JP6518949B2 - 溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法および溶融亜鉛めっき鋼板 - Google Patents

溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法および溶融亜鉛めっき鋼板 Download PDF

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Description

本発明は、Mnを含有する溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法および溶融亜鉛めっき鋼板に関する。さらに、不めっきのない美麗な表面外観を有する高強度の溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法および溶融亜鉛めっき鋼板に関する。
なお、本発明において溶融亜鉛めっき鋼板は、溶融亜鉛めっき鋼板のみならず合金化溶融亜鉛めっき鋼板をも含み、これらを区別して説明する必要がある場合は書き分ける。
近年、自動車、家電、建材等の分野で、防錆性に優れる溶融亜鉛めっき鋼板が使用されている。特に、自動車分野に関しては車体軽量化を目的として、高強度の溶融亜鉛めっき鋼板の使用量が増加している。
一般的に、溶融亜鉛めっき鋼板は以下の方法にて製造される。まず、鋼素材であるスラブを熱間圧延し、その後冷間圧延したあるいはさらに熱処理した薄鋼板とする。その後鋼板表面を前処理工程にて脱脂及び/または酸洗して洗浄するか、あるいは前処理工程を省略した場合は予熱炉内で鋼板表面の油分を燃焼除去した後、非酸化性雰囲気中あるいは還元性雰囲気中で鋼板を加熱することで再結晶焼鈍を行う。その後、非酸化性雰囲気中あるいは還元性雰囲気中で鋼板をめっきに適した温度まで冷却して、亜鉛浴に浸漬させめっきする。
一方、鋼板の高強度化には、Si、Mn、Al等の固溶強化元素の添加が行われる。中でもMnはオーステナイト相を安定化し、オーステナイト相の量を増加させる効果を有する。残留オーステナイト相は変態誘起塑性を起こすことが可能である為、伸びが飛躍的に向上する。
しかし、多量にMnを含有する高強度鋼板を母材とする溶融亜鉛めっき鋼板を製造する場合、以下の問題がある。
前述のように溶融亜鉛めっき鋼板は非酸化性雰囲気中あるいは還元雰囲気中で加熱焼鈍を行った後に、溶融亜鉛めっき処理を行う。しかし、鋼板中のMnは易酸化性元素であるため、焼鈍炉内で雰囲気中の微量酸素や水蒸気と反応し、鋼板表面に酸化物を形成する。これらの表面酸化物は鋼板の溶融亜鉛めっき浴に対する濡れ性を低下させ不めっきの発生、およびめっき密着性の劣化が生じるため、鋼板中Mn濃度の増加に伴い、めっき表面の表面外観は劣化する。
このような問題に対して、特許文献1および2では、焼鈍炉内の水蒸気濃度を規定し、露点を上げることで、Mnを地鉄内で酸化させ外部酸化を抑制してめっき外観を改善する技術が開示されている。
また、特許文献3には焼鈍前鋼板表面にFe系酸化物を付着させた後に、焼鈍炉内で鋼板最高温度を600〜750℃とすることでめっき外観を改善する技術が開示されている。
特許第4464720号公報 特許第4718782号公報 特開2014−15676号公報
しかしながら、特許文献1〜3の技術では、鋼板のめっき外観不良について、さらに改善する余地があった。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであって、Mnを多量に含有する鋼板を母材とし、めっき外観およびめっき密着性に優れた高強度の溶融亜鉛めっき鋼板およびその製造方法を提供することを目的とする。
発明者らは、Mn、Si、Alといった元素の表面選択酸化物以外にめっき外観および密着性を低下させている原因を誠意検討した。その結果、高強度化に有効な焼き入れ促進効果を有するBの表面析出がめっき外観およびめっき密着性に悪影響することを見出した。
詳細分析によりBの表面析出物がBN(以下、ボロンナイトライドとも称する)であること、また、ボロンナイトライドは鋼板温度750℃以上かつ雰囲気露点が−40℃以下で析出することを明らかにした。さらに、本発明者らはBN表面析出の抑制には、焼鈍炉内の雰囲気中のN濃度を50vol%以下に制御することが有効であることを明らかにした。即ち、Bおよび多量のMnを含有し高強度化しながら、優れためっき外観およびめっき密着性を実現可能である。
