。 図1の動作説明図である。 図1の動作説明図である。 図1の動作説明図である。 図1の切削装置の効果の説明図である。 図1の切削装置の効果の説明図である。
本発明に係る切削装置の一実施形態について図1ないし図7を参照して説明する。
(装置構成)
図1に示すように、切削装置1は、一端側縁部に刃先23aが形成された矩形平板状の切削刃23に振動を印加して載置台3の載置面31に載置されたシリコーンなどの可撓性を有する切削対象物Sを切削(スライス)するものであって、共振器21が設けられたヘッド部2と、後述する架台11上に設置され載置面31に載置された切削対象物Sを切削刃23の下方位置に保持する保持手段としての載置台3と、支持手段24に支持された共振器21を切削方向(矢印Z方向)に駆動する駆動機構4と、切削装置1の各部の制御を行う制御装置6(本発明の「制御手段」に相当)とを備えている。
ヘッド部2は、図1および図2に示すように、後述する振動子22とともに本発明の超音波振動手段を構成する共振器21と、共振器21を支持する支持手段24とを備えている。
共振器21は、図1および図2に示すように、ブースタ25とホーン26とを備え、ブースタ25の他方端とホーン26の一方端とが、互いの中心軸が同軸になるように無頭ねじにより連結されている。
ブースタ25は、ブースタ25のほぼ中央の位置と、両端位置とが最大振幅点となるように、共振周波数の一波長の長さに形成されている。このとき、最大振幅点から1/4波長離れた位置は、それぞれ第1および第2最小振幅点に相当する。また、ブースタ25は端部側から見た断面が円形である円柱状に形成されている。そして、ブースタ25の一方端に、ブースタ25の中心軸と同軸になるように振動子22が無頭ねじにより接続されている。
また、ブースタ25の第1最小振幅点および第2最小振幅点におけるブースタ25の外周面に、それぞれ凹状の溝が形成されることによりブースタ25(共振器21)が把持されるため被把持部が形成されている。なお、この実施形態では、ブースタ25の中心軸にほぼ直交する断面形状が八角形状となるように被把持部が形成されているが、断面形状が円形状やその他の多角形状となるように被把持部を形成してもよい。
ホーン26は、その両端位置が最大振幅点となるように、共振周波数の半波長の長さに形成されている。このとき、ホーン26のほぼ中央の位置が第3最小振幅点に相当する。また、ホーン26は、正面視矩形状に形成され、側面視が先端に向って先細りする口ばし状に形成されている。そして、ホーン26の他方端の取付部には段差26aが形成され、切削刃23の刃先23aが振動子22の反対側(下側)を向くように該振動子22の振動方向(矢印Z方向)に平行配置された切削刃23がホーン26の他方端の取付部の段差26aに取り付けられている。
そして、制御装置6に制御されることによって振動する振動子22の超音波振動に共振する共振器21から、共振器21の中心軸の方向に振動する超音波振動が切削刃23に印加される。また、この実施形態では、ホーン26の側面には、振動子22の振動方向であるブースタ25およびホーン26の中心軸方向にほぼ平行に2つの長孔26b(図2参照)が透設されている。なお、長孔26bの形成場所およびその数は、ホーン26の幅等、ホーン26の形状に応じて適宜調整すればよく、長孔26bは1個であってもよいし、3個以上の長孔26bがホーン26に形成されていてもよい。また、ホーン26に長孔26bが形成されていなくても構わない。
このように構成された共振器21において、振動子22が制御装置6に制御されて超音波振動を発生し、これにより共振器21がその中心軸方向に振動する。このとき、ホーン26には振動方向とほぼ平行に2つの長孔26bが透設されているため、ホーン26の長孔26bを挟んだ各部位における振動の位相および振幅が調整される。したがって、超音波振動の振幅がホーン26の他方端の幅方向に渡ってほぼ同じ大きさとなり、幅方向に渡って振幅の大きさが調整された振動が切削刃23に印加される。ここで、超音波振動の周波数は、15,20,30,40,50,60kHz、振幅は0.1μm以上とするのが望ましい。