本発明は上記知見に基づきさらに検討を重ねて完成したものであり、その要旨は以下のとおりである。
[1]連続式溶融亜鉛めっき設備において鋼板に焼鈍および溶融亜鉛めっき処理を施す工程を含む、引張強度が590MPa以上の溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法であって、
前記鋼板は、質量%で、C:0.03〜0.35%、Si:0.01〜1.50%、Mn:1.0〜22.0%、Al:0.01〜1.00%、P:0.100%以下、S:0.010%以下、B:0.0001〜0.0050%含有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなる成分組成を有し、
前記焼鈍処理は、焼鈍炉内の鋼板最高到達温度が750〜1000℃、鋼板温度が750〜1000℃の温度域における鋼板通過時間は20〜600sであり、焼鈍炉内の雰囲気がN:50vol%以下、H:4vol%以上、残部がHOおよび不可避不純物から構成され、雰囲気の露点が−80〜−40℃であり、
前記溶融亜鉛めっき処理により、鋼板の表面に、20〜120g/mの亜鉛めっき層を片面もしくは両面に備えさせる、溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法。
[2]前記焼鈍炉内の雰囲気がN:50vol%以下、H:4vol%以上、残部がHO、第18族に属する不活性ガスおよび不可避不純物から構成される、[1]に記載の溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法。
[3]鋼板温度がA〜1000℃の温度域において、焼鈍炉内の雰囲気がN:50vol%以下、H:4〜25vol%、残部がHO、第18族に属する不活性ガスおよび不可避不純物から構成される、[1]または[2]に記載の溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法。但し、前記A=750〜900℃である。
[4]前記鋼板は、成分組成として、さらに、質量%で、Nb:0.005〜0.050%、Ti:0.005〜0.080%、Cr:0.001〜1.000%、Mo:0.05〜1.00%、Cu:0.05〜1.00%、Ni:0.05〜1.00%、Sb:0.001〜0.20%の中から選ばれる1種以上の元素を含有する、[1]〜[3]のいずれかに記載の溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法。
[5]溶融亜鉛めっき処理後、さらに、450℃以上600℃以下の温度に鋼板を加熱して合金化処理を施し、めっき層のFe含有量を8〜14質量%の範囲にする、[1]〜[4]のいずれかに記載の溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法。
[6]作製された溶融亜鉛めっき鋼板において、
GDSで測定した際の地鉄鋼板表面からの深さが0〜2.0μmの領域におけるB強度の最大値をIBmax、母材B強度をIBbulk、地鉄鋼板中B濃度をCB(質量ppm)とした時、IBmax×CB/IBbulkの値が40以下であり、かつ
GDSで測定した地鉄鋼板表面からの深さが0〜2.0μmの領域において、Mn強度が母材Mn強度(IMn)の95%以下である領域を有しない、もしくは有するが深さ方向の厚みが0.5μm以下である、[1]〜[5]のいずれかに記載の溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法。但し母材B、Mn強度とは地鉄鋼板表面からの深さが4.0〜4.5μmの間でのB、Mn強度の平均値とする。
[7]質量%で、C:0.03〜0.35%、Si:0.01〜1.50%、Mn:1.0〜22.0%、Al:0.01〜1.00%、P:0.100%以下、S:0.010%以下、B:0.0001〜0.0050%含有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなる成分組成を有し、
鋼板の表面に、20〜120g/mの亜鉛めっき層を片面もしくは両面に備え、
引張強度が590MPa以上であり、
GDSで測定した際の地鉄鋼板表面からの深さが0〜2.0μmの領域におけるB強度の最大値をIBmax、母材B強度をIBbulk、地鉄鋼板中B濃度をCB(質量ppm)とした時、IBmax×CB/IBbulkの値が40以下であり、かつ
GDSで測定した地鉄鋼板表面からの深さが0〜2.0μmの領域において、Mn強度が母材Mn強度(IMn)の95%以下である領域を有しない、もしくは有するが深さ方向の厚みが0.5μm以下である、溶融亜鉛めっき鋼板。但し母材B、Mn強度とは地鉄鋼板表面からの深さが4.0〜4.5μmの間でのB、Mn強度の平均値とする。
[8]成分組成として、さらに、質量%で、Nb:0.005〜0.050%、Ti:0.005〜0.080%、Cr:0.001〜1.000%、Mo:0.05〜1.00%、Cu:0.05〜1.00%、Ni:0.05〜1.00%、Sb:0.001〜0.20%の中から選ばれる1種以上の元素を含有する、[7]に記載の溶融亜鉛めっき鋼板。
なお、本発明においてめっき外観に優れるとは、不めっきや合金化ムラが認められない外観を有することをいう。本発明において高強度とは、引張強度(以下、TSとも称する):590MPa以上を意味し、好ましくはTS:1180MPa以上である。TSの上限は1530MPaが好ましい。本発明において、TSは以下の方法により求める。即ち、溶融亜鉛めっき鋼板からJIS 5号試験片を採取し、JIS Z 2241に規定の方法に準拠し測定する。
本発明によれば、Mnを多量に含有した鋼板を母材とし、めっき外観およびめっき密着性に優れた溶融亜鉛めっき鋼板が得られる。さらに合金化溶融亜鉛めっき鋼板では合金化ムラを抑制できる。
また、溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法においては、Bの焼入れ促進効果を利用でき、よって鋼板を高強度化できる。
以下に、本発明の実施形態を説明する。なお、成分元素の含有量を表す「%」は、特に断らない限り「質量%」を意味する。
本発明では、地鉄鋼板の成分組成の他、焼鈍条件・雰囲気を制御し、鋼板表層での易酸化性元素の表面選択酸化物について生成抑制または/および還元し、かつ、雰囲気中のN濃度を抑制することでBNの表面析出を抑制し、めっき外観およびめっき密着性を向上する点が重要である。それによりめっき外観およびめっき密着性に優れる溶融亜鉛めっき鋼板を提供する。さらに、Bの焼入れ促進効果を利用し、高強度の溶融亜鉛めっき鋼板を提供する。
このような効果は、連続式溶融亜鉛めっき設備において焼鈍および溶融亜鉛めっき処理を施すに際し、焼鈍炉内の鋼板最高到達温度は750〜1000℃、鋼板温度が750〜1000℃の温度域における鋼板通過時間は20〜600sであり、焼鈍炉内の雰囲気がN:50vol%以下、H:4vol%以上、残部がHO(さらに第18族に属する不活性ガスを含んでよい)および不可避不純物から構成され、雰囲気の露点が−80〜−40℃となるように制御することで得られる。このように制御することにより、表面選択酸化およびBN表面析出を抑制し、めっき外観およびめっき密着性に優れる高強度の溶融亜鉛めっき鋼板が得られる。以下、さらに詳しく説明する。
焼鈍炉内の鋼板最高到達温度:750〜1000℃
焼鈍炉内の鋼板最高到達温度が750℃を下回る場合、易酸化性元素の表面選択酸化を抑制できない。また、焼鈍炉内の鋼板最高到達温度が1000℃を上回る場合、炉内ロールの劣化が懸念される。以上より、焼鈍炉内の鋼板最高到達温度は750℃以上1000℃以下とした。
鋼板温度が750〜1000℃の温度域における鋼板通過時間:20〜600s(本発明において、秒をsと表記する場合がある。)
該鋼板通過時間が20s未満である場合、易酸化性元素の表面選択酸化を抑制できない。また、該鋼板通過時間が600s超では、優れためっき外観が得られず、また、生産性が損なわれる。以上より、鋼板温度が750〜1000℃の温度域における鋼板通過時間は20〜600sとした。
次に、焼鈍炉内の雰囲気について説明する。本発明では、焼鈍炉内の雰囲気はN:50vol%以下、H:4vol%以上、残部がHO(さらに第18族に属する不活性ガスを含んでよい)および不可避不純物から構成される。めっき外観の向上の観点から、残部ガスとして周期表第18族に属する元素を使用することができる。周期表第18族に属する元素として、例えば、He、Ar等がある。