なお、切削刃23は片刃であっても両刃のいずれであってもよく、切削刃23は、高炭素鋼、炭素工具鋼、合金工具鋼、高速度鋼、焼結高速度鋼、超硬合金、セラミックス、サーメット、工業用ダイヤモンド、電鋳ダイヤモンドなどの種々の材質により形成することができ、切削対象物の種類や、要求される切削片の大きさに応じて刃厚は100μm〜2mm、好ましくは1mmとなるように形成するとよい。また、切削刃23は、熱硬化性や熱可塑性の性質を有する樹脂接着剤や、Ni、Cu、Agなどの金属ろう、はんだなどの接着材によって接着されることによりホーン26の取付部に取り付けられたり、ネジによりホーン26の取付部に取り付けられる。また、切削刃23の刃先23aを、化学気相成長(CVD)や物理気相成長(PVD)により、窒化チタン、炭窒化チタン、チタンアルミナイトライド、アルミクロムナイトライド、ダイヤモンドライクカーボン(DLC:Diamond−like Carbon)などの硬質物質によりコーティングしてもよい。
支持手段24は、基部27とクランプ手段28とを備え、クランプ手段28でブースタ25の被把持部を把持することにより共振器21を支持する。
また、クランプ手段28は、ブースタ25に形成された2つの被把持部を把持できるように、金属製の第1部材28aおよび第2部材28bを備えている。また、第1部材28aおよび第2部材28bには、被把持部の断面形状に合わせた凹部がそれぞれ設けられている。そして、第1部材28aおよび第2部材28bの凹部で被把持部を挟持するように、被把持部を形成する凹状の溝に、基部27に支持されたクランプ手段28の第1部材28aと第2部材28bとが嵌挿され、ボルトで第1部材28aおよび第2部材28bが固定されることによって、被把持部がクランプ手段28により直接挟んで締め付けられて把持される。
これにより、共振器21は、切削刃23の刃先23aが載置台3の載置面31と対向するように支持手段24により支持される。
また、共振器21の中心軸方向(振動方向)に対する切削刃23の回転方向(θ方向)における刃先23aの向きを調整するためのレバー100が、共振器21に取り付けられている。また、流体シリンダ、ギア、プーリー等が組み合わされたモータ等のアクチュエータを備え、レバー100を移動させることにより刃先23aの向きを調整する微調整ユニット101が設けられている。
したがって、クランプ手段28のボルトを緩めた状態でレバー100を微調整ユニット101によりθ方向(図1参照)に回動することで、切削刃23のθ方向における刃先23aの向きを調整することができる。そして、切削刃23の刃先23aの向きと、載置台3に載置された切断対象物Sの向きとを容易に微調整することができる。そして、刃先23aの向きと、載置台3に載置された切削対象物Sの向きとの微調整が完了すれば、クランプ手段28のボルトを再度締付けて共振器21を把持するとよい。
なお、共振器21を支持する支持手段24の構成は、ブースタ25に形成された被把持部を把持してボルトにより固定されるクランプ手段28に限られず、例えば、電気制御可能に構成された機械的なクランプ機構や、ワンタッチで取り付け可能なクランプ機構など、被把持部を把持して支持できる構成であればどのようなものであってもよい。
また、共振器21に形成される被把持部の位置は、最小振幅点に限らず、共振器21の任意の位置に被把持部を形成すればよい。また、被把持部の形状は凹形状に限られず、例えば、凸形状に形成するなど、どのような形状にして形成してもよい。
載置台3は、切削対象物Sが載置されるものであり、後述する架台11上に固定して設置され、送り機構(本発明の「移動手段」に相当)32により、載置面31上に載置された切削対象物Sが、矢印Yと反対の向きに切削する厚みに相当する所定量ずつ送り移動されるようになっている。このとき、切削対象物Sが載置面31上を円滑に摺動するように、載置面31の表面に摩擦係数0.4以下のコーティング材によるコーティング層が形成され、或いは、載置面31の表面付近の一部が摩擦係数0.4以下の材質により形成されている。