焼鈍炉内の雰囲気のN濃度:50vol%以下
該N濃度が50vol%をこえるとBNの析出を抑制できずめっき外観および/またはめっき密着性が劣化する。また、めっき層の合金化ムラを引き起こすこともある。よって、該N濃度は50vol%以下とする。該N濃度は好ましくは25vol%以下である。本発明において、焼鈍炉内の雰囲気のN濃度は0としてもよい。
焼鈍炉内の雰囲気のH濃度:4vol%以上
本発明において該H濃度が4vol%未満では易酸化性元素の表面濃化抑制効果が不十分となる。よって、該H濃度は4vol%以上とし、10vol%以上が好ましい。一方、該H濃度が50vol%を超えると易酸化性元素の表面選択酸化抑制効果は飽和し、コスト的に不利となる。以上より、焼鈍炉内雰囲気のH濃度は50vol%以下が好ましい。
焼鈍炉内の雰囲気の露点:−80〜−40℃
該露点が−40℃を超えると易酸化性元素の表面選択酸化を抑制できない。よって、該露点は−40℃以下とする。該露点は好ましくは−45℃以下である。また、該露点が−80℃未満では、表面選択酸化抑制効果は飽和し、コスト的に不利となる。よって、焼鈍炉内の雰囲気の露点は−80℃以上とする。
鋼板温度がA〜1000℃の温度域における焼鈍炉内の雰囲気および露点。なお、A=750〜900℃である。(好適条件)
上記の表面選択酸化抑制およびBN析出は鋼板温度が高温ほど活性に進行し、750℃未満において影響は小さい。このため、鋼板温度がA〜1000℃の温度域において焼鈍炉内の雰囲気がN:50vol%以下、H:4〜25vol%、残部がHO、第18族に属する不活性ガスおよび不可避不純物から構成され、雰囲気の露点が−80〜−40℃となるように制御することで、焼鈍炉内全体の雰囲気を制御した場合と同様の効果が得られる。上記Aは鋼板温度(℃)の下限側の値であり、750〜900℃であることが好ましく、800〜850℃であることがより好ましい。
次に、本発明の対象とする溶融亜鉛めっき鋼板の鋼成分組成の限定理由について説明する。
C:0.03〜0.35%
Cは鋼板の強度を高める効果を有する。そのためには、C量が0.03%以上必要である。C量は、好ましくは0.14%以上である。一方で、C量が0.35%を超えると溶接性が劣化する。したがって、C量は0.35%以下とする。C量は好ましくは0.25%以下である。
Si:0.01〜1.50%
Siは鋼を強化し、鋼の延性を増加するのに有効な元素ではあり、そのためにはSi量0.01%以上が必要である。Si量は0.05%以上が好ましく、0.30%以上がより好ましい。一方で、Si量が1.50%を超えると、Siが鋼板表面に酸化物を形成し、めっき外観及び/またはめっき密着性が劣化する。したがって、Si量は1.50%以下とする。Si量は、1.20%以下が好ましく、0.90%以下がより好ましい。
Mn:1.0〜22.0%
Mnはオーステナイト相を安定化させ、鋼の強度・延性を大きく向上させる元素である。本発明において、TSを590MPa以上とするためにはMn量1.0%以上が必要である。TSを1180MPa以上とする観点から、Mn量3.6%以上が好ましい。一方で、Mn量が22.0%を超えると本発明でもめっき外観、および/または合金化ムラの改善が認められない。したがって、Mn量は22.0%以下とする。Mn量は好ましくは10.0%以下である。
Al:0.01〜1.00%
Alは溶鋼の脱酸を目的に添加されるが、その含有量が0.01%未満の場合、その目的が達成されない。よって、Al量は0.01%以上とする。Al量は、好ましくは0.30%以上とする。一方、Al量が1.00%を超えると、Alが鋼板表面に酸化物を形成し、めっき外観が劣化する。したがって、Al量は1.00%以下とする。Al量は、好ましくは0.70%以下とする。
P≦0.100%
Pは不可避的に含有される元素のひとつであり、0.005%未満にする為には、コストの増大が懸念される為、P量は0.005%以上が好ましい。一方、Pの増加に伴いスラブ製造性が劣化する。さらに、Pの過剰な添加は合金化反応を抑制し、めっきムラを引き起こす。それらを抑制する為には、P量を0.100%以下とすることが必要であり、好ましくはP量は0.050%以下である。