ここで、摩擦係数0.4以下の素材として、テフロン(登録商標)であるPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、PFA(テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)、FEP(テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体)、ETFE(テトラフルオロエチレン・エチレン共重合体)、PVDF(ポリビニリデンフルオライド)、PCTFE(ポリクロロトリフルオロエチレン)などのフッ素樹脂、HDPE(硬質ポリエチレン)、PS(ポリスチレン)、UHMWPE(高分子ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)等の樹脂を使用するのが望ましく、これらを載置台3および後述するガイド体14に使用するとよい。
送り機構32は、本発明の「移動手段」に相当し、図1、図2中の矢印Y方向に双方向に平行移動する側面視L字状を成すテーブル32aと、駆動モータ32bと、後述する架台11の矢印X方向におけるほぼ中央位置において矢印Y方向に平行に配置された長尺のボールねじ32cと、ボールねじ32cに螺合するねじ穴が設けられた移動部材32dと、後述する架台11上の載置台3の左右の両側であって配設された矢印Y方向に平行な1対のガイドレール32eと、テーブル32aの下面に設けられ、両ガイドレール32eそれぞれに沿って往復移動する2対のガイド部材32fとを備えている。ここで、ボールねじ32cが、架台11の矢印Y方向における両側に設けられたフレーム(図示省略)にその中心軸を回転中心として回転自在に支持され、移動部材32dが、ボールねじ32cと螺合した状態でテーブル32aの下面に結合されている。
さらに、制御装置6に制御されてボールねじ32cの一端に連結された駆動モータ32bが回転することにより、ボールねじ32cと螺合した移動部材32dが矢印Y方向に往復移動することにより、移動部材32dに結合されたテーブル32aが両ガイドレール32e,32eによりガイドされつつ矢印Y方向に往復移動可能に構成されている。そして、切削対象物Sの切削の度に、テーブル32aが切削対象物Sを切削する厚みに相当する量ずつ矢印Yと反対方向に移動され、テーブル32aの縦方向の当接片が載置面31上に載置された切削対象物Sに当接した状態で、テーブル32aによって切削対象物Sが載置台3上を矢印Yと反対方向に移動(摺動)され、切削対象物Sが、形成する切削片の厚みに相当する所定量ずつ送り移動されるようになっている。
駆動機構4は、共振器21に取り付けられた切削刃23の刃先23aが載置台3の載置面31と対向するように支持手段24に支持された共振器21を、振動子22の振動方向に平行な矢印Z方向に移動させるものである。また、架台11には、正面視略矩形所の正面板12aの両側に側面板12bが後方に向けて延設されたフレーム部材12が立設されており、正面板12aの下方位置にはアーチ状の開口12cが設けられている。駆動機構4は、フレーム部材12の開口12cの上方に配置されて正面板12aに取り付けられている。
駆動機構4は、フレーム部材12の正面板12aに取り付けられた正面板41と、正面板41に設けられたフレーム42に取り付けられた駆動モータ43と、駆動モータ43に連結されたボールねじ44と、正面41の左右端部にそれぞれに矢印Z方向に平行に配設されたガイドレール45とを備え、ボールねじ44が支持手段24の基部27に螺合するとともに、左右のガイドレール45に沿って摺動自在に一対ずつのガイド部材27aが基部27の裏面側の左右端部に設けられている。
また、ボールねじ44は、正面板41の矢印X方向におけるほぼ中央の位置においてその長軸方向が矢印Z方向に平行に配置されており、ボールねじ44の上端部および下端部は、正面板41に設けられた複数のフレーム42にその中心軸を回転中心として回転自在に支持されている。そして、制御装置6に制御されて駆動モータ43が回転することにより、支持手段24とガイドレール45とが移動する。
具体的には、共振器21は、共振器21の中心軸の方向がボールねじ44の長軸方向と平行な方向、すなわち共振器21の中心軸の方向と駆動機構4による共振器21の移動方向(図1、図2中の矢印Z方向)とが平行になり、切削刃23の刃先23aが載置台3の載置面31上の切削対象物Sと対峙するように支持手段24により支持される。ここで、切削刃23の幅は、切削対象物Sよりも幅広になるように設定されている。
そして、駆動機構4により支持手段24が下動されることで共振器21が一体的に載置台3に近接する矢印Z方向に下動することにより、駆動機構4による加圧力が切削刃23の刃先23aから載置台3の載置面31に載置された切断の対象物Sに加えられると同時に、制御装置6の制御により振動する振動子22の超音波振動に共振器21が共振して切削刃23が超音波振動して、切削対象物Sが切削刃23により所定の厚みに切削されて切削片SRが形成される。
そして、制御装置6は、圧力検出手段の検出信号に基づいて駆動モータ43のトルク制御を行うことにより、切削刃23による切削対象物Sへの加圧力を制御することができる。このように、圧力検出手段の検出信号に基づく駆動機構4(駆動モータ43)のフィードバック制御を行うことにより、ボールねじ44と基部27との螺合部分に生じる摩擦力などに影響されずに、切削刃23による対象物Sへの加圧力を所定の加圧力に制御することができる。
なお、送り機構32、駆動機構4は、それぞれ、駆動モータ36,43およびボールねじ32c,44が組み合わされて構成されているが、エアシリンダによる流体圧力を利用したアクチュエータやリニアモータ等の他のアクチュエータを用いて送り機構32、駆動機構4が構成されていてもよい。
制御装置6は、切削装置1全体の制御を行うための操作パネル(図示省略)を備えており、振動子22へ印加される電圧値または電流値により算出される超音波エネルギーの大きさ、駆動モータ32b,43の駆動トルクの制御、載置台3の矢印Y方向における移動制御などの制御を行って、切削刃23の刃先23aと載置面31上の切削対象物Sとの相対位置を調整する。
ところで、切削刃23に共振器21により超音波振動を印加しつつ切削対象物Sを切削しようとすると、切削刃23の下動時の押圧力により圧縮変形して切削対象物Sの端面Seに圧縮に伴う膨らみが生じ、切削片の厚みが不均一になる。
そのため、図1、図3に示すように、切削対象物Sの切削に際して、切削対象物Sの端面に対峙する側に摺動面14aを有するガイド体14を、支持手段24の例えばクランプ手段28の下面に取り付け、共振器21による切削刃23の上下動に連動して、ガイド体14の摺動面14aが切削対象物Sの端面Seを摺動するようにガイド体14を配置し、摺動面14aの摺動により切削刃23の下動に伴う切削対象物Sの端面Se側の圧縮変形を抑えるようにしている。
そして、ガイド体14の摺動面14aが切削刃23の刃先23aと常に平行になり、かつ、摺動面14aの上端が、切削刃23の刃先23aを含む水平面よりも距離dだけ下方に位置するようにガイド体14が支持手段24に取り付けられている。ここで、距離dは、図示しない位置設定手段により可変設定できるようにガイド体14が支持手段24に取り付けられており、切削刃23の下動により切削対象物Sが圧縮される際に、切削対象物Sの種類によって圧縮変形する位置や変形量が異なっても、距離dを適宜可変設定することにより、ガイド体14によって切削対象物Sの端面Seを押えて切削対象物Sの端面Seの圧縮変形を確実に抑制することが可能になる。
このとき、ガイド体14の少なくとも摺動面14aの表面には、摩擦係数0.4以下のコーティング材によるコーティング層を形成し、ガイド体14の摺動面14aが摩擦力によって切削対象物Sの端面Seに引っ掛かることを未然に防止し、ガイド体14の摺動面14aの円滑な摺動を可能にしている。なお、ガイド体14の全部または摺動面14aを含む一部が、摩擦係数0.4以下の材質により形成されていてもよい。
また、ガイド体14は、図1、図3中の矢印Y方向の平行に往復移動自在に支持手段24に取り付けられており、ガイド体14に設けられたマイクロメータ構成の調整手段15により、ガイド体14を切削対象物Sに向かう方向に移動されて切削刃23の上下移動面とガイド体14の摺動面14aとの間の距離t(図3参照)が調整され、これにより切削によって形成される切削片SRの厚みがtに調整されるようになっている。
さらに、図3に示すように、ガイド体14の摺動面14aの上部および下部には、上に行くほど切削刃23から遠ざかって離れるように平面状に傾斜した傾斜面14b,14cがそれぞれ形成されており、ガイド体14の上面であって上側の傾斜面14bの上方位置には、湾曲した受け部14dが取り付けられており、この受け部14dにより形成された切削片SRが受け止められる。なお、傾斜面14b,14cは曲面状の傾斜面であってもよい。