S:0.010%以下
Sは製鋼過程で不可避的に含有される元素である。しかしながら、多量に含有すると溶接性が劣化する。そのため、Sは0.010%以下とする。
B:0.0001〜0.0050%
Bは0.0001%未満では焼き入れ促進効果が得られにくい。よって、B量は0.0001%以上とする。B量は、好ましくは0.0025%以上である。一方、B量0.0050%超えではBNの生成抑制ができず、めっき外観やめっき密着性が劣化する。よって、B量は0.0050%以下とする。
なお、強度と延性のバランス等を制御するため、Nb:0.005〜0.050%、Ti:0.005〜0.080%、Cr:0.001〜1.000%、Mo:0.05〜1.00%、Cu:0.05〜1.00%、Ni:0.05〜1.00%、Sb:0.001〜0.20%の中から選ばれる1種以上の元素を必要に応じて含有してもよい。これらの元素を含有する場合における適正含有量の限定理由は以下の通りである。
Nb:0.005〜0.050%
Nbは0.005%未満では強度調整の効果が得られにくい。一方、Nb量0.050%超えではコストアップを招く。よって、含有する場合、Nb量は0.005%以上0.050%以下が好ましい。
Ti:0.005〜0.080%
Tiは0.005%未満では強度調整の効果が得られにくい。一方、Ti量0.080%超えでは化成処理性の劣化を招くおそれがある。よって、含有する場合、Ti量は0.005%以上0.080%以下が好ましい。
Cr:0.001〜1.000%
Crは0.001%未満では焼き入れ性効果が得られにくい。一方、Cr量1.000%超えではCrが表面濃化するため、溶接性が劣化するおそれがある。よって、含有する場合、Cr量は0.001%以上1.000%以下が好ましい。
Mo:0.05〜1.00%
Moは0.05%未満では強度調整の効果が得られにくい。一方、Mo量1.00%超えではコストアップを招く。よって、含有する場合、Mo量は0.05%以上1.00%以下が好ましい。
Cu:0.05〜1.00%
Cuは0.05%未満では残留γ相形成促進効果が得られにくい。一方、Cu量1.00%超えではコストアップを招く。よって、含有する場合、Cu量は0.05%以上1.00%以下が好ましい。
Ni:0.05〜1.00%
Niは0.05%未満では残留γ相形成促進効果が得られにくい。一方、Ni量1.00%超えではコストアップを招く。よって、含有する場合、Ni量は0.05%以上1.00%以下が好ましい。
Sb:0.001〜0.20%
Sbは鋼板表面の窒化、酸化、あるいは酸化により生じる鋼板表面の数十ミクロン領域の脱炭を抑制する観点から含有することができる。窒化や酸化を抑制することで鋼板表面においてマルテンサイトの生成量が減少するのを防止し、疲労特性や表面品質が改善する。これらの効果を得る観点から、Sb量は0.001%以上が好ましい。一方、0.20%を超えると靭性が劣化するおそれがある。よって、含有する場合、Sb量は0.001%以上0.20%以下が好ましい。
上記以外の残部はFe及び不可避的不純物である。
次に、上述した焼鈍条件・雰囲気以外の構成について、本発明の溶融亜鉛めっき鋼板の製造条件について詳しく説明する。
通常、上記成分組成を有する鋼を熱間圧延した後、冷間圧延し鋼板とし、次いで、連続式溶融亜鉛めっき設備において上述の条件により焼鈍、および後述の溶融亜鉛めっき処理を行う。
熱間圧延
通常、行われる条件にて行うことができる。
酸洗
熱間圧延後は酸洗処理を行うのが好ましい。酸洗工程で表面に生成した黒皮スケールを除去し、しかる後冷間圧延する。なお、酸洗条件は特に限定しない。
冷間圧延
圧下率は適宜選択すればよいが、40%以上80%以下の圧下率で冷間圧延を行うことが好ましい。圧下率が40%未満では再結晶温度が低温化するため、機械特性が劣化しやすい。一方、圧下率が80%超えでは高強度鋼板であるため、圧延コストがアップするだけでなく、焼鈍時の表面濃化が増加するため、めっき特性が劣化するおそれがある。
冷間圧延した鋼板に対して、焼鈍した後溶融亜鉛めっき処理を施す。連続式溶融亜鉛めっき設備はCGLとも呼ばれ、この設備を適宜使用可能である。