(切削動作)
図3に示すように、上記した微調整ユニット101により、切削刃13の刃先23aおよびガイド体14の摺動面14aのθ方向に回動されて、切削刃13の刃先23aおよびガイド体14の摺動面14aが切削対象物Sの端面Seに平行になるように調整され、調整手段15により、ガイド体14を切削対象物Sに向かう方向に移動されて切削刃23の上下移動面とガイド体14の摺動面14aとの間の距離tが調整されて形成されるべき切削片SRの厚みtが調整される。
そして、図4に示すように、駆動機構4により共振器21が支持手段24ごと下動され、切削刃23の刃先23aが切削対象物Sに当接され、所定の加圧力が切削刃23に加えられると同時に共振器21により切削刃23に超音波振動が印加されつつ、切削刃23が下動され、図5に示すように、切削刃23により切削対象物Sが切削されて切削片SRが形成され、形成された切削片SRは受け部14dにより受け止められる。なお、切削刃23の下動速度は、切削対象物Sの材質や、切削片SRの厚み等に応じて、0.05mm/s〜200mm/sに設定するのが好ましい。
このとき、ガイド体14の摺動面14aが切削対象物Sの端面Seを摺動しつつ切削が行われるため、図5中の丸枠内の部分拡大図に示すような切削刃23の下動に伴う切削対象物Sの端面Se側の圧縮変形Cdが、摺動面14aが端面Seを摺動することによって抑えられ、切削片SRの厚みの均一性が確保される。
さらに、切削刃23が下動されて図6に示すように切削対象物Sの下面まで到達すると、その時点で切削刃23の下動が停止され、所定の厚みtの1枚の切削片SRが形成され、続いて図7に示すように、切削刃23が支持手段24ごと上方に移動されて切断開始の位置に戻されるとともに、次の切削片SRを切削形成するために、テーブル32aが切削片SRの厚みtに相当する距離tだけ矢印Y方向と反対方向(図7中の太線矢印方向)に移動されて切削対象物Sが載置台3の載置面31上を距離tだけ移動される。その後、上記した動作が繰り返されて、所定の厚みtの切削片SRが繰り返し形成される。
このとき、比較のために、種類の異なる複数の切削対象物S(サンプルA〜E)について、ガイド体14の摺動面14aの摩擦係数を0.4以下に設定して切削片SRを形成した場合、摺動面14aの摩擦係数を0.4より大きく設定して切削片SRを形成した場合における切削片の厚みの均一性を調べたところ、図8に示すように、摺動面14aの摩擦係数が0.4以下であると、摩擦係数が0.4よりも大きい場合に比べて、切削片SRの厚みのばらつきが2%よりも小さくほぼ均一になり、外観も良好で実用上問題ないことが分かる。
また、ガイド体14の摺動面14aの上端と切削刃23の刃先23aからの距離d(図3参照)を変えたときの、切削片SRの厚みのばらつきについても検証した。検証条件として、高さ40mmの切削対象物Sを切削して目標厚み200μmの切削片SRを作成するものとし、距離dを0mm,10mm,20mm,30mm,40mm、さらにガイド体なしの場合について切削片SRの厚みのばらつきを測定した結果、図9に示すようになった。
図9は、各距離で切削片SRを所定数ずつ作成し、各切削片SRの厚みの目標厚み(200μm)に対する偏差の平均値を表わしており、距離d=0mmで3μm、距離d=10mm,20mm,30mmでいずれも2μmになる一方、距離dが40mmつまり切削対象物Sの最下端の場合およびガイド体なしの場合には、厚みの偏差の平均がそれぞれ7μm,8μmと大きくなった。これは、距離dが40mmの場合には、ガイド体14の摺動面14aの上端が切削対象物Sの最下端にあって接触していないに等しいので、ガイド体14による押え効果を発揮できない状態にあり、その結果ガイド体なしの場合と同様、切削片SRの厚みのばらつきが大きくなったものと考えられる。よって、ガイド体14の摺動面14aが切削対象物Sの端面Seに接触して押えることができる状態にガイド体14を配置すればよいことが分かる。