焼鈍炉では、前段の加熱帯で鋼板を所定温度まで加熱する加熱工程を行い、後段の均熱帯で所定温度の鋼板を所定時間保持する均熱工程を行う。そして、上述したとおり、焼鈍炉内の鋼板最高到達温度は750〜1000℃、鋼板温度が750〜1000℃の温度域における鋼板通過時間は20〜600sであり、焼鈍炉内の雰囲気がN:50vol%以下、H:4vol%以上、残部がHO(さらに第18族に属する不活性ガスを含んでよい)および不可避不純物から構成され、雰囲気の露点が−80〜−40℃となるように制御する。溶融亜鉛めっき処理は、常法で行うことができる。
次いで、必要に応じて合金化処理を行う。
溶融亜鉛めっき処理に引き続き合金化処理を行うときは、溶融亜めっき処理したのち、450℃以上600℃以下に鋼板を加熱して合金化処理を施し、めっき層のFe含有量が8〜14質量%になるよう行うのが好ましい。めっき層のFe含有量が8質量%未満では合金化ムラ発生やフレーキング性が劣化するおそれがある。一方、めっき層のFe含有量が14質量%超えは耐めっき剥離性が劣化するおそれがある。
以上により、本発明の高強度の溶融亜鉛めっき鋼板が得られる。本発明の高強度の溶融亜鉛めっき鋼板は、鋼板の表面に、片面あたりのめっき付着量が20〜120g/mの亜鉛めっき層を有する。鋼板の片面に亜鉛めっき層を備えてもよく、鋼板の両面に亜鉛めっき層を備えても良い。片面あたりのめっき付着量が20g/m未満では耐食性の確保が困難になる。一方、片面あたりのめっき付着量が120g/mを超えるとめっき密着性が劣化する。
めっき密着性の改善には、BN表面析出を抑制し、さらに鋼板における深さ方向のMn濃度分布をできるだけ均一にし、局所的な歪導入を回避すればよい。このような効果は、GDSで測定した際の地鉄鋼板表面からの深さが0〜2.0μmの領域におけるB強度の最大値をIBmax、母材B強度をIBbulk、鋼板中B濃度をCB(質量ppm)とした時、IBmax×CB/IBbulk(計算結果の単位は質量ppm)が40以下であり、かつ、GDSで測定した地鉄鋼板表面からの深さが0〜2.0μmの領域において、Mn強度が鋼板母材のMn強度(IMn)の95%以下の領域を有しないもしくは有するが深さ方向の厚みが0.5μm以下とすることで得られる。但し母材B、Mn強度とは鋼板最表層からの深さが4.0〜4.5μmの間でのB、Mn強度の平均値とする。GDS測定は後述の実施例に記載の方法により可能である。
なお、上記IBmax×CB/IBbulkやMnの濃度分布は、本発明の製造方法を実施することにより達成可能である。
以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説明するが、本発明は本実施例に限定されるものではない。
表1に示す鋼成分組成(残部はFeおよび不可避的不純物)のスラブを加熱炉にて1260℃で60分間加熱し、引き続き2.8mmまで熱間圧延を施し、540℃で巻き取った。次いで、酸洗で黒皮スケールを除去して、1.6mmまで冷間圧延し、冷延鋼板を得た。
次いで、上記で得た冷延鋼板を、RTF−冷却帯を備える連続式溶融亜鉛めっき設備を用いて、冷延鋼板に対して、表2に示す条件にて焼鈍した後溶融亜鉛めっき処理を施した。焼鈍炉では、前段の加熱帯で鋼板を所定温度まで加熱する加熱工程を行い、後段の均熱帯で所定温度に所定時間保持する均熱工程を行った。なお、焼鈍炉内の雰囲気のガス組成は、表2に示す成分以外に、極微量のHOおよび不可避不純物が含まれうる。
溶融亜鉛めっき浴は、浴温度を500℃、浴組成をAlが0.1質量%で残部がZnおよび不可避不純物となるように調整した。浸漬後ガスワイピングによりめっき付着量を片面あたり50g/mに調整し、鋼板両面に溶融亜鉛めっき層を形成した。また、一部合金化処理を実施した。合金化処理は、IHヒーターを用い鋼板を500℃に加熱し、30秒間保持して行った。また、合金化しためっき層におけるFe含有量は8〜14質量%の範囲内であった。
以上により得られた溶融亜鉛めっき鋼板(GIおよびGA)に対して、TS、不めっきの有無、合金化ムラの有無(GAの場合のみ)、めっき密着性、GDSによる表面近傍の元素強度を評価した。測定方法および評価基準を下記に示す。
<不めっきの有無(めっき外観)>
1mの範囲をランダムに5箇所観察し、目視で不めっきが認められない場合良好(記号○)、認められた場合不良(記号×)と判定した。
<合金化ムラの有無>
亜鉛めっきの付着部について、1mの面積を5箇所観察し、目視で合金化ムラが認められない場合良好(記号○)、認められた場合不良(記号×)と判定した。
<めっき密着性>
溶融亜鉛めっき鋼板(GI)の場合には、下記試験方法で試験をしたときにめっき層の剥離が無い場合○、剥離がある場合×とした。合金化溶融亜鉛めっき鋼板(GA)の場合には、下記測定方法で測定されるZnカウント数が7000未満である場合○、7000以上10000未満である場合△、10000を超える場合×とした。なお、○はより良好、△は良好とし、○および△を合格とした。
(溶融亜鉛めっき鋼板(GI)試験方法)
ボールインパクト試験を行い、加工部をテープ剥離し、めっき層の剥離有無を目視判定する。ボールインパクト試験は、ボール重量1000g、落下高さ100cmとする。
(合金化溶融亜鉛めっき鋼板(GA)測定方法)
120°曲げした加工部にセロハンテープ(登録商標)を押し付けて剥離物をセロハンテープ(登録商標)に移転させ、セロハンテープ(登録商標)上の剥離物質をZnカウント数として蛍光X線法で求める。なお、この時のマスク径は30mm、蛍光X線の加速電圧は50kV、加速電流は50mA、測定時間は20秒である。
<GDS測定>
インヒビタを0.2質量%添加した10vol%HCl水溶液でめっき層のみを溶解除去したサンプルをGDS測定に供した。GDS装置は理学電機工業(株)製System3580を用い、測定条件は以下の通りとした。
測定モード:直流モード
電極サイズ:φ4[mm]
Arガス流量:250[cc/min]
電流:20[mA]
測定ピーク強度の単位:B、Mnともにa.u.(任意単位)
地鉄鋼板表面からの深さが0〜2.0μmの領域におけるB強度の最大値をIBmax、母材B強度をIBbulk、鋼板中B濃度をCB(質量ppm)とした時、IBmax×CB/IBbulkの値は表2「GDS測定1」欄に記載した。40以下を良好とした。
地鉄鋼板表面からの深さが0〜2.0μmの領域において、Mn強度が母材Mn強度(IMn)の95%以下である領域(深さ、単位はμm)は表2「GDS測定2」欄に記載した。0.5μm以下を良好とした。
以上により得られた結果を製造条件と合わせて表2に示す。
Figure 0006518949
Figure 0006518949
表2から明らかなように、発明例の溶融亜鉛めっき鋼板は高強度であり、Mnを多量に含有する鋼板にも関わらずめっき外観、(合金化ムラ)、めっき密着性の評価に優れる。
一方、比較例では、めっき外観、合金化ムラ、または/およびめっき密着性の評価に劣る。
なお、比較例であるNo.45について、鋼板温度が750℃以上の温度域の露点を−80℃〜−40℃の範囲内としたところ、めっき外観およびめっき密着性が発明例レベルに改善された(GDS測定結果も改善された)。また、比較例であるNo.48は鋼板温度が750℃以上の温度域のNガス濃度を50vol%以下に減量(減量分はArガスで補填)したところ、めっき外観およびめっき密着性が発明例レベルに改善された(GDS測定結果も改善された)。
本発明の溶融亜鉛めっき鋼板は、めっき外観およびMn添加量が多いため強度に優れ、自動車の車体そのものを軽量化かつ高強度化するための表面処理鋼板として利用することができる。また、自動車以外にも、素材鋼板に防錆性を付与した表面処理鋼板として、家電、建材の分野等、広範な分野で適用できる。

Claims (8)

  1. 連続式溶融亜鉛めっき設備において鋼板に焼鈍および溶融亜鉛めっき処理を施す工程を含む、引張強度が590MPa以上の溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法であって、
    前記鋼板は、質量%で、C:0.03〜0.35%、Si:0.01〜1.50%、Mn:1.0〜22.0%、Al:0.01〜1.00%、P:0.100%以下、S:0.010%以下、B:0.0001〜0.0050%含有し、残部がFeおよび不可避的
    不純物からなる成分組成を有し、
    前記焼鈍処理は、焼鈍炉内の鋼板最高到達温度が750〜1000℃、鋼板温度が750〜1000℃の温度域における鋼板通過時間は20〜600sであり、焼鈍炉内の雰囲気がN:50vol%以下、H:4vol%以上、残部がHOおよび不可避不純物から構成され、雰囲気の露点が−80〜−40℃であり、