したがって、上記した実施形態によれば、切削刃23の下動に連動して、ガイド体14の摩擦係数0.4以下の摺動面14aが切削刃23の下動に伴う切削対象物Sの端面Seの圧縮変形を抑えながら該端面Seを摺動するため、共振器21を介して切削刃23に超音波振動を印加しながら切削対象物Sが切削されることによって、切削対象物Sを均一な厚みに切削することができ、数10〜数100μmの薄い切削片SRであっても高精度に形成することができる。
しかも、ガイド体14の摺動面14aを摩擦係数0.4以下に設定することにより、切削対象物Sが可撓性を有する材質であっても、ガイド体14の摺動面14aが摩擦力によって切削対象物Sの端面Seに引っ掛かって摺動できなくなるのを未然に防止することができ、ガイド体14の摺動面14aが切削対象物Sの端面Seを円滑に摺動することができ、切削片SRをより一層の高精度の厚みに形成することができる。
また、ガイド体14の摺動面14aの上端を、切削刃23の刃先23aを含む水平面より下方に位置させることにより、支持手段24ごと切削刃23が下動するのに伴い、切削刃23が切削対象物Sを押圧し始めたときには、ガイド体14の摺動面14aが既に切削対象物Sの端面Seに当接しているため、切削刃23の下動により切削対象物Sが圧縮されても、ガイド体14によって切削対象物Sの端面Seを押えて切削対象物Sの端面Seの圧縮変形を確実に抑制することができる。このとき、切削対象物Sが圧縮される際に、切削対象物Sの種類によって圧縮変形する位置や変形量が異なっても、距離d(図3参照)を適宜可変設定することにより、ガイド体14によって切削対象物Sの端面Seを押えて切削対象物Sの端面Seの圧縮変形を確実に抑えることができる。
また、ガイド体14の切削対象物Sの端面Seに対峙する側の摺動面14aよりも上部に傾斜面が14bを形成したため、ガイド体14の摺動面14aよりも上部の傾斜面14bに沿って、切削されて形成される切削片SRを、傾斜面14bによりガイドして切削対象物Sから逃がすことができるため、形成される切削片SRが切削の邪魔になるのを未然に防止して円滑な切削を行うことができる。
また、受け部14dを設けたため、形成された切削片SRを受け部14dにより受け止めることができ、切削片SRの破損を防止できる。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。
例えば、上記した実施形態では、ガイド体14の摺動面14aを、摩擦係数0.4以下に設定した例について説明したが、ガイド体14の摺動面14aの表面粗さRa(中心線平均粗さ)を25a以下の密状態に加工するようにしてもよい。
このように、ガイド体14の摺動面14aの表面粗さRaを25a以下とした場合も、表面粗さRaが25aよりも大きい場合に比べて、切削片SRの厚みがほぼ均一になり外観も良好で実用上問題ないことが分かった。
さらに、ガイド体14の摺動面14aおよび載置台3の載置面31を摩擦係数0.4以下でかつ表面粗さRaを25a以下に設定してもよいのは勿論である。
また、上記した実施形態では、ガイド体14の摺動面14aの上端を、切削刃23の刃先23aを含む水平面より下方に位置させる場合について説明したが、傾斜面14b,14cを形成せずにガイド体14の一側面全体を摺動面としてもよく、さらにガイド体14の一側面全体を摺動面の上端、つまりガイド体14の上面を切削刃23の刃先23aを含む水平面と同じ面内あるいは該水平面よりも下方に位置するようにガイド体14を配置してもよい。
また、例えば共振器の形状等の構成は上記した例に限定されるものではなく、切断刃の押切方向に平行な振動を切断刃に印加することができれば、共振器をどのように構成してもよい。例えば、側面視形状が末広がり状を有するように共振器が構成されていてもよいし、一般的な直方体状に共振器が構成されていてもよい。また、共振器が一体的な一つの部材により形成されていてもよいし、3個以上の部材が連結されることにより共振器が形成されていてもよい。
また、切削刃23の共振器21への取付方法については上記した例に限定されるものではなく、例えば、共振器21の他方端面に矢印X方向に平行に嵌合構が形成され、切削刃23が刃先23aと反対側の他端側から嵌合構に嵌入され接着されることにより、切削刃23が共振器21に取り付けられていてもよい。