    前記溶融亜鉛めっき処理により、鋼板の表面に、片面あたり20〜120g/mの亜鉛めっき層を片面もしくは両面に備えさせる、溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法。
  2. 前記焼鈍炉内の雰囲気がN:50vol%以下、H:4vol%以上、残部がHO、第18族に属する不活性ガスおよび不可避不純物から構成される、請求項1に記載の溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法。
  3. 鋼板温度がA〜1000℃の温度域において、焼鈍炉内の雰囲気がN:50vol%以下、H:4〜25vol%、残部がHO、第18族に属する不活性ガスおよび不可避不純物から構成される、請求項1または2に記載の溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法。但し、前記A=750〜900℃である。
  4. 前記鋼板は、成分組成として、さらに、質量%で、Nb:0.005〜0.050%、Ti:0.005〜0.080%、Cr:0.001〜1.000%、Mo:0.05〜1.00%、Cu:0.05〜1.00%、Ni:0.05〜1.00%、Sb:0.001〜0.20%の中から選ばれる1種以上の元素を含有する、請求項1〜3のいずれかに記載の溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法。
  5. 溶融亜鉛めっき処理後、さらに、450℃以上600℃以下の温度に鋼板を加熱して合金化処理を施し、めっき層のFe含有量を8〜14質量%の範囲にする、請求項1〜4のいずれかに記載の溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法。
  6. 作製された溶融亜鉛めっき鋼板において、
    GDSで測定した際の地鉄鋼板表面からの深さが0〜2.0μmの領域におけるB強度の最大値をIBmax、母材B強度をIBbulk、地鉄鋼板中B濃度をCB(質量ppm)として、IBmax×CB/IBbulkの値が40以下であり、かつ
    GDSで測定した地鉄鋼板表面からの深さが0〜2.0μmの領域において、Mn強度が母材Mn強度(IMn)の95%以下である領域を有し深さ方向の厚みが0.5μm以下である、請求項1〜5のいずれかに記載の溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法。但し母材B、Mn強度とは地鉄鋼板表面からの深さが4.0〜4.5μmの間でのB、Mn強度の平均値とする。
  7. 質量%で、C:0.03〜0.35%、Si:0.01〜1.50%、Mn:1.0〜22.0%、Al:0.01〜1.00%、P:0.100%以下、S:0.010%以下、B:0.0001〜0.0050%含有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなる成分組成の地鉄鋼板の表面に、片面あたり20〜120g/mの亜鉛めっき層を片面もしくは両面に備え、
    引張強度が590MPa以上であり、
    GDSで測定した際の地鉄鋼板表面からの深さが0〜2.0μmの領域におけるB強度の最大値をIBmax、母材B強度をIBbulk、地鉄鋼板中B濃度をCB(質量ppm)として、IBmax×CB/IBbulkの値が40以下であり、かつ
    GDSで測定した地鉄鋼板表面からの深さが0〜2.0μmの領域において、Mn強度が母材Mn強度(IMn)の95%以下である領域を有し深さ方向の厚みが0.5μm以下である、溶融亜鉛めっき鋼板。但し母材B、Mn強度とは地鉄鋼板表面からの深さが4.0〜4.5μmの間でのB、Mn強度の平均値とする。
  8. 前記地鉄鋼板が、成分組成として、さらに、質量%で、Nb:0.005〜0.050%、Ti:0.005〜0.080%、Cr:0.001〜1.000%、Mo:0.05〜1.00%、Cu:0.05〜1.00%、Ni:0.05〜1.00%、Sb:0.001〜0.20%の中から選ばれる1種以上の元素を含有する、請求項7に記載の溶融亜鉛めっき鋼板。
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