また、上記した実施形態では、切削対象物Sをシリコーンとした場合について説明したが、切削対象物はこれに限定されるものではなく、軟質樹脂その他の可撓性を有する樹脂、エラストマー,軟質ゴムであってもよく、好ましくはガラス転移温度が常温よりも低い材質のものを切削対象物とし、得られた切削片が電子部品の放熱用の熱伝性シート等として利用されるものであるとよい。
また、ガイド体14の摺動面14aの上側にのみ傾斜面14bを有する構成であってもよく、下側の傾斜面14cは特に必要ではない。ただし、傾斜面14b,14cをガイド体14の中心を通る水平面に対照な位置に形成しておけば、どちらの傾斜面14b,14cを上に配置してもよく、上側の傾斜面に不具合が生じたときに下側の傾斜面を上側に配置すればよく、ガイド体14の取り付け作業が簡便になる。
また、矢印Z軸方向への駆動機構4の構成、その他の装置構成は、上記した実施形態の構成に限られるものではなく、要するに、切削刃23を共振器21ごと矢印Z方向に往復移動に移動させることができ、切削対象物Sを矢印Y方向に送り移動させることができる構成であればよい。
そして、本発明は、切削刃に超音波振動を印加して切削対象物を所定の厚みに切削する装置すべてに適用することができる。
1 …切削装置
3 …載置台(保持手段)
6 …制御装置(制御手段)
14 …ガイド体
14a…摺動面
14b…傾斜面
15 …調整手段
21 …共振器(超音波振動手段)
22 …振動子(超音波振動手段)
23 …切削刃
23a…刃先
24 …支持手段
31 …載置面
32 …送り機構(移動手段)
S …切削対象物
Se …端面
SR …切削片
t …厚み

Claims (4)

  1. 可撓性を有する切削対象物を所定の厚みに切削して切削片を加工形成する切削装置において、
    振動子により発生する超音波振動に共振する共振器を備える超音波振動手段と、
    前記超音波振動手段を振動方向である上下方向に移動自在に支持するとともに、前記超音波振動手段の上下方向軸周りの支持角度を調整可能に支持する支持手段と、
    前記超音波振動手段の前記共振器に取り付けられ前記共振器を介して超音波振動が印加される切削刃と、
    前記切削対象物を前記切削刃の下方位置で保持する保持手段と、
    前記支持手段に取り付けられ、前記切削対象物の端面に対峙する側に摺動面を有し、前記支持手段による前記超音波振動手段の上下動に連動して前記摺動面が前記切削対象物の端面を摺動するガイド体と、
    前記切削刃による前記切削対象物の切削の度に前記切削対象物を保持手段ごと前記ガイド体に向かう方向に送り移動させる移動手段と、
    前記超音波振動手段、前記支持手段および前記移動手段を制御する制御手段と、
    前記ガイド体を前記切削対象物に向かう方向に移動させて前記切削刃の上下移動面と前記ガイド体の前記摺動面との間の距離により設定される前記切削片の厚みを調整する調整手段と
    を備え、
    前記ガイド体の少なくとも前記摺動面が、摩擦係数0.4以下に設定され、
    前記摺動面の上端は、前記切削刃の刃先を含む水平面と同じか該水平面より下方に位置し、
    前記ガイド体の前記切削対象物の端面に対峙する側の前記摺動面よりも上部には、上に行くほど前記切削刃から離れるように平面または曲面状に傾斜した傾斜面が形成されており、
    前記超音波振動手段の下動による前記切削刃の下動の際に、前記共振器を介して前記切削刃に超音波振動を印加しながら前記切削対象物を切削しつつ、前記摺動面の摺動により前記切削刃の下動に伴う前記切削対象物の前記端面側の圧縮変形を抑えることを特徴とする切削装置。
  2. 前記摺動面は、前記ガイド体に摩擦係数0.4以下のコーティング材をコーティングして形成されていることを特徴とする請求項1に記載の切削装置。
  3. 前記ガイド体の全部または前記摺動面を含む一部が、摩擦係数0.4以下の材質により形成されていることを特徴とする請求項1に記載の切削装置。
  4. 前記切削対象物は、可撓性を有するシリコーン、軟質樹脂、軟質ゴムのいずれかであることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の切削装置。
